JPH11209549A - ポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体、それを含む熱可塑性樹脂組成物およびその成形体 - Google Patents
ポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体、それを含む熱可塑性樹脂組成物およびその成形体Info
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- JPH11209549A JPH11209549A JP1925298A JP1925298A JPH11209549A JP H11209549 A JPH11209549 A JP H11209549A JP 1925298 A JP1925298 A JP 1925298A JP 1925298 A JP1925298 A JP 1925298A JP H11209549 A JPH11209549 A JP H11209549A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱可塑性樹脂の成形加工性の改良に有効であ
り、かつポリテトラフルオロエチレンの熱可塑性樹脂中
での分散性の良いポリテトラフルオロエチレン含有混合
粉体を提供すること。 【解決手段】 粒子径10μm以下のポリテトラフルオ
ロエチレン粒子(A)と、有機系重合体粒子(B)とか
らなるポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体であっ
て、しかも該混合粉体の動的粘弾性測定において、有機
系重合体粒子(B)の損失正接(tanδ)ピークが実
質的に2つ以上あることを特徴とするポリテトラフルオ
ロエチレン含有混合粉体、それを含む熱可塑性樹脂組成
物およびその成形体。
り、かつポリテトラフルオロエチレンの熱可塑性樹脂中
での分散性の良いポリテトラフルオロエチレン含有混合
粉体を提供すること。 【解決手段】 粒子径10μm以下のポリテトラフルオ
ロエチレン粒子(A)と、有機系重合体粒子(B)とか
らなるポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体であっ
て、しかも該混合粉体の動的粘弾性測定において、有機
系重合体粒子(B)の損失正接(tanδ)ピークが実
質的に2つ以上あることを特徴とするポリテトラフルオ
ロエチレン含有混合粉体、それを含む熱可塑性樹脂組成
物およびその成形体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂の成
形加工性を著しく改善するための分散性に優れたポリテ
トラフルオロエチレン含有混合粉体、それを含む熱可塑
性樹脂組成物およびそれから得られる成形体に関する。
形加工性を著しく改善するための分散性に優れたポリテ
トラフルオロエチレン含有混合粉体、それを含む熱可塑
性樹脂組成物およびそれから得られる成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)は、耐熱性、耐薬品性、電気的絶縁性に優れ、撥水
撥油性、非粘着性、自己潤滑性等の特異な表面特性を有
するため、コーティング剤に広く用いられている。ま
た、高結晶性で分子間力が小さいためわずかな応力で繊
維化する性質を有しており、熱可塑性樹脂に配合した場
合、成形加工性、機械的性質などが改良され、熱可塑性
樹脂用添加剤としても使用されている。
E)は、耐熱性、耐薬品性、電気的絶縁性に優れ、撥水
撥油性、非粘着性、自己潤滑性等の特異な表面特性を有
するため、コーティング剤に広く用いられている。ま
た、高結晶性で分子間力が小さいためわずかな応力で繊
維化する性質を有しており、熱可塑性樹脂に配合した場
合、成形加工性、機械的性質などが改良され、熱可塑性
樹脂用添加剤としても使用されている。
【0003】例えば、特開平5−214184号公報や
特開平6−306212号公報に、ポリテトラフルオロ
エチレンをポリオレフィンに配合してなる樹脂組成物が
開示されている。また、特開平7−324147号公報
には、ポリテトラフルオロエチレンと分散媒パウダーと
を高せん断下で混合しポリテトラフルオロエチレンをあ
らかじめ繊維化した後にポリオレフィンと混合するポリ
オレフィン系樹脂組成物の製法が開示されている。
特開平6−306212号公報に、ポリテトラフルオロ
エチレンをポリオレフィンに配合してなる樹脂組成物が
開示されている。また、特開平7−324147号公報
には、ポリテトラフルオロエチレンと分散媒パウダーと
を高せん断下で混合しポリテトラフルオロエチレンをあ
らかじめ繊維化した後にポリオレフィンと混合するポリ
オレフィン系樹脂組成物の製法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリテ
トラフルオロエチレンはハロゲン原子を含まない一般の
熱可塑性樹脂に対して分散性が不良であり、特開平5−
214184号公報や特開平6−306212号公報に
記載されるような単純ブレンドでは均一分散せず、得ら
れる成形体の表面外観が著しく低下するという欠点を有
している。
トラフルオロエチレンはハロゲン原子を含まない一般の
熱可塑性樹脂に対して分散性が不良であり、特開平5−
214184号公報や特開平6−306212号公報に
記載されるような単純ブレンドでは均一分散せず、得ら
れる成形体の表面外観が著しく低下するという欠点を有
している。
【0005】また、特開平7−324147号公報に記
載されるような方法によってもせん断力ですべてのポリ
テトラフルオロエチレンを繊維化するのは困難であり、
繊維化したポリテトラフルオロエチレンもマトリックス
樹脂中で凝集してしまい、均一な組成物は得られない。
載されるような方法によってもせん断力ですべてのポリ
テトラフルオロエチレンを繊維化するのは困難であり、
繊維化したポリテトラフルオロエチレンもマトリックス
樹脂中で凝集してしまい、均一な組成物は得られない。
【0006】すなわち、これらの方法ではいずれもポリ
テトラフルオロエチレンの熱可塑性樹脂中での分散性に
問題があり、上記の有用な性質を発現するためには多量
のポリテトラフルオロエチレンを必要とするという欠点
があった。
テトラフルオロエチレンの熱可塑性樹脂中での分散性に
問題があり、上記の有用な性質を発現するためには多量
のポリテトラフルオロエチレンを必要とするという欠点
があった。
【0007】本発明の目的は、熱可塑性樹脂の成形加工
性の改良に有効であり、かつポリテトラフルオロエチレ
ンの熱可塑性樹脂中での分散性の良いポリテトラフルオ
ロエチレン含有混合粉体を提供することにある。
性の改良に有効であり、かつポリテトラフルオロエチレ
ンの熱可塑性樹脂中での分散性の良いポリテトラフルオ
ロエチレン含有混合粉体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討を
進めた結果、粒子径10μm以下のポリテトラフルオロ
エチレン粒子(A)と、有機系重合体粒子(B)とから
なるポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体であっ
て、しかも該混合粉体の動的粘弾性測定において、有機
系重合体粒子(B)の損失正接(tanδ)ピークが実質的
に2つあることを特徴とするポリテトラフルオロエチレ
ン含有混合粉体は、該混合粉体を熱可塑性樹脂に添加す
ることにより、成形加工性が良好であり、かつ熱可塑性
樹脂中でのポリテトラフルオロエチレンの分散性に優れ
ることを見いだし、本発明に到達した。
進めた結果、粒子径10μm以下のポリテトラフルオロ
エチレン粒子(A)と、有機系重合体粒子(B)とから
なるポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体であっ
て、しかも該混合粉体の動的粘弾性測定において、有機
系重合体粒子(B)の損失正接(tanδ)ピークが実質的
に2つあることを特徴とするポリテトラフルオロエチレ
ン含有混合粉体は、該混合粉体を熱可塑性樹脂に添加す
ることにより、成形加工性が良好であり、かつ熱可塑性
樹脂中でのポリテトラフルオロエチレンの分散性に優れ
ることを見いだし、本発明に到達した。
【0009】すなわち本発明の要旨は、粒子径10μm
以下のポリテトラフルオロエチレン粒子(A)と、有機
系重合粒子(B)とからなるポリテトラフルオロエチレ
ン含有混合粉体であって、しかも該混合粉体の動的粘弾
性測定において、有機系重合粒子(B)の損失正接(tan
δ)ピークが実質的に2つあることを特徴とするポリテ
トラフルオロエチレン含有混合粉体、それを含む熱可塑
性樹脂組成物およびそれから得られる成形体にある。
以下のポリテトラフルオロエチレン粒子(A)と、有機
系重合粒子(B)とからなるポリテトラフルオロエチレ
ン含有混合粉体であって、しかも該混合粉体の動的粘弾
性測定において、有機系重合粒子(B)の損失正接(tan
δ)ピークが実質的に2つあることを特徴とするポリテ
トラフルオロエチレン含有混合粉体、それを含む熱可塑
性樹脂組成物およびそれから得られる成形体にある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に用いるポリテトラフルオ
ロエチレン(A)は粒子径が10μmを超える凝集体と
なっていないことが必要であり、粒子径0.05〜1.
0μmの粒子であることが好ましい。このようなポリテ
トラフルオロエチレン粒子は乳化剤等を含んだ水に分散
しているものであり、このポリテトラフルオロエチレン
粒子水性分散液は、含フッ素界面活性剤を用いる乳化重
合でテトラフルオロエチレンモノマーを重合させること
により得られる。
ロエチレン(A)は粒子径が10μmを超える凝集体と
なっていないことが必要であり、粒子径0.05〜1.
0μmの粒子であることが好ましい。このようなポリテ
トラフルオロエチレン粒子は乳化剤等を含んだ水に分散
しているものであり、このポリテトラフルオロエチレン
粒子水性分散液は、含フッ素界面活性剤を用いる乳化重
合でテトラフルオロエチレンモノマーを重合させること
により得られる。
【0011】ポリテトラフルオロエチレン粒子の乳化重
合の際、ポリテトラフルオロエチレンの特性を損なわな
い範囲で、共重合成分としてヘキサフルオロプロピレ
ン、クロロトリフルオロエチレン、フルオロアルキルエ
チレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル等の含フ
ッ素オレフィンや、パーフルオロアルキル(メタ)アク
リレート等の含フッ素アルキル(メタ)アクリレートを
用いることができる。共重合成分の含量は、ポリテトラ
フルオロエチレンに対して、10重量%以下であること
が好ましい。
合の際、ポリテトラフルオロエチレンの特性を損なわな
い範囲で、共重合成分としてヘキサフルオロプロピレ
ン、クロロトリフルオロエチレン、フルオロアルキルエ
チレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル等の含フ
ッ素オレフィンや、パーフルオロアルキル(メタ)アク
リレート等の含フッ素アルキル(メタ)アクリレートを
用いることができる。共重合成分の含量は、ポリテトラ
フルオロエチレンに対して、10重量%以下であること
が好ましい。
【0012】ポリテトラフルオロエチレン粒子分散液の
市販原料としては、旭ICIフロロポリマーズ社製のフ
ルオンAD−1、AD−936、CD−123、ダイキ
ン工業社製のポリフロンD−1、D−2、三井デュポン
フロロケミカル社製のテフロン30J等を代表例として
挙げることができる。
市販原料としては、旭ICIフロロポリマーズ社製のフ
ルオンAD−1、AD−936、CD−123、ダイキ
ン工業社製のポリフロンD−1、D−2、三井デュポン
フロロケミカル社製のテフロン30J等を代表例として
挙げることができる。
【0013】本発明で用いる有機系重合体粒子(B)
は、2種以上の重合体または共重合体から成ることが好
ましい。この重合体または共重合体は、乳化重合、特に
ラジカル法で乳化重合し得る単量体または単量体混合物
を重合することにより得られる。用いられる2種以上の
重合体または共重合体は、ポリテトラフルオロエチレン
含有混合粉体の貯蔵および取り扱い性の観点から比較的
ガラス転移温度が高いものと、熱可塑性樹脂(C)に配
合する際のポリテトラフルオロエチレンの分散性の観点
から熱可塑性樹脂(C)に親和性を有するものを含むこ
とが好ましく、さらにポリテトラフルオロエチレン含有
混合粉体の動的粘弾性測定により、有機系重合体粒子
(B)に損失正接(tanδ)ピークが実質的に2つ以
上なければならない。
は、2種以上の重合体または共重合体から成ることが好
ましい。この重合体または共重合体は、乳化重合、特に
ラジカル法で乳化重合し得る単量体または単量体混合物
を重合することにより得られる。用いられる2種以上の
重合体または共重合体は、ポリテトラフルオロエチレン
含有混合粉体の貯蔵および取り扱い性の観点から比較的
ガラス転移温度が高いものと、熱可塑性樹脂(C)に配
合する際のポリテトラフルオロエチレンの分散性の観点
から熱可塑性樹脂(C)に親和性を有するものを含むこ
とが好ましく、さらにポリテトラフルオロエチレン含有
混合粉体の動的粘弾性測定により、有機系重合体粒子
(B)に損失正接(tanδ)ピークが実質的に2つ以
上なければならない。
【0014】このことは、配合する熱可塑性樹脂(C)
に対して親和性を有する重合体または共重合体と、ポリ
テトラフルオロエチレン含有混合粉体の貯蔵および取り
扱い性を向上する重合体または共重合体が分離して存在
していることになり、これによりポリテトラフルオロエ
チレンの熱可塑性樹脂(C)中での分散性にも優れ、熱
可塑性樹脂の成形加工性の改良に有効なポリテトラフル
オロエチレン含有混合粉体を提供するという目的が達成
される。
に対して親和性を有する重合体または共重合体と、ポリ
テトラフルオロエチレン含有混合粉体の貯蔵および取り
扱い性を向上する重合体または共重合体が分離して存在
していることになり、これによりポリテトラフルオロエ
チレンの熱可塑性樹脂(C)中での分散性にも優れ、熱
可塑性樹脂の成形加工性の改良に有効なポリテトラフル
オロエチレン含有混合粉体を提供するという目的が達成
される。
【0015】本発明で用いられる2種以上の重合体また
は共重合体のうち少なくとも1つは、ポリテトラフルオ
ロエチレン含有混合粉体を配合する熱可塑性樹脂(C)
との親和性の観点から選ばれ、もう1つはポリテトラフ
ルオロエチレン含有混合粉体粉体の貯蔵および取り扱い
性の向上の観点から選ばれる。
は共重合体のうち少なくとも1つは、ポリテトラフルオ
ロエチレン含有混合粉体を配合する熱可塑性樹脂(C)
との親和性の観点から選ばれ、もう1つはポリテトラフ
ルオロエチレン含有混合粉体粉体の貯蔵および取り扱い
性の向上の観点から選ばれる。
【0016】有機系重合体粒子(B)を生成するための
単量体の具体例としては、スチレン、p−メチルスチレ
ン、o−メチルスチレン、p−クロルスチレン、o−ク
ロルスチレン、p−メトキシスチレン、o−メトキシス
チレン、2,4−ジメチルスチレン、α−メチルスチレ
ン等のスチレン系単量体、アクリル酸メチル、メタクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、
アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸−
2−エチルヘキシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシ
ル、アクリル酸ドデシル、メタクリル酸ドデシル、アク
リル酸トリドデシル、メタクリル酸トリドデシル、アク
リル酸オクタデシル、メタクリル酸オクタデシル、アク
リル酸シクロヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル等
の(メタ)アクリル酸エステル系単量体、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル系単量
体、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル等の
ビニルエーテル系単量体、酢酸ビニル、酪酸ビニル等の
カルボン酸ビニル単量体、エチレン、プロピレン、イソ
ブチレン等のオレフィン系単量体、ブタジエン、イソプ
レン、ジメチルブタジエン等のジエン系単量体等を挙げ
ることができるが、これらに限定されるものではない。
好ましくは、これらの単量体の重合体または共重合体を
2種以上用い、有機系重合体粒子(B)を得ることがで
きる。
単量体の具体例としては、スチレン、p−メチルスチレ
ン、o−メチルスチレン、p−クロルスチレン、o−ク
ロルスチレン、p−メトキシスチレン、o−メトキシス
チレン、2,4−ジメチルスチレン、α−メチルスチレ
ン等のスチレン系単量体、アクリル酸メチル、メタクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、
アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸−
2−エチルヘキシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシ
ル、アクリル酸ドデシル、メタクリル酸ドデシル、アク
リル酸トリドデシル、メタクリル酸トリドデシル、アク
リル酸オクタデシル、メタクリル酸オクタデシル、アク
リル酸シクロヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル等
の(メタ)アクリル酸エステル系単量体、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル系単量
体、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル等の
ビニルエーテル系単量体、酢酸ビニル、酪酸ビニル等の
カルボン酸ビニル単量体、エチレン、プロピレン、イソ
ブチレン等のオレフィン系単量体、ブタジエン、イソプ
レン、ジメチルブタジエン等のジエン系単量体等を挙げ
ることができるが、これらに限定されるものではない。
好ましくは、これらの単量体の重合体または共重合体を
2種以上用い、有機系重合体粒子(B)を得ることがで
きる。
【0017】本発明のポリテトラフルオロエチレン含有
混合粉体を配合する熱可塑性樹脂(C)がポリオレフィ
ンの場合、これらの単量体の中で親和性の観点から好ま
しいものとして、スチレン系単量体、(メタ)アクリル
酸エステル系単量体、オレフィン系単量体を挙げること
ができ、特に好ましいものとして、炭素数12個以上の
長鎖アルキル(メタ)アクリル酸エステル系単量体を挙
げることができ、有機系重合体粒子(B)中にこれらの
単量体を20重量%以上含有することが好ましい。
混合粉体を配合する熱可塑性樹脂(C)がポリオレフィ
ンの場合、これらの単量体の中で親和性の観点から好ま
しいものとして、スチレン系単量体、(メタ)アクリル
酸エステル系単量体、オレフィン系単量体を挙げること
ができ、特に好ましいものとして、炭素数12個以上の
長鎖アルキル(メタ)アクリル酸エステル系単量体を挙
げることができ、有機系重合体粒子(B)中にこれらの
単量体を20重量%以上含有することが好ましい。
【0018】本発明のポリテトラフルオロエチレン含有
混合粉体を配合する熱可塑性樹脂(C)がポリメチルメ
タクリレートの場合、これらの単量体の中で親和性の観
点から好ましいものとして、(メタ)アクリル酸エステ
ル系単量体を挙げることができ、有機系重合体粒子
(B)中にこれらの単量体を20重量%以上含有するこ
とが好ましい。
混合粉体を配合する熱可塑性樹脂(C)がポリメチルメ
タクリレートの場合、これらの単量体の中で親和性の観
点から好ましいものとして、(メタ)アクリル酸エステ
ル系単量体を挙げることができ、有機系重合体粒子
(B)中にこれらの単量体を20重量%以上含有するこ
とが好ましい。
【0019】本発明のポリテトラフルオロエチレン含有
混合粉体を配合する熱可塑性樹脂(C)がポリエステル
の場合、これらの単量体の中で親和性の観点から好まし
いものとして、スチレン系単量体、(メタ)アクリル酸
エステル系単量体を挙げることができ、有機系重合体粒
子(B)中にこれらの単量体を20重量%以上含有する
ことが好ましい。特に好ましいものとして、エポキシ基
を有する(メタ)アクリル酸エステル系単量体を、有機
系重合体粒子(B)中にこれらの単量体を1重量%以上
含有することが好ましい。
混合粉体を配合する熱可塑性樹脂(C)がポリエステル
の場合、これらの単量体の中で親和性の観点から好まし
いものとして、スチレン系単量体、(メタ)アクリル酸
エステル系単量体を挙げることができ、有機系重合体粒
子(B)中にこれらの単量体を20重量%以上含有する
ことが好ましい。特に好ましいものとして、エポキシ基
を有する(メタ)アクリル酸エステル系単量体を、有機
系重合体粒子(B)中にこれらの単量体を1重量%以上
含有することが好ましい。
【0020】一方、本発明のポリテトラフルオロエチレ
ン含有混合粉体の貯蔵および取り扱い性向上の観点か
ら、ポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体の用途に
応じて、スチレン、p−メチルスチレン、o−メチルス
チレン、p−クロルスチレン、o−クロルスチレン、p
−メトキシスチレン、2,4−ジメチルスチレン、α−
メチルスチレン等のスチレン系単量体、アクリル酸メチ
ル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、
アクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸−2−
エチルヘキシル、アクリル酸ドデシル、メタクリル酸ド
デシル、アクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸シク
ロヘキシル等のアクリル酸エステル系単量体、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル系単
量体、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル等
のビニルエーテル系単量体、酢酸ビニル、酪酸ビニル等
のカルボン酸ビニル系単量体、エチレン、プロピレン、
イソブチレン等のオレフィン単量体、ブタジエン、イソ
プレン、ジメチルブタジエン等のジエン系単量体等の中
から選択することができる。これらの単量体は、単独あ
るいは2種以上混合して用いることができる。
ン含有混合粉体の貯蔵および取り扱い性向上の観点か
ら、ポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体の用途に
応じて、スチレン、p−メチルスチレン、o−メチルス
チレン、p−クロルスチレン、o−クロルスチレン、p
−メトキシスチレン、2,4−ジメチルスチレン、α−
メチルスチレン等のスチレン系単量体、アクリル酸メチ
ル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、
アクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸−2−
エチルヘキシル、アクリル酸ドデシル、メタクリル酸ド
デシル、アクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸シク
ロヘキシル等のアクリル酸エステル系単量体、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル系単
量体、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル等
のビニルエーテル系単量体、酢酸ビニル、酪酸ビニル等
のカルボン酸ビニル系単量体、エチレン、プロピレン、
イソブチレン等のオレフィン単量体、ブタジエン、イソ
プレン、ジメチルブタジエン等のジエン系単量体等の中
から選択することができる。これらの単量体は、単独あ
るいは2種以上混合して用いることができる。
【0021】本発明では、熱可塑性樹脂(C)との親和
性の観点から選んだ単量体と、混合粉体の貯蔵および取
り扱い性の観点から選んだ単量体を同時に重合してポリ
テトラフルオロエチレン粒子分散液と混合しても良い
し、予め熱可塑性樹脂(C)との親和性の観点から選ん
だ単量体を含む重合体または共重合体とポリテトラフル
オロエチレン粒子分散液を混合した分散液中で、混合粉
体の貯蔵および取り扱い性を向上する単量体を重合して
も良い。ポリテトラフルオロエチレンの分散性および、
混合粉体の貯蔵および取り扱い性の点から、後者の方が
好ましい。
性の観点から選んだ単量体と、混合粉体の貯蔵および取
り扱い性の観点から選んだ単量体を同時に重合してポリ
テトラフルオロエチレン粒子分散液と混合しても良い
し、予め熱可塑性樹脂(C)との親和性の観点から選ん
だ単量体を含む重合体または共重合体とポリテトラフル
オロエチレン粒子分散液を混合した分散液中で、混合粉
体の貯蔵および取り扱い性を向上する単量体を重合して
も良い。ポリテトラフルオロエチレンの分散性および、
混合粉体の貯蔵および取り扱い性の点から、後者の方が
好ましい。
【0022】本発明に用いる有機系重合体粒子(B)の
水性分散液の製造法は、特に制限されるものではない
が、例えば、イオン性乳化剤を用いる乳化重合法、イオ
ン性重合開始剤を用いるソープフリー乳化重合法等を挙
げることができる。
水性分散液の製造法は、特に制限されるものではない
が、例えば、イオン性乳化剤を用いる乳化重合法、イオ
ン性重合開始剤を用いるソープフリー乳化重合法等を挙
げることができる。
【0023】イオン性乳化剤としては、アニオン性乳化
剤、カチオン性乳化剤、両性イオン乳化剤のいずれを用
いてもよい。また、所望によりこれらのイオン性乳化剤
と共にノニオン性乳化剤を併用してもよい。
剤、カチオン性乳化剤、両性イオン乳化剤のいずれを用
いてもよい。また、所望によりこれらのイオン性乳化剤
と共にノニオン性乳化剤を併用してもよい。
【0024】アニオン性乳化剤の具体例としては、脂肪
酸塩類、高級アルコール硫酸エステル塩類、液体脂肪油
硫酸エステル塩類、脂肪族アミンおよび脂肪族アマイド
の硫酸塩類、脂肪族アルコールリン酸エステル塩類、二
塩基性脂肪酸エステルのスルホン酸塩類、アルキルアリ
ルスルホン酸塩類、ホルマリン縮合物のナフタリンスル
ホン酸塩類等を挙げることができる。
酸塩類、高級アルコール硫酸エステル塩類、液体脂肪油
硫酸エステル塩類、脂肪族アミンおよび脂肪族アマイド
の硫酸塩類、脂肪族アルコールリン酸エステル塩類、二
塩基性脂肪酸エステルのスルホン酸塩類、アルキルアリ
ルスルホン酸塩類、ホルマリン縮合物のナフタリンスル
ホン酸塩類等を挙げることができる。
【0025】カチオン性乳化剤の具体例としては、脂肪
族アミン塩類、第四アンモニウム塩類、アルキルピリジ
ウム塩等を挙げることができる。
族アミン塩類、第四アンモニウム塩類、アルキルピリジ
ウム塩等を挙げることができる。
【0026】両性乳化剤の具体例としては、アルキルベ
タイン等を挙げることができる。
タイン等を挙げることができる。
【0027】イオン性重合開始剤としては、過硫酸塩
(例えば過硫酸カリウムや過硫酸アンモニウム)、アゾ
ビス(イソブチロニトリルスルホン酸塩)、4,4’−
アゾビス(4−シアノ吉草酸)等のアニオン性重合開始
剤、二塩酸塩、2,2’−アゾビス[2−(5−メチル
−2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]二塩酸塩、
2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イ
ル)プロパン]二塩酸塩、2,2’−アゾビスイソブチ
ルアミド二水和物等のカチオン性重合開始剤を例示する
ことができる。
(例えば過硫酸カリウムや過硫酸アンモニウム)、アゾ
ビス(イソブチロニトリルスルホン酸塩)、4,4’−
アゾビス(4−シアノ吉草酸)等のアニオン性重合開始
剤、二塩酸塩、2,2’−アゾビス[2−(5−メチル
−2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]二塩酸塩、
2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イ
ル)プロパン]二塩酸塩、2,2’−アゾビスイソブチ
ルアミド二水和物等のカチオン性重合開始剤を例示する
ことができる。
【0028】本発明で用いる有機系重合体粒子(B)の
粒子径dとしては特に制限されるものではないが、ポリ
テトラフルオロエチレン粒子(A)との凝集状態の安定
性の観点から、ポリテトラフルオロエチレン粒子(A)
の粒子径Dに対して次式の範囲が好ましい。
粒子径dとしては特に制限されるものではないが、ポリ
テトラフルオロエチレン粒子(A)との凝集状態の安定
性の観点から、ポリテトラフルオロエチレン粒子(A)
の粒子径Dに対して次式の範囲が好ましい。
【0029】0.1D<d<10D 本発明のポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体は、
その水性分散液を、塩化カルシウム、硫酸マグネシウム
等の金属塩を溶解した熱水中に投入し、塩析、凝固した
後に乾燥するか、スプレードライにより粉体化すること
ができる。ポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体
は、ポリテトラフルオロエチレン粒子(A)と有機系重
合体粒子(B)とが表面電荷の違いにより凝集した粒子
と、凝集せずに残存したそれぞれの単独粒子を含むもの
である。凝集粒子は、ポリテトラフルオロエチレン粒子
(A)と有機系重合体粒子(B)とが一体となった構造
を有するものであるが、そのモルフォロジーは両粒子の
混合比や粒子径により様々なものがあり得る。すなわ
ち、ポリテトラフルオロエチレン粒子(A)の周りを有
機系重合体粒子(B)が全体的または部分的に取り囲ん
だ形態が存在する。この際、ポリテトラフルオロエチレ
ン粒子(A)のみが凝集し10μm以上の凝集体を生成
すると、熱可塑性樹脂(C)への分散性の観点から好ま
しくない。
その水性分散液を、塩化カルシウム、硫酸マグネシウム
等の金属塩を溶解した熱水中に投入し、塩析、凝固した
後に乾燥するか、スプレードライにより粉体化すること
ができる。ポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体
は、ポリテトラフルオロエチレン粒子(A)と有機系重
合体粒子(B)とが表面電荷の違いにより凝集した粒子
と、凝集せずに残存したそれぞれの単独粒子を含むもの
である。凝集粒子は、ポリテトラフルオロエチレン粒子
(A)と有機系重合体粒子(B)とが一体となった構造
を有するものであるが、そのモルフォロジーは両粒子の
混合比や粒子径により様々なものがあり得る。すなわ
ち、ポリテトラフルオロエチレン粒子(A)の周りを有
機系重合体粒子(B)が全体的または部分的に取り囲ん
だ形態が存在する。この際、ポリテトラフルオロエチレ
ン粒子(A)のみが凝集し10μm以上の凝集体を生成
すると、熱可塑性樹脂(C)への分散性の観点から好ま
しくない。
【0030】本発明のポリテトラフルオロエチレン含有
混合粉体中に占めるポリテトラフルオロエチレンの含有
割合は、0.1重量%〜90重量%であることが好まし
い。
混合粉体中に占めるポリテトラフルオロエチレンの含有
割合は、0.1重量%〜90重量%であることが好まし
い。
【0031】本発明で用いる熱可塑性樹脂(C)として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピ
レン共重合体等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート、
ポリシクロヘキサンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート(PBT)、ポリブチレンナフタレート等の
ポリエステル樹脂、ポリカーボネート(PC)、ブタジ
エンゴムグラフト共重合体(例えばABS樹脂)、アク
リルゴムグラフト共重合体、シリコーン−アクリル複合
ゴムグラフト共重合体、エチレンプロピレンゴムグラフ
ト共重合体、HIPS、AS等のスチレン系樹脂、塩化
ビニル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリフェニレンサル
ファイド樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂(PP
E)、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド樹脂
(PA)、PMMA等のアクリル樹脂、PET/PB
T、PC/PBT、PBT/ABS、PC/ABS、P
A/ABS、PPE/PBT、PPE/HIPS、PP
E/PA等が挙げられるが、特にポリオレフィン樹脂、
さらにポリプロピレン樹脂が好ましい。
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピ
レン共重合体等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート、
ポリシクロヘキサンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート(PBT)、ポリブチレンナフタレート等の
ポリエステル樹脂、ポリカーボネート(PC)、ブタジ
エンゴムグラフト共重合体(例えばABS樹脂)、アク
リルゴムグラフト共重合体、シリコーン−アクリル複合
ゴムグラフト共重合体、エチレンプロピレンゴムグラフ
ト共重合体、HIPS、AS等のスチレン系樹脂、塩化
ビニル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリフェニレンサル
ファイド樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂(PP
E)、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド樹脂
(PA)、PMMA等のアクリル樹脂、PET/PB
T、PC/PBT、PBT/ABS、PC/ABS、P
A/ABS、PPE/PBT、PPE/HIPS、PP
E/PA等が挙げられるが、特にポリオレフィン樹脂、
さらにポリプロピレン樹脂が好ましい。
【0032】本発明のポリテトラフルオロエチレン含有
混合粉体は、熱可塑性樹脂(C)中でのポリテトラフル
オロエチレンの分散性に優れ、ポリテトラフルオロエチ
レン含有混合粉体を熱可塑性樹脂(C)に混合すること
により、熱可塑性樹脂組成物の加工において、溶融時の
張力が増大し、カレンダー加工時の引き取り性、熱成形
時またはブロー成形時の溶融樹脂ドローダウン、発泡成
形時のセルの連泡化等が改良され、カレンダー加工、熱
成形、ブロー成形、発泡成形の加工性が改良される。ま
た、押し出し成形時の吐出量、シートおよびフィルムな
どの押し出し成形体の表面状態が改良され、押し出し成
形性が改良される。
混合粉体は、熱可塑性樹脂(C)中でのポリテトラフル
オロエチレンの分散性に優れ、ポリテトラフルオロエチ
レン含有混合粉体を熱可塑性樹脂(C)に混合すること
により、熱可塑性樹脂組成物の加工において、溶融時の
張力が増大し、カレンダー加工時の引き取り性、熱成形
時またはブロー成形時の溶融樹脂ドローダウン、発泡成
形時のセルの連泡化等が改良され、カレンダー加工、熱
成形、ブロー成形、発泡成形の加工性が改良される。ま
た、押し出し成形時の吐出量、シートおよびフィルムな
どの押し出し成形体の表面状態が改良され、押し出し成
形性が改良される。
【0033】本発明においてポリテトラフルオロエチレ
ン含有混合粉体の配合量としては、熱可塑性樹脂(C)
100重量部に対して0.001重量部〜50重量部の
範囲が好ましい。また、ポリテトラフルオロエチレンの
配合量としては、熱可塑性樹脂(C)100重量部に対
して0.0001〜40重量部の範囲にあることが好ま
しい。
ン含有混合粉体の配合量としては、熱可塑性樹脂(C)
100重量部に対して0.001重量部〜50重量部の
範囲が好ましい。また、ポリテトラフルオロエチレンの
配合量としては、熱可塑性樹脂(C)100重量部に対
して0.0001〜40重量部の範囲にあることが好ま
しい。
【0034】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、前記熱可
塑性樹脂(C)とポリテトラフルオロエチレン含有混合
粉体を混合することによって得られる。混合方法として
は、混合物が同時にせん断圧縮されるようなスクリュー
型押し出し機や、加熱ロール間での混練など適当な方法
を用いればよい。また、マスターバッチを作成したあ
と、残りの熱可塑性樹脂(C)をさらに添加、混合する
などの多段階混合も可能である。
塑性樹脂(C)とポリテトラフルオロエチレン含有混合
粉体を混合することによって得られる。混合方法として
は、混合物が同時にせん断圧縮されるようなスクリュー
型押し出し機や、加熱ロール間での混練など適当な方法
を用いればよい。また、マスターバッチを作成したあ
と、残りの熱可塑性樹脂(C)をさらに添加、混合する
などの多段階混合も可能である。
【0035】また本発明の熱可塑性樹脂組成物にはさら
に、充填剤を添加することができる。充填剤の配合量
は、熱可塑性樹脂(C)100重量部に対して、0.1
〜400重量部であることが好ましく、この充填剤の配
合により剛性や耐熱性が向上し、カレンダー加工などに
おけるロール面への粘着防止などの加工性が改良され、
また低コスト化が達成できる。0.1重量部未満の場合
は剛性改良効果が充分でなく、400重量部を超える場
合は表面性が低下する傾向がある。この範囲はより好ま
しくは1〜350重量部、よりさらに好ましくは1〜3
00重量部である。
に、充填剤を添加することができる。充填剤の配合量
は、熱可塑性樹脂(C)100重量部に対して、0.1
〜400重量部であることが好ましく、この充填剤の配
合により剛性や耐熱性が向上し、カレンダー加工などに
おけるロール面への粘着防止などの加工性が改良され、
また低コスト化が達成できる。0.1重量部未満の場合
は剛性改良効果が充分でなく、400重量部を超える場
合は表面性が低下する傾向がある。この範囲はより好ま
しくは1〜350重量部、よりさらに好ましくは1〜3
00重量部である。
【0036】本発明で用いる充填剤としては、炭酸カル
シウム、タルク、ガラス繊維、炭素繊維、炭酸マグネシ
ウム、マイカ、カオリン、硫酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、チタンホワイト、ホワイトカーボン、カーボンブラ
ック、水酸化アンモニウム、水酸化マグネシウム、水酸
化アルミニウムなどが代表例として挙げられる。炭酸カ
ルシウム、タルクなどが好ましい。
シウム、タルク、ガラス繊維、炭素繊維、炭酸マグネシ
ウム、マイカ、カオリン、硫酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、チタンホワイト、ホワイトカーボン、カーボンブラ
ック、水酸化アンモニウム、水酸化マグネシウム、水酸
化アルミニウムなどが代表例として挙げられる。炭酸カ
ルシウム、タルクなどが好ましい。
【0037】本発明の熱可塑性樹脂組成物には、さらに
必要に応じて安定剤、滑剤、難燃剤、などの添加剤を添
加することができる。安定剤としては、ペンタエリスリ
チル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、トリエチレ
ングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]などの
フェノール系安定剤、トリス(モノノニルフェニル)フ
ォスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスファイトなどのリン系安定剤、ジラウリルチ
オジプロピオネートなどのイオウ系安定剤、滑剤として
は、ラウリル酸、パルミチン酸、オレイン酸またはステ
アリン酸のナトリウム、カルシウムまたはマグネシウム
塩など、また難燃剤としては、トリメチルホスフェー
ト、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェー
ト、トリオクチルホスフェート、トリブトキシエチルホ
スフェート、トリフェニルホスフェート、トリクレジル
ホスフェート、クレジルフェニルホスフェート、オクチ
ルジフェニルホスフェート、ジイソプロピルフェニルホ
スフェート、トリス(クロロエチル)ホスフェート、ア
ルコキシ置換ビスフェノールAビスホスフェート、ヒド
ロキノンビスホスフェート、レゾルシンビスホスフェー
ト、トリオキシベンゼントリホスフェート等のポリホス
フェートなどのリン酸エステル化合物、テトラブロモビ
スフェノールA、デカブロモジフェニルオキサイド、ヘ
キサブロモシクロドデカン、オクタブロモジフェニルエ
ーテル、ビストリブロモフェノキシエタン、エチレンビ
ステトラブロモフタイルイミド、トリブロモフェノー
ル、ハロゲン化ビスフェノールAとエピハロヒドリンと
の反応によって得られる各種ハロゲン化エポキシオリゴ
マー、ハロゲン化ビスフェノールAを構成成分とするカ
ーボネートオリゴマー、ハロゲン化ポリスチレン、塩素
化ポリオレフィンおよびポリ塩化ビニル等のハロゲン含
有化合物、金属水酸化物、金属酸化物、スルファミン酸
化合物等がそれぞれ代表例として挙げられる。
必要に応じて安定剤、滑剤、難燃剤、などの添加剤を添
加することができる。安定剤としては、ペンタエリスリ
チル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、トリエチレ
ングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]などの
フェノール系安定剤、トリス(モノノニルフェニル)フ
ォスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスファイトなどのリン系安定剤、ジラウリルチ
オジプロピオネートなどのイオウ系安定剤、滑剤として
は、ラウリル酸、パルミチン酸、オレイン酸またはステ
アリン酸のナトリウム、カルシウムまたはマグネシウム
塩など、また難燃剤としては、トリメチルホスフェー
ト、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェー
ト、トリオクチルホスフェート、トリブトキシエチルホ
スフェート、トリフェニルホスフェート、トリクレジル
ホスフェート、クレジルフェニルホスフェート、オクチ
ルジフェニルホスフェート、ジイソプロピルフェニルホ
スフェート、トリス(クロロエチル)ホスフェート、ア
ルコキシ置換ビスフェノールAビスホスフェート、ヒド
ロキノンビスホスフェート、レゾルシンビスホスフェー
ト、トリオキシベンゼントリホスフェート等のポリホス
フェートなどのリン酸エステル化合物、テトラブロモビ
スフェノールA、デカブロモジフェニルオキサイド、ヘ
キサブロモシクロドデカン、オクタブロモジフェニルエ
ーテル、ビストリブロモフェノキシエタン、エチレンビ
ステトラブロモフタイルイミド、トリブロモフェノー
ル、ハロゲン化ビスフェノールAとエピハロヒドリンと
の反応によって得られる各種ハロゲン化エポキシオリゴ
マー、ハロゲン化ビスフェノールAを構成成分とするカ
ーボネートオリゴマー、ハロゲン化ポリスチレン、塩素
化ポリオレフィンおよびポリ塩化ビニル等のハロゲン含
有化合物、金属水酸化物、金属酸化物、スルファミン酸
化合物等がそれぞれ代表例として挙げられる。
【0038】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、ポリテト
ラフルオロエチレンの分散性が優れるため、加工性、剛
性、表面外観などが大幅に改良されており、種々の加工
法で成型品を製造することができ、有用な成型品が得ら
れる。
ラフルオロエチレンの分散性が優れるため、加工性、剛
性、表面外観などが大幅に改良されており、種々の加工
法で成型品を製造することができ、有用な成型品が得ら
れる。
【0039】本発明の熱可塑性樹脂組成物の加工法とし
ては、カレンダー成形、押出成形、熱成形加工、ブロー
成形加工、射出成形加工、発泡成形加工、溶融紡糸など
を挙げることができる。
ては、カレンダー成形、押出成形、熱成形加工、ブロー
成形加工、射出成形加工、発泡成形加工、溶融紡糸など
を挙げることができる。
【0040】また、本発明の熱可塑性樹脂組成物を用い
て得られる有用な成形体としては、シート、フィルム、
熱成形体、中空成形体、射出成形体、発泡成形体、繊維
などを挙げることができる。
て得られる有用な成形体としては、シート、フィルム、
熱成形体、中空成形体、射出成形体、発泡成形体、繊維
などを挙げることができる。
【0041】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらにより限定されるものではない。
が、本発明はこれらにより限定されるものではない。
【0042】各記載中、「部」は重量部を示す。
【0043】また、実施例中で用いた諸物性の測定方法
は以下の通りである。
は以下の通りである。
【0044】(1)動的粘弾性測定 セイコー電子工業(株)製DMS110を使用した。測定
条件は、測定温度:−100〜200℃、測定周波数:
10Hz、昇温速度:2℃/minとした。ポリテトラ
フルオロエチレン混合粉体を、金型温度160℃、約1
MPaの条件で加熱成形した試料片を測定した。
条件は、測定温度:−100〜200℃、測定周波数:
10Hz、昇温速度:2℃/minとした。ポリテトラ
フルオロエチレン混合粉体を、金型温度160℃、約1
MPaの条件で加熱成形した試料片を測定した。
【0045】(2)メルトテンション 樹脂組成物のペレットを東洋精機製の降下式フローテス
ター、キャピログラフを使用した。測定条件は、ピスト
ン降下速度:20mm/min、ダイスL/D:10m
m/φ2mm、ストランド引き取り速度:1m/min
で、メルトテンションを測定した。
ター、キャピログラフを使用した。測定条件は、ピスト
ン降下速度:20mm/min、ダイスL/D:10m
m/φ2mm、ストランド引き取り速度:1m/min
で、メルトテンションを測定した。
【0046】(3)メルトフローレート 樹脂組成物のペレットを用いて、ASTM D 123
8に準じて、230℃、2.16kgにて測定した。
8に準じて、230℃、2.16kgにて測定した。
【0047】(4)熱可塑性樹脂中での分散性 熱可塑性樹脂粉体95部とポリテトラフルオロエチレン
含有混合粉体5部を、ハンドブレンドした後、パラレル
プレート式動的粘弾性測定装置を使用して加熱溶融後せ
ん断加えて、熱可塑性樹脂中にポリテトラフルオロエチ
レン含有混合粉体を分散させ、ポリテトラフルオロエチ
レン含有混合粉体の熱可塑性樹脂中での分散状態を、曇
価にて評価した。パラレルプレート式動的粘弾性測定装
置はレオメトリック・サイエンティフィック・エフ・イ
ー(株)製RDA−700を使用し、温度:200℃、周
波数10rad/sec、歪み:600%、試料厚:1
mm、時間:5、30分の条件で熱可塑性樹脂中にポリ
テトラフルオロエチレン含有混合粉体を分散させた試料
を冷却回収した。曇価測定は、スガ試験機(株)製直読ヘ
ーズコンピューターHGM−2DPにて測定した。
含有混合粉体5部を、ハンドブレンドした後、パラレル
プレート式動的粘弾性測定装置を使用して加熱溶融後せ
ん断加えて、熱可塑性樹脂中にポリテトラフルオロエチ
レン含有混合粉体を分散させ、ポリテトラフルオロエチ
レン含有混合粉体の熱可塑性樹脂中での分散状態を、曇
価にて評価した。パラレルプレート式動的粘弾性測定装
置はレオメトリック・サイエンティフィック・エフ・イ
ー(株)製RDA−700を使用し、温度:200℃、周
波数10rad/sec、歪み:600%、試料厚:1
mm、時間:5、30分の条件で熱可塑性樹脂中にポリ
テトラフルオロエチレン含有混合粉体を分散させた試料
を冷却回収した。曇価測定は、スガ試験機(株)製直読ヘ
ーズコンピューターHGM−2DPにて測定した。
【0048】(5)重量平均粒子径 粒子分散液を水で希釈したものを試料液として、動的光
散乱法(大塚電子(株)製ELS800、温度25℃、散
乱角90°)により測定した。
散乱法(大塚電子(株)製ELS800、温度25℃、散
乱角90°)により測定した。
【0049】(実施例1)ポリテトラフルオロエチレン
系粒子分散液として、重量平均粒子径が290nmの旭
ICIフロロポリマーズ社製フルオンAD936を用い
た。AD936の固形分濃度は63.0重量%であり、
ポリテトラフルオロエチレンに対して、5重量%のポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテルを含む。83.
3部のAD936に蒸留水116.7部を添加し、ポリ
テトラフルオロエチレン粒子分散液(F−1)を得た。
系粒子分散液として、重量平均粒子径が290nmの旭
ICIフロロポリマーズ社製フルオンAD936を用い
た。AD936の固形分濃度は63.0重量%であり、
ポリテトラフルオロエチレンに対して、5重量%のポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテルを含む。83.
3部のAD936に蒸留水116.7部を添加し、ポリ
テトラフルオロエチレン粒子分散液(F−1)を得た。
【0050】ドデシルメタクリレート70部とメチルメ
タクリレート30部に、アゾビスジメチルバレロニトリ
ル0.1部を溶解させ、これにドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム2.0部と蒸留水300部の混合液を追
加し、ホモミキサーにて10000rpmで2分間攪拌
した後、ホモジナイザーに30MPaの圧力で2回通
し、安定なラウリルメタクリレート予備分散液を得た。
これを、攪拌翼、コンデンサー、熱電対、窒素導入口を
備えたセパラブルフラスコに仕込み、窒素気流下で内温
を80℃に昇温して3時間攪拌してラジカル重合を行
い、重合体粒子分散液(P−1)を得た。
タクリレート30部に、アゾビスジメチルバレロニトリ
ル0.1部を溶解させ、これにドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム2.0部と蒸留水300部の混合液を追
加し、ホモミキサーにて10000rpmで2分間攪拌
した後、ホモジナイザーに30MPaの圧力で2回通
し、安定なラウリルメタクリレート予備分散液を得た。
これを、攪拌翼、コンデンサー、熱電対、窒素導入口を
備えたセパラブルフラスコに仕込み、窒素気流下で内温
を80℃に昇温して3時間攪拌してラジカル重合を行
い、重合体粒子分散液(P−1)を得た。
【0051】160部のF−1と119.0部のP−1
とを攪拌翼、コンデンサー、熱電対、窒素導入口を備え
たセパラブルフラスコに仕込み、蒸留水82.9部を加
えて窒素気流下に室温で1時間攪拌した。その後系内を
80℃に昇温し、硫酸鉄(II)0.001部、エチレ
ンジアミン四酢酸ナトリウム0.003部、ロンガリッ
ト塩0.24部、蒸留水10部の混合液を加えた後、メ
チルメタクリレート30部とターシャリーブチルパーオ
キサイド0.6部の混合液を1時間かけて滴下し、滴下
終了後内温を80℃で1時間保持してラジカル重合を完
了させ、粒子分散液(L−1)を得た。
とを攪拌翼、コンデンサー、熱電対、窒素導入口を備え
たセパラブルフラスコに仕込み、蒸留水82.9部を加
えて窒素気流下に室温で1時間攪拌した。その後系内を
80℃に昇温し、硫酸鉄(II)0.001部、エチレ
ンジアミン四酢酸ナトリウム0.003部、ロンガリッ
ト塩0.24部、蒸留水10部の混合液を加えた後、メ
チルメタクリレート30部とターシャリーブチルパーオ
キサイド0.6部の混合液を1時間かけて滴下し、滴下
終了後内温を80℃で1時間保持してラジカル重合を完
了させ、粒子分散液(L−1)を得た。
【0052】この粒子分散液(L−1)をTEM観察
し、粒子径約300nmのポリテトラフルオロエチレン
粒子が、有機系重合体粒子によって封入されたモルフォ
ロジーをしていることを確認した。
し、粒子径約300nmのポリテトラフルオロエチレン
粒子が、有機系重合体粒子によって封入されたモルフォ
ロジーをしていることを確認した。
【0053】この粒子分散液(L−1)400部を塩化
カルシウム10部を含む70℃の熱水800部に投入
し、固形物を分離させ、ろ過、乾燥してポリテトラフル
オロエチレン含有混合粉体(M−1)を得た。
カルシウム10部を含む70℃の熱水800部に投入
し、固形物を分離させ、ろ過、乾燥してポリテトラフル
オロエチレン含有混合粉体(M−1)を得た。
【0054】乾燥したM−1を160℃でプレス成形に
より短冊状に賦形し、動的粘弾性測定を行った。その結
果を図1に示す。これにより、有機系重合体粒子に明瞭
な損失正接ピークが2つ存在することを確認した。
より短冊状に賦形し、動的粘弾性測定を行った。その結
果を図1に示す。これにより、有機系重合体粒子に明瞭
な損失正接ピークが2つ存在することを確認した。
【0055】(比較例1)ドデシルメタクリレート50
部とメチルメタクリレート50部に、アゾビスジメチル
バレロニトリル0.1部を溶解させ、これにドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム2.0部と蒸留水300部
の混合液を追加し、ホモミキサーにて10000rpm
で2分間攪拌した後、ホモジナイザーに30MPaの圧
力で2回通し、安定なラウリルメタクリレート予備分散
液を得た。これを、攪拌翼、コンデンサー、熱電対、窒
素導入口を備えたセパラブルフラスコに仕込み、窒素気
流下で内温を80℃に昇温して3時間攪拌してラジカル
重合を行い、重合体粒子分散液(P−2)を得た。
部とメチルメタクリレート50部に、アゾビスジメチル
バレロニトリル0.1部を溶解させ、これにドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム2.0部と蒸留水300部
の混合液を追加し、ホモミキサーにて10000rpm
で2分間攪拌した後、ホモジナイザーに30MPaの圧
力で2回通し、安定なラウリルメタクリレート予備分散
液を得た。これを、攪拌翼、コンデンサー、熱電対、窒
素導入口を備えたセパラブルフラスコに仕込み、窒素気
流下で内温を80℃に昇温して3時間攪拌してラジカル
重合を行い、重合体粒子分散液(P−2)を得た。
【0056】実施例1で用いたF−1を160部と11
9.0部のP−2とを攪拌翼、コンデンサー、熱電対、
窒素導入口を備えたセパラブルフラスコに仕込み、蒸留
水82.9部を加えて窒素気流下に室温で1時間攪拌し
た。その後系内を80℃に昇温し、硫酸鉄(II)0.
001部、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム0.00
3部、ロンガリット塩0.24部、蒸留水10部の混合
液を加えた後、メチルメタクリレート30部とターシャ
リーブチルパーオキサイド0.6部の混合液を1時間か
けて滴下し、滴下終了後内温を80℃で1時間保持して
ラジカル重合を完了させ、粒子分散液を得た。
9.0部のP−2とを攪拌翼、コンデンサー、熱電対、
窒素導入口を備えたセパラブルフラスコに仕込み、蒸留
水82.9部を加えて窒素気流下に室温で1時間攪拌し
た。その後系内を80℃に昇温し、硫酸鉄(II)0.
001部、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム0.00
3部、ロンガリット塩0.24部、蒸留水10部の混合
液を加えた後、メチルメタクリレート30部とターシャ
リーブチルパーオキサイド0.6部の混合液を1時間か
けて滴下し、滴下終了後内温を80℃で1時間保持して
ラジカル重合を完了させ、粒子分散液を得た。
【0057】この粒子分散液400部を塩化カルシウム
10部を含む70℃の熱水800部に投入し、固形物を
分離させ、ろ過、乾燥してポリテトラフルオロエチレン
含有混合粉体(M−2)を得た。
10部を含む70℃の熱水800部に投入し、固形物を
分離させ、ろ過、乾燥してポリテトラフルオロエチレン
含有混合粉体(M−2)を得た。
【0058】乾燥したM−2を160℃でプレス成形に
より短冊状に賦形し、動的粘弾性測定を行った。その結
果を図1に示す。これにより、有機系重合体粒子に明瞭
な損失正接ピークが1つしか存在しないことを確認し
た。
より短冊状に賦形し、動的粘弾性測定を行った。その結
果を図1に示す。これにより、有機系重合体粒子に明瞭
な損失正接ピークが1つしか存在しないことを確認し
た。
【0059】(実施例2)粉末状ポリプロピレン(メル
トフローレート5.0g/10分)を95部と、実施例
1で得られたポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体
M−1を5部を用いて、分散性を評価した。結果を表1
に示す。
トフローレート5.0g/10分)を95部と、実施例
1で得られたポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体
M−1を5部を用いて、分散性を評価した。結果を表1
に示す。
【0060】(比較例2)粉末状ポリプロピレン(メル
トフローレート5.0g/10分)を95部と、比較例
1で得られたポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体
M−2を5部を用いて、分散性を評価した。結果を表1
に示す。損失正接ピークが2つ存在するM−1の方が、
曇価が小さく、分散性に優れることを示している。
トフローレート5.0g/10分)を95部と、比較例
1で得られたポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体
M−2を5部を用いて、分散性を評価した。結果を表1
に示す。損失正接ピークが2つ存在するM−1の方が、
曇価が小さく、分散性に優れることを示している。
【0061】(実施例3〜4)熱可塑性樹脂として、ホ
モポリプロピレンペレット(メルトフローレート5.0
g/10分)を用い、これと、実施例1で得られたポリ
テトラフルオロエチレン含有混合粉体M−1を表2に示
す割合でハンドブレンドした後、二軸押し出し機(WE
RNER&PFLEIDERER社製ZSK30)を用
いて、バレル温度200℃、スクリュー回転数200r
pmにて溶融混練し、ペレット状に賦形した。得られた
ペレットを用いて諸物性を測定した結果を表2に示す。
モポリプロピレンペレット(メルトフローレート5.0
g/10分)を用い、これと、実施例1で得られたポリ
テトラフルオロエチレン含有混合粉体M−1を表2に示
す割合でハンドブレンドした後、二軸押し出し機(WE
RNER&PFLEIDERER社製ZSK30)を用
いて、バレル温度200℃、スクリュー回転数200r
pmにて溶融混練し、ペレット状に賦形した。得られた
ペレットを用いて諸物性を測定した結果を表2に示す。
【0062】(比較例3〜4)熱可塑性樹脂として、ホ
モポリプロピレンペレット(メルトフローレート5.0
g/10分)を用い、これと、比較例1で得られたポリ
テトラフルオロエチレン含有混合粉体M−2を表2に示
す割合でハンドブレンドした後、二軸押し出し機(WE
RNER&PFLEIDERER社製ZSK30)を用
いて、バレル温度200℃、スクリュー回転数200r
pmにて溶融混練し、ペレット状に賦形した。得られた
ペレットを用いて諸物性を測定した結果を表2に示す。
モポリプロピレンペレット(メルトフローレート5.0
g/10分)を用い、これと、比較例1で得られたポリ
テトラフルオロエチレン含有混合粉体M−2を表2に示
す割合でハンドブレンドした後、二軸押し出し機(WE
RNER&PFLEIDERER社製ZSK30)を用
いて、バレル温度200℃、スクリュー回転数200r
pmにて溶融混練し、ペレット状に賦形した。得られた
ペレットを用いて諸物性を測定した結果を表2に示す。
【0063】(比較例5〜7)比較のため、ポリオレフ
ィン単体を実施例3と同様の条件で押し出しペレット化
したもの(比較例5)、および粉末状ポリオレフィンに
対して粉末状ポリテトラフルオロエチレンを配合しヘン
シェルミキサーで室温、高速攪拌し、混合すると同時に
せん断力を加えてポリテトラフルオロエチレンを繊維化
した後、実施例3と同様の条件で押し出し、ペレット化
したもの(比較例6〜7)を、実施例3と同様に評価し
た。結果を表2に示す。
ィン単体を実施例3と同様の条件で押し出しペレット化
したもの(比較例5)、および粉末状ポリオレフィンに
対して粉末状ポリテトラフルオロエチレンを配合しヘン
シェルミキサーで室温、高速攪拌し、混合すると同時に
せん断力を加えてポリテトラフルオロエチレンを繊維化
した後、実施例3と同様の条件で押し出し、ペレット化
したもの(比較例6〜7)を、実施例3と同様に評価し
た。結果を表2に示す。
【0064】ポリオレフィンはとしては、ホモポリプロ
ピレンペレット(比較例5)あるいは粉末状ポリプロピ
レン(比較例6〜7)(いずれもメルトフローレート
5.0g/10分)を用い、粉末状ポリテトラフルオロ
エチレンとしては、旭ICIフロロポリマーズ社製フル
オンCD123を用いた。CD123は、粒子径0.2
〜0.3μmのポリテトラフルオロエチレン一次粒子が
凝集して数100μmの凝集体となっているものであ
る。
ピレンペレット(比較例5)あるいは粉末状ポリプロピ
レン(比較例6〜7)(いずれもメルトフローレート
5.0g/10分)を用い、粉末状ポリテトラフルオロ
エチレンとしては、旭ICIフロロポリマーズ社製フル
オンCD123を用いた。CD123は、粒子径0.2
〜0.3μmのポリテトラフルオロエチレン一次粒子が
凝集して数100μmの凝集体となっているものであ
る。
【0065】表1および2より、実施例1で得られた損
失正接ピークを2つ有するポリテトラフルオロエチレン
含有混合粉体M−1は、比較例1で得られた損失正接ピ
ークが1つのみのポリテトラフルオロエチレン含有混合
粉体M−2と比較して、熱可塑性樹脂に添加したとき、
熱可塑性樹脂の成形加工性の改良は同等であるが、熱可
塑性樹脂中へポリテトラフルオロエチレンの熱可塑性樹
脂中での分散性が良いことが判明した。さらに、比較例
6〜10と比べると、メルトテンションの値が著しく大
きく、良好な成形加工性を有している。
失正接ピークを2つ有するポリテトラフルオロエチレン
含有混合粉体M−1は、比較例1で得られた損失正接ピ
ークが1つのみのポリテトラフルオロエチレン含有混合
粉体M−2と比較して、熱可塑性樹脂に添加したとき、
熱可塑性樹脂の成形加工性の改良は同等であるが、熱可
塑性樹脂中へポリテトラフルオロエチレンの熱可塑性樹
脂中での分散性が良いことが判明した。さらに、比較例
6〜10と比べると、メルトテンションの値が著しく大
きく、良好な成形加工性を有している。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【0068】
【発明の効果】本発明のポリテトラフルオロエチレン含
有混合粉体は、熱可塑性樹脂への分散性が極めて良好で
あり、これを配合した熱可塑性樹脂組成物は、溶融時の
張力が大きく、カレンダー加工時の引き取り性、熱成形
性、ブロー成形性、発泡成形性などの成形加工性に優れ
ている。また、本発明の組成物を用いると、シートおよ
びフィルムなどの押し出し成形加工性が良好である。
有混合粉体は、熱可塑性樹脂への分散性が極めて良好で
あり、これを配合した熱可塑性樹脂組成物は、溶融時の
張力が大きく、カレンダー加工時の引き取り性、熱成形
性、ブロー成形性、発泡成形性などの成形加工性に優れ
ている。また、本発明の組成物を用いると、シートおよ
びフィルムなどの押し出し成形加工性が良好である。
【図1】実施例1と比較例1の損失正接(tanδ)の
温度依存性を示すグラフである。
温度依存性を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 27:18)
Claims (5)
- 【請求項1】 粒子径10μm以下のポリテトラフルオ
ロエチレン粒子(A)と、有機系重合体粒子(B)とか
らなるポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体であっ
て、しかも該混合粉体の動的粘弾性測定において、有機
系重合体粒子(B)の損失正接(tanδ)ピークが実
質的に2つ以上あることを特徴とするポリテトラフルオ
ロエチレン含有混合粉体。 - 【請求項2】 請求項1記載のポリテトラフルオロエチ
レン含有混合粉体を熱可塑性樹脂(C)に配合してなる
熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項3】 請求項2記載の熱可塑性樹脂組成物から
なる発泡体。 - 【請求項4】 請求項2記載の熱可塑性樹脂組成物から
なる熱成形シート。 - 【請求項5】 請求項2記載の熱可塑性樹脂組成物から
なる繊維。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1925298A JPH11209549A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | ポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体、それを含む熱可塑性樹脂組成物およびその成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1925298A JPH11209549A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | ポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体、それを含む熱可塑性樹脂組成物およびその成形体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11209549A true JPH11209549A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11994241
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1925298A Pending JPH11209549A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | ポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体、それを含む熱可塑性樹脂組成物およびその成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11209549A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11323031A (ja) * | 1998-05-20 | 1999-11-26 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 熱可塑性エラストマー樹脂組成物 |
| WO2001070887A1 (en) * | 2000-03-21 | 2001-09-27 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Thermoplastic resin composition |
| JP2002129042A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-09 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 生分解性樹脂の改質剤および生分解性樹脂組成物 |
| JP2003525994A (ja) * | 2000-03-07 | 2003-09-02 | アトフイナ | ポリテトラフルオロエチレン粒子を含有する透明な熱可塑性樹脂組成物 |
| JP2008081515A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-10 | Matsushita Electric Works Ltd | アクリル樹脂組成物 |
| JP2016029141A (ja) * | 2014-07-17 | 2016-03-03 | ユニチカ株式会社 | 射出発泡用ポリアミド系樹脂組成物及び射出発泡成形体 |
-
1998
- 1998-01-30 JP JP1925298A patent/JPH11209549A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11323031A (ja) * | 1998-05-20 | 1999-11-26 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 熱可塑性エラストマー樹脂組成物 |
| JP2003525994A (ja) * | 2000-03-07 | 2003-09-02 | アトフイナ | ポリテトラフルオロエチレン粒子を含有する透明な熱可塑性樹脂組成物 |
| WO2001070887A1 (en) * | 2000-03-21 | 2001-09-27 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Thermoplastic resin composition |
| US6890991B2 (en) | 2000-03-21 | 2005-05-10 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Thermoplastic resin composition |
| JP2002129042A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-09 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 生分解性樹脂の改質剤および生分解性樹脂組成物 |
| JP2008081515A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-10 | Matsushita Electric Works Ltd | アクリル樹脂組成物 |
| JP2016029141A (ja) * | 2014-07-17 | 2016-03-03 | ユニチカ株式会社 | 射出発泡用ポリアミド系樹脂組成物及び射出発泡成形体 |
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