JPH11209736A - 複層ガラス用シーリング材 - Google Patents

複層ガラス用シーリング材

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JPH11209736A
JPH11209736A JP1723898A JP1723898A JPH11209736A JP H11209736 A JPH11209736 A JP H11209736A JP 1723898 A JP1723898 A JP 1723898A JP 1723898 A JP1723898 A JP 1723898A JP H11209736 A JPH11209736 A JP H11209736A
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JP
Japan
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group
polymer
saturated hydrocarbon
component
molecular chain
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Pending
Application number
JP1723898A
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English (en)
Inventor
Makoto Chinami
誠 千波
Toshihiko Okamoto
敏彦 岡本
Junji Takase
純治 高瀬
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シングルシール化も可能な複層ガラスシーリン
グ材料を簡便に得る。 【解決手段】下記の成分(A)および(B)を必須成分
としてなる複層ガラス用シーリング材;(A)分子鎖末
端に少なくとも1個の加水分解性ケイ素基を有する飽和
炭化水素系重合体、(B)分子鎖末端に少なくとも1個
の反応性メルカプト基を有する重合体または加水分解性
ケイ素基を有する飽和炭化水素系重合体以外の重合体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下記の成分(A)
および(B)を必須成分としてなる硬化性組成物; (A)分子鎖末端に少なくとも1個の加水分解性ケイ素
基を有する飽和炭化水素重合体 (B)分子鎖末端に少なくとも1個の反応性メルカプト
基または加水分解性ケイ素基を有する重合体 に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建築、自動車、電気分野等に
おいて、組立加工の際に、同種あるいは異種の材料間の
接着、あるいは、補強・補充の為に各種シーリング材料
が用いられており、これまでに、各用途に応じて硬化様
式や主鎖構造の違う種々の材料が提案されている。 し
かしながら、従来より使用されている複層ガラスシーリ
ング材料では、(1)高耐候性(2)高耐熱性(3)非
汚染性(4)低湿分透過性(5)耐候接着性、の諸特性
を合わせ持つ材料は無く、さらに(6)低臭気性の特性
をも考慮した材料は無かった。 たとえば、現在最も多
く使用されているポリサルファイド系シーリング材料
は、(1)(2)(3)の諸特性を満足しているが、
(4)の特性が不充分であるため、単独ではシングルシ
ール化に用いることはできない。 さらに、複層ガラス
用シーリング材として最も重要な項目である(5)の特
性が、近年省エネのために多く使用される熱線反射ガラ
スに対して不充分であるため、複層ガラス製造の段階
で、シーリング材を充填する前に、熱線を反射する金属
コート膜を除去するといった余分な工程が必要になって
きている。 その上、耐温水接着性が不充分であると共
に、(6)の特性が無いため、複層ガラスの製造工程に
おいて環境面に問題点を有している。 また、他の複層
ガラス用シーリング材においても縮合型硬化系のシリコ
ーン系シーリング材料は(1)(2)(5)(6)の諸
特性を満足しているが、(3)(4)の特性が無く単独
ではシングルシール用に用いることができない。 そし
て、現在唯一シングルシールに用いられている、ホット
メルトブチルを利用したタイプに関しては、(1)
(3)(4)(6)の諸特性を満足しているが、上記
(2)(5)の特性が満足できていない上に、充分な力
学的特性を有していないといった問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、懸か
る現状を鑑み、(1)〜(6)の諸特性を合わせ持ち、
かつ、力学的特性にも優れた、シングルシール化も可能
な複層ガラス用シーリング材料を簡便に得ることにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この目的
を達成する為、(1)〜(6)の諸特性を同時に満足さ
せる技術を見いだした。 すなわち、加水分解性ケイ素
基を有する飽和炭化水素重合体を従来の複層ガラス用シ
ーリング材にブレンドし、相溶させることにより、前記
目的を達成しうる複層ガラス用シーリング材料を得るこ
とができ、本発明を完成するに至った。
【0005】本発明は、下記の成分(A)および(B)
を必須成分としてなる硬化性組成物; (A)分子鎖末端に少なくとも1個の加水分解性ケイ素
基を有する飽和炭化水素系重合体 (B)分子鎖末端に少なくとも1個の反応性メルカプト
基を有する重合体または加水分解性ケイ素基を有する飽
和炭化水素系重合体以外の重合体 に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の(A)成分である飽和炭化水素系重合体
は、ケイ素原子に結合した加水分解性基を有し、シロキ
サン結合を形成することにより架橋し得るケイ素含有
基、すなわち、反応性ケイ素基を分子鎖末端に少なくと
も1個有する飽和炭化水素系重合体が使用される。 こ
の飽和炭化水素系重合体を用いることにより、シーリン
グ材成分に従来の1次シールと同程度の水蒸気遮断性を
付与することができる。
【0007】反応性ケイ素基を有する飽和炭化水素系重
合体は、芳香環以外の炭素−炭素不飽和結合を実質的に
含有しない重合体であり、たとえば、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリイソブチレン、水素添加ポリブタジ
エン、水素添加ポリイソプレンなどがあげられる。飽和
炭化水素系重合体としては、イソブチレン系重合体また
は水添ポリブタジエン系重合体が好ましい。飽和炭化水
素系重合体の数平均分子量は500〜30,000程度
であるのが好ましく、とくに1,000〜15,000
程度の液状ないし流動性を有するものが取扱いやすいな
どの点から好ましい。
【0008】なお、(A)成分中の加水分解性ケイ素基
のケイ素原子に結合した加水分解性基としては、たとえ
ば、水素原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキ
シメート基、アミノ基、アミド基、アミノオキシ基、メ
ルカプト基、アルケニルオキシ基などの一般に使用され
ている基があげられるが、加水分解性がマイルドで取り
扱い易いという点から、アルコキシ基がとくに好まし
い。加水分解性基や水酸基は、1個のケイ素原子に1〜
3個の範囲で結合することが好ましい。加水分解性基や
水酸基が反応性ケイ素基中に2個以上結合する場合に
は、それらは同じであってもよいし、異なってもよい。
飽和炭化水素系重合体1分子中の反応性ケイ素基は1個
以上であり、1.1〜5個あることが好ましい。分子中
に含まれる反応性ケイ素基の数が1個未満になると、硬
化性が不充分になり、良好なゴム弾性が得られなくなる
ことがある。なお、本出願発明の硬化性組成物中の反応
性ケイ素基を有する飽和炭化水素系重合体の含有率は1
0重量%以上が好ましく、30重量%以上がより好まし
い。本発明の(B)成分として用いられる末端に反応性
メルカプトシラン基を有する重合体の一つとしては、ポ
リサルファイドが好適に用いられ、具体的には、下記一
般式(1)で示される基を有する化合物が挙げられる。
【0009】
【化2】
【0010】(式中、nは1以上の整数) また、末端にメルカプト基を有し、主鎖に主としてポリ
エーテルウレタン結合を有する変成ポリサルファイド、
具体的には、日本触媒社のパーマポールP−965、P
−500、P−700等もポリサルファイドの一種とし
て挙げられる。 中でも、特に東レチオコール社のLP
−3,LP−2,LP−32,LP−31,LP−12
等のチオコールLPシリーズは最も汎用のポリサルファ
イドとして好適に用いられる。これらメルカプト基含有
ポリマーは酸化剤と混合すれば容易に硬化し、また、メ
ルカプト基、エポキシ基、イソシアネート基等とも容易
に反応して高分子量化する。上記メルカプト基含有のポ
リマーの酸化剤としては、金属酸化物、無機酸化物、無
機酸化剤、無機過酸化物、有機過酸化物等が知られてい
るが、一般的にはPbO2、MnO2、ZnO2、CaO2
等の金属酸化物が広く使われており、上記した複層ガラ
ス用シーリング材にはMnO2を使用することが好まし
い。これら(B)成分には可塑剤、フィラー等を配合し
ても良いが、既存の市販品で(B)成分を含有するもの
を好適に用いることができる。例えば、国産品としては
PRC−428−Y、SM−5000、SM−510
0、SM−6500、SM−7000、SM−7500
(横浜ゴム製)、輸入品の例としては、Terosta
t998R、GD−116、GD−116M等が挙げら
れる。
【0011】本発明の(B)成分として用いられる末端
に加水分解性基を有する重合体としては、ポリジメチル
シロキサンを主鎖とするものが好適に用いられる。ま
た、本発明の(B)成分中の加水分解性基としては、前
述した(A)成分中の加水分解性ケイ素基として例示し
たものが好ましく、さらには(A)成分中の加水分解性
ケイ素基と同一であることが、硬化性をコントロールし
やすい点からより好ましい。また、これら(B)成分は
新たに可塑剤、フィラー等を配合しても良いが、既存の
市販品で(B)成分を含有するものを好適に用いること
ができる。これらの具体例としては、超高モジュラスタ
イプのSE−9500(東レダウコーニング製)、TG
S711(東芝シリコーン製)、シーラント92(信越
化学工業製)、高モジュラスタイプのDC−795、S
E−797、SE−978(東レダウコーニング製)、
シーラント90(信越化学工業製)、トスシール52
(東芝シリコーン製)等があり、特にこれらの中でも、
超高モジュラスタイプのSE−9500等が好ましい。
【0012】また、本発明のシーリング材には、日光が
直接あるいは間接的にあたる部分に用いられる場合、特
に耐候接着性が要求されるため、光安定剤を配合しても
よい。このうち光安定剤として、好ましいのはニッケル
系光安定剤として市販のものである。 その具体例とし
ては、例えば、ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、
ジエチルジチオカルバミン酸ニッケル、ジブチルジチオ
カルバミン酸ニッケル等のニッケルジチオカーバメート
塩類、 [2,2‘−チオビス(4−t−オクチルフェノ
ラート)]−n−ブチルアミンニッケル、[2,2‘−チ
オビス(4−t−オクチルフェノラート)]−2−エチ
ルヘキシルアミンニッケル、[2,2‘−チオビス(4
−t−オクチルフェノラート)]−トリエタノールアミ
ンニッケル等のニッケル錯体、ニッケルビス(オクチル
フェニル)スルフィド、イソプロピルキサントゲン酸ニ
ッケル、等のニッケル化合物が例示できる。これらの光
安定剤は、単独で使用してもよく、2種以上併用しても
よい。 この光安定剤の配合量は、飽和炭化水素系重合
体100重量部に対して0.1〜20重量部程度が好ま
しく、1〜10重量部が更に好ましい。光安定剤の配合
量がこの範囲を下回るとガラスに対する耐候接着性が発
現できなくなる場合がある。一方、この範囲を上回る
と、配合物の物性、及び作業性が低下する可能性があ
り、また、コスト面からも好ましくない。
【0013】その他、補強剤や充填剤として一般的に使
用されている無機系のものが使用でき、必要に応じてそ
の他の充填剤、接着性付与剤、酸化防止剤、可塑剤、紫
外線吸収剤、顔料、界面活性剤等を適宜添加することが
できる。この充填剤の具体例としては、例えば炭酸カル
シウム、クレ−、タルク、酸化チタン、亜鉛華、ケイソ
ウ土、硫酸バリウム、カ−ボンブラック等を挙げること
ができる。
【0014】このうち、可塑剤は流動特性を調整し、作
業性をよくするためのものであり、一般的に使用されて
いる可塑剤が使用できるが、本発明に用いる飽和炭化水
素系重合体と相溶性のよいものが好ましい。 相溶性の
よい可塑剤の具体例としては、例えばポリブテン、水添
ポリブテン、α−メチルスチレンオリゴマ−、液状ポリ
ブタジエン、水添液状ポリブタジエン、パラフィン油、
ナフテン油、アタクチックポリプロピレン等が挙げられ
るが、その中でも好ましくは不飽和結合を含まない水添
ポリブテン、水添液状ポリブタジエン、パラフィン油、
ナフテン油、アタクチックポリプロピレンなどの炭化水
素系化合物類が好ましい。 これらの可塑剤は、単独で
使用してもよく、また2種以上を併用してもよい。 さ
らに単独では相溶性が悪い可塑剤についても、上記炭化
水素系化合物類との併用により相溶性を良好にすれば使
用できる。
【0015】本発明には、必要に応じ接着付与剤を添加
してもよい。 この代表例としては、シランカップリン
グ剤を挙げることができる。 但しシランカップリング
剤以外の接着性付与剤も用いることができる。シランカ
ップリング剤は、加水分解性基が結合したケイ素原子を
含む基(以下加水分解性ケイ素基という)及びそれ以外
の官能基を有する化合物である。 具体的には、加水分
解性基として既に例示した基を挙げることができるが、
メトキシ基、エトキシ基等が加水分解速度の速い点から
好ましい。 加水分解性基の個数は、2個以上、特に3
個以上が好ましい。 加水分解性ケイ素基以外の官能基
としては、1級、2級、3級のアミノ基、メルカプト
基、エポキシ基、カルボキシル基、ビニル基、イソシア
ネート基、イソシアヌレート、ハロゲン等を例示でき
る。 これらの内、1級、2級、3級のアミノ基、エポ
キシ基、イソシアネート基、イソシアヌレート等が好ま
しく、イソシアネート基、エポキシ基が特に好ましい。
シランカップリング剤の具体例としては、γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリ
エトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシ
シラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリ
メトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロ
ピルメチルジメトキシシラン、γ−(2−アミノエチ
ル)アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−(2−ア
ミノエチル)アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−
ウレイドプロピルプロピルトリメトキシシラン、n−β
−(n−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン、γ−アニリノプロピルトリ
メトキシシラン等のアミノ基含有シラン類;γ−メルカ
プトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロ
ピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチ
ルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジ
エトキシシラン等のメルカプト基含有シラン類;γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルメチルジメトキシシラン、β−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン等のエポ
キシ基含有シラン類;β−カルボキシエチルトリエトキ
シシラン、β−カルボキシエチルフェニルビス(2−メ
トキシエトキシ)シラン、n−β−(n−カルボキシメ
チルアミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシ
シラン等のカルボキシシラン類;ビニルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリロイル
オキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アクロイ
ルオキシプロピルメチルトリエトキシシラン等のビニル
型不飽和基含有シラン類;γクロロプロピルトリメトキ
シシラン等のハロゲン含有シラン類;トリス(トリメト
キシシリル)イソシアヌレート等のイソシアヌレートシ
ラン類;γ−イソシアネートプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン等
のイソシアネートキ含有シラン類等を挙げることができ
る。 また、これらを変性した誘導体である、アミノ変
性シリルポリマー、シリル化アミノポリマー、不飽和ア
ミノシラン錯体、ブロックイソシアネートシラン、フェ
ニルアミノ長鎖アルキルシラン、アミノシリル化シリコ
ーン、シリル化ポリエステル等もシランカップリング剤
として用いることができる。
【0016】また、シランカップリング剤以外の接着性
付与剤として、分子中にエポキシ基やイソシアネート基
を持つ化合物(イソシアネートの多量体も含む)も勿論
使用することに何ら差し支えない。 本発明に用いる接
着性付与剤は、反応性珪素基含有飽和炭化水素系重合体
100部(重量部、以下同様)に対し、0.01〜20
部の範囲で使用される。特に、0.1〜10部の範囲で
使用するのが好ましい。上記接着性付与剤は1種類のみ
で使用しても良いし、2種類以上混合使用しても良い。
また、アルコキシシリル基の加水分解縮合反応の有用
な触媒とされるTi−O−C結合を有する有機チタン化
合物の添加によっても、接着性を発現させることができ
る。具体例としては、テトライソプロポキシチタン、テ
トラブトキシチタン等のテトラアルコキシチタンのほ
か、オキシ酢酸やエチレングリコール等の残基を有する
ものなど一般的なチタネートカップリング剤が使用でき
る。
【0017】粘着性付与剤としては、各種粘着性付与樹
脂が使用できるが、本発明の飽和炭化水素系重合体との
相溶性を考慮すると、テルペン系、テルペンフェノール
系、さらに水素添加された脂環族系石油樹脂、脂肪族系
石油樹脂、芳香族系石油樹脂が好ましい。 これらの粘
着付与樹脂は、もちろん単体でも2種以上の混合物とし
て添加してもよい。
【0018】またシラノール化合物縮合触媒は、シラノ
ール縮合触媒として従来公知のものである。その具体例
としては、例えば、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル
錫マレエート、ジブチル錫ジアセテート、オクチル酸
錫、ナフテン酸錫等の錫カルボン酸塩類;ジブチル錫オ
キサイドとフタル酸エステルとの反応物;ジブチル錫ジ
アセチルアセトナート;オクチル酸鉛;ブチルアミン、
オクチルアミン、ラウリルアミン、ジブチルアミン、モ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテト
ラミン、オレイルアミン、シクロヘキシルアミン等のア
ミン系化合物、あるいはこれらのアミン系化合物のカル
ボン酸等との塩;等の公知のシラノール縮合触媒等が例
示できる。これらの触媒は、単独で使用してもよく、2
種以上併用してもよい。
【0019】この成分触媒の配合量は、成分(A)であ
る飽和炭化水素系重合体100重量部に対して0.1〜
20重量部程度が好ましく、1〜10重量部が更に好ま
しい。触媒の配合量がこの範囲を下回ると硬化速度が遅
くなることがあり、また硬化反応が十分に進行し難くな
る場合がある。一方、触媒の配合量がこの範囲を上回る
と硬化時に局部的な発熱や発泡が生じ、良好な硬化物が
得られ難くなるほか、ポットライフが短くなり過ぎ、作
業性の点からも好ましくない。さらに、必要に応じ硬化
物の耐熱・耐候性を向上させるために種々の酸化防止剤
・紫外線吸収剤等の添加剤を加えてもよい。
【0020】本発明の組成物においては、1液組成物及
び2液組成物のいずれも可能である。
【0021】
【実施例】下に、実施例に基づき本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらにより何ら制限を受けるもの
ではない。 製造例1 飽和炭化水素系重合体(A)の製造 1Lの耐圧ガラス製オートクレーブにP−DCC〔1,
4−ビス(α−クロロイソプロピル)ベンゼン〕
【0022】
【化3】
【0023】7.5mmolを入れ、撹拌用羽根、三方
コック及び真空ラインを取り付けた後、内部を窒素置換
した。その後、三方コックの一方から窒素を流しなが
ら、注射器を用いてオ−トクレ−ブにモレキュラ−シ−
ブ処理によって乾燥させた溶媒、トルエン330mL、
ヘキサン141mLを導入した。次いで添加剤α−ピコ
リン3.0mmolを添加した。
【0024】次に、酸化バリウムを充填したカラムを通
過させることにより脱水したイソブチレンが113g入
っているニ−ドルバルブ付耐圧ガラス製液化ガス採取管
を三方コックに接続した後、容器本体を−70℃のドラ
イアイスーアセトンバスに浸積し、重合器内部を撹拌し
ながら1時間冷却した。冷却後、真空ラインにより内部
を減圧した後、ニ−ドルバルブを開け、イソブチレンを
耐圧ガラス製液化ガス採取管から重合容器に導入した。
その後三方コックの一方から窒素を流すことにより常圧
に戻した。
【0025】次に、重合容器内が−70℃で安定してい
ることを確認し、TiCl4 7.18g(3.8mm
ol)を注射器を用いて三方コックから添加して重合を
開始させ、2時間経過した時点で、アリルトリメチルシ
ラン2.57g(22.5mmol)を添加した。さら
に1時間反応させた後、反応混合物を水に注ぎ込むこと
により触媒を失活させた。次に有機層を純水により3回
洗浄した後分液し、溶剤を減圧留去することにより、ア
リル末端のイソブチレンポリマ−を得た。
【0026】次いで、こうして得られたアリル末端のイ
ソブチレンポリマ−100gを、n−ヘプタン50mL
に溶解し、約70℃まで昇温した後、メチルジメトキシ
シラン1.2[eq./アリル基]、白金(ビニルシロ
キサン)錯体1×10−4[eq./アリル基]を添加
し、ヒドロシリル化反応を行った。FT−IRスペクト
ルにより反応追跡を行い、約4時間で1640cm−1
のオレフィン由来の吸収が消失したのを確認し、反応を
停止した。
【0027】反応溶液を減圧濃縮することにより、目的
とする両末端に反応性ケイ素を有するイソブチレンポリ
マー(化合物A)が得られた。尚、化合物Aの構造は以
下に示す通りである。
【0028】
【化4】
【0029】こうして得られたポリマ−の収量より収率
を算出するとともに、Mn及びMw/MnをGPC法に
より、また末端構造を300MHz1H−NMR分析に
より各構造に帰属するプロトン(開始剤由来のプロト
ン:6.5〜7.5ppm、ポリマ−末端由来のケイ素
原子に結合したメチルプロトン:0.0〜0.1ppm
及びメトキシプロトン:3.5〜3.4)の共鳴信号の
強度を測定、比較することにより求めた。 1H-NMRはVa
rian Gemini300 (300MHz for 1H)を用いCDCl3中で測定
した。
【0030】なお、FT−IRは島津製作所製IR-408、
GPCは送液システムとしてWatersLC Module1、カラムはS
hodex K-804を用いて行なった。 分子量はポリスチレ
ンスタンダードに対する相対分子量で与えられる。 ポ
リマーの分析値は、Mn=11416、Mn/Mw=
1.47、Fn(シリル)=1.95であった(数平均
分子量はポリスチレン換算、末端シリル官能基数はイソ
ブチレンポリマー1分子当たりの個数)。 製造例2 主剤は、製造例1で得られた重合体を用い表1に示す配
合で、三本ペイントロールでよく混練することにより作
製した。また、硬化剤は、硬化触媒として三共有機
(株)製のSCAT−27を用い、表1の配合表の成分
をディスポーザルカップ中で手混ぜ混練した後、日本精
機製作所(株)製のエクセル・オート・ホモジナイザー
を用いて、回転数10000rpmで10分間撹拌する
操作を3回行うことにより作製した。なお、各配合物と
し、パラフィン基プロセスオイル(出光興産(株)製、
商品名ダイアナプロセスPS−32)、以下、重質炭酸
カルシウム(丸尾カルシウム(株)製、商品名スノーラ
イトSS)、(白石カルシウム(株)製、商品名PO3
20B10)、膠質炭酸カルシウム(白石工業(株)
製、商品名EDS−D10A)、タルク(丸尾カルシウ
ム(株)製、商品名LMR)、芒硝(Na2SO4・10
2O)、老化防止剤(チバガイギー(株)製、商品名
イルガノックス1010)、(住友化学(株)製、商品
名スミソーブ400)、(三共(株)製、商品名サノー
ルLS−765)、光安定剤(三新化学(株)製、商品
名サンダントNBC)、(ACC(株)製、商品名CY
ASORB UV−1084)、光硬化性樹脂(東亞合
成(株)製、商品名アロニクスM400)、チクソ性付
与剤(楠本化成(株)製、商品名ディスパロン#30
5)、シランカップリング剤(日本ユニカー(株)製、
商品名A−1310)、(日本ユニカー(株)製、商品
名A−187)、硬化触媒として(三共有機(株)製,
SCAT−27)を使用した。
【0031】
【表1】
【0032】実施例1および比較例1 市販ポリサルファイド系複層ガラス用シーリング材とし
て、商品名ハマタイトSM−7500(横浜ゴム(株)
製),中粘度タイプ(ケメタル社製),商品名Terostat
998R(テロソン社製)を用い、これに対して製造例2で
得られた主剤を表2に示す割合で混合し、スナップアッ
プタイムを測定した結果を表3に示す。スナップアップ
タイムは、50℃のホットプレート上で配合物をかき混
ぜ、ゴム状弾性体になるまでの時間を測定したものであ
る。表3より、製造例2で得られた主剤を添加しても、
市販ポリサルファイドの硬化性に対する遅延効果はほと
んど見られていないことがわかる。
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】実施例2および比較例2 製造例2で作成した主剤に対して、市販ポリサルファイ
ド系主剤を表4に示す割合で混合し、スナップアップタ
イムを測定した結果を表5に示す。表5より、市販ポリ
サルファイド主剤を添加しても、製造例2で得られた複
層ガラス用シーリング材の硬化性に対する遅延効果はな
いことがわかる。
【0036】
【表4】
【0037】
【表5】
【0038】実施例3 市販ポリサルファイド系複層ガラス用シーリング材に対
して製造例2で得られた主剤および硬化剤を表6に示す
割合で混合し、スナップアップタイムを測定した結果を
表7に示す。表3より、市販ポリサルファイド系複層ガ
ラス用シーリング材に対して、製造例2で得られた主剤
および硬化剤を添加しても、市販ポリサルファイドの硬
化性に対する遅延効果はほとんど見られていないことが
わかる。これらのことにより、市販のポリサルファイド
系複層ガラス用シーリング材に対して本発明の製造例2
の複層ガラス用シーリング材を任意の割合で混合して使
用できることが確認された。
【0039】
【表6】
【0040】
【表7】
【0041】実施例4 試験用サンプルは、JIS A 5758-1992規定の引張接着性
試験体の作製方法に従って、ガラス、あるいはアルミ基
材をH型に組み、製造例2の主剤と、硬化剤を表1の重
量比になるように秤量し、これと同重量のシリコーン系
複層ガラス用シーリング材(東レダウコーニング社製、
商品名SE−9500)とを充分混練した後、配合物を
充填し、オーブン中で硬化させた。 養生条件はいずれ
も、23℃×7日+50℃×7日。 H型引張試験用に
用いた基材は、 JISA 5758-1992に準拠したフロートガ
ラス(広苑社製:日本シーリング材工業会指定、寸法:
3×5×0.5cm)、JIS H 4000に準拠した純アルミ
ニウム(太佑基材製:A 1100 P、寸法:5×5×0.2
cm)、または TiOxを表面に熱融着させた熱線反射ガ
ラス(商品名:KLS、寸法:5×5×0.6cmの3
種である。 これらの被着体は、配合物を充填する前
に、メチルエチルケトン(和光純薬製:特級)で洗浄
し、清浄な綿布でふいた。上記の方法で作製した H型
引張試験サンプルは、JIS A 5758-1992規定の引張接着
性試験方法に従って、温度23℃、湿度65±5%の恒
温室中、引張速度50mm/minの条件で行った。試
験結果を表3に示す。表中の凝集破壊(CF)・薄層破壊
(TCF)・界面破壊(AF)の割合は、引張試験後の破断面
を目視にて評価した割合である。表8よりわかるとお
り、実施例4では、全ての被着体に良好な接着性を示し
た。
【0042】
【表8】
【0043】
【発明の効果】(A)分子鎖末端に少なくとも1個の加
水分解性ケイ素基を有する飽和炭化水素系重合体および
(B)分子鎖末端に少なくとも1個の反応性メルカプト
基を有する重合体または加水分解性ケイ素基を有する飽
和炭化水素系重合体以外の重合体を必須成分とすること
により、シングルシール化も可能な複層ガラスシーリン
グ材料を簡便に得ることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の成分(A)および(B)を必須成分
    としてなる硬化性組成物; (A)分子鎖末端に少なくとも1個の加水分解性ケイ素
    基を有する飽和炭化水素系重合体 (B)分子鎖末端に少なくとも1個の反応性メルカプト
    基を有する重合体または加水分解性ケイ素基を有する飽
    和炭化水素系重合体以外の重合体
  2. 【請求項2】(A)成分が、シロキサン結合を形成する
    ことにより架橋しうるケイ素原子に結合した加水分解性
    基を分子鎖末端に少なくとも1個有するイソブチレン系
    重合体を含有してなる、請求項1記載の硬化性組成物
  3. 【請求項3】(A)成分の飽和炭化水素系重合体が一般
    式 【化1】 (式中、R1およびR2は、それぞれ独立に、炭素数1
    〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭
    素数7〜20のアラルキル基または(R’)3SiO−
    (R’は、それぞれ独立に、炭素数1〜20の置換ある
    いは非置換の炭化水素基である)で示されるトリオルガ
    ノシロキシ基である。また、Xは、それぞれ独立に、水
    酸基または加水分解性基である。さらに、aは0、1、
    2、3のいずれかであり、bは0、1、2のいずれかで
    あり、aとbとが同時に0になることはない。また、m
    は0または1〜19の整数である)で表される末端を有
    し、且つ分子量が500〜30000である請求項1記
    載の硬化性組成物
  4. 【請求項4】(A)成分の飽和炭化水素系重合体の一般
    式(1)で表される末端中のXがアルコキシ基である請
    求項1〜3記載の硬化性組成物
  5. 【請求項5】(B)成分の重合体が分子鎖末端に少なく
    とも1個の反応性メルカプト基を有するポリサルファイ
    ドである請求項1〜4記載の硬化性組成物
  6. 【請求項6】(B)成分の重合体が分子鎖末端に少なく
    とも1個の加水分解性ケイ素基を有するポリシロキサン
    である請求項1〜4記載の硬化性組成物
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