JPH11209857A - バルブプレート用アルミニウム合金板の製造方法 - Google Patents
バルブプレート用アルミニウム合金板の製造方法Info
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- JPH11209857A JPH11209857A JP1070898A JP1070898A JPH11209857A JP H11209857 A JPH11209857 A JP H11209857A JP 1070898 A JP1070898 A JP 1070898A JP 1070898 A JP1070898 A JP 1070898A JP H11209857 A JPH11209857 A JP H11209857A
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Landscapes
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 150乃至180℃の温度雰囲気下におい
て、約100乃至1000時間の長時間経過した状態に
おいても、初期と同等以上の高温強度を得ることがで
き、また鋼製弁による凝着摩耗量が少ないバルブプレー
ト用アルミニウム合金板の製造方法を提供する。 【解決手段】 バルブプレート用アルミニウム合金板
は、Cu:3.5乃至4.5重量%、Mn:0.4乃至
1.0重量%、Si:0.2乃至0.8重量%及びM
g:0.4乃至1.0重量%を含有すると共に、Ti:
0.005乃至0.05重量%、Zr:0.02乃至
0.20重量%及びCr0.02乃至0.10重量%か
らなる群から選択された少なくとも1種の元素を含有
し、残部がアルミニウム及び不可避的不純物からなる組
成を有する。このアルミニウム合金板は、その組成の鋳
塊を均熱処理し、熱間圧延し、溶体化処理した後、得ら
れたアルミニウム合金板に10乃至30%の冷間歪みを
付与することにより製造される。
て、約100乃至1000時間の長時間経過した状態に
おいても、初期と同等以上の高温強度を得ることがで
き、また鋼製弁による凝着摩耗量が少ないバルブプレー
ト用アルミニウム合金板の製造方法を提供する。 【解決手段】 バルブプレート用アルミニウム合金板
は、Cu:3.5乃至4.5重量%、Mn:0.4乃至
1.0重量%、Si:0.2乃至0.8重量%及びM
g:0.4乃至1.0重量%を含有すると共に、Ti:
0.005乃至0.05重量%、Zr:0.02乃至
0.20重量%及びCr0.02乃至0.10重量%か
らなる群から選択された少なくとも1種の元素を含有
し、残部がアルミニウム及び不可避的不純物からなる組
成を有する。このアルミニウム合金板は、その組成の鋳
塊を均熱処理し、熱間圧延し、溶体化処理した後、得ら
れたアルミニウム合金板に10乃至30%の冷間歪みを
付与することにより製造される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車エアコン用コ
ンプレッサのバルブプレートに使用されるバルブプレー
ト用アルミニウム合金板の製造方法に関し、更に詳述す
れば、150乃至180℃の高温雰囲気で長時間保持し
た後の高温強度(特に耐力)及び高温での耐凝着摩耗性
が優れたバルブプレート用アルミニウム合金板の製造方
法に関する。
ンプレッサのバルブプレートに使用されるバルブプレー
ト用アルミニウム合金板の製造方法に関し、更に詳述す
れば、150乃至180℃の高温雰囲気で長時間保持し
た後の高温強度(特に耐力)及び高温での耐凝着摩耗性
が優れたバルブプレート用アルミニウム合金板の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、環境問題及び高級化等の要請によ
り自動車の軽量化が図られており、このため、自動車用
エアコンのコンプレッサも軽量化が要望されている。
り自動車の軽量化が図られており、このため、自動車用
エアコンのコンプレッサも軽量化が要望されている。
【0003】従来、自動車エアコン用コンプレッサ−の
バルブプレートは、鉄板で製造されている。コンプレッ
サ運転時には冷媒のフレオンガスが高速で圧縮されるた
め、バルブプレートは150乃至180℃の高温にな
る。また、フレオンガスの吸排気を調整する鋼製弁が高
速で繰り返してバルブプレートに衝突する機構になって
いる。
バルブプレートは、鉄板で製造されている。コンプレッ
サ運転時には冷媒のフレオンガスが高速で圧縮されるた
め、バルブプレートは150乃至180℃の高温にな
る。また、フレオンガスの吸排気を調整する鋼製弁が高
速で繰り返してバルブプレートに衝突する機構になって
いる。
【0004】このような機構を有するバルブプレートに
対し、軽量化の観点からアルミニウム合金を適用しよう
とすると、そのアルミニウム合金には、第1に、高温
(150℃乃至180℃)で長期間使用に耐えることが
要求される。例えば、高温促進評価法により、150℃
の温度で1000時間以上、又は180℃で100時間
以上の条件で、十分な強度(主に耐力)を確保すること
が要求される。
対し、軽量化の観点からアルミニウム合金を適用しよう
とすると、そのアルミニウム合金には、第1に、高温
(150℃乃至180℃)で長期間使用に耐えることが
要求される。例えば、高温促進評価法により、150℃
の温度で1000時間以上、又は180℃で100時間
以上の条件で、十分な強度(主に耐力)を確保すること
が要求される。
【0005】第2に、バルブプレート用アルミニウム合
金には、凝着摩耗性が優れていることが要求される。即
ち、鋼製弁がアルミニウム合金製バルブプレート(弁座
部)に高温で高速度で繰り返し衝突するとき、この衝突
により鋼製弁に弁座部のアルミニウムが付着してアルミ
ニウムの凝着が起こりやすい。そして、鋼製弁は板厚が
0.3mm程度と薄いため、鋼製弁が吐出口又は吸入口
に高速で当たったとき、弁が僅かにたわみ、繰り返し当
たると共に、微摺動を伴った動きをする。このため、鋼
製弁が当たるアルミニウム弁座部分が鋼製弁に僅かな摩
耗を伴った凝着を起こす。このため、バルブプレート用
のアルミニウム合金板としては、凝着摩耗性が優れてい
ることが要求される。
金には、凝着摩耗性が優れていることが要求される。即
ち、鋼製弁がアルミニウム合金製バルブプレート(弁座
部)に高温で高速度で繰り返し衝突するとき、この衝突
により鋼製弁に弁座部のアルミニウムが付着してアルミ
ニウムの凝着が起こりやすい。そして、鋼製弁は板厚が
0.3mm程度と薄いため、鋼製弁が吐出口又は吸入口
に高速で当たったとき、弁が僅かにたわみ、繰り返し当
たると共に、微摺動を伴った動きをする。このため、鋼
製弁が当たるアルミニウム弁座部分が鋼製弁に僅かな摩
耗を伴った凝着を起こす。このため、バルブプレート用
のアルミニウム合金板としては、凝着摩耗性が優れてい
ることが要求される。
【0006】而して、高温強度が優れたアルミニウム合
金として、JIS2014,2024,2218,26
18アルミニウム合金が公知である。しかしながら、こ
れらの合金はいずれもT6処理後の状態で使われること
が多い。特に、2218合金及び2618合金はNi及
びFeを多量に添加したものであり、これにより、T6
処理によって高温強度を高くするこができる。
金として、JIS2014,2024,2218,26
18アルミニウム合金が公知である。しかしながら、こ
れらの合金はいずれもT6処理後の状態で使われること
が多い。特に、2218合金及び2618合金はNi及
びFeを多量に添加したものであり、これにより、T6
処理によって高温強度を高くするこができる。
【0007】これらは、いずれも150乃至180℃の
温度範囲における初期強度、150℃の温度で約100
時間程度の時効処理における高温強度、及び180℃の
温度で約50時間の時効処理における高温強度が高いと
いう優れた特性を有している。
温度範囲における初期強度、150℃の温度で約100
時間程度の時効処理における高温強度、及び180℃の
温度で約50時間の時効処理における高温強度が高いと
いう優れた特性を有している。
【0008】他にも、アルミニウム合金材中の添加成分
を選択すると共に、その組成を規定することにより、高
温強度の向上を図ったアルミニウム合金が提案されてい
る(特開昭62−214151号公報、特開昭62−2
30949号公報)。また添加成分の組成を規定すると
共に、所定の条件で溶体化処理等を施すことにより、更
に一層高温強度の向上を図ったアルミニウム合金材の製
造方法も開示されている(特開平4−325645号公
報、特開平4−325646号公報及び特開平4−37
1543号公報)。
を選択すると共に、その組成を規定することにより、高
温強度の向上を図ったアルミニウム合金が提案されてい
る(特開昭62−214151号公報、特開昭62−2
30949号公報)。また添加成分の組成を規定すると
共に、所定の条件で溶体化処理等を施すことにより、更
に一層高温強度の向上を図ったアルミニウム合金材の製
造方法も開示されている(特開平4−325645号公
報、特開平4−325646号公報及び特開平4−37
1543号公報)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術においては、150乃至180℃の高温下にお
いて、アルミニウム合金材を使用したときに、前述の時
効処理において100時間又は50時間という時効時間
を超えると、高温強度が次第に低下するという問題点が
ある。また、鋼製弁へのアルミニウムの凝着が起こり、
弁座部の凝着摩耗量が多くなり、長時間使用後には気密
性が次第に低下するという問題点もある。
従来技術においては、150乃至180℃の高温下にお
いて、アルミニウム合金材を使用したときに、前述の時
効処理において100時間又は50時間という時効時間
を超えると、高温強度が次第に低下するという問題点が
ある。また、鋼製弁へのアルミニウムの凝着が起こり、
弁座部の凝着摩耗量が多くなり、長時間使用後には気密
性が次第に低下するという問題点もある。
【0010】従って、従来のアルミニウム合金材を使用
して自動車エアコン用のバルブプレートを製造した場合
には、その剛性が低下すると共に、気密性を保持でき
ず、性能が低下し、また破損の発生原因となる。
して自動車エアコン用のバルブプレートを製造した場合
には、その剛性が低下すると共に、気密性を保持でき
ず、性能が低下し、また破損の発生原因となる。
【0011】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、150乃至180℃の温度雰囲気下におい
て、約100乃至1000時間の長時間経過した状態に
おいても、初期と同等以上の高温強度を得ることがで
き、また鋼製弁による凝着摩耗量が少ないバルブプレー
ト用アルミニウム合金板の製造方法を提供することを目
的とする。
のであって、150乃至180℃の温度雰囲気下におい
て、約100乃至1000時間の長時間経過した状態に
おいても、初期と同等以上の高温強度を得ることがで
き、また鋼製弁による凝着摩耗量が少ないバルブプレー
ト用アルミニウム合金板の製造方法を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバルブプレ
ート用アルミニウム合金板の製造方法は、Cu:3.5
乃至4.5重量%、Mn:0.4乃至1.0重量%、S
i:0.2乃至0.8重量%及びMg:0.4乃至1.
0重量%を含有すると共に、Ti:0.005乃至0.
05重量%、Zr:0.02乃至0.20重量%及びC
r0.02乃至0.10重量%からなる群から選択され
た少なくとも1種の元素を含有し、残部がアルミニウム
及び不可避的不純物からなる組成を有するアルミニウム
合金の鋳塊を均熱処理し、熱間圧延し、溶体化処理した
後、得られたアルミニウム合金板に10乃至30%の冷
間歪みを付与することを特徴とする。
ート用アルミニウム合金板の製造方法は、Cu:3.5
乃至4.5重量%、Mn:0.4乃至1.0重量%、S
i:0.2乃至0.8重量%及びMg:0.4乃至1.
0重量%を含有すると共に、Ti:0.005乃至0.
05重量%、Zr:0.02乃至0.20重量%及びC
r0.02乃至0.10重量%からなる群から選択され
た少なくとも1種の元素を含有し、残部がアルミニウム
及び不可避的不純物からなる組成を有するアルミニウム
合金の鋳塊を均熱処理し、熱間圧延し、溶体化処理した
後、得られたアルミニウム合金板に10乃至30%の冷
間歪みを付与することを特徴とする。
【0013】このバルブプレート用アルミニウム合金板
の製造方法において、前記熱間圧延工程と、前記溶体化
処理工程との間に、冷間圧延工程を設けても良い。ま
た、前記冷間歪みは、12乃至22%であることがより
好ましい。
の製造方法において、前記熱間圧延工程と、前記溶体化
処理工程との間に、冷間圧延工程を設けても良い。ま
た、前記冷間歪みは、12乃至22%であることがより
好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明者等は、アルミニウム合金
の高温強度を向上させるべく種々実験研究した結果、成
分組成及び製造条件を適正なものとし、特に溶体化処理
後に、例えば冷間圧延率を最適化して、適正な冷間歪み
を付与することにより、150乃至180℃の高温雰囲
気で長時間保持後の高温強度が優れており、かつ高温に
おける鋼製弁との凝着摩耗性が優れたバルブプレート用
のアルミニウム合金板を得ることができることを知見
し、本発明を完成するに至ったものである。
の高温強度を向上させるべく種々実験研究した結果、成
分組成及び製造条件を適正なものとし、特に溶体化処理
後に、例えば冷間圧延率を最適化して、適正な冷間歪み
を付与することにより、150乃至180℃の高温雰囲
気で長時間保持後の高温強度が優れており、かつ高温に
おける鋼製弁との凝着摩耗性が優れたバルブプレート用
のアルミニウム合金板を得ることができることを知見
し、本発明を完成するに至ったものである。
【0015】以下、本発明について更に詳細に説明す
る。先ず、本発明に係るアルミニウム合金板の成分添加
理由及び組成限定理由について説明する。
る。先ず、本発明に係るアルミニウム合金板の成分添加
理由及び組成限定理由について説明する。
【0016】Cu:3.5乃至4.5重量% Cuはアルミニウム合金の強度確保のために必要不可欠
の元素であるが,その含有量が3.5重量%未満では十
分な強度が得られない。一方、Cu含有量が4.5重量
%を超えると、初期高温強度及び150℃の温度におけ
る約100時間までの使用条件又は180℃の温度にお
ける約50時間までの使用条件における高温強度は高く
なるが、150℃の温度で1000時間以上の使用条件
又は180℃の温度で100乃至300時間の使用条件
では、過時効状態になって高温強度が低下する。また、
アルミニウム合金板の製造時に鋳造割れが起こりやすく
なったり、初期の加エ性の低下によって熱間圧延時に割
れ等が発生しやすくなる。従って、Cu量は3.5乃至
4.5重量%の範囲とする。
の元素であるが,その含有量が3.5重量%未満では十
分な強度が得られない。一方、Cu含有量が4.5重量
%を超えると、初期高温強度及び150℃の温度におけ
る約100時間までの使用条件又は180℃の温度にお
ける約50時間までの使用条件における高温強度は高く
なるが、150℃の温度で1000時間以上の使用条件
又は180℃の温度で100乃至300時間の使用条件
では、過時効状態になって高温強度が低下する。また、
アルミニウム合金板の製造時に鋳造割れが起こりやすく
なったり、初期の加エ性の低下によって熱間圧延時に割
れ等が発生しやすくなる。従って、Cu量は3.5乃至
4.5重量%の範囲とする。
【0017】Mn:0.4乃至1.0重量% Mnは高温強度の向上のために有効な元素である。アル
ミニウム合金中のMn含有量が0.4重量%未満である
と、例えば150℃の温度で1000時間という長時間
が経過した後に十分な強度を得ることができなくなる。
一方、Mn含有量が1.0重量%を超えると、その効果
が飽和すると共に、粗大な化合物が増加して強度(靭
性)が低下する。また、Mn含有量が1.0重量%を超
えると、初期の高温強度及び長時間経過後の高温強度が
低下する。従って、Mn量は0.4乃至1.0重量%の
範囲とする。
ミニウム合金中のMn含有量が0.4重量%未満である
と、例えば150℃の温度で1000時間という長時間
が経過した後に十分な強度を得ることができなくなる。
一方、Mn含有量が1.0重量%を超えると、その効果
が飽和すると共に、粗大な化合物が増加して強度(靭
性)が低下する。また、Mn含有量が1.0重量%を超
えると、初期の高温強度及び長時間経過後の高温強度が
低下する。従って、Mn量は0.4乃至1.0重量%の
範囲とする。
【0018】Si:0.2乃至0.8重量% Siはアルミニウム合金板の高温強度を向上させるため
に必要な元素である。アルミニウム合金中のSi含有量
が0.2重量%未満では十分な高温強度が得られない。
一方、Si含有量が0.8重量%を超えると、初期の高
温強度は得られるものの、150℃温度で1000時間
の使用環境又は180℃温度で100乃至300時間の
使用環境では、所定の強度が得られない。従って、Si
量は0.2乃至0.8重量%の範囲とする。
に必要な元素である。アルミニウム合金中のSi含有量
が0.2重量%未満では十分な高温強度が得られない。
一方、Si含有量が0.8重量%を超えると、初期の高
温強度は得られるものの、150℃温度で1000時間
の使用環境又は180℃温度で100乃至300時間の
使用環境では、所定の強度が得られない。従って、Si
量は0.2乃至0.8重量%の範囲とする。
【0019】Mg:0.4乃至1.0重量% Mgはアルミニウム合金の高温強度確保のために必要不
可欠な元素である。しかし、Mgを添加すると、高温で
の凝着摩耗性が劣化するという難点がある。合金中のM
g含有量が、0.4重量%未満では凝着摩耗性は向上す
るが、バルブプレートに要求される十分な強度が得られ
ない。一方、Mg含有量が1.0重量%を超えると、初
期強度は高くなるが、高温雰囲気下において長時間経過
後の強度低下が大きくなる。更に、高速で繰り返し動い
ている弁との接触部において、弁座の凝着摩耗量が多く
なり、所定の圧力が得られなくなり、コンプレッサとし
ての機能を果さなくなる可能性がある。また、初期の加
工性が悪くなり、熱間圧延時に割れ等が発生しやすくな
る。従って、Mg量は0.4乃至1.0重量%の範囲と
する。
可欠な元素である。しかし、Mgを添加すると、高温で
の凝着摩耗性が劣化するという難点がある。合金中のM
g含有量が、0.4重量%未満では凝着摩耗性は向上す
るが、バルブプレートに要求される十分な強度が得られ
ない。一方、Mg含有量が1.0重量%を超えると、初
期強度は高くなるが、高温雰囲気下において長時間経過
後の強度低下が大きくなる。更に、高速で繰り返し動い
ている弁との接触部において、弁座の凝着摩耗量が多く
なり、所定の圧力が得られなくなり、コンプレッサとし
ての機能を果さなくなる可能性がある。また、初期の加
工性が悪くなり、熱間圧延時に割れ等が発生しやすくな
る。従って、Mg量は0.4乃至1.0重量%の範囲と
する。
【0020】Ti:0.005乃至0.05重量%、Z
r:0.02乃至0.20重量%及びCr0.02乃至
0.10重量% Ti、Zr及びCrは、結晶粒を微細化すると共に、高
温強度を向上させる効果を有する元素である。Ti含有
量が0.005重量%未満、Zr含有量が0.02重量
%未満、Cr含有量が0.02重量%未満であるとその
効果を十分に得ることができない。一方、アルミニウム
合金中にTiを含有させる場合はTi含有量が0.05
重量%を超えた場合、Zrを含有させる場合はZr含有
量が0.20重量%を超えた場合及びCrを含有させる
場合はCr含有量が0.10重量%を超えた場合は、そ
の効果が飽和し、且つ粗大な化合物が多くなり、強度
(靱性)が低下するようになる。従って、Ti含有量量
は0.005乃至0.05重量%、Zr含有量は0.0
2乃至0.20重量%、Cr含有量は0.02乃至0.
10重量%の範囲とする。
r:0.02乃至0.20重量%及びCr0.02乃至
0.10重量% Ti、Zr及びCrは、結晶粒を微細化すると共に、高
温強度を向上させる効果を有する元素である。Ti含有
量が0.005重量%未満、Zr含有量が0.02重量
%未満、Cr含有量が0.02重量%未満であるとその
効果を十分に得ることができない。一方、アルミニウム
合金中にTiを含有させる場合はTi含有量が0.05
重量%を超えた場合、Zrを含有させる場合はZr含有
量が0.20重量%を超えた場合及びCrを含有させる
場合はCr含有量が0.10重量%を超えた場合は、そ
の効果が飽和し、且つ粗大な化合物が多くなり、強度
(靱性)が低下するようになる。従って、Ti含有量量
は0.005乃至0.05重量%、Zr含有量は0.0
2乃至0.20重量%、Cr含有量は0.02乃至0.
10重量%の範囲とする。
【0021】不可避的不純物 アルミニウム合金中には、上記元素の他に不可避的不純
物として、Fe,Zn,Ni及びV等が含有されるが、
これらの不可避的不純物は夫々Fe:0.7重量%以
下、Zn;0.25重量%以下、Ni;0.1重量%以
下、V:0.1重量%以下であると、アルミニウム合金
板の性能に影響を与えることはない。しかし、不純物は
可及的に少ないことが望ましい。
物として、Fe,Zn,Ni及びV等が含有されるが、
これらの不可避的不純物は夫々Fe:0.7重量%以
下、Zn;0.25重量%以下、Ni;0.1重量%以
下、V:0.1重量%以下であると、アルミニウム合金
板の性能に影響を与えることはない。しかし、不純物は
可及的に少ないことが望ましい。
【0022】次に、製造条件についての限定理由を述べ
る。
る。
【0023】冷間歪み:10乃至30% 本発明においては、溶体化処理後の素材に所定の歪み量
で冷間加工を施すことが高温強度を高めるために重要で
ある。この冷間加工の歪み量が10%未満であると、そ
の後の加熱時の析出が不十分で初期強度が低下すると共
に、150℃の温度で1000時間又は180℃の温度
で100時間経過後において、所定の高温強度が得られ
ない。
で冷間加工を施すことが高温強度を高めるために重要で
ある。この冷間加工の歪み量が10%未満であると、そ
の後の加熱時の析出が不十分で初期強度が低下すると共
に、150℃の温度で1000時間又は180℃の温度
で100時間経過後において、所定の高温強度が得られ
ない。
【0024】一方、冷間歪みを付与するための加工にお
いて、歪み量が30%を超えると、初期の高温強度は高
くなるものの、150乃至180℃での長時間加熱後に
おいて、強度が著しく低下する。従って、本発明におい
ては、溶体化処理後の素材に10乃至30%量で冷間歪
みを付与する。この歪み量は、好ましくは15乃至25
%である。なお、本発明において、溶体化処理後の素材
に冷間歪みを与える方法としては、冷間圧延に限定され
ず、例えば、レベラー、ストレッチ等により冷間歪みを
付与しても良い。
いて、歪み量が30%を超えると、初期の高温強度は高
くなるものの、150乃至180℃での長時間加熱後に
おいて、強度が著しく低下する。従って、本発明におい
ては、溶体化処理後の素材に10乃至30%量で冷間歪
みを付与する。この歪み量は、好ましくは15乃至25
%である。なお、本発明において、溶体化処理後の素材
に冷間歪みを与える方法としては、冷間圧延に限定され
ず、例えば、レベラー、ストレッチ等により冷間歪みを
付与しても良い。
【0025】なお、工業的に実施されている焼き入れ後
の歪み付与は、通常、1乃至5%程度である。
の歪み付与は、通常、1乃至5%程度である。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例についてその比較例と
比較して説明する。第1実施例 下記表1に示す組成のアルミニウム合金のうち、供試材
No1のアルミニウム合金の鋳塊(厚さ50mm)を使
用し、480℃に8時間加熱して均質化処理した後、更
に430℃に2時間加熱した後、熱間圧延を行い、厚さ
が2.5mmの板を製作した。次いで、490℃に30
分間加熱して溶体化処理した後、水冷して焼き入れ処理
し、その後、アルミニウム合金板に0乃至35%の冷間
歪み量で冷間歪みを付与し、バルブプレート用アルミニ
ウム合金板を得た。なお、表1中、本発明の組成範囲を
最上段に付し、比較例の各供試材において成分組成が本
発明の範囲から外れるものについて、下線を付した。ま
た、比較例のうち、供試材4乃至7は、現在工業的に量
産されている市販材であり、供試材4はJIS2014
合金、供試材5は2024合金、供試材6は2618合
金、供試材7は2218合金である。また、供試材8乃
至10は組成範囲が本発明の範囲を外れたものである。
比較して説明する。第1実施例 下記表1に示す組成のアルミニウム合金のうち、供試材
No1のアルミニウム合金の鋳塊(厚さ50mm)を使
用し、480℃に8時間加熱して均質化処理した後、更
に430℃に2時間加熱した後、熱間圧延を行い、厚さ
が2.5mmの板を製作した。次いで、490℃に30
分間加熱して溶体化処理した後、水冷して焼き入れ処理
し、その後、アルミニウム合金板に0乃至35%の冷間
歪み量で冷間歪みを付与し、バルブプレート用アルミニ
ウム合金板を得た。なお、表1中、本発明の組成範囲を
最上段に付し、比較例の各供試材において成分組成が本
発明の範囲から外れるものについて、下線を付した。ま
た、比較例のうち、供試材4乃至7は、現在工業的に量
産されている市販材であり、供試材4はJIS2014
合金、供試材5は2024合金、供試材6は2618合
金、供試材7は2218合金である。また、供試材8乃
至10は組成範囲が本発明の範囲を外れたものである。
【0027】その後、得られたアルミニウム合金板を1
50℃の温度で0.5時間加熱した後の引張強さ及び耐
力を測定すると共に、1000時間連続加熱した後の引
張強さ及び耐力を測定することにより、アルミニウム合
金板の高温特性を評価した。また、同じ板から高温での
凝着摩耗試験用試験片を切り出し、実機の鋼製弁に相当
する鋼板をこのアルミニウム合金板に高速で繰り返し衝
突させ、アルミニウムの凝着摩耗量を測定した。
50℃の温度で0.5時間加熱した後の引張強さ及び耐
力を測定すると共に、1000時間連続加熱した後の引
張強さ及び耐力を測定することにより、アルミニウム合
金板の高温特性を評価した。また、同じ板から高温での
凝着摩耗試験用試験片を切り出し、実機の鋼製弁に相当
する鋼板をこのアルミニウム合金板に高速で繰り返し衝
突させ、アルミニウムの凝着摩耗量を測定した。
【0028】図1は凝着摩耗量を測定する試験方法を示
す図であり、この図1に示すように、突起を有するアル
ミニウム合金板からなる試験片1に対し、鋼板2を繰り
返し衝突させ、弁座相当のアルミニウム試験片1の滅失
量(高さ減少量)mmを測定した。但し、試験温度は1
80℃、面圧は15kg/mm2、繰り返し衝突のサイ
クルは2400rpm、試験時間は188時間、繰り返
し衝突回数は2.7×107回である。その結果を下記
表2に示す。但し、高温特性欄の引張強さ及び耐力の単
位はN/mm2である。
す図であり、この図1に示すように、突起を有するアル
ミニウム合金板からなる試験片1に対し、鋼板2を繰り
返し衝突させ、弁座相当のアルミニウム試験片1の滅失
量(高さ減少量)mmを測定した。但し、試験温度は1
80℃、面圧は15kg/mm2、繰り返し衝突のサイ
クルは2400rpm、試験時間は188時間、繰り返
し衝突回数は2.7×107回である。その結果を下記
表2に示す。但し、高温特性欄の引張強さ及び耐力の単
位はN/mm2である。
【0029】表2に示すように、本発明の実施例におい
ては、溶体化処理後、冷間加工率12乃至22%の冷間
ひずみを与えて製造したアルミニウム合金板であるの
で、高温での初期強度及び長時間経過後の高温強度差が
少なく、かつ高温での凝着摩耗性が優れている。これに
対し、比較例の場合は、高温特性が悪く、また、凝着摩
耗量も多いものであった。
ては、溶体化処理後、冷間加工率12乃至22%の冷間
ひずみを与えて製造したアルミニウム合金板であるの
で、高温での初期強度及び長時間経過後の高温強度差が
少なく、かつ高温での凝着摩耗性が優れている。これに
対し、比較例の場合は、高温特性が悪く、また、凝着摩
耗量も多いものであった。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】第2実施例 前記表1に示す各組成のアルミニウム合金鋳塊(厚さ5
0mm)を夫々使用し、480℃に8時間加熱して均質
化処理した後、更に430℃に2時間加熱し、その後、
熱間圧延し、厚さが2.5mmのアルミニウム合金板を
製作した。次いで、490℃に30分間加熱して溶体化
処理した後、水冷により焼き入れ処理し、その後18%
の冷間歪み量を付与して所定の板を製造した。
0mm)を夫々使用し、480℃に8時間加熱して均質
化処理した後、更に430℃に2時間加熱し、その後、
熱間圧延し、厚さが2.5mmのアルミニウム合金板を
製作した。次いで、490℃に30分間加熱して溶体化
処理した後、水冷により焼き入れ処理し、その後18%
の冷間歪み量を付与して所定の板を製造した。
【0033】その後、得られたアルミニウム合金板を1
50℃の温度で0.5時間加熱後の引張強さ及び耐力を
測定すると共に、1000時間連続加熱した後の引張強
さ及び耐力を測定することにより、アルミニウム合金板
の高温特性を評価した。また、同じ板から高温での凝着
摩耗試験片を製作し、実機の鋼製弁に相当する鋼板を使
用し、高速で繰り返し衝突させアルミニウムの凝着摩耗
量を測定した。凝着摩耗量は、前述のとおり、図1に示
す試験方法により、弁座相当の鋼板の減失量(高さ減少
量)mmを測定して評価した。その結果を下記表3に示
す。但し、高温特性欄の引張強さ及び耐力の単位はN/mm
2である。
50℃の温度で0.5時間加熱後の引張強さ及び耐力を
測定すると共に、1000時間連続加熱した後の引張強
さ及び耐力を測定することにより、アルミニウム合金板
の高温特性を評価した。また、同じ板から高温での凝着
摩耗試験片を製作し、実機の鋼製弁に相当する鋼板を使
用し、高速で繰り返し衝突させアルミニウムの凝着摩耗
量を測定した。凝着摩耗量は、前述のとおり、図1に示
す試験方法により、弁座相当の鋼板の減失量(高さ減少
量)mmを測定して評価した。その結果を下記表3に示
す。但し、高温特性欄の引張強さ及び耐力の単位はN/mm
2である。
【0034】本発明の組成範囲に入る各実施例のアルミ
ニウム合金板であって、本発明の範囲に入る冷間歪みを
付与したものは、高温での初期強度及び長時間経過後の
高温強度差が少なく、かつ高温での凝着摩耗性が優れて
いる。これに対し、比較例のアルミニウム合金板は本発
明の範囲の冷間歪みを付与しても、高温特性及び凝着摩
耗量が悪いものであった。
ニウム合金板であって、本発明の範囲に入る冷間歪みを
付与したものは、高温での初期強度及び長時間経過後の
高温強度差が少なく、かつ高温での凝着摩耗性が優れて
いる。これに対し、比較例のアルミニウム合金板は本発
明の範囲の冷間歪みを付与しても、高温特性及び凝着摩
耗量が悪いものであった。
【0035】
【表3】
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アルミニウム合金板の成分組成を適切なものにし、その
製造条件を適正化し、特に溶体化処理後に適正な冷間歪
みを付与するので、150乃至180℃の高温雰囲気で
長時間保持後の高温強度が優れていると共に、高温にお
ける鋼製弁との凝着摩耗性が優れたバルブプレート用の
アルミニウム合金板を得ることができる。
アルミニウム合金板の成分組成を適切なものにし、その
製造条件を適正化し、特に溶体化処理後に適正な冷間歪
みを付与するので、150乃至180℃の高温雰囲気で
長時間保持後の高温強度が優れていると共に、高温にお
ける鋼製弁との凝着摩耗性が優れたバルブプレート用の
アルミニウム合金板を得ることができる。
【図1】凝着摩耗性を評価する方法を示す図である。
1:試験片 2:鋼板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22F 1/00 651 C22F 1/00 651A 685 685Z 694 694A
Claims (3)
- 【請求項1】 Cu:3.5乃至4.5重量%、Mn:
0.4乃至1.0重量%、Si:0.2乃至0.8重量
%及びMg:0.4乃至1.0重量%を含有すると共
に、Ti:0.005乃至0.05重量%、Zr:0.
02乃至0.20重量%及びCr0.02乃至0.10
重量%からなる群から選択された少なくとも1種の元素
を含有し、残部がアルミニウム及び不可避的不純物から
なる組成を有するアルミニウム合金の鋳塊を均熱処理
し、熱間圧延し、溶体化処理した後、得られたアルミニ
ウム合金板に10乃至30%の冷間歪みを付与すること
を特徴とするバルブプレート用アルミニウム合金板の製
造方法。 - 【請求項2】 前記熱間圧延工程と、前記溶体化処理工
程との間に、冷間圧延工程を有することを特徴とする請
求項1に記載のバルブプレート用アルミニウム合金板の
製造方法。 - 【請求項3】 前記冷間歪みは、12乃至22%である
ことを特徴とする請求項2に記載のバルブプレート用ア
ルミニウム合金板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1070898A JPH11209857A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | バルブプレート用アルミニウム合金板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1070898A JPH11209857A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | バルブプレート用アルミニウム合金板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11209857A true JPH11209857A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11757815
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1070898A Pending JPH11209857A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | バルブプレート用アルミニウム合金板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11209857A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ITMI20102307A1 (it) * | 2010-12-16 | 2012-06-17 | Omb Saleri S P A | Valvola perfezionata per bombole cng |
| WO2012044450A3 (en) * | 2010-09-08 | 2012-07-05 | Alcoa Inc. | Improved 2xxx aluminum alloys, and methods for producing the same |
| CN103168111A (zh) * | 2010-10-08 | 2013-06-19 | 美铝公司 | 改进的2xxx铝合金及其生产方法 |
| US9587298B2 (en) | 2013-02-19 | 2017-03-07 | Arconic Inc. | Heat treatable aluminum alloys having magnesium and zinc and methods for producing the same |
| US9926620B2 (en) | 2012-03-07 | 2018-03-27 | Arconic Inc. | 2xxx aluminum alloys, and methods for producing the same |
| KR20220131403A (ko) * | 2021-03-18 | 2022-09-28 | (주) 동양에이.케이코리아 | 고강도 알루미늄 합금 압연판재의 제조방법 및 이를 이용한 고강도 알루미늄 합금 압연판재 |
-
1998
- 1998-01-22 JP JP1070898A patent/JPH11209857A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012044450A3 (en) * | 2010-09-08 | 2012-07-05 | Alcoa Inc. | Improved 2xxx aluminum alloys, and methods for producing the same |
| US8999079B2 (en) | 2010-09-08 | 2015-04-07 | Alcoa, Inc. | 6xxx aluminum alloys, and methods for producing the same |
| US9194028B2 (en) | 2010-09-08 | 2015-11-24 | Alcoa Inc. | 2xxx aluminum alloys, and methods for producing the same |
| US9249484B2 (en) | 2010-09-08 | 2016-02-02 | Alcoa Inc. | 7XXX aluminum alloys, and methods for producing the same |
| US9359660B2 (en) | 2010-09-08 | 2016-06-07 | Alcoa Inc. | 6XXX aluminum alloys, and methods for producing the same |
| CN103168111A (zh) * | 2010-10-08 | 2013-06-19 | 美铝公司 | 改进的2xxx铝合金及其生产方法 |
| CN103168111B (zh) * | 2010-10-08 | 2015-07-29 | 美铝公司 | 改进的2xxx铝合金及其生产方法 |
| ITMI20102307A1 (it) * | 2010-12-16 | 2012-06-17 | Omb Saleri S P A | Valvola perfezionata per bombole cng |
| US9926620B2 (en) | 2012-03-07 | 2018-03-27 | Arconic Inc. | 2xxx aluminum alloys, and methods for producing the same |
| US9587298B2 (en) | 2013-02-19 | 2017-03-07 | Arconic Inc. | Heat treatable aluminum alloys having magnesium and zinc and methods for producing the same |
| KR20220131403A (ko) * | 2021-03-18 | 2022-09-28 | (주) 동양에이.케이코리아 | 고강도 알루미늄 합금 압연판재의 제조방법 및 이를 이용한 고강도 알루미늄 합금 압연판재 |
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