JPH11210185A - 樋吊り金具 - Google Patents

樋吊り金具

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JPH11210185A
JPH11210185A JP2376198A JP2376198A JPH11210185A JP H11210185 A JPH11210185 A JP H11210185A JP 2376198 A JP2376198 A JP 2376198A JP 2376198 A JP2376198 A JP 2376198A JP H11210185 A JPH11210185 A JP H11210185A
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JP
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gutter
plate portion
gutter hanging
pedestal
pedestal plate
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JP2376198A
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Masahiro Suzuki
鈴木正弘
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Ichijo Co Ltd
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Ichijo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の樋吊り金具100では、樋110を支
持する樋吊り本体102は水平に取り付けられ、該樋吊
り本体102の厚さにより強度を確保しようとしている
ため、例えば、東北地方等の積雪地帯では、積雪等の上
からの荷重に対して脆弱であり下方に湾曲しやすく、上
記樋110の外側縁部112が下方にめくれて樋110
本来の機能が喪失される。このために、上記樋吊り金具
100の上方に第3の釘114を打ち込み、この第3の
釘114と、該樋吊り金具100を構成する第1の係合
部104と、を針金Wで連結し、補強しているのが実情
である。しかし、こうした作業は時間と手間が懸かり、
コスト高となっている。 【解決手段】 鼻隠し板Bに固定される台座板部2と、
この台座板部2から樋10側に起立してなる起立板部3
と、この起立板部3に形成され樋10の外側縁部12に
係合される一方の係合部4と、該樋10の内側縁部13
に係合される他方の係合部5と、を備えてなる樋吊り金
具1であって、上記起立板部3は、上記台座板部2の一
側から略L字型に折曲されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樋を支持するために使
用される樋吊り金具に関するものであって、特に積雪地
帯で使用するのに有効な樋吊り金具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、戸建て住宅やアパート等の
建築物には、屋根から流れ落ちた雨水を受ける樋が樋吊
り金具を介して取り付けられている。
【0003】この従来の樋吊り金具100は、図8に示
すように、台座板部101と、樋吊り本体102と、連
結部材103とから概略構成されている。上記台座板部
101は、金属により略四角形状に成形され、両側には
鼻隠し板に固定するための釘が挿通される一方の貫通孔
101aと、図示しない他方の貫通孔が形成されてい
る。そして、この台座板部101の中央には、上記連結
部材103の基端が該台座板部101の背面から取り付
けられている。また、この連結部材103に固定された
上記樋吊り本体102の先端には、樋の外側縁部に内側
から係合される一方の係合部104が形成され、基端側
には、該樋の内側縁部に外側から係合される他方の係合
部105が形成されてなるとともに該樋の内側を上記他
方の係合部105方向に押圧する押さえ片106が固定
されている。なお、上記連結部材103の基端側は、上
記台座板部101の中央部に背面から第1のビス107
で固定され、該連結部材103の先端側は、上記樋吊り
本体102の中途部に第2のビス108で固定され、上
記台座板部101と上記樋吊り本体102とは、この連
結部材103を介して連結されている。
【0004】そして、この樋吊り金具100は、図9及
び図10に示すように、該樋吊り金具100を構成する
上記台座板部101を、上記一方の貫通孔101aに挿
通された第1の釘109と図示しない上記他方の貫通孔
に挿通された図示しない第2の釘とにより鼻隠し板Bの
正面に固定されている。上記樋吊り金具100により支
持されている樋110は、樹脂により成形され、内部に
雨水が収容される溝部111と、この溝部111の外側
上端に形成された外側縁部112と、上記溝部111の
内側上端に形成された内側縁部113と、から構成され
ている。上記外側縁部112は、図9及び図10に示す
ように、断面がコ字状に形成されてなり、該外側縁部1
12の下面には、前述した樋吊り金具100を構成する
一方の係合部104が係合されている。また、上記内側
縁部113は、断面が四角形状に成形され、該内側縁部
113には上記他方の係合部105が下方から係合され
ている。さらに、溝部111の内側の内壁は、上記押圧
板106により上記他方の係合部105方向に押圧され
ている。なお、上記樋110は、積雪量の多い地域を除
いては、図9に示すように、上記外側縁部112が、屋
根Rの先端から外側にむけてこの屋根Rの傾斜角度と同
一の角度で想定された延長線L上のP点と略同じ高さに
位置されるように取り付けられる。したがって、屋根R
から流れてきた雨水は、前述した構成に係る樋吊り金具
100により支持された樋110内に流入される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の樋吊り金具100では、樋110を支持する樋
吊り本体102は水平に取り付けられ、該樋吊り本体1
02の肉厚により上からの荷重に対する強度を確保しよ
うとしているため、例えば、東北地方等のように積雪量
が多い地帯では、積雪等の上からの荷重に対して脆弱で
あり下方に湾曲しやすく、上記樋110の外側縁部11
2が下方に垂れ下がり樋110本来の機能が喪失される
場合が多い。そこで従来では、こうした事態を防止する
ために、上記樋吊り金具100を、上記鼻隠し板Bに取
り付けた後に、図10に示すように、上記樋吊り金具1
00を構成する台座板部101の取付位置よりも上方に
第3の釘114を打ち込み、この第3の釘114と、該
樋吊り金具100を構成する第1の係合部104とを、
針金Wで連結することにより補強しているのが実情であ
る。しかしながら、こうした作業は時間と手間が懸か
り、コスト高となっている。
【0006】そこで、本発明は、上述した従来の樋吊り
金具が有する課題を解決するために提案されたものであ
って、積雪等の上からの荷重に対して充分な強度を有
し、針金で補強する必要のない樋吊り金具を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために提案されたものであって、第1の発明
(請求項1記載の発明)は、鼻隠し板に固定される台座
板部と、この台座板部から樋側に起立してなる起立板部
と、この起立板部に形成され樋の外側縁部に係合される
一方の係合部と、該樋の内側縁部に係合される他方の係
合部と、を備えてなる樋吊り金具であって、上記起立板
部は、上記台座板部の一側から略L字状に折曲されてな
ることを特徴とするものである。
【0008】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
は、前記起立板部には、押さえ片が打ち抜き成形されて
なり、この押さえ片は、先端又は中途部が樋の内側面又
は外側縁部を前記他方の係合部方向に押圧するよう折曲
可能とされてなることを特徴とするものである。
【0009】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
は、前記一方の係合部は、前記台座板部が上記鼻隠し板
に固定された時には該台座板部の上端よりも下方に位置
されるよう構成されてなることを特徴とするものであ
る。
【0010】また、第4の発明(請求項4記載の発明)
は、前記台座板部の背面には、鼻隠し板に仮止めされる
仮止め用の突起部が形成されてなることを特徴とするも
のである。
【0011】また、第5の発明(請求項5記載の発明)
は、前記台座板部,起立板部,係合部,押さえ片又は突
起部は、所定の形状に成形された金属板の所定の部位を
折曲加工することによって成形されてなることを特徴と
するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態に係
る樋吊り金具について、図面を参照しながら詳細に説明
する。先ず、第1の実施の形態に係る樋吊り金具1につ
いて説明する。この樋吊り金具1は、鉄板を打ち抜き加
工した後に折曲することによって成形されているもので
あり、図1に示すように、鼻隠し板に固定される台座板
部2と、樋の縁部に係合される一方及び他方の係合部
4,5が形成された起立板部3とから構成されている。
上記台座板部2は、図1に示すように、縦方向に長い略
長方形状に成形されてなるものであり、上端側には第1
の釘8(図3参照)が挿通される第1の貫通孔2aが円
形状に形成され、下端側には第2の釘9(図3参照)が
挿通される第2の貫通孔2bが略五角形状に形成されて
いる。また、上記台座板部2の背面には、この樋吊り金
具1を鼻隠し板に上記第1及び第2の釘8,9により固
定する前の段階で該鼻隠し板に仮止めされる突起部6が
形成されている。なお、上記第2の貫通孔2b及び突起
部6は、上記台座板部2の下端側にスリットを打ち抜き
成形した後、折曲することにより成形されている。
【0013】また、上記起立板部3は、図1及び図2に
示すように、上記台座板部2の正面に対して略直角に該
台座板部2の左側の縦長辺と連続して成形されている。
すなわち、この起立板部3は、上記台座部2の一側から
略L字状に折曲されている。また、この起立板部3は、
側面視においては略三角形状に成形されており、上縁
は、図2に示すように、上記台座板部2の縦長辺の上端
から斜め下方に直線状に形成されている。また、上記起
立板部3の先端側には、図1に示すように、略四角形状
の水平部3aが形成されてなり、この水平部3aの先端
には、樋の外側縁部に係合され略長方形状に成形されて
なる一方の係合部4が、該水平部3aの上面から突出し
て形成されている。したがって、この実施の形態におけ
る樋吊り金具1は、上記一方の係合部4は、前記台座板
部2の上端よりも下方に位置している。また、上記起立
板部3の基端側下縁には、樋の内側縁部が嵌合される略
四角形状の切り欠き部3bが形成されている。この切り
欠き部3bの下部には、上記内側縁部の下部と係合され
る他方の係合部5が形成されている。この他方の係合部
5の上面は、後述する樋10の内側縁部12の下部の形
状と対応する形状とされている。
【0014】また、上記起立板部3の下縁側中途部に
は、樋10の内側縁部12を上記切り欠き部3bに該樋
100の内側から押圧して固定するための押さえ片7が
該起立板部3の左側面に対して略直角に形成されてい
る。この押さえ片7は、上記起立板部3の側面を先端側
に向けて斜め上方にU字状に打ち込み成形した後、基端
で折曲することにより形成されている。
【0015】なお、この実施の形態において取り付けら
れる樋について説明すると、この樋10は、図3に示す
ように、雨水が受けられる溝部11と、この溝部11の
外側上端に形成された外側縁部12と、上記溝部11の
内側(家屋側)上端に形成された内側縁部13とから構
成されている。上記外側縁部12は先端側が内側に折曲
されて断面が略コ字状とされてなり、先端と溝部11の
上端側内側面との間には、上記樋吊り金具1を構成する
一方の係合部4が挿入係合される空間が形成されてい
る。また、上記内側縁部13は、鼻隠し板B側に斜め下
に向かって斜め下方に折曲されてなり、先端は溝部11
の外側面方向にやや円弧を描いて折曲されている。
【0016】以下、上述した構成に係る樋吊り金具1に
より樋10を鼻隠し板Bに取り付ける方法について簡単
に説明する。先ず、樋10を取り付ける鼻隠し板Bの長
さ方向に沿って、取り付けられる樋10内に流入した雨
水が所定の方向に流れるよう所定の傾斜を設けて図示し
ない糸を両端で張設する。なお、この糸の張設位置は、
上述ようにやや傾斜させるばかりではなく、後に固定す
る樋吊り金具1を構成する台座板部2の例えば上端に対
応した位置とし、さらに、この位置は、屋根上に堆積さ
れた雪Sがずり落ちて上記樋10に当たり、該樋10が
破損される事態を防止するために、図3に示すように、
上記鼻隠し板Bの上端からやや下方に間隔をあけた位置
とする。そして、こうした糸の張設作業が終了すると、
次いで、多数の上記樋吊り金具1を該糸に沿って上記鼻
隠し板Bに固定する。なお、上記樋吊り金具1を上記鼻
隠し板Bに固定する際には、上記台座板部2に形成され
た上記第1及び第2の貫通孔2a,2bが鉛直方向に位
置するように該台座板部2の背面に形成された仮止めの
用の突起6を上記鼻隠し板に仮止めし、その後に作業者
が所持している釘8,9を前記第1及び第2の貫通孔2
a,2bに挿通して上記第1及び第2の釘8,9の頭部
を図示しないハンマーで打撃して上記台座板部2を上記
鼻隠し板Bに固定する。こうした方法で、全ての樋吊り
金具1を固定する作業が終了すると、次いで、上記樋1
0を所定の位置でそれぞれの樋吊り金具1に取り付け
る。すなわち、図3に示すように、上記一方の係合部4
を前記外側縁部12に形成された空間に下方から係合さ
せ、前記内側縁部13を前記切り欠き部3bに嵌合させ
るとともに上記樋吊り金具1を構成する上記他方の係合
部5を前記他方の縁部13の下部と係合させる。次に、
前記押さえ片7を、図4に示すように、内側に折曲させ
て上記樋本体11の内側の内壁11aを上記他方の係合
部5の正面に押圧させて固定する。
【0017】したがって、この樋吊り金具1は、前記起
立板部3が前記台座板部2と連続して成形されてなると
ともに左右両側の側面が垂直方向に形成されてなり、該
起立板部3の先端側に形成された前記一方の係合部4
と、該起立板部3の基端側に形成された他方の係合部5
により前記樋10を支持するよう構成されているので、
積雪等の上方からの荷重に対して充分な強度を有し、該
樋10内に雪等が堆積された場合であっても該樋10の
前記縁部12側が下方に垂れ下がって樋本来の機能が失
われるという事態を有効に防止することが可能となる。
また、前記一方の係合部4は、上記樋吊り金具1が上記
鼻隠し板Bに固定された際には前記台座板部2の上端よ
りも下方に位置されてなるので上記樋10を取り付ける
高さを低い位置に保つことができ、屋根R上からずり落
ちた雪Sが上記樋10に当たり該樋10が破損される事
態を有効に防止することができる。したがって、もし、
この樋吊り金具1が、図5に示すように、上記鼻隠し板
Bの上端に固定された場合であっても、屋根R上からず
り落ちた雪Sが上記樋10に当たり該樋10が破損され
る可能性を極めて低いものとすることができる。さら
に、上記押さえ片7で上記内側縁部13を上記他方の係
合部5の正面に押圧することにより、該樋10ががたつ
くことなく固定することが可能となる。
【0018】次に、第2の実施の形態に係る樋吊り金具
20を説明する。この樋吊り金具20は、前記第1の実
施の形態に係る樋吊り金具1と同様に、鉄板を打ち抜き
加工した後に折曲することによって成形されているもの
であり、図6に示すように、鼻隠し板に固定される台座
板部21と、樋の縁を支持する第1及び第2の係合部2
3,24が形成された起立板部22とから構成されてい
る。上記台座板部2は、図6に示すように、縦方向に長
い略長方形状に成形されてなるものであり、上端側には
第1の釘27が挿通される第1の貫通孔21aが形成さ
れ、下端側には、前記第1の実施の形態で説明された台
座板部2と同様の方法で、第2の釘28が挿通される第
2の貫通孔21bと、仮止め用の突起25が形成されて
いる。
【0019】上記起立板部22は、図7に示すように、
上記台座板部21の一側から略L字状に折曲されてなる
とともに該台座板部21の左側の縦長辺と連続して成形
されてなり、側面視においては略三角形状に成形されて
いる。そして、上記起立板部22の上縁は上記台座板部
21の縦長辺の上端から斜め下方に直線上に形成され、
下縁は中途部から先端にかけて上方に向かってゆるやか
な円弧を描いた曲線で構成されている。上記起立板部2
2の先端には、図6及び図7に示すように、樋30の外
側縁部32に係合される一方の係合部23が形成されて
いる。したがって、この実施の形態における樋吊り金具
20も、上記一方の係合部23は、上記台座板部21の
上端よりも下方に位置している。そして、上記一方の係
合部23は四角形状に成形され、上記起立板部22の先
端側の上縁に対して略直角に形成されてなり、上記起立
板部22が上記鼻隠し板Bに固定された際には地面と略
水平とされている。そして、該起立板部22の下部であ
って上記台座板部21の側には、該樋30の内側縁部3
2の下面と係合される他方の係合部24が形成されてい
る。この他方の係合部24は、基端から先端にかけて徐
々に細く成形されてなるとともに先端がやや円弧状とな
され、側面視においては略三角形状に成形されている。
そして、上記他方の係合部24の左側には、上記樋30
の内側縁部32が嵌合される略五角形状の切り欠き22
aが形成されている。また、上記起立板部22の基端側
中途部には、先端が円弧状とされた細長い押さえ片26
が、該起立板部22の左側面に対して略直角に形成され
ている。
【0020】次に上記第2の実施の形態に係る樋吊り金
具20の使用方法について簡単に説明する。先ず、上記
樋吊り金具20を、上述した第1の実施の形態に係る樋
吊り金具1と同様に、仮止め用の突起25と、上記第1
及び第2の貫通孔21a,21bに挿通された上記第1
及び第2の釘28,29により鼻隠し板Bの正面に所定
の傾斜及び間隔で固定する。そして、上記樋30を上記
樋吊り金具20に取り付ける。すなわち、上記外側縁部
31と上記一方の係合部23と、を係合させ、さらに上
記内側縁部32と上記他方の係合部24と、を係合させ
る。さらに、上記押さえ片26を下方に約90度回転さ
せ、図7に示すように、該押さえ片26の中途部によ
り、上記内側縁部32の上部を上記他方の係合部24の
先端に押圧して固定する。この第2の実施の形態に係る
樋吊り金具20も、該樋吊り金具20が上記鼻隠し板B
に固定された際には前記台座板部21の上端よりも下方
に位置されてなるので上記樋30を取り付ける高さを低
い位置に保つことができ、屋根R上からずり落ちた雪S
が上記樋30に当たり該樋30が破損される事態を有効
に防止することができる。また、前記起立板部22が前
記台座板部21と連続して成形されてなるとともに左右
両側の側面が垂直方向の平面で構成されてなるので、積
雪等の上方からの荷重に対して充分な強度を有してな
り、該樋30内に雪等が堆積された場合であっても該樋
30の前記縁部31側が下方に垂れ下がって樋本来の機
能が失われるという事態を有効に防止することが可能と
なる。さらに、上記押さえ片26で上記内側縁部32を
上記他方の係合部24に押圧することにより、該樋30
ががたつくことなく固定することが可能となる。
【0021】なお、前記各実施の形態に係る樋吊り金具
1,20では、本発明を構成する起立板部の形状とし
て、何れも側面視において略三角形状に成形されたもの
を図示して説明したが、この起立板部は、このように略
三角形状に成形されている必要はなく、少なくとも、台
座板部が上記鼻隠し板に固定された時に、起立板部に形
成された一方の係合部が、該台座板部の上端よりも下方
に位置されるよう構成されていれば、他の形状に成形さ
れたものであっても良い。また、起立板部に形成された
一方及び他方の係合部の形状や形成位置は、この樋吊り
金具により支持される樋の形状や該樋に形成された外側
縁部や内側縁部の形状或いは位置等に対応したものとす
れば良く、前述した第1及び第2の実施の形態に係る樋
吊り金具1,20に限定されるものではない。
【0022】
【発明の効果】上述した各実施の形態の説明からも明ら
かなように、第1の発明(請求項1記載の発明)に係る
樋吊り金具によれば、前記起立板部は、上記台座板部の
一側から略L字状に折曲されてなり、該起立板部の形成
された前記一方及び他方の係合部により樋を懸吊支持す
るよう構成されているので、上方からの荷重に対して充
分な強度を有してなり、特に積雪地帯においては、軒内
に雪等が堆積された場合に該樋の外側が下方に垂れ下が
って樋本来の機能が失われるという事態を有効に防止す
ることが可能となる。
【0023】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
に係る樋吊り金具によれば、前記起立板部には、先端又
は中途部が樋の内側面又は前記外側縁部を前記他方の係
合部方向に押圧するよう折曲可能とされてなる押さえ片
が打ち抜き成形されているので、樋ががたつくことなく
確実に取り付けることが可能となる。
【0024】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
に係る樋吊り金具によれば、前記一方の係合部は、前記
台座板部が前記鼻隠し板に固定された時には該台座板部
の上端よりも下方に定置されるよう構成されてなるの
で、樋を取り付ける高さを低い位置に保つことができ、
屋根上に堆積された雪が落下して該樋が破損される事態
を有効に防止することが可能となる。したがって、もし
誤って鼻隠し板の上端に台座板部の上端が固定された場
合であっても、常に一方の係合部は該台座板部の上端よ
りも下方に位置されることから、樋の取付位置は低い位
置に保たれるので、屋根の先端から垂れ下がった雪が樋
に当たる可能性は極めて低く、落下された雪により該樋
が破損される可能性を極めて低いものとすることができ
る。
【0025】また、第4の発明(請求項4記載の発明)
に係る樋吊り金具によれば、前記台座板部の背面には、
鼻隠し板に仮止めするための突起部が形成されてなるの
で、樋吊り金具を該鼻隠し板に仮止めして固定位置を確
定させることができ、該樋吊り金具を釘又はビスにより
該鼻隠し板に固定する際に片方の手で該樋吊り金具と該
釘又はビスの両方を保持する必要がないので、該樋吊り
金具を該鼻隠し板に固定する作業を楽なものとすること
ができ、さらに、該樋吊り金具の固定位置がずれること
がなく、確実に定位置に固定することが可能となる。
【0026】また、第5の発明(請求項5記載の発明)
に係る樋吊り金具によれば、前記台座板部,起立板部,
係合部、押さえ片及び突起部は所定の形状に加工された
金属板の所定の部位を折曲することによって成形されて
なるので、極めて簡単に製造することが可能となり、均
一な製品を大量に低廉な価格で製造することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1の実施の形態に係る樋吊り金具を
示す斜視図である。
【図2】図2は、第1の実施の形態に係る右側面であ
る。
【図3】図3は、第1の実施の形態に係る樋吊り金具に
より樋が適切な高さに取り付けられた状態を示す右側面
図である。
【図4】図4は、第1の実施の形態に係る樋吊り金具の
押さえ片の使用方法を示す斜視図である。
【図5】図5は、第1の実施の形態に係る樋吊り金具に
より樋が鼻隠し板の上端に取り付けられた状態を示す右
側面図である。
【図6】図6は、第2の実施の形態に係る右側面であ
る。
【図7】図7は、第2の実施の形態に係る樋吊り金具に
より樋が適切な高さに取り付けられた状態を示す斜視図
である。
【図8】図8は、従来の樋吊り金具を示す斜視図であ
る。
【図9】図9は、従来の樋吊り金具により樋が一般的な
高さに取り付けられた状態を示す右側面図である。
【図10】図10は、従来の樋吊り金具により樋が積雪地
帯で通常施工される方法で取り付けられた状態を示す右
側面図である。
【符号の説明】
1 樋吊り金具 2 台座板部 3 起立板部 4 一方の係合部 5 他方の係合部 6 突起部 7 押さえ片 10 樋 11 溝部 12 外側縁部 13 内側縁部 20 樋吊り金具 21 台座板部 22 起立板部 23 一方の係合部 24 他方の係合部 25 突起部 26 押さえ片 B 鼻隠し板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鼻隠し板に固定される台座板部と、こ
    の台座板部から樋側に起立してなる起立板部と、この起
    立板部に形成され樋の外側縁部に係合される一方の係合
    部と、該樋の内側縁部に係合される他方の係合部と、を
    備えてなる樋吊り金具であって、 上記起立板部は、上記台座板部の一側から略L字状に折
    曲されてなることを特徴とする樋吊り金具。
  2. 【請求項2】 前記起立板部には、押さえ片が打ち抜
    き成形されてなり、この押さえ片は、先端又は中途部が
    樋の内側面又は外側縁部を前記他方の係合部方向に押圧
    するよう折曲可能とされてなることを特徴とする請求項
    1記載の樋吊り金具。
  3. 【請求項3】 前記一方の係合部は、前記台座板部が
    上記鼻隠し板に固定された時には該台座板部の上端より
    も下方に位置されるよう構成されてなることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の樋吊り金具。
  4. 【請求項4】 前記台座板部の背面には、鼻隠し板に
    仮止めされる仮止め用の突起部が形成されてなることを
    特徴とする請求項1,2又は3記載の樋吊り金具。
  5. 【請求項5】 前記台座板部,起立板部,係合部,押
    さえ片又は突起部は、所定の形状に成形された金属板の
    所定の部位を折曲加工することによって成形されてなる
    ことを特徴とする請求項2,3又は4記載の樋吊り金
    具。
JP2376198A 1998-01-20 1998-01-20 樋吊り金具 Pending JPH11210185A (ja)

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