JPH11210634A - 液圧回転機の容量制御装置 - Google Patents

液圧回転機の容量制御装置

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JPH11210634A
JPH11210634A JP10019587A JP1958798A JPH11210634A JP H11210634 A JPH11210634 A JP H11210634A JP 10019587 A JP10019587 A JP 10019587A JP 1958798 A JP1958798 A JP 1958798A JP H11210634 A JPH11210634 A JP H11210634A
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JP
Japan
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capacity
port
spool
pressure oil
pressure
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Application number
JP10019587A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kobayashi
剛 小林
Takashi Niitome
隆志 新留
Hitoshi Kagiwada
均 鍵和田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】油圧ポンプの吐出圧や吐出流量の急激な変化を
防止すると共に、容量切換弁の作成加工の容易化。 【解決手段】可変容量型の液圧回転機1と、容量可変ア
クチユエータ3と、第1の切換位置と第2の切換位置と
を選択的に切り換えて容量可変クチュエータ3の圧油を
給排する容量切換弁4とを備えた液圧回転機の容量制御
装置において、容量切換弁4は、スプールの内部に形成
され該スプールを径方向に貫通するよう設けられた小径
の絞り通路43と、前記スプールの外周に設けられ前記
第2の切換位置のときに前記高圧ポート41Bと絞り通
路43の一端を連通する第1の切り欠きと、前記スプー
ルの外周に設けられ前記第2の切換位置のときに前記圧
油給排ポート41Aと絞り通路43の他端を連通する第
2の切り欠きとを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液圧回転機の容量
制御装置に係わり、特に、油圧ショベル等の建設機械に
設けられ、油圧ポンプや油圧モータ等の容量を制御する
のに好適な液圧回転機の容量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液圧回転機の容量制御装置とし
て、例えば特公平5−55714号公報(特開昭61−
49175)が知られている。これは操作手段によって
容量切換弁に供給するパイロツト圧を変化させて、容量
切換弁の圧油給排ポートを高圧ポートとタンクポートと
に選択的に連通させて、容量可変アクチュエータに給排
する圧油を切換制御して液圧回転機の容量可変部を傾転
駆動して液圧回転機の容量を小容量と大容量とに切り換
え制御するものである。
【0003】この液圧回転機を、例えば、油圧モータと
して使用する場合には、負荷圧が小さいときはモータ容
量を小容量に切り換えて小トルクで高速回転するように
し、負荷圧が大きいときは大容量に切り換えて大トルク
で低速回転するようにして、負荷圧が大きく上昇するの
を抑制し、油圧ポンプ等の負荷が過負荷に作用しないよ
うにしている。
【0004】ところで、この液圧回転機の容量制御装置
を油圧ショベルに適用した場合、油圧ショベルの運転者
等が容量切り換え用の操作手段を切換操作し、操作手段
からのパイロット圧に応じて容量切換弁の圧油給排ポー
トを高圧ポートとタンクポートとに選択的に連通させ、
油圧モータのモータ容量を小容量と大容量とに2段階に
切り換えようとすると、モータ容量が切り換わる瞬間に
油圧ポンプの吐出圧や吐出流量が急激に変化することが
ある。これが定行用の油圧モータの場合には、切換時に
定行速度が急変し、運転者の乗り心地が悪くなるという
問題があり、また油圧ポンプとして使用した場合も同様
の問題がある。
【0005】そのため、例えば、特開平7−30120
5号公報等に示されるように、このような液圧回転機の
容量制御装置では、容量切換弁の圧油給排ポートを高圧
ポートとタンクポートとに選択的に連通して油圧モータ
のモータ容量を小容量と大容量の2段階に切り換える場
合、油圧ポンプの吐出圧や吐出流量が急激に変化するの
を防止するために、容量切換弁内の油路に絞りを設ける
ことが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
のものは、容量切換弁の圧油給排ポートを高圧ポートま
たはタンクポートに連通する油路が、弁ケースとスプー
ル外周間との互いに摺動する部分に形成されているた
め、容量切換弁の切り換え時に、スプールの外周部にお
いて摺動による油路の切り換えと同時に絞りの役割も果
たしている。そのため、容量切換弁の作成にあたって、
摺動するスプール外周面に切り換え機能と絞り機能を併
せ持たせて設計し加工しなければならず、作成上問題が
あった。
【0007】本発明の目的は、上記の問題点に鑑みて、
容量切換弁の圧油給排ポートを高圧ポートとタンクポー
トとに選択的に連通して油圧モータのモータ容量を小容
量と大容量の2段階に切り換える場合、油圧ポンプの吐
出圧や吐出流量の急激な変化を防止すると共に、容量切
換弁の作成加工を容易にした液圧回転機の容量制御装置
を提供することにある。
【0008】
【発明が解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、次のような手段を採用した。
【0009】容量可変部を有する可変容量型の液圧回転
機と、圧油が給排されることによって前記容量可変部を
駆動し前記液圧回転機の容量を小容量または大容量に切
り換える容量可変アクチユエータと、前記容量可変アク
チユエータに接続される圧油給排ポートをタンクポート
に連通させる第1の切換位置と、前記圧油給排ポートを
高圧ポートに連通させる第2の切換位置とを選択的に切
り換えて、前記容量可変クチュエータの圧油を給排する
容量切換弁と、を備えた液圧回転機の容量制御装置にお
いて、前記容量切換弁は、前記圧油給排ポート、前記高
圧ポート、前記タンクポートおよびパイロットポートが
形成された弁ケーシングと、該弁ケーシング内に摺動可
能に嵌挿され前記圧油給排ポートを高圧ポートまたはタ
ンクポートに選択的に連通または遮断させるスプール
と、該スプールの一端側と弁ケーシングとの間に形成さ
れ前記タンクポートに常時連通したばね室と、該ばね室
内に配設され前記スプールを軸方向に常時付勢するばね
と、前記スプールの他端側に位置して前記弁ケーシング
内に形成され前記パイロツトポートからパイロット圧が
供給されることにより、前記ばねに抗して前記スプール
を摺動変位させる油圧パイロット部と、前記スプールの
内部に形成され該スプールを径方向に貫通するよう設け
られた小径の絞り通路と、前記スプールの外周に設けら
れ前記第2の切換位置のときに前記高圧ポートと前記絞
り通路の一端を連通する第1の切り欠きと、前記スプー
ルの外周に設けられ前記第2の切り換え位置のときに前
記圧油給排ポートと前記絞り通路の他端を連通する第2
の切り欠きと、を備えることを特徴とする。
【0010】また、請求項1に記載の液圧回転機の容量
制御装置において、前記絞り通路は、前記スプールの摺
動変位方向に略垂直方向に貫通するよう設けると共に、
前記第2の切換位置のときに前記圧油給排ポートと前記
高圧ポートとの中間に位置するよう設けたことを特徴と
する。
【0011】また、請求項1ないしは請求項2のいずれ
か1つの請求項記載の液圧回転機の容量制御装置におい
て、前記スプールは、前記圧油給排ポートをタンクポー
トと連通または遮断する連通路を有し、前記小径の絞り
通路は前記連通路と前記ばね室とを連通するように設け
られていることを特徴とする。
【0012】また、容量可変部を有する可変容量型の液
圧回転機と、圧油が給排されることによって前記容量可
変部を駆動し前記液圧回転機の容量を小容量または大容
量に切り換える複数の容量可変アクチユエータと、一方
の前記容量可変アクチユエータに接続される圧油給排ポ
ートをタンクポートに連通させると共に、他方の前記容
量可変アクチュエータに接続される圧油給排ポートを高
圧ポートに連通させる第1の切換位置と、前記一方の容
量可変アクチュエータに接続される圧油給排ポートを高
圧ポートに連通させると共に、前記他方の容量可変アク
チュエータに接続される圧油給排ポートをタンクポート
に連通させる第2の切換位置とを選択的に切り換えて、
前記各容量可変クチュエータの圧油を給排する容量切換
弁と、を備えた液圧回転機の容量制御装置において、前
記容量切換弁は、前記各圧油給排ポート、前記高圧ポー
ト、前記タンクポートおよびパイロットポートとが形成
された弁ケーシングと、該弁ケーシング内に摺動可能に
嵌挿され前記各圧油給排ポートを高圧ポートまたはタン
クポートに選択的に連通または遮断させるスプールと、
該スプールの一端側と弁ケーシングとの間に形成され前
記タンクポートに常時連通したばね室と、該ばね室内に
配設され前記スプールを軸方向に常時付勢するばねと、
前記スプールの他端側に位置して前記弁ケーシング内に
形成され前記パイロツトポートからパイロット圧が供給
されることにより、該ばねに抗して前記スプールを摺動
変位させる油圧パイロット部と、前記スプールの内部に
形成され該スプールを径方向に貫通するよう設けられた
複数の小径の絞り通路と、前記スプールの外周に設けら
れ前記第2の切換位置のときに前記高圧ポートと一方の
前記絞り通路の一端を連通する第1の切り欠きと、前記
スプールの外周に設けられ前記第2の切り換え位置のと
きに前記一方の容量可変アクチュエータに接続される前
記圧油給排ポートと前記一方の絞り通路の他端を連通す
る第2の切り欠きと、前記スプールの外周に設けられ前
記第2の切換位置のときに前記他方の容量可変アクチュ
エータに接続される前記圧油給排ポートと他方の絞り通
路の一端を連通する第3の切欠きと、前記スプールの外
周に設けられ前記第2の切換位置のときに前記タンクポ
ートと前記他方の絞り通路の他端を連通する第4の切り
欠きと、を備えることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明の第1の実施形
態を図1から図5を用いて説明する。
【0014】図1は本実施形態に係わる液圧回転機の容
量制御装置の油圧回路である。
【0015】この図において、1は走行用の油圧モータ
を構成する可変容量型の油圧モータであり、斜板または
弁板等からなる容量可変部2を有している。容量可変部
2は後述する容量可変アクチユエータ3によって矢印A
またはB方向に傾転駆動され、A方向に回転して傾転角
が最大となったときは油圧モータ1のモータ容量を大容
量とし、B方向に回転して傾転角が最小となったときは
モータ容量を小容量に設定するものである。3は油圧モ
ータ1に付設された容量可変アクチュエータであり、油
圧室3Aを画成する傾転ピストン3Bを有し、傾転ピス
トン3Bは油圧室3A内に給排される圧油によって矢印
AまたはB方向に駆動され、油圧モータ1の容量可変部
2を最大傾転側と最小傾転側とに傾転させる。
【0016】4は容量可変アクチュエータ3に給排する
圧油を切換制御する容量切換弁であり、これは容量可変
アクチユエータ3の油圧室3Aに接続される圧油給排ポ
ート41A、後述するシャトル弁13と制御管路14を
介して接続される高圧ポート41B、タンク7に接続さ
れるタンクポート41C、パイロットポート41Dを有
している。
【0017】42は後述するスプールをパイロットポー
ト41D側に常時軸方向に付勢しているばね、43は高
圧ポート41Bと圧油給排ポート41A間を連通する第
1絞り通路、44は圧油給排ポート41Aとタンクポー
ト41C間を連通する第2絞り通路である。
【0018】6はタンク7と共に主油圧源を構成する油
圧ポンプであり、原動機(図示せず)によって回転駆動
され、タンク7から吸込んだ作動油を高圧の圧油として
吐出するものである。油圧ポンプ6とタンク7とは油圧
モータ1に主管路8A,8Bを介して接続される。
【0019】9は主管路8A,8Bの途中に設けられた
走行用の制御弁であり、操作レバー9Aにより中立位置
(イ)から切換位置(ロ)または(ハ)に切り換えら
れ、切換位置(ロ)または(ハ)で油圧ポンプ6から油
圧モータ1に給排する圧油の方向を切り換えるように構
成している。制御弁9はノーマルオープン型の方向切換
弁が採用され、中立位置(イ)で主管路8Aまたは8B
内が負圧となったときに、主管路8Aまたは8Bにタン
ク7の作動油を補給するようになっている。10A,1
0Bは油圧モータ1と制御弁9との間に位置して主管路
8A,8Bの途中に設けられた一対のチエック弁、11
はチエック弁10A,10Bと並列に位置して主管路8
A,8Bの途中に設けられたカウンタバランス弁であ
り、これは主管路8A,8B間の差圧により制御弁9に
ほぼ連動して切り換わり、油圧モータ1の慣性回転時等
には閉弁状態となって油圧モータ1の前後で主管路8A
または8B内にブレーキ圧を発生させるものである。
【0020】12A,12Bは油圧モータ1とカウンタ
バランス弁11との間に位置し主管路8A,8Bの途中
に設けられる一対のオーバロードリリーフ弁であり、オ
ーバロードリリーフ弁12A,12Bは油圧モータ1の
停止時等に前記ブレーキ圧が所定の設定圧まで上昇する
と開弁し、このときの過剰圧を解放して油圧モータ1等
に過剰圧が作用するのを防止するものである。
【0021】13は油圧モータ1とカウンタバランス弁
11との間に位置して主管路8A,8B間に設けられた
高圧選択弁として作用するシャトル弁であり、主管路8
A,8Bのうちの高圧側の圧油を選択し、この圧油を制
御管路14および容量切換弁5を介して容量可変アクチ
ユエータ3の油圧室3Aに供給するものである。
【0022】15はタンク7と共にパイロツト油圧源を
構成するパイロットポンプ、16はパイロットポンプ1
5とタンク7とをパイロット管路17に切換接続する容
量選択弁であり、油圧モータ1のモータ容量を切り換え
るための操作レバー16Aを備える。運転者が操作レバ
ー16Aを傾転操作することによって容量選択弁16の
大容量位置(c)と小容量位置(d)とを選択的に切り
換える。
【0023】19はパイロットポンプ15と容量選択弁
16との間に設けられる減圧弁であり、容量選択弁16
が小容量位置(d)に切り換えられたとき、パイロット
ポンプ15からパイロツト管路17に供給されるパイロ
ット圧を、リリーフ弁18の設定圧よりも低い圧力Pa
まで減圧するものである。ここで、容量切換弁4のばね
42による切換設定圧をPbとすると、減圧弁18で設
定される圧力PaはPa>Pbなる関係を有し、容量切
換弁4の切換設定圧(圧力Pb)よりも高い圧力に設定
される。
【0024】次に、容量切換弁4の詳細を図2から図5
を用いて説明する。
【0025】図2は圧油給排ポート41Aがタンクポー
ト41Cに接続されたときの容量切換弁4の断面図、図
3は圧油給排ポート41Aが高圧ポート41Bに接続さ
れたときの容量切換弁4の断面図、図4は図3のイ−イ
から見た容量切換弁4の断面図、図5は図3のロ−ロか
ら見た容量切換弁4の断面図である。
【0026】これらの図において、切換弁4は、弁ケー
シング45と後述するスプール47等から構成され、弁
ケーシング45には有底のスプール摺動穴46が形成さ
れると共に、スプール摺動穴46の軸方向に離間してタ
ンクポート41C、圧油給排ポート41A、高圧ポート
41Bおよびパイロットポート41Dが形成される。
【0027】47は弁ケーシング43のスプール摺動穴
46内に挿嵌されたスプールで、一端側が有底筒状に形
成されている。また、スプール47の内部には小径の第
1絞り通路43が設けられており、スプール47の外周
側には高圧ポート41Bと第1絞り通路43を連通また
は遮断する第1の切欠き52と、圧油給排ポート41A
と第1絞り通路43を連通または遮断する第2の切欠き
53と、第1および第2切欠き52,53とは軸方向に
離間して、圧油給排ポート41Aをタンクポート41C
に対して連通または遮断する連通路としての環状溝51
が形成されている。環状溝51は第2絞り通路44およ
び連通穴50を介してタンクポート41Cに常時連通す
るように構成されている。48はスプール47の底部と
弁ケーシング45との間に形成されたばね室であり、ば
ね室48はタンクポート41Cに常時連通している。ま
た、ばね室48内には円柱状のストッパ49が配設さ
れ、容量切換弁4が図2に示す第1の切換位置から図3
に示す第2の切換位置に切換わるときにスプール47の
最大ストローク位置を規制するものである。
【0028】42はばね室48内に配設された圧力設定
用のばねであり、ばね42は圧力Pb程度のばね力を有
し、スプール47をパイロット油室54側に向けて初期
位置へと常時軸方向に付勢しており、容量切換弁4を図
2に示す第1の切換位置に復帰させるものである。第1
絞り通路43はスプール47の内部に軸方向に略直角方
向の径方向に貫通するよう設けられた小径の絞り通路
で、スプール47の外周側に設けた第1の切欠き52と
第2の切欠き53によって、高圧ポート41Bと圧油給
排ポート41Aとを第1絞り通路43を介して連通する
ように構成されている。第1絞り通路43は高圧ポート
41Bから圧油給排ポート41Aに向けて圧油が流通す
るときに、この圧油に絞り作用を与えることによって、
圧油の流量を制御(制限)している。
【0029】また、図4および図5に示すように、第1
および第2の切欠き52,53は、スプール46の外周
側に設けられ、互いに円周方向に180度離間した位置
に、軸方向に延びた溝により形成されており、容量切換
弁4が第1の切換位置から第2の切換位置に切換わると
きに、第1の切欠き52は高圧ポート41Bと第1絞り
通路43とに連通し、第2の切欠き53は圧油給排ポー
ト41Aと第1絞り通路43と連通するように設けられ
ている。50はスプール47の底部に穿設された連通穴
であり、タンクポート41Cと環状溝51とを第2絞り
通路44を介して常時連通するように構成されており、
第2絞り通路44は圧油給排ポート41Aからタンクポ
ート41Cに向けて圧油が流通するときに、圧油に絞り
作用を与えることによって、圧油の流量を制御(制限)
している。54はスプール47の他端側と弁ケーシング
45との間に形成された油圧パイロット部としてのパイ
ロツト油室であり、パイロットポート41Dを介してパ
イロット管路17に接続されている。容量選択弁16を
小容量位置(d)に切り換えたときに、減圧弁18で設
定された圧力Pa(Pa>Pb)のパイロット圧がパイ
ロット管路17を介してパイロツト油室54に供給され
ることにより、スプール47をばね42に抗してばね室
48側に摺動変位させ、容量切換弁4を第1の切換位置
から第2の切換位置に切り換えるように構成されてい
る。
【0030】容量切換弁4は第2の切換位置で高圧ポー
ト41Bを圧油給排ポート41Aに連通させることによ
り、シャトル弁13からの圧油を容量可変アクチユエー
タ3の油圧室3Aに供給し、容量可変アクチユエータ3
の傾転ピストン3BをB方向に駆動する。
【0031】また、容量切換弁4がばね42によって第
1の切換位置に切り換えられたときには、圧油給排ポー
ト41Aをタンクポート41Cに連通させることによ
り、容量可変アクチュエータ3の油圧室3Aからの圧油
を圧油給排ポート41Aを介してタンクポート41C側
に排出させ、容量可変アクチユエータ3の傾転ピストン
3BをA方向に駆動する。
【0032】次に、本実施形態の液圧回転機の容量制御
装置の動作について説明する。
【0033】まず、図1において、容量選択弁16を大
容量位置(c)に切り換えた状態では、パイロット管路
17がタンク7に接続されてタンク圧となるから、容量
切換弁4がばね42によって切換位置(a)に切り換え
られ、図2に示すように、容量切換弁4は圧油給排ポー
ト41Aをタンクポート41Cに連通させ、容量可変ア
クチュエータ3の油圧室3Aから圧油給排ポート41A
を介してタンクポート41C側に圧油を排出させること
により、容量可変アクチユエータ3の傾転ピストン3B
を矢示A方向に駆動し、油圧モータ1のモータ容量を大
容量状態に設定する。この状態で制御弁9を中立位置
(イ)から切換位置(ロ)または(ハ)に切り換え、油
圧モータ1に油圧ポンプ6からの圧油を供給すると、こ
のときの油圧力によって油圧モータ1が高トルクで回転
駆動し、油圧ショベルを低速で定行させることができ
る。この場合、モータ容量は大容量であり、油圧モータ
1の負荷圧が大きく上昇するのを抑えることができるの
で、油圧ポンプ6の吐出圧等が過剰に高くなるのを防止
でき、原動機の過負荷を防止して登坂走行等を円滑に行
うことができる。
【0034】次に、図1において、容量選択弁16を小
容量位置(d)に切り換えたときは、減圧弁18で設定
された圧力Paのパイロット圧がパイロット配管17を
介して容量切換弁4の油圧パイロット部54に供給され
ることにより、容量切換弁4がばね42に抗して切換位
置(a)から切換位置(b)に切り換えられる。その結
果、図3〜図5に示すように、容量切換弁4は高圧ポー
ト41Bが圧油給排ポート41Aに連通し、シャトル弁
13からの圧油が制御管路14を介して容量可変アクチ
ュエータ3の油圧室3Aに供給され、容量可変アクチュ
エータ3は傾転ピストン3Bの移動により容量可変部2
を矢印B方向に小傾転側へと傾転起動し、油圧モータ1
のモータ容量を小容量状態に設定する。
【0035】ここで、高圧ポート41Bは、第1の切欠
き52、第1の絞り通路43、および第2の切欠き53
を介して圧油給排ポート41Aに連通するので、高圧ポ
ート41Bからの圧油は、第1の絞り通路43によって
その流量を制御(制限)されながら、圧油給排ポート4
1Aヘと供給され、シヤトル弁13からの圧油が容量可
変アクチユエータ3の油圧室3Aに急激に供給されるの
を確実に防止することができる。その結果、油圧モータ
1の容量可変部2を大傾転側から滑らかに安定して傾転
駆動ができ、車両の走行速度を急変させることがないの
で、運転者に振動や衝撃を与えることを防止することが
できる。
【0036】油圧モータ1は、油圧ポンプ6からの圧油
が給排されることにより、低トルクで高速回転され、油
圧ショベルを速い速度で定行させることができる。この
場合、油圧モータ1はモータ容量が小容量であり、制御
弁9を介して給排される圧油の流量に応じて油圧モータ
1は低トルクで高速回転することができ、油圧モータ1
に作用する負荷圧が小さい平地定行時等に、車両を速い
速度で路上定行させることができる。
【0037】また、図1に示すように、容量選択弁16
を小容量位置(d)から大容量位置(c)に切り換えた
ときには、容量切換弁4がばね42によって切換位置
(a)に切り換えられ、圧油給排ポート41Aがタンク
ポート4Cに連通し、容量可変アクチュエータ3の油圧
室3Aから圧油が圧油給排ポート41Aを介してタンク
ポート41C側へと急激に排出される。この場合、図2
に示すように、圧油給排ポート41Aが第2の絞り通路
44を介してタンクポート41Cに連通し、圧油給排ポ
ート41Aからの圧油は、第2の絞り通路44によって
その流量を制御(制限)されながら、タンクポート41
Cへと排出されるので、容量可変部2の傾転角の急激な
変化を防止し、油圧モータ1の容量可変部2を小傾転側
から滑らかに安定させて傾転駆動させることができ、車
両の走行速度が急変することによって運転者に振動や衝
撃を与えることを防止することができる。
【0038】このように、本実施形態によれば、油圧モ
ータの容量を小容量から大容量ヘ、また大容量から小容
量へと滑らかに安定して切り換えることができ、油圧回
路中の圧力や流量が急激に変化するのを効果的に防止で
きる。そのため、例えば油圧ショベルの走行速度等を滑
らかに変えることができ、運転者の乗り心地や操縦性を
向上することができる。
【0039】また、絞り通路43,44を別々に2ケ所
設けているから、それぞれの絞り通路43,44の開口
面積を変えることによって、容量切換方向によって切換
速度を任意に変えることができる。
【0040】また、絞り通路43,44は容量切換弁4
に集約して設けたから装置を複雑化することなく、コン
パクトに構成でき、装置の小型化に寄与する。
【0041】さらに、第1の絞り通路43は、スプール
47の摺動変位方向に略垂直方向に貫通するよう設ける
と共に、第2の切換位置のときに圧油給排ポート41A
と高圧ポート41Bとの中間に位置するよう設けたか
ら、第1の絞り通路43はスプール47を最短距離で貫
通するように加工すればよく、スプール47を軸方向に
短くでき装置全体をコンパクトにでき、絞り通路の加工
も容易に行える。
【0042】また、絞り通路43,44は、小径の絞り
としたことから、容量可変アクチュエータ3の傾転ピス
トン3Bの移動速度を加工誤差等に伴う機体差の少ない
ものとすることができる。
【0043】また、絞り通路43,44を摺動変位方向
に対して略垂直方向に貫通するよう設けたので、絞り通
路に切り換え機能を持たせる必要がなく、切り換え機能
と絞り機能とを独立させることができ、容量切換弁の加
工が容易となる。
【0044】次に、本発明の第2の実施形態を図6から
図10を用いて説明する。
【0045】なお、以下の説明において、図6から図1
0に示す構成において、第1の実施形態として図1から
図5に示した構成と同一の箇所は同一符号を付して説明
を省略する。
【0046】図6は本実施形態に係わる液圧回転機の容
量制御装置の油圧回路である。
【0047】この図において、容量可変部2は容量可変
アクチユエータ3,5によって矢印AまたはB方向に傾
転駆動され、A方向に回転して傾転角が最大となったと
きは油圧モータ1のモータ容量を大容量とし、B方向に
回転して傾転角が最小となったときはモータ容量を小容
量に設定するものである。5は油圧モータ1に付設され
た容量可変アクチュエータであり、油圧室5Aを画成す
る傾転ピストン5Bを有し、傾転ピストン5Bは油圧室
5A内に給排される圧油によって、容量可変アクチュエ
ータ3の傾動ピストン3Bと共に、矢印AまたはB方向
に駆動し、油圧モータ1の容量可変部2を最大傾転側と
最小傾転側とに傾転させる。
【0048】容量切換弁4は、容量可変アクチユエータ
3の油圧室3Aに接続される圧油給排ポート41A1、
容量可変アクチユエータ3の油圧室5Aに接続される圧
油給排ポート41A2、シャトル弁13と制御管路14
を介して接続される高圧ポート41B、およびタンク7
に接続されるタンクポート41Cを有している。
【0049】43Aは高圧ポート41Bと圧油給排ポー
ト41A1間を連通する第1絞り通路、43Bは圧油給
排ポート41A2とタンクポート41C間を連通する第
4絞り通路、44Aは圧油給排ポート41A1とタンク
ポート41C間を連通する第2絞り通路、44Bは高圧
ポート41Bと圧油給排ポート41A2間を連通する第
3絞り通路である。
【0050】次に、容量切換弁4の詳細を図7から図1
0を用いて説明する。
【0051】図7は圧油給排ポート41A1がタンクポ
ート41Cに接続され、かつ圧油給排ポート41A2が
高圧ポート41Bに接続されたときの容量切換弁4の断
面図、図8は圧油給排ポート41A1が高圧ポート41
Bに接続され、圧油給排ポート41A2がタンクポート
41Cに接続されたときの容量切換弁4の断面図、図9
は図8のイ−イから見た容量切換弁4の断面図、図10
は図8のロ−ロから見た容量切換弁4の断面図である。
【0052】これらの図において、切換弁4は、弁ケー
シング45とスプール47等から構成され、スプール摺
動穴46の軸方向に離間してタンクポート41C、圧油
給排ポート41A1,41A2、高圧ポート41Bおよ
びパイロットポート41Dが形成されている。
【0053】スプール47の内部には小径の第1絞り通
路43A、第2絞り通路44A、第3絞り通路44B、
および第4絞り通路43Bが設けられており、スプール
47の外周側には、高圧ポート41Bと第1絞り通路4
3Aまたは第3絞り通路44Bと連通する第1の切欠き
52Aと、圧油給排ポート41A1と第1絞り通路43
Aを連通または遮断する第2の切欠き53Aと、圧油給
排ポート41A2と第3絞り通路44Bを連通または遮
断する第5の切欠き53Bと、タンクポート41Cまた
は圧油給排ポート41A2と第4絞り通路43Bと連通
または遮断する第3の切欠き51Bと、タンクポート4
1Cと第4絞り通路43Bと連通または遮断する第4の
切欠き51Cと、圧油給排ポート41A1をタンクポー
ト41Cに対して連通または遮断する連通路としての環
状溝51Aが形成されている。環状溝51Aは第2絞り
通路44Aを介してタンクポート41Cに常時連通する
ように構成されている。
【0054】第1絞り通路43A、第3絞り通路44
B、第4絞り通路43Bはスプール47の内部に軸方向
に略直角な径方向に貫通するよう設けられた小径の絞り
通路でである。
【0055】第1の切欠き52Aと第2の切欠き53A
によって、高圧ポート41Bと圧油給排ポート41A1
とを第1絞り通路43Aを介して連通または遮断するよ
うに構成され、第2の切欠き52Aと第5の切欠き53
Bによって、高圧ポート41Bと圧油給排ポート41A
2とを第3絞り通路44Bを介して連通または遮断する
ように構成され、第3の切欠き51Bと第4の切欠き5
1Cによって、圧油給排ポート41A2とタンクポート
41Cとを第4絞り通路43Bを介して連通または遮断
するように構成されている。
【0056】第1絞り通路43Aと第3絞り通路44B
は高圧ポート41Bから圧油給排ポート41A1,41
A2に向けて圧油が流通するときに、この圧油に絞り作
用を与えることによって、圧油の流量を制御(制限)し
ている。
【0057】また、図9および図10に示すように、各
切り欠き51B,51C,52A,53A,53B,は
スプール46の外周側に設けられ、第2,第5および第
3の切欠き53A,53B,51Bと第1および第4の
切り欠き52A,51Cは互いに円周方向に180度離
間した位置に、軸方向に延びた溝により形成されいる。
【0058】容量切換弁4が第1の切換位置から第2の
切換位置に切換わるときに、第1の切欠き52Aは高圧
ポート41Bと第1絞り通路43Aとに連通し、第2の
切欠き53Aは圧油給排ポート41A1と第1絞り通路
43Aと連通するように設けられると共に、第3の切り
欠51Bが圧油給排ポート41A2と第4絞り通路43
Bと連通し、第4の切欠き51Cがタンクポート41C
と第4絞り通路43Bと連通するように設けられてい
る。
【0059】第2絞り通路44Aと第4絞り通路43B
は圧油給排ポート41A1,41A2からタンクポート
41Cに向けて圧油が流通するときに、この圧油に絞り
作用を与えることによって、圧油の流量を制御(制限)
している。
【0060】容量切換弁4は第2の切換位置で高圧ポー
ト41Bを圧油給排ポート41A1に連通させることに
より、シャトル弁13からの圧油を容量可変アクチユエ
ータ3の油圧室3Aに供給し、容量可変アクチユエータ
3の傾転ピストン3BをB方向に駆動すると共に、圧油
給排ポート41A2をタンクポート41Cに連通させる
ことにより、容量可変アクチュエータ5の油圧室5Aか
らの圧油を圧油給排ポート41A1を介してタンクポー
ト41C側に排出させ、容量可変アクチユエータ5の傾
転ピストン5BをB方向に駆動する。
【0061】容量切換弁4がばね42によって第1の切
換位置に切り換えられたときには、圧油給排ポート41
A1をタンクポート41Cに連通させることにより、容
量可変アクチュエータ3の油圧室3Aからの圧油を圧油
給排ポート41A1を介してタンクポート41C側に排
出させ、容量可変アクチユエータ3の傾転ピストン3B
をA方向に駆動すると共に、高圧ポート41Bを圧油給
排ポート41A2に連通させることにより、シャトル弁
13からの圧油を容量可変アクチユエータ5の油圧室5
Aに供給し、容量可変アクチユエータ5の傾転ピストン
5BをA方向に駆動する。
【0062】次に、本実施形態の液圧回転機の容量制御
装置の動作について説明する。
【0063】まず、図6において、容量選択弁16を大
容量位置(c)に切り換えた状態では、パイロット管路
17がタンク7に接続されてタンク圧となるから、容量
切換弁4がばね42によって切換位置(a)に切り換え
られ、図7に示すように、容量切換弁4は圧油給排ポー
ト41A1をタンクポート41Cに連通させ、容量可変
アクチュエータ3の油圧室3Aから圧油給排ポート41
Aを介してタンクポート41C側に圧油を排出させるこ
とにより、容量可変アクチユエータ3の傾転ピストン3
Bを矢印A方向に駆動すると共に、圧油給排ポート41
A2を高圧ポート41Bに連通させ、容量可変アクチュ
エータ5の油圧室5Aに圧油給排ポート41A2を介し
てシャトル弁13から圧油を供給することにより、容量
可変アクチユエータ5の傾転ピストン5Bを矢印A方向
に駆動し、油圧モータ1のモータ容量を大容量状態に設
定する。
【0064】この状態で制御弁9を中立位置(イ)から
切換位置(ロ)または(ハ)に切り換え、油圧モータ1
に油圧ポンプ6からの圧油を供給すると、このときの油
圧力によって油圧モータ1が高トルクで回転駆動し、油
圧ショベルを低速で定行させることができる。この場
合、モータ容量は大容量であり、油圧モータ1の負荷圧
が大きく上昇するのを抑えることができるので、油圧ポ
ンプ6の吐出圧等が過剰に高くなるのを防止でき、原動
機の過負荷を防止して登坂走行等を円滑に行うことがで
きる。
【0065】次に、図6において、容量選択弁16を小
容量位置(d)に切り換えたときは、減圧弁18で設定
された圧力Paのパイロット圧がパイロット配管17を
介して容量切換弁4の油圧パイロット部54に供給され
ることにより、容量切換弁4がばね42に抗して切換位
置(a)から切換位置(b)に切り換えられる。この結
果、図8〜図10に示すように、容量切換弁4は高圧ポ
ート41Bが圧油給排ポート41A1に連通し、シャト
ル弁13からの圧油が制御管路17を介して容量可変ア
クチュエータ3の油圧室3Aに供給され、傾転ピストン
3Bは矢印B方向に移動する共に、圧油給排ポート41
A2がタンクポート41Cに連通し、容量可変アクチュ
エータ5の油圧室5Aの圧油が排出されて、傾転ピスト
ン5Bは矢印B方向に移動して油圧モータ1のモータ容
量を小容量状態に設定する。
【0066】ここで、高圧ポート41Bは、第1の切欠
き52A、第1の絞り通路43A、および第2の切欠き
53Aを介して圧油給排ポート41A1に連通するの
で、高圧ポート41Bからの圧油は、第1の絞り通路4
3Aによってその流量を制御(制限)されながら、圧油
給排ポート41A1ヘと供給され、シヤトル弁13から
の圧油が容量可変アクチユエータ3の油圧室3Aに急激
に供給されるのを防止することができ、さらに、圧油給
排ポート41A2は、第4の切欠き51B、第4絞り通
路43B、第5の切欠き51Cを介して連通するので、
容量可変アクチュエータ5の油圧室5Aからの圧油の急
激な排出が抑制される。その結果、油圧モータ1の容量
可変部2を大傾転側から滑らかに安定して傾転駆動する
ことができ、車両の走行速度を急変させることがないの
で、運転者に振動や衝撃を与えることを防止することが
できる。
【0067】また、図6において、容量選択弁16を小
容量位置(d)から大容量位置(c)に切り換えたとき
には、図7に示すように、圧油給排ポート41A1が第
2の絞り通路44を介してタンクポート41Cに連通
し、圧油給排ポート41A1からの圧油は、第2の絞り
通路44Aによってその流量を制御(制限)されなが
ら、タンクポート41Cへと排出されると共に、シャト
ル弁13からの圧油は第3絞り通路44Bを介して容量
可変アクチュエータ5に供給され、シャトル弁13から
の圧油は第3絞り通路44Bによってその流量を制限
(抑制)されるので、容量可変部2の傾転角の急激に変
化を防止し、油圧モータ1の容量可変部2を小傾転側か
ら滑らかに安定させて傾転駆動させることができ、車両
の走行速度が急変することによる運転者への振動や衝撃
を防止することができる。
【0068】このように、本実施形態ににおいても、油
圧モータの容量を小容量から大容量ヘ、また大容量から
小容量へと滑らかに安定して切り換えることができ、油
圧回路中の圧力や流量が急激に変化するのを効果的に防
止できる。そのため、例えば油圧ショベルの走行速度等
を滑らかに変えることができ、運転者の乗り心地や操縦
性を向上することができる。
【0069】また、絞り通路43A,43B,44A,
44Bを、別々に設けているから、それぞれの絞り通路
の開口面積を変えることによって、容量切換方向によっ
て切換速度を任意に変えることができる。
【0070】また、各絞り通路43A,43B,44
A,44Bを容量切換弁4に集約して設けたから装置を
複雑化することなく、コンパクトに構成できるので、装
置の小型化に寄与する。
【0071】また、各絞り通路43A,43B,44
A,44Bは、小径の絞りとしたことから、容量可変ア
クチュエータ3,5の傾転ピストン3B、5Bの移動速
度を加工誤差等に伴う機体差の少ないものとすることが
できる。
【0072】また、各絞り通路43A,43B,44
A,44Bを摺動変位方向に対して略垂直方向に貫通す
るよう設けたので、絞り通路に切り換え機能を持たせる
必要がなく、切り換え機能と絞り機能とを独立させるこ
とができ、容量切換弁の作成加工が容易となる。
【0073】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明では、液圧回転機の容量を変えるべく容量切換弁の圧
油給排ポートを高圧ポートに連通させたときに、高圧ポ
ートから圧油給排ポートへ供給される圧油の流量を、ス
プールに設けた小径の絞り通路により制御(制限)する
ことにより容量可変アクチユエータへの圧油が急激に供
給されるのを確実に防止できる。
【0074】また、請求項2に記載の発明では、絞り通
路は、スプールの摺動変位方向に略垂直方向に連通する
よう設けると共に、第2の切換位置のときに圧油給排ポ
ートと高圧ポートとの中間に位置するよう設けたから、
絞り通路はスプールを最短距離で連通するように加工す
ればよく、スプールを軸方向に短くでき装置全体をコン
パクトに構成でき、絞り通路の加工も容易に行える。
【0075】さらに、請求項3に記載の発明では、液圧
回転機の容量を変えるべく容量切換弁の圧油給排ポート
をタンクポートに連通させたときに、圧油給排ポートか
らタンクポートへと排出される圧油の流量を、スプール
に設けた小径の絞り通路により制御(制限)することに
より容量可変アクチュエータの圧油が急激にタンクポー
トに排出されるのを防止できる。
【0076】さらに、請求項4に記載の発明では、液圧
回転機の容量を変えるべく容量切換弁の一方の圧油給排
ポートを高圧ポートに連通させたときに、高圧ポートか
ら前記一方の圧油給排ポートに供給される圧油の流量
を、スプールに設けた一方の小径の絞り通路により制御
(制限)すると共に、容量切換弁の他方の圧油給排ポー
トをタンクポートに連通して、圧油給排ポートからタン
クポートへ供給される圧油の流量を、スプールに設けた
他方の小径の絞り通路により制御(制限)することによ
り、容量可変アクチユエータへの圧油が急激に供給され
るのを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる液圧回転機の
容量制御装置の油圧回路である。
【図2】第1の実施形態に係わる圧油給排ポート41A
がタンクポート41Cに接続されたときの容量切換弁4
の断面図である。
【図3】第1の実施形態に係わる圧油給排ポート41A
が高圧ポート41Bに接続されたときの容量切換弁4の
断面図である。
【図4】図3のイ−イから見た容量切換弁4の断面図で
ある。
【図5】図3のロ−ロから見た容量切換弁4の断面図で
ある。
【図6】本発明の第2の実施形態に係わる液圧回転機の
容量制御装置の油圧回路である。
【図7】第2の実施形態に係わる圧油給排ポート41A
1がタンクポート41Cに接続されると共に、圧油給排
ポート41A2が高圧ポート41Bに接続されたときの
容量切換弁4の断面図である。
【図8】第2の実施形態に係わる圧油給排ポート41A
1が高圧ポート41Bに接続されると共に、圧油給排ポ
ート41A2がタンクポート41Cに接続されたときの
容量切換弁4の断面図である。
【図9】図8のイ−イから見た容量切換弁4の断面図で
ある。
【図10】図8のロ−ロから見た容量切換弁4の断面図
である。
【符号の説明】
1 油圧モータ 2 容量可変部 3,5 容量可変アクチユエータ 4 容量切換弁 6 油圧ポンプ 7 タンク 9 制御弁 13 シヤトル弁 14 制御管路 15 パイロットポンプ 16 容量選択弁 17 パイロット管路 41A,41A1,41A2 圧油給排ポート 41B 高圧ポート 41C タンクポート 42 ばね 43,43A 第1絞り通路 44,44A 第2絞り通路 44B 第3絞り通路 43B 第4絞り通路 45 弁ケーシング 51B 第4の切欠き 51C 第5の切欠き 52,52A 第1の切欠き 53,53A 第2の切欠き 53B 第3の切欠き

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容量可変部を有する可変容量型の液圧回
    転機と、 圧油が給排されることによって前記容量可変部を駆動し
    前記液圧回転機の容量を小容量または大容量に切り換え
    る容量可変アクチユエータと、 前記容量可変アクチユエータに接続される圧油給排ポー
    トをタンクポートに連通させる第1の切換位置と、前記
    圧油給排ポートを高圧ポートに連通させる第2の切換位
    置とを選択的に切り換えて、前記容量可変クチュエータ
    の圧油を給排する容量切換弁と、 を備えた液圧回転機の容量制御装置において、 前記容量切換弁は、 前記圧油給排ポート、前記高圧ポート、前記タンクポー
    トおよびパイロットポートが形成された弁ケーシング
    と、 該弁ケーシング内に摺動可能に嵌挿され前記圧油給排ポ
    ートを高圧ポートまたはタンクポートに選択的に連通ま
    たは遮断させるスプールと、 該スプールの一端側と弁ケーシングとの間に形成され前
    記タンクポートに常時連通したばね室と、 該ばね室内に配設され前記スプールを軸方向に常時付勢
    するばねと、 前記スプールの他端側に位置して前記弁ケーシング内に
    形成され前記パイロツトポートからパイロット圧が供給
    されることにより、前記ばねに抗して前記スプールを摺
    動変位させる油圧パイロット部と、 前記スプールの内部に形成され該スプールを径方向に貫
    通するよう設けられた小径の絞り通路と、 前記スプールの外周に設けられ前記第2の切換位置のと
    きに前記高圧ポートと前記絞り通路の一端を連通する第
    1の切り欠きと、 前記スプールの外周に設けられ前記第2の切り換え位置
    のときに前記圧油給排ポートと前記絞り通路の他端を連
    通する第2の切り欠きと、 を備えることを特徴とする液圧回転機の容量制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、 前記絞り通路は、前記スプールの摺動変位方向に略垂直
    方向に貫通するよう設けると共に、前記第2の切換位置
    のときに前記圧油給排ポートと前記高圧ポートとの中間
    に位置するよう設けたことを特徴とする液圧回転機の容
    量制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1ないしは請求項2のいずれか1
    つの請求項記載において、 前記スプールは、前記圧油給排ポートをタンクポートと
    連通または遮断する連通路を有し、前記小径の絞り通路
    は前記連通路と前記ばね室とを連通するように設けられ
    ていることを特徴とする液圧回転機の容量制御装置。
  4. 【請求項4】 容量可変部を有する可変容量型の液圧回
    転機と、 圧油が給排されることによって前記容量可変部を駆動し
    前記液圧回転機の容量を小容量または大容量に切り換え
    る複数の容量可変アクチユエータと、 一方の前記容量可変アクチユエータに接続される圧油給
    排ポートをタンクポートに連通させると共に、他方の前
    記容量可変アクチュエータに接続される圧油給排ポート
    を高圧ポートに連通させる第1の切換位置と、前記一方
    の容量可変アクチュエータに接続される圧油給排ポート
    を高圧ポートに連通させると共に、前記他方の容量可変
    アクチュエータに接続される圧油給排ポートをタンクポ
    ートに連通させる第2の切換位置とを選択的に切り換え
    て、前記各容量可変クチュエータの圧油を給排する容量
    切換弁と、 を備えた液圧回転機の容量制御装置において、 前記容量切換弁は、 前記各圧油給排ポート、前記高圧ポート、前記タンクポ
    ートおよびパイロットポートとが形成された弁ケーシン
    グと、 該弁ケーシング内に摺動可能に嵌挿され前記各圧油給排
    ポートを高圧ポートまたはタンクポートに選択的に連通
    または遮断させるスプールと、 該スプールの一端側と弁ケーシングとの間に形成され前
    記タンクポートに常時連通したばね室と、 該ばね室内に配設され前記スプールを軸方向に常時付勢
    するばねと、 前記スプールの他端側に位置して前記弁ケーシング内に
    形成され前記パイロツトポートからパイロット圧が供給
    されることにより、該ばねに抗して前記スプールを摺動
    変位させる油圧パイロット部と、 前記スプールの内部に形成され該スプールを径方向に貫
    通するよう設けられた複数の小径の絞り通路と、 前記スプールの外周に設けられ前記第2の切換位置のと
    きに前記高圧ポートと一方の前記絞り通路の一端を連通
    する第1の切り欠きと、 前記スプールの外周に設けられ前記第2の切り換え位置
    のときに前記一方の容量可変アクチュエータに接続され
    る前記圧油給排ポートと前記一方の絞り通路の他端を連
    通する第2の切り欠きと、 前記スプールの外周に設けられ前記第2の切換位置のと
    きに前記他方の容量可変アクチュエータに接続される前
    記圧油給排ポートと他方の絞り通路の一端を連通する第
    3の切欠きと、 前記スプールの外周に設けられ前記第2の切換位置のと
    きに前記タンクポートと前記他方の絞り通路の他端を連
    通する第4の切り欠きと、 を備えることを特徴とする液圧回転機の容量制御装置。
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JP10019587A Pending JPH11210634A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 液圧回転機の容量制御装置

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JP (1) JPH11210634A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113446280A (zh) * 2021-06-30 2021-09-28 北京航空航天大学宁波创新研究院 一种双向压差控制器和液压设备

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