JPH11210872A - パワートレインの制御装置 - Google Patents
パワートレインの制御装置Info
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- JPH11210872A JPH11210872A JP2268998A JP2268998A JPH11210872A JP H11210872 A JPH11210872 A JP H11210872A JP 2268998 A JP2268998 A JP 2268998A JP 2268998 A JP2268998 A JP 2268998A JP H11210872 A JPH11210872 A JP H11210872A
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- Friction Gearing (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
伝達経路を用いるように構成されたパワートレインにお
いて、上記変速比の変動による上記経路の切換えのハン
チングを防止することを課題とする。 【解決手段】 最終変速比Gがローモードの経路では最
小値GLまで、ハイモードの経路では最大値GHまで達
成可能とし、これらの限界値GL,GHの間の範囲では
両モードで同じ最終変速比Gが重複して達成できるよう
にする。最終変速比がローモードでのみ達成可能なGS
から両モードで達成可能なG2まで変化するとき、切換
ポイントPでモードを切り換えてハイモードのサの状態
に移行するのではなく、切換ポイントPを通過してもモ
ードを維持してローモードのウの状態に移行する。上記
限界値GL,GHの間の重複範囲を利用することで、モ
ードの切換え回数、頻度が確実に低減し、切換えのハン
チングが抑制できる。
Description
たパワートレインの制御装置、特に、複数の動力伝達経
路を有し、該動力伝達経路を無段変速機の最終変速比に
応じて切り換えるように構成されたパワートレインの制
御装置の技術分野に属する。
達経路上に配設されて、エンジン側からの入力回転と駆
動輪側への出力回転との間の変速比を無段階に変化させ
るように構成された無段変速機をパワートレインに搭載
した自動車が実用化されている。この種の無段変速機と
しては、従来よりベルト式のものが知られているが、特
開平3−223555号公報や特開平6−101754
号公報に開示されているように、エンジン側からの回転
が入力される入力ディスクと、駆動輪側への回転が出力
される出力ディスクとを同軸上に配置すると共に、これ
らのディスク間に、両ディスク間の動力伝達を行うロー
ラーを圧接状態で介設し、このローラーを傾転させるこ
とによって該ローラと各ディスクとの接触位置を半径方
向に変化させ、これにより、両ディスク間の動力伝達の
変速比を無段階に変化させるように構成されたトロイダ
ル式無段変速機もまた知られている。
バータ等を用いずに車両の発進を可能とするギヤードニ
ュートラル発進方式が開示されている。この発進方式
は、無段変速機構と遊星歯車機構とを組み合わせて用い
ると共に、エンジン側からの回転が無段変速機構を介し
て遊星歯車機構に入力されるルートと、無段変速機構を
介さずに直接遊星歯車機構に入力されるルートとの二つ
のルートを有する動力伝達経路を採用して、この状態で
上記無段変速機構の変速比を制御することにより、遊星
歯車機構から駆動輪側への出力回転がゼロとなるギヤー
ドニュートラル状態を実現させると共に、このギヤード
ニュートラル状態から無段変速機構の変速比を増減させ
ることにより、遊星歯車機構からの出力回転を前進方向
又は後退方向に回転させるものである。
ル発進方式においては、エンジンの駆動トルクを遊星歯
車機構をも経由させて駆動輪に伝達する経路が採用され
るので、上記遊星歯車機構の減速率等によって、駆動輪
側への出力回転の高速化に不利となり、エンジンが過回
転となる等の不具合が発生する。また、特にトロイダル
式無段変速機の場合、動力伝達経路が一つのみである
と、無段変速機全体としての変速比(最終変速比)と、
トロイダル式無段変速機構としての変速比(トロイダル
変速比)との相関関係により、ローラの傾転角範囲が大
きくなって、該ローラのディスクに対する傾きが過大と
なり、動力伝達効率が低下する等の不具合が生じる。
ため、ギヤードニュートラル状態を実現させるためにエ
ンジンの駆動トルクを遊星歯車機構をも経由させて駆動
輪に伝達する上記のような経路をローモードの動力伝達
経路とし、この他に、エンジンの駆動トルクを遊星歯車
機構を経由させずに無段変速機構のみを経由させて駆動
輪に伝達するハイモードの動力伝達経路を別に設けて、
これらのローモードとハイモードとの動力伝達経路を選
択的に切り換えて用いることが通常行なわれており、こ
のような動力伝達経路の切換動作の一例をトロイダル式
無段変速機を例にして具体的に説明すると一般に次のよ
うになる。
ラを下限傾転角θminと上限傾転角θmaxとの間で
ディスクに対して過剰に傾くことのないように限定的に
傾転させ、該ローラの傾転角θが大きくなるに従ってト
ロイダル変速比Hも大きくなるようにすると共に、ロー
ラの傾転角θが下限傾転角θminのときにトロイダル
変速比Hが最小値Hminとなり、上限傾転角θmax
のときに最大値Hmaxとなるように構成する。
ては、ローラの傾転角θが大きくなってトロイダル変速
比Hが大きくなる(減速する)に従って無段変速機全体
としての最終変速比Gが小さくなる(増速する)ように
し、後退方向から最終変速比Gが無限大のギヤードニュ
ートラル状態GNを経たのち前進方向においてローラの
傾転角θが上限傾転角θmaxでトロイダル変速比Hが
最大値Hmaxのときに最終変速比Gがローモードにお
いて達成可能な最小値GLとなる一方、ハイモードの動
力伝達経路にあっては、ローラの傾転角θが大きくなっ
てトロイダル変速比Hが大きくなる(減速する)に従っ
て最終変速比Gが大きくなる(減速する)ようにし、ロ
ーラの傾転角θが上限傾転角θmaxでトロイダル変速
比Hが最大値Hmaxのときに最終変速比Gがハイモー
ドにおいて達成可能な最大値GHとなるように構成す
る。
最終変速比Gの最小値GLは、ハイモードにおいて達成
可能な最終変速比Gの最大値GHよりも増速側に設定さ
れ、したがってまたハイモードにおいて達成可能な最終
変速比Gの最大値GHは、ローモードにおいて達成可能
な最終変速比Gの最小値GLよりも減速側に設定され
て、これにより、各経路で達成可能な最終変速比Gが上
記両限界値GL,GHの間の範囲で重複すると共に、両
モードの特性ラインが、最終変速比Gがこれらの両限界
値GL,GHの中間値GP、ローラの傾転角θがθP、
及びトロイダル変速比HがHPであるポイントPで交差
するように設けられる。したがって、ローモードとハイ
モードとの間の動力伝達経路の切換えをこのポイントP
で行なうようにすることで、最終変速比Gを連続して円
滑に変化させることができ、モードないし動力伝達経路
の切換えによるショックの発生を低減することが可能と
なる。
ローラの傾転角θP、トロイダル変速比HP及び最終変
速比GPは機械的に一定であるが、切換ポイントPにお
ける車速VPはエンジン回転数によって変化する。そし
て、一般に、車速は、このようにエンジン回転数と最終
変速比との両パラメータの影響を受け、例えばエンジン
回転数が一定であるとすると、車速は最終変速比の変化
をそのまま反映するものとなって、図9に示すように、
前進方向において最終変速比Gが小さくされるに従って
車速Vが大きくなるように変更されることになる。
具体的に説明するとおよそ次のようになる。すなわち、
一般に、この種の無段変速機においては、例えば図10
に示すように、車速V、エンジン回転数N、エンジンの
スロットルバルブの開度(スロットル開度)T、最終変
速比G等の各パラメータの相関関係を表わす特性マップ
が予め設定されており、このマップに、運転者によるア
クセルペダルの踏込量(アクセル開度)や、その変化率
(アクセル開度変化率)、あるいは現在の車速等の車両
の走行状態に基づいて決定した目標車速をあてはめるこ
とにより、該目標車速が実現される制御パラメータN,
G等を求め、エンジン回転数や最終変速比がその目標値
となるようにエンジンあるいは無段変速機を制御するの
である。
速比GがGS、スロットル開度TがTSにそれぞれ制御
されていて、エンジン回転数NがNc、現車速がVSで
ある符号aの状態にあるときに、その現車速VSよりも
低い目標車速Voが決定されたとすると、この目標車速
Voは、前述のようにエンジン回転数Nもしくは最終変
速比Gのいずれか又は両方を制御することにより実現す
ることができる。そして、例えば現エンジン回転数Nc
が燃費性能に優れた回転数であり、この現回転数Ncに
エンジン回転数Nを維持しようとする場合(エコノミー
モード)を例にとると、該エンジン回転数Nをその一定
値Ncに固定したまま、最終変速比Gのみを現変速比G
SからGoまで大きくして符号bの状態に移行させるこ
とにより、上記目標車速Voを実現させることができ
る。なお、このとき、エンジン回転数NをNcに一定に
保持するためにスロットル開度TがToに制御される。
そして、この場合は、車速変更後の上記状態bも依然と
してハイモード側にあるから、モードないし動力伝達経
路の切換えは起こらない。
に、同じエコノミーモードでも、目標車速がさらに低い
値Vo’に決定され、その結果、この目標車速Vo’を
実現するための目標最終変速比がさらに減速方向のG
o’と求められて、車速変更後の状態cがローモード側
に移動したときや、あるいは、図10に符号dで示すよ
うに、上記目標車速Voを実現する際にエンジン回転数
Nを増大させる制御(パワーモード)が伴って行なわれ
る結果、上記目標車速Voを実現するための目標最終変
速比が該エンジン回転数Nの増加分を打ち消すようにさ
らに減速方向のGo’と求められて、車速変更後の状態
dがローモード側に移動したとき等には、ハイモードか
らローモードへの動力伝達経路の切換えが起こることに
なる。
換えは、目標車速がどのような値に決定されるかではな
く、エンジン回転数との関係において上記目標車速を実
現するための目標最終変速比が結果的にどのような値に
求められるかによって起こったり起こらなかったりする
ことになる。そして、その切換えは、従来より、上記設
例でいえば、最終変速比Gを車速変更前のGSから上記
目標変速比Go’に変化させる途中で、該最終変速比G
が切換ポイント変速比GPを横切る時点において行なわ
れるのが通例である。これにより、前述したように、最
終変速比Gが連続して円滑に変化することになり、モー
ドないし経路の切換えに伴うショックが抑制される。
いし目標最終変速比は上記のように運転者による走行状
態の変化によって所定の制御サイクルで次々に決定さ
れ、例えば車速Vないし最終変速比Gが該切換ポイント
P付近にある状態において、運転者の頻繁な正逆のアク
セル操作等により、目標車速ないし目標最終変速比が上
記切換ポイントPを挟んで交互に他方のモード側に設定
されるようなことが起こり得る。
切換ポイント変速比GPないし切換ポイントPを横切る
度にモードの切換えを行なっていたのでは、該モード切
換えのハンチングが生じることになり、ローモードとハ
イモードとの間の切換えが頻繁に起こって、動力伝達経
路を切り換えるクラッチ等の摩擦要素の締結解放動作が
繰り返し起こり、変速比の制御ないし車速の制御が良好
に収束しなくなる等の不具合が発生する。
て複数の動力伝達経路を選択的に切り換えるように構成
されたパワートレインにおける上記不具合に対処するも
ので、上記最終変速比が頻繁に経路切換ポイントを横切
るような状態であっても、該経路ないしモードの切換え
のハンチングを有効に回避することを課題とする。
め、本発明では次のような手段を用いる。
記載の発明(以下「第1発明」という。)は、エンジン
側からの入力回転と駆動輪側への出力回転との間の変速
比が無段階に変化するように構成された無段変速機を有
するパワートレインの制御装置であって、上記エンジン
と駆動輪との間に複数の動力伝達経路が設けられ、各経
路で達成可能な上記無段変速機の変速比が所定の範囲で
重複していると共に、車両の走行状態を検出する走行状
態検出手段と、該検出手段の検出結果に基づいて上記無
段変速機の目標変速比を設定する目標変速比設定手段
と、上記経路を上記無段変速機の変速比に応じて選択的
に切り換える伝達経路切換手段とが備えられ、該切換手
段が、上記設定手段で設定された目標変速比が現経路で
達成可能である限りは、該目標変速比が上記重複範囲に
あっても動力伝達経路の切換えを行なわず、上記目標変
速比が上記重複範囲を逸脱して現経路で達成可能でない
ときにのみ、該目標変速比が達成可能な動力伝達経路へ
の切換えを行ない、且つ、その切換えを、現経路で達成
可能でない上記目標変速比が設定されてから所定の待機
時間が経過したのちに行なうように構成されていること
を特徴とする。
発明」という。)は、上記第1発明において、待機時間
が経過するまでは、無段変速機の変速比は、現経路で達
成可能な変速比のうち目標変速比に最も近い変速比に保
持されることを特徴とする。
3発明」という。)は、上記第1発明において、待機時
間が経過したのちは、無段変速機の変速比は、伝達経路
切換手段により切換えが行なわれる経路間で同一の達成
可能な変速比まで変化され、上記切換手段は、無段変速
機の変速比が該同一変速比となったときに動力伝達経路
の切換えを行なうように構成されていると共に、上記変
速比が上記同一変速比まで変化されることによる車速の
変化が抑制されるようにエンジン回転数が制御されるこ
とを特徴とする。
発明」という。)は、上記第1発明において、走行状態
検出手段の検出結果に基づいて運転者の加速要求の有無
を判定する加速要求判定手段が設けられ、該判定手段に
より運転者の加速要求があると判定されたときは、判定
されないときに比べて、待機時間は短くされることを特
徴とする。
5発明」という。)は、上記第1発明において、冷間時
は、温間時に比べて、待機時間は長くされることを特徴
とする。
明によれば次のような作用が得られる。
するパワートレインにおいて、前述のローモード及びハ
イモードの動力伝達経路のように、エンジンと駆動輪と
の間に複数の動力伝達経路が設けられ、その場合に、前
述のローモードにおける最小変速比GLとハイモードに
おける最大変速比GHとの間の範囲のように、各経路で
達成可能な上記無段変速機の変速比が所定の範囲で重複
している。したがって、この重複範囲内には、前述の切
換ポイントPにおける変速比GPのように、これらの経
路間で同一となる変速比が存在し、無段変速機の変速比
がこの同一変速比となった時点で動力伝達経路を切り換
えることにより、ショックのない滑らかなモードないし
経路の切換えが可能となる。
比に応じて伝達経路切換手段により選択的に切り換えら
れると共に、アクセル開度やアクセル開度変化率あるい
は車速等の車両の走行状態が走行状態検出手段によって
検出され、その検出結果に基づいて上記無段変速機の目
標変速比が目標変速比設定手段により設定される。した
がって、上記の複数の動力伝達経路の切換えが、車両の
走行状態に基づき設定された無段変速機の目標変速比に
応じて行なわれることになる。
機の目標変速比が現経路で達成可能である限りは、該目
標変速比が上記重複範囲にあっても動力伝達経路の切換
えが行なわれず、該目標変速比が上記重複範囲を逸脱し
て現経路で達成可能でなくなったときにのみ、現経路か
ら、その目標変速比を達成することが可能な別の動力伝
達経路への切換えが行なわれるようになっている。
上記重複範囲内(GL,GH間)において、切換ポイン
ト変速比GPを越えてハイモード側に設けられた、該変
速比GPと最小変速比GLとの間の領域を利用して、ま
た前述のハイモードにあっては、同じく上記重複範囲内
(GL,GH間)において、切換ポイント変速比GPを
越えてローモード側に設けられた、該変速比GPと最大
変速比GHとの間の領域を利用して、それぞれ上記切換
ポイント変速比GPを越える他方のモード側の変速比G
を達成することが可能であるから、これらの領域を利用
することにより、無段変速機の目標変速比が現経路で達
成可能である限りは、現変速比からその目標変速比に向
けて変速比を変化させる途中の全ての変速比もまた同様
に現経路で達成可能であり、したがって現経路ないし現
モードを維持することができ、これにより、目標変速比
に向けて変速比を変化させる途中で、該変速比が上記切
換ポイント変速比GPを通過しても、その度毎に経路が
切り換えられるというようなことが回避され、よってモ
ードないし経路切換えのハンチングが抑制されることに
なる。
囲を逸脱して現経路で達成できなくなり、動力伝達経路
の切換えが行なわれる場合においても、例えば、その現
経路で達成できない目標変速比が設定された時点で直ち
に上記経路の切換えが行なわれたりするのではなく、該
目標変速比が設定されてから所定の待機時間が経過して
から上記経路の切換えが行なわれるようになっている。
速比が設定され、その次の目標変速比が、運転者による
走行状態の変化によって、再び現経路で達成可能な変速
比に設定された場合には、そのまま現経路を維持するこ
とができ、結果的に、動力伝達経路の切換えを全く行な
わなくて済むことになる。一方、上記のように、かかる
待機時間を設けず、現経路で達成できない目標変速比が
設定された時点で直ちに経路を切り換えるようなことを
したときには、次の目標変速比が、再び前の経路で達成
可能な変速比に設定された場合に、再度動力伝達経路の
切換えを行なうことになる。したがって、この第1発明
によれば、モードないし動力伝達経路の切換え回数ない
し頻度が確実に低減され、該切換えのハンチングが効果
的に抑制されることになる。
機時間が経過するまでは、無段変速機の変速比が、現経
路で達成可能な変速比のうちの、現経路で達成できない
上記の目標変速比に最も近い変速比に保持されるから、
たとえ、この待機時間中は目標変速比が達成されず、し
たがって目標車速が実現されないことになっても、該目
標車速との偏差をなるべく小さくすることができると共
に、該偏差を打ち消すようにエンジン回転数を増減制御
する際においても、その制御量、つまりエンジン回転数
の増減量をなるべく小さくすることができることになっ
て有利となる。
機時間が経過したのちは、無段変速機の変速比が、前述
の切換ポイントPにおける変速比GPのように、相互に
切り換えられる経路間で同一となる変速比まで変化さ
れ、そして、無段変速機の変速比が、この同一変速比と
なったときに動力伝達経路が切り換えられるから、前述
したようにショックのない滑らかなモードないし経路の
切換えが可能となると共に、その場合の該変速比の上記
同一変速比までの変化に伴って発生する車速の変化が抑
制されるようにエンジン回転数が制御されるから、例え
ば、目標車速が現車速よりも高い値に決定されたにも拘
らず車速変更制御の途中で車速が減少したり、逆に目標
車速が現車速よりも低い値に決定されたにも拘らず車速
変更制御の途中で車速が増加したりするようなことが回
避され、運転者に対して違和感を与えるようなことがな
くなる。
行状態の検出結果に基づいて運転者の加速要求の有無が
判定され、その結果、例えばアクセル開度やアクセル開
度変化率が所定値以上大きい等の理由により運転者の加
速要求があると判定されたときには、判定されないとき
に比べて、上記待機時間が短くされるから、待機時間中
における目標車速が実現されない期間が短縮され、これ
により、目標車速が早期に実現されて、加速要求に適正
に対応することが可能となる。
作動油温もしくはエンジン水温が低いときやエンジン始
動後の時間が短い冷間時には、温間時に比べて、上記待
機時間が長くされるから、作動油の粘性が高くなる冷間
時におけるローラの傾転角変更動作、つまり変速比の制
御動作や、クラッチの切換動作等に応答遅れが生じるこ
とに適正に対応することが可能となる。
ル式無段変速機を備えたパワートレインについての実施
の形態を図面に基づいて説明することにより、本発明を
さらに詳しく説述する。
式無段変速機の機械的構成を示す骨子図、また、図2は
システム構成図であって、この無段変速機10は、エン
ジン1の出力軸2にトーショナルダンパ3を介して連結
されたインプットシャフト11と、該シャフト11の外
側に遊嵌合された中空のプライマリシャフト12と、こ
れらのシャフト11,12に平行に配置されたセカンダ
リシャフト13とを有し、これらのシャフト11〜13
が、いずれも当該車両の横方向に延びるように配置され
ている。
ンプットシャフト11およびプライマリシャフト12の
軸線上には、トロイダル式の第1、第2変速機構20,
30と、ローディングカム40とが配設されていると共
に、セカンダリシャフト13の軸線上には、遊星歯車機
構50と、ローモードクラッチ60およびハイモードク
ラッチ70とが配設されている。そして、インプットシ
ャフト11およびプライマリシャフト12の軸線と、セ
カンダリシャフト13の軸線との間に、ローモードギヤ
列80と、ハイモードギヤ列90とが介設されている。
同一の構成であり、いずれも、対向面がトロイダル面と
された入力ディスク21,31と出力ディスク22,3
2とを有し、これらの対向面間に、両ディスク21,2
2間および31,32間でそれぞれ動力を伝達するロー
ラー23,33が2つづつ介設されている。
た第1変速機構20は、入力ディスク21が反エンジン
側に、出力ディスク22がエンジン側に配置され、ま
た、エンジン1に近い方に配置された第2変速機構30
は、入力ディスク31がエンジン側に、出力ディスク3
2が反エンジン側に配置されており、かつ、両変速機構
20,30の入力ディスク21,31はプライマリシャ
フト12の両端部にそれぞれ結合され、また、出力ディ
スク22,32は一体化されて、該プライマリシャフト
12の中間部に回転自在に支持されている。
ン側の端部には上記ローモードギヤ列80を構成する第
1ギヤ81が結合されていると共に、該第1ギヤ81と
上記第1変速機構20の入力ディスク21との間にロー
ディングカム40が介設されており、さらに、第1、第
2変速機構20,30の一体化された出力ディスク2
2,32(以下「一体化出力ディスク34」という)の
外周に、上記ハイモードギヤ列90を構成する第1ギヤ
91が設けられている。
ン側の端部には、上記ローモードギヤ列80を構成する
第2ギヤ82が回転自在に支持されて、アイドルギヤ8
3を介して上記第1ギヤ81に連結されていると共に、
該セカンダリシャフト13の中間部には上記遊星歯車機
構50が配設されている。そして、該遊星歯車機構50
のピニオンキャリヤ51と上記ローモードギヤ列80の
第2ギヤ82との間に、これらを連結しもしくは切断す
るローモードクラッチ60が介設されている。
は、上記第1、第2変速機構20,30の一体化出力デ
ィスク34の外周に設けられたハイモードギヤ列90の
第1ギヤ91に噛み合う第2ギヤ92が回転自在に支持
され、該第2ギヤ92と遊星歯車機構50のサンギヤ5
2とが連結されていると共に、該遊星歯車機構50のイ
ンターナルギヤ53がセカンダリシャフト13に結合さ
れており、また、該遊星歯車機構50のエンジン側に、
上記ハイモードギヤ列90の第2ギヤ92とセカンダリ
シャフト13とを連結しもしくは切断するハイモードク
ラッチ70が介設されている。
ンジン側の端部に、第1、第2ギヤ4a,4bとアイド
ルギヤ4cとでなる出力ギヤ列4を介してディファレン
シャル装置5が連結されており、このディファレンシャ
ル装置5から左右に延びる駆動軸6a,6bを介して左
右の駆動輪7,8に動力を伝達するようになっている。
変化させることにより、該ローラ23,33と、入力、
出力両ディスク21,31,34との接触位置が半径方
向に変化し、その結果、入力ディスク21,31の回転
が無段階に変速されて一体化出力ディスク34に伝達さ
れる。
ィスク21,31,34の回転軸心に直交する方向に移
動可能に備えられたトラニオン14…14に支持され、
該トラニオン14…14の同方向における移動量を制御
することにより、ローラ23,33の傾転角制御、すな
わち変速比制御が行なわれる。
3,33の傾転角θは、該ローラ23,33が水平で、
入力、出力両ディスク21,31,34との接触位置が
半径方向において同じとき、すなわちトロイダル変速比
が1のときにゼロとされ、この状態から、図示したよう
に、出力ディスク34との接触位置が入力ディスク2
1,31との接触位置に比べて半径方向において大きく
なる方向、すなわちトロイダル変速比が大きくなる方向
の傾きが正の方向(+θ)、逆に出力ディスク34との
接触位置が入力ディスク21,31との接触位置に比べ
て半径方向において小さくなる方向、すなわちトロイダ
ル変速比が小さくなる方向の傾きが負の方向(−θ)と
されている。
を構成する上記エンジン1及び無段変速機10を統合制
御するコントロールユニット100が備えられ、このコ
ントロールユニット100に、アクセルペダル15の踏
込量(アクセル開度)を検出するアクセル開度センサ1
6からの信号、無段変速機10に入力されるエンジン回
転数を検出するエンジン回転センサ17からの信号、デ
ィファレンシャル装置5に出力される回転数を検出する
車速センサ101からの信号、作動油の温度を検出する
油温センサ104からの信号、エンジン水温を検出する
水温センサ105からの信号等が入力され、これらの信
号に基づいて、エンジン1の燃焼室に通じる吸気通路1
8の上流側に設けられ、該燃焼室に吸入される吸入空気
量をコントロールするスロットルバルブ19の開度(ス
ロットル開度)の制御と、同じく吸気通路18の下流側
に設けられ、燃焼室に燃料を供給する燃料噴射弁102
…102の燃料噴射量の制御と、燃焼室に設置された点
火プラグ103…103の点火時期の制御と、無段変速
機10のトロイダル変速機構20,30における上記ロ
ーラ23,33を支持するトラニオン14…14のディ
スク21,31,34に対する移動量の制御を介しての
変速比の制御と、上記ローモードクラッチ60及びハイ
モードクラッチ70の締結解放動作の制御とが行なわれ
る。
0の機械的な動作について説明すると、まず、当該車両
の停車中においては、ローモードクラッチ60が締結さ
れ、かつ、ハイモードクラッチ70が解放された状態、
すなわちローモードの状態にあって、エンジン1からの
回転は、インプットシャフト11の反エンジン側の端部
から第1ギヤ81、アイドルギヤ83および第2ギヤ8
2でなるローモードギヤ列80を介してセカンダリシャ
フト13側に伝達されると共に、さらに上記ローモード
クラッチ60を介して遊星歯車機構50のピニオンキャ
リヤ51に入力される。
されたエンジン1からの回転は、上記ローモードギヤ列
80の第1ギヤ81から、これに隣接するローディング
カム40を介して第1変速機構20の入力ディスク21
に入力され、ローラー23,23を介して一体化出力デ
ィスク34に伝達されると同時に、上記入力ディスク2
1からプライマリシャフト12を介して、該シャフト1
2のエンジン側の端部に配置された第2変速機構30の
入力ディスク31にも入力され、上記第1変速機構20
と同様に、ローラー33,33を介して一体化出力ディ
スク34に伝達される。
0の一体化出力ディスク34の回転は、該ディスク34
の外周に設けられた第1ギヤ91とセカンダリシャフト
13上の第2ギヤ92とでなるハイモードギヤ列90を
介して上記遊星歯車機構50のサンギヤ52に伝達され
る。
ピニオンキャリヤ51とサンギヤ52とに回転が入力さ
れることになるが、このとき、その回転速度の比が上記
第1、第2変速機構20,30の変速比制御によって所
定の比に設定されることにより、該遊星歯車機構50の
インターナルギヤ53の回転、すなわちセカンダリシャ
フト13から出力ギヤ列4を介してデファレンシャル装
置5に入力される回転がゼロ、つまり車速がゼロとさ
れ、当該変速機10がギヤードニュートラルの状態とな
る。
機構20,30の変速比を変化させて、ピニオンキャリ
ヤ51への入力回転速度とサンギヤ52への入力回転速
度との比を変化させれば、変速機10の全体としての変
速比、つまり最終変速比が大きな状態、すなわちローモ
ードの状態で、インターナルギヤ53ないしセカンダリ
シャフト13が前進方向または後退方向に回転し、当該
車両が発進することになる。
行なう目標車速を実現するための車速変更制御、並びに
該制御で実行される変速比制御に伴うローモードとハイ
モードとの切換制御の具体的動作の一例を図3及び図4
にフローチャートで示す制御プログラムに従って説明す
る。なお、この実施形態においては、できるだけエンジ
ン回転数を燃費性能に優れた回転数に維持し、目標車速
をエンジン回転数の制御ではなく専ら変速比の制御によ
って実現するエコノミーモードで車速変更制御が行なわ
れるようになっている。
された各種の検出信号や後述する待機時間α等の変数な
どを全て初期化する。そして、ステップS1で改めて今
回の制御用に各種の信号を読み込んだのち、ステップS
2で、車速、アクセル開度つまりアクセルペダル15の
踏込量、及びアクセル開度変化率から目標車速Voを決
定する。その場合に、目標車速Voは、運転者の加速要
求に応じて決定され、例えばアクセル開度やアクセル開
度変化率が大きいときほど運転者の加速要求が大きいと
考えられるから目標車速Voは大きな値に定められる。
また、高車速時における加速要求は、追い越し等の一時
的なものと考えられるから、目標車速Voは、低車速時
における加速要求に比べて相対的に小さな値に定められ
る。なお、目標車速Voの決定動作は、より具体的に
は、現在の車速に加算すべき車速の偏差量を求めるもの
である。
から切換ポイントPにおける車速VPを決定する。すな
わち、切換ポイントPにおける最終変速比GPが機械的
に決まっているから、前述の図10に示すマップに基づ
いて、エンジン回転数Nを現在のエンジン回転数に維持
した場合における切換ポイント車速VPが決定するので
ある。
2で決定した目標車速Voから、その目標車速Voを実
現する最終変速比G、トロイダル変速比H、及びローラ
23,33の傾転角(以下単に「傾転角」という。)
θ、つまり目標最終変速比Go、目標トロイダル変速比
Ho、及び目標傾転角θo等を求める。すなわち、前述
の図10に示すマップに基づいて、目標車速Voとエン
ジン回転数とから目標最終変速比Goが決定し、さら
に、最終変速比G、トロイダル変速比H、及び傾転角θ
の関係が機械的に決まっているから、前述の図9に示す
マップに基づいて、目標最終変速比Goと現モードとか
ら、目標トロイダル変速比Hoないし目標傾転角θoが
決定するのである。
してトロイダル式無段変速機を用いているので、傾転角
まで求められるが、例えばベルト式無段変速機等を含ん
で一般には、無段変速機全体としての最終変速比ないし
無段変速機構としての変速比までが求められることにな
る。
αがゼロより大きいか否かを判定する。そして、NOの
とき、つまり待機時間αが設定されていないときには、
ステップS6に進んで、アクセル開度や油温あるいは車
速等に基づいて該待機時間αを設定し、YESのとき、
つまりすでに待機時間αが設定されているときには、ス
テップS7に進んで、該待機時間αを1だけ減算してか
ら、いずれもステップS8に進む。
待機時間αは、例えば図5及び図6に示すように、アク
セル開度やアクセル開度変化率が大きいときほど、つま
り運転者の加速要求が大きいときほど小さな値に求めら
れ、また、作動油温やエンジン水温が低いときほど、あ
るいはエンジン始動後の経過時間が短いときほど、つま
り冷間時ほど大きな値に求められる。さらには、待機時
間αを、高車速時ほど小さな値としてもよい。これらに
よって得られる作用については後述する。
から目標傾転角θoへは切換ポイントPを通過するか否
かを判定する。つまり、目標車速Voを実現する車速変
更制御ないし変速比制御において、例えば現傾転角θが
図7に符号アで示すような状態にあるとき(最終変速比
GS、トロイダル変速比HS)に、目標傾転角θoが符
号イで示すように切換ポイントPの手前にあるのか(最
終変速比G1、トロイダル変速比H1)、もしくは符号
オで示すように切換ポイントPにあるのか(最終変速比
GP、トロイダル変速比HP)、又は符号ウで示すよう
に切換ポイントPの向こう側にあるのか(最終変速比G
2、トロイダル変速比H2)を判定するのである。
例示するが、モードがハイモードの場合でも事情は同じ
であることはいうまでもない。また、上記判定を、傾転
角θに代えて、より直接的に、トロイダル変速比H又は
最終変速比Gを用いて行なってもよい。
θoが上記状態ウやさらに符号キもしくはエのように切
換ポイントPの向こう側にあるときは、さらにステップ
S9で、目標傾転角θoが上限傾転角θmaxを越えて
大きいか否かを判定する。換言すれば、目標車速Voを
実現するための目標最終変速比Goが現モードで達成可
能であるか否かを判定するのである。
oが現モードでは達成できないときは、ステップS10
に進む一方で、上記ステップS8又はステップS9のい
ずれかでNOのとき、つまり目標車速Voが重複範囲
(最終変速比がGLとGHとの間の範囲)を含んで現モ
ードで達成できるときは、ステップS16〜S18に進
み、該ステップS16〜S18で現傾転角θをモードの
切換えなしに目標傾転角θoまで変化させて終了とな
る。
状態アから目標イまで移行させる場合は、切換ポイント
Pの手前側であるから、現モード(ローモード)を維持
することが可能で、したがってモードの切換えが行なわ
れない。また、目標が符号オ、ウ、キ、エのような状態
であっても、ローモードとハイモードとのいずれのモー
ドでも達成可能な変速比の範囲、すなわち重複範囲(最
終変速比がGLとGHとの間の範囲)を利用して、モー
ドの切換えを行なうことなく、上記各目標の状態オ、
ウ、キ、エを実現することができる。これに対し、例え
ば、状態ウと同じ最終変速比G2を達成しようとして、
他のモード(ハイモード)における符号サの状態を採用
すると、車速変更前の状態アから該目標サまでの変速制
御の途中で、切換ポイントPにおいてモードの切換えを
行なう必要が生じ、モードないし動力伝達経路の切換え
の回数ないし頻度がアップしてハンチングの起こる虞が
生じることになる。
きず、ステップS10に進んだときは、該ステップS1
0で傾転角を上限傾転角θmaxに保持する。つまり、
上記図7に符号カで示すように、現モード(ローモー
ド)では達成できない目標最終変速比GoがG3(目標
トロイダル変速比HoがH3)であるとすると、符号エ
の状態に保持するのである。これにより、符号エの状態
における最終変速比GがGLであり、この変速比GL
は、現モードで達成可能な変速比のうちで最も上記目標
カにおける最終変速比G3に近い値であるから、目標車
速Voとの偏差をできるだけ小さくすることができると
共に、該車速の偏差を打ち消すためにエンジン回転数を
増減制御する場合においても、エンジン回転数の変化量
をできるだけ小さくすることができて、エコノミーモー
ドの制御にとって有利となる。
αがゼロ以下になったか否かを判定し、YESのとき、
つまり待機時間αが経過したときは、ステップS12〜
S14で、傾転角を切換ポイント傾転角θPまで戻す。
つまり、上記図7において、符号エの状態からオの状態
まで移行させるのである。
ラッチ60とハイモードクラッチ70とを掛け替えてモ
ードないし動力伝達経路の切換えを行なったのち、さら
に上記ステップS16〜S18で、傾転角を目標傾転角
θoまで変化させて終了する。これにより、上記図7に
おいて、符号オの状態から目標カまで移行することにな
り、ここにおいて目標車速Voが最終的に実現すること
になる。
き、つまり待機時間αがまだ経過していないときは、最
初のステップS1まで戻り、改めて目標車速Vo、目標
最終変速比Go、目標トロイダル変速比Ho、及び目標
傾転角θo等を決定し、また待機時間αを減算し、そし
て上記目標値が現モードで達成可能か否かの判定を行な
い、その結果に応じた制御を行なうことになる。
れた待機時間αが経過するまでに、次の目標が、上記図
7に符号キやクで示すように、現モード(ローモード)
で達成可能なものとして設定されたときには、エの状態
から再びそれらの状態キ、クに移行されて、結果的に、
モードの切換えは行なわれないことになる。
のちにおいても、次の目標が、現モードで達成できない
ものとして設定されたときに限り、上記ステップS12
以下に進んで、その途中のステップS15でモードない
し経路の切換えが行なわれることになる。
し経路の切換えの回数ないし頻度が確実に減少し、ハン
チングの生じる虞が効果的に低減されることになる。
運転者の加速要求が大きいときほど小さな値に求められ
るから、待機時間中における目標車速が実現されない期
間が短縮され、これにより、目標車速が早期に実現され
て、加速要求に適正に対応することが可能となる。
な値に求められるから、作動油の粘性が高くなる冷間時
におけるローラ23,33の傾転角変更動作、つまり変
速比の制御動作や、クラッチ60,70の切換動作等に
応答遅れが生じることに適正に対応することが可能とな
る。
ど小さな値としたときには、次のような作用が得られ
る。すなわち、高車速時は、次に設定される目標車速
が、その高い値の現車速よりも低い値に設定される可能
性が大きく、したがって、結果的にモードの切換えを行
なわなくても済む方向に進む確率が大きくなる。よっ
て、待機時間αをそれほど長くとらなくても、現経路で
次に設定される目標車速を実現できる可能性が高いか
ら、早めに待機状態を解除して、その次の目標車速への
変速応答性を向上させるようにした方が合理的な制御と
なる。
時間αが経過したのちも、目標最終変速比Goとして、
現経路で達成できない変速比が設定された場合は、結果
的に、経路の切換えが行なわれることになるが、その
間、最終変速比Gは目標値Goに至っておらず、各経路
で達成可能な限界値GL、GHに保持されたのち、切換
ポイントPまで戻され、然る後に、切換え後の経路に
て、最終的に、目標最終変速比Goへ変更される。した
がって、この間、エンジン回転数を変更させる制御が行
なわれていないと、車速が最終変速比Gのみによって決
まるから、すでに述べたように、運転者のアクセル操作
にマッチした車速がなかなか得られず、却って、最終変
速比Gが限界値GL、GHから切換ポイントPまで戻さ
れる期間中は、増速すべきときに減速し、減速すべきと
きに増速するというような現象が生じて、運転者にとっ
て違和感となる。
は、かかる不具合を解消するためのエンジン回転数の制
御をエコノミーモードの効果を損なわない範囲内で、最
小限、限定的に行なうようになっている。次に、該エン
ジン制御を上記図7及び図8のタイムチャートを参照し
て説明する。
符号アの状態から、順に、符号エ、オ、カの状態へと移
行することになり、図8に示すように、アクセル開度A
は時間t1において、ASからAEまで増大する。そし
て、このアクセル開度AE等に応じて上記カの状態が最
終目標として決定されることになる。
換ポイント変速比HPを越えて時間t2から最大値Hm
axに保持され、時間t3で待機時間αが経過したのち
に、時間t4において切換ポイント変速比HPに戻さ
れ、そして時間t5において目標値H3へと変化する。
初のGSから切換ポイント変速比GPを越えて時間t2
から限界値GLに保持され、時間t3で待機時間αが経
過したのちに、時間t4において切換ポイント変速比G
Pに戻され、そして時間t5において目標値G3へと変
化する。
は、これらの変速比H、Gが目標値H3、G3に至って
おらず、したがって、エンジン回転数Nが当初の回転数
NSのまま固定されていると、例えば、図8に鎖線で示
すように、時間t2からt3の間は増加せず、時間t3
からt4の間は減少し、そして、モード切換後の時間t
4からt5の間で急増するようになって、滑らかな車速
変更が実現しない。
変化を打ち消すように、エンジン回転数Nは、時間t2
からt3の間で増加され、時間t3からt4の間でさら
に大きい増加率で増加され、そして、モード切換後の時
間t4からt5の間で当初の回転数NSに戻される。こ
れにより、最終変速比Gによる車速の変化がエンジン回
転数Nによる車速の変化によって修正され、結果として
滑らかな車速Vが当初のVSから目標車速Voまでリニ
アに円滑に変更されることになる。
よりも高い値に決定され、モードがローからハイに切り
換わる場合で説明したが、これに限らず、例えば、目標
車速が現車速よりも低い値に決定される等して、モード
がハイからローに切り換わる場合にも、本発明は適用可
能であることはいうまでもない。
エンジンと駆動輪との間に複数の動力伝達経路が設けら
れ、その場合に、これらの経路が、各経路で達成可能な
無段変速機の変速比が所定の範囲で重複するように設け
られているから、該重複範囲を利用することにより、該
経路ないしモードの切換えの回数ないし頻度を減少する
ことができて、その切換えのハンチングが抑制されるこ
とになる。
して現経路で達成できなくなり、動力伝達経路の切換え
を行なう場合においても、所定の待機時間が経過してか
ら該経路の切換えを行なうので、上記待機時間中に次の
目標変速比が再び現経路で達成可能な変速比に設定され
た場合には、そのまま現経路を維持することができ、結
果的に、動力伝達経路の切換えを全く行なわなくて済む
ことになり、これにより、経路ないしモードの切換えの
回数ないし頻度をより一層確実に減少することができ
て、その切換えのハンチングがより一層効果的に抑制さ
れることになる。
トロイダル式無段変速機の機械的構成を示す骨子図であ
る。
作を示すフローチャート図である。
すタイムチャート図である。
メータの関係を表わす特性図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 エンジン側からの入力回転と駆動輪側へ
の出力回転との間の変速比が無段階に変化するように構
成された無段変速機を有するパワートレインの制御装置
であって、上記エンジンと駆動輪との間に複数の動力伝
達経路が設けられ、各経路で達成可能な上記無段変速機
の変速比が所定の範囲で重複していると共に、車両の走
行状態を検出する走行状態検出手段と、該検出手段の検
出結果に基づいて上記無段変速機の目標変速比を設定す
る目標変速比設定手段と、上記経路を上記無段変速機の
変速比に応じて選択的に切り換える伝達経路切換手段と
が備えられ、該切換手段が、上記設定手段で設定された
目標変速比が現経路で達成可能である限りは、該目標変
速比が上記重複範囲にあっても動力伝達経路の切換えを
行なわず、上記目標変速比が上記重複範囲を逸脱して現
経路で達成可能でないときにのみ、該目標変速比が達成
可能な動力伝達経路への切換えを行ない、且つ、その切
換えを、現経路で達成可能でない上記目標変速比が設定
されてから所定の待機時間が経過したのちに行なうよう
に構成されていることを特徴とするパワートレインの制
御装置。 - 【請求項2】 待機時間が経過するまでは、無段変速機
の変速比は、現経路で達成可能な変速比のうち目標変速
比に最も近い変速比に保持されることを特徴とする請求
項1に記載のパワートレインの制御装置。 - 【請求項3】 待機時間が経過したのちは、無段変速機
の変速比は、伝達経路切換手段により切換えが行なわれ
る経路間で同一の達成可能な変速比まで変化され、上記
切換手段は、無段変速機の変速比が該同一変速比となっ
たときに動力伝達経路の切換えを行なうように構成され
ていると共に、上記変速比が上記同一変速比まで変化さ
れることによる車速の変化が抑制されるようにエンジン
回転数が制御されることを特徴とする請求項1に記載の
パワートレインの制御装置。 - 【請求項4】 走行状態検出手段の検出結果に基づいて
運転者の加速要求の有無を判定する加速要求判定手段が
設けられ、該判定手段により運転者の加速要求があると
判定されたときは、判定されないときに比べて、待機時
間は短くされることを特徴とする請求項1に記載のパワ
ートレインの制御装置。 - 【請求項5】 冷間時は、温間時に比べて、待機時間は
長くされることを特徴とする請求項1に記載のパワート
レインの制御装置。
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|---|---|---|---|
| JP2268998A JP4122556B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | パワートレインの制御装置 |
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|---|---|---|---|
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Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11210872A true JPH11210872A (ja) | 1999-08-03 |
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|---|---|---|---|
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|---|---|
| JP (1) | JP4122556B2 (ja) |
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