JPH11210899A - 方向切換弁の位置決め装置 - Google Patents

方向切換弁の位置決め装置

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JPH11210899A
JPH11210899A JP2634698A JP2634698A JPH11210899A JP H11210899 A JPH11210899 A JP H11210899A JP 2634698 A JP2634698 A JP 2634698A JP 2634698 A JP2634698 A JP 2634698A JP H11210899 A JPH11210899 A JP H11210899A
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JP
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spool
face
positioning device
small
nut member
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JP2634698A
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English (en)
Inventor
Hideki Ichikawa
秀樹 市川
Kensuke Ioku
賢介 井奥
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Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプールの円滑な摺動を保つことのできる方
向切換弁の位置決め装置を提供すること。 【解決手段】 段付きボルト7とスプール端面5の雌ね
じ6との螺合部又は他の構造よる螺合部の位置を該螺合
によるスプール3の拡径変形が該スプール3と弁本体1
との摺動部4に影響しない位置又は構造としたものであ
る。これにより、前記拡径変形があっても前記摺動部4
はスティック現象など起こらず円滑な摺動を保つことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧式ショベル等
の各種油圧機器で用いられる方向切換弁の位置決め装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種方向切換弁の従来技術として特開
平8−170353号公報が挙げられる。それを図1
(B)に具体的に示した。同図に示したように弁本体1
のスプール孔2にスプール3が軸方向に摺動可能に配設
されている。すなわちスプール孔2の内面がスプール3
との摺動部4となって該スプール3は図の左右方向に摺
動自在に設けられている。スプール3の端面5には雌ね
じ6が刻設されており、この雌ねじ6に段付きボルト7
が螺合されている。該段付きボルト7は、その先端の雄
ねじ部8が基端軸部9より細径に形成されて両者の境に
段部10を有する構造に形成されている。更に、段部1
0と頭部11との長さL1は設定された寸法に形成され
ている。そして、段付きボルト7は、その先端雄ねじ部
8を前記スプール端面5の雌ねじ6に螺合させ、その段
部10をスプール端面5に強固に当接するまで締め付け
て該スプール3に同軸に固定されている。この当接締め
付け固定により、該スプール端面5と段付きボルト7の
前記頭部11間の距離が容易且つ確実に規定された寸法
すなわち前記設定寸法L1となるようになっている。
【0003】スプール3はその端部が弁本体1の端部に
設けられたバネケース12内に突出し、該バネケース1
2内に該スプール3端部および前記段付きボルト7が収
納されていると共に、段付きボルト7の周囲に設けられ
た戻しバネ13の付勢力により該スプール3が中立位置
に保持されるように形成されている。ここで、戻しバネ
13は、スプール端面5部分及び段付きボルト7の頭部
11部分にその位置から互いに接近する方向にだけ可動
に配設された第1リテーナ14及び第2リテーナ15
間のバネ収納部に縮設されている。そして、この状態で
第1リテーナ14は一端が弁本体1外面の対向部に接触
し、第2リテーナ15も一端がバネケース12内面の対
向部に接触するように構成されており、これら接触構造
及び戻しバネ13によりスプール3の前記中立位置の保
持および軸方向への往復動を可能にしている。
【0004】前記設定寸法(スプール端面5と頭部11
間の距離)L1の規定は、スプール3の前記中立位置状
態において、第1リテーナ14及び第2リテーナ15が
それぞれ弁本体1の外面及びバネケース12の内面に確
実に接触できるようにすると共に、両リテーナ14、1
5間のバネ収納部に所望のバネ力の戻しバネ13を縮設
するためのスペース(バネ長)L2を設けることができ
るようにし、以て、当該スプール3を前記中立位置で保
持すること及び軸方向への円滑な摺動を可能にするため
に重要な前提となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】スプール3が弁本体1
のスプール孔2内すなわち摺動部4を円滑に摺動できる
ようにすると共に作動用流体である油の漏れを防止する
ために、両者の隙間すなわちスプール3の外径とスプー
ル孔2の内径の差は、通常5〜8μmになるように精密
加工されている。
【0006】ところが、段付きボルト7は、その雄ねじ
部8を前記雌ねじ6に螺合させ、その段部10をスプー
ル端面5に強固に当接するまで締め付けて該スプール3
に固定する構造であるため、スプール3外面の雌ねじ6
の周囲部分が前記当接螺合によって僅かに拡径変形す
る。ここで、この拡径変形が生ずるメカニズムを図9に
基づいて説明する。段付きボルト7はその段部10をス
プール3の端面5に強固に当接するまで締め付けて固定
する結果、雄ねじ部8部分に力F1が働き、スプール3
端部にはその反作用として逆向きの力F2が働く。この
時、ねじ部同士の噛み合いは、図示した如く一方の斜面
同士16が強固に圧接する。このような一方の斜面の圧
接および前記段部10のスプール端面5への強固な当接
の両圧接作用の結果、スプール3側の圧接斜面には軸と
直交方向への力成分fが発生し、この力fによって前記
拡径変形が生ずる。本願発明者等は、約2μm程度の拡
径を確認している。
【0007】スプール3端部の上記拡径変形の結果、弁
本体1端部に位置する摺動部4は、通常前記螺合部の近
傍に位置しているため、前記拡径変形の影響を受ける。
従って、摺動部4はその隙間が狭まり、最適な隙間間隔
を維持できなくなる。その結果、スプール3が軸方向へ
移動する際に少し引っかかるいわゆるステッィク現象を
起こし、円滑な摺動ができなくなるという問題があっ
た。
【0008】本発明の課題は、上記問題を解決し、スプ
ールの円滑な摺動を保つことのできる方向切換弁の位置
決め装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1記載の発明は、弁本体に、軸方向に摺
動可能に設けられ且つ端面に雌ねじが刻設されたスプー
ルと、該スプール端面の前記雌ねじの周囲に段部を当接
させて螺合された段付きボルトと、該段付きボルトの前
記当接螺合によって設定寸法に規定されたバネ収納部に
収納され前記スプールに戻し力を付勢する戻しバネとを
備えた方向切換弁の位置決め装置において、段付きボル
トとスプール端面との前記螺合部の位置を該螺合による
スプールの拡径変形が該スプールと前記弁本体との摺動
部に影響しない位置としたことを特徴とするものであ
る。本発明によれば、段付きボルトとスプール端面との
前記螺合部の位置を該螺合によるスプールの拡径変形が
該スプールと前記弁本体との摺動部に影響しない位置と
したので、前記拡径変形があってもスプールと前記弁本
体との摺動部はスティック現象など起こらず円滑な摺動
を保つことができる。
【0010】本願請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、前記スプールの端部に小径の延設部が
一体成形により形成され、該小径延設部の端面に前記段
付きボルトと螺合する雌ねじが刻設されていることを特
徴とするものである。これにより、小径の延設部との境
界にできる段部が前記拡径変形力の伝搬を仕切って遮断
する作用をするので、一層確実に円滑な摺動を確保でき
る。更に、延設部を小径としたことによりこの部分を小
型化することができる。
【0011】本願請求項3記載の発明は、請求項2記載
の発明において、前記小径延設部の長さは前記バネ収納
部の全長に渡ると共に、その端面が前記ボルトの頭部に
当接する長さに形成されていることを特徴とするもので
ある。これにより、ボルトの頭部をスプール側の小径延
設部の端面と当接する段部として兼用できるので、構造
簡単にして円滑な摺動を確保できる。しかも小径延設部
の長さだけでバネ収納部の設定寸法を規定できるので、
寸法精度が向上する。
【0012】本願請求項4記載の発明は、請求項1記載
の発明において、前記スプールの端部に同径の延設部が
一体成形により形成され、該同径延設部の端面に前記段
付きボルトと螺合する雌ねじが刻設されていることを特
徴とするものである。このように同径の延設部としたの
で、一体成形による製造が容易である。
【0013】本願請求項5記載の発明は、弁本体に、軸
方向に摺動可能に設けられ且つ端面に雄ねじが一体成形
により突設形成されたスプールと、先端面が前記スプー
ル端面の雄ねじ周囲に当接した状態で該雄ねじと螺合す
る雌ねじを有するナット部材と、該ナット部材と前記ス
プール端面との前記当接螺合によって設定寸法に規定さ
れたバネ収納部に収納され前記スプールに戻し力を付勢
する戻しバネとを備えた方向切換弁の位置決め装置であ
る。本発明によれば、スプール端面に雌ねじではなく雄
ねじを形成したので、前記拡径変形の問題がスプール側
には全く生じない。
【0014】本願請求項6記載の発明は、請求項5記載
発明において、前記スプールの端部に小径の延設部が一
体成形により形成され、該小径延設部の端面に前記雄ね
じが形成されていることを特徴とするものである。本発
明によれば、螺合部が、弁本体とスプールとの摺動部か
ら大きく離れるため、該螺合に起因するあらゆる影響を
スプールの摺動に際して受けなくすることができる。
【0015】本願請求項7記載の発明は、弁本体に、軸
方向に摺動可能に設けられ且つ端面に雌ねじが刻設され
たスプールと、先端面に雌ねじが刻設されたナット部材
と、軸の両方向に雄ねじが刻設され該雄ねじにより前記
ナット部材の先端面を前記スプールの端面に当接させて
連結するねじ棒と、前記スプールとナット部材の前記当
接螺合によって設定寸法に規定されたバネ収納部に収納
され前記スプールに戻し力を付勢する戻しバネとを備
え、前記ねじ棒とスプール端面との前記螺合部の位置を
該螺合によるスプールの拡径変形が該スプールと前記弁
本体との摺動部に影響しない位置としたことを特徴とす
る方向切換弁の位置決め装置である。本発明によれば、
位置決めのためにスプール端面に固定する部材を雄ねじ
となるねじ棒とナット部材とに分離して各々別体に形成
したので、製造容易にしてスプールの円滑な摺動を確保
することができる。
【0016】本願請求項8記載の発明は、請求項7記載
の発明において、前記ねじ棒は両方向に向かう各雄ねじ
の基部に段部を有する中間部材を備え、該中間部材の両
段部に前記スプールの端面及びナット部材の先端面をそ
れぞれ当接させて連結するものであることを特徴とす
る。本発明によれば、中間部材の長さを適宜変えること
により、バネ収納部の寸法変化に対して、他を変えるこ
となく容易に対応することができる。
【0017】本願請求項9記載の発明は、請求項1〜8
のいずれかに記載の発明おいて、戻しバネは、スプール
の中立位置から軸の両方向への変位に対して戻り力を付
与する往復動構造であることを特徴とする。特にこの往
復動タイプの方向切換弁において前記効果は顕著であ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1(A)は本発明に係る方向切
換弁の位置決め装置を示す要部断面図、図2は前記位置
決め装置を備えた方向切換弁を複数個備えている多連方
向切換弁の要部断面図である。この実施の形態例では段
付きボルト7は、その基端軸部9の長さが図1(B)に
示した従来の同構造のものより短く形成され、具体的に
は前記設定寸法L1の約半分の長さに形成されている。
一方、スプール3の端部には小径の延設部17が一体成
形により形成されている。この小径延設部17の長さ
は、前記段付きボルト7が短くなったのを補う長さに形
成されている。そして、小径延設部17の端面18に段
付きボルト7の雄ねじ部8と螺合する雌ねじ6が刻設さ
れている。この例では該端面18が段付きボルト7の段
部10が強固に当接する面となる。スプール3の従来の
端面5に相当する部分は、新たにスプール3の一部を成
す小径延設部17との境界位置となり、該小径延設部1
7を設けることによりその境界に段部19ができてい
る。スプール3及び段付きボルト7の材質は、この例で
はいずれもクロムモリブデン鋼鋼材(JIS記号 SC
M435)である。その他の構成は図1(B)に示した
従来のものと同様なので同一部分に同一符号を付してそ
の説明は省略する。
【0019】この実施の形態例では、小径延設部17の
端面18に設けられた雌ねじ6に、短尺となった段付き
ボルト7の雄ねじ8を螺合させ、その段部10を前記端
面18に強固に当接させて固定することにより、前記設
定寸法L1及びL2をもった位置決め装置となる。前記
雌ねじ6に雄ねじ部8を螺合させて成る螺合部の位置
は、図1(A)と(B)を対比すれば明らかな通り、従
来のものと異なって前記摺動部4の近くではなくそれか
ら遠く離れた位置である。ここで、具体的にどの程度ま
で離すかは画一的には決められないが、該螺合による前
記拡径変形の影響がスプール3と前記弁本体1との摺動
部4に影響しない位置とすることが必要である。
【0020】本実施の形態例によれば、段付きボルト7
とスプール3との前記当接螺合固定による前記拡径変形
があっても、その影響を受けない構造であるため、前記
摺動部4でスティック現象など起こらず円滑な摺動を保
つことができる。また、小径の延設部17との境界にで
きる段部19が前記拡径変形力の伝搬を仕切って遮断す
る作用をするので、一層確実に円滑な摺動を確保でき
る。更に、延設部17を小径としたことによりこの部分
を小型化することができる。
【0021】また、図2に示すように、各方向切換弁の
ボルト7の長さを統一し、設定寸法L1を小径延設部1
7により調節することにより、ボルト7が共有化でき、
大量生産によるボルト7のコストダウンが可能となる。
更に、多種の方向切換弁のボルトを共有にすることによ
り、価格低減効果はより大きくなるとともに、同じ部品
(ねじ)を用いることにより、組立性が向上する。一
方、設定寸法L1に合わせてスプール3の小径延設部1
7で調節するが、スプールはストロークと流量との特性
などに応じて種類ごとに設計製造されるものであるか
ら、小径延設部17の長さを種類ごとに変更しても、コ
ストは、ほぼ同じである。したがって、方向切換弁のコ
ストを低減することができる。
【0022】図3は本願他の実施の形態を示す要部断面
図である。この実施の形態例では、小径延設部17の長
さは、戻しバネ13を縮設するための前記バネ収納部の
全長に渡ると共に、その端面18が前記ボルト7の頭部
11に当接する長さに形成されている。一方、段付きボ
ルト7は前記基端軸部9が省略され、頭部11から雄ね
じ部8が直接突出する構造に形成されている。すなわ
ち、該ボルト7の頭部11が小径延設部17の端面18
と当接する前記段部10として兼用できる構造に形成さ
れている。その他の構成は図1(A)に示した実施の形
態例と同様なので同一部分に同一符号を付してその説明
は省略する。
【0023】本実施の形態例によれば、小径延設部17
の長さを単純に長くするだけであるため、構造簡単にし
て前記拡径変形による問題を無くせると共に、図1
(A)に示した実施の形態例とは違って、小径延設部1
7の長さ(L1)だけでバネ収納部の設定寸法(L2)
を規定できるので、寸法精度が向上する。
【0024】図4は本願他の実施の形態を示す要部断面
図である。この実施の形態例では、図1(A)や図2に
示した実施の形態例のような小径延設部17は形成せ
ず、前記スプール3の端部に同径の延設部20が一体成
形により形成され、この同径延設部20の端面18に前
記段付きボルト7と螺合する雌ねじ6が刻設されてい
る。第1リテーナ14の構造および段付きボルト7の基
端軸部9の構造が前記実施の形態と異なっているが、こ
れは同径延設部20に適合するために変更されたもので
あり、その基本とする役割は変わらない。その他の構成
は図1(A)に示した実施の形態例と同様である。本実
施の形態例によれば、延設部20をスプール3と同径と
したので、該延設部20を含めたスプール3の一体成形
による製造が容易である。
【0025】図5は本願他の実施の形態を示す要部断面
図である。この実施の形態例は、ほとんどの部分は図1
(B)に示した従来のものと同じ構造であるが、雌ねじ
と雄ねじの設けられる場所が逆になっていることが大き
な違いである。すなわち、スプール3の端面5には、雌
ねじではなく雄ねじ21が一体成形により突設形成され
ている。そして、該雄ねじ21に螺合できるように前記
段付きボルト7は以下に説明するナット部材22に変え
られている。該ナット部材22は、長尺な軸部23の先
端面24が前記スプール端面5の雄ねじ21の周囲に当
接した状態で該雄ねじ21と螺合する雌ねじ25を有す
ると共に基端側に頭部26を有する構造である。該ナッ
ト部材22は、その機能はナットであるが、構造的には
前記段付きボルト7から先端にある雄ねじ部8を無く
し、代わりに雌ねじを設けた構造のものに相当する。従
って、この例ではナット部材22の軸部23は前記段付
きボルト7の基端軸部9と同じ構造であり、その長さは
前記設定寸法L1である。同様に頭部26も頭部11と
同構造である。本実施の形態例によれば、スプール端面
5に雌ねじ6ではなく雄ねじ21を形成し、拡径変形が
あってもスプール3の前記摺動には無関係なナット部材
22に雌ねじ25を設けて両者を螺合固定するので、前
記拡径変形の問題がスプール3側には全く生じない。
【0026】図6は本願他の実施の形態を示す要部断面
図である。この実施の形態例は、図1(A)の実施の形
態と雄ねじ21および雌ねじ25の設けられている場所
が逆であることを除いて同構造である。すなわち、スプ
ール3の端部に小径の延設部27が一体成形により設け
られ、該延設部27の端面28に雄ねじ21が突設され
ている。ナット部材22の軸部23は、この例では前記
延設部27の分だけ図5のものより短く形成されてい
る。すなわち延設部27の長さと軸部23の長さの和が
L1になっている。本実施の形態例によれば、前記螺合
部が、弁本体1とスプール3との摺動部4から大きく離
れるため、該螺合に起因するあらゆる影響をスプールの
摺動に際して受けない。
【0027】図7は本願他の実施の形態を示し弁本体や
バネケース等を更に省略した要部断面図である。この実
施の形態例は、図1(A)の小径延設部17(雌ねじ6
を有する)と図6のナット部材22(雌ねじ25を有す
る)を用い、両者を別体のねじ棒29により連結させた
ものに相当する。該ねじ棒9は、軸の両方向に雄ねじが
刻設され該雄ねじにより前記ナット部材22の先端面2
4を前記小径延設部17の端面18に当接させて連結す
るように形成されている。その他の構成は図1(A)又
は図6のものと同様であり、前記螺合による前記拡径変
形がスプール3と弁本体1との摺動部4に影響しない位
置に形成されている。本実施の形態例によれば、スプー
ル位置決めのために該スプール3の端面に固定する部材
を雄ねじとなるねじ棒29とナット部材22とに分離し
て各々別体に形成したので、製造容易にしてスプールの
円滑な摺動を確保することができる。
【0028】図8は本願他の実施の形態を示す要部断面
図である。この実施の形態例は、図7に示した形態例の
ねじ棒29を両方向に向かう各雄ねじ30、31の基部
に段部32、33を有する中間部材34を備える構造に
形成したものである。そして、中間部材34の両段部3
2、33に小径延設部17の端面18及びナット部材2
2の先端面24をそれぞれ当接させて連結するようにな
っている。その他の構造は図7に示したものと同様であ
る。本実施の形態例によれば、中間部材34の長さを適
宜変えることにより、前記バネ収納部の寸法変化に対し
て、小径延設部17の長さやナット部材22の長さ等を
変えることなく、該中間部材34の長さを変えるだけで
容易に対応することができる。
【0029】以上において説明した実施の形態例は全
て、戻しバネ13は第1リテーナ14と第2リテーナ1
5間に保持されて、スプール3の中立位置から軸の両方
向への変位に対して戻り力を付与する往復動構造であ
る。それは、特にこの往復動タイプの方向切換弁におい
て前記作用効果が顕著だからである。ただし、前記拡径
変形の影響を受ける構造の方向切換弁であれば、一方向
への変位に対してだけ戻り力を付与する戻しバネ構造の
ものであってもよいことは勿論である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、スプールと段付きボル
ト又はナット部材の当接螺合に起因した前記拡径変形が
あっても、その拡径ほ変形の影響を受けない構造で降る
ため、スプールと前記弁本体との摺動部はスティック現
象など起こらず円滑な摺動を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明に係る方向切換弁の位置決
め装置を示す要部断面図、図1(B)は従来の方向切換
弁の位置決め装置を示す要部断面図である。
【図2】図1(A)の位置決め装置を備えた方向切換弁
を複数個備えている多連方向切換弁の要部断面図であ
る。
【図3】本願他の実施の形態を示す要部断面図である。
【図4】本願他の実施の形態を示す要部断面図である。
【図5】本願他の実施の形態を示す要部断面図である。
【図6】本願他の実施の形態を示す要部断面図である。
【図7】本願他の実施の形態を示し弁本体やバネケース
等を更に省略した要部断面図である。
【図8】本願他の実施の形態を示す要部断面図である。
【図9】本願の課題となる拡径変形が生ずるメカニズム
を説明する図である。
【符号の説明】
1 弁本体 2 スプール孔 3 スプール 4 摺動部 5 スプール端面 6、25 雌ねじ 7 段付きボルト 8、21 雄ねじ部 9 基端軸部 10 段部 11 頭部 12 バネケース 13 戻しバネ 14 第1リテーナ 15 第2リテーナ 17、27 小径延設部 18 端面 20 同径延設部 21 雄ねじ部 22 ナット部材 24 先端面 29 ねじ棒 34 中間部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体に、軸方向に摺動可能に設けられ
    且つ端面に雌ねじが刻設されたスプールと、該スプール
    端面の前記雌ねじの周囲に段部を当接させて螺合された
    段付きボルトと、該段付きボルトの前記当接螺合によっ
    て設定寸法に規定されたバネ収納部に収納され前記スプ
    ールに戻し力を付勢する戻しバネとを備えた方向切換弁
    の位置決め装置において、段付きボルトとスプール端面
    との前記螺合部の位置を該螺合によるスプールの拡径変
    形が該スプールと前記弁本体との摺動部に影響しない位
    置としたことを特徴とする方向切換弁の位置決め装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記スプールの端部
    に小径の延設部が一体成形により形成され、該小径延設
    部の端面に前記段付きボルトと螺合する雌ねじが刻設さ
    れていることを特徴とする方向切換弁の位置決め装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記小径延設部の長
    さは前記バネ収納部の全長に渡ると共に、その端面が前
    記ボルトの頭部に当接する長さに形成されていることを
    特徴とする方向切換弁の位置決め装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記スプールの端部
    に同径の延設部が一体成形により形成され、該同径延設
    部の端面に前記段付きボルトと螺合する雌ねじが刻設さ
    れていることを特徴とする方向切換弁の位置決め装置。
  5. 【請求項5】 弁本体に、軸方向に摺動可能に設けられ
    且つ端面に雄ねじが一体成形により突設形成されたスプ
    ールと、先端面が前記スプール端面の雄ねじ周囲に当接
    した状態で該雄ねじと螺合する雌ねじを有するナット部
    材と、該ナット部材と前記スプール端面との前記当接螺
    合によって設定寸法に規定されたバネ収納部に収納され
    前記スプールに戻し力を付勢する戻しバネとを備えた方
    向切換弁の位置決め装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記スプールの端部
    に小径の延設部が一体成形により形成され、該小径延設
    部の端面に前記雄ねじが形成されていることを特徴とす
    る方向切換弁の位置決め装置。
  7. 【請求項7】 弁本体に、軸方向に摺動可能に設けられ
    且つ端面に雌ねじが刻設されたスプールと、先端面に雌
    ねじが刻設されたナット部材と、軸の両方向に雄ねじが
    刻設され該雄ねじにより前記ナット部材の先端面を前記
    スプールの端面に当接させて連結するねじ棒と、前記ス
    プールとナット部材の前記当接螺合によって設定寸法に
    規定されたバネ収納部に収納され前記スプールに戻し力
    を付勢する戻しバネとを備え、前記ねじ棒とスプール端
    面の前記螺合部の位置を該螺合によるスプールの拡径変
    形が該スプールと前記弁本体との摺動部に影響しない位
    置としたことを特徴とする方向切換弁の位置決め装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記ねじ棒は両方向
    に向かう各雄ねじの基部に段部を有する中間部材を備
    え、該中間部材の両段部に前記スプールの端面及びナッ
    ト部材の先端面をそれぞれ当接させて連結するものであ
    ることを特徴とする方向切換弁の位置決め装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかにおいて、戻し
    バネは、スプールの中立位置から軸の両方向への変位に
    対して戻り力を付与する往復動構造であることを特徴と
    する方向切換弁の位置決め装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005106286A (ja) * 2003-09-09 2005-04-21 Kanagawa Acad Of Sci & Technol スライド式バルブ装置
JP2007002939A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Toyota Motor Corp 位置決め構造
JP2012017839A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Nabtesco Corp 航空機用スリーブレス切替バルブ
KR20190127730A (ko) 2017-03-17 2019-11-13 나부테스코 가부시키가이샤 스풀 밸브

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