JPH11212043A - 光アッテネータ並びに該光アッテネータを備えたシステム、光増幅器及び端局装置 - Google Patents

光アッテネータ並びに該光アッテネータを備えたシステム、光増幅器及び端局装置

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JPH11212043A
JPH11212043A JP10010144A JP1014498A JPH11212043A JP H11212043 A JPH11212043 A JP H11212043A JP 10010144 A JP10010144 A JP 10010144A JP 1014498 A JP1014498 A JP 1014498A JP H11212043 A JPH11212043 A JP H11212043A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は2つのファラデー回転子を備えた光
アッテネータに関し、減衰の波長特性が平坦な光アッテ
ネータの提供を主な課題としている。 【解決手段】 カスケード接続された2つのアッテネー
タユニットAU1,AU2と、これらに接続される制御
回路2とから光アッテネータを構成し、各アッテネータ
ユニットを、ファラデー回転角が波長に依存するファラ
デー回転子FRと、ファラデー回転角によって決定され
る減衰が生じるようにするための偏光ユニットPUとか
ら構成し、一方のアッテネータユニットにおける減衰の
波長特性が他方のアッテネータユニットにおける減衰の
波長特性によって相殺されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2つのファラデー回
転子を備えた光アッテネータに関し、特に光アッテネー
タ並びに該光アッテネータを備えたシステム、光増幅器
及び端局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信システムを構築する場合、光増幅
器等の光デバイスに供給される光のパワーを調節するた
めに、光アッテネータが使用されることがある。この種
の光アッテネータとしては、従来、機械的な動作によっ
て減衰を変化させるようにしたものがある。例えば、光
路中に挿入される減衰膜の減衰に分布を持たせておき、
この減衰膜を機械的に変位させることで減衰が調節され
る。
【0003】光アッテネータをその減衰が制御の対象と
なるようなシステムに組み込んで使用することが実用上
要求される場合がある。例えば、エルビウムドープファ
イバ増幅器(EDFA)においては、一定の出力レベル
を維持するために、一旦増幅された光信号が、出力レベ
ルのモニタ値によってフィードバック制御された減衰を
与えるための光アッテネータに供給される。このような
場合、機械的に減衰を調整する光アッテネータの使用
は、システムの信頼性を高めるためには好ましいもので
はない。
【0004】この点に鑑み、本発明者は先に機械的可動
部分を有しない実用性に優れた光アッテネータを提案し
た(例えば特願平4−205044号)。この光アッテ
ネータは電磁石への印加電流の変化によりファラデー回
転角が変化するファラデー回転子を備えており、減衰は
ファラデー回転角の調節により設定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】光アッテネータは入力
される光に対してその波長に係わらず一様な減衰を与え
ることが望ましい。しかし、ファラデー回転子が波長特
性を有している場合、即ちファラデー回転角が波長に依
存して変化する場合、波長に従って減衰が変化してしま
い、減衰の波長特性が平坦でなくなる。減衰の波長特性
が平坦でない光アッテネータを波長分割多重システムに
適用すると、チャネル毎に光信号の減衰が異なるものと
なり、信号パワーのチャネル間偏差等の不都合が生じ
る。また、例えばEDFAで生じる利得傾斜(利得が波
長に応じて変化する性質)をキャンセルするために、光
アッテネータの減衰の波長特性を任意に設定し得るよう
にしたいという要求もある。
【0006】よって、本発明の目的は、減衰の波長特性
が平坦な光アッテネータを提供することにある。本発明
の他の目的は、減衰の波長特性を調節し得る光アッテネ
ータを提供することにある。
【0007】本発明の更に他の目的は、そのような光ア
ッテネータを備えたシステム、光増幅器及び端局装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面によ
ると、光路上でカスケード接続された第1及び第2のア
ッテネータユニットと、第1及び第2のアッテネータユ
ニットに接続される制御回路とを備えた光アッテネータ
が提供される。第1及び第2のアッテネータユニットの
各々は、光路上に配置されたファラデー回転子を含む。
ファラデー回転子は、波長の関数として与えられるファ
ラデー回転角を生じさせる。第1及び第2のアッテネー
タユニットの各々は、更に、ファラデー回転角によって
決定される減衰を光路について生じさせるための偏光手
段を含む。特に、本発明のこの側面による光アッテネー
タでは、制御回路は、第1のアッテネータユニットにお
ける減衰の波長特性が第2のアッテネータユニットにお
ける減衰の波長特性によって実質的に相殺されるように
各ファラデー回転角を制御する手段を含む。
【0009】この構成によると、各ファラデー回転子が
波長の関数として与えられるファラデー回転角を生じさ
せているにも係わらず、制御回路が動作することによ
り、トータルの減衰の波長特性が実質的に平坦化され
る。
【0010】本発明の第2の側面による光アッテネータ
においては、制御回路は、第1のアッテネータユニット
における減衰の波長特性と第2のアッテネータユニット
における減衰の波長特性との和として与えられる波長特
性が所望の傾斜を有するように各ファラデー回転角を制
御する手段を含む。これにより、減衰の波長特性を自由
に調節し得るようになる。
【0011】本発明の第3の側面によると、各々可変の
減衰を与えるための第1及び第2のアッテネータユニッ
トを備え、該第1のアッテネータユニットの減衰の第1
の波長特性は該第2のアッテネータユニットの減衰の第
2の波長特性と異なる光アッテネータが提供される。
【0012】本発明の第4の側面によると、互いに異な
る波長を有する複数の光信号を含む波長分割多重光が伝
送される光伝送路と、該光伝送路の途中に設けられ各々
可変の減衰を与えるための第1及び第2のアッテネータ
ユニットとを備え、該第1のアッテネータユニットの減
衰の第1の波長特性は該第2のアッテネータユニットの
減衰の第2の波長特性と異なるシステムが提供される。
【0013】本発明の第5の側面によると、第1の光増
幅ユニットと、第2の光増幅ユニットと、該第1及び第
2の光増幅ユニットの間に設けられ各々可変の減衰を与
えるための第1及び第2のアッテネータユニットとを備
え、該第1のアッテネータユニットの減衰の第1の波長
特性は該第2のアッテネータユニットの減衰の第2の波
長特性と異なる光増幅器が提供される。
【0014】本発明の第6の側面によると、光増幅ユニ
ットと、該光増幅ユニットの出力に接続される光アッテ
ネータとを備え、該光アッテネータは各々可変の減衰を
与えるための第1及び第2のアッテネータユニットを備
えており、該第1のアッテネータユニットの減衰の第1
の波長特性は該第2のアッテネータユニットの減衰の第
2の波長特性と異なる光増幅器が提供される。
【0015】本発明の第7の側面によると、光増幅ユニ
ットと、該光増幅ユニットの入力に接続される光アッテ
ネータとを備え、該光アッテネータは各々可変の減衰を
与えるための第1及び第2のアッテネータユニットを備
えており、該第1のアッテネータユニットの減衰の第1
の波長特性は該第2のアッテネータユニットの減衰の第
2の波長特性と異なる光増幅器が提供される。
【0016】本発明の第8の側面によると、異なる波長
を有する光信号をそれぞれ出力する複数のE/O変換器
と、該複数のE/O変換器からの光信号のレベルを調整
するための複数のレベル調整ユニットと、該複数のレベ
ル調整ユニットから出力された光信号を波長分割多重し
て波長分割多重光を得るための光マルチプレクサとを備
え、上記複数のレベル調整ユニットの各々は、各々可変
の減衰を与えるための第1及び第2のアッテネータユニ
ットを備えており、該第1のアッテネータユニットの減
衰の第1の波長特性は該第2のアッテネータユニットの
減衰の第2の波長特性と異なる端局装置が提供される。
【0017】本発明の第9の側面によると、異なる波長
を有する光信号をそれぞれ出力する複数のE/O変換器
と、該複数のE/O変換器からの光信号のレベルを調整
するための複数のレベル調整ユニットと、該複数のレベ
ル調整ユニットから出力された光信号を波長分割多重し
て波長分割多重光を得るための光マルチプレクサと、該
光マルチプレクサから出力された波長分割多重光を増幅
するための光増幅器とを備え、該光増幅器は、光増幅ユ
ニットと、該光増幅ユニットに接続される光アッテネー
タとを備えており、該光アッテネータは、各々可変の減
衰を与えるための第1及び第2のアッテネータユニット
を備えており、該第1のアッテネータユニットの減衰の
第1の波長特性は該第2のアッテネータユニットの減衰
の第2の波長特性と異なる端局装置が提供される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の望ましい実施の形態を詳細に説明する。全図を通して
実質的に同一の部分には同一の符号が付されており、方
向その他の特定が必要な場合には、互いに直交するX
軸、Y軸及びZ軸による三次元座標系が採用されてい
る。
【0019】図1は本発明による光アッテネータの第1
実施形態を示す図である。この光アッテネータは、Z軸
に平行な光路OP上でカスケード接続された2つのアッ
テネータユニットAU1及びAU2と、ユニットAU1
及びAU2に接続される制御回路2とを備えている。
【0020】アッテネータユニットAU1及びAU2の
各々は、光路OPに沿って伝搬する光に対して可変のフ
ァラデー回転角を与えるためのファラデー回転子FR
と、ファラデー回転角によって決定される減衰を生じさ
せるための偏光ユニットPUとを含んでいる。
【0021】特にこの実施形態では、アッテネータユニ
ットAU1の偏光ユニットPUは、ファラデー回転子F
Rを挟むように光路OP上に設けられる偏光子4及び6
からなり、アッテネータユニットAU2の偏光ユニット
PUは、ファラデー回転子FRを挟むように光路OP上
に設けられる偏光子8及び10からなる。偏光子4,
6,8及び10は、各々通過する直線偏光の偏波面を決
定する軸4A,6A,8A及び10Aをそれぞれ有して
いる。ここでは、軸4AはY軸に平行であり、軸6A,
8A及び10AはX軸に平行である。
【0022】図1の光アッテネータの動作をまず簡単に
説明しておく。アッテネータユニットAU1のファラデ
ー回転子FRによって与えられるファラデー回転角が9
0°であるときには、軸4A及び6Aが互いに直交して
いることから、アッテネータユニットAU1の減衰は最
小になり、また、アッテネータユニットAU2のファラ
デー回転子FRによって与えられるファラデー回転角が
0°であるときには、軸8A及び10Aが互いに平行で
あることから、アッテネータユニットAU2の減衰は最
小になり、従って、この光アッテネータによるトータル
の減衰は最小になる。
【0023】ここで、広義には、90°のファラデー回
転角というのは、90°+n・180°(nは整数)を
含み、0°のファラデー回転角というのは、m・180
°(mは整数)を含む。
【0024】アッテネータユニットAU1のファラデー
回転子FRによって与えられるファラデー回転角が0°
に近く、また、アッテネータユニットAU2のファラデ
ー回転子FRによって与えられるファラデー回転角が9
0°に近いときには、この光アッテネータによるトータ
ルの減衰は最大となる。
【0025】図2を参照すると、各ファラデー回転子F
Rの具体的構成例が示されている。ファラデー回転子F
Rは、光路OPが通過するように設けられる磁気光学結
晶12を有している。
【0026】一般に、磁気光学結晶12にある磁界を印
加した状態で、即ち磁気光学結晶12をある磁場の中に
おいた状態で、直線偏光が磁気光学結晶12内を通過す
ると、その偏光方向は、その伝搬方向にかかわらず常に
同じ回転方向に回転される。
【0027】ここで、「偏光方向」は、直線偏光の電場
ベクトルを含む平面の、伝搬方向と垂直な平面への投影
で定義される。この偏光方向が回転する現象はファラデ
ー回転と称され、偏光方向の回転角の大きさ(ファラデ
ー回転角)は、印加磁界により生じる磁気光学結晶12
の磁化の方向及び強さ(大きさ)に依存する。具体的に
は、ファラデー回転角は、磁気光学結晶12の磁化の強
さの光の伝搬方向の成分の大きさによって決定される。
【0028】従って、磁気光学結晶12と結晶12に対
して光の伝搬方向と同じ方向に磁界を印加する手段とを
用いれば、その印加磁界を調節することによって一見す
るとファラデー回転角を有効に調整することができそう
である。しかし、ここで考慮しておくべき点は、印加磁
界の大きさが比較的小さい場合には、印加磁界による磁
気光学結晶12の磁化が飽和状態に達せず、磁気光学結
晶12内に多数の磁区が存在してしまうことである。
【0029】このような多数の磁区の存在は、ファラデ
ー回転角の再現性を悪化させるし、良好な再現性が確保
されたとしてもファラデー回転角の連続な可変を困難に
する。また、磁気光学結晶12内に多数の磁区が存在す
る場合には、磁区間の界面における光の散乱による減衰
も生じ、実用上の不都合となる。
【0030】そこで、この実施形態では、磁気光学結晶
12に互いに異なる方向の第1及び第2の磁界を印加す
るようにし、第1及び第2の磁界の少なくとも一方を変
化させることにより、得られるファラデー回転角が変化
するようにし、第1及び第2の磁界をこれらの合成磁界
が磁気光学結晶12の磁化の強さを飽和させるのに十分
な強さを有するように設定している。
【0031】磁気光学結晶12において磁化の強さが飽
和した状態は、結晶12の磁区が1つになった状態とし
て理解することができる。磁気光学結晶12の磁化が飽
和している状態で第1及び第2の磁界の少なくとも一方
を変化させることにより、ファラデー回転角の連続な可
変が可能になり、磁区間の界面における光の散乱に起因
する損失の発生を防止することができる。また、ファラ
デー回転角の再現性も良好になる。
【0032】望ましくは、ファラデー回転角の有効な可
変を可能にするために、第1及び第2の磁界は、光路O
Pに平行な平面内で互いに直交する方向にそれぞれ印加
される。
【0033】図2の実施形態では、磁気光学結晶12に
Z軸と平行な固定磁界FM(図1参照)を印加するため
に、一対の永久磁石14が磁気光学結晶12の上下面を
挟むように設けられており、また、磁気光学結晶12に
X軸と平行な可変磁界VM(図1参照)を印加するため
に、電磁石16が磁気光学結晶12の左右側面を挟むよ
うに設けられている。電磁石16のコイル18は可変電
流源20に接続されている。可変電流源20により電磁
石16に供給される駆動電流を調節することによって、
磁気光学結晶12の磁化の方向が変化し、それに伴って
ファラデー回転角が変化する。
【0034】磁気光学結晶12としては、薄く切り出し
たYIG(イットリウム・鉄ガーネット)やエピタキシ
ャル結晶成長させた(GdBi)3 (FeAlGa)5
12等を用いることができる。
【0035】図2の実施形態で、固定磁界FMを光路O
Pと平行に印加し、可変磁界VMを光路OPに垂直に印
加しているのは、光路OPに平行な方向への磁界の印加
と比較して光路OPに垂直な方向への磁界の印加が容易
であり、容易な方に構成が複雑な電磁石16を適用した
いという要求があるからである。
【0036】図3は、図2に示されるファラデー回転子
FRでファラデー回転角が変化する原理を説明するため
の図である。磁気光学結晶12に印加される磁界及び結
晶12の磁化の方向及び強さをベクトル表示するため
に、図3の縦軸及び横軸はそれぞれZ軸及びX軸に対応
している。
【0037】今、電磁石16の駆動電流が実質的に0で
あり、永久磁石14のみによって磁気光学結晶12に固
定磁界FMが印加されている場合、結晶12の磁化は符
号22で示されるようにZ軸に平行になる。固定磁界F
Mの強さは、固定磁界FMだけで結晶12の磁化が飽和
するように設定されている。この実施形態では、固定磁
界FMのみが印加されているときに、ファラデー回転角
が90°になるようにされている。
【0038】電磁石16による可変磁界VMがX軸と平
行に印加されると、合成磁界は符号24で示されるよう
に固定磁界FM及び可変磁界VMの合成ベクトルで与え
られる。この合成磁界24により磁気光学結晶12には
符号26で示されるような磁化が生じる。磁化26の方
向と合成磁界24の方向は互いに平行であり、磁気光学
結晶12の磁化が飽和していることから磁化26の強さ
(磁化ベクトルの長さ)は磁化22の強さ(磁化ベクト
ルの長さ)に一致する。
【0039】磁気光学結晶12の磁化の強さが一定であ
るからといって、結晶12におけるファラデー回転角へ
の磁化の寄与度が同じではない。ファラデー回転角が当
該磁化の方向と光の伝搬方向との関係にも依存するから
である。
【0040】即ち、磁化22が生じている状態と磁化2
6が生じている状態とを比較すると、磁化22のZ軸成
分(磁化22そのもの)に対して磁化26のZ軸成分2
8が減少している分だけ、後者のファラデー回転角が小
さくなるのである。
【0041】具体的には、図2に示されるファラデー回
転子FRでは、永久磁石16の駆動電流を0から最大値
に変化させていくことによって、ファラデー回転角は9
0°から0°に向かって小さくなっていく。
【0042】図4は、図1に示されるアッテネータユニ
ットAU1及びAU2の各々における減衰と電磁石16
の駆動電流との関係を示すグラフである。アッテネータ
ユニットAU1においては、軸4A及び6Aが互いに垂
直であり、また、電磁石16による可変磁界VMがZ軸
と垂直な方向に印加されているので、駆動電流が増大す
るのに従って減衰は連続的に増大していく。
【0043】一方、アッテネータユニットAU2におい
ては、軸8A及び10Aが互いに平行であり、また、永
久磁石16による可変磁界VMがZ軸と垂直に印加され
ているので、電磁石16の駆動電流が増大するのに従っ
て減衰は連続的に減少していく。
【0044】このような2つのアッテネータユニットA
U1及びAU2の組み合わせにより減衰の波長特性が平
坦になる原理を以下に説明する。図5は、ある磁気光学
結晶の磁化を飽和させたときのファラデー回転角の波長
特性の一例を示すグラフである。縦軸はファラデー回転
角(deg/cm)、横軸はファラデー回転角が与えら
れる光の波長(μm)を示している。この磁気光学結晶
の例では、波長が長くなるに従って単位長さ当たりのフ
ァラデー回転角が減少している。
【0045】図6を参照して、磁気光学結晶12が図5
のような特性を有しているとして、図1の光アッテネー
タにおける各ファラデー回転角の波長特性の影響を説明
する。今、アッテネータユニットAU1に供給される波
長λ2 の光に与えられるファラデー回転角が45°にな
るように電磁石16の駆動電流が設定されているとす
る。この場合、波長λ2 よりも長い波長λ1 の光に与え
られるファラデー回転角は45°よりも小さくなり、ま
た、波長λ2 よりも短い波長λ3 の光に与えられるファ
ラデー回転角は45°よりも大きくなる。
【0046】アッテネータユニットAU1においては、
ファラデー回転角が90°から0°に近づくに従って減
衰は増大するので、波長λ1 ,λ2 及びλ3 の光に対す
るアッテネータユニットAU1の減衰をそれぞれa
1 (dB),a2 (dB)及びa 3 (dB)とすると、
3 <a2 <a1 となる。
【0047】これに対して、アッテネータユニットAU
2においては、ファラデー回転角が90°から0°に近
づくに従って減衰が小さくなるので、ファラデー回転角
の波長特性が実質的にリニアな範囲においては、波長λ
1 ,λ2 及びλ3 の光に対するアッテネータユニット2
の減衰はそれぞれa3 (dB),a2 (dB)及びa 1
(dB)となる。
【0048】このように、ファラデー回転角の波長特性
が図5に示されるように負の傾斜を有している場合に
は、電磁石16の駆動電流が増大するのに従って減衰が
増大するようにされているアッテネータユニットAU1
においては、波長が長くなるに従って減衰が大きくな
り、一方、電磁石16の駆動電流が増大するのに従って
減衰が減少するようにされているアッテネータユニット
AU2においては、波長が長くなるに従って減衰が小さ
くなるのである。
【0049】図7の(A)及び(B)は、それぞれ、ア
ッテネータユニットAU1及びAU2における減衰の波
長特性の変化を示す図である。アッテネータユニットA
U1にあっては、図7の(A)に示されるように、電磁
石16の駆動電流が大きくなるに従って、減衰の波長特
性が右上がりになる傾向が強くなっており、一方、アッ
テネータユニットAU2にあっては、図7の(B)に示
されるように、駆動電流が小さくなるに従って減衰の波
長特性が右下がりになる傾向が強くなっている。
【0050】アッテネータユニットAU1におけるファ
ラデー回転角をθF1とすると、アッテネータユニットA
U1の減衰(dB)は、 10・log[sin2 θF1] で与えられる。従って、波長がΔλ増えたときの透過光
パワーの変化は、 −sin2θF1sin(KθF1Δλ) となる。ここで、Kはファラデー回転角の波長特性を一
次近似した場合における係数である。
【0051】一方、アッテネータユニットAU2におけ
るファラデー回転角をθF2とすると、アッテネータユニ
ットAU2の減衰(dB)は、 10・log[sin2 (90°−θF2)] で与えられる。従って、波長がΔλ増えたときの透過光
パワーの変化は、 sin2θF2sin(KθF2Δλ) となる。従って、次に示す方程式の解を与える(θF1
θF2)の組み合わせの群は、アッテネータユニットAU
1における減衰の波長特性がアッテネータユニットAU
2における減衰の波長特性によって実質的に相殺される
条件を与える。
【0052】sin2θF1sin(KθF1Δλ)+si
n2θF2sin(KθF2Δλ)=0 例えば、アッテネータユニットAU1におけるファラデ
ー回転角とアッテネータユニットAU2におけるファラ
デー回転角とが実質的に等しくなる条件の下で各ファラ
デー回転角を制御することによって、図1に示される光
アッテネータのトータルの減衰の波長特性を平坦にする
ことができる。
【0053】或いは、トータルの減衰が比較的大きい場
合、例えば図4に示される2つの曲線の交点よりも上の
減衰の和がトータルの減衰となる場合には、アッテネー
タユニットAU1におけるファラデー回転角とアッテネ
ータユニットAU2におけるファラデー回転角とが実質
的に等しくなる条件の下で各ファラデー回転角を制御す
るようにし、一方、トータルの減衰が比較的小さい場
合、例えば同交点よりも下の減衰の和がトータルの減衰
となる場合には、アッテネータユニットAU1における
ファラデー回転角とアッテネータユニットAU2におけ
るファラデー回転角とが異なる条件の下で各ファラデー
回転角を制御するようにしてもよい。
【0054】このような柔軟性に富んだ制御を行うのに
適した制御回路2の構成例を図8に示す。図8は制御回
路2の実施形態を示すブロック図である。ここでは、制
御回路2は、所望の減衰を与えるための制御入力に基づ
き各電磁石16の駆動電流を決定するための演算等を行
うためのCPU(中央演算ユニット)30と、演算結果
等に関するデータを一時的に記憶するためのRAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)32と、演算に必要なプログラ
ム及びデータ等が記憶されているROM(リードオンリ
ーメモリ)34と、データの入出力のためのI/Oポー
ト36とを備えている。CPU30,RAM32,RO
M34及びI/Oポート36は、データバス38により
相互に接続されている。
【0055】ROM34には、予め得られた、前述の方
程式の解の群と当該解により得られる減衰との関係を表
すデータテーブルが格納されている。制御入力により所
望のトータルの減衰が与えられると、その減衰を得るた
めの解がCPU30により選択され、その解を満足する
ようにアッテネータユニットAU1及びAU2における
ファラデー回転角が設定される。具体的には、I/Oポ
ート36から出力されたデジタルデータがD/A変換器
40及び42によりそれぞれアナログの制御信号に変換
され、各制御信号はアッテネータユニットAU1及びA
U2の各々の可変電流源20に供給される。これによ
り、各電磁石16の駆動電流が設定され、所望の減衰が
得られるようなファラデー回転角の組み合わせが実行さ
れる。
【0056】例えば、トータルの減衰を小さくする場合
には、アッテネータユニットAU1におけるファラデー
回転角が90°に近くなるような領域で電磁石16が駆
動されると共に、アッテネータユニットAU2における
ファラデー回転角が0°に近い領域で電磁石16が駆動
される。
【0057】このように、本実施形態によると、制御回
路2が、アッテネータユニットAU1における減衰の波
長特性がアッテネータユニットAU2における減衰の波
長特性によって実質的に相殺されるように各ファラデー
回転角を制御するようにしているので、トータルの減衰
の波長特性を平坦にすることができる。
【0058】図9は本発明による光アッテネータの第2
実施形態を示す図である。この実施形態は、図1の第1
実施形態におけるアッテネータユニットAU2のファラ
デー回転子FR及び偏光子10に代えて、変更されたフ
ァラデー回転子FR′及び偏光子10′が用いられてい
る点で特徴付けられる。ファラデー回転子FR′の内部
構成は図示しないが、可変磁界VMが光路OPと平行に
設定され、固定磁界FMが光路OPと垂直に設定される
ように改変されている。また、偏光子10′はY軸に平
行な軸10A′を有している。この構成によっても、ア
ッテネータユニットAU2における電磁石の駆動電流が
増大するのに従ってアッテネータユニットAU2による
減衰が減少するので、図1の第1実施形態におけるのと
同様の原理に従って、アッテネータユニットAU1にお
ける減衰の波長特性がアッテネータユニットAU2にお
ける減衰の波長特性によって実質的に相殺され、トータ
ルの減衰の波長特性を平坦にすることができる。
【0059】図10は本発明による光アッテネータの第
3実施形態を示す図である。この実施形態は、図1の第
1実施形態におけるアッテネータユニットAU2の偏光
子10に代えて、変更された偏光子10′が用いられて
いる点で特徴付けられる。偏光子10′はY軸に平行な
軸10A′を有している。
【0060】軸8A及び10A′は互いに直交してお
り、軸A4及び6Aも互いに直交しており、アッテネー
タユニットAU1及びAU2のファラデー回転子FRは
同じであるので、アッテネータユニットAU1及びAU
2は同じように動作する。
【0061】即ち、アッテネータユニットAU1及びA
U2の各々において、電磁石16の駆動電流が増大する
のに従って減衰が増大する。また、アッテネータユニッ
トAU1及びAU2の各々において、図7の(A)に示
されるように、駆動電流が大きくなるに従って減衰の波
長特性が右上がりになる傾向が強まる。
【0062】従って、制御回路2の動作を変更して、ア
ッテネータユニットAU1における減衰の波長特性とア
ッテネータユニットAU2における減衰の波長特性との
和として与えられる波長特性が所望の傾斜を有するよう
な設定を行うことができる。つまり、この実施形態によ
ると、トータルの減衰の波長特性を容易に調節し得るよ
うになる。また、同じように動作する2つのアッテネー
タユニットAU1及びAU2がカスケード接続されてい
るので、トータルの減衰の波長特性の調節のダイナミッ
クレンジが大きくなる。
【0063】以上説明した実施形態では、アッテネータ
ユニットAU1及びAU2の構成及び動作の理解を容易
にするために、偏光子6及び8が別部材として図示され
ているが、軸6A及び8Aは互いに平行であるから、偏
光子6及び8の何れか一方を省略してもよい。また、光
路OPに沿って光がアッテネータユニットAU1及びA
U2をこの順に通過するようにこの光アッテネータが使
用される場合であって、アッテネータユニットAU1へ
の入力光がYZ平面に平行な偏波面を有する直線偏光で
ある場合には、偏光子4をも省略可能である。
【0064】以下、実用性に優れた本発明の望ましい幾
つかの実施形態を説明する。ここでは、特定の複屈折結
晶の組み合わせ及び光学的配置により、減衰が入力光の
偏光状態に依存することが防止される。
【0065】図11は本発明による光アッテネータの第
4実施形態を示す図である。この実施形態は、図1に示
される偏光子4,6,8及び10に代えて各々複屈折結
晶からなるくさび板44,46,48及び50がそれぞ
れ設けられている点で特徴付けられる。また、入力光ビ
ームのための光ファイバ52及びレンズ54と、アッテ
ネータユニットAU1及びAU2を光学的に結合するた
めのレンズ56、光ファイバ58及びレンズ60と、出
力光ビームのためのレンズ62及び光ファイバ64が付
加的に設けられている。
【0066】光ファイバ52及び58間を結合する光路
は、くさび板44及び46の各々について定義される常
光線及び異常光線によって提供され、光ファイバ58及
び64間を結合する光路は、くさび板48及び50の各
々について定義される常光線及び異常光線によって提供
される。
【0067】この構成によると、光ファイバ52及び5
8間を結合する光路における減衰は、アッテネータユニ
ットAU1のファラデー回転子FRにおけるファラデー
回転角によって決定され、また、光ファラデー58及び
64間を結合する光路における減衰は、アッテネータユ
ニットAU2のファラデー回転子FRにおけるファラデ
ー回転角によって決定される。従って、出力用の光ファ
イバ64は入力用の光ファイバ52に対して各ファラデ
ー回転角に応じた結合効率で光学的に結合されることと
なり、所望のトータルの減衰が得られるようになる。
【0068】くさび板44及び46の各々は第1の平面
上で定義されるくさび角を有しており、くさび板48及
び50の各々は第2の平面上で定義されるくさび角を有
している。特にこの実施形態では、第1及び第2の平面
はYZ平面と平行である。
【0069】くさび板44及び46は、各々常光線及び
異常光線を決定するための主軸44A及び46Aをそれ
ぞれ有している。また、くさび板48及び50は、各々
常光線及び異常光線を決定するための主軸48A及び5
0Aをそれぞれ有している。特にこの実施形態では、主
軸44AはX軸と平行であり、主軸46A,48A及び
50AはY軸と平行である。
【0070】くさび板44及び46は同一形状であり、
これらはくさび板44の頂部及び底部がそれぞれくさび
板46の底部及び頂部に対向し且つ対応する面同士が互
いに平行になるように配置されている。また、くさび板
48及び50も同一形状であり、これらはくさび板48
の頂部及び底部がそれぞれくさび板50の底部及び頂部
に対向し且つ対応する面同士が互いに平行になるように
配置されている。
【0071】光ファイバ52のファイバ端52Aから放
射された光は、レンズ54によりコリメートされて平行
光ビームになる。このビームはビーム太さを無視して符
号102で表される。ビーム102は、くさび板44に
おいてその常光線に相当するビーム104と異常光線に
相当するビーム106とに分離される。
【0072】ビーム104及び106はファラデー回転
子FRで同じファラデー回転角だけ同じ向きにファラデ
ー回転されそれぞれビーム108及び110になる。ビ
ーム108は、くさび板46においてその常光線に相当
するビーム112と異常光線に相当するビーム114と
に分離される。ビーム110は、くさび板46において
その異常光線に相当するビーム116と常光線に相当す
るビーム118とに分離される。
【0073】ビーム112,114,116及び118
がそれぞれ受けてきた屈折の履歴並びにくさび板44及
び46の形状及び配置形態を考慮すると、ビーム112
及び116は互いに平行であり、ビーム114及び11
8は互いに平行でない。
【0074】従って、互いに平行なビーム112及び1
16をレンズ56により収束させて光ファイバ58にそ
の一方のファイバ端58Aから入射させることができ、
このとき互いに平行でないビーム114及び118は光
路から逸れてファイバ端58Aには入射しない。
【0075】さて、アッテネータユニットAU1におけ
る減衰は、ビーム112及び116のトータルパワーの
ビーム102のパワーに対する比に対応している。例え
ば、ファラデー回転子FRのファラデー回転角が90°
であるときには、ビーム104のパワーは原理的に全部
112のパワーに移行し、ビーム106のパワーは原理
的に全部ビーム116のパワーに移行するので、アッテ
ネータユニットAU1の減衰は最も小さくなる。また、
ファラデー回転子FRのファラデー回転角が0°である
場合には、ビーム104のパワーは原理的には全部ビー
ム114のパワーに移行し、ビーム106のパワーは原
理的には全部ビーム118のパワーに移行するので、ア
ッテネータユニットAU1の減衰は最も大きくなる。従
って、アッテネータユニットAU1においては、ファラ
デー回転角FRのファラデー回転角に応じた減衰が得ら
れることとなる。
【0076】一方、ファラデー回転角が一定であれば、
ビーム102の偏光状態に係わらずビーム112及び1
16のトータルパワーは一定であるので、アッテネータ
ユニットAU1における減衰はビーム102(即ち入力
ビーム)の偏光状態には依存しない。
【0077】続いて、光ファイバ58のファイバ端58
Aに入射した光は、光ファイバ58の他方のファイバ端
58Bから放射され、この光はレンズ60によりコリメ
ートされて平行光ビームになる。このビームはビーム太
さを無視して符号122で表される。
【0078】ビーム122は、くさび板48においてそ
の常光線に相当するビーム124と異常光線に相当する
ビーム126とに分離される。ビーム124及び126
は、アッテネータユニットAU2のファラデー回転子F
Rにおいて同じファラデー回転角で同じ向きにファラデ
ー回転されそれぞれビーム128及び130になる。
【0079】ビーム128は、くさび板50においてそ
の常光線に相当するビーム132と異常光線に相当する
ビーム134とに分離される。ビーム130は、くさび
板50においてその異常光線に相当するビーム136と
常光線に相当するビーム138とに分離される。
【0080】アッテネータユニットAU1におけるのと
同じように考えると、ビーム132及び136は光ファ
イバ64のファイバ端64Aに入射し、ビーム134及
び138は光路から逸れてファイバ端64Aには入射し
ない。
【0081】アッテネータユニットAU1におけるのと
同じように、アッテネータユニットAU2による減衰は
入力ビーム(ビーム122)の偏光状態には依存しな
い。しかしながら、主軸44A及び46Aが互いに垂直
であるのに対して主軸48A及び主軸50Aは互いに平
行であるから、アッテネータユニットAU2におけるフ
ァラデー回転角の増減に対する減衰の増減の傾向は、ア
ッテネータユニットAU1における同傾向と逆である。
【0082】例えば、アッテネータユニットAU2にお
けるファラデー回転角が90°であるときには、ビーム
124のパワーは原理的には全部ビーム134のパワー
に移行し、ビーム126のパワーは原理的には全部ビー
ム138のパワーに移行するので、アッテネータユニッ
トAU2による減衰は最も大きくなり、また、アッテネ
ータユニットAU2におけるファラデー回転角が0°で
あるときには、ビーム124のパワーは原理的には全部
ビーム132のパワーに移行し、ビーム126のパワー
は原理的には全部ビーム136のパワーに移行するの
で、アッテネータユニットAU2による減衰は最も小さ
くなる。
【0083】従って、図1の第1実施形態におけるのと
同じように制御回路2が動作することによって、アッテ
ネータユニットAU1における減衰の波長特性がアッテ
ネータユニットAU2における減衰の波長特性によって
実質的に相殺され、この光アッテネータにおけるトータ
ルの減衰の波長特性は平坦になる。このように、本実施
形態によると、減衰の波長特性が平坦であり、且つ、減
衰が入力ビームの偏光状態に依存しない偏光無依存の光
アッテネータの提供が可能になる。
【0084】図11の第4実施形態において、アッテネ
ータユニットAU1及びAU2間を光学的に接続するた
めに光ファイバ58並びにレンズ56及び60を用いて
いるのは、次の理由による。即ち、光ファイバ58並び
にレンズ56及び60を用いずに空間ビームによりアッ
テネータユニットAU1及びAU2を光学的に接続した
場合、この光アッテネータではビーム112及び116
のパワーの一部又は全部がビーム132及び136のパ
ワーに移行することが予定されているのに対して、一旦
光路から逸れたビーム114又は118のパワーがビー
ム132及び136のパワーに移行して所要の減衰が得
られない恐れがあるからである。この不所望な再結合の
主たる原因は、くさび板44及び46のくさび角が定義
される第1の平面とくさび板48及び50のくさび角が
定義される第2の平面とが互いに平行であるところにあ
る。従って、第1及び第2の平面の一方を他方に対して
Z軸を中心に回転させた関係にして、第1及び第2の平
面が互いに平行でないようにすることにより、光ファイ
バ58並びにレンズ56及び60を省略して、光アッテ
ネータの挿入損失を小さく抑えることができる。例え
ば、第1及び第2の平面は互いに垂直である。具体的に
は次の通りである。
【0085】図12は本発明による光アッテネータの第
5実施形態を示す図である。この実施形態は、図11の
第4実施形態と対比して、アッテネータユニットAU1
のくさび板44及び46がそれぞれZ軸の周りに90°
回転させられて配置されると共に、これにより図11に
示される光ファイバ58並びにレンズ56及び60の省
略が可能になっている点で特徴付けられる。
【0086】従って、くさび板48及び50のくさび角
が定義される平面がYZ平面に平行であるのに対して、
くさび板44及び46のくさび角が定義される平面はX
Z平面と平行である。また、主軸44AはY軸と平行で
あり、主軸46AはX軸と平行である。
【0087】アッテネータユニットAU1及びAU2の
各々における減衰が各ファラデー回転角により決定され
ることを含む光アッテネータの動作原理の詳細は図11
の第4実施形態における動作原理に準じて理解すること
ができるので、その説明は省略する。
【0088】図12の第5実施形態によっても、減衰の
波長特性が平坦であり、且つ、減衰が入力ビームの偏光
状態に依存しない偏光無依存の光アッテネータの提供が
可能になる。また、図12の第5実施形態によると、図
11の第4実施形態における光ファイバ58並びにレン
ズ56及び60が省略されている分だけ光アッテネータ
の挿入損失が小さくなる。
【0089】図13は、図12に示されるアッテネータ
ユニットAU1における減衰の波長特性の測定結果を示
す図である。縦軸は減衰の偏差(dB)、横軸は波長
(nm)である。
【0090】アッテネータユニットAU1においては、
主軸44A及び46Aが互いに垂直であり、ファラデー
回転子FRの電磁石16(図2参照)の駆動電流を0か
ら増大させていくのに従って得られるファラデー回転角
は90°から0°に近づいていくので、駆動電流を増大
させていくのに従って減衰は大きくなるべきである。駆
動電流を0mA,5mA,10mA,15mA,20m
A,25mA及び30mAに設定して、それぞれ波長1
545nmに対する減衰を測定した結果、1.3dB,
2.0dB,7.1dB,13.4dB,17.3d
B,21.8dB及び27.1dBとなった。また、駆
動電流を増大させるのに従って、減衰の波長特性の右上
がりの傾斜が次第に大きくなっていった。この測定結果
は、図7の(A)で説明した減衰の波長特性に一致する
ものである。
【0091】図示はしないが、図12に示されるアッテ
ネータユニットAU2においては、図13の波長特性と
逆の波長特性が得られることが判明した。図14の
(A)〜(D)は図12の実施形態の光アッテネータに
おけるトータルの減衰の波長特性の測定結果を示すグラ
フである。各測定では、与えられた波長帯域(1530
nm−1560nm)において実質的に白色光源となる
LEDからの光を光アッテネータに入力し、光アッテネ
ータの出力光を光スペクトラムアナライザに入力し、減
衰の波長特性が測定された。
【0092】図14の(A)はアッテネータユニットA
U1における駆動電流I1 を10.5mAに設定しアッ
テネータユニットAU2における駆動電流I2 を7.9
mAに設定したときの測定結果である。得られた減衰は
10dBであり、減衰の波長特性は十分に平坦であっ
た。
【0093】図14の(B)はI1 =20.0mA,I
2 =6.7mAに設定したときの測定結果である。得ら
れた減衰は15dBであり、減衰の波長特性は十分に平
坦であった。
【0094】図14の(C)はI1 =25.8mA,I
2 =6.2mAに設定したときの測定結果である。得ら
れた減衰は25dBであり、減衰の波長特性は十分に平
坦であった。
【0095】図14の(D)はI1 =29.1mA,I
2 =5.5mAに設定したときの測定結果である。得ら
れた減衰は25dBであり、減衰の波長特性は十分に平
坦であった。
【0096】図15は本発明による光アッテネータの第
6実施形態を示す図である。図12の第5実施形態で
は、アッテネータユニットAU2のファラデー回転子F
Rにおいて、駆動電流を増大させるのに従って可変磁界
VMが増大し、ファラデー回転角は90°から0°に近
づいていくように減少していくが、図15の第6実施形
態では、可変磁界VM及び固定磁界FMの印加方向が逆
であるファラデー回転子FR′が用いられている。従っ
て、ファラデー回転子FR′における駆動電流を0から
大きくしていくことによって、ファラデー回転角は0°
から90°に向かって増大していく。
【0097】また、図15の第6実施形態では、くさび
板48の主軸48Aに直交する主軸50A′を有するく
さび板50′が用いられている。主軸50A′はX軸に
平行である。
【0098】この変更されたアッテネータユニットAU
2においては、ファラデー回転子FR′の駆動電流が0
であるときには、ファラデー回転角は0°であり、アッ
テネータユニットAU2の減衰は最も大きくなり、駆動
電流を増やしていくと、ファラデー回転角は90°に近
づいていくので、アッテネータユニットAU2の減衰は
小さくなっていく。
【0099】従って、図9の第2実施形態及び図12の
第5実施形態の原理に準じて理解されるように、図15
の第6実施形態によると、減衰の波長特性が平坦であ
り、且つ、減衰が入力ビームの偏光状態に依存しない偏
光無依存の光アッテネータの提供が可能になる。
【0100】図16は本発明による光アッテネータの第
7実施形態を示す図である。図12の第5実施形態でY
軸と平行な主軸50Aを有するくさび板50が用いられ
ているのと対比して、図16の第7実施形態では、X軸
に平行な主軸50A′を有するくさび板50′が用いら
れている。
【0101】この実施形態によると、アッテネータユニ
ットAU1及びAU2における減衰の波長特性が同じ傾
向を有するようになるので、図10の第3実施形態及び
図12の第5実施形態における動作原理に準じて理解さ
れるように、減衰の波長特性を自由に調節し得る光アッ
テネータであって減衰が入力ビームの偏光状態に依存し
ない偏光無依存の光アッテネータの提供が可能になる。
【0102】以上説明した実施形態では、複屈折結晶か
らなるくさび板の組み合わせにより偏光無依存の光アッ
テネータの提供を可能にしているが、複屈折結晶からな
る平板の組み合わせにより偏光無依存の光アッテネータ
を提供することもできる。この場合には、くさび板の組
み合わせによる場合には平行ビーム系を採用しているの
に対して、収束ビーム系を採用するのが望ましい。
【0103】近年、低損失(例えば0.2dB/km)
な光ファイバの製造技術及び使用技術が確立され、光フ
ァイバを伝送路とする光通信システムが実用化されてい
る。また、光ファイバにおける損失を補償して長距離の
伝送を可能にするために、信号光を増幅するための光増
幅器の使用が提案され或いは実用化されている。
【0104】光増幅器は、増幅されるべき信号光が供給
される光増幅媒体と、光増幅媒体が信号光の波長を含む
利得帯域を提供するように光増幅媒体をポンピング(励
起)する手段とを備えている。例えば、エルビウムドー
プファイバ増幅器(EDFA)は、光増幅媒体としての
エルビウムドープファイバ(EDF)と、予め定められ
た波長を有するポンプ光をEDFに供給するためのポン
プ光源とを備えている。0.98μm帯或いは1.48
μm帯の波長を有するポンプ光を用いることによって、
波長1.55μm帯を含む利得帯域が得られる。また、
半導体チップを光増幅媒体として用いる光増幅器も知ら
れている。この場合、半導体チップに電流を注入するこ
とによってポンピングが行われる。
【0105】一方、光ファイバによる伝送容量を増大さ
せるための技術として、波長分割多重(WDM)があ
る。WDMが適用されるシステムにおいては、異なる波
長を有する複数の光キャリアが用いられる。各光キャリ
アを独立に変調することによって得られた複数の光信号
が光マルチプレクサにより波長分割多重され、その結果
得られたWDM信号光が光ファイバ伝送路に送出され
る。受信側では、受けたWDM信号光が光デマルチプレ
クサによって個々の光信号に分離され、各光信号に基づ
いて伝送データが再生される。従って、WDMを適用す
ることによって、当該多重数に応じて一本の光ファイバ
における伝送容量を増大させることができる。
【0106】WDMが適用されるシステムに光増幅器を
組み入れる場合、利得傾斜(ゲインチルト)或いは利得
偏差で代表される利得の波長特性によって伝送距離が制
限される。例えば、EDFAにおいては、波長1.55
μmの近傍で利得傾斜が生じ、この利得傾斜はEDFA
への信号光のトータル入力パワー及びポンプ光のパワー
に従って変化することが知られている。
【0107】図17は本発明によるシステムの実施形態
を示すブロック図である。このシステムは、互いに異な
る波長を有する複数の光信号を含む波長分割多重光(W
DM光)が伝送される光ファイバ伝送路68と、光ファ
イバ伝送路68の途中に設けられる本発明による光アッ
テネータ70とを備えている。光アッテネータ70は各
々可変の減衰をWDM光に与えるためのアッテネータユ
ニットAU1及びAU2を有している。アッテネータユ
ニットAU1の減衰の第1の波長特性はアッテネータユ
ニットAU2の減衰の第2の波長特性と異なる。ここで
は、WDM光に含まれる複数の光信号の波長はそれぞれ
λ1,…,λnである。
【0108】光ファイバ伝送路68がインライン型の複
数の光増幅器を含んでいる場合、もし、各光増幅器がW
DM光の帯域において利得の波長特性を有しているとす
ると、その利得の波長特性が累積し、信号電力或いは信
号対雑音比(光SNR)のチャネル間偏差が生じてしま
う。
【0109】図17の実施形態では、例えば光アッテネ
ータ70を本発明の第2の側面に従って構成することに
よって、光アッテネータ70により与えられる減衰の波
長特性を自由に調節することができるので、累積した利
得の波長特性を補償して信号電力及び光SNRのチャネ
ル間偏差を小さくすることができる。
【0110】或いは、光ファイバ伝送路68における利
得の波長特性がフラットになるように注意深く制御され
ているシステムにおいては、本発明の第1の側面に従っ
て光アッテネータ70を構成することによって、光アッ
テネータユニットAU1及びAU2の各々において生じ
得る減衰の波長特性を実質的に相殺させて、制御されて
いるフラットな利得の波長特性を維持することができ
る。
【0111】図18の(A),(B)及び(C)はそれ
ぞれ本発明による光増幅器の実施形態を示すブロック図
である。各光増幅器が図17のシステムに適用されるも
のとして各光増幅器の構成及び動作を説明する。
【0112】図18の(A)に示される実施形態では、
光増幅器71は、2つの光増幅ユニット72(#1及び
#2)と、これらの間に設けられる本発明による光アッ
テネータ70とを備えている。光アッテネータ70は各
々可変の減衰を与えるためのアッテネータユニットAU
1及びAU2を備えており、アッテネータユニットAU
1の減衰の第1の波長特性はアッテネータユニットAU
2の減衰の第2の波長特性と異なる。
【0113】増幅すべきWDM光は先ず光増幅ユニット
72(#1)で増幅され、増幅されたWDM光に光アッ
テネータ70により減衰が与えられる。減衰されたWD
M光は次いで光増幅ユニット72(#2)で増幅されて
この光増幅器71から出力される。
【0114】光増幅ユニット72(#1及び#2)の各
々の利得の波長特性を維持すべきである場合には、第1
及び第2の波長特性は互いに打ち消すように設定され
る。或いは、光増幅ユニット72(#2)から出力され
る光の波長特性(具体的にはWDM光のパワーの波長特
性)がフラットになるように第1及び第2の波長特性が
設定されてもよい。
【0115】図18の(B)に示される実施形態では、
光増幅器70は光増幅ユニット72の出力に接続されて
いる。この場合、光アッテネータ70の動作により光増
幅ユニット72の利得の波長特性が変化しないように、
第1及び第2の波長特性は互いに打ち消すように設定さ
れる。
【0116】図18の(C)に示される実施形態では、
光アッテネータ70は光増幅ユニット72の入力に接続
されている。この場合、光増幅ユニット72に供給され
る増幅すべきWDM光の波長特性が変化しないようにす
るために、例えば、第1及び第2の波長特性は互いに打
ち消すように設定される。
【0117】尚、図18の(B)及び(C)の各々の実
施形態において、光増幅器72において生じ得る利得の
波長特性を打ち消すように第1及び第2の波長特性が設
定されていてもよい。
【0118】図19は本発明による端局装置の実施形態
を示すブロック図である。光ファイバ伝送路68の入力
端には端局装置74が接続されている。端局装置74
は、互いに異なる波長λ1,…,λnを有する光信号を
それぞれ出力する複数のE/O(電気/光)変換器76
(#1,…,#n)と、これらの光信号のレベルを調整
するための本発明による光アッテネータ70(#1,
…,#n)とを備えている。光アッテネータ70(#
1,…,#n)の各々は所謂レベル調整ユニットとして
用いられている。
【0119】光アッテネータ70(#1,…,#n)か
ら出力された光信号は光マルチプレクサ78により波長
分割多重され、その結果得られたWDM光は光増幅器7
1により増幅されて光ファイバ伝送路68に供給され
る。光増幅器71には、例えば、図18の(A),
(B)及び(C)の実施形態の各々を適用することがで
きる。
【0120】E/O変換器76(#1,…,#n)の各
々は、CW光(連続波光)を出力するレーザダイオード
(LD)80と、LD80から出力されたCW光を主信
号に基づき変調するための光変調器82とを含む。
【0121】この実施形態によると、光アッテネータ7
0(#1,…,#n)の各々において本発明の適用によ
って減衰の波長特性が実質的にフラットであり或いは所
望の波長特性が得られているので、E/O変換器76
(#1,…,#n)の各々から出力された光信号のパワ
ーの波長特性を維持することができ、得られるWDM光
におけるパワーの波長特性を一定に保つことができる。
【0122】また、光増幅器71はその構成要素として
本発明による光アッテネータ70を有しているので、得
られるWDM光におけるパワーの波長特性を平坦にし或
いは所望の特性に設定することができる。
【0123】尚、光アッテネータ70(#1,…,#
n)を省略して端局装置74を構成してもよいし、光増
幅器71を省略して端局装置74を構成してもよい。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
減衰の波長特性が平坦な光アッテネータ或いは減衰の波
長特性を調節し得る光アッテネータの提供が可能になる
という効果が生じる。
【0125】また、本発明の特定の実施形態によると、
減衰が入力ビームの偏光状態に依存しない偏光無依存の
光アッテネータの提供が可能になる。さらに、本発明に
よると、本発明による光アッテネータを備えた新規なシ
ステム、光増幅器及び端局装置の提供が可能になるとい
う効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による光アッテネータの第1実施
形態を示す図である。
【図2】図2は本発明に適用可能なファラデー回転子の
実施形態を示す図である。
【図3】図3は図2に示されるファラデー回転子で回転
角が変化する原理を説明するための図である。
【図4】図4は図1に示される2つのアッテネータユニ
ットの各々における減衰と駆動電流との関係を示すグラ
フである。
【図5】図5はファラデー回転角の波長特性の一例を示
すグラフである。
【図6】図6は図1に示される光アッテネータにおける
各ファラデー回転角の波長特性の影響を説明するための
図である。
【図7】図7の(A)及び(B)はそれぞれ図1に示さ
れる2つのアッテネータユニットにおける減衰の波長特
性の変化を示す図である。
【図8】図8は本発明に適用可能な制御回路の実施形態
を示すブロック図である。
【図9】図9は本発明による光アッテネータの第2実施
形態を示す図である。
【図10】図10は本発明による光アッテネータの第3
実施形態を示す図である。
【図11】図11は本発明による光アッテネータの第4
実施形態を示す図である。
【図12】図12は本発明による光アッテネータの第5
実施形態を示す図である。
【図13】図13は図12に示されるアッテネータユニ
ットにおける減衰の波長特性の測定結果を示すグラフで
ある。
【図14】図14の(A)〜(D)は図12に示される
光アッテネータにおけるトータルの減衰の波長特性の測
定結果を示す図である。
【図15】図15は本発明による光アッテネータの第6
実施形態を示す図である。
【図16】図16は本発明による光アッテネータの第7
実施形態を示す図である。
【図17】図17は本発明によるシステムの実施形態を
示すブロック図である。
【図18】図18の(A),(B)及び(C)は本発明
による光増幅器の実施形態を示すブロック図である。
【図19】図19は本発明による端局装置の実施形態を
示すブロック図である。
【符号の説明】
OP 光路 AU1,AU2 アッテネータユニット PU 偏光ユニット FR ファラデー回転子 4,6,8,10 偏光子 12 磁気光学結晶 14 永久磁石 16 電磁石 20 可変電流源 44,46,48,50 複屈折結晶からなるくさび板

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光路上でカスケード接続された第1及び
    第2のアッテネータユニットと、 該第1及び第2のアッテネータユニットに接続される制
    御回路とを備え、 上記第1及び第2のアッテネータユニットの各々は、上
    記光路上に配置され波長の関数として与えられるファラ
    デー回転角を生じさせるためのファラデー回転子と、上
    記ファラデー回転角によって決定される減衰を上記光路
    について生じさせるための偏光手段とを含み、 上記制御回路は、上記第1のアッテネータユニットにお
    ける減衰の波長特性が上記第2のアッテネータユニット
    における減衰の波長特性によって実質的に相殺されるよ
    うに上記各ファラデー回転角を制御する手段を含む光ア
    ッテネータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光アッテネータであっ
    て、 上記第1のアッテネータユニットの偏光手段は、上記第
    1のアッテネータユニットのファラデー回転子を挟むよ
    うに上記光路上に設けられる第1及び第2の偏光子から
    なり、 上記第2のアッテネータユニットの偏光手段は、上記第
    2のアッテネータユニットのファラデー回転子を挟むよ
    うに上記光路上に設けられる第3及び第4の偏光子から
    なり、 上記第1乃至第4の偏光子の各々は通過する偏光の偏波
    面を決定する軸を有している光アッテネータ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光アッテネータであっ
    て、 上記各ファラデー回転子は、上記光路が通過するように
    設けられる磁気光学結晶と、与えられた電流に応じた可
    変磁界を上記磁気光学結晶に印加するための電磁石とを
    含む光アッテネータ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の光アッテネータであっ
    て、 上記第1のアッテネータユニットは上記与えられた電流
    が増大するのに従って上記第1のアッテネータユニット
    による減衰が増大するように設けられ、 上記第2のアッテネータユニットは上記与えられた電流
    が増大するのに従って上記第2のアッテネータユニット
    による減衰が減少するように設けられる光アッテネー
    タ。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の光アッテネータであっ
    て、 上記第1及び第2の偏光子の軸は互いに直交しており、 上記第3及び第4の偏光子の軸は互いに平行であり、 上記各電磁石により印加される各可変磁界は上記光路に
    対して実質的に垂直であり、 上記各ファラデー回転子は、上記与えられた電流が零で
    あるときに上記各ファラデー回転角が実質的に90°に
    なるように上記各磁気光学結晶に固定磁界を印加するた
    めの永久磁石を更に含む光アッテネータ。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の光アッテネータであっ
    て、 上記第1及び第2の偏光子の軸は互いに直交しており、 上記第3及び第4の偏光子の軸は互いに直交しており、 上記第1のアッテネータユニットの電磁石により印加さ
    れる磁界は上記光路に対して実質的に垂直であり、 上記第1のアッテネータユニットのファラデー回転子
    は、上記与えられた電流が零であるときに上記ファラデ
    ー回転角が実質的に90°になるように上記磁気光学結
    晶に固定磁界を印加するための永久磁石を更に含み、 上記第2のアッテネータユニットの電磁石により印加さ
    れる磁界は上記光路に対して実質的に平行である光アッ
    テネータ。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の光アッテネータであっ
    て、 上記第1のアッテネータユニットの偏光手段は、上記第
    1のアッテネータユニットのファラデー回転子を挟むよ
    うに設けられる第1及び第2の複屈折結晶を含み、 上記第2のアッテネータユニットの偏光手段は、上記第
    2のアッテネータユニットのファラデー回転子を挟むよ
    うに設けられる第3及び第4の複屈折結晶を含み、 上記光路は上記第1乃至第4の複屈折結晶の各々につい
    て定義される常光線及び異常光線によって提供され、 上記光路上に光を供給するための第1の光ファイバと、 上記各ファラデー回転角に応じた結合効率で上記第1の
    光ファイバに光学的に結合される第2の光ファイバとを
    更に備えた光アッテネータ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の光アッテネータであっ
    て、 上記第1乃至第4の複屈折結晶の各々は上記常光線及び
    上記異常光線を決定する主軸を有している光アッテネー
    タ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の光アッテネータであっ
    て、 上記各ファラデー回転子は、上記光路が通過するように
    設けられる磁気光学結晶と、与えられた電流に応じた可
    変磁界を上記磁気光学結晶に印加するための電磁石とを
    含む光アッテネータ。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の光アッテネータであ
    って、 上記第1のアッテネータユニットは上記与えられた電流
    が増大するのに従って上記第1のアッテネータユニット
    による減衰が増大するように設けられ、 上記第2のアッテネータユニットは上記与えられた電流
    が増大するのに従って上記第2のアッテネータユニット
    による減衰が減少するように設けられる光アッテネー
    タ。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の光アッテネータであ
    って、 上記第1及び第2の複屈折結晶の主軸は互いに直交して
    おり、 上記第3及び第4の複屈折結晶の主軸は互いに平行であ
    り、 上記各電磁石により印加される各可変磁界は上記光路に
    対して実質的に垂直であり、 上記各ファラデー回転子は、上記与えられた電流が零で
    あるときに上記各ファラデー回転角が実質的に90°に
    なるように上記各磁気光学結晶に固定磁界を印加するた
    めの永久磁石を更に含む光アッテネータ。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載の光アッテネータであ
    って、 上記第1及び第2の複屈折結晶の主軸は互いに直交して
    おり、 上記第3及び第4の複屈折結晶の主軸は互いに直交して
    おり、 上記第1のアッテネータユニットの電磁石により印加さ
    れる磁界は上記光路に対して実質的に垂直であり、 上記第1のアッテネータユニットのファラデー回転子
    は、上記与えられた電流が零であるときに上記ファラデ
    ー回転角が実質的に90°になるように上記磁気光学結
    晶に固定磁界を印加するための永久磁石を更に含み、 上記第2のアッテネータユニットの電磁石により印加さ
    れる磁界は上記光路に対して実質的に平行である光アッ
    テネータ。
  13. 【請求項13】 請求項7に記載の光アッテネータであ
    って、 上記第1及び第2の複屈折結晶の各々は第1の平面上で
    定義されるくさび角を有するくさび板からなり、 上記第3及び第4の複屈折結晶の各々は第2の平面上で
    定義されるくさび角を有するくさび板からなる光アッテ
    ネータ。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の光アッテネータで
    あって、 上記第1及び第2の平面は互いに平行でない光アッテネ
    ータ。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の光アッテネータで
    あって、 上記第1及び第2の平面は互いに平行であり、 上記第1及び第2のアッテネータユニットを光学的に接
    続するための第3の光ファイバを更に備えた光アッテネ
    ータ。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の光アッテネータであ
    って、 上記各ファラデー回転子は、上記光路が通過するように
    設けられる磁気光学結晶と、互いに異なる方向の第1及
    び第2の磁界を上記磁気光学結晶に印加する磁界印加手
    段と、上記第1及び第2の磁界の少なくとも一方を変化
    させる磁界調整手段とを含み、 上記第1及び第2の磁界はこれらの合成磁界が上記磁気
    光学結晶の磁化を飽和させるのに十分な強さを有するよ
    うに設定される光アッテネータ。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の光アッテネータで
    あって、 上記第1及び第2の磁界の方向は上記光路と平行な平面
    上で互いに直交する光アッテネータ。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載の光アッテネータで
    あって、 上記磁界印加手段は上記第1及び第2の磁界をそれぞれ
    印加する電磁石及び永久磁石であり、 上記磁界調整手段は上記電磁石の駆動電流を調整する光
    アッテネータ。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の光アッテネータで
    あって、 上記第2の磁界の方向は上記光路と実質的に平行である
    光アッテネータ。
  20. 【請求項20】 請求項1に記載の光アッテネータであ
    って、 上記制御する手段は上記第1のアッテネータユニットの
    ファラデー回転角と上記第2のアッテネータユニットの
    ファラデー回転角とが実質的に等しくなる条件の下で各
    ファラデー回転角を制御する光アッテネータ。
  21. 【請求項21】 請求項1に記載の光アッテネータであ
    って、 上記制御する手段は、上記光アッテネータの減衰が比較
    的大きい場合には上記第1のアッテネータユニットのフ
    ァラデー回転角と上記第2のアッテネータユニットのフ
    ァラデー回転角とが実質的に等しくなる条件の下で各フ
    ァラデー回転角を制御し、上記光アッテネータの減衰が
    比較的小さい場合には上記第1のアッテネータユニット
    のファラデー回転角と上記第2のアッテネータユニット
    のファラデー回転角とが異なる条件の下で各ファラデー
    回転角を制御する光アッテネータ。
  22. 【請求項22】 光路上でカスケード接続された第1及
    び第2のアッテネータユニットと、 該第1及び第2のアッテネータユニットに接続される制
    御回路とを備え、 上記第1及び第2のアッテネータユニットの各々は、上
    記光路上に配置され波長の関数として与えられるファラ
    デー回転角を生じさせるためのファラデー回転子と、上
    記ファラデー回転角によって決定される減衰を上記光路
    について生じさせるための偏光手段とを含み、 上記制御回路は、上記第1のアッテネータユニットにお
    ける減衰の波長特性と上記第2のアッテネータユニット
    における減衰の波長特性との和として与えられる波長特
    性が所望の傾斜を有するように上記各ファラデー回転角
    を制御する手段を含む光アッテネータ。
  23. 【請求項23】 各々可変の減衰を与えるための第1及
    び第2のアッテネータユニットを備え、 該第1のアッテネータユニットの減衰の第1の波長特性
    は該第2のアッテネータユニットの減衰の第2の波長特
    性と異なる光アッテネータ。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の光アッテネータで
    あって、 上記第2の波長特性は実質的に上記第1の波長特性を打
    ち消す光アッテネータ。
  25. 【請求項25】 互いに異なる波長を有する複数の光信
    号を含む波長分割多重光が伝送される光伝送路と、 該光伝送路の途中に設けられ各々可変の減衰を与えるた
    めの第1及び第2のアッテネータユニットとを備え、 該第1のアッテネータユニットの減衰の第1の波長特性
    は該第2のアッテネータユニットの減衰の第2の波長特
    性と異なるシステム。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載のシステムであっ
    て、 上記第2の波長特性は実質的に上記第1の波長特性を打
    ち消すシステム。
  27. 【請求項27】 第1の光増幅ユニットと、 第2の光増幅ユニットと、 該第1及び第2の光増幅ユニットの間に設けられ各々可
    変の減衰を与えるための第1及び第2のアッテネータユ
    ニットとを備え、 該第1のアッテネータユニットの減衰の第1の波長特性
    は該第2のアッテネータユニットの減衰の第2の波長特
    性と異なる光増幅器。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の光増幅器であっ
    て、 上記第2の波長特性は実質的に上記第1の波長特性を打
    ち消す光増幅器。
  29. 【請求項29】 請求項27に記載の光増幅器であっ
    て、 上記第1及び第2の波長特性は上記第2の光増幅ユニッ
    トから出力される光の波長特性を実質的に打ち消す光増
    幅器。
  30. 【請求項30】 光増幅ユニットと、 該光増幅ユニットの出力に接続される光アッテネータと
    を備え、 該光アッテネータは各々可変の減衰を与えるための第1
    及び第2のアッテネータユニットを備えており、 該第1のアッテネータユニットの減衰の第1の波長特性
    は該第2のアッテネータユニットの減衰の第2の波長特
    性と異なる光増幅器。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の光増幅器であっ
    て、 上記第2の波長特性は実質的に上記第1の波長特性を打
    ち消す光増幅器。
  32. 【請求項32】 光増幅ユニットと、 該光増幅ユニットの入力に接続される光アッテネータと
    を備え、 該光アッテネータは各々可変の減衰を与えるための第1
    及び第2のアッテネータユニットを備えており、 該第1のアッテネータユニットの減衰の第1の波長特性
    は該第2のアッテネータユニットの減衰の第2の波長特
    性と異なる光増幅器。
  33. 【請求項33】 請求項32に記載の光増幅器であっ
    て、 上記第2の波長特性は実質的に上記第1の波長特性を打
    ち消す光増幅器。
  34. 【請求項34】 異なる波長を有する光信号をそれぞれ
    出力する複数のE/O変換器と、 該複数のE/O変換器からの光信号のレベルを調整する
    ための複数のレベル調整ユニットと、 該複数のレベル調整ユニットから出力された光信号を波
    長分割多重して波長分割多重光を得るための光マルチプ
    レクサとを備え、 上記複数のレベル調整ユニットの各々は、各々可変の減
    衰を与えるための第1及び第2のアッテネータユニット
    を備えており、 該第1のアッテネータユニットの減衰の第1の波長特性
    は該第2のアッテネータユニットの減衰の第2の波長特
    性と異なる端局装置。
  35. 【請求項35】 異なる波長を有する光信号をそれぞれ
    出力する複数のE/O変換器と、 該複数のE/O変換器からの光信号のレベルを調整する
    ための複数のレベル調整ユニットと、 該複数のレベル調整ユニットから出力された光信号を波
    長分割多重して波長分割多重光を得るための光マルチプ
    レクサと、 該光マルチプレクサから出力された波長分割多重光を増
    幅するための光増幅器とを備え、 該光増幅器は、光増幅ユニットと、該光増幅ユニットに
    接続される光アッテネータとを備えており、 該光アッテネータは、各々可変の減衰を与えるための第
    1及び第2のアッテネータユニットを備えており、 該第1のアッテネータユニットの減衰の第1の波長特性
    は該第2のアッテネータユニットの減衰の第2の波長特
    性と異なる端局装置。
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