JPH1121208A - 抗菌剤 - Google Patents

抗菌剤

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JPH1121208A
JPH1121208A JP9177052A JP17705297A JPH1121208A JP H1121208 A JPH1121208 A JP H1121208A JP 9177052 A JP9177052 A JP 9177052A JP 17705297 A JP17705297 A JP 17705297A JP H1121208 A JPH1121208 A JP H1121208A
Authority
JP
Japan
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cell membrane
natural product
sintered body
added
sintered
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Pending
Application number
JP9177052A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Matsuura
善裕 松浦
Tatsuo Sasazaki
達夫 笹崎
Takao Saito
隆夫 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rengo Co Ltd
Original Assignee
Rengo Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 真珠又は貝殻の焼結体を用いたときに、十分
な抗菌性を発揮しえる量の焼結体を食品等に添加して
も、pHが高くならないようにすることである。 【解決手段】 有細胞膜天然物に真珠又は貝殻の焼結体
を担持させてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、真珠又は貝殻の
焼結体を有細胞膜天然物に担持させてなる抗菌剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、牡蠣やアコヤ貝の貝殻は他に利用
法がないため山積みされてきた。近年、これらの貝殻の
利用研究が盛んに行われるようになり、その特性につい
ても研究されるようになった。その研究の中で、上記貝
殻は抗菌作用を有することが確認され、その方面の利用
法として、上記貝殻を焼結して、食品の抗菌性物質とし
て使用する検討が行われている(WO93/11670
号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
貝殻の焼結体は、酸化カルシウムを主成分として塩基性
が高いため、これを直接食品に添加すると、食品自体の
pHが高くなり好ましくない。このため、食品への添加
量は制限されることとなる。添加量が制限されると、十
分な抗菌性を発揮することができず、目的を達成しえな
い場合が生ずる。
【0004】そこで、この発明の課題は、真珠又は貝殻
の焼結体を用いたときに、十分な抗菌性を発揮しえる量
の焼結体を食品等に添加しても、pHが高くならないよ
うにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、有細胞膜天然物に真珠又は貝殻の焼結
体を担持させてなる。
【0006】また、有細胞膜天然物の懸濁液を真珠又は
貝殻の焼結体によりpHを8.0〜12.0に調整後、
加熱することにより得ることができる。
【0007】真珠又は貝殻の焼結体を有細胞膜天然物に
担持させたので、有細胞膜天然物が有する有機酸が上記
の焼結体と中和し、得られる焼結体担持物自身のpHが
低下する。このため、食品等の対象物に添加してもpH
の上昇がある程度抑制され、十分な量の焼結体の担持体
を添加することができると共に、有細胞膜天然物によっ
て上記焼結体の抗菌作用が阻害されることはないため、
十分な抗菌効果を発揮することができる。
【0008】また、有細胞膜天然物が有する特性をその
まま発揮させることができるので、この発明にかかる焼
結体担持物を用いることにより、その特性及び抗菌性の
二重の効果を発揮させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を説明
する。
【0010】この発明にかかる抗菌剤は、有細胞膜天然
物に真珠又は貝殻の焼結体を担持させてなる。
【0011】上記有細胞膜天然物とは細胞膜を有する天
然物をいい、菌類、藻類、植物の可食部等があげられ
る。上記菌類としては、ビール酵母等の酵母類をあげる
ことができ、藻類としては、クロレラ、ユーグレナ等の
緑藻類やスピルリナ等のラン藻類をあげることができ
る。上記植物の可食部としては、果実、豆類、葉等をあ
げることができる。この例として、グリーンピース、モ
ロヘイヤ、ケール等をあげることができる。上記植物の
可食部は、乾燥したもの、又は乾燥したものを粉末状に
したものを使用することができる。そのような例とし
て、リンゴ粕、トマト粕、ブドウ皮、ミカン皮、コーヒ
ー粕、麦芽やホップ等のビール粕、茶殻等をあげること
ができる。
【0012】上記真珠又は貝殻の焼結体とは、くず真珠
等の真珠や、牡蠣、ホタテ、アコヤ貝、等の貝殻の焼結
体をいう。この焼結体は、上記真珠や貝殻を細かく砕い
て粉末とし、500〜1800℃で、10〜120分間
焼結することにより得ることができる。この焼結体は、
主成分として酸化カルシウムを含み、他の成分としてカ
リウムやリンの酸化物、その他微量成分を含有し、抗菌
性を有する。
【0013】上記焼結体を上記有細胞膜天然物に担持さ
せる方法としては、各種の方法をあげることができる。
例えば、有細胞膜天然物を焼結体の懸濁液に加え、混
練、反応させた後乾燥する方法があげられる。このとき
の焼結体の添加量は、任意の量とすることができるが、
有細胞膜天然物懸濁液のpHが8.0〜12.0となる
ような量を加えればよい。pHが12.0を越える量を
加えてもよいが、その場合、乾燥後、食品等に添加する
際、その対象物のpHが高くなりすぎて好ましくない場
合が生じる。また、pHが8.0未満の場合は、添加す
る焼結体の量が少なく、抗菌性を十分に発揮しえない場
合が生じる。
【0014】上記有細胞膜天然物懸濁液に上記焼結体を
添加した後に乾燥するがその乾燥方法は、任意の方法を
採用できる。例えば、真空乾燥、凍結乾燥、噴霧乾燥、
プレート乾燥、流動乾燥等をあげることができる。
【0015】これにより、上記有細胞膜天然物に上記焼
結体を担持させた焼結体担持物を得ることができる。こ
れは、上記焼結体が有する抗菌性をそのまま保有してお
り、そのまま抗菌剤として使用でき、これを抗菌性を付
与したい物に単独添加より多めに添加することができ
る。
【0016】さらに、必要に応じて、上記焼結体を水に
添加して作成した懸濁液に、上記有細胞膜天然物を加え
て混練し、pHを8.0〜12.0に調整した後、60
〜135℃で加熱処理をし、その後乾燥させたり、上記
抗菌性を付与したい物に浸漬させてもよい。また、上記
有細胞膜天然物懸濁液に上記焼結体を添加してpHを
8.0〜12.0に調整し、上記抗菌性を付与したい物
に浸漬させた後、60〜135℃で加熱処理をしてもよ
い。この加熱処理において、上記有細胞膜天然物中の有
機酸類と上記焼結体との中和反応が促進されるので、加
熱処理後のpHが6.0〜10.0に低下する。このた
め、弱酸性から弱アルカリ性の範囲のpHとすることが
好ましい食品等の物に使用する場合は、この発明にかか
る抗菌剤の添加量を増加させることができ、抗菌効果を
より向上させることができる。さらに、上記温度で加熱
処理されるので、この発明にかかる抗菌剤たる焼結体担
持物は耐熱性を有し、加工食品等へ添加した場合、滅菌
処理に十分耐えうる。
【0017】上記の加熱処理方法は、特に限定されるも
のではなく、例えばオートクレーブを用いれば、どの温
度にも加熱することができる。また、加熱温度が100
℃未満のときは、湯煎、電熱器等により加熱することも
できる。上記のオートクレーブは、蒸気式のものであっ
ても電気式のものであってもよい。
【0018】この発明にかかる抗菌剤の用途としては、
抗菌性を付与したいものであれば、特に限定されるもの
ではない。例えば、麺類、パン、ケーキ、カステラ、ア
イスクリーム、蒲鉾、豆腐等の食品の食品添加剤として
使用することができる。また、牛乳等の飲料物の飲料添
加剤として使用することができる。さらに、歯磨き粉や
チューイングガム等の虫歯口臭予防用製品の抗菌性付与
剤として使用することもできる。その他、飼料添加物、
化粧品、トイレタリー商品、塗料、接着剤、繊維製品、
樹脂成形品、石膏、漆喰、陶磁器等に抗菌性付与剤とし
て使用することができる。
【0019】さらに、上記抗菌剤の有細胞膜天然物が、
緑色のクロレラ、茶系色のコーヒー粕等の場合、上記抗
菌剤そのものを抗菌性を有する天然着色剤として使用す
ることができる。また、上記抗菌剤の有細胞膜天然物が
コーヒー粕等の場合は、上記抗菌剤そのものを抗菌性を
有する消臭剤として使用することができる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例について示す。
【0021】〔実施例1〜2〕クロレラの焼結体担持物の製造 水道水(水温20℃)を200重量部中に牡蠣の貝殻の
粉砕焼結物(カイホウ社製:ハイセアーS;以下「貝殻
焼結物」と称する。)0.112重量部を加えて懸濁さ
せ、この懸濁液にクロレラ乾燥粉末(レンゴー(株)
製:クロレラFA)2重量部を加えて十分に攪拌した
後、5分間放置した。その後、表1に記載の条件で加熱
した。加熱後、スプレードライヤ(入口温度120〜1
40℃、出口温度80〜90℃)を用いて噴霧乾燥し、
有細胞膜天然物をクロレラとする焼結体担持物を得た。
得られた焼結体担持物の色調、味を下記の方法で試験し
た。
【0022】色調・味の観察 色調・・・加熱処理前の緑色を基準に、色の変化を観
察した。 ○:色の変化が見られない △:少し黄味を帯びる ×:褐変する 味・・・クロレラの味の有無を下記の基準で判定し
た。 ○:この処理をしないクロレラと同等の味を有する △:少し渋みを有する ×:クロレラの味が消失する。
【0023】
【表1】
【0024】結果 貝殻焼結物を担持させても、クロレラの色調や味に影響
を及ぼさないことが明らかとなった。
【0025】〔実施例3〕クロレラの焼結体担持物の抗菌性 実施例1で得られた有細胞膜天然物をクロレラとする焼
結体担持物0.3重量部(貝殻焼結物0.015重量部
含有)をパン生地10重量部の中に混練し、発酵させ
た。得られたパンを、温度25℃、湿度90%で放置し
た。1月経過後、食パンの表面にかびは観察されなかっ
た。
【0026】〔比較例1〕実施例1で得られた有細胞膜
天然物をクロレラとする焼結体担持物を使用しなかった
以外は実施例3と同様にして、食パンを放置した。1月
経過後、食パンの表面一面にかびが観察された。
【0027】〔比較例2〕実施例1に記載の貝殻焼結物
0.015重量部をパン生地10重量部に混練して、パ
ン生地を発酵させようした。しかし、パン酵母が死滅
し、発酵させることができなかった。
【0028】結果 クロレラを担体としても、貝殻焼結物が有する抗菌性が
保持されることが明らかとなった。また、貝殻焼結物を
単独添加する場合に比べ、貝殻焼結物をクロレラに担持
させると、パン酵母の生体活動を妨げることがないこと
が明らかとなった。
【0029】
【発明の効果】この発明によれば、真珠又は貝殻の焼結
体を有細胞膜天然物に担持させたので、有細胞膜天然物
が有する有機酸が上記の焼結体と中和し、得られる焼結
体担持物自身のpHを低下させることができる。このた
め、添加した際のpHの上昇がある程度抑制され、十分
な量の焼結体担持物を添加することができ、十分な抗菌
効果を発揮させることができる。
【0030】さらに、真珠又は貝殻の焼結体を有細胞膜
天然物に担持させたので、担持させない場合に比べ、パ
ン酵母による醗酵のように短期的に生じる醗酵が制御さ
れずに進行し、かびの発生、腐敗のような中長期的に生
じる醗酵が制御され防菌防かび効果を発揮する。従っ
て、有効な短期間の醗酵のみを選択的に行うことが可能
となる。
【0031】また、有細胞膜天然物が有する特性をその
まま発揮させることができるので、この発明にかかる焼
結体担持物を用いることにより、その特性及び抗菌性の
二重の効果を発揮させることができる。
【0032】さらにまた、有細胞膜天然物に真珠又は貝
殻の焼結体を担持させることにより、有細胞膜天然物自
体が有する特異臭の原因たる有機酸等を上記焼結体がト
ラップするので、その特異臭を抑制することができ、有
細胞膜天然物の用途範囲を拡大することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有細胞膜天然物に真珠又は貝殻の焼結体
    を担持させてなる抗菌剤。
  2. 【請求項2】 真珠又は貝殻の焼結体によりpHを8.
    0〜12.0に調整した懸濁液に、有細胞膜天然物を混
    合し、加熱することにより得られる請求項1に記載の抗
    菌剤。
JP9177052A 1997-07-02 1997-07-02 抗菌剤 Pending JPH1121208A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002119267A (ja) * 2000-10-13 2002-04-23 Maruni Kk 加工食品用保存剤およびその製造方法
JP2003189814A (ja) * 2001-12-28 2003-07-08 Naoki Obata 豆 腐
WO2005044210A1 (ja) * 2003-11-11 2005-05-19 Kabushiki Kaisha Sangi 再石灰化促進剤、口腔用組成物、食品、飲料
JP2019182998A (ja) * 2018-04-10 2019-10-24 トヨタ車体株式会社 成形品の製造方法
CN111346035A (zh) * 2018-12-24 2020-06-30 扬州蓝色生物医药科技有限公司 一种龙须菜中活性成分的提取及其在制备口腔护理产品中的应用

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