JPH11212099A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
- Publication number
- JPH11212099A JPH11212099A JP10015842A JP1584298A JPH11212099A JP H11212099 A JPH11212099 A JP H11212099A JP 10015842 A JP10015842 A JP 10015842A JP 1584298 A JP1584298 A JP 1584298A JP H11212099 A JPH11212099 A JP H11212099A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- state
- crystal display
- shielding layer
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】音が発生せず、階調表示に適したカラー液晶表
示装置を提供する。 【解決手段】透明基板1上に信号電極3と配向膜4とが
順次形成された信号電極部材6と、透明基板8上に着色
層10と遮光層11とを形成するに際し、遮光層11の
高さを着色層10に比べ高くし、さらに保護膜12を被
覆し、走査電極13と配向膜14とが順次形成された走
査電極部材7とを、これら信号電極3と走査電極13と
が画素領域15を形成するように、かつカイラルネマチ
ック液晶16を介して対向配設して、さらに信号電極部
材6と走査電極部材7との間の非画素領域に支柱19を
設け、カイラルネマチック液晶16は初期状態でねじれ
構造を有し、その初期状態にフレデリクス転移を生じさ
せる電圧を印加して、その後に印加する電圧の差で初期
状態とは異なる2つの準安定状態を有するようになした
液晶表示装置A。
示装置を提供する。 【解決手段】透明基板1上に信号電極3と配向膜4とが
順次形成された信号電極部材6と、透明基板8上に着色
層10と遮光層11とを形成するに際し、遮光層11の
高さを着色層10に比べ高くし、さらに保護膜12を被
覆し、走査電極13と配向膜14とが順次形成された走
査電極部材7とを、これら信号電極3と走査電極13と
が画素領域15を形成するように、かつカイラルネマチ
ック液晶16を介して対向配設して、さらに信号電極部
材6と走査電極部材7との間の非画素領域に支柱19を
設け、カイラルネマチック液晶16は初期状態でねじれ
構造を有し、その初期状態にフレデリクス転移を生じさ
せる電圧を印加して、その後に印加する電圧の差で初期
状態とは異なる2つの準安定状態を有するようになした
液晶表示装置A。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカイラルネマチック
液晶を用いたメモリー性双安定型液晶表示装置の改良に
関するものである。
液晶を用いたメモリー性双安定型液晶表示装置の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平6−230751号、特開平6−
235920号および特開平7−248485号には、
カイラルネマチック液晶を用いたメモリー性双安定型液
晶表示装置が提案され、初期配向条件、2つの準安定状
態、さらに両者間の切替えにおける実用的な駆動方法な
どの技術が記載されている。
235920号および特開平7−248485号には、
カイラルネマチック液晶を用いたメモリー性双安定型液
晶表示装置が提案され、初期配向条件、2つの準安定状
態、さらに両者間の切替えにおける実用的な駆動方法な
どの技術が記載されている。
【0003】このメモリー性双安定型液晶表示装置によ
れば、フレデリクス転移後の2つの準安定状態(0°あ
るいは360°)を不安定状態(0°状態と360°状
態との混在)を挟んでスイッチングすることにより表示
させている。
れば、フレデリクス転移後の2つの準安定状態(0°あ
るいは360°)を不安定状態(0°状態と360°状
態との混在)を挟んでスイッチングすることにより表示
させている。
【0004】そして、2つの準安定状態の切替えはリセ
ット電圧後に印加する選択電圧の大きさの違いによって
おこなうが、リセット電圧と選択電圧の間に遅延時間を
導入した信号波形を設け、これによって選択時間を短縮
させる技術も提案されている。
ット電圧後に印加する選択電圧の大きさの違いによって
おこなうが、リセット電圧と選択電圧の間に遅延時間を
導入した信号波形を設け、これによって選択時間を短縮
させる技術も提案されている。
【0005】すなわち、フレデリクス転移後の2つの準
安定状態への移行にはバックフロー現象が関連している
と言われ、この現象を最大限に生かすために、このよう
な遅延時間を設けるのであり、これにより、マトリック
ス駆動の1ライン当たりの書き込み時間(選択時間)が
短縮され、その結果、フリッカーレスのハイデューティ
な単純マトリックス駆動を実現することをねらってい
る。
安定状態への移行にはバックフロー現象が関連している
と言われ、この現象を最大限に生かすために、このよう
な遅延時間を設けるのであり、これにより、マトリック
ス駆動の1ライン当たりの書き込み時間(選択時間)が
短縮され、その結果、フリッカーレスのハイデューティ
な単純マトリックス駆動を実現することをねらってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記双安定型液晶表示
装置でもって多色のカラー表示をおこなうためには、階
調表示を実現する必要があるが、そのために下記のよう
な方法がある。
装置でもって多色のカラー表示をおこなうためには、階
調表示を実現する必要があるが、そのために下記のよう
な方法がある。
【0007】2つの準安定状態の切替えはリセット電圧
後に印加する選択電圧の大きさの違いによっておこな
い、初期状態でのツイスト角をφ0 とすると、あるしき
い値Vth1 より小さく選択電圧を設定することでφ0 +
π状態を、他方、あるしきい値Vth2 より大きく選択電
圧を設定すれば、φ0 −π状態を実現できるが、Vth1
〜Vth2 の間に選択電圧が設定されると、2つの準安定
状態の混在した表示状態になり、この状態を利用して階
調表示をおこなうことができる。
後に印加する選択電圧の大きさの違いによっておこな
い、初期状態でのツイスト角をφ0 とすると、あるしき
い値Vth1 より小さく選択電圧を設定することでφ0 +
π状態を、他方、あるしきい値Vth2 より大きく選択電
圧を設定すれば、φ0 −π状態を実現できるが、Vth1
〜Vth2 の間に選択電圧が設定されると、2つの準安定
状態の混在した表示状態になり、この状態を利用して階
調表示をおこなうことができる。
【0008】しかしながら、Vth1 〜Vth2 の間の選択
電圧を所要どおりに設定して、両状態の混在の割合をコ
ントロールし、これによって階調を達成することはむず
かしいという課題がある。しかも、両状態の混在が近接
し、ある領域に達すると表示画像に関係しないストライ
プ状(縞状)模様の不安定状態を発現し、電圧の増大に
ともなってストライプ状模様が次第に拡大していた。
電圧を所要どおりに設定して、両状態の混在の割合をコ
ントロールし、これによって階調を達成することはむず
かしいという課題がある。しかも、両状態の混在が近接
し、ある領域に達すると表示画像に関係しないストライ
プ状(縞状)模様の不安定状態を発現し、電圧の増大に
ともなってストライプ状模様が次第に拡大していた。
【0009】さらにストライプ状模様は隣接する画素に
生じた同様な模様との間の相互作用により、成長し、こ
れにより、配向膜に形成したラビング方向と平行なスト
ライプ状の不良表示をおこしていた。
生じた同様な模様との間の相互作用により、成長し、こ
れにより、配向膜に形成したラビング方向と平行なスト
ライプ状の不良表示をおこしていた。
【0010】また、フリッカーレスでハイデューティに
なるように単純マトリックス駆動させるには、1ライン
の書き込み時間(選択時間)を短くしなければならず、
そのために液晶の厚みを狭くするとよいが、液晶層厚を
相当に小さくし、表示領域の全体にわたって均一に狭く
しなければならないという課題もある。
なるように単純マトリックス駆動させるには、1ライン
の書き込み時間(選択時間)を短くしなければならず、
そのために液晶の厚みを狭くするとよいが、液晶層厚を
相当に小さくし、表示領域の全体にわたって均一に狭く
しなければならないという課題もある。
【0011】この課題に対し、液晶内に樹脂系もしくは
シリカ系のスペーサを分散させるが、メモリー性双安定
型液晶表示装置においては、いまだ液晶層厚を均一の薄
さに設定することはむずかしい。
シリカ系のスペーサを分散させるが、メモリー性双安定
型液晶表示装置においては、いまだ液晶層厚を均一の薄
さに設定することはむずかしい。
【0012】しかも、メモリー性双安定型液晶表示装置
を駆動させると、ある種の音が発生していた。この音は
フレデリクス転移をおこすホメオトロピック状態をつく
る際の20V以上の電圧印加と、セルギャップ(液晶層
厚)が数μmという薄さとが相乗し、このように薄いセ
ルギャップに大電圧を印加すると、液晶パネルに振動が
発生することが原因であると考えられている。
を駆動させると、ある種の音が発生していた。この音は
フレデリクス転移をおこすホメオトロピック状態をつく
る際の20V以上の電圧印加と、セルギャップ(液晶層
厚)が数μmという薄さとが相乗し、このように薄いセ
ルギャップに大電圧を印加すると、液晶パネルに振動が
発生することが原因であると考えられている。
【0013】したがって本発明は上記事情に鑑みて完成
されたものであって、その目的はストライプ状模様など
の表示不良や音が生じないで、階調表示ができ、これに
よって優れたカラー表示を達成した液晶表示装置を提供
することにある。
されたものであって、その目的はストライプ状模様など
の表示不良や音が生じないで、階調表示ができ、これに
よって優れたカラー表示を達成した液晶表示装置を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、透明基板上に着色層をマトリックス状に配列し、こ
れら着色層間に遮光層を配し、これら着色層および遮光
層の上に保護膜、多数の透明電極が配列された電極パタ
ーンおよび配向膜とを順次形成するとともに、着色層と
遮光層との間で段差を形成して、配向膜の各着色層上の
部位に凹部を設けた一方の部材と、透明基板上に多数の
透明電極が配列された電極パターンと配向膜とを順次形
成した他方の部材とを、双方の電極パターンが交差して
画素領域を形成するように、かつカイラルネマチック液
晶を介して対向配設するとともに、一方の部材と他方の
部材との間の非画素領域に支柱を設けたことを特徴とす
る。そして、上記カイラルネマチック液晶は初期状態で
ねじれ構造を有し、その初期状態にフレデリクス転移を
生じさせる電圧を印加して、その後に印加される電圧の
差によって初期状態とは異なる2つの準安定状態を有す
るようになしている。
は、透明基板上に着色層をマトリックス状に配列し、こ
れら着色層間に遮光層を配し、これら着色層および遮光
層の上に保護膜、多数の透明電極が配列された電極パタ
ーンおよび配向膜とを順次形成するとともに、着色層と
遮光層との間で段差を形成して、配向膜の各着色層上の
部位に凹部を設けた一方の部材と、透明基板上に多数の
透明電極が配列された電極パターンと配向膜とを順次形
成した他方の部材とを、双方の電極パターンが交差して
画素領域を形成するように、かつカイラルネマチック液
晶を介して対向配設するとともに、一方の部材と他方の
部材との間の非画素領域に支柱を設けたことを特徴とす
る。そして、上記カイラルネマチック液晶は初期状態で
ねじれ構造を有し、その初期状態にフレデリクス転移を
生じさせる電圧を印加して、その後に印加される電圧の
差によって初期状態とは異なる2つの準安定状態を有す
るようになしている。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の双安定型液晶表示装置を
図1〜図5により説明する。図1は本発明液晶表示装置
Aの要部拡大断面図、図2は本発明の他の液晶表示装置
Bの要部拡大断面図である。また、図3(a)(b)は
それぞれ本発明液晶表示装置A、Bにおける1画素内で
のd/pおよびしきい値の各分布図である。図4は印加
電圧波形を示し、さらに図5は選択電圧と透過率との関
係を示す。
図1〜図5により説明する。図1は本発明液晶表示装置
Aの要部拡大断面図、図2は本発明の他の液晶表示装置
Bの要部拡大断面図である。また、図3(a)(b)は
それぞれ本発明液晶表示装置A、Bにおける1画素内で
のd/pおよびしきい値の各分布図である。図4は印加
電圧波形を示し、さらに図5は選択電圧と透過率との関
係を示す。
【0016】本発明の液晶表示装置Aにおいて、1はガ
ラスなどからなる透明基板、2はSiO2 などからなる
保護膜であり、3はITOなどからなる信号電極、4は
SiO2 などからなる絶縁膜、5は配向膜であって、こ
れらによって信号電極部材6を構成し、他方の走査電極
部材7については、8はガラスなどからなる透明基板、
9はSiO2 などからなる保護膜であり、10はマトリ
ックス状に配列した着色層(図中、R、G、Bはそれぞ
れ赤、緑、青の着色層を示す)、11は着色層間に設け
たクロムなどの金属、黒色樹脂などで構成した遮光層、
12はアクリル系樹脂などからなる絶縁樹脂でなして着
色層10および遮光層11を被覆した保護膜、13はI
TOなどからなる走査電極、14は配向膜である。配向
膜5、14はポリイミドからなり、その膜に対してラビ
ング処理したものである。なお、上記構成では信号電極
13の下側に保護膜12を形成しているが、同様な保護
膜を上側に形成してもよい。
ラスなどからなる透明基板、2はSiO2 などからなる
保護膜であり、3はITOなどからなる信号電極、4は
SiO2 などからなる絶縁膜、5は配向膜であって、こ
れらによって信号電極部材6を構成し、他方の走査電極
部材7については、8はガラスなどからなる透明基板、
9はSiO2 などからなる保護膜であり、10はマトリ
ックス状に配列した着色層(図中、R、G、Bはそれぞ
れ赤、緑、青の着色層を示す)、11は着色層間に設け
たクロムなどの金属、黒色樹脂などで構成した遮光層、
12はアクリル系樹脂などからなる絶縁樹脂でなして着
色層10および遮光層11を被覆した保護膜、13はI
TOなどからなる走査電極、14は配向膜である。配向
膜5、14はポリイミドからなり、その膜に対してラビ
ング処理したものである。なお、上記構成では信号電極
13の下側に保護膜12を形成しているが、同様な保護
膜を上側に形成してもよい。
【0017】上記走査電極3と信号電極13は交差する
ようにパターニングして、個々の交差部を方形状の画素
領域15(たとえばサイズ300μm×300μm)と
なし、信号電極部材6と走査電極部材7とは層厚1.5
μmのカイラルネマチック液晶16(室温でネマティツ
ク相を呈する液晶組成物〔E.Merck社製:ZLI
−1557〕に光学活性添加物〔E.Merck社製:
S−811〕を加えてヘリカルピッチPを2.7μmに
調整したもの)を介して対向配設されている。
ようにパターニングして、個々の交差部を方形状の画素
領域15(たとえばサイズ300μm×300μm)と
なし、信号電極部材6と走査電極部材7とは層厚1.5
μmのカイラルネマチック液晶16(室温でネマティツ
ク相を呈する液晶組成物〔E.Merck社製:ZLI
−1557〕に光学活性添加物〔E.Merck社製:
S−811〕を加えてヘリカルピッチPを2.7μmに
調整したもの)を介して対向配設されている。
【0018】また、双方の部材6、7間にカイラルネマ
チック液晶16を封入させるためのシール部材が表示領
域の周囲に設けられ、さらにシール部材にスペーサを入
れる。しかも、双方の透明基板1、8の外側に偏光板1
7、18を配設している。
チック液晶16を封入させるためのシール部材が表示領
域の周囲に設けられ、さらにシール部材にスペーサを入
れる。しかも、双方の透明基板1、8の外側に偏光板1
7、18を配設している。
【0019】そして、カイラルネマチック液晶16内に
おいて、画素領域15が形成されていない領域(非画素
領域)に感光性樹脂からなる円柱状もしくは角柱状の支
柱19を設けた点が特徴である。
おいて、画素領域15が形成されていない領域(非画素
領域)に感光性樹脂からなる円柱状もしくは角柱状の支
柱19を設けた点が特徴である。
【0020】この支柱19は通常のフォトリソ法により
形成する。すなわち、配向膜5もしくは配向膜14の上
にレジストをレジスト厚みが均一にそろうように塗布
し、ついでフォトマスクを用いて露光および現像し、非
画素領域のみに配し、そして、他方の支柱19が配され
ていない基板とで液晶封止用のシール材でもって貼りあ
わせる。
形成する。すなわち、配向膜5もしくは配向膜14の上
にレジストをレジスト厚みが均一にそろうように塗布
し、ついでフォトマスクを用いて露光および現像し、非
画素領域のみに配し、そして、他方の支柱19が配され
ていない基板とで液晶封止用のシール材でもって貼りあ
わせる。
【0021】なお、配向膜5、14に対するラビングは
支柱19を形成した後でおこなっても、あるいはその前
でもよい。
支柱19を形成した後でおこなっても、あるいはその前
でもよい。
【0022】また、本発明の他の液晶表示装置Bを図5
に示す。なお、この液晶表示装置Aと同一箇所には同一
符号を付す。
に示す。なお、この液晶表示装置Aと同一箇所には同一
符号を付す。
【0023】この液晶表示装置Bにおいては、各着色層
10の端を遮光層11の端の上に乗せ、これにより、前
記段差を形成し、各画素領域15に同様な窪み(凹面)
を形成している。
10の端を遮光層11の端の上に乗せ、これにより、前
記段差を形成し、各画素領域15に同様な窪み(凹面)
を形成している。
【0024】上記構成の液晶表示装置A、Bによれば、
カイラルネマチック液晶は初期状態でねじれ構造を有
し、その初期状態にフレデリクス転移を生じさせる電圧
を印加した後に印加される電圧差によって初期状態とは
異なる2つの準安定状態を有するようになしたメモリー
性双安定型となる。たとえば初期状態でのツイスト角φ
0 (=180°)に対してφ0 +π(=360°)のね
じれ状態が暗状態となるような偏光板17、18の位置
関係(クロスニコル)にした場合に、明状態ではツイス
ト角φ0 −π(=0°)である。
カイラルネマチック液晶は初期状態でねじれ構造を有
し、その初期状態にフレデリクス転移を生じさせる電圧
を印加した後に印加される電圧差によって初期状態とは
異なる2つの準安定状態を有するようになしたメモリー
性双安定型となる。たとえば初期状態でのツイスト角φ
0 (=180°)に対してφ0 +π(=360°)のね
じれ状態が暗状態となるような偏光板17、18の位置
関係(クロスニコル)にした場合に、明状態ではツイス
ト角φ0 −π(=0°)である。
【0025】そして、不安定状態を挟んで0°と360
°をスイッチングしている。すなわち、初期状態にフレ
デリクス転移を生じさせる電圧を印加した後の選択電圧
をVlより低くすると360°状態になり、V2より高
くすると0°状態になる場合に、Vl〜V2との間にす
ると、0°と360°が混在した不安定状態になる。
°をスイッチングしている。すなわち、初期状態にフレ
デリクス転移を生じさせる電圧を印加した後の選択電圧
をVlより低くすると360°状態になり、V2より高
くすると0°状態になる場合に、Vl〜V2との間にす
ると、0°と360°が混在した不安定状態になる。
【0026】たとえば、偏光板17、18をクロスニコ
ルにして、初期状態でのツイスト角φ0 =(180°)
に対してφ0 +π=(360°)のねじれ状態が暗状
態、φ0 一π=(0°)の状態が明状態であるとすれ
ば、不安定状態は2つの状態(明状態と黒状態)が混在
しており、このような混在状態であれば、白〜黒の間の
状態を示す。
ルにして、初期状態でのツイスト角φ0 =(180°)
に対してφ0 +π=(360°)のねじれ状態が暗状
態、φ0 一π=(0°)の状態が明状態であるとすれ
ば、不安定状態は2つの状態(明状態と黒状態)が混在
しており、このような混在状態であれば、白〜黒の間の
状態を示す。
【0027】通常、Vl〜V2の間に電圧を設定して、
0°と360°との混在状態を制御し、これによって階
調表示をおこなうことはむずかしく、さらにこの混在状
態がある程度の広い領域に到ると、不安定状態にある画
素が隣接同士の相互作用で成長し、表示画像にストライ
プ状の不安定な不良を発現し易かった。
0°と360°との混在状態を制御し、これによって階
調表示をおこなうことはむずかしく、さらにこの混在状
態がある程度の広い領域に到ると、不安定状態にある画
素が隣接同士の相互作用で成長し、表示画像にストライ
プ状の不安定な不良を発現し易かった。
【0028】そこで、本発明の液晶表示装置A、Bにお
いては、この白〜黒の不安定状態に対し、前記段差を形
成するために、さきに着色層10を一定の高さでもって
形成し、その後に遮光層11を着色層10に比べ高くし
たり、着色層10の端を遮光層11の端の上に乗せ、こ
れにより、各画素領域15に窪み(凹面)を形成し、こ
れによって階調表示する点が特徴である。
いては、この白〜黒の不安定状態に対し、前記段差を形
成するために、さきに着色層10を一定の高さでもって
形成し、その後に遮光層11を着色層10に比べ高くし
たり、着色層10の端を遮光層11の端の上に乗せ、こ
れにより、各画素領域15に窪み(凹面)を形成し、こ
れによって階調表示する点が特徴である。
【0029】上記液晶表示装置A、Bにおいて、初期ツ
イスト角が180°、暗状態が360°(180°+
π)、明状態が0°(180°一π)である場合に、た
とえば凹面状の底部におけるセルギャップdL=1.4
5μm、周辺部におけるセルギャップdH=1.40μ
m〜1.30μmとなるような凹面を形成する。
イスト角が180°、暗状態が360°(180°+
π)、明状態が0°(180°一π)である場合に、た
とえば凹面状の底部におけるセルギャップdL=1.4
5μm、周辺部におけるセルギャップdH=1.40μ
m〜1.30μmとなるような凹面を形成する。
【0030】また、dL=1.45μmである場合に、
0<dL−dH≦0.15μm、好適には0<dL−d
H≦0.10μmにするとカラー表示に適していること
が確認された。
0<dL−dH≦0.15μm、好適には0<dL−d
H≦0.10μmにするとカラー表示に適していること
が確認された。
【0031】そして、各画素領域15の面方向にわたる
d/pおよび選択電圧の各値をそれぞれ測定したとこ
ろ、図3(a)(b)に示すような結果が得られた。
(a)は1画素内においてセルギャップの分布に起因す
るd/Pの分布であり、(b)は2つの準安定状態と両
状態の混在状態の選択電圧のd/P依存性を示す。各画
素領域15に窪み(凹面)を形成したことで、選択電圧
の設定仕様に応じて2つの準安定状態と両状態の混在状
態を1つの画素内に同時に存在させることができた。
d/pおよび選択電圧の各値をそれぞれ測定したとこ
ろ、図3(a)(b)に示すような結果が得られた。
(a)は1画素内においてセルギャップの分布に起因す
るd/Pの分布であり、(b)は2つの準安定状態と両
状態の混在状態の選択電圧のd/P依存性を示す。各画
素領域15に窪み(凹面)を形成したことで、選択電圧
の設定仕様に応じて2つの準安定状態と両状態の混在状
態を1つの画素内に同時に存在させることができた。
【0032】つぎに液晶表示装置A、Bに対し、図4に
示すような走査側波形および信号側波形でもって印加
し、駆動した場合、図5に示すように選択電圧の変化に
対して各状態の占める面積の比率を連続的に変化させる
ことができ、これにより、その面積比率の変化に伴う透
過率の差を利用して階調表示をおこなうことができた。
ただし、図5に示すように選択電圧と透過率はリニアに
変化するのがよく、そのためには画素領域15の窪み
(凹面)を曲面にするのがよい。
示すような走査側波形および信号側波形でもって印加
し、駆動した場合、図5に示すように選択電圧の変化に
対して各状態の占める面積の比率を連続的に変化させる
ことができ、これにより、その面積比率の変化に伴う透
過率の差を利用して階調表示をおこなうことができた。
ただし、図5に示すように選択電圧と透過率はリニアに
変化するのがよく、そのためには画素領域15の窪み
(凹面)を曲面にするのがよい。
【0033】なお、上記構成では、電圧値でコントロー
ルしたが、これに代えて信号のパルス幅によって制御し
てもよい。
ルしたが、これに代えて信号のパルス幅によって制御し
てもよい。
【0034】かくして本発明の液晶表示装置A、Bによ
れば、各画素領域15に窪み(凹面)を形成し、これに
よって画素領域15の選択電圧の変化に対する各状態の
占有面積比率を連続的に変えることができ、画素領域1
5での不安定状態における明状態と暗状態の発現割合を
コントロールし、その結果、階調表示を実現できた。
れば、各画素領域15に窪み(凹面)を形成し、これに
よって画素領域15の選択電圧の変化に対する各状態の
占有面積比率を連続的に変えることができ、画素領域1
5での不安定状態における明状態と暗状態の発現割合を
コントロールし、その結果、階調表示を実現できた。
【0035】また、画素領域15の窪みによって、d/
P分布による選択電圧の分布に起因し、部分的に2つの
準安定状態の混在状態が発現しても常に2つの準安定状
態によって隔離され、そのために、近接した各画素にお
ける両状態の混在状態同士の相互作用が起こりにくくな
り、この混在状態の相互作用によって起こる表示画像に
関係しないストライプ状の不安定状態の発現を効果的に
防止することができた。
P分布による選択電圧の分布に起因し、部分的に2つの
準安定状態の混在状態が発現しても常に2つの準安定状
態によって隔離され、そのために、近接した各画素にお
ける両状態の混在状態同士の相互作用が起こりにくくな
り、この混在状態の相互作用によって起こる表示画像に
関係しないストライプ状の不安定状態の発現を効果的に
防止することができた。
【0036】しかも、非画素領域に支柱19を設けたこ
とで、各画素領域15における液晶層厚を0.5〜4.
5μm程度にまで狭くしながらも均一化でき、さらに双
方の信号電極部材6と走査電極部材7を接着させ、これ
により、液晶パネルに発生する振動が抑制されたり、無
くすことができ、その結果、音がほとんど発生しなくな
った。その上、従来の液晶パネルを加圧したときに発生
していた液晶の流動に起因した表示不良についても、支
柱19により防ぐことができた。
とで、各画素領域15における液晶層厚を0.5〜4.
5μm程度にまで狭くしながらも均一化でき、さらに双
方の信号電極部材6と走査電極部材7を接着させ、これ
により、液晶パネルに発生する振動が抑制されたり、無
くすことができ、その結果、音がほとんど発生しなくな
った。その上、従来の液晶パネルを加圧したときに発生
していた液晶の流動に起因した表示不良についても、支
柱19により防ぐことができた。
【0037】また、本発明においては、2つの準安定状
態を得ることができるd/Pは、液晶材の種類にもよる
が、たとえば0.4〜0.6の範囲にするとよく、0.
4未満であれば、φ+π(360°)状態が発現しなく
なり、0.6を越えるとφ−π(0°)状態が発現しな
くなる。さらにまた、この範囲のうち、d/Pの最適値
としては範囲中央付近の値がよく、したがって、1画素
内にd/P分布を形成する場合、この範囲に入ってい
て、かつ範囲中央付近にd/Pの分布ができていること
が望ましい。
態を得ることができるd/Pは、液晶材の種類にもよる
が、たとえば0.4〜0.6の範囲にするとよく、0.
4未満であれば、φ+π(360°)状態が発現しなく
なり、0.6を越えるとφ−π(0°)状態が発現しな
くなる。さらにまた、この範囲のうち、d/Pの最適値
としては範囲中央付近の値がよく、したがって、1画素
内にd/P分布を形成する場合、この範囲に入ってい
て、かつ範囲中央付近にd/Pの分布ができていること
が望ましい。
【0038】比較例として、dL=1.45μm、dH
=1.45μmにした場合には(dL−dH=0μ
m)、選択電圧のd/P依存性にともなう1画素内での
選択電圧分布を得ることができなくなり、階調表示がで
きなかった。ただし、支柱19があることで、音の発生
は低減されていた。
=1.45μmにした場合には(dL−dH=0μ
m)、選択電圧のd/P依存性にともなう1画素内での
選択電圧分布を得ることができなくなり、階調表示がで
きなかった。ただし、支柱19があることで、音の発生
は低減されていた。
【0039】他の比較例として、dL=1.45μm、
dH=1.25μm(dL−dH=0.20μm)の場
合に、たとえばカイラルピッチをP=2.6μmとした
とき、dH/P=0.481と小さくなり、φ+π(3
60°)状態の発現がむずかしく、しかも、支柱19が
あることで、音の発生は低減されていた。
dH=1.25μm(dL−dH=0.20μm)の場
合に、たとえばカイラルピッチをP=2.6μmとした
とき、dH/P=0.481と小さくなり、φ+π(3
60°)状態の発現がむずかしく、しかも、支柱19が
あることで、音の発生は低減されていた。
【0040】なお、本発明は上記の実施形態例に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で
種々の変更や改善等は何ら差し支えない。
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で
種々の変更や改善等は何ら差し支えない。
【0041】
【発明の効果】以上のとおり、本発明のメモリー性双安
定型液晶表示装置によれば、着色層と遮光層との間で段
差を形成して、各画素領域(配向膜の各着色層上の部
位)に凹面を形成し、これによって画素領域の選択電圧
の変化に対する各状態の占有面積比率を連続的に変える
ことができ、各画素領域での不安定状態における明状態
と暗状態の発現割合をコントロールし、その結果、階調
表示を実現できた。
定型液晶表示装置によれば、着色層と遮光層との間で段
差を形成して、各画素領域(配向膜の各着色層上の部
位)に凹面を形成し、これによって画素領域の選択電圧
の変化に対する各状態の占有面積比率を連続的に変える
ことができ、各画素領域での不安定状態における明状態
と暗状態の発現割合をコントロールし、その結果、階調
表示を実現できた。
【0042】また、本発明においては、各画素領域の凹
面によって、d/P分布による選択電圧の分布に起因
し、部分的に2つの準安定状態の混在状態が発現しても
常に2つの準安定状態によって隔離されることで、表示
画像に関係しないストライプ状の不安定状態の発現を効
果的に防止することができた。
面によって、d/P分布による選択電圧の分布に起因
し、部分的に2つの準安定状態の混在状態が発現しても
常に2つの準安定状態によって隔離されることで、表示
画像に関係しないストライプ状の不安定状態の発現を効
果的に防止することができた。
【0043】しかも、本発明においては、装置自体の構
造に起因すると考えられる振動が発生しなくなり、従来
のような音が発生しなくなり、その信頼性を著しく高め
ることができた。
造に起因すると考えられる振動が発生しなくなり、従来
のような音が発生しなくなり、その信頼性を著しく高め
ることができた。
【図1】本発明の液晶表示装置の要部拡大断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の他の液晶表示装置の要部拡大断面図で
ある。
ある。
【図3】(a)(b)はそれぞれ本発明液晶表示装置に
おける1画素内でのd/pおよびしきい値の各分布図で
ある。
おける1画素内でのd/pおよびしきい値の各分布図で
ある。
【図4】印加電圧の波形図である。
【図5】選択電圧と透過率との関係を示す線図である。
A、B 液晶表示装置 1、8 透明基板 3 信号電極 4 絶縁膜 5、14 配向膜 6 信号電極部材 7 走査電極部材 10 着色層 11 遮光層 12 保護膜 13 走査電極 15 画素領域 16 カイラルネマチック液晶 17、18 偏光板 19 支柱
Claims (1)
- 【請求項1】透明基板上に着色層をマトリックス状に配
列し、これら着色層間に遮光層を配し、これら着色層お
よび遮光層の上に保護膜、多数の透明電極が配列された
電極パターンおよび配向膜とを順次形成するとともに、
着色層と遮光層との間で段差を形成して、配向膜の各着
色層上の部位に凹部を設けた一方の部材と、透明基板上
に多数の透明電極が配列された電極パターンと配向膜と
を順次形成した他方の部材とを、双方の電極パターンが
交差して画素領域を形成するように、かつカイラルネマ
チック液晶を介して対向配設するとともに、一方の部材
と他方の部材との間の非画素領域に支柱を設けたことを
特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10015842A JPH11212099A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10015842A JPH11212099A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11212099A true JPH11212099A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=11900092
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10015842A Pending JPH11212099A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11212099A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100724946B1 (ko) * | 2000-04-04 | 2007-06-04 | 가부시키가이샤 아드반스트 디스프레이 | 액정표시장치 및 그 제조방법 |
-
1998
- 1998-01-28 JP JP10015842A patent/JPH11212099A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100724946B1 (ko) * | 2000-04-04 | 2007-06-04 | 가부시키가이샤 아드반스트 디스프레이 | 액정표시장치 및 그 제조방법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3849959B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
| US20040169810A1 (en) | Liquid crystal display and manufacturing method thereof | |
| JPH11271718A (ja) | 液晶表示装置、プラズマアドレス型液晶表示装置及びその製造方法 | |
| KR100796126B1 (ko) | 액정표시장치 및 그 제조방법 | |
| JPH02140720A (ja) | 液晶表示装置の駆動方法 | |
| US6738119B2 (en) | Liquid crystal display and method for manufacturing the same | |
| JPH05224210A (ja) | 液晶表示装置 | |
| JP2000019528A (ja) | 液晶表示装置 | |
| KR100840095B1 (ko) | 액정표시장치 및 그 제조방법 | |
| US11150520B2 (en) | Liquid crystal display device | |
| JPH03200122A (ja) | 液晶表示装置 | |
| JPH11212099A (ja) | 液晶表示装置 | |
| JP2773748B2 (ja) | 液晶ディスプレイ装置 | |
| JPH10268322A (ja) | 液晶表示装置 | |
| KR100719753B1 (ko) | 액정표시장치 및 그 제조 방법 | |
| JPH11223830A (ja) | 液晶表示装置 | |
| JP2008046605A (ja) | 液晶表示装置 | |
| JP2001281676A (ja) | 液晶表示装置の製造方法 | |
| JPH11242229A (ja) | 液晶表示装置 | |
| JPH11183879A (ja) | 液晶表示装置 | |
| JPH11282018A (ja) | 液晶表示装置 | |
| JPH0954323A (ja) | 液晶表示素子 | |
| JP3080300B2 (ja) | 液晶素子 | |
| JPH11337946A (ja) | 液晶表示装置 | |
| JPH11242213A (ja) | 液晶表示装置 |