JPH11212109A - 液晶表示装置用基板 - Google Patents

液晶表示装置用基板

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JPH11212109A
JPH11212109A JP10016210A JP1621098A JPH11212109A JP H11212109 A JPH11212109 A JP H11212109A JP 10016210 A JP10016210 A JP 10016210A JP 1621098 A JP1621098 A JP 1621098A JP H11212109 A JPH11212109 A JP H11212109A
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interlayer insulating
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来プロセスと同様にして作製された基板を
支障なく、POP構造や反射型のものに適用することが
できるようにする。 【解決手段】 高開口率化を図るために用いる第1の層
間絶縁膜31の形成領域を表示領域以外にも設けてあ
り、第1の配線19と第2の配線17とを接続するため
に第2の層間絶縁膜13に形成した第2のコンタクトホ
ール部分が前記第1の層間絶縁膜31で覆われるので、
画素電極32をパターン化する際において、第2のコン
タクトホール部分を第1の層間絶縁膜31で保護でき、
従来プロセスと同様にして作製しても支障なく、POP
構造の液晶表示装置やPOP構造の反射型液晶表示装置
に適用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等の表示手段などに用いられる液晶表示装置を構
成すべく利用される液晶表示装置用基板に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、パーソナルコンピュータ等の
OA(Offlce Automation)機器のポータブル化が年々
進歩し、その表示媒体にも様々な要望が出されてきてい
る。このような表示媒体としては、液晶、エレクトロル
ミネッセンス、プラズマ、エレクトロクロミック等が使
用されており、特に、液晶を用いた液晶表示装置(Liqu
id Crystal Display;LCD)は、低消費電力で表示が可能
であり、携帯性にも優れていることから、最も実用化が
進んでいる。
【0003】この液晶表示装置への要望としては、 (1)より明るい表示 (2)更なる低消費電力 が常に求められている。そして、上記要望に対する解答
の一つとしてそれぞれ、 (1)層間絶縁膜を用いて高開口率化を図ったLCD
(以下、POP:Pixel OnPassibationと称する) (2)液晶層と隣接した反射電極を有する反射型LCD が考えられる。
【0004】POP構造を用いることの効果は、図7に
図示する通りである。つまり、従来の液晶表示装置に用
いる基板は、図7(a1)(断面図)および(b1)
(平面図)に示すように、基板上にスイッチング素子と
して設けた薄膜トランジスタ(TFT)10のドレイン
電極と電気的に接続して画素電極11を設けた構造とな
っている。これに対して、POP構造の液晶表示装置に
用いる基板は、図7(a2)(断面図)および(b2)
(平面図)に示すように、TFT10を有するガラス基
板上に層間絶縁膜31を設け、層間絶縁膜31の上に形
成した上部画素電極32を、層間絶縁膜31に形成した
コンタクトホール34を介してTFT10のドレイン電
極と電気的に接続した下部画素電極33と電気的に接続
した構成となっている。よって、図7(a1)と(a
2)に示すように、POP構造の液晶表示装置は従来の
液晶表示装置より高い開口率が得られる。
【0005】更に、POP構造の反射型液晶表示装置で
は、図7(b3)に示すように、ゲートバス配線やソー
スバス配線の上にまで、画素電極として機能する反射画
素電極32aを形成できるため、より効果が高い。
【0006】ここで、従来の液晶表示装置に用いる基板
の代表例として、TFTを用いた場合の基板構成は図8
に示すとおりである。図8(a)および(b)に示すよ
うに、複数のゲートバス配線3及び複数のソースバス配
線4が交差して形成され、その交点にスイッチング素子
としてTFT10が形成されている。このTFT10
は、ゲートバス配線3から分岐したゲート電極8と、ソ
ースバス配線4から分岐したソース電極9、画素電極1
1に電気的に接続するためのドレイン電極14とからな
る。
【0007】次に、端子から表示領域までの配線構成に
ついて説明する。
【0008】図8(a)に示すように、対向ガラス基板
設置領域12から外側に存在するゲート側、ソース側端
子1、2から表示領域(対向ガラス基板設置領域12と
ほぼ同一領域)までは、液晶表示装置として構成された
際に外部に露出した状態となる。そのため、ゲート側引
出配線5、ソース側引出配線6等の金属配線がむき出し
の状態となり、酸化、断線、腐食等が発生するという問
題がある。また、駆動用のドライバ等と接続するための
ゲート側端子1およびソース側端子2は、酸化に対する
耐性などからITOが一般に用いられるが、このITO
単体では抵抗が高いため、ITOは引出配線5、6又は
バス配線3、4に用いることは不向きである。
【0009】以上のことから、一般に、この端子から表
示領域までの配線上には、TFT製造工程中で形成され
る層間絶縁膜(例えばゲート絶縁膜)が残され、引出配
線5、6を保護している(以降、このゲート絶縁膜を、
POP構造の層間絶縁膜と区別するために第2の層間絶
縁膜と称し、POP構造の絶縁膜を第1の層間絶縁膜と
称する)。
【0010】また、TFTが逆スタガ型TFTであっ
て、引出配線6などの金属配線を保護すべくゲート絶縁
膜を第2の層間絶縁膜として用いた場合、第2の層間絶
縁膜より後の工程で形成されるソースバス配線4と、こ
れに接続するソース側引出配線6とのコンタクト領域7
については、図8(c)に示すように、前記ゲート絶縁
膜にコンタクトホール15を形成し、このコンタクトホ
ール15を介し、ソースバス配線4がゲート絶縁膜下の
引出配線6に接続される。
【0011】このソースバス配線とソース側引出配線と
のコンタクト領域と、ソース側引出配線と端子とのコン
タクト領域とを詳細に示した図が図9(b)であり、図
9(a)はゲート側引出配線と端子とのコンタクト領域
を示した図である。尚、これ以後において、図9(b)
に示すように、第2の層間絶縁膜13に形成されたコン
タクトホールを介して互いに接続する電極のうち、第2
の層間絶縁膜13の上側に形成されたものを第1の配
線、第2の層間絶縁膜13の下側に形成されたものを第
2の配線と称する。
【0012】図9(a)に示すゲート側においては、ゲ
ート側引出配線(5)としての第2の配線17は第2の
層間絶縁膜13により保護されており、第2の層間絶縁
膜13の上にドライバ等を接続すべく形成した前記端子
(1)としての端子電極18が、第2の層間絶縁膜13
に形成したコンタクトホールを有するコンタクト領域4
3で第2の配線17と電気的に接続される。
【0013】図9(b)に示すソース側においては、上
記と同様にコンタクト領域43を有する端子接続部分
(18が端子2である)を形成するのに加え、コンタク
ト領域15を別に設けることで、ソースバス配線(4)
としての第1の配線19と、前記ソース側引出配線
(6)としての第2の配線17とを接続する。但し、コ
ンタクト領域15に設けたコンタクトホール15aはテ
ーパ形状が急峻であるため、図9(c)に示すように、
第1の配線19だけでは段差部で段切れ部38が発生し
易くなる。そこで、この問題を解決するため、図9
(d)に示すように、コンタクト領域15には冗長IT
O膜16等で2重配線化することが多い。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述したPOP構造の
液晶表示装置及びPOP構造の反射型液晶表示装置の場
合、光の有効利用の手段としては共に、第1の層間絶縁
膜を用いることで、バス配線により囲まれる表示可能領
域(反射型液晶表示装置にいたってはバス配線上まで)
を最大限に利用可能としているが、設備投資および製造
コストの面を考慮すると、従来より行ってきた従来プロ
セスを用いて基板を製造することが最も好ましい。
【0015】図10は、従来プロセスを、上述の第2の
層間絶縁膜13(ゲート絶縁膜22としても機能する)
を介して、第1の配線19と第2の配線17と端子電極
18とを接続した領域に適用した場合における、画素電
極形成時の各工程を順に示す図である。
【0016】まず、図10(a)に示すように、コンタ
クト領域15の冗長としての冗長ITO膜16、端子電
極18およびゲート絶縁膜22(第2の層間絶縁膜1
3)などを有するガラス基板20上に、第1の層間絶縁
膜31を成膜する。
【0017】次に、図10(b)に示すように、第1の
層間絶縁膜31を所定の形状に加工する。このとき、端
子電極18の部分では、第1の層間絶縁膜31は不要で
ある。
【0018】次に、図10(c)に示すように、上部画
素電極32を成膜する。
【0019】次に、図10(d)に示すように、上部画
素電極32を所定の形状に加工するためのフォトレジス
ト35を形成する。このとき、フォトレジスト35は端
子電極18の部分では必要である。この状態でエッチン
グ処理を行うことで、フォトレジスト35の形状に反映
した端子電極18を形成することが可能となり、エッチ
ング終了後、フォトレジスト35を剥離することによ
り、図10(e)に示す形態となる。
【0020】上記工程の図10(e)において、上部画
素電極32を所定の形状にパターン化する際に、コンタ
クト領域15の冗長としての冗長ITO膜16が消失し
てしまう。具体的には、POP構造の液晶表示装置の場
合は、上部画素電極がITOからなるときには、同一材
料であるため上部画素電極のエッチング時に消失し、反
射型液晶表示装置の場合には、反射画素電極がAlによ
り形成されるため、冗長ITO膜16との間で電蝕が発
生して冗長ITO膜16が消失してしまう。
【0021】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、従来プロセスと同様にし
て作製しても支障なく、POP構造の液晶表示装置やP
OP構造の反射型液晶表示装置に適用することができる
液晶表示装置用基板を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の液晶
表示装置用基板は、液晶層を挟持する一対の基板の一方
の液晶表示装置用基板において、第1の層間絶縁膜の上
に画素電極を有し、該画素電極が、該第1の層間絶縁膜
の該画素電極とは反対側に形成された第1の配線に、該
第1の層間絶縁膜に設けた第1のコンタクトホールを介
して接続され、該第1の配線が、その該第1の層間絶縁
膜とは反対側に設けた第2の層間絶縁膜に設けられた第
2のコンタクトホールを介して第2の信号配線の一端部
に接続され、該第2の信号配線の他端部が信号入出力用
の端子として寄与する構成となっており、かつ、該第2
のコンタクトホールが、該第1の層間絶縁膜の下側に位
置するように形成され、そのことにより上記目的が達成
される。
【0023】本発明の請求項2の液晶表示装置用基板
は、前記第1の配線の前記第2の層間絶縁膜とは反対側
であって、前記第2のコンタクトホール部分に、前記画
素電極にて覆われて冗長手段が形成され、該冗長手段と
前記画素電極とが、該画素電極を所定の形状にパターン
化する際のエッチングにて除去される材料からなること
を特徴とする。
【0024】本発明の請求項3の液晶表示装置用基板
は、前記画素電極と前記冗長手段とがITOにより形成
されていることを特徴とする。
【0025】本発明の請求項4の液晶表示装置用基板
は、前記画素電極がAlにより形成された反射画素電極
であり、前記冗長手段がITOにより形成されているこ
とを特徴とする。
【0026】本発明の請求項5の液晶表示装置用基板
は、前記第1の層間絶縁膜が感光性樹脂により形成され
ていることを特徴とする。
【0027】本発明の請求項6の液晶表示装置用基板
は、前記第2のコンタクトホールを覆う前記第1の配線
及び前記冗長手段の上に存在する前記第1の層間絶縁膜
が、該第2のコンタクトホール周縁に生じる段差の寸法
に対し、膜厚寸法を十分に厚くして形成されていること
を特徴とする。
【0028】本発明の請求項7の液晶表示装置用基板
は、前記画素電極と前記第1の配線とがスイッチング素
子を介し電気的に接続されていることを特徴とする。
【0029】以下、本発明の作用について説明する。
【0030】請求項1によれば、高開口率化を図るため
に用いる第1の層間絶縁膜の形成領域を表示領域以外に
も設けてあり、第1の配線と第2の配線とを接続するた
めに第2の層間絶縁膜に形成した第2のコンタクトホー
ル部分が前記第1の層間絶縁膜で覆われる。よって、画
素電極をパターン化する際において、第2のコンタクト
ホール部分が第1の層間絶縁膜で保護される。
【0031】請求項2によれば、第2のコンタクトホー
ル部分に画素電極にて覆って形成された冗長手段と画素
電極とが、画素電極を所定の形状にパターン化する際の
エッチングにて除去される材料からなるため、画素電極
に従来用いてきた材料をそのまま用いることができ、新
たな設備投資や材料開発などを省略することができる。
【0032】請求項3によれば、請求項1の構成を採用
している故に、前記画素電極と前記冗長手段とをITO
により形成しても、画素電極であるITOのエッチング
時に冗長手段が同時にエッチングされない。
【0033】請求項4によれば、請求項1の構成を採用
している故に、前記画素電極がAlにより形成された反
射画素電極であり、前記冗長手段がITOにより形成さ
れていても、反射画素電極であるAlのフォトリソグラ
フィの現像時に冗長手段が現像液に晒されず、電蝕の発
生を防止できる。
【0034】請求項5によれば、第1の層間絶縁膜を感
光性樹脂により形成することで、フォトリソグラフィ工
程のみで、つまりエッチングプロセス無しで、所望の形
状に加工することができる。
【0035】請求項6によれば、前記第2のコンタクト
ホールを覆う前記第1の配線及び前記冗長手段の上に存
在する前記第1の層間絶縁膜が、該第2のコンタクトホ
ール周縁に生じる段差の寸法に対し、膜厚寸法を十分に
厚くして形成されているので、以下に図11にて説明す
る段切れ部や腐食部の発生を防止できる。
【0036】図11(a)に示すように、第1の層間絶
縁膜31に十分な厚さがなければ、コンタクト領域15
の段差で段切れ部36が発生し、冗長ITO膜16を保
護できない箇所が発生する。または、段切れ部36より
も軽微なカバレッジの悪いピンホールが発生する場合
も、同様に冗長ITO膜16を保護できない箇所が発生
する。その後、フォトリソグラフィ工程を行うと、図1
1(b)に示すように、エッチャントや現像液が浸入し
て、冗長ITO膜16が侵食されて腐食部37が発生す
る。本請求項6では、その現象を解消することができ
る。
【0037】請求項7によれば、画素電極と第1の配線
とがスイッチング素子を介し電気的に接続されているの
で、かかる構成の液晶表示装置用基板を用いて液晶表示
装置を組み立てた場合、液晶層にかかる電圧のon/o
ff比を大きくとることができ、高精細化が容易とな
る。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に従い説明する。
【0039】(実施形態1)本実施形態1はPOP構造
の液晶表示装置の場合である。
【0040】以下、図面を用いて本実施形態の液晶表示
装置について詳細に説明する。尚、本実施形態ではTF
T基板を用いている。
【0041】図1(a)〜(e)はTFT基板の製造工
程のフローを示しており、図1中の(1)〜(3)はT
FT基板の各部分を示している。(1)はTFT素子部
分を、(2)はゲート側引出配線部分を、(3)はソー
ス側引出配線部分を示す。尚、TFT素子部分について
は従来と同様であるため詳細な説明は省く。
【0042】まず、図1(a)の(1)に示すように、
TFTのゲート電極21及びゲートバス配線(図示せ
ず)をTaにより形成し、また、図1(a)の(2)、
(3)に示すように、ゲート側引出配線5およびソース
側引出配線6を形成する。
【0043】続いて、図1(b)の(1)、(2)、
(3)に示すように、第2の層間絶縁膜13としてSi
Nxをデポする。その一部が、ゲート絶縁膜22として
機能する。
【0044】次に、図1(c)の(2)に示すように、
このゲート絶縁膜22をゲート側端子の部分ではドライ
バを接続するコンタクト領域43をドライエッチングに
よりエッチングし、図1(c)の(3)に示すように、
ソース側端子の部分ではドライバを接続するコンタクト
領域43と、後にソースバス配線4と接続するコンタク
ト領域15をドライエッチングによりエッチングする。
その後に形成した、図1(c)の(1)に示すi層2
3、エッチストッパ24、n+層25はTFT素子部分
のみ残し、図1(c)の(2)、(3)に示す引出配線
5、6の部分には形成しない。
【0045】次いで、図1(d)の(1)、(3)に示
すように、ドレイン電極28、ソース電極26、ソース
バス配線4用の金属としてTiを成膜し、フォトリソグ
ラフィ工程を用いて所定の形状に加工する。このとき、
図1(d)の(3)に示すソース側引出配線の部分では
コンタクト領域15のコンタクトホールを覆うように加
工し、ソースバス配線4と引出配線6とをコンタクト領
域15を介し接続する。また、図1(d)の(2)に示
すゲート側引出配線部分のTiは取り除く。
【0046】次いで、図1(e)の(1)、(2)、
(3)に示すように、画素領域の下部画素電極33、冗
長配線としてのソース電極27とドレイン電極29およ
び端子部分のドライバ接続用の端子電極18として、I
TO膜を形成し、TFT基板が完成する。
【0047】このとき、コンタクト領域15にも冗長I
TO膜16としてITO膜を形成する。その理由を図9
を用いて説明する。
【0048】図9(b)に示すように、Taにより形成
された第2の配線17上の第2の層間絶縁膜13である
ゲート絶縁膜に形成されたコンタクトホール15aは、
ドライエッチングによりエッチングされるため、テーパ
が非常に急峻となり急激な段差の変化が生じる。更に、
第2の層間絶縁膜13の膜厚が3000オングストロー
ム〜5000オングストロームであるに対し、第1の配
線19となるTiの膜厚が1000オングストローム〜
3000オングストロームであるため、図9(c)に示
すようにコンタクトホール15aのエッジ部分でTi膜
の段切れ部38が発生し易い。この段切れ部38に対す
る冗長として、図9(d)に示すように冗長ITO膜1
6を形成するのである。
【0049】この様な構成のTFT基板を用いて、その
上にPOP構造を形成する工程を、図2を用いて説明す
る。尚、図2の(a)〜(e)は各工程を示し、(1)
は画素電極部分であり、(2)は従来技術の課題の箇所
で説明した従来例(図10)と同一の工程図であり、
(3)は本実施形態の場合のソース側引出配線部分の工
程図である。
【0050】図1の工程により作製されたTFT基板上
に、図2(a)に示すように、第1の層間絶縁膜31と
して感光性樹脂を塗布し、図2(b)に示すように、フ
ォトリソグラフィ工程により所定の形状に加工する。
【0051】その後の工程において、図2の(2)に示
すように、コンタクト領域15を感光性樹脂31で覆わ
ない場合と、図2の(3)に示すようにコンタクト領域
15を感光性樹脂31で覆う場合との両者を、図2の
(1)における画素電極の作製工程に従い追っていく
と、図2の(2)ではITOからなる上部画素電極32
をパターニングする際に冗長ITO膜16も同時にエッ
チングされてしまう。但し、この場合、図2(c)の
(2)および(3)に示すように、ITOからなる上部
画素電極32の成膜時にマスクデポを行い、ITOから
なる端子電極18上にはITOをデポしない。また、図
2(d)の(2)、(3)に示すように、エッチング時
もフォトレジスト35をITOからなる端子電極18上
にも形成し、端子電極18をエッチャントから保護して
いる。
【0052】このため、従来例である図2の(2)では
前述したようにコンタクト領域15での断線による不良
が多発し、製造歩留まりが大幅に低下する。これに対
し、本実施形態である、コンタクト領域15を感光性樹
脂31で覆った図2の(3)では、コンタクト領域15
に形成した冗長ITO膜16が、第1の層間絶縁膜31
により覆われているためにエチャントに晒されず、冗長
膜(または冗長配線)用としての機能を発揮することが
でき、製造歩留まりの大幅な向上が図れる。
【0053】但し、先に述べたように、第1の層間絶縁
膜31の膜厚が不十分であると、図11(a)に示すよ
うに層間絶縁膜31にもエッチャントが浸入するピンホ
ール(カバレッジの悪い部分)や段切れ部36、図11
(b)に示す腐食部37が発生してしまう。このため、
第1の層間絶縁膜31は、コンタクト領域15の段差に
比べ十分な膜厚が必要となる。
【0054】尚、一般にマスクデポ法を採用する場合に
は、成膜領域と非成膜領域との間に数mm〜数cm程度
の離隔マージンが必要となる。そのため、例えば冗長I
TO膜16上もデポマスクによる成膜されない部分にす
る場合、実際の表示領域からコンタクト領域15まで十
分な距離が必要となる。このことは液晶表示装置の「額
縁」と呼ばれる非表示領域を増加させることにつなが
り、製造上好ましくない。
【0055】本実施形態では、TFT素子として逆スタ
ガ型を用いたが、スタガ型でも良く、さらにはTFTに
限らず、単純マトリクス、MIM(Metal−Ins
ulator−Metal)等でも上記実施形態と同様
の基板構成とする場合、つまり引出配線とバス配線とを
第2の層間絶縁膜13のコンタクトホールを介して接続
(冗長ITO膜16有り)し、更に第1の層間絶縁膜3
1の上に、ITOからなる画素電極32を形成する場合
にも有効である。
【0056】また、TFT、第1の層間絶縁膜を構成す
る材料についても、同様の効果および現象が発生するな
らば、本実施形態には限定されない。
【0057】更に、本実施形態ではITOからなる画素
電極32等の形成時にマスクデポ法を採用したのは、I
TOからなる端子電極18が保護される方法であるから
であり、同様な効果が得られるのであれば、マスクデポ
法に限定しない。例えば、画素電極32用のITO膜を
全面に成膜し、この時成膜したITO膜で端子電極18
を形成しても構わない。
【0058】(実施形態2)本実施形態2は反射型液晶
表示装置の場合である。
【0059】以下、図面を用いて本実施形態の液晶表示
装置について詳細に説明する。尚、本実施形態ではTF
T基板を用いている。
【0060】使用するTFT基板は、上記実施形態1と
同様の工程を経て作製されたものを使用する。但し、T
FT10部分については、図3に示すように、Tiによ
りソース電極26、ドレイン電極28および下部画素電
極33を形成し、ITOによりソース電極27およびド
レイン電極29を形成する。
【0061】この様なTFT基板の上に、後述する図5
(a)に示す第1の層間絶縁膜31として感光性樹脂を
塗布し、フォトリソグラフィ工程により所定の形状に加
工する。
【0062】尚、感光性樹脂の形状については、反射画
素電極自身に光拡散性を持たせるため凹凸形状を作製す
る方法も考えられるが、図の煩雑化を避けるため本実施
形態ではフラットな表面形状の第1の層間絶縁膜につい
て説明する。凹凸形状を有した第1の層間絶縁膜の製造
方法については、図4A、図4Bに示すマスクA、Bを
用い、図4Cに示す工程順に製造を行う。なお、図4
A、図4B中の41は遮光部分、42は透光部分であ
る。また、図4Cは、第2の層間絶縁膜13および第2
の配線17は省略して示している。
【0063】図4Cの(1)に示すガラス基板の上に、
図4Cの(2)に示すように感光性樹脂を塗布する。次
に、図4Cの(3)に示すようにマスクAを用いて感光
性樹脂に露光を行い、図4Cの(4)に示すように現像
を行う。次に、図4Cの(5)に示すように焼成を行っ
て、感光性樹脂の角を丸くするように形状を変化させ、
続いて図4Cの(6)に示すように、感光性樹脂の上に
平滑化用に樹脂を塗布する。次に、図4Cの(7)に示
すように、マスクBを用いてコンタクトホールの形成部
分に露光を行い、図4Cの(8)に示すように現像およ
び焼成を行う。最後に、図4Cの(9)に示すように、
その上に反射画素電極を成膜する。これにより、反射画
素電極自身に光拡散性を持たせるため凹凸形状を作製す
ることができる。
【0064】図5の(a)〜(e)は反射画素電極の形
成工程を示し、(1)はTFT部分に関し、(2)は比
較例としての、上記第2の配線である引出配線と第1の
配線であるソースバス配線とのコンタクト領域15を感
光性樹脂31で覆わない場合であり、(3)は本実施形
態としての、上記第2の配線である引出配線と第1の配
線であるソースバス配線とのコンタクト領域15を感光
性樹脂31で覆う場合である。
【0065】図5(a)、(b)に示す第1の層間絶縁
膜31の形成工程は前記実施形態1と同様であり、図5
(c)の(2)、(3)に示す反射画素電極32の成膜
工程も端子部分に成膜されないようマスクデポ法を用い
る。
【0066】図5(c)の(2)において、反射画素電
極32であるAl膜と冗長ITO膜16とが接触してい
る。この場合、図5(d)の(2)に示すように、反射
画素電極32であるAl膜をパターニングするためのフ
ォトレジスト35の現像時に、反射画素電極32である
Al膜に発生したピンホールや段切れ部36などの活性
領域が現像液より腐食され、現像液が浸入する。その結
果、図5(d)の(2)に示すように、Al膜とITO
膜と現像液とによる局部電池系が形成され、反射画素電
極32であるAl膜および冗長ITO膜16にともに腐
食部37が生じ、コンタクト領域15での断線による不
良が多発し、製造歩留まりが大幅に低下する。このよう
な腐食現象を「電蝕」とよび、図6に模式的に示す。
【0067】図6(a)に示すように、Al膜の表面に
ピンホールや格子欠陥等の活性領域が存在すると、図6
(b)に示すように、例えばアルカリ系現像液により上
記活性領域部分が腐食されていき、現像液がITO膜に
も接触する。そして、図6(c)に示すように、Al
膜、ITO膜、および現像液により局部電池系が形成さ
れ、Al膜およびITO膜ともに腐食する。なお、図6
(d)は局部電池系のモデルを示す。
【0068】これに対し、図5の(3)に示すコンタク
ト領域15を第1の層間絶縁膜31用の感光性樹脂で覆
った場合では、コンタクト領域15に形成した冗長IT
O膜16が第1の層間絶縁膜31により保護されている
ため、図5(d)の(3)に示すように、現像液が冗長
ITO膜16と接触することなく、従って冗長ITO膜
16が冗長膜(または冗長配線)としての機能を発揮す
ることができ、製造歩留まりの大幅な向上が図れる。
【0069】但し、この場合も実施形態1と同様に、第
1の層間絶縁膜31の膜厚が不十分、つまりコンタクト
領域15のカバレッジが不十分であると、図11(a)
に示すように第1の層間絶縁膜31にも現像液が浸入す
る、第1の層間絶縁膜の段切れ部36や、ピンホール
(図示せず)が発生し、この部分で電蝕が起こることに
より、図11(b)に示す腐食部37が発生する。この
ため第1の層間絶縁膜31は、コンタクト領域15の段
差に比べ十分な膜厚が必要となる。
【0070】尚、一般にマスクデポ法を採用する場合に
は、成膜領域と非成膜領域との間に数mm〜数cm程度
の離隔マージンが必要となる。そのため、例えば冗長I
TO膜16上もデポマスクによる成膜されない部分にす
る場合、実際の表示領域からコンタクト領域15まで十
分な距離が必要となる。このことは、液晶表示装置の
「額縁」と呼ばれる非表示領域を増加させることにつな
がり、製造上好ましくない。
【0071】本実施形態では、TFT素子として逆スタ
ガ型を用いたが、スタガ型でも良く、さらにはTFTに
限らず、単純マトリクス、MIM(Metal-Insulator-Me
tal)等でも上記実施形態と同様の基板構成とする場
合、つまり引出配線とバス配線とを第2の層間絶縁膜1
3のコンタクトホールを介して接続(冗長ITO膜16
有り)し、更に第1の層間絶縁膜31の上に、Alから
なる反射画素電極32を形成する場合にも有効である。
【0072】また、TFT、第1の層間絶縁膜を構成す
る材料についても、同様の効果および現象が発生するな
らば、実施形態には限定されない。
【0073】更に、Alからなる反射画素電極32の形
成時にマスクデポ法を採用したのは、ITOからなる端
子電極18が保護される方法であるからであり、同様な
効果が得られるのであれば、マスクデポ法に限定しな
い。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による場合に
は、高開口率化を図るために用いる第1の層間絶縁膜の
形成領域を表示領域以外にも設けてあり、第1の配線と
第2の配線とを接続するために第2の層間絶縁膜に形成
した第2のコンタクトホール部分が前記第1の層間絶縁
膜で覆われるので、画素電極をパターン化する際におい
て、第2のコンタクトホール部分を第1の層間絶縁膜で
保護でき、従来プロセスと同様にして作製しても支障な
く、POP構造の液晶表示装置やPOP構造の反射型液
晶表示装置に適用することができる。また、冗長手段と
しての冗長膜または冗長配線を保護することができるの
で、製造歩留まりの低下を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1におけるTFT基板の製造工程を示
す図(断面図)であり、(a)〜(e)はその各工程を
示し、(1)はTFT素子部分、(2)はゲート端子部
分、(3)はソース端子部分を示す。
【図2】第1の層間絶縁膜を使用したPOP構造の液晶
表示装置において、上部画素電極の製造工程を示す図
(断面図)であり、(a)〜(e)はその各工程を示
し、(1)は画素電極部分、(2)は従来技術の課題の
箇所で説明した従来例(図10)と同一の工程図であ
り、(3)は本実施形態の場合のソース側引出配線部分
の工程図である。
【図3】反射型液晶表示装置(POP構造)に用いられ
るTFTの断面構造の1例を示す断面図である。
【図4A】マスクAを示す平面図である。
【図4B】マスクBを示す平面図である。
【図4C】(1)〜(9)は第1の層間絶縁膜に凹凸形
状をつけ、光拡散機能を付加させる場合の層間絶縁膜形
成工程を示す工程図(断面図)である。
【図5】実施形態2において、第1の層間絶縁膜を使用
した反射型POP構造の液晶表示装置の反射画素電極の
形成工程を示す図(断面図)であり、(a)〜(e)は
その各工程を示し、(1)はTFT部分に関し、(2)
は比較例としての、上記第2の配線である引出配線と第
1の配線であるソースバス配線とのコンタクト領域を感
光性樹脂で覆わない場合であり、(3)は本実施形態と
しての、上記第2の配線である引出配線と第1の配線で
あるソースバス配線とのコンタクト領域を感光性樹脂で
覆う場合である。
【図6】(a)〜(c)はAl膜とITO膜と現像液と
により局部電池が発生する工程を示す図(断面図)であ
り、(d)は局部電池系のモデルを示す模式図である。
【図7】(a1)は従来の液晶表示装置を示す断面図、
(a2)はPOP構造の液晶表示装置を示す断面図、
(b1)は従来の液晶表示装置を示す平面図、(b2)
はPOP構造の液晶表示装置を示す平面図、(b3)は
反射型液晶表示装置を示す平面図である。
【図8】(a)は従来の液晶表示装置に用いるTFT基
板の全体を示す平面図、(b)はTFT部の拡大平面
図、(c)は第1の配線と第2の配線とのコンタクト部
分を示す平面図である。
【図9】(a)はゲートバス配線とゲート側引出配線と
のコンタクト領域を示す断面図、(b)はソースバス配
線とソース側引出配線とのコンタクト領域を示す断面図
であり、(c)はコンタクト領域の段差で発生した第1
の配線の段切れ部を示す断面図、(d)は段切れ部に対
する冗長ITO膜を設けた状態を示す断面図である。
【図10】第1の層間絶縁膜を保護膜として用いない場
合に、冗長ITO膜や端子電極が消失することを説明す
る工程図(断面図)である。
【図11】第1の層間絶縁膜のカバレッジ不足により生
じる不良のモードを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ゲート側端子 2 ソース側端子 3 ゲートバス配線 4 ソースバス配線 5 ゲート側引出配線 6 ソース側引出配線 10 TFT(薄膜トランジスタ) 13 第2の層間絶縁膜 15 コンタクト領域 15a コンタクトホール 16 冗長ITO膜 17 第2の配線 18 端子電極 19 第1の配線 21 ゲート電極 22 ゲート絶縁膜 23 i層 24 エッチストッパ 25 n+層 26 ソース電極 27 ソース電極 28 ドレイン電極 29 ドレイン電極 31 第1の層間絶縁膜 32 上部画素電極(または反射画素電極) 33 下部画素電極 35 フォトレジスト 36 段切れ部 37 腐食部 38 段切れ部 41 遮光部分 42 透光部分 43 コンタクト領域 A、B マスク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶層を挟持する一対の基板の一方の液
    晶表示装置用基板において、 第1の層間絶縁膜の上に画素電極を有し、該画素電極
    が、該第1の層間絶縁膜の該画素電極とは反対側に形成
    された第1の配線に、該第1の層間絶縁膜に設けた第1
    のコンタクトホールを介して接続され、該第1の配線
    が、その該第1の層間絶縁膜とは反対側に設けた第2の
    層間絶縁膜に設けられた第2のコンタクトホールを介し
    て第2の信号配線の一端部に接続され、該第2の信号配
    線の他端部が信号入出力用の端子として寄与する構成と
    なっており、 かつ、該第2のコンタクトホールが、該第1の層間絶縁
    膜の下側に位置するように形成されている液晶表示装置
    用基板。
  2. 【請求項2】 前記第1の配線の前記第2の層間絶縁膜
    とは反対側であって、前記第2のコンタクトホール部分
    に、前記画素電極にて覆われて冗長手段が形成され、該
    冗長手段と前記画素電極とが、該画素電極を所定の形状
    にパターン化する際のエッチングにて除去される材料か
    らなる請求項1記載の液晶表示装置用基板。
  3. 【請求項3】 前記画素電極と前記冗長手段とがITO
    により形成されている請求項2記載の液晶表示装置用基
    板。
  4. 【請求項4】 前記画素電極がAlにより形成された反
    射画素電極であり、前記冗長手段がITOにより形成さ
    れている請求項2記載の液晶表示装置用基板。
  5. 【請求項5】 前記第1の層間絶縁膜が感光性樹脂によ
    り形成されている請求項1記載の液晶表示装置用基板。
  6. 【請求項6】 前記第2のコンタクトホールを覆う前記
    第1の配線及び前記冗長手段の上に存在する前記第1の
    層間絶縁膜が、該第2のコンタクトホール周縁に生じる
    段差の寸法に対し、膜厚寸法を十分に厚くして形成され
    ている請求項1記載の液晶表示装置用基板。
  7. 【請求項7】 前記画素電極と前記第1の配線とがスイ
    ッチング素子を介し電気的に接続されている請求項1記
    載の液晶表示装置用基板。
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