JPH11213331A - 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents
薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法Info
- Publication number
- JPH11213331A JPH11213331A JP18066298A JP18066298A JPH11213331A JP H11213331 A JPH11213331 A JP H11213331A JP 18066298 A JP18066298 A JP 18066298A JP 18066298 A JP18066298 A JP 18066298A JP H11213331 A JPH11213331 A JP H11213331A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- layer
- thin
- film
- magnetic layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000010409 thin film Substances 0.000 title claims abstract description 106
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 22
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims abstract description 18
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 15
- 238000005498 polishing Methods 0.000 claims description 15
- 239000010408 film Substances 0.000 claims description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 10
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 9
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 8
- 230000001965 increasing effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000009467 reduction Effects 0.000 abstract description 2
- 229920002120 photoresistant polymer Polymers 0.000 description 44
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 15
- 229910000889 permalloy Inorganic materials 0.000 description 8
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 7
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 5
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 5
- 238000000206 photolithography Methods 0.000 description 4
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 4
- 229910018072 Al 2 O 3 Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N iron Substances [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 description 3
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 229910001337 iron nitride Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 2
- 230000007480 spreading Effects 0.000 description 2
- 238000003892 spreading Methods 0.000 description 2
- 238000000992 sputter etching Methods 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- -1 AlN Chemical class 0.000 description 1
- 229910017060 Fe Cr Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910002544 Fe-Cr Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910017112 Fe—C Inorganic materials 0.000 description 1
- 240000004760 Pimpinella anisum Species 0.000 description 1
- 229910052581 Si3N4 Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 1
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000003796 beauty Effects 0.000 description 1
- UPHIPHFJVNKLMR-UHFFFAOYSA-N chromium iron Chemical compound [Cr].[Fe] UPHIPHFJVNKLMR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010884 ion-beam technique Methods 0.000 description 1
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 150000004767 nitrides Chemical class 0.000 description 1
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 1
- 230000008929 regeneration Effects 0.000 description 1
- 238000011069 regeneration method Methods 0.000 description 1
- 238000009738 saturating Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N silicon nitride Chemical compound N12[Si]34N5[Si]62N3[Si]51N64 HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052814 silicon oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁極部分における磁束の飽和を効果的に解消
すると共に、実効トラック幅の拡大や歩留りの低下等も
併せて防止する。 【解決手段】 下部ポールとしての第1の磁性層、ポー
ルチップとしての第2の磁性層および上部ポールとして
の第3の磁性層をそなえ、かつ第1の磁性層の磁極部分
と第2の磁性層の磁極部分との間にライトギャップ層を
そなえる薄膜磁気ヘッドであって、上記第2の磁性層
を、磁極部分だけでなく、磁極部分よりも後方の領域ま
で延在させ、少なくともこの延在させた領域で第3の磁
性層と接触させる。
すると共に、実効トラック幅の拡大や歩留りの低下等も
併せて防止する。 【解決手段】 下部ポールとしての第1の磁性層、ポー
ルチップとしての第2の磁性層および上部ポールとして
の第3の磁性層をそなえ、かつ第1の磁性層の磁極部分
と第2の磁性層の磁極部分との間にライトギャップ層を
そなえる薄膜磁気ヘッドであって、上記第2の磁性層
を、磁極部分だけでなく、磁極部分よりも後方の領域ま
で延在させ、少なくともこの延在させた領域で第3の磁
性層と接触させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜磁気ヘッドお
よびその製造方法に関し、特に書込用の誘導型磁気変換
素子と読取用の磁気抵抗再生素子とを積層して構成され
る複合型薄膜磁気ヘッドのうち、書込用の薄膜磁気ヘッ
ドの性能向上を図ろうとするものである。
よびその製造方法に関し、特に書込用の誘導型磁気変換
素子と読取用の磁気抵抗再生素子とを積層して構成され
る複合型薄膜磁気ヘッドのうち、書込用の薄膜磁気ヘッ
ドの性能向上を図ろうとするものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスク装置の面記録密度
の向上に伴い、薄膜磁気ヘッドについてもその性能向上
が求められている。薄膜磁気ヘッドは、書き込みを目的
とする記録ヘッドと読み出しを目的とする再生ヘッドを
積層した構造になっているが、再生ヘッドの性能向上に
関しては、磁気抵抗素子が広く用いられている。このよ
うな磁気抵抗素子としては、異方性磁気抵抗(AMR:Anis
otropic Magneto Resistive)効果を用いたものが従来一
般に使用されてきたが、これよりも抵抗変化率が数倍も
大きな巨大磁気抵抗(GMR:Giant Magneto Resistive)効
果を用いたものも開発されている。本明細書では、これ
ら AMR素子および GMR素子などの磁気抵抗効果を示す素
子を総称して磁気抵抗再生素子またはMR再生素子と称す
ることにする。
の向上に伴い、薄膜磁気ヘッドについてもその性能向上
が求められている。薄膜磁気ヘッドは、書き込みを目的
とする記録ヘッドと読み出しを目的とする再生ヘッドを
積層した構造になっているが、再生ヘッドの性能向上に
関しては、磁気抵抗素子が広く用いられている。このよ
うな磁気抵抗素子としては、異方性磁気抵抗(AMR:Anis
otropic Magneto Resistive)効果を用いたものが従来一
般に使用されてきたが、これよりも抵抗変化率が数倍も
大きな巨大磁気抵抗(GMR:Giant Magneto Resistive)効
果を用いたものも開発されている。本明細書では、これ
ら AMR素子および GMR素子などの磁気抵抗効果を示す素
子を総称して磁気抵抗再生素子またはMR再生素子と称す
ることにする。
【0003】AMR素子を使用することにより、数ギガビ
ット/インチ2 の面記録密度を実現することができ、ま
た GMR素子を使用することにより、さらに面記録密度を
上げることができる。このように面記録密度を高くする
ことによって、10Gバイト以上の大容量のハードディス
ク装置の実現が可能となってきている。このような磁気
抵抗再生素子よりなる再生ヘッドの性能を決定する要因
の一つとして、磁気抵抗再生素子の高さ(MR Height:MR
ハイト) がある。このMRハイトは、端面がエアベアリン
グ面に露出する磁気抵抗再生素子の、エアベアリング面
から測った距離であり、薄膜磁気ヘッドの製造過程にお
いては、エアベアリング面を研磨して形成する際の研磨
量を制御することによって所望のMRハイトを得るように
している。
ット/インチ2 の面記録密度を実現することができ、ま
た GMR素子を使用することにより、さらに面記録密度を
上げることができる。このように面記録密度を高くする
ことによって、10Gバイト以上の大容量のハードディス
ク装置の実現が可能となってきている。このような磁気
抵抗再生素子よりなる再生ヘッドの性能を決定する要因
の一つとして、磁気抵抗再生素子の高さ(MR Height:MR
ハイト) がある。このMRハイトは、端面がエアベアリン
グ面に露出する磁気抵抗再生素子の、エアベアリング面
から測った距離であり、薄膜磁気ヘッドの製造過程にお
いては、エアベアリング面を研磨して形成する際の研磨
量を制御することによって所望のMRハイトを得るように
している。
【0004】一方、再生ヘッドの性能向上に伴って、記
録ヘッドの性能向上も求められている。面記録密度を上
げるには、磁気記録媒体におけるトラック密度を上げる
必要がある。このためには、エアベアリング面における
ライトギャップ(write gap)の幅を数ミクロンからサブ
ミクロンオーダーまで狭くする必要があり、これを達成
するために半導体加工技術が利用されている。
録ヘッドの性能向上も求められている。面記録密度を上
げるには、磁気記録媒体におけるトラック密度を上げる
必要がある。このためには、エアベアリング面における
ライトギャップ(write gap)の幅を数ミクロンからサブ
ミクロンオーダーまで狭くする必要があり、これを達成
するために半導体加工技術が利用されている。
【0005】書込用薄膜磁気ヘッドの性能を決定する要
因の一つとして、スロートハイト(Throat Height : T
H) がある。このスロートハイトは、エアベアリング面
から薄膜コイルを電気的に分離する絶縁層のエッジまで
の磁極部分の距離であり、この距離をできるだけ短くす
ることが望まれている。このスロートハイトの縮小化も
また、エアベアリング面からの研磨量で決定される。従
って、薄膜磁気記録ヘッドの性能を向上させるために
は、記録ヘッドおよび再生ヘッドをバランス良く形成す
ることが重要である。
因の一つとして、スロートハイト(Throat Height : T
H) がある。このスロートハイトは、エアベアリング面
から薄膜コイルを電気的に分離する絶縁層のエッジまで
の磁極部分の距離であり、この距離をできるだけ短くす
ることが望まれている。このスロートハイトの縮小化も
また、エアベアリング面からの研磨量で決定される。従
って、薄膜磁気記録ヘッドの性能を向上させるために
は、記録ヘッドおよび再生ヘッドをバランス良く形成す
ることが重要である。
【0006】図1〜9に、従来の標準的な薄膜磁気ヘッ
ドの製造要領を工程順に示し、各図において (a)は薄膜
磁気ヘッド全体の断面図、 (b)は磁極部分の断面図であ
る。また図10〜12はそれぞれ、完成した従来の薄膜磁気
ヘッド全体の断面図、磁極部分の断面図および薄膜磁気
ヘッド全体の平面図である。なおこの例で、薄膜磁気ヘ
ッドは、誘導型の書込用薄膜磁気ヘッドおよび読取用の
MR再生素子を積層した複合型のものである。
ドの製造要領を工程順に示し、各図において (a)は薄膜
磁気ヘッド全体の断面図、 (b)は磁極部分の断面図であ
る。また図10〜12はそれぞれ、完成した従来の薄膜磁気
ヘッド全体の断面図、磁極部分の断面図および薄膜磁気
ヘッド全体の平面図である。なおこの例で、薄膜磁気ヘ
ッドは、誘導型の書込用薄膜磁気ヘッドおよび読取用の
MR再生素子を積層した複合型のものである。
【0007】まず、図1に示すように、例えばアルティ
ック(AlTiC) からなる基体1の上に例えばアルミナ(Al2
O3) からなる絶縁層2を約5〜10μm の厚みに堆積す
る。ついで、図2に示すように、再生ヘッドのMR再生素
子を外部磁界の影響から保護する磁気シールドを構成す
る下部シールド層3を3μm の厚みで形成する。その
後、図3に示すように、絶縁層4として、アルミナを 1
00〜150 nmの厚みでスパッタ堆積させたのち、MR再生素
子を構成する磁気抵抗効果を有する材料よりなる磁気抵
抗層5を数十nmの厚みに形成し、高精度のマスクアライ
メントで所望の形状とする。続いて、図4に示すよう
に、再度、絶縁層6を形成して、磁気抵抗層5を絶縁層
4,6内に埋設する。
ック(AlTiC) からなる基体1の上に例えばアルミナ(Al2
O3) からなる絶縁層2を約5〜10μm の厚みに堆積す
る。ついで、図2に示すように、再生ヘッドのMR再生素
子を外部磁界の影響から保護する磁気シールドを構成す
る下部シールド層3を3μm の厚みで形成する。その
後、図3に示すように、絶縁層4として、アルミナを 1
00〜150 nmの厚みでスパッタ堆積させたのち、MR再生素
子を構成する磁気抵抗効果を有する材料よりなる磁気抵
抗層5を数十nmの厚みに形成し、高精度のマスクアライ
メントで所望の形状とする。続いて、図4に示すよう
に、再度、絶縁層6を形成して、磁気抵抗層5を絶縁層
4,6内に埋設する。
【0008】次に、図5に示すように、パーマロイより
なる磁性層7を3μm の膜厚に形成する。この磁性層7
は、上述した下部シールド層3と共にMR再生素子を磁気
遮蔽する上部シールド層の機能を有するだけでなく、書
込用薄膜磁気ヘッドの下部磁性層としての機能をも有す
るものである。ここでは説明の便宜上、この磁性層7を
書込用磁気ヘッドを構成する一方の磁性層であることに
注目して第1の磁性層と称することにする。
なる磁性層7を3μm の膜厚に形成する。この磁性層7
は、上述した下部シールド層3と共にMR再生素子を磁気
遮蔽する上部シールド層の機能を有するだけでなく、書
込用薄膜磁気ヘッドの下部磁性層としての機能をも有す
るものである。ここでは説明の便宜上、この磁性層7を
書込用磁気ヘッドを構成する一方の磁性層であることに
注目して第1の磁性層と称することにする。
【0009】ついで、第1の磁性層7の上に、非磁性材
料、例えばアルミナよりなるライトギャップ層8を約20
0 nmの膜厚に形成したのち、例えばパーマロイ(Ni:50
wt%、Fe:50wt%)や窒化鉄(FeN)のような高飽和磁束
密度材料からなる第2の磁性層9を形成し、高精度のマ
スクアライメントで所望の形状とする。所定の形状に成
形された第2の磁性層9は、ポールチップと呼ばれ、こ
の幅Wでトラック幅が規定される。この際、下部ポール
(第1の磁性層)と上部ポール(第3の磁性層)を接続
するためのダミーパターン9′を同時に形成すると、機
械的研磨または化学機械的研磨(Chemical Mechanical
Polishing:CMP)後のスルーホールの開口を容易にでき
る。
料、例えばアルミナよりなるライトギャップ層8を約20
0 nmの膜厚に形成したのち、例えばパーマロイ(Ni:50
wt%、Fe:50wt%)や窒化鉄(FeN)のような高飽和磁束
密度材料からなる第2の磁性層9を形成し、高精度のマ
スクアライメントで所望の形状とする。所定の形状に成
形された第2の磁性層9は、ポールチップと呼ばれ、こ
の幅Wでトラック幅が規定される。この際、下部ポール
(第1の磁性層)と上部ポール(第3の磁性層)を接続
するためのダミーパターン9′を同時に形成すると、機
械的研磨または化学機械的研磨(Chemical Mechanical
Polishing:CMP)後のスルーホールの開口を容易にでき
る。
【0010】そして、実効書込トラック幅の広がりを防
止するため、すなわちデータの書込時に、下部ポールに
おいて磁束が広がるのを防止するために、ポールチップ
9の周囲のギャップ層8と下部ポール(第1の磁性層)
7をイオンミリング等のイオンビームエッチングにてエ
ッチングする。その状態を図5(b) に示したが、この構
造をトリム(Trim)といい、この部分が第1の磁性層の
磁極部分となる。
止するため、すなわちデータの書込時に、下部ポールに
おいて磁束が広がるのを防止するために、ポールチップ
9の周囲のギャップ層8と下部ポール(第1の磁性層)
7をイオンミリング等のイオンビームエッチングにてエ
ッチングする。その状態を図5(b) に示したが、この構
造をトリム(Trim)といい、この部分が第1の磁性層の
磁極部分となる。
【0011】次に、図6に示すように、絶縁層である例
えばアルミナ膜10をおよそ3μm の厚みに形成後、全体
を例えばCMPにて平坦化する。その後、電気絶縁性の
フォトレジスト層11を高精度のマスクアライメントで所
定のパターンに形成したのち、このフォトレジスト層11
の上に、例えば銅よりなる第1層目の薄膜コイル12を形
成する。
えばアルミナ膜10をおよそ3μm の厚みに形成後、全体
を例えばCMPにて平坦化する。その後、電気絶縁性の
フォトレジスト層11を高精度のマスクアライメントで所
定のパターンに形成したのち、このフォトレジスト層11
の上に、例えば銅よりなる第1層目の薄膜コイル12を形
成する。
【0012】続いて、図7に示すように、薄膜コイル12
上に再度、高精度のマスクアライメントにより、絶縁性
のフォトレジスト層13を形成後、表面を平坦にするた
め、例えば 250〜300 ℃の温度で焼成する。
上に再度、高精度のマスクアライメントにより、絶縁性
のフォトレジスト層13を形成後、表面を平坦にするた
め、例えば 250〜300 ℃の温度で焼成する。
【0013】さらに、図8に示すように、このフォトレ
ジスト層13の平坦化表面の上に、第2層目の薄膜コイル
14を形成する。ついで、この第2層目の薄膜コイル14の
上に高精度マスクアライメントでフォトレジスト層15を
形成した後、再度表面を平坦化するために、例えば 250
°Cで焼成する。上述したように、フォトレジスト層1
1, 13および15を高精度のマスクアライメントで形成す
る理由は、フォトレジスト層の磁極部分側の端縁を基準
位置としてスロートハイトやMRハイトを規定しているた
めである。
ジスト層13の平坦化表面の上に、第2層目の薄膜コイル
14を形成する。ついで、この第2層目の薄膜コイル14の
上に高精度マスクアライメントでフォトレジスト層15を
形成した後、再度表面を平坦化するために、例えば 250
°Cで焼成する。上述したように、フォトレジスト層1
1, 13および15を高精度のマスクアライメントで形成す
る理由は、フォトレジスト層の磁極部分側の端縁を基準
位置としてスロートハイトやMRハイトを規定しているた
めである。
【0014】次に、図9に示すように、第2の磁性層
(ポールチップ)9およびフォトレジスト層11, 13およ
び15の上に、例えばパーマロイよりなる第3の磁性層16
を3μm の厚みで所望のパターンに従って選択的に形成
する。この第3の磁性層16は、磁極部分から離れた後方
位置において、ダミーパターン9′を介して第1の磁性
層7と接触し、第1および第2,3の磁性層によって構
成される閉磁路を薄膜コイル12, 14が通り抜ける構造に
なっている。さらに、第3の磁性層16の露出表面の上に
アルミナよりなるオーバーコート層17を堆積する。
(ポールチップ)9およびフォトレジスト層11, 13およ
び15の上に、例えばパーマロイよりなる第3の磁性層16
を3μm の厚みで所望のパターンに従って選択的に形成
する。この第3の磁性層16は、磁極部分から離れた後方
位置において、ダミーパターン9′を介して第1の磁性
層7と接触し、第1および第2,3の磁性層によって構
成される閉磁路を薄膜コイル12, 14が通り抜ける構造に
なっている。さらに、第3の磁性層16の露出表面の上に
アルミナよりなるオーバーコート層17を堆積する。
【0015】最後に、磁気抵抗層5やギャップ層8を形
成した側面を研磨して、磁気記録媒体と対向するエアベ
アリング面(Air Bearing Surface:ABS)18を形成する。
このエアベアリング面18の形成過程において磁気抵抗層
5も研磨され、MR再生素子19が得られる。このようにし
て上述したスロートハイトTHおよびMRハイトが決定され
る。その様子を図10に示す。実際の薄膜磁気ヘッドにお
いては、薄膜コイル12, 14およびMR再生素子19に対する
電気的接続を行なうためのパッドが形成されているが、
図示は省略してある。
成した側面を研磨して、磁気記録媒体と対向するエアベ
アリング面(Air Bearing Surface:ABS)18を形成する。
このエアベアリング面18の形成過程において磁気抵抗層
5も研磨され、MR再生素子19が得られる。このようにし
て上述したスロートハイトTHおよびMRハイトが決定され
る。その様子を図10に示す。実際の薄膜磁気ヘッドにお
いては、薄膜コイル12, 14およびMR再生素子19に対する
電気的接続を行なうためのパッドが形成されているが、
図示は省略してある。
【0016】図10に示したように、薄膜コイル12, 14を
絶縁分離するフォトレジスト層11,13, 15の側面の角部
を結ぶ線分Sと第3の磁性層16の上面とのなす角度θ
(ApexAngle :アペックスアングル) も、上述したスロ
ートハイトTHおよびMRハイトと共に、薄膜磁気ヘッドの
性能を決定する重要なファクタとなっている。
絶縁分離するフォトレジスト層11,13, 15の側面の角部
を結ぶ線分Sと第3の磁性層16の上面とのなす角度θ
(ApexAngle :アペックスアングル) も、上述したスロ
ートハイトTHおよびMRハイトと共に、薄膜磁気ヘッドの
性能を決定する重要なファクタとなっている。
【0017】また、図12に平面で示すように、第2の磁
性層9および第3の磁性層16の磁極部分20の幅Wは狭く
なっており、この幅によって磁気記録媒体に記録される
トラックの幅が規定されるので、高い面記録密度を実現
するためには、この幅Wをできるだけ狭くする必要があ
る。なお、この図では、図面を簡単にするため、薄膜コ
イル12, 14は同心円状に示してある。
性層9および第3の磁性層16の磁極部分20の幅Wは狭く
なっており、この幅によって磁気記録媒体に記録される
トラックの幅が規定されるので、高い面記録密度を実現
するためには、この幅Wをできるだけ狭くする必要があ
る。なお、この図では、図面を簡単にするため、薄膜コ
イル12, 14は同心円状に示してある。
【0018】さて、従来、薄膜磁気ヘッドの形成におい
て、とくに問題となっていたのは、コイル形成後、フォ
トレジスト絶縁層でカバーされた山状に盛り上がったコ
イル部とくにその傾斜部(Apex)に沿って形成される上
部ポール(ヨークポール)の微細形成の難しさである。
すなわち、従来は、上部ポールを形成する際、約7〜10
μm の高さの山状コイル部の上にパーマロイ等の上部ポ
ール用材料をめっきしたのち、フォトレジストを3〜4
μm の厚みで塗布し、その後フォトリソグラフィー技術
を利用して所定のパターン形成を行っていた。
て、とくに問題となっていたのは、コイル形成後、フォ
トレジスト絶縁層でカバーされた山状に盛り上がったコ
イル部とくにその傾斜部(Apex)に沿って形成される上
部ポール(ヨークポール)の微細形成の難しさである。
すなわち、従来は、上部ポールを形成する際、約7〜10
μm の高さの山状コイル部の上にパーマロイ等の上部ポ
ール用材料をめっきしたのち、フォトレジストを3〜4
μm の厚みで塗布し、その後フォトリソグラフィー技術
を利用して所定のパターン形成を行っていた。
【0019】ここに、山状コイル部の上のレジストでパ
ターニングされるレジスト膜厚として、最低3μm が必
要であるとすると、傾斜部の下方には8〜10μm 程度の
厚みのフォトレジストが塗布されることになる。一方、
このような10μm 程度の高低差がある山状コイル部の表
面および平坦面上に形成されたライトギャップ層の上に
形成される上部ポールは、フォトレジスト絶縁層(例え
ば図7の11, 13)のエッジ近傍に記録ヘッドの狭トラッ
クを形成する必要があるため、上部ポールをおよそ1μ
m 幅にパターン形成する必要がある。従って、8〜10μ
m の厚みのフォトレジスト膜で、1μm 幅のパターンを
形成する必要が生じる。
ターニングされるレジスト膜厚として、最低3μm が必
要であるとすると、傾斜部の下方には8〜10μm 程度の
厚みのフォトレジストが塗布されることになる。一方、
このような10μm 程度の高低差がある山状コイル部の表
面および平坦面上に形成されたライトギャップ層の上に
形成される上部ポールは、フォトレジスト絶縁層(例え
ば図7の11, 13)のエッジ近傍に記録ヘッドの狭トラッ
クを形成する必要があるため、上部ポールをおよそ1μ
m 幅にパターン形成する必要がある。従って、8〜10μ
m の厚みのフォトレジスト膜で、1μm 幅のパターンを
形成する必要が生じる。
【0020】しかしながら、8〜10μm のように厚いフ
ォトレジスト膜で、1μm 幅程度の狭幅パターンを形成
しようとしても、フォトリソグラフィーの露光時に光の
反射によるパターンくずれ等が発生したり、レジスト厚
みが厚いことに起因して解像度の低下が余儀なくされる
ため、正確に狭トラック形成のトップポールをパターニ
ング形成することは極めて難しかったのである。
ォトレジスト膜で、1μm 幅程度の狭幅パターンを形成
しようとしても、フォトリソグラフィーの露光時に光の
反射によるパターンくずれ等が発生したり、レジスト厚
みが厚いことに起因して解像度の低下が余儀なくされる
ため、正確に狭トラック形成のトップポールをパターニ
ング形成することは極めて難しかったのである。
【0021】そこで、前掲した従来例にも示したとお
り、記録ヘッドの狭トラック幅形成が可能なポールチッ
プでデーターの書き込みを行うものとして、かかるポー
ルチップを形成後、このポールチップに上部ポールを接
続する方式とすることにより、換言すると、トラック幅
を決めるポールチップと磁束を誘導する上部ポールとに
2分割した構造とすることにより、上記の問題が有利に
改善されたのである。
り、記録ヘッドの狭トラック幅形成が可能なポールチッ
プでデーターの書き込みを行うものとして、かかるポー
ルチップを形成後、このポールチップに上部ポールを接
続する方式とすることにより、換言すると、トラック幅
を決めるポールチップと磁束を誘導する上部ポールとに
2分割した構造とすることにより、上記の問題が有利に
改善されたのである。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにして形成された薄膜磁気ヘッド、特に記録ヘッド
には、依然として、以下に述べるような問題が残されて
いた。 (1) ポールチップと上部ポールとの接触面積が小さく、
しかも接触部が垂直に接していることもあって、この部
分で磁束が飽和し易く、そのため、十分に満足いくほど
の書き込み特性が得られない。 (2) スロートハイトTHやMRハイトは、薄膜コイルを絶縁
分離する絶縁層の磁極部分側の端縁を基準として決定さ
れるが、この絶縁層は通常、フォトレジスト有機絶縁層
で形成されることから、熱に弱い。このため、薄膜コイ
ルの形成時に付加される 250℃程度の熱処理によって溶
融し、絶縁層のパターン寸法が変動して、スロートハイ
トTHやMRハイトの寸法が所望の設計値からずれるおそれ
がある。 (3) ポールチップと上部ポールとの位置関係が、フォト
リソグラフィー時のアライメントで決定されるため、エ
アベアリング面から見て片側に大きく位置ずれする場合
があるが、この場合には上部ポールでもデーターの書き
込みを行うケースが生じ、実効トラック幅が広くなるた
め、ハードディスク板で本来データー記録すべきところ
以外のところにも書き込んでしまうという不具合が発生
する。
ようにして形成された薄膜磁気ヘッド、特に記録ヘッド
には、依然として、以下に述べるような問題が残されて
いた。 (1) ポールチップと上部ポールとの接触面積が小さく、
しかも接触部が垂直に接していることもあって、この部
分で磁束が飽和し易く、そのため、十分に満足いくほど
の書き込み特性が得られない。 (2) スロートハイトTHやMRハイトは、薄膜コイルを絶縁
分離する絶縁層の磁極部分側の端縁を基準として決定さ
れるが、この絶縁層は通常、フォトレジスト有機絶縁層
で形成されることから、熱に弱い。このため、薄膜コイ
ルの形成時に付加される 250℃程度の熱処理によって溶
融し、絶縁層のパターン寸法が変動して、スロートハイ
トTHやMRハイトの寸法が所望の設計値からずれるおそれ
がある。 (3) ポールチップと上部ポールとの位置関係が、フォト
リソグラフィー時のアライメントで決定されるため、エ
アベアリング面から見て片側に大きく位置ずれする場合
があるが、この場合には上部ポールでもデーターの書き
込みを行うケースが生じ、実効トラック幅が広くなるた
め、ハードディスク板で本来データー記録すべきところ
以外のところにも書き込んでしまうという不具合が発生
する。
【0023】本発明は、上記の問題を有利に解決するも
ので、ポールチップと上部ポールの接触面積を効果的に
拡大して、従来懸念された磁極部分での磁束の飽和を完
全に解消した薄膜磁気ヘッドを、その有利な製造方法と
共に提案することを目的とする。また、本発明の他の目
的は、エアベアリング面に対する位置の基準となる絶縁
層のパターン寸法が、薄膜コイル形成時に付加される 2
50℃程度の熱処理によっても溶融せず、従って所望の設
計値どおりのスロートハイトTHおよびMRハイトを安定し
て得ることができる薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法
を提案することである。さらに、本発明の他の目的は、
実効トラック幅の拡大や歩留りの低下等も併せて解消し
た薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法を提案することで
ある。
ので、ポールチップと上部ポールの接触面積を効果的に
拡大して、従来懸念された磁極部分での磁束の飽和を完
全に解消した薄膜磁気ヘッドを、その有利な製造方法と
共に提案することを目的とする。また、本発明の他の目
的は、エアベアリング面に対する位置の基準となる絶縁
層のパターン寸法が、薄膜コイル形成時に付加される 2
50℃程度の熱処理によっても溶融せず、従って所望の設
計値どおりのスロートハイトTHおよびMRハイトを安定し
て得ることができる薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法
を提案することである。さらに、本発明の他の目的は、
実効トラック幅の拡大や歩留りの低下等も併せて解消し
た薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法を提案することで
ある。
【0024】すなわち、本発明の要旨構成は次のとおり
である。 1.磁極部分を有する第1の磁性層と、磁気記録媒体と
対向し、記録トラックの幅を規定する幅を有する磁極部
分を有し、この磁極部分の端面が上記第1の磁性層の磁
極部分の端面と共にエアベアリング面を構成する第2の
磁性層と、この第2の磁性層に、上記第1の磁性層側と
は反対側で接触し、エアベアリング面から離れた後方位
置において第1の磁性層と磁気的に連結された第3の磁
性層と、少なくとも上記エアベアリング面において第1
の磁性層の磁極部分と第2の磁性層の磁極部分との間に
介挿された非磁性材料よりなるギャップ層と、上記エア
ベアリング面において磁気記録媒体に対する書込用の磁
束を発生させるように上記第1の磁性層と第2および第
3の磁性層との間に絶縁層を介して配設された部分を有
する薄膜コイルと、上記第1,第2および第3の磁性
層、ギャップ層、絶縁層および薄膜コイルを支持する基
体とをそなえる薄膜磁気ヘッドであって、上記第2の磁
性層を、磁極部分だけでなく、磁極部分よりも後方の領
域まで延在させ、少なくともこの延在させた領域で第3
の磁性層と接触させることを特徴とする薄膜磁気ヘッ
ド。
である。 1.磁極部分を有する第1の磁性層と、磁気記録媒体と
対向し、記録トラックの幅を規定する幅を有する磁極部
分を有し、この磁極部分の端面が上記第1の磁性層の磁
極部分の端面と共にエアベアリング面を構成する第2の
磁性層と、この第2の磁性層に、上記第1の磁性層側と
は反対側で接触し、エアベアリング面から離れた後方位
置において第1の磁性層と磁気的に連結された第3の磁
性層と、少なくとも上記エアベアリング面において第1
の磁性層の磁極部分と第2の磁性層の磁極部分との間に
介挿された非磁性材料よりなるギャップ層と、上記エア
ベアリング面において磁気記録媒体に対する書込用の磁
束を発生させるように上記第1の磁性層と第2および第
3の磁性層との間に絶縁層を介して配設された部分を有
する薄膜コイルと、上記第1,第2および第3の磁性
層、ギャップ層、絶縁層および薄膜コイルを支持する基
体とをそなえる薄膜磁気ヘッドであって、上記第2の磁
性層を、磁極部分だけでなく、磁極部分よりも後方の領
域まで延在させ、少なくともこの延在させた領域で第3
の磁性層と接触させることを特徴とする薄膜磁気ヘッ
ド。
【0025】2.前記第2の磁性層の幅が、磁極部分よ
りも後方の領域で広がっていることを特徴とする上記1
記載の薄膜磁気ヘッド。
りも後方の領域で広がっていることを特徴とする上記1
記載の薄膜磁気ヘッド。
【0026】3.前記磁極部分よりも後方の領域におけ
る第2の磁性層の幅広がり角度が40〜180 °であること
を特徴とする上記2記載の薄膜磁気ヘッド。
る第2の磁性層の幅広がり角度が40〜180 °であること
を特徴とする上記2記載の薄膜磁気ヘッド。
【0027】4.前記第2の磁性層が、高飽和磁束密度
材料からなることを特徴とする上記1〜3のいずれかに
記載の薄膜磁気ヘッド。
材料からなることを特徴とする上記1〜3のいずれかに
記載の薄膜磁気ヘッド。
【0028】5.前記第3の磁性層の先端部をエアベア
リング面から後退させ、この第3の磁性層と第2の磁性
層との接触部がエアベアリング面に露出しないようにし
たことを特徴とする上記1〜4のいずれかに記載の薄膜
磁気ヘッド。
リング面から後退させ、この第3の磁性層と第2の磁性
層との接触部がエアベアリング面に露出しないようにし
たことを特徴とする上記1〜4のいずれかに記載の薄膜
磁気ヘッド。
【0029】6.前記第1の磁性層上に、磁極部分側の
端縁が、エアベアリング面に対する基準位置となる絶縁
層を設け、この絶縁層の表面を、さらに上記ギャップ層
を形成する非磁性薄膜層で被覆したことを特徴とする上
記1〜5のいずれかに記載の薄膜磁気ヘッド。
端縁が、エアベアリング面に対する基準位置となる絶縁
層を設け、この絶縁層の表面を、さらに上記ギャップ層
を形成する非磁性薄膜層で被覆したことを特徴とする上
記1〜5のいずれかに記載の薄膜磁気ヘッド。
【0030】7.前記基体と第1の磁性層との間に、電
気的に絶縁されると共に磁気的に遮蔽された読取用の磁
気抵抗再生素子を、その端面が上記エアベアリング面に
露出するように配設して複合型薄膜磁気ヘッドとして構
成したことを特徴とする上記1〜6のいずれかに記載の
薄膜磁気ヘッド。
気的に絶縁されると共に磁気的に遮蔽された読取用の磁
気抵抗再生素子を、その端面が上記エアベアリング面に
露出するように配設して複合型薄膜磁気ヘッドとして構
成したことを特徴とする上記1〜6のいずれかに記載の
薄膜磁気ヘッド。
【0031】8.薄膜磁気ヘッドを製造する方法であっ
て、磁極部分を有する第1の磁性層を基体によって支持
されるように形成する工程と、上記第1の磁性層の少な
くとも磁極部分の上に非磁性材料よりなるギャップ層を
形成する前または後に、磁極部分側の端縁がエアベアリ
ング面に対する基準位置となる絶縁層を形成する工程
と、上記ギャップ層および絶縁層の上に、磁極部分およ
びそれよりも後方の領域にわたって第2の磁性層を形成
する工程と、上記絶縁層の上に、互いに電気的に分離さ
れた状態で薄膜コイルを形成する工程と、上記第2の磁
性層と、その少なくとも磁極部分よりも後方の領域で接
触すると共に、上記第1の磁性層と、上記エアベアリン
グ面から離れた後方位置において接触する第3の磁性層
を形成する工程と、上記基体、第1および第2の磁性層
の磁極部分およびこれらによって挟まれたギャップ層を
研磨して磁気記録媒体と対向するエアベアリング面を形
成する工程とを含むことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの
製造方法。
て、磁極部分を有する第1の磁性層を基体によって支持
されるように形成する工程と、上記第1の磁性層の少な
くとも磁極部分の上に非磁性材料よりなるギャップ層を
形成する前または後に、磁極部分側の端縁がエアベアリ
ング面に対する基準位置となる絶縁層を形成する工程
と、上記ギャップ層および絶縁層の上に、磁極部分およ
びそれよりも後方の領域にわたって第2の磁性層を形成
する工程と、上記絶縁層の上に、互いに電気的に分離さ
れた状態で薄膜コイルを形成する工程と、上記第2の磁
性層と、その少なくとも磁極部分よりも後方の領域で接
触すると共に、上記第1の磁性層と、上記エアベアリン
グ面から離れた後方位置において接触する第3の磁性層
を形成する工程と、上記基体、第1および第2の磁性層
の磁極部分およびこれらによって挟まれたギャップ層を
研磨して磁気記録媒体と対向するエアベアリング面を形
成する工程とを含むことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの
製造方法。
【0032】9.前記第2の磁性層を形成するに際し、
磁極部分よりも後方領域の磁性層の幅を、40〜180 °の
範囲内の角度を以て拡大させることを特徴とする上記8
記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
磁極部分よりも後方領域の磁性層の幅を、40〜180 °の
範囲内の角度を以て拡大させることを特徴とする上記8
記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
【0033】10.前記第1の磁性層の少なくとも磁極
部分の上に非磁性材料よりなるギャップ層を形成する前
に、磁極部分側の端縁がエアベアリング面に対する基準
位置となる絶縁層を形成し、ついでギャップ層を形成す
るに際し、上記絶縁層を、ギャップ層を形成する非磁性
薄膜層で覆うことを特徴とする上記8または9記載の薄
膜磁気ヘッドの製造方法。
部分の上に非磁性材料よりなるギャップ層を形成する前
に、磁極部分側の端縁がエアベアリング面に対する基準
位置となる絶縁層を形成し、ついでギャップ層を形成す
るに際し、上記絶縁層を、ギャップ層を形成する非磁性
薄膜層で覆うことを特徴とする上記8または9記載の薄
膜磁気ヘッドの製造方法。
【0034】11.前記基体と第1の磁性層との間に、
電気的に絶縁されるとともに磁気的に遮蔽された読取用
の磁気抵抗再生素子を形成して複合型薄膜磁気ヘッドを
構成することを特徴とする上記8〜10のいずれかに記
載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
電気的に絶縁されるとともに磁気的に遮蔽された読取用
の磁気抵抗再生素子を形成して複合型薄膜磁気ヘッドを
構成することを特徴とする上記8〜10のいずれかに記
載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
【0035】12.前記基体上に磁気遮蔽を行う第1の
シールド層を形成し、その上に絶縁層中に埋設させて磁
気抵抗材料膜を形成した後、第2のシールド層を兼ねた
前記第1の磁性層を形成し、前記エアベアリング面を形
成するための研磨工程において、前記第1のシールド層
を研磨すると共に上記磁気抵抗材料膜をも研磨して端面
がエアベアリング面に露出する磁気抵抗再生素子を形成
することを特徴とする上記11に記載の薄膜磁気ヘッド
の製造方法。
シールド層を形成し、その上に絶縁層中に埋設させて磁
気抵抗材料膜を形成した後、第2のシールド層を兼ねた
前記第1の磁性層を形成し、前記エアベアリング面を形
成するための研磨工程において、前記第1のシールド層
を研磨すると共に上記磁気抵抗材料膜をも研磨して端面
がエアベアリング面に露出する磁気抵抗再生素子を形成
することを特徴とする上記11に記載の薄膜磁気ヘッド
の製造方法。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づき具体
的に説明する。図13〜25に、本発明に従う薄膜磁気ヘッ
ドの製造要領を工程順に示し、また図26, 27には、完成
した本発明の薄膜磁気ヘッドを縦断面および平面でそれ
ぞれ示す。なお、各工程図において、(a) は薄膜磁気ヘ
ッド全体の断面図、 (b)は磁極部分の断面図である。ま
た、この薄膜磁気ヘッドは、誘導型の書込用薄膜磁気ヘ
ッドおよび読取用のMR再生素子を積層した複合型であ
る。
的に説明する。図13〜25に、本発明に従う薄膜磁気ヘッ
ドの製造要領を工程順に示し、また図26, 27には、完成
した本発明の薄膜磁気ヘッドを縦断面および平面でそれ
ぞれ示す。なお、各工程図において、(a) は薄膜磁気ヘ
ッド全体の断面図、 (b)は磁極部分の断面図である。ま
た、この薄膜磁気ヘッドは、誘導型の書込用薄膜磁気ヘ
ッドおよび読取用のMR再生素子を積層した複合型であ
る。
【0037】まず、図13に示すように、基体21上に例え
ばアルミナ(Al2O3) からなる絶縁層22を約3〜5μm の
厚みに堆積する。ついで、図14に示すように、下部シー
ルド層23を形成するために、アルミナ絶縁層22の上にフ
ォトレジスト膜をマスクとしてスパッタリング法により
パーマロイを約3μm の厚みで選択的に形成する。
ばアルミナ(Al2O3) からなる絶縁層22を約3〜5μm の
厚みに堆積する。ついで、図14に示すように、下部シー
ルド層23を形成するために、アルミナ絶縁層22の上にフ
ォトレジスト膜をマスクとしてスパッタリング法により
パーマロイを約3μm の厚みで選択的に形成する。
【0038】次に、図15に示すように、約4〜6μm の
厚さでアルミナの絶縁層24′を形成し、例えばCMPで
平坦化したのち、図16に示すように、絶縁層24として、
アルミナを 100〜200 nmの厚みでスパッタ堆積させ、つ
いでMR再生素子を構成する磁気抵抗層25を数十nmの厚み
に形成し、高精度のマスクアライメントで所望の形状と
した後、再度、絶縁層26を形成して、磁気抵抗層25を絶
縁層24, 26内に埋設する。ついで、約3〜4μm の厚さ
で第1の磁性層27を選択的に形成する。その後、段差を
なくすために、表面全体にアルミナ層を5〜6μm 厚み
に形成した後、CMPにて第1の磁性層27の表面を露出
させると共に、表面全体を平坦化する(図示省略)。
厚さでアルミナの絶縁層24′を形成し、例えばCMPで
平坦化したのち、図16に示すように、絶縁層24として、
アルミナを 100〜200 nmの厚みでスパッタ堆積させ、つ
いでMR再生素子を構成する磁気抵抗層25を数十nmの厚み
に形成し、高精度のマスクアライメントで所望の形状と
した後、再度、絶縁層26を形成して、磁気抵抗層25を絶
縁層24, 26内に埋設する。ついで、約3〜4μm の厚さ
で第1の磁性層27を選択的に形成する。その後、段差を
なくすために、表面全体にアルミナ層を5〜6μm 厚み
に形成した後、CMPにて第1の磁性層27の表面を露出
させると共に、表面全体を平坦化する(図示省略)。
【0039】次に、図17に示すように、スロートハイト
THやアペックスアングル(Apex Angle)を決定するた
め、フォトレジストにて絶縁層28′を厚さ2〜3μm に
形成したのち、図18に示すように、アルミナからなるラ
イトギャップ絶縁層28を 100〜300 nm厚みに形成する。
なお、この例では、磁極部分側の端縁が、スロートハイ
トTHやアペックスアングルを決定する基準位置となるフ
ォトレジスト絶縁層28′を形成したのちに、ライトギャ
ップ絶縁層28を形成する場合について示したが、これら
の形成順序は逆、すなわちライトギャップ絶縁層28を形
成したのち、フォトレジスト絶縁層28′を形成するよう
にしても良い。
THやアペックスアングル(Apex Angle)を決定するた
め、フォトレジストにて絶縁層28′を厚さ2〜3μm に
形成したのち、図18に示すように、アルミナからなるラ
イトギャップ絶縁層28を 100〜300 nm厚みに形成する。
なお、この例では、磁極部分側の端縁が、スロートハイ
トTHやアペックスアングルを決定する基準位置となるフ
ォトレジスト絶縁層28′を形成したのちに、ライトギャ
ップ絶縁層28を形成する場合について示したが、これら
の形成順序は逆、すなわちライトギャップ絶縁層28を形
成したのち、フォトレジスト絶縁層28′を形成するよう
にしても良い。
【0040】しかしながら、フォトレジスト絶縁層28′
を形成したのちライトギャップ絶縁層28を形成して、フ
ォトレジスト層28′の表面をアルミナ絶縁層28で覆うよ
うにすると、以下の利点がある。すなわち、スロートハ
イトTHは、フォトレジスト絶縁層28′の磁極部分側の端
縁とエアベアリング面との間の距離として定義される
が、実際の製造過程においては、絶縁層28′の端縁の位
置は見えないので、この端縁が所望の位置に形成されて
いるものとし、この端縁を基準位置として所望のスロー
トハイトTHが得られるようにエアベアリング面を研磨し
ている。一方、その後に薄膜コイルを形成する際には、
250℃程度の熱処理が施されるが、この加熱によって絶
縁層を構成するフォトレジスト層28′が溶融し、絶縁層
のパターンの寸法が変動する。これによってフォトレジ
スト絶縁層28′の上述した端縁位置も変動することにな
り、その結果としてこの端縁を基準位置として形成され
る磁極部分の長さであるスロートハイトTHの寸法も所望
の設計値からずれてしまうおそれがある。
を形成したのちライトギャップ絶縁層28を形成して、フ
ォトレジスト層28′の表面をアルミナ絶縁層28で覆うよ
うにすると、以下の利点がある。すなわち、スロートハ
イトTHは、フォトレジスト絶縁層28′の磁極部分側の端
縁とエアベアリング面との間の距離として定義される
が、実際の製造過程においては、絶縁層28′の端縁の位
置は見えないので、この端縁が所望の位置に形成されて
いるものとし、この端縁を基準位置として所望のスロー
トハイトTHが得られるようにエアベアリング面を研磨し
ている。一方、その後に薄膜コイルを形成する際には、
250℃程度の熱処理が施されるが、この加熱によって絶
縁層を構成するフォトレジスト層28′が溶融し、絶縁層
のパターンの寸法が変動する。これによってフォトレジ
スト絶縁層28′の上述した端縁位置も変動することにな
り、その結果としてこの端縁を基準位置として形成され
る磁極部分の長さであるスロートハイトTHの寸法も所望
の設計値からずれてしまうおそれがある。
【0041】また、エアベアリング面からの磁気抵抗再
生素子の高さとして定義されるMRハイトも、上述したス
ロートハイトTHと同様、エアベアリング面を研磨する際
の研磨量によって決められるが、この研磨もフォトレジ
スト絶縁層28′の磁極部分側の端縁を基準位置として行
われるので、この絶縁層の端縁位置が熱処理によって変
動すると、MRハイトも変動することになり、設計値通り
に製造することができなくなる。さらに、フォトレジス
ト層28′および後述する薄膜コイルを絶縁分離する絶縁
層を構成するフォトレジスト層33,35が溶融すると、こ
れらの絶縁層の側面の傾斜角度によって規定されるアペ
ックスアングルθも変動するおそれが生じる。このアペ
ックスアングルθも薄膜磁気ヘッドの特性に影響し、そ
の変動によって特性が不良となることがしばしばある。
生素子の高さとして定義されるMRハイトも、上述したス
ロートハイトTHと同様、エアベアリング面を研磨する際
の研磨量によって決められるが、この研磨もフォトレジ
スト絶縁層28′の磁極部分側の端縁を基準位置として行
われるので、この絶縁層の端縁位置が熱処理によって変
動すると、MRハイトも変動することになり、設計値通り
に製造することができなくなる。さらに、フォトレジス
ト層28′および後述する薄膜コイルを絶縁分離する絶縁
層を構成するフォトレジスト層33,35が溶融すると、こ
れらの絶縁層の側面の傾斜角度によって規定されるアペ
ックスアングルθも変動するおそれが生じる。このアペ
ックスアングルθも薄膜磁気ヘッドの特性に影響し、そ
の変動によって特性が不良となることがしばしばある。
【0042】従って、薄膜コイルを形成する際に付加さ
れる 250℃程度の熱処理によっても絶縁層を構成するフ
ォトレジスト層28′の端縁が変動しないようにすること
が重要なわけであるが、この点、図18に示したように、
フォトレジスト絶縁層28′を形成したのち、ライトギャ
ップのアルミナ絶縁層28を形成し、このフォトレジスト
絶縁層28′をアルミナ絶縁層28で覆うようにすると、上
記のような熱処理によってもフォトレジスト絶縁層28′
の端縁位置は変動しなくなるので、スロートハイトTHは
勿論、MRハイトやアペックスアングルθの所望設計値か
らのずれを効果的に抑制することができるのである。
れる 250℃程度の熱処理によっても絶縁層を構成するフ
ォトレジスト層28′の端縁が変動しないようにすること
が重要なわけであるが、この点、図18に示したように、
フォトレジスト絶縁層28′を形成したのち、ライトギャ
ップのアルミナ絶縁層28を形成し、このフォトレジスト
絶縁層28′をアルミナ絶縁層28で覆うようにすると、上
記のような熱処理によってもフォトレジスト絶縁層28′
の端縁位置は変動しなくなるので、スロートハイトTHは
勿論、MRハイトやアペックスアングルθの所望設計値か
らのずれを効果的に抑制することができるのである。
【0043】ついで、図18に示すように、書き込みトラ
ック幅Wを決定する第2の磁性層(ポールチップ)29を
約1〜4μm の厚さで選択的に形成する。その後、ポー
ルチップ周辺のライトギャップを選択的に開口し、露出
した第1の磁性層27を例えばイオンミリングでエッチン
グして、磁極部分を形成する。なお、本発明において、
磁極部分とは、図18にHで示したように、フォトレジス
ト絶縁層28′の端縁から積層体の端面までの、第1の磁
性層27とライトギャップ28と第2の磁性層(ポールチッ
プ)29とが幅Wで接合している領域をいう。従って、製
品段階において、この端面を研磨してエアベアリング面
を形成した場合には、磁極部分は、フォトレジスト絶縁
層28′の端縁からエアベアリング面までの領域となり、
これはスロートハイトTHに一致する。
ック幅Wを決定する第2の磁性層(ポールチップ)29を
約1〜4μm の厚さで選択的に形成する。その後、ポー
ルチップ周辺のライトギャップを選択的に開口し、露出
した第1の磁性層27を例えばイオンミリングでエッチン
グして、磁極部分を形成する。なお、本発明において、
磁極部分とは、図18にHで示したように、フォトレジス
ト絶縁層28′の端縁から積層体の端面までの、第1の磁
性層27とライトギャップ28と第2の磁性層(ポールチッ
プ)29とが幅Wで接合している領域をいう。従って、製
品段階において、この端面を研磨してエアベアリング面
を形成した場合には、磁極部分は、フォトレジスト絶縁
層28′の端縁からエアベアリング面までの領域となり、
これはスロートハイトTHに一致する。
【0044】さて、本発明では、上記したようなポール
チップの形成に際し、図19に示すように、第2の磁性層
29を、磁極部分30のみならず、それよりも後方の領域に
わたって広範囲に形成することが重要である。というの
は、従来、ポールチップ上に上部ポールを接触させて形
成する際、ポールチップと上部ポールの接触面積が小さ
く、しかも接触部が垂直に接していることから、この部
分で磁束が飽和し易く、そのため、十分に満足いくほど
の書き込み特性が得られなかったのであるが、本発明に
従い、ポールチップと上部ポールとの接触領域を、磁極
部分だけでなく、それよりも後方の領域まで延在させる
ことによって、このような磁束の飽和のおそれを効果的
に解消することができ、その結果、十分に満足いく書き
込み特性を得ることができるようになるからである。こ
こに、接触面積が十分に確保されている場合には、ポー
ルチップと上部ポールの接触領域は、磁極部分よりも後
方の領域のみとしても良い。なお、この明細書におい
て、後方とは、エアベアリング面とは反対の方向を意味
する。
チップの形成に際し、図19に示すように、第2の磁性層
29を、磁極部分30のみならず、それよりも後方の領域に
わたって広範囲に形成することが重要である。というの
は、従来、ポールチップ上に上部ポールを接触させて形
成する際、ポールチップと上部ポールの接触面積が小さ
く、しかも接触部が垂直に接していることから、この部
分で磁束が飽和し易く、そのため、十分に満足いくほど
の書き込み特性が得られなかったのであるが、本発明に
従い、ポールチップと上部ポールとの接触領域を、磁極
部分だけでなく、それよりも後方の領域まで延在させる
ことによって、このような磁束の飽和のおそれを効果的
に解消することができ、その結果、十分に満足いく書き
込み特性を得ることができるようになるからである。こ
こに、接触面積が十分に確保されている場合には、ポー
ルチップと上部ポールの接触領域は、磁極部分よりも後
方の領域のみとしても良い。なお、この明細書におい
て、後方とは、エアベアリング面とは反対の方向を意味
する。
【0045】ここに、磁極部分よりも後方の領域におけ
るポールチップの形状については、特に制限はなく、図
19に示したように、後方に真っ直ぐ延びるような形状で
あっても、また図20に示すように、後方に行くに従って
次第に広がっていくような形状であっても良く、要は、
磁極部分よりも後方の領域においてポールチップと上部
ポールとが接触していれば良いのである。なお、ポール
チップの、磁極部分よりも後方への延在長さhは、リン
グ状絶縁層28の幅を超えない2〜5μm 程度、特に好ま
しくはトップポールの厚み程度とするのが望ましい。ま
た、図20では、磁極部分よりも後方の領域におけるポー
ルチップの幅広がり角度を90°(片側45°づつ)とした
場合について示したが、この幅広がり角度はこれだけに
限るものではなく、後述するように、特に好ましい角度
範囲は40〜180 °である。
るポールチップの形状については、特に制限はなく、図
19に示したように、後方に真っ直ぐ延びるような形状で
あっても、また図20に示すように、後方に行くに従って
次第に広がっていくような形状であっても良く、要は、
磁極部分よりも後方の領域においてポールチップと上部
ポールとが接触していれば良いのである。なお、ポール
チップの、磁極部分よりも後方への延在長さhは、リン
グ状絶縁層28の幅を超えない2〜5μm 程度、特に好ま
しくはトップポールの厚み程度とするのが望ましい。ま
た、図20では、磁極部分よりも後方の領域におけるポー
ルチップの幅広がり角度を90°(片側45°づつ)とした
場合について示したが、この幅広がり角度はこれだけに
限るものではなく、後述するように、特に好ましい角度
範囲は40〜180 °である。
【0046】このように、ポールチップの後端が、図20
に示したようにロート状に広がっていると、上述したよ
うに磁束の飽和が生じないだけではなく、後端部を大き
くすることによって、フォトリソグラフィーによる正確
なパターンエッジがコントロールできるため、スロート
ハイトTHのより一層正確なコントロールが可能となる。
に示したようにロート状に広がっていると、上述したよ
うに磁束の飽和が生じないだけではなく、後端部を大き
くすることによって、フォトリソグラフィーによる正確
なパターンエッジがコントロールできるため、スロート
ハイトTHのより一層正確なコントロールが可能となる。
【0047】なお、上記したようなポールチップ29を形
成する際、下部ポール(第1の磁性層)と上部ポール
(第3の磁性層)を接続するためのダミーパターン29′
を同時に形成すると、CMP後のスルーホールの開口が
容易となる。
成する際、下部ポール(第1の磁性層)と上部ポール
(第3の磁性層)を接続するためのダミーパターン29′
を同時に形成すると、CMP後のスルーホールの開口が
容易となる。
【0048】上述のようにして、第2の磁性層29を形成
したのち、図21に示すように、絶縁層である例えばアル
ミナ膜31をおよそ3μm の厚みに形成後、全体を例えば
CMPにて平坦化する。ついで、図22に示すように、こ
の絶縁層31の上に、例えば銅よりなる第1層目の薄膜コ
イル32を形成したのち、高精度のマスクアライメントに
より、絶縁性のフォトレジスト層33を形成し、その後、
表面を平坦にするために、例えば 250℃程度の温度で焼
成する。
したのち、図21に示すように、絶縁層である例えばアル
ミナ膜31をおよそ3μm の厚みに形成後、全体を例えば
CMPにて平坦化する。ついで、図22に示すように、こ
の絶縁層31の上に、例えば銅よりなる第1層目の薄膜コ
イル32を形成したのち、高精度のマスクアライメントに
より、絶縁性のフォトレジスト層33を形成し、その後、
表面を平坦にするために、例えば 250℃程度の温度で焼
成する。
【0049】ついで、図23に示すように、このフォトレ
ジスト層33の平坦化表面の上に、第2層目の薄膜コイル
34を形成したのち、この薄膜コイル34の上に高精度マス
クアライメントでフォトレジスト層35を形成した後、再
度表面を平坦化するために、例えば 250°Cで焼成す
る。
ジスト層33の平坦化表面の上に、第2層目の薄膜コイル
34を形成したのち、この薄膜コイル34の上に高精度マス
クアライメントでフォトレジスト層35を形成した後、再
度表面を平坦化するために、例えば 250°Cで焼成す
る。
【0050】次に、図24に示すように、第2の磁性層
(ポールチップ)29およびフォトレジスト層33および35
の上に、例えばパーマロイよりなる第3の磁性層(上部
ポール)36を3μm の厚みで所望のパターンに従って選
択的に形成する。ここに、第3の磁性層36を形成するに
際しては、図24に示したように、その先端部がエアベア
リング面からスロートハイトTH相当分程度後方(図中に
記号Lで示す)に位置するようなパターンで設けること
が好ましい。
(ポールチップ)29およびフォトレジスト層33および35
の上に、例えばパーマロイよりなる第3の磁性層(上部
ポール)36を3μm の厚みで所望のパターンに従って選
択的に形成する。ここに、第3の磁性層36を形成するに
際しては、図24に示したように、その先端部がエアベア
リング面からスロートハイトTH相当分程度後方(図中に
記号Lで示す)に位置するようなパターンで設けること
が好ましい。
【0051】というのは、前述したとおり、ポールチッ
プと上部ポールの位置関係がエアベアリング面から見て
片側に大きく位置ずれした場合、上部ポールでもデータ
ーの書き込みを行うケースが生じ、実効トラック幅が広
くなる不利が生じるのであるが、第3の磁性層の先端部
をエアベアリング面から後退させて設けておけば、この
ような不具合が生じるおそれがなくなるからである。な
お、従来、上部ポールの先端を、エアベアリング面より
も後方に位置させた場合、ポールチップと上部ポールの
接触面積が減少するため、磁束の飽和を余儀なくされて
いたのであるが、本発明では、磁極部分よりも後方の領
域で両者の接触面積が十分に確保されているので、上部
ポールの先端をエアベアリング面から後退させたとして
も、磁束が飽和するおそれはない。
プと上部ポールの位置関係がエアベアリング面から見て
片側に大きく位置ずれした場合、上部ポールでもデータ
ーの書き込みを行うケースが生じ、実効トラック幅が広
くなる不利が生じるのであるが、第3の磁性層の先端部
をエアベアリング面から後退させて設けておけば、この
ような不具合が生じるおそれがなくなるからである。な
お、従来、上部ポールの先端を、エアベアリング面より
も後方に位置させた場合、ポールチップと上部ポールの
接触面積が減少するため、磁束の飽和を余儀なくされて
いたのであるが、本発明では、磁極部分よりも後方の領
域で両者の接触面積が十分に確保されているので、上部
ポールの先端をエアベアリング面から後退させたとして
も、磁束が飽和するおそれはない。
【0052】また、第3の磁性層36を形成するに際して
は、図20に示したように、第2の磁性層29の形状に沿う
ような形状とすることが望ましい。さらに、図25に示す
ように、第2の磁性層29の幅広がり角度が30〜60°と幾
分小さい場合には、最初は第2の磁性層の形状に沿うよ
うに、第3の磁性層36についても幅広がり角度:30〜60
°で形成し、後半部分については所望の幅広がり角度と
なるように形成するようにしても良い。
は、図20に示したように、第2の磁性層29の形状に沿う
ような形状とすることが望ましい。さらに、図25に示す
ように、第2の磁性層29の幅広がり角度が30〜60°と幾
分小さい場合には、最初は第2の磁性層の形状に沿うよ
うに、第3の磁性層36についても幅広がり角度:30〜60
°で形成し、後半部分については所望の幅広がり角度と
なるように形成するようにしても良い。
【0053】このように、第3の磁性層36の形状を幅広
がり状として、第2の磁性層29を覆うようにすると、ポ
ールチップ29と上部ポール36に位置合わせ誤差が生じた
としても、全体として接触面積の変動は少ないので、磁
束の飽和が生じることはない。なお、この第3の磁性層
36は、磁極部分から離れた後方位置において、ダミーパ
ターン29′を介して第1の磁性層27と接触し、第1およ
び第2,3の磁性層によって構成される閉磁路を薄膜コ
イル32, 34が通り抜ける構造になっている。
がり状として、第2の磁性層29を覆うようにすると、ポ
ールチップ29と上部ポール36に位置合わせ誤差が生じた
としても、全体として接触面積の変動は少ないので、磁
束の飽和が生じることはない。なお、この第3の磁性層
36は、磁極部分から離れた後方位置において、ダミーパ
ターン29′を介して第1の磁性層27と接触し、第1およ
び第2,3の磁性層によって構成される閉磁路を薄膜コ
イル32, 34が通り抜ける構造になっている。
【0054】ついで、図26に示すように、第3の磁性層
36の露出表面の上にアルミナ等からなるオーバーコート
層37を堆積する。最後に、磁気抵抗層25やギャップ層28
を形成した側面を研磨して、磁気記録媒体と対向するエ
アベアリング面38を形成した様子を図27に示す。この
際、フォトレジスト絶縁層28′の磁極部分側の端縁を、
エアベアリング面に対する基準位置とすることにより、
所望設計値どおりに正確にスロートハイトTHやMRハイ
ト、さらにはアペックスアングルθを決定することがで
きる。
36の露出表面の上にアルミナ等からなるオーバーコート
層37を堆積する。最後に、磁気抵抗層25やギャップ層28
を形成した側面を研磨して、磁気記録媒体と対向するエ
アベアリング面38を形成した様子を図27に示す。この
際、フォトレジスト絶縁層28′の磁極部分側の端縁を、
エアベアリング面に対する基準位置とすることにより、
所望設計値どおりに正確にスロートハイトTHやMRハイ
ト、さらにはアペックスアングルθを決定することがで
きる。
【0055】上述した実施例においては、第2の磁性層
29の後方部分およびこれと重なる第3の磁性層36の先端
部分の幅をエアベアリング面から見て徐々に広がるもの
としたが、図28に示すように、第2の磁性層29の磁極部
分と後方部分との繋がり部分が直角となるように形成し
ても良い。この場合には、第2の磁性層29の後方部分の
広がり角度は180 °になると見做すことができる。ま
た、この第2の磁性層29の後方部分と重なる第3の磁性
層36の部分の形状も後方部分の形状に合わせて一定の幅
を有するものとすることができる。
29の後方部分およびこれと重なる第3の磁性層36の先端
部分の幅をエアベアリング面から見て徐々に広がるもの
としたが、図28に示すように、第2の磁性層29の磁極部
分と後方部分との繋がり部分が直角となるように形成し
ても良い。この場合には、第2の磁性層29の後方部分の
広がり角度は180 °になると見做すことができる。ま
た、この第2の磁性層29の後方部分と重なる第3の磁性
層36の部分の形状も後方部分の形状に合わせて一定の幅
を有するものとすることができる。
【0056】図29は、第2の磁性層29の後方部分の広が
り角度αを0 〜270 °の範囲に亘って変化させたときの
オーバーライト特性(曲線A)および実効トラック幅
(曲線B)の変化を示すものである。すなわち、左側の
縦軸にオーバーライト特性をdBの単位で示し、右側の縦
軸に正規化された実効トラック幅を任意の単位で示し
た。一般に、オーバーライト特性は-30dB 以下とするこ
とが要求され、実効トラック幅は、本来得られるべき値
に対して最大10% までの広がりは許容されている。した
がって、曲線AおよびBから、第2の磁性層29の後方部
分の広がり角度αは、40〜180 °の範囲内とするのが好
ましいことが分かる。
り角度αを0 〜270 °の範囲に亘って変化させたときの
オーバーライト特性(曲線A)および実効トラック幅
(曲線B)の変化を示すものである。すなわち、左側の
縦軸にオーバーライト特性をdBの単位で示し、右側の縦
軸に正規化された実効トラック幅を任意の単位で示し
た。一般に、オーバーライト特性は-30dB 以下とするこ
とが要求され、実効トラック幅は、本来得られるべき値
に対して最大10% までの広がりは許容されている。した
がって、曲線AおよびBから、第2の磁性層29の後方部
分の広がり角度αは、40〜180 °の範囲内とするのが好
ましいことが分かる。
【0057】なお、上述した例では、誘導型の書込用磁
気ヘッドとMR再生素子をそなえる読取用磁気ヘッドとを
積層した複合型薄膜磁気ヘッドとして構成したが、誘導
型の書込用薄膜磁気ヘッドとして構成することもでき
る。
気ヘッドとMR再生素子をそなえる読取用磁気ヘッドとを
積層した複合型薄膜磁気ヘッドとして構成したが、誘導
型の書込用薄膜磁気ヘッドとして構成することもでき
る。
【0058】本発明において、第2の磁性層すなわちポ
ールチップ用の材料としては、前述したパーマロイ(N
i:50wt%、Fe:50wt%)や窒化鉄(FeN)の他、Fe−Cr
−Zr系アモルファス合金やFe−C系アモルファス合金等
の高飽和磁束密度材料が有利に適合する。なお、これら
の材料は、2種類以上重ねて使用しても何ら差し支えな
い。また、第1および第3の磁性層用の材料としては、
前述したパーマロイ(Ni:80wt%、Fe:20wt%)の他、
従来公知の各種高飽和磁束密度材料を好適に使用するこ
とができる。さらに、ライトギャップ層用材料として
は、Al2O3, SiO2 等の酸化物や AlN,BN, SiN 等の窒化
物、さらには Au, Cu, NiP等の導電性非磁性材料などが
有利に適合する。なお、上記の図示例では、磁極部分側
の端縁が、エアベアリング面に対する基準位置となる絶
縁層を、フォトレジスト層で形成した場合について主に
説明したが、この絶縁層は、アルミナ層やシリコン酸化
層、シリコン窒化層等で形成しても良い。
ールチップ用の材料としては、前述したパーマロイ(N
i:50wt%、Fe:50wt%)や窒化鉄(FeN)の他、Fe−Cr
−Zr系アモルファス合金やFe−C系アモルファス合金等
の高飽和磁束密度材料が有利に適合する。なお、これら
の材料は、2種類以上重ねて使用しても何ら差し支えな
い。また、第1および第3の磁性層用の材料としては、
前述したパーマロイ(Ni:80wt%、Fe:20wt%)の他、
従来公知の各種高飽和磁束密度材料を好適に使用するこ
とができる。さらに、ライトギャップ層用材料として
は、Al2O3, SiO2 等の酸化物や AlN,BN, SiN 等の窒化
物、さらには Au, Cu, NiP等の導電性非磁性材料などが
有利に適合する。なお、上記の図示例では、磁極部分側
の端縁が、エアベアリング面に対する基準位置となる絶
縁層を、フォトレジスト層で形成した場合について主に
説明したが、この絶縁層は、アルミナ層やシリコン酸化
層、シリコン窒化層等で形成しても良い。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、第2の磁性層(ポール
チップ)と第3の磁性層(上部ポール)を、磁極部分の
みならず、それよりも後方の広い領域で接触させている
ので、コイルで発生させた磁気を途中で飽和させること
なく、書き込みポール領域に有効に到達させることがで
き、従って、十分に満足のいく書き込み特性を得ること
ができる。
チップ)と第3の磁性層(上部ポール)を、磁極部分の
みならず、それよりも後方の広い領域で接触させている
ので、コイルで発生させた磁気を途中で飽和させること
なく、書き込みポール領域に有効に到達させることがで
き、従って、十分に満足のいく書き込み特性を得ること
ができる。
【0060】また、本発明に従い、第1の磁性層上に、
磁極部分側の端縁が、エアベアリング面に対する基準位
置となる絶縁層を設け、この絶縁層をライトギャップア
ルミナ層で覆うようにすれば、薄膜コイル形成時に付加
される熱処理によっても、絶縁層は溶融せず、その端縁
位置が変動することはないので、スロートハイトTH、MR
ハイト、さらにはアペックスアングルθを所望の設計値
どおりに形成することができる。このように、本発明に
よれば、MRハイトとスロートハイトTHとの間に常に所望
の関係が得られるので、記録ヘッドと再生ヘッドのバラ
ンスを最良の状態に保つことができ、その結果、高性能
の複合型薄膜磁気ヘッドを得ることができる。
磁極部分側の端縁が、エアベアリング面に対する基準位
置となる絶縁層を設け、この絶縁層をライトギャップア
ルミナ層で覆うようにすれば、薄膜コイル形成時に付加
される熱処理によっても、絶縁層は溶融せず、その端縁
位置が変動することはないので、スロートハイトTH、MR
ハイト、さらにはアペックスアングルθを所望の設計値
どおりに形成することができる。このように、本発明に
よれば、MRハイトとスロートハイトTHとの間に常に所望
の関係が得られるので、記録ヘッドと再生ヘッドのバラ
ンスを最良の状態に保つことができ、その結果、高性能
の複合型薄膜磁気ヘッドを得ることができる。
【0061】さらに、本発明に従い、第3の磁性層の先
端部をエアベアリング面よりも後退させ、この第3の磁
性層と第2の磁性層との接触部がエアベアリング面に露
出しないようにすることにより、仮にポールチップと上
部ポールの位置関係にエアベアリング面から見て位置ず
れが生じたとしても、上部ポールによって書き込みを行
うような、実効トラック幅の広がりを効果的に防止する
ことができる。
端部をエアベアリング面よりも後退させ、この第3の磁
性層と第2の磁性層との接触部がエアベアリング面に露
出しないようにすることにより、仮にポールチップと上
部ポールの位置関係にエアベアリング面から見て位置ず
れが生じたとしても、上部ポールによって書き込みを行
うような、実効トラック幅の広がりを効果的に防止する
ことができる。
【0062】またさらに、この発明に従い、第2の磁性
層の後端部をロート状に広げることによって、上部ポー
ルとポールチップとの接触面積を大きくとることができ
るので、この部分における磁束の飽和を効果的に防止す
ることができる。加えて、第3の磁性層の形状を幅広が
り状として、第2の磁性層を覆うようにすると、両者の
位置合わせに誤差が生じたとしても全体として接触面積
の変動は少ないので、磁束の飽和を防止することができ
る。
層の後端部をロート状に広げることによって、上部ポー
ルとポールチップとの接触面積を大きくとることができ
るので、この部分における磁束の飽和を効果的に防止す
ることができる。加えて、第3の磁性層の形状を幅広が
り状として、第2の磁性層を覆うようにすると、両者の
位置合わせに誤差が生じたとしても全体として接触面積
の変動は少ないので、磁束の飽和を防止することができ
る。
【図1】従来の標準的な薄膜磁気ヘッドの製造方法にお
ける最初の工程を示す断面図である。
ける最初の工程を示す断面図である。
【図2】同じく、その次の工程を示す断面図である。
【図3】同じく、その次の工程を示す断面図である。
【図4】同じく、その次の工程を示す断面図である。
【図5】同じく、その次の工程を示す断面図である。
【図6】同じく、その次の工程を示す断面図である。
【図7】同じく、その次の工程を示す断面図である。
【図8】同じく、その次の工程を示す断面図である。
【図9】同じく、その次の工程を示す断面図である。
【図10】完成した従来の薄膜磁気ヘッドの断面図であ
る。
る。
【図11】完成した従来の薄膜磁気ヘッドの磁極部分の
断面図である。
断面図である。
【図12】完成した従来の薄膜磁気ヘッドの平面図であ
る。
る。
【図13】本発明に従う薄膜磁気ヘッドの製造方法にお
ける最初の工程を示す断面図である。
ける最初の工程を示す断面図である。
【図14】同じく、その次の工程を示す断面図である。
【図15】同じく、その次の工程を示す断面図である。
【図16】同じく、その次の工程を示す断面図である。
【図17】同じく、その次の工程を示す断面図である。
【図18】同じく、その次の工程を示す断面図である。
【図19】第2の磁性層の形状の一例を示す平面図であ
る。
る。
【図20】第2の磁性層の形状の別例を示す平面図であ
る。
る。
【図21】同じく、その次の工程を示す断面図である。
【図22】同じく、その次の工程を示す断面図である。
【図23】同じく、その次の工程を示す断面図である。
【図24】同じく、その次の工程を示す断面図である。
【図25】第2の磁性層の形状に対する、好適な第3の
磁性層の形状を示す平面図である。
磁性層の形状を示す平面図である。
【図26】図24に示した工程の次の工程を示す断面図
である。
である。
【図27】完成した本発明に従う薄膜磁気ヘッドの平面
図である。
図である。
【図28】本発明に従う薄膜磁気ヘッドの他の実施例の
平面図である。
平面図である。
【図29】第2の磁性層の後方部分の広がり角度と、オ
ーバーライト特性および実効トラック幅との関係を示す
グラフである。
ーバーライト特性および実効トラック幅との関係を示す
グラフである。
1 基体 2 絶縁層 3 下部シールド層 4,6 絶縁層 5 磁気抵抗層 7 第1の磁性層 8 ギャップ層 9 第2の磁性層 9′ダミーパターン 10 絶縁層 11 フォトレジスト層 12,14 薄膜コイル 13,15 フォトレジスト層 16 第3の磁性層 17 オーバーコート層 18 エアベアリング面 19 MR再生素子 20 磁極部分 21 基体 22 絶縁層 23 下部シールド層 24,24′, 26 絶縁層 25 磁気抵抗層 27 第1の磁性層 28 ギャップ層 28′フォトレジスト絶縁層 29 第2の磁性層 29′ダミーパターン 30 磁極部分 31 絶縁層 32,34 薄膜コイル 33,35 フォトレジスト層 36 第3の磁性層 37 オーバーコート層 38 エアベアリング面 39 MR再生素子
Claims (12)
- 【請求項1】 磁極部分を有する第1の磁性層と、 磁気記録媒体と対向し、記録トラックの幅を規定する幅
を有する磁極部分を有し、この磁極部分の端面が上記第
1の磁性層の磁極部分の端面と共にエアベアリング面を
構成する第2の磁性層と、 この第2の磁性層に、上記第1の磁性層側とは反対側で
接触し、エアベアリング面から離れた後方位置において
第1の磁性層と磁気的に連結された第3の磁性層と、 少なくとも上記エアベアリング面において第1の磁性層
の磁極部分と第2の磁性層の磁極部分との間に介挿され
た非磁性材料よりなるギャップ層と、 上記エアベアリング面において磁気記録媒体に対する書
込用の磁束を発生させるように上記第1の磁性層と第2
および第3の磁性層との間に絶縁層を介して配設された
部分を有する薄膜コイルと、 上記第1,第2および第3の磁性層、ギャップ層、絶縁
層および薄膜コイルを支持する基体とをそなえる薄膜磁
気ヘッドであって、 上記第2の磁性層を、磁極部分だけでなく、磁極部分よ
りも後方の領域まで延在させ、少なくともこの延在させ
た領域で第3の磁性層と接触させることを特徴とする薄
膜磁気ヘッド。 - 【請求項2】 前記第2の磁性層の幅が、磁極部分より
も後方の領域で広がっていることを特徴とする請求項1
記載の薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項3】 前記磁極部分よりも後方の領域における
第2の磁性層の幅広がり角度が40〜180 °であることを
特徴とする請求項2記載の薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項4】 前記第2の磁性層が、高飽和磁束密度材
料からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
記載の薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項5】 前記第3の磁性層の先端部をエアベアリ
ング面から後退させ、この第3の磁性層と第2の磁性層
との接触部がエアベアリング面に露出しないようにした
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の薄膜
磁気ヘッド。 - 【請求項6】 前記第1の磁性層上に、磁極部分側の端
縁が、エアベアリング面に対する基準位置となる絶縁層
を設け、この絶縁層の表面を、さらに上記ギャップ層を
形成する非磁性薄膜層で被覆したことを特徴とする請求
項1〜5のいずれかに記載の薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項7】 前記基体と第1の磁性層との間に、電気
的に絶縁されると共に磁気的に遮蔽された読取用の磁気
抵抗再生素子を、その端面が上記エアベアリング面に露
出するように配設して複合型薄膜磁気ヘッドとして構成
したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の
薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項8】 薄膜磁気ヘッドを製造する方法であっ
て、 磁極部分を有する第1の磁性層を基体によって支持され
るように形成する工程と、 上記第1の磁性層の少なくとも磁極部分の上に非磁性材
料よりなるギャップ層を形成する前または後に、磁極部
分側の端縁がエアベアリング面に対する基準位置となる
絶縁層を形成する工程と、 上記ギャップ層および絶縁層の上に、磁極部分およびそ
れよりも後方の領域にわたって第2の磁性層を形成する
工程と、 上記絶縁層の上に、互いに電気的に分離された状態で薄
膜コイルを形成する工程と、 上記第2の磁性層と、その少なくとも磁極部分よりも後
方の領域で接触すると共に、上記第1の磁性層と、上記
エアベアリング面から離れた後方位置において接触する
第3の磁性層を形成する工程と、 上記基体、第1および第2の磁性層の磁極部分およびこ
れらによって挟まれたギャップ層を研磨して磁気記録媒
体と対向するエアベアリング面を形成する工程とを含む
ことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項9】 前記第2の磁性層を形成するに際し、磁
極部分よりも後方領域の磁性層の幅を40〜180 °の範囲
内の角度を以て拡大させることを特徴とする請求項8記
載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項10】 前記第1の磁性層の少なくとも磁極部
分の上に非磁性材料よりなるギャップ層を形成する前
に、磁極部分側の端縁がエアベアリング面に対する基準
位置となる絶縁層を形成し、ついでギャップ層を形成す
るに際し、上記絶縁層を、ギャップ層を形成する非磁性
薄膜層で覆うことを特徴とする請求項8または9記載の
薄膜磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項11】 前記基体と第1の磁性層との間に、電
気的に絶縁されるとともに磁気的に遮蔽された読取用の
磁気抵抗再生素子を形成して複合型薄膜磁気ヘッドを構
成することを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記
載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項12】 前記基体上に磁気遮蔽を行う第1のシ
ールド層を形成し、その上に絶縁層中に埋設させて磁気
抵抗材料膜を形成した後、第2のシールド層を兼ねた前
記第1の磁性層を形成し、前記エアベアリング面を形成
するための研磨工程において、前記第1のシールド層を
研磨すると共に上記磁気抵抗材料膜をも研磨して端面が
エアベアリング面に露出する磁気抵抗再生素子を形成す
ることを特徴とする請求項11に記載の薄膜磁気ヘッド
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18066298A JPH11213331A (ja) | 1997-11-19 | 1998-06-26 | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31781797 | 1997-11-19 | ||
| JP9-317817 | 1997-11-19 | ||
| JP18066298A JPH11213331A (ja) | 1997-11-19 | 1998-06-26 | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11213331A true JPH11213331A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=26500115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18066298A Pending JPH11213331A (ja) | 1997-11-19 | 1998-06-26 | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11213331A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6538847B2 (en) | 2000-02-22 | 2003-03-25 | Hitachi Metals, Ltd. | Magnetic head having separated upper magnetic cores for avoiding magnetic saturation and manufacturing method of same |
| US6657815B1 (en) * | 1999-11-12 | 2003-12-02 | Tdk Corporation | Thin film magnetic head and method of manufacturing the same |
| US7603764B2 (en) | 2000-06-28 | 2009-10-20 | Tdk Corporation | Method of manufacturing a thin film magnetic head |
-
1998
- 1998-06-26 JP JP18066298A patent/JPH11213331A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6657815B1 (en) * | 1999-11-12 | 2003-12-02 | Tdk Corporation | Thin film magnetic head and method of manufacturing the same |
| US7093348B2 (en) | 1999-11-12 | 2006-08-22 | Tdk Corporation | Method of manufacturing a thin film magnetic head |
| US6538847B2 (en) | 2000-02-22 | 2003-03-25 | Hitachi Metals, Ltd. | Magnetic head having separated upper magnetic cores for avoiding magnetic saturation and manufacturing method of same |
| US7603764B2 (en) | 2000-06-28 | 2009-10-20 | Tdk Corporation | Method of manufacturing a thin film magnetic head |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6163436A (en) | Thin film magnet head with improved performance | |
| JP2000105907A (ja) | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| JPH11195207A (ja) | 複合型薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| JP2000113412A (ja) | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| US6671135B2 (en) | Thin film magnetic head recessed partially into substrate and including planarization layers | |
| JP3859398B2 (ja) | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| JPH11250426A (ja) | 複合型薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| JP3333816B2 (ja) | 複合型薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| US6388845B1 (en) | Thin film magnetic head and method of manufacturing the same | |
| JP3373167B2 (ja) | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 | |
| JPH11312303A (ja) | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| JP3856587B2 (ja) | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| JP2000173017A (ja) | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| JP2000149219A (ja) | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| JP2001110009A (ja) | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| JP2001034911A (ja) | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| JP3421635B2 (ja) | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| JP2000182215A (ja) | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| JP3150301B2 (ja) | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| JPH11213331A (ja) | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| US7120990B2 (en) | Method for manufacturing thin film magnetic head with improved performance | |
| JP3469473B2 (ja) | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| JP2002008207A (ja) | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| JP3459562B2 (ja) | 複合型薄膜磁気ヘッドの製造方法 | |
| JPH11175916A (ja) | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020528 |