JPH11213420A - 情報記録再生ヘッドおよび情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生ヘッドおよび情報記録再生装置

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JPH11213420A
JPH11213420A JP10016849A JP1684998A JPH11213420A JP H11213420 A JPH11213420 A JP H11213420A JP 10016849 A JP10016849 A JP 10016849A JP 1684998 A JP1684998 A JP 1684998A JP H11213420 A JPH11213420 A JP H11213420A
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JP10016849A
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English (en)
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Takeshi Irita
丈司 入田
Jun Saito
旬 斎藤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報の高密度記録が可能で、高密度記録され
た情報を高い(良好な)信号対雑音比で再生することが
可能な情報記録再生ヘッドおよび装置を得る。 【解決手段】 情報記録再生ヘッド10は、回転する光
磁気ディスク2の上面記録面2aに置かれて空気ベアリ
ングによりこの上面記録面から浮上して位置するスライ
ダー11を有して構成される。このスライダー11にお
ける光磁気ディスク2の上面記録面2aに近接する位置
にこの上面記録面2aに記録光の集光スポットを形成さ
せるための固体浸レンズ12を配設し、さらに、記録情
報を再生するための磁気抵抗効果素子20をスライダー
11の先端に配設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的および磁気
的に情報を記録再生する情報記録再生装置と、この情報
記録再生装置に用いられる情報記録再生ヘッドとに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、光学的に情報を記録または再生す
る装置またはシステム、特に光磁気記録再生装置または
システムにおいて、記録密度を向上させることを目的と
して、固体浸レンズ(ソリッドイマージョンレンズまた
はSILとも称される)を用いて、光学系の実効的な開
口数を1以上にする記録方式が提案されている。例え
ば、固体浸レンズを光磁気ディスクのフライングヘッド
上に搭載した実験例が B.D.Terris らによって、Applie
d Physics Letter 68(2),141-143 (1996) に示されてい
る。そのヘッドの先端部分を図13に示しており、この
ヘッド90は、空気ベアリングにより浮上するスライダ
ー91上に固体浸レンズ92を搭載し、固体浸レンズ9
2の上部には固体浸レンズ92に光線を収束入射させる
対物レンズ93を配置して構成されている。
【0003】このような構成では、固体浸レンズ92と
記録媒体95との距離は、スライダー構造とその荷重お
よび、記録媒体の回転に伴い発生する空気ベアリングに
よる浮上力とのバランスによって決まり、常に一定の距
離となるため、フォーカスサーボ機構が不要である。ま
た、この構成の場合には、単に対物レンズのみにより光
線を収束させる場合に比べ、固体浸レンズにより光のビ
ームスポットをより小さく絞り込めるため、高密度記録
が可能である。
【0004】このような光磁気記録システムにおいて、
情報の記録は、媒体記録層に強いレーザー光を微小スポ
ット状に照射し、この照射点における媒体温度をキュリ
ー点以上に上げ、外部磁界により磁化を反転させる、い
わゆる光熱磁気効果を用いて行っている。また、情報の
再生(読み取り)は、振動面が一定方向に揃った弱いレ
ーザースポット光を記録層に照射し、記録層の磁化状況
に応じて反射光の振動面が微小回転する、いわゆる磁気
カー効果を用いて行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような光磁気記
録システムの場合には、固体浸レンズを用いて高密度の
情報記録が可能であるが、このような高密度で記録され
た情報を再生する場合、反射光の振動面の微小回転の検
出が難しく、信号対雑音比(S/N比)が悪化しやすい
という問題がある。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みたもの
で、情報の高密度記録が可能であり、且つこのような高
密度記録された情報を高い(良好な)信号対雑音比で再
生することが可能な情報記録再生ヘッドおよび情報記録
再生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明に係る情報記録再生ヘッドは、平面運動する
情報記録媒体(例えば、光磁気ディスク)の記録面(通
常は、ディスクの上面もしくは表面)に置かれて空気ベ
アリングによりこの記録面から浮上して位置するスライ
ダーを有して構成され、このスライダーにおける情報記
録媒体の記録面に近接する位置に情報記録媒体の記録面
に記録光の集光スポットを形成させるための固体浸レン
ズを配設し、さらに、磁気抵抗効果素子もしくは巨大磁
気抵抗効果素子を情報記録媒体の記録面に対向させてス
ライダーに配設している。
【0008】このような構成の情報記録再生ヘッドを用
いて情報記録媒体に対する情報の記録再生を行う場合に
は、情報記録媒体(例えば、光磁気ディスク)を平面運
動(例えば、回転運動)させた状態で、この情報記録再
生ヘッドを、例えば、ヘッドアームの先端にサスペンシ
ョン装置を介して支持させるとともにそのスライダーを
情報記録媒体の記録面上に置く。このとき、スライダー
と情報記録媒体との相対運動により生じる空気ベアリン
グ効果によりスライダーは情報記録媒体の記録面から一
定の距離を保って浮いた状態となる。この状態で、外部
から固体浸レンズに記録光を収束させて照射すると、情
報記録媒体の記録面に集光スポットが形成され、この集
光スポットによる加熱と外部磁界により情報の記録が行
われる。なお、このように固体浸レンズに記録光を集光
させる対物レンズをスライダーに設けるのが好ましい。
【0009】このようにして固体浸レンズを介して形成
される集光スポットのサイズは、固体浸レンズの屈折率
をnとすると固体浸レンズがない場合に比べて1/nと
なるため、非常に小さな集光スポットにより情報の記録
が可能となり、極く細いトラックピッチでの高密度記録
が可能となる。なお、空気ベアリングにより常に一定の
距離を保ってスライダーが浮上した状態となるため、フ
ォーカシング機構を用いなくても集光スポットを常に情
報記録媒体の記録面に形成させることができる。
【0010】一方、このように高密度記録された情報の
再生は、スライダーに設けられた磁気抵抗効果素子もし
くは巨大磁気抵抗効果素子により行われる。この磁気抵
抗効果素子もしくは巨大磁気抵抗効果素子は媒体からの
磁界により素子内での磁化の向きが変化することを利用
して情報の再生を行うもので、磁化の向き変化による電
気抵抗変化を電流値の変化を読みとって検出するもので
あり、従来のような磁気カー効果を用いた情報再生に比
較して、信号対雑音比が大きく向上するという特徴を有
している。また、磁気抵抗効果素子もしくは巨大磁気抵
抗効果素子は非常に小型に形成することができ、スライ
ダー上にこれと一体に形成して、情報記録再生ヘッドを
小型化、薄型化、軽量化することが可能である。
【0011】記録光を固体浸レンズもしくは対物レンズ
に導くための光学ミラーを備えて情報記録再生ヘッドを
構成するのが好ましく、これにより、外部からの記録光
を固体浸レンズに導く光路系の構成が簡単なものとな
る。このとき、光学ミラーはスライダーに設けることが
できる。また、光学ミラーを、光学プリズムに反射膜を
付与して構成することができる。
【0012】本発明に係る情報記録再生ヘッドを構成す
るスライダーにおいて、固体浸レンズに集光されて情報
記録媒体の記録面に集光スポットを形成する記録光の光
路を形成する部分は、記録光に対して光透過性を有する
必要がある。このため、スライダーにおけるこの部分が
空隙のままに形成されたり、透明材料から形成されたり
する。
【0013】本発明に係る情報記録再生ヘッドでは、ス
ライダーにおける情報記録媒体に対向する位置にコイル
状の導電性配線を設け、この導電性配線により情報記録
媒体の磁界変調を行わせることができるようにするのが
好ましく、これにより記録のオーバーライトを行うこと
が可能となる。
【0014】本発明に係る情報記録再生装置は、上記の
ような本発明に係る情報記録再生ヘッドを用いて構成さ
れ、情報記録媒体を保持して平面運動させる媒体駆動機
構(例えば、実施形態における光磁気ディスク2を回転
させるスピンドルモータ1)と、この情報記録再生ヘッ
ドを保持するヘッドアームと、情報記録再生ヘッドを情
報記録媒体の平面運動方向と交差する方向に移動させる
ようにヘッドアームを駆動するアーム駆動機構(例え
ば、実施形態におけるボイスコイルモータ3)とを有し
て構成される。なお、媒体駆動機構により複数の情報記
録媒体を保持するように構成しても良く、このときには
各情報記録媒体に対応して複数の情報記録再生ヘッドが
配設されて情報記録再生装置が構成される。
【0015】この情報記録再生装置によれば、スライダ
ー上に備えられた固体浸レンズにより情報記録媒体上に
集光スポットを形成しつつヘッドアームによりトラッキ
ング移動制御を行って高密度な情報記録が可能であり、
さらに、このように高密度記録された情報を、ヘッドア
ームによりトラッキング移動制御を行いつつ磁気抵抗効
果素子もしくは巨大磁気抵抗効果素子により容易且つ確
実に、高い信号対雑音比で再生することが可能であり、
高密度なデータを短いアクセス時間で再生可能である。
また、情報記録再生ヘッドを小型化、軽量化、薄型化で
きるため、小型の大容量情報記録再生装置を構成するこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。本発明の第1実施形
態としての情報記録再生装置を図1および図2に示して
おり、この装置は、スピンドルモータ1により回転駆動
される光磁気ディスク2の上面記録面2aの上に近接し
て位置する情報記録再生ヘッド10と、この情報記録再
生ヘッド10を保持するヘッドアーム4と、このヘッド
アーム4を回動させるためのボイスコイルモータ3とを
有して構成される。
【0017】情報記録再生ヘッド10はスライダー11
を備えており、スライダー11は回転する光磁気ディス
ク2の上面記録面2aの上に位置し、空気ベアリング効
果により上面記録面2aから一定微小距離だけ浮上した
状態となる(すなわち、フライングヘッドを構成す
る)。情報記録再生ヘッド10において、スライダー1
1に上方に広がる円形テーパ状の空隙11aが形成さ
れ、空隙11a内には固体浸レンズ12が配設されてい
る。なお、図示しない記録光照射装置が設けられてお
り、これにより図1に波線の矢印で示すように固体浸レ
ンズ12に記録用レーザ光が収束されて照射され、固体
浸レンズ12を通って光磁気ディスク2の上面記録面2
aに記録用レーザ光の集光スポットが形成されるように
なっている。
【0018】ヘッドアーム4は、ボイスコイルモータ3
に繋がれて回転駆動される回転軸4aと、この回転軸4
aの上端から水平に延びたアーム部4bと、アーム部4
bの先端において情報記録再生ヘッド10を上下の移動
を許容するようにして支持するサスペンション部4cと
から構成される。ボイスコイルモータ3により回転軸4
aが回転駆動されるとアーム部4bが水平に揺動移動さ
れ、情報記録再生ヘッド10を光磁気ディスク2の回転
方向に対してほぼ直角方向(図2における矢印A方向)
に移動させて情報記録再生ヘッド10が光磁気ディスク
2の上面記録面2a上で走査される。すなわち、ボイス
コイルモータ3によりトラッキング制御が行われる。
【0019】情報記録再生ヘッド10におけるスライダ
ー11の先端には、光磁気ディスク2に記録された情報
の再生に用いられる磁気抵抗効果素子(MR素子)20
が再生ヘッドとして取り付けられている。この磁気抵抗
効果素子20を図3〜図5を参照して説明する。
【0020】図3に磁気抵抗効果素子20のみを取り出
して拡大表示しており、この素子20の断面を示す図4
および図5から良く分かるように、三層構造のMRセン
サ26とこの上に設けられた二つの電極27,28とを
上下の磁気シールド21,22により覆って構成され
る。MRセンサ26は、MR膜23と、中間膜24と、
バイアス磁界印可のためのSAL膜25とを図示のよう
に三層に重ねて形成される。なお、MR膜23にはNi
Fe合金を用い、SAL膜25にはNiFeRo合金を
用いて形成した。
【0021】以上の構成の情報記録再生装置の動作を説
明する。まず光磁気ディスク2をスピンドルモータ1に
より所定の速度で回転させる。このとき、ヘッドアーム
4のサスペンション部4cに支持されてディスク2の上
面記録面2a上に配置された情報記録再生ヘッド10
は、空気ベアリング効果によりスライダー11が上面記
録面2aから微小距離だけ浮上した状態となる。この状
態で、図示しない記録光照射装置から記録用レーザー光
が固体浸レンズ12に収束されて照射され、光磁気ディ
スク2の上面記録面2aに集光スポットが形成される。
ここで光磁気ディスク2は定速回転で駆動されており、
スライダー1の浮上量は常に一定であり、この浮上量を
集光スポットが上面記録面記録面に焦点を結ぶように設
定されている。このため、光磁気ディスク2の上面記録
面2aに常に集光スポットを形成させることが可能であ
り、従来のようにフォーカシング機構を設ける必要はな
い。
【0022】このように形成される集光スポット光によ
り情報の記録を行うときには、まず集光スポット部をこ
こに照射されるレーザー光によりキュリー温度以上に加
熱し、外部磁場を印加する装置を用いてこの部分の磁性
を変化(磁化を反転)させて情報記録を行うのである
が、これについてはすでに周知のことなので、外部磁場
を印加する装置は図示せず、その作動説明も省略する。
このような情報記録は、光磁気ディスク2の回転に対応
して情報記録再生ヘッド10を光磁気ディスク2の半径
方向に移動させて(走査して)行われるが、この情報記
録再生ヘッド10の走査すなわちトラッキングは、ヘッ
ドアーム4の根本に配置されたボイスコイルモータ3に
よりヘッドアーム4を回動させて行われる。
【0023】一方、このようにして光磁気ディスク2に
記録された情報の再生は、磁気抵抗効果素子20により
行われる。この再生は、二つの電極27,28間に電圧
を印可して図3に矢印Cで示すようなセンス電流をMR
膜23に流した状態で行われ、光磁気ディスク2からの
磁界によりMR膜23の磁化が回転してその電気抵抗が
変化するという磁気抵抗効果を利用して行われる。この
ような電気抵抗の変化に伴うセンス電流の変化を検出し
て情報の再生を行うのであるが、SAL膜25によりバ
イアス磁界を印可して、再生出力を大きくし、信号対雑
音比の高い再生が行われる。なお、MRセンサ26を構
成するMR膜23、中間膜24およびSAL膜25はそ
れぞれ数Åの厚さであり、このことから分かるように、
磁気抵抗効果素子20は非常に小型に構成できる。
【0024】次に、本発明の第2の実施形態に係る情報
記録再生装置について、図6および図7を参照して説明
する。この装置は、スピンドルモータ1により回転駆動
される光磁気ディスク2の上面記録面2aの上に近接し
て位置する情報記録再生ヘッド30と、この情報記録再
生ヘッド30を保持するヘッドアーム14と、このヘッ
ドアーム14を回動させるためのボイスコイルモータ3
と、記録再生レーザー光を照射する記録光照射装置5と
を有して構成される。
【0025】情報記録再生ヘッド30はスライダー31
を備えており、スライダー31は回転する光磁気ディス
ク2の上面記録面2aの上に位置し、空気ベアリング効
果により上面記録面2aから一定微小距離だけ浮上した
状態となる(すなわち、フライングヘッドを構成す
る)。ヘッドアーム14は、ボイスコイルモータ3に繋
がれて回転駆動される回転軸14aと、この回転軸14
aの上端から水平に延びたアーム部14bと、アーム部
14bの中間部下面において情報記録再生ヘッド30を
上下の移動を許容するようにして支持するサスペンショ
ン部14cとから構成される。ボイスコイルモータ3に
より回転軸14aが回転駆動されるとアーム部14bが
水平に揺動移動され、情報記録再生ヘッド30を光磁気
ディスク2の回転方向に対してほぼ直角方向(図7にお
ける矢印A方向)に移動させて情報記録再生ヘッド30
が光磁気ディスク2の上面記録面2a上で走査される制
御、すなわちトラッキング制御が行われる。
【0026】情報記録再生ヘッド30において、スライ
ダー31に上方に広がる円形テーパ状の空隙31aが形
成され、空隙31aの下部には固体浸レンズ32が配設
され、上部には対物レンズ33が配設されている。ここ
でヘッドアーム14のアーム部14bは、対物レンズ3
3と上下に対向する位置まで延びており、その先端部は
45°傾斜した反射面14dを有するするとともにこの
反射面14dには高反射膜15が設けられている。な
お、空隙11aを透明もしくは光透過性を有する材料で
充満させても良い。
【0027】アーム部14bは中空もしくは透明材料か
ら形成されており、その内部を記録用レーザ光が鎖線R
2で示すように透過可能である。また、アーム部14b
の根本には図7に示すように反射ミラー6が設けられて
おり、記録光照射装置5から記録用レーザ光が矢印R1
で示すように反射ミラー6に照射されて矢印R2で示す
ように反射されてアーム部14b内を透過し、高反射膜
15を有した反射面14dにおいて矢印R3で示すよう
に反射される。このように反射された記録用レーザ光は
対物レンズ33により収束されて固体浸レンズ32に入
射され、光磁気ディスク2の上面記録面2aに集光スポ
ットを形成する。
【0028】情報記録再生ヘッド30におけるスライダ
ー31の先端には、光磁気ディスク2に記録された情報
の再生に用いられる巨大磁気抵抗効果素子(GMR素
子)40が再生ヘッドとして取り付けられている。この
巨大磁気抵抗効果素子40を図8〜図10を参照して説
明する。
【0029】図8に巨大磁気抵抗効果素子40のみを取
り出して拡大表示しており、この素子40の断面を示す
図9および図10から良く分かるように、四層構造のG
MRセンサ47とこの上に設けられた二つの電極48,
49とを上下の磁気シールド41,42により覆って構
成される。GMRセンサ47は、反強磁性膜43と、第
1磁性膜44と、非磁性膜45と、第2磁性膜46を図
示のように四層に重ねて形成され、いわゆるスピンバル
ブ構造となっている。なお、反強磁性膜43にはFeM
nを用い、第1磁性膜44および第2磁性膜46にはN
iFeを用い、と、非磁性膜45にはCuを用いて形成
した。
【0030】以上の構成の情報記録再生装置の動作を説
明する。まず光磁気ディスク2をスピンドルモータ1に
より所定の速度で回転させ、ヘッドアーム14のサスペ
ンション部14cに支持されてディスク2の上面記録面
2a上に配置された情報記録再生ヘッド30を、空気ベ
アリング効果により上面記録面2aから微小距離だけ浮
上した状態とする。この状態で、記録光照射装置5から
照射された記録用レーザー光は鎖線R1,R2,R3で
示す光路に沿って反射され、対物レンズ33により収束
されて固体浸レンズ32に照射され、光磁気ディスク2
の上面記録面2aに集光スポットが形成される。ここで
光磁気ディスク2は定速回転で駆動されており、スライ
ダー31の浮上量は常に一定であり、この浮上量を集光
スポットが上面記録面に焦点を結ぶように設定されてい
る。このため、フォーカシング機構を設ける必要はな
い。
【0031】このように形成される集光スポット光によ
る情報の記録は、前述の第1の実施形態に場合と同様
に、光熱磁気効果を用いて行われる。これにより、第1
の実施形態の装置の場合と同様に、高密度な情報記録が
行われる。
【0032】一方、このようにして光磁気ディスク2に
記録された情報の再生は、巨大磁気抵抗効果素子40に
より行われる。この再生は、二つの電極48,49間に
電圧を印可して図8に矢印Cで示すようなセンス電流を
GMRセンサ47に流した状態で行われ、光磁気ディス
ク2からの磁界によりGMRセンサ47の磁化が回転し
てその電気抵抗が変化するという磁気抵抗効果を利用し
て行われる。
【0033】GMRセンサ47の電気抵抗変化は、具体
的には次のように起こる。第1磁性膜44は反強磁性膜
43と接しているので第1磁性膜44の磁化は固定され
ている。これに対し、第2磁性膜46の磁化は媒体(光
磁気ディスク)からの外部磁界により回転される。この
ため、外部磁界を受けると、第1および第2磁性膜4
4,46の磁化の向きが平行から反平行へ変化する。こ
こで、これら二つの磁性膜44,46の磁化方向が同じ
(平行である)場合には流れ込む電子の磁気的散乱は小
さく電気抵抗は小さくなる。一方、磁性膜44,46の
磁化方向が異なる(反平行である)場合には流れ込む電
子の磁気的散乱が大きくなり電気抵抗も大きくなる。な
お、この場合の電気抵抗の変化は、第1の実施形態にお
いて用いられた磁気抵抗効果素子20より大きく、巨大
磁気抵抗効果素子40を用いれば、信号対雑音比をより
向上させて情報の再生が可能となる。
【0034】次に、本発明の第3の実施形態に係る情報
記録再生装置について、図11を参照して説明する。こ
の装置は、スピンドルモータ1により回転駆動される光
磁気ディスク2の上面記録面2aの上に近接して位置す
る情報記録再生ヘッド60と、この情報記録再生ヘッド
60を保持するヘッドアーム54と、このヘッドアーム
54を回動させるためのボイスコイルモータ3と、記録
再生レーザー光を照射する記録光照射装置(図示せず)
とを有して構成される。
【0035】情報記録再生ヘッド60はスライダー61
を備えており、スライダー61は回転する光磁気ディス
ク2の上面記録面2aの上に位置し、空気ベアリング効
果により上面記録面2aから一定微小距離だけ浮上した
状態となる。ヘッドアーム54は、ボイスコイルモータ
3に繋がれて回転駆動される回転軸54aと、この回転
軸54aの上端から水平に延びたアーム部54bと、ア
ーム部54bの先端部において情報記録再生ヘッド60
を上下の移動を許容するようにして支持するサスペンシ
ョン部54cとから構成される。ボイスコイルモータ3
によりヘッドアーム54を回転駆動させて、情報記録再
生ヘッド60のトラッキング制御が行われる。
【0036】情報記録再生ヘッド60において、スライ
ダー61に上方に広がる円形テーパ状の空隙61aが形
成され、空隙61aの下部には固体浸レンズ62が配設
され、上部には対物レンズ63が配設されている。スラ
イダー61の上にはスペーサ64を介してマイクロプリ
ズム65が配設され、その反射面65aには高反射膜6
6が設けられている。このマイクロプリズム65に、図
示しない記録用レーザ光が鎖線R4で示すように入射さ
れ、反射面65aにおいて反射されて鎖線R5で示すよ
うに照射され、対物レンズ63により収束されて固体浸
レンズ62に入射され、光磁気ディスク2の上面記録面
2aに集光スポットを形成する。なお、スライダー61
を光透過性材料(透明材料)から構成すれば、空隙61
aを形成する必要はない。
【0037】この情報記録再生ヘッド60におけるスラ
イダー61の先端には、光磁気ディスク2に記録された
情報の再生に用いられる巨大磁気抵抗効果素子(GMR
素子)40が再生ヘッドとして取り付けられている。こ
の巨大磁気抵抗効果素子40はを図8〜図10に示した
ものと同一であり、その構造説明は省略する。
【0038】さらに、この情報記録再生ヘッド60にお
いては、スライダー61の底面側に図12に示すような
コイル状の導電性配線68を備えたマイクロコイル67
が埋め込まれている。この配線68に通電することによ
り、光磁気ディスク2の上面記録面2aにおけるマイク
ロコイル67が対向する部分の磁界変調を行い、記録の
オーバーライトを行うことが可能となっている。
【0039】以上の構成の情報記録再生装置の情報記録
および再生動作は、前述の第2の実施形態の場合と同様
であるのでその説明は省力する。この実施形態に係る情
報記録再生装置は、ヘッドアーム54の先端に、固体浸
レンズ62、対物レンズ63、マイクロプリズム65と
いった光学部品と、オーバーライト用のマイクロコイル
67と、情報再生のための巨大磁気抵抗効果素子40と
をスライダー61に搭載して一体化することによって、
情報記録再生ヘッド全体を小型化、薄型化、軽量化する
ことができる。
【0040】以上の実施例においては、ヘッドアームの
回動制御には回転型アクチュエータであるボイスコイル
モータを用いてるが、リニア型アクチュエータによりヘ
ッドアームの回動駆動を行うように構成しても良い。ま
た、以上の実施例に示したような本発明に係る情報記録
再生ヘッド構成では、情報記録再生ヘッド全体を小型
化、薄型化、軽量化することが可能である。このため、
この情報記録再生ヘッドを同一筐体内に積層配置し、光
磁気ディスクと情報記録再生ヘッドを複数有するマルチ
プラッター型で小型の情報記録再生装置を構成すること
もできる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
平面運動する情報記録媒体の記録面上で空気ベアリング
により浮上して位置するスライダーに、情報記録媒体の
記録面に記録光の集光スポットを形成させるための固体
浸レンズと、磁気抵抗効果素子もしくは巨大磁気抵抗効
果素子を配設して情報記録再生ヘッドを構成しているた
め、ヘッドの小型化、薄型化、軽量化が可能であるとと
もに、固体浸レンズを利用した高密度な情報記録と、磁
気抵抗効果素子もしくは巨大磁気抵抗効果素子を用いた
信号対雑音比の良好な(高い)情報の再生とを行うこと
が可能である。
【0042】このように本発明の情報記録再生ヘッドは
小型、薄型、軽量であるので、ヘッドのトラッキング制
御が簡単であり、超高密度なデータを短いアクセス時間
で再生できる。また、記録媒体とヘッドとを複数組有す
る、マルチプラッター型の情報記録再生装置を構成し
て、小型で且つ大容量の情報記録再生装置を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る情報記録再生装
置の構成を示す正面概略図である。
【図2】この情報記録再生装置の構成を示す平面概略図
である。
【図3】この情報記録再生装置を構成する磁気抵抗効果
素子を示す斜視図である。
【図4】この磁気抵抗効果素子を図3の矢印 IV−IV に
沿って示す断面図である。
【図5】この磁気抵抗効果素子を図3の矢印 V−V に
沿って示す断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る情報記録再生装
置の構成を示す正面概略図である。
【図7】この情報記録再生装置の構成を示す平面概略図
である。
【図8】この情報記録再生装置を構成する磁気抵抗効果
素子を示す斜視図である。
【図9】この磁気抵抗効果素子を図8の矢印 IX−IX に
沿って示す断面図である。
【図10】この磁気抵抗効果素子を図3の矢印 X−X
に沿って示す断面図である。
【図11】本発明の第3の実施形態に係る情報記録再生
装置の構成を示す正面概略図である。
【図12】この情報記録再生装置の情報記録再生ヘッド
を構成するスライダーの底面に設けられたマイクロコイ
ルの構成を示す底面図である。
【図13】従来の情報記録再生ヘッド構成を示す正面概
略図である。
【符号の説明】
1 スピンドルモータ 2 光磁気ディスク 4,14,54 ヘッドアーム 10,30,60 情報記録再生ヘッド 12,32,62 固体浸レンズ 20 磁気抵抗効果素子 33,63 対物レンズ 40 巨大磁気抵抗効果素子 65 マイクロプリズム
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 11/10 586 G11B 11/10 586A

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面運動する情報記録媒体の記録面に置
    かれて空気ベアリングによりこの記録面から浮上して位
    置するスライダーと、 このスライダーにおける前記情報記録媒体の記録面に近
    接する位置に配設され、前記情報記録媒体の記録面に記
    録光の集光スポットを形成させる固体浸レンズと、 前記情報記録媒体の記録面に対向して前記スライダーに
    配設された磁気抵抗効果素子もしくは巨大磁気抵抗効果
    素子とからなることを特徴とする情報記録再生ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記固体浸レンズに前記記録光を集光さ
    せる対物レンズが前記スライダーに設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の情報記録再生ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記記録光を前記固体浸レンズもしくは
    前記対物レンズに導くための光学ミラーを備えたことを
    特徴とする請求項1もしくは2に記載の情報記録再生ヘ
    ッド。
  4. 【請求項4】 前記光学ミラーが前記スライダーに設け
    られていることを特徴とする請求項3に記載の情報記録
    再生ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記光学ミラーが光学プリズムに反射膜
    を付与して構成されていることを特徴とする請求項3も
    しくは4に記載の情報記録再生ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記スライダーにおいて前記記録光の光
    路を形成する部分が、前記記録光に対して光透過性を有
    することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    情報記録再生ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記スライダーにおける前記情報記録媒
    体に対向する位置にコイル状の導電性配線が設けられ、
    この導電性配線により前記情報記録媒体の磁界変調を行
    わせることが可能であることを特徴とする請求項1〜6
    のいずれかに記載の情報記録再生ヘッド。
  8. 【請求項8】 情報記録媒体を保持して平面運動させる
    媒体駆動機構と、請求項1〜7のいずれかに記載の情報
    記録再生ヘッドと、この情報記録再生ヘッドを保持する
    ヘッドアームと、前記情報記録再生ヘッドを前記情報記
    録媒体の平面運動方向と交差する方向に移動させるよう
    に前記ヘッドアームを駆動するアーム駆動機構とを有し
    てなることを特徴とする情報記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記媒体駆動機構により複数の情報記録
    媒体が保持され、これら各情報記録媒体に対応して複数
    の前記情報記録再生ヘッドを有することを特徴とする請
    求項8に記載の情報記録再生装置。
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