JPH11213457A - 光ディスク用基板の製造装置、光ディスク用基板の製造方法および光ディスク - Google Patents
光ディスク用基板の製造装置、光ディスク用基板の製造方法および光ディスクInfo
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- JPH11213457A JPH11213457A JP2268398A JP2268398A JPH11213457A JP H11213457 A JPH11213457 A JP H11213457A JP 2268398 A JP2268398 A JP 2268398A JP 2268398 A JP2268398 A JP 2268398A JP H11213457 A JPH11213457 A JP H11213457A
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- Japan
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- stamper
- optical disk
- mold
- manufacturing
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/263—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
- B29C45/2632—Stampers; Mountings thereof
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スタンパーの歪みや損傷等を防止することに
より高品質の基板を長期間にわたり安定して成形できる
光ディスク用基板の製造装置および製造方法を提供す
る。 【解決手段】 スタンパーを装着した射出成形用金型を
有し、前記スタンパーをキャビティリングにより金型と
の間に挟持するように金型に固定した光ディスク用基板
の製造装置において、前記スタンパーとキャビティリン
グの対向面間に10〜20μmのクリアランスをもたせ
たことを特徴とする光ディスク用基板の製造装置、およ
びその製造方法およびその方法により製造される光ディ
スク。
より高品質の基板を長期間にわたり安定して成形できる
光ディスク用基板の製造装置および製造方法を提供す
る。 【解決手段】 スタンパーを装着した射出成形用金型を
有し、前記スタンパーをキャビティリングにより金型と
の間に挟持するように金型に固定した光ディスク用基板
の製造装置において、前記スタンパーとキャビティリン
グの対向面間に10〜20μmのクリアランスをもたせ
たことを特徴とする光ディスク用基板の製造装置、およ
びその製造方法およびその方法により製造される光ディ
スク。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク用基板
の製造装置および製造方法に関する。より詳しくは、例
えば、相変化書き換え型光ディスク、光磁気ディスク、
追記型光ディスク等に使用されるポリカーボネート樹
脂、あるいはポリメチルメタアクリレート樹脂等の透明
性熱可塑性樹脂により成形される光ディスク用基板の製
造装置および該装置を用いて光ディスク用基板を製造す
る方法に関するものである。
の製造装置および製造方法に関する。より詳しくは、例
えば、相変化書き換え型光ディスク、光磁気ディスク、
追記型光ディスク等に使用されるポリカーボネート樹
脂、あるいはポリメチルメタアクリレート樹脂等の透明
性熱可塑性樹脂により成形される光ディスク用基板の製
造装置および該装置を用いて光ディスク用基板を製造す
る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CD、相変化型光ディスク、光磁気ディ
スク、DVD、レーザーディスクなどの光ディスクの基
材となる光ディスク用基板を射出成形機で成形する際に
は、射出成形機に搭載された金型に、スタンパーと呼ば
れる予め光ディスクに必要な所定の信号及び溝が形成さ
れたドーナッツ状の金属板を装着し、金型内に溶融樹脂
を充填してスタンパー上の信号及び溝を基板上に正確に
転写し基板が成形されるようになっている。したがっ
て、高品質の光ディスク用基板を成形するためには、ス
タンパーを金型のキャビティ内に精度よく位置決めする
ことが重要である。
スク、DVD、レーザーディスクなどの光ディスクの基
材となる光ディスク用基板を射出成形機で成形する際に
は、射出成形機に搭載された金型に、スタンパーと呼ば
れる予め光ディスクに必要な所定の信号及び溝が形成さ
れたドーナッツ状の金属板を装着し、金型内に溶融樹脂
を充填してスタンパー上の信号及び溝を基板上に正確に
転写し基板が成形されるようになっている。したがっ
て、高品質の光ディスク用基板を成形するためには、ス
タンパーを金型のキャビティ内に精度よく位置決めする
ことが重要である。
【0003】このため、スタンパーを金型に固定する際
には、インナースタンパー押さえと呼ばれるスタンパー
の内径規制治具をスタンパーの中心穴に通し、該規制治
具を金型に挿入することにより、金型の中心と、スタン
パー中心の位置合わせを行うとともに、キャビティリン
グ(外周スタンパー押さえ)により、スタンパーの外周
部を金型との間に挟持するように金型に固定し、さらに
射出成形機に設けられた吸引装置により、スタンパーを
金型に吸着固定する方法等が採られている。
には、インナースタンパー押さえと呼ばれるスタンパー
の内径規制治具をスタンパーの中心穴に通し、該規制治
具を金型に挿入することにより、金型の中心と、スタン
パー中心の位置合わせを行うとともに、キャビティリン
グ(外周スタンパー押さえ)により、スタンパーの外周
部を金型との間に挟持するように金型に固定し、さらに
射出成形機に設けられた吸引装置により、スタンパーを
金型に吸着固定する方法等が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにスタンパーを金型内に固定し、基板成形を繰り返
した場合、スタンパーの金型への固定が不十分な場合に
は、スタンパーの位置ずれ等により基板の偏心量が変動
増大し易いという問題があった。一方、スタンパーを金
型へ強く固定し過ぎると、スタンパーに負荷がかかって
歪むことにより基板の真円度が大きくなったり、真円度
が局所的に歪むことにより、径方向加速度が大きくなっ
たり、スタンパーが損傷しやすいという問題があった。
ようにスタンパーを金型内に固定し、基板成形を繰り返
した場合、スタンパーの金型への固定が不十分な場合に
は、スタンパーの位置ずれ等により基板の偏心量が変動
増大し易いという問題があった。一方、スタンパーを金
型へ強く固定し過ぎると、スタンパーに負荷がかかって
歪むことにより基板の真円度が大きくなったり、真円度
が局所的に歪むことにより、径方向加速度が大きくなっ
たり、スタンパーが損傷しやすいという問題があった。
【0005】ここで、「偏心量」とは、ある測定半径位
置における成形後の基板の記録溝の振れ量を1周(36
0°)分測定し(Radial runout)、該測
定値から仮想円を算出し、基板の回転中心と仮想円の中
心との距離をいう。また、「真円度」とは、上記仮想円
と外接する同心円と、内接する同心円との半径の差をい
う。また、「径方向加速度」とは、ディスク溝またはピ
ット列の半径方向に対する振れの加速度で、Radia
l runoutのデータを2階微分したものをいう。
置における成形後の基板の記録溝の振れ量を1周(36
0°)分測定し(Radial runout)、該測
定値から仮想円を算出し、基板の回転中心と仮想円の中
心との距離をいう。また、「真円度」とは、上記仮想円
と外接する同心円と、内接する同心円との半径の差をい
う。また、「径方向加速度」とは、ディスク溝またはピ
ット列の半径方向に対する振れの加速度で、Radia
l runoutのデータを2階微分したものをいう。
【0006】本発明の課題は、基板の成形を繰り返し行
う場合に、金型内でのスタンパーの位置ずれや歪み、損
傷を抑制することにより、基板の偏心量および真円度お
よび径方向加速度を所定の管理値内に納め、長期にわた
り高品質の光ディスク用基板を安定して成形できる光デ
ィスク用基板の製造装置および製造方法を提供すること
にある。
う場合に、金型内でのスタンパーの位置ずれや歪み、損
傷を抑制することにより、基板の偏心量および真円度お
よび径方向加速度を所定の管理値内に納め、長期にわた
り高品質の光ディスク用基板を安定して成形できる光デ
ィスク用基板の製造装置および製造方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の光ディスク用基板の製造装置は、スタンパ
ーを装着した射出成形用金型を有し、前記スタンパーを
キャビティリングにより金型との間に挟持するように金
型に固定した光ディスク用基板の製造装置において、前
記スタンパーとキャビティリングの対向面間に10〜3
0μm好ましくは15〜25μmのクリアランスをもた
せたことを特徴とするものからなる。
に、本発明の光ディスク用基板の製造装置は、スタンパ
ーを装着した射出成形用金型を有し、前記スタンパーを
キャビティリングにより金型との間に挟持するように金
型に固定した光ディスク用基板の製造装置において、前
記スタンパーとキャビティリングの対向面間に10〜3
0μm好ましくは15〜25μmのクリアランスをもた
せたことを特徴とするものからなる。
【0008】上記クリアランスが10μmよりも小さい
とスタンパーの歪みを十分に吸収できず、基板の真円度
が増大するおそれがある。また、30μmよりも大きい
と、スタンパーの固定が不十分になり、基板にバリが発
生したり、スタンパーが損傷したりするおそれがある。
すなわち、本発明においては、上記クリアランスを最適
範囲に設定することにより、スタンパーの金型内におけ
る位置ずれを抑制し、さらにスタンパーの損傷を防止し
つつ、歪みを吸収することができるので、成形される基
板の偏心量、真円度を適正範囲内に納めることができ、
高品質の基板を長期にわたり安定して成形することが可
能になる。
とスタンパーの歪みを十分に吸収できず、基板の真円度
が増大するおそれがある。また、30μmよりも大きい
と、スタンパーの固定が不十分になり、基板にバリが発
生したり、スタンパーが損傷したりするおそれがある。
すなわち、本発明においては、上記クリアランスを最適
範囲に設定することにより、スタンパーの金型内におけ
る位置ずれを抑制し、さらにスタンパーの損傷を防止し
つつ、歪みを吸収することができるので、成形される基
板の偏心量、真円度を適正範囲内に納めることができ、
高品質の基板を長期にわたり安定して成形することが可
能になる。
【0009】上記キャビティリングの形状はとくに限定
されるものではないが、たとえば少なくとも一部が、金
型に嵌着可能な脚部と、スタンパーの外周部を金型との
間に挟持するようにスタンパーの一面に対向する腕部と
の鉤形断面を有する形状を採ることができる。この場合
は、上記腕部と、該腕部に対向するスタンパーのキャビ
ティリング側の面との間に上記クリアランスを付与すれ
ばよく、キャビティリングがスタンパー側にある必要は
ない。
されるものではないが、たとえば少なくとも一部が、金
型に嵌着可能な脚部と、スタンパーの外周部を金型との
間に挟持するようにスタンパーの一面に対向する腕部と
の鉤形断面を有する形状を採ることができる。この場合
は、上記腕部と、該腕部に対向するスタンパーのキャビ
ティリング側の面との間に上記クリアランスを付与すれ
ばよく、キャビティリングがスタンパー側にある必要は
ない。
【0010】また、上記課題を解決するために、本発明
の光ディスク用基板の製造方法は、射出成形用金型にス
タンパーを装着し、キャビティリングを用いて前記スタ
ンパーを金型との間に挟持するように金型に固定し、金
型内に樹脂を射出して光ディスク用基板を成形するに際
し、前記スタンパーとキャビティリングの対向面間に1
0〜30μm、好ましくは15〜25μmのクリアラン
スを与え、該クリアランスによりスタンパーの歪みを吸
収しつつ該スタンパーを金型に固定することを特徴とす
る方法からなる。
の光ディスク用基板の製造方法は、射出成形用金型にス
タンパーを装着し、キャビティリングを用いて前記スタ
ンパーを金型との間に挟持するように金型に固定し、金
型内に樹脂を射出して光ディスク用基板を成形するに際
し、前記スタンパーとキャビティリングの対向面間に1
0〜30μm、好ましくは15〜25μmのクリアラン
スを与え、該クリアランスによりスタンパーの歪みを吸
収しつつ該スタンパーを金型に固定することを特徴とす
る方法からなる。
【0011】本発明に係る光ディスクは、このような製
造方法により製造された光ディスク用基板を用いたもの
である。
造方法により製造された光ディスク用基板を用いたもの
である。
【0012】本発明に係る光ディスク用基板の製造方法
を実施する場合には、スタンパーを吸引により金型に吸
着することが好ましく、該吸引動作は射出成形機運転中
に間欠的に行われることが好ましい。
を実施する場合には、スタンパーを吸引により金型に吸
着することが好ましく、該吸引動作は射出成形機運転中
に間欠的に行われることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る光ディスク
用基板の製造装置および製造方法の望ましい実施の形態
について、図面を参照して説明する。図1はスタンパー
側にキャビティリングがある場合、図2はスタンパーと
反対側にキャビティリングがある場合の、本発明の各実
施態様に係る光ディスク用基板の製造装置の金型周辺部
をそれぞれ示している。図において、1は光ディスク用
基板の製造装置を示している。製造装置1は、型締機構
と射出機構(図示略)とを有している。型締機構の固定
側プラテン2にはタイバー(図示略)が連結されてお
り、タイバーには可動側プラテン3が摺動自在に装着さ
れている。
用基板の製造装置および製造方法の望ましい実施の形態
について、図面を参照して説明する。図1はスタンパー
側にキャビティリングがある場合、図2はスタンパーと
反対側にキャビティリングがある場合の、本発明の各実
施態様に係る光ディスク用基板の製造装置の金型周辺部
をそれぞれ示している。図において、1は光ディスク用
基板の製造装置を示している。製造装置1は、型締機構
と射出機構(図示略)とを有している。型締機構の固定
側プラテン2にはタイバー(図示略)が連結されてお
り、タイバーには可動側プラテン3が摺動自在に装着さ
れている。
【0014】金型4は、固定型5と可動型6とから構成
されている。固定型5は固定側プラテン2に、可動型6
は可動側プラテン3に取付けられており、可動側プラテ
ン3の摺動に伴って可動型6が摺動し、金型4の型開
き、型閉めが行われるようになっている。
されている。固定型5は固定側プラテン2に、可動型6
は可動側プラテン3に取付けられており、可動側プラテ
ン3の摺動に伴って可動型6が摺動し、金型4の型開
き、型閉めが行われるようになっている。
【0015】固定型5の略中央には、スプール7を形成
するスプールブッシュ8が設けられている。
するスプールブッシュ8が設けられている。
【0016】可動型6には、スタンパー9が取り付けら
れている。スタンパー9は、該スタンパー9の中心穴を
貫通し可動型6内へ挿入されるインナースタンパー押さ
え10と、該スタンパー9の外周部を可動型6のキャビ
ティ面との間に挟持するように固定するキャビティリン
グ11とにより所定の位置に固定されるようになってい
る。
れている。スタンパー9は、該スタンパー9の中心穴を
貫通し可動型6内へ挿入されるインナースタンパー押さ
え10と、該スタンパー9の外周部を可動型6のキャビ
ティ面との間に挟持するように固定するキャビティリン
グ11とにより所定の位置に固定されるようになってい
る。
【0017】キャビティリング11は、図1では可動型
6に、図2では固定型5に嵌着可能な脚部13と、スタ
ンパー9の外周部を可動型6との間に挟持するようにス
タンパー9の一面9a(スタンパー9のキャビティリン
グ側の面)に対向する腕部14とを有する断面鉤形状の
部材から形成されている。腕部14のスタンパー側の面
14aとスタンパー9の面9aとの間には10〜30μ
mのクリアランスδが付与されている。
6に、図2では固定型5に嵌着可能な脚部13と、スタ
ンパー9の外周部を可動型6との間に挟持するようにス
タンパー9の一面9a(スタンパー9のキャビティリン
グ側の面)に対向する腕部14とを有する断面鉤形状の
部材から形成されている。腕部14のスタンパー側の面
14aとスタンパー9の面9aとの間には10〜30μ
mのクリアランスδが付与されている。
【0018】また、スタンパー9は、吸引装置(図示
略)による吸引により可動型6に吸着可能になってい
る。吸引装置による吸引動作は装置1の運転中に間欠的
に行われるようになっている。
略)による吸引により可動型6に吸着可能になってい
る。吸引装置による吸引動作は装置1の運転中に間欠的
に行われるようになっている。
【0019】本実施態様に係る光ディスク用基板の製造
装置1を用いて、本発明の光ディスク用基板の製造方法
は、以下のように実施される。まずはじめに、可動型6
が摺動して型閉めが行われた後、射出機構側のノズル1
2から金型4のキャビティー内へ溶融樹脂が射出・充填
され、保圧を付与しながら冷却した後、型開きされエジ
ェクター(図示略)により成形された基板をキャビティ
ーから剥離し、スタンパー9の情報が転写された基板が
成形されるようになっている。
装置1を用いて、本発明の光ディスク用基板の製造方法
は、以下のように実施される。まずはじめに、可動型6
が摺動して型閉めが行われた後、射出機構側のノズル1
2から金型4のキャビティー内へ溶融樹脂が射出・充填
され、保圧を付与しながら冷却した後、型開きされエジ
ェクター(図示略)により成形された基板をキャビティ
ーから剥離し、スタンパー9の情報が転写された基板が
成形されるようになっている。
【0020】また、本実施態様の光ディスク用基板の製
造装置においては、スタンパー9の面9aとキャビティ
リング11の面14aの間、すなわちスタンパー9とキ
ャビティリング11の対向面間には、クリアランスδが
設けられているので、キャビティリング11による固定
時、あるいは樹脂の射出時等にスタンパー9に負荷が加
わり歪みが生じても、該歪みは上記クリアランスδによ
り吸収される。したがって、金型4内におけるスタンパ
ー9の位置や姿勢を正しくしつつ、該スタンパー9の損
傷を防止できる。さらに、本実施態様においては、スタ
ンパー9は吸引装置の吸引により金型4に吸着されるよ
うになっているが、上記吸引装置の吸引動作は装置1の
運転中に間欠的に行われるようになっている。このた
め、たとえば樹脂の射出時等のスタンパー9への負荷が
増大するタイミングに合わせて間欠的に吸引動作をさせ
るようにすれば、スタンパー9の位置ずれ等を防止しつ
つ、歪みを吸収することができる。
造装置においては、スタンパー9の面9aとキャビティ
リング11の面14aの間、すなわちスタンパー9とキ
ャビティリング11の対向面間には、クリアランスδが
設けられているので、キャビティリング11による固定
時、あるいは樹脂の射出時等にスタンパー9に負荷が加
わり歪みが生じても、該歪みは上記クリアランスδによ
り吸収される。したがって、金型4内におけるスタンパ
ー9の位置や姿勢を正しくしつつ、該スタンパー9の損
傷を防止できる。さらに、本実施態様においては、スタ
ンパー9は吸引装置の吸引により金型4に吸着されるよ
うになっているが、上記吸引装置の吸引動作は装置1の
運転中に間欠的に行われるようになっている。このた
め、たとえば樹脂の射出時等のスタンパー9への負荷が
増大するタイミングに合わせて間欠的に吸引動作をさせ
るようにすれば、スタンパー9の位置ずれ等を防止しつ
つ、歪みを吸収することができる。
【0021】本発明に係る光ディスク用基板の製造装置
および製造方法により製造される基板は、たとえばポリ
カーボネートを主成分とする樹脂組成物から成形するこ
とができる。ポリカーボネートは、たとえば、2価フェ
ノールとカーボネート先駆体の反応によって得られる透
明なものである。2価フェノールとしてはハイドロキノ
ン、4,4′−ジオキシジフェニル、ビス(ヒドロキシ
フェニル)アルカン、ビス(ヒドロキシフェニル)シク
ロアルカン、ビス(ヒドロキシフェニル)エーテル、ビ
ス(ヒドロキシフェニル)ケトン、ビス(ヒドロキシフ
ェニル)スルフィド、ビス(ヒドロキシフェニル)スル
ホン、及びこれらの低級アルキル、ハロゲン等の置換体
を用いることができる。なお、各種添加剤、たとえばリ
ン系安定剤等を添加してもよい。
および製造方法により製造される基板は、たとえばポリ
カーボネートを主成分とする樹脂組成物から成形するこ
とができる。ポリカーボネートは、たとえば、2価フェ
ノールとカーボネート先駆体の反応によって得られる透
明なものである。2価フェノールとしてはハイドロキノ
ン、4,4′−ジオキシジフェニル、ビス(ヒドロキシ
フェニル)アルカン、ビス(ヒドロキシフェニル)シク
ロアルカン、ビス(ヒドロキシフェニル)エーテル、ビ
ス(ヒドロキシフェニル)ケトン、ビス(ヒドロキシフ
ェニル)スルフィド、ビス(ヒドロキシフェニル)スル
ホン、及びこれらの低級アルキル、ハロゲン等の置換体
を用いることができる。なお、各種添加剤、たとえばリ
ン系安定剤等を添加してもよい。
【0022】上記ポリカーボネート樹脂組成物の粘度平
均分子量は、13,000〜18,000の範囲にある
ことが好ましい。13,000未満では、成形される基
板の強度が不十分となり、光ディスクとして実用的な強
度が得られにくい。また、18,000を越えると、成
形時の樹脂の流動性が低下し、転写性や光学的歪量等に
問題が出やすい。
均分子量は、13,000〜18,000の範囲にある
ことが好ましい。13,000未満では、成形される基
板の強度が不十分となり、光ディスクとして実用的な強
度が得られにくい。また、18,000を越えると、成
形時の樹脂の流動性が低下し、転写性や光学的歪量等に
問題が出やすい。
【0023】成形された基板の情報面に、所定の記録層
が設けられる。記録層は、基板上にまず保護層を設け、
その上に形成するようにしてもよい。また、形成された
記録層の上に、さらに保護層、反射層等各種の層を設け
てもよい。
が設けられる。記録層は、基板上にまず保護層を設け、
その上に形成するようにしてもよい。また、形成された
記録層の上に、さらに保護層、反射層等各種の層を設け
てもよい。
【0024】記録層には、たとえば、Te−Ge−Sb
−Pd合金、Te−Ge−Sb−Pd−Nb合金、Nb
−Ge−Sb−Te合金、Pt−Ge−Sb−Te合
金、Ni−Ge−Sb−Te合金、Ge−Sb−Te合
金、Co−Ge−Sb−Te合金、In−Sb−Te合
金、In−Se合金、およびこれらを主成分とする合金
が用いられる。とくに望ましい記録膜組成としては、た
とえば次式で表される範囲にあることが熱安定性と繰り
返し安定性に優れている点から好ましい。 Mz (Sbx Te(1-X) )1-y-z (Ge0.5 Te0.5 )
y 0.35≦x≦0.5 0.20≦y≦0.5 0 ≦z≦0.05 ここでMはパラジウム、ニオブ、白筋、銀、筋、コバル
トから選ばれる少なくとも一種の金属、Sbはアンチモ
ン、Teはテルル、Geはゲルマニウムを表す。また、
x、y、zおよび数字は各元素の原子の数(各元素のモ
ル数)を表す。とくにパラジウム、ニオブについては少
なくとも一種を含むことが好ましい。この場合zは0.
0005以上であることが好ましい。これら合金を、基
板上に設けられた保護層上に、たとえばスパッタリング
で膜付けし、記録層が形成される。
−Pd合金、Te−Ge−Sb−Pd−Nb合金、Nb
−Ge−Sb−Te合金、Pt−Ge−Sb−Te合
金、Ni−Ge−Sb−Te合金、Ge−Sb−Te合
金、Co−Ge−Sb−Te合金、In−Sb−Te合
金、In−Se合金、およびこれらを主成分とする合金
が用いられる。とくに望ましい記録膜組成としては、た
とえば次式で表される範囲にあることが熱安定性と繰り
返し安定性に優れている点から好ましい。 Mz (Sbx Te(1-X) )1-y-z (Ge0.5 Te0.5 )
y 0.35≦x≦0.5 0.20≦y≦0.5 0 ≦z≦0.05 ここでMはパラジウム、ニオブ、白筋、銀、筋、コバル
トから選ばれる少なくとも一種の金属、Sbはアンチモ
ン、Teはテルル、Geはゲルマニウムを表す。また、
x、y、zおよび数字は各元素の原子の数(各元素のモ
ル数)を表す。とくにパラジウム、ニオブについては少
なくとも一種を含むことが好ましい。この場合zは0.
0005以上であることが好ましい。これら合金を、基
板上に設けられた保護層上に、たとえばスパッタリング
で膜付けし、記録層が形成される。
【0025】
【実施例】実施例1、比較例1〜2 スタンパーとキャビティリングの対向面間のクリアラン
スを5、20、30(μm)に設定し、吸引装置による
吸引動作を停止した状態で直径130mm、厚み1.2
mmの光ディスク用基板を連続成形し、スタンパーの損
傷状態と成形された基板のバリ、真円度、径方向加速度
を調べた。結果を表1に示す。
スを5、20、30(μm)に設定し、吸引装置による
吸引動作を停止した状態で直径130mm、厚み1.2
mmの光ディスク用基板を連続成形し、スタンパーの損
傷状態と成形された基板のバリ、真円度、径方向加速度
を調べた。結果を表1に示す。
【0026】実施例2 吸引装置の吸引動作を成形工程中に間欠的に行うこと以
外は、実施例1と同様の条件で基板を連続成形し、成形
された基板の偏心量を測定し、実施例1の基板の偏心量
と対比した。結果を表2に示す。なお、偏心量は、上述
Radialrunoutにおける最大値と最小値との
差を示すP−P値の1/2に略等しくなるので、P−P
値を目安として偏心量を推定することができる。表2に
おいてはP−P値を掲載した。
外は、実施例1と同様の条件で基板を連続成形し、成形
された基板の偏心量を測定し、実施例1の基板の偏心量
と対比した。結果を表2に示す。なお、偏心量は、上述
Radialrunoutにおける最大値と最小値との
差を示すP−P値の1/2に略等しくなるので、P−P
値を目安として偏心量を推定することができる。表2に
おいてはP−P値を掲載した。
【0027】表1から明らかなように、スタンパーとキ
ャビティリングの対向面間のクリアランスを、本発明で
開示し最適範囲(10〜30μm)に設定しない場合
(比較例1、2)においては、スタンパー損傷、真円度
の増大(または、基板のバリ発生)の不具合の発生が認
められるが、上記対向面間のクリアランスを最適範囲内
に設定した場合(実施例1)においては、スタンパー損
傷を防止でき、高品質の基板を安定して連続成形できる
ことが分かる。また、表2から明らかなように、成形工
程中に吸引動作を間欠的に行えば(実施例2)、P−P
値、すなわち偏心量も同時に低減することができる。
ャビティリングの対向面間のクリアランスを、本発明で
開示し最適範囲(10〜30μm)に設定しない場合
(比較例1、2)においては、スタンパー損傷、真円度
の増大(または、基板のバリ発生)の不具合の発生が認
められるが、上記対向面間のクリアランスを最適範囲内
に設定した場合(実施例1)においては、スタンパー損
傷を防止でき、高品質の基板を安定して連続成形できる
ことが分かる。また、表2から明らかなように、成形工
程中に吸引動作を間欠的に行えば(実施例2)、P−P
値、すなわち偏心量も同時に低減することができる。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ディス
ク用基板の製造装置および製造方法によるときは、スタ
ンパーとキャビティリングの対向面間に適正なクリアラ
ンス(10〜30μm)が設定されているので、スタン
パーの歪を適切に吸収できるとともに損傷を防止でき、
高品質の基板を安定して連続成形することができる。ま
た、成形工程中に吸引動作を間欠的に行えば、併せて基
板の偏心量を低減することができるので、より高品質の
基板を得ることができる。
ク用基板の製造装置および製造方法によるときは、スタ
ンパーとキャビティリングの対向面間に適正なクリアラ
ンス(10〜30μm)が設定されているので、スタン
パーの歪を適切に吸収できるとともに損傷を防止でき、
高品質の基板を安定して連続成形することができる。ま
た、成形工程中に吸引動作を間欠的に行えば、併せて基
板の偏心量を低減することができるので、より高品質の
基板を得ることができる。
【図1】本発明の一実施態様に係る光ディスク用基板の
製造装置の部分断面図である。
製造装置の部分断面図である。
【図2】本発明の別の実施態様に係る光ディスク用基板
の製造装置の部分断面図である。
の製造装置の部分断面図である。
【図3】図1の装置のキャビティリングの拡大部分断面
図である。
図である。
【符号の説明】 1 光ディスク用基板の射出成形装置 2 固定側プラテン 3 可動側プラテン 4 金型 5 固定型 6 可動型 7 スプール 8 スプールブッシュ 9 スタンパー 9a スタンパーのキャビティリング側の面 10 インナースタンパー押さえ 11 キャビティリング 12 ノズル 13 脚部 14 腕部 14a 腕部のスタンパー側の面 δ クリアランス
Claims (7)
- 【請求項1】 スタンパーを装着した射出成形用金型を
有し、前記スタンパーをキャビティリングにより金型と
の間に挟持するように金型に固定した光ディスク用基板
の製造装置において、前記スタンパーとキャビティリン
グの対向面間に10〜30μmのクリアランスをもたせ
たことを特徴とする光ディスク用基板の製造装置。 - 【請求項2】 前記キャビティリングの少なくとも一部
が、金型に嵌着される脚部とスタンパーの外周部を金型
との間に挟持するようにスタンパーの一面に対向する腕
部との鉤形断面を有し、キャビティリングの前記腕部と
それに対向するスタンパーのキャビティリング側の面と
の間に前記クリアランスが付与されている、請求項1の
光ディスク用基板の製造装置。 - 【請求項3】 前記スタンパーとキャビティリングの対
向面間のクリアランスが15〜25μmである、請求項
1または2の光ディスク用基板の製造装置。 - 【請求項4】 射出成形用金型にスタンパーを装着し、
キャビティリングを用いて前記スタンパーを金型との間
に挟持するように金型に固定し、金型内に樹脂を射出し
て光ディスク用基板を成形するに際し、前記スタンパー
とキャビティリングの対向面間に10〜30μmのクリ
アランスを与え、該クリアランスによりスタンパーの歪
みを吸収しつつ該スタンパーを金型に固定することを特
徴とする、光ディスク用基板の製造方法。 - 【請求項5】 さらに、前記スタンパーを吸引により吸
着し、射出成形機運転中に前記吸引動作を間欠的に行
う、請求項4の光ディスク用基板の製造方法。 - 【請求項6】 前記スタンパーとキャビティリングの対
向面間のクリアランスが15〜25μmである、請求項
4または5の光ディスク用基板の製造方法。 - 【請求項7】 請求項4ないし6のいずれかに記載の製
造方法で製造された光ディスク用基板を用いたことを特
徴とする光ディスク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2268398A JPH11213457A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 光ディスク用基板の製造装置、光ディスク用基板の製造方法および光ディスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2268398A JPH11213457A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 光ディスク用基板の製造装置、光ディスク用基板の製造方法および光ディスク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11213457A true JPH11213457A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=12089674
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2268398A Pending JPH11213457A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 光ディスク用基板の製造装置、光ディスク用基板の製造方法および光ディスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11213457A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022166285A (ja) * | 2017-09-08 | 2022-11-01 | 日精エー・エス・ビー機械株式会社 | 金型 |
-
1998
- 1998-01-20 JP JP2268398A patent/JPH11213457A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022166285A (ja) * | 2017-09-08 | 2022-11-01 | 日精エー・エス・ビー機械株式会社 | 金型 |
| JP2023168436A (ja) * | 2017-09-08 | 2023-11-24 | 日精エー・エス・ビー機械株式会社 | 金型 |
| US12589538B2 (en) | 2017-09-08 | 2026-03-31 | Nissei Asb Machine Co., Ltd. | Mold |
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