JPH11214199A - サイクロトロン装置の真空排気装置、真空排気方法および真空ポンプの再生方法 - Google Patents
サイクロトロン装置の真空排気装置、真空排気方法および真空ポンプの再生方法Info
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- JPH11214199A JPH11214199A JP984098A JP984098A JPH11214199A JP H11214199 A JPH11214199 A JP H11214199A JP 984098 A JP984098 A JP 984098A JP 984098 A JP984098 A JP 984098A JP H11214199 A JPH11214199 A JP H11214199A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価な真空ポンプを用いることができコスト
ダウンをすることができるサイクロトロン装置の真空排
気装置、真空排気方法および真空ポンプの再生方法を得
る。 【解決手段】 荷電粒子を発生させるイオン源12、イ
オン源12の周囲に配設され荷電粒子を加速空間中で略
円形に周回させる電磁石装置36、イオン源12の周囲
に配設され荷電粒子を周回させながら加速する高周波加
速空洞8および加速空間を真空に保持する真空容器10
とを有するサイクロトロン装置の真空容器10に接続さ
れる真空排気装置であって、電磁石装置36の発生する
磁場の及ぶ範囲内に設置され、サイクロトロン装置の運
転中に作動される主真空ポンプ18と、電磁石装置36
の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され、サイクロトロ
ン装置の運転停止中に作動される副真空ポンプ20とを
備えている。
ダウンをすることができるサイクロトロン装置の真空排
気装置、真空排気方法および真空ポンプの再生方法を得
る。 【解決手段】 荷電粒子を発生させるイオン源12、イ
オン源12の周囲に配設され荷電粒子を加速空間中で略
円形に周回させる電磁石装置36、イオン源12の周囲
に配設され荷電粒子を周回させながら加速する高周波加
速空洞8および加速空間を真空に保持する真空容器10
とを有するサイクロトロン装置の真空容器10に接続さ
れる真空排気装置であって、電磁石装置36の発生する
磁場の及ぶ範囲内に設置され、サイクロトロン装置の運
転中に作動される主真空ポンプ18と、電磁石装置36
の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され、サイクロトロ
ン装置の運転停止中に作動される副真空ポンプ20とを
備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、荷電粒子を加速
して被照射体に照射するサイクロトロン装置に関し、特
に荷電粒子ビームを利用した癌治療装置に用いられるサ
イクロトロン装置に関するものである。
して被照射体に照射するサイクロトロン装置に関し、特
に荷電粒子ビームを利用した癌治療装置に用いられるサ
イクロトロン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、サイクロトロン装置は、荷電粒
子の加速空間となる真空空間を形成する真空容器と、荷
電粒子をこの真空容器の中で略円形に周回させる強力な
磁場を発生する電磁石装置とを備えている。そして、こ
の電磁石装置の磁場は、サイクロトロン装置の周辺部に
まで及んでいる。通常、リターン・ヨークを持たないア
クティブ・シールド型の電磁石装置を有するサイクロト
ロン装置や、リターン・ヨークを小さく設計したサイク
ロトロン装置では、サイクロトロン装置の真空容器の外
周部付近には、1000ガウスを越える大きな磁場が存
在する。
子の加速空間となる真空空間を形成する真空容器と、荷
電粒子をこの真空容器の中で略円形に周回させる強力な
磁場を発生する電磁石装置とを備えている。そして、こ
の電磁石装置の磁場は、サイクロトロン装置の周辺部に
まで及んでいる。通常、リターン・ヨークを持たないア
クティブ・シールド型の電磁石装置を有するサイクロト
ロン装置や、リターン・ヨークを小さく設計したサイク
ロトロン装置では、サイクロトロン装置の真空容器の外
周部付近には、1000ガウスを越える大きな磁場が存
在する。
【0003】ターボ分子ポンプおよび油回転ポンプ等の
回転機構を持つ真空ポンプは、500ガウスを超える強磁
場中での運転は困難である。したがって、サイクロトロ
ン装置にこのようなタイプの真空ポンプが設置される場
合は、磁場が十分に小さくなるような遠く離れた位置に
設置されるか、または真空ポンプ内に磁場が侵入しない
ように鉄等の磁性体を用いた磁気シールドで覆われる必
要がある。
回転機構を持つ真空ポンプは、500ガウスを超える強磁
場中での運転は困難である。したがって、サイクロトロ
ン装置にこのようなタイプの真空ポンプが設置される場
合は、磁場が十分に小さくなるような遠く離れた位置に
設置されるか、または真空ポンプ内に磁場が侵入しない
ように鉄等の磁性体を用いた磁気シールドで覆われる必
要がある。
【0004】一方、吸着型の真空ポンプであるクライオ
ポンプは、ターボ分子ポンプ等の回転型のものに比較し
て強い磁場中でも運転が可能である。そして、1000
ガウスを越える大きな磁場中においても運転が可能であ
る。しかしながら、吸着型の真空ポンプは、極低温にし
た容器の作用面にガスを吸着さることにより真空をつく
り出すので、この作用面にガスが所定量付着するとそれ
以上機能することができない。そのため、定期的に吸着
したガスを放出する再生運転を行う必要がある。
ポンプは、ターボ分子ポンプ等の回転型のものに比較し
て強い磁場中でも運転が可能である。そして、1000
ガウスを越える大きな磁場中においても運転が可能であ
る。しかしながら、吸着型の真空ポンプは、極低温にし
た容器の作用面にガスを吸着さることにより真空をつく
り出すので、この作用面にガスが所定量付着するとそれ
以上機能することができない。そのため、定期的に吸着
したガスを放出する再生運転を行う必要がある。
【0005】この再生運転中においては、クライオポン
プに吸着されたガスが放出されるが、この放出ガスを真
空容器の外に排気するためには、その他に例えば回転型
の真空ポンプが設けられる必要がある。そして特に、陽
子ビームを加速するサイクロトロン装置においては、真
空容器の内部にイオン源を用いる場合、イオン源から大
量の水素ガスが真空容器中に流れ込むために、クライオ
ポンプの水素ガスに対する負荷が大きく、再生運転を高
い頻度で行う必要がある。
プに吸着されたガスが放出されるが、この放出ガスを真
空容器の外に排気するためには、その他に例えば回転型
の真空ポンプが設けられる必要がある。そして特に、陽
子ビームを加速するサイクロトロン装置においては、真
空容器の内部にイオン源を用いる場合、イオン源から大
量の水素ガスが真空容器中に流れ込むために、クライオ
ポンプの水素ガスに対する負荷が大きく、再生運転を高
い頻度で行う必要がある。
【0006】図20は例えば、「TWELFTH INTERNATIONA
L CONFERENCE ON CYCLOTRONS AND THEIR APPLICATION
S」(1989)の230ページに示された従来のサイクロトロン
装置の機器配置図である。図20において、荷電粒子ビ
ームの加速空間を真空に保持する真空容器10は模式的
に示されている。真空容器10内においては、図示しな
い電磁石装置や高周波加速空洞が交互に配設されて、広
い領域と狭い領域が交互に形成されている。真空容器1
0は、実際には図20の右端が左端に接続され環状に形
成されている。
L CONFERENCE ON CYCLOTRONS AND THEIR APPLICATION
S」(1989)の230ページに示された従来のサイクロトロン
装置の機器配置図である。図20において、荷電粒子ビ
ームの加速空間を真空に保持する真空容器10は模式的
に示されている。真空容器10内においては、図示しな
い電磁石装置や高周波加速空洞が交互に配設されて、広
い領域と狭い領域が交互に形成されている。真空容器1
0は、実際には図20の右端が左端に接続され環状に形
成されている。
【0007】真空容器10には、複数のクライオポンプ
18と拡散ポンプ35が接続されている。そしてまた、
ターボ分子ポンプ20が接続されている。図20には、
明確に表されていないが、ターボ分子ポンプ20は図示
しない電磁石装置の磁場に影響されないように、真空容
器10から遠く離れた位置に配設されている。
18と拡散ポンプ35が接続されている。そしてまた、
ターボ分子ポンプ20が接続されている。図20には、
明確に表されていないが、ターボ分子ポンプ20は図示
しない電磁石装置の磁場に影響されないように、真空容
器10から遠く離れた位置に配設されている。
【0008】また、通常のサイクロトロン装置では、真
空容器10を含む加速装置全体は床面に固定されてい
る。そして真空容器10は回転することがない。そのた
め、取り付け方向が例えば鉛直方向に限定される拡散ポ
ンプ35や安価な回転型の真空ポンプは任意の場所に固
定して設置され、またそれらの真空ポンプと真空容器1
0とを接続する接続ダクトも通常の接続ダクトが、装置
あるいは床面から支持されて設置されれば良いので容易
であった。
空容器10を含む加速装置全体は床面に固定されてい
る。そして真空容器10は回転することがない。そのた
め、取り付け方向が例えば鉛直方向に限定される拡散ポ
ンプ35や安価な回転型の真空ポンプは任意の場所に固
定して設置され、またそれらの真空ポンプと真空容器1
0とを接続する接続ダクトも通常の接続ダクトが、装置
あるいは床面から支持されて設置されれば良いので容易
であった。
【0009】このように構成された従来のサイクロトロ
ン装置の真空排気装置においては、荷電粒子ビームの加
速空間を真空に保持する真空容器10には、クライオポ
ンプ18、ターボ分子ポンプ20および拡散ポンプ35
等が接続されて、これらが相互に動作して、真空容器1
0内を真空にする。
ン装置の真空排気装置においては、荷電粒子ビームの加
速空間を真空に保持する真空容器10には、クライオポ
ンプ18、ターボ分子ポンプ20および拡散ポンプ35
等が接続されて、これらが相互に動作して、真空容器1
0内を真空にする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ターボ
分子ポンプ20等の真空ポンプを真空容器10から十分
に離した場合、高真空が必要となる真空容器10からの
距離が長くなるために、排気能力が低下してしまい、そ
のため、より大規模な真空ポンプを設置しなくてはなら
ない問題があった。
分子ポンプ20等の真空ポンプを真空容器10から十分
に離した場合、高真空が必要となる真空容器10からの
距離が長くなるために、排気能力が低下してしまい、そ
のため、より大規模な真空ポンプを設置しなくてはなら
ない問題があった。
【0011】また、強磁場中での運転は困難な真空ポン
プの周囲に、真空ポンプを覆う鉄等の磁性体を設置した
磁気シールドを設置する場合、この磁気シールドが加速
ビームが通過する加速空間の磁場に影響を及ぼし、磁場
分布に誤差を生じさせるため設置が困難であった。
プの周囲に、真空ポンプを覆う鉄等の磁性体を設置した
磁気シールドを設置する場合、この磁気シールドが加速
ビームが通過する加速空間の磁場に影響を及ぼし、磁場
分布に誤差を生じさせるため設置が困難であった。
【0012】さらに、真空容器が中心軸を中心として回
転する回転型のサイクロトロン装置においては、真空容
器に固定される真空ポンプは、どの方向に向いても動作
可能なポジション・フリーなポンプを用いる事が必要と
なり、排気装置が高価になるといった問題があった。
転する回転型のサイクロトロン装置においては、真空容
器に固定される真空ポンプは、どの方向に向いても動作
可能なポジション・フリーなポンプを用いる事が必要と
なり、排気装置が高価になるといった問題があった。
【0013】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、安価な真空ポンプを用いること
ができコストダウンをすることができるサイクロトロン
装置の真空排気装置、真空排気方法および真空ポンプの
再生方法を得ることを目的とする。
ためになされたもので、安価な真空ポンプを用いること
ができコストダウンをすることができるサイクロトロン
装置の真空排気装置、真空排気方法および真空ポンプの
再生方法を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1のサイクロトロ
ン装置の真空排気装置においては、荷電粒子を発生させ
るイオン源、イオン源の周囲に配設され荷電粒子を加速
空間中で略円形に周回させる電磁石装置、イオン源の周
囲に配設され荷電粒子を周回させながら加速する高周波
加速空洞および加速空間を真空に保持する真空容器とを
有するサイクロトロン装置の真空容器に接続される真空
排気装置であって、電磁石装置の発生する磁場の及ぶ範
囲内に設置され、サイクロトロン装置の運転中に作動さ
れる主真空ポンプと、電磁石装置の発生する磁場の及ぶ
範囲内に設置され、サイクロトロン装置の運転停止中に
作動される副真空ポンプとを備えている。
ン装置の真空排気装置においては、荷電粒子を発生させ
るイオン源、イオン源の周囲に配設され荷電粒子を加速
空間中で略円形に周回させる電磁石装置、イオン源の周
囲に配設され荷電粒子を周回させながら加速する高周波
加速空洞および加速空間を真空に保持する真空容器とを
有するサイクロトロン装置の真空容器に接続される真空
排気装置であって、電磁石装置の発生する磁場の及ぶ範
囲内に設置され、サイクロトロン装置の運転中に作動さ
れる主真空ポンプと、電磁石装置の発生する磁場の及ぶ
範囲内に設置され、サイクロトロン装置の運転停止中に
作動される副真空ポンプとを備えている。
【0015】請求項2のサイクロトロン装置の真空排気
装置においては、主真空ポンプは吸着型の真空ポンプで
あり、電磁石装置、主真空ポンプおよび副真空ポンプと
電気的に接続された制御装置を有し、制御装置は、サイ
クロトロン装置の運転停止後、まず電磁石装置のコイル
電流値を所定の値まで低下させ、次いで副真空ポンプを
始動し、副真空ポンプが定常状態になると主真空ポンプ
の再生運転をし、主真空ポンプを停止した後、副真空ポ
ンプを停止させ、さらに電磁石装置のコイル電流値を所
定の値まで増大させる一連の運転をする。
装置においては、主真空ポンプは吸着型の真空ポンプで
あり、電磁石装置、主真空ポンプおよび副真空ポンプと
電気的に接続された制御装置を有し、制御装置は、サイ
クロトロン装置の運転停止後、まず電磁石装置のコイル
電流値を所定の値まで低下させ、次いで副真空ポンプを
始動し、副真空ポンプが定常状態になると主真空ポンプ
の再生運転をし、主真空ポンプを停止した後、副真空ポ
ンプを停止させ、さらに電磁石装置のコイル電流値を所
定の値まで増大させる一連の運転をする。
【0016】請求項3のサイクロトロン装置の真空排気
装置においては、主真空ポンプは吸着型の真空ポンプで
あり、副真空ポンプを囲繞する局所磁気シールドコイル
と、電磁石装置、主真空ポンプおよび副真空ポンプと電
気的に接続された制御装置を有し、制御装置は、サイク
ロトロン装置の運転停止後、まず局所磁気シールドコイ
ルに電流を通電させ、次いで副真空ポンプを始動し、副
真空ポンプが定常状態になると主真空ポンプの再生運転
をし、主真空ポンプを停止した後、副真空ポンプを停止
させ、さらに局所磁気シールドコイルの電流を遮断させ
る一連の運転をする。
装置においては、主真空ポンプは吸着型の真空ポンプで
あり、副真空ポンプを囲繞する局所磁気シールドコイル
と、電磁石装置、主真空ポンプおよび副真空ポンプと電
気的に接続された制御装置を有し、制御装置は、サイク
ロトロン装置の運転停止後、まず局所磁気シールドコイ
ルに電流を通電させ、次いで副真空ポンプを始動し、副
真空ポンプが定常状態になると主真空ポンプの再生運転
をし、主真空ポンプを停止した後、副真空ポンプを停止
させ、さらに局所磁気シールドコイルの電流を遮断させ
る一連の運転をする。
【0017】請求項4のサイクロトロン装置の真空排気
装置においては、主真空ポンプは吸着型の真空ポンプで
あり、副真空ポンプを囲繞するシールド位置および電磁
石装置の発生させる磁場に影響を与えない待避位置との
間を移動可能に配設された局所磁気シールドと、主真空
ポンプおよび副真空ポンプと電気的に接続された制御装
置を有し、制御装置は、サイクロトロン装置の運転停止
後、まず局所磁気シールドをシールド位置に移動させ、
次いで副真空ポンプを始動し、副真空ポンプが定常状態
になると主真空ポンプの再生運転をし、主真空ポンプを
停止した後、副真空ポンプを停止させ、さらに局所磁気
シールドを待避位置に移動させる一連の運転をする。
装置においては、主真空ポンプは吸着型の真空ポンプで
あり、副真空ポンプを囲繞するシールド位置および電磁
石装置の発生させる磁場に影響を与えない待避位置との
間を移動可能に配設された局所磁気シールドと、主真空
ポンプおよび副真空ポンプと電気的に接続された制御装
置を有し、制御装置は、サイクロトロン装置の運転停止
後、まず局所磁気シールドをシールド位置に移動させ、
次いで副真空ポンプを始動し、副真空ポンプが定常状態
になると主真空ポンプの再生運転をし、主真空ポンプを
停止した後、副真空ポンプを停止させ、さらに局所磁気
シールドを待避位置に移動させる一連の運転をする。
【0018】請求項5のサイクロトロン装置の真空排気
装置においては、イオン源に供給されるガス量を計測す
るガス流量計を有し、制御装置は、イオン源に供給され
るガス量が所定量に達している場合に一連の運転をす
る。
装置においては、イオン源に供給されるガス量を計測す
るガス流量計を有し、制御装置は、イオン源に供給され
るガス量が所定量に達している場合に一連の運転をす
る。
【0019】請求項6のサイクロトロン装置の真空排気
装置においては、副真空ポンプは、電磁石装置の発生す
る磁場からの影響が最小となる方向に配設されている。
装置においては、副真空ポンプは、電磁石装置の発生す
る磁場からの影響が最小となる方向に配設されている。
【0020】請求項7のサイクロトロン装置の真空排気
装置においては、真空容器を回転させる回転機構を有
し、副真空ポンプの少なくとも1基は、外部の固定台に
固定され、軸周りに回転可能な接続部を有する接続ダク
トによって真空容器に接続されている。
装置においては、真空容器を回転させる回転機構を有
し、副真空ポンプの少なくとも1基は、外部の固定台に
固定され、軸周りに回転可能な接続部を有する接続ダク
トによって真空容器に接続されている。
【0021】請求項8のサイクロトロン装置の真空排気
装置においては、真空容器を回転させる回転機構を有
し、副真空ポンプの少なくとも1基は、外部の固定台に
固定され、可撓性を有する接続ダクトによって真空容器
に接続されている。
装置においては、真空容器を回転させる回転機構を有
し、副真空ポンプの少なくとも1基は、外部の固定台に
固定され、可撓性を有する接続ダクトによって真空容器
に接続されている。
【0022】請求項9のサイクロトロン装置の真空排気
装置においては、真空容器を概略水平に回転させる回転
機構を有し、副真空ポンプの少なくとも1基は、真空容
器から常に水平を保つように支持され、軸周りに回転可
能な接続部を有する接続ダクトによって真空容器に接続
されている。
装置においては、真空容器を概略水平に回転させる回転
機構を有し、副真空ポンプの少なくとも1基は、真空容
器から常に水平を保つように支持され、軸周りに回転可
能な接続部を有する接続ダクトによって真空容器に接続
されている。
【0023】請求項10のサイクロトロン装置の真空排
気方法においては、荷電粒子を発生させるイオン源と、
イオン源の周囲に配設され荷電粒子を加速空間中で略円
形に周回させる電磁石装置と、イオン源の周囲に配設さ
れ荷電粒子を周回させながら加速する高周波加速空洞
と、加速空間を真空に保持する真空容器と、電磁石装置
の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され電磁石装置の磁
場中での運転が可能な主真空ポンプおよび電磁石装置の
発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され電磁石装置の磁場
中での運転が不可能な副真空ポンプを有するサイクロト
ロン装置の真空容器の真空排気方法であって、サイクロ
トロン装置の運転中は、主真空ポンプを使用して真空容
器を真空とし、サイクロトロン装置の運転停止中は、副
真空ポンプを使用して真空容器を真空とする。
気方法においては、荷電粒子を発生させるイオン源と、
イオン源の周囲に配設され荷電粒子を加速空間中で略円
形に周回させる電磁石装置と、イオン源の周囲に配設さ
れ荷電粒子を周回させながら加速する高周波加速空洞
と、加速空間を真空に保持する真空容器と、電磁石装置
の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され電磁石装置の磁
場中での運転が可能な主真空ポンプおよび電磁石装置の
発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され電磁石装置の磁場
中での運転が不可能な副真空ポンプを有するサイクロト
ロン装置の真空容器の真空排気方法であって、サイクロ
トロン装置の運転中は、主真空ポンプを使用して真空容
器を真空とし、サイクロトロン装置の運転停止中は、副
真空ポンプを使用して真空容器を真空とする。
【0024】請求項11のサイクロトロン装置の真空ポ
ンプの再生方法においては、荷電粒子を発生させるイオ
ン源と、イオン源の周囲に配設され荷電粒子を加速空間
中で略円形に周回させる電磁石装置と、イオン源の周囲
に配設され荷電粒子を周回させながら加速する高周波加
速空洞と、加速空間を真空に保持する真空容器と、電磁
石装置の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され電磁石装
置の磁場中での運転が可能な吸着型の主真空ポンプおよ
び電磁石装置の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され電
磁石装置の磁場中での運転が不可能な副真空ポンプを有
するサイクロトロン装置の主真空ポンプの再生方法であ
って、サイクロトロン装置の運転中は、主真空ポンプを
使用して真空容器を真空とし、サイクロトロン装置の運
転停止中は、副真空ポンプを使用して主真空ポンプの再
生運転をする。
ンプの再生方法においては、荷電粒子を発生させるイオ
ン源と、イオン源の周囲に配設され荷電粒子を加速空間
中で略円形に周回させる電磁石装置と、イオン源の周囲
に配設され荷電粒子を周回させながら加速する高周波加
速空洞と、加速空間を真空に保持する真空容器と、電磁
石装置の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され電磁石装
置の磁場中での運転が可能な吸着型の主真空ポンプおよ
び電磁石装置の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され電
磁石装置の磁場中での運転が不可能な副真空ポンプを有
するサイクロトロン装置の主真空ポンプの再生方法であ
って、サイクロトロン装置の運転中は、主真空ポンプを
使用して真空容器を真空とし、サイクロトロン装置の運
転停止中は、副真空ポンプを使用して主真空ポンプの再
生運転をする。
【0025】請求項12のサイクロトロン装置の真空ポ
ンプの再生方法においては、サイクロトロン装置の運転
停止後、まず電磁石装置のコイル電流値を所定の値まで
低下させ、次いで副真空ポンプを始動し、副真空ポンプ
が定常状態になると主真空ポンプの再生運転をし、主真
空ポンプを停止した後、副真空ポンプを停止させ、さら
に電磁石装置のコイル電流値を所定の値まで増大させる
一連の運転をする。
ンプの再生方法においては、サイクロトロン装置の運転
停止後、まず電磁石装置のコイル電流値を所定の値まで
低下させ、次いで副真空ポンプを始動し、副真空ポンプ
が定常状態になると主真空ポンプの再生運転をし、主真
空ポンプを停止した後、副真空ポンプを停止させ、さら
に電磁石装置のコイル電流値を所定の値まで増大させる
一連の運転をする。
【0026】請求項13のサイクロトロン装置の真空ポ
ンプの再生方法においては、副真空ポンプを囲繞する局
所磁気シールドコイルを有し、サイクロトロン装置の運
転停止後、まず局所磁気シールドコイルに電流を通電さ
せ、次いで副真空ポンプを始動し、副真空ポンプが定常
状態になると主真空ポンプを始動し、主真空ポンプを停
止した後、副真空ポンプを停止させ、さらに局所磁気シ
ールドコイルの電流を遮断させる一連の運転をする。
ンプの再生方法においては、副真空ポンプを囲繞する局
所磁気シールドコイルを有し、サイクロトロン装置の運
転停止後、まず局所磁気シールドコイルに電流を通電さ
せ、次いで副真空ポンプを始動し、副真空ポンプが定常
状態になると主真空ポンプを始動し、主真空ポンプを停
止した後、副真空ポンプを停止させ、さらに局所磁気シ
ールドコイルの電流を遮断させる一連の運転をする。
【0027】請求項14のサイクロトロン装置の真空ポ
ンプの再生方法においては、副真空ポンプを囲繞するシ
ールド位置および電磁石装置の発生させる磁場に影響を
与えない待避位置との間を移動可能に配設された局所磁
気シールドを有し、サイクロトロン装置の運転停止後、
まず局所磁気シールドをシールド位置に移動させ、次い
で副真空ポンプを始動し、副真空ポンプが定常状態にな
ると主真空ポンプを始動し、主真空ポンプを停止した
後、副真空ポンプを停止させ、さらに局所磁気シールド
を待避位置に移動させる一連の運転をする。
ンプの再生方法においては、副真空ポンプを囲繞するシ
ールド位置および電磁石装置の発生させる磁場に影響を
与えない待避位置との間を移動可能に配設された局所磁
気シールドを有し、サイクロトロン装置の運転停止後、
まず局所磁気シールドをシールド位置に移動させ、次い
で副真空ポンプを始動し、副真空ポンプが定常状態にな
ると主真空ポンプを始動し、主真空ポンプを停止した
後、副真空ポンプを停止させ、さらに局所磁気シールド
を待避位置に移動させる一連の運転をする。
【0028】請求項15のサイクロトロン装置の真空ポ
ンプの再生方法においては、イオン源に供給されるガス
量を計測するガス流量計を有し、イオン源に供給される
ガス量が所定量に達している場合に一連の運転をする。
ンプの再生方法においては、イオン源に供給されるガス
量を計測するガス流量計を有し、イオン源に供給される
ガス量が所定量に達している場合に一連の運転をする。
【0029】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明に係
るサイクロトロン装置の要部断面図である。図1におい
て、6は円筒状をなす非永久電流モードの超電磁石コイ
ルである。超電磁石コイル6は、円筒の両端部に配置さ
れた真空天板16と共働して有底円筒状の真空容器10
を構成している。真空容器10の中心部には、荷電粒子
を生み出すイオン源12が配設されている。イオン源1
2は真空容器10の中心軸に沿って配設され、先端から
荷電粒子を発生させる。
るサイクロトロン装置の要部断面図である。図1におい
て、6は円筒状をなす非永久電流モードの超電磁石コイ
ルである。超電磁石コイル6は、円筒の両端部に配置さ
れた真空天板16と共働して有底円筒状の真空容器10
を構成している。真空容器10の中心部には、荷電粒子
を生み出すイオン源12が配設されている。イオン源1
2は真空容器10の中心軸に沿って配設され、先端から
荷電粒子を発生させる。
【0030】真空容器10の内部には、イオン源12の
先端を中心として、ポールチップ4と加速空洞8が、周
方向に所定の間隔を有しながら交互に配設されている。
詳細には、イオン源12を中心として、ポールチップ4
と加速空洞8が、周方向に60度毎に配設されている。
結果、ポールチップ4と加速空洞8は、イオン源12を
中心として対向している。ポールチップ4は、真空容器
10内に掛け渡された支持部材14によって支持されて
いる。ポールチップ4は、超電磁石コイル6の生み出す
磁界を強めてかつ整形する磁極であり、荷電粒子の軌道
を曲げて粒子運動の範囲を限定し荷電粒子を略円形に周
回させる。超電磁石コイル6とポールチップ4は、荷電
粒子を略円形に周回させる非永久電流モードの電磁石装
置36を構成している。高周波加速空洞8は、荷電粒子
の軌道を挟むようにして配設された2個の箱体から構成
され、各々の箱体の間には電圧がかけられ荷電粒子を加
速させる電場を作り出している。
先端を中心として、ポールチップ4と加速空洞8が、周
方向に所定の間隔を有しながら交互に配設されている。
詳細には、イオン源12を中心として、ポールチップ4
と加速空洞8が、周方向に60度毎に配設されている。
結果、ポールチップ4と加速空洞8は、イオン源12を
中心として対向している。ポールチップ4は、真空容器
10内に掛け渡された支持部材14によって支持されて
いる。ポールチップ4は、超電磁石コイル6の生み出す
磁界を強めてかつ整形する磁極であり、荷電粒子の軌道
を曲げて粒子運動の範囲を限定し荷電粒子を略円形に周
回させる。超電磁石コイル6とポールチップ4は、荷電
粒子を略円形に周回させる非永久電流モードの電磁石装
置36を構成している。高周波加速空洞8は、荷電粒子
の軌道を挟むようにして配設された2個の箱体から構成
され、各々の箱体の間には電圧がかけられ荷電粒子を加
速させる電場を作り出している。
【0031】ポールチップ4および高周波加速空洞8
は、真空容器10の円筒を軸線に垂直に横切る面を中心
にして、軸線方向に(図1の上下方向に)対称にかつ所
定の隙間離して配置されている。そしてこの隙間が荷電
粒子の加速空間となる。荷電粒子は、中心のイオン源1
2から発せられた後、この加速空間内をイオン源12を
中心にして概略円軌道を描いて移動し、電磁石装置36
および高周波加速空洞8によって周期的に加速されなが
ら、しだいに軌道を大きくながら螺旋状に回転して行
く。
は、真空容器10の円筒を軸線に垂直に横切る面を中心
にして、軸線方向に(図1の上下方向に)対称にかつ所
定の隙間離して配置されている。そしてこの隙間が荷電
粒子の加速空間となる。荷電粒子は、中心のイオン源1
2から発せられた後、この加速空間内をイオン源12を
中心にして概略円軌道を描いて移動し、電磁石装置36
および高周波加速空洞8によって周期的に加速されなが
ら、しだいに軌道を大きくながら螺旋状に回転して行
く。
【0032】図1の下側の真空天板16には、主真空ポ
ンプであるクライオポンプ18と、副真空ポンプである
ターボ分子ポンプ20が固定されている。ターボ分子ポ
ンプ20には、さらに副真空ポンプである補助真空ポン
プ22が接続されている。クライオポンプ18、ターボ
分子ポンプ20および補助真空ポンプ22は、いずれ
も、電磁石装置36の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置
されている。クライオポンプ18には、電力を供給して
作動させるクライオポンプ制御電源24が電気的に接続
されている。ターボ分子ポンプ20には、同じくターボ
分子ポンプ制御電源26が接続されている。補助真空ポ
ンプ22には、同じく補助真空ポンプ制御電源28が接
続されている。また、超電磁石コイル6には、電磁石コ
イル電源30が接続されている。そして、それぞれの電
源24、26、28および30は、制御装置であるクラ
イオポンプ再生手順制御装置32に接続されている。ク
ライオポンプ再生手順制御装置32は、さらにサイクロ
トロン装置全体の運転を制御する主制御装置34に接続
されている。
ンプであるクライオポンプ18と、副真空ポンプである
ターボ分子ポンプ20が固定されている。ターボ分子ポ
ンプ20には、さらに副真空ポンプである補助真空ポン
プ22が接続されている。クライオポンプ18、ターボ
分子ポンプ20および補助真空ポンプ22は、いずれ
も、電磁石装置36の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置
されている。クライオポンプ18には、電力を供給して
作動させるクライオポンプ制御電源24が電気的に接続
されている。ターボ分子ポンプ20には、同じくターボ
分子ポンプ制御電源26が接続されている。補助真空ポ
ンプ22には、同じく補助真空ポンプ制御電源28が接
続されている。また、超電磁石コイル6には、電磁石コ
イル電源30が接続されている。そして、それぞれの電
源24、26、28および30は、制御装置であるクラ
イオポンプ再生手順制御装置32に接続されている。ク
ライオポンプ再生手順制御装置32は、さらにサイクロ
トロン装置全体の運転を制御する主制御装置34に接続
されている。
【0033】図3はクライオポンプ再生手順を時系列的
に示したものである。サイクロトロン装置の運転時間帯
は、通常朝から夜までの時間帯であり、深夜は運転が停
止される。本実施の形態のサイクロトロン装置において
は、サイクロトロン装置の運転者が一日の運転を終え、
主制御装置34を操作して運転を終了すると、主制御装
置34は、クライオポンプ再生手順制御装置32にクラ
イオポンプ再生手順を実行するように運転信号を出す。
クライオポンプ再生手順制御装置32は、この運転信号
を受け取ると、まず予め設定されている翌日の運転開始
予定時刻までの時間を算出する。そして、その時間が予
め求められているクライオポンプ18の再生運転に必要
な時間よりも長い場合には、クライオポンプ再生手順を
所定の手順にそって自動的に開始する。
に示したものである。サイクロトロン装置の運転時間帯
は、通常朝から夜までの時間帯であり、深夜は運転が停
止される。本実施の形態のサイクロトロン装置において
は、サイクロトロン装置の運転者が一日の運転を終え、
主制御装置34を操作して運転を終了すると、主制御装
置34は、クライオポンプ再生手順制御装置32にクラ
イオポンプ再生手順を実行するように運転信号を出す。
クライオポンプ再生手順制御装置32は、この運転信号
を受け取ると、まず予め設定されている翌日の運転開始
予定時刻までの時間を算出する。そして、その時間が予
め求められているクライオポンプ18の再生運転に必要
な時間よりも長い場合には、クライオポンプ再生手順を
所定の手順にそって自動的に開始する。
【0034】クライオポンプ再生手順が開始されると、
クライオポンプ再生手順制御装置32は、まず電磁石コ
イル電源30を制御して超電磁石コイル6に流れるコイ
ル電流を低下させる。このコイル電流は、超電磁石コイ
ル6の磁界がターボ分子ポンプ20および補助真空ポン
プ22が運転可能な値になるまで下げられる。ターボ分
子ポンプ20および補助真空ポンプ22が運転可能とな
る電流値については、予め測定によって求められてい
る。そして、コイル電流は、ポールチップ4に渦電流が
発生して温度上昇が起こらないように徐々に低下され
る。本実施の形態の電流の変化率は、ポールチップ4の
温度上昇が0.1度以上にならないような変化率とされ
ている。
クライオポンプ再生手順制御装置32は、まず電磁石コ
イル電源30を制御して超電磁石コイル6に流れるコイ
ル電流を低下させる。このコイル電流は、超電磁石コイ
ル6の磁界がターボ分子ポンプ20および補助真空ポン
プ22が運転可能な値になるまで下げられる。ターボ分
子ポンプ20および補助真空ポンプ22が運転可能とな
る電流値については、予め測定によって求められてい
る。そして、コイル電流は、ポールチップ4に渦電流が
発生して温度上昇が起こらないように徐々に低下され
る。本実施の形態の電流の変化率は、ポールチップ4の
温度上昇が0.1度以上にならないような変化率とされ
ている。
【0035】コイル電流が上述した所定の値になると、
ターボ分子ポンプ20および補助真空ポンプ22が始動
される。そしてさらに、ターボ分子ポンプ20および補
助真空ポンプ22が定常運転になった時点で、クライオ
ポンプ18の再生運転が開始される。クライオポンプ1
8の再生運転中においては、クライオポンプ18は、吸
着していたガスを放出する。ターボ分子ポンプ20およ
び補助真空ポンプ22は、クライオポンプ18の放出し
たガスを吸収して外部に排気する。クライオポンプ18
の再生運転が終了すると、ターボ分子ポンプ20および
補助真空ポンプ22が停止され、今度は超電磁石コイル
6の電流値がサイクロトロン装置の運転のできる値まで
徐々に上昇される。
ターボ分子ポンプ20および補助真空ポンプ22が始動
される。そしてさらに、ターボ分子ポンプ20および補
助真空ポンプ22が定常運転になった時点で、クライオ
ポンプ18の再生運転が開始される。クライオポンプ1
8の再生運転中においては、クライオポンプ18は、吸
着していたガスを放出する。ターボ分子ポンプ20およ
び補助真空ポンプ22は、クライオポンプ18の放出し
たガスを吸収して外部に排気する。クライオポンプ18
の再生運転が終了すると、ターボ分子ポンプ20および
補助真空ポンプ22が停止され、今度は超電磁石コイル
6の電流値がサイクロトロン装置の運転のできる値まで
徐々に上昇される。
【0036】このような構成のサイクロトロン装置にお
いては、電磁石装置36の超電磁石コイル6に流れる電
流を低下することで、ターボ分子ポンプ20および補助
真空ポンプ22が配設されている位置での磁場強度を下
げる事ができる。ただし、磁場強度を変化させる事によ
って、ポールチップ4には渦電流が生じ、ポールチップ
4の温度が上昇し、この温度上昇は、磁場の誤差となっ
て現われるため、その変動は極力少なくされる必要があ
る。このために、超電磁石コイル6に流れる電流は、ポ
ールチップ4の温度上昇が0.1度以上とならない小さ
な変化率で低下される。一方、ターボ分子ポンプ20お
よび補助真空ポンプ22が運転可能な上限値の磁場強度
が予め測定によって求められ、この値まで電流値が低下
される。
いては、電磁石装置36の超電磁石コイル6に流れる電
流を低下することで、ターボ分子ポンプ20および補助
真空ポンプ22が配設されている位置での磁場強度を下
げる事ができる。ただし、磁場強度を変化させる事によ
って、ポールチップ4には渦電流が生じ、ポールチップ
4の温度が上昇し、この温度上昇は、磁場の誤差となっ
て現われるため、その変動は極力少なくされる必要があ
る。このために、超電磁石コイル6に流れる電流は、ポ
ールチップ4の温度上昇が0.1度以上とならない小さ
な変化率で低下される。一方、ターボ分子ポンプ20お
よび補助真空ポンプ22が運転可能な上限値の磁場強度
が予め測定によって求められ、この値まで電流値が低下
される。
【0037】このようにして、サイクロトロン装置の運
転を行わない例えば夜間等を利用して、超電磁石コイル
6に流れる電流が低下され、安価なターボ分子ポンプ2
0等の運転が可能になり、クライオポンプ18の再生運
転を行うことができる。
転を行わない例えば夜間等を利用して、超電磁石コイル
6に流れる電流が低下され、安価なターボ分子ポンプ2
0等の運転が可能になり、クライオポンプ18の再生運
転を行うことができる。
【0038】尚、本実施の形態においては、ターボ分子
ポンプ20および補助真空ポンプ22は、クライオポン
プ18の再生運転に伴う真空容器10内の真空排気に用
いられているが、クライオポンプ18の再生運転に限ら
ず、例えば真空容器10内の予備的な真空排気処理に用
いられても良い。また、主真空ポンプについては電磁石
装置36の発生する磁場中において運転可能な真空ポン
プであれば良く、クライオポンプ18に限らず、例えば
ディフュージョンポンプ等でも良い。また、本実施の形
態においては、非永久電流モードの電磁石装置36が用
いられているが、常電導電磁石が用いられても良い。ま
た、本実施の形態においては、リターン・ヨークを持た
ない電磁石が用いられているが、リターン・ヨークを備
えた電磁石が用いられても良い。図2は、リターン・ヨ
ーク201を備えた電磁石を用いたサイクロトロン装置
の要部断面図である。
ポンプ20および補助真空ポンプ22は、クライオポン
プ18の再生運転に伴う真空容器10内の真空排気に用
いられているが、クライオポンプ18の再生運転に限ら
ず、例えば真空容器10内の予備的な真空排気処理に用
いられても良い。また、主真空ポンプについては電磁石
装置36の発生する磁場中において運転可能な真空ポン
プであれば良く、クライオポンプ18に限らず、例えば
ディフュージョンポンプ等でも良い。また、本実施の形
態においては、非永久電流モードの電磁石装置36が用
いられているが、常電導電磁石が用いられても良い。ま
た、本実施の形態においては、リターン・ヨークを持た
ない電磁石が用いられているが、リターン・ヨークを備
えた電磁石が用いられても良い。図2は、リターン・ヨ
ーク201を備えた電磁石を用いたサイクロトロン装置
の要部断面図である。
【0039】実施の形態2.図4は本発明に係るサイク
ロトロン装置の真空排気装置の他の例を示す要部断面図
である。図4において、イオン源12は、ガス供給ライ
ン100によってガスを供給されている。ガス供給ライ
ン100には、供給されたガス量を計測するガス流量計
102が配設されている。ガス流量計102は、供給さ
れたガス量を計測し、所定の流量を越えるとクライオポ
ンプ再生手順制御装置32に、再生要求の信号を出力す
る。クライオポンプ再生手順制御装置32は、主制御装
置34から運転信号が来た際、この再生要求の信号の信
号がオンであれば、以後実施の形態1と同様な手順によ
りクライオポンプ再生手順を開始する。その他の構成は
実施の形態1と同様である。
ロトロン装置の真空排気装置の他の例を示す要部断面図
である。図4において、イオン源12は、ガス供給ライ
ン100によってガスを供給されている。ガス供給ライ
ン100には、供給されたガス量を計測するガス流量計
102が配設されている。ガス流量計102は、供給さ
れたガス量を計測し、所定の流量を越えるとクライオポ
ンプ再生手順制御装置32に、再生要求の信号を出力す
る。クライオポンプ再生手順制御装置32は、主制御装
置34から運転信号が来た際、この再生要求の信号の信
号がオンであれば、以後実施の形態1と同様な手順によ
りクライオポンプ再生手順を開始する。その他の構成は
実施の形態1と同様である。
【0040】内部にイオン源12が設けられたサイクロ
トロン装置の場合、真空容器10内で発生するガスの大
部分を占めるのは、イオン源12から発生するガスであ
る。したがって、イオン源12に流すガス流量から、ク
ライオポンプ18に吸着しているガスの吸着量を概略求
めることができる。本実施の形態は、この吸着量を計測
し、所定の値を超えた場合にのみ再生運転を行うもので
ある。
トロン装置の場合、真空容器10内で発生するガスの大
部分を占めるのは、イオン源12から発生するガスであ
る。したがって、イオン源12に流すガス流量から、ク
ライオポンプ18に吸着しているガスの吸着量を概略求
めることができる。本実施の形態は、この吸着量を計測
し、所定の値を超えた場合にのみ再生運転を行うもので
ある。
【0041】このような構成のサイクロトロン装置にお
いては、クライオポンプ18の再生運転が必要になった
時にのみ再生運転がされるので、再生運転が不要の場合
に再生運転がされることがなく効率が良い。
いては、クライオポンプ18の再生運転が必要になった
時にのみ再生運転がされるので、再生運転が不要の場合
に再生運転がされることがなく効率が良い。
【0042】実施の形態3.図5は本発明に係るサイク
ロトロン装置の真空排気装置の他の例を示す要部断面図
である。図5において、本実施の形態のターボ分子ポン
プ20には、局所磁気シールドコイル110が周囲を囲
むように設けられている。尚、図5においては、補助真
空ポンプが省略されているが、補助真空ポンプにも、同
様な局所磁気シールドコイルが設けられている。局所磁
気シールドコイル110には、電流を供給する局所磁気
シールドコイル電源112が電気的に接続されている。
局所磁気シールドコイル電源112は、クライオポンプ
再生手順制御装置32および主制御装置34と電気的に
接続されている。
ロトロン装置の真空排気装置の他の例を示す要部断面図
である。図5において、本実施の形態のターボ分子ポン
プ20には、局所磁気シールドコイル110が周囲を囲
むように設けられている。尚、図5においては、補助真
空ポンプが省略されているが、補助真空ポンプにも、同
様な局所磁気シールドコイルが設けられている。局所磁
気シールドコイル110には、電流を供給する局所磁気
シールドコイル電源112が電気的に接続されている。
局所磁気シールドコイル電源112は、クライオポンプ
再生手順制御装置32および主制御装置34と電気的に
接続されている。
【0043】局所磁気シールドコイル110は、電流が
通電されると、電磁石装置36の磁界を打ち消すような
磁界を発生し、ターボ分子ポンプ20の運転を可能とす
る。また、電流が通電されていないときには、電磁石装
置36の作り出す磁界に影響を及ぼさず、鉄等の磁性体
を用いた磁気シールドのように加速空間の磁場分布に誤
差を生じさせることがない。その他の構成は実施の形態
1と同様である。
通電されると、電磁石装置36の磁界を打ち消すような
磁界を発生し、ターボ分子ポンプ20の運転を可能とす
る。また、電流が通電されていないときには、電磁石装
置36の作り出す磁界に影響を及ぼさず、鉄等の磁性体
を用いた磁気シールドのように加速空間の磁場分布に誤
差を生じさせることがない。その他の構成は実施の形態
1と同様である。
【0044】図6は本実施の形態のクライオポンプ再生
手順の流れを示したものである。サイクロトロン装置の
運転者が一日の運転を終え、主制御装置34を操作して
運転を終了すると、主制御装置34は、クライオポンプ
再生手順制御装置32にクライオポンプ再生手順を実行
するように運転信号を出す。クライオポンプ再生手順制
御装置32は、この運転信号を受け取ると、まず予め設
定されている翌日の運転開始予定時刻までの時間を算出
する。そして、その時間が予め求められているクライオ
ポンプ18の再生運転に必要な時間よりも長い場合に
は、クライオポンプ再生手順を自動的に開始する(ステ
ップS1)。
手順の流れを示したものである。サイクロトロン装置の
運転者が一日の運転を終え、主制御装置34を操作して
運転を終了すると、主制御装置34は、クライオポンプ
再生手順制御装置32にクライオポンプ再生手順を実行
するように運転信号を出す。クライオポンプ再生手順制
御装置32は、この運転信号を受け取ると、まず予め設
定されている翌日の運転開始予定時刻までの時間を算出
する。そして、その時間が予め求められているクライオ
ポンプ18の再生運転に必要な時間よりも長い場合に
は、クライオポンプ再生手順を自動的に開始する(ステ
ップS1)。
【0045】クライオポンプ再生手順が開始されると、
クライオポンプ再生手順制御装置32は、まず局所磁気
シールドコイル110をオンする(ステップS2)。局
所磁気シールドコイル110の電流値は、予め測定によ
って求められているターボ分子ポンプ20および補助真
空ポンプが運転可能となる電流値に設定されている。次
に、ターボ分子ポンプ20および補助真空ポンプを起動
する(ステップS3)。ターボ分子ポンプ20が正常運
転となったことを確認して(ステップS4)、クライオ
ポンプ18の再生運転が開始される(ステップS5)。
クライオポンプ再生運転が終了後、ターボ分子ポンプ2
0および補助真空ポンプを停止し(ステップS6)、局
所磁気シールドコイル110をオフする(S7)。
クライオポンプ再生手順制御装置32は、まず局所磁気
シールドコイル110をオンする(ステップS2)。局
所磁気シールドコイル110の電流値は、予め測定によ
って求められているターボ分子ポンプ20および補助真
空ポンプが運転可能となる電流値に設定されている。次
に、ターボ分子ポンプ20および補助真空ポンプを起動
する(ステップS3)。ターボ分子ポンプ20が正常運
転となったことを確認して(ステップS4)、クライオ
ポンプ18の再生運転が開始される(ステップS5)。
クライオポンプ再生運転が終了後、ターボ分子ポンプ2
0および補助真空ポンプを停止し(ステップS6)、局
所磁気シールドコイル110をオフする(S7)。
【0046】このような構成のサイクロトロン装置にお
いては、超電磁石コイル6の電流値をターボ分子ポンプ
20および補助真空ポンプが運転可能となる値まで下げ
る必要がないので、クライオポンプ再生作業の時間を短
縮することができる。
いては、超電磁石コイル6の電流値をターボ分子ポンプ
20および補助真空ポンプが運転可能となる値まで下げ
る必要がないので、クライオポンプ再生作業の時間を短
縮することができる。
【0047】実施の形態4.図7は本発明に係るサイク
ロトロン装置の真空排気装置の他の例を示す要部断面図
である。図7において、本実施の形態のターボ分子ポン
プ20には、移動可能に設けられた局所磁気シールド1
20が配設されている。局所磁気シールド120は、磁
性体で作製された磁気シールド体120aと、磁気シー
ルド体120aを移動可能に案内するガイド120b
と、磁気シールド体120aを移動させる駆動装置12
0cからなる。磁気シールド体120aは、ガイド12
0bに案内されて、ターボ分子ポンプ20を囲繞するシ
ールド位置と真空容器10から離れ電磁石装置36の発
生させる磁場に影響を与えない待避位置との間を移動す
る。局所磁気シールド120には、局所磁気シールド制
御装置126が電気的に接続されている。局所磁気シー
ルド制御装置126は、さらにクライオポンプ再生手順
制御装置32に電気的に接続されている。尚、図7にお
いては、補助真空ポンプが省略されているが、補助真空
ポンプにも、同様な局所磁気シールドが設けられてい
る。その他の構成は、実施の形態3と同様である。
ロトロン装置の真空排気装置の他の例を示す要部断面図
である。図7において、本実施の形態のターボ分子ポン
プ20には、移動可能に設けられた局所磁気シールド1
20が配設されている。局所磁気シールド120は、磁
性体で作製された磁気シールド体120aと、磁気シー
ルド体120aを移動可能に案内するガイド120b
と、磁気シールド体120aを移動させる駆動装置12
0cからなる。磁気シールド体120aは、ガイド12
0bに案内されて、ターボ分子ポンプ20を囲繞するシ
ールド位置と真空容器10から離れ電磁石装置36の発
生させる磁場に影響を与えない待避位置との間を移動す
る。局所磁気シールド120には、局所磁気シールド制
御装置126が電気的に接続されている。局所磁気シー
ルド制御装置126は、さらにクライオポンプ再生手順
制御装置32に電気的に接続されている。尚、図7にお
いては、補助真空ポンプが省略されているが、補助真空
ポンプにも、同様な局所磁気シールドが設けられてい
る。その他の構成は、実施の形態3と同様である。
【0048】本実施の形態のクライオポンプ再生手順
は、概略実施の形態3と同じ手順によって行われる。ク
ライオポンプ再生手順が開始されると、クライオポンプ
再生手順制御装置32は、まず磁気シールド体120a
をシールド位置に移動させる。次に、ターボ分子ポンプ
20および補助真空ポンプを起動する。ターボ分子ポン
プ20が正常運転となったことを確認して、クライオポ
ンプ18の再生運転が開始される。クライオポンプ再生
運転が終了後、ターボ分子ポンプ20および補助真空ポ
ンプを停止し、磁気シールド体120aは待避位置に移
動させる。その他の手順は実施の形態3と同様である。
は、概略実施の形態3と同じ手順によって行われる。ク
ライオポンプ再生手順が開始されると、クライオポンプ
再生手順制御装置32は、まず磁気シールド体120a
をシールド位置に移動させる。次に、ターボ分子ポンプ
20および補助真空ポンプを起動する。ターボ分子ポン
プ20が正常運転となったことを確認して、クライオポ
ンプ18の再生運転が開始される。クライオポンプ再生
運転が終了後、ターボ分子ポンプ20および補助真空ポ
ンプを停止し、磁気シールド体120aは待避位置に移
動させる。その他の手順は実施の形態3と同様である。
【0049】サイクロトロン装置の運転を行わない時間
帯においては、ターボ分子ポンプ20を磁気シールド体
120aで覆うことによって、中心領域に誤差磁場が発
生しても、問題とならない。したがって、シールドを行
う磁性体をサイクロトロン装置の運転停止時間帯にのみ
設置すれば、強磁場中での運転が困難なターボ分子ポン
プ20の使用が可能となる。
帯においては、ターボ分子ポンプ20を磁気シールド体
120aで覆うことによって、中心領域に誤差磁場が発
生しても、問題とならない。したがって、シールドを行
う磁性体をサイクロトロン装置の運転停止時間帯にのみ
設置すれば、強磁場中での運転が困難なターボ分子ポン
プ20の使用が可能となる。
【0050】このような構成のサイクロトロン装置にお
いても実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
すなわち、超電磁石コイル6の電流値をターボ分子ポン
プ20および補助真空ポンプが運転可能となる値まで下
げる必要がないので、クライオポンプ再生作業の時間を
短縮することができる。
いても実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
すなわち、超電磁石コイル6の電流値をターボ分子ポン
プ20および補助真空ポンプが運転可能となる値まで下
げる必要がないので、クライオポンプ再生作業の時間を
短縮することができる。
【0051】実施の形態5.図8は本発明に係るサイク
ロトロン装置の真空排気装置の他の例を示す要部断面図
である。図8において、ターボ分子ポンプ20は、真空
ダクト132を介して真空容器10に対して所定の角度
に取り付けられている。一般に真空ポンプはその種類に
よって、磁場から受ける影響が比較的小さくなる方向が
存在する。本実施の形態のターボ分子ポンプ20は、予
め磁場分布を測定した結果に基づいて、磁場から受ける
影響が最も小さくなる方向に設置されている。尚、図示
されていないが補助真空ポンプの同様に磁場から受ける
影響が最も小さくなる方向に設置されている。その他の
構成は実施の形態1と同様である。
ロトロン装置の真空排気装置の他の例を示す要部断面図
である。図8において、ターボ分子ポンプ20は、真空
ダクト132を介して真空容器10に対して所定の角度
に取り付けられている。一般に真空ポンプはその種類に
よって、磁場から受ける影響が比較的小さくなる方向が
存在する。本実施の形態のターボ分子ポンプ20は、予
め磁場分布を測定した結果に基づいて、磁場から受ける
影響が最も小さくなる方向に設置されている。尚、図示
されていないが補助真空ポンプの同様に磁場から受ける
影響が最も小さくなる方向に設置されている。その他の
構成は実施の形態1と同様である。
【0052】ターボ分子ポンプ20等の強磁場中で運転
が困難なポンプでは、ポンプと磁場の相対的な向きによ
って、その許容値が違っている。例えば、通常のターボ
分子ポンプ20では、ポンプ内部で回転するローターの
軸に対して、垂直な向きの磁場に対しては、平行な向き
の磁場よりも許容値が大きい。これを利用して、磁場に
対して、真空ポンプが最も影響を受けにくい向きにポン
プを取り付けることで、上記のコイル電流値の下限を大
きくすることが出来る。
が困難なポンプでは、ポンプと磁場の相対的な向きによ
って、その許容値が違っている。例えば、通常のターボ
分子ポンプ20では、ポンプ内部で回転するローターの
軸に対して、垂直な向きの磁場に対しては、平行な向き
の磁場よりも許容値が大きい。これを利用して、磁場に
対して、真空ポンプが最も影響を受けにくい向きにポン
プを取り付けることで、上記のコイル電流値の下限を大
きくすることが出来る。
【0053】このような構成のサイクロトロン装置にお
いては、ターボ分子ポンプ20の磁場から受ける影響を
小さくすることができるので、ターボ分子ポンプ20が
運転可能な超電磁石コイル6の電流値を大きくすること
ができ、クライオポンプ再生作業の時間を短縮すること
ができる。
いては、ターボ分子ポンプ20の磁場から受ける影響を
小さくすることができるので、ターボ分子ポンプ20が
運転可能な超電磁石コイル6の電流値を大きくすること
ができ、クライオポンプ再生作業の時間を短縮すること
ができる。
【0054】尚、本実施の形態の真空ポンプが磁場から
受ける影響が最も小さくなる方向に設置される構成は、
実施の形態2乃至4の構成において適用されても良い。
そして、例えば、実施の形態3の構成に適用されれば、
局所磁気シールドコイル110の大きさを小さくするこ
とができる効果を得ることができる。
受ける影響が最も小さくなる方向に設置される構成は、
実施の形態2乃至4の構成において適用されても良い。
そして、例えば、実施の形態3の構成に適用されれば、
局所磁気シールドコイル110の大きさを小さくするこ
とができる効果を得ることができる。
【0055】実施の形態6.図9は本発明に係るサイク
ロトロン装置の真空排気装置の他の例を示す要部断面図
である。図9において、ターボ分子ポンプ20は、フレ
キシブルな構造の真空ダクト132を介して真空容器1
0に対して所定の角度に取り付けられている。その他の
構成は、実施の形態5と同様である。
ロトロン装置の真空排気装置の他の例を示す要部断面図
である。図9において、ターボ分子ポンプ20は、フレ
キシブルな構造の真空ダクト132を介して真空容器1
0に対して所定の角度に取り付けられている。その他の
構成は、実施の形態5と同様である。
【0056】このような構成のサイクロトロン装置にお
いては、ターボ分子ポンプ20の設置後、位置の微調整
を可能としたので、磁場に対する影響が最も小さくなる
方向に確実に配設することができる。
いては、ターボ分子ポンプ20の設置後、位置の微調整
を可能としたので、磁場に対する影響が最も小さくなる
方向に確実に配設することができる。
【0057】実施の形態7.図10は本発明に係るサイ
クロトロン装置の真空排気装置の他の例を示す正面図で
ある。また図11は図10に示されたサイクロトロン装
置の側面図である。図10および図11において、円筒
形の真空容器10は、中心軸を概略水平にして回転支持
台142上に中心軸周りに回転可能に支持されている。
1基のターボ分子ポンプ20が、真空容器10を構成す
る真空天板16に固定されている。一方、ターボ分子ポ
ンプ20に接続される補助真空ポンプ22は、固定台1
40上に固定されている。ターボ分子ポンプ20と補助
真空ポンプ22は、真空ダクト144で接続されてい
る。真空ダクト144は、回転接続部146で回転可能
に連結されている。回転接続部146は、Oリングまた
は磁性流体を用いたシール構造を有し、真空容器10の
回転軸上に配置されている。その他の構成は実施の形態
1と同様である。
クロトロン装置の真空排気装置の他の例を示す正面図で
ある。また図11は図10に示されたサイクロトロン装
置の側面図である。図10および図11において、円筒
形の真空容器10は、中心軸を概略水平にして回転支持
台142上に中心軸周りに回転可能に支持されている。
1基のターボ分子ポンプ20が、真空容器10を構成す
る真空天板16に固定されている。一方、ターボ分子ポ
ンプ20に接続される補助真空ポンプ22は、固定台1
40上に固定されている。ターボ分子ポンプ20と補助
真空ポンプ22は、真空ダクト144で接続されてい
る。真空ダクト144は、回転接続部146で回転可能
に連結されている。回転接続部146は、Oリングまた
は磁性流体を用いたシール構造を有し、真空容器10の
回転軸上に配置されている。その他の構成は実施の形態
1と同様である。
【0058】このような構成のサイクロトロン装置にお
いては、補助真空ポンプ22は、固定台140に固定さ
れており、真空容器10が回転しても、常に一定の方向
を向いてターボ分子ポンプ20の補助排気を行う事が可
能である。そのため、補助真空ポンプ22を高価なポジ
ション・フリーなポンプとする必要がなく、通常の安価
なポンプとすることができ、真空排気装置のコストダウ
ンをすることができる。
いては、補助真空ポンプ22は、固定台140に固定さ
れており、真空容器10が回転しても、常に一定の方向
を向いてターボ分子ポンプ20の補助排気を行う事が可
能である。そのため、補助真空ポンプ22を高価なポジ
ション・フリーなポンプとする必要がなく、通常の安価
なポンプとすることができ、真空排気装置のコストダウ
ンをすることができる。
【0059】尚、本実施の形態においては、補助真空ポ
ンプ22のみが外部の固定台140に固定されている
が、例えばターボ分子ポンプ20が回転接続部を有する
真空ダクトによって真空容器10に接続されても同様の
効果を得ることができる。
ンプ22のみが外部の固定台140に固定されている
が、例えばターボ分子ポンプ20が回転接続部を有する
真空ダクトによって真空容器10に接続されても同様の
効果を得ることができる。
【0060】実施の形態8.図12は本発明に係るサイ
クロトロン装置の真空排気装置の他の例を示す側面図で
ある。また図13は図12に示されたサイクロトロン装
置の正面図である。そして、図14は図13に示された
位置から360度回転させた状態を示す図である。本実
施の形態においては、4基のターボ分子ポンプ20が、
真空容器10を構成する真空天板16に同一円周上で周
方向に90度ずつ離れて等間隔に配設されている。各々
のターボ分子ポンプ20から延びる延長ダクト152
は、中央部に集められて1本に接続され、さらにフレキ
シブルダクト154で、共通の補助真空ポンプ22と接
続されている。補助真空ポンプ22は、固定台140上
に固定されている。このような構成のサイクロトロン装
置においても実施の形態7と同様の効果を得ることがで
きる。
クロトロン装置の真空排気装置の他の例を示す側面図で
ある。また図13は図12に示されたサイクロトロン装
置の正面図である。そして、図14は図13に示された
位置から360度回転させた状態を示す図である。本実
施の形態においては、4基のターボ分子ポンプ20が、
真空容器10を構成する真空天板16に同一円周上で周
方向に90度ずつ離れて等間隔に配設されている。各々
のターボ分子ポンプ20から延びる延長ダクト152
は、中央部に集められて1本に接続され、さらにフレキ
シブルダクト154で、共通の補助真空ポンプ22と接
続されている。補助真空ポンプ22は、固定台140上
に固定されている。このような構成のサイクロトロン装
置においても実施の形態7と同様の効果を得ることがで
きる。
【0061】実施の形態9.図15は本発明に係るサイ
クロトロン装置の真空排気装置の他の例を示す正面図で
ある。また図16は図15に示されたサイクロトロン装
置の側面図である。また、図17はリング型接続チェン
バーの構造を示す一部を破断した斜視図である。本実施
の形態においては、4基のターボ分子ポンプ20が、真
空容器10を構成する真空天板16に同一円周上で周方
向に90度ずつ離れて等間隔に配設されている。また、
真空天板16の中央部には、内部が中空でリング状の回
転ダクト160が配設されている。各々のターボ分子ポ
ンプ20は、第1の接続ダクト162によって回転ダク
ト160に接続されている。回転ダクト160は、第2
の接続ダクト164によって補助真空ポンプ22と接続
されている。補助真空ポンプ22は、固定台140上に
配設されている。
クロトロン装置の真空排気装置の他の例を示す正面図で
ある。また図16は図15に示されたサイクロトロン装
置の側面図である。また、図17はリング型接続チェン
バーの構造を示す一部を破断した斜視図である。本実施
の形態においては、4基のターボ分子ポンプ20が、真
空容器10を構成する真空天板16に同一円周上で周方
向に90度ずつ離れて等間隔に配設されている。また、
真空天板16の中央部には、内部が中空でリング状の回
転ダクト160が配設されている。各々のターボ分子ポ
ンプ20は、第1の接続ダクト162によって回転ダク
ト160に接続されている。回転ダクト160は、第2
の接続ダクト164によって補助真空ポンプ22と接続
されている。補助真空ポンプ22は、固定台140上に
配設されている。
【0062】回転ダクト160は、図17に示されるよ
うに、断面コ字型リング状の本体170と、断面コ字型
の開口部を塞ぐ円盤状の蓋体172とからなり、本体1
70と蓋体172との間には、真空シール174が配設
されている。真空シール174は、具体的にはOリング
または磁性流体であり、本体170と蓋体172は内部
を真空に保ったまま相対的に回転可能に密閉されてい
る。本体170の外周部には、周方向に90度ずつ離れ
て接続ポート176が設けられている。接続ポート17
6は、第1の接続ダクト162に連結される。一方、蓋
体172の主面には、接続ポート178が設けられてい
る。接続ポート178は、第2の接続ダクト164に接
続される。このような構成のサイクロトロン装置におい
ても実施の形態7と同様の効果を得ることができる。
うに、断面コ字型リング状の本体170と、断面コ字型
の開口部を塞ぐ円盤状の蓋体172とからなり、本体1
70と蓋体172との間には、真空シール174が配設
されている。真空シール174は、具体的にはOリング
または磁性流体であり、本体170と蓋体172は内部
を真空に保ったまま相対的に回転可能に密閉されてい
る。本体170の外周部には、周方向に90度ずつ離れ
て接続ポート176が設けられている。接続ポート17
6は、第1の接続ダクト162に連結される。一方、蓋
体172の主面には、接続ポート178が設けられてい
る。接続ポート178は、第2の接続ダクト164に接
続される。このような構成のサイクロトロン装置におい
ても実施の形態7と同様の効果を得ることができる。
【0063】実施の形態10.図18は本発明に係るサ
イクロトロン装置の真空排気装置の他の例を示すターボ
分子ポンプ付近の断面図である。また図19は図18に
示されたサイクロトロン装置の正面図である。本実施の
形態の真空容器10は、概略水平の中心軸188を中心
に回転する。真空容器10の側板を構成している真空天
板16は、概略垂直に配設されている。真空天板16の
中央部には貫通穴が穿孔され、この貫通穴を密閉して塞
ぐようにターボ分子ポンプ20が固定されている。ター
ボ分子ポンプ20の周囲には、円筒形の外周円筒180
が配設されている。外周円筒180は、ターボ分子ポン
プ20を囲み、真空容器10の中心軸188に同軸とな
るように一端が真空天板16固定されている。
イクロトロン装置の真空排気装置の他の例を示すターボ
分子ポンプ付近の断面図である。また図19は図18に
示されたサイクロトロン装置の正面図である。本実施の
形態の真空容器10は、概略水平の中心軸188を中心
に回転する。真空容器10の側板を構成している真空天
板16は、概略垂直に配設されている。真空天板16の
中央部には貫通穴が穿孔され、この貫通穴を密閉して塞
ぐようにターボ分子ポンプ20が固定されている。ター
ボ分子ポンプ20の周囲には、円筒形の外周円筒180
が配設されている。外周円筒180は、ターボ分子ポン
プ20を囲み、真空容器10の中心軸188に同軸とな
るように一端が真空天板16固定されている。
【0064】外周円筒180とターボ分子ポンプ20と
の間には、外周円筒180より直径の小さい円筒形の内
周円筒182が配置されている。外周円筒180と内周
円筒182との間には、ベアリング184が挟まれ、内
周円筒182は外周円筒180に対して軸を同一にして
回転可能に支持されている。内周円筒182の内側に
は、固定テーブル186が固定されている。固定テーブ
ル186上には、補助真空ポンプ22が固定されてい
る。ターボ分子ポンプ20と補助真空ポンプ22は、回
転接続部146を挟んで2本の真空ダクト144で接続
されている。回転接続部146は、2本の真空ダクト1
44を回転可能に連結している。回転接続部146は、
Oリングまたは磁性流体を用いたシール構造を有し、中
心軸188上に配置されている。
の間には、外周円筒180より直径の小さい円筒形の内
周円筒182が配置されている。外周円筒180と内周
円筒182との間には、ベアリング184が挟まれ、内
周円筒182は外周円筒180に対して軸を同一にして
回転可能に支持されている。内周円筒182の内側に
は、固定テーブル186が固定されている。固定テーブ
ル186上には、補助真空ポンプ22が固定されてい
る。ターボ分子ポンプ20と補助真空ポンプ22は、回
転接続部146を挟んで2本の真空ダクト144で接続
されている。回転接続部146は、2本の真空ダクト1
44を回転可能に連結している。回転接続部146は、
Oリングまたは磁性流体を用いたシール構造を有し、中
心軸188上に配置されている。
【0065】このような構成のサイクロトロン装置にお
いては、内周円筒182は、補助真空ポンプ22と固定
テーブル186の重量によって、常に固定テーブル18
6が略下方に位置するように回転する。そして、固定テ
ーブル186は常に概略水平を保つ。そのため、補助真
空ポンプ22は、常に概略水平となる。そのため、補助
真空ポンプ22を高価なポジション・フリーなポンプと
する必要がなく、通常の安価なポンプとすることがで
き、真空排気装置のコストダウンをすることができる。
いては、内周円筒182は、補助真空ポンプ22と固定
テーブル186の重量によって、常に固定テーブル18
6が略下方に位置するように回転する。そして、固定テ
ーブル186は常に概略水平を保つ。そのため、補助真
空ポンプ22は、常に概略水平となる。そのため、補助
真空ポンプ22を高価なポジション・フリーなポンプと
する必要がなく、通常の安価なポンプとすることがで
き、真空排気装置のコストダウンをすることができる。
【0066】実施の形態11.実施の形態10におい
て、外周円筒180、または、内周円筒182の一方を
磁性体で構成することにより、円筒内部を円筒外部の磁
気からシールドさる効果を持たせることで、ターボ分子
ポンプ20、補助真空ポンプ22への局所磁気シールド
を行う構成である。
て、外周円筒180、または、内周円筒182の一方を
磁性体で構成することにより、円筒内部を円筒外部の磁
気からシールドさる効果を持たせることで、ターボ分子
ポンプ20、補助真空ポンプ22への局所磁気シールド
を行う構成である。
【0067】尚、外周円筒180および内周円筒182
のいずれか一方は、磁性体で構成されても良い。このよ
うな構成とすることで、補助真空ポンプ22を円筒外部
の磁気からシールドする局所磁気シールドを構成するこ
とができる。さらに、外周円筒180および内周円筒1
82の両方を磁性体とすることで、2つの磁性体の間に
空隙を持つ2重磁気シールド構造とすることができ、磁
気シールド効果をさらに高めることができる。
のいずれか一方は、磁性体で構成されても良い。このよ
うな構成とすることで、補助真空ポンプ22を円筒外部
の磁気からシールドする局所磁気シールドを構成するこ
とができる。さらに、外周円筒180および内周円筒1
82の両方を磁性体とすることで、2つの磁性体の間に
空隙を持つ2重磁気シールド構造とすることができ、磁
気シールド効果をさらに高めることができる。
【0068】
【発明の効果】請求項1のサイクロトロン装置の真空排
気装置においては、荷電粒子を発生させるイオン源、イ
オン源の周囲に配設され荷電粒子を加速空間中で略円形
に周回させる電磁石装置、イオン源の周囲に配設され荷
電粒子を周回させながら加速する高周波加速空洞および
加速空間を真空に保持する真空容器とを有するサイクロ
トロン装置の真空容器に接続される真空排気装置であっ
て、電磁石装置の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置さ
れ、サイクロトロン装置の運転中に作動される主真空ポ
ンプと、電磁石装置の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置
され、サイクロトロン装置の運転停止中に作動される副
真空ポンプとを備えている。そして、安価な副真空ポン
プを用いて真空容器の真空排気を行えるので、真空排気
装置を安価にすることができる。
気装置においては、荷電粒子を発生させるイオン源、イ
オン源の周囲に配設され荷電粒子を加速空間中で略円形
に周回させる電磁石装置、イオン源の周囲に配設され荷
電粒子を周回させながら加速する高周波加速空洞および
加速空間を真空に保持する真空容器とを有するサイクロ
トロン装置の真空容器に接続される真空排気装置であっ
て、電磁石装置の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置さ
れ、サイクロトロン装置の運転中に作動される主真空ポ
ンプと、電磁石装置の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置
され、サイクロトロン装置の運転停止中に作動される副
真空ポンプとを備えている。そして、安価な副真空ポン
プを用いて真空容器の真空排気を行えるので、真空排気
装置を安価にすることができる。
【0069】請求項2のサイクロトロン装置の真空排気
装置においては、主真空ポンプは吸着型の真空ポンプで
あり、電磁石装置、主真空ポンプおよび副真空ポンプと
電気的に接続された制御装置を有し、制御装置は、サイ
クロトロン装置の運転停止後、まず電磁石装置のコイル
電流値を所定の値まで低下させ、次いで副真空ポンプを
始動し、副真空ポンプが定常状態になると主真空ポンプ
の再生運転をし、主真空ポンプを停止した後、副真空ポ
ンプを停止させ、さらに電磁石装置のコイル電流値を所
定の値まで増大させる一連の運転をする。そのため、安
価な副真空ポンプを用いて主真空ポンプの再生運転を行
うことができる。また、サイクロトロン装置の運転を行
わない例えば夜間等を利用して、自動的に主真空ポンプ
の再生運転を行うことができる。
装置においては、主真空ポンプは吸着型の真空ポンプで
あり、電磁石装置、主真空ポンプおよび副真空ポンプと
電気的に接続された制御装置を有し、制御装置は、サイ
クロトロン装置の運転停止後、まず電磁石装置のコイル
電流値を所定の値まで低下させ、次いで副真空ポンプを
始動し、副真空ポンプが定常状態になると主真空ポンプ
の再生運転をし、主真空ポンプを停止した後、副真空ポ
ンプを停止させ、さらに電磁石装置のコイル電流値を所
定の値まで増大させる一連の運転をする。そのため、安
価な副真空ポンプを用いて主真空ポンプの再生運転を行
うことができる。また、サイクロトロン装置の運転を行
わない例えば夜間等を利用して、自動的に主真空ポンプ
の再生運転を行うことができる。
【0070】請求項3のサイクロトロン装置の真空排気
装置においては、主真空ポンプは吸着型の真空ポンプで
あり、副真空ポンプを囲繞する局所磁気シールドコイル
と、電磁石装置、主真空ポンプおよび副真空ポンプと電
気的に接続された制御装置を有し、制御装置は、サイク
ロトロン装置の運転停止後、まず局所磁気シールドコイ
ルに電流を通電させ、次いで副真空ポンプを始動し、副
真空ポンプが定常状態になると主真空ポンプの再生運転
をし、主真空ポンプを停止した後、副真空ポンプを停止
させ、さらに局所磁気シールドコイルの電流を遮断させ
る一連の運転をする。そのため、安価な副真空ポンプを
用いて主真空ポンプの再生運転を行うことができる。ま
た、サイクロトロン装置の運転を行わない例えば夜間等
を利用して、自動的に主真空ポンプの再生運転を行うこ
とができる。
装置においては、主真空ポンプは吸着型の真空ポンプで
あり、副真空ポンプを囲繞する局所磁気シールドコイル
と、電磁石装置、主真空ポンプおよび副真空ポンプと電
気的に接続された制御装置を有し、制御装置は、サイク
ロトロン装置の運転停止後、まず局所磁気シールドコイ
ルに電流を通電させ、次いで副真空ポンプを始動し、副
真空ポンプが定常状態になると主真空ポンプの再生運転
をし、主真空ポンプを停止した後、副真空ポンプを停止
させ、さらに局所磁気シールドコイルの電流を遮断させ
る一連の運転をする。そのため、安価な副真空ポンプを
用いて主真空ポンプの再生運転を行うことができる。ま
た、サイクロトロン装置の運転を行わない例えば夜間等
を利用して、自動的に主真空ポンプの再生運転を行うこ
とができる。
【0071】請求項4のサイクロトロン装置の真空排気
装置においては、主真空ポンプは吸着型の真空ポンプで
あり、副真空ポンプを囲繞するシールド位置および電磁
石装置の発生させる磁場に影響を与えない待避位置との
間を移動可能に配設された局所磁気シールドと、主真空
ポンプおよび副真空ポンプと電気的に接続された制御装
置を有し、制御装置は、サイクロトロン装置の運転停止
後、まず局所磁気シールドをシールド位置に移動させ、
次いで副真空ポンプを始動し、副真空ポンプが定常状態
になると主真空ポンプの再生運転をし、主真空ポンプを
停止した後、副真空ポンプを停止させ、さらに局所磁気
シールドを待避位置に移動させる一連の運転をする。そ
のため、安価な副真空ポンプを用いて主真空ポンプの再
生運転を行うことができる。また、サイクロトロン装置
の運転を行わない例えば夜間等を利用して、自動的に主
真空ポンプの再生運転を行うことができる。
装置においては、主真空ポンプは吸着型の真空ポンプで
あり、副真空ポンプを囲繞するシールド位置および電磁
石装置の発生させる磁場に影響を与えない待避位置との
間を移動可能に配設された局所磁気シールドと、主真空
ポンプおよび副真空ポンプと電気的に接続された制御装
置を有し、制御装置は、サイクロトロン装置の運転停止
後、まず局所磁気シールドをシールド位置に移動させ、
次いで副真空ポンプを始動し、副真空ポンプが定常状態
になると主真空ポンプの再生運転をし、主真空ポンプを
停止した後、副真空ポンプを停止させ、さらに局所磁気
シールドを待避位置に移動させる一連の運転をする。そ
のため、安価な副真空ポンプを用いて主真空ポンプの再
生運転を行うことができる。また、サイクロトロン装置
の運転を行わない例えば夜間等を利用して、自動的に主
真空ポンプの再生運転を行うことができる。
【0072】請求項5のサイクロトロン装置の真空排気
装置においては、イオン源に供給されるガス量を計測す
るガス流量計を有し、制御装置は、イオン源に供給され
るガス量が所定量に達している場合に一連の運転をす
る。そのため、主真空ポンプの再生運転が必要になった
時にのみ再生運転がされるので効率が良い。
装置においては、イオン源に供給されるガス量を計測す
るガス流量計を有し、制御装置は、イオン源に供給され
るガス量が所定量に達している場合に一連の運転をす
る。そのため、主真空ポンプの再生運転が必要になった
時にのみ再生運転がされるので効率が良い。
【0073】請求項6のサイクロトロン装置の真空排気
装置においては、副真空ポンプは、電磁石装置の発生す
る磁場からの影響が最小となる方向に配設されている。
そのため、副真空ポンプの運転が可能な許容値を大きく
することができる。
装置においては、副真空ポンプは、電磁石装置の発生す
る磁場からの影響が最小となる方向に配設されている。
そのため、副真空ポンプの運転が可能な許容値を大きく
することができる。
【0074】請求項7のサイクロトロン装置の真空排気
装置においては、真空容器を回転させる回転機構を有
し、副真空ポンプの少なくとも1基は、外部の固定台に
固定され、軸周りに回転可能な接続部を有する接続ダク
トによって真空容器に接続されている。そのため、副真
空ポンプを高価なポジション・フリーなポンプとする必
要がなく、通常の安価なポンプとすることができる。
装置においては、真空容器を回転させる回転機構を有
し、副真空ポンプの少なくとも1基は、外部の固定台に
固定され、軸周りに回転可能な接続部を有する接続ダク
トによって真空容器に接続されている。そのため、副真
空ポンプを高価なポジション・フリーなポンプとする必
要がなく、通常の安価なポンプとすることができる。
【0075】請求項8のサイクロトロン装置の真空排気
装置においては、真空容器を回転させる回転機構を有
し、副真空ポンプの少なくとも1基は、外部の固定台に
固定され、可撓性を有する接続ダクトによって真空容器
に接続されている。そのため、副真空ポンプを高価なポ
ジション・フリーなポンプとする必要がなく、通常の安
価なポンプとすることができる。
装置においては、真空容器を回転させる回転機構を有
し、副真空ポンプの少なくとも1基は、外部の固定台に
固定され、可撓性を有する接続ダクトによって真空容器
に接続されている。そのため、副真空ポンプを高価なポ
ジション・フリーなポンプとする必要がなく、通常の安
価なポンプとすることができる。
【0076】請求項9のサイクロトロン装置の真空排気
装置においては、真空容器を概略水平に回転させる回転
機構を有し、副真空ポンプの少なくとも1基は、真空容
器から常に水平を保つように支持され、軸周りに回転可
能な接続部を有する接続ダクトによって真空容器に接続
されている。そのため、副真空ポンプを高価なポジショ
ン・フリーなポンプとする必要がなく、通常の安価なポ
ンプとすることができる。
装置においては、真空容器を概略水平に回転させる回転
機構を有し、副真空ポンプの少なくとも1基は、真空容
器から常に水平を保つように支持され、軸周りに回転可
能な接続部を有する接続ダクトによって真空容器に接続
されている。そのため、副真空ポンプを高価なポジショ
ン・フリーなポンプとする必要がなく、通常の安価なポ
ンプとすることができる。
【0077】請求項10のサイクロトロン装置の真空排
気方法においては、荷電粒子を発生させるイオン源と、
イオン源の周囲に配設され荷電粒子を加速空間中で略円
形に周回させる電磁石装置と、イオン源の周囲に配設さ
れ荷電粒子を周回させながら加速する高周波加速空洞
と、加速空間を真空に保持する真空容器と、電磁石装置
の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され電磁石装置の磁
場中での運転が可能な主真空ポンプおよび電磁石装置の
発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され電磁石装置の磁場
中での運転が不可能な副真空ポンプを有するサイクロト
ロン装置の真空容器の真空排気方法であって、サイクロ
トロン装置の運転中は、主真空ポンプを使用して真空容
器を真空とし、サイクロトロン装置の運転停止中は、副
真空ポンプを使用して真空容器を真空とする。そして、
サイクロトロン装置の運転停止中は、安価な副真空ポン
プを用いて真空容器の真空排気を行うので、コストダウ
ンをすることができる。
気方法においては、荷電粒子を発生させるイオン源と、
イオン源の周囲に配設され荷電粒子を加速空間中で略円
形に周回させる電磁石装置と、イオン源の周囲に配設さ
れ荷電粒子を周回させながら加速する高周波加速空洞
と、加速空間を真空に保持する真空容器と、電磁石装置
の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され電磁石装置の磁
場中での運転が可能な主真空ポンプおよび電磁石装置の
発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され電磁石装置の磁場
中での運転が不可能な副真空ポンプを有するサイクロト
ロン装置の真空容器の真空排気方法であって、サイクロ
トロン装置の運転中は、主真空ポンプを使用して真空容
器を真空とし、サイクロトロン装置の運転停止中は、副
真空ポンプを使用して真空容器を真空とする。そして、
サイクロトロン装置の運転停止中は、安価な副真空ポン
プを用いて真空容器の真空排気を行うので、コストダウ
ンをすることができる。
【0078】請求項11のサイクロトロン装置の真空ポ
ンプの再生方法においては、荷電粒子を発生させるイオ
ン源と、イオン源の周囲に配設され荷電粒子を加速空間
中で略円形に周回させる電磁石装置と、イオン源の周囲
に配設され荷電粒子を周回させながら加速する高周波加
速空洞と、加速空間を真空に保持する真空容器と、電磁
石装置の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され電磁石装
置の磁場中での運転が可能な吸着型の主真空ポンプおよ
び電磁石装置の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され電
磁石装置の磁場中での運転が不可能な副真空ポンプを有
するサイクロトロン装置の主真空ポンプの再生方法であ
って、サイクロトロン装置の運転中は、主真空ポンプを
使用して真空容器を真空とし、サイクロトロン装置の運
転停止中は、副真空ポンプを使用して主真空ポンプの再
生運転をする。そのため、安価な副真空ポンプを用いて
主真空ポンプの再生運転を行うのでコストダウンをする
ことができる。
ンプの再生方法においては、荷電粒子を発生させるイオ
ン源と、イオン源の周囲に配設され荷電粒子を加速空間
中で略円形に周回させる電磁石装置と、イオン源の周囲
に配設され荷電粒子を周回させながら加速する高周波加
速空洞と、加速空間を真空に保持する真空容器と、電磁
石装置の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され電磁石装
置の磁場中での運転が可能な吸着型の主真空ポンプおよ
び電磁石装置の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され電
磁石装置の磁場中での運転が不可能な副真空ポンプを有
するサイクロトロン装置の主真空ポンプの再生方法であ
って、サイクロトロン装置の運転中は、主真空ポンプを
使用して真空容器を真空とし、サイクロトロン装置の運
転停止中は、副真空ポンプを使用して主真空ポンプの再
生運転をする。そのため、安価な副真空ポンプを用いて
主真空ポンプの再生運転を行うのでコストダウンをする
ことができる。
【0079】請求項12のサイクロトロン装置の真空ポ
ンプの再生方法においては、サイクロトロン装置の運転
停止後、まず電磁石装置のコイル電流値を所定の値まで
低下させ、次いで副真空ポンプを始動し、副真空ポンプ
が定常状態になると主真空ポンプの再生運転をし、主真
空ポンプを停止した後、副真空ポンプを停止させ、さら
に電磁石装置のコイル電流値を所定の値まで増大させる
一連の運転をする。そのため、安価な副真空ポンプを用
いて主真空ポンプの再生運転を行うのでコストダウンを
することができる。
ンプの再生方法においては、サイクロトロン装置の運転
停止後、まず電磁石装置のコイル電流値を所定の値まで
低下させ、次いで副真空ポンプを始動し、副真空ポンプ
が定常状態になると主真空ポンプの再生運転をし、主真
空ポンプを停止した後、副真空ポンプを停止させ、さら
に電磁石装置のコイル電流値を所定の値まで増大させる
一連の運転をする。そのため、安価な副真空ポンプを用
いて主真空ポンプの再生運転を行うのでコストダウンを
することができる。
【0080】請求項13のサイクロトロン装置の真空ポ
ンプの再生方法においては、副真空ポンプを囲繞する局
所磁気シールドコイルを有し、サイクロトロン装置の運
転停止後、まず局所磁気シールドコイルに電流を通電さ
せ、次いで副真空ポンプを始動し、副真空ポンプが定常
状態になると主真空ポンプを始動し、主真空ポンプを停
止した後、副真空ポンプを停止させ、さらに局所磁気シ
ールドコイルの電流を遮断させる一連の運転をする。そ
のため、安価な副真空ポンプを用いて主真空ポンプの再
生運転を行うのでコストダウンをすることができる。
ンプの再生方法においては、副真空ポンプを囲繞する局
所磁気シールドコイルを有し、サイクロトロン装置の運
転停止後、まず局所磁気シールドコイルに電流を通電さ
せ、次いで副真空ポンプを始動し、副真空ポンプが定常
状態になると主真空ポンプを始動し、主真空ポンプを停
止した後、副真空ポンプを停止させ、さらに局所磁気シ
ールドコイルの電流を遮断させる一連の運転をする。そ
のため、安価な副真空ポンプを用いて主真空ポンプの再
生運転を行うのでコストダウンをすることができる。
【0081】請求項14のサイクロトロン装置の真空ポ
ンプの再生方法においては、副真空ポンプを囲繞するシ
ールド位置および電磁石装置の発生させる磁場に影響を
与えない待避位置との間を移動可能に配設された局所磁
気シールドを有し、サイクロトロン装置の運転停止後、
まず局所磁気シールドをシールド位置に移動させ、次い
で副真空ポンプを始動し、副真空ポンプが定常状態にな
ると主真空ポンプを始動し、主真空ポンプを停止した
後、副真空ポンプを停止させ、さらに局所磁気シールド
を待避位置に移動させる一連の運転をする。そのため、
安価な副真空ポンプを用いて主真空ポンプの再生運転を
行うのでコストダウンをすることができる。
ンプの再生方法においては、副真空ポンプを囲繞するシ
ールド位置および電磁石装置の発生させる磁場に影響を
与えない待避位置との間を移動可能に配設された局所磁
気シールドを有し、サイクロトロン装置の運転停止後、
まず局所磁気シールドをシールド位置に移動させ、次い
で副真空ポンプを始動し、副真空ポンプが定常状態にな
ると主真空ポンプを始動し、主真空ポンプを停止した
後、副真空ポンプを停止させ、さらに局所磁気シールド
を待避位置に移動させる一連の運転をする。そのため、
安価な副真空ポンプを用いて主真空ポンプの再生運転を
行うのでコストダウンをすることができる。
【0082】請求項15のサイクロトロン装置の真空ポ
ンプの再生方法においては、イオン源に供給されるガス
量を計測するガス流量計を有し、イオン源に供給される
ガス量が所定量に達している場合に一連の運転をする。
そのため、主真空ポンプの再生運転が必要になった時に
のみ再生運転を行うので効率が良い。
ンプの再生方法においては、イオン源に供給されるガス
量を計測するガス流量計を有し、イオン源に供給される
ガス量が所定量に達している場合に一連の運転をする。
そのため、主真空ポンプの再生運転が必要になった時に
のみ再生運転を行うので効率が良い。
【図1】 本発明に係るサイクロトロン装置の要部断面
図である。
図である。
【図2】 本発明に係るサイクロトロン装置の他の例を
示す要部断面図である。
示す要部断面図である。
【図3】 クライオポンプ再生手順を時系列的に示した
ものである。
ものである。
【図4】 本発明に係るサイクロトロン装置の真空排気
装置の他の例を示す要部断面図である。
装置の他の例を示す要部断面図である。
【図5】 本発明に係るサイクロトロン装置の真空排気
装置の他の例を示す要部断面図である。
装置の他の例を示す要部断面図である。
【図6】 クライオポンプ再生手順の流れを示したもの
である。
である。
【図7】 本発明に係るサイクロトロン装置の真空排気
装置の他の例を示す要部断面図である。
装置の他の例を示す要部断面図である。
【図8】 本発明に係るサイクロトロン装置の真空排気
装置の他の例を示す要部断面図である。
装置の他の例を示す要部断面図である。
【図9】 本発明に係るサイクロトロン装置の真空排気
装置の他の例を示す要部断面図である。
装置の他の例を示す要部断面図である。
【図10】 本発明に係るサイクロトロン装置の真空排
気装置の他の例を示す正面図である。
気装置の他の例を示す正面図である。
【図11】 図10に示されたサイクロトロン装置の側
面図である。
面図である。
【図12】 本発明に係るサイクロトロン装置の真空排
気装置の他の例を示す側面図である。
気装置の他の例を示す側面図である。
【図13】 図12に示されたサイクロトロン装置の正
面図である。
面図である。
【図14】 図13に示された位置から360度回転さ
せた状態を示す図である。
せた状態を示す図である。
【図15】 本発明に係るサイクロトロン装置の真空排
気装置の他の例を示す正面図である。
気装置の他の例を示す正面図である。
【図16】 図15に示されたサイクロトロン装置の側
面図である。
面図である。
【図17】 リング型接続チェンバーの構造を示す一部
を破断した斜視図である。
を破断した斜視図である。
【図18】 本発明に係るサイクロトロン装置の真空排
気装置の他の例を示すターボ分子ポンプ付近の断面図で
ある。
気装置の他の例を示すターボ分子ポンプ付近の断面図で
ある。
【図19】 図18に示されたサイクロトロン装置の正
面図である。
面図である。
【図20】 従来のサイクロトロン装置の機器配置図で
ある。
ある。
8 高周波加速空洞、12 イオン源、10 真空容
器、18 クライオポンプ(主真空ポンプ)、20 タ
ーボ分子ポンプ(副真空ポンプ)、22 補助真空ポン
プ(副真空ポンプ)、32 クライオポンプ再生手順制
御装置(制御装置)、36 電磁石装置、102 ガス
流量計、110 局所磁気シールドコイル、120 局
所磁気シールド、140 固定台、144 真空ダクト
(接続ダクト)、152 延長ダクト(接続ダクト)、
154 フレキシブルダクト(接続ダクト)、201
リターン・ヨーク。
器、18 クライオポンプ(主真空ポンプ)、20 タ
ーボ分子ポンプ(副真空ポンプ)、22 補助真空ポン
プ(副真空ポンプ)、32 クライオポンプ再生手順制
御装置(制御装置)、36 電磁石装置、102 ガス
流量計、110 局所磁気シールドコイル、120 局
所磁気シールド、140 固定台、144 真空ダクト
(接続ダクト)、152 延長ダクト(接続ダクト)、
154 フレキシブルダクト(接続ダクト)、201
リターン・ヨーク。
Claims (15)
- 【請求項1】 荷電粒子を発生させるイオン源、該イオ
ン源の周囲に配設され荷電粒子を加速空間中で略円形に
周回させる電磁石装置、該イオン源の周囲に配設され荷
電粒子を周回させながら加速する高周波加速空洞および
該加速空間を真空に保持する真空容器とを有するサイク
ロトロン装置の該真空容器に接続される真空排気装置で
あって、 上記電磁石装置の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置さ
れ、上記サイクロトロン装置の運転中に作動される主真
空ポンプと、 上記電磁石装置の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置さ
れ、上記サイクロトロン装置の運転停止中に作動される
副真空ポンプとを備えたことを特徴とするサイクロトロ
ン装置の真空排気装置。 - 【請求項2】 上記主真空ポンプは吸着型の真空ポンプ
であり、上記電磁石装置、上記主真空ポンプおよび上記
副真空ポンプと電気的に接続された制御装置を有し、該
制御装置は、上記サイクロトロン装置の運転停止後、ま
ず上記電磁石装置のコイル電流値を所定の値まで低下さ
せ、次いで上記副真空ポンプを始動し、上記副真空ポン
プが定常状態になると上記主真空ポンプの再生運転を
し、上記主真空ポンプを停止した後、上記副真空ポンプ
を停止させ、さらに上記電磁石装置のコイル電流値を所
定の値まで増大させる一連の運転をすることを特徴とす
る請求項1記載のサイクロトロン装置の真空排気装置。 - 【請求項3】 上記主真空ポンプは吸着型の真空ポンプ
であり、上記副真空ポンプを囲繞する局所磁気シールド
コイルと、上記電磁石装置、上記主真空ポンプおよび上
記副真空ポンプと電気的に接続された制御装置を有し、
該制御装置は、上記サイクロトロン装置の運転停止後、
まず上記局所磁気シールドコイルに電流を通電させ、次
いで上記副真空ポンプを始動し、上記副真空ポンプが定
常状態になると上記主真空ポンプの再生運転をし、上記
主真空ポンプを停止した後、上記副真空ポンプを停止さ
せ、さらに上記局所磁気シールドコイルの電流を遮断さ
せる一連の運転をすることを特徴とする請求項1記載の
サイクロトロン装置の真空排気装置。 - 【請求項4】 上記主真空ポンプは吸着型の真空ポンプ
であり、上記副真空ポンプを囲繞するシールド位置およ
び上記電磁石装置の発生させる磁場に影響を与えない待
避位置との間を移動可能に配設された局所磁気シールド
と、上記主真空ポンプおよび上記副真空ポンプと電気的
に接続された制御装置を有し、該制御装置は、上記サイ
クロトロン装置の運転停止後、まず上記局所磁気シール
ドを上記シールド位置に移動させ、次いで上記副真空ポ
ンプを始動し、上記副真空ポンプが定常状態になると上
記主真空ポンプの再生運転をし、上記主真空ポンプを停
止した後、上記副真空ポンプを停止させ、さらに上記局
所磁気シールドを待避位置に移動させる一連の運転をす
ることを特徴とする請求項1記載のサイクロトロン装置
の真空排気装置。 - 【請求項5】 上記イオン源に供給されるガス量を計測
するガス流量計を有し、上記制御装置は、上記イオン源
に供給されるガス量が所定量に達している場合に上記一
連の運転をすることを特徴とする請求項2乃至4のいず
れか記載のサイクロトロン装置の真空排気装置。 - 【請求項6】 上記副真空ポンプは、上記電磁石装置の
発生する磁場からの影響が最小となる方向に配設されて
いることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の
サイクロトロン装置の真空排気装置。 - 【請求項7】 上記真空容器を回転させる回転機構を有
し、上記副真空ポンプの少なくとも1基は、外部の固定
台に固定され、軸周りに回転可能な接続部を有する接続
ダクトによって該真空容器に接続されていることを特徴
とする請求項1乃至6のいずれか記載のサイクロトロン
装置の真空排気装置。 - 【請求項8】 上記真空容器を回転させる回転機構を有
し、上記副真空ポンプの少なくとも1基は、外部の固定
台に固定され、可撓性を有する接続ダクトによって該真
空容器に接続されていることを特徴とする請求項1乃至
6のいずれか記載のサイクロトロン装置の真空排気装
置。 - 【請求項9】 上記真空容器を概略水平に回転させる回
転機構を有し、上記副真空ポンプの少なくとも1基は、
該真空容器から常に水平を保つように支持され、軸周り
に回転可能な接続部を有する接続ダクトによって該真空
容器に接続されていることを特徴とする請求項1乃至6
のいずれか記載のサイクロトロン装置の真空排気装置。 - 【請求項10】 荷電粒子を発生させるイオン源と、該
イオン源の周囲に配設され荷電粒子を加速空間中で略円
形に周回させる電磁石装置と、該イオン源の周囲に配設
され荷電粒子を周回させながら加速する高周波加速空洞
と、該加速空間を真空に保持する真空容器と、該電磁石
装置の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され該電磁石装
置の磁場中での運転が可能な主真空ポンプおよび該電磁
石装置の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され該電磁石
装置の磁場中での運転が不可能な副真空ポンプを有する
サイクロトロン装置の該真空容器の真空排気方法であっ
て、 上記サイクロトロン装置の運転中は、上記主真空ポンプ
を使用して上記真空容器を真空とし、 上記サイクロトロン装置の運転停止中は、上記副真空ポ
ンプを使用して上記真空容器を真空とすることを特徴と
するサイクロトロン装置の真空排気方法。 - 【請求項11】 荷電粒子を発生させるイオン源と、該
イオン源の周囲に配設され荷電粒子を加速空間中で略円
形に周回させる電磁石装置と、該イオン源の周囲に配設
され荷電粒子を周回させながら加速する高周波加速空洞
と、該加速空間を真空に保持する真空容器と、該電磁石
装置の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され該電磁石装
置の磁場中での運転が可能な吸着型の主真空ポンプおよ
び該電磁石装置の発生する磁場の及ぶ範囲内に設置され
該電磁石装置の磁場中での運転が不可能な副真空ポンプ
を有するサイクロトロン装置の上記主真空ポンプの再生
方法であって、 上記サイクロトロン装置の運転中は、上記主真空ポンプ
を使用して上記真空容器を真空とし、 上記サイクロトロン装置の運転停止中は、上記副真空ポ
ンプを使用して上記主真空ポンプの再生運転をすること
を特徴とするサイクロトロン装置の真空ポンプの再生方
法。 - 【請求項12】 上記サイクロトロン装置の運転停止
後、まず上記電磁石装置のコイル電流値を所定の値まで
低下させ、次いで上記副真空ポンプを始動し、上記副真
空ポンプが定常状態になると上記主真空ポンプの再生運
転をし、上記主真空ポンプを停止した後、上記副真空ポ
ンプを停止させ、さらに上記電磁石装置のコイル電流値
を所定の値まで増大させる一連の運転をすることを特徴
とする請求項11記載のサイクロトロン装置の真空ポン
プの再生方法。 - 【請求項13】 上記副真空ポンプを囲繞する局所磁気
シールドコイルを有し、上記サイクロトロン装置の運転
停止後、まず上記局所磁気シールドコイルに電流を通電
させ、次いで上記副真空ポンプを始動し、上記副真空ポ
ンプが定常状態になると上記主真空ポンプを始動し、上
記主真空ポンプを停止した後、上記副真空ポンプを停止
させ、さらに上記局所磁気シールドコイルの電流を遮断
させる一連の運転をすることを特徴とする請求項11記
載のサイクロトロン装置の真空ポンプの再生方法。 - 【請求項14】 上記副真空ポンプを囲繞するシールド
位置および上記電磁石装置の発生させる磁場に影響を与
えない待避位置との間を移動可能に配設された局所磁気
シールドを有し、上記サイクロトロン装置の運転停止
後、まず上記局所磁気シールドを上記シールド位置に移
動させ、次いで上記副真空ポンプを始動し、上記副真空
ポンプが定常状態になると上記主真空ポンプを始動し、
上記主真空ポンプを停止した後、上記副真空ポンプを停
止させ、さらに上記局所磁気シールドを待避位置に移動
させる一連の運転をすることを特徴とする請求項11記
載のサイクロトロン装置の真空ポンプの再生方法。 - 【請求項15】 上記イオン源に供給されるガス量を計
測するガス流量計を有し、上記イオン源に供給されるガ
ス量が所定量に達している場合に上記一連の運転をする
ことを特徴とする請求項12乃至14のいずれか記載の
サイクロトロン装置の真空ポンプの再生方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP984098A JPH11214199A (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | サイクロトロン装置の真空排気装置、真空排気方法および真空ポンプの再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP984098A JPH11214199A (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | サイクロトロン装置の真空排気装置、真空排気方法および真空ポンプの再生方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11214199A true JPH11214199A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=11731332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP984098A Pending JPH11214199A (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | サイクロトロン装置の真空排気装置、真空排気方法および真空ポンプの再生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11214199A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20120020110A (ko) * | 2009-05-05 | 2012-03-07 | 제너럴 일렉트릭 캄파니 | 동위 원소 생성 시스템 및 사이클로트론 |
| JP2012526358A (ja) * | 2009-05-05 | 2012-10-25 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | ポンプ収容窩を備えた磁石ヨークを有する同位体生成システム及びサイクロトロン |
| CN110719681A (zh) * | 2019-10-18 | 2020-01-21 | 中国原子能科学研究院 | 一种用于回旋加速器高频水冷接口的真空密封装置 |
| WO2020049915A1 (ja) * | 2018-09-03 | 2020-03-12 | 住友重機械工業株式会社 | クライオポンプおよびクライオポンプの監視方法 |
| CN115460760A (zh) * | 2022-11-09 | 2022-12-09 | 合肥中科离子医学技术装备有限公司 | 回旋加速器的真空控制系统 |
-
1998
- 1998-01-21 JP JP984098A patent/JPH11214199A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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