JPH11214341A - 被洗浄体のすすぎ方法 - Google Patents

被洗浄体のすすぎ方法

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JPH11214341A
JPH11214341A JP2901898A JP2901898A JPH11214341A JP H11214341 A JPH11214341 A JP H11214341A JP 2901898 A JP2901898 A JP 2901898A JP 2901898 A JP2901898 A JP 2901898A JP H11214341 A JPH11214341 A JP H11214341A
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JP
Japan
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pure water
rinsing
cleaned
tank
static electricity
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JP2901898A
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English (en)
Inventor
Koichi Tamoto
宏一 田本
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Kaijo Corp
Original Assignee
Kaijo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 QDR(クイックダンプリンス)法におい
て、純水の急速排水時に発生する被洗浄体表面の帯電を
なくし、静電気による被洗浄体表面へのパーティクル付
着を防止した被洗浄体のすすぎ方法を提供する。 【解決手段】 薬液洗浄後の被洗浄体Wを純水5を満た
したすすぎ槽1内に浸漬した後、一旦すすぎ槽1内の純
水5の全量を急速排水し、その後再び純水1を純水噴流
パイプ4から注水して所定のすすぎ処理を行なうように
した被洗浄体のすすぎ方法において、前記急速排水時
に、すすぎ槽1内の被洗浄体Wに向けて除電装置6から
イオンを放出しあるいは軟X線を照射することによっ
て、急速排水時に槽壁や被洗浄体の表面と純水との間の
摩擦帯電により発生する静電気を除電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬液洗浄後の半導
体ウェーハやLCD用ガラスなどの被洗浄体のすすぎ方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェーハやLCD用ガラスなどの
ためのすすぎ方法の1つに、薬液洗浄後の半導体ウェー
ハやLCD用ガラスを純水を満たしたすすぎ槽内に浸漬
した後、一旦すすぎ槽内の純水の全量を急速排水し、そ
の後再び純水を注水して所定のすすぎ処理を行なうよう
にしたすすぎ方法が知られている。このようなすすぎ方
法は、通常、クイックダンプリンス(QDR)法と呼ば
れている(以下、「QDR法」と略称する)。
【0003】図6に、このQDR法の原理を示す。図に
おいて、1はQDR用のすすぎ槽、2は純水回収槽、3
はQDR用の排水弁、4は純水噴流パイプ、5はすすぎ
用の純水、Wは半導体ウェーハやLCD用ガラスなどの
被洗浄体であって、すすぎ用の純水5で満たされたすす
ぎ槽1内に薬液洗浄後の被洗浄体Wを浸漬した後、排水
弁3を開いて純水5の全量を急速排水する。次いで、純
水噴流パイプ4から純水の注水を再開し、再びすすぎ槽
1内をすすぎ用の純水で満たした後、純水噴流パイプ4
から被洗浄体Wに向けてさらに純水を噴射しながら、被
洗浄体Wの表面に付着している薬液をすすぎ落とすもの
である。なお、すすぎ槽1から溢れ出たすすぎ後の純水
は純水回収槽2で回収され、槽外へ排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記QDR法の場合、
被洗浄体Wに付着して持ち込まれた薬液によって汚れた
純水を一旦急速排水して排液するので、その後に続く通
常のすすぎ処理において純水中に拡散する薬液の絶対量
が少なくなり、リンス効率が上がるという優れた効果を
奏する。
【0005】しかしながら、その反面、急速排水時に、
急速に下降していく純水と槽璧や被洗浄体との間の摩擦
によって被洗浄体の表面に静電気が発生し、この静電気
によって純水の液面、槽壁、すすぎ槽の内部空間などに
存在するゴミ粒子(パーティクル)が被洗浄体表面に静
電付着してしまい、すすぎ槽に持ち込んだ時よりも被洗
浄体表面の付着パーティクル数が増加してしまうことが
あるという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、純水の急速排水時に発生する被洗浄体表面
の帯電をなくし、静電気による被洗浄体表面へのパーテ
ィクル付着を防止した被洗浄体のすすぎ方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る被洗浄体のすすぎ方法は、QDR法
において、すすぎ槽内の被洗浄体に向けた除電装置から
のイオン放出または軟X線の照射による雰囲気のイオン
化によって、前記急速排水時に槽壁や被洗浄体の表面と
純水との間の摩擦帯電により発生する静電気を除電する
ようにしたものである。
【0008】請求項2および3に係る被洗浄体のすすぎ
方法は、QDR法において、すすぎ槽を満たす純水に有
機溶剤(例えば、イソプロピルアルコール(IPA)な
ど)を添加し、前記急速排水時に槽璧や被洗浄体の表面
と純水との間の摩擦帯電により発生する静電気を前記有
機溶剤を添加した純水を通じて緩和するようにしたもの
である。なお、この有機溶剤の添加量は、すすぎ槽を満
たす純水の0.1重量%以下とすることが好ましい。
【0009】請求項4に係る被洗浄体のすすぎ方法は、
QDR法において、少なくとも急速排水時にすすぎ槽の
上部空間を密閉し、該密閉空間内に有機溶剤を混合した
窒素ガスを送給し、前記急速排水時に槽璧や被洗浄体の
表面と純水とのの摩擦帯電により発生する静電気を前記
有機溶剤の溶け込んだ純水を通じて緩和するようにした
ものである。
【0010】請求項5に係る被洗浄体のすすぎ方法は、
QDR法において、少なくとも急速排水時にすすぎ槽の
上部空間を密閉し、該密閉空間内に窒素ガスを送給しな
がらすすぎ槽内の被洗浄体に向けた除電装置からのイオ
ン放出または軟X線の照射による雰囲気のイオン化によ
って、前記急速排水時に槽壁や被洗浄体の表面と純水と
の間の摩擦帯電により発生する静電気を除電するように
したものである。
【0011】
【作用】請求項1に係る被洗浄体のすすぎ方法の場合、
除電装置からのイオン放出または軟X線の照射による雰
囲気のイオン化によって、急速排水時に被洗浄体の表面
に発生する静電気を除電する。この結果、静電気によっ
て被洗浄体の表面にパーティクルが吸着されるようなこ
とがなくなり、付着パーティクル数の増加を防止でき
る。
【0012】請求項2および3に係る被洗浄体のすすぎ
方法の場合、添加された有機溶剤によって純水が導電性
を有するようになるので、被洗浄体表面に発生した静電
気はこの導電性の純水を通じて緩和され、静電気が帯電
することがなくなる。この結果、静電気によって被洗浄
体の表面にパーティクルが吸着されるようなことがなく
なり、付着パーティクル数の増加を防止できる。さら
に、有機溶剤を添加することによって純水の表面張力も
小さくなるので、パーティクルを抱き込んだ水滴が被洗
浄体表面にそのまま付着して残るというようなこともな
くなる。
【0013】請求項4に係る被洗浄体のすすぎ方法の場
合、すすぎ槽上部の密閉空間を満たす有機溶剤を混合し
たN2 ガス中の有機溶剤が純水表面から純水中に溶け込
むので、被洗浄体表面に発生した静電気は有機溶剤によ
って導電性を帯びた純水を通じて緩和され、静電気が帯
電することがなくなる。この結果、静電気によって被洗
浄体の表面にパーティクルが吸着されるようなことがな
くなり、付着パーティクル数の増加を防止できる。
【0014】また、有機溶剤(例えば、イソプロピルア
ルコール(IPA)など)の表面張力は純水よりも小さ
いので、有機溶剤が溶け込むことによって純水の表面張
力が小さくなる。このため、パーティクルを抱き込んだ
水滴が被洗浄体の表面にそのまま付着して残るというよ
うなことがなくなり、付着パーティクル数の増加を防止
できる。さらに、すすぎ槽の上部空間が有機溶剤を混合
したN2 ガスによって満たされるので、開放時の上部空
間の雰囲気気体をすすぎ槽内へ巻き込むことがなくな
り、より清浄なすすぎを実現できる。
【0015】請求項5に係る被洗浄体のすすぎ方法の場
合、除電装置からのイオン放出または軟X線の照射によ
る雰囲気のイオン化によって、前記急速排水時に槽壁や
被洗浄体の表面と純水との間の摩擦帯電により発生する
静電気が除電され、静電気によって被洗浄体Wの表面に
パーティクルが吸着されるようなことがなくなる。ま
た、すすぎ槽の上部の密閉空間がN2 ガスで満たされる
ので、開放時の上部空間の雰囲気気体をすすぎ槽内へ巻
き込むことがなくなり、より清浄なすすぎを実現でき
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1に本発明の第1の実施
の形態を示す。この第1の実施の形態は、請求項1に係
るすすぎ方法の一例を示すもので、被洗浄体に向けて除
電装置からイオンを放出し、あるいは除電装置から軟X
線を照射して雰囲気をイオン化することにより、被洗浄
体表面の静電気を除電するようにしたものである。
【0017】図1において、1はQDR用のすすぎ槽、
2は純水回収槽、3はQDR用の排水弁、4は純水噴流
パイプ、5はすすぎ用の純水、6はイオナイザーまたは
軟X線源などから構成された除電装置、Wは半導体ウェ
ーハやLCD用ガラスなどの被洗浄体である。なお、従
来例(図6)と同一もしくは相当部分には同一の符号を
付して示した。
【0018】この第1の実施の形態の場合、純水5で満
たされたすすぎ槽1内に薬液洗浄後の被洗浄体Wを浸漬
した後、排水弁3を開いて純水5の全量を急速排水する
際に、除電装置6から被洗浄体Wに向けて、被洗浄装置
Wの表面に帯電する電荷と反対の極性からなるイオンを
放出するか、あるいは軟X線を照射する。この除電装置
からのイオン放出または軟X線の照射によって、急速排
水時に被洗浄体Wの表面に発生する静電気が除電され、
静電気によって被洗浄体Wの表面にパーティクルが吸着
されるようなことがなくなる。
【0019】図2に本発明の第2の実施の形態を示す。
この第2の実施の形態は、請求項2に係るすすぎ方法の
第1の例を示すもので、すすぎ槽に純水を注水する際に
有機溶剤、例えばイソプロピルアルコール(IPA)を
注入添加するようにしたものである。
【0020】図2において、1はQDR用のすすぎ槽、
2は純水回収槽、3はQDR用の排水弁、4は純水噴流
パイプ、5はすすぎ用の純水、7は添加用のIPAを貯
蔵したIPA槽、8はIPAを純水供給路9へ注入する
ためのIPA供給ポンプ、10はポンプコントローラで
ある。なお、従来例(図6)と同一もしくは相当部分に
は同一の符号を付して示した。
【0021】この第2の実施の形態の場合、被洗浄体W
のすすぎを行うために純水供給路9,純水噴流パイプ4
を通じて純水をすすぎ槽1に注水する際に、ポンプコン
トローラ10の制御の下に、IPA供給ポンプ8によっ
てIPAをIPA槽7から純水供給路9に注入添加する
ようにしたものである。なお、IPAの添加量は、すす
ぎ槽1を満たす純水5の0.1重量%以下で十分であ
る。
【0022】このIPAの添加によって、すすぎ槽1内
に満たされた純水は導電性を持つようになり、急速排水
時に被洗浄体表面に発生する静電気はこのIPAを含ん
だ導電性の純水を通じて外部へ緩和され、被洗浄体Wの
表面に静電気が帯電することがなくなる。このため、静
電気によって被洗浄体Wの表面にパーティクルが吸着さ
れるようなことがなくなる。また、IPAの表面張力は
純水よりも小さいので、IPAを添加することによって
純水5の表面張力が小さくなる。このため、パーティク
ルを抱き込んだ水滴が被洗浄体Wの表面にそのまま付着
して残るというようなことがなくなり、付着パーティク
ル数の増加を防止できる。
【0023】図3に本発明の第3の実施の形態を示す。
この第3の実施の形態は、請求項2に係るすすぎ方法の
第2の例を示すもので、すすぎ槽に純水を注水し終わっ
た後に、IPAを純水とは別系統で独立に注入するよう
に構成したものである。
【0024】図3において、1はQDR用のすすぎ槽、
2は純水回収槽、3はQDR用の排水弁、4は純水噴流
パイプ、5はすすぎ用の純水、9は純水供給路、11は
添加用のIPAを貯蔵したIPA槽、12はIPAをす
すぎ槽1へ直接注入するためのIPA供給ポンプ、13
はIPA噴流パイプ、14はポンプコントローラであ
る。なお、従来例(図6)と同一もしくは相当部分には
同一の符号を付して示した。
【0025】この第3の実施の形態の場合、被洗浄体W
のすすぎを行うために純水供給路9,純水噴流パイプ4
を通じて純水をすすぎ槽1内に注水した後、ポンプコン
トローラ14の制御の下に、IPA供給ポンプ12、I
PA噴流パイプ13を通じて、IPA槽11のIPAを
すすぎ槽1内の純水中に添加する。なお、IPAの添加
量は、前述した第2の実施の形態と同様に、すすぎ槽1
を満たす純水5の0.1重量%以下で十分である。
【0026】このIPAの添加によって、前記第2の実
施の形態と同様に、すすぎ槽1内に満たされた純水は導
電性を持つようになり、急速排水時に槽壁や被洗浄体の
表面と純水との間の摩擦帯電により発生する静電気はこ
のIPAを含んだ導電性の純水を通じて外部へ緩和さ
れ、被洗浄体Wの表面に静電気が帯電することがなくな
る。このため、静電気によって被洗浄体Wの表面にパー
ティクルが吸着されるようなことがなくなる。また、前
記第2の実施の形態と同様に、IPAの表面張力は純水
よりも小さいので、IPAを添加することによって純水
5の表面張力が小さくなる。このため、パーティクルを
抱き込んだ水滴が被洗浄体Wの表面にそのまま付着して
残るというようなことがなくなり、付着パーティクル数
の増加を防止できる。
【0027】図4に本発明の第4の実施の形態を示す。
この第4の実施の形態は、請求項4に係るすすぎ方法の
一例を示すもので、すすぎ槽1の上部空間を密閉する開
閉式の上蓋15,15を設け、急速排水時にすすぎ槽1
の上部空間を密閉した状態でIPAを含んだN2 ガスを
送給するようにしたものである。
【0028】図4において、1はQDR用のすすぎ槽、
2は純水回収槽、3はQDR用の排水弁、4は純水噴流
パイプ、5はすすぎ用の純水、9は純水供給路、15,
15は開閉式の上蓋、16は(IPA+N2 )混合ガス
の送給パイプ、17はIPAバブリング槽、18はN2
ガス供給パイプである。なお、従来例(図6)と同一も
しくは相当部分には同一の符号を付して示した。
【0029】この第4の実施の形態の場合、被洗浄体W
をすすぎ槽1内に搬入載置した後、上蓋15を閉じ、す
すぎ槽1の上部空間を密閉する。そして、この密閉状態
において、被洗浄体Wのすすぎを行うために純水供給路
9,純水噴流パイプ4を通じて純水をすすぎ槽1内に注
水した後、N2 ガス供給パイプ18からN2 ガスを送給
し、このN2 ガスによってIPAバブリング槽17内の
IPAをバブリングしてN2 ガスに混合し、この(IP
A+N2 )混合ガスを送給パイプ16を通じてすすぎ槽
1の上部空間に送給しながら排水弁3から純水5を急速
排水する。上蓋15はその下部側プレートをパンチング
板で構成し、このパンチング板に穿たれた多数のパンチ
ング孔を通して(IPA+N2 )混合ガスをすすぎ槽1
の上部空間および液面に均等に供給することが望まし
い。
【0030】この(IPA+N2 )混合ガスの送給によ
ってIPAが純水5の表面から溶け込み、これによって
すすぎ槽1内に満たされた純水は前記第2の実施の形態
と同様に導電性を持つようになり、急速排水時に槽壁や
被洗浄体の表面と純水との間の摩擦帯電により発生する
静電気はこのIPAを含んだ導電性の純水を通じて外部
へ緩和され、被洗浄体Wの表面に静電気が帯電すること
がなくなる。このため、静電気によって被洗浄体Wの表
面にパーティクルが吸着されるようなことがなくなる。
また、前記第2の実施の形態と同様に、IPAの表面張
力は純水よりも小さいので、IPAを添加することによ
って純水5の表面張力が小さくなる。このため、パーテ
ィクルを抱き込んだ水滴が被洗浄体Wの表面にそのまま
付着して残るというようなことがなくなり、付着パーテ
ィクル数の増加を防止できる。
【0031】また、純水5が急速排水される際に、すす
ぎ槽1の上部空間は(IPA+N2)混合ガスによって
満たされるので、開放時の上部空間の雰囲気気体をすす
ぎ槽内へ巻き込むことがなくなり、より清浄なすすぎを
実現できる。さらに、前述した第2および第3の実施の
形態(図2、図3)のように純水噴流パイプ4やIPA
噴流パイプ13によってIPAを供給する場合に比べ
て、効率的に純水5の表面近くにIPAを供給すること
ができるので、IPAの使用量を低減することができ
る。
【0032】図5に本発明の第5の実施の形態を示す。
この第5の実施の形態は、請求項5に係るすすぎ方法の
一例を示すもので、すすぎ槽1の上部空間を密閉する開
閉式の上蓋15,15を設けるとともに、この上蓋1
5,15のいずれか一方の内壁面にイオナイザーまたは
軟X線源などから構成された除電装置6を設け、急速排
水時にすすぎ槽1の上部空間に密閉した状態でN2 ガス
を送給しながら除電装置6によって除電するようにした
ものである。
【0033】図5において、1はQDR用のすすぎ槽、
2は純水回収槽、3はQDR用の排水弁、4は純水噴流
パイプ、5はすすぎ用の純水、6はイオナイザーまたは
軟X線源などから構成された除電装置、9は純水供給
路、15,15は開閉式の上蓋、19はN2 ガスの送給
パイプである。なお、前記第4の実施の形態(図4)と
同一もしくは相当部分には同一の符号を付して示した。
【0034】この第5の実施の形態の場合、被洗浄体W
をすすぎ槽1内に搬入載置した後、上蓋15,15を閉
じ、すすぎ槽1の上部空間を密閉する。そして、この密
閉状態において、被洗浄体Wのすすぎを行うために純水
供給路9,純水噴流パイプ4を通じて純水をすすぎ槽1
内に注水した後、N2 ガス供給パイプ19からN2 ガス
を密閉空間内に送給開始し、除電装置6を作動させなが
ら排水弁3から純水5を急速排水する。上蓋15はその
下部側プレートをパンチング板で構成し、このパンチン
グ板に穿たれた多数のパンチング孔を通して(IPA+
2 )混合ガスをすすぎ槽1の上部空間および液面に均
等に供給することが望ましい。
【0035】除電装置6から被洗浄体Wに向けてイオン
が放出されあるいは軟X線が照射されると、急速排水時
に槽壁や被洗浄体の表面と純水との間の摩擦帯電により
発生する静電気が除電され、静電気によって被洗浄体W
の表面にパーティクルが吸着されるようなことがなくな
る。また、この急速排水の際、すすぎ槽1の上部空間は
不活性ガスたるN2 ガスによって満たされるので、開放
時の上部空間の雰囲気気体をすすぎ槽内へ巻き込むこと
がなくなり、より清浄なすすぎを実現できる。さらに、
イオン放出や軟X線を照射する除電装置6の作動時には
上蓋15,15が閉じられてすすぎ槽1の上部空間が密
閉されるので、安全性が向上するとともに除電効果も向
上する。
【0036】なお、上記実施の形態においては、添加す
る有機溶剤としてIPAを用いた場合を例示したが、使
用する有機溶剤はこれに限定されるものではなく、例え
ばこの他に、エタノール、メタノール、エチレングリコ
ール、エチルグリコール、、オクタン、1−プロパノー
ル、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノー
ルなどを用いることができる。
【0037】
【実施例】上記図1〜図3に示した本発明になるすすぎ
装置と、図6の従来構成になるすすぎ装置を用い、12
インチウェーハのすすぎ処理を行なった場合のパーティ
クル増加の測定結果を表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】上記表1から明らかなように、本発明によ
るときは静電気の発生とパーティクルの増加を効果的に
防止できることが分かる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、急速排水時に、すすぎ槽内の被洗浄体に向
けて除電装置からイオンを放出しあるいは軟X線を照射
することにより、被洗浄体の表面に発生する静電気を除
電するようにしたので、静電気によって被洗浄体の表面
にパーティクルが吸着されるようなことがなくなり、付
着パーティクル数の増加を防止できる。このため、従来
方法にに比べてより清浄なすすぎを実現できる。
【0041】また、請求項2および3に係る発明によれ
ば、すすぎ槽を満たす純水に有機溶剤を添加し、急速排
水時に槽璧や被洗浄体の表面と純水との間の摩擦帯電に
より発生する静電気を有機溶剤を添加した純水を通じて
緩和するようにしたので、静電気によって被洗浄体の表
面にパーティクルが吸着されるようなことがなくなり、
付着パーティクル数の増加を防止できる。また、有機溶
剤添加によって純水の表面張力が小さくなるので、パー
ティクルを抱き込んだ水滴が被洗浄体表面にそのまま付
着して残るというようなこともなくなり、付着パーティ
クル数の増加を防止できる。このため、従来方法に比べ
てより清浄なすすぎを実現できる。
【0042】また、請求項4に係る発明によれば、少な
くとも急速排水時にすすぎ槽の上部空間を密閉し、該密
閉空間内に有機溶剤を混合した窒素ガスを送給し、急速
排水時に槽璧や被洗浄体の表面と純水とのの摩擦帯電に
より発生する静電気を有機溶剤の溶け込んだ純水を通じ
て放電するようにしたので、静電気によって被洗浄体の
表面にパーティクルが吸着されるようなことがなくな
り、付着パーティクル数の増加を防止できる。また、有
機溶剤が溶け込むことによって純水の表面張力が小さく
なるので、パーティクルを抱き込んだ水滴が被洗浄体の
表面にそのまま付着して残るというようなこともなくな
り、付着パーティクル数の増加を防止できる。また、す
すぎ槽の上部空間が有機溶剤を混合したN2 ガスによっ
て満たされるので、開放時の上部空間の雰囲気気体をす
すぎ槽内へ巻き込むことがなくなり、より清浄なすすぎ
を実現できる。さらに、効率的に純水の表面近くに有機
溶剤を供給できるので、有機溶剤の使用量を低減するこ
とができ、より経済的である。
【0043】請求項5に係る被洗浄体のすすぎ方法の場
合、少なくとも急速排水時にすすぎ槽の上部空間を密閉
し、該密閉空間内に窒素ガスを送給しながらすすぎ槽内
の被洗浄体に向けた除電装置からのイオン放出または軟
X線の照射による雰囲気のイオン化によって、前記急速
排水時に槽壁や被洗浄体の表面と純水との間の摩擦帯電
により発生する静電気を除電するようにしたので、静電
気によって被洗浄体の表面にパーティクルが吸着される
ようなことがなくなり、付着パーティクル数の増加を防
止できる。また、すすぎ槽の上部の密閉空間がN2 ガス
で満たされるので、開放時の上部空間の雰囲気気体をす
すぎ槽内へ巻き込むことがなくなり、より清浄なすすぎ
を実現できる。さらに、イオン放出や軟X線を照射する
除電装置の作動時にはすすぎ槽の上部空間が密閉される
ので、安全性が向上するとともに除電効果も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の略示構造図である。
【図2】第2の実施の形態の略示構造図である。
【図3】第3の実施の形態の略示構造図である。
【図4】第4の実施の形態の略示構造図である。
【図5】第5の実施の形態の略示構造図である。
【図6】従来例の略示構造図である。
【符号の説明】
1 QDR用のすすぎ槽 2 純水回収槽 3 QDR用の排水弁 4 純水噴流パイプ 5 純水 6 除電装置 7 IPA槽 8 IPA供給ポンプ 9 純水供給路 10 ポンプコントローラ 11 IPA槽 12 IPA供給ポンプ 13 IPA噴流パイプ 14 ポンプコントローラ 15 開閉式の上蓋 16 (IPA+N2 )混合ガスの送給パイプ 17 IPAバブリング槽 18 N2 ガス供給パイプ 19 N2 ガス送給パイプ W 被洗浄体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液洗浄後の被洗浄体を純水を満たした
    すすぎ槽内に浸漬した後、一旦すすぎ槽内の純水の全量
    を急速排水し、その後再び純水を注水して所定のすすぎ
    処理を行なうようにした被洗浄体のすすぎ方法におい
    て、 すすぎ槽内の被洗浄体に向けた除電装置からのイオン放
    出または軟X線の照射による雰囲気のイオン化によっ
    て、前記急速排水時に槽壁や被洗浄体の表面と純水との
    間の摩擦帯電により発生する静電気を除電することを特
    徴とする被洗浄体のすすぎ方法。
  2. 【請求項2】 薬液洗浄後の被洗浄体を純水を満たした
    すすぎ槽内に浸漬した後、一旦すすぎ槽内の純水の全量
    を急速排水し、その後再び純水を注水して所定のすすぎ
    処理を行なうようにした被洗浄体のすすぎ方法におい
    て、 すすぎ槽を満たす純水に有機溶剤を添加し、前記急速排
    水時に槽璧や被洗浄体の表面と純水との間の摩擦帯電に
    より発生する静電気を前記有機溶剤を添加した純水を通
    じて緩和することを特徴とする被洗浄体のすすぎ方法。
  3. 【請求項3】 前記有機溶剤の添加量をすすぎ槽を満た
    す純水の0.1重量%以下としたことを特徴とする請求
    項2記載の被洗浄体のすすぎ方法。
  4. 【請求項4】 薬液洗浄後の被洗浄体を純水を満たした
    すすぎ槽内に浸漬した後、一旦すすぎ槽内の純水の全量
    を急速排水し、その後再び純水を注水して所定のすすぎ
    処理を行なうようにした被洗浄体のすすぎ方法におい
    て、 少なくとも急速排水時にすすぎ槽の上部空間を密閉し、
    該密閉空間内に有機溶剤を混合した窒素ガスを送給し、
    前記急速排水時に槽璧や被洗浄体の表面と純水とのの摩
    擦帯電により発生する静電気を前記有機溶剤の溶け込ん
    だ純水を通じて緩和することを特徴とする被洗浄体のす
    すぎ方法。
  5. 【請求項5】 薬液洗浄後の被洗浄体を純水を満たした
    すすぎ槽内に浸漬した後、一旦すすぎ槽内の純水の全量
    を急速排水し、その後再び純水を注水して所定のすすぎ
    処理を行なうようにした被洗浄体のすすぎ方法におい
    て、 少なくとも急速排水時にすすぎ槽の上部空間を密閉し、
    該密閉空間内に窒素ガスを送給しながらすすぎ槽内の被
    洗浄体に向けた除電装置からのイオン放出または軟X線
    の照射による雰囲気のイオン化によって、前記急速排水
    時に槽壁や被洗浄体の表面と純水との間の摩擦帯電によ
    り発生する静電気を除電することを特徴とする被洗浄体
    のすすぎ方法。
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