JPH11214592A - 半導体装置および電子装置 - Google Patents
半導体装置および電子装置Info
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- JPH11214592A JPH11214592A JP10009229A JP922998A JPH11214592A JP H11214592 A JPH11214592 A JP H11214592A JP 10009229 A JP10009229 A JP 10009229A JP 922998 A JP922998 A JP 922998A JP H11214592 A JPH11214592 A JP H11214592A
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- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
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Abstract
んだ接続部の耐熱疲労性と気密性に優れた小型化で低廉
な半導体装置の提供。 【解決手段】 配線基板(配線金属基板)と、前記配線
基板に合金材によって接続される一つ以上の半導体素子
や受動素子等の部品と、前記配線基板の所定部と前記部
品を被覆する絶縁性樹脂からなる封止体とを有し、前記
合金材は90wt%以上のSnにSb,Ag,Zn,I
n,Cu及びBiの群から選択された1種類以上の金属
が添加(分散添加)された合金からなり、前記封止体は
有機樹脂(エポキシ樹脂)に35〜95vol%の金属磁
性体粉末(Fe粉末又はFe,Si,Al,Ni,M
o,Mn,Cu,Cr及びCoの群から選択された少な
くとも1種類以上の金属を含む合金粉末)またはフェラ
イト粉末が添加され、かつ熱膨張率が14〜20ppm/℃
になっている。
Description
波領域における障害を抑制し、小型化と廉価化を可能に
するとともに、半導体素子や受動素子等の固着部分(は
んだ接続部)の耐熱疲労性と気密性に優れる半導体装置
および電子装置に関する。
装置,携帯用パーソナルコンピュータ,携帯用ビデオカ
メラ等の電子機器の小型化に伴って、電子回路を内蔵し
た高周波用小型ハイブリッドIC装置に代表される半導
体装置が広く実用に供せられている。
体装置は、配線基板(配線金属基板)上に、MOSFE
TやIC等の能動素子を構成した半導体素子(半導体チ
ップ:チップ)、コンデンサや抵抗で代表される受動素
子等の部品(電子部品)がはんだ付け搭載され、所定の
入出力端子が取り付けられ、これらの搭載部品及び配線
基板がエポキシ樹脂等によるモールド樹脂で封止された
構造になっている。
て、電磁波による悪影響が挙げられる。
電磁波が人体に悪影響を及ぼしたり、周辺の電子機器を
誤動作させたり、逆に周辺の電子機器等で発生した電磁
波によりこれらの機器が誤動作する。このため最近で
は、このような電波障害を防ぐため、電磁干渉シールド
を施すようになってきた。
−41248号には、封止体を構成するベースやキャッ
プをフェライト又はフェライトに相当する特性を有する
物質によって形成するとともに、これらのベース及びキ
ャップからなるケースに半導体素子を含む集積回路装置
を収納し,このケースによりケース内外の電波を吸収す
るようにした気密封止型半導体装置が開示されている。
O4,MO・nFe2O3(M:2価金属,n:整数)で示さ
れる亜鉄酸塩である。
54号には、半導体を封止する材料(ポリブチレンテレ
フタレート)に磁性粉末(フェイライト)を混入した半導
体封止材料が開示されている。この文献には、ポリブチ
レンテレフタレートによって成形されたキャップを、半
導体素子や混成集積回路基板を支持する放熱フィンに、
接着剤により固定した混成集積回路装置が示されてい
る。
5号には、チップを機械的,化学的に保護する封止部材
を持つ半導体集積回路において、チップを導電率・透磁
率の高い物質で覆い、半導体集積回路自体を静電的・電
磁的に遮蔽する半導体集積回路が開示されている。これ
により、実装する電子回路基板の電磁遮蔽効率を向上さ
せて電子回路基板のノイズ対策を簡略化し、電子回路基
板の高密度実装及び電子機器の軽薄短小化を容易にして
いる。
2号には、能動素子と受動素子とが同一の配線基板に実
装された混成集積回路素子において、能動素子,受動素
子及び配線基板が絶縁層で封止されており、この絶縁層
の外表面に軟磁性体粉末と有機結合剤とを含む絶縁性軟
磁性体層が形成された混成集積回路素子が開示されてい
る。
なうことなく、混成集積回路素子内の部品間や混成集積
回路素子が搭載されるマザーボード上の他部品との間の
電磁結合を防止している。
近年では金属配線基板を混成集積回路装置の分野で広く
用いられてきている。
らによる"An Improvement on Solder Joint Reliabilit
y for Aluminum Based IMST Substrate":IMC 1992 Pro
ceedings,525〜532頁(1992年)には、アルミニウム基板
の一方の面上にエポキシ絶縁層を介して銅箔層を選択形
成した配線基板と、この配線基板上に半導体基体や受動
素子等をPb−60wt%Snはんだ材により搭載し、こ
れらの搭載部品をエポキシ樹脂でモールドした構造のハ
イブリッドICが開示されている。
熱膨張率がほぼ等価(25ppm/℃)な樹脂でモールドす
るのが、はんだ接続部の信頼性を維持する上で好ましい
ことを開示している。
術例1及び2の場合は、半導体素子を収納するベース及
びキャップからなるケース成形体をあらかじめ製作して
おく必要がある。この場合、製作過程におけるハンドリ
ングの容易性を保つ上でベースやキャップに寸法的な余
裕を持たせておく必要があるため、これらの部品を抜本
的に小型化するのは困難である。このことは、可及的に
配線長を短縮し、信号の遅延を抑えなければならない高
周波動作用半導体装置にとっては好ましくない。また、
これらの先行技術は、あらかじめ封止材を準備しておく
必要があるため、部品点数や製作工数が多くなり、半導
体装置製作コストの面で不利益をもたらす。
素子や受動素子を配線基板に搭載した後、樹脂を金型成
形あるいは塗布して硬化させる工程を経るため、半導体
装置の小型化が容易である。この結果、高周波動作用半
導体装置に必須な上述の要件(配線長の短縮,信号遅延
の抑制)を満たすことが可能である。
性と電磁干渉シールド効果を併せて持たせるための多層
構造樹脂層を形成させるため、樹脂層形成の工程が複雑
になる。このことは、半導体装置のコスト低減の点で好
ましくない。
場合は、熱膨張率の小さい搭載部品、例えば、半導体素
子基体(Si:3.5ppm/℃),チップ抵抗体(アルミ
ナ:7ppm/℃),チップコンデンサ(チタン酸バリウ
ム:10ppm/℃)が、熱膨張率の大きい回路基板(A
l:25ppm/℃)上にはんだ付けにより固着される。は
んだ付け部は搭載部品を基板上の所定位置に固定すると
ともに、上記ハイブリッドICの配線及び熱放散路の役
割を担う。
稼働(動作)時や休止時に伴う熱ストレスがくり返し印
加され、最終的にはんだ付け部の熱疲労破壊を生ずるに
至る。
膨張率が適切に調整されていない場合は、両者の接合界
面に過大な残留応力が内在することとなり、これに稼働
時や休止時に伴う熱応力が重畳されると、はんだ付け部
の熱疲労破壊が一層加速される。この熱疲労破壊が進む
と、断線,熱放散路の遮断等の悪影響を生ずる。この結
果、ハイブリッドICはその回路機能を失う。
Cの場合は、回路基板に対してモールド樹脂の熱膨張率
が適切に調整されていないと、両者の接合界面に過大な
残留応力が内在し、これに稼働時や休止時に伴う熱応力
が重畳されて、回路基板−モールド樹脂間の接合界面の
剥離が一層進行する。このような場合には、ハイブリッ
ドICの内部に水分が侵入し、内部の回路機能を害す
る。
つ内蔵電子部品のはんだ接続部の耐熱疲労性と気密性に
優れる半導体装置を提供することにある。
しかつ内蔵電子部品のはんだ接続部の耐熱疲労性と気密
性に優れる半導体装置の小型化および廉価化を図ること
にある。
規な特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきら
かになるであろう。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
によって接続される一つ以上の部品と、前記配線基板の
所定部と前記部品を被覆する絶縁性樹脂からなる封止体
とを有し、前記合金材は90wt%以上のSnにSb,A
g,Zn,In,Cu及びBiの群から選択された1種
類以上の金属が添加(分散添加)された合金からなり、
前記封止体は有機樹脂に35〜95vol%の金属磁性体
粉末またはフェライト粉末が添加されかつ熱膨張率が1
4〜20ppm/℃になっている。前記配線基板はAl又は
Cuからなる金属板の主面に絶縁層を介して配線が形成
された構造になっている。前記封止体はエポキシ樹脂
と、前記エポキシ樹脂に添加されたFe粉末又はFe,
Si,Al,Ni,Mo,Mn,Cu,Cr及びCoの
群から選択された少なくとも1種類以上の金属を含む合
金粉末からなる金属磁性体粉末またはフェライト粉末か
らなっている。前記部品は半導体素子または受動素子も
しくは前記素子を組み込んだモジュールからなってい
る。
によって接続される一つ以上の部品と、前記配線基板の
所定部と前記部品を被覆する絶縁性樹脂からなる封止体
とを有する半導体装置が、実装基板に合金材を介して接
続されてなる電子装置であり、前記部品を前記配線基板
に接続する合金材は90wt%以上のSnにSb,Ag,
Zn,In,Cu及びBiの群から選択された1種類以
上の金属が添加された合金からなり、前記封止体は有機
樹脂に35〜95vol%の金属磁性体粉末またはフェラ
イト粉末が添加(分散添加)されかつ熱膨張率が14〜
20ppm/℃になり、前記半導体装置を前記実装基板に接
続する合金材の融点は前記部品を前記配線基板に接続す
る合金材の融点よりも低く構成されている。前記封止体
はエポキシ樹脂と、前記エポキシ樹脂に添加されたFe
粉末又はFe,Si,Al,Ni,Mo,Mn,Cu,
Cr及びCoの群から選択された少なくとも1種類以上
の金属を含む合金粉末からなる金属磁性体粉末またはフ
ェライト粉末からなっている。前記部品は半導体素子ま
たは受動素子もしくは前記素子を組み込んだモジュール
からなっている。前記配線基板はAl又はCuからなる
金属板の主面に絶縁層を介して配線が形成された構造に
なっている。
はSnを主成分とする合金であり、封止体を構成する樹
脂の熱膨張率は14〜20ppm/℃であることから、剛性
が大きく熱歪吸収性に優れる合金材の利点と、配線基板
に対してモールド樹脂の熱膨張率が適切に調整されてい
る利点とが調和して、はんだ付け部の熱疲労破壊が一層
抑制される。
属板の主面に絶縁層を介して配線が形成された構造にな
っているが、合金材はSnを主成分とする合金であり、
封止体を構成する樹脂の熱膨張率は14〜20ppm/℃で
あることから、剛性が大きく熱歪吸収性に優れる合金材
の利点と、配線基板に対してモールド樹脂の熱膨張率が
適切に調整されている利点とが調和して、はんだ接続部
の熱疲労破壊が一層抑制される。すなわち、半導体装置
に内蔵する部品のはんだ接続部の耐熱疲労性と気密性が
付与される。
脂)と、この有機樹脂に適度に添加された金属磁性体粉
末またはフェライト粉末によって所定の絶縁性と電磁的
遮蔽効果を有する。したがって、半導体装置内部で発生
した雑音の外部への放出や、外部雑音の半導体装置内部
への浸入を防止できるため、半導体装置自体及び半導体
装置の周辺機器の誤動作を防止できる。
属板の主面に絶縁層を介して配線が形成された構造にな
っているとともに、前記(c)のように封止体内には金
属磁性体粉末またはフェライト粉末が添加されているこ
とから、電磁的遮蔽機能の向上を図ることができる。
部品,合金材及び配線基板を被覆する構造であり、あら
かじめ用意するベースやキャップで封止体を形成しない
ことから、半導体装置の小型化が図れるとともに製造コ
ストの低減が図れる。
縮でき、高周波特性に優れた半導体装置になる。
封止体(絶縁性樹脂)の熱膨張率が適切に調整されてい
ることによって配線基板と封止体間の接合界面の剥離が
一層抑制され、耐湿性の優れた半導体装置になる。
(1)の構成による半導体装置が電子装置の実装基板に
合金材を介して固定されていることから、前記手段
(1)による半導体装置が有する効果を有した電子装置
になる。
装置が電子装置の実装基板に合金材(第2合金材)を介
して固定されているが、この合金材(第2合金材)の融
点は、前記半導体装置の部品を配線基板(配線金属基
板)に接続する合金材(第1合金材)の融点に比較して
低くなっていることから、電子装置の製造における半導
体装置の実装基板への接続時、前記第1合金材の融点よ
りも低い温度で接続を行うことによって半導体装置の部
品の合金材(第1合金材)を溶融させることなく接続で
きる。
施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を
説明するための全図において、同一機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
一実施形態(実施形態1)である半導体装置に係わる図
である。
示すように、金属板1の一表面(主面:図中上面)に絶
縁層2を介して配線層3が選択形成された配線基板(配
線金属基板:回路基板)10上に、半導体素子21や、
チップ抵抗22やチップコンデンサ23などからなる受
動素子、さらには端子(リード)24が、Snを主成分
としSb,Ag,Zn,In,Cu及びBiの群から選
択された1種類以上の金属が添加された合金材(第1合
金材)25によって導電的及び機械的に固着されてい
る。
アルミニウム板からなり、その大きさは縦20.5m
m,横38mm,厚さ1.5mmになっている。金属板
1は放熱性等をも考慮し、銅板でもよい。
樹脂からなり、その厚さは80μmになっている。
層からなっている。この銅層は、金属板1の主面全域に
設けられた絶縁層2上に形成した銅層を選択的にエッチ
ングすることによって形成される。なお、前記配線層3
は絶縁層を介して数層に形成する多層構造であってもよ
い。
(Si)からなり、パワーMOSFET等の能動素子が
組み込まれている。
配線層3の所定部分(ボンディングパッド部分)は、導
電性の金属線(ワイヤ)で接続されている。前記ワイヤ
26は、例えばアルミニウム線からなり、超音波ボンデ
ィングによって接続されている。
板上に抵抗膜を形成した構造になっている。また、前記
チップコンデンサ23は、例えばチタン酸バリウム層と
銀層との積層体構造になっている。また、端子(リー
ド)24はリン青銅からなっている。
例えばSn−5wt%Sb材からなる厚さ20〜100μ
mの合金材25からなり、各部品の電極と配線層3を電
気的かつ機械的に接続している。
ップコンデンサ23,リード24等の部品(搭載部品)
21,22,23,24、合金材25、ワイヤ26およ
び配線金属基板10は、封止体30によって封止されて
いる。金属板1の裏面は前記封止体30から露出するよ
うになっている。
5〜95vol%の金属磁性体粉末またはフェライト粉末
を分散添加し、熱膨張率が14〜20ppm/℃に調整され
ている。一例としては、モールド樹脂30はエポキシ樹
脂に金属磁性体粉末32としての鉄粉末が40vol%添
加され、熱膨張率が16ppm/℃に調整されている。ま
た、モールド樹脂30の厚さは2mmになっている。
体装置は、金属(例えば,アルミニウム)板の主面に絶
縁層(例えば,エポキシ樹脂層)を介して配線層(例え
ば,銅配線)が選択形成された配線基板(回路基板)上
に、半導体素子,受動素子,端子の群から選択された少
なくとも一つを含む搭載部品が、合金材25によって固
着され、これらの配線基板及び搭載部品並びに合金材
が、エポキシ樹脂に35〜95vol%の金属磁性体粉末
またはフェライト粉末を分散したトランスファモールド
による封止体(モールド樹脂)で被覆されていることを
第1の特徴とする。
wt%以上のSnに、Sb,Ag,Zn,In,Cu及び
Biの群から選択された1種類以上の金属が添加された
合金とする点、及びモールド樹脂の熱膨張率が14〜2
0ppm/℃に調整される点に第2の特徴がある。
特徴について詳しく説明する。
止体(モールド樹脂)30は、半導体装置40を電磁的
に遮蔽することにより、半導体装置40の内部で発生し
た雑音が外部へ放出すること、又は外部で発生した雑音
が半導体装置40の内部に浸入することを防止するため
のものであり、本質的に電磁波に対する高い遮蔽効果を
有している必要がある。
模式図である。モールド樹脂30はマトリックスとして
のエポキシ樹脂31に金属磁性体粉末またはフェライト
粉末としての鉄(鉄粉末)32を分散させたものであ
る。ここで、エポキシ樹脂31は、搭載部品,合金材及
び配線基板を機械的に保護したり、気密的に封止するた
めの主要な役割を担う。また、金属磁性体粉末またはフ
ェライト粉末としての鉄32は、電磁波を吸収して熱に
変換する役割を担う。
粉末32を分散したモールド樹脂30の電磁波透過特性
を示す。図4は電磁波の透過特性測定法の概略を示す図
である。
波強度測定器(受信用素子)52とに、それぞれループ
径2mm以下の電磁波送信用微少ループアンテナ53及
び電磁波受信用微少ループアンテナ54を接続した装置
を用い、電磁波送信用微少ループアンテナ53と電磁波
受信用微少ループアンテナ54の間に、前記モールド樹
脂と同一組成で同一厚さの試料55を配置して測定し
た。
粉末が存在しないエポキシ樹脂からなるモールド樹脂板
(比較試料)の場合の電磁界強度と比較した。
準にした場合の受信側強度として表される。測定結果に
よれば、周波数0.1〜1.5GHzの範囲で、本実施形態
1のモールド樹脂30の場合(曲線A)は、大部分の電
磁波が透過している比較試料のモールド樹脂板(曲線
B)に比べ、大幅な強度低下(遮蔽効果)が観測される。
鉄粉末32の量を変化させた場合のモールド樹脂30の
電磁波透過特性を示す。
領域では大きく、添加量を増すにつれ低下している。特
に、添加量が35vol%以上の領域では−45dB以下と
極めて優れた遮蔽効果が得られる。したがって、本発明
では、モールド樹脂30に電磁波に対する遮蔽性能を確
実に付与する観点から、好ましくは金属磁性体粉末また
はフェライト粉末の添加量を35vol%以上に調整する
ことが重要である。
するためには、搭載部品21,22,23,24、合金
材25、ワイヤ26及び配線層3の相互間は、モールド
樹脂30の領域を経路にして電気的に接続されてはなら
ない。換言すると、モールド樹脂30には適正な電気絶
縁性が付与される必要がある。
ける端子24間の電圧−電流特性を示すグラフである。
ここで、端子24に連なる配線層3の間隔は0.5mm
そして配線層3間の対向長は約10mmであり、モール
ド樹脂30における鉄粉末32の添加量は40vol%で
ある。
ールド樹脂30の場合(曲線A)は、リーク電流は端子
間の印加電圧が100Vで約10μA、500Vで60
μAである。この値は、金属磁性体粉末またはフェライ
ト粉末を添加しない比較試料のモールド樹脂を適用した
半導体装置の場合(曲線B)に比べてわずかに大きいけ
れども、半導体装置を実用する上で障害になるものでは
ない。
0におけるモールド樹脂30構造でも、金属磁性体粉末
またはフェライト粉末を添加しないモールド樹脂の場合
に比べて、遜色ない絶縁性を確保できる。
るリーク電流のモールド樹脂30中における鉄粉末32
の添加量依存性を示すグラフである。
鉄粉末添加量の少ない領域では小さく、添加量の多い領
域で増えている。リーク電流の増加は、添加量を増すに
つれ導電粒子である鉄粉末32相互間の絶縁距離が狭め
られることに基づく。しかしながら、特に添加量が95
vol%までは数十μA以下と、半導体装置を実用する上
で支障のない優れた絶縁性が得られる。
0に電気絶縁性を確実に付与する観点から、好ましくは
金属磁性体粉末またはフェライト粉末の添加量を95vo
l%以下に調整することが重要である。
ルド樹脂30を適用した場合は、金属磁性体粉末または
フェライト粉末を添加しないモールド樹脂を適用した場
合に比べ、電磁波に対する優れた遮蔽効果と優れた電気
絶縁性を持たせることができる。
ての鉄の代替物質としては、珪素鋼(Fe−4wt%S
i),方向性珪素鋼(Fe−3wt%Si),アルパーム
(Fe−16wt%Al),センダスト(Fe−5wt%A
l−10wt%Si),78パーマロイ(Fe−78.5wt
%Ni),スーパーマロイ(Fe−5wt%Mo−79wt
%Ni−0.3wt%Mn),ミューメタル(Fe−5wt%
Cu−2wt%Cr−77wt%Ni),パーメンダー(F
e−50wt%Co),45−25パーミンバー(Fe−
45wt%Ni−25wt%Co)を挙げることができる。
上記代替物質を任意に組み合わせて添加することも可能
である。このような場合でも、モールド樹脂30に優れ
た電磁波遮蔽性能と電気絶縁性を付与することができ
る。
ト粉末32を添加したモールド樹脂30の電磁波透過強
度及びリーク電流を示す。粉末の添加量は40vol%で
あり、マトリックスとしての樹脂31はエポキシであ
る。いずれの粉末の場合も、優れた電磁波遮蔽効果と電
気絶縁性が得られている。
基づき、半導体装置内部で発生した雑音の外部への放出
と、外部雑音の半導体装置内部への浸入を防止できるた
め、半導体装置自体及び半導体装置の周辺機器の誤動作
を防止できる。また、モールド樹脂30に優れた電気絶
縁性が付与されているため、半導体装置の正常な回路動
作がなされる。
電的かつ強固に固着するためのものであり、本質的に高
い熱疲労破壊耐量を有している必要がある。
の熱疲労破壊耐量を示すグラフである。合金材25の熱
疲労破壊耐量を、半導体素子21から金属板1に至る放
熱経路間の熱抵抗の温度サイクル数依存性として表して
いる。この評価に用いた半導体装置には樹脂モールドは
施していない。
Sb(合金材A)、曲線BはPb−60wt%Sn(合金
材B)、そして曲線CはPb−5wt%Sn(合金材C)を
それぞれ適用した場合を示す。
クル数1000回以上で生じている。
たりから変動し始めている。熱抵抗増大は熱的変動にと
もなう疲労破壊によってはんだ層にクラックを生じ、こ
れによる放熱経路の遮断によってもたらされる。
を適用した場合は、従来の部品搭載用はんだ材B及びC
を適用した場合に比べ、優れた熱疲労破壊耐量を示して
いる。
−60wt%Sn材やPb−5wt%Sn材より高く、塑性
変形し難い(歪を生じ難い)材料であることに基づく。
替物としては、例えばSn−3.5wt%Ag,Sn−3.
5wt%Ag−1.5wt%In,Sn−8.5wt%Zn−
1.5wt%In,Sn−4wt%Ag−2wt%Zn−2wt
%Bi,Sn−4.5wt%Cu,Sn−4wt%Cu−3w
t%Ag,Sn−2wt%Sb−1wt%Cu−2wt%Ag
−2wt%Zn等がある。
とし、これにSb,Ag,Zn,In,Cu及びBiの
群から選択された1種類以上の金属が添加された合金材
である。このような合金材にはPbが用いられておら
ず、副次的な効果としてPbの毒性に基づく環境汚染問
題を解消するのに役立つ。
樹脂30は、搭載部品を機械的に保護したり、耐湿性を
向上させるための封止である。また、モールド樹脂30
は、配線基板10と一体化されるものであり、この場合
の一体化界面に内部応力が導入されないことが望まし
い。
部品(21,22,23,24)がはんだ付け搭載され
ており、これらの部品を固着する合金材25に、前記搭
載部品を介して一体化にともなう内部応力が導入される
と、その後の稼働時や休止時の温度変化に起因する応力
が重畳されるため、合金材25の熱疲労破壊が生じやす
くなるためである。
と配線基板10との一体化界面27(図1参照)に内部
応力を内蔵すると、その後の稼働時や休止時の温度変化
に起因する応力が重畳されて過大な界面応力を生じ、部
品搭載面側や周面側の界面27の剥離に至る。この結
果、稼働環境下の水分が界面27を通じてモールド樹脂
30の内部に侵入し、配線層3,半導体素子21,チッ
プ抵抗22及びチップコンデンサ23,端子24,合金
材25,金属線26を腐食させ、半導体装置40の正常
な回路機能を損ねるからである。
けるモールド樹脂30と配線基板10とからなる一体化
物のそり量を示すクラフである。
m×38mm×1.5mm、トランスファモールドによ
るモールド樹脂30の厚さは平均2mmである。
(38mm)のそり量を表し、プラスの値は配線基板1
0側が凸になる形状を、マイナスの値は配線基板10側
が凹になる形状を意味する。更に、横軸はモールド樹脂
30の熱膨張率を表している。一体化物のそり量は、モ
ールド樹脂30の熱膨張率が大きくなるにつれプラスの
大きな値を示している。この際、配線基板10の初期そ
り量は20μm(図中の破線)である。
察すれば、例えばモールド後に界面内部応力が導入され
ないようにするためには、モールド後の一体化物のそり
量が配線基板10の初期そり量に近似させる(望ましく
は±10μm以内,領域R)必要がある。このような観
点から判断すると、モールド樹脂30の熱膨張率は10
〜20ppm/℃であることが望ましい。
は、本発明に係る合金材25を適用する場合は、熱膨張
率は14〜20ppm/℃の範囲に選択されるのが望ましい
ことが判明した。
各種試験による半導体装置の耐久性能の関係を示す。
−55/150℃の温度変化を与え、合金材25の熱疲
労破断による回路機能の劣化状況を追跡している。熱膨
張率6〜13ppm/℃の領域及び25ppm/℃の場合では,
いずれも5000回以下の温度サイクルで回路機能の劣
化を生じている。これに対し14〜20ppm/℃の範囲で
は、いずれの試料も10000回以上の温度サイクルを
与えても回路機能の劣化は生じていない。
装置40に85℃,85%RHの雰囲気ストレスを与
え、更に配線層3と金属板1間に500Vの直流電圧を
印加して、絶縁層2の電気的絶縁劣化状況を追跡してい
る。熱膨張率13ppm/℃以下の領域及び25ppm/℃の場
合では、いずれも2000h以下で絶縁劣化を生じてい
る。
いずれの試料も5000h以上の試験によっても絶縁劣
化は観測されていない。
体装置40を121℃,2気圧の水蒸気雰囲気にさら
し、配線層3の短絡、搭載部品の化学的変質による半導
体装置の回路機能の劣化状況を追跡している。
m/℃の場合では、いずれも400h以下で回路機能の劣
化を生じている。
は、いずれの試料も500h以上の試験によっても絶縁
劣化は観測されていない。
いモールド樹脂30の熱膨張率は14〜20ppm/℃の範
囲にあると言える。
0の熱膨張率を選択する上記第2の特徴に基づき、半導
体装置40に高いはんだ接続信頼性と優れた気密封止性
とを、上記第1の特徴に基づく効果(電磁波遮蔽性能,
電気絶縁性,小型化及び低コスト化)とともに付与でき
る。
般的な手法によることが可能である。
とともに熱膨張率調整材としてのガラス,シリカ,アル
ミナ等のセラミックス粉末を添加した後、これらを混練
して得た組成物がモールド樹脂30になり得る。具体的
には、セラミックス粉末の添加量を調整することによ
り,熱膨張率を制御できる。
板10上に搭載部品21,22,23,24を合金材2
5により固着し、金属線26を形成した後、トランスフ
ァモールドでモールド樹脂30を形成することができ
る。
は、下記の通りである。
5℃、金型温度を175±5℃、金型クランプ力を10
0t、モールド圧力を80kgf/cm2なる条件下でモール
ドし、次いで175±5℃で5hの条件下でキュアベー
クすることが可能である。
2,23,24を合金材25により固着し、金属線26
を形成した後、例えばこれらに塗布したモールド用の樹
脂を150℃で2hの条件下で硬化熱処理する、いわゆ
るポッティング法により封止することも可能である。
性及びハンドリングの観点から比較すれば、半導体装置
40の小型化及び廉価化にとってはトランスファモール
ド法によるのが望ましい。
図10に示すような回路を有している。
駆動させるためのゲート駆動回路60と、このゲート駆
動回路60を制御するためのコントロール部70とが内
蔵されている。
ールICを採用し、耐圧200VのパワーMOSトラン
ジスタ80を収納しており、小型,高効率,低ノイズの
共振型電源装置、特に共振型AC/DCコンバータ電源
用として好適である。共振型AC/DCコンバータの場
合は、スイッチング周波数0.5GHzで効率90%以上
の性能が得られている。
(2)過熱保護機能、(3)ゲート駆動回路、(4)ソ
フトスタート機能、(5)特性の揃った2個のパワーM
OSトランジスタをそれぞれ内蔵していることに基づ
く。
置40は所定の回路動作をしている。このことは、モー
ルド樹脂30に金属磁性体粉末32が添加されてるけれ
ども、モールド樹脂30は半導体装置40の回路機能を
損なうほどの電気絶縁性低下を生じていないことを示唆
する。
を示すグラフである。
周囲で測定した強度であり、金属磁性体粉末を添加しな
いモールド樹脂を適用した比較試料による半導体装置
(回路構成,寸法等は、本実施形態1の半導体装置と同
一、以下単に比較例半導体装置とも呼称する)の雑音強
度を基準にして示す。
から放出される雑音の強度は、比較例半導体装置の場合
より大幅に低いことがわかる。
近傍で電磁波雑音を発生させた場合に半導体装置40の
内部に侵入する電磁波雑音の強度を示す。この場合も、
上記比較例半導体装置の場合を基準にした値で示す。曲
線から、本実施形態1の半導体装置40に侵入する雑音
強度は、比較例半導体装置の場合より大幅に低いことが
理解される。
40には優れた電磁波遮蔽性能が付与されていることが
確認される。
サイクル試験による熱疲労破断寿命を示すグラフであ
る。図中の小さい□印はモールド樹脂30を設けない場
合、大きい□印はモールド樹脂30を設けた場合をそれ
ぞれ表す。
サイクルの際の高温と低温間の温度差により破断による
断線サイクル数が変わる。断線サイクル数の下限値点の
包絡直線を求めると、実線が得られる。この実線が非モ
ールド構造の熱疲労破断寿命を表す。
温度差205℃(温度サイクル:−55/150℃)の
条件下でも11000回の時点では断線は見られなかっ
た。この点の試験結果に対し、非モールド構造の試験結
果を線形被害則に基づいて適用すると、破線で示す直線
が得られる。この直線が本実施形態1の半導体装置40
のチップ抵抗体22はんだ付け部の熱疲労破断寿命と推
定される。
働条件(温度差:70℃)における破断寿命を見積もる
と、約45万回以上と推定される。
(1)合金材25自体が優れた耐熱疲労特性を有してい
ることに加えて、(2)モールド樹脂30と配線基板1
0との一体化界面に内部応力を内蔵せず、外部要因の熱
応力が重畳されてもはんだ付け部に過大な応力が作用し
ないことに基づくものと考えられる。換言すれば、合金
材25の剛性及び熱歪吸収性と、封止材としてのモール
ド樹脂30の熱膨張率とが整合されていることに基づ
く。
温度サイクル試験による熱疲労破断寿命を示すグラフで
ある。図の見方は図12の場合と同様である。
件(温度差:70℃)における、チップコンデンサはん
だ付け部の破断寿命は、100万回以上と推定される。
このように長い破断寿命が得られた理由は、基本的にチ
ップ抵抗体の場合と同様である。
の場合に長い寿命が得られる。これは、チップ抵抗体
(母材:アルミナ)よりもチップコンデンサ(母材:チ
タン酸バリウム)の方が、配線基板10との熱膨張率の
整合性に優れるためである。
熱抵抗の推移を示すグラフである。図中の曲線Aは本実
施形態1の半導体装置40の場合、曲線B及びCはそれ
ぞれ熱膨張率が8ppm/℃及び25ppm/℃のモールド樹脂
を適用した比較例半導体装置の場合を示している。ただ
し、合金材25としては、曲線A,B,CともSn−5
wt%Sb材を用いている。
試験で熱抵抗の上昇を示していないのに対して、曲線B
及びCでは150回以上で熱抵抗の上昇を示している。
このように、本実施例の場合に長い破断寿命が得られた
のは、基本的にチップ抵抗体の場合と同様の理由に基づ
く。
路基板との一体化界面に内部応力を内蔵するため、外部
要因の熱応力が重畳されて、はんだ付け部に過大な応力
が作用する。この点が、短い寿命しか得られなかった理
由である。
実装した電子装置90の一部を示す模式的断面図であ
る。
示すように、例えばガラスエポキシ材を母材とするプリ
ント基板のごとき回路配線の施された実装基板91に、
半導体装置40が端子(リード)24を介して、合金材
(第2合金材)92により固着されているものである。
22,23,24を配線基板10の配線層3に接続する
合金材(第1合金材)25は、Snを主成分としSb,
Ag,Zn,In,Cu及びBiの群から選択された1
種類以上の金属が添加された合金によって構成されてい
る。
は、エポキシ樹脂に35〜95vol%の磁性体粉末を添加
したものであり、熱膨張率は14〜20ppm/℃に調整さ
れている。
金材(第2合金材)92は、前記第1合金材25の融点
よりも低い融点のものが使用され、半導体装置40の実
装の際、半導体装置40のモールド樹脂30内の各搭載
部品21,22,23,24の接合部分の溶融軟化を防
止している。例えば、前記第2合金材92も前記第1合
金材25と略同様な成分のものを使用する。
る。
主成分とする合金であり、封止体(モールド樹脂)30
を構成する樹脂の熱膨張率は14〜20ppm/℃であるこ
とから、剛性が大きく熱歪吸収性に優れる合金材の利点
と、配線基板(配線金属基板)10に対してモールド樹
脂30の熱膨張率が適切に調整されている利点とが調和
して、はんだ付け部の熱疲労破壊が一層抑制される。
る金属板の主面に絶縁層を介して配線(配線層3)が形
成された構造になっているが、合金材25はSnを主成
分とする合金であり、封止体30を構成する樹脂の熱膨
張率は14〜20ppm/℃であることから、剛性が大きく
熱歪吸収性に優れる合金材の利点と、配線基板10に対
してモールド樹脂30の熱膨張率が適切に調整されてい
る利点とが調和して、はんだ接続部の熱疲労破壊が一層
抑制される。すなわち、半導体装置40に内蔵する部品
のはんだ接続部の耐熱疲労性と気密性が付与される。
樹脂31)と、この有機樹脂に適度に添加された金属磁
性体粉末またはフェライト粉末によって所定の絶縁性と
電磁的遮蔽効果を有する。したがって、半導体装置40
の内部で発生した雑音の外部への放出や、外部雑音の半
導体装置40の内部への浸入を防止できるため、半導体
装置40自体及び半導体装置40の周辺機器の誤動作を
防止できる。
る金属板の主面に絶縁層2を介して配線(配線層3)が
形成された構造になっているとともに、前記(3)のよ
うに封止体30内には金属磁性体粉末またはフェライト
粉末が添加されていることから、電磁的遮蔽機能の向上
を図ることができる。
0で部品21,22,23,24,合金材25及び配線
基板10を被覆する構造であり、あらかじめ用意するベ
ースやキャップで封止体を形成しないことから、半導体
装置40の小型化が図れるとともに製造コストの低減が
図れる。
が短縮でき、高周波特性に優れた半導体装置40にな
る。
熱膨張率が適切に調整されていることによって配線基板
10と封止体30間の接合界面27の剥離が一層抑制さ
れ、耐湿性の優れた半導体装置40になる。
装した電子装置90は、半導体装置40が有する効果を
有するとともに、半導体装置40を実装する合金材(第
2合金材)92は、半導体装置40の配線基板10に搭
載する部品21,22,23,24を接続する合金材
(第1合金材)25の融点よりも低い融点のものが使用
されていることから、電子装置90の製造における半導
体装置40の実装基板91への接続時、部品21,2
2,23,24の配線基板10に対する合金材(第1合
金材)25を溶融軟化することなく接続することがで
き、電子装置90の信頼性が高くなる。
は前記数値に限定されるものではない。すなわち、モー
ルド樹脂30の熱膨張率は16ppm/℃以外のエポキシ樹
脂からなるモールド樹脂30であってもよい。
えた半導体装置40における各種試験による耐久性能を
示すものである。各種試験とは、温度サイクル試験,高
温高湿バイアス試験,プレッシャクッカ試験である。い
ずれの半導体装置40においても良好な結果を得ること
ができることが分かる。
モールド構造の半導体装置を中心に説明したが、トラン
スファーモールド構造のみに限定されるものではなく、
図16(a)に示すように、回路を構成する全ての搭載
部品21,22,23,24や配線(配線層3)をポッ
ティングにより樹脂被覆して封止体(モールド樹脂)3
0を形成したり、あるいは図16(b)に示すように、
回路を構成する搭載部品21,22,23,24や配線
(配線層3)の必要部を部分的にポッティングして封止
体(モールド樹脂)30を形成する構造にたいしても本
発明を適用することが可能である。
形態(実施形態2)である電子装置を示す模式的断面
図、図18は電子装置の一部を示す模式的拡大断面図で
ある。
に示すように、前記実施形態1と同様の手法により製作
されたモールド型の半導体装置40aが、例えばポリイ
ミドフイルムに銅フイルム配線を設けたフレキシブルプ
リント基板(実装基板)95に、当該半導体装置40a
が備えるスルーホール配線24aを介して、例えばPb
とSnを主成分とする合金材(第2合金材)92により
接続されているものである。
半導体装置40とほぼ同様の構成であり、内部の回路基
板10a上の搭載部品(図示を省略)がSnを主成分と
しSb,Ag,Zn,In,Cu及びBiの群から選択
された1種類以上の金属が添加された合金材(第1合金
材)25aによって固着され、搭載部品,合金材25a
や配線基板10aが、金属磁性体粉末としての鉄粉末が
40vol%添加され、熱膨張率が16ppm/℃に調整され
たエポキシ樹脂からなるモールド樹脂30a(厚さ1mm)
のトランスファモールドにより気密的に封止されてい
る。
a(特に、金属板1a)には、図18の拡大断面図に示
すように直径0.4mmの貫通孔24bが設けられ、貫
通孔部分まで延長して設けられた絶縁層2a及び配線層
3aが設けられ、スルーホール配線24aが形成されて
いる。フレキシブルプリント基板95は、基材フイルム
としてのポリイミド層951(厚さ:60μm)、配線
としての銅層952(厚さ:30μm)、表面被覆材と
してのポリイミド層953(厚さ:60μm)がサンド
ウイッチ状に積層されたものである。
基板95は、第2合金材92としてのPb−60wt%S
n材によりはんだ付けされている。
はんだ付けと言う。このプリント基板はんだ付けでは、
プリント基板の所定部にPb−60wt%Sn材ペースト
を印刷した後、スルーホール配線24aが位置的に印刷
部に対応するように前記半導体装置40aを配置し、こ
れらを220℃に加熱した。
載部品の全ての第1固着部位は、約230℃以上の融点
(正確には232〜240℃)を持つSn−5wt%Sb材
からなる第1合金材25aによる「前作業」であらかじめ
固着されている。そのために、第2合金材92で半導体
装置40aをフレキシブルプリント基板95に固着する
「後作業」が、第2合金材92の融点よりも第1合金材2
5aの融点よりも低い220℃の加熱によって行なわれ
ても、第1固着部位の再溶融は生じない。
路定数は、半導体装置40を得るためのプリント基板は
んだ付け工程を経た後であっても変動しない。すなわ
ち、半導体装置40aを、少なくとも第1合金材25a
よりも融点の低い第2合金材92によって、フレキシブ
ルプリント基板95に固着することにより、半導体装置
40aの熱的な変質や性能劣化を防止できる。
る第1合金材を用いた場合は、220℃のプリント基板
はんだ付け工程において、第1合金材としてのPb−6
0wt%Sn材(融点:183℃)が再溶融し、半導体装置
40a内の回路定数が変動した。
より1.16倍の体積膨張を生ずる。この場合には、搭
載部品,モールド樹脂30a及び回路基板10aで構成
される密閉空間で第1合金材からなる溶融はんだ材が受
ける圧力は、80kg/mm2以上に達し、モールド樹脂30
aは回路基板10aから剥離すると同時に、溶融はんだ
材は剥離間隙を通して流出する。この流出により、配線
層3a間は電気的に短絡する。
半導体装置40では、プリント基板はんだ付け工程で再
溶融を生じないため、配線層3a間は短絡しない。
−5wt%Sn材)を用いて搭載部品を基板10aに固着す
るには、300℃以上の温度に加熱する必要がある。こ
の場合には、基板10aの絶縁層2aの熱的劣化によ
り、絶縁層2aの絶縁耐力が低下する(交流実効値電圧
1500Vの印加により、配線3a−金属板1a間は短
絡する)。
20℃の加熱であって300℃以上の熱工程を経ていな
いため絶縁層2aは劣化しておらず、上記交流電圧の印
加によっても、配線3a−金属板1a間は良好な電気絶
縁性が保たれる。この点からも、熱的耐久性の向上及び
熱的劣化の防止を図ることができる。
した範囲外にも適用され得る。
に、例えば銅,ニッケル,鉄,モリブデン,タングステ
ン,真鍮,鉄−ニッケル合金,鉄−ニッケル−コバルト
合金,銅−インバ−銅ラミネート複合金属,銅−モリブ
デン−銅ラミネート複合金属などの金属材に置き換える
ことが可能である。
エポキシ系樹脂としては、フィラーとしてSiO2(溶
融シリカ,結晶シリカ)やZnO粉末を添加したフェノ
ール硬化型エポキシ樹脂が用いられる。この場合、フィ
ラーは、所望の電磁波遮蔽特性,熱膨張率との兼ね合い
に応じて、任意の組成を選択することが可能である。更
に、ゴム変性エポキシ樹脂を用いた場合でも、その熱膨
張率が14〜20ppm/℃の範囲に選択される限り本発明
の効果を享受できる。
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない、例え
ば、前記実施形態では半導体素子基体としてのSiを中
心に述べたが、本発明ではこれのみに限定されず、Ga
As,GaP,SiCのごとき化合物半導体を母材にし
た半導体素子基体が搭載された場合でも本発明の効果を
享受できる。
置や樹脂封止型半導体装置を組み込んだ電子装置に適用
できる。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
接続部の耐熱疲労性が高く、耐湿性に優れかつ小型化と
廉価化が可能になる電磁的遮蔽機能を有する樹脂封止型
の半導体装置を提供することができる。
接続部の耐熱疲労性が高く、耐湿性に優れかつ小型化と
廉価化が可能になる電磁的遮蔽機能を有する樹脂封止型
の半導体装置を組み込んだ電子装置を提供することがで
き、電子装置の信頼性の向上を高めることができる。
体装置を示す断面図である。
モールド樹脂の構造を示す模式的断面である。
の電磁波透過特性を示すグラフである。
ある。
た場合のモールド樹脂の電磁波透過特性を示すグラフで
ある。
圧−電流特性を示すグラフである。
ーク電流のモールド樹脂中における鉄粉末の添加量依存
性を示すグラフである。
の熱疲労破壊耐量を示すグラフである。
脂と配線基板(回路基板)との一体化物のそり量を示す
グラフである。
ック図である。
音強度の測定結果を示すグラフである。
抗体はんだ付け部の温度サイクル試験による熱疲労破断
寿命を示すグラフである。
ンデンサはんだ付け部の温度サイクル試験による熱疲労
破断寿命を示すグラフである。
OSトランジスタ搭載部の熱抵抗の推移を示すグラフで
ある。
装置の模式的断面図である。
電子装置を示す模式的断面図である。
拡大断面図である。
装置の模式的断面図である。
層、10,10a…配線基板(配線金属基板)、21…
半導体素子、22…チップ抵抗、23…チップコンデン
サ、24…端子(リード)、24a…スルーホール配
線、24b…貫通孔、25…合金材(第1合金材)、2
5a…合金材(第1合金材)、26…金属線(ワイ
ヤ)、27…界面、30,30a…封止体(モールド樹
脂)、31…エポキシ樹脂、、32…鉄粉末、40,4
0a…半導体装置、51…電磁波源用発信器、52…電
磁波強度測定器(受信用素子)、53…電磁波送信用微
少ループアンテナ、54…電磁波受信用微少ループアン
テナ、55…試料、60…ゲート駆動回路、70…コン
トール部、80…パワーMOSトランジスタ、90,9
0a…電子装置、91…実装基板、92…合金材(第2
合金材)、95…フレキシブルプリント基板(実装基
板)、951…ポリイミド層、952…銅層、953…
ポリイミド層。
電磁波が周辺の電子機器を誤動作させたり、逆に周辺の
電子機器等で発生した電磁波によりこれらの機器が誤動
作する。このため最近では、このような電波障害を防ぐ
ため、電磁干渉シールドを施すようになってきた。
Claims (8)
- 【請求項1】 配線基板と、前記配線基板に合金材によ
って接続される一つ以上の部品と、前記配線基板の所定
部と前記部品を被覆する絶縁性樹脂からなる封止体とを
有し、前記合金材は90wt%以上のSnにSb,Ag,
Zn,In,Cu及びBiの群から選択された1種類以
上の金属が添加された合金からなり、前記封止体は有機
樹脂に35〜95vol%の金属磁性体粉末またはフェラ
イト粉末が添加されかつ熱膨張率が14〜20ppm/℃に
なっていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記封止体はエポキシ樹脂と、前記エポ
キシ樹脂に添加されたFe粉末又はFe,Si,Al,
Ni,Mo,Mn,Cu,Cr及びCoの群から選択さ
れた少なくとも1種類以上の金属を含む合金粉末からな
る金属磁性体粉末またはフェライト粉末からなっている
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記部品は半導体素子または受動素子も
しくは前記素子を組み込んだモジュールからなっている
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導
体装置。 - 【請求項4】 前記配線基板はAl又はCuからなる金
属板の主面に絶縁層を介して配線が形成された構造にな
っていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
れか1項に記載の半導体装置。 - 【請求項5】 配線基板と、前記配線基板に合金材によ
って接続される一つ以上の部品と、前記配線基板の所定
部と前記部品を被覆する絶縁性樹脂からなる封止体とを
有する半導体装置が、実装基板に合金材を介して接続さ
れてなる電子装置であり、前記部品を前記配線基板に接
続する合金材は90wt%以上のSnにSb,Ag,Z
n,In,Cu及びBiの群から選択された1種類以上
の金属が添加された合金からなり、前記封止体は有機樹
脂に35〜95vol%の金属磁性体粉末またはフェライ
ト粉末が添加されかつ熱膨張率が14〜20ppm/℃にな
り、前記半導体装置を前記実装基板に接続する合金材の
融点は前記部品を前記配線基板に接続する合金材の融点
よりも低く構成されていることを特徴とする電子装置。 - 【請求項6】 前記封止体はエポキシ樹脂と、前記エポ
キシ樹脂に添加されたFe粉末又はFe,Si,Al,
Ni,Mo,Mn,Cu,Cr及びCoの群から選択さ
れた少なくとも1種類以上の金属を含む合金粉末からな
る金属磁性体粉末またはフェライト粉末からなっている
ことを特徴とする請求項5に記載の電子装置。 - 【請求項7】 前記部品は半導体素子または受動素子も
しくは前記素子を組み込んだモジュールからなっている
ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の電子
装置。 - 【請求項8】 前記配線基板はAl又はCuからなる金
属板の主面に絶縁層を介して配線が形成された構造にな
っていることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいず
れか1項に記載の電子装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10009229A JPH11214592A (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | 半導体装置および電子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10009229A JPH11214592A (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | 半導体装置および電子装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11214592A true JPH11214592A (ja) | 1999-08-06 |
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ID=11714590
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|---|---|---|---|
| JP10009229A Pending JPH11214592A (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | 半導体装置および電子装置 |
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