JPH11214926A - 誘電体発振器 - Google Patents

誘電体発振器

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JPH11214926A
JPH11214926A JP1291498A JP1291498A JPH11214926A JP H11214926 A JPH11214926 A JP H11214926A JP 1291498 A JP1291498 A JP 1291498A JP 1291498 A JP1291498 A JP 1291498A JP H11214926 A JPH11214926 A JP H11214926A
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JP
Japan
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fet
band
dielectric
substrate
chip
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JP1291498A
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Makio Nakamura
真喜男 中村
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 KuバンドLNBと同じ工程で効率よく生産
することができるコストパフォーマンスに優れたKaバ
ンド用誘電体発振器を提供する。 【解決手段】Kaバンド用DROは、KuバンドLNB
用DROとしても使用できるセラミックパケージタイプ
のFET11及び台座付きの円盤タイプの誘電体共振器
12等からなり、誘電体共振器12の取り付けに際して
は、両面銅箔導体つきで金めっきが施されたテフロン基
板に切り込み穴40を設けて、接着剤でシャーシ41に
直接固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星放送又は衛星
通信受信機に用いられる誘電体発振器(以下「DRO」
と言う。)に関し、特に受信周波数が約17GHz〜2
4GHzのKaバンド受信用アンテナユニットのLNB
に使用される誘電体発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星放送及び衛星通信には、約1
0GHz〜13GHzの受信周波数帯域からなるKuバ
ンドが用いられている。図8は、従来のKuバンドの衛
星放送受信システムを示すブロック図である。同図に示
すように、かかる衛星放送受信システムでは、衛星から
送信される信号(12.2GHz〜12.75GHz)
をアンテナ101で受信し、KuバンドLNB102に
おいて低雑音増幅及び中間周波数(1000MHz〜1
550MHz)へダウンコンバートし、中間周波数信号
をインドアユニット104に同軸ケーブル103を介し
て伝達する。
【0003】インドアユニット104では、DBSチュ
ーナ105がチャンネルをセレクトし、FMデモジュレ
ータ106、映像及び音声回路107並びにRFモジュ
レータ108が該中間周波数信号をテレビジョン信号に
変えてTV109に出力する。なお、かかるインドアユ
ニット104は、TV109に内蔵される場合もある。
【0004】図9は、図8に示すLNB102の回路構
成を示すブロック図である。同図に示すように、アンテ
ナからの入力信号(12.2〜12.75GHz)がL
NBの矩形導波管(WR75)111に伝達されると、
低雑音増幅器(LNA)113が入力信号を低雑音増幅
し、BPF(バンドパスフィルタ)114がイメージ信
号を除去する。そして、この信号とDROからの出力を
ミキサー回路(MIX)115で混合し、中間周波数
(IF出力信号1000〜1550MHz)信号に変換
する。このIF出力信号は、中間周波数増幅器(IF
AMP)116において適切な信号レベルに増幅し、出
力端子から出力する。なお、LNBに必要な供給電源
(POWER)118には、出力端子に接続された同軸
ケーブル117を介してIF出力信号を重畳する。この
ように、従来は、かかる構成を有するKuバンドの衛星
放送受信システムを用いてKuバンドによる衛星放送及
び衛星通信が行われていた。
【0005】ところが、このKuバンドの信号を送信す
るKuバンド衛星を打ち上げるためのスロットは、すで
に満杯となりつつあるため、今後の新たな衛星プロジェ
クトでは、受信周波数が約16GHz〜24GHzのK
aバンドを使用する方向となっている。
【0006】図10は、従来のKaバンド衛星放送受信
システムの概略を示すブロック図である。なお、このシ
ステムは、平成9年夏に打ち上げ予定のKaバンドの実
験衛星COMETSの受信システムの概要を示してい
る。同図に示すように、Kaバンドの一部である20.
4GHz〜21.0GHzの信号が衛星から送信される
と、アンテナ121が当該信号を受信し、KaバンドL
NB122は、この信号を低雑音増幅し、中間周波数信
号(1700MHz〜2300MHz)にダウンコンバ
ートして、同軸ケーブル123を介してインドアユニッ
ト124に伝達する。
【0007】インドアユニット124では、DBSチュ
ーナ125がチャンネルセレクトした後に、デモジュレ
ータ126が復調し、デコーダ127が符号解読してデ
ータをターミナル128に伝達する。なお、このターミ
ナル128としては、いわゆるデジタル信号が処理でき
るパーソナルコンピュータや、テレビジョン、モデム又
はFAX等さまざまなデータ処理機器を使用することが
できる。
【0008】図11は、図10に示すKaバンドLNB
122の回路構成を示すブロック図である。同図に示す
ように、矩形入力導波管131の規格はWR42タイプ
であるため、KaバンドLNB102のWR75より小
型なものとなる。アンテナからの入力信号(20.4〜
21.0GHz)がKaバンドLNB122の矩形入力
導波管131を通して同軸導波管変換部132に伝達さ
れると、低雑音増幅器(LNA)133が入力信号を低
音増幅し、バンドパスフィルタ(BPF)134がイメ
ージ信号を除去する。そして、この信号とDROからの
出力をミキサー回路(MIX)135において混合し、
中間周波数(IF出力信号1700〜2300MHz)
信号に変換する。このIF出力信号は、中間周波数増幅
器(IFAMP)136によって適切な信号レベルに増
幅され出力端子から出力される。なお、LNBに必要な
供給電源(POWER)138には、出力端子に接続さ
れた同軸ケーブル137を介してIF出力信号を重畳す
る。このDROにおける周波数調整は、筐体の天面の高
さと誘電体共振器との距離や別途設けた調整ビスの調整
によって行われる。
【0009】次に、従来の誘電体発振器(DRO)の回
路構成について説明する。図12は、図8に示すKuバ
ンドLNB102に用いる従来のDROの回路図であ
り、図13は、このDROのテフロン基板上に形成され
る銅箔パターンと回路部品配置の一例を示す図である。
このDROは、FET141、誘電体共振器142、F
ET141のゲートGに直列接続する結合線路143と
50Ω終端チップ抵抗144と高周波接地用オープンス
タブ145と高周波阻止用高インピーダンス線路146
と寄生発振防止用抵抗147、FET141のドレイン
Dに接続するドレイン接地スタブ148及び高周波高イ
ンピーダンス線路149、高周波高インピーダンス線路
149に直列接続する高周波接地用オープンスタブ15
0と直流バイアスチップ抵抗151、直流バイアスチッ
プ抵抗151に並列接続するアース接地用チップコンデ
ンサ152、FET141のソースS1に直列接続する
出力整合用スタブ153と結合チップコンデンサ154
と出力整合用チップ抵抗155、FET141のソース
S2に直列接続する3と高周波阻止用高インピーダンス
線路156と高周波接地用オープンスタブ157と直流
バイアスチップ抵抗158から構成される。図13に示
すように、テフロン基板の表面に寄生発振防止用チップ
抵抗147と直流バイアスチップ抵抗152,158
は、接地用スルーホール付きアースパターン160,1
61,162に接続される。
【0010】同図に示すDROは、ドレイン接地帯域反
射型誘電体発振器とも呼ばれ、発振パワー、周波数温度
ドリフト、位相雑音特性及び負荷変動特性等の発振特性
は、誘電体共振器142の結合線路からの距離とFET
141からの距離やドレイン接地スタブ148の幅や長
さ及びソース端子S1に設けられた出力整合スタブ15
3の幅や長さによって最適化される。
【0011】このKuバンドの誘電体発振器の場合、F
ET141はパッケージタイプであり、また誘電体共振
器142やFET141は、チップ抵抗、チップコンデ
ンサ等の他の回路部品とともにテフロン基板の同一平面
状に装着され、自動マウンター装置で同時にテフロン基
板上に搭載される。
【0012】図13に示すように、パッケージFET1
41は、ソース端子としてS1及びS2の2本をもち、
ソース端子S1には、出力整合スタブ153、結合チッ
プコンデンサ154及び出力整合用チップ抵抗155を
経て発振パワーが出力される。また、直流バイアス抵抗
151及びアース接地スルーホール付きパターン161
に接続されたアース接地用コンデンサ152を通して回
路に必要な直流電源が供給され、ドレイン端子Dには、
高周波阻止用の高インピーダンス線路149及びオープ
ンスタブ148を経て電源が供給される。
【0013】そして、誘電体共振器142は、FET1
41のゲート端子Gからと該ゲート端子Gに接続された
結合線路143とからのそれぞれの距離が最適となる位
置に接着剤にて固定される。なお、この接着剤の選択に
ついては、高周波損失が少ないこと及びその他の部品の
工程と同一工程で塗布及び硬化が可能となることが条件
となる。
【0014】次に、図10に示すKaバンドLNB12
2に用いられる従来のDROの回路構成について説明す
る。図14は、図10に示すKaバンドLNB122に
用いられる従来のDROの回路図であり、図15は、図
14に示すDROの回路部品配置図である。図14に示
すように、このKaバンドLNB用DROは、図12に
示すKuバンドLNB用DROと異なり、パッケージF
ETではなくチップFET171が用いられ、50オー
ム終端抵抗174が直接アースに接地され、ソース端子
Sが一つであり、出力線路176と同じ側に高インピー
ダンス線路で形成される高周波阻止用コイル177に接
地チップコンデンサ178や直流バイアス抵抗179が
接続されているという差異がある。
【0015】また、図15に示すように、KaバンドL
NB用DROの回路部品配置は、図13に示すKuバン
ドLNB用DROと異なり、基板が2枚のセラミック基
板184,185であり、キャリア186と呼ばれるベ
ース金属板上に半田づけされている。そして、ワイヤボ
ンディング可能な各特殊接地コンデンサ181,18
2,183がキャリア183に半田づけされ、これらコ
ンデンサは2枚のセラミック基板184,185上の導
体パターン及びFET171の各端子(G,D,S)に
ワイヤボンディングすることによって接続される。
【0016】なお、その他の接地コンデンサやバイアス
抵抗についても、キャリア186に半田づけされたり、
セラミック基板上の導体パターンにワイヤボンディング
接合される。また、50オーム終端抵抗174は、一方
の端子がキャリア186に直接半田づけされた特殊抵抗
であり、他方がFETのゲート端子Gにつながる結合線
路173としての導体パターンのエッジと金リボン18
4で接続されている。さらに、誘電体共振器172が、
基板面ではなくキャリア186に直接接着剤で固定され
ている。
【0017】このように、かかる回路基板は、キャリア
186とセラミック基板184,185の2層構造とな
っており、図12に示したテフロン基板の1枚構造と比
べると非常に複雑な構成となる。なお、KaバンドLN
B用DROがチップタイプのFETを採用する理由は、
パッケージの寄生容量又はインダクタンスが20GHz
近辺での発振を妨げて、20GHz以下の周波数での寄
生発振を生じさせやすく、またパッケージの寄生容量又
はインダクタンスが、20GHz近辺の安定した発振を
妨げ、周波数温度ドリフトや位相雑音特性で実用になる
ものが実現できないことが定説となっているためであ
る。ただし、これらはいずれもKuバンドLNB用誘電
体発振器では問題となっておらず、Kaバンド用として
10GHz帯からさらに高い周波数である20GHz帯
近辺での発振を実現させるために生じる問題である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
に示すように、KaバンドLNB用誘電体発振器を配置
することとすると、FETがチップタイプとなるためワ
イヤボンディングする必要があり、組立工程が複雑とな
るという問題が生ずる。また、このFETをチップのま
ま工程に持ち込む関係上、クリーンルームなどの特別に
空気清浄化した部屋が必要となるという制約が生じる。
さらに、チップFETの供給先が生産工場と異なる場所
にある場合、供給するFETの信頼性を保証することが
難しい。
【0019】また、ワイアボンディング、キャリアとセ
ラミックPWBのはんだづけ、キャリアと特殊チップ抵
抗および特殊チップコンデンサのはんだづけ、金リボン
のはんだづけ、チップFETの空気による酸化防止のた
めの窒素吹き付けというKuバンドLNBの生産工程と
は異なる工程を導入する必要があるため、KaバンドL
NBの生産にコストアップが伴うことになる。
【0020】さらに、チップコンデンサやチップ抵抗が
キャリアにはんだづけでき、かつ、ワイヤボンディング
も可能な特別仕様とする必要があるため、KuバンドL
NBに使用する標準のチップ抵抗、チップコンデンサと
比べても大幅に高価なものが必要となる。
【0021】そこで、本発明では上記問題を解決し、K
uバンドLNBと同じ工程で効率よく生産することがで
きるコストパフォーマンスに優れたKaバンド用誘電体
発振器を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、衛星
放送又は衛星通信受信用アンテナで受信したKaバンド
の受信信号を低雑音増幅し中間周波数にダウンコンバー
トするLNBユニットに使用される誘電体発振器であ
る。セラミックパケージタイプのFETと、該FETの
ゲート端子に直列接続する結合線路と終端チップ抵抗
と、前記FETのドレイン端子に接続するドレイン接地
スタブと、該ドレイン端子に一端を接続し他端を電源に
接続する第1直流バイアスチップ抵抗と、該電源に一端
を接続し他端を接地するアース接地用チップコンデンサ
と、前記FETの第1ソース端子に直列接続する出力結
合チップコンデンサと出力整合用チップ抵抗と、前記F
ETの第2ソース端子に接続するスタブと、該第2ソー
ス端子に一端を接続し他端を接地する第2直流バイアス
チップ抵抗とを高周波低損失誘電体材料の基板上に具備
し、前記基板の結合線路近傍に切り込み穴を設け、誘電
体共振器が、前記切り込み穴内であって、前記基板を収
容する金属製シャーシに直接固定されることを特徴とす
る。
【0023】請求項2の発明は、請求項1記載の誘電体
発振器であって、前記FETは、リードレスセラミック
パッケージであることを特徴とする。
【0024】請求項3の発明は、請求項1記載の誘電体
発振器であって、前記FETの近辺に前記基板と前記シ
ャーシを密着させる手段を配したことを特徴とする。こ
の手段は、例えばビスを締めることにより基板と前記シ
ャーシを密着させるものである。
【0025】請求項4の発明は、請求項1記載の誘電体
発振器であって、前記出力側の整合用チップ抵抗は、前
記基板に対して裏向きに搭載したことを特徴とする。
【0026】請求項5の発明は、請求項1記載の誘電体
発振器であって、前記誘電体共振器は、台座なしの誘電
体共振器としたことを特徴とする。
【0027】本発明においては、基板の所定の位置に切
り込み穴を設け、誘電体共振器を前記切り込み穴内であ
って、前記基板を収容する金属製シャーシに直接固定す
るので、誘電損失が少なく、誘電体共振器自体の無負荷
Qを高い状態に維持することができる。このため、Ka
バンドLNBにおける高周波帯においても、信号の雑音
レベルが小さく、発振特性も安定しているので、すべて
の部品がKuバンドLNBで使用できる部品と同類のセ
ラミックパッケージタイプのFETやチップ部品で構成
でき、組立性がよく、コストパフォーマンスの優れたK
aバンドLNB用誘電体発振器が作成できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明に係るKa
バンド用DROの一実施形態を示す回路図であり、図2
は、このKaバンド用DROの回路部品配置図である。
同図に示すように、このKaバンド用DROは、図12
に示す従来のKuバンド用DROとほぼ同様の構成とな
り、FET11はパッケージタイプのFETであり、ま
た誘電体共振器12やFET11は、チップ抵抗、チッ
プコンデンサ等の他の回路部品とともに、両面鋼箔つき
テフロン基板の同一平面状に装着される。テフロン基板
は厚み0.6mmであり、両面の銅箔はパターンニング
され、金メッキが施されている。ただし、従来のKuバ
ンド用DROと異なり、出力調整用スタブ23をソース
端子S2側に設けるとともに、ゲート端子Gにつながる
結合線路13に50Ω終端端子14を接地し、高周波接
地用オープンスタブ及び寄生発振防止用抵抗を除去して
いる。
【0029】図1、図2に示すようこのKaバンド用D
ROは、セラミックパケージタイプのFET11、誘電
体共振器12、FET11のゲート端子Gに直列接続す
る結合線路13と50Ω終端チップ抵抗14、FET1
1のドレインDに接続するドレイン接地スタブ15及び
高周波高インピーダンス線路16、高周波高インピーダ
ンス線路16に接続する高周波接地用オープンスタブ1
7、高周波高インピーダンス線路16に一端を接続し他
端を電源に接続する第1直流バイアスチップ抵抗18、
該電源に一端を接続し他端を接地するアース接地用チッ
プコンデンサ19、FET11の第1ソース端子S1に
直列接続する結合線路20と出力結合チップコンデンサ
21と出力整合用チップ抵抗22、FET11の第2ソ
ース端子S2に接続するスタブ23及び高周波阻止用高
インピーダンス線路24、高周波阻止用高インピーダン
ス線路24に接続する高周波接地用オープンスタブ2
5、高周波阻止用高インピーダンス線路24に一端を接
続し他端を接地する第2直流バイアスチップ抵抗26か
ら構成される。図2に示すように、テフロン基板の表面
に50Ω終端チップ抵抗14とアース接地用チップコン
デンサ19と直流バイアスチップ抵抗26は、接地用ス
ルーホール付きアースパターン30,31,32に接続
される。接続用パッドパターン33,34,35が設け
られ、各チップ抵抗やチップコンデンサが接続される。
【0030】セラミックパッケージFET11は、Ku
バンドLNB用DROで実績のある2SK571を使用
し、また誘電体共振器12は、図3に示すように、本体
12aに0.7mmの台座12Bを付けたF材と呼ばれ
る円盤タイプのものを使用する。図2に示すように、テ
フロン基板において、結合線路13の近傍に切り込み穴
40を形成し、切り込み穴40によりKaバンド用DR
Oのシャーシ41が露出するので、誘電体共振器12
は、このシャーシ41に接着剤で直接固定される。
【0031】直流電源が、直流バイアスチップ抵抗1
8、高周波設置用オープンスタブ17、高周波阻止用高
インピーダンス線路16を経て、FET11のドレイン
Dに印加される。接地用スルーホール付きアースパター
ン31にアース接地用チップコンデンサ19が接続され
る。
【0032】また、直流バイアスチップ抵抗18,2
6、高周波阻止用高インピーダンス線路16,24及び
高周波接地用オープンスタブ17,25は、図12に示
すKuバンドLNB用DROと同様に設けられる。FE
T11、誘電体共振器12以外の部品もKuバンドLN
Bで使用する自動マウント可能な標準的な部品で構成さ
れる。
【0033】誘電体共振器12は、金属製のシャーシ上
に固定されて、従来のようにテフロン基板に固定されて
いないので、誘電損失が減少し、回路に結合させた場合
の共振器のQを出来るだけ高くすることができ、もって
安定した発振と良好な位相雑音特性が得られる。とくに
発振信号の波形は、Qが高いほど発振周波数近傍の雑音
レベルが小さく(位相雑音特性がよい)発振特性も優れ
ている。両面鋼箔つきテフロン基板上の導体線路は一般
的ないわゆるマイクロストリップ線路で構成されている
ことから、基板上に構成されるチップ部品の搭載や半田
つけも一般的な工程で制作することができる。
【0034】さらに、誘電体共振器の位置とドレイン接
地スタブの幅と長さ及びソース端子S2にスタブを設
け、この長さと幅を調整することによって発振特性の最
適化が可能である。例えば、テフロン基板のパターン修
正検討は導体パターンをカッターナイフ等でカットした
り、薄い導体板を半田づけで貼り付けたりすることによ
って可能であり、従来のセラミック基板の場合よりも簡
単におこなえる。これは、スタブがパターンとアース間
の並列容量として働くため、発振特性や出力の整合特性
に影響を与えるからである。また、Kuバンド用DRO
と異なり、50Ω終端抵抗を接地し、高周波設置用オー
プンスタブ及び寄生発振防止用抵抗を除去している。こ
れは、Ka帯はKu帯よりも周波数が高いため、50Ω
終端抵抗を終端するためには、アースができるだけ近い
方がよいためである。高周波設置用オープンスタブを5
0Ω終端抵抗に接続して高周波接地するタイプのもので
あれば、パターン長さの精度やパターンの配置により浮
遊容量の影響をうけて、発振特性や出力の整合特性に影
響を与えるからである。また、FET11、誘電体共振
器12以外の部品もKuバンドLNBで使用する自動マ
ウント可能な標準的な部品で構成されているため、図2
に示すKuバンドLNBの一般的な工程で製作可能とな
る。
【0035】次に、基板押さえ用ビスを用いる場合につ
いて説明する。図4は、基板押さえ用ビスを用いる場合
のKaバンド用DROの回路部品配置図である。同図に
示すように、ここでは、図1に示す構成に基板押さえ用
ビス45をFET11の近傍に配置して、ビス45を締
めることにより、テフロン基板とシャーシの密着度をさ
らに改善して発振周波数安定度を向上させている。すな
わち、テフロン基板は柔軟性がありチップ部品等のリフ
ロー工程で当該基板がそり、シャーシとの密着度が悪く
なることがあるため、ここではこれを当該ビス45によ
りを締めることで改善している。
【0036】次に、出力側の整合用チップ抵抗を裏向け
て搭載する場合について説明する。図5は、出力側の整
合用チップ抵抗を裏向けて搭載する場合のKaバンド用
DROの回路部品配置図である。同図に示すように、こ
こでは、図1に示す出力側の整合用チップ抵抗22をわ
ざと裏向けて搭載している。この整合用チップ抵抗は表
面と裏面では接続端子パターンが異なること及びチップ
抵抗の内部構造においても、この接続パターンと内部と
の接続構造が異なることから、テフロン基板の接続パッ
ド34,35に半田づけした場合のテフロン基板とチッ
プ抵抗の接続端子間に存在する浮遊容量がこのチップ抵
抗を表向けて搭載した場合と裏向けて搭載した場合に異
なると推測される。従って、裏向けて搭載した場合の方
がこの浮遊容量が少なく整合特性に与える悪影響が少な
いため裏向けて搭載した方が損失が少なくパワーが高く
とれることが経験上わかっている。特に100Hz以上
の高周波においては周波数が高くなればなるほど顕著で
ある。
【0037】次に、台座なしの誘電体共振器を用いる場
合について説明する。図6は、台座なしの誘電体共振器
を示す構成図である。同図に示すように、ここでは、図
1に示す台座つき誘電体共振器を台座なしの誘電体共振
器46に変更している。すなわち、誘電体共振器自身の
無負荷Qが高い材料のものを使えば、わざわざ台座をつ
ける必要はなく共振器の構成も簡単となる。
【0038】次に、リードレスタイプのパッケージFE
Tを用いる場合について説明する。図7は、リードレス
タイプのパッケージFETを用いる場合のKaバンド用
DROの回路部品配置図である。同図に示すように、こ
こでは、図5のように各端子に半田つけ用リード線がつ
いたパッケージFETを用いるのではなく、このリード
をなくしたリードレスタイプのパッケージFET51を
用いている。このFET51はパッケージの裏面に端子
が設られており、この端子を基板のパターンに半田づけ
により接続する。
【0039】また、本実施の形態では、テフロン基板を
用いた場合について説明したが、他の高周波低損失誘電
体材料基板を用いる場合に適用することもできる。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1〜
5の発明によれば、基板の所定の位置に切り込み穴を設
け、誘電体共振器を前記切り込み穴内であって、前記基
板を収容する金属製シャーシに直接固定するので、誘電
損失が少なく、誘電体共振器自体の無負荷Qを高い状態
に維持することができる。このため、KaバンドLNB
における高周波帯においても、信号の雑音レベルが小さ
く、発振特性も安定しているので、下記に示す効果が得
られる。 1)すべての部品がKuバンドLNBで使用できる部品
と同類のもので構成されているため、特別な工程を追加
することなくKaバンドLNB用誘電体発振器が作成で
きる。 2)コストパフォーマンスの優れたKaバンドLNBが
生産できる。 3)FETはパッケージタイプのためこれまでの実績が
あり部品の受け入れや信頼性に関して何ら問題がなく、
部品のデリバリーや在庫処理や保管等に有利であるため
生産計画が立てやすい。 4)各スタブのためパターン幅や長さの加工調整をする
ことにより、工程においても発振特性を調整することが
でき、生産上の歩留まり改善が可能となる。 5)工程における部品ばらつき等によって生じる不具合
品の修理が容易に行える。
【0041】また、請求項2の発明によれば、FETが
リードレスセラミックパッケージであるので、接続面積
を小さくでき小型化を図ることができる。
【0042】また、請求項3の発明によれば、FETの
近辺に前記基板と前記シャーシを密着させる手段を配し
たので、テフロン基板とシャーシの密着度を改善して、
発振周波数の安定度を向上させることができる。
【0043】また、請求項4の発明によれば、出力側の
整合用チップ抵抗は、テフロン基板に対して裏向きに搭
載するよう構成したので、抵抗損失を低減し、パワーを
高くすることができる。
【0044】また、請求項5の発明によれば、誘電体共
振器は、台座なしの誘電体共振器とするよう構成したの
で、誘電体発振器の構成を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るKaバンド用DROの一実施形態
を示す回路図である。
【図2】Kaバンド用DROの回路構成を示す図であ
る。
【図3】台座つき誘電体共振器の構成図である。
【図4】基板押さえ用ビスを用いる場合のKaバンド用
DROの回路部品配置図である。
【図5】出力側の整合用チップ抵抗を裏向けて搭載する
場合のKaバンド用DROの回路部品配置図である。
【図6】台座なしの誘電体共振器の構成図である。
【図7】リードレスタイプのパッケージFETを用いる
場合のKaバンド用DROの回路部品配置図である。
【図8】従来のKuバンドの衛星放送受信システムを示
すブロック図である。
【図9】図8に示すLNBの回路構成を示すブロック図
である。
【図10】従来のKaバンド衛星放送受信システムの概
略を示すブロック図である。
【図11】図10に示すKaバンドLNBの回路構成を
示すブロック図である。
【図12】図8に示すKuバンドLNBに用いる従来の
DROの回路図である。
【図13】図12に示すDROのテフロン基板上に形成
される銅箔パターンと回路部品配置の一例を示す図であ
る。
【図14】図10に示すKaバンドLNBに用いられる
従来のDROの回路図である。
【図15】図14に示すDROの回路部品配置図であ
る。
【符号の説明】
11 FET 12 誘電体共振器 13 結合線路 14 50Ω終端チップ抵抗 15 ドレイン接地スタブ 18 第1直流バイアスチップ抵抗 19 アース接地用チップコンデンサ 21 出力結合チップコンデンサ 22 出力整合用チップ抵抗 26 第2直流バイアスチップ抵抗 40 切り込み穴 41 シャーシ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星放送又は衛星通信受信用アンテナで
    受信したKaバンドの受信信号を低雑音増幅し中間周波
    数にダウンコンバートするLNBユニットに使用される
    誘電体発振器において、 セラミックパケージタイプのFETと、該FETのゲー
    ト端子に直列接続する結合線路と終端チップ抵抗と、前
    記FETのドレイン端子に接続するドレイン接地スタブ
    と、該ドレイン端子に一端を接続し他端を電源に接続す
    る第1直流バイアスチップ抵抗と、該電源に一端を接続
    し他端を接地するアース接地用チップコンデンサと、前
    記FETの第1ソース端子に直列接続する出力結合チッ
    プコンデンサと出力整合用チップ抵抗と、前記FETの
    第2ソース端子に接続するスタブと、該第2ソース端子
    に一端を接続し他端を接地する第2直流バイアスチップ
    抵抗とを高周波低損失誘電体材料の基板上に具備し、 前記基板の結合線路近傍に切り込み穴を設け、誘電体共
    振器が、前記切り込み穴内であって、前記基板を収容す
    る金属製シャーシに直接固定されることを特徴とする誘
    電体発振器。
  2. 【請求項2】 前記FETは、リードレスセラミックパ
    ッケージであることを特徴とする請求項1記載の誘電体
    発振器。
  3. 【請求項3】 前記FETの近辺に前記基板と前記シャ
    ーシを密着させる手段を配したことを特徴とする請求項
    1記載の誘電体発振器。
  4. 【請求項4】 前記出力側の整合用チップ抵抗は、前記
    基板に対して裏向きに搭載したことを特徴とする請求項
    1記載の誘電体発振器。
  5. 【請求項5】 前記誘電体共振器は、台座なしの誘電体
    共振器としたことを特徴とする請求項1記載の誘電体発
    振器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019102827A (ja) * 2017-11-28 2019-06-24 京セラ株式会社 伝送回路、配線基板および高周波装置

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JP2019102827A (ja) * 2017-11-28 2019-06-24 京セラ株式会社 伝送回路、配線基板および高周波装置

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