JPH11215372A - シェーディング補正装置およびシェーディング補正方法 - Google Patents
シェーディング補正装置およびシェーディング補正方法Info
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- JPH11215372A JPH11215372A JP10014515A JP1451598A JPH11215372A JP H11215372 A JPH11215372 A JP H11215372A JP 10014515 A JP10014515 A JP 10014515A JP 1451598 A JP1451598 A JP 1451598A JP H11215372 A JPH11215372 A JP H11215372A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】シェーディング基準値を適切に異常判定でき、
これにより良好なシェーディング補正を実現する。 【解決手段】注目画素P10の白基準値についての正常
値の範囲は、その直前の数画素P2〜P9の白基準値の
平均値AVEに基づき、AVE±αの範囲に定められ
る。注目画素P10の白基準値が、この正常値の範囲外
の値であれば、補正値CVに補正される。この補正値C
Vは、平均値AVEと等しくてもよい。 【効果】画素ごとに白基準値の正常値の範囲および補正
値が定められるので、各画素の局所的な状況を加味し
て、白基準値の異常判定および補正を適切に行える。
これにより良好なシェーディング補正を実現する。 【解決手段】注目画素P10の白基準値についての正常
値の範囲は、その直前の数画素P2〜P9の白基準値の
平均値AVEに基づき、AVE±αの範囲に定められ
る。注目画素P10の白基準値が、この正常値の範囲外
の値であれば、補正値CVに補正される。この補正値C
Vは、平均値AVEと等しくてもよい。 【効果】画素ごとに白基準値の正常値の範囲および補正
値が定められるので、各画素の局所的な状況を加味し
て、白基準値の異常判定および補正を適切に行える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、ファ
クシミリ装置やイメージスキャナ等の画像読み取り装置
における読み取り画像中の濃度むらを低減するためのシ
ェーディング補正装置およびシェーディング補正方法に
関する。
クシミリ装置やイメージスキャナ等の画像読み取り装置
における読み取り画像中の濃度むらを低減するためのシ
ェーディング補正装置およびシェーディング補正方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置やイメージスキャナ等
のような画像読み取り装置では、読み取り用光源の照明
むらなどに起因する画素間濃度むらを補償するために、
いわゆるシェーディング補正が行われる。シェーディン
グ補正では、イメージセンサの出力アナログ信号をアナ
ログ/ディジタル変換器で変換したディジタルデータに
対して、下記第(1) 式に基づく補正が施される。
のような画像読み取り装置では、読み取り用光源の照明
むらなどに起因する画素間濃度むらを補償するために、
いわゆるシェーディング補正が行われる。シェーディン
グ補正では、イメージセンサの出力アナログ信号をアナ
ログ/ディジタル変換器で変換したディジタルデータに
対して、下記第(1) 式に基づく補正が施される。
【0003】
【数1】
【0004】この第(1) 式において、「黒基準値」とは
真っ黒な黒基準画像を読み取ったときにイメージセンサ
から出力される画素信号をディジタルデータに変換した
値であり、「白基準値」とは真っ白な白基準画像を読み
取ったときにイメージセンサから出力される画素信号を
ディジタルデータに変換した値である。たとえば、黒基
準値はイメージセンサの読み取り用光源を消灯して読み
取り動作を行わせることにより得ることができ、白基準
値は読み取り用光源を点灯させて予め備えられた白基準
板の読み取りを行わせることにより得ることができる。
真っ黒な黒基準画像を読み取ったときにイメージセンサ
から出力される画素信号をディジタルデータに変換した
値であり、「白基準値」とは真っ白な白基準画像を読み
取ったときにイメージセンサから出力される画素信号を
ディジタルデータに変換した値である。たとえば、黒基
準値はイメージセンサの読み取り用光源を消灯して読み
取り動作を行わせることにより得ることができ、白基準
値は読み取り用光源を点灯させて予め備えられた白基準
板の読み取りを行わせることにより得ることができる。
【0005】こうして、イメージセンサの各読み取り画
素ごとに白基準値および黒基準値が求まるから、原稿を
読み取る際にイメージセンサの各読み取り画素から出力
される画素データに対して、その画素に対応した白基準
値および黒基準値を用いて上記第(1) 式の補正を施すこ
とにより、読み取り画素間の濃度むらを補償できる。と
ころが、画像読み取り装置の使用に伴って白基準板に局
所的な汚れが付着すると、その汚れの箇所に対応した画
素については正確な白基準値を得ることができない。そ
の結果、シェーディング補正が不良になる。
素ごとに白基準値および黒基準値が求まるから、原稿を
読み取る際にイメージセンサの各読み取り画素から出力
される画素データに対して、その画素に対応した白基準
値および黒基準値を用いて上記第(1) 式の補正を施すこ
とにより、読み取り画素間の濃度むらを補償できる。と
ころが、画像読み取り装置の使用に伴って白基準板に局
所的な汚れが付着すると、その汚れの箇所に対応した画
素については正確な白基準値を得ることができない。そ
の結果、シェーディング補正が不良になる。
【0006】そこで、たとえば、特開平7−21258
8号公報に開示されているように、異常な値を有する白
基準値を補正するための処理が行われる。具体的には、
或る画素の白基準値が一定のしきい値を超える場合に
は、その画素の白基準値を所定の補正値に置き換えるよ
うにしている。この公開公報には、さらに、白基準板の
全体に汚れが付着したときの問題を解決するために、上
記しきい値および補正値をそれぞれ補正することが開示
されているが、これらのしきい値および補正値はイメー
ジセンサの全ての画素に対して一律に適用されるように
なっている。
8号公報に開示されているように、異常な値を有する白
基準値を補正するための処理が行われる。具体的には、
或る画素の白基準値が一定のしきい値を超える場合に
は、その画素の白基準値を所定の補正値に置き換えるよ
うにしている。この公開公報には、さらに、白基準板の
全体に汚れが付着したときの問題を解決するために、上
記しきい値および補正値をそれぞれ補正することが開示
されているが、これらのしきい値および補正値はイメー
ジセンサの全ての画素に対して一律に適用されるように
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】イメージセンサは、た
とえばラインCCDからなり、図4に示すように、原稿
面50からの光を光学系51により集光してラインCC
D52の受光面52aに結像させることにより、原稿の
読み取りが達成される構成とされている。この場合、読
み取り対象領域55の中央付近と両端付近とでは、原稿
面50からラインCCD52の受光面52aに至る光路
長が異なることになる。そのため、白基準板をラインC
CD52で読み取って得られる白基準値は、概ね図5に
示すような値をとる。すなわち、ラインCCD52の両
端付近の画素に対しては大きな値となり、ラインCCD
52の中央付近の画素に対しては小さな値となる。
とえばラインCCDからなり、図4に示すように、原稿
面50からの光を光学系51により集光してラインCC
D52の受光面52aに結像させることにより、原稿の
読み取りが達成される構成とされている。この場合、読
み取り対象領域55の中央付近と両端付近とでは、原稿
面50からラインCCD52の受光面52aに至る光路
長が異なることになる。そのため、白基準板をラインC
CD52で読み取って得られる白基準値は、概ね図5に
示すような値をとる。すなわち、ラインCCD52の両
端付近の画素に対しては大きな値となり、ラインCCD
52の中央付近の画素に対しては小さな値となる。
【0008】ラインCCDの出力には、電気的ノイズ、
ゴミの付着、基準板の汚れなどに起因するノイズN1,
N2,・・・・・・が含まれる。したがって、これらのノイズ
N1,N2,・・・・・・に対応した画素におけるシェーディ
ング補正を適切に行うためには、白基準値の補正を行う
必要がある。そのため、一般的な白基準値よりも小さな
しきい値THが設定されている。そして、このしきい値
THよりも小さな値をとる白基準値は、一定の補正値C
に補正するようになっている。
ゴミの付着、基準板の汚れなどに起因するノイズN1,
N2,・・・・・・が含まれる。したがって、これらのノイズ
N1,N2,・・・・・・に対応した画素におけるシェーディ
ング補正を適切に行うためには、白基準値の補正を行う
必要がある。そのため、一般的な白基準値よりも小さな
しきい値THが設定されている。そして、このしきい値
THよりも小さな値をとる白基準値は、一定の補正値C
に補正するようになっている。
【0009】しかし、白基準値は、上記のとおり、中央
付近の画素においては小さく、両端付近の画素において
は大きいので、中央付近の画素において現れるノイズN
1の検出および補正は良好に行うことができる反面、両
端付近の画素において現れるノイズN2,N3の検出お
よび補正は必ずしも適切に行うことができない。しきい
値THを大きな値に設定すれば、両端付近の画素におけ
るノイズの検出および補正は適切に行えるかもしれない
が、中央付近の画素においては、正常な白基準値が異常
値と判定されるおそれがある。
付近の画素においては小さく、両端付近の画素において
は大きいので、中央付近の画素において現れるノイズN
1の検出および補正は良好に行うことができる反面、両
端付近の画素において現れるノイズN2,N3の検出お
よび補正は必ずしも適切に行うことができない。しきい
値THを大きな値に設定すれば、両端付近の画素におけ
るノイズの検出および補正は適切に行えるかもしれない
が、中央付近の画素においては、正常な白基準値が異常
値と判定されるおそれがある。
【0010】また、両端付近の画素の正常な白基準値と
中央付近の画素の正常な白基準値とには、もともと差が
生じているのに、これらの画素の異常な白基準値を一律
に一定の補正値Cに補正しては、必ずしも適正なシェー
ディング補正を行うことができなくなる。このような問
題は、光学系により原稿画像をラインCCD上に結像さ
せる構成の画像読み取り装置だけでなく、結像光学系を
持たず、原稿面に密着して原稿像の読み取りを行う密着
型イメージセンサを用いた画像読み取り装置においても
生じうる。
中央付近の画素の正常な白基準値とには、もともと差が
生じているのに、これらの画素の異常な白基準値を一律
に一定の補正値Cに補正しては、必ずしも適正なシェー
ディング補正を行うことができなくなる。このような問
題は、光学系により原稿画像をラインCCD上に結像さ
せる構成の画像読み取り装置だけでなく、結像光学系を
持たず、原稿面に密着して原稿像の読み取りを行う密着
型イメージセンサを用いた画像読み取り装置においても
生じうる。
【0011】すなわち、密着型イメージセンサは、原稿
の全幅をカバーする長さのセンサユニットで構成されて
いるが、このセンサユニットは、その大きさゆえに1チ
ップの半導体素子で構成することができず、複数個のチ
ップを直列に結合して構成されている。そのため、チッ
プ間の読み取り特性のばらつきのために、白基準板を読
み取った場合に、チップの境界において、白基準値に段
差が生じることになる。したがって、全画素に対して一
定の基準値および補正値を用いて白基準値の補正を行う
上述の従来技術によっては、シェーディング補正を適切
に行うことができない可能性がある。
の全幅をカバーする長さのセンサユニットで構成されて
いるが、このセンサユニットは、その大きさゆえに1チ
ップの半導体素子で構成することができず、複数個のチ
ップを直列に結合して構成されている。そのため、チッ
プ間の読み取り特性のばらつきのために、白基準板を読
み取った場合に、チップの境界において、白基準値に段
差が生じることになる。したがって、全画素に対して一
定の基準値および補正値を用いて白基準値の補正を行う
上述の従来技術によっては、シェーディング補正を適切
に行うことができない可能性がある。
【0012】そこで、この発明の目的は、上述の技術的
課題を解決し、シェーディング基準値の異常判定を適切
に行うことができ、これによりシェーディング補正を良
好に行うことができるシェーディング補正装置およびシ
ェーディング補正方法を提供することである。また、こ
の発明のさらなる目的は、シェーディング基準値を適切
に補正することができ、これにより、シェーディング補
正を良好に行うことができるシェーディング補正装置お
よびシェーディング補正方法を提供することである。
課題を解決し、シェーディング基準値の異常判定を適切
に行うことができ、これによりシェーディング補正を良
好に行うことができるシェーディング補正装置およびシ
ェーディング補正方法を提供することである。また、こ
の発明のさらなる目的は、シェーディング基準値を適切
に補正することができ、これにより、シェーディング補
正を良好に行うことができるシェーディング補正装置お
よびシェーディング補正方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、画像を画
素ごとに読み取り、各画素の濃度データを出力する読み
取り手段(スキャナ1)の出力データを、シェーディン
グ基準値(白基準値または黒基準値)に基づいて補正す
るシェーディング補正装置であって、上記読み取り手段
により濃度基準板(白基準板24)を読み取らせたとき
にこの読み取り手段から出力される各画素の濃度データ
をシェーディング補正のためのシェーディング基準値と
して記憶するシェーディング基準値記憶手段(ラインメ
モリ41)と、個々の画素を順次注目画素とし、その注
目画素の近傍の所定の位置関係の複数の画素のシェーデ
ィング基準値を上記シェーディング基準値記憶手段から
読み出し、この読み出された複数の画素のシェーディン
グ基準値に基づいて、注目画素ごとにシェーディング基
準値の正常値の範囲を定める正常値範囲設定手段(正常
値範囲設定部44)と、注目画素のシェーディング基準
値が上記正常値範囲設定手段によって設定された正常値
の範囲内の値であれば、そのシェーディング基準値は正
常値であると判定し、注目画素のシェーディング基準値
が上記正常値範囲設定手段によって設定された正常値の
範囲外の値であれば、そのシェーディング基準値は異常
値であると判定する異常基準値判定手段(異常判定部4
3)とを含むことを特徴とするシェーディング補正装置
である。なお、括弧内は、後述の実施形態における対応
構成要素を示す。以下においても同様である。
目的を達成するための請求項1記載の発明は、画像を画
素ごとに読み取り、各画素の濃度データを出力する読み
取り手段(スキャナ1)の出力データを、シェーディン
グ基準値(白基準値または黒基準値)に基づいて補正す
るシェーディング補正装置であって、上記読み取り手段
により濃度基準板(白基準板24)を読み取らせたとき
にこの読み取り手段から出力される各画素の濃度データ
をシェーディング補正のためのシェーディング基準値と
して記憶するシェーディング基準値記憶手段(ラインメ
モリ41)と、個々の画素を順次注目画素とし、その注
目画素の近傍の所定の位置関係の複数の画素のシェーデ
ィング基準値を上記シェーディング基準値記憶手段から
読み出し、この読み出された複数の画素のシェーディン
グ基準値に基づいて、注目画素ごとにシェーディング基
準値の正常値の範囲を定める正常値範囲設定手段(正常
値範囲設定部44)と、注目画素のシェーディング基準
値が上記正常値範囲設定手段によって設定された正常値
の範囲内の値であれば、そのシェーディング基準値は正
常値であると判定し、注目画素のシェーディング基準値
が上記正常値範囲設定手段によって設定された正常値の
範囲外の値であれば、そのシェーディング基準値は異常
値であると判定する異常基準値判定手段(異常判定部4
3)とを含むことを特徴とするシェーディング補正装置
である。なお、括弧内は、後述の実施形態における対応
構成要素を示す。以下においても同様である。
【0014】上記注目画素の近傍の所定の位置関係の複
数の画素は、読み取り手段が一次元イメージセンサ(ラ
インCCD26)の場合、注目画素の一方側に位置する
画素を含む一連の画素群であることが好ましい。また、
正常値範囲設定手段は、注目画素の近傍の所定の位置関
係の複数の画素におけるシェーディング基準値の平均値
を求め、この平均値を中心とした一定の範囲を正常値の
範囲として設定するものであってもよい。
数の画素は、読み取り手段が一次元イメージセンサ(ラ
インCCD26)の場合、注目画素の一方側に位置する
画素を含む一連の画素群であることが好ましい。また、
正常値範囲設定手段は、注目画素の近傍の所定の位置関
係の複数の画素におけるシェーディング基準値の平均値
を求め、この平均値を中心とした一定の範囲を正常値の
範囲として設定するものであってもよい。
【0015】上記の構成によれば、シェーディング基準
値の正常値の範囲が、注目画素の近傍の複数の画素のシ
ェーディング基準値に基づいて定められるので、注目画
素の近傍の状況を反映した局所的な基準値が定められる
ことになる。そのため、読み取り手段の読み取り範囲内
においてシェーディング基準値が大きくばらついている
場合であっても、注目画素のシェーディング基準値が正
常か異常かの判定を適切に行うことができる。
値の正常値の範囲が、注目画素の近傍の複数の画素のシ
ェーディング基準値に基づいて定められるので、注目画
素の近傍の状況を反映した局所的な基準値が定められる
ことになる。そのため、読み取り手段の読み取り範囲内
においてシェーディング基準値が大きくばらついている
場合であっても、注目画素のシェーディング基準値が正
常か異常かの判定を適切に行うことができる。
【0016】これにより、異常なシェーディング基準値
を確実に排除できるので、良好なシェーディング補正が
可能になる。請求項2記載の発明は、上記正常値範囲設
定手段は、注目画素の近傍の所定の位置関係の複数の画
素のシェーディング基準値のうち、上記異常基準値判定
手段によって正常値であると判定されたもののみに基づ
いて、シェーディング基準値の正常値の範囲を定めるも
のであることを特徴とする請求項1記載のシェーディン
グ補正装置である。
を確実に排除できるので、良好なシェーディング補正が
可能になる。請求項2記載の発明は、上記正常値範囲設
定手段は、注目画素の近傍の所定の位置関係の複数の画
素のシェーディング基準値のうち、上記異常基準値判定
手段によって正常値であると判定されたもののみに基づ
いて、シェーディング基準値の正常値の範囲を定めるも
のであることを特徴とする請求項1記載のシェーディン
グ補正装置である。
【0017】この構成によれば、正常値とされたシェー
ディング基準値のみを用いて正常値の範囲が定められる
ので、さらに適切に正常値の範囲を定めることができ
る。請求項3記載の発明は、上記正常値範囲設定手段に
よって設定される正常値の範囲に対応した補正値を求め
る補正値演算手段(正常値範囲設定部44の平均値AV
Eの演算機能に係る部分)と、上記異常基準値判定手段
によって異常値であると判定されたシェーディング基準
値を上記補正値演算手段によって求められた補正値に補
正するシェーディング基準値補正手段(白基準値補正部
45)とをさらに含むことを特徴とする請求項1または
2記載のシェーディング補正装置である。
ディング基準値のみを用いて正常値の範囲が定められる
ので、さらに適切に正常値の範囲を定めることができ
る。請求項3記載の発明は、上記正常値範囲設定手段に
よって設定される正常値の範囲に対応した補正値を求め
る補正値演算手段(正常値範囲設定部44の平均値AV
Eの演算機能に係る部分)と、上記異常基準値判定手段
によって異常値であると判定されたシェーディング基準
値を上記補正値演算手段によって求められた補正値に補
正するシェーディング基準値補正手段(白基準値補正部
45)とをさらに含むことを特徴とする請求項1または
2記載のシェーディング補正装置である。
【0018】この構成によれば、注目画素の周辺の複数
の画素のシェーディング基準値に基づいて定められる正
常値の範囲に対応した補正値が求められ、異常値のシェ
ーディング基準値は、この補正値に補正される。したが
って、補正値は、注目画素の周辺の局所的状況を反映し
た値を取り得るから、シェーディング基準値の適切な補
正が可能になる。これにより、良好なシェーディング補
正を行うことができる。
の画素のシェーディング基準値に基づいて定められる正
常値の範囲に対応した補正値が求められ、異常値のシェ
ーディング基準値は、この補正値に補正される。したが
って、補正値は、注目画素の周辺の局所的状況を反映し
た値を取り得るから、シェーディング基準値の適切な補
正が可能になる。これにより、良好なシェーディング補
正を行うことができる。
【0019】なお、補正値演算手段は、正常値の範囲の
中心値を補正値とするものであってもよい。また、補正
値演算手段は、正常値の範囲に関係なく、注目画素の近
傍の所定の位置関係の複数の画素のシェーディング基準
値の平均値を補正値として求めるものであってもよい。
中心値を補正値とするものであってもよい。また、補正
値演算手段は、正常値の範囲に関係なく、注目画素の近
傍の所定の位置関係の複数の画素のシェーディング基準
値の平均値を補正値として求めるものであってもよい。
【0020】請求項4記載の発明は、画像を画素ごとに
読み取り、各画素の濃度データを出力する読み取り手段
の出力データを、シェーディング基準値に基づいて補正
するシェーディング補正方法であって、上記読み取り手
段により濃度基準板を読み取らせたときに出力される各
画素の濃度データをシェーディング補正のためのシェー
ディング基準値として取得するステップと、個々の画素
を順次注目画素とし、その注目画素の近傍の所定の位置
関係の複数の画素の上記シェーディング基準値に基づい
て、注目画素ごとにシェーディング基準値の正常値の範
囲を定めるステップと、注目画素のシェーディング基準
値が上記正常値の範囲内の値であれば、そのシェーディ
ング基準値は正常値であると判定し、注目画素のシェー
ディング基準値が上記正常値の範囲外の値であれば、そ
のシェーディング基準値は異常値であると判定するステ
ップとを含むことを特徴とするシェーディング補正方法
である。
読み取り、各画素の濃度データを出力する読み取り手段
の出力データを、シェーディング基準値に基づいて補正
するシェーディング補正方法であって、上記読み取り手
段により濃度基準板を読み取らせたときに出力される各
画素の濃度データをシェーディング補正のためのシェー
ディング基準値として取得するステップと、個々の画素
を順次注目画素とし、その注目画素の近傍の所定の位置
関係の複数の画素の上記シェーディング基準値に基づい
て、注目画素ごとにシェーディング基準値の正常値の範
囲を定めるステップと、注目画素のシェーディング基準
値が上記正常値の範囲内の値であれば、そのシェーディ
ング基準値は正常値であると判定し、注目画素のシェー
ディング基準値が上記正常値の範囲外の値であれば、そ
のシェーディング基準値は異常値であると判定するステ
ップとを含むことを特徴とするシェーディング補正方法
である。
【0021】この方法により、請求項1の発明と同様な
効果を達成できる。請求項5記載の発明は、上記正常値
の範囲は、注目画素の近傍の所定の位置関係の複数の画
素のシェーディング基準値のうち、正常値であると判定
されたもののみに基づいて定められることを特徴とする
請求項4記載のシェーディング補正方法である。
効果を達成できる。請求項5記載の発明は、上記正常値
の範囲は、注目画素の近傍の所定の位置関係の複数の画
素のシェーディング基準値のうち、正常値であると判定
されたもののみに基づいて定められることを特徴とする
請求項4記載のシェーディング補正方法である。
【0022】この方法により、請求項2の発明と同様な
効果を達成できる。請求項6記載の発明は、上記正常値
の範囲に対応した補正値を求めるステップと、異常値で
あると判定されたシェーディング基準値を上記補正値に
補正するステップとをさらに含むことを特徴とする請求
項4または5記載のシェーディング補正方法である。
効果を達成できる。請求項6記載の発明は、上記正常値
の範囲に対応した補正値を求めるステップと、異常値で
あると判定されたシェーディング基準値を上記補正値に
補正するステップとをさらに含むことを特徴とする請求
項4または5記載のシェーディング補正方法である。
【0023】この方法により、請求項3の発明と同様な
効果を達成できる。
効果を達成できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態が適用されたファクシミリ装置の画像
処理に関連する部分の電気的構成を示すブロック図であ
る。ファクシミリ装置にセットされた原稿は、スキャナ
1で読み取られる。スキャナ1には、ラインCCDイメ
ージセンサが含まれている。
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態が適用されたファクシミリ装置の画像
処理に関連する部分の電気的構成を示すブロック図であ
る。ファクシミリ装置にセットされた原稿は、スキャナ
1で読み取られる。スキャナ1には、ラインCCDイメ
ージセンサが含まれている。
【0025】スキャナ1で読み取られた原稿のイメージ
データは、入力インタフェース部2へ与えられ、このイ
ンタフェース部2で信号のサンプルホールド処理等が行
われる。入力インタフェース部2は、この実施形態にお
いては、アナログ回路で構成されており、上記処理はア
ナログ的に行われる。入力インタフェース部2で処理さ
れたイメージデータは、ディジタルAGC回路3へ与え
られて、信号(イメージデータ)のレベルを所望の範囲
に納めるためのゲインコントロールが行われ、かつ、ア
ナログ信号からディジタル信号への変換が行われる。
データは、入力インタフェース部2へ与えられ、このイ
ンタフェース部2で信号のサンプルホールド処理等が行
われる。入力インタフェース部2は、この実施形態にお
いては、アナログ回路で構成されており、上記処理はア
ナログ的に行われる。入力インタフェース部2で処理さ
れたイメージデータは、ディジタルAGC回路3へ与え
られて、信号(イメージデータ)のレベルを所望の範囲
に納めるためのゲインコントロールが行われ、かつ、ア
ナログ信号からディジタル信号への変換が行われる。
【0026】次いで、ゲインコントロールされたイメー
ジデータは、シェーディング補正回路4へ与えられ、シ
ェーディング歪みが軽減または除去される。シェーディ
ング歪みとは、スキャナ1で原稿を読み取る際の読み取
り用光源の照明むらやその他の原因による画素間濃度む
らをいう。この実施形態は、このシェーディング補正回
路4の構成および処理に特徴がある。
ジデータは、シェーディング補正回路4へ与えられ、シ
ェーディング歪みが軽減または除去される。シェーディ
ング歪みとは、スキャナ1で原稿を読み取る際の読み取
り用光源の照明むらやその他の原因による画素間濃度む
らをいう。この実施形態は、このシェーディング補正回
路4の構成および処理に特徴がある。
【0027】シェーディング歪みが軽減または除去され
たイメージデータは、次に、領域分離回路5へ与えられ
る。領域分離回路5では、入力されるイメージデータが
文字を読み取ったイメージデータ(文字データ)である
か、写真を読み取ったイメージデータ(写真データ)で
あるか、または、印刷写真、たとえば新聞紙や雑誌等の
写真画像を読み取った網点のイメージデータ(網点デー
タ)であるのかの判別か行われる。
たイメージデータは、次に、領域分離回路5へ与えられ
る。領域分離回路5では、入力されるイメージデータが
文字を読み取ったイメージデータ(文字データ)である
か、写真を読み取ったイメージデータ(写真データ)で
あるか、または、印刷写真、たとえば新聞紙や雑誌等の
写真画像を読み取った網点のイメージデータ(網点デー
タ)であるのかの判別か行われる。
【0028】もし、入力されるイメージデータ中に、文
字データ、写真データおよび網点データが混在している
場合には、各データの領域分離が行われる。領域分離回
路5の出力側には、領域分離されたデータの種類別に異
なる処理を施すフィルタ部6が接続されている。フィル
タ部6は、微分フィルタ6A、積分フィルタ6B、積分
微分フィルタ6Cおよびデータスルーフィルタ6Dを備
えている。そして、フィルタ部6は、領域分離回路5か
ら各画素がいずれの領域のデータであるかを表す領域分
離信号を受けて、各画素に対して適切なフィルタによる
処理を施す。すなわち、文字データは、微分フィルタ6
Aに与えられ、輪郭を鮮明にするための処理が施され
る。網点データは、積分フィルタ6Bに与えられ、デー
タの平滑化がされる。また、各領域の境界画素は、積分
微分フィルタ6Cに与えられ、異なる画素情報の急激な
濃度変化を緩和するための処理が施される。さらに、文
字データおよび網点データ以外のデータ、すなわち、写
真データは、データスルーフィルタ6Dに与えられ、そ
のまま、次の回路に送られる。
字データ、写真データおよび網点データが混在している
場合には、各データの領域分離が行われる。領域分離回
路5の出力側には、領域分離されたデータの種類別に異
なる処理を施すフィルタ部6が接続されている。フィル
タ部6は、微分フィルタ6A、積分フィルタ6B、積分
微分フィルタ6Cおよびデータスルーフィルタ6Dを備
えている。そして、フィルタ部6は、領域分離回路5か
ら各画素がいずれの領域のデータであるかを表す領域分
離信号を受けて、各画素に対して適切なフィルタによる
処理を施す。すなわち、文字データは、微分フィルタ6
Aに与えられ、輪郭を鮮明にするための処理が施され
る。網点データは、積分フィルタ6Bに与えられ、デー
タの平滑化がされる。また、各領域の境界画素は、積分
微分フィルタ6Cに与えられ、異なる画素情報の急激な
濃度変化を緩和するための処理が施される。さらに、文
字データおよび網点データ以外のデータ、すなわち、写
真データは、データスルーフィルタ6Dに与えられ、そ
のまま、次の回路に送られる。
【0029】フィルタ部6からのデータは、ズーム・ス
ムージング回路9へ与えられる。ズーム・スムージング
回路9では、画像を拡大または縮小する場合に、その拡
大または縮小処理およびそれに伴う画像の歪みを補正す
る処理が行われる。もし、画像を拡大または縮小しない
場合には、ズーム・スムージング回路9は、イメージデ
ータに何らの処理も施さない。
ムージング回路9へ与えられる。ズーム・スムージング
回路9では、画像を拡大または縮小する場合に、その拡
大または縮小処理およびそれに伴う画像の歪みを補正す
る処理が行われる。もし、画像を拡大または縮小しない
場合には、ズーム・スムージング回路9は、イメージデ
ータに何らの処理も施さない。
【0030】ズーム・スムージング回路9までの処理を
経たイメージデータは、その後、種類に応じて次のいず
れかの回路での処理が施され、多値データ(たとえば、
8ビット(0〜255))から二値データ(「0」また
は「1」)への変換が行われる。すなわち、イメージデ
ータが写真データまたは網点データであって、中間調処
理を施すべきものである場合には、γ補正回路10へ与
えられ、人間の目の特性に合わせるようにデータの感度
特性が補正される。さらに、誤差拡散回路11へ与えら
れて良好な中間調表現のための処理が施されたうえで、
二値化される。
経たイメージデータは、その後、種類に応じて次のいず
れかの回路での処理が施され、多値データ(たとえば、
8ビット(0〜255))から二値データ(「0」また
は「1」)への変換が行われる。すなわち、イメージデ
ータが写真データまたは網点データであって、中間調処
理を施すべきものである場合には、γ補正回路10へ与
えられ、人間の目の特性に合わせるようにデータの感度
特性が補正される。さらに、誤差拡散回路11へ与えら
れて良好な中間調表現のための処理が施されたうえで、
二値化される。
【0031】他方、イメージデータが文字データであ
り、単純二値化処理を施すべきデータの場合には、二値
化回路12へ与えられる。二値化回路12は、二値化の
ためのスライスレベルを調整して、背景と文字や線画等
とを区別する。このとき、濃度が適正になるよう、自動
濃度調整処理も行われる。そして二値化回路12の出力
は、孤立点除去回路13へ与えられて、ノイズ等のため
に現れた孤立した黒点や白点等の除去がなされる。
り、単純二値化処理を施すべきデータの場合には、二値
化回路12へ与えられる。二値化回路12は、二値化の
ためのスライスレベルを調整して、背景と文字や線画等
とを区別する。このとき、濃度が適正になるよう、自動
濃度調整処理も行われる。そして二値化回路12の出力
は、孤立点除去回路13へ与えられて、ノイズ等のため
に現れた孤立した黒点や白点等の除去がなされる。
【0032】以上の処理により生成された二値化データ
は、出力回路14へ与えられ、図示しない送信回路へ出
力され、或いは印刷回路へ出力される。図2は、シェー
ディング補正回路4の構成を説明するための図である。
この実施形態に係るファクシミリ装置では、ローラ21
により搬送される原稿の搬送経路22上の所定の位置が
読み取り位置23とされている。読み取り位置23に
は、たとえば、原稿搬送経路22の搬送方向に直交する
方向に延びる濃度基準板としての白基準板24が配置さ
れている。また、この白基準板24または原稿搬送経路
22を搬送される原稿を読み取り位置23において照明
するためのランプ25と、このランプ25で照明された
白基準板24または読み取り位置23における原稿内容
を読み取るためのラインCCD26が配置されている。
ラインCCD26と読み取り位置23との間には、読み
取り位置23に提示された原稿像をラインCCD26の
受光面に結像するための結像光学系27が配置されてい
る。
は、出力回路14へ与えられ、図示しない送信回路へ出
力され、或いは印刷回路へ出力される。図2は、シェー
ディング補正回路4の構成を説明するための図である。
この実施形態に係るファクシミリ装置では、ローラ21
により搬送される原稿の搬送経路22上の所定の位置が
読み取り位置23とされている。読み取り位置23に
は、たとえば、原稿搬送経路22の搬送方向に直交する
方向に延びる濃度基準板としての白基準板24が配置さ
れている。また、この白基準板24または原稿搬送経路
22を搬送される原稿を読み取り位置23において照明
するためのランプ25と、このランプ25で照明された
白基準板24または読み取り位置23における原稿内容
を読み取るためのラインCCD26が配置されている。
ラインCCD26と読み取り位置23との間には、読み
取り位置23に提示された原稿像をラインCCD26の
受光面に結像するための結像光学系27が配置されてい
る。
【0033】このラインCCD26で読み取られたイメ
ージデータは、図1で説明したように、入力インタフェ
ース部2およびディジタルAGC回路3を経て、シェー
ディング補正回路4へ与えられる。シェーディング補正
回路4は、ラインCCD26の複数の読み取り画素にそ
れぞれ対応した白基準値WSTおよび黒基準値BSTを
記憶するためのラインメモリ41と、このラインメモリ
41に格納された白基準値WSTおよび黒基準値BST
に基づいて、入力画像データDに対して、下記第(2) 式
によるシェーディング補正演算を施し、シェーディング
補正後のデータSOUTを演算する補正演算部42とを
備えている。
ージデータは、図1で説明したように、入力インタフェ
ース部2およびディジタルAGC回路3を経て、シェー
ディング補正回路4へ与えられる。シェーディング補正
回路4は、ラインCCD26の複数の読み取り画素にそ
れぞれ対応した白基準値WSTおよび黒基準値BSTを
記憶するためのラインメモリ41と、このラインメモリ
41に格納された白基準値WSTおよび黒基準値BST
に基づいて、入力画像データDに対して、下記第(2) 式
によるシェーディング補正演算を施し、シェーディング
補正後のデータSOUTを演算する補正演算部42とを
備えている。
【0034】
【数2】
【0035】上記第(2) 式において、OFFSETは、オフセ
ット値を表す。たとえば、ディジタルAGC回路3に備
えられたアナログ/ディジタル変換器が7ビットのデー
タ深さを有している場合に、白基準値の最小値が「00
00111」であるとすると、実質的には4ビットで階
調表現が行われていることになる。そこで、シェーディ
ング補正演算式の除数および被除数から一定のオフセッ
ト値OFFSETを減じておくことにより、濃度を7ビットで
階調表現したデータをシェーディング補正後のデータS
OUTとして得ることができる。つまり、アナログ/デ
ィジタル変換器のデータ深さを有効に利用して、補正後
のデータSOUTのダイナミックレンジを大きくとるこ
とができる。
ット値を表す。たとえば、ディジタルAGC回路3に備
えられたアナログ/ディジタル変換器が7ビットのデー
タ深さを有している場合に、白基準値の最小値が「00
00111」であるとすると、実質的には4ビットで階
調表現が行われていることになる。そこで、シェーディ
ング補正演算式の除数および被除数から一定のオフセッ
ト値OFFSETを減じておくことにより、濃度を7ビットで
階調表現したデータをシェーディング補正後のデータS
OUTとして得ることができる。つまり、アナログ/デ
ィジタル変換器のデータ深さを有効に利用して、補正後
のデータSOUTのダイナミックレンジを大きくとるこ
とができる。
【0036】シェーディング補正回路4には、さらに、
白基準値WSTの異常判定を行うための異常判定部43
と、白基準値WSTの正常値の範囲を定めるための正常
値範囲設定部44と、異常値の白基準値WSTを補正す
るための白基準値補正部45とが備えられている。図3
は、シェーディング補正回路4における白基準値WST
の補正の原理を説明するための図解図である。
白基準値WSTの異常判定を行うための異常判定部43
と、白基準値WSTの正常値の範囲を定めるための正常
値範囲設定部44と、異常値の白基準値WSTを補正す
るための白基準値補正部45とが備えられている。図3
は、シェーディング補正回路4における白基準値WST
の補正の原理を説明するための図解図である。
【0037】白基準値WSTは、白基準板24を読み取
ったときのラインCCD26の出力データである。この
白基準値WSTは、[従来の技術]の項において説明し
たとおり、読み取り範囲の中央付近においては小さな値
をとり、読み取り範囲の両端付近においては、大きな値
をとる。したがって、読み取り範囲の一端から中央付近
に至る途中の領域においては、図3に示されているよう
に、画素P1,P2、・・・・・・の白基準値WSTは、なめ
らかな曲線にほぼ沿って、徐々に小さな値をとっていく
ことになる。
ったときのラインCCD26の出力データである。この
白基準値WSTは、[従来の技術]の項において説明し
たとおり、読み取り範囲の中央付近においては小さな値
をとり、読み取り範囲の両端付近においては、大きな値
をとる。したがって、読み取り範囲の一端から中央付近
に至る途中の領域においては、図3に示されているよう
に、画素P1,P2、・・・・・・の白基準値WSTは、なめ
らかな曲線にほぼ沿って、徐々に小さな値をとっていく
ことになる。
【0038】シェーディング補正回路4では、ラインC
CD26からの白基準値WSTがラインメモリ41に格
納された後、複数の画素を一方端の画素から順次1つず
つ注目画素とし、その注目画素の白基準値WSTが正常
値か否かを判定し、異常値であれば適当な補正値と置き
換えるための処理が行われる。たとえば、図3の画素P
10が注目画素の場合、正常値範囲設定部44は、直前
の数画素(たとえば、8画素)P9,P8,・・・・・・,P
2の白基準値WSTの平均値AVEを求め、この平均値
AVEを中心とした一定の範囲、すなわち、AVE−α
からAVE+αまでの範囲を、注目画素P10の正常値
の範囲として設定する。言い換えれば、AVE+αが正
常値の上限しきい値とされ、AVE−αが、正常値の下
限しきい値とされる。
CD26からの白基準値WSTがラインメモリ41に格
納された後、複数の画素を一方端の画素から順次1つず
つ注目画素とし、その注目画素の白基準値WSTが正常
値か否かを判定し、異常値であれば適当な補正値と置き
換えるための処理が行われる。たとえば、図3の画素P
10が注目画素の場合、正常値範囲設定部44は、直前
の数画素(たとえば、8画素)P9,P8,・・・・・・,P
2の白基準値WSTの平均値AVEを求め、この平均値
AVEを中心とした一定の範囲、すなわち、AVE−α
からAVE+αまでの範囲を、注目画素P10の正常値
の範囲として設定する。言い換えれば、AVE+αが正
常値の上限しきい値とされ、AVE−αが、正常値の下
限しきい値とされる。
【0039】異常判定部43は、ラインメモリ41から
読み出した注目画素P10の白基準値WSTと、上限し
きい値AVE+αおよび下限しきい値AVE−αとを比
較し、その白基準値WSTが正常値の範囲内の値かどう
かを判断する。白基準値WSTが正常値の範囲内の値で
あれば、異常判定部43は、その白基準値WSTが正常
値であるものと判定し、その注目画素P10についての
処理を終え、次の画素P11を注目画素として同様な処
理が行われる。
読み出した注目画素P10の白基準値WSTと、上限し
きい値AVE+αおよび下限しきい値AVE−αとを比
較し、その白基準値WSTが正常値の範囲内の値かどう
かを判断する。白基準値WSTが正常値の範囲内の値で
あれば、異常判定部43は、その白基準値WSTが正常
値であるものと判定し、その注目画素P10についての
処理を終え、次の画素P11を注目画素として同様な処
理が行われる。
【0040】一方、図3において参照符号P10a,P
10bで示すように、白基準板の汚れ(P10a)や、
電気的ノイズ、ゴミの付着または基準板の汚れ(P10
b)などに起因して、注目画素P10の白基準値WST
が上記正常値の範囲外の値をとっているときには、異常
判定部43は、その白基準値WSTを異常値であるもの
と判定し、そのことを表す異常判定信号を白基準値補正
部45に与える。これを受けて、白基準値補正部45
は、白基準値WSTを補正値CVに置き換え、この補正
値CVを注目画素P10の白基準値としてラインメモリ
41に書き込む。その後は、次の画素P11を注目画素
として同様な処理が行われることになる。
10bで示すように、白基準板の汚れ(P10a)や、
電気的ノイズ、ゴミの付着または基準板の汚れ(P10
b)などに起因して、注目画素P10の白基準値WST
が上記正常値の範囲外の値をとっているときには、異常
判定部43は、その白基準値WSTを異常値であるもの
と判定し、そのことを表す異常判定信号を白基準値補正
部45に与える。これを受けて、白基準値補正部45
は、白基準値WSTを補正値CVに置き換え、この補正
値CVを注目画素P10の白基準値としてラインメモリ
41に書き込む。その後は、次の画素P11を注目画素
として同様な処理が行われることになる。
【0041】補正値CVは、上記の平均値AVEと等し
くてもよく、この場合には、平均値AVEが正常値範囲
設定部44から白基準値補正部45に与えられることに
なる。なお、正常値範囲設定部44は、直前の数画素の
平均値を求める際に、当初の白基準値WSTが異常値で
あると判定された画素の白基準値データを用いず、正常
値の白基準値WSTを数画素分用いて平均値演算を行
う。具体的には、正常値範囲設定部44は、注目画素の
白基準値WSTが正常値であるとの判定結果を異常判定
部43から受けたときに、これに応じて、次の画素の正
常値範囲を設定するために、そのときの注目画素および
その直前の数画素の平均値を求める。その一方、異常判
定部43から注目画素の白基準値WSTが異常であると
の判定結果を受けたときには、平均値演算を行わず、正
常値範囲の更新を行わない。
くてもよく、この場合には、平均値AVEが正常値範囲
設定部44から白基準値補正部45に与えられることに
なる。なお、正常値範囲設定部44は、直前の数画素の
平均値を求める際に、当初の白基準値WSTが異常値で
あると判定された画素の白基準値データを用いず、正常
値の白基準値WSTを数画素分用いて平均値演算を行
う。具体的には、正常値範囲設定部44は、注目画素の
白基準値WSTが正常値であるとの判定結果を異常判定
部43から受けたときに、これに応じて、次の画素の正
常値範囲を設定するために、そのときの注目画素および
その直前の数画素の平均値を求める。その一方、異常判
定部43から注目画素の白基準値WSTが異常であると
の判定結果を受けたときには、平均値演算を行わず、正
常値範囲の更新を行わない。
【0042】正常値範囲設定部44における平均値演算
は、注目画素およびその直前の数画素の単純平均値を求
める演算であってもよいし、下記第(3) 式により求めら
れる移動平均値を求める演算であってもよい。 (移動平均値)=Total −(前回の移動平均値)+(注目画素の白基準値) ・・・・・・ (3) ただし、Total は、注目画素およびその直前の数画素の
白基準値の合計値である。
は、注目画素およびその直前の数画素の単純平均値を求
める演算であってもよいし、下記第(3) 式により求めら
れる移動平均値を求める演算であってもよい。 (移動平均値)=Total −(前回の移動平均値)+(注目画素の白基準値) ・・・・・・ (3) ただし、Total は、注目画素およびその直前の数画素の
白基準値の合計値である。
【0043】処理開始当初の数画素については、平均値
演算のための画素数が不足しているので、これらの画素
については、白基準値の正常/異常の判定および補正を
行わないか、または、予め定めた一定の正常値範囲およ
び一定の補正値に基づいて、正常/異常の判定および補
正を行うようにすればよい。以上のように、この実施形
態によれば、注目画素の直前の数画素の白基準値の平均
値に基づき、注目画素ごとに正常値の範囲および補正値
を設定するようにしている。これにより、ラインCCD
26の読み取り範囲の一方端から他方端に至る任意の読
み取り画素についての白基準値の正常/異常の判定およ
び補正を適切に行うことができる。その結果、良好なシ
ェーディング補正が可能になる。
演算のための画素数が不足しているので、これらの画素
については、白基準値の正常/異常の判定および補正を
行わないか、または、予め定めた一定の正常値範囲およ
び一定の補正値に基づいて、正常/異常の判定および補
正を行うようにすればよい。以上のように、この実施形
態によれば、注目画素の直前の数画素の白基準値の平均
値に基づき、注目画素ごとに正常値の範囲および補正値
を設定するようにしている。これにより、ラインCCD
26の読み取り範囲の一方端から他方端に至る任意の読
み取り画素についての白基準値の正常/異常の判定およ
び補正を適切に行うことができる。その結果、良好なシ
ェーディング補正が可能になる。
【0044】この発明の一実施形態について説明した
が、この発明は他の形態で実施することも可能である。
たとえば、上述の実施形態では、1チップで構成された
ラインCCD26を用いたファクシミリを例にとった
が、この発明は、読み取り対象の原稿の全幅をカバーす
る長いスキャナユニットを複数のチップで構成した密着
型イメージセンサにより原稿を読み取る装置にも適用す
ることができる。この場合に、チップ間の白基準値の段
差の影響を可及的に排除して、白基準値の正常/異常の
判定およびその補正を適切に行うことができる。
が、この発明は他の形態で実施することも可能である。
たとえば、上述の実施形態では、1チップで構成された
ラインCCD26を用いたファクシミリを例にとった
が、この発明は、読み取り対象の原稿の全幅をカバーす
る長いスキャナユニットを複数のチップで構成した密着
型イメージセンサにより原稿を読み取る装置にも適用す
ることができる。この場合に、チップ間の白基準値の段
差の影響を可及的に排除して、白基準値の正常/異常の
判定およびその補正を適切に行うことができる。
【0045】また、上述の実施形態では、白基準値の補
正を行うための構成について説明したが、黒基準値につ
いても同様な正常/異常の判定および補正が行われても
よい。ただし、黒基準値は、一般に、ランプ25を消灯
した状態で検出されるので、白基準値の場合のようなノ
イズが生じる可能性が低いから、黒基準値についての正
常/異常の判定や補正は必ずしも必要ではない。
正を行うための構成について説明したが、黒基準値につ
いても同様な正常/異常の判定および補正が行われても
よい。ただし、黒基準値は、一般に、ランプ25を消灯
した状態で検出されるので、白基準値の場合のようなノ
イズが生じる可能性が低いから、黒基準値についての正
常/異常の判定や補正は必ずしも必要ではない。
【0046】また、この発明は、ファクシミリ装置に限
らず、イメージスキャナおよびディジタル複写機などに
も適用することが可能である。その他、特許請求の範囲
に記載された技術的事項の範囲で種々の設計変更を施す
ことが可能である。
らず、イメージスキャナおよびディジタル複写機などに
も適用することが可能である。その他、特許請求の範囲
に記載された技術的事項の範囲で種々の設計変更を施す
ことが可能である。
【図1】この発明の一実施形態が適用されたファクシミ
リ装置の画像処理に関連する構成を示すブロック図であ
る。
リ装置の画像処理に関連する構成を示すブロック図であ
る。
【図2】シェーディング補正に関連する構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】白基準値の正常/異常の判定および補正の原理
を説明するための図解図である。
を説明するための図解図である。
【図4】ラインCCDによる原稿読み取りのための構成
を示す図解図である。
を示す図解図である。
【図5】白基準値の検出結果例を示す図である。
1 スキャナ 4 シェーディング補正回路 26 ラインCCD 41 ラインメモリ 42 補正演算部 43 異常判定部 44 正常値範囲設定部 45 白基準値補正部
Claims (6)
- 【請求項1】画像を画素ごとに読み取り、各画素の濃度
データを出力する読み取り手段の出力データを、シェー
ディング基準値に基づいて補正するシェーディング補正
装置であって、 上記読み取り手段により濃度基準板を読み取らせたとき
にこの読み取り手段から出力される各画素の濃度データ
をシェーディング補正のためのシェーディング基準値と
して記憶するシェーディング基準値記憶手段と、 個々の画素を順次注目画素とし、その注目画素の近傍の
所定の位置関係の複数の画素のシェーディング基準値を
上記シェーディング基準値記憶手段から読み出し、この
読み出された複数の画素のシェーディング基準値に基づ
いて、注目画素ごとにシェーディング基準値の正常値の
範囲を定める正常値範囲設定手段と、 注目画素のシェーディング基準値が上記正常値範囲設定
手段によって設定された正常値の範囲内の値であれば、
そのシェーディング基準値は正常値であると判定し、注
目画素のシェーディング基準値が上記正常値範囲設定手
段によって設定された正常値の範囲外の値であれば、そ
のシェーディング基準値は異常値であると判定する異常
基準値判定手段とを含むことを特徴とするシェーディン
グ補正装置。 - 【請求項2】上記正常値範囲設定手段は、注目画素の近
傍の所定の位置関係の複数の画素のシェーディング基準
値のうち、上記異常基準値判定手段によって正常値であ
ると判定されたもののみに基づいて、シェーディング基
準値の正常値の範囲を定めるものであることを特徴とす
る請求項1記載のシェーディング補正装置。 - 【請求項3】上記正常値範囲設定手段によって設定され
る正常値の範囲に対応した補正値を求める補正値演算手
段と、 上記異常基準値判定手段によって異常値であると判定さ
れたシェーディング基準値を上記補正値演算手段によっ
て求められた補正値に補正するシェーディング基準値補
正手段とをさらに含むことを特徴とする請求項1または
2記載のシェーディング補正装置。 - 【請求項4】画像を画素ごとに読み取り、各画素の濃度
データを出力する読み取り手段の出力データを、シェー
ディング基準値に基づいて補正するシェーディング補正
方法であって、 上記読み取り手段により濃度基準板を読み取らせたとき
に出力される各画素の濃度データをシェーディング補正
のためのシェーディング基準値として取得するステップ
と、 個々の画素を順次注目画素とし、その注目画素の近傍の
所定の位置関係の複数の画素の上記シェーディング基準
値に基づいて、注目画素ごとにシェーディング基準値の
正常値の範囲を定めるステップと、 注目画素のシェーディング基準値が上記正常値の範囲内
の値であれば、そのシェーディング基準値は正常値であ
ると判定し、注目画素のシェーディング基準値が上記正
常値の範囲外の値であれば、そのシェーディング基準値
は異常値であると判定するステップとを含むことを特徴
とするシェーディング補正方法。 - 【請求項5】上記正常値の範囲は、注目画素の近傍の所
定の位置関係の複数の画素のシェーディング基準値のう
ち、正常値であると判定されたもののみに基づいて定め
られることを特徴とする請求項4記載のシェーディング
補正方法。 - 【請求項6】上記正常値の範囲に対応した補正値を求め
るステップと、 異常値であると判定されたシェーディング基準値を上記
補正値に補正するステップとをさらに含むことを特徴と
する請求項4または5記載のシェーディング補正方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10014515A JPH11215372A (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | シェーディング補正装置およびシェーディング補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10014515A JPH11215372A (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | シェーディング補正装置およびシェーディング補正方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11215372A true JPH11215372A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=11863236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10014515A Pending JPH11215372A (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | シェーディング補正装置およびシェーディング補正方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11215372A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003101775A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-04-04 | Ricoh Co Ltd | 撮像データ補正方法、この方法を用いたビーム測定装置、コンピュータプログラム及び記憶媒体 |
| US7102787B2 (en) | 2001-05-14 | 2006-09-05 | Nec Corporation | Image reading apparatus |
-
1998
- 1998-01-27 JP JP10014515A patent/JPH11215372A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7102787B2 (en) | 2001-05-14 | 2006-09-05 | Nec Corporation | Image reading apparatus |
| JP2003101775A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-04-04 | Ricoh Co Ltd | 撮像データ補正方法、この方法を用いたビーム測定装置、コンピュータプログラム及び記憶媒体 |
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