JPH11289456A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JPH11289456A JPH11289456A JP10091849A JP9184998A JPH11289456A JP H11289456 A JPH11289456 A JP H11289456A JP 10091849 A JP10091849 A JP 10091849A JP 9184998 A JP9184998 A JP 9184998A JP H11289456 A JPH11289456 A JP H11289456A
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Landscapes
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Image Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】スキャナの出力信号中の固有段差を緩和する。
【解決手段】スキャナユニット26は、複数のラインセ
ンサチップを結合して構成されている。したがって、出
力データには、チップ結合部に対応した段差が固有の周
期で現れる。そこで、隣接画素間の濃度差を演算する濃
度差演算部54と、この濃度差と基準値とを大小比較す
る比較部55と、この比較部による比較結果を固有周期
に照らす周期判定部56とによって、各画素が段差に対
応した画素かどうかが判定される。この判定結果に対応
したフラグが、フラグ用ラインメモリ53に書き込まれ
る。書き込まれたフラグに基づき、フィルタ制御部52
は、微分フィルタ51のフィルタ係数を変更する。すな
わち、段差部の画素に対応した濃度データに対しては、
画素間の濃度差を緩和するためのフィルタ処理が施され
る。
ンサチップを結合して構成されている。したがって、出
力データには、チップ結合部に対応した段差が固有の周
期で現れる。そこで、隣接画素間の濃度差を演算する濃
度差演算部54と、この濃度差と基準値とを大小比較す
る比較部55と、この比較部による比較結果を固有周期
に照らす周期判定部56とによって、各画素が段差に対
応した画素かどうかが判定される。この判定結果に対応
したフラグが、フラグ用ラインメモリ53に書き込まれ
る。書き込まれたフラグに基づき、フィルタ制御部52
は、微分フィルタ51のフィルタ係数を変更する。すな
わち、段差部の画素に対応した濃度データに対しては、
画素間の濃度差を緩和するためのフィルタ処理が施され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、ファ
クシミリ装置やイメージスキャナ等の画像読み取り装置
に適用される画像処理装置に関する。
クシミリ装置やイメージスキャナ等の画像読み取り装置
に適用される画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置やイメージスキャナな
どの画像読み取り装置には、画像を光学的に読み取り、
その画像に対応した電気信号を発生するための一次元イ
メージセンサが備えられている。このようなイメージセ
ンサには、密着型イメージセンサが適用される場合があ
る。密着型イメージセンサは、読み取り対象の全幅をカ
バーすることができる長さに渡って読み取り画素を配列
した構成を有している。しかし、1チップの半導体素子
でこのような大きなイメージセンサを構成することはで
きないから、複数の一次元イメージセンサチップを直列
に結合することにより、全体として大きなイメージセン
サユニットを構成している。
どの画像読み取り装置には、画像を光学的に読み取り、
その画像に対応した電気信号を発生するための一次元イ
メージセンサが備えられている。このようなイメージセ
ンサには、密着型イメージセンサが適用される場合があ
る。密着型イメージセンサは、読み取り対象の全幅をカ
バーすることができる長さに渡って読み取り画素を配列
した構成を有している。しかし、1チップの半導体素子
でこのような大きなイメージセンサを構成することはで
きないから、複数の一次元イメージセンサチップを直列
に結合することにより、全体として大きなイメージセン
サユニットを構成している。
【0003】ところが、複数のイメージセンサチップの
特性を厳密に揃えることはできないから、密着型イメー
ジセンサユニットの出力信号には、チップの結合部に対
応した段差が現れる。この出力信号中の段差は、全ての
読み取りラインにおいて同じ位置に現れるから、読み取
られた画像中にはいわゆる縦筋が形成されることにな
る。
特性を厳密に揃えることはできないから、密着型イメー
ジセンサユニットの出力信号には、チップの結合部に対
応した段差が現れる。この出力信号中の段差は、全ての
読み取りラインにおいて同じ位置に現れるから、読み取
られた画像中にはいわゆる縦筋が形成されることにな
る。
【0004】また、画像読み取り装置のなかには、各画
素が文字領域、写真領域、網点領域などの複数種類の領
域のうちのいずれに属するかを判定する領域分離処理を
行うものもある。この領域分離処理による判定結果に基
づいて、各画素に対してエッジ強調処理や中間調処理な
どの適切な処理を施すことにより、たとえば、文字およ
び写真が混在している原稿画像の読み取り処理を良好に
行える。
素が文字領域、写真領域、網点領域などの複数種類の領
域のうちのいずれに属するかを判定する領域分離処理を
行うものもある。この領域分離処理による判定結果に基
づいて、各画素に対してエッジ強調処理や中間調処理な
どの適切な処理を施すことにより、たとえば、文字およ
び写真が混在している原稿画像の読み取り処理を良好に
行える。
【0005】ところが、上述のような複数個のチップを
結合した密着型イメージセンサを用いる場合には、出力
信号中の段差の影響のために、領域分離処理が不良にな
り、各画素が属する領域の種類を適切に判定することが
できなくなるおそれがある。たとえば、写真画像の読み
取り信号の途中にチップの結合部に相当する段差が現れ
ると、急激な濃度差が生じているものと判定され、その
付近の画素が文字領域に属するものと判定されるおそれ
がある。この場合、写真画像の一部に対してエッジ強調
処理が施され、中間調画像のなめらかさが損なわれるお
それがある。
結合した密着型イメージセンサを用いる場合には、出力
信号中の段差の影響のために、領域分離処理が不良にな
り、各画素が属する領域の種類を適切に判定することが
できなくなるおそれがある。たとえば、写真画像の読み
取り信号の途中にチップの結合部に相当する段差が現れ
ると、急激な濃度差が生じているものと判定され、その
付近の画素が文字領域に属するものと判定されるおそれ
がある。この場合、写真画像の一部に対してエッジ強調
処理が施され、中間調画像のなめらかさが損なわれるお
それがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明の目
的は、上述の技術的課題を解決し、読み取り手段の出力
信号中の固有段差を緩和し、これにより、適切な画像処
理を実現できる画像処理装置を提供することである。
的は、上述の技術的課題を解決し、読み取り手段の出力
信号中の固有段差を緩和し、これにより、適切な画像処
理を実現できる画像処理装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、画像を画
素ごとに読み取って各画素の濃度データを出力するとと
もに、出力データ中にほぼ一定の固有周期で段差が現れ
る読み取り手段(1)から出力される濃度データを処理
するための画像処理装置であって、所定方向に沿って隣
接する画素間の濃度データの差を順次求め、この濃度デ
ータの差が極大値をとる極大値点を求める手段(54,
55)と、この求められた極大値点の出現周期を上記固
有周期に相当する基準値と比較する手段(56)と、こ
の比較結果に基づき、上記出現周期と上記固有周期との
間に予め定める一定の関係がある場合に、その極大値点
に対応する画素位置を上記段差に対応した段差画素位置
であると判定する段差位置判定手段(56)と、上記段
差画素位置の付近に相当する画素の濃度データに対し
て、画素間の濃度差を緩和するためのフィルタ処理を施
す濃度差緩和フィルタ(51,DF2,IF)とを含む
ことを特徴とする画像処理装置である。なお、括弧内
は、後述の実施形態における対応構成要素を表す。以
下、この項において同じである。
目的を達成するための請求項1記載の発明は、画像を画
素ごとに読み取って各画素の濃度データを出力するとと
もに、出力データ中にほぼ一定の固有周期で段差が現れ
る読み取り手段(1)から出力される濃度データを処理
するための画像処理装置であって、所定方向に沿って隣
接する画素間の濃度データの差を順次求め、この濃度デ
ータの差が極大値をとる極大値点を求める手段(54,
55)と、この求められた極大値点の出現周期を上記固
有周期に相当する基準値と比較する手段(56)と、こ
の比較結果に基づき、上記出現周期と上記固有周期との
間に予め定める一定の関係がある場合に、その極大値点
に対応する画素位置を上記段差に対応した段差画素位置
であると判定する段差位置判定手段(56)と、上記段
差画素位置の付近に相当する画素の濃度データに対し
て、画素間の濃度差を緩和するためのフィルタ処理を施
す濃度差緩和フィルタ(51,DF2,IF)とを含む
ことを特徴とする画像処理装置である。なお、括弧内
は、後述の実施形態における対応構成要素を表す。以
下、この項において同じである。
【0008】読み取り手段が出力する濃度データに段差
が生じている場合、隣接画素間の濃度データの差は、そ
の段差位置において極大値をとる。そこで、この発明で
は、隣接画素間の濃度データの差が極大値をとる極大値
点の出現周期が、読み取り手段の濃度データに現れる段
差の固有周期と一定の関係にある場合に、その極大値点
の画素位置を段差画素位置と判定するようにしている。
そして、このように段差画素位置とされた画素の付近の
濃度データに対しては、画素間の濃度データの差を緩和
するためのフィルタ処理が施される。
が生じている場合、隣接画素間の濃度データの差は、そ
の段差位置において極大値をとる。そこで、この発明で
は、隣接画素間の濃度データの差が極大値をとる極大値
点の出現周期が、読み取り手段の濃度データに現れる段
差の固有周期と一定の関係にある場合に、その極大値点
の画素位置を段差画素位置と判定するようにしている。
そして、このように段差画素位置とされた画素の付近の
濃度データに対しては、画素間の濃度データの差を緩和
するためのフィルタ処理が施される。
【0009】これにより、読み取り手段の出力濃度デー
タ中の段差の影響を緩和することができるので、全ての
画素に対して適切な画像処理(たとえば、領域分離処
理)を施すことが可能になる。なお、上記読み取り手段
は、複数の読み取りセンサチップを結合して構成された
密着型イメージセンサであってもよい。この場合、密着
型イメージセンサの出力信号には、個々のセンサチップ
が有する読み取り画素数を固有周期とした段差が現れる
が、この発明によれば、このような段差の影響を緩和で
きる。
タ中の段差の影響を緩和することができるので、全ての
画素に対して適切な画像処理(たとえば、領域分離処
理)を施すことが可能になる。なお、上記読み取り手段
は、複数の読み取りセンサチップを結合して構成された
密着型イメージセンサであってもよい。この場合、密着
型イメージセンサの出力信号には、個々のセンサチップ
が有する読み取り画素数を固有周期とした段差が現れる
が、この発明によれば、このような段差の影響を緩和で
きる。
【0010】また、密着型イメージセンサは、一次元イ
メージセンサを構成していてもよく、この場合に、上記
「所定方向」は、一次元イメージセンサの読み取り画素
の配列方向に沿う方向とされることが好ましい。また、
極大値点の検出は、隣接間の濃度データが所定の基準値
よりも大きくなる画素位置を検出することにより行われ
てもよい。
メージセンサを構成していてもよく、この場合に、上記
「所定方向」は、一次元イメージセンサの読み取り画素
の配列方向に沿う方向とされることが好ましい。また、
極大値点の検出は、隣接間の濃度データが所定の基準値
よりも大きくなる画素位置を検出することにより行われ
てもよい。
【0011】請求項2記載の発明は、上記読み取り手段
の複数の読み取り画素にそれぞれ対応したフラグを記憶
するためのフラグ用メモリ(53)と、上記段差位置判
定手段によって段差画素位置と判定された画素位置に相
当する読み取り画素に対応付けて、上記フラグ用メモリ
に段差フラグを格納する手段(56)とをさらに含むこ
とを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。
の複数の読み取り画素にそれぞれ対応したフラグを記憶
するためのフラグ用メモリ(53)と、上記段差位置判
定手段によって段差画素位置と判定された画素位置に相
当する読み取り画素に対応付けて、上記フラグ用メモリ
に段差フラグを格納する手段(56)とをさらに含むこ
とを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。
【0012】この構成によれば、段差位置判定手段によ
る判定結果が段差フラグとして保存されるので、この段
差フラグを参照することによって、段差画素位置付近の
画素に対して上記濃度差緩和フィルタによる処理を施す
ことができる。つまり、段差画素位置の検出を一度行え
ば、その後においては、その検出結果を利用できる。な
お、請求項3記載のように、上記画像処理装置は、画素
間の濃度データの差を強調するためのエッジ強調フィル
タ(DF1)と、段差画素位置の付近に相当する画素の
濃度データには上記濃度差緩和フィルタによる処理を施
し、残余の画素の濃度データには上記エッジ強調フィル
タによる処理を施すフィルタ選択手段(52)とをさら
に含むことが好ましい。
る判定結果が段差フラグとして保存されるので、この段
差フラグを参照することによって、段差画素位置付近の
画素に対して上記濃度差緩和フィルタによる処理を施す
ことができる。つまり、段差画素位置の検出を一度行え
ば、その後においては、その検出結果を利用できる。な
お、請求項3記載のように、上記画像処理装置は、画素
間の濃度データの差を強調するためのエッジ強調フィル
タ(DF1)と、段差画素位置の付近に相当する画素の
濃度データには上記濃度差緩和フィルタによる処理を施
し、残余の画素の濃度データには上記エッジ強調フィル
タによる処理を施すフィルタ選択手段(52)とをさら
に含むことが好ましい。
【0013】この場合に、請求項4記載のように、上記
濃度差緩和フィルタは、上記エッジ強調フィルタよりも
弱いエッジ強調を施す弱エッジ強調フィルタ(DF2)
であってもよい。また、請求項5記載のように、上記濃
度差緩和フィルタは、積分フィルタ(IF)であっても
よい。
濃度差緩和フィルタは、上記エッジ強調フィルタよりも
弱いエッジ強調を施す弱エッジ強調フィルタ(DF2)
であってもよい。また、請求項5記載のように、上記濃
度差緩和フィルタは、積分フィルタ(IF)であっても
よい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態が適用されたファクシミリ装置の画像
処理に関連する部分の電気的構成を示すブロック図であ
る。ファクシミリ装置にセットされた原稿は、スキャナ
1で読み取られる。スキャナ1には、密着型イメージス
キャナユニットが含まれている。
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態が適用されたファクシミリ装置の画像
処理に関連する部分の電気的構成を示すブロック図であ
る。ファクシミリ装置にセットされた原稿は、スキャナ
1で読み取られる。スキャナ1には、密着型イメージス
キャナユニットが含まれている。
【0015】スキャナ1で読み取られた原稿のイメージ
データは、入力インタフェース部2へ与えられ、このイ
ンタフェース部2で信号のサンプルホールド処理等が行
われる。入力インタフェース部2は、この実施形態にお
いては、アナログ回路で構成されており、上記処理はア
ナログ的に行われる。入力インタフェース部2で処理さ
れたイメージデータは、ディジタルAGC回路3へ与え
られて、信号(イメージデータ)のレベルを所望の範囲
に納めるためのゲインコントロールが行われ、かつ、ア
ナログ信号からディジタル信号への変換が行われる。
データは、入力インタフェース部2へ与えられ、このイ
ンタフェース部2で信号のサンプルホールド処理等が行
われる。入力インタフェース部2は、この実施形態にお
いては、アナログ回路で構成されており、上記処理はア
ナログ的に行われる。入力インタフェース部2で処理さ
れたイメージデータは、ディジタルAGC回路3へ与え
られて、信号(イメージデータ)のレベルを所望の範囲
に納めるためのゲインコントロールが行われ、かつ、ア
ナログ信号からディジタル信号への変換が行われる。
【0016】次いで、ゲインコントロールされたイメー
ジデータは、シェーディング補正回路4へ与えられ、シ
ェーディング歪みが軽減または除去される。シェーディ
ング歪みとは、スキャナ1で原稿を読み取る際の読み取
り用光源の照明むらやその他の原因による画素間濃度む
らをいう。シェーディング歪みが軽減または除去された
イメージデータは、解像度補償フィルタ処理部50へ与
えられる。この解像度補償フィルタ処理部50は、解像
度補償のための微分フィルタ処理を行う。たとえば、ス
キャナ1で文字などの線画を読み取った場合に、画像の
エッジにおいて急峻に変化する信号が出力されるのが理
想的であるが、実際には、スキャナ1の特性上、画像の
エッジ部において信号になまりが生じる。このエッジ部
の信号のなまりを補償して画像のエッジ部を強調するの
が、解像度補償フィルタ処理部50の働きである。
ジデータは、シェーディング補正回路4へ与えられ、シ
ェーディング歪みが軽減または除去される。シェーディ
ング歪みとは、スキャナ1で原稿を読み取る際の読み取
り用光源の照明むらやその他の原因による画素間濃度む
らをいう。シェーディング歪みが軽減または除去された
イメージデータは、解像度補償フィルタ処理部50へ与
えられる。この解像度補償フィルタ処理部50は、解像
度補償のための微分フィルタ処理を行う。たとえば、ス
キャナ1で文字などの線画を読み取った場合に、画像の
エッジにおいて急峻に変化する信号が出力されるのが理
想的であるが、実際には、スキャナ1の特性上、画像の
エッジ部において信号になまりが生じる。このエッジ部
の信号のなまりを補償して画像のエッジ部を強調するの
が、解像度補償フィルタ処理部50の働きである。
【0017】解像度補償後のイメージデータは、領域分
離回路5へ与えられる。領域分離回路5では、入力され
るイメージデータが文字を読み取ったイメージデータ
(文字データ)であるか、写真を読み取ったイメージデ
ータ(写真データ)であるか、または、印刷写真、たと
えば新聞紙や雑誌等の写真画像を読み取った網点のイメ
ージデータ(網点データ)であるのかの判別か行われ
る。
離回路5へ与えられる。領域分離回路5では、入力され
るイメージデータが文字を読み取ったイメージデータ
(文字データ)であるか、写真を読み取ったイメージデ
ータ(写真データ)であるか、または、印刷写真、たと
えば新聞紙や雑誌等の写真画像を読み取った網点のイメ
ージデータ(網点データ)であるのかの判別か行われ
る。
【0018】もし、入力されるイメージデータ中に、文
字データ、写真データおよび網点データが混在している
場合には、各データの領域分離が行われる。領域分離回
路5の出力側には、領域分離されたデータの種類別に異
なる処理を施すフィルタ部6が接続されている。フィル
タ部6は、微分フィルタ6A、積分フィルタ6B、積分
微分フィルタ6Cおよびデータスルーフィルタ6Dを備
えている。そして、フィルタ部6は、領域分離回路5か
ら各画素がいずれの領域のデータであるかを表す領域分
離信号を受けて、各画素に対して適切なフィルタによる
処理を施す。すなわち、文字データは、微分フィルタ6
Aに与えられ、輪郭を鮮明にするための処理が施され
る。網点データは、積分フィルタ6Bに与えられ、デー
タの平滑化がされる。また、各領域の境界画素は、積分
微分フィルタ6Cに与えられ、異なる画素情報の急激な
濃度変化を緩和するための処理が施される。さらに、文
字データおよび網点データ以外のデータ、すなわち、写
真データは、データスルーフィルタ6Dに与えられ、そ
のまま、次の回路に送られる。
字データ、写真データおよび網点データが混在している
場合には、各データの領域分離が行われる。領域分離回
路5の出力側には、領域分離されたデータの種類別に異
なる処理を施すフィルタ部6が接続されている。フィル
タ部6は、微分フィルタ6A、積分フィルタ6B、積分
微分フィルタ6Cおよびデータスルーフィルタ6Dを備
えている。そして、フィルタ部6は、領域分離回路5か
ら各画素がいずれの領域のデータであるかを表す領域分
離信号を受けて、各画素に対して適切なフィルタによる
処理を施す。すなわち、文字データは、微分フィルタ6
Aに与えられ、輪郭を鮮明にするための処理が施され
る。網点データは、積分フィルタ6Bに与えられ、デー
タの平滑化がされる。また、各領域の境界画素は、積分
微分フィルタ6Cに与えられ、異なる画素情報の急激な
濃度変化を緩和するための処理が施される。さらに、文
字データおよび網点データ以外のデータ、すなわち、写
真データは、データスルーフィルタ6Dに与えられ、そ
のまま、次の回路に送られる。
【0019】フィルタ部6からのデータは、ズーム・ス
ムージング回路9へ与えられる。ズーム・スムージング
回路9では、画像を拡大または縮小する場合に、その拡
大または縮小処理およびそれに伴う画像の歪みを補正す
る処理が行われる。もし、画像を拡大または縮小しない
場合には、ズーム・スムージング回路9は、イメージデ
ータに何らの処理も施さない。
ムージング回路9へ与えられる。ズーム・スムージング
回路9では、画像を拡大または縮小する場合に、その拡
大または縮小処理およびそれに伴う画像の歪みを補正す
る処理が行われる。もし、画像を拡大または縮小しない
場合には、ズーム・スムージング回路9は、イメージデ
ータに何らの処理も施さない。
【0020】ズーム・スムージング回路9までの処理を
経たイメージデータは、その後、種類に応じて次のいず
れかの回路での処理が施され、多値データ(たとえば、
8ビット(0〜255))から二値データ(「0」また
は「1」)への変換が行われる。すなわち、イメージデ
ータが写真データまたは網点データであって、中間調処
理を施すべきものである場合には、γ補正回路10へ与
えられ、人間の目の特性に合わせるようにデータの感度
特性が補正される。さらに、誤差拡散回路11へ与えら
れて良好な中間調表現のための処理が施されたうえで、
二値化される。
経たイメージデータは、その後、種類に応じて次のいず
れかの回路での処理が施され、多値データ(たとえば、
8ビット(0〜255))から二値データ(「0」また
は「1」)への変換が行われる。すなわち、イメージデ
ータが写真データまたは網点データであって、中間調処
理を施すべきものである場合には、γ補正回路10へ与
えられ、人間の目の特性に合わせるようにデータの感度
特性が補正される。さらに、誤差拡散回路11へ与えら
れて良好な中間調表現のための処理が施されたうえで、
二値化される。
【0021】他方、イメージデータが文字データであ
り、単純二値化処理を施すべきデータの場合には、二値
化回路12へ与えられる。二値化回路12は、二値化の
ためのスライスレベルを調整して、背景と文字や線画等
とを区別する。このとき、濃度が適正になるよう、自動
濃度調整処理も行われる。そして二値化回路12の出力
は、孤立点除去回路13へ与えられて、ノイズ等のため
に現れた孤立した黒点や白点等の除去がなされる。
り、単純二値化処理を施すべきデータの場合には、二値
化回路12へ与えられる。二値化回路12は、二値化の
ためのスライスレベルを調整して、背景と文字や線画等
とを区別する。このとき、濃度が適正になるよう、自動
濃度調整処理も行われる。そして二値化回路12の出力
は、孤立点除去回路13へ与えられて、ノイズ等のため
に現れた孤立した黒点や白点等の除去がなされる。
【0022】以上の処理により生成された二値化データ
は、出力回路14へ与えられ、図示しない送信回路へ出
力され、或いは印刷回路へ出力される。図2は、解像度
補償フィルタ処理部50等の構成を説明するための図で
ある。この実施形態に係るファクシミリ装置では、ロー
ラ21により搬送される原稿の搬送経路22上の所定の
位置が読み取り位置23とされている。読み取り位置2
3には、たとえば、原稿搬送経路22の搬送方向に直交
する方向に延びるシェーディング補正用濃度基準板とし
ての白基準板24が配置されている。また、この白基準
板24または原稿搬送経路22を搬送される原稿を読み
取り位置23において照明するためのランプ25と、こ
のランプ25で照明された白基準板24または読み取り
位置23における原稿内容を読み取るための密着型イメ
ージスキャナユニット26が配置されている。
は、出力回路14へ与えられ、図示しない送信回路へ出
力され、或いは印刷回路へ出力される。図2は、解像度
補償フィルタ処理部50等の構成を説明するための図で
ある。この実施形態に係るファクシミリ装置では、ロー
ラ21により搬送される原稿の搬送経路22上の所定の
位置が読み取り位置23とされている。読み取り位置2
3には、たとえば、原稿搬送経路22の搬送方向に直交
する方向に延びるシェーディング補正用濃度基準板とし
ての白基準板24が配置されている。また、この白基準
板24または原稿搬送経路22を搬送される原稿を読み
取り位置23において照明するためのランプ25と、こ
のランプ25で照明された白基準板24または読み取り
位置23における原稿内容を読み取るための密着型イメ
ージスキャナユニット26が配置されている。
【0023】密着型イメージスキャナユニット26は、
原稿の全幅をカバーする長さの範囲に渡って一直線状に
読み取り画素を配列して構成されている。このような密
着型イメージスキャナユニット26は、単一の半導体チ
ップで構成することができないので、複数のラインセン
サチップを直列に結合して構成されている。ところが、
複数のラインセンサチップは、異なる特性を有している
のが通常であるから、チップの結合部付近において、密
着型イメージスキャナユニット26の出力レベルには段
差が生じることになる。
原稿の全幅をカバーする長さの範囲に渡って一直線状に
読み取り画素を配列して構成されている。このような密
着型イメージスキャナユニット26は、単一の半導体チ
ップで構成することができないので、複数のラインセン
サチップを直列に結合して構成されている。ところが、
複数のラインセンサチップは、異なる特性を有している
のが通常であるから、チップの結合部付近において、密
着型イメージスキャナユニット26の出力レベルには段
差が生じることになる。
【0024】イメージスキャナユニット26で読み取ら
れたイメージデータは、図1で説明したように、入力イ
ンタフェース部2およびディジタルAGC回路3を経
て、さらにシェーディング補正回路4へと与えられる。
シェーディング補正回路4は、イメージスキャナユニッ
ト26の複数の読み取り画素にそれぞれ対応した白基準
値WSTおよび黒基準値BSTに基づいて、入力画像デ
ータDに対して、下記第(1) 式によるシェーディング補
正演算を施し、シェーディング補正後のデータSOUT
を演算して、解像度補償フィルタ処理部50に与える。
れたイメージデータは、図1で説明したように、入力イ
ンタフェース部2およびディジタルAGC回路3を経
て、さらにシェーディング補正回路4へと与えられる。
シェーディング補正回路4は、イメージスキャナユニッ
ト26の複数の読み取り画素にそれぞれ対応した白基準
値WSTおよび黒基準値BSTに基づいて、入力画像デ
ータDに対して、下記第(1) 式によるシェーディング補
正演算を施し、シェーディング補正後のデータSOUT
を演算して、解像度補償フィルタ処理部50に与える。
【0025】
【数1】
【0026】上記第(1) 式において、OFFSETは、オフセ
ット値を表す。たとえば、ディジタルAGC回路3に備
えられたアナログ/ディジタル変換器が7ビットのデー
タ深さを有している場合に、白基準値の最小値が「00
00111」であるとすると、実質的には4ビットで階
調表現が行われていることになる。そこで、シェーディ
ング補正演算式の除数および被除数から一定のオフセッ
ト値OFFSETを減じておくことにより、濃度を7ビットで
階調表現したデータをシェーディング補正後のデータS
OUTとして得ることができる。つまり、アナログ/デ
ィジタル変換器のデータ深さを有効に利用して、補正後
のデータSOUTのダイナミックレンジを大きくとるこ
とができる。
ット値を表す。たとえば、ディジタルAGC回路3に備
えられたアナログ/ディジタル変換器が7ビットのデー
タ深さを有している場合に、白基準値の最小値が「00
00111」であるとすると、実質的には4ビットで階
調表現が行われていることになる。そこで、シェーディ
ング補正演算式の除数および被除数から一定のオフセッ
ト値OFFSETを減じておくことにより、濃度を7ビットで
階調表現したデータをシェーディング補正後のデータS
OUTとして得ることができる。つまり、アナログ/デ
ィジタル変換器のデータ深さを有効に利用して、補正後
のデータSOUTのダイナミックレンジを大きくとるこ
とができる。
【0027】白基準値WSTは、密着型イメージスキャ
ナユニット26によって白基準板24の読み取りを行わ
せ、そのときにシェーディング補正回路4に入力される
イメージデータをラインメモリに記憶することによって
取得できる。また、黒基準値BSTは、ランプ25を消
灯した状態で密着型イメージスキャナユニット26に読
み取り動作を行わせ、そのときにシェーディング補正回
路4に入力されるイメージデータをラインメモリに記憶
することによって取得できる。
ナユニット26によって白基準板24の読み取りを行わ
せ、そのときにシェーディング補正回路4に入力される
イメージデータをラインメモリに記憶することによって
取得できる。また、黒基準値BSTは、ランプ25を消
灯した状態で密着型イメージスキャナユニット26に読
み取り動作を行わせ、そのときにシェーディング補正回
路4に入力されるイメージデータをラインメモリに記憶
することによって取得できる。
【0028】解像度補償フィルタ処理部50は、シェー
ディング補正回路4からのイメージデータに対して微分
フィルタ処理を施す微分フィルタ51を備えている。こ
の微分フィルタ51は、画像のエッジ部を強調する働き
を有しており、この微分フィルタ51の出力データが、
領域分離回路5に入力されるようになっている。微分フ
ィルタ51による処理は一定ではなく、フィルタ制御部
52によって、フィルタ係数が、たとえば、強いエッジ
強調のための係数と、弱いエッジ強調のための係数との
2種類に可変設定されるようになっている。
ディング補正回路4からのイメージデータに対して微分
フィルタ処理を施す微分フィルタ51を備えている。こ
の微分フィルタ51は、画像のエッジ部を強調する働き
を有しており、この微分フィルタ51の出力データが、
領域分離回路5に入力されるようになっている。微分フ
ィルタ51による処理は一定ではなく、フィルタ制御部
52によって、フィルタ係数が、たとえば、強いエッジ
強調のための係数と、弱いエッジ強調のための係数との
2種類に可変設定されるようになっている。
【0029】フィルタ制御部52は、スキャナユニット
26における半導体チップの結合部に相当する段差部の
画素のイメージデータに対しては、弱いエッジ強調処理
を施し、それ以外の画素のイメージデータに対しては強
いエッジ強調処理を施すように、微分フィルタ51のフ
ィルタ係数を制御する。いずれの画素が段差部の画素で
あるかは、フラグ用ラインメモリ53に記憶されてい
る。このフラグ用ラインメモリ53は、スキャナユニッ
ト26の各読み取り画素に対して、その画素が段差部の
画素であるか否かを表すフラグを記憶できるようになっ
ている。フィルタ制御部52は、フラグ用ラインメモリ
53に記憶されたフラグを参照して、微分フィルタ51
のフィルタ係数を制御する。
26における半導体チップの結合部に相当する段差部の
画素のイメージデータに対しては、弱いエッジ強調処理
を施し、それ以外の画素のイメージデータに対しては強
いエッジ強調処理を施すように、微分フィルタ51のフ
ィルタ係数を制御する。いずれの画素が段差部の画素で
あるかは、フラグ用ラインメモリ53に記憶されてい
る。このフラグ用ラインメモリ53は、スキャナユニッ
ト26の各読み取り画素に対して、その画素が段差部の
画素であるか否かを表すフラグを記憶できるようになっ
ている。フィルタ制御部52は、フラグ用ラインメモリ
53に記憶されたフラグを参照して、微分フィルタ51
のフィルタ係数を制御する。
【0030】フラグ用ラインメモリ53に上記フラグを
書き込むために、解像度補償フィルタ処理部50は、隣
接画素間のイメージデータの差分を演算するための濃度
差分演算部54と、この濃度差分演算部54で演算され
た差分を所定の基準値と大小比較する比較部55と、こ
の比較部55から隣接画素間のイメージデータの差分が
上記基準値を超える周期が、スキャナユニット26に固
有の周期と合致するか否かを判定する周期判定部56と
を備えている。
書き込むために、解像度補償フィルタ処理部50は、隣
接画素間のイメージデータの差分を演算するための濃度
差分演算部54と、この濃度差分演算部54で演算され
た差分を所定の基準値と大小比較する比較部55と、こ
の比較部55から隣接画素間のイメージデータの差分が
上記基準値を超える周期が、スキャナユニット26に固
有の周期と合致するか否かを判定する周期判定部56と
を備えている。
【0031】スキャナユニット26を構成する複数の半
導体チップの結合部においては、ディジタルAGC回路
3から出力されるイメージデータに段差が生じる。この
段差は、1つの半導体チップ上の読み取り画素数の周期
で現れるはずである。すなわち、たとえば、8本/mmの
読み取り解像度で、半導体チップが8mmピッチで結合さ
れているとすれば、1つの半導体チップには、64個の
読み取り画素が形成されている。この場合には、64画
素周期で段差が現れるはずである。
導体チップの結合部においては、ディジタルAGC回路
3から出力されるイメージデータに段差が生じる。この
段差は、1つの半導体チップ上の読み取り画素数の周期
で現れるはずである。すなわち、たとえば、8本/mmの
読み取り解像度で、半導体チップが8mmピッチで結合さ
れているとすれば、1つの半導体チップには、64個の
読み取り画素が形成されている。この場合には、64画
素周期で段差が現れるはずである。
【0032】そこで、この実施形態においては、たとえ
ば、シェーディング補正のための白基準値WSTを検出
する際に、濃度差分演算部54において隣接画素間のイ
メージデータ(白基準板24を読み取って得られるデー
タ)の差分(絶対値)を求め、この差分が一定値を超え
る画素位置を濃度データの差の極大値点として比較部5
5で検出して、その画素位置を段差候補とする。そし
て、この段差候補が、固有の周期(上述の場合には64
画素)で現れた場合には、その画素位置において段差が
生じているものと判定して、フラグ用ラインメモリ53
の当該画素位置に対応する領域に、段差位置であること
を表す段差フラグが格納される。
ば、シェーディング補正のための白基準値WSTを検出
する際に、濃度差分演算部54において隣接画素間のイ
メージデータ(白基準板24を読み取って得られるデー
タ)の差分(絶対値)を求め、この差分が一定値を超え
る画素位置を濃度データの差の極大値点として比較部5
5で検出して、その画素位置を段差候補とする。そし
て、この段差候補が、固有の周期(上述の場合には64
画素)で現れた場合には、その画素位置において段差が
生じているものと判定して、フラグ用ラインメモリ53
の当該画素位置に対応する領域に、段差位置であること
を表す段差フラグが格納される。
【0033】この場合に、段差位置と判定された画素位
置についてのみ段差フラグをセットしてもよいが、段差
位置と判定された画素位置の近隣の複数の画素位置につ
いても、段差フラグをセットしてもよい。いくつの画素
位置について段差フラグをセットするかは、段差におけ
る濃度差が微分フィルタ51のフィルタ処理の空間マト
リクスに影響を及ぼす範囲を考慮して定められればよ
い。たとえば、3×3画素の空間マトリクスによるフィ
ルタ処理では、段差位置の画素位置の前後の1画素分の
画素位置について段差フラグをセットすればよい。
置についてのみ段差フラグをセットしてもよいが、段差
位置と判定された画素位置の近隣の複数の画素位置につ
いても、段差フラグをセットしてもよい。いくつの画素
位置について段差フラグをセットするかは、段差におけ
る濃度差が微分フィルタ51のフィルタ処理の空間マト
リクスに影響を及ぼす範囲を考慮して定められればよ
い。たとえば、3×3画素の空間マトリクスによるフィ
ルタ処理では、段差位置の画素位置の前後の1画素分の
画素位置について段差フラグをセットすればよい。
【0034】図3は、フィルタ制御部52の働きを説明
するための図である。スキャナユニット26の読み取り
画素列PRが図解的に示されており、段差位置の読み取
り画素が「*」で示されている。この段差位置の読み取
り画素「*」およびその前後の読み取り画素を含む3つ
の読み取り画素に対して、フラグが「1」(段差フラ
グ)にセットされ、残余の画素位置に対応するフラグは
「0」にクリアされている。
するための図である。スキャナユニット26の読み取り
画素列PRが図解的に示されており、段差位置の読み取
り画素が「*」で示されている。この段差位置の読み取
り画素「*」およびその前後の読み取り画素を含む3つ
の読み取り画素に対して、フラグが「1」(段差フラ
グ)にセットされ、残余の画素位置に対応するフラグは
「0」にクリアされている。
【0035】フィルタ制御部52は、たとえば、強いエ
ッジ強調のための3×3の空間マトリクスを形成する第
1の微分フィルタDF1に対応したフィルタ係数を微分
フィルタ51に設定することができ、また、弱いエッジ
強調のための3×3の空間マトリクスを形成する第2の
微分フィルタDF2に対応したフィルタ係数を微分フィ
ルタ51に設定することができる。具体的には、フィル
タ制御部52は、段差フラグが「1」にセットされてい
る画素位置に相当する読み取り画素からのイメージデー
タに対しては、第2の微分フィルタDF2に対応したフ
ィルタ係数を微分フィルタ51に設定し、フラグが
「0」にリセットされている画素位置に相当する読み取
り画素からのイメージデータに対しては、第1の微分フ
ィルタDF1に対応したフィルタ係数を微分フィルタ5
1に設定する。
ッジ強調のための3×3の空間マトリクスを形成する第
1の微分フィルタDF1に対応したフィルタ係数を微分
フィルタ51に設定することができ、また、弱いエッジ
強調のための3×3の空間マトリクスを形成する第2の
微分フィルタDF2に対応したフィルタ係数を微分フィ
ルタ51に設定することができる。具体的には、フィル
タ制御部52は、段差フラグが「1」にセットされてい
る画素位置に相当する読み取り画素からのイメージデー
タに対しては、第2の微分フィルタDF2に対応したフ
ィルタ係数を微分フィルタ51に設定し、フラグが
「0」にリセットされている画素位置に相当する読み取
り画素からのイメージデータに対しては、第1の微分フ
ィルタDF1に対応したフィルタ係数を微分フィルタ5
1に設定する。
【0036】このように、スキャナユニット26の出力
信号の段差位置付近のイメージデータに対しては、弱い
エッジ強調処理が施されるので、チップ結合部に対応す
る出力信号の段差が緩和される。これにより、出力画像
中において、チップ結合部に対応した縦筋が形成された
りすることを防止できる。また、領域分離回路5におけ
る領域分離処理に対する段差部の悪影響を抑制できるか
ら、各画素の領域判定を正確に行うことができるように
なり、各画素の属する領域の種類に応じた処理を適正に
施すことができる。これにより、再生画像の品質を向上
することができる。
信号の段差位置付近のイメージデータに対しては、弱い
エッジ強調処理が施されるので、チップ結合部に対応す
る出力信号の段差が緩和される。これにより、出力画像
中において、チップ結合部に対応した縦筋が形成された
りすることを防止できる。また、領域分離回路5におけ
る領域分離処理に対する段差部の悪影響を抑制できるか
ら、各画素の領域判定を正確に行うことができるように
なり、各画素の属する領域の種類に応じた処理を適正に
施すことができる。これにより、再生画像の品質を向上
することができる。
【0037】この発明の一実施形態について説明した
が、この発明は他の形態で実施することも可能である。
たとえば、上述の実施形態では、強いエッジ強調のため
の第1の微分フィルタDF1と、弱いエッジ強調のため
の第2の微分フィルタDF2とを使い分けることによ
り、段差部の画素とそれ以外の画素に対する解像度補償
のためのフィルタ処理を異ならせているが、微分フィル
タと積分フィルタと切り換えて使うようにしてもよい。
すなわち、たとえば、段差部の画素については、図3に
おいて参照符号IFで示すような3×3の空間マトリク
スを形成する積分フィルタを用い、残余の画素について
は、強いエッジ強調のための第1の微分フィルタDF1
を使うようにしてもよい。
が、この発明は他の形態で実施することも可能である。
たとえば、上述の実施形態では、強いエッジ強調のため
の第1の微分フィルタDF1と、弱いエッジ強調のため
の第2の微分フィルタDF2とを使い分けることによ
り、段差部の画素とそれ以外の画素に対する解像度補償
のためのフィルタ処理を異ならせているが、微分フィル
タと積分フィルタと切り換えて使うようにしてもよい。
すなわち、たとえば、段差部の画素については、図3に
おいて参照符号IFで示すような3×3の空間マトリク
スを形成する積分フィルタを用い、残余の画素について
は、強いエッジ強調のための第1の微分フィルタDF1
を使うようにしてもよい。
【0038】また、フィルタサイズは、3×3画素のマ
トリクスに限らず、図4に示すような、5×5画素のマ
トリクスが適用されてもよい。この図4には、5×5の
空間マトリクスを形成する微分フィルタの一例が示され
ている。この場合には、段差フラグは、段差部の画素
「*」と、その前後の2画素ずつとを含む連続5画素に
ついて、「1」にセットすることが好ましい。
トリクスに限らず、図4に示すような、5×5画素のマ
トリクスが適用されてもよい。この図4には、5×5の
空間マトリクスを形成する微分フィルタの一例が示され
ている。この場合には、段差フラグは、段差部の画素
「*」と、その前後の2画素ずつとを含む連続5画素に
ついて、「1」にセットすることが好ましい。
【0039】さらに、この発明は、ファクシミリ装置に
限らず、イメージスキャナおよびディジタル複写機など
にも適用することが可能である。その他、特許請求の範
囲に記載された技術的事項の範囲で種々の設計変更を施
すことが可能である。
限らず、イメージスキャナおよびディジタル複写機など
にも適用することが可能である。その他、特許請求の範
囲に記載された技術的事項の範囲で種々の設計変更を施
すことが可能である。
【図1】この発明の一実施形態が適用されたファクシミ
リ装置の画像処理に関連する構成を示すブロック図であ
る。
リ装置の画像処理に関連する構成を示すブロック図であ
る。
【図2】解像度補償フィルタ処理部の構成を説明するた
めのブロック図である。
めのブロック図である。
【図3】解像度補償フィルタ処理部の動作を説明するた
めのブロック図である。
めのブロック図である。
【図4】5×5画素のマトリクスの微分フィルタの一例
を示す図である。
を示す図である。
1 スキャナ 50 解像度補償フィルタ処理部 51 微分フィルタ 52 フィルタ制御部 53 フラグ用ラインメモリ 54 濃度差演算部 55 比較部 56 周期判定部 DF1 第1の微分フィルタ DF2 第2の微分フィルタ IF 積分フィルタ
Claims (5)
- 【請求項1】画像を画素ごとに読み取って各画素の濃度
データを出力するとともに、出力データ中にほぼ一定の
固有周期で段差が現れる読み取り手段から出力される濃
度データを処理するための画像処理装置であって、 所定方向に沿って隣接する画素間の濃度データの差を順
次求め、この濃度データの差が極大値をとる極大値点を
求める手段と、 この求められた極大値点の出現周期を上記固有周期に相
当する基準値と比較する手段と、 この比較結果に基づき、上記出現周期と上記固有周期と
の間に予め定める一定の関係がある場合に、その極大値
点に対応する画素位置を上記段差に対応した段差画素位
置であると判定する段差位置判定手段と、 上記段差画素位置の付近に相当する画素の濃度データに
対して、画素間の濃度差を緩和するためのフィルタ処理
を施す濃度差緩和フィルタとを含むことを特徴とする画
像処理装置。 - 【請求項2】上記読み取り手段の複数の読み取り画素に
それぞれ対応したフラグを記憶するためのフラグ用メモ
リと、 上記段差位置判定手段によって段差画素位置と判定され
た画素位置に相当する読み取り画素に対応付けて、上記
フラグ用メモリに段差フラグを格納する手段とをさらに
含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項3】画素間の濃度データの差を強調するための
エッジ強調フィルタと、 段差画素位置の付近に相当する画素の濃度データには上
記濃度差緩和フィルタによる処理を施し、残余の画素の
濃度データには上記エッジ強調フィルタによる処理を施
すフィルタ選択手段とをさらに含むことを特徴とする請
求項1または2記載の画像処理装置。 - 【請求項4】上記濃度差緩和フィルタは、上記エッジ強
調フィルタよりも弱いエッジ強調を施す弱エッジ強調フ
ィルタであることを特徴とする請求項3記載の画像処理
装置。 - 【請求項5】上記濃度差緩和フィルタは、積分フィルタ
であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10091849A JPH11289456A (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10091849A JPH11289456A (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 画像処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11289456A true JPH11289456A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=14038030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10091849A Pending JPH11289456A (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11289456A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008164745A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
-
1998
- 1998-04-03 JP JP10091849A patent/JPH11289456A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008164745A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
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