JPH11216347A - 粉体処理装置 - Google Patents
粉体処理装置Info
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- JPH11216347A JPH11216347A JP2075598A JP2075598A JPH11216347A JP H11216347 A JPH11216347 A JP H11216347A JP 2075598 A JP2075598 A JP 2075598A JP 2075598 A JP2075598 A JP 2075598A JP H11216347 A JPH11216347 A JP H11216347A
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- powder
- toner
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トナー等の粉体に対する様々な処理が一つの
粉体処理装置において適切に行なえるようにする。 【解決手段】 処理容器10内に粉体を処理する回転羽根
11が設けられた粉体処理装置において、処理容器内の容
積を変更させる容積変更手段20を設けるようにし、或い
は処理容器10内に粉体を処理する回転羽根11a,11b を上
下方向に二段以上設け、少なくとも最上段に位置する回
転羽根11b を上下方向に移動できるようにした。
粉体処理装置において適切に行なえるようにする。 【解決手段】 処理容器10内に粉体を処理する回転羽根
11が設けられた粉体処理装置において、処理容器内の容
積を変更させる容積変更手段20を設けるようにし、或い
は処理容器10内に粉体を処理する回転羽根11a,11b を上
下方向に二段以上設け、少なくとも最上段に位置する回
転羽根11b を上下方向に移動できるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トナー等の粉体
を処理するのに使用する粉体処理装置に係り、特に、処
理容器内に粉体を処理する回転羽根が設けられた粉体処
理装置において、粉体を処理する目的に応じた様々な処
理が行なえるようにした点に特徴を有するものである。
を処理するのに使用する粉体処理装置に係り、特に、処
理容器内に粉体を処理する回転羽根が設けられた粉体処
理装置において、粉体を処理する目的に応じた様々な処
理が行なえるようにした点に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トナー等の粉体を処理するにあた
っては、トナー等の粉体の表面に流動化剤等の微粒子を
均一に微粒子で付着させる処理や、トナー等の粉体の表
面に荷電制御剤等の微粒子を固定化させる等の処理が行
なわれていた。
っては、トナー等の粉体の表面に流動化剤等の微粒子を
均一に微粒子で付着させる処理や、トナー等の粉体の表
面に荷電制御剤等の微粒子を固定化させる等の処理が行
なわれていた。
【0003】ここで、トナーの表面に流動化剤等の微粒
子を均一に微粒子状態で付着させるにあたっては、図1
に示すように、有底の円筒状になった処理容器10内の
底部に上下に所要間隔を介して二段の回転羽根11a,
11bを設けると共に、この処理容器10の上面を蓋材
12によって閉塞させるようにした粉体処理装置が一般
に使用されていた。
子を均一に微粒子状態で付着させるにあたっては、図1
に示すように、有底の円筒状になった処理容器10内の
底部に上下に所要間隔を介して二段の回転羽根11a,
11bを設けると共に、この処理容器10の上面を蓋材
12によって閉塞させるようにした粉体処理装置が一般
に使用されていた。
【0004】ここで、同図に示す粉体処理装置において
は、処理を行なうトナーと流動化剤等の微粒子とを処理
容器10内に収容させて、この処理容器10の上面を蓋
材12によって閉塞させ、この状態で上記の二段の回転
羽根11a,11bを回転させ、下に位置する回転羽根
11aによってトナーと流動化剤等の微粒子とを上方に
舞い上げる。そして、このように舞い上がったトナーと
流動化剤等の微粒子とを上に位置する回転羽根11bに
よって混合攪拌する。これにより、2次凝集した流動化
剤等の微粒子とを上に位置する回転羽根11bとの衝突
により解砕し、トナーの表面に流動化剤等の微粒子を均
一に付着させるようにしていた。
は、処理を行なうトナーと流動化剤等の微粒子とを処理
容器10内に収容させて、この処理容器10の上面を蓋
材12によって閉塞させ、この状態で上記の二段の回転
羽根11a,11bを回転させ、下に位置する回転羽根
11aによってトナーと流動化剤等の微粒子とを上方に
舞い上げる。そして、このように舞い上がったトナーと
流動化剤等の微粒子とを上に位置する回転羽根11bに
よって混合攪拌する。これにより、2次凝集した流動化
剤等の微粒子とを上に位置する回転羽根11bとの衝突
により解砕し、トナーの表面に流動化剤等の微粒子を均
一に付着させるようにしていた。
【0005】しかし、トナーの表面に荷電制御剤等の微
粒子を固定化させる場合、上記のような粉体処理装置を
おいては、トナー等に作用する力が弱く、トナーの表面
に荷電制御剤等の微粒子を固定化することが困難であ
り、荷電制御剤等の微粒子を固定化させる非常に長い時
間を要する。
粒子を固定化させる場合、上記のような粉体処理装置を
おいては、トナー等に作用する力が弱く、トナーの表面
に荷電制御剤等の微粒子を固定化することが困難であ
り、荷電制御剤等の微粒子を固定化させる非常に長い時
間を要する。
【0006】また、トナー等に強い力を作用させるため
に、上記の各回転羽根11a,11bの回転速度を速め
ると、トナーや荷電制御剤等の微粒子が上方に舞い上が
った状態で処理容器10内の上部に滞留し、回転羽根1
1a,11bが設けられた処理容器10内の底部におけ
るトナーや荷電制御剤等の微粒子の量が少なくなり、各
回転羽根11a,11bによるトナーの処理が適切に行
なえなくなる等の問題が存在した。
に、上記の各回転羽根11a,11bの回転速度を速め
ると、トナーや荷電制御剤等の微粒子が上方に舞い上が
った状態で処理容器10内の上部に滞留し、回転羽根1
1a,11bが設けられた処理容器10内の底部におけ
るトナーや荷電制御剤等の微粒子の量が少なくなり、各
回転羽根11a,11bによるトナーの処理が適切に行
なえなくなる等の問題が存在した。
【0007】このため、従来においては、トナーの表面
に流動化剤等を均一に微粒子状態で付着させる上記のよ
うな粉体処理装置の他に、トナーの表面に荷電制御剤等
の微粒子を固定化させるために、ハイブリダイゼーショ
ンシステム(奈良機械製作所社製)やオングミル(ホソ
カワミクロン社製)等の表面改質装置を用いるようにし
ており、トナー等の粉体を処理するのに、その処理目的
に応じた様々な粉体処理装置を用いることが必要にな
り、粉体の処理が手間取ると共にコストが高くつく等の
問題があった。
に流動化剤等を均一に微粒子状態で付着させる上記のよ
うな粉体処理装置の他に、トナーの表面に荷電制御剤等
の微粒子を固定化させるために、ハイブリダイゼーショ
ンシステム(奈良機械製作所社製)やオングミル(ホソ
カワミクロン社製)等の表面改質装置を用いるようにし
ており、トナー等の粉体を処理するのに、その処理目的
に応じた様々な粉体処理装置を用いることが必要にな
り、粉体の処理が手間取ると共にコストが高くつく等の
問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、トナー等
の粉体を処理するのに使用する粉体処理装置における上
記のような様々な問題を解決することを目的とするもの
であり、トナー等の粉体の表面に流動化剤等の微粒子を
均一に付着させたり、トナー等の粉体の表面に荷電制御
剤等の微粒子を固定化させたりする等の粉体に対する様
々な処理が、一つの粉体処理装置において適切に行なえ
るようにすることを課題とするものである。
の粉体を処理するのに使用する粉体処理装置における上
記のような様々な問題を解決することを目的とするもの
であり、トナー等の粉体の表面に流動化剤等の微粒子を
均一に付着させたり、トナー等の粉体の表面に荷電制御
剤等の微粒子を固定化させたりする等の粉体に対する様
々な処理が、一つの粉体処理装置において適切に行なえ
るようにすることを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1にお
ける粉体処理装置においては、上記のような課題を解決
するために、処理容器内に粉体を処理する回転羽根が設
けられた粉体処理装置において、上記の処理容器内の容
積を変更させる容積変更手段を設けるようにした。
ける粉体処理装置においては、上記のような課題を解決
するために、処理容器内に粉体を処理する回転羽根が設
けられた粉体処理装置において、上記の処理容器内の容
積を変更させる容積変更手段を設けるようにした。
【0010】そして、この請求項1における粉体処理装
置において、トナー等の粉体の表面に流動化剤等の微粒
子を均一に付着させる場合には、上記の容積変更手段に
よって処理容器内の容積を大きくし、上記の回転羽根に
よりトナーや流動化剤等の粉体を処理容器内において均
一に分散させて混合処理を行なうようにする。
置において、トナー等の粉体の表面に流動化剤等の微粒
子を均一に付着させる場合には、上記の容積変更手段に
よって処理容器内の容積を大きくし、上記の回転羽根に
よりトナーや流動化剤等の粉体を処理容器内において均
一に分散させて混合処理を行なうようにする。
【0011】一方、トナー等の粉体に対して荷電制御剤
等の微粒子を固定化させる場合には、上記の容積変更手
段によって処理容器内の容積を小さくし、上記の回転羽
根の回転速度を速めた場合においても、トナーや荷電制
御剤等の粉体が処理容器内の上部に舞い上がって、回転
羽根が設けられた部分におけるトナーや荷電制御剤等の
粉体の量が少なくなるのを抑制し、回転羽根がこれらの
粉体と数多くかつ強く接触して粉体の処理が行なわれる
ようにする。
等の微粒子を固定化させる場合には、上記の容積変更手
段によって処理容器内の容積を小さくし、上記の回転羽
根の回転速度を速めた場合においても、トナーや荷電制
御剤等の粉体が処理容器内の上部に舞い上がって、回転
羽根が設けられた部分におけるトナーや荷電制御剤等の
粉体の量が少なくなるのを抑制し、回転羽根がこれらの
粉体と数多くかつ強く接触して粉体の処理が行なわれる
ようにする。
【0012】このように、この請求項1の粉体処理装置
においては、上記の容積変更手段によって処理容器内の
容積を適当に調整することにより、粉体を処理する目的
に応じた様々な処理が容易に行なえるようになる。
においては、上記の容積変更手段によって処理容器内の
容積を適当に調整することにより、粉体を処理する目的
に応じた様々な処理が容易に行なえるようになる。
【0013】また、この発明の請求項2における粉体処
理装置においては、上記のような課題を解決するため、
処理容器内に粉体を処理する回転羽根が設けられた粉体
処理装置において、上記の回転羽根を上下方向に二段以
上設けると共に、少なくとも最上段に位置する回転羽根
を上下方向に移動可能に設けるようにした。
理装置においては、上記のような課題を解決するため、
処理容器内に粉体を処理する回転羽根が設けられた粉体
処理装置において、上記の回転羽根を上下方向に二段以
上設けると共に、少なくとも最上段に位置する回転羽根
を上下方向に移動可能に設けるようにした。
【0014】そして、この請求項2に示す粉体処理装置
において、トナー等の粉体の表面に流動化剤等を微粒子
状態で均一に付着させる場合には、最上段の回転羽根を
処理容器内の下部側に位置させ、各回転羽根によってト
ナーや流動化剤等の粉体を処理容器内において均一に分
散させて混合処理を行なうようにする。
において、トナー等の粉体の表面に流動化剤等を微粒子
状態で均一に付着させる場合には、最上段の回転羽根を
処理容器内の下部側に位置させ、各回転羽根によってト
ナーや流動化剤等の粉体を処理容器内において均一に分
散させて混合処理を行なうようにする。
【0015】一方、トナー等の粉体に対して荷電制御剤
等を固定化させる場合には、各回転羽根の回転速度を速
め、トナーや荷電制御剤等の粉体を処理容器内の上部に
舞い上げると共に、このように舞い上がって粉体が集ま
る処理容器内の上部に少なくとも最上段の回転羽根を位
置させ、この最上段の回転羽根とこれらの粉体との衝突
確率を高めて粉体の処理が行なわれるようにする。
等を固定化させる場合には、各回転羽根の回転速度を速
め、トナーや荷電制御剤等の粉体を処理容器内の上部に
舞い上げると共に、このように舞い上がって粉体が集ま
る処理容器内の上部に少なくとも最上段の回転羽根を位
置させ、この最上段の回転羽根とこれらの粉体との衝突
確率を高めて粉体の処理が行なわれるようにする。
【0016】このように、この請求項2の粉体処理装置
においても、上下方向に移動可能に設けられた少なくと
も最上段の回転羽根の位置を調整することにより、粉体
を処理する目的に応じた様々な処理が容易に行なえるよ
うになる。
においても、上下方向に移動可能に設けられた少なくと
も最上段の回転羽根の位置を調整することにより、粉体
を処理する目的に応じた様々な処理が容易に行なえるよ
うになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態に係る
粉体処理装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。
粉体処理装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0018】(実施形態1)この実施形態1における粉
体処理装置も、図2に示すように、図1に示した従来の
粉体処理装置と同様に、有底の円筒状になった処理容器
10内の底部に上下に所要間隔を介して二段の回転羽根
11a,11bを設けると共に、この処理容器10の上
面を蓋材12によって閉塞させるようにしている。
体処理装置も、図2に示すように、図1に示した従来の
粉体処理装置と同様に、有底の円筒状になった処理容器
10内の底部に上下に所要間隔を介して二段の回転羽根
11a,11bを設けると共に、この処理容器10の上
面を蓋材12によって閉塞させるようにしている。
【0019】ここで、この実施形態における粉体処理装
置においては、処理容器10内の容積を変更させる容積
変更手段20として、処理容器10内を閉塞させる閉塞
板21を所要長さの取付部材22を介して蓋材12の下
面に着脱自在に取り付けるようにしている。
置においては、処理容器10内の容積を変更させる容積
変更手段20として、処理容器10内を閉塞させる閉塞
板21を所要長さの取付部材22を介して蓋材12の下
面に着脱自在に取り付けるようにしている。
【0020】なお、処理容器10内の容積を変更させる
容積変更手段20は、特に上記の実施形態に示したもの
に限定されず、例えば、図3(A),(B)に示すよう
に、上記の蓋材12を処理容器10の内壁に接するよう
に設け、この蓋材12をシリンダー等の伸縮装置23の
ロッド23aに取り付け、この伸縮装置23により蓋材
12を処理容器10内において上下に移動させて処理容
器10内の容積を変更させることも可能である。
容積変更手段20は、特に上記の実施形態に示したもの
に限定されず、例えば、図3(A),(B)に示すよう
に、上記の蓋材12を処理容器10の内壁に接するよう
に設け、この蓋材12をシリンダー等の伸縮装置23の
ロッド23aに取り付け、この伸縮装置23により蓋材
12を処理容器10内において上下に移動させて処理容
器10内の容積を変更させることも可能である。
【0021】また、図4(A),(B)に示すように、
処理容器10の上面を閉塞させる上記の蓋材12の周縁
部より下方に向けて処理容器10の外壁と接する筒部1
2aを設けると共に、この蓋材12をシリンダー等の伸
縮装置23のロッド23aに取り付け、この伸縮装置2
3により蓋材12を上下に移動させて処理容器10全体
としての容積を変更させるようにしたり、図5(A),
(B)に示すように、処理容器10の上面を閉塞する蓋
材12を通してシリンダー等の伸縮装置23のロッド2
3aを処理容器10内に突出させると共に、このロッド
23aに処理容器10内を閉塞させる閉塞板21を取り
付け、この閉塞板21を上記の伸縮装置23により処理
容器10内において上下に移動させて処理容器10内の
容積を変更させるようにしたり、図6(A),(B)に
示すように、蛇腹状で伸縮可能な調整部材24を蓋材1
2の下面に取り付け、この調整部材24を伸縮させて処
理容器10内の容積を変更させるようにすることが可能
である。
処理容器10の上面を閉塞させる上記の蓋材12の周縁
部より下方に向けて処理容器10の外壁と接する筒部1
2aを設けると共に、この蓋材12をシリンダー等の伸
縮装置23のロッド23aに取り付け、この伸縮装置2
3により蓋材12を上下に移動させて処理容器10全体
としての容積を変更させるようにしたり、図5(A),
(B)に示すように、処理容器10の上面を閉塞する蓋
材12を通してシリンダー等の伸縮装置23のロッド2
3aを処理容器10内に突出させると共に、このロッド
23aに処理容器10内を閉塞させる閉塞板21を取り
付け、この閉塞板21を上記の伸縮装置23により処理
容器10内において上下に移動させて処理容器10内の
容積を変更させるようにしたり、図6(A),(B)に
示すように、蛇腹状で伸縮可能な調整部材24を蓋材1
2の下面に取り付け、この調整部材24を伸縮させて処
理容器10内の容積を変更させるようにすることが可能
である。
【0022】(実験例1,2)この実験例1,2におい
ては、上記の実施形態1の粉体処理装置において、容積
が2リットルの処理容器10を用い、トナーの表面に疎
水性シリカ(日本アエロジル社製:R−974)からな
る流動化剤を付着させる処理を行なうようにした。
ては、上記の実施形態1の粉体処理装置において、容積
が2リットルの処理容器10を用い、トナーの表面に疎
水性シリカ(日本アエロジル社製:R−974)からな
る流動化剤を付着させる処理を行なうようにした。
【0023】ここで、上記のトナーとしては、ガラス転
移点Tgが65℃のポリエステル樹脂を100重量部、
荷電制御剤(オリエント化学社製:S−34)を2重量
部、カルナウバワックス(加藤洋行社製)を3.5重量
部、カーボンブラック(三菱化学工業社製:MA#8)
を7重量部の割合にし、これらを混合機(ヘンシェルミ
キサー)に入れ、回転羽根の先端周速度を20m/se
cにして8分間混合した後、この混合物を2軸押し出し
機(PCM30)により混練し、この混練物を十分に冷
却させた後、これをフェザーミルにより粗粉砕し、更に
ジェットミルによって微粉砕し、これを風力分級機によ
り分級を行なって平均粒径が約8.1μmになったトナ
ーを用いた。
移点Tgが65℃のポリエステル樹脂を100重量部、
荷電制御剤(オリエント化学社製:S−34)を2重量
部、カルナウバワックス(加藤洋行社製)を3.5重量
部、カーボンブラック(三菱化学工業社製:MA#8)
を7重量部の割合にし、これらを混合機(ヘンシェルミ
キサー)に入れ、回転羽根の先端周速度を20m/se
cにして8分間混合した後、この混合物を2軸押し出し
機(PCM30)により混練し、この混練物を十分に冷
却させた後、これをフェザーミルにより粗粉砕し、更に
ジェットミルによって微粉砕し、これを風力分級機によ
り分級を行なって平均粒径が約8.1μmになったトナ
ーを用いた。
【0024】そして、このトナー100重量部に対し
て、解砕した上記の流動化剤が0.3重量部の割合にな
るようにして、上記の処理容器10内に全体で約200
g加えるようにした。
て、解砕した上記の流動化剤が0.3重量部の割合にな
るようにして、上記の処理容器10内に全体で約200
g加えるようにした。
【0025】ここで、実験例1においては、図1に示す
ように、上記の蓋材12に何も取り付けず、処理容器1
0内の容積が2リットルのままの状態にする一方、実験
例2においては、図2に示すように、処理容器10内を
閉塞させる閉塞板21を取付部材22を介して蓋材12
の下面に取り付け、処理容器10内の容積が約半分にな
るようにした。
ように、上記の蓋材12に何も取り付けず、処理容器1
0内の容積が2リットルのままの状態にする一方、実験
例2においては、図2に示すように、処理容器10内を
閉塞させる閉塞板21を取付部材22を介して蓋材12
の下面に取り付け、処理容器10内の容積が約半分にな
るようにした。
【0026】そして、先端周速度が20m/secにな
るように上記の各回転羽根11a,11bを回転させ
て、上記の各処理容器20内において上記のトナーと流
動化剤とを所定時間混合させ、このように混合されたト
ナーの嵩密度を測定し、その結果を図7に示した。
るように上記の各回転羽根11a,11bを回転させ
て、上記の各処理容器20内において上記のトナーと流
動化剤とを所定時間混合させ、このように混合されたト
ナーの嵩密度を測定し、その結果を図7に示した。
【0027】この結果、蓋材12に何も取り付けずに処
理容器10内の容積を2リットルのままにして処理を行
なった実験例1においては、処理容器10内の容積を約
半分にして処理を行なった実験例2に比べてトナーの嵩
密度が高くなっていた。
理容器10内の容積を2リットルのままにして処理を行
なった実験例1においては、処理容器10内の容積を約
半分にして処理を行なった実験例2に比べてトナーの嵩
密度が高くなっていた。
【0028】これは、処理容器10内の容積を減少させ
ずに処理を行なった実験例1においては、トナーと流動
化剤とが処理容器10内において均一に分散された状態
で混合され、トナーの表面に対して流動化剤が均一に付
着されると共に、回転羽根11a,11bとの衝突によ
るトナーの表面に対する流動化剤の埋設も少なくなった
ためであると考えられる。
ずに処理を行なった実験例1においては、トナーと流動
化剤とが処理容器10内において均一に分散された状態
で混合され、トナーの表面に対して流動化剤が均一に付
着されると共に、回転羽根11a,11bとの衝突によ
るトナーの表面に対する流動化剤の埋設も少なくなった
ためであると考えられる。
【0029】(実験例3〜5)この実験例3〜5におい
ても、上記の実施形態1の粉体処理装置において、容積
が2リットルの処理容器10を用い、トナーの表面に荷
電制御剤(保土ヶ谷化学工業社製:TRH)を固定化さ
せる処理を行なうようにした。
ても、上記の実施形態1の粉体処理装置において、容積
が2リットルの処理容器10を用い、トナーの表面に荷
電制御剤(保土ヶ谷化学工業社製:TRH)を固定化さ
せる処理を行なうようにした。
【0030】ここで、上記のトナーとしては、ガラス転
移点Tgが65℃のポリエステル樹脂を100重量部、
カルナウバワックス(加藤洋行社製)を3.5重量部、
カーボンブラック(三菱化学工業社製:MA#8)を7
重量部の割合にし、これらを混合機(ヘンシェルミキサ
ー)に入れ、回転羽根の先端周速度を20m/secに
して8分間混合した後、この混合物を2軸押し出し機
(PCM30)により混練し、この混練物を十分に冷却
させた後、これをフェザーミルにより粗粉砕し、更にジ
ェットミルによって微粉砕し、これを風力分級機により
分級を行なって平均粒径が約8.4μmになったトナー
を用いた。
移点Tgが65℃のポリエステル樹脂を100重量部、
カルナウバワックス(加藤洋行社製)を3.5重量部、
カーボンブラック(三菱化学工業社製:MA#8)を7
重量部の割合にし、これらを混合機(ヘンシェルミキサ
ー)に入れ、回転羽根の先端周速度を20m/secに
して8分間混合した後、この混合物を2軸押し出し機
(PCM30)により混練し、この混練物を十分に冷却
させた後、これをフェザーミルにより粗粉砕し、更にジ
ェットミルによって微粉砕し、これを風力分級機により
分級を行なって平均粒径が約8.4μmになったトナー
を用いた。
【0031】そして、上記のトナー100重量部に対し
て、上記の荷電制御剤が1重量部の割合になるようにし
て、上記の処理容器10内に全体で約200g加えるよ
うにした。
て、上記の荷電制御剤が1重量部の割合になるようにし
て、上記の処理容器10内に全体で約200g加えるよ
うにした。
【0032】ここで、実験例3においては、上記の蓋材
12に何も取り付けず、処理容器10内の容積が2リッ
トルのままの状態で、上記の各回転羽根11a,11b
をその先端周速度が20m/secになるように回転さ
せて、上記の処理容器20内において上記のトナーと荷
電制御剤とを2分間混合処理した後、処理容器10内を
閉塞させる閉塞板21を取付部材22を介して蓋材12
の下面に取り付けて、処理容器10内の容積を約半分に
し、この状態で上記の各回転羽根11a,11bをその
先端周速度が40m/secになるように回転させて、
上記のトナーと荷電制御剤とをさらに混合処理するよう
にした。
12に何も取り付けず、処理容器10内の容積が2リッ
トルのままの状態で、上記の各回転羽根11a,11b
をその先端周速度が20m/secになるように回転さ
せて、上記の処理容器20内において上記のトナーと荷
電制御剤とを2分間混合処理した後、処理容器10内を
閉塞させる閉塞板21を取付部材22を介して蓋材12
の下面に取り付けて、処理容器10内の容積を約半分に
し、この状態で上記の各回転羽根11a,11bをその
先端周速度が40m/secになるように回転させて、
上記のトナーと荷電制御剤とをさらに混合処理するよう
にした。
【0033】一方、実験例4においては、上記の実験例
3の場合と同様に、処理容器10内の容積が2リットル
のままの状態で、上記の各回転羽根11a,11bをそ
の先端周速度が20m/secになるように回転させ
て、上記の処理容器20内において上記のトナーと荷電
制御剤とを2分間混合処理した後、更に処理容器10内
の容積が2リットルのままの状態で、上記の各回転羽根
11a,11bをその先端周速度が40m/secにな
るように回転させて、上記のトナーと荷電制御剤とをさ
らに混合処理するようにした。
3の場合と同様に、処理容器10内の容積が2リットル
のままの状態で、上記の各回転羽根11a,11bをそ
の先端周速度が20m/secになるように回転させ
て、上記の処理容器20内において上記のトナーと荷電
制御剤とを2分間混合処理した後、更に処理容器10内
の容積が2リットルのままの状態で、上記の各回転羽根
11a,11bをその先端周速度が40m/secにな
るように回転させて、上記のトナーと荷電制御剤とをさ
らに混合処理するようにした。
【0034】また、実験例5においては、最初から処理
容器10内を閉塞させる閉塞板21を取付部材22を介
して蓋材12の下面に取り付けて、処理容器10内の容
積を約半分にし、それ以外については、上記の実験例3
の場合と同様にしてトナーと荷電制御剤とを混合処理す
るようにした。
容器10内を閉塞させる閉塞板21を取付部材22を介
して蓋材12の下面に取り付けて、処理容器10内の容
積を約半分にし、それ以外については、上記の実験例3
の場合と同様にしてトナーと荷電制御剤とを混合処理す
るようにした。
【0035】そして、上記の実験例3〜5において、所
定時間混合処理した各トナーについてそれぞれ帯電量を
測定し、その結果を図8に示した。なお、トナーの帯電
量を測定するにあたっては、トナー5重量部に対してバ
インダー型キャリアを95重量部の割合で加え、これら
をロールミルにより1時間混合させた後、電界分離法に
よってトナーの帯電量を測定した。
定時間混合処理した各トナーについてそれぞれ帯電量を
測定し、その結果を図8に示した。なお、トナーの帯電
量を測定するにあたっては、トナー5重量部に対してバ
インダー型キャリアを95重量部の割合で加え、これら
をロールミルにより1時間混合させた後、電界分離法に
よってトナーの帯電量を測定した。
【0036】この結果、実験例3のものにおいては、ト
ナーの帯電立ち上がりが速く、また飽和帯電量も高くな
っていた。これは、実験例3の場合、最初にトナーと荷
電制御剤とを処理容器10内の容積が大きなままの状態
で混合したため、トナーの表面に荷電制御剤を均一に付
着にし、その後、処理容器10内の容積を小さくして混
合処理することにより、トナーに荷電制御剤が十分に固
定化されたためであると考えられる。
ナーの帯電立ち上がりが速く、また飽和帯電量も高くな
っていた。これは、実験例3の場合、最初にトナーと荷
電制御剤とを処理容器10内の容積が大きなままの状態
で混合したため、トナーの表面に荷電制御剤を均一に付
着にし、その後、処理容器10内の容積を小さくして混
合処理することにより、トナーに荷電制御剤が十分に固
定化されたためであると考えられる。
【0037】これに対して、実験例4のものにおいて
は、トナーと荷電制御剤とを処理容器10内の容積を大
きくした状態のままで最後まで混合処理するため、トナ
ーに荷電制御剤が均一に付着するが、この荷電制御剤が
トナーに対して十分に固定化されず、トナーの帯電立ち
上がりが遅く、飽和帯電量も低くなったと考えられる。
は、トナーと荷電制御剤とを処理容器10内の容積を大
きくした状態のままで最後まで混合処理するため、トナ
ーに荷電制御剤が均一に付着するが、この荷電制御剤が
トナーに対して十分に固定化されず、トナーの帯電立ち
上がりが遅く、飽和帯電量も低くなったと考えられる。
【0038】また、実験例5のものにおいては、トナー
と荷電制御剤とを処理容器10内の容積を小さくした状
態で最初から最後まで混合処理するため、トナーの表面
に対して荷電制御剤の十分に固定化されるようになる
が、トナーの表面に荷電制御剤が均一に付着されない状
態で固定化されるため、飽和帯電量が低くなったと考え
られる。
と荷電制御剤とを処理容器10内の容積を小さくした状
態で最初から最後まで混合処理するため、トナーの表面
に対して荷電制御剤の十分に固定化されるようになる
が、トナーの表面に荷電制御剤が均一に付着されない状
態で固定化されるため、飽和帯電量が低くなったと考え
られる。
【0039】この結果、トナーに対して荷電制御剤を均
一に付着させるためには、処理容器10内の容積を大き
くした状態で処理を行ない、このように付着した荷電制
御剤をトナーに固定化させる場合には、処理容器10内
の容積を小さくすると共に各回転羽根11a,11bの
回転速度を速くし、強い混合条件で処理を行なうことが
好ましいということが分かる。
一に付着させるためには、処理容器10内の容積を大き
くした状態で処理を行ない、このように付着した荷電制
御剤をトナーに固定化させる場合には、処理容器10内
の容積を小さくすると共に各回転羽根11a,11bの
回転速度を速くし、強い混合条件で処理を行なうことが
好ましいということが分かる。
【0040】(実施形態2)この実施形態2における粉
体処理装置においても、図9(A),(B)に示すよう
に、前記の図1に示した従来の粉体装置と同様に、有底
の円筒状になった処理容器10を用い、この処理容器1
0の上面を蓋材12により閉塞させるようにしている。
体処理装置においても、図9(A),(B)に示すよう
に、前記の図1に示した従来の粉体装置と同様に、有底
の円筒状になった処理容器10を用い、この処理容器1
0の上面を蓋材12により閉塞させるようにしている。
【0041】ここで、この実施形態における粉体処理装
置においては、処理容器10内に粉体を処理する回転羽
根11a,11bを設けるにあたり、処理容器10の底
面中央部を貫通するようにして円筒状の回転軸13aを
設け、この円筒状の回転軸13aに下段の回転羽根11
aを取り付ける一方、上記の円筒状の回転軸13a内を
挿通するように回転軸13bを設け、この回転軸13b
に下段の回転羽根11aの上方に位置する上段の回転羽
根11bを取り付け、この上段の回転羽根11bが取り
付けられた回転軸13bを上下方向にスライドさせて、
上段の回転羽根11bを上下に移動させるようにしてい
る。
置においては、処理容器10内に粉体を処理する回転羽
根11a,11bを設けるにあたり、処理容器10の底
面中央部を貫通するようにして円筒状の回転軸13aを
設け、この円筒状の回転軸13aに下段の回転羽根11
aを取り付ける一方、上記の円筒状の回転軸13a内を
挿通するように回転軸13bを設け、この回転軸13b
に下段の回転羽根11aの上方に位置する上段の回転羽
根11bを取り付け、この上段の回転羽根11bが取り
付けられた回転軸13bを上下方向にスライドさせて、
上段の回転羽根11bを上下に移動させるようにしてい
る。
【0042】また、この実施形態の粉体処理装置におい
ては、図10に示すように、下段の回転羽根11aを回
転させる円筒状の回転軸13aとして、スプライン穴が
上下方向に伸びたものを用いる一方、上段の回転羽根1
1bを回転させる回転軸13bとして、上記のスプライ
ン穴に対応したスプライン軸を用い、これによって上記
の各回転軸13a,13b及び各回転羽根11a,11
bが同じように回転するようにしている。
ては、図10に示すように、下段の回転羽根11aを回
転させる円筒状の回転軸13aとして、スプライン穴が
上下方向に伸びたものを用いる一方、上段の回転羽根1
1bを回転させる回転軸13bとして、上記のスプライ
ン穴に対応したスプライン軸を用い、これによって上記
の各回転軸13a,13b及び各回転羽根11a,11
bが同じように回転するようにしている。
【0043】なお、この実施形態においては、上記のよ
うに下段の回転羽根11aを回転させる円筒状の回転軸
13aにスプライン穴が設けられたものを用いると共に
上段の回転羽根11bを回転させる回転軸13bにスプ
ライン軸を用いて、各回転軸13a,13bが一体とな
って回転するようにしたが、下段の回転羽根11aを回
転させる円筒状の回転軸13aの内周面及び上段の回転
羽根11bを回転させる回転軸13bの外周面を平滑に
形成して、各回転軸13a,13bがそれぞれ別個に回
転するようにし、各回転軸13a,13bをそれぞれ別
の回転手段(図示せず)によって回転させて、各回転羽
根11a,11bの回転速度を異ならせるようにするこ
とも可能である。
うに下段の回転羽根11aを回転させる円筒状の回転軸
13aにスプライン穴が設けられたものを用いると共に
上段の回転羽根11bを回転させる回転軸13bにスプ
ライン軸を用いて、各回転軸13a,13bが一体とな
って回転するようにしたが、下段の回転羽根11aを回
転させる円筒状の回転軸13aの内周面及び上段の回転
羽根11bを回転させる回転軸13bの外周面を平滑に
形成して、各回転軸13a,13bがそれぞれ別個に回
転するようにし、各回転軸13a,13bをそれぞれ別
の回転手段(図示せず)によって回転させて、各回転羽
根11a,11bの回転速度を異ならせるようにするこ
とも可能である。
【0044】(実験例6,7)この実験例6,7におい
ては、上記の実施形態2の粉体処理装置において、容積
が2リットルの処理容器10を用い、トナーの表面に荷
電制御剤(保土ヶ谷化学工業社製:TRH)を固定化さ
せる処理を行なうようにした。
ては、上記の実施形態2の粉体処理装置において、容積
が2リットルの処理容器10を用い、トナーの表面に荷
電制御剤(保土ヶ谷化学工業社製:TRH)を固定化さ
せる処理を行なうようにした。
【0045】ここで、上記のトナーとしては、ガラス転
移点Tgが65℃のポリエステル樹脂を100重量部、
カルナウバワックス(加藤洋行社製)を3.5重量部、
カーボンブラック(三菱化学工業社製:MA#8)を7
重量部の割合にし、これらを混合機(ヘンシェルミキサ
ー)に入れて十分に混合した後、この混合物を2軸押し
出し機により混練し、この混練物を十分に冷却させた
後、これをフェザーミルにより粗粉砕し、更にジェット
ミルによって微粉砕し、これを気流式分級機により分級
を行なって平均粒径が約8.2μmになったトナーを用
いた。
移点Tgが65℃のポリエステル樹脂を100重量部、
カルナウバワックス(加藤洋行社製)を3.5重量部、
カーボンブラック(三菱化学工業社製:MA#8)を7
重量部の割合にし、これらを混合機(ヘンシェルミキサ
ー)に入れて十分に混合した後、この混合物を2軸押し
出し機により混練し、この混練物を十分に冷却させた
後、これをフェザーミルにより粗粉砕し、更にジェット
ミルによって微粉砕し、これを気流式分級機により分級
を行なって平均粒径が約8.2μmになったトナーを用
いた。
【0046】そして、上記のトナー100重量部に対し
て、上記の荷電制御剤が2重量部の割合になるようにし
て、上記の処理容器10内に全体で約200g加えるよ
うにした。
て、上記の荷電制御剤が2重量部の割合になるようにし
て、上記の処理容器10内に全体で約200g加えるよ
うにした。
【0047】ここで、実験例6においては、上段の回転
羽根11bを処理容器10の底面から25mmの高さに
位置させる一方、実験例7においては、上段の回転羽根
11bを処理容器10の底面から100mmの高さに位
置させ、それぞれ上記の各回転羽根11a,11bをそ
の先端の周速度が30m/secになるように回転させ
て、上記のトナーと荷電制御剤とを混合処理した。
羽根11bを処理容器10の底面から25mmの高さに
位置させる一方、実験例7においては、上段の回転羽根
11bを処理容器10の底面から100mmの高さに位
置させ、それぞれ上記の各回転羽根11a,11bをそ
の先端の周速度が30m/secになるように回転させ
て、上記のトナーと荷電制御剤とを混合処理した。
【0048】そして、この実験例6,7において所定時
間混合処理したトナーについて、それぞれ帯電量を測定
し、その結果を図11に示した。なお、トナーの帯電量
を測定するにあたっては、トナー5重量部に対してバイ
ンダー型キャリアを100重量部の割合で加え、これら
をロールミルにより1時間混合させた後、電界分離法に
よってトナーの帯電量を測定した。
間混合処理したトナーについて、それぞれ帯電量を測定
し、その結果を図11に示した。なお、トナーの帯電量
を測定するにあたっては、トナー5重量部に対してバイ
ンダー型キャリアを100重量部の割合で加え、これら
をロールミルにより1時間混合させた後、電界分離法に
よってトナーの帯電量を測定した。
【0049】この結果、上段の回転羽根11bを処理容
器10の底面から100mmの高い位置にセットした実
験例6の場合の方が、上段の回転羽根11bを処理容器
10の底面から25mmの高さの位置にセットした実験
例7の場合に比べ、トナーの帯電立ち上がりが速く、ま
た飽和帯電量も高くなっていた。
器10の底面から100mmの高い位置にセットした実
験例6の場合の方が、上段の回転羽根11bを処理容器
10の底面から25mmの高さの位置にセットした実験
例7の場合に比べ、トナーの帯電立ち上がりが速く、ま
た飽和帯電量も高くなっていた。
【0050】これは、上記のように各回転羽根11a,
11bの回転速度を速めると、トナーと荷電制御剤とが
舞い上がって処理容器10の上部に集まり、実験例7の
ように、上段の回転羽根11bを処理容器10の底面か
ら100mmの高い位置で回転させると、処理容器10
内の上部に集まったトナーと荷電制御剤とがこの上段の
回転羽根11bの回転によって十分に処理されて、トナ
ーの表面に荷電制御剤が適切に固定化されるようになっ
たためであると考えられる。
11bの回転速度を速めると、トナーと荷電制御剤とが
舞い上がって処理容器10の上部に集まり、実験例7の
ように、上段の回転羽根11bを処理容器10の底面か
ら100mmの高い位置で回転させると、処理容器10
内の上部に集まったトナーと荷電制御剤とがこの上段の
回転羽根11bの回転によって十分に処理されて、トナ
ーの表面に荷電制御剤が適切に固定化されるようになっ
たためであると考えられる。
【0051】なお、上記の実施形態1及び2の各粉体処
理装置においては、各回転羽根11a,11bとして平
坦なものを用いるようにしたが、処理する粉体との接触
を高めると共に、処理容器10内において粉体が均一に
分散されるようにするため、図12(A),(B)に示
すように、回転羽根11の片面や両面に複数の突起15
を設けるようにしたり、図13(A),(B)に示すよ
うに、下段の回転羽根11aの上面に板状の立ち上げ部
16aを設けたり、図14(A),(B)に示すよう
に、上段の回転羽根11bの上面に板状の立ち上げ部1
6bを設けたりすることも可能である。
理装置においては、各回転羽根11a,11bとして平
坦なものを用いるようにしたが、処理する粉体との接触
を高めると共に、処理容器10内において粉体が均一に
分散されるようにするため、図12(A),(B)に示
すように、回転羽根11の片面や両面に複数の突起15
を設けるようにしたり、図13(A),(B)に示すよ
うに、下段の回転羽根11aの上面に板状の立ち上げ部
16aを設けたり、図14(A),(B)に示すよう
に、上段の回転羽根11bの上面に板状の立ち上げ部1
6bを設けたりすることも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の請求項
1における粉体処理装置においては、粉体の処理を行な
う処理容器内の容積を変更させる容積変更手段を設ける
ようにしたため、この容積変更手段によって処理容器内
の容積を適当に調整して、粉体を処理する目的に応じた
様々な処理が容易に行なえるようになった。
1における粉体処理装置においては、粉体の処理を行な
う処理容器内の容積を変更させる容積変更手段を設ける
ようにしたため、この容積変更手段によって処理容器内
の容積を適当に調整して、粉体を処理する目的に応じた
様々な処理が容易に行なえるようになった。
【0053】また、この発明の請求項2における粉体処
理装置においては、処理容器内において粉体を処理する
回転羽根を上下方向に二段以上設けると共に、少なくと
も最上段に位置する回転羽根を上下方向に移動できるよ
うにしたため、少なくともこの最上段の回転羽根の位置
を調整することにより、粉体を処理する目的に応じた様
々な処理が容易に行なえるようになった。
理装置においては、処理容器内において粉体を処理する
回転羽根を上下方向に二段以上設けると共に、少なくと
も最上段に位置する回転羽根を上下方向に移動できるよ
うにしたため、少なくともこの最上段の回転羽根の位置
を調整することにより、粉体を処理する目的に応じた様
々な処理が容易に行なえるようになった。
【図1】従来の粉体処理装置の概略説明図である。
【図2】処理容器内の容積を変更させる容積変更手段を
設けたこの発明の実施形態1に係る粉体処理装置の概略
説明図である。
設けたこの発明の実施形態1に係る粉体処理装置の概略
説明図である。
【図3】実施形態1の粉体処理装置において、処理容器
内の容積を変更させる容積変更手段を変更させた第1の
変更例に係る粉体処理装置の概略説明図である。
内の容積を変更させる容積変更手段を変更させた第1の
変更例に係る粉体処理装置の概略説明図である。
【図4】実施形態1の粉体処理装置において、処理容器
内の容積を変更させる容積変更手段を変更させた第2の
変更例に係る粉体処理装置の概略説明図である。
内の容積を変更させる容積変更手段を変更させた第2の
変更例に係る粉体処理装置の概略説明図である。
【図5】実施形態1の粉体処理装置において、処理容器
内の容積を変更させる容積変更手段を変更させた第3の
変更例に係る粉体処理装置の概略説明図である。
内の容積を変更させる容積変更手段を変更させた第3の
変更例に係る粉体処理装置の概略説明図である。
【図6】実施形態1の粉体処理装置において、処理容器
内の容積を変更させる容積変更手段を変更させた第4の
変更例に係る粉体処理装置の概略説明図である。
内の容積を変更させる容積変更手段を変更させた第4の
変更例に係る粉体処理装置の概略説明図である。
【図7】実施形態1の粉体処理装置を用い、処理容器内
の容積を変更させてトナーと流動化剤とを混合処理した
実験例1,2において、その混合時間とトナーの嵩密度
との関係を示した図である。
の容積を変更させてトナーと流動化剤とを混合処理した
実験例1,2において、その混合時間とトナーの嵩密度
との関係を示した図である。
【図8】実施形態1の粉体処理装置を用い、処理容器内
の容積を変更させてトナーと荷電制御剤とを混合処理し
た実験例3〜5において、その混合時間とトナーの帯電
量との関係を示した図である。
の容積を変更させてトナーと荷電制御剤とを混合処理し
た実験例3〜5において、その混合時間とトナーの帯電
量との関係を示した図である。
【図9】上段に位置する回転羽根を上下方向に移動可能
に設けたこの発明の実施形態2に係る粉体処理装置の概
略説明図である。
に設けたこの発明の実施形態2に係る粉体処理装置の概
略説明図である。
【図10】実施形態2の粉体処理装置において、下段の
回転羽根を回転させる回転軸と上段の回転羽根を回転さ
せる回転軸とを一緒に回転させるようにした状態を示し
た部分説明図である。
回転羽根を回転させる回転軸と上段の回転羽根を回転さ
せる回転軸とを一緒に回転させるようにした状態を示し
た部分説明図である。
【図11】実施形態2の粉体処理装置を用い、上段に位
置する回転羽根の高さを変更させてトナーと荷電制御剤
とを混合処理した実験例6,7において、その混合時間
とトナーの帯電量との関係を示した図である。
置する回転羽根の高さを変更させてトナーと荷電制御剤
とを混合処理した実験例6,7において、その混合時間
とトナーの帯電量との関係を示した図である。
【図12】実施形態1,2の粉体処理装置に使用する回
転羽根の変更例を示した側面図である。
転羽根の変更例を示した側面図である。
【図13】実施形態1,2の粉体処理装置において使用
する下段に位置する回転羽根の変更例を示した平面図及
び断面図である。
する下段に位置する回転羽根の変更例を示した平面図及
び断面図である。
【図14】実施形態1,2の粉体処理装置において使用
する上段に位置する回転羽根の変更例を示した平面図及
び断面図である。
する上段に位置する回転羽根の変更例を示した平面図及
び断面図である。
10 処理容器 11 回転羽根 11a 下段の回転羽根 11b 上段の回転羽根 13a 下段の回転羽根の回転軸 13b 上段の回転羽根の回転軸 20 容積変更手段
Claims (2)
- 【請求項1】 処理容器内に粉体を処理する回転羽根が
設けられた粉体処理装置において、上記の処理容器内の
容積を変更させる容積変更手段が設けられてなることを
特徴とする粉体処理装置。 - 【請求項2】 処理容器内に粉体を処理する回転羽根が
設けられた粉体処理装置において、上記の回転羽根が上
下方向に二段以上設けられると共に、少なくとも最上段
に位置する回転羽根が上下方向に移動可能に設けられて
なることを特徴とする粉体処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2075598A JPH11216347A (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | 粉体処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2075598A JPH11216347A (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | 粉体処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11216347A true JPH11216347A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=12036017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2075598A Pending JPH11216347A (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | 粉体処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11216347A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007330847A (ja) * | 2006-06-12 | 2007-12-27 | Nippon Kagaku Kikai Seizo Kk | 攪拌装置 |
| JP2010500164A (ja) * | 2006-08-05 | 2010-01-07 | ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 顆粒化し混合する装置 |
| CN102266732A (zh) * | 2011-08-30 | 2011-12-07 | 佛山市金银河机械设备有限公司 | 一种新型搅拌机 |
| JP2014202964A (ja) * | 2013-04-05 | 2014-10-27 | キヤノン株式会社 | トナー処理装置 |
| JP2014202966A (ja) * | 2013-04-05 | 2014-10-27 | キヤノン株式会社 | トナー処理装置 |
| JP2022072847A (ja) * | 2020-10-30 | 2022-05-17 | 日本ゼオン株式会社 | トナーの製造方法 |
| CN114832672A (zh) * | 2022-06-07 | 2022-08-02 | 罗斯(无锡)设备有限公司 | 卧式蝶形搅拌机及其运行方法 |
| JP2023032376A (ja) * | 2021-08-27 | 2023-03-09 | キヤノン株式会社 | トナー用処理装置及びトナーの製造方法 |
-
1998
- 1998-02-02 JP JP2075598A patent/JPH11216347A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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