JPH11217349A - 新規合成中間体およびα,ω−アルカンジオールの製造方法ならびに新規合成中間体 - Google Patents

新規合成中間体およびα,ω−アルカンジオールの製造方法ならびに新規合成中間体

Info

Publication number
JPH11217349A
JPH11217349A JP3067198A JP3067198A JPH11217349A JP H11217349 A JPH11217349 A JP H11217349A JP 3067198 A JP3067198 A JP 3067198A JP 3067198 A JP3067198 A JP 3067198A JP H11217349 A JPH11217349 A JP H11217349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
general formula
integer
alkanediol
alkanedione
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3067198A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Takaoka
秀明 高岡
Nobuhiko Ito
信彦 伊藤
Akio Hasebe
昭雄 長谷部
Hideo Muraoka
秀郎 村岡
Shinzo Imamura
伸三 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Soda Aromatic Co Ltd
Toray Industries Inc
Original Assignee
Soda Aromatic Co Ltd
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Soda Aromatic Co Ltd, Toray Industries Inc filed Critical Soda Aromatic Co Ltd
Priority to JP3067198A priority Critical patent/JPH11217349A/ja
Publication of JPH11217349A publication Critical patent/JPH11217349A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Furan Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】α、ω−アルカンジオールの新規な合成中間体
およびα,ω−アルカンジオールの簡便かつ工業的に優
れた製造法を提供する。 【解決手段】一般式(1) ROOC(CH2 )nCOOR (1) (ただし、n=7〜13の整数、Rはアルキル基または
アルケニル基を表す)で示されるジカルボン酸エステル
とγ−ブチロラクトンを縮合反応させ一般式(2) 【化1】 (ただし、n=7〜13の整数)で示されるα,ω−ビ
ス−(テトラヒドロ−2−オキソ−3−フラニル)−
α,ω−アルカンジオンを得、これを加水分解、脱炭酸
反応させて一般式(3) 【化2】 (ただし、n=7〜13の整数)で示されるα,ω−ジ
ヒドロキシ−δ,(ω−3)−アルカンジオンを得、さ
らにこれを還元して一般式(4) 【化3】 (ただし、n=7〜13の整数)で示されるα,ω−ア
ルカンジオールを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種合成原料ない
し中間体として有用であり、特に医薬工業分野やエレク
トロニクス分野において、それぞれ制がん剤、磁気テー
プ潤滑剤として有用なα、ω−アルカンジオールの新規
な合成中間体、ならびにα,ω−アルカンジオールおよ
びその合成中間体の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般式(4)
【0003】
【化6】 (ただし、n=7〜13の整数)で示されるα,ω−ア
ルカンジオールは、特開平3−118314号公報に副
作用のない制がん剤として有用であることが記載されて
いる。
【0004】このα,ω−アルカンジオールは、羊ロウ
や鯨ロウなどのワックスや、スパルティウム属に属する
植物Sprtium japonicum などから分離された化合物であ
る。しかしながら、天然物からのα,ω−アルカンジオ
ールの取得は操作的に煩雑で、精製収率や自然保護の問
題があり現実的ではない。
【0005】また、このα,ω−アルカンジオールの合
成法としては、J.Am.Chem.Soc., 1941,63,671-620 およ
び特開平9−132541号公報に、二塩基酸およびそ
のジエステルを還元することによりジオールを得る方法
が記載されているが、高温高圧の反応条件が必要であっ
たり、あるいは化合物の構造に芳香族置換基が存在する
場合は、その部位も還元を受けてしまうなど、工業的に
有利な方法とは言い難い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記問
題点を解決するようなα,ω−アルカンジオールの簡便
かつ工業的に優れた製造方法について鋭意研究した結
果、本発明を完成した。
【0007】本発明の目的は、α,ω−アルカンジオー
ルの工業的な製造に際して、中間体として有利に利用で
きる新規化合物α,ω−ビス−(テトラヒドロ−2−オ
キソ−3−フラニル)−α,ω−アルカンジオンとα,
ω−ジヒドロキシ−δ,(ω−3)−アルカンジオンお
よびその製造方法の提供ならびに、α,ω−アルカンジ
オールの簡便かつ工業的に優れた製造方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成せんとするものであって、本発明のα,ω−ビス−
(テトラヒドロ−2−オキソ−3−フラニル)−α,ω
−アルカンジオンとα,ω−ジヒドロキシ−δ,(ω−
3)−アルカンジオンは新規化合物である。
【0009】また、本発明のα,ω−アルカンジオール
とその新規合成中間体の製造方法において、本発明者ら
は、鋭意研究の結果、一般式(1) ROOC(CH2 )nCOOR (1) (ただし、n=7〜13の整数、Rはアルキル基または
アルケニル基を表す)で示され、入手が極めて容易でか
つ安価なジカルボン酸エステルとγ−ブチロラクトンを
縮合反応させると一般式(2)
【0010】
【化7】 (ただし、n=7〜13の整数)で示されるα,ω−ビ
ス−(テトラヒドロ−2−オキソ−3−フラニル)−
α,ω−アルカンジオンが得られることを見出した。ま
た、このα,ω−ビス−(テトラヒドロ−2−オキソ−
3−フラニル−α,ω−アルカンジオンを加水分解、脱
炭酸反応させることで、一般式(3)
【0011】
【化8】 (ただし、n=7〜13の整数)で示されるα,ω−ジ
ヒドロキシ−δ,(ω−3)−アルカンジオンが得られ
ることを見出した。さらに、このα,ω−ジヒドロキシ
−δ,(ω−3)−アルカンジオンのカルボニル基を還
元してメチレン基とすることにより一般式(4)
【0012】
【化9】 (ただし、n=7〜13の整数)で示されるα,ω−ア
ルカンジオールが得られることを見出し本発明を完成し
た。
【0013】周知の如く、長鎖のジカルボン酸は、ナイ
ロン6 12、ナイロン6 10などのいわゆる高級ナイロンの
原料として入手容易であり、安価であって、したがって
長鎖のジカルボン酸エステルも入手可能であり、安価で
ある。
【0014】
【発明の実施の態様】本発明においては、一般式(1) ROOC(CH2 )nCOOR (1) (ただし、n=7〜13、Rはアルキル基またはアルケ
ニル基を表す)で示されるジカルボン酸エステルとγ−
ブチロラクトンを縮合反応させる。
【0015】この縮合反応は、塩基からなる縮合剤の存
在下に行なうことがが好ましい。ここにいう縮合剤とし
ては、一般にエステルのクライゼン縮合あるいはディー
クマン縮合に使用されるものが使用され、具体例を挙げ
るとリチウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金
属、リチウムハイドライド、ナトリウムハイドライド、
カリウムハイドライドなどのアルカリ金属ハイドライ
ド、リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミ
ドなどのアンモニアのアルカリ金属塩、リチウムジイソ
プロピルアミド、ナトリウムジイソプロピルアミド、リ
チウムN−メチルアニリド、ナトリウムN−メチルアニ
リドなどのアミン類のアルカリ金属アミド、ジイソプロ
ピルアミノマグネシウムクロリド、N−メチルアニリノ
マグネシウムクロリドなどのアミン類のマグネシウム
塩、ナトリウムメトキサイド、ナトリウムエトキサイ
ド、ナトリウムn−プロポキサイド、ナトリウムイソプ
ロポキサイド、ナトリウムn-ブトキサイド、カリウムt
−ブトキサイドなどのアルカリ金属アルコラート、ナト
リウムナフタレン、トリフェニルメチルナトリウムなど
の有機アルカリ金属化合物等である。
【0016】本発明において、縮合剤は、一般式ROM
(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、Mはア
ルカリ金属である)を有するアルカリ金属アルコラート
であることが好ましい。また、本発明において縮合剤の
使用量は特に制限はないが、γ−ブチロラクトン1モル
に対して好ましくは0.1〜5等量、より好ましくは
0.5〜3等量である。
【0017】本発明において、縮合反応の温度は特に限
定はされないが、通常0〜200℃、特に50〜150
℃の範囲が好ましい。
【0018】また、本発明において、γ−ブチロラクト
ンの使用量は、ジカルボン酸エステル1モルに対して、
好ましくは0.1〜5等量、より好ましくは0.25〜
3等量である。
【0019】縮合反応において溶媒は特には使用する必
要はないが、縮合剤の活性を低下させない溶媒であれ
ば、一般のエステル縮合に使用される溶媒を添加して反
応を行なうことができる。
【0020】本発明で使用される一般式(1) ROOC(CH2 )nCOOR (1) (ただし、n=7〜13の整数)のRはアルキル基また
はアルケニル基を示すが、使用する便利さから炭素数1
〜6のアルキル基またはアルケニル基が好ましく使用さ
れる。Rの具体例を挙げるとメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、アリ
ル、2−ブテニル、5−ヘキセニル基等である。とりわ
け、メチル基が好ましく用いられる。
【0021】得られた反応生成物の単離および精製は、
中和、抽出、洗浄、再結晶およびカラムクトマトグラフ
ィー等のそれ自体公知の単位操作により行なうことがで
きる。
【0022】次に、α,ω−ジヒドロキシ−δ,(ω−
3)−アルカンジオンの製造法について説明すると、上
記の縮合反応によって得られたα,ω−ビス−(テトラ
ヒドロ−2−オキソ−3−フラニル)−α,ω−アルカ
ンジオンのラクトン部を加水分解し、同時に脱炭酸反応
することによってα,ω−ジヒドロキシ−δ,(ω−
3)−アルカンジオンを得ることができる。
【0023】一般式(3)で示されるα,ω−ビス−
(テトラヒドロ−2−オキソ−3−フラニル)−α,ω
−アルカンジオンをアルカリ性塩基または酸によりラク
トン部を水性溶媒中加水分解すると、一般式(5)
【0024】
【化10】 (ただし、n=7〜13の整数)で示される化合物が生
成する。一般式(5)で示される化合物は、直ちに脱炭
酸反応を起こして一般式(3)の化合物となる。一般式
(5)の化合物の単離確認は行なっていないが、反応中
に一般式(5)の化合物を生成することは容易に推察で
きる。中間体(5)のカルボン酸はアルカリ性塩基で加
水分解した場合にはカルボン酸塩の形で溶液中に存在す
る。
【0025】一般式(2)で示される化合物の加水分解
に使用されるアルカリ性塩基としては、エステル、ラク
トンを加水分解できるものであれば特に限定されない
が、具体的には、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムなどの水酸化アルカリ、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩、水酸化バ
リウムなどのアルカリ土類金属水酸化物などを使用する
ことができる。また、酸としては硫酸などの鉱酸が好ま
しく使用される。
【0026】次に、α,ω−アルカンジオールの製造法
について説明する。本発明のα,ω−アルカンジオール
は、上記の加水分解、脱炭酸反応によって得られたα,
ω−ジヒドロキシ−δ,(ω−3)−アルカンジオンの
ケトンを還元することにより得ることができる。
【0027】一般式(3)で示されるα,ω−ジヒドロ
キシ−δ,(ω−3)−アルカンジオンのケトンをメチ
レン基還元するには、一般によく知られている反応であ
れば特に限定されないが、具体例としては、Wolff-Kish
ner 還元として称される、ヒドラジン類との反応で一旦
ヒドラゾン類を生成させ、これを塩基の存在下に加熱し
てケトンをメチレンに還元する方法が挙げられる。ヒド
ラゾン類は分離する必要はなく、反応系内で発生させ、
そのまま塩基と処理すればよい。
【0028】ここで用いられる塩基としては、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化
物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属
炭酸塩、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カリウムな
どのアルミン酸アルカリ金属塩、リン酸ナトリウム、リ
ン酸カリウムなどのアルカリ金属リン酸塩、酢酸ナトリ
ウム、酢酸カリウムなどのアルカリ金属酢酸塩、ナトリ
ウムメトシサイドなどのアルカリ金属アルコラートなど
が挙げられる。
【0029】また、使用されるヒドラジン類は、一般式
(3)で示される化合物1モルに対して1.5モル以上
使用すればよく、好ましくは2〜4モルである。ヒドラ
ジン類としては、水加ヒドラジンおよび硫酸ヒドラジン
などが好ましい。
【0030】本発明のその他の還元方法として、Clemme
nsen還元なども用いられるが、本発明においては、ヒド
ラジン類還元法が最も好ましく使用できる。
【0031】本発明におれる還元温度は、150〜25
0℃が好ましく使用される。また、反応時間は、好まし
くは0.5〜20時間、より好ましくは1〜4時間であ
る。
【0032】このようにして得られた反応生成物の単離
と精製は、中和、抽出、洗浄、再結晶、カラムクトマト
グラフィー等のそれ自体公知の単位操作により行なうこ
とができる。
【0033】次に、本発明を実施例により詳細に説明す
る。もっとも、下記実施例は例示のためのみに示すもの
であり、いかなる意味においても限定的に解釈してはな
らない。
【0034】
【実施例】(実施例1) 1,12−ビス−(テトラヒ
ドロ−2−オキソ−3−フラニル)−1,12−ドデカ
ンジオンの合成 ドデカン二酸ジメチルエステル(25.85g、100
mmol)とγ−ブチロラクトン(184g、220m
mol)とナトリウムメトキシドの28%メタノール溶
液(42.43g、220mmol)を室温で混ぜ、
9.33×104Pa、55℃で30分間反応させた。
その後、90分間で105℃に温度を上げた後、4.6
7×104 Paまでゆっくり減圧した。そのまま1時間
反応させた後、冷却し、希硫酸を用いて失活した。これ
を酢酸エチルを用いて抽出し、有機層は飽和食塩水で十
分に洗浄した。酢酸エチルを回収して、反応クルード3
6.21gを得た。これをシリカゲルカラムクロマト
(ヘキサン/酢酸エチル=2/3)により精製したとこ
ろ、白色結晶物が20.50g(56mmol、56.
0mol%)得られた。この白色結晶物を分析した結果
は以下のとおりであった。
【0035】m.p. 96-97 ℃ IR(KBr) νmax/cm-1 2930, 1760, 17101 H-NMR (400MHz,TMS, CDCl3) δ(ppm) 1.27 (12H, s), 1.57-1.64 (4H, m), 2.30 (2
H, dddd, J 6.4, 8.4,9.0, 13.0), 2.60 (2H, td, J 1
4.7, 17.8), 2.78 (2H, dddd, J 6.4, 6,8.4, 13.0),
2.96 (2H, td, J 14.7, 17.8), 3.68 (2H, dd, J 6.4,
9),4.32 (2H, ddd, J 6.4, 8.4, 8.4), 4.38(2H, ddd,
J 6.4, 8.4, 8.4) 分析値 : M+, 367.2131. C20H31O6 計算値:367.2119
【0036】(実施例2) 1,18−ジヒドロキシ−
4,15−オクタデカンジオンの合成 1,12−ビス−(テトラヒドロ−2−オキソ−3−フ
ラニル)−1,12−ドデカンジオン(36.65g、
100mmol)を800gの5%水酸化ナトリウム水
溶液と400gのメタノールを混合し、6時間加熱環流
して加水分解、脱炭酸反応させた。
【0037】分液ロートに希硫酸を入れ、ここに上記で
得られたの反応混合物を注いだ。これを酢酸エチルで抽
出し、有機層は飽和食塩水で十分に洗浄した。溶媒を回
収して結晶物を得た。これを再度、酢酸エチルに溶解し
て再結晶させ、30.82g(98.0mmol、9
8.0mol%)の白色結晶物を得た。この白色結晶物
を分析した結果は以下のとおりであった。
【0038】m.p. 101-102 ℃ IR (KBr) νmax/cm-1 3350, 17001 H-NMR (400MHz,TMS, C5D5N) δ(ppm) 1.15-1.31 (12H, m), 1.61 (4H, tt, J 7.2,
7.2), 2.08 (4H, tt,J 6.6, 7.2), 2.42 (4H, t, J 7.
2) 2.67 (4H, t, J 7.2), 3.86 (4H, t,J 6.6), 6.00
(2H, s) 分析値 : M+-H2O, 297.2478. C18H33O3 計算値:297.
2428
【0039】(実施例3) 1,18−オクタデカンジ
オールの合成 1,18−ジヒドロキシ−4,15−オクタデカンジオ
ン(3.15g、10mmol)を、2gの粉砕した水
酸化ナトリウムとジエチレングリコール16mlと85
%水加ヒドラジン3.0mlとメタノール1mlと混合
し、110℃で40分間撹拌した。その後、昇温して内
温が195〜200℃になってからさらに15時間加熱
撹拌した。この間、留出される部分はすべて系外に抜き
取った。冷却し、希硫酸で酸性化した後、酸化エチルで
抽出し、有機層は飽和食塩水で十分に洗浄した。溶媒を
回収し、2.50gの白色結晶物を得た。これをGC分
析したところ、1,18−オクタデカンジオールが95
%の濃度で含まれていた。反応収率は83.0%であっ
た。
【0040】(実施例4) 1,18−オクタデカンジ
オールの合成 1,12−ビス−(テトラヒドロ−2−オキソ−3−フ
ラニル)−1,12−ドデカンジオン(3.67g、1
0mmol)を、80gの5%水酸化ナトリウム溶液と
40gのメタノールと混合し、6時間加熱還流して加水
分解、脱炭酸反応させた。油浴を130℃にしてメタノ
ール/水を半分ほど留去した。留去後、ジエチレングリ
コール15mlを添加し、さらに留去を続けた。1時間
後に85%水加ヒドラジン1.5mlを加え110℃で
40分間撹拌した。その後、昇温して内温が195〜2
00℃になってからさらに15時間加熱撹拌した。この
間、留出される部分はすべて系外に抜き取った。冷却
し、希硫酸で酸性化した後、酸化エチルで抽出し、有機
層は飽和食塩水で十分に洗浄した。溶媒を回収し、2.
75gの白色結晶物を得た。これをGC分析したとこ
ろ、1,18−オクタデカンジオールが92%の濃度で
含まれていた。反応収率は88.3%であった。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、各種合成原料ないし中
間体として有用であり、特に医薬工業分野やエレクトロ
ニクス分野において有用なα、ω−アルカンジオールの
新規な合成中間体が得られる。
【0042】また本発明によれば、かかる新規な合成中
間体および各種合成原料ないし中間体として有用なα,
ω−アルカンジオールを、簡便かつ工業的に優れた製造
法で製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷部 昭雄 千葉県野田市船形1573−4 曽田香料株式 会社野田支社内 (72)発明者 村岡 秀郎 愛知県名古屋市港区大江9番地の1 東レ 株式会社名古屋事業場内 (72)発明者 今村 伸三 愛知県名古屋市港区大江9番地の1 東レ 株式会社名古屋事業場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) ROOC(CH2 )nCOOR (1) (ただし、n=7〜13の整数、Rはアルキル基または
    アルケニル基を表す)で示されるジカルボン酸エステル
    とγ−ブチロラクトンを縮合反応させることを特徴とす
    る一般式(2) 【化1】 (ただし、n=7〜13の整数)で示されるα,ω−ビ
    ス−(テトラヒドロ−2−オキソ−3−フラニル)−
    α,ω−アルカンジオンの製造法。
  2. 【請求項2】 請求項1で得られるα,ω−ビス−(テ
    トラヒドロ−2−オキソ−3−フラニル)−α,ω−ア
    ルカンジオンを加水分解、脱炭酸反応させることを特徴
    とする一般式(3) 【化2】 (ただし、n=7〜13の整数)で示されるα,ω−ジ
    ヒドロキシ−δ,(ω−3)−アルカンジオンの製造
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2で得られるα,ω−ジヒドロキ
    シ−δ,(ω−3)−アルカンジオンを還元することを
    特徴とする一般式(4) 【化3】 (ただし、n=7〜13の整数)で示されるα,ω−ア
    ルカンジオールの製造法。
  4. 【請求項4】 一般式(2) 【化4】 (ただし、n=7〜13の整数)で示されるα,ω−ビ
    ス−(テトラヒドロ−2−オキソ−3−フラニル)−
    α,ω−アルカンジオン。
  5. 【請求項5】 一般式(3) 【化5】 (ただし、n=7〜13)で示されるα,ω−ジヒドロ
    キシ−δ,(ω−3)−アルカンジオン。
JP3067198A 1998-01-28 1998-01-28 新規合成中間体およびα,ω−アルカンジオールの製造方法ならびに新規合成中間体 Pending JPH11217349A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3067198A JPH11217349A (ja) 1998-01-28 1998-01-28 新規合成中間体およびα,ω−アルカンジオールの製造方法ならびに新規合成中間体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3067198A JPH11217349A (ja) 1998-01-28 1998-01-28 新規合成中間体およびα,ω−アルカンジオールの製造方法ならびに新規合成中間体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11217349A true JPH11217349A (ja) 1999-08-10

Family

ID=12310201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3067198A Pending JPH11217349A (ja) 1998-01-28 1998-01-28 新規合成中間体およびα,ω−アルカンジオールの製造方法ならびに新規合成中間体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11217349A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4127604A (en) Process for the preparation of acetic acid derivatives
JPWO2000034264A1 (ja) シンバスタチンの製造方法
KR100313668B1 (ko) (r)-4-시아노-3-히드록시부티르산 에스테르의 제조방법
US20130150613A1 (en) Synthesis of half esters
JP3496682B2 (ja) 「2−(ωアルコキシカルボニルアルカノイル)−4−ブタノリッド及び長鎖ω−オキシカルボン酸の製造法」
US3816525A (en) Process for oxidation of vicinal diol groups into carboxyl groups with oxygen
JPWO1997006156A1 (ja) 2−(ω−アルコキシカルボニルアルカノイル)−4−ブタノリッド及び長鎖ω−オキシカルボン酸の製造法
KR20180012407A (ko) 신규 중간체 및 이를 이용한 이오비트리돌의 개선된 제조방법
US6355830B1 (en) Process for preparation of dicarboxylic acid monoesters
JPH0633248B2 (ja) 2−アルケン−5−オリド類の製法
EP0970952B1 (en) Processes for preparing 2-omega-alkoxycarbonylalkanoyl)-4-butanolides, omega-hydroxy-omega-3)-keto fatty esters, and derivatives thereof
JP2001302658A (ja) 3−イソクロマノン類の製造方法
US6600070B2 (en) Methods for making 2-(ω-alkoxycarbonylalkanoyl)-4-butanolide, ester of ω-hydroxy-(ω-3)-ketoaliphatic acid, and derivatives thereof
CN1235152A (zh) 丙炔基化合物
JP2864491B2 (ja) 光学活性2−ノルボルナノンの製造方法
KR100413172B1 (ko) 퀴놀리논 유도체의 제조방법
JP2832090B2 (ja) フッ素化メタシクロファン
JP4216012B2 (ja) 5−ブロモ−2−アルコキシピリジンの製造方法
JPH1121270A (ja) ω−ヒドロキシ−(ω−3)−ケト脂肪酸エステルおよびその製造法
JP3477915B2 (ja) 1,6−ジオキシイミノヘキサンの製造法
JP2002275173A (ja) 2−(ω−アルコキシカルボニルアルカノイル)−4−ブタノリッド及び長鎖ω−オキシカルボン酸の製造法
JPH0524913B2 (ja)
JP2003160560A (ja) トランス−4−置換ピペリジン−2−カルボン酸塩類の製造方法
JP3304638B2 (ja) 脂環式ジカルボン酸及びそのエステル、並びにそれらの製造方法
JPH07149692A (ja) ピメリン酸エステルの製造方法