JPH11217566A - 土壌改良剤、この土壌改良剤の製造方法、土壌改良剤を 用いた植栽基材、および、この植栽基材の製造方法 - Google Patents
土壌改良剤、この土壌改良剤の製造方法、土壌改良剤を 用いた植栽基材、および、この植栽基材の製造方法Info
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- JPH11217566A JPH11217566A JP10023671A JP2367198A JPH11217566A JP H11217566 A JPH11217566 A JP H11217566A JP 10023671 A JP10023671 A JP 10023671A JP 2367198 A JP2367198 A JP 2367198A JP H11217566 A JPH11217566 A JP H11217566A
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- C05—FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
- C05G—MIXTURES OF FERTILISERS COVERED INDIVIDUALLY BY DIFFERENT SUBCLASSES OF CLASS C05; MIXTURES OF ONE OR MORE FERTILISERS WITH MATERIALS NOT HAVING A SPECIFIC FERTILISING ACTIVITY, e.g. PESTICIDES, SOIL-CONDITIONERS, WETTING AGENTS; FERTILISERS CHARACTERISED BY THEIR FORM
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- C05G3/80—Soil conditioners
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- Soil Sciences (AREA)
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】再生不可能な古紙を環境を損なうことなく有効
利用することができる土壌改良剤、この土壌改良剤の製
造方法、土壌改良剤を用いた植栽基材、および、この植
栽基材の製造方法を提供することを目的としている。 【解決手段】古紙と水とを混合してスラリー化したの
ち、植物質天然有機物と、保水性を有する層状粘土鉱物
および多孔質鉱物からなる群より選ばれた微細形状の鉱
物性材料と、高分子吸水剤と、保水剤と、飛散防止剤と
のうち、少なくとも植物質天然有機物と、保水性を有す
る層状粘土鉱物および多孔質鉱物からなる群より選ばれ
た微細形状の鉱物性材料とをスラリーに分散混合させた
のち、この混合工程で得られた混合物を脱水し乾燥させ
るようにした。
利用することができる土壌改良剤、この土壌改良剤の製
造方法、土壌改良剤を用いた植栽基材、および、この植
栽基材の製造方法を提供することを目的としている。 【解決手段】古紙と水とを混合してスラリー化したの
ち、植物質天然有機物と、保水性を有する層状粘土鉱物
および多孔質鉱物からなる群より選ばれた微細形状の鉱
物性材料と、高分子吸水剤と、保水剤と、飛散防止剤と
のうち、少なくとも植物質天然有機物と、保水性を有す
る層状粘土鉱物および多孔質鉱物からなる群より選ばれ
た微細形状の鉱物性材料とをスラリーに分散混合させた
のち、この混合工程で得られた混合物を脱水し乾燥させ
るようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土壌改良剤、この
土壌改良剤の製造方法、土壌改良剤を用いた植栽基材、
および、この植栽基材の製造方法に関する。
土壌改良剤の製造方法、土壌改良剤を用いた植栽基材、
および、この植栽基材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今は、資源の有効利用を図るため、回
収された古紙は、再び再生紙あるいは再再生紙として使
用されているようになってきている。しかし、古紙を再
生紙として再生使用する場合、脱墨,漂白,染色などの
化学処理を施さなければならないため、再生の回数にも
限度がある。
収された古紙は、再び再生紙あるいは再再生紙として使
用されているようになってきている。しかし、古紙を再
生紙として再生使用する場合、脱墨,漂白,染色などの
化学処理を施さなければならないため、再生の回数にも
限度がある。
【0003】すなわち、再生時の上記のような処理過程
において、紙を構成するパルプ繊維がどうしても傷めら
れてその繊維強度が低下してしまい、抄造しても紙とし
ての十分な特性を再現することができなくなってしま
う。そこで、このような再生不可能な古紙(再生紙や再
再生紙)は、そのまま埋め立てられるか、産業廃棄物と
して焼却されたのち、灰として形を変えて埋め立てられ
るかされるようになっている。
において、紙を構成するパルプ繊維がどうしても傷めら
れてその繊維強度が低下してしまい、抄造しても紙とし
ての十分な特性を再現することができなくなってしま
う。そこで、このような再生不可能な古紙(再生紙や再
再生紙)は、そのまま埋め立てられるか、産業廃棄物と
して焼却されたのち、灰として形を変えて埋め立てられ
るかされるようになっている。
【0004】しかしながら、焼却による地球の温暖化や
埋め立て地およびその近傍の汚染等の問題もあり、従来
のような処理方法では、環境的に問題があった。
埋め立て地およびその近傍の汚染等の問題もあり、従来
のような処理方法では、環境的に問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて、再生不可能な古紙を環境を損なうことな
く有効利用することができる土壌改良剤、この土壌改良
剤の製造方法、土壌改良剤を用いた植栽基材、および、
この植栽基材の製造方法を提供することを目的としてい
る。
事情に鑑みて、再生不可能な古紙を環境を損なうことな
く有効利用することができる土壌改良剤、この土壌改良
剤の製造方法、土壌改良剤を用いた植栽基材、および、
この植栽基材の製造方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にかかる土壌改良剤は、少なくとも古
紙成分と、植物質天然有機物とが分散混合されている構
成とした。
るために、本発明にかかる土壌改良剤は、少なくとも古
紙成分と、植物質天然有機物とが分散混合されている構
成とした。
【0007】古紙成分は、再生紙や再再生紙等の古紙を
粉砕あるいは水にスラリー状に溶かして分散させて得ら
れる。古紙成分と植物質天然有機物との混合割合は、重
量比で古紙成分が10%以上70%以下が好ましく、2
0%以上60%以下がより好ましい。
粉砕あるいは水にスラリー状に溶かして分散させて得ら
れる。古紙成分と植物質天然有機物との混合割合は、重
量比で古紙成分が10%以上70%以下が好ましく、2
0%以上60%以下がより好ましい。
【0008】植物質天然有機物としては、特に限定され
ないが、たとえば、ピートモス,鋸屑,籾殻,バガスや
間伐材等が挙げられる。また、微細形状とは、粉状ある
いは粒状等が挙げられるが、間伐材などは、粉砕物(後
述する製造時に古紙スラリーに分散混合しやすいように
15mm以下のものが好ましい)でも構わない。ピートモ
スは、カナダ産のバイオランAAOタイプのように10
0mmを越す非常に長い植物繊維から構成されているもの
もあるが、吸水後のピートモスは柔軟性があるため、原
料段階でその大きさを調整することなく使用できる。
ないが、たとえば、ピートモス,鋸屑,籾殻,バガスや
間伐材等が挙げられる。また、微細形状とは、粉状ある
いは粒状等が挙げられるが、間伐材などは、粉砕物(後
述する製造時に古紙スラリーに分散混合しやすいように
15mm以下のものが好ましい)でも構わない。ピートモ
スは、カナダ産のバイオランAAOタイプのように10
0mmを越す非常に長い植物繊維から構成されているもの
もあるが、吸水後のピートモスは柔軟性があるため、原
料段階でその大きさを調整することなく使用できる。
【0009】植物質天然有機物は、一種でも構わない
が、保水性や肥料分の構成分布を考慮すると、ピートモ
スをベースに複数種混合して用いることが好ましい。上
記本発明の構成において、古紙成分と植物質天然有機物
以外に、請求項2のように保水性を有する層状粘土鉱物
および多孔質鉱物からなる群より選ばれた微細形状の鉱
物性材料を混合することが好ましい。
が、保水性や肥料分の構成分布を考慮すると、ピートモ
スをベースに複数種混合して用いることが好ましい。上
記本発明の構成において、古紙成分と植物質天然有機物
以外に、請求項2のように保水性を有する層状粘土鉱物
および多孔質鉱物からなる群より選ばれた微細形状の鉱
物性材料を混合することが好ましい。
【0010】鉱物性材料としては、保水性を有していれ
ば、特に限定されないが、多孔質鉱物や沸石(ゼオライ
ト)属、モンモリロナイト系の粘土系鉱物やこれらの加
工物等が挙げられ、これらのうち、沸石(ゼオライト)
属やモンモリロナイト系の粘土系鉱物が好ましい。な
お、多孔質鉱物とは、膨張非結晶性のシリカ,アルミナ
が主成分となって構成されているようなものや、ウィス
カー等の結晶性鉱物または珪藻土のような堆積物を言
う。また、多孔質鉱物の粒度は、5mm以下のものが好ま
しいが10mm位まで使用可能である。
ば、特に限定されないが、多孔質鉱物や沸石(ゼオライ
ト)属、モンモリロナイト系の粘土系鉱物やこれらの加
工物等が挙げられ、これらのうち、沸石(ゼオライト)
属やモンモリロナイト系の粘土系鉱物が好ましい。な
お、多孔質鉱物とは、膨張非結晶性のシリカ,アルミナ
が主成分となって構成されているようなものや、ウィス
カー等の結晶性鉱物または珪藻土のような堆積物を言
う。また、多孔質鉱物の粒度は、5mm以下のものが好ま
しいが10mm位まで使用可能である。
【0011】鉱物性材料の配合量としては、古紙成分と
植物質天然有機物との総量に対して重量比で10%以上
80%以下が好ましい。また、本発明の土壌改良剤は、
請求項3〜請求項5のように、高分子吸水剤,保水剤,
飛散防止剤を必要に応じて添加することがより好まし
い。
植物質天然有機物との総量に対して重量比で10%以上
80%以下が好ましい。また、本発明の土壌改良剤は、
請求項3〜請求項5のように、高分子吸水剤,保水剤,
飛散防止剤を必要に応じて添加することがより好まし
い。
【0012】すなわち、高分子吸水剤を混合することに
よってより吸水時間を短縮するとともに、より多量に吸
水して保水性を高めることができる。保水剤を混合する
ことによって吸水能力が向上するとともに、湿潤状態を
長く保つことができる。飛散防止剤を混合することによ
って乾燥時に土壌改良剤の飛散を防止することができ
る。
よってより吸水時間を短縮するとともに、より多量に吸
水して保水性を高めることができる。保水剤を混合する
ことによって吸水能力が向上するとともに、湿潤状態を
長く保つことができる。飛散防止剤を混合することによ
って乾燥時に土壌改良剤の飛散を防止することができ
る。
【0013】なお、高分子吸水剤は、所謂、S−SAP
(SOLID-SUPPER ABSORBENT POLYMER) と称されるもので
あって、1gあたり25〜1500gの吸水性を有し、
大きさが原形で5mm以下、膨潤時で20mm以下、飽和吸
水時間が60分以下、復元時間(飽和吸水物が23℃室
内の5A濾紙上で水分率10%になるまでの時間)が1
5時間以上、10g当たりの塩基置換容量(保肥性)が
10ミリ当量以上のものが好ましい。
(SOLID-SUPPER ABSORBENT POLYMER) と称されるもので
あって、1gあたり25〜1500gの吸水性を有し、
大きさが原形で5mm以下、膨潤時で20mm以下、飽和吸
水時間が60分以下、復元時間(飽和吸水物が23℃室
内の5A濾紙上で水分率10%になるまでの時間)が1
5時間以上、10g当たりの塩基置換容量(保肥性)が
10ミリ当量以上のものが好ましい。
【0014】高分子吸水剤の添加量は、使用する土壌や
使用する高分子吸水剤の種類によっても異なるが、古紙
成分と植物質天然有機物と鉱物性材料との混合物100
重量部に対して0.1重量部〜0.8重量部程度が好ま
しい。
使用する高分子吸水剤の種類によっても異なるが、古紙
成分と植物質天然有機物と鉱物性材料との混合物100
重量部に対して0.1重量部〜0.8重量部程度が好ま
しい。
【0015】保水剤は、所謂、L−SWKP(LIQUID-S
UPPER WATER KEEP POLYMER) と称されるものであって、
復元時間(飽和吸水物が23℃室内の5A濾紙上で水分
率10%になるまでの時間)が100時間以上、10g
当たりの塩基置換容量(保肥性)が25ミリ当量以上
で、水分率が10%以下にならないものが好ましく、た
とえば、ポリエチレンオキサイド, ポリウレタン, 酢酸
ビニル樹脂, アクリル樹脂等やこれらの共重合体の微粉
末などが使用できる。
UPPER WATER KEEP POLYMER) と称されるものであって、
復元時間(飽和吸水物が23℃室内の5A濾紙上で水分
率10%になるまでの時間)が100時間以上、10g
当たりの塩基置換容量(保肥性)が25ミリ当量以上
で、水分率が10%以下にならないものが好ましく、た
とえば、ポリエチレンオキサイド, ポリウレタン, 酢酸
ビニル樹脂, アクリル樹脂等やこれらの共重合体の微粉
末などが使用できる。
【0016】保水剤の添加量は、古紙成分と植物質天然
有機物と鉱物性材料との混合物100重量部に対して
0.1重量部〜2.0重量部程度が好ましく、0.8重
量部〜1.2重量部がより好ましい。
有機物と鉱物性材料との混合物100重量部に対して
0.1重量部〜2.0重量部程度が好ましく、0.8重
量部〜1.2重量部がより好ましい。
【0017】高分子吸水剤および保水剤の混合方法は、
古紙成分と植物質天然有機物と鉱物性材料とのスラリー
状混合物に投入する方法が好ましい。投入される高分子
吸水剤および保水剤の形状は、5mm以下程度の粉末状か
顆粒状で不定形なものが好ましい。すなわち、吸水膨潤
形状が、球状や、滑り易い形状になるものは、脱水乾燥
して得た塊状物を破砕して土壌改良剤を得ようとする場
合、高分子吸水剤や保水剤が単体で滑り出でしまう恐れ
がある。
古紙成分と植物質天然有機物と鉱物性材料とのスラリー
状混合物に投入する方法が好ましい。投入される高分子
吸水剤および保水剤の形状は、5mm以下程度の粉末状か
顆粒状で不定形なものが好ましい。すなわち、吸水膨潤
形状が、球状や、滑り易い形状になるものは、脱水乾燥
して得た塊状物を破砕して土壌改良剤を得ようとする場
合、高分子吸水剤や保水剤が単体で滑り出でしまう恐れ
がある。
【0018】飛散防止剤としては、たとえば、エチレン
- 酢酸ビニル共重合体(EVA)、アルギン酸、ポリビ
ニルアルコール(PVA)、カルボキシメチルセルロー
ス(CMC)、メチルセルロース(MC)、ヒドロキシ
メチルセルロース(HMC)、ポリアクリル酸ナトリウ
ム、澱粉、デキストリン等の水溶性高分子や半水溶性高
分子が挙げられる。
- 酢酸ビニル共重合体(EVA)、アルギン酸、ポリビ
ニルアルコール(PVA)、カルボキシメチルセルロー
ス(CMC)、メチルセルロース(MC)、ヒドロキシ
メチルセルロース(HMC)、ポリアクリル酸ナトリウ
ム、澱粉、デキストリン等の水溶性高分子や半水溶性高
分子が挙げられる。
【0019】飛散防止剤の添加量は、使用する土壌や使
用する高分子吸水剤、保水剤の種類によっても異なる
が、多すぎると土壌表面が角質化し降水時の吸水性低
下、また種子の発芽率の低下の危険性があり、少なすぎ
るとその効果がないため、古紙成分と植物質天然有機物
と鉱物性材料との混合物100重量部に対して0.2重
量部〜2.0重量部程度が好ましい。
用する高分子吸水剤、保水剤の種類によっても異なる
が、多すぎると土壌表面が角質化し降水時の吸水性低
下、また種子の発芽率の低下の危険性があり、少なすぎ
るとその効果がないため、古紙成分と植物質天然有機物
と鉱物性材料との混合物100重量部に対して0.2重
量部〜2.0重量部程度が好ましい。
【0020】さらに、本発明の土壌改良剤には、肥料等
を混合しておくようにしても構わない。
を混合しておくようにしても構わない。
【0021】一方、本発明にかかる土壌改良剤の製造方
法は、古紙と水とを混合してスラリー化したのち、植物
質天然有機物をこのスラリーに分散混合させる工程と、
この混合物を脱水し乾燥させる工程とを備えている構成
とした。
法は、古紙と水とを混合してスラリー化したのち、植物
質天然有機物をこのスラリーに分散混合させる工程と、
この混合物を脱水し乾燥させる工程とを備えている構成
とした。
【0022】また、請求項2〜請求項5の土壌改良剤の
製造方法は、古紙と水とを混合してスラリー化したの
ち、植物質天然有機物と、保水性を有する層状粘土鉱物
および多孔質鉱物からなる群より選ばれた微細形状の鉱
物性材料と、高分子吸水剤と、保水剤と、飛散防止剤と
のうち、少なくとも植物質天然有機物と、保水性を有す
る層状粘土鉱物および多孔質鉱物からなる群より選ばれ
た微細形状の鉱物性材料とを前記スラリーに分散混合さ
せる混合工程と、この混合工程で得られた混合物を脱水
し乾燥させる工程とを備えている構成とした。
製造方法は、古紙と水とを混合してスラリー化したの
ち、植物質天然有機物と、保水性を有する層状粘土鉱物
および多孔質鉱物からなる群より選ばれた微細形状の鉱
物性材料と、高分子吸水剤と、保水剤と、飛散防止剤と
のうち、少なくとも植物質天然有機物と、保水性を有す
る層状粘土鉱物および多孔質鉱物からなる群より選ばれ
た微細形状の鉱物性材料とを前記スラリーに分散混合さ
せる混合工程と、この混合工程で得られた混合物を脱水
し乾燥させる工程とを備えている構成とした。
【0023】古紙と水との混合比率は、古紙の種類等に
より特に限定されず、通常、古紙に対して30倍量程度
の水を加えればよい。
より特に限定されず、通常、古紙に対して30倍量程度
の水を加えればよい。
【0024】本発明の土壌改良剤は、通常、鋤き込むな
どして土壌に混ぜ込んで使用されるが、請求項2〜5の
土壌改良剤のように、鉱物性材料を含んだものにおいて
は、そのまま用土としても使用することができる。ま
た、土壌に直接混合する場合、その混合割合は土壌の種
類によって異なり適宜決定されるが、少なすぎると混合
した効果がなく、多すぎると水捌け等に影響がでる恐れ
がある。因みに、砂状土や砂礫土の場合の混合割合は、
10%以上が好ましく、20〜50%程度がより好まし
い。
どして土壌に混ぜ込んで使用されるが、請求項2〜5の
土壌改良剤のように、鉱物性材料を含んだものにおいて
は、そのまま用土としても使用することができる。ま
た、土壌に直接混合する場合、その混合割合は土壌の種
類によって異なり適宜決定されるが、少なすぎると混合
した効果がなく、多すぎると水捌け等に影響がでる恐れ
がある。因みに、砂状土や砂礫土の場合の混合割合は、
10%以上が好ましく、20〜50%程度がより好まし
い。
【0025】他方、本発明にかかる植栽基材は、土壌改
良剤中の隣接する土壌改良剤成分が合成樹脂接着剤を介
して連結されて所望形状に成形されている構成とした。
また、本発明にかかる植栽基材の製造方法は、本発明の
土壌改良剤を合成樹脂接着剤とともにスラリー化したの
ち、このスラリーを型枠内に流し込み型枠内で脱水して
成形する工程を備えている構成とした。
良剤中の隣接する土壌改良剤成分が合成樹脂接着剤を介
して連結されて所望形状に成形されている構成とした。
また、本発明にかかる植栽基材の製造方法は、本発明の
土壌改良剤を合成樹脂接着剤とともにスラリー化したの
ち、このスラリーを型枠内に流し込み型枠内で脱水して
成形する工程を備えている構成とした。
【0026】上記植栽基材において、合成樹脂接着剤と
しては、特に限定されないが、低粘度で自己架橋型であ
って架橋後の合成樹脂が水分に接すると、強度の低下が
少なく、吸水膨潤し柔軟になるもので経時的に生分解す
るものが好ましく、たとえば、アクリル樹脂系、ポリ酢
酸ビニル系、エチレン−酢酸ビニル共重合体系等のエマ
ルションタイプのものが挙げられる。
しては、特に限定されないが、低粘度で自己架橋型であ
って架橋後の合成樹脂が水分に接すると、強度の低下が
少なく、吸水膨潤し柔軟になるもので経時的に生分解す
るものが好ましく、たとえば、アクリル樹脂系、ポリ酢
酸ビニル系、エチレン−酢酸ビニル共重合体系等のエマ
ルションタイプのものが挙げられる。
【0027】合成樹脂接着剤の使用量は、良好な成形体
を得られれば特に限定されないが、絶乾重量で3〜15
%が好ましく、5〜10%がより好ましい。
を得られれば特に限定されないが、絶乾重量で3〜15
%が好ましく、5〜10%がより好ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照しつつ詳しく説明する。
面を参照しつつ詳しく説明する。
【0029】本発明の土壌改良剤は、古紙と水とを混合
してスラリー状にしたのち、このスラリーに、植物質天
然有機物としてのピートモスをベースにし鋸屑,籾殻,
バガス等をピートモスと混合した混合物と、層状粘土鉱
物としての酸性白土と、高分子吸水剤と、保水剤と、飛
散防止剤とをさらに加えて混合する。そして、この混合
物を脱水乾燥したのち、塊状物を手で粉砕して15mm程
度の不定形の粒状にされている。
してスラリー状にしたのち、このスラリーに、植物質天
然有機物としてのピートモスをベースにし鋸屑,籾殻,
バガス等をピートモスと混合した混合物と、層状粘土鉱
物としての酸性白土と、高分子吸水剤と、保水剤と、飛
散防止剤とをさらに加えて混合する。そして、この混合
物を脱水乾燥したのち、塊状物を手で粉砕して15mm程
度の不定形の粒状にされている。
【0030】この土壌改良剤は、主成分として従来焼却
処分や埋め立て処分されていた古紙を用いるようにした
ので、環境汚染の問題が解消され、資源の有効利用を図
ることができる。また、土壌中に鋤き込めば、古紙成分
および植物質天然有機物はもとより高分子吸水剤、保水
剤が降水等を吸水して水持ちの悪い土壌をより保水性の
高い土壌に改良することができる。
処分や埋め立て処分されていた古紙を用いるようにした
ので、環境汚染の問題が解消され、資源の有効利用を図
ることができる。また、土壌中に鋤き込めば、古紙成分
および植物質天然有機物はもとより高分子吸水剤、保水
剤が降水等を吸水して水持ちの悪い土壌をより保水性の
高い土壌に改良することができる。
【0031】特に高分子吸水剤を含んでいるので、短時
間で降水を吸水して通過水が少ない。したがって、十分
に水を蓄えることができるとともに、灌水時には速やか
に蓄えた水を放出することができる。また、保水剤を含
んでいるので、高分子吸収剤によって吸水された水が保
水剤に徐々に吸水される。したがって、一旦保水した水
分を徐々に放出することができ、長期間湿潤状態に保つ
ことができる。
間で降水を吸水して通過水が少ない。したがって、十分
に水を蓄えることができるとともに、灌水時には速やか
に蓄えた水を放出することができる。また、保水剤を含
んでいるので、高分子吸収剤によって吸水された水が保
水剤に徐々に吸水される。したがって、一旦保水した水
分を徐々に放出することができ、長期間湿潤状態に保つ
ことができる。
【0032】さらに、飛散防止剤を含んでいるので、乾
燥してきても、飛散防止剤の粘着によって他の成分が弱
い力で結合し、半粒状化状態になるため、飛散が防止で
き、長期間土壌改良剤としての効力を持続させることが
できる。古紙成分および植物質天然有機物中で腐敗分解
して肥料化するため、肥沃な土壌に改良することができ
る。
燥してきても、飛散防止剤の粘着によって他の成分が弱
い力で結合し、半粒状化状態になるため、飛散が防止で
き、長期間土壌改良剤としての効力を持続させることが
できる。古紙成分および植物質天然有機物中で腐敗分解
して肥料化するため、肥沃な土壌に改良することができ
る。
【0033】また、鉱物性材料が混合されているため、
古紙成分や植物質天然有機物等が腐敗分解後も、鉱物性
材料が粒子化して土壌中に残るため、土壌が緻密化せ
ず、常に水捌けのよい状態に保たれ、植物が根腐れした
りすることを防止できる。しかも、従来、焼却処分や埋
め立て処分をしていた古紙を原料として用いているた
め、資源の有効利用になるとともに、焼却処分や埋め立
て処分を行わなくてよいため、環境保護にも有効であ
る。
古紙成分や植物質天然有機物等が腐敗分解後も、鉱物性
材料が粒子化して土壌中に残るため、土壌が緻密化せ
ず、常に水捌けのよい状態に保たれ、植物が根腐れした
りすることを防止できる。しかも、従来、焼却処分や埋
め立て処分をしていた古紙を原料として用いているた
め、資源の有効利用になるとともに、焼却処分や埋め立
て処分を行わなくてよいため、環境保護にも有効であ
る。
【0034】本発明にかかる植栽基材は、古紙と水とを
混合してスラリー状にしたのち、このスラリーに、植物
質天然有機物としてのピートモスをベースにし鋸屑,籾
殻,バガス等をピートモスと混合した混合物と、層状粘
土鉱物としての酸性白土と、高分子吸水剤と、保水剤
と、飛散防止剤とをさらに加えて混合する。そして、こ
の混合物にさらにエマルションタイプの合成樹脂接着剤
を混合したのち、この混合物を型枠内に流し込み抄造成
形して得ることができる。
混合してスラリー状にしたのち、このスラリーに、植物
質天然有機物としてのピートモスをベースにし鋸屑,籾
殻,バガス等をピートモスと混合した混合物と、層状粘
土鉱物としての酸性白土と、高分子吸水剤と、保水剤
と、飛散防止剤とをさらに加えて混合する。そして、こ
の混合物にさらにエマルションタイプの合成樹脂接着剤
を混合したのち、この混合物を型枠内に流し込み抄造成
形して得ることができる。
【0035】得られた植栽基材は、本発明の土壌改良剤
と同様の効果を備えているとともに、土壌改良剤が合成
樹脂接着剤でしっかりと成形されているため、たとえ
ば、砂丘や砂礫土壌地に板状物や断面十字状物として打
ち込み施工すれば、初期においては飛砂防止に寄与し、
やがて土壌改良剤の持つ本来の特性によって土壌の水分
を保ち、植物が生育可能な土質に改良することができ
る。
と同様の効果を備えているとともに、土壌改良剤が合成
樹脂接着剤でしっかりと成形されているため、たとえ
ば、砂丘や砂礫土壌地に板状物や断面十字状物として打
ち込み施工すれば、初期においては飛砂防止に寄与し、
やがて土壌改良剤の持つ本来の特性によって土壌の水分
を保ち、植物が生育可能な土質に改良することができ
る。
【0036】また、土壌改良剤が乾燥時の飛散性の高い
ものの場合であってもこのように成形することで飛散を
防止することができる。
ものの場合であってもこのように成形することで飛散を
防止することができる。
【0037】
【実施例】以下に、本発明の実施例をより詳しく説明す
る。
る。
【0038】(実施例1〜7)古紙(マンガ週刊誌)と
30倍量の水とを混合して得たスラリーに、スラリー中
の古紙成分との混合割合が表1に示すような割合となる
ように、植物質天然有機物としてのピートモス(長繊維
系カナダ産「バイオランAAO」)、ピートモス(短繊
維系カナダ産「アカディアン」)、鋸屑(約20mm以下
のもの)、バガス(約50mmの切断物)、間伐材(約1
5mm以下のもの)を加えて混合し、得られた混合物を圧
搾して水分率が20%以下になるまで脱水し、脱水後塊
状物を取り出して5〜30mm程度の大きさに破砕して、
土壌改良剤を得た。
30倍量の水とを混合して得たスラリーに、スラリー中
の古紙成分との混合割合が表1に示すような割合となる
ように、植物質天然有機物としてのピートモス(長繊維
系カナダ産「バイオランAAO」)、ピートモス(短繊
維系カナダ産「アカディアン」)、鋸屑(約20mm以下
のもの)、バガス(約50mmの切断物)、間伐材(約1
5mm以下のもの)を加えて混合し、得られた混合物を圧
搾して水分率が20%以下になるまで脱水し、脱水後塊
状物を取り出して5〜30mm程度の大きさに破砕して、
土壌改良剤を得た。
【0039】得られた土壌改良剤は、手で簡単に壊れる
程度の強度であった。そして、実施例1〜7で得られた
土壌改良剤を自然土壌に鋤き込むように混合したとこ
ろ、いずれの実施例の土壌改良剤も土壌の保肥性が上が
り、土壌の流動性を抑えることができるとともに、乾燥
時の表土の飛散を防ぐことができた。
程度の強度であった。そして、実施例1〜7で得られた
土壌改良剤を自然土壌に鋤き込むように混合したとこ
ろ、いずれの実施例の土壌改良剤も土壌の保肥性が上が
り、土壌の流動性を抑えることができるとともに、乾燥
時の表土の飛散を防ぐことができた。
【0040】
【表1】
【0041】(実施例8〜14)古紙(マンガ週刊誌)
と30倍量の水とを混合して得たスラリーに、スラリー
中の古紙成分との混合割合が表2に示すような割合にな
るように、植物質天然有機物としてのピートモス(長繊
維系カナダ産「バイオランAAO」)、ピートモス(短
繊維系カナダ産「アカディアン」)、鋸屑(約20mm以
下のもの)、バガス(約50mmの切断物)、間伐材(約
15mm以下のもの)、鉱物性材料としての酸性白土(酸
性白土を原料として製造される半人造の板状構造粘土系
鉱物、水澤化学工業社の商品名ガレオナイトHK3〜7
mmのもの)、バーミキュライト(2〜5mmのもの)、パ
ーライト(2〜7mmのもの)、ウァラストナイト(60
μm以下のもの)、珪藻土を加えて混合し、得られた混
合物を圧搾して水分率が20%以下になるまで脱水し、
脱水後塊状物を取り出して破砕し、土壌改良剤を得た。
と30倍量の水とを混合して得たスラリーに、スラリー
中の古紙成分との混合割合が表2に示すような割合にな
るように、植物質天然有機物としてのピートモス(長繊
維系カナダ産「バイオランAAO」)、ピートモス(短
繊維系カナダ産「アカディアン」)、鋸屑(約20mm以
下のもの)、バガス(約50mmの切断物)、間伐材(約
15mm以下のもの)、鉱物性材料としての酸性白土(酸
性白土を原料として製造される半人造の板状構造粘土系
鉱物、水澤化学工業社の商品名ガレオナイトHK3〜7
mmのもの)、バーミキュライト(2〜5mmのもの)、パ
ーライト(2〜7mmのもの)、ウァラストナイト(60
μm以下のもの)、珪藻土を加えて混合し、得られた混
合物を圧搾して水分率が20%以下になるまで脱水し、
脱水後塊状物を取り出して破砕し、土壌改良剤を得た。
【0042】実施例8〜14で得られた土壌改良剤は、
実施例1〜7の土壌改良剤に比べ小さく粒度が揃ってお
り、土壌へ混合したことろ実施例1〜7のものに比べよ
り均一に混合できた。また、この実施例8〜14の土壌
改良剤は、鉱物性材料を含んでいるため、古紙成分や植
物質天然有機物が全て腐敗分解してしまっても、鉱物性
材料部分が残って粒子化するため、土壌の密度が上がっ
て土締まりを起こし、水捌けが悪くなったりすることが
なかった。
実施例1〜7の土壌改良剤に比べ小さく粒度が揃ってお
り、土壌へ混合したことろ実施例1〜7のものに比べよ
り均一に混合できた。また、この実施例8〜14の土壌
改良剤は、鉱物性材料を含んでいるため、古紙成分や植
物質天然有機物が全て腐敗分解してしまっても、鉱物性
材料部分が残って粒子化するため、土壌の密度が上がっ
て土締まりを起こし、水捌けが悪くなったりすることが
なかった。
【0043】
【表2】
【0044】また、実施例8〜14で得られた土壌改良
剤を植木鉢に入れて直接用土として用い、観葉植物(シ
ェフレラ,ハイビスカス,パキラ)、一般灌木(ネズミ
モチ,コノデガシワ,プレペット)の苗をそれぞれ育苗
したところ、いずれの植木鉢の植物も大差なく根づき成
長した。
剤を植木鉢に入れて直接用土として用い、観葉植物(シ
ェフレラ,ハイビスカス,パキラ)、一般灌木(ネズミ
モチ,コノデガシワ,プレペット)の苗をそれぞれ育苗
したところ、いずれの植木鉢の植物も大差なく根づき成
長した。
【0045】(実施例15〜22)古紙(マンガ週刊
誌)と30倍量の水とを混合して得たスラリーに、スラ
リー中の古紙成分との混合割合が表3に示すような割合
になるように、植物質天然有機物としてのピートモス
(長繊維系カナダ産「バイオランAAO」)、ピートモ
ス(短繊維系カナダ産「アカディアン」)、鋸屑(約2
0mm以下のもの)、バガス(約50mmの切断物)、間伐
材(約15mm以下のもの)、鉱物性材料としての酸性白
土(酸性白土を原料として製造される半人造の板状構造
粘土系鉱物、水澤化学工業社の商品名ガレオナイトHK
3〜7mmのもの)、バーミキュライト(2〜5mmのも
の)、パーライト(2〜7mmのもの)、ウァラストナイ
ト(60μm以下のもの)、珪藻土、および、高分子吸
水剤としてのアクアリザーブGP−43(日本合成化学
社のポリビニルアルコール系高分子吸水剤、1g当たり
100〜250gの吸水能力を有し、1〜3mmのカレッ
ト状をしたもの)、サンフレッシュST−100(三洋
化成社の澱粉・アクリル酸グラフト共重合体、1g当た
り1000gの吸水能力を有するグラフトスターチ)、
エスペック S(東洋紡績社のポリアクリル酸系保水
剤、1g当たり80〜120gの吸水能力を有し、1〜
3mmの顆粒状をしたもの)を加えて混合し、得られた混
合物を圧搾して水分率が20%以下になるまで脱水し、
脱水後塊状物を取り出して破砕し、土壌改良剤を得た。
誌)と30倍量の水とを混合して得たスラリーに、スラ
リー中の古紙成分との混合割合が表3に示すような割合
になるように、植物質天然有機物としてのピートモス
(長繊維系カナダ産「バイオランAAO」)、ピートモ
ス(短繊維系カナダ産「アカディアン」)、鋸屑(約2
0mm以下のもの)、バガス(約50mmの切断物)、間伐
材(約15mm以下のもの)、鉱物性材料としての酸性白
土(酸性白土を原料として製造される半人造の板状構造
粘土系鉱物、水澤化学工業社の商品名ガレオナイトHK
3〜7mmのもの)、バーミキュライト(2〜5mmのも
の)、パーライト(2〜7mmのもの)、ウァラストナイ
ト(60μm以下のもの)、珪藻土、および、高分子吸
水剤としてのアクアリザーブGP−43(日本合成化学
社のポリビニルアルコール系高分子吸水剤、1g当たり
100〜250gの吸水能力を有し、1〜3mmのカレッ
ト状をしたもの)、サンフレッシュST−100(三洋
化成社の澱粉・アクリル酸グラフト共重合体、1g当た
り1000gの吸水能力を有するグラフトスターチ)、
エスペック S(東洋紡績社のポリアクリル酸系保水
剤、1g当たり80〜120gの吸水能力を有し、1〜
3mmの顆粒状をしたもの)を加えて混合し、得られた混
合物を圧搾して水分率が20%以下になるまで脱水し、
脱水後塊状物を取り出して破砕し、土壌改良剤を得た。
【0046】
【表3】
【0047】(実施例23)古紙(マンガ週刊誌)を3
0倍量の水と混合してスラリー状にしたのち、このスラ
リーにスラリー中の古紙成分1000重量部に対して、
ピートモス(短繊維系カナダ産「アカディアン」)10
00重量部、鋸屑(約2〜10mmのもの)500重量
部、酸性白土(酸性白土を原料として製造される半人造
の板状構造粘土系鉱物、水澤化学工業社の商品名ガレオ
ナイトHK3〜7mmのもの)1000重量部、バーミキ
ュライト(2〜5mmのもの)300重量部、アクアリザ
ーブGP−43(日本合成化学社のポリビニルアルコー
ル系高分子吸水剤、1g当たり100〜250gの吸水
能力を有し、1〜3mmのカレット状をしたもの)10重
量部、サンフレッシュST−100(三洋化成社の澱粉
・アクリル酸グラフト共重合体、1g当たり1000g
の吸水能力を有するグラフトスターチ)3重量部および
合成樹脂接着剤としてのモビニール710(エマルショ
ンタイプのヘキスト合成社製アクリル樹脂系接着剤)3
00重量部(固形分換算)を加えて混合し、得られた混
合物を型枠に入れ型枠内で脱水する抄造法で成形したの
ち、型枠を外して100〜130℃で乾燥して、200
mm×200mm×50mmの板状の植栽基材を得た。
0倍量の水と混合してスラリー状にしたのち、このスラ
リーにスラリー中の古紙成分1000重量部に対して、
ピートモス(短繊維系カナダ産「アカディアン」)10
00重量部、鋸屑(約2〜10mmのもの)500重量
部、酸性白土(酸性白土を原料として製造される半人造
の板状構造粘土系鉱物、水澤化学工業社の商品名ガレオ
ナイトHK3〜7mmのもの)1000重量部、バーミキ
ュライト(2〜5mmのもの)300重量部、アクアリザ
ーブGP−43(日本合成化学社のポリビニルアルコー
ル系高分子吸水剤、1g当たり100〜250gの吸水
能力を有し、1〜3mmのカレット状をしたもの)10重
量部、サンフレッシュST−100(三洋化成社の澱粉
・アクリル酸グラフト共重合体、1g当たり1000g
の吸水能力を有するグラフトスターチ)3重量部および
合成樹脂接着剤としてのモビニール710(エマルショ
ンタイプのヘキスト合成社製アクリル樹脂系接着剤)3
00重量部(固形分換算)を加えて混合し、得られた混
合物を型枠に入れ型枠内で脱水する抄造法で成形したの
ち、型枠を外して100〜130℃で乾燥して、200
mm×200mm×50mmの板状の植栽基材を得た。
【0048】得られた植栽基材は、軽量で、鋸による切
断、ドリルによる孔開け加工等の後加工に十分耐える強
度を有していた。また、この植栽基材に飽和吸水させた
ところ、飽和吸水状態でも取扱いができる強度を有し、
水中に浸漬しても崩壊せずにその形状を維持していた。
断、ドリルによる孔開け加工等の後加工に十分耐える強
度を有していた。また、この植栽基材に飽和吸水させた
ところ、飽和吸水状態でも取扱いができる強度を有し、
水中に浸漬しても崩壊せずにその形状を維持していた。
【0049】さらに、飽和吸水状態の植栽基材を45°
の傾斜状態に固定したのち、この植栽基材に直接野草の
種子を播種したところ、野草が正常に発芽して順調に成
長した。なお、最初の25日間は無灌水で、その後、植
物が水を必要とするため数日おきに灌水した。
の傾斜状態に固定したのち、この植栽基材に直接野草の
種子を播種したところ、野草が正常に発芽して順調に成
長した。なお、最初の25日間は無灌水で、その後、植
物が水を必要とするため数日おきに灌水した。
【0050】(実施例24)実施例23と同様の混合物
を用いて長さ500mm、直径60mmの円柱状の植栽基材
を得た。この植栽基材の一端をカッターナイフで削り、
尖らせたのち、尖った側を下側にして土壌に直接打ち込
んだところ、容易に土壌に打ち込むことができた。
を用いて長さ500mm、直径60mmの円柱状の植栽基材
を得た。この植栽基材の一端をカッターナイフで削り、
尖らせたのち、尖った側を下側にして土壌に直接打ち込
んだところ、容易に土壌に打ち込むことができた。
【0051】土壌への打ち込み後、この植栽基材に上方
から給水したところ、植栽基材が水を吸水し、土壌深層
部へも水分を補給することができた。
から給水したところ、植栽基材が水を吸水し、土壌深層
部へも水分を補給することができた。
【0052】本発明は、上記の実施例に限定されない。
たとえば、上記の実施例では、植栽基材の製造にあた
り、合成樹脂接着剤は、土壌改良剤の原料と混合される
ようになっていたが、あらかじめ、乾燥状態の粒状土壌
改良剤を接着剤エマルションに分散混合するようにして
も構わない。
たとえば、上記の実施例では、植栽基材の製造にあた
り、合成樹脂接着剤は、土壌改良剤の原料と混合される
ようになっていたが、あらかじめ、乾燥状態の粒状土壌
改良剤を接着剤エマルションに分散混合するようにして
も構わない。
【0053】
【発明の効果】本発明にかかる土壌改良剤は、以上のよ
うに構成されているので、土壌中に鋤き込めば、古紙成
分および植物質天然有機物が灌水を保持して水持ちの悪
い土壌をより保水性の高い土壌に改良することができ
る。また、古紙成分および植物質天然有機物中で腐敗分
解して肥料化するため、肥沃な土壌に改良することがで
きる。
うに構成されているので、土壌中に鋤き込めば、古紙成
分および植物質天然有機物が灌水を保持して水持ちの悪
い土壌をより保水性の高い土壌に改良することができ
る。また、古紙成分および植物質天然有機物中で腐敗分
解して肥料化するため、肥沃な土壌に改良することがで
きる。
【0054】しかも、従来、焼却処分や埋め立て処分を
していた古紙を原料として用いているため、資源の有効
利用になるとともに、焼却処分や埋め立て処分を行わな
くてよく、環境保護にも有効である。
していた古紙を原料として用いているため、資源の有効
利用になるとともに、焼却処分や埋め立て処分を行わな
くてよく、環境保護にも有効である。
【0055】請求項2のように、さらに鉱物性材料を混
合したものは、古紙成分および植物質天然有機物腐敗分
解後も、鉱物性材料が粒子化して土壌中に残るため、土
壌が緻密化せず、常に水捌けのよい状態に保たれ、植物
が根腐れしたりすることを防止できる。
合したものは、古紙成分および植物質天然有機物腐敗分
解後も、鉱物性材料が粒子化して土壌中に残るため、土
壌が緻密化せず、常に水捌けのよい状態に保たれ、植物
が根腐れしたりすることを防止できる。
【0056】請求項3や請求項4のように高分子吸水剤
あるいは保水剤をさらに混合するようにすれば、より保
水性が向上する。請求項5のように飛散防止剤をさらに
混合するようにすれば、乾燥しても土壌改良剤が飛散す
ることがなく、長期間安定した保水効果を発揮する。
あるいは保水剤をさらに混合するようにすれば、より保
水性が向上する。請求項5のように飛散防止剤をさらに
混合するようにすれば、乾燥しても土壌改良剤が飛散す
ることがなく、長期間安定した保水効果を発揮する。
【0057】本発明にかかる植栽基材は、上記本発明の
土壌改良剤が合成樹脂接着剤を介して成形されているた
め、強度的に優れ、屋上庭園や法面緑化において、イン
ターロッキング工法により、木質繊維系植栽基材のよう
な有形植栽基材の下地保水財や、吹付工法における高保
水性下地基材として使用することができる。もちろん、
従来、焼却処分や埋め立て処分をしていた古紙を原料と
して用いているため、資源の有効利用になるとともに、
焼却処分や埋め立て処分を行わなくてよいため、環境保
護にも有効である。
土壌改良剤が合成樹脂接着剤を介して成形されているた
め、強度的に優れ、屋上庭園や法面緑化において、イン
ターロッキング工法により、木質繊維系植栽基材のよう
な有形植栽基材の下地保水財や、吹付工法における高保
水性下地基材として使用することができる。もちろん、
従来、焼却処分や埋め立て処分をしていた古紙を原料と
して用いているため、資源の有効利用になるとともに、
焼却処分や埋め立て処分を行わなくてよいため、環境保
護にも有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 我原 長男 京都府宇治市広野町一里山50番地 ユージ ー基材株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】少なくとも古紙成分と、植物質天然有機物
とが分散混合されている土壌改良剤。 - 【請求項2】保水性を有する層状粘土鉱物および多孔質
鉱物からなる群より選ばれた微細形状の鉱物性材料を含
んでいる請求項1に記載の土壌改良剤。 - 【請求項3】高分子吸水剤を含んでいる請求項2に記載
の土壌改良剤。 - 【請求項4】保水剤を含んでいる請求項2または請求項
3に記載の土壌改良剤。 - 【請求項5】飛散防止剤を含んでいる請求項2ないし請
求項4のいずれかに記載の土壌改良剤。 - 【請求項6】古紙と水とを混合してスラリー化したの
ち、植物質天然有機物をこのスラリーに分散混合させる
混合工程と、この混合工程で得られた混合物を脱水し乾
燥させる工程とを備えている土壌改良剤の製造方法。 - 【請求項7】古紙と水とを混合してスラリー化したの
ち、植物質天然有機物と、保水性を有する層状粘土鉱物
および多孔質鉱物からなる群より選ばれた微細形状の鉱
物性材料と、高分子吸水剤と、保水剤と、飛散防止剤と
のうち、少なくとも植物質天然有機物と、保水性を有す
る層状粘土鉱物および多孔質鉱物からなる群より選ばれ
た微細形状の鉱物性材料とを前記スラリーに分散混合さ
せる混合工程と、この混合工程で得られた混合物を脱水
し乾燥させる工程とを備えている土壌改良剤の製造方
法。 - 【請求項8】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
の土壌改良剤中の隣接する土壌改良剤成分が合成樹脂接
着剤を介して連結されて所望形状に成形されている植栽
基材。 - 【請求項9】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
の土壌改良剤を合成樹脂接着剤とともにスラリー化した
のち、このスラリーを型枠内に流し込み型枠内で脱水し
て成形する工程を備えている植栽基材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10023671A JPH11217566A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 土壌改良剤、この土壌改良剤の製造方法、土壌改良剤を 用いた植栽基材、および、この植栽基材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10023671A JPH11217566A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 土壌改良剤、この土壌改良剤の製造方法、土壌改良剤を 用いた植栽基材、および、この植栽基材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11217566A true JPH11217566A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=12116960
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10023671A Pending JPH11217566A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 土壌改良剤、この土壌改良剤の製造方法、土壌改良剤を 用いた植栽基材、および、この植栽基材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11217566A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001164598A (ja) * | 1999-12-08 | 2001-06-19 | Maeda Corp | 高含水土の土質改良方法及び土質改良材 |
| JP2002238346A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-27 | Nippon Plant Shiidaa Kk | 植栽用土壌改良材および植栽方法 |
| JP2002256265A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-09-11 | Soruteko Kk | 産業廃棄物を主材とした土壌の改良及び水分調節剤組成物及びその製造方法(SoilwatercontrollablecompositionusingindustrialwasteandprocessforPreparationthereof) |
| JP2010077264A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Michizo Ichihara | 石こう系土質安定処理材及び土質安定処理土の製造方法 |
| CN103333017A (zh) * | 2013-07-15 | 2013-10-02 | 甘肃省敦煌种业股份有限公司玉门市种子公司 | 一种制种玉米环保型专用肥 |
| CN103333016A (zh) * | 2013-07-15 | 2013-10-02 | 甘肃省敦煌种业股份有限公司玉门市种子公司 | 一种制种玉米保水性专用肥 |
| CN103342607A (zh) * | 2013-07-15 | 2013-10-09 | 甘肃省敦煌种业股份有限公司玉门市种子公司 | 一种制种玉米改土性专用肥 |
| CN103724063A (zh) * | 2013-10-23 | 2014-04-16 | 吉林省农业科学院 | 一种玉米滴灌专用水溶肥料 |
| CN103739344A (zh) * | 2013-11-22 | 2014-04-23 | 北京矿冶研究总院 | 一种含有发酵污泥的底层喷播基材及其制备方法 |
-
1998
- 1998-02-04 JP JP10023671A patent/JPH11217566A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001164598A (ja) * | 1999-12-08 | 2001-06-19 | Maeda Corp | 高含水土の土質改良方法及び土質改良材 |
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| CN103342607A (zh) * | 2013-07-15 | 2013-10-09 | 甘肃省敦煌种业股份有限公司玉门市种子公司 | 一种制种玉米改土性专用肥 |
| CN103724063A (zh) * | 2013-10-23 | 2014-04-16 | 吉林省农业科学院 | 一种玉米滴灌专用水溶肥料 |
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| CN103739344B (zh) * | 2013-11-22 | 2016-03-30 | 北京矿冶研究总院 | 一种含有发酵污泥的底层喷播基材及其制备方法 |
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