JPH1121796A - 剥離紙 - Google Patents
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- JPH1121796A JPH1121796A JP18376097A JP18376097A JPH1121796A JP H1121796 A JPH1121796 A JP H1121796A JP 18376097 A JP18376097 A JP 18376097A JP 18376097 A JP18376097 A JP 18376097A JP H1121796 A JPH1121796 A JP H1121796A
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Abstract
レンフィルムをラミネートする必要がなく、直接シリコ
ーンなどの剥離剤を塗工でき、かつ塗被後のドライヤー
工程、仕上げ時のオンマシンカレンダーおよびスーパー
カレンダー工程でロールへの付着による汚れを生じるこ
となく、仕上げた粘着シートの剥離力が安定である再利
用可能な剥離紙用基材。 【解決手段】基紙の少なくとも片面に下塗り層、剥離剤
層を順次設けてなる剥離紙において、該下塗り層が顔料
とポリビニルアルコールとTgが−50〜20℃の水性
乳化共重合体(ノニオン)を含むバインダー樹脂を主成
分とする剥離紙用基材である。下塗り層が顔料の固形分
100重量部に対してポリビニルアルコールを30〜5
00重量部、水性乳化共重合体を10〜100重量部含
有するもの。
Description
ものである。詳しくは、主として商品や商品容器の表面
に貼合される粘着ラベル、粘着シール及び包装容器の梱
包等に用いられる粘着テープの剥離紙の基材に関するも
のである。さらに詳しくは、特に溶剤バリヤー性に優
れ、原紙上にポリエチレンフィルムをラミネートする必
要がなく、直接シリコーンなどの剥離剤を塗工でき、か
つ塗被後のドライヤー工程、仕上げ時のオンマシンカレ
ンダーおよびスーパーカレンダー工程でロールへの付着
による汚れを生じることなく、仕上げた粘着シートの剥
離力が安定である再利用可能な剥離紙用基材に関するも
のである。
ル上葉紙との剥離性、あるいは円筒状に巻かれたテープ
の剥離性を良好にするため、剥離剤または離型剤とし
て、例えばシリコーンを塗布して剥離剤層が形成され
る。剥離紙の基材としては、ポリエチレンラミネートタ
イプ、グラシンタイプ、スーパーカレンダードタイプ及
びクレーコートタイプ等の紙が知られている。
とする上質紙、片艶紙及びクラフト紙等の表面に、上記
のシリコーン塗工液の浸透を極力抑制し、剥離性を最大
限に発揮させる目的で、押出し加工方式により厚さ10
〜25ミクロン程度のポリエチレンフィルム層を形成さ
せたものが一般的である。しかし、上記のポリエチレン
フィルムをラミネートする方法で製造された剥離紙用基
材は、このポリエチレンフィルムが強固な連続皮膜を形
成し、かつそれが水に不溶のため、この基材を回収し、
製紙工程で再生利用することが不可能であり、今日産業
廃棄物処理上の大きな問題となっている。
料とするグラシン紙等を原紙として用い、これにポリエ
チレンフィルムをラミネートすることなく直接シリコー
ンを塗工する方法が試みられている。しかし、このよう
な原紙は、原料となるパルプを極度に叩解して用い、さ
らにカレンダー処理等により繊維間結合を強固にしてい
るため、水中で容易に分散しないという欠点を有してい
る。さらに、たとえ機械力の強化及び化学的処理の導入
等により水中で分散できたとしても、叩解処理の強化に
より繊維が著しく損傷しているため、一般の紙の原料と
して再利用することは困難である。
ーカレンダードクラフトタイプの基材においても、なお
微小な空隙を完全に封鎖することはできず、さらにシリ
コーンが接触すると同時に基材の膨潤が生じ、ポリエチ
レンフィルムをラミネートする場合に匹敵するような優
れたシリコーン有機溶剤溶液の浸透を遮断(以下溶剤バ
リヤー性と記す)することは到底できない。
平4−23876号公報には、ポリエチレンフィルムを
ラミネートすることなく、直接シリコーンを塗工して得
られる剥離紙のための基材として、原紙表面に無機顔料
及び有機接着剤を主成分とする塗料を塗工して下塗り層
を形成するクレーコートタイプ基材が開示されている。
このような基材においては、原紙中の微小な空隙(以下
ピンホールと記す)を下塗り層が被覆し、これを目止め
する効果は認められる。しかし下塗り層の顔料相互の間
に微小な空隙として無数に存在するさらに微細な連続孔
をとおしてシリコーンが原紙中に浸透する。このため、
ポリエチレンフィルムでラミネートする方法に比べ高価
なシリコーンあるいは下塗り層を多量に被覆しなければ
ならない。
下塗り層を設けるための問題点として、塗被後のシリン
ダードライヤー、ドライヤーキャンバス、さらには仕上
げ設備であるマシンカレンダーやスーパーカレンダーの
表面に塗被層が付着する汚れの現象が生じる。この汚れ
が発生すると操業上大きな問題となるばかりでなく、塗
被層が脱離するため満足な剥離力を得ることができない
ことになる。
面の“摩擦”を低くする簡便な方法として、まず広く潤
滑剤として市販されているステアリン酸カルシウム系、
ステアリン酸亜鉛系、レシチン系、カルナバワックス系
およびモノステアリルアミンエチレンオキシド系潤滑剤
等を下塗り層用塗被液に配合する方法に期待がもたれ
る。しかし、これらの潤滑剤を使用した場合、いずれも
下塗り層の滑りは良好となったが、本基材の最大の重要
課題である溶剤バリヤー性が、潤滑剤の配合により著し
く低下するという問題に直面した。
は定かではないが、潤滑剤の配合により下塗り層中のバ
インダー樹脂の皮膜形成が阻害されることに起因すると
推定される。バインダー樹脂の皮膜形成は、分子中に官
能基として含む水酸基やカルボン酸基の水素結合による
ものである。これらの陰性基に対して、アルカリ金属、
アルカリ土金属等の陽イオン性基が、あるいは、潤滑剤
中の乳化剤によって皮膜形成が阻害され、溶剤バリヤー
性が劣化するものと推定されている。
ラミネートした場合に匹敵する溶剤バリヤー性を有し、
直接シリコーンなどの剥離剤を塗工することができ、か
つ塗被後のドライヤー工程、仕上げ時のマシンカレンダ
ーおよびスーパーカレンダー工程でロールへの付着によ
る汚れを生じることなく、満足な剥離力の得られる再利
用可能な剥離紙用基材が強く求められているが、未だこ
れらの用件を満たし得る基材の製造法は提供されていな
い。
ー性に優れポリエチレンラミネートを必要とせず、直接
シリコーンを塗工することができ、かつ塗被後のドライ
ヤー工程、仕上げ時のマシンカレンダーおよびスーパー
カレンダー工程でロールへの付着による汚れを生じるこ
となく、剥離力の安定な再利用可能な剥離紙用基材を提
供しようとするものである。
を解決するために、原紙上に形成する下塗り層の材料を
鋭意研究した結果、遂にこれらの要件を満たし得る剥離
紙用基材を得るに至った。
下塗り層、剥離剤層を順次設けてなる剥離紙において、
該下塗り層が顔料とバインダー樹脂を主成分とし、かつ
バインダー樹脂が少なくともポリビニルアルコールと水
性乳化共重合体を含み、かつその水性乳化共重合体のガ
ラス転移温度が−50〜20℃であることを特徴とする
剥離紙用基材である。また、下塗り層を構成する水性乳
化共重合体のイオン性がノニオン性であり、顔料の固形
分100重量部に対してポリビニルアルコールを30〜
500重量部、水性乳化共重合体を10〜100重量部
含有し、構成する顔料が、カオリンであることを特徴と
するものである。
ードライヤー、ドライヤーキャンバス、さらには仕上げ
設備であるマシンカレンダーやスーパーカレンダーのロ
ール表面への塗被層の付着を防止するための手段とし
て、下塗り層表面の“摩擦および瞬時の成膜性”をよく
することによる改善法を検討した。
上、(2)潤滑剤中の乳化剤による皮膜形成の阻害抑
制、を同時に達成することができるバリヤー層を形成す
ることで、ポリエチレンラミネートを必要とせず、直接
シリコーンを塗工することができ、かつ塗被後のドライ
ヤー工程、仕上げ時のマシンカレンダーおよびスーパー
カレンダー工程でロールへの付着による汚れを生じるこ
となくポリエチレンラミネート基材に匹敵する溶剤バリ
ヤー性を有する基材を得る効果的な手段であるとの見解
に達した。
鋭意研究を重ねた結果、下塗り層中のバインダー樹脂の
成膜性向上、潤滑剤中の乳化剤による皮膜形成の阻害抑
制を同時に達成し得る材料として、顔料とバインダー樹
脂を主成分とし、かつバインダー樹脂が少なくともポリ
ビニルアルコールと水性乳化共重合体を含み、かつその
水性乳化共重合体のガラス転移温度が−50〜20℃で
あり、下塗り層を構成する水性乳化共重合体のイオン性
がノニオン性であり、顔料の固形分100重量部に対し
てポリビニルアルコールを30〜500重量部、水性乳
化共重合体を10〜100重量部含有し、かつ顔料が、
カオリンであることが上記要件を満たすために卓越した
効果を発揮することを見出し、本発明を完成させた。
樹脂の成膜性向上、潤滑剤中の乳化剤による皮膜形成の
阻害抑制の面から下塗り層を構成する水性乳化共重合体
のガラス転移温度が非常に重要である。ちなみに、本発
明で言うガラス転移温度はバイブロン粘弾性により測定
したものである。
が低ければ、成膜性が優れ、塗被後のドライヤー工程お
よび仕上げ時のマシンカレンダー工程でロールへの付着
による汚れを生じることはない
重合体と顔料が瞬時に成膜し、基材上のピンホールを目
止めし、次にポリビニルアルコールが優れた被覆性と強
固な膜で基材上の浸透を抑制し、ポリエチレンラミネー
ト基材に匹敵する溶剤バリヤー性を発揮し、かつ塗被後
のドライヤー工程、仕上げ時のマシンカレンダーおよび
スーパーカレンダー工程でロールへの付着による汚れを
生じることはない。しかし、水性乳化共重合体のガラス
転移温度が高ければ、基材上での被覆性、成膜性に乏し
くなり、塗被後のドライヤー工程、仕上げ時のマシンカ
レンダーおよびスーパーカレンダー工程でロールへの付
着による汚れの原因となる。
ような水性乳化共重合体のガラス転移温度を調節する必
要がある。本発明において用いられる上記特定の水性乳
化共重合体のガラス転移温度は−50〜20℃の範囲が
適切であり、ガラス転移温度が−50℃未満になると共
重合体の安定性が不十分となり、20℃を超えると成膜
性が不十分となる為、水性乳化共重合体のガラス転移温
度は−50〜20℃の範囲とする必要がある。また、こ
の発明に用いる水性乳化共重合体のイオン性は特に制約
はなく適宣選定して使用できるが、潤滑剤中の乳化剤に
よる皮膜形成の阻害抑制、塗被液の安定性の面から、ノ
ニオン性が好ましい。
化剤を0.5 〜10重量%含有し、下記組成の単量体 a)(メタ)アクリル酸のC4〜18アルキルエステル
単量体:30〜90重量%、 b)エチレン性不飽和カルボン酸含有単量体:1〜20
重量%、 c)これらの単量体と共重合可能な他の単量体:0〜3
0重量%、 を乳化共重合したものである。
乳化共重合体を構成するエチレン性不飽和カルボン酸含
有単量体としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、
クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、モノ
アルキルフマル酸等が挙げられる。
飽和カルボン酸含有単量体の割合が全単量体の1重量%
未満になると、得られた共重合体の分散安定性が不十分
となり、逆に20重量%を超えると、乾燥性が不十分と
なる為、これらのエチレン性不飽和カルボン酸含有単量
体は1〜20重量%の範囲で共重合する必要がある。
構成する(メタ)アクリル酸のC4〜C18アルキルエス
テル単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸ブチ
ル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸
オクチル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、
(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステ
アリル等が挙げられる。共重合体中に占めるこれらの
(メタ)アクリル酸のC 4〜C18アルキルエステル単量
体の割合は30〜90重量%の範囲で調節される。30
重量%未満になると、ガラス転移温度が20℃を超え、
本発明の所望の効果が発現されない。
リル酸のC4〜C18アルキルエステル単量体の中でも、
特にアクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシ
ルが共重合性等の面から好ましく用いられる。
構成する上記の如き単量体と共重合可能な他の単量体と
しては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、酢酸
ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、(メタ)アクリ
ロニトリル、スチレン、エチレン、ジ(メタ)アクリル
酸エチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸ジエチレ
ングリコール、ジ(メタ)アクリル酸トリエチレングリ
コール、(メタ)アクリル酸(ポリ)エチレングリコー
ル、ジ(メタ)アクリル酸プロピレングリコール、ジ
(メタ)アクリル酸ジプロピレングリコール、ジ(メ
タ)アクリル酸トリプロピレングリコール、ジ(メタ)
アクリル酸(ポリ)プロピレングリコール、ジ(メタ)
アクリル酸−1,3−ブチレングリコール、トリ(メ
タ)アクリル酸トリメチロールプロパン、テトラ(メ
タ)アクリル酸テトラメチロールメタン、ジビニルベン
ゼン、ジ(メタ)アクリル酸−1,4−ブタンジオー
ル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル
酸メチルグリシジル、(メタ)アクリルアミド、N−メ
チロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル
(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)
アクリルアミド、N,N’−メチレンビス(メタ)アク
リルアミド等が挙げられる。
他の単量体の割合は0〜30重量%の範囲で調節され
る。
他の単量体の中でも、特に(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミド等
がガラス転移温度、耐溶剤性、耐熱性等の面からも好ま
しく用いられる。
リセロール、エチレンチオグリコール、チオグリコール
酸、n−ドデシルメルカプタン等が例示され、重合開始
剤としては、例えば過酸化水素、過硫酸カリウム、過硫
酸アンモニウム又はそれらと亜鉛酸ソーダ、酸性亜硫酸
ソーダ等の還元剤との組み合わせからなる所謂レドック
ス系の重合開始剤が挙げられる。
中のカルボキシル基を例えば水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、アンモニア、各種の第一級、第二級、第三級
アミン等の適当なアルカリ性物質で中和することによっ
て安定化し、濃度20〜60重量%、好ましくは30〜
50重量%程度に調節して使用される。
鎖移動剤、重合開始剤等の存在下、水系で乳化共重合す
る方法で製造されるが、特に乳化剤の種類は重要であ
る。即ち、本発明ではノニオン性の乳化剤を選択的に使
用することが好ましい。その具体例としては、例えば、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等のポリオキシ
エチレン誘導体、オキシエチレン/オキシプロピレン/
ブロックポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸
モノグリセライド等が挙げられる。
成分として含有させることを要する。水性乳化共重合体
の使用量は、顔料100重量部に対し、5〜150重量
部、特に好ましくは10〜100重量部である。5重量
部未満ではポリビニルアルコールとの併用による瞬時の
成膜効果が乏しく、150重量部を超えるとピンホール
目止め効果は優れるが、浸透防止効果が劣る。また、ブ
ロッキング等が問題となる。
る顔料としては、特に制約はなく、炭酸カルシウム、カ
オリン、タルク、酸化チタン、水酸化アルミニウム等顔
料から適宣選定して使用できるが、溶剤バリヤー性の面
から、緻密な下塗り層を形成できる板状顔料のカオリン
が好ましい。
は部分鹸化型もしくは完全鹸化型が採用でき、重合度は
300〜2500のものを使用するが、例えばカルボキ
シル基変性、アセトアセチル基変性等種々の変性ポリビ
ニルアルコールも効果的に使用できる。また、使用する
部数としては、顔料100重量部に対して、30〜50
0重量部が好ましく、30重量部未満では、溶剤に対す
るピンホール防止効果は高いが、浸透防止効果に乏し
い。また、500重量部を超えると浸透防止効果は発揮
されるが、ピンホールの防止効果が低い。さらに、皮膜
の粘着性が強くなり過ぎ、ブロッキング等が問題となり
好ましくない。
フトパルプ、針葉樹晒クラフトパルプ等の化学パルプ、
GP、RGP、TMP等の機械パルプを原料として用
い、長網多筒型抄紙機、長網ヤンキー型抄紙機あるいは
丸網抄紙機で抄紙される上質紙、中質紙、片艶紙及びク
ラフト紙等の酸性紙、中質紙、を包含するものであり、
米坪としては40〜130g/m2のものが通常用いら
れる。原紙中には紙力増強剤、サイズ剤、填料、歩留向
上剤等の抄紙補助薬品が含まれていてもよい。
としてはサイズプレス、ゲートロールコーター、バーコ
ーター、ロールコーター、エアナイフコーターおよびブ
レードコーター等から任意に選定することができる。ま
た、目止め効果および塗料の価格を考慮すると、原紙上
に形成されるバリヤー層は、絶乾重量で2〜20g/m
2 塗工されるよう調製するのが望ましい。
ンダー樹脂を主成分とする水性塗被液であるが、必要に
応じて分散剤、着色剤、耐水化剤、潤滑剤および防腐剤
等が配合されていてもよい。なお、下塗り層形成の塗被
液は、原紙に2回以上の塗工操作により塗工してもよ
い。また、シリコーンは通常トルエンやヘキサン等の有
機溶剤に溶解して、あるいは有機溶剤等に溶解せず10
0%濃度状態の無溶剤方式で塗工される。しかし、この
塗工液として、紫外線や電子線で硬化させる方式におい
ても、本発明の下塗り層は優れたバリヤー性を発揮する
ことができる。
レンをラミネートした剥離紙のラミネート層がなく、か
つシリコーンが内部に浸透していないため、回収後容易
に再生工程に供することができる。即ち、再生工程にお
いて水中に投入されたとき、下塗り層は原紙から脱離す
るため、容易にパルプのみを回収し再利用することがで
きる。また、この再生パルプは撥水性を有するシリコー
ンを含まないため、シリコーンが印刷用紙などの抄紙工
程に混入しハジキなどの障害の原因となることはない。
明するが、勿論本発明の範囲は、これらによって限定さ
れるものではない。なお、例中の塗布量、部数、混合割
合などは全て固形分で示した。また、「部」は特に断ら
ない限り「重量部」を示すものである。
米坪80g/m2の上質原紙上に乾燥重量で5g/m2に
なるようにバーコーターで塗工、乾燥後の水分が5%の
塗被紙を得た。 成 分 重 量 カオリン(商標:HTクレー、エンゲルハード製) 100部 アクリル共重合体 (商標:ヨドゾールMR−96、カネボウNSC社製 ガラス転移温度−15℃、イオン性:ノニオン性)25部 ポリビニルアルコール(商標:PVA203、クラレ製) 120部 酸化変性デンプン(商標:王子エースA、王子コンスターチ製) 25部 ステアリン酸アンモニウム(商標:ノプコ DC−100−A、 サンノプコ製) 2部 この塗被紙面上にシリコーン剥離剤(商品名:KS−8
45、信越化学工業社製)の9%トルエン溶液を乾燥重
量が0.9g/m2となるようにバーコーターで塗工、
乾燥して剥離紙とした。かくして得られた剥離紙表面に
粘着剤(商品名:AQ432T、カネボウNSC社製)
を乾燥重量で17g/m2となるようにリバースロール
コーターで塗工した後、米坪64g/m2の上質紙(商
品名:NWF55、王子製紙(株)製)と貼り合わせて
粘着シートを得た。
203、クラレ製)を400部配合に変更した以外は実
施例1と同様にし塗被紙を得た。この塗被紙面上に無溶
剤シリコーン剥離剤(商品名:KNS−320A、信越
化学工業社製)を乾燥重量が0.9g/m2となるよう
にグラビアコーターで塗工、熱硬化して剥離紙とした。
かくして得られた剥離紙表面に粘着剤(商品名:AQ4
32T/カネボウNSC社製)を乾燥重量で17g/m
2となるようにリバースロールコーターで塗工した後、
米坪64g/m2の上質紙(商品名:NWF55/王子
製紙(株)製)と貼り合わせて粘着シートを得た。
203、クラレ製)を40部配合に変更した以外は実施
例1と同様にし粘着シートを得た。
0部配合に変更した以外は実施例1と同様にし粘着シー
トを得た。
米坪80g/m2の上質原紙上に乾燥重量で5g/m2に
なるようにゲートロールコーターで塗工、乾燥後の水分
が5%の塗被紙を得た以外は実施例1と同様にして粘着
シートを得た。 成 分 重 量 カオリン(商標:HTクレー、エンゲルハード製) 100部 アクリル共重合体 (商標:ヨドゾールMR−96、カネボウNSC社製 ガラス転移温度−15℃、イオン性:ノニオン性)25部
米坪80g/m2の上質原紙上に乾燥重量で5g/m2に
なるようにゲートロールコーターで塗工、乾燥後の水分
が5%の塗被紙を得た以外は実施例1と同様にして粘着
シートを得た。 成 分 重 量 カオリン(商標:HTクレー、エンゲルハード製) 100部 ポリビニルアルコール(商標:PVA203、クラレ製) 75部
米坪80g/m2の上質原紙上に乾燥重量で5g/m2に
なるようにバーコーターで塗工、乾燥後の水分が5%の
塗被紙を得た以外は実施例1と同様にして粘着シートを
得た。 成 分 重 量 カオリン(商標:HTクレー、エンゲルハード製) 100部 水性乳化共重合体 (商標:ニューコートEXP−0832、 ガラス転移温度35℃、新中村化学工業製) 25部 ポリビニルアルコール(商標:PVA203、クラレ製) 120部 酸化変性デンプン(商標:王子エースA、王子コンスターチ製) 25部 ステアリン酸アンモニウム(商標:ノプコ DC−100−A、 サンノプコ製) 2部
た以外は実施例1と同様にし粘着シートを得た。 成 分 重 量 カオリン(商標:HTクレー、エンゲルハード製) 100部 ポリビニルアルコール(商標:PVA203、クラレ製) 120部 酸化変性デンプン(商標:王子エースA、王子コンスターチ製) 25部 ステアリン酸アンモニウム(商標:ノプコ DC−100−A、 サンノプコ製) 5部
た剥離紙基材のトルエン浸透防止効果、ピンホール防止
効果、シリコーン浸透防止効果、スーパーカレンダー汚
れ改善効果については下記方法に準じて評価した。ま
た、各テスト結果を表1に示す。
ール防止効果:供紙片上に油溶染料「Oleosol
Red B」(住友化学工業製)で着色したトルエンを
塗布し、2秒後ガ−ゼで拭き取り、その面のトルエンの
浸透状態および斑点状に生じるピンホ−ルの目止め効果
を判定した。
g/m2 となるように塗工し、得られた表面を観察して
シリコーンの浸透を評価した。
0m/min、70℃のスーパーカレンダーに通紙しチ
ルド面の汚れ具合いを評価した。
型引張試験機によって300mm/minの引張速度で
180°の角度で剥離した際の荷重(g/50mm)を
測定した。
実施例1〜4の剥離紙用基材は、それぞれ満足すべき結
果を得たが、各比較例1〜4の剥離用紙基材は、何れか
の性質において不満足なものであった。
フィルムを貼合した剥離紙用基材に匹敵する、優れた溶
剤バリヤー性を有するものであり、かつ既存の抄紙機お
よび塗工機により容易に製造でき、さらに回収後再利用
可能なものであって、実用性において極めて優れたもの
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 基紙の少なくとも片面に下塗り層、剥離
剤層を順次設けてなる剥離紙において、該下塗り層が顔
料とバインダー樹脂を主成分とし、かつバインダー樹脂
が少なくともポリビニルアルコールと水性乳化共重合体
を含み、かつその水性乳化共重合体のガラス転移温度が
−50〜20℃であることを特徴とする剥離紙用基材。 - 【請求項2】下塗り層を構成する水性乳化共重合体のイ
オン性がノニオン性である請求項1記載の剥離紙用基
材。 - 【請求項3】下塗り層が顔料の固形分100重量部に対
してポリビニルアルコールを30〜500重量部、水性
乳化共重合体を10〜100重量部含有する請求項1ま
たは2記載の剥離紙用基材。 - 【請求項4】下塗り層を構成する顔料が、カオリンであ
る請求項1、2または3記載の剥離紙用基材。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP18376097A JP3702587B2 (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 剥離紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18376097A JP3702587B2 (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 剥離紙 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1121796A true JPH1121796A (ja) | 1999-01-26 |
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| JP18376097A Expired - Fee Related JP3702587B2 (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 剥離紙 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3702587B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1997
- 1997-07-09 JP JP18376097A patent/JP3702587B2/ja not_active Expired - Fee Related
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