JPH11218027A - 船艇用2サイクル内燃機関の排気制御弁クリーニング装置 - Google Patents
船艇用2サイクル内燃機関の排気制御弁クリーニング装置Info
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- JPH11218027A JPH11218027A JP10064690A JP6469098A JPH11218027A JP H11218027 A JPH11218027 A JP H11218027A JP 10064690 A JP10064690 A JP 10064690A JP 6469098 A JP6469098 A JP 6469098A JP H11218027 A JPH11218027 A JP H11218027A
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- Japan
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- internal combustion
- exhaust control
- combustion engine
- rotation speed
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジン性能の向上のために、「排気時期」
を可変にさせようとして排気制御弁を設けた場合におい
て、この排気制御弁に付着したカーボンを離脱させるた
め、この排気制御弁を「クリーニング動作」させると
き、船艇への乗り心地や内燃機関の始動性が低下した
り、船艇の加速性が阻害されないようにして、上記排気
制御弁に付着したカーボンをより確実に離脱可能にさせ
るようにする。 【解決手段】 船艇1が加速されて水2面上を滑走する
ように高速推進する滑走状態に移行する際の内燃機関1
3の回転数を「滑走移行回転数R4 」としたとき、この
「滑走移行回転数R4 」以下の所定回転数で、駆動制御
手段82による駆動手段79の制御によりこの駆動手段
79に連動されて排気制御弁72が強制作動させられる
ようにし、これにより、この排気制御弁72を「クリー
ニング動作」させる。
を可変にさせようとして排気制御弁を設けた場合におい
て、この排気制御弁に付着したカーボンを離脱させるた
め、この排気制御弁を「クリーニング動作」させると
き、船艇への乗り心地や内燃機関の始動性が低下した
り、船艇の加速性が阻害されないようにして、上記排気
制御弁に付着したカーボンをより確実に離脱可能にさせ
るようにする。 【解決手段】 船艇1が加速されて水2面上を滑走する
ように高速推進する滑走状態に移行する際の内燃機関1
3の回転数を「滑走移行回転数R4 」としたとき、この
「滑走移行回転数R4 」以下の所定回転数で、駆動制御
手段82による駆動手段79の制御によりこの駆動手段
79に連動されて排気制御弁72が強制作動させられる
ようにし、これにより、この排気制御弁72を「クリー
ニング動作」させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダ内の燃焼
室から排気開口に向って排気が排出開始されるときの
「排気時期(クランク角)」を可変とする排気制御弁を
設けた場合に、内燃機関の燃焼作用に伴い上記排気制御
弁に付着したカーボンを離脱させるための強制作動を上
記排気制御弁にさせるようにした船艇用2サイクル内燃
機関の排気制御弁クリーニング装置に関するものであ
る。
室から排気開口に向って排気が排出開始されるときの
「排気時期(クランク角)」を可変とする排気制御弁を
設けた場合に、内燃機関の燃焼作用に伴い上記排気制御
弁に付着したカーボンを離脱させるための強制作動を上
記排気制御弁にさせるようにした船艇用2サイクル内燃
機関の排気制御弁クリーニング装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】小型の船艇に搭載された上記2サイクル
内燃機関には、従来、次のように構成されたものがあ
る。
内燃機関には、従来、次のように構成されたものがあ
る。
【0003】即ち、内燃機関におけるシリンダの軸心を
垂直にみたとき、このシリンダに形成された排気口にお
ける燃焼室への開口部の上部側にガイド孔が形成される
と共に、このガイド孔に排気制御弁が往復作動自在に嵌
入させられ、この排気制御弁の往復作動で、上記開口部
の実質的な上縁位置が上下に変更可能とされている。ま
た、上記排気制御弁を往復作動させるサーボモータ等の
駆動手段と、この駆動手段の駆動を電子的に制御する駆
動制御手段とが設けられている。
垂直にみたとき、このシリンダに形成された排気口にお
ける燃焼室への開口部の上部側にガイド孔が形成される
と共に、このガイド孔に排気制御弁が往復作動自在に嵌
入させられ、この排気制御弁の往復作動で、上記開口部
の実質的な上縁位置が上下に変更可能とされている。ま
た、上記排気制御弁を往復作動させるサーボモータ等の
駆動手段と、この駆動手段の駆動を電子的に制御する駆
動制御手段とが設けられている。
【0004】上記内燃機関が駆動するとき、上記駆動制
御手段により、上記内燃機関の回転数(速度)に応じ
て、上記駆動手段の駆動が制御され、これにより、上記
排気制御弁が強制作動により往復作動させられて、上記
開口部の実質的な上縁位置が所定高さに定められるよう
になっている。
御手段により、上記内燃機関の回転数(速度)に応じ
て、上記駆動手段の駆動が制御され、これにより、上記
排気制御弁が強制作動により往復作動させられて、上記
開口部の実質的な上縁位置が所定高さに定められるよう
になっている。
【0005】そして、上記したように開口部の上縁位置
が定められると、上記燃焼室から開口部を通り排気口に
向い排気が排出開始される「排気時期(クランク角)」
が、内燃機関の回転数に見合うよう遅くされ、もしく
は、早められて、エンジン性能が向上させられるように
なっている。
が定められると、上記燃焼室から開口部を通り排気口に
向い排気が排出開始される「排気時期(クランク角)」
が、内燃機関の回転数に見合うよう遅くされ、もしく
は、早められて、エンジン性能が向上させられるように
なっている。
【0006】ところで、上記排気制御弁はその作動で排
気口の開口部内に突出して排気と直接的に接するもので
あり、このため、この排気中のカーボンが上記排気制御
弁の表面に付着するが、この付着によって、この排気制
御弁の作動が阻害されるおそれを生じる。
気口の開口部内に突出して排気と直接的に接するもので
あり、このため、この排気中のカーボンが上記排気制御
弁の表面に付着するが、この付着によって、この排気制
御弁の作動が阻害されるおそれを生じる。
【0007】そこで、従来より、上記排気制御弁を適宜
強制作動(往作動および/もしくは復作動)させて、上
記排気制御弁の表面に付着したカーボンを上記ガイド孔
の開口縁で掻き落しさせ、もって、この排気制御弁に付
着したカーボンを離脱させるようにすることが提案され
ている。なお、このように排気制御弁を浄化させるため
のこの排気制御弁の強制作動を、以下「クリーニング動
作」という。
強制作動(往作動および/もしくは復作動)させて、上
記排気制御弁の表面に付着したカーボンを上記ガイド孔
の開口縁で掻き落しさせ、もって、この排気制御弁に付
着したカーボンを離脱させるようにすることが提案され
ている。なお、このように排気制御弁を浄化させるため
のこの排気制御弁の強制作動を、以下「クリーニング動
作」という。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記排気制
御弁を「クリーニング動作」させると、これに伴い上記
した「排気時期」がエンジン性能の向上とは係りなく変
更されて内燃機関の駆動状態が変化することになるた
め、一時的に船艇への乗り心地や内燃機関の始動性が低
下したり、この内燃機関の駆動による船艇の加速性が阻
害されるおそれを生じる。
御弁を「クリーニング動作」させると、これに伴い上記
した「排気時期」がエンジン性能の向上とは係りなく変
更されて内燃機関の駆動状態が変化することになるた
め、一時的に船艇への乗り心地や内燃機関の始動性が低
下したり、この内燃機関の駆動による船艇の加速性が阻
害されるおそれを生じる。
【0009】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、エンジン性能の向上のために、「排気時
期」を可変にさせようとして排気制御弁を設けた場合に
おいて、この排気制御弁に付着したカーボンを離脱させ
るため、この排気制御弁を「クリーニング動作」させる
とき、船艇への乗り心地や内燃機関の始動性が低下した
り、船艇の加速性が阻害されないようにして、上記排気
制御弁に付着したカーボンをより確実に離脱可能にさせ
ることを課題とする。
されたもので、エンジン性能の向上のために、「排気時
期」を可変にさせようとして排気制御弁を設けた場合に
おいて、この排気制御弁に付着したカーボンを離脱させ
るため、この排気制御弁を「クリーニング動作」させる
とき、船艇への乗り心地や内燃機関の始動性が低下した
り、船艇の加速性が阻害されないようにして、上記排気
制御弁に付着したカーボンをより確実に離脱可能にさせ
ることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の船艇用2サイクル内燃機関の排気制御弁クリ
ーニング装置は、次の如くである。
の本発明の船艇用2サイクル内燃機関の排気制御弁クリ
ーニング装置は、次の如くである。
【0011】請求項1の発明は、図1〜9、12〜14
に例示するように、シリンダ40の軸心40aを垂直に
みたとき、このシリンダ40に形成された排気口48に
おける燃焼室46への開口部48aの上部側にガイド孔
71を形成すると共に、このガイド孔71に排気制御弁
72を往復作動A,B自在に嵌入させ、この排気制御弁
72の往復作動A,Bで、上記開口部48aの実質的な
上縁位置を上下に変更可能とし、上記排気制御弁72を
往復作動A,Bさせる駆動手段79と、この駆動手段7
9の駆動を制御する駆動制御手段82とを設けた船艇用
2サイクル内燃機関において、
に例示するように、シリンダ40の軸心40aを垂直に
みたとき、このシリンダ40に形成された排気口48に
おける燃焼室46への開口部48aの上部側にガイド孔
71を形成すると共に、このガイド孔71に排気制御弁
72を往復作動A,B自在に嵌入させ、この排気制御弁
72の往復作動A,Bで、上記開口部48aの実質的な
上縁位置を上下に変更可能とし、上記排気制御弁72を
往復作動A,Bさせる駆動手段79と、この駆動手段7
9の駆動を制御する駆動制御手段82とを設けた船艇用
2サイクル内燃機関において、
【0012】上記船艇1が加速されて水2面上を滑走す
るように高速推進する滑走状態に移行する際の上記内燃
機関13の回転数を「滑走移行回転数R4 」としたと
き、この「滑走移行回転数R4 」以下の所定回転数で、
上記駆動制御手段82による上記駆動手段79の制御に
よりこの駆動手段79に連動されて上記排気制御弁72
が強制作動させられるようにしたものである。
るように高速推進する滑走状態に移行する際の上記内燃
機関13の回転数を「滑走移行回転数R4 」としたと
き、この「滑走移行回転数R4 」以下の所定回転数で、
上記駆動制御手段82による上記駆動手段79の制御に
よりこの駆動手段79に連動されて上記排気制御弁72
が強制作動させられるようにしたものである。
【0013】請求項2の発明は、図1〜9、12〜14
に例示するように、請求項1の発明に加えて、上記内燃
機関13が始動装置59から与えられる動力に依らず
に、自己の燃焼作用だけで駆動が維持可能とされる際の
上記内燃機関13の最小の回転数を「最小自己回転数R
1 」としたとき、上記内燃機関13の始動時、上記「最
小自己回転数R1 」未満の所定回転数で、上記排気制御
弁72が強制作動させられるようにしたものである。
に例示するように、請求項1の発明に加えて、上記内燃
機関13が始動装置59から与えられる動力に依らず
に、自己の燃焼作用だけで駆動が維持可能とされる際の
上記内燃機関13の最小の回転数を「最小自己回転数R
1 」としたとき、上記内燃機関13の始動時、上記「最
小自己回転数R1 」未満の所定回転数で、上記排気制御
弁72が強制作動させられるようにしたものである。
【0014】請求項3の発明は、図1〜7、9、12〜
14に例示するように、請求項2の発明に加えて、上記
排気制御弁72の強制作動が、上記開口部48aの上縁
位置を上方に変更させる作動であるものである。
14に例示するように、請求項2の発明に加えて、上記
排気制御弁72の強制作動が、上記開口部48aの上縁
位置を上方に変更させる作動であるものである。
【0015】請求項4の発明は、図1〜7、9、12〜
14に例示するように、請求項1の発明に加えて、上記
内燃機関13が始動装置59から与えられる動力に依ら
ずに、自己の燃焼作用だけで駆動が維持可能とされる際
の上記内燃機関13の最小の回転数を「最小自己回転数
R1 」としたとき、上記内燃機関13の始動時、上記
「最小自己回転数R1 」以上、かつ、上記内燃機関13
をアイドリングさせる際の「アイドリング回転数R2 」
以下の所定回転数で、上記排気制御弁72の強制作動
が、上記開口部48aの上縁位置を下方に変更させる作
動であり、この変更状態を上記「滑走移行回転数R4 」
まで維持させるようにしたものである。
14に例示するように、請求項1の発明に加えて、上記
内燃機関13が始動装置59から与えられる動力に依ら
ずに、自己の燃焼作用だけで駆動が維持可能とされる際
の上記内燃機関13の最小の回転数を「最小自己回転数
R1 」としたとき、上記内燃機関13の始動時、上記
「最小自己回転数R1 」以上、かつ、上記内燃機関13
をアイドリングさせる際の「アイドリング回転数R2 」
以下の所定回転数で、上記排気制御弁72の強制作動
が、上記開口部48aの上縁位置を下方に変更させる作
動であり、この変更状態を上記「滑走移行回転数R4 」
まで維持させるようにしたものである。
【0016】請求項5の発明は、図1〜7に例示するよ
うに、請求項4の発明に加えて、上記内燃機関13が加
速状態になったとき、上記開口部48aの上縁位置を上
方に変更させるよう上記排気制御弁72が強制作動させ
られるようにしたものである。
うに、請求項4の発明に加えて、上記内燃機関13が加
速状態になったとき、上記開口部48aの上縁位置を上
方に変更させるよう上記排気制御弁72が強制作動させ
られるようにしたものである。
【0017】請求項6の発明は、図1〜7、9、12〜
14に例示するように、シリンダ40の軸心40aを垂
直にみたとき、このシリンダ40に形成された排気口4
8における燃焼室46への開口部48aの上部側にガイ
ド孔71を形成すると共に、このガイド孔71に排気制
御弁72を往復作動A,B自在に嵌入させ、この排気制
御弁72の往復作動A,Bで、上記開口部48aの実質
的な上縁位置を上下に変更可能とし、上記排気制御弁7
2を往復作動A,Bさせる駆動手段79と、この駆動手
段79の駆動を制御する駆動制御手段82とを設けた船
艇用2サイクル内燃機関において、
14に例示するように、シリンダ40の軸心40aを垂
直にみたとき、このシリンダ40に形成された排気口4
8における燃焼室46への開口部48aの上部側にガイ
ド孔71を形成すると共に、このガイド孔71に排気制
御弁72を往復作動A,B自在に嵌入させ、この排気制
御弁72の往復作動A,Bで、上記開口部48aの実質
的な上縁位置を上下に変更可能とし、上記排気制御弁7
2を往復作動A,Bさせる駆動手段79と、この駆動手
段79の駆動を制御する駆動制御手段82とを設けた船
艇用2サイクル内燃機関において、
【0018】上記船艇1が加速されて水2面上を滑走す
るように高速推進する滑走状態に移行する際の上記内燃
機関13の回転数を「滑走移行回転数R4 」としたと
き、この「滑走移行回転数R4 」を越えた所定回転数以
上で、上記駆動制御手段82による上記駆動手段79の
制御によりこの駆動手段79に連動されて上記排気制御
弁72が強制作動させられるようにし、この排気制御弁
72の強制作動が、上記開口部48aの上縁位置を上方
に変更させると共にこの変更後の状態を維持する作動で
あるものである。
るように高速推進する滑走状態に移行する際の上記内燃
機関13の回転数を「滑走移行回転数R4 」としたと
き、この「滑走移行回転数R4 」を越えた所定回転数以
上で、上記駆動制御手段82による上記駆動手段79の
制御によりこの駆動手段79に連動されて上記排気制御
弁72が強制作動させられるようにし、この排気制御弁
72の強制作動が、上記開口部48aの上縁位置を上方
に変更させると共にこの変更後の状態を維持する作動で
あるものである。
【0019】請求項7の発明は、図1〜6、10に例示
するように、請求項1の発明に加えて、スロットル弁5
4のスロットル開度を検出するスロットル開度検出セン
サ68を設け、このスロットル開度検出センサ68によ
り上記スロットル開度が全閉であることが検出されると
共に、この検出から所定時間経過後にも上記スロットル
開度が全閉であることが検出されたとき、上記排気制御
弁72が強制作動させられるようにしたものである。
するように、請求項1の発明に加えて、スロットル弁5
4のスロットル開度を検出するスロットル開度検出セン
サ68を設け、このスロットル開度検出センサ68によ
り上記スロットル開度が全閉であることが検出されると
共に、この検出から所定時間経過後にも上記スロットル
開度が全閉であることが検出されたとき、上記排気制御
弁72が強制作動させられるようにしたものである。
【0020】請求項8の発明は、図1〜6、11〜14
に例示するように、シリンダ40の軸心40aを垂直に
みたとき、このシリンダ40に形成された排気口48に
おける燃焼室46への開口部48aの上部側にガイド孔
71を形成すると共に、このガイド孔71に排気制御弁
72を往復作動A,B自在に嵌入させ、この排気制御弁
72の往復作動A,Bで、上記開口部48aの実質的な
上縁位置を上下に変更可能とし、上記排気制御弁72を
往復作動A,Bさせる駆動手段79と、この駆動手段7
9の駆動を制御する駆動制御手段82とを設けた船艇用
2サイクル内燃機関において、
に例示するように、シリンダ40の軸心40aを垂直に
みたとき、このシリンダ40に形成された排気口48に
おける燃焼室46への開口部48aの上部側にガイド孔
71を形成すると共に、このガイド孔71に排気制御弁
72を往復作動A,B自在に嵌入させ、この排気制御弁
72の往復作動A,Bで、上記開口部48aの実質的な
上縁位置を上下に変更可能とし、上記排気制御弁72を
往復作動A,Bさせる駆動手段79と、この駆動手段7
9の駆動を制御する駆動制御手段82とを設けた船艇用
2サイクル内燃機関において、
【0021】上記内燃機関13を停止させてから所定時
間の経過後に、上記駆動制御手段82による上記駆動手
段79の制御によりこの駆動手段79に連動されて上記
排気制御弁72が強制作動させられるようにしたもので
ある。
間の経過後に、上記駆動制御手段82による上記駆動手
段79の制御によりこの駆動手段79に連動されて上記
排気制御弁72が強制作動させられるようにしたもので
ある。
【0022】請求項9の発明は、図1〜9に例示するよ
うに、シリンダ40の軸心40aを垂直にみたとき、こ
のシリンダ40に形成された排気口48における燃焼室
46への開口部48aの上部側にガイド孔71を形成す
ると共に、このガイド孔71に排気制御弁72を往復作
動A,B自在に嵌入させ、この排気制御弁72の往復作
動A,Bで、上記開口部48aの実質的な上縁位置を上
下に変更可能とし、上記排気制御弁72を往復作動A,
Bさせる駆動手段79と、この駆動手段79の駆動を制
御する駆動制御手段82とを設けた船艇用2サイクル内
燃機関において、
うに、シリンダ40の軸心40aを垂直にみたとき、こ
のシリンダ40に形成された排気口48における燃焼室
46への開口部48aの上部側にガイド孔71を形成す
ると共に、このガイド孔71に排気制御弁72を往復作
動A,B自在に嵌入させ、この排気制御弁72の往復作
動A,Bで、上記開口部48aの実質的な上縁位置を上
下に変更可能とし、上記排気制御弁72を往復作動A,
Bさせる駆動手段79と、この駆動手段79の駆動を制
御する駆動制御手段82とを設けた船艇用2サイクル内
燃機関において、
【0023】上記船艇1が加速されて水2面上を滑走す
るように高速推進する滑走状態に移行する際の上記内燃
機関13の回転数を「滑走移行回転数R4 」としたと
き、この「滑走移行回転数R4 」以下、かつ、上記内燃
機関13をアイドリングさせる際の「アイドリング回転
数R2 」以上の所定回転数で、上記駆動制御手段82に
よる上記駆動手段79の制御によりこの駆動手段79に
連動されて上記排気制御弁72が強制作動させられるよ
うにしたものである。
るように高速推進する滑走状態に移行する際の上記内燃
機関13の回転数を「滑走移行回転数R4 」としたと
き、この「滑走移行回転数R4 」以下、かつ、上記内燃
機関13をアイドリングさせる際の「アイドリング回転
数R2 」以上の所定回転数で、上記駆動制御手段82に
よる上記駆動手段79の制御によりこの駆動手段79に
連動されて上記排気制御弁72が強制作動させられるよ
うにしたものである。
【0024】請求項10の発明は、図1〜9に例示する
ように、請求項9の発明に加えて、上記内燃機関13の
回転数がある所定回転数からそれよりも低い所定回転数
まで減少したとき、上記排気制御弁72が強制作動させ
られるようにしたものである。
ように、請求項9の発明に加えて、上記内燃機関13の
回転数がある所定回転数からそれよりも低い所定回転数
まで減少したとき、上記排気制御弁72が強制作動させ
られるようにしたものである。
【0025】請求項11の発明は、図1〜9に例示する
ように、請求項9の発明に加えて、上記排気制御弁72
が強制作動させられている最中に、上記内燃機関13の
回転数が急激に上昇させられたとき、および/もしくは
スロットル弁54のスロットル開度が全開とされたと
き、上記排気制御弁72を強制作動させるための上記駆
動手段79への制御を解除させるようにしたものであ
る。
ように、請求項9の発明に加えて、上記排気制御弁72
が強制作動させられている最中に、上記内燃機関13の
回転数が急激に上昇させられたとき、および/もしくは
スロットル弁54のスロットル開度が全開とされたと
き、上記排気制御弁72を強制作動させるための上記駆
動手段79への制御を解除させるようにしたものであ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
により説明する。
【0027】(第1の実施の形態)
【0028】図1〜7は、第1の実施の形態を示してい
る。
る。
【0029】図2〜4において、符号1は跨座式(換言
すれば、鞍乗式)の小型の船艇であり、水2に浮かべら
れている。また、矢印Frは、上記船艇1の進行方向の
前方を示し、下記する左右とは、上記前方に向っての水
平方向をいうものとする。
すれば、鞍乗式)の小型の船艇であり、水2に浮かべら
れている。また、矢印Frは、上記船艇1の進行方向の
前方を示し、下記する左右とは、上記前方に向っての水
平方向をいうものとする。
【0030】上記船艇1は滑走型の小型の船艇であり、
つまり、この船艇1は水2面に対して小さい傾角の前上
がりのほぼ一定姿勢で水2面上を滑走するように高速推
進可能とされるものであり、これが船艇1の「滑走状
態」とされる。上記船艇1の船体3は繊維で強化された
樹脂(FRP)製で、その下部がハル4、上部がデッキ
5であり、これらハル4とデッキ5の結合部がガンネル
6である。
つまり、この船艇1は水2面に対して小さい傾角の前上
がりのほぼ一定姿勢で水2面上を滑走するように高速推
進可能とされるものであり、これが船艇1の「滑走状
態」とされる。上記船艇1の船体3は繊維で強化された
樹脂(FRP)製で、その下部がハル4、上部がデッキ
5であり、これらハル4とデッキ5の結合部がガンネル
6である。
【0031】上記船体3の内部を前部室9と後部室10
とに仕切る仕切壁11が設けられ、この仕切壁11は上
記ハル4とデッキ5の各内面に強固に支持されている。
とに仕切る仕切壁11が設けられ、この仕切壁11は上
記ハル4とデッキ5の各内面に強固に支持されている。
【0032】上記船体3に搭載されてこの船体3を推進
させる推進装置12が設けられている。この推進装置1
2は、上記前部室9に設置される内燃機関13を有し、
この内燃機関13は船体3の幅方向で、そのほぼ中央に
位置させられている。また、この内燃機関13に供給さ
れるべき燃料を溜める燃料タンク14も上記前部室9に
設置されている。
させる推進装置12が設けられている。この推進装置1
2は、上記前部室9に設置される内燃機関13を有し、
この内燃機関13は船体3の幅方向で、そのほぼ中央に
位置させられている。また、この内燃機関13に供給さ
れるべき燃料を溜める燃料タンク14も上記前部室9に
設置されている。
【0033】上記船体3の外部から通気口(不図示)を
通し上記前部室9内に導入された空気を、上記内燃機関
13の内部に導入させる吸気系部材15と、同上内燃機
関13から延出してこの内燃機関13の排気を船体3の
後方に導出させる排気装置とが設けられている。この排
気装置は、排気管16を有し、この排気管16は、上記
内燃機関13から延出する上流側管18と、この上流側
管18に緩衝体17を介して連結される下流側管19と
で構成され、また、この下流側管19には逆流防止箱2
0が連結され、この逆流防止箱20に他の排気管21が
連結されている。
通し上記前部室9内に導入された空気を、上記内燃機関
13の内部に導入させる吸気系部材15と、同上内燃機
関13から延出してこの内燃機関13の排気を船体3の
後方に導出させる排気装置とが設けられている。この排
気装置は、排気管16を有し、この排気管16は、上記
内燃機関13から延出する上流側管18と、この上流側
管18に緩衝体17を介して連結される下流側管19と
で構成され、また、この下流側管19には逆流防止箱2
0が連結され、この逆流防止箱20に他の排気管21が
連結されている。
【0034】上記内燃機関13からの動力を受けて駆動
し上記船体3を推進させるジェット噴射手段22が設け
られている。このジェット噴射手段22は、前端が上記
ハル4後部の底板に連結されると共に上記船体3の下方
に向って開口し、後端が上記船体3の後方に向って開口
する流水管23を有している。この流水管23は断面が
円形で、その内部は、上記船体3の後部の下方を、同上
船体3の後方に連通させる水通路24となっている。上
記内燃機関13から動力を受けて回転する推進軸28が
設けられ、この推進軸28は前後方向に延びてその前端
が上記内燃機関13に連動連結され、後端は上記水通路
24内に位置してこの後端にインペラ29が取り付けら
れている。
し上記船体3を推進させるジェット噴射手段22が設け
られている。このジェット噴射手段22は、前端が上記
ハル4後部の底板に連結されると共に上記船体3の下方
に向って開口し、後端が上記船体3の後方に向って開口
する流水管23を有している。この流水管23は断面が
円形で、その内部は、上記船体3の後部の下方を、同上
船体3の後方に連通させる水通路24となっている。上
記内燃機関13から動力を受けて回転する推進軸28が
設けられ、この推進軸28は前後方向に延びてその前端
が上記内燃機関13に連動連結され、後端は上記水通路
24内に位置してこの後端にインペラ29が取り付けら
れている。
【0035】上記流水管23の後端に外嵌されて上記船
体3の後部に支承される操舵管30が設けられ、この操
舵管30はその後部が上下、左右に回動するよう支承さ
れている。一方、上記船体3の前上部に操舵用のハンド
ル31が突設され、このハンドル31に上記操舵管30
が連動連結されている。上記ハンドル31の後方で、同
上船体3の上面には跨座式のシート32が設けられ、こ
のシート32に着座したライダーにより上記ハンドル3
1の端部に設けられたグリップ31aが把持可能とされ
ている。
体3の後部に支承される操舵管30が設けられ、この操
舵管30はその後部が上下、左右に回動するよう支承さ
れている。一方、上記船体3の前上部に操舵用のハンド
ル31が突設され、このハンドル31に上記操舵管30
が連動連結されている。上記ハンドル31の後方で、同
上船体3の上面には跨座式のシート32が設けられ、こ
のシート32に着座したライダーにより上記ハンドル3
1の端部に設けられたグリップ31aが把持可能とされ
ている。
【0036】図4において、前記デッキ5は、その左右
各側部にステップ5a,5aを有し、また、これら各ス
テップ5aの船体3の左右方向における中央側の端縁か
ら上方に向けてほぼ垂直に突出する左右一対の側壁5
b,5bを有している。これら側壁5b,5bの上端間
に開口5cが形成され、この開口5cを通して上記船体
3の内部が上方に向って開放されている。上記両側壁5
b,5bの上端に前記シート32が架設されて着脱自在
に支持され、このシート32に着座したライダーは、上
記各ステップ5aに足を載置可能とされている。この場
合、シート32は上記開口5cを開閉自在に閉じてい
る。
各側部にステップ5a,5aを有し、また、これら各ス
テップ5aの船体3の左右方向における中央側の端縁か
ら上方に向けてほぼ垂直に突出する左右一対の側壁5
b,5bを有している。これら側壁5b,5bの上端間
に開口5cが形成され、この開口5cを通して上記船体
3の内部が上方に向って開放されている。上記両側壁5
b,5bの上端に前記シート32が架設されて着脱自在
に支持され、このシート32に着座したライダーは、上
記各ステップ5aに足を載置可能とされている。この場
合、シート32は上記開口5cを開閉自在に閉じてい
る。
【0037】図1、4、5において、上記内燃機関13
は2サイクル多気筒(2気筒)エンジンである。上記内
燃機関13は、上記船体3に、それぞれゴム製の弾性緩
衝体34を介して前、後ブラケット35,36により支
持されたクランクケース37を備えている。このクラン
クケース37内には軸心が前後方向にほぼ水平に延びる
クランク軸38が設けられ、このクランク軸38はその
軸心回りに回転自在となるよう上記クランクケース37
に支承されている。
は2サイクル多気筒(2気筒)エンジンである。上記内
燃機関13は、上記船体3に、それぞれゴム製の弾性緩
衝体34を介して前、後ブラケット35,36により支
持されたクランクケース37を備えている。このクラン
クケース37内には軸心が前後方向にほぼ水平に延びる
クランク軸38が設けられ、このクランク軸38はその
軸心回りに回転自在となるよう上記クランクケース37
に支承されている。
【0038】図1〜5において、上記内燃機関13は、
上記クランクケース37の上面に支持される複数(2
つ)のシリンダ40,40を備えている。これらシリン
ダ40の各軸心40aは互いにほぼ平行で、これらシリ
ンダ40,40は上記クランク軸38に沿って前後に並
設されている。また、上記各軸心40aは、上記クラン
ク軸38の径方向の外方に向って延び、かつ、上記クラ
ンクケース37から左右方向の一側方(左側方)の斜め
上方に向って延びている。
上記クランクケース37の上面に支持される複数(2
つ)のシリンダ40,40を備えている。これらシリン
ダ40の各軸心40aは互いにほぼ平行で、これらシリ
ンダ40,40は上記クランク軸38に沿って前後に並
設されている。また、上記各軸心40aは、上記クラン
ク軸38の径方向の外方に向って延び、かつ、上記クラ
ンクケース37から左右方向の一側方(左側方)の斜め
上方に向って延びている。
【0039】図1、4において、上記クランクケース3
7には各シリンダ40毎に吸気口44が形成され、これ
ら各吸気口44にそれぞれ嵌入されるリード弁45が設
けられている。一方、上記各シリンダ40には、上記ク
ランクケース37内から上記各シリンダ40の燃焼室4
6に連通する掃気通路47が形成されると共に、同上各
燃焼室46から前記排気管16にそれぞれ連通する排気
通路である排気口48が形成されている。また、上記燃
焼室46に放電部が臨む点火プラグ49が上記各シリン
ダ40の突出端に取り付けられている。
7には各シリンダ40毎に吸気口44が形成され、これ
ら各吸気口44にそれぞれ嵌入されるリード弁45が設
けられている。一方、上記各シリンダ40には、上記ク
ランクケース37内から上記各シリンダ40の燃焼室4
6に連通する掃気通路47が形成されると共に、同上各
燃焼室46から前記排気管16にそれぞれ連通する排気
通路である排気口48が形成されている。また、上記燃
焼室46に放電部が臨む点火プラグ49が上記各シリン
ダ40の突出端に取り付けられている。
【0040】図1、4において、上記クランクケース3
7には、前記吸気系部材15の一部を構成する吸気案内
部材51が、上記各シリンダ40毎に取り付けられてい
る。これら各吸気案内部材51は、上記クランクケース
37から左右方向の他側方(右側方)の斜め上方に向っ
て突出し、互いにほぼ平行となるよう前後に並設されて
いる。
7には、前記吸気系部材15の一部を構成する吸気案内
部材51が、上記各シリンダ40毎に取り付けられてい
る。これら各吸気案内部材51は、上記クランクケース
37から左右方向の他側方(右側方)の斜め上方に向っ
て突出し、互いにほぼ平行となるよう前後に並設されて
いる。
【0041】上記各吸気案内部材51は、それぞれその
下部を構成して上記クランクケース37に締結される吸
気管52と、これら各吸気管52の上端に支持されたフ
ロートレスの気化器53とで構成され、これら吸気管5
2と気化器53は互いに締結具で着脱自在に締結されて
いる。また、上記吸気案内部材51の上流端である気化
器53の上端に上記吸気系部材15の一部を構成する樹
脂製のサイレンサーである吸気箱56が締結具により着
脱自在に締結されている。
下部を構成して上記クランクケース37に締結される吸
気管52と、これら各吸気管52の上端に支持されたフ
ロートレスの気化器53とで構成され、これら吸気管5
2と気化器53は互いに締結具で着脱自在に締結されて
いる。また、上記吸気案内部材51の上流端である気化
器53の上端に上記吸気系部材15の一部を構成する樹
脂製のサイレンサーである吸気箱56が締結具により着
脱自在に締結されている。
【0042】上記吸気管52と気化器53の各内部通路
と、吸気箱56の内部空間とは互いに連通させられて、
これらは、この吸気箱56の外部を、上記内燃機関13
のクランクケース37内に上記吸気口44を介し連通さ
せる吸気通路57となっている。上記気化器53の吸気
通路57に上記燃料タンク14内の燃料を供給する燃料
供給系部材が設けられ、また、上記気化器53の吸気通
路57の開度(スロットル開度)を調整するスロットル
弁54が設けられている。
と、吸気箱56の内部空間とは互いに連通させられて、
これらは、この吸気箱56の外部を、上記内燃機関13
のクランクケース37内に上記吸気口44を介し連通さ
せる吸気通路57となっている。上記気化器53の吸気
通路57に上記燃料タンク14内の燃料を供給する燃料
供給系部材が設けられ、また、上記気化器53の吸気通
路57の開度(スロットル開度)を調整するスロットル
弁54が設けられている。
【0043】図1〜5において、上記排気管16、逆流
防止箱20、および他の排気管21の各内部通路は、互
いに連通させられて、これらは上記排気口48を船体3
の外部に連通させる排気通路58となっている。
防止箱20、および他の排気管21の各内部通路は、互
いに連通させられて、これらは上記排気口48を船体3
の外部に連通させる排気通路58となっている。
【0044】図1において、上記内燃機関13を始動さ
せる始動装置59、より具体的にはセルモータが設けら
れている。
せる始動装置59、より具体的にはセルモータが設けら
れている。
【0045】図1、4において、上記推進装置12を電
子的に制御する制御装置60が設けられ、この制御装置
60の点火回路に上記点火プラグ49が、また、同上制
御装置60の始動回路に始動装置59がそれぞれ電気的
に接続されている。
子的に制御する制御装置60が設けられ、この制御装置
60の点火回路に上記点火プラグ49が、また、同上制
御装置60の始動回路に始動装置59がそれぞれ電気的
に接続されている。
【0046】上記制御装置60は、左右方向で、上記各
シリンダ40が一側方(左側方)に傾いた側の前記側壁
5bの内面に取り付けられている。このため、上記各シ
リンダ40の突出端に取り付けられた点火プラグ49は
上記制御装置60に、より接近し、これにより、これら
49,60の電気的な接続がし易くされている。
シリンダ40が一側方(左側方)に傾いた側の前記側壁
5bの内面に取り付けられている。このため、上記各シ
リンダ40の突出端に取り付けられた点火プラグ49は
上記制御装置60に、より接近し、これにより、これら
49,60の電気的な接続がし易くされている。
【0047】図1において、上記制御装置60には、船
体3に搭載されたバッテリーである電源61から電力が
常時入力されるようになっており、つまり、これら制御
装置60と電源61との間には手動操作式のメインスイ
ッチは存在せず、互いに直結されている。
体3に搭載されたバッテリーである電源61から電力が
常時入力されるようになっており、つまり、これら制御
装置60と電源61との間には手動操作式のメインスイ
ッチは存在せず、互いに直結されている。
【0048】また、上記船体3に乗って上記ハンドル3
1を把持するライダーの手首に一端が連結され、他端が
上記ランヤードスイッチ63に係脱自在に係止されるロ
ープなど索状体が設けられ、この係止状態では、上記ラ
ンヤードスイッチ63はオン(通電)のままに保持され
るようになっている。
1を把持するライダーの手首に一端が連結され、他端が
上記ランヤードスイッチ63に係脱自在に係止されるロ
ープなど索状体が設けられ、この係止状態では、上記ラ
ンヤードスイッチ63はオン(通電)のままに保持され
るようになっている。
【0049】一方、ライダーの意思により、上記ランヤ
ードスイッチ63から上記索状体の他端を離脱させ、も
しくはライダーの落水時などに、このライダーに引っ張
られた上記索状体の他端が上記ランヤードスイッチ63
から離脱したときには、このランヤードスイッチ63は
自動的にオフされるようになっている。
ードスイッチ63から上記索状体の他端を離脱させ、も
しくはライダーの落水時などに、このライダーに引っ張
られた上記索状体の他端が上記ランヤードスイッチ63
から離脱したときには、このランヤードスイッチ63は
自動的にオフされるようになっている。
【0050】上記制御装置60の点火回路に、上記ラン
ヤードスイッチ63を介し上記点火プラグ49が接続さ
れ、また、同上制御装置60の始動回路に始動スイッチ
62が接続されている。上記ランヤードスイッチ63と
始動スイッチ62はいずれも前記ハンドル31に取り付
けられている。
ヤードスイッチ63を介し上記点火プラグ49が接続さ
れ、また、同上制御装置60の始動回路に始動スイッチ
62が接続されている。上記ランヤードスイッチ63と
始動スイッチ62はいずれも前記ハンドル31に取り付
けられている。
【0051】上記ランヤードスイッチ63に上記索状体
の他端を係止させることにより、このランヤードスイッ
チ63をオンさせれば、上記制御装置60の点火回路が
オンされる。次に、上記始動スイッチ62をオンすれ
ば、上記制御装置60の始動回路を介して上記始動装置
59が駆動させられ、クランク軸38がクランキングさ
れると共に、点火プラグ49が放電して点火が行われ、
内燃機関13が始動する。一方、上記ランヤードスイッ
チ63からの上記索状体の他端の離脱で、このランヤー
ドスイッチ63がオフすれば、上記制御装置60の点火
回路がオフして、上記点火プラグ49が失火させられ、
内燃機関13が停止することとなる。
の他端を係止させることにより、このランヤードスイッ
チ63をオンさせれば、上記制御装置60の点火回路が
オンされる。次に、上記始動スイッチ62をオンすれ
ば、上記制御装置60の始動回路を介して上記始動装置
59が駆動させられ、クランク軸38がクランキングさ
れると共に、点火プラグ49が放電して点火が行われ、
内燃機関13が始動する。一方、上記ランヤードスイッ
チ63からの上記索状体の他端の離脱で、このランヤー
ドスイッチ63がオフすれば、上記制御装置60の点火
回路がオフして、上記点火プラグ49が失火させられ、
内燃機関13が停止することとなる。
【0052】上記内燃機関13のエンジン回転数(クラ
ンク軸38の回転数)を検出する回転数検出センサー6
4が設けられ、また、上記スロットル弁54によるスロ
ットル開度を検出するスロットル開度検出センサ68が
設けられ、これら回転数検出センサー64とスロットル
開度検出センサ68も上記制御装置60に電気的に接続
されている。なお、上記回転数検出センサー64とスロ
ットル開度検出センサ68とは両方を設ける必要はな
く、少なくともいずれか一方を設ければよい。
ンク軸38の回転数)を検出する回転数検出センサー6
4が設けられ、また、上記スロットル弁54によるスロ
ットル開度を検出するスロットル開度検出センサ68が
設けられ、これら回転数検出センサー64とスロットル
開度検出センサ68も上記制御装置60に電気的に接続
されている。なお、上記回転数検出センサー64とスロ
ットル開度検出センサ68とは両方を設ける必要はな
く、少なくともいずれか一方を設ければよい。
【0053】図1、4において、上記内燃機関13を駆
動させる場合には、まず、前記したように、ランヤード
スイッチ63と、始動スイッチ62とをオンして、上記
始動装置59を駆動させ、クランク軸38のクランキン
グにより内燃機関13を始動させる。
動させる場合には、まず、前記したように、ランヤード
スイッチ63と、始動スイッチ62とをオンして、上記
始動装置59を駆動させ、クランク軸38のクランキン
グにより内燃機関13を始動させる。
【0054】これにより、上記内燃機関13が駆動し
て、上記ピストン41が上死点に向って移動するとき、
クランクケース37内が負圧となり、この負圧により、
まず、上記吸気箱56の外部の空気65が上記吸気箱5
6の吸気通路57に吸入され、ここから、上記気化器5
3と吸気管52の各吸気通路57を順次通り、上記クラ
ンクケース37内に向うよう吸入される。
て、上記ピストン41が上死点に向って移動するとき、
クランクケース37内が負圧となり、この負圧により、
まず、上記吸気箱56の外部の空気65が上記吸気箱5
6の吸気通路57に吸入され、ここから、上記気化器5
3と吸気管52の各吸気通路57を順次通り、上記クラ
ンクケース37内に向うよう吸入される。
【0055】上記空気65が気化器53の吸気通路57
を通過するとき、この吸気通路57に生じている負圧に
より、上記気化器53から上記空気65に対し燃料が供
給され混合気66が生成される。この混合気66は同上
クランクケース37内の負圧により、上記吸気口44と
リード弁45とを通過して上記クランクケース37内に
吸入される。
を通過するとき、この吸気通路57に生じている負圧に
より、上記気化器53から上記空気65に対し燃料が供
給され混合気66が生成される。この混合気66は同上
クランクケース37内の負圧により、上記吸気口44と
リード弁45とを通過して上記クランクケース37内に
吸入される。
【0056】次に、上記ピストン41が下死点に向って
移動するとき、上記クランクケース37内が加圧され、
この圧力で、このクランクケース37内に吸入されてい
た上記混合気66が予圧縮される。その後、上記予圧縮
された混合気66が、上記掃気通路47を通って燃焼室
46に供給され、次に、上記ピストン41が再び上死点
に向ったとき、上記燃焼室46に供給された混合気66
は、ここで、更に圧縮されて燃焼に供される。
移動するとき、上記クランクケース37内が加圧され、
この圧力で、このクランクケース37内に吸入されてい
た上記混合気66が予圧縮される。その後、上記予圧縮
された混合気66が、上記掃気通路47を通って燃焼室
46に供給され、次に、上記ピストン41が再び上死点
に向ったとき、上記燃焼室46に供給された混合気66
は、ここで、更に圧縮されて燃焼に供される。
【0057】上記燃焼により、ピストン41は再び下死
点に向って移動し、この際、上記燃焼により生じたガス
が排気67として、上記排気管16、逆流防止箱20、
および他の排気管21の各排気通路58を通して、船体
3の外部に排出される。
点に向って移動し、この際、上記燃焼により生じたガス
が排気67として、上記排気管16、逆流防止箱20、
および他の排気管21の各排気通路58を通して、船体
3の外部に排出される。
【0058】以下、上記動作により、ピストン41や連
接棒42が往復運動を繰り返し、これに連動してクラン
ク軸38が回転運動を繰り返して、上記燃焼によるエネ
ルギーが動力に変換され、この動力が上記内燃機関13
のクランク軸38から出力される。そして、この動力が
前記ジェット噴射手段22の推進軸28に伝達され、こ
の推進軸28と共に回転する上記インペラ29により、
上記水通路24内の水2が後方に向って加速され、これ
により、上記船体3の後部の下方の水2が上記水通路2
4の前端からこの水通路24内に吸入される一方、この
水通路24を通過してその後端から後方に向って噴射さ
せられ、この噴射の反力により、上記船艇1が前方に向
って推進させられる。
接棒42が往復運動を繰り返し、これに連動してクラン
ク軸38が回転運動を繰り返して、上記燃焼によるエネ
ルギーが動力に変換され、この動力が上記内燃機関13
のクランク軸38から出力される。そして、この動力が
前記ジェット噴射手段22の推進軸28に伝達され、こ
の推進軸28と共に回転する上記インペラ29により、
上記水通路24内の水2が後方に向って加速され、これ
により、上記船体3の後部の下方の水2が上記水通路2
4の前端からこの水通路24内に吸入される一方、この
水通路24を通過してその後端から後方に向って噴射さ
せられ、この噴射の反力により、上記船艇1が前方に向
って推進させられる。
【0059】上記推進時に、上記ハンドル31を操作
し、上記操舵管30の姿勢を変化させるよう回動させれ
ば、上記噴射の方向が変化して、船艇1が所望の方向に
操舵されるようになっている。
し、上記操舵管30の姿勢を変化させるよう回動させれ
ば、上記噴射の方向が変化して、船艇1が所望の方向に
操舵されるようになっている。
【0060】図1、5において、上記内燃機関13に
は、上記燃焼室46から開口部48aを通り排気口48
に向い排気67が排出されるときの排出開始のクランク
角、つまり、「排気時期」を可変として、エンジン性能
を向上させる排気時期可変装置70が設けられている。
この場合、前記側壁5b,5bからシート32を取り外
して開口5cを開放させ、この開口5cを通して手を延
ばせば、上記排気時期可変装置70の点検、整備ができ
ることとされている。
は、上記燃焼室46から開口部48aを通り排気口48
に向い排気67が排出されるときの排出開始のクランク
角、つまり、「排気時期」を可変として、エンジン性能
を向上させる排気時期可変装置70が設けられている。
この場合、前記側壁5b,5bからシート32を取り外
して開口5cを開放させ、この開口5cを通して手を延
ばせば、上記排気時期可変装置70の点検、整備ができ
ることとされている。
【0061】特に、図1において、本実施の形態では、
上記シリンダ40の軸心40aは傾斜しているが、これ
を垂直にみたとすれば、前記排気口48における燃焼室
46への開口部48aの上部に対応するシリンダ40の
部分(開口部48aの上部側)にガイド孔71が形成さ
れ、このガイド孔71に板状の排気制御弁72が摺動自
在に嵌入されている。
上記シリンダ40の軸心40aは傾斜しているが、これ
を垂直にみたとすれば、前記排気口48における燃焼室
46への開口部48aの上部に対応するシリンダ40の
部分(開口部48aの上部側)にガイド孔71が形成さ
れ、このガイド孔71に板状の排気制御弁72が摺動自
在に嵌入されている。
【0062】上記排気制御弁72は上記摺動で、上記開
口部48aの内部に向って突出するよう往作動A(閉弁
動作)可能であり、かつ、これとは逆に、上記開口部4
8aの内部から後退するよう復作動B(開弁動作)可能
とされている。そして、上記したように排気制御弁72
が往作動Aすれば、上記開口部48aの実質的な上縁位
置が下方に変更させられて、上記「排気時期」が遅くさ
れる。一方、上記排気制御弁72が復作動Bすれば、上
記開口部48aの実質的な上縁位置が上記開口部48a
自体の上縁に近づくよう上方に変更させられて、「排気
時期」が早くされる。
口部48aの内部に向って突出するよう往作動A(閉弁
動作)可能であり、かつ、これとは逆に、上記開口部4
8aの内部から後退するよう復作動B(開弁動作)可能
とされている。そして、上記したように排気制御弁72
が往作動Aすれば、上記開口部48aの実質的な上縁位
置が下方に変更させられて、上記「排気時期」が遅くさ
れる。一方、上記排気制御弁72が復作動Bすれば、上
記開口部48aの実質的な上縁位置が上記開口部48a
自体の上縁に近づくよう上方に変更させられて、「排気
時期」が早くされる。
【0063】図1、5において、上記排気制御弁72の
うち、上記排気口48内に出退する側とは反対側の部分
は、上記シリンダ40から外部に突出している。このシ
リンダ40から突出した上記排気制御弁72の部分を開
閉自在に覆うケーシング74が設けられ、このケーシン
グ74は上記シリンダ40に着脱自在に取り付けられて
いる。
うち、上記排気口48内に出退する側とは反対側の部分
は、上記シリンダ40から外部に突出している。このシ
リンダ40から突出した上記排気制御弁72の部分を開
閉自在に覆うケーシング74が設けられ、このケーシン
グ74は上記シリンダ40に着脱自在に取り付けられて
いる。
【0064】上記各シリンダ40に取り付けられた各ケ
ーシング74,74に回動軸75が架設されている。こ
の回動軸75の軸心は上記クランク軸38とほぼ平行に
延びて、その軸心回りに回動自在となるよう上記各ケー
シング74に支承されている。上記各ケーシング74内
で、上記回動軸75にはこの回動軸75と共に回動する
係合アーム76が突設され、この係合アーム76の突出
端は、上記排気制御弁72に係合している。また、上記
回動軸75の端部には駆動プーリー77が取り付けられ
ている。
ーシング74,74に回動軸75が架設されている。こ
の回動軸75の軸心は上記クランク軸38とほぼ平行に
延びて、その軸心回りに回動自在となるよう上記各ケー
シング74に支承されている。上記各ケーシング74内
で、上記回動軸75にはこの回動軸75と共に回動する
係合アーム76が突設され、この係合アーム76の突出
端は、上記排気制御弁72に係合している。また、上記
回動軸75の端部には駆動プーリー77が取り付けられ
ている。
【0065】上記回動軸75を回動させるサーボモータ
である駆動手段79が設けられ、この駆動手段79は船
体3に固定されている。この駆動手段79と上記駆動プ
ーリー77とはプッシュプルケーブルやチェーンやタイ
ミングベルトなどの巻掛伝動体80で互いに連動するよ
う連結されている。
である駆動手段79が設けられ、この駆動手段79は船
体3に固定されている。この駆動手段79と上記駆動プ
ーリー77とはプッシュプルケーブルやチェーンやタイ
ミングベルトなどの巻掛伝動体80で互いに連動するよ
う連結されている。
【0066】上記駆動手段79の駆動を電子的に制御す
る駆動制御手段82が設けられ、この駆動制御手段82
は上記制御装置60と電気的に接続されると共に、前記
電源61からの電力が入力可能とされている。この場
合、駆動制御手段82には、電源61からの電力が常時
入力されるようになっており、つまり、これら電源61
と駆動制御手段82との間には手動操作式のメインスイ
ッチは存在せず、互いに直結されている。
る駆動制御手段82が設けられ、この駆動制御手段82
は上記制御装置60と電気的に接続されると共に、前記
電源61からの電力が入力可能とされている。この場
合、駆動制御手段82には、電源61からの電力が常時
入力されるようになっており、つまり、これら電源61
と駆動制御手段82との間には手動操作式のメインスイ
ッチは存在せず、互いに直結されている。
【0067】そして、前記回転数検出センサー64から
の検出信号が制御装置60に入力されて、この制御装置
60からの制御信号が上記駆動制御手段82に入力され
ると、この駆動制御手段82により、上記駆動手段79
が駆動させられて、排気制御弁72が所定時期に所定量
だけ往作動A、もしくは復作動Bさせられ、これによ
り、「排気時期」が自動制御されて、エンジン性能が向
上させられるようになっている。
の検出信号が制御装置60に入力されて、この制御装置
60からの制御信号が上記駆動制御手段82に入力され
ると、この駆動制御手段82により、上記駆動手段79
が駆動させられて、排気制御弁72が所定時期に所定量
だけ往作動A、もしくは復作動Bさせられ、これによ
り、「排気時期」が自動制御されて、エンジン性能が向
上させられるようになっている。
【0068】図6において、図中R0 は、内燃機関13
が停止しているときのこの内燃機関13の回転数を示
し、具体的には0である。
が停止しているときのこの内燃機関13の回転数を示
し、具体的には0である。
【0069】図6中R1 は、内燃機関13が始動装置5
9から与えられる動力に依らずに、前記した自己の燃焼
作用だけで駆動が維持可能とされる際の上記内燃機関1
3の最小の回転数「最小自己回転数R1 」を示し、具体
的には約480rpmである。
9から与えられる動力に依らずに、前記した自己の燃焼
作用だけで駆動が維持可能とされる際の上記内燃機関1
3の最小の回転数「最小自己回転数R1 」を示し、具体
的には約480rpmである。
【0070】図6中R2 は、内燃機関13をアイドリン
グにより駆動させる際の回転数「アイドリング回転数R
2 」を示し、具体的には約1300rpmである。
グにより駆動させる際の回転数「アイドリング回転数R
2 」を示し、具体的には約1300rpmである。
【0071】図2は、上記船体3の前後方向の各部が水
2面下に沈んだ状態の船艇1の停船もしくは低速状態を
示している。
2面下に沈んだ状態の船艇1の停船もしくは低速状態を
示している。
【0072】図6において、上記低速状態から、上記推
進装置12により船艇1を加速させると、上記水2から
の反力により、上記船艇1の前部が押し上げられ、水2
面に対して大きい傾角の前上がり姿勢とさせられ、つま
り、中速状態である「ハンプ状態」となる。この「ハン
プ状態」から更に船艇1を加速させると、この船艇1は
水2面に対して小さい傾角の前上がり姿勢で水2面上を
滑走するよう高速推進し、このときの姿勢はほぼ一定に
保持される。
進装置12により船艇1を加速させると、上記水2から
の反力により、上記船艇1の前部が押し上げられ、水2
面に対して大きい傾角の前上がり姿勢とさせられ、つま
り、中速状態である「ハンプ状態」となる。この「ハン
プ状態」から更に船艇1を加速させると、この船艇1は
水2面に対して小さい傾角の前上がり姿勢で水2面上を
滑走するよう高速推進し、このときの姿勢はほぼ一定に
保持される。
【0073】これが船艇1の「滑走状態」であり、この
「滑走状態」に至るまでの上記「ハンプ状態」を含む状
態が「非滑走状態」である。また、上記船艇1が加速さ
れて上記「ハンプ状態」に移行する際の上記内燃機関1
3の回転数が「滑走前段回転数R3 」であって、具体的
には約3500rpmである。更に、船艇1が加速され
て上記「ハンプ状態」から上記「滑走状態」に移行する
際の内燃機関13の回転数が「滑走移行回転数R4 」と
され、具体的には約4500rpmである。
「滑走状態」に至るまでの上記「ハンプ状態」を含む状
態が「非滑走状態」である。また、上記船艇1が加速さ
れて上記「ハンプ状態」に移行する際の上記内燃機関1
3の回転数が「滑走前段回転数R3 」であって、具体的
には約3500rpmである。更に、船艇1が加速され
て上記「ハンプ状態」から上記「滑走状態」に移行する
際の内燃機関13の回転数が「滑走移行回転数R4 」と
され、具体的には約4500rpmである。
【0074】図7は、上記駆動制御手段82のフローチ
ャートを示し、図中(P‐0)〜(P‐10)はプログ
ラムの各ステップを示している。
ャートを示し、図中(P‐0)〜(P‐10)はプログ
ラムの各ステップを示している。
【0075】上記内燃機関13を始動させるときには、
まず、ランヤードスイッチ63をオン(ON)させる
(P‐0)。すると、上記点火プラグ49に電源61の
電力が入力可能な状態となる。次に、上記始動スイッチ
62をオン(ON)させると(P‐1)、始動装置59
に電力が供給されてこれが駆動し、これにより、クラン
キングが開始され、また、上記点火プラグ49にも電力
が供給されて適宜放電し、これにより、内燃機関13が
始動させられる。
まず、ランヤードスイッチ63をオン(ON)させる
(P‐0)。すると、上記点火プラグ49に電源61の
電力が入力可能な状態となる。次に、上記始動スイッチ
62をオン(ON)させると(P‐1)、始動装置59
に電力が供給されてこれが駆動し、これにより、クラン
キングが開始され、また、上記点火プラグ49にも電力
が供給されて適宜放電し、これにより、内燃機関13が
始動させられる。
【0076】(P‐2)において、上記回転数検出セン
サー64の検出信号により、上記クランク軸38が所定
回転数、例えば、上記「最小自己回転数R1 」の480
rpm以上になったか否かが判断される。
サー64の検出信号により、上記クランク軸38が所定
回転数、例えば、上記「最小自己回転数R1 」の480
rpm以上になったか否かが判断される。
【0077】上記(P‐2)で、クランク軸38が上記
した所定回転数以上となるのに伴って、つまり、内燃機
関13の始動に伴って、上記駆動制御手段82が有する
サイリスタ等のスイッチング回路がオンされ、この駆動
制御手段82に電源61からの電力が自動的に入力(O
N)されるようになっている(P‐3)。なお、この場
合、始動装置59によってクランク軸38が実際に回転
していると判断されて、駆動制御手段82に対し電源6
1からの電力が入力されるようになっているが、始動ス
イッチ62が押された直後で回転数が0の状態、即ち、
内燃機関13がまもなく回転を始める状態であると判断
して、駆動制御手段82に対し電源61からの電力が入
力されるようにしてもよい。
した所定回転数以上となるのに伴って、つまり、内燃機
関13の始動に伴って、上記駆動制御手段82が有する
サイリスタ等のスイッチング回路がオンされ、この駆動
制御手段82に電源61からの電力が自動的に入力(O
N)されるようになっている(P‐3)。なお、この場
合、始動装置59によってクランク軸38が実際に回転
していると判断されて、駆動制御手段82に対し電源6
1からの電力が入力されるようになっているが、始動ス
イッチ62が押された直後で回転数が0の状態、即ち、
内燃機関13がまもなく回転を始める状態であると判断
して、駆動制御手段82に対し電源61からの電力が入
力されるようにしてもよい。
【0078】上記駆動制御手段82に対し電源61から
の電力が入力されれば、(P‐4)において、上記駆動
制御手段82の制御により、上記駆動手段79が駆動さ
せられて、上記排気制御弁72が瞬間的に往復作動させ
られる。これにより、上記排気制御弁72に付着してい
たカーボンが離脱させられ、つまり、その後の排気制御
弁72の往復作動A,Bが円滑になされるよう「クリー
ニング動作」が行われる。
の電力が入力されれば、(P‐4)において、上記駆動
制御手段82の制御により、上記駆動手段79が駆動さ
せられて、上記排気制御弁72が瞬間的に往復作動させ
られる。これにより、上記排気制御弁72に付着してい
たカーボンが離脱させられ、つまり、その後の排気制御
弁72の往復作動A,Bが円滑になされるよう「クリー
ニング動作」が行われる。
【0079】上記(P‐4)が実行された後、(P‐
5)において、上記排気制御弁72が、上記駆動制御手
段82に備えられたマップにより、上記回転数検出セン
サー64の検出信号に基づき制御される。即ち、上記ク
ランク軸38の回転数が少ない内燃機関13の低速域で
は、排気制御弁72が往作動Aさせられ、開口部48a
の実質的な上縁位置が下方に変更(閉弁動作)されて、
「排気時期」が遅くされる。一方、上記クランク軸38
の回転数が多い内燃機関13の高速域では、排気制御弁
72が復作動Bさせられ、開口部48aの実質的な上縁
位置が上方に変更(開弁動作)されて、「排気時期」が
早くされる。なお、上記マップの一部に上記「クリーニ
ング動作」の実行がプログラムされている。
5)において、上記排気制御弁72が、上記駆動制御手
段82に備えられたマップにより、上記回転数検出セン
サー64の検出信号に基づき制御される。即ち、上記ク
ランク軸38の回転数が少ない内燃機関13の低速域で
は、排気制御弁72が往作動Aさせられ、開口部48a
の実質的な上縁位置が下方に変更(閉弁動作)されて、
「排気時期」が遅くされる。一方、上記クランク軸38
の回転数が多い内燃機関13の高速域では、排気制御弁
72が復作動Bさせられ、開口部48aの実質的な上縁
位置が上方に変更(開弁動作)されて、「排気時期」が
早くされる。なお、上記マップの一部に上記「クリーニ
ング動作」の実行がプログラムされている。
【0080】次に、(P‐6)と(P‐7)、もしくは
(P‐9)と(P‐10)が実行されるが、これらのい
ずれが実行されるかは、予め選択スイッチ83によって
任意に定められる。なお、このように選択スイッチ83
により、任意に定めてもよいが、いずれか一方のみ、あ
るいは両方が実行されるようにしてもよい。
(P‐9)と(P‐10)が実行されるが、これらのい
ずれが実行されるかは、予め選択スイッチ83によって
任意に定められる。なお、このように選択スイッチ83
により、任意に定めてもよいが、いずれか一方のみ、あ
るいは両方が実行されるようにしてもよい。
【0081】(P‐6)において、上記ランヤードスイ
ッチ63がオフ(OFF)されて、点火プラグ49が失
火させられ、内燃機関13が停止させられると、駆動制
御手段82の制御により上記駆動手段79が駆動させら
れて、上記排気制御弁72が「クリーニング動作」させ
られる(P‐7)。
ッチ63がオフ(OFF)されて、点火プラグ49が失
火させられ、内燃機関13が停止させられると、駆動制
御手段82の制御により上記駆動手段79が駆動させら
れて、上記排気制御弁72が「クリーニング動作」させ
られる(P‐7)。
【0082】また、上記(P‐6)と共に(P‐7)が
実行されるのに伴って、つまり、上記内燃機関13の停
止に伴って、上記駆動制御手段82の前記スイッチング
回路がオフされ、この駆動制御手段82に対する電源6
1からの電力の入力が自動的に解除(OFF)されるよ
うになっている(P‐8)。なお、この場合、内燃機関
13の回転が実際に停止した状態であると判断して、駆
動制御手段82に対する電源61からの電力の入力が解
除されるようにしてもよいし、ランヤードスイッチ63
を操作した直後で回転数が0ではないが、内燃機関13
がまもなく停止するという状態であると判断して、駆動
制御手段82に対する電源61からの電力の入力が解除
されるようにしてもよい。
実行されるのに伴って、つまり、上記内燃機関13の停
止に伴って、上記駆動制御手段82の前記スイッチング
回路がオフされ、この駆動制御手段82に対する電源6
1からの電力の入力が自動的に解除(OFF)されるよ
うになっている(P‐8)。なお、この場合、内燃機関
13の回転が実際に停止した状態であると判断して、駆
動制御手段82に対する電源61からの電力の入力が解
除されるようにしてもよいし、ランヤードスイッチ63
を操作した直後で回転数が0ではないが、内燃機関13
がまもなく停止するという状態であると判断して、駆動
制御手段82に対する電源61からの電力の入力が解除
されるようにしてもよい。
【0083】一方、上記(P‐6)と(P‐7)に代え
て、(P‐9)と(P‐10)が実行される場合には、
上記回転数検出センサー64の検出信号により、上記ク
ランク軸38が所定回転数以下になったか否かが判断さ
れる。この所定回転数以下とは、「アイドリング回転数
R2 」以下の回転数のいずれかから選択される値であ
り、上記内燃機関13が停止する直前の値である。
て、(P‐9)と(P‐10)が実行される場合には、
上記回転数検出センサー64の検出信号により、上記ク
ランク軸38が所定回転数以下になったか否かが判断さ
れる。この所定回転数以下とは、「アイドリング回転数
R2 」以下の回転数のいずれかから選択される値であ
り、上記内燃機関13が停止する直前の値である。
【0084】上記(P‐9)で、クランク軸38が上記
した所定回転数以下になったと判断されれば、駆動制御
手段82の制御により、上記駆動手段79が駆動させら
れて、上記排気制御弁72が「クリーニング動作」させ
られる(P‐10)。
した所定回転数以下になったと判断されれば、駆動制御
手段82の制御により、上記駆動手段79が駆動させら
れて、上記排気制御弁72が「クリーニング動作」させ
られる(P‐10)。
【0085】また、上記(P‐9)と共に(P‐10)
が実行されるのに伴って、つまり、上記内燃機関13の
停止に伴って、上記(P‐8)が実行され、駆動制御手
段82がオフ(OFF)される。
が実行されるのに伴って、つまり、上記内燃機関13の
停止に伴って、上記(P‐8)が実行され、駆動制御手
段82がオフ(OFF)される。
【0086】また、上記状態から前記点火プラグ49に
対する電源61の電力の入力を解除するときには、前記
したようにして、ランヤードスイッチ63をオフ(OF
F)にする。
対する電源61の電力の入力を解除するときには、前記
したようにして、ランヤードスイッチ63をオフ(OF
F)にする。
【0087】上記構成によれば、内燃機関13を停止さ
せたときには、上記したように駆動制御手段82に対す
る電源61からの入力が自動的に解除される。このた
め、内燃機関13の停止後であって、駆動手段79の駆
動の制御が不要になった状態では、上記駆動制御手段8
2による電力の無用な消費が防止される。
せたときには、上記したように駆動制御手段82に対す
る電源61からの入力が自動的に解除される。このた
め、内燃機関13の停止後であって、駆動手段79の駆
動の制御が不要になった状態では、上記駆動制御手段8
2による電力の無用な消費が防止される。
【0088】図6、7において、前記したように、船艇
1の「滑走状態」では、この船艇1は水2面に対して小
さい傾角の前上がり姿勢で水2面上を滑走するよう高速
推進し、このときの姿勢はほぼ一定に保持される。
1の「滑走状態」では、この船艇1は水2面に対して小
さい傾角の前上がり姿勢で水2面上を滑走するよう高速
推進し、このときの姿勢はほぼ一定に保持される。
【0089】一方、上記排気制御弁72を「クリーニン
グ動作」させようとしてこの排気制御弁72を強制作動
させると、この排気制御弁72の作動に伴い「排気時
期」が変更されて内燃機関13の駆動状態が、瞬間的に
ではあるが変化する。
グ動作」させようとしてこの排気制御弁72を強制作動
させると、この排気制御弁72の作動に伴い「排気時
期」が変更されて内燃機関13の駆動状態が、瞬間的に
ではあるが変化する。
【0090】このため、前記した「滑走状態」で、船艇
1の姿勢がほぼ一定に保持されているときに、仮に、上
記排気制御弁72に「クリーニング動作」をさせると、
このときの内燃機関13の駆動状態の変化が乗員に敏感
に感じとられて、その乗り心地が低下するおそれがあ
る。
1の姿勢がほぼ一定に保持されているときに、仮に、上
記排気制御弁72に「クリーニング動作」をさせると、
このときの内燃機関13の駆動状態の変化が乗員に敏感
に感じとられて、その乗り心地が低下するおそれがあ
る。
【0091】そこで、前記(P‐2)もしくは(P‐
9)における所定回転数を、「滑走移行回転数R4 」以
下の回転数としてあり、この所定回転数で、上記排気制
御弁72を強制作動させることとしたのであり(図6中
a,b部)、よって、「滑走状態」において船艇1への
乗り心地が良好に保たれる。
9)における所定回転数を、「滑走移行回転数R4 」以
下の回転数としてあり、この所定回転数で、上記排気制
御弁72を強制作動させることとしたのであり(図6中
a,b部)、よって、「滑走状態」において船艇1への
乗り心地が良好に保たれる。
【0092】また、上記(P‐2)における所定回転数
を、上記内燃機関13の始動時、上記「最小自己回転数
R1 」未満の回転数として、上記排気制御弁72が強制
作動させられるようにしてもよく、このようにすれば、
内燃機関13の始動時に、この内燃機関13が実際に始
動したか否かにかかわらず、上記排気制御弁72が強制
作動させられることとなる。
を、上記内燃機関13の始動時、上記「最小自己回転数
R1 」未満の回転数として、上記排気制御弁72が強制
作動させられるようにしてもよく、このようにすれば、
内燃機関13の始動時に、この内燃機関13が実際に始
動したか否かにかかわらず、上記排気制御弁72が強制
作動させられることとなる。
【0093】よって、内燃機関13の始動時に直ちに排
気制御弁72が「クリーニング動作」させられることか
ら、その後の上記内燃機関13の回転数に見合う排気制
御弁72の作動が円滑になされることとなり、よって、
内燃機関13の良好な始動性が確保される。
気制御弁72が「クリーニング動作」させられることか
ら、その後の上記内燃機関13の回転数に見合う排気制
御弁72の作動が円滑になされることとなり、よって、
内燃機関13の良好な始動性が確保される。
【0094】また、上記内燃機関13の始動時における
上記排気制御弁72の強制作動が、この排気制御弁72
を復作動Bさせて上記開口部48aの上縁位置を上方に
変更させる作動としてもよい。
上記排気制御弁72の強制作動が、この排気制御弁72
を復作動Bさせて上記開口部48aの上縁位置を上方に
変更させる作動としてもよい。
【0095】このようにすれば、内燃機関13の始動時
には、上記開口部48aの開口面積が広くされて圧縮比
が下げられ、この始動が円滑になされることとなる。よ
って、内燃機関13の始動性が更に良好となる。
には、上記開口部48aの開口面積が広くされて圧縮比
が下げられ、この始動が円滑になされることとなる。よ
って、内燃機関13の始動性が更に良好となる。
【0096】なお、上記(P‐2)での所定回転数が
「最小自己回転数R1 」未満であるときに、上記したよ
うに、内燃機関13の始動時における上記排気制御弁7
2の強制作動が、この排気制御弁72を復作動Bさせて
上記開口部48aの上縁位置を上方に変更させるように
させてもよく、このようにすれば、上記内燃機関13の
始動性が更に良好となる。
「最小自己回転数R1 」未満であるときに、上記したよ
うに、内燃機関13の始動時における上記排気制御弁7
2の強制作動が、この排気制御弁72を復作動Bさせて
上記開口部48aの上縁位置を上方に変更させるように
させてもよく、このようにすれば、上記内燃機関13の
始動性が更に良好となる。
【0097】また、上記したように、排気制御弁72を
復作動Bさせて「クリーニング動作」をさせるとき、上
記開口部48aの上縁位置を最高にまで上げること(全
開)は必ずしも必要ではなく、この全開に達するまでの
中開度まで、上記排気制御弁72を復作動Bさせるよう
にしてもよい。
復作動Bさせて「クリーニング動作」をさせるとき、上
記開口部48aの上縁位置を最高にまで上げること(全
開)は必ずしも必要ではなく、この全開に達するまでの
中開度まで、上記排気制御弁72を復作動Bさせるよう
にしてもよい。
【0098】また、上記(P‐2)における所定回転数
を、上記内燃機関13の始動時、上記「最小自己回転数
R1 」以上、かつ、上記内燃機関13の「アイドリング
回転数R2 」以下の回転数とし、上記排気制御弁72の
強制作動が、この排気制御弁72を往作動Aさせて上記
開口部48aの上縁位置を下方に変更させる作動とし、
この変更後の状態を上記「滑走移行回転数R4 」まで維
持させるようにしてもよい(図6中b,c部)。
を、上記内燃機関13の始動時、上記「最小自己回転数
R1 」以上、かつ、上記内燃機関13の「アイドリング
回転数R2 」以下の回転数とし、上記排気制御弁72の
強制作動が、この排気制御弁72を往作動Aさせて上記
開口部48aの上縁位置を下方に変更させる作動とし、
この変更後の状態を上記「滑走移行回転数R4 」まで維
持させるようにしてもよい(図6中b,c部)。
【0099】このようにすれば、内燃機関13はその低
速域で上記排気制御弁72が強制作動されて、「クリー
ニング動作」が行われることから、その後のこの排気制
御弁72の円滑な作動が確保される。
速域で上記排気制御弁72が強制作動されて、「クリー
ニング動作」が行われることから、その後のこの排気制
御弁72の円滑な作動が確保される。
【0100】しかも、上記低速時には、上記したように
開口部48aの上縁位置が下げられるため、その分、上
記開口部48aの開口面積が狭くされて、排気67の吹
き抜け現象が防止され、もって、排気67の浄化が促進
される。
開口部48aの上縁位置が下げられるため、その分、上
記開口部48aの開口面積が狭くされて、排気67の吹
き抜け現象が防止され、もって、排気67の浄化が促進
される。
【0101】また、上記制御装置60(駆動制御手段8
2)により、上記回転数検出センサー64からの検出信
号で、内燃機関13の回転数が増加したと判断され、お
よび/もしくは、上記スロットル開度検出センサ68か
らの検出信号でスロットル開度が増加したと判断される
などして、上記内燃機関13が加速状態になったとき、
上記開口部48aの上縁位置を上方に変更させるよう上
記排気制御弁72が強制作動させられるようにしてあ
る。
2)により、上記回転数検出センサー64からの検出信
号で、内燃機関13の回転数が増加したと判断され、お
よび/もしくは、上記スロットル開度検出センサ68か
らの検出信号でスロットル開度が増加したと判断される
などして、上記内燃機関13が加速状態になったとき、
上記開口部48aの上縁位置を上方に変更させるよう上
記排気制御弁72が強制作動させられるようにしてあ
る。
【0102】このため、上記開口部48aの上縁位置を
上げたことから、その分、上記開口部48aの開口面積
が広くされ、排気67の排出が円滑になされることとな
って、排気67抵抗が減少させられる。
上げたことから、その分、上記開口部48aの開口面積
が広くされ、排気67の排出が円滑になされることとな
って、排気67抵抗が減少させられる。
【0103】よって、内燃機関13の加速性が向上し
て、上記「滑走移行回転数R4 」を越えることが迅速に
なされ、このため、「非滑走状態」から「滑走状態」が
直ちに得られることから、船艇1への乗り心地が向上す
る。
て、上記「滑走移行回転数R4 」を越えることが迅速に
なされ、このため、「非滑走状態」から「滑走状態」が
直ちに得られることから、船艇1への乗り心地が向上す
る。
【0104】上記(P‐2)もしくは(P‐9)におけ
る所定回転数を、「滑走移行回転数R4 」を越えた回転
数以上として、上記排気制御弁72が強制作動させられ
るようにし、この排気制御弁72の強制作動が、上記開
口部48aの上縁位置を上方に変更させると共にこの変
更状態を維持する作動としてもよい(図6中d,e,f
部)。
る所定回転数を、「滑走移行回転数R4 」を越えた回転
数以上として、上記排気制御弁72が強制作動させられ
るようにし、この排気制御弁72の強制作動が、上記開
口部48aの上縁位置を上方に変更させると共にこの変
更状態を維持する作動としてもよい(図6中d,e,f
部)。
【0105】このようにすれば、内燃機関13が「滑走
移行回転数R4 」を越えた船艇1の「滑走状態」では、
上記内燃機関13は高速回転するが、この際、上記した
ように開口部48aの上縁位置を上げたことから、その
分、上記開口部48aの開口面積が広くされ、排気67
の排出が円滑になされることとなって、排気67抵抗が
減少させられる。
移行回転数R4 」を越えた船艇1の「滑走状態」では、
上記内燃機関13は高速回転するが、この際、上記した
ように開口部48aの上縁位置を上げたことから、その
分、上記開口部48aの開口面積が広くされ、排気67
の排出が円滑になされることとなって、排気67抵抗が
減少させられる。
【0106】よって、内燃機関13を高速に確実に保持
させることができて、「滑走状態」が確実に保持され、
このため、良好な乗り心地が確保される。
させることができて、「滑走状態」が確実に保持され、
このため、良好な乗り心地が確保される。
【0107】以下の各図は、第2〜6の実施の形態を示
している。これら各実施の形態は、前記第1の実施の形
態と構成、作用において多くの点で共通している。そこ
で、これら共通するものについては、図面に共通の符号
を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主
に説明する。
している。これら各実施の形態は、前記第1の実施の形
態と構成、作用において多くの点で共通している。そこ
で、これら共通するものについては、図面に共通の符号
を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主
に説明する。
【0108】(第2の実施の形態)
【0109】図8は、第2の実施の形態を示している。
【0110】これによれば、前記図7の(P‐2)もし
くは(P‐9)における所定回転数を、「滑走移行回転
数R4 」以下の回転数としてあり、この所定回転数で、
上記排気制御弁72を強制作動させることとしてある
(図8中b部)。また、この際の強制作動は、内燃機関
13の停止時に排気制御弁72を復作動Bさせて、上記
内燃機関13の停止状態では開口部48aの上縁位置を
最高にまで上げた状態に(全開)、排気制御弁72を保
持し、内燃機関13の始動時に、上記排気制御弁72を
往作動Aさせて、開口部48aの上縁位置を最低にまで
下げることとしてある(全閉)。
くは(P‐9)における所定回転数を、「滑走移行回転
数R4 」以下の回転数としてあり、この所定回転数で、
上記排気制御弁72を強制作動させることとしてある
(図8中b部)。また、この際の強制作動は、内燃機関
13の停止時に排気制御弁72を復作動Bさせて、上記
内燃機関13の停止状態では開口部48aの上縁位置を
最高にまで上げた状態に(全開)、排気制御弁72を保
持し、内燃機関13の始動時に、上記排気制御弁72を
往作動Aさせて、開口部48aの上縁位置を最低にまで
下げることとしてある(全閉)。
【0111】また、図8中二点鎖線のg,hで示すもの
は、前記したように、内燃機関13が加速状態になった
とき、上記開口部48aの上縁位置を上方に変更させる
ようにしてある。
は、前記したように、内燃機関13が加速状態になった
とき、上記開口部48aの上縁位置を上方に変更させる
ようにしてある。
【0112】(第3の実施の形態)
【0113】図9は、第3の実施の形態を示している。
【0114】これによれば、前記図7の(P‐6)で、
内燃機関13が停止させられたとき、排気制御弁72が
強制作動させられて、開口部48aの上縁位置が最低に
まで下げられ(全閉)、かつ、これが保持されるように
してある。
内燃機関13が停止させられたとき、排気制御弁72が
強制作動させられて、開口部48aの上縁位置が最低に
まで下げられ(全閉)、かつ、これが保持されるように
してある。
【0115】(第4の実施の形態)
【0116】図10は、第4の実施の形態を示してい
る。
る。
【0117】図10は駆動制御手段82のフローチャー
トを示し、図中(P‐12)〜(P‐16)は、前記図
7の(P‐5)に連なるプログラムの各ステップを示し
ている。
トを示し、図中(P‐12)〜(P‐16)は、前記図
7の(P‐5)に連なるプログラムの各ステップを示し
ている。
【0118】上記(P‐5)が実行されているとき、上
記スロットル開度検出センサ68の検出信号により、ス
ロットル弁54によるスロットル開度が全閉か否かが判
断される(P‐12)。上記スロットル開度が全閉であ
ると検出されてから所定時間(3秒)経過したか否かが
判断される(P‐13)。
記スロットル開度検出センサ68の検出信号により、ス
ロットル弁54によるスロットル開度が全閉か否かが判
断される(P‐12)。上記スロットル開度が全閉であ
ると検出されてから所定時間(3秒)経過したか否かが
判断される(P‐13)。
【0119】上記所定時間が経過すれば、上記スロット
ル開度が全閉を維持しているか否かが判断される(P‐
14)。上記スロットル開度が全閉であることが検出さ
れれば、上記排気制御弁72が強制作動させられ(P‐
15)、駆動手段79がオフ(OFF)される(P‐1
6)。
ル開度が全閉を維持しているか否かが判断される(P‐
14)。上記スロットル開度が全閉であることが検出さ
れれば、上記排気制御弁72が強制作動させられ(P‐
15)、駆動手段79がオフ(OFF)される(P‐1
6)。
【0120】即ち、スロットル開度が所定時間経過する
まで全閉であるとすれば、船艇1の推進が終了させられ
ると判断されて、上記排気制御弁72が強制作動が行わ
れることとなる。
まで全閉であるとすれば、船艇1の推進が終了させられ
ると判断されて、上記排気制御弁72が強制作動が行わ
れることとなる。
【0121】上記の場合、内燃機関13は低速状態であ
ると考えられるため、上記のように排気制御弁72を強
制作動させても、内燃機関13の駆動状態の変化は小さ
いものであって、船艇1への乗り心地への悪影響は小さ
く抑えられる。
ると考えられるため、上記のように排気制御弁72を強
制作動させても、内燃機関13の駆動状態の変化は小さ
いものであって、船艇1への乗り心地への悪影響は小さ
く抑えられる。
【0122】また、上記した所定時間経過の前に、スロ
ットル開度が大きくされた場合には、上記排気制御弁7
2の強制作動は行われないことから、上記スロットル開
度を大きくすることによる加速は円滑に行われ、つま
り、良好な加速性が確保される。
ットル開度が大きくされた場合には、上記排気制御弁7
2の強制作動は行われないことから、上記スロットル開
度を大きくすることによる加速は円滑に行われ、つま
り、良好な加速性が確保される。
【0123】(第5の実施の形態)
【0124】図11は、第5の実施の形態を示してい
る。
る。
【0125】図11は駆動制御手段82のフローチャー
トを示し、図中(P‐17)〜(P‐20)は、前記図
7の(P‐5)に連なるプログラムの各ステップを示し
ている。
トを示し、図中(P‐17)〜(P‐20)は、前記図
7の(P‐5)に連なるプログラムの各ステップを示し
ている。
【0126】上記(P‐5)が実行されているとき、
(P‐17)で、前記(P‐7)で説明したと同じよう
に内燃機関13が停止したか否かが判断される。上記内
燃機関13が停止したと判断されてから所定時間(20
秒)が経過したか否かが判断される(P‐18)。
(P‐17)で、前記(P‐7)で説明したと同じよう
に内燃機関13が停止したか否かが判断される。上記内
燃機関13が停止したと判断されてから所定時間(20
秒)が経過したか否かが判断される(P‐18)。
【0127】上記所定時間が経過すれば、上記排気制御
弁72が強制作動させられ(P‐19)、駆動手段79
がオフ(OFF)される。
弁72が強制作動させられ(P‐19)、駆動手段79
がオフ(OFF)される。
【0128】即ち、内燃機関13はその停止後には、一
般に、外面側から冷却されるため、上記停止から所定時
間の経過後には、上記ガイド孔71の内面と排気制御弁
72との間の隙間は小さくなる。
般に、外面側から冷却されるため、上記停止から所定時
間の経過後には、上記ガイド孔71の内面と排気制御弁
72との間の隙間は小さくなる。
【0129】このため、上記状態で、排気制御弁72を
強制作動させると、この排気制御弁72に付着したカー
ボンは上記排気制御弁72の開口縁により、より確実に
掻き落されることとなる。
強制作動させると、この排気制御弁72に付着したカー
ボンは上記排気制御弁72の開口縁により、より確実に
掻き落されることとなる。
【0130】よって、その後の排気制御弁72の強制作
動が円滑になされることとなる。
動が円滑になされることとなる。
【0131】(第6の実施の形態)
【0132】前記図8および図9は、それぞれ第6の実
施の形態を示している。
施の形態を示している。
【0133】これによれば、前記図7の(P‐2)もし
くは(P‐9)における所定回転数を、上記「滑走移行
回転数R4 」以下、かつ、上記内燃機関13の「アイド
リング回転数R2 」以上の回転数として、上記駆動制御
手段82による上記駆動手段79の制御によりこの駆動
手段79に連動されて上記排気制御弁72が強制作動さ
せられるようにしてもよい(図8、図9中k部)。
くは(P‐9)における所定回転数を、上記「滑走移行
回転数R4 」以下、かつ、上記内燃機関13の「アイド
リング回転数R2 」以上の回転数として、上記駆動制御
手段82による上記駆動手段79の制御によりこの駆動
手段79に連動されて上記排気制御弁72が強制作動さ
せられるようにしてもよい(図8、図9中k部)。
【0134】このようにすれば、「アイドリング回転数
R2 」未満のあまりに低い回転数で、上記排気制御弁7
2の強制作動が行われることが防止されて、内燃機関1
3の駆動状態の変化が小さく抑制される。
R2 」未満のあまりに低い回転数で、上記排気制御弁7
2の強制作動が行われることが防止されて、内燃機関1
3の駆動状態の変化が小さく抑制される。
【0135】よって、船艇1は低速から「滑走状態」へ
の移行が円滑に行われて、乗り心地が向上する。
の移行が円滑に行われて、乗り心地が向上する。
【0136】上記の場合、内燃機関13の回転数がある
所定回転数(2700rpm)以上に上昇した後に、そ
れよりも低い所定回転数(2000rpm)まで減少し
たとき、上記排気制御弁72が強制作動させられるよう
にしてある。
所定回転数(2700rpm)以上に上昇した後に、そ
れよりも低い所定回転数(2000rpm)まで減少し
たとき、上記排気制御弁72が強制作動させられるよう
にしてある。
【0137】即ち、内燃機関13の回転数が、低い所定
回転数まで減少するということは、船艇1が減速状態に
あると判断されるため、上記排気制御弁72を強制作動
させることにより、内燃機関13の駆動状態が変化した
としても、船艇1への乗り心地には大きな影響はない。
回転数まで減少するということは、船艇1が減速状態に
あると判断されるため、上記排気制御弁72を強制作動
させることにより、内燃機関13の駆動状態が変化した
としても、船艇1への乗り心地には大きな影響はない。
【0138】そこで、上記したように、内燃機関13の
回転数が、低い所定回転数にまで減少したとき、排気制
御弁72を強制作動させるようにしたのであり、もっ
て、上記排気制御弁72の「クリーニング動作」が良好
な乗り心地を保持したまま、できることとなる。
回転数が、低い所定回転数にまで減少したとき、排気制
御弁72を強制作動させるようにしたのであり、もっ
て、上記排気制御弁72の「クリーニング動作」が良好
な乗り心地を保持したまま、できることとなる。
【0139】また、上記したように、ある所定回転数以
上に上昇した後に、それよりも低い所定回転数まで減少
したときに排気制御弁72を強制作動させるようにした
ため、この排気制御弁72の強制作動のハンチングが生
じることが防止されて、内燃機関13に円滑な駆動が確
保される。
上に上昇した後に、それよりも低い所定回転数まで減少
したときに排気制御弁72を強制作動させるようにした
ため、この排気制御弁72の強制作動のハンチングが生
じることが防止されて、内燃機関13に円滑な駆動が確
保される。
【0140】また、上記排気制御弁72が強制作動させ
られている最中に、上記内燃機関13の回転数が急激に
上昇させられたとき、例えば、内燃機関13が2000
rpm以上である場合において、1秒間に50rpm以
上の回転上昇があったとき、および/もしくはスロット
ル弁54のスロットル開度が急速に全開とされたとき、
上記排気制御弁72を強制作動させるための上記駆動手
段79への制御を解除させるようにしてある。
られている最中に、上記内燃機関13の回転数が急激に
上昇させられたとき、例えば、内燃機関13が2000
rpm以上である場合において、1秒間に50rpm以
上の回転上昇があったとき、および/もしくはスロット
ル弁54のスロットル開度が急速に全開とされたとき、
上記排気制御弁72を強制作動させるための上記駆動手
段79への制御を解除させるようにしてある。
【0141】このため、排気制御弁72が強制作動させ
られている途中でも、内燃機関13を加速させようとす
る操作が行われたと判断されたときは、この操作が上記
排気制御弁72の強制作動よりも優先されることとな
る。
られている途中でも、内燃機関13を加速させようとす
る操作が行われたと判断されたときは、この操作が上記
排気制御弁72の強制作動よりも優先されることとな
る。
【0142】よって、上記内燃機関13の加速性が向上
することとなる。
することとなる。
【0143】(第7の実施の形態)
【0144】図12〜14は、第7の実施の形態を示し
ている。
ている。
【0145】これによれば、前記図7の(P−1)に続
いて、(P‐21)〜(P‐32)が実行されるように
なっている。
いて、(P‐21)〜(P‐32)が実行されるように
なっている。
【0146】図12、14において、上記内燃機関13
の停止時には、排気制御弁72は全閉状態とされてい
る。この状態から、上記内燃機関13が始動させられ
(P‐1)、この内燃機関13の回転数が制御装置60
に入力されると(P‐21)、駆動制御手段82に電源
61からの電力が入力(ON)される(P‐22)。
の停止時には、排気制御弁72は全閉状態とされてい
る。この状態から、上記内燃機関13が始動させられ
(P‐1)、この内燃機関13の回転数が制御装置60
に入力されると(P‐21)、駆動制御手段82に電源
61からの電力が入力(ON)される(P‐22)。
【0147】ここで、上記駆動制御手段82はサイリス
タ等のスイッチング回路で構成されたスイッチ手段を有
していて、上記駆動制御手段82の本体部(CPU)は
上記スイッチ手段を介して、電源61に接続されてい
る。上記スイッチ手段は、上記内燃機関13の始動に伴
って生じる信号、例えば、点火信号が入力されるとオン
し、これにより、上記駆動制御手段82の本体部に上記
電源61からの電力が入力(ON)される。上記スイッ
チ手段は、上記内燃機関13の回転数が約100rpm
以上に上昇すれば、これを検出可能であり、これによ
り、上記のようにオン可能とされている。
タ等のスイッチング回路で構成されたスイッチ手段を有
していて、上記駆動制御手段82の本体部(CPU)は
上記スイッチ手段を介して、電源61に接続されてい
る。上記スイッチ手段は、上記内燃機関13の始動に伴
って生じる信号、例えば、点火信号が入力されるとオン
し、これにより、上記駆動制御手段82の本体部に上記
電源61からの電力が入力(ON)される。上記スイッ
チ手段は、上記内燃機関13の回転数が約100rpm
以上に上昇すれば、これを検出可能であり、これによ
り、上記のようにオン可能とされている。
【0148】上記駆動制御手段82において、上記(P
‐1)により、始動された内燃機関13が「最小自己回
転数R1 」未満である第1所定回転数(120rpm)
に達したとき(P‐23)、上記駆動制御手段82の制
御により、上記駆動手段79が駆動させられて、上記排
気制御弁72がそれまでの全閉状態から復作動Bさせら
れて全開状態にさせられ(P‐24)(図14中a
部)、次に、上記内燃機関13の回転数が「最小自己回
転数R1 」以上、かつ、「アイドリング回転数R2」以
下の第2所定回転数(1000rpm)に達したとき
(P‐25)、上記駆動制御手段82の制御により、上
記駆動手段79が駆動させられて、上記排気制御弁72
がそれまでの全開状態から往作動Aさせられて全閉状態
にさせられる(P‐26)(図14中b部)。
‐1)により、始動された内燃機関13が「最小自己回
転数R1 」未満である第1所定回転数(120rpm)
に達したとき(P‐23)、上記駆動制御手段82の制
御により、上記駆動手段79が駆動させられて、上記排
気制御弁72がそれまでの全閉状態から復作動Bさせら
れて全開状態にさせられ(P‐24)(図14中a
部)、次に、上記内燃機関13の回転数が「最小自己回
転数R1 」以上、かつ、「アイドリング回転数R2」以
下の第2所定回転数(1000rpm)に達したとき
(P‐25)、上記駆動制御手段82の制御により、上
記駆動手段79が駆動させられて、上記排気制御弁72
がそれまでの全開状態から往作動Aさせられて全閉状態
にさせられる(P‐26)(図14中b部)。
【0149】図14において、上記したように、第1、
第2所定回転数における上記排気制御弁72の往復作動
A,Bにより、「クリーニング動作」されると共に、始
動時に全開状態が維持されるため、内燃機関13の始動
性が向上させられる。また、上記したように、排気制御
弁72は「アイドリング回転数R2 」以下の第2所定回
転数で全開状態から全閉状態に強制的に往作動Aさせら
れて「クリーニング動作」されるため、内燃機関13に
は、アイドリング時に安定した回転が得られることとな
る。また、このアイドリング時に、上記排気制御弁72
を開いた状態にしておくと、内燃機関13の燃焼状態が
不安定になって、アイドリング時の回転が不安定になり
がちであるが、上記したように、第2所定回転数に達し
てからは、上記排気制御弁72は全閉状態とされるた
め、内燃機関13には、更に安定した燃焼が得られて、
そのアイドリング時の回転が安定する。
第2所定回転数における上記排気制御弁72の往復作動
A,Bにより、「クリーニング動作」されると共に、始
動時に全開状態が維持されるため、内燃機関13の始動
性が向上させられる。また、上記したように、排気制御
弁72は「アイドリング回転数R2 」以下の第2所定回
転数で全開状態から全閉状態に強制的に往作動Aさせら
れて「クリーニング動作」されるため、内燃機関13に
は、アイドリング時に安定した回転が得られることとな
る。また、このアイドリング時に、上記排気制御弁72
を開いた状態にしておくと、内燃機関13の燃焼状態が
不安定になって、アイドリング時の回転が不安定になり
がちであるが、上記したように、第2所定回転数に達し
てからは、上記排気制御弁72は全閉状態とされるた
め、内燃機関13には、更に安定した燃焼が得られて、
そのアイドリング時の回転が安定する。
【0150】上記内燃機関13の駆動中において、その
回転数がある単位時間で100rpm以上上昇したこと
が制御装置60で検出された場合に、これを「加速状
態」と認識して、通常のマップ制御では、6000rp
mから排気制御弁72を全閉状態から復作動Bさせて全
開状態にさせるが(図14中e部)、これに対し、35
00rpmから排気制御弁72を開弁作動させるように
して(図14中二点鎖線)、内燃機関13の加速性を向
上させている。
回転数がある単位時間で100rpm以上上昇したこと
が制御装置60で検出された場合に、これを「加速状
態」と認識して、通常のマップ制御では、6000rp
mから排気制御弁72を全閉状態から復作動Bさせて全
開状態にさせるが(図14中e部)、これに対し、35
00rpmから排気制御弁72を開弁作動させるように
して(図14中二点鎖線)、内燃機関13の加速性を向
上させている。
【0151】また、仮に、アイドリング状態で、上記
「加速状態」と認識された場合は、上記排気制御弁72
は、上記3500rpmに達するまでは全閉状態に保持
され、この3500rpmを過ぎてから、上記排気制御
弁72が上記したように開弁作動させられるようになっ
ている。
「加速状態」と認識された場合は、上記排気制御弁72
は、上記3500rpmに達するまでは全閉状態に保持
され、この3500rpmを過ぎてから、上記排気制御
弁72が上記したように開弁作動させられるようになっ
ている。
【0152】図13、14において、上記「加速状態」
において、排気制御弁72が全閉状態から全開状態に復
作動Bされている最中に上記「加速状態」が認識されな
くなった場合、つまり、加速が中止された場合(例え
ば、図14中「A」の時点)は、通常のマップ制御に戻
り、上記排気制御弁72は、内燃機関13の回転数に対
応する開度に至るまで作動させられる(P‐27)。
において、排気制御弁72が全閉状態から全開状態に復
作動Bされている最中に上記「加速状態」が認識されな
くなった場合、つまり、加速が中止された場合(例え
ば、図14中「A」の時点)は、通常のマップ制御に戻
り、上記排気制御弁72は、内燃機関13の回転数に対
応する開度に至るまで作動させられる(P‐27)。
【0153】図14により、上記構成をより具体的に説
明すると、上記「加速状態」において、排気制御弁72
を全閉状態から全開状態にする際の内燃機関の回転数の
増加量に対する排気制御弁72の開度の変化量の比(図
14中の角度αによる傾き)が、通常状態の比(図14
中の角度βによる傾き)よりも小さくされている。
明すると、上記「加速状態」において、排気制御弁72
を全閉状態から全開状態にする際の内燃機関の回転数の
増加量に対する排気制御弁72の開度の変化量の比(図
14中の角度αによる傾き)が、通常状態の比(図14
中の角度βによる傾き)よりも小さくされている。
【0154】上記構成によれば、上記「加速状態」で加
速が中止されて通常のマップ制御に戻り、排気制御弁7
2が閉弁作動させられるとき、その際の排気制御弁72
の開度の変化量が少なく抑えられることとなって、内燃
機関13が安定して回転させられる。
速が中止されて通常のマップ制御に戻り、排気制御弁7
2が閉弁作動させられるとき、その際の排気制御弁72
の開度の変化量が少なく抑えられることとなって、内燃
機関13が安定して回転させられる。
【0155】図13において、上記内燃機関13が停止
して(P‐28)、この内燃機関13から回転信号が検
出されなくなってから第1所定時間(3秒)が経過すれ
ば(P‐29)、排気制御弁72が全閉→全開→全閉状
態と強制作動させられて「クリーニング動作」されるよ
うになっている(P‐30)。
して(P‐28)、この内燃機関13から回転信号が検
出されなくなってから第1所定時間(3秒)が経過すれ
ば(P‐29)、排気制御弁72が全閉→全開→全閉状
態と強制作動させられて「クリーニング動作」されるよ
うになっている(P‐30)。
【0156】また、上記内燃機関13が停止して(P‐
28)、この内燃機関13から回転信号が検出されなく
なってから第2所定時間(30秒)が経過すれば(P‐
31)、前記駆動制御手段82の有するスイッチ手段が
オフされ、上記駆動制御手段82への電源61からの電
力の供給が解除されるようになっている(P‐32)。
この後は、前記(P‐0)に戻る。
28)、この内燃機関13から回転信号が検出されなく
なってから第2所定時間(30秒)が経過すれば(P‐
31)、前記駆動制御手段82の有するスイッチ手段が
オフされ、上記駆動制御手段82への電源61からの電
力の供給が解除されるようになっている(P‐32)。
この後は、前記(P‐0)に戻る。
【0157】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0158】請求項1の発明は、シリンダの軸心を垂直
にみたとき、このシリンダに形成された排気口における
燃焼室への開口部の上部側にガイド孔を形成すると共
に、このガイド孔に排気制御弁を往復作動自在に嵌入さ
せ、この排気制御弁の往復作動で、上記開口部の実質的
な上縁位置を上下に変更可能とし、上記排気制御弁を往
復作動させる駆動手段と、この駆動手段の駆動を制御す
る駆動制御手段とを設けた船艇用2サイクル内燃機関に
おいて、
にみたとき、このシリンダに形成された排気口における
燃焼室への開口部の上部側にガイド孔を形成すると共
に、このガイド孔に排気制御弁を往復作動自在に嵌入さ
せ、この排気制御弁の往復作動で、上記開口部の実質的
な上縁位置を上下に変更可能とし、上記排気制御弁を往
復作動させる駆動手段と、この駆動手段の駆動を制御す
る駆動制御手段とを設けた船艇用2サイクル内燃機関に
おいて、
【0159】上記船艇が加速されて水面上を滑走するよ
うに高速推進する滑走状態に移行する際の上記内燃機関
の回転数を「滑走移行回転数」としたとき、この「滑走
移行回転数」以下の所定回転数で、上記駆動制御手段に
よる上記駆動手段の制御によりこの駆動手段に連動され
て上記排気制御弁が強制作動させられるようにしてあ
り、次の効果が生じる。
うに高速推進する滑走状態に移行する際の上記内燃機関
の回転数を「滑走移行回転数」としたとき、この「滑走
移行回転数」以下の所定回転数で、上記駆動制御手段に
よる上記駆動手段の制御によりこの駆動手段に連動され
て上記排気制御弁が強制作動させられるようにしてあ
り、次の効果が生じる。
【0160】即ち、船艇の「滑走状態」では、この船艇
は水面に対して小さい傾角の前上がり姿勢で水面上を滑
走するよう高速推進し、このときの姿勢はほぼ一定に保
持される。
は水面に対して小さい傾角の前上がり姿勢で水面上を滑
走するよう高速推進し、このときの姿勢はほぼ一定に保
持される。
【0161】一方、上記排気制御弁を「クリーニング動
作」させようとしてこの排気制御弁を強制作動させる
と、この排気制御弁の作動に伴い「排気時期」が変更さ
れて内燃機関の駆動状態が、瞬間的にではあるが変化す
る。
作」させようとしてこの排気制御弁を強制作動させる
と、この排気制御弁の作動に伴い「排気時期」が変更さ
れて内燃機関の駆動状態が、瞬間的にではあるが変化す
る。
【0162】このため、前記した「滑走状態」で、船艇
の姿勢がほぼ一定に保持されているときに、仮に、上記
排気制御弁に「クリーニング動作」をさせると、このと
きの内燃機関の駆動状態の変化が乗員に敏感に感じとら
れて、その乗り心地が低下するおそれがある。
の姿勢がほぼ一定に保持されているときに、仮に、上記
排気制御弁に「クリーニング動作」をさせると、このと
きの内燃機関の駆動状態の変化が乗員に敏感に感じとら
れて、その乗り心地が低下するおそれがある。
【0163】そこで、前記したように、「滑走移行回転
数」以下の所定回転数で、上記排気制御弁を強制作動さ
せることとしたのであり、よって、「滑走状態」におい
て、船艇への乗り心地が良好に保たれる。
数」以下の所定回転数で、上記排気制御弁を強制作動さ
せることとしたのであり、よって、「滑走状態」におい
て、船艇への乗り心地が良好に保たれる。
【0164】請求項2の発明は、上記内燃機関が始動装
置から与えられる動力に依らずに、自己の燃焼作用だけ
で駆動が維持可能とされる際の上記内燃機関の最小の回
転数を「最小自己回転数」としたとき、上記内燃機関の
始動時、上記「最小自己回転数」未満の所定回転数で、
上記排気制御弁が強制作動させられるようにしてある。
置から与えられる動力に依らずに、自己の燃焼作用だけ
で駆動が維持可能とされる際の上記内燃機関の最小の回
転数を「最小自己回転数」としたとき、上記内燃機関の
始動時、上記「最小自己回転数」未満の所定回転数で、
上記排気制御弁が強制作動させられるようにしてある。
【0165】このため、内燃機関の始動時に、この内燃
機関が実際に始動を開始したか否かにかかわらず、上記
排気制御弁が強制作動させられることとなる。
機関が実際に始動を開始したか否かにかかわらず、上記
排気制御弁が強制作動させられることとなる。
【0166】よって、内燃機関の始動時に直ちに排気制
御弁が「クリーニング動作」させられることから、その
後の上記内燃機関の回転数に見合う排気制御弁の作動が
円滑になされることとなり、よって、内燃機関の良好な
始動性が確保される。
御弁が「クリーニング動作」させられることから、その
後の上記内燃機関の回転数に見合う排気制御弁の作動が
円滑になされることとなり、よって、内燃機関の良好な
始動性が確保される。
【0167】請求項3の発明は、上記排気制御弁の強制
作動が、上記開口部の上縁位置を上方に変更させる作動
とさせてある。
作動が、上記開口部の上縁位置を上方に変更させる作動
とさせてある。
【0168】このため、内燃機関の始動時には、上記開
口部の開口面積が広くされて圧縮比が下げられ、この始
動が円滑になされることとなる。
口部の開口面積が広くされて圧縮比が下げられ、この始
動が円滑になされることとなる。
【0169】よって、内燃機関の始動性が更に良好とな
る。
る。
【0170】請求項4の発明は、上記内燃機関が始動装
置から与えられる動力に依らずに、自己の燃焼作用だけ
で駆動が維持可能とされる際の上記内燃機関の最小の回
転数を「最小自己回転数」としたとき、上記内燃機関の
始動時、上記「最小自己回転数」以上、かつ、上記内燃
機関をアイドリングさせる際の「アイドリング回転数」
以下の所定回転数で、上記排気制御弁の強制作動が、上
記開口部の上縁位置を下方に変更させる作動であり、こ
の変更状態を上記「滑走移行回転数」まで維持させるよ
うにしてある。
置から与えられる動力に依らずに、自己の燃焼作用だけ
で駆動が維持可能とされる際の上記内燃機関の最小の回
転数を「最小自己回転数」としたとき、上記内燃機関の
始動時、上記「最小自己回転数」以上、かつ、上記内燃
機関をアイドリングさせる際の「アイドリング回転数」
以下の所定回転数で、上記排気制御弁の強制作動が、上
記開口部の上縁位置を下方に変更させる作動であり、こ
の変更状態を上記「滑走移行回転数」まで維持させるよ
うにしてある。
【0171】このため、内燃機関はその低速域で上記排
気制御弁が強制作動されて、「クリーニング動作」が行
われることから、その後のこの排気制御弁の円滑な作動
が確保される。
気制御弁が強制作動されて、「クリーニング動作」が行
われることから、その後のこの排気制御弁の円滑な作動
が確保される。
【0172】しかも、上記低速時には、上記したように
開口部の上縁位置が下げられるため、その分、上記開口
部の開口面積が狭くされて、排気の吹き抜け現象が防止
され、もって、排気の浄化が促進される。
開口部の上縁位置が下げられるため、その分、上記開口
部の開口面積が狭くされて、排気の吹き抜け現象が防止
され、もって、排気の浄化が促進される。
【0173】請求項5の発明は、上記内燃機関が加速状
態になったとき、上記開口部の上縁位置を上方に変更さ
せるよう上記排気制御弁が強制作動させられるようにし
てある。
態になったとき、上記開口部の上縁位置を上方に変更さ
せるよう上記排気制御弁が強制作動させられるようにし
てある。
【0174】このため、上記開口部の上縁位置を上げた
ことから、その分、上記開口部の開口面積が広くされ、
排気の排出が円滑になされることとなって、排気抵抗が
減少させられる。
ことから、その分、上記開口部の開口面積が広くされ、
排気の排出が円滑になされることとなって、排気抵抗が
減少させられる。
【0175】よって、内燃機関の加速性が向上して、上
記「滑走移行回転数」を越えることが迅速になされ、こ
のため、「非滑走状態」から「滑走状態」が直ちに得ら
れることから、船艇への乗り心地が向上する。
記「滑走移行回転数」を越えることが迅速になされ、こ
のため、「非滑走状態」から「滑走状態」が直ちに得ら
れることから、船艇への乗り心地が向上する。
【0176】請求項6の発明は、シリンダの軸心を垂直
にみたとき、このシリンダに形成された排気口における
燃焼室への開口部の上部側にガイド孔を形成すると共
に、このガイド孔に排気制御弁を往復作動自在に嵌入さ
せ、この排気制御弁の往復作動で、上記開口部の実質的
な上縁位置を上下に変更可能とし、上記排気制御弁を往
復作動させる駆動手段と、この駆動手段の駆動を制御す
る駆動制御手段とを設けた船艇用2サイクル内燃機関に
おいて、
にみたとき、このシリンダに形成された排気口における
燃焼室への開口部の上部側にガイド孔を形成すると共
に、このガイド孔に排気制御弁を往復作動自在に嵌入さ
せ、この排気制御弁の往復作動で、上記開口部の実質的
な上縁位置を上下に変更可能とし、上記排気制御弁を往
復作動させる駆動手段と、この駆動手段の駆動を制御す
る駆動制御手段とを設けた船艇用2サイクル内燃機関に
おいて、
【0177】上記船艇が加速されて水面上を滑走するよ
うに高速推進する滑走状態に移行する際の上記内燃機関
の回転数を「滑走移行回転数」としたとき、この「滑走
移行回転数」を越えた所定回転数以上で、上記駆動制御
手段による上記駆動手段の制御によりこの駆動手段に連
動されて上記排気制御弁が強制作動させられるように
し、この排気制御弁の強制作動が、上記開口部の上縁位
置を上方に変更させると共にこの変更後の状態を維持す
る作動である。
うに高速推進する滑走状態に移行する際の上記内燃機関
の回転数を「滑走移行回転数」としたとき、この「滑走
移行回転数」を越えた所定回転数以上で、上記駆動制御
手段による上記駆動手段の制御によりこの駆動手段に連
動されて上記排気制御弁が強制作動させられるように
し、この排気制御弁の強制作動が、上記開口部の上縁位
置を上方に変更させると共にこの変更後の状態を維持す
る作動である。
【0178】このため、内燃機関が「滑走移行回転数」
を越えた船艇の「滑走状態」では、上記内燃機関は高速
回転するが、この際、上記したように開口部の上縁位置
を上げたことから、その分、上記開口部の開口面積が広
くされ、排気の排出が円滑になされることとなって、排
気抵抗が減少させられる。
を越えた船艇の「滑走状態」では、上記内燃機関は高速
回転するが、この際、上記したように開口部の上縁位置
を上げたことから、その分、上記開口部の開口面積が広
くされ、排気の排出が円滑になされることとなって、排
気抵抗が減少させられる。
【0179】よって、内燃機関を高速に確実に保持させ
ることができて、「滑走状態」が確実に保持され、この
ため、良好な乗り心地が確保される。
ることができて、「滑走状態」が確実に保持され、この
ため、良好な乗り心地が確保される。
【0180】請求項7の発明は、スロットル弁のスロッ
トル開度を検出するスロットル開度検出センサを設け、
このスロットル開度検出センサにより上記スロットル開
度が全閉であることが検出されると共に、この検出から
所定時間経過後にも上記スロットル開度が全閉であるこ
とが検出されたとき、上記排気制御弁が強制作動させら
れるようにしてあり、次の効果が生じる。
トル開度を検出するスロットル開度検出センサを設け、
このスロットル開度検出センサにより上記スロットル開
度が全閉であることが検出されると共に、この検出から
所定時間経過後にも上記スロットル開度が全閉であるこ
とが検出されたとき、上記排気制御弁が強制作動させら
れるようにしてあり、次の効果が生じる。
【0181】即ち、スロットル開度が所定時間経過する
まで全閉であるとすれば、船艇の推進が終了させられる
と判断されて、上記排気制御弁が強制作動され、つまり
「クリーニング動作」が行われることとなる。
まで全閉であるとすれば、船艇の推進が終了させられる
と判断されて、上記排気制御弁が強制作動され、つまり
「クリーニング動作」が行われることとなる。
【0182】上記の場合、内燃機関は低速状態であると
考えられるため、上記のように排気制御弁を強制作動し
ても、内燃機関の駆動状態の変化は小さいものであっ
て、船艇への乗り心地への悪影響は小さく抑えられる。
考えられるため、上記のように排気制御弁を強制作動し
ても、内燃機関の駆動状態の変化は小さいものであっ
て、船艇への乗り心地への悪影響は小さく抑えられる。
【0183】また、上記した所定時間経過の前に、スロ
ットル開度が大きくされた場合には、上記排気制御弁の
強制作動は行われないことから、上記スロットル開度を
大きくすることによる加速は円滑に行われ、つまり、良
好な加速性が確保される。
ットル開度が大きくされた場合には、上記排気制御弁の
強制作動は行われないことから、上記スロットル開度を
大きくすることによる加速は円滑に行われ、つまり、良
好な加速性が確保される。
【0184】請求項8の発明は、シリンダの軸心を垂直
にみたとき、このシリンダに形成された排気口における
燃焼室への開口部の上部側にガイド孔を形成すると共
に、このガイド孔に排気制御弁を往復作動自在に嵌入さ
せ、この排気制御弁の往復作動で、上記開口部の実質的
な上縁位置を上下に変更可能とし、上記排気制御弁を往
復作動させる駆動手段と、この駆動手段の駆動を制御す
る駆動制御手段とを設けた船艇用2サイクル内燃機関に
おいて、
にみたとき、このシリンダに形成された排気口における
燃焼室への開口部の上部側にガイド孔を形成すると共
に、このガイド孔に排気制御弁を往復作動自在に嵌入さ
せ、この排気制御弁の往復作動で、上記開口部の実質的
な上縁位置を上下に変更可能とし、上記排気制御弁を往
復作動させる駆動手段と、この駆動手段の駆動を制御す
る駆動制御手段とを設けた船艇用2サイクル内燃機関に
おいて、
【0185】上記内燃機関を停止させてから所定時間の
経過後に、上記駆動制御手段による上記駆動手段の制御
によりこの駆動手段に連動されて上記排気制御弁が強制
作動させられるようにしてあり、次の効果が生じる。
経過後に、上記駆動制御手段による上記駆動手段の制御
によりこの駆動手段に連動されて上記排気制御弁が強制
作動させられるようにしてあり、次の効果が生じる。
【0186】即ち、内燃機関はその停止後には、一般
に、外面側から冷却されるため、上記停止から所定時間
の経過後には、上記ガイド孔の内面と排気制御弁との間
の隙間は小さくなる。
に、外面側から冷却されるため、上記停止から所定時間
の経過後には、上記ガイド孔の内面と排気制御弁との間
の隙間は小さくなる。
【0187】このため、上記状態で、排気制御弁を強制
作動させると、この排気制御弁に付着したカーボンは上
記排気制御弁の開口縁により、より確実に掻き落される
こととなる。
作動させると、この排気制御弁に付着したカーボンは上
記排気制御弁の開口縁により、より確実に掻き落される
こととなる。
【0188】よって、その後の排気制御弁の強制作動が
円滑になされることとなる。
円滑になされることとなる。
【0189】請求項9の発明は、シリンダの軸心を垂直
にみたとき、このシリンダに形成された排気口における
燃焼室への開口部の上部側にガイド孔を形成すると共
に、このガイド孔に排気制御弁を往復作動自在に嵌入さ
せ、この排気制御弁の往復作動で、上記開口部の実質的
な上縁位置を上下に変更可能とし、上記排気制御弁を往
復作動させる駆動手段と、この駆動手段の駆動を制御す
る駆動制御手段とを設けた船艇用2サイクル内燃機関に
おいて、
にみたとき、このシリンダに形成された排気口における
燃焼室への開口部の上部側にガイド孔を形成すると共
に、このガイド孔に排気制御弁を往復作動自在に嵌入さ
せ、この排気制御弁の往復作動で、上記開口部の実質的
な上縁位置を上下に変更可能とし、上記排気制御弁を往
復作動させる駆動手段と、この駆動手段の駆動を制御す
る駆動制御手段とを設けた船艇用2サイクル内燃機関に
おいて、
【0190】上記船艇が加速されて水面上を滑走するよ
うに高速推進する滑走状態に移行する際の上記内燃機関
の回転数を「滑走移行回転数」としたとき、この「滑走
移行回転数」以下、かつ、上記内燃機関をアイドリング
させる際の「アイドリング回転数」以上の所定回転数
で、上記駆動制御手段による上記駆動手段の制御により
この駆動手段に連動されて上記排気制御弁が強制作動さ
せられるようにしてある。
うに高速推進する滑走状態に移行する際の上記内燃機関
の回転数を「滑走移行回転数」としたとき、この「滑走
移行回転数」以下、かつ、上記内燃機関をアイドリング
させる際の「アイドリング回転数」以上の所定回転数
で、上記駆動制御手段による上記駆動手段の制御により
この駆動手段に連動されて上記排気制御弁が強制作動さ
せられるようにしてある。
【0191】このため、「アイドリング回転数」未満の
あまりに低い回転数で、上記排気制御弁の強制作動が行
われることが防止されて、内燃機関の駆動状態の変化が
小さく抑制される。
あまりに低い回転数で、上記排気制御弁の強制作動が行
われることが防止されて、内燃機関の駆動状態の変化が
小さく抑制される。
【0192】よって、船艇は低速から「滑走状態」への
移行が円滑に行われて、乗り心地が向上する。
移行が円滑に行われて、乗り心地が向上する。
【0193】請求項10の発明は、上記内燃機関の回転
数がある所定回転数からそれよりも低い所定回転数まで
減少したとき、上記排気制御弁が強制作動させられるよ
うにしてあり、次の効果が生じる。
数がある所定回転数からそれよりも低い所定回転数まで
減少したとき、上記排気制御弁が強制作動させられるよ
うにしてあり、次の効果が生じる。
【0194】即ち、内燃機関の回転数が、低い所定回転
数まで減少するということは、船艇が減速状態にあると
判断されるため、上記排気制御弁を強制作動させること
により、内燃機関の駆動状態が変化したとしても、船艇
への乗り心地には大きな影響はない。
数まで減少するということは、船艇が減速状態にあると
判断されるため、上記排気制御弁を強制作動させること
により、内燃機関の駆動状態が変化したとしても、船艇
への乗り心地には大きな影響はない。
【0195】そこで、上記したように、内燃機関の回転
数が、低い所定回転数にまで減少したとき、排気制御弁
を強制作動させるようにしたのであり、もって、上記排
気制御弁の「クリーニング動作」が良好な乗り心地を保
持したまま、できることとなる。
数が、低い所定回転数にまで減少したとき、排気制御弁
を強制作動させるようにしたのであり、もって、上記排
気制御弁の「クリーニング動作」が良好な乗り心地を保
持したまま、できることとなる。
【0196】また、上記したように、ある所定回転数か
らそれよりも低い所定回転数まで減少したときに排気制
御弁を強制作動させるようにしたため、この排気制御弁
の強制作動のハンチングが生じることが防止されて、内
燃機関に円滑な駆動が確保される。
らそれよりも低い所定回転数まで減少したときに排気制
御弁を強制作動させるようにしたため、この排気制御弁
の強制作動のハンチングが生じることが防止されて、内
燃機関に円滑な駆動が確保される。
【0197】請求項11の発明は、上記排気制御弁が強
制作動させられている最中に、上記内燃機関の回転数が
急激に上昇させられたとき、および/もしくはスロット
ル弁のスロットル開度が全開とされたとき、上記排気制
御弁を強制作動させるための上記駆動手段への制御を解
除させるようにしてある。
制作動させられている最中に、上記内燃機関の回転数が
急激に上昇させられたとき、および/もしくはスロット
ル弁のスロットル開度が全開とされたとき、上記排気制
御弁を強制作動させるための上記駆動手段への制御を解
除させるようにしてある。
【0198】このため、排気制御弁が強制作動させられ
ている途中でも、内燃機関を加速させようとする操作が
行われたと判断されたときは、この操作が上記排気制御
弁の強制作動よりも優先されることとなる。
ている途中でも、内燃機関を加速させようとする操作が
行われたと判断されたときは、この操作が上記排気制御
弁の強制作動よりも優先されることとなる。
【0199】よって、上記内燃機関の加速性が向上する
こととなる。
こととなる。
【図1】第1の実施の形態で、図4の部分拡大断面図で
ある。
ある。
【図2】第1の実施の形態で、船艇の全体側面図であ
る。
る。
【図3】第1の実施の形態で、船艇の全体平面図であ
る。
る。
【図4】第1の実施の形態で、船艇の背面断面図であ
る。
る。
【図5】第1の実施の形態で、シリンダの軸心に沿った
視線でみた拡大平面部分断面図である。
視線でみた拡大平面部分断面図である。
【図6】第1の実施の形態で、内燃機関の回転数と、排
気制御弁の往復作動との関係を示すグラフ図である。
気制御弁の往復作動との関係を示すグラフ図である。
【図7】第1の実施の形態で、駆動制御手段のフローチ
ャート図である。
ャート図である。
【図8】第2と、第6の実施の形態で、図6に相当する
図である。
図である。
【図9】第3と、第6の実施の形態で、図6に相当する
図である。
図である。
【図10】第4の実施の形態で、図7に相当する図であ
る。
る。
【図11】第5の実施の形態で、図7に相当する図であ
る。
る。
【図12】第7の実施の形態で、図7に相当する図であ
る。
る。
【図13】第7の実施の形態で、図7に相当する図であ
る。
る。
【図14】第7の実施の形態で、図6に相当する図であ
る。
る。
1 船艇 2 水 12 推進装置 13 内燃機関 40 シリンダ 40a 軸心 46 燃焼室 48 排気口 48a 開口部 54 スロットル弁 57 吸気通路 59 始動装置 60 制御装置 68 スロットル開度検出センサ 71 ガイド孔 72 排気制御弁 79 駆動手段 82 駆動制御手段 A 往作動 B 復作動 R1 「最小自己回転数」 R2 「アイドリング回転数」 R3 「滑走前段回転数」 R4 「滑走移行回転数」
Claims (11)
- 【請求項1】 シリンダの軸心を垂直にみたとき、この
シリンダに形成された排気口における燃焼室への開口部
の上部側にガイド孔を形成すると共に、このガイド孔に
排気制御弁を往復作動自在に嵌入させ、この排気制御弁
の往復作動で、上記開口部の実質的な上縁位置を上下に
変更可能とし、上記排気制御弁を往復作動させる駆動手
段と、この駆動手段の駆動を制御する駆動制御手段とを
設けた船艇用2サイクル内燃機関において、 上記船艇が加速されて水面上を滑走するように高速推進
する滑走状態に移行する際の上記内燃機関の回転数を
「滑走移行回転数」としたとき、この「滑走移行回転
数」以下の所定回転数で、上記駆動制御手段による上記
駆動手段の制御によりこの駆動手段に連動されて上記排
気制御弁が強制作動させられるようにした船艇用2サイ
クル内燃機関の排気制御弁クリーニング装置。 - 【請求項2】 上記内燃機関が始動装置から与えられる
動力に依らずに、自己の燃焼作用だけで駆動が維持可能
とされる際の上記内燃機関の最小の回転数を「最小自己
回転数」としたとき、上記内燃機関の始動時、上記「最
小自己回転数」未満の所定回転数で、上記排気制御弁が
強制作動させられるようにした請求項1に記載の船艇用
2サイクル内燃機関の排気制御弁クリーニング装置。 - 【請求項3】 上記排気制御弁の強制作動が、上記開口
部の上縁位置を上方に変更させる作動である請求項2に
記載の船艇用2サイクル内燃機関の排気制御弁クリーニ
ング装置。 - 【請求項4】 上記内燃機関が始動装置から与えられる
動力に依らずに、自己の燃焼作用だけで駆動が維持可能
とされる際の上記内燃機関の最小の回転数を「最小自己
回転数」としたとき、上記内燃機関の始動時、上記「最
小自己回転数」以上、かつ、上記内燃機関をアイドリン
グさせる際の「アイドリング回転数」以下の所定回転数
で、上記排気制御弁の強制作動が、上記開口部の上縁位
置を下方に変更させる作動であり、この変更状態を上記
「滑走移行回転数」まで維持させるようにした請求項1
に記載の船艇用2サイクル内燃機関の排気制御弁クリー
ニング装置。 - 【請求項5】 上記内燃機関が加速状態になったとき、
上記開口部の上縁位置を上方に変更させるよう上記排気
制御弁が強制作動させられるようにした請求項4に記載
の船艇用2サイクル内燃機関の排気制御弁クリーニング
装置。 - 【請求項6】 シリンダの軸心を垂直にみたとき、この
シリンダに形成された排気口における燃焼室への開口部
の上部側にガイド孔を形成すると共に、このガイド孔に
排気制御弁を往復作動自在に嵌入させ、この排気制御弁
の往復作動で、上記開口部の実質的な上縁位置を上下に
変更可能とし、上記排気制御弁を往復作動させる駆動手
段と、この駆動手段の駆動を制御する駆動制御手段とを
設けた船艇用2サイクル内燃機関において、 上記船艇が加速されて水面上を滑走するように高速推進
する滑走状態に移行する際の上記内燃機関の回転数を
「滑走移行回転数」としたとき、この「滑走移行回転
数」を越えた所定回転数以上で、上記駆動制御手段によ
る上記駆動手段の制御によりこの駆動手段に連動されて
上記排気制御弁が強制作動させられるようにし、この排
気制御弁の強制作動が、上記開口部の上縁位置を上方に
変更させると共にこの変更後の状態を維持する作動であ
る船艇用2サイクル内燃機関の排気制御弁クリーニング
装置。 - 【請求項7】 スロットル弁のスロットル開度を検出す
るスロットル開度検出センサを設け、このスロットル開
度検出センサにより上記スロットル開度が全閉であるこ
とが検出されると共に、この検出から所定時間経過後に
も上記スロットル開度が全閉であることが検出されたと
き、上記排気制御弁が強制作動させられるようにした請
求項1に記載の船艇用2サイクル内燃機関の排気制御弁
クリーニング装置。 - 【請求項8】 シリンダの軸心を垂直にみたとき、この
シリンダに形成された排気口における燃焼室への開口部
の上部側にガイド孔を形成すると共に、このガイド孔に
排気制御弁を往復作動自在に嵌入させ、この排気制御弁
の往復作動で、上記開口部の実質的な上縁位置を上下に
変更可能とし、上記排気制御弁を往復作動させる駆動手
段と、この駆動手段の駆動を制御する駆動制御手段とを
設けた船艇用2サイクル内燃機関において、 上記内燃機関を停止させてから所定時間の経過後に、上
記駆動制御手段による上記駆動手段の制御によりこの駆
動手段に連動されて上記排気制御弁が強制作動させられ
るようにした船艇用2サイクル内燃機関の排気制御弁ク
リーニング装置。 - 【請求項9】 シリンダの軸心を垂直にみたとき、この
シリンダに形成された排気口における燃焼室への開口部
の上部側にガイド孔を形成すると共に、このガイド孔に
排気制御弁を往復作動自在に嵌入させ、この排気制御弁
の往復作動で、上記開口部の実質的な上縁位置を上下に
変更可能とし、上記排気制御弁を往復作動させる駆動手
段と、この駆動手段の駆動を制御する駆動制御手段とを
設けた船艇用2サイクル内燃機関において、 上記船艇が加速されて水面上を滑走するように高速推進
する滑走状態に移行する際の上記内燃機関の回転数を
「滑走移行回転数」としたとき、この「滑走移行回転
数」以下、かつ、上記内燃機関をアイドリングさせる際
の「アイドリング回転数」以上の所定回転数で、上記駆
動制御手段による上記駆動手段の制御によりこの駆動手
段に連動されて上記排気制御弁が強制作動させられるよ
うにした船艇用2サイクル内燃機関の排気制御弁クリー
ニング装置。 - 【請求項10】 上記内燃機関の回転数がある所定回転
数からそれよりも低い所定回転数まで減少したとき、上
記排気制御弁が強制作動させられるようにした請求項9
に記載の船艇用2サイクル内燃機関の排気制御弁クリー
ニング装置。 - 【請求項11】 上記排気制御弁が強制作動させられて
いる最中に、上記内燃機関の回転数が急激に上昇させら
れたとき、および/もしくはスロットル弁のスロットル
開度が全開とされたとき、上記排気制御弁を強制作動さ
せるための上記駆動手段への制御を解除させるようにし
た請求項9に記載の船艇用2サイクル内燃機関の排気制
御弁クリーニング装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10064690A JPH11218027A (ja) | 1997-11-29 | 1998-02-28 | 船艇用2サイクル内燃機関の排気制御弁クリーニング装置 |
| US09/259,495 US6227922B1 (en) | 1996-10-15 | 1999-02-26 | Exhaust timing control valve control arrangement |
| US09/833,023 US20020068490A1 (en) | 1998-02-28 | 2001-04-10 | Exhaust timing control valve control arrangement |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34401497 | 1997-11-29 | ||
| JP9-344014 | 1997-11-29 | ||
| JP10064690A JPH11218027A (ja) | 1997-11-29 | 1998-02-28 | 船艇用2サイクル内燃機関の排気制御弁クリーニング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11218027A true JPH11218027A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=26405796
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10064690A Pending JPH11218027A (ja) | 1996-10-15 | 1998-02-28 | 船艇用2サイクル内燃機関の排気制御弁クリーニング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11218027A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014015879A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Suzuki Motor Corp | 車両用エンジンのデコンプレッション装置 |
-
1998
- 1998-02-28 JP JP10064690A patent/JPH11218027A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014015879A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Suzuki Motor Corp | 車両用エンジンのデコンプレッション装置 |
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