JPH1121812A - 架設ケーブルの制振方法 - Google Patents
架設ケーブルの制振方法Info
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- JPH1121812A JPH1121812A JP18095697A JP18095697A JPH1121812A JP H1121812 A JPH1121812 A JP H1121812A JP 18095697 A JP18095697 A JP 18095697A JP 18095697 A JP18095697 A JP 18095697A JP H1121812 A JPH1121812 A JP H1121812A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、例えば、斜張橋のケーブルやその他
一般の新設又は既設の架設ケーブルの制振方法に関する
もので、新設と既設との両方の仮設ケーブルに対応させ
ることのできる方法を提供すること。 【解決手段】架設ケーブル14に沿ってカバーの回転防
止及びガイド兼用のワイヤー11を架設したのち、外周
面に雨水の流路形成を阻害する突起3または凹部を設け
るとともに外周部に設けられた切断部を開口させてなる
カバー1を前記架設ケーブル14及びワイヤー11に被
せ、筒用継手5を介してカバー1を首尾連接しながら架
設ケーブル14の一端側から他端側へと被覆させる架設
ケーブルの制振方法である。
一般の新設又は既設の架設ケーブルの制振方法に関する
もので、新設と既設との両方の仮設ケーブルに対応させ
ることのできる方法を提供すること。 【解決手段】架設ケーブル14に沿ってカバーの回転防
止及びガイド兼用のワイヤー11を架設したのち、外周
面に雨水の流路形成を阻害する突起3または凹部を設け
るとともに外周部に設けられた切断部を開口させてなる
カバー1を前記架設ケーブル14及びワイヤー11に被
せ、筒用継手5を介してカバー1を首尾連接しながら架
設ケーブル14の一端側から他端側へと被覆させる架設
ケーブルの制振方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、斜張橋の
ケーブルやその他一般の新設又は既設の架設ケーブルの
制振方法に関する
ケーブルやその他一般の新設又は既設の架設ケーブルの
制振方法に関する
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、斜張橋におけるケーブル
は、屋外に暴露されて使用されるので、鋼線の束からな
るケーブルが腐食により切断されるのを防止する必要が
ある。このために、第20図に示すように、鋼線束30
に防錆材31を介して合成樹脂製管32で被覆してい
る。前記合成樹脂製管32は単純な筒状のものを使用し
ていた。
は、屋外に暴露されて使用されるので、鋼線の束からな
るケーブルが腐食により切断されるのを防止する必要が
ある。このために、第20図に示すように、鋼線束30
に防錆材31を介して合成樹脂製管32で被覆してい
る。前記合成樹脂製管32は単純な筒状のものを使用し
ていた。
【0003】上述の斜張橋ケーブルでは、車両走行時や
地震時、あるいは強い風を受けて振動し、前記ケーブル
が疲労し、ケーブルの強度が早期に低下すると言った欠
点が存在した。これら振動の内、特に顕著な振動は風雨
によるレインバイブレーションといわれる振動の発生で
ある。前記レインバイブレーションは、雨水が斜張橋ケ
ーブルの底面を沿って流れる道を作り、これが外套保護
管の外面を異形にし、水平風によって揚力を発生させ、
いわゆるギャロッピング現象を起こすものである。
地震時、あるいは強い風を受けて振動し、前記ケーブル
が疲労し、ケーブルの強度が早期に低下すると言った欠
点が存在した。これら振動の内、特に顕著な振動は風雨
によるレインバイブレーションといわれる振動の発生で
ある。前記レインバイブレーションは、雨水が斜張橋ケ
ーブルの底面を沿って流れる道を作り、これが外套保護
管の外面を異形にし、水平風によって揚力を発生させ、
いわゆるギャロッピング現象を起こすものである。
【0004】そこで、本願出願人は、水平風による架設
ケーブルの制振方法として、雨水がケーブルの底面に流
路を形成し、外套保護管の断面が非対称になるのを防止
することでレインバイブレーションを防止する方法を、
提案している(特公平6−84606号)。前記外套保
護管の頂部の凸部と、底部に凹部を有する突起部を設け
る構成である。
ケーブルの制振方法として、雨水がケーブルの底面に流
路を形成し、外套保護管の断面が非対称になるのを防止
することでレインバイブレーションを防止する方法を、
提案している(特公平6−84606号)。前記外套保
護管の頂部の凸部と、底部に凹部を有する突起部を設け
る構成である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、雨水が
架設ケーブルの底面を流れて流路を形成するのを防止す
れば、レインバイブレーションを防止できることにおい
て、上記以外の方法により雨水の流路の形成を防止する
こともできる。また、雨水の流路を遮断することによっ
てもレインバイブレーションを防止することが出来るも
のである。更に、新設の架設ケーブルのみならず、既設
の架設ケーブルにも制振作用を付与することにおいて課
題を有している。
架設ケーブルの底面を流れて流路を形成するのを防止す
れば、レインバイブレーションを防止できることにおい
て、上記以外の方法により雨水の流路の形成を防止する
こともできる。また、雨水の流路を遮断することによっ
てもレインバイブレーションを防止することが出来るも
のである。更に、新設の架設ケーブルのみならず、既設
の架設ケーブルにも制振作用を付与することにおいて課
題を有している。
【0006】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、風雨によるケーブルの振動を抑制すべく、新設ま
たは既設の架設ケーブルの制振方法を提供することを目
的とする。
ので、風雨によるケーブルの振動を抑制すべく、新設ま
たは既設の架設ケーブルの制振方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る架設ケーブ
ルの制振方法の上記課題を解決するための要旨は、架設
ケーブルに沿ってカバーの回転防止及びガイド兼用のワ
イヤーを架設したのち、外周面に雨水の流路形成を阻害
する突起または凹部を設けるとともに外周部に設けられ
た切断部を開口させてなるカバーを前記架設ケーブル及
びワイヤーに被せ、筒用継手を介してカバーを首尾連接
しながら架設ケーブルの一端側から他端側へと被覆させ
る制振方法である。
ルの制振方法の上記課題を解決するための要旨は、架設
ケーブルに沿ってカバーの回転防止及びガイド兼用のワ
イヤーを架設したのち、外周面に雨水の流路形成を阻害
する突起または凹部を設けるとともに外周部に設けられ
た切断部を開口させてなるカバーを前記架設ケーブル及
びワイヤーに被せ、筒用継手を介してカバーを首尾連接
しながら架設ケーブルの一端側から他端側へと被覆させ
る制振方法である。
【0008】前記突起または凹部が、格子状配列,千鳥
配列,ランダム配列,螺旋状配列のいずれかの配列にさ
れていることである。
配列,ランダム配列,螺旋状配列のいずれかの配列にさ
れていることである。
【0009】また、本発明の筒用継手の要旨は、筒用継
手の外周面でその周方向に、連続した突起部が設けられ
ていることである。
手の外周面でその周方向に、連続した突起部が設けられ
ていることである。
【0010】本発明に係る架設ケーブルの制振方法によ
れば、雨が降った時、架設ケーブルの外周面を伝わって
流れる雨水は、カバーの複数の突起または凹部により、
カバー底面に流路が形成されることが防止される。
れば、雨が降った時、架設ケーブルの外周面を伝わって
流れる雨水は、カバーの複数の突起または凹部により、
カバー底面に流路が形成されることが防止される。
【0011】これにより、斜張橋ケーブルに水平風が吹
いても、雨水による流路が形成されないので、架設ケー
ブルの断面が上下非対称とならず前記レインバイブレー
ションの発生が抑制されることになる。
いても、雨水による流路が形成されないので、架設ケー
ブルの断面が上下非対称とならず前記レインバイブレー
ションの発生が抑制されることになる。
【0012】また、カバーを連接する筒用継手に連続し
た突起部があることで、雨水が該突起によって流れが強
制的に遮断されて、流路を形成することが出来なくな
る。よって、前記レインバイブレーションの発生が抑制
され制振効果が得られるものである。
た突起部があることで、雨水が該突起によって流れが強
制的に遮断されて、流路を形成することが出来なくな
る。よって、前記レインバイブレーションの発生が抑制
され制振効果が得られるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。本発明の第1実施例に係るカバー1は、
図1に示すように、可撓性を有する合成樹脂製、例え
ば、ポリエチレン製の細長い、約3m〜10m程度で、
その肉厚が4〜5mm程度の筒状体であって、該筒状体
の外周で1箇所において長手方向に沿って切断されてい
る。
して説明する。本発明の第1実施例に係るカバー1は、
図1に示すように、可撓性を有する合成樹脂製、例え
ば、ポリエチレン製の細長い、約3m〜10m程度で、
その肉厚が4〜5mm程度の筒状体であって、該筒状体
の外周で1箇所において長手方向に沿って切断されてい
る。
【0014】そして、カバー1の、筒状態にした場合に
おける外周面には、突起3がランダム配列にして設けら
れている。この突起3は、雨水の流路形成を阻止するも
のであれば良いので、その突出量および大きさは任意で
あり、また、円錐形状等の円形状に限らず、三角形状や
四角形状等の角形状のものでも良い。
おける外周面には、突起3がランダム配列にして設けら
れている。この突起3は、雨水の流路形成を阻止するも
のであれば良いので、その突出量および大きさは任意で
あり、また、円錐形状等の円形状に限らず、三角形状や
四角形状等の角形状のものでも良い。
【0015】突起3の配列は、図1ではランダム配列の
ものを示したが、格子状配列,連続した又は間欠した螺
旋状配列,千鳥配列等の配列のいずれかとするものであ
る。
ものを示したが、格子状配列,連続した又は間欠した螺
旋状配列,千鳥配列等の配列のいずれかとするものであ
る。
【0016】前記切断した切断部2の断面形状が、図2
に示すように、両端部がテーパ状にカットされ、それを
突き合わせると外側に向けてV字型になるように形成さ
れている。また、カバー1の長手方向の両端部には、そ
れぞれ2箇所に切欠き4が、所要の切り込み量で設けら
れている。
に示すように、両端部がテーパ状にカットされ、それを
突き合わせると外側に向けてV字型になるように形成さ
れている。また、カバー1の長手方向の両端部には、そ
れぞれ2箇所に切欠き4が、所要の切り込み量で設けら
れている。
【0017】このカバー1は、前記切断部2があるの
で、例えば、定着部間に架設された若しくは仮架設され
た架設ケーブルに被せるときは、当該カバー1の有する
可撓性により、該切断部2を拡開させて被せるものであ
る
で、例えば、定着部間に架設された若しくは仮架設され
た架設ケーブルに被せるときは、当該カバー1の有する
可撓性により、該切断部2を拡開させて被せるものであ
る
【0018】カバー1を相互に連結するための筒用継手
5は、図3乃至図5に示すように、ポリエチレン等の合
成樹脂製で、2分割した半円体6,6からなる筒体であ
って、該2分割した半円体6,6を合わせた筒体の外周
面に、その周方向に沿って端側に仮固定用の溝7,7が
刻設されるとともに、中央部に発熱手段である熱線10
(図7参照)を複数巻にして嵌装する溝8,8が刻設さ
れている。
5は、図3乃至図5に示すように、ポリエチレン等の合
成樹脂製で、2分割した半円体6,6からなる筒体であ
って、該2分割した半円体6,6を合わせた筒体の外周
面に、その周方向に沿って端側に仮固定用の溝7,7が
刻設されるとともに、中央部に発熱手段である熱線10
(図7参照)を複数巻にして嵌装する溝8,8が刻設さ
れている。
【0019】更に、前記半円体6,6の筒体の内周面
に、軸心方向に沿って回転防止用のワイヤー11(図7
参照)を挿通させるための凹溝9が設けられている。
に、軸心方向に沿って回転防止用のワイヤー11(図7
参照)を挿通させるための凹溝9が設けられている。
【0020】以上のようにして突起3を有するカバー1
と筒用継手5とを使用して、例えば、斜張橋の両定着部
12,13に緊張・架設されている既設の架設ケーブル
14に保護管を被覆する方法について説明する。
と筒用継手5とを使用して、例えば、斜張橋の両定着部
12,13に緊張・架設されている既設の架設ケーブル
14に保護管を被覆する方法について説明する。
【0021】まず最初に、既設の架設ケーブル14に沿
って両側に、図6乃至図7に示すように、両定着部1
2,13間に細いワイヤー11,11を張設する。この
ワイヤー11は、前記筒用継手5の凹溝9に連通され
て、該筒用継手5の取付移動用のガイドとなるものであ
る。
って両側に、図6乃至図7に示すように、両定着部1
2,13間に細いワイヤー11,11を張設する。この
ワイヤー11は、前記筒用継手5の凹溝9に連通され
て、該筒用継手5の取付移動用のガイドとなるものであ
る。
【0022】前記ワイヤー11は、例えば、アラミドワ
イヤーであったり、鋼線,PC鋼線であったり、その他
のものであり、要は強度的に強く長期間に亘り耐久性が
維持されるもので有れば良く、特に限定するものではな
い。
イヤーであったり、鋼線,PC鋼線であったり、その他
のものであり、要は強度的に強く長期間に亘り耐久性が
維持されるもので有れば良く、特に限定するものではな
い。
【0023】次に、筒用継手5またはカバー1を取り付
けるのであるが、いずれかを先に取り付けるかは特に限
定されるものでなく、作業能率を向上させるために、筒
用継手5を予め複数個、ワイヤー11,11に取り付け
ておくのが好ましい。
けるのであるが、いずれかを先に取り付けるかは特に限
定されるものでなく、作業能率を向上させるために、筒
用継手5を予め複数個、ワイヤー11,11に取り付け
ておくのが好ましい。
【0024】そこで、筒用継手5を取り付けるには、2
分割した各半円体6,6の凹溝9をワイヤー11に合わ
せて架設ケーブル14を両側から挟むようにして、当該
半円体6,6を溶着方法等により合体させる。
分割した各半円体6,6の凹溝9をワイヤー11に合わ
せて架設ケーブル14を両側から挟むようにして、当該
半円体6,6を溶着方法等により合体させる。
【0025】その後、筒体となった筒用継手5の溝8,
8に、発熱手段たる熱線10を複数回で巻装する。
8に、発熱手段たる熱線10を複数回で巻装する。
【0026】このようにして、架設ケーブル14とワイ
ヤー11,11とに複数個の筒用継手5を挟装するよう
に取り付けた後に、可撓性のカバー1の切断部2を手で
拡開し開口させながら、図8に示すように、架設ケーブ
ル14とワイヤー11,11とに被覆させる。
ヤー11,11とに複数個の筒用継手5を挟装するよう
に取り付けた後に、可撓性のカバー1の切断部2を手で
拡開し開口させながら、図8に示すように、架設ケーブ
ル14とワイヤー11,11とに被覆させる。
【0027】そして、架設ケーブル14に被せた筒状の
カバー1における、軸線方向の端部の開口部に、前記筒
用継手5の略半分を内側にして嵌合させる。この時に
は、筒用継手5の片側の熱線10における端子10a,
10aを、それぞれカバー1の切欠き4,4に配設し
て、該端子10a部分が切欠き4から突出するように組
み付ける。
カバー1における、軸線方向の端部の開口部に、前記筒
用継手5の略半分を内側にして嵌合させる。この時に
は、筒用継手5の片側の熱線10における端子10a,
10aを、それぞれカバー1の切欠き4,4に配設し
て、該端子10a部分が切欠き4から突出するように組
み付ける。
【0028】そこで、前記カバー1を一体の筒体にする
ため、その長手方向に切断されている切断部2を接続す
る。それには、作業性をよくするために、カバー1をク
ランプ等で動かないように位置固定し、熱風機などで前
記切断部2を仮溶接する。そして、この切断部2に、熱
線をそのV字型の形状を前記切断部2の形状に合わせて
嵌装させる。
ため、その長手方向に切断されている切断部2を接続す
る。それには、作業性をよくするために、カバー1をク
ランプ等で動かないように位置固定し、熱風機などで前
記切断部2を仮溶接する。そして、この切断部2に、熱
線をそのV字型の形状を前記切断部2の形状に合わせて
嵌装させる。
【0029】前記熱線の端子に電源(図示せず)の電極
を接続して導通させ所定の電流・電圧を印可し、この熱
線の合成樹脂製被覆部を溶融させることで切断部2を溶
着する。
を接続して導通させ所定の電流・電圧を印可し、この熱
線の合成樹脂製被覆部を溶融させることで切断部2を溶
着する。
【0030】その後、図8に示すように、筒体にしたカ
バー1,1と筒用継手5を、前述したように前記切欠き
4から端子10aが突出するようにして嵌合させ、熱線
10の端子10a,10aに電源の電極を接続して導通
させ加熱させる。これにより、熱線10の合成樹脂被覆
が溶融して、カバー1と筒用継手5とが接続されるもの
である。
バー1,1と筒用継手5を、前述したように前記切欠き
4から端子10aが突出するようにして嵌合させ、熱線
10の端子10a,10aに電源の電極を接続して導通
させ加熱させる。これにより、熱線10の合成樹脂被覆
が溶融して、カバー1と筒用継手5とが接続されるもの
である。
【0031】こうして、図9に示すように、新設または
既設の架設ケーブル14の全体に、突起3を有したカバ
ー1が被覆され、雨水が被覆したカバー1の底面を流れ
ても、前記複数の突起3により雨水の集水が妨害され
て、一様な流路を形成することが出来なくなるものであ
る。
既設の架設ケーブル14の全体に、突起3を有したカバ
ー1が被覆され、雨水が被覆したカバー1の底面を流れ
ても、前記複数の突起3により雨水の集水が妨害され
て、一様な流路を形成することが出来なくなるものであ
る。
【0032】これにより、水平風が吹いても、突起3を
有するカバー1で被覆された新設または既設の架設ケー
ブル14にレインバイブレーションが生ぜず、制振され
るものである。
有するカバー1で被覆された新設または既設の架設ケー
ブル14にレインバイブレーションが生ぜず、制振され
るものである。
【0033】本発明の第2実施例は、カバー1aの首尾
連接を接着剤の使用によって行う実施例である。図10
乃至図11に示すように、カバー1の長手方向の両端部
には、それぞれ半径方向に対称位置で貫通孔15,15
が設けられている。
連接を接着剤の使用によって行う実施例である。図10
乃至図11に示すように、カバー1の長手方向の両端部
には、それぞれ半径方向に対称位置で貫通孔15,15
が設けられている。
【0034】そして、カバー1aの、筒状態にした場合
における外周面には、凹部18がランダム配列にして設
けられている。この凹部18は、雨水の流路形成を阻止
するものであれば良いので、その凹み量および大きさは
任意であり、また、円形状に限らず、三角形状や四角形
状等の角形状のものでも良い。
における外周面には、凹部18がランダム配列にして設
けられている。この凹部18は、雨水の流路形成を阻止
するものであれば良いので、その凹み量および大きさは
任意であり、また、円形状に限らず、三角形状や四角形
状等の角形状のものでも良い。
【0035】凹部18の配列は、図10ではランダム配
列のものを示したが、格子状配列,連続又は間欠した螺
旋状配列,千鳥配列等の配列のいずれかとするものであ
る。
列のものを示したが、格子状配列,連続又は間欠した螺
旋状配列,千鳥配列等の配列のいずれかとするものであ
る。
【0036】そして、カバー1aの外周面において、カ
バー1aが接着剤の効かない、例えば、ポリエチレン製
である場合には、少なくともカバーの両端部に塗料が塗
布されるものである。この塗料による塗装面は、接着剤
による接合が可能である。
バー1aが接着剤の効かない、例えば、ポリエチレン製
である場合には、少なくともカバーの両端部に塗料が塗
布されるものである。この塗料による塗装面は、接着剤
による接合が可能である。
【0037】この第2実施例に使用する筒用継手22
は、塩化ビニール等であって接着剤によって接着できる
合成樹脂製の材料からなり、図12乃至図13に示すよ
うに、例えば、2分割した半円体19,19からなる筒
体である。この半円体19,19を突き合わせて出来る
筒体の大きさは、その筒体の内径寸法が前記カバー1a
の外形寸法と略同程度となる大きさである。
は、塩化ビニール等であって接着剤によって接着できる
合成樹脂製の材料からなり、図12乃至図13に示すよ
うに、例えば、2分割した半円体19,19からなる筒
体である。この半円体19,19を突き合わせて出来る
筒体の大きさは、その筒体の内径寸法が前記カバー1a
の外形寸法と略同程度となる大きさである。
【0038】前記半円体19,19の内周面に、支持柱
20,20が突設されている。該支持柱20,20は、
図12に示すように、半円の頂部に所定の間隔で揃えら
れて設けられ、その突出量が前記カバー1の肉厚よりも
多くされている。更に、その先端部には、筒用継手22
の軸心方向に沿って回転防止用のワイヤー11を挿通さ
せるため、該軸心方向に沿って凹溝21が設けられてい
る。
20,20が突設されている。該支持柱20,20は、
図12に示すように、半円の頂部に所定の間隔で揃えら
れて設けられ、その突出量が前記カバー1の肉厚よりも
多くされている。更に、その先端部には、筒用継手22
の軸心方向に沿って回転防止用のワイヤー11を挿通さ
せるため、該軸心方向に沿って凹溝21が設けられてい
る。
【0039】このように形成したカバー1aと筒用継手
22を使用して、ワイヤー11を新設または既設の架設
ケーブル14に架設した後に、接着剤の使用により接着
剤層Dで、カバー1aを筒用継手22を介して首尾連接
する。
22を使用して、ワイヤー11を新設または既設の架設
ケーブル14に架設した後に、接着剤の使用により接着
剤層Dで、カバー1aを筒用継手22を介して首尾連接
する。
【0040】そして、図16に示すように、架設ケーブ
ル14が、複数の凹部18を有するカバー1aで被覆さ
れ、雨水がカバー1aの底面を流れても、前記凹部18
に入り込んだり、凸部(凹部18の底面に対してその周
囲は凸部とも言える)に邪魔されたりして、雨水の一様
な流路が形成されない。よって、カバー1aで被覆され
た架設ケーブル14にレインバイブレーションが生じ
ず、制振されるものである。
ル14が、複数の凹部18を有するカバー1aで被覆さ
れ、雨水がカバー1aの底面を流れても、前記凹部18
に入り込んだり、凸部(凹部18の底面に対してその周
囲は凸部とも言える)に邪魔されたりして、雨水の一様
な流路が形成されない。よって、カバー1aで被覆され
た架設ケーブル14にレインバイブレーションが生じ
ず、制振されるものである。
【0041】本発明の第3実施例は、筒用継手23が、
図17乃至図18に示すように、半円体19bの長手方
向の中央部に、周方向に同心円状の鍔24を設けたこ
と、及び、半円体19bの周方向の端部にフランジ部2
5を設けて、該フランジ部25にボルト挿通用のボルト
孔26を複数個設けたことにおいて、前記筒用継手22
と相違するものである。
図17乃至図18に示すように、半円体19bの長手方
向の中央部に、周方向に同心円状の鍔24を設けたこ
と、及び、半円体19bの周方向の端部にフランジ部2
5を設けて、該フランジ部25にボルト挿通用のボルト
孔26を複数個設けたことにおいて、前記筒用継手22
と相違するものである。
【0042】この鍔24を設けた筒用継手23を使用し
て、前記第2実施例と同様の手順で架設ケーブル14に
カバー1aを、接着方法と更にボルト27・ナット28
で締結する方法とでカバーし、図18乃至図19に示す
ように、カバー1aを首尾連接する。前記鍔24,24
が、カバー1aの周方向に連続した突起部となる。
て、前記第2実施例と同様の手順で架設ケーブル14に
カバー1aを、接着方法と更にボルト27・ナット28
で締結する方法とでカバーし、図18乃至図19に示す
ように、カバー1aを首尾連接する。前記鍔24,24
が、カバー1aの周方向に連続した突起部となる。
【0043】こうして、新設または既設の斜材ケーブル
14が、これを被覆したカバー1aと筒用継手23とで
防錆されるとともに、カバー1aの外周面を流れる雨水
がカバー1aの周方向に連続した突起部となっている前
記鍔24,24によって流れが遮断されて落下する。よ
って、該架設ケーブル14のカバー1aにおいて、雨水
による一様な流路の形成が阻止され、レインバイブレー
ションによる振動が防止されて制振効果が得られるもの
である。
14が、これを被覆したカバー1aと筒用継手23とで
防錆されるとともに、カバー1aの外周面を流れる雨水
がカバー1aの周方向に連続した突起部となっている前
記鍔24,24によって流れが遮断されて落下する。よ
って、該架設ケーブル14のカバー1aにおいて、雨水
による一様な流路の形成が阻止され、レインバイブレー
ションによる振動が防止されて制振効果が得られるもの
である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る架設
ケーブルの制振方法は、架設ケーブルに沿ってカバーの
回転防止及びガイド兼用のワイヤーを架設したのち、外
周面に雨水の流路形成を阻害する突起または凹部を設け
るとともに外周部に設けられた切断部を開口させてなる
カバーを前記架設ケーブル及びワイヤーに被せ、筒用継
手を介してカバーを首尾連接しながら架設ケーブルの一
端側から他端側へと被覆させることなので、新設または
既設の架設ケーブルのそれぞれに制振効果を付与するこ
とが出来るという優れた効果を奏するものである。
ケーブルの制振方法は、架設ケーブルに沿ってカバーの
回転防止及びガイド兼用のワイヤーを架設したのち、外
周面に雨水の流路形成を阻害する突起または凹部を設け
るとともに外周部に設けられた切断部を開口させてなる
カバーを前記架設ケーブル及びワイヤーに被せ、筒用継
手を介してカバーを首尾連接しながら架設ケーブルの一
端側から他端側へと被覆させることなので、新設または
既設の架設ケーブルのそれぞれに制振効果を付与するこ
とが出来るという優れた効果を奏するものである。
【図1】本発明の第1実施例に係るカバーの斜視図であ
る。
る。
【図2】同第1実施例におけるカバーの側面図である。
【図3】同第1実施例に係る筒用継手5の一部を破断し
て示す正面図である。
て示す正面図である。
【図4】同筒用継手5を2分割にした半円体6の正面図
である。
である。
【図5】同筒用継手5の側面図である。
【図6】同第1実施例における、両定着部12,13間
に架設されている架設ケーブル14の両側にワイヤー1
1,11を架設した状態の説明図である。
に架設されている架設ケーブル14の両側にワイヤー1
1,11を架設した状態の説明図である。
【図7】同第1実施例に係る筒用継手5を、ワイヤー1
1にガイドされるようにして架設ケーブル14に取り付
けた状態の説明図である。
1にガイドされるようにして架設ケーブル14に取り付
けた状態の説明図である。
【図8】同第1実施例に係り、筒用継手でカバーを首尾
連接する様子を示す説明図である。
連接する様子を示す説明図である。
【図9】同第1実施例に係り、新設または既設の架設ケ
ーブル14にカバー1を被覆した様子を示す説明図であ
る。
ーブル14にカバー1を被覆した様子を示す説明図であ
る。
【図10】本発明の第2実施例におけるカバー1aで、
筒状態にした斜視図である。
筒状態にした斜視図である。
【図11】同図10におけるA−A線に沿ったカバーの
断面図である。
断面図である。
【図12】同第2実施例における、筒用継手22を2分
割にした半円体19の斜視図である。
割にした半円体19の斜視図である。
【図13】同筒用継手22の半円体19の断面図であ
る。
る。
【図14】同第2実施例において、隣接するカバーを筒
用継手で接続する様子を示す説明図である。
用継手で接続する様子を示す説明図である。
【図15】図14におけるB−B線に沿った断面図であ
る。
る。
【図16】同第2実施例に係り、新設または既設の架設
ケーブル14にカバー1を被覆した様子を示す説明図で
ある。
ケーブル14にカバー1を被覆した様子を示す説明図で
ある。
【図17】本発明の第3実施例に係る筒用継手23にお
ける半円体19bの断面図である。
ける半円体19bの断面図である。
【図18】同第3実施例における実施状態の説明図であ
る。
る。
【図19】図18におけるC−C線に沿った断面図であ
る。
る。
【図20】従来例に係る架設ケーブルの断面図である。
1,1a カバー、2 切断部、3 突起、5,22,
23 筒用継手、6 半円体、8 溝、9 凹溝、10
、11 、12,13 定着部、14 架設ケーブ
ル、15 貫通孔、18 凹部、19,19b 半円
体、20 支持柱、21 凹溝、24 鍔、25 フラ
ンジ部。
23 筒用継手、6 半円体、8 溝、9 凹溝、10
、11 、12,13 定着部、14 架設ケーブ
ル、15 貫通孔、18 凹部、19,19b 半円
体、20 支持柱、21 凹溝、24 鍔、25 フラ
ンジ部。
Claims (3)
- 【請求項1】 架設ケーブルに沿ってカバーの回転防止
及びガイド兼用のワイヤーを架設したのち、 外周面に雨水の流路形成を阻害する突起または凹部を設
けるとともに外周部に設けられた切断部を開口させてな
るカバーを前記架設ケーブル及びワイヤーに被せ、 筒用継手を介してカバーを首尾連接しながら架設ケーブ
ルの一端側から他端側へと被覆させること、 を特徴とする架設ケーブルの制振方法。 - 【請求項2】 突起または凹部が、格子状配列,千鳥配
列,ランダム配列,螺旋状配列のいずれかの配列にされ
ていること、 を特徴とする請求項1に記載の架設ケーブルの制振方
法。 - 【請求項3】 筒用継手の外周面でその周方向に、連続
した突起部が設けられていること、 を特徴とする請求項1または2に記載の架設ケーブルの
制振方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18095697A JPH1121812A (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 架設ケーブルの制振方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18095697A JPH1121812A (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 架設ケーブルの制振方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1121812A true JPH1121812A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16092224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18095697A Pending JPH1121812A (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 架設ケーブルの制振方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1121812A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102345272A (zh) * | 2011-07-15 | 2012-02-08 | 上海大学 | 能抵抗气动失稳的斜拉桥拉索 |
| CN103469730A (zh) * | 2013-09-27 | 2013-12-25 | 柳州欧维姆机械股份有限公司 | 抗风雨激振哈弗护套 |
| CN110904845A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-03-24 | 中交第二航务工程局有限公司 | 一种拉索外套管的安装方法 |
-
1997
- 1997-07-07 JP JP18095697A patent/JPH1121812A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102345272A (zh) * | 2011-07-15 | 2012-02-08 | 上海大学 | 能抵抗气动失稳的斜拉桥拉索 |
| CN103469730A (zh) * | 2013-09-27 | 2013-12-25 | 柳州欧维姆机械股份有限公司 | 抗风雨激振哈弗护套 |
| CN110904845A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-03-24 | 中交第二航务工程局有限公司 | 一种拉索外套管的安装方法 |
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