JPH11218616A - 光フィルタ - Google Patents
光フィルタInfo
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- JPH11218616A JPH11218616A JP10021293A JP2129398A JPH11218616A JP H11218616 A JPH11218616 A JP H11218616A JP 10021293 A JP10021293 A JP 10021293A JP 2129398 A JP2129398 A JP 2129398A JP H11218616 A JPH11218616 A JP H11218616A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 煩雑な操作や精密な加工を行わずに作製でき
る光フィルタを提供する。 【解決手段】 第2の光ファイバ2の両側に、第1の光
ファイバ1と第3の光ファイバ3が接続されてなり、前
記第1の光ファイバ1と第3の光ファイバ3はシングル
モード光ファイバであり、前記第2の光ファイバ2はシ
ングルモード光ファイバあるいはマルチモード光ファイ
バであり、前記第1の光ファイバ1の基本モードが、前
記第2の光ファイバ2の基本モードと結合するととも
に、この第2の光ファイバ2の基本モード以外の他のモ
ードに結合し、前記第1の光ファイバ1の基本モード
が、前記第2の光ファイバ2を経由して、前記第3の光
ファイバ3の基本モードに結合する光の強度が、伝搬光
の波長によって周期的に変化するようになっている光フ
ィルタを構成する。
る光フィルタを提供する。 【解決手段】 第2の光ファイバ2の両側に、第1の光
ファイバ1と第3の光ファイバ3が接続されてなり、前
記第1の光ファイバ1と第3の光ファイバ3はシングル
モード光ファイバであり、前記第2の光ファイバ2はシ
ングルモード光ファイバあるいはマルチモード光ファイ
バであり、前記第1の光ファイバ1の基本モードが、前
記第2の光ファイバ2の基本モードと結合するととも
に、この第2の光ファイバ2の基本モード以外の他のモ
ードに結合し、前記第1の光ファイバ1の基本モード
が、前記第2の光ファイバ2を経由して、前記第3の光
ファイバ3の基本モードに結合する光の強度が、伝搬光
の波長によって周期的に変化するようになっている光フ
ィルタを構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特定波長を選択的に
減衰させることができる光フィルタに関し、特に光軸の
煩雑な調整や、精密な加工を行わずに作製することがで
きる光フィルタに関するものである。
減衰させることができる光フィルタに関し、特に光軸の
煩雑な調整や、精密な加工を行わずに作製することがで
きる光フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の光フィルタの一例を示す概
略構成図である。符号21,21は光ファイバであっ
て、これらの光ファイバ21,21は、それぞれ光ファ
イバ保持部22,22によって保持されている。一方、
符号23,23はコリメートレンズであって、これらの
コリメートレンズ23,23は、誘電体多層膜フィルタ
25を間にはさんで、それぞれレンズ保持部24,24
によって保持されている。この光フィルタにおいて、一
方の光ファイバ21から出力された光は、一方のコリメ
ートレンズ23を介して誘電体多層膜フィルタ25に入
射し、ここで特定波長の光が損失させられる。ついでこ
の特定波長が損失した光は、他方のコリメートレンズ2
3を介して他方の光ファイバ21に入射し、出力され
る。
略構成図である。符号21,21は光ファイバであっ
て、これらの光ファイバ21,21は、それぞれ光ファ
イバ保持部22,22によって保持されている。一方、
符号23,23はコリメートレンズであって、これらの
コリメートレンズ23,23は、誘電体多層膜フィルタ
25を間にはさんで、それぞれレンズ保持部24,24
によって保持されている。この光フィルタにおいて、一
方の光ファイバ21から出力された光は、一方のコリメ
ートレンズ23を介して誘電体多層膜フィルタ25に入
射し、ここで特定波長の光が損失させられる。ついでこ
の特定波長が損失した光は、他方のコリメートレンズ2
3を介して他方の光ファイバ21に入射し、出力され
る。
【0003】図9は従来の光フィルタの他の例を示す斜
視図であって、符号31は入出力光ファイバ、32は導
波路基板、33はスリット、34は導波路、35は誘電
体多層膜フィルタである。導波路基板32の導波路34
の両端にはそれぞれ入出力光ファイバ31,31が接続
されている。一方、導波路基板32の中央付近には、導
波路34に対して斜めに、かつこの導波路34を横切る
ように形成されたスリット33に、誘電体多層膜フィル
タ35が挿入され、接着、固定されている。この光フィ
ルタにおいては、一方の入出力光ファイバ31から出力
された光が導波路34を介して誘電体多層膜フィルタ3
5に入射し、ここで特定波長の光が損失させれられる。
そして誘電体多層膜フィルタ35を通って特定波長が損
失した光は、他方の導波路34から他方の入出力光ファ
イバ31に入射し、出力される。
視図であって、符号31は入出力光ファイバ、32は導
波路基板、33はスリット、34は導波路、35は誘電
体多層膜フィルタである。導波路基板32の導波路34
の両端にはそれぞれ入出力光ファイバ31,31が接続
されている。一方、導波路基板32の中央付近には、導
波路34に対して斜めに、かつこの導波路34を横切る
ように形成されたスリット33に、誘電体多層膜フィル
タ35が挿入され、接着、固定されている。この光フィ
ルタにおいては、一方の入出力光ファイバ31から出力
された光が導波路34を介して誘電体多層膜フィルタ3
5に入射し、ここで特定波長の光が損失させれられる。
そして誘電体多層膜フィルタ35を通って特定波長が損
失した光は、他方の導波路34から他方の入出力光ファ
イバ31に入射し、出力される。
【0004】しかしながら、図8に示す構成の光フィル
タの製造においては、光ファイバ21,21、コリメー
トレンズ23,23、および誘電体多層膜フィルタ25
を正確に配置して光軸を調整する必要があり、製造効率
や製品歩留まりが低かった。また図9に示す構成の光フ
ィルタの製造においては、導波路基板32にスリット3
3を形成した後、このスリット33に誘電体多層膜フィ
ルタ35を挿入し、接着固定する工程があり、精密な加
工が必要であった。また、導波路34と入出力光ファイ
バ31との接続において、光軸の調整が面倒であるとい
う問題もあった。
タの製造においては、光ファイバ21,21、コリメー
トレンズ23,23、および誘電体多層膜フィルタ25
を正確に配置して光軸を調整する必要があり、製造効率
や製品歩留まりが低かった。また図9に示す構成の光フ
ィルタの製造においては、導波路基板32にスリット3
3を形成した後、このスリット33に誘電体多層膜フィ
ルタ35を挿入し、接着固定する工程があり、精密な加
工が必要であった。また、導波路34と入出力光ファイ
バ31との接続において、光軸の調整が面倒であるとい
う問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記事情に鑑
みてなされたもので、光軸の煩雑な調整や、精密な加工
を行わずに作製することができる光フィルタを提供する
ことを課題とする。
みてなされたもので、光軸の煩雑な調整や、精密な加工
を行わずに作製することができる光フィルタを提供する
ことを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、第2の光ファイバの両側に、第
1の光ファイバ1と第3の光ファイバが接続されてな
り、前記第1の光ファイバと前記第3の光ファイバはシ
ングルモード光ファイバであり、前記第2の光ファイバ
はシングルモード光ファイバあるいはマルチモード光フ
ァイバであり、前記第1の光ファイバの基本モードが、
前記第2の光ファイバの基本モードに結合するととも
に、この第2の光ファイバの基本モード以外の他のモー
ドに結合し、前記第1の光ファイバの基本モードが、前
記第2の光ファイバを経由して、前記第3の光ファイバ
の基本モードに結合する光の強度が、伝搬光の波長によ
って周期的に変化するようになっていることを特徴とす
る光フィルタを提案する。本発明において光ファイバと
は、裸光ファイバ、光ファイバ素線、光ファイバ心線な
どを包含するものとする。
に、本発明においては、第2の光ファイバの両側に、第
1の光ファイバ1と第3の光ファイバが接続されてな
り、前記第1の光ファイバと前記第3の光ファイバはシ
ングルモード光ファイバであり、前記第2の光ファイバ
はシングルモード光ファイバあるいはマルチモード光フ
ァイバであり、前記第1の光ファイバの基本モードが、
前記第2の光ファイバの基本モードに結合するととも
に、この第2の光ファイバの基本モード以外の他のモー
ドに結合し、前記第1の光ファイバの基本モードが、前
記第2の光ファイバを経由して、前記第3の光ファイバ
の基本モードに結合する光の強度が、伝搬光の波長によ
って周期的に変化するようになっていることを特徴とす
る光フィルタを提案する。本発明において光ファイバと
は、裸光ファイバ、光ファイバ素線、光ファイバ心線な
どを包含するものとする。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の光フィルタの構成
の一例を示したもので、図2は、この光フィルタの動作
を示す説明図である。図中符号1は第1の光ファイバで
あって、この第1の光ファイバ1は、高屈折率のコア1
aと、このコア1aの上に設けられたこのコア1aより
も低屈折率のクラッド1bとからなる裸光ファイバ1c
の上に、被覆層1dが設けられてなるものである。被覆
層1dは、光ファイバ素線とするために裸光ファイバ1
cの上に設けられた1次被覆と、さらにこの光ファイバ
素線を光ファイバ心線とするために、この1次被覆の上
に設けられた2次被覆とからなるものである。
の一例を示したもので、図2は、この光フィルタの動作
を示す説明図である。図中符号1は第1の光ファイバで
あって、この第1の光ファイバ1は、高屈折率のコア1
aと、このコア1aの上に設けられたこのコア1aより
も低屈折率のクラッド1bとからなる裸光ファイバ1c
の上に、被覆層1dが設けられてなるものである。被覆
層1dは、光ファイバ素線とするために裸光ファイバ1
cの上に設けられた1次被覆と、さらにこの光ファイバ
素線を光ファイバ心線とするために、この1次被覆の上
に設けられた2次被覆とからなるものである。
【0008】第3の光ファイバ3は、例えば高屈折率の
コア3aと、このコア3aの上に設けられたこのコア3
aよりも低屈折率のクラッド3bとからなる裸光ファイ
バ3cの上に、被覆層3dが設けられてなるものであ
る。被覆層3dは、光ファイバ素線とするために裸光フ
ァイバ3cの上に設けられた1次被覆と、さらにこの光
ファイバ素線を光ファイバ心線とするために、この1次
被覆の上に設けられた2次被覆とからなるものである。
前記第1の光ファイバ1と第3の光ファイバ3は、それ
ぞれ、その一方の端部の被覆層1d,3dが除去されて
裸光ファイバ1c,3cが露出した状態となっている。
コア3aと、このコア3aの上に設けられたこのコア3
aよりも低屈折率のクラッド3bとからなる裸光ファイ
バ3cの上に、被覆層3dが設けられてなるものであ
る。被覆層3dは、光ファイバ素線とするために裸光フ
ァイバ3cの上に設けられた1次被覆と、さらにこの光
ファイバ素線を光ファイバ心線とするために、この1次
被覆の上に設けられた2次被覆とからなるものである。
前記第1の光ファイバ1と第3の光ファイバ3は、それ
ぞれ、その一方の端部の被覆層1d,3dが除去されて
裸光ファイバ1c,3cが露出した状態となっている。
【0009】第2の光ファイバ2は、高屈折率のコア2
aと、この外周に設けられた前記コア2aよりも低屈折
率のクラッド2bとからなる裸光ファイバ2cから構成
されている。第2の光ファイバ2は、通常、裸光ファイ
バ2cの上に設けられている被覆層が除去されたものが
用いられる。この例においては第2の光ファイバ2全体
において被覆層が除去されているが、少なくとも第2の
光ファイバ2の両端において、裸光ファイバ2cが露出
されているものであってもよい。
aと、この外周に設けられた前記コア2aよりも低屈折
率のクラッド2bとからなる裸光ファイバ2cから構成
されている。第2の光ファイバ2は、通常、裸光ファイ
バ2cの上に設けられている被覆層が除去されたものが
用いられる。この例においては第2の光ファイバ2全体
において被覆層が除去されているが、少なくとも第2の
光ファイバ2の両端において、裸光ファイバ2cが露出
されているものであってもよい。
【0010】前記裸光ファイバ1c,2c,3cは、い
ずれも純石英ガラス、あるいはフッ素、ゲルマニウムな
どのドーパントの添加によって屈折率が調整された石英
ガラスから構成されている。また被覆層1d,3dを構
成する1次被覆は、通常紫外線硬化型樹脂、シリコーン
樹脂などからなり、2次被覆は、ナイロンなどからなる
ものである。そして、前記第1の光ファイバ1の裸光フ
ァイバ1cの先端と、前記第3の光ファイバ3の裸光フ
ァイバ3cの先端とが、前記第2の光ファイバ2の裸光
ファイバ2cの両端の接続部4a,4bにてそれぞれ融
着接続されて、この光フィルタが構成されている。
ずれも純石英ガラス、あるいはフッ素、ゲルマニウムな
どのドーパントの添加によって屈折率が調整された石英
ガラスから構成されている。また被覆層1d,3dを構
成する1次被覆は、通常紫外線硬化型樹脂、シリコーン
樹脂などからなり、2次被覆は、ナイロンなどからなる
ものである。そして、前記第1の光ファイバ1の裸光フ
ァイバ1cの先端と、前記第3の光ファイバ3の裸光フ
ァイバ3cの先端とが、前記第2の光ファイバ2の裸光
ファイバ2cの両端の接続部4a,4bにてそれぞれ融
着接続されて、この光フィルタが構成されている。
【0011】第1の光ファイバ1はシングルモード光フ
ァイバであって、そのコア1aを伝搬するモードは基本
モード(以下LP01モードと記す)のみである。第1の
光ファイバ1としては、シングルモード光ファイバであ
れば、1.3μm用シングルモード光ファイバ、分散シ
フト光ファイバ、偏波保存光ファイバなどを用いること
ができる。
ァイバであって、そのコア1aを伝搬するモードは基本
モード(以下LP01モードと記す)のみである。第1の
光ファイバ1としては、シングルモード光ファイバであ
れば、1.3μm用シングルモード光ファイバ、分散シ
フト光ファイバ、偏波保存光ファイバなどを用いること
ができる。
【0012】第2の光ファイバ2は、第1の光ファイバ
1とは異種の光ファイバ、すなわちモードの電界分布が
異なるものである。このように第1の光ファイバ1と、
この第1の光ファイバ1とは異種の光ファイバである第
2の光ファイバ2とを接続することによって、第1の光
ファイバ1のコア1aを伝搬してきたLP01モードが、
接続部4aにおいて、第2の光ファイバ2のLP01モー
ドと結合するとともに、LP01モード以外のモードのう
ち、少なくともひとつのモード(通常LP02モードと結
合しやすいので、以下便宜上LP02モードと記す)に結
合する。
1とは異種の光ファイバ、すなわちモードの電界分布が
異なるものである。このように第1の光ファイバ1と、
この第1の光ファイバ1とは異種の光ファイバである第
2の光ファイバ2とを接続することによって、第1の光
ファイバ1のコア1aを伝搬してきたLP01モードが、
接続部4aにおいて、第2の光ファイバ2のLP01モー
ドと結合するとともに、LP01モード以外のモードのう
ち、少なくともひとつのモード(通常LP02モードと結
合しやすいので、以下便宜上LP02モードと記す)に結
合する。
【0013】このLP02モードは、コア2aを伝搬する
伝搬モードのうち、基本モード以外の高次モードあって
も、クラッド2bを伝搬するモードであってもよい。こ
のため第2の光ファイバ2は、マルチモード光ファイバ
であってもシングルモード光ファイバであってもよい。
しかしLP02モードも、コア2aに十分に閉じこめられ
た状態で伝搬する方が、損失が小さく好ましい。したが
って、マルチモード光ファイバがより好ましい。
伝搬モードのうち、基本モード以外の高次モードあって
も、クラッド2bを伝搬するモードであってもよい。こ
のため第2の光ファイバ2は、マルチモード光ファイバ
であってもシングルモード光ファイバであってもよい。
しかしLP02モードも、コア2aに十分に閉じこめられ
た状態で伝搬する方が、損失が小さく好ましい。したが
って、マルチモード光ファイバがより好ましい。
【0014】第2の光ファイバ2がマルチモード光ファ
イバであれば、必然的に第1の光ファイバ1とはモード
の電界分布が異なる。マルチモード光ファイバは、ステ
ップインデックス型、グレーデッドインデックス型のい
ずれでもよい。第2の光ファイバ2としてシングルモー
ド光ファイバを用いる場合は、1.3μm用シングルモ
ード光ファイバ、分散シフト光ファイバ、偏波保存光フ
ァイバなどのうち、前記第1の光ファイバ1とは異なる
ものを用いると、必然的に第1の光ファイバ1とはモー
ドの電界分布が異なるものとなる。また、1.3μm用
シングルモード光ファイバ、分散シフト光ファイバ、偏
波保存光ファイバなどから選ばれる同様のものであって
も、例えばコア径あるいはモードフィールド径が異なる
と、モードの電界分布が異なる。効果は小さくなるが、
このようなものを第1の光ファイバ1と第2の光ファイ
バ2として用いることもできる。
イバであれば、必然的に第1の光ファイバ1とはモード
の電界分布が異なる。マルチモード光ファイバは、ステ
ップインデックス型、グレーデッドインデックス型のい
ずれでもよい。第2の光ファイバ2としてシングルモー
ド光ファイバを用いる場合は、1.3μm用シングルモ
ード光ファイバ、分散シフト光ファイバ、偏波保存光フ
ァイバなどのうち、前記第1の光ファイバ1とは異なる
ものを用いると、必然的に第1の光ファイバ1とはモー
ドの電界分布が異なるものとなる。また、1.3μm用
シングルモード光ファイバ、分散シフト光ファイバ、偏
波保存光ファイバなどから選ばれる同様のものであって
も、例えばコア径あるいはモードフィールド径が異なる
と、モードの電界分布が異なる。効果は小さくなるが、
このようなものを第1の光ファイバ1と第2の光ファイ
バ2として用いることもできる。
【0015】第3の光ファイバ3はシングルモード光フ
ァイバであって、第1の光ファイバ1と第3の光ファイ
バ3とは、モードの電界分布が同じ同種の光ファイバで
あっても、モードの電界分布が異なる異種の光ファイバ
であってもよい。ただし第3の光ファイバ3は、前記第
2の光ファイバ2を伝搬したLP01モードとLP02モー
ドの両方が、接続部4bにおいて、第3の光ファイバ3
のLP01モードに結合するものである必要がある。すな
わち、第2の光ファイバ2と第3の光ファイバ3とは異
種の光ファイバである必要がある。
ァイバであって、第1の光ファイバ1と第3の光ファイ
バ3とは、モードの電界分布が同じ同種の光ファイバで
あっても、モードの電界分布が異なる異種の光ファイバ
であってもよい。ただし第3の光ファイバ3は、前記第
2の光ファイバ2を伝搬したLP01モードとLP02モー
ドの両方が、接続部4bにおいて、第3の光ファイバ3
のLP01モードに結合するものである必要がある。すな
わち、第2の光ファイバ2と第3の光ファイバ3とは異
種の光ファイバである必要がある。
【0016】以下図2を用いて光フィルタの基本的な動
作について説明する。第1の光ファイバ1に光を入射す
ると、第1の光ファイバ1のコア1aをLP01モードが
伝搬する。第1の光ファイバ1を伝搬したLP01モード
は、接続部4aにおいて第2の光ファイバ2のLP01モ
ードとLP02モードに結合し、分割された状態で第2の
光ファイバ2を伝搬する。ここで、例えば接続部4aに
おける接続が、第1の光ファイバ1と第2の光ファイバ
2の、光ファイバどうしの単純な突き合わせ接続の場
合、第1の光ファイバ1のLP01モードから、第2の光
ファイバ2のLP01モードへ、光が結合する効率は、こ
れらの第1の光ファイバ1のLP01モードと、第2の光
ファイバ2のLP02モードとの、電界分布の重なり積分
によって求めることができる。また、第1の光ファイバ
1のLP01モードから、第2の光ファイバ2のLP02モ
ードへ、光が結合する効率も同様に、これらの第1の光
ファイバ1のLP01モードと、第2の光ファイバ2のL
P02モードとの、電界分布の重なり積分によって求める
ことができる。ここで、前記電界分布の重なり積分と
は、それぞれのモードの電界分布をかけ合わせて、接続
面全体にわたって積分を行うことである。それぞれのモ
ードに、そのモード自身をかけ合わせて重なり積分を行
った場合の積分の結果を、1.0に規格化した場合、接
続点(接続部4a)におけるモード間の結合効率は、重
なり積分の結果そのものとなる。例えば、第1の光ファ
イバ1のLP01モードの規格化された電界分布と、第2
の光ファイバ2のLP01モードの規格化された電界分布
との、重なり積分の結果が0.8の場合、第1の光ファ
イバ1のLP01モードと、第2の光ファイバ2のLP01
モードとの結合効率は80%である。ついで接続部4b
において、第2の光ファイバ2を伝搬したLP01モード
は、第3の光ファイバ3のLP01モードと、LP02モー
ドに結合する。同様に、第2の光ファイバ2を伝搬した
LP02モードは、第3の光ファイバ3のLP01モード
と、LP02モードに結合する。
作について説明する。第1の光ファイバ1に光を入射す
ると、第1の光ファイバ1のコア1aをLP01モードが
伝搬する。第1の光ファイバ1を伝搬したLP01モード
は、接続部4aにおいて第2の光ファイバ2のLP01モ
ードとLP02モードに結合し、分割された状態で第2の
光ファイバ2を伝搬する。ここで、例えば接続部4aに
おける接続が、第1の光ファイバ1と第2の光ファイバ
2の、光ファイバどうしの単純な突き合わせ接続の場
合、第1の光ファイバ1のLP01モードから、第2の光
ファイバ2のLP01モードへ、光が結合する効率は、こ
れらの第1の光ファイバ1のLP01モードと、第2の光
ファイバ2のLP02モードとの、電界分布の重なり積分
によって求めることができる。また、第1の光ファイバ
1のLP01モードから、第2の光ファイバ2のLP02モ
ードへ、光が結合する効率も同様に、これらの第1の光
ファイバ1のLP01モードと、第2の光ファイバ2のL
P02モードとの、電界分布の重なり積分によって求める
ことができる。ここで、前記電界分布の重なり積分と
は、それぞれのモードの電界分布をかけ合わせて、接続
面全体にわたって積分を行うことである。それぞれのモ
ードに、そのモード自身をかけ合わせて重なり積分を行
った場合の積分の結果を、1.0に規格化した場合、接
続点(接続部4a)におけるモード間の結合効率は、重
なり積分の結果そのものとなる。例えば、第1の光ファ
イバ1のLP01モードの規格化された電界分布と、第2
の光ファイバ2のLP01モードの規格化された電界分布
との、重なり積分の結果が0.8の場合、第1の光ファ
イバ1のLP01モードと、第2の光ファイバ2のLP01
モードとの結合効率は80%である。ついで接続部4b
において、第2の光ファイバ2を伝搬したLP01モード
は、第3の光ファイバ3のLP01モードと、LP02モー
ドに結合する。同様に、第2の光ファイバ2を伝搬した
LP02モードは、第3の光ファイバ3のLP01モード
と、LP02モードに結合する。
【0017】このとき、第2の光ファイバ2を伝搬した
LP02モードの光のほとんどが、第3の光ファイバ3の
LP01モードに結合すれば、第1の光ファイバ1を伝搬
したLP01モードの光を、第3の光ファイバ3から少な
い損失で出力させることができる。すなわち第1の光フ
ァイバ1のLP01モードの光の強度と、第3の光ファイ
バ3から出力されるLP01モードの光の強度との差が小
さくなる。
LP02モードの光のほとんどが、第3の光ファイバ3の
LP01モードに結合すれば、第1の光ファイバ1を伝搬
したLP01モードの光を、第3の光ファイバ3から少な
い損失で出力させることができる。すなわち第1の光フ
ァイバ1のLP01モードの光の強度と、第3の光ファイ
バ3から出力されるLP01モードの光の強度との差が小
さくなる。
【0018】これに対して第2の光ファイバ2を伝搬し
たLP02モードの光のほとんどが、第3の光ファイバ3
のLP01モードに結合しなければ、第1の光ファイバ1
を伝搬したLP01モードの光を、第3の光ファイバ3か
ら大きい損失で出力させることができる。すなわち第1
の光ファイバ1のLP01モードの光の強度と、第3の光
ファイバ3から出力されるLP01モードの光の強度との
差が大きくなる。
たLP02モードの光のほとんどが、第3の光ファイバ3
のLP01モードに結合しなければ、第1の光ファイバ1
を伝搬したLP01モードの光を、第3の光ファイバ3か
ら大きい損失で出力させることができる。すなわち第1
の光ファイバ1のLP01モードの光の強度と、第3の光
ファイバ3から出力されるLP01モードの光の強度との
差が大きくなる。
【0019】さらに、前記第1の光ファイバ1のLP01
モードの光の強度と、第3の光ファイバ3のLP01モー
ドの光の強度との差には、波長依存性がある。すなわち
接続部4bにおいて、第2の光ファイバ2のLP01モー
ドから第3の光ファイバ3のLP01モードに結合する光
の位相と、第2の光ファイバ2のLP02モードから第3
の光ファイバ3のLP01モードに結合する光の位相とが
一致し、これらの間の差(以下、位相差と記す)がなけ
れば、第2の光ファイバ2のLP02モードの光のほとん
どが、第3の光ファイバ3のLP01モードに結合する。
一方、前記位相差が半波長存在する場合、第2の光ファ
イバ2のLP02モードの光のほとんどは、第3の光ファ
イバ3のLP01モードに結合しない。そして前記位相差
は波長依存性があり、波長の変化に対応して周期的に変
化する。この結果、この光フィルタの波長−透過損失特
性においては、伝搬光の波長の変化に対応して、周期的
な透過損失の増加と低下が繰り返される。
モードの光の強度と、第3の光ファイバ3のLP01モー
ドの光の強度との差には、波長依存性がある。すなわち
接続部4bにおいて、第2の光ファイバ2のLP01モー
ドから第3の光ファイバ3のLP01モードに結合する光
の位相と、第2の光ファイバ2のLP02モードから第3
の光ファイバ3のLP01モードに結合する光の位相とが
一致し、これらの間の差(以下、位相差と記す)がなけ
れば、第2の光ファイバ2のLP02モードの光のほとん
どが、第3の光ファイバ3のLP01モードに結合する。
一方、前記位相差が半波長存在する場合、第2の光ファ
イバ2のLP02モードの光のほとんどは、第3の光ファ
イバ3のLP01モードに結合しない。そして前記位相差
は波長依存性があり、波長の変化に対応して周期的に変
化する。この結果、この光フィルタの波長−透過損失特
性においては、伝搬光の波長の変化に対応して、周期的
な透過損失の増加と低下が繰り返される。
【0020】通常、第1の光ファイバ1のLP01モード
は、第2の光ファイバ2のLP01モード以外に、最低次
付近の高次モードの中の、第1の光ファイバ1のLP01
モードに近い電界分布を有するLP02モードに結合しや
すい。モードの電界分布は、光ファイバのコア径または
モードフィールド径、屈折率差などによって変化する。
したがって厳密には、第1の光ファイバ1のLP01モー
ドは、第2の光ファイバ2のLP01モードとLP02モー
ドの他に、LP02モード以外の高次の伝搬モードや、ク
ラッド2bから外部に放射される放射モードにも結合す
る。また第2の光ファイバ2のLP01モードは、第3の
光ファイバ3のLP02モード以外の高次の伝搬モード
や、クラッド3bから外部に放射される放射モードにも
結合する。第2の光ファイバ2のLP02モードは、第3
の光ファイバ3のLP02モード以外の高次の伝搬モード
や、クラッド3bから外部に放射される放射モードに結
合する。しかし、LP02モード以外の高次の伝搬モード
や、クラッド2b,3bから外部に放射される放射モー
ドへの結合も考慮すると、モード結合関係が複雑にな
る。このためここではLP01モードとLP02モードに限
定して説明している。
は、第2の光ファイバ2のLP01モード以外に、最低次
付近の高次モードの中の、第1の光ファイバ1のLP01
モードに近い電界分布を有するLP02モードに結合しや
すい。モードの電界分布は、光ファイバのコア径または
モードフィールド径、屈折率差などによって変化する。
したがって厳密には、第1の光ファイバ1のLP01モー
ドは、第2の光ファイバ2のLP01モードとLP02モー
ドの他に、LP02モード以外の高次の伝搬モードや、ク
ラッド2bから外部に放射される放射モードにも結合す
る。また第2の光ファイバ2のLP01モードは、第3の
光ファイバ3のLP02モード以外の高次の伝搬モード
や、クラッド3bから外部に放射される放射モードにも
結合する。第2の光ファイバ2のLP02モードは、第3
の光ファイバ3のLP02モード以外の高次の伝搬モード
や、クラッド3bから外部に放射される放射モードに結
合する。しかし、LP02モード以外の高次の伝搬モード
や、クラッド2b,3bから外部に放射される放射モー
ドへの結合も考慮すると、モード結合関係が複雑にな
る。このためここではLP01モードとLP02モードに限
定して説明している。
【0021】実際の光フィルタにおいても、LP01モー
ドとLP02モード以外のモードについてはほとんど無視
できると設計が容易である。したがって第2の光ファイ
バ2は、第1の光ファイバ1のLP01モードが、第2の
光ファイバ2のLP02モード以外の高次の伝搬モード、
あるいはクラッド2bから外部に放射される放射モード
に結合しないものであると好ましい。このため第2の光
ファイバ2がマルチモード光ファイバの場合は、LP02
モード以外の高次のモードが、コア2aを伝搬しないも
のであると好ましい。第2の光ファイバ2がマルチモー
ド光ファイバの場合は、コア2aの外径の調整などによ
って、コア2aを伝搬するモードを選択することができ
る。
ドとLP02モード以外のモードについてはほとんど無視
できると設計が容易である。したがって第2の光ファイ
バ2は、第1の光ファイバ1のLP01モードが、第2の
光ファイバ2のLP02モード以外の高次の伝搬モード、
あるいはクラッド2bから外部に放射される放射モード
に結合しないものであると好ましい。このため第2の光
ファイバ2がマルチモード光ファイバの場合は、LP02
モード以外の高次のモードが、コア2aを伝搬しないも
のであると好ましい。第2の光ファイバ2がマルチモー
ド光ファイバの場合は、コア2aの外径の調整などによ
って、コア2aを伝搬するモードを選択することができ
る。
【0022】第2の光ファイバ2がシングルモード光フ
ァイバの場合は、LP02モード以外のモードが、クラッ
ド2bを伝搬しにくいものであると好ましい。
ァイバの場合は、LP02モード以外のモードが、クラッ
ド2bを伝搬しにくいものであると好ましい。
【0023】以下、数式を用いてさらに詳細に説明す
る。第1の光ファイバ1を伝搬するLP01モードの電界
は、以下の式(1)で表される。
る。第1の光ファイバ1を伝搬するLP01モードの電界
は、以下の式(1)で表される。
【0024】
【数1】
【0025】前記式(1)において、Aは電界の振幅、
ωは光の周波数、tは時間、βiは第1の光ファイバ1
のLP01モードの伝搬定数である。ここで、第1の光フ
ァイバ1のLP01モードと第2の光ファイバ2のLP01
モードとの結合効率をa1、結合時の位相のずれをφ1、
第2の光ファイバ2のLP01モードの伝搬定数をβ01と
したとき、第2の光ファイバ2のLP01モードの電界
は、以下の式(2)で表される。
ωは光の周波数、tは時間、βiは第1の光ファイバ1
のLP01モードの伝搬定数である。ここで、第1の光フ
ァイバ1のLP01モードと第2の光ファイバ2のLP01
モードとの結合効率をa1、結合時の位相のずれをφ1、
第2の光ファイバ2のLP01モードの伝搬定数をβ01と
したとき、第2の光ファイバ2のLP01モードの電界
は、以下の式(2)で表される。
【0026】
【数2】
【0027】また、第1の光ファイバ1のLP01モード
と第2の光ファイバ2のLP02モードとの結合効率をa
2とし、結合時の位相のずれをφ2、第2の光ファイバ2
のLP02モードの伝搬定数をβ02としたとき、第2の光
ファイバ2のLP02モードの電界は、以下の式(3)で
表される。
と第2の光ファイバ2のLP02モードとの結合効率をa
2とし、結合時の位相のずれをφ2、第2の光ファイバ2
のLP02モードの伝搬定数をβ02としたとき、第2の光
ファイバ2のLP02モードの電界は、以下の式(3)で
表される。
【0028】
【数3】
【0029】ついで、第2の光ファイバ2のLP01モー
ドから第3の光ファイバ3のLP01モードに結合する光
の電界は、以下の式(4)で表される。
ドから第3の光ファイバ3のLP01モードに結合する光
の電界は、以下の式(4)で表される。
【0030】
【数4】
【0031】前記式(4)において、b1は第1の光フ
ァイバ1のLP01モードと第2の光ファイバ2のLP01
モードとの結合効率、φ3は結合時の位相のずれ、β3は
第3の光ファイバ3のLP01モードの伝搬定数、Lは第
2の光ファイバ2の長さを表している。また第2の光フ
ァイバ2のLP02モードから第3の光ファイバ3のLP
02モードに結合する光の電界は、以下の式(5)で表さ
れる。
ァイバ1のLP01モードと第2の光ファイバ2のLP01
モードとの結合効率、φ3は結合時の位相のずれ、β3は
第3の光ファイバ3のLP01モードの伝搬定数、Lは第
2の光ファイバ2の長さを表している。また第2の光フ
ァイバ2のLP02モードから第3の光ファイバ3のLP
02モードに結合する光の電界は、以下の式(5)で表さ
れる。
【0032】
【数5】
【0033】前記式(5)において、b2は第2の光フ
ァイバ2のLP02モードと第3の光ファイバ3のLP01
モードとの結合効率、φ4は結合時の位相のずれを示し
ている。またここで、ΔΦを以下の式(6)のように定
義する。
ァイバ2のLP02モードと第3の光ファイバ3のLP01
モードとの結合効率、φ4は結合時の位相のずれを示し
ている。またここで、ΔΦを以下の式(6)のように定
義する。
【0034】
【数6】
【0035】すると第3の光ファイバ3を伝搬するLP
01モードの光の強度は、電界の自乗で表され、以下の式
(7)で表される。
01モードの光の強度は、電界の自乗で表され、以下の式
(7)で表される。
【0036】
【数7】
【0037】したがって、第1の光ファイバ1を伝搬す
るLP01モードの光の強度と、第3の光ファイバ3を伝
搬するLP01モードの光の強度との比率は、第1の光フ
ァイバ1から第3の光ファイバ3への光の透過効率を表
しており、これは、以下の式(8)で表される。
るLP01モードの光の強度と、第3の光ファイバ3を伝
搬するLP01モードの光の強度との比率は、第1の光フ
ァイバ1から第3の光ファイバ3への光の透過効率を表
しており、これは、以下の式(8)で表される。
【0038】
【数8】
【0039】ここで、モードの実効屈折率をne、真空
中での光の波長をλとすると、モードの伝搬定数は、以
下の式(9)で表される。
中での光の波長をλとすると、モードの伝搬定数は、以
下の式(9)で表される。
【0040】
【数9】
【0041】この式(9)を、前記式(8)に代入する
と、光の透過効率は以下の式(10)のようになる。
と、光の透過効率は以下の式(10)のようになる。
【0042】
【数10】
【0043】この式(10)において、n01は第2の光
ファイバ2のLP01モードの実効屈折率、n02は第2の
光ファイバ2のLP02モードの実効屈折率を示してい
る。この式(10)の右辺の第3項は、光の透過損失を
表しており、これにより、この光ファイバの組み合わせ
は、波長λに対して周期的な透過損失変化を有するもの
であって、光フィルタとして用いることができることが
わかる。
ファイバ2のLP01モードの実効屈折率、n02は第2の
光ファイバ2のLP02モードの実効屈折率を示してい
る。この式(10)の右辺の第3項は、光の透過損失を
表しており、これにより、この光ファイバの組み合わせ
は、波長λに対して周期的な透過損失変化を有するもの
であって、光フィルタとして用いることができることが
わかる。
【0044】そしてこの式(10)より、損失ピークの
波長間隔は、第2の光ファイバ2の長さLによって決定
されることがわかる。すなわち第2の光ファイバ2の長
さLが大きい場合には、損失ピークの波長間隔は短くな
り、第2の光ファイバ2の長さLが小さい場合には、損
失ピークの波長間隔は長くなる。したがって、第2の光
ファイバ2の長さLを変化させることによって、損失ピ
ークの波長間隔を調整し、光フィルタの特性を変化させ
ることができる。
波長間隔は、第2の光ファイバ2の長さLによって決定
されることがわかる。すなわち第2の光ファイバ2の長
さLが大きい場合には、損失ピークの波長間隔は短くな
り、第2の光ファイバ2の長さLが小さい場合には、損
失ピークの波長間隔は長くなる。したがって、第2の光
ファイバ2の長さLを変化させることによって、損失ピ
ークの波長間隔を調整し、光フィルタの特性を変化させ
ることができる。
【0045】第2の光ファイバ2の長さLは、設計時に
設定することもできるし、光フィルタの組立前あるいは
組立後に、第2の光ファイバ2の一部あるいは全体を加
熱し、長さ方向に延伸することによって変化させること
ができる。このときの加熱温度は、一般に約1000℃
以上とされる。また、第2の光ファイバ2全体を加熱
し、緩やかに延伸すると好ましい。
設定することもできるし、光フィルタの組立前あるいは
組立後に、第2の光ファイバ2の一部あるいは全体を加
熱し、長さ方向に延伸することによって変化させること
ができる。このときの加熱温度は、一般に約1000℃
以上とされる。また、第2の光ファイバ2全体を加熱
し、緩やかに延伸すると好ましい。
【0046】さらに前記式(10)より、接続部4a,
4bにおける結合効率a1,a2,b1,b2を調整するこ
とによって、損失ピークの大きさを調整できることがわ
かる。例えば第1の光ファイバ1と第2の光ファイバ2
との接続、あるいは第2の光ファイバ2と第3の光ファ
イバ3との接続において、融着接続の場合には、融着接
続時の加熱温度と加熱時間を調整する。
4bにおける結合効率a1,a2,b1,b2を調整するこ
とによって、損失ピークの大きさを調整できることがわ
かる。例えば第1の光ファイバ1と第2の光ファイバ2
との接続、あるいは第2の光ファイバ2と第3の光ファ
イバ3との接続において、融着接続の場合には、融着接
続時の加熱温度と加熱時間を調整する。
【0047】すなわち、第1の光ファイバ1の先端側の
被覆層1dを除去して裸光ファイバ1cを露出させ、第
3の光ファイバ3の先端側の被覆層3dを除去して裸光
ファイバ3cを露出させ、第2の光ファイバ2の裸光フ
ァイバ2cの両端に、それぞれ前記裸光ファイバ1cの
先端と裸光ファイバ3cの先端を当接させた状態で加熱
し、融着接続する。
被覆層1dを除去して裸光ファイバ1cを露出させ、第
3の光ファイバ3の先端側の被覆層3dを除去して裸光
ファイバ3cを露出させ、第2の光ファイバ2の裸光フ
ァイバ2cの両端に、それぞれ前記裸光ファイバ1cの
先端と裸光ファイバ3cの先端を当接させた状態で加熱
し、融着接続する。
【0048】このとき、裸光ファイバ1cと裸光ファイ
バ2cとの接続部4a付近、あるいは裸光ファイバ2c
と裸光ファイバ3cとの接続部4b付近を加熱すると、
この加熱部分において各裸光ファイバ1c,2c,3c
に添加されていたドーパントが拡散する。このドーパン
トの拡散によって、接続部4aあるいは接続部4b付近
における、モードフィールド径が変化し、結合効率a
1,a2,b1,b2を調整することができる。接続部4a
と接続部4bの融着接続時の加熱温度は、通常800〜
2000℃とされる。また加熱時間は1〜60秒とされ
る。実際の作業は、光フィルタの波長−透過損失特性を
測定しながら、加熱温度、加熱時間を調整しつつ行う。
バ2cとの接続部4a付近、あるいは裸光ファイバ2c
と裸光ファイバ3cとの接続部4b付近を加熱すると、
この加熱部分において各裸光ファイバ1c,2c,3c
に添加されていたドーパントが拡散する。このドーパン
トの拡散によって、接続部4aあるいは接続部4b付近
における、モードフィールド径が変化し、結合効率a
1,a2,b1,b2を調整することができる。接続部4a
と接続部4bの融着接続時の加熱温度は、通常800〜
2000℃とされる。また加熱時間は1〜60秒とされ
る。実際の作業は、光フィルタの波長−透過損失特性を
測定しながら、加熱温度、加熱時間を調整しつつ行う。
【0049】図3は、本発明の光フィルタの第1の実施
例において得られた波長−透過損失特性の関係を示すグ
ラフである。この第1の実施例において、第1の光ファ
イバ1、第3の光ファイバ3は、1.55μmにゼロ分
散波長を有する分散シフト光ファイバ、第2の光ファイ
バ2はマルチモード光ファイバとした。
例において得られた波長−透過損失特性の関係を示すグ
ラフである。この第1の実施例において、第1の光ファ
イバ1、第3の光ファイバ3は、1.55μmにゼロ分
散波長を有する分散シフト光ファイバ、第2の光ファイ
バ2はマルチモード光ファイバとした。
【0050】第2の光ファイバ2として用いたマルチモ
ード光ファイバは、コア径17μm、比屈折率差1.5
%のステップインデックス型であった。そしてこれらの
第1ないし第3の光ファイバ1,2,3を、図1に示す
ように、接続部4a,4bにて融着接続して光フィルタ
を製造した。この光フィルタにおいて、第2の光ファイ
バ2の長さLは20mmであった。また、融着接続時
の、接続部4aと接続部4bの加熱温度と加熱時間は、
いずれも約2000℃,3秒であった。
ード光ファイバは、コア径17μm、比屈折率差1.5
%のステップインデックス型であった。そしてこれらの
第1ないし第3の光ファイバ1,2,3を、図1に示す
ように、接続部4a,4bにて融着接続して光フィルタ
を製造した。この光フィルタにおいて、第2の光ファイ
バ2の長さLは20mmであった。また、融着接続時
の、接続部4aと接続部4bの加熱温度と加熱時間は、
いずれも約2000℃,3秒であった。
【0051】この第1の実施例の光フィルタにおいて
は、図3に示すように、波長λに対して、周期的な損失
ピークが生じた。このグラフにおいて、隣接する損失ピ
ークの中心波長間の間隔は25〜30nmであった。ま
た、損失ピークの中心波長の損失値は0.8〜2.5d
Bであった。さらに、この光フィルタの第2の光ファイ
バ2を加熱して延伸し、第2の光ファイバ2の長さLを
22mmとして第2の実施例の光フィルタを得た。この
光フィルタの波長−透過損失特性のグラフにおいて、隣
接する損失ピークの中心波長間の間隔は22〜27nm
であった。したがって、第2の光ファイバ2の長さを調
整することによって光フィルタの特性を調節することが
できることが確認できた。
は、図3に示すように、波長λに対して、周期的な損失
ピークが生じた。このグラフにおいて、隣接する損失ピ
ークの中心波長間の間隔は25〜30nmであった。ま
た、損失ピークの中心波長の損失値は0.8〜2.5d
Bであった。さらに、この光フィルタの第2の光ファイ
バ2を加熱して延伸し、第2の光ファイバ2の長さLを
22mmとして第2の実施例の光フィルタを得た。この
光フィルタの波長−透過損失特性のグラフにおいて、隣
接する損失ピークの中心波長間の間隔は22〜27nm
であった。したがって、第2の光ファイバ2の長さを調
整することによって光フィルタの特性を調節することが
できることが確認できた。
【0052】また、融着接続時の、接続部4aと接続部
4bの加熱温度と加熱時間を、いずれも2200℃,4
秒とした以外は、第1の実施例と同様にして光フィルタ
を構成した。この結果、この光フィルタの波長−透過損
失特性のグラフにおいて、損失ピークの中心波長の損失
値は0.5〜2.3dBであった。したがって、接続部
4a,4bにおける加熱時間、加熱温度を調節すること
によって、損失ピークの大きさを変化させることができ
ることが確認できた。
4bの加熱温度と加熱時間を、いずれも2200℃,4
秒とした以外は、第1の実施例と同様にして光フィルタ
を構成した。この結果、この光フィルタの波長−透過損
失特性のグラフにおいて、損失ピークの中心波長の損失
値は0.5〜2.3dBであった。したがって、接続部
4a,4bにおける加熱時間、加熱温度を調節すること
によって、損失ピークの大きさを変化させることができ
ることが確認できた。
【0053】このように本発明の光フィルタは、第1な
いし第3の光ファイバ1,2,3を接続するだけで構成
することができるので、光軸の煩雑な調整や、精密な加
工を行わずに作製することができる。また、第2の光フ
ァイバ2の長さLによって損失ピークの波長間隔を調整
することができる。また、接続部4a,4bにおける結
合効率a1,a2,b1,b2を調整することによって、損
失ピークの大きさを調整することができる。したがっ
て、例えば用いる第1ないし第3の光ファイバ1,2,
3が同じであっても、前記第2の光ファイバ2の長さL
や接続部4a,4bにおける結合効率a1,a2,b1,
b2を変更することによって、異なる特性を有する様々
な光フィルタを提供することができる。また、例えば融
着接続後などの組立後においても前記第2の光ファイバ
2の長さLや接続部4a,4bにおける結合効率a1,
a2,b1,b2を調整することができるので、特性の制
御が容易である。
いし第3の光ファイバ1,2,3を接続するだけで構成
することができるので、光軸の煩雑な調整や、精密な加
工を行わずに作製することができる。また、第2の光フ
ァイバ2の長さLによって損失ピークの波長間隔を調整
することができる。また、接続部4a,4bにおける結
合効率a1,a2,b1,b2を調整することによって、損
失ピークの大きさを調整することができる。したがっ
て、例えば用いる第1ないし第3の光ファイバ1,2,
3が同じであっても、前記第2の光ファイバ2の長さL
や接続部4a,4bにおける結合効率a1,a2,b1,
b2を変更することによって、異なる特性を有する様々
な光フィルタを提供することができる。また、例えば融
着接続後などの組立後においても前記第2の光ファイバ
2の長さLや接続部4a,4bにおける結合効率a1,
a2,b1,b2を調整することができるので、特性の制
御が容易である。
【0054】また、裸光ファイバ1c,2c,3cが露
出した部分は脆弱なので、保護された状態で使用するの
が好ましい。図4(a)、図4(b)は、図1に示す光
フィルタを保護ケースに収めた状態の一例を示すもので
あって、図4(a)は平面図、図4(b)は、図4
(a)におけるA−Aで切断した断面図である。
出した部分は脆弱なので、保護された状態で使用するの
が好ましい。図4(a)、図4(b)は、図1に示す光
フィルタを保護ケースに収めた状態の一例を示すもので
あって、図4(a)は平面図、図4(b)は、図4
(a)におけるA−Aで切断した断面図である。
【0055】符号5aは台座であって、この台座5aは
断面半円状で、平面部5a’を有している。この平面部
5a’には、光フィルタの裸光ファイバ1c,2c,3
cが露出した部分と、被覆層1d,3dの終端が配置さ
れ、裸光ファイバ1c,2c,3cが露出した部分の両
側付近と、被覆層1d,3dが、それぞれ接着剤5cに
よって固定されている。そして、前記台座5aの平面部
5a’の上から、断面半円状の中空部5b’を有する蓋
5bがかぶせられて、外形円筒状の保護ケース5が形成
され、裸光ファイバ1c,2c,3cが露出した部分が
保護されている。前記保護ケース5の材料としては、好
ましくは石英ガラスなどが用いられるが、金属、セラミ
ックスなどを用いることもできる。
断面半円状で、平面部5a’を有している。この平面部
5a’には、光フィルタの裸光ファイバ1c,2c,3
cが露出した部分と、被覆層1d,3dの終端が配置さ
れ、裸光ファイバ1c,2c,3cが露出した部分の両
側付近と、被覆層1d,3dが、それぞれ接着剤5cに
よって固定されている。そして、前記台座5aの平面部
5a’の上から、断面半円状の中空部5b’を有する蓋
5bがかぶせられて、外形円筒状の保護ケース5が形成
され、裸光ファイバ1c,2c,3cが露出した部分が
保護されている。前記保護ケース5の材料としては、好
ましくは石英ガラスなどが用いられるが、金属、セラミ
ックスなどを用いることもできる。
【0056】また、保護ケースにかわって熱収縮チュー
ブを用いることもできる。図5(a)、図5(b)、図
5(c)は、熱収縮チューブを用いて図1に示す光フィ
ルタを保護した場合の構造の一例を示すものである。図
5(a)、図5(b)は、熱収縮チューブを加熱する前
の状態を示したもので、図5(c)は熱収縮チューブを
加熱し、収縮させた後の状態を示している。以下、この
構造の作製手順を追って説明する。
ブを用いることもできる。図5(a)、図5(b)、図
5(c)は、熱収縮チューブを用いて図1に示す光フィ
ルタを保護した場合の構造の一例を示すものである。図
5(a)、図5(b)は、熱収縮チューブを加熱する前
の状態を示したもので、図5(c)は熱収縮チューブを
加熱し、収縮させた後の状態を示している。以下、この
構造の作製手順を追って説明する。
【0057】すなわち、最初に図5(a)、図5(b)
に示すように、裸光ファイバ1c,2c,3cが露出し
た部分と、被覆層1d,3dの終端を、細径チューブ
(熱収縮チューブ)6a内に配置する。さらにこの細径
チューブ6aを、テンションメンバ6bと平行に、太径
チューブ(熱収縮チューブ)6c内に配置する。テンシ
ョンメンバ6bの長さは、前記細径チューブ6aの長さ
と同程度とされる。太径チューブ6cの長さは、収縮後
に細径チューブ6aと太径チューブ6cの両端を覆うこ
とができるように、細径チューブ6aの長さよりも長く
なっている。
に示すように、裸光ファイバ1c,2c,3cが露出し
た部分と、被覆層1d,3dの終端を、細径チューブ
(熱収縮チューブ)6a内に配置する。さらにこの細径
チューブ6aを、テンションメンバ6bと平行に、太径
チューブ(熱収縮チューブ)6c内に配置する。テンシ
ョンメンバ6bの長さは、前記細径チューブ6aの長さ
と同程度とされる。太径チューブ6cの長さは、収縮後
に細径チューブ6aと太径チューブ6cの両端を覆うこ
とができるように、細径チューブ6aの長さよりも長く
なっている。
【0058】この状態で所定の温度にまで加熱すると、
図5(c)に示すよう細径チューブ6aと太径チューブ
6cが収縮する。そして細径チューブ6aの内面は、裸
光ファイバ1c,2c,3cの外面と、被覆層1d,3
dの終端付近の外面に密着する。一方、太径チューブ6
cの内面は、細径チューブ6aの外面と、テンションメ
ンバ6bの外面に密着する。そして、太径チューブ6c
の両端は、前記細径チューブ6aとテンションメンバ6
bの両端を覆うようにして、第1の光ファイバ1の被覆
層1dの外面と、第3の光ファイバ3の被覆層3dの外
面に密着した状態となる。
図5(c)に示すよう細径チューブ6aと太径チューブ
6cが収縮する。そして細径チューブ6aの内面は、裸
光ファイバ1c,2c,3cの外面と、被覆層1d,3
dの終端付近の外面に密着する。一方、太径チューブ6
cの内面は、細径チューブ6aの外面と、テンションメ
ンバ6bの外面に密着する。そして、太径チューブ6c
の両端は、前記細径チューブ6aとテンションメンバ6
bの両端を覆うようにして、第1の光ファイバ1の被覆
層1dの外面と、第3の光ファイバ3の被覆層3dの外
面に密着した状態となる。
【0059】前記テンションメンバ6bは、裸光ファイ
バ1c,2c,3cが露出した部分に曲げが付与されて
劣化するのを防ぐために設けられているもので、金属、
セラミックス、ガラスなどからなるものである。熱収縮
チューブ(細径チューブ6a、太径チューブ6c)はポ
リエチレンなどのプラスチックからなるものであって、
通常100〜250℃に加熱することによって、収縮さ
せることができるものである。
バ1c,2c,3cが露出した部分に曲げが付与されて
劣化するのを防ぐために設けられているもので、金属、
セラミックス、ガラスなどからなるものである。熱収縮
チューブ(細径チューブ6a、太径チューブ6c)はポ
リエチレンなどのプラスチックからなるものであって、
通常100〜250℃に加熱することによって、収縮さ
せることができるものである。
【0060】上述の例においては、第1ないし第3の光
ファイバ1,2,3は、融着接続によって接続されてい
るが、図6(a)、図6(b)に示すように突き合わせ
た状態で固定して、接続することもできる。図6(a)
は斜視図であって、図6(b)は、図6(a)に示すB
−Bで切断した断面図である。
ファイバ1,2,3は、融着接続によって接続されてい
るが、図6(a)、図6(b)に示すように突き合わせ
た状態で固定して、接続することもできる。図6(a)
は斜視図であって、図6(b)は、図6(a)に示すB
−Bで切断した断面図である。
【0061】図中符号7は長方形板状の台座であって、
その上面にはV溝7aが設けられている。このV溝7a
には、第1の光ファイバ1において被覆層1dを除去し
て露出された裸光ファイバ1cと、第2の光ファイバ2
の裸光ファイバ2cと、第3の光ファイバ3において被
覆層3dを除去して露出された裸光ファイバ3cが配置
され、これらの接続部4a,4bでそれぞれ突き合わさ
れている。そして、これらの接続部4a,4bは接着剤
7bによってそれぞれ固定されている。台座7の材料と
しては好ましくは石英ガラスが用いられるが、金属、セ
ラミックスなどを用いることもできる。そしてこの台座
7は、他の保護ケース内に収められて保護されるのが通
常である。保護ケースは、内部に中空部を有する外形円
筒形、直方体形などのものであり、その材料としては、
金属、セラミックス、ガラス、プラスチックなどが用い
られる。
その上面にはV溝7aが設けられている。このV溝7a
には、第1の光ファイバ1において被覆層1dを除去し
て露出された裸光ファイバ1cと、第2の光ファイバ2
の裸光ファイバ2cと、第3の光ファイバ3において被
覆層3dを除去して露出された裸光ファイバ3cが配置
され、これらの接続部4a,4bでそれぞれ突き合わさ
れている。そして、これらの接続部4a,4bは接着剤
7bによってそれぞれ固定されている。台座7の材料と
しては好ましくは石英ガラスが用いられるが、金属、セ
ラミックスなどを用いることもできる。そしてこの台座
7は、他の保護ケース内に収められて保護されるのが通
常である。保護ケースは、内部に中空部を有する外形円
筒形、直方体形などのものであり、その材料としては、
金属、セラミックス、ガラス、プラスチックなどが用い
られる。
【0062】また本発明の光フィルタの用途の一例とし
て、エルビウムドープ光ファイバ増幅器があげられる。
図7は従来のエルビウムドープ光ファイバ増幅器の一例
を示す概略構成図である。図中符号11は光ファイバ
(光伝送路)11であって、この光ファイバ11には、
入射側から順に、エルビウムドープ光ファイバを収容し
たエルビウムドープ光ファイバ収容部12、WDM(波
長合分波)カプラ13、光アイソレータ15が設けられ
ている。前記WDMカプラ13は入射側にひとつのポー
トを有し、出射側にふたつのポートを有している。そし
て入射側のポートと、出射側のひとつポートとが光ファ
イバ11の途中に挿入、接続されている。一方、出射側
の他方のポートは、ポンプ光源14に接続されている。
て、エルビウムドープ光ファイバ増幅器があげられる。
図7は従来のエルビウムドープ光ファイバ増幅器の一例
を示す概略構成図である。図中符号11は光ファイバ
(光伝送路)11であって、この光ファイバ11には、
入射側から順に、エルビウムドープ光ファイバを収容し
たエルビウムドープ光ファイバ収容部12、WDM(波
長合分波)カプラ13、光アイソレータ15が設けられ
ている。前記WDMカプラ13は入射側にひとつのポー
トを有し、出射側にふたつのポートを有している。そし
て入射側のポートと、出射側のひとつポートとが光ファ
イバ11の途中に挿入、接続されている。一方、出射側
の他方のポートは、ポンプ光源14に接続されている。
【0063】すなわち、光ファイバ11に入射した光は
エルビウムドープ光ファイバ収容部12を経て伝搬し、
途中でポンプ光源14から光ファイバ11にポンプ光が
入射され、このポンプ光はWDMカプラ13において光
ファイバ11を進行する伝搬光と合波し、これにより増
幅された光が光ファイバ11から出射される。光アイソ
レータ15は、光ファイバ11において反射をおさえ、
安定させるために設けられているものである。
エルビウムドープ光ファイバ収容部12を経て伝搬し、
途中でポンプ光源14から光ファイバ11にポンプ光が
入射され、このポンプ光はWDMカプラ13において光
ファイバ11を進行する伝搬光と合波し、これにより増
幅された光が光ファイバ11から出射される。光アイソ
レータ15は、光ファイバ11において反射をおさえ、
安定させるために設けられているものである。
【0064】しかし、従来のエルビウムドープ光ファイ
バ増幅器においては、利得に波長依存性があるという問
題がある。波長多重伝送を行うにおいて、波長依存性が
大きいと、波長によって利得がばらつくため不都合であ
る。このため本発明の光フィルタを、このエルビウムド
ープ光ファイバ増幅器に挿入し、利得が大きい波長範囲
の光を損失させることによって、波長−利得特性の平坦
化を図ることができる。このとき、光フィルタの挿入位
置は光ファイバ11の入射端から出射端までの間であれ
ば特に限定するものではなく、図7に符号11a,11
b,11c,11dで示した挿入位置のいずれでもよ
い。
バ増幅器においては、利得に波長依存性があるという問
題がある。波長多重伝送を行うにおいて、波長依存性が
大きいと、波長によって利得がばらつくため不都合であ
る。このため本発明の光フィルタを、このエルビウムド
ープ光ファイバ増幅器に挿入し、利得が大きい波長範囲
の光を損失させることによって、波長−利得特性の平坦
化を図ることができる。このとき、光フィルタの挿入位
置は光ファイバ11の入射端から出射端までの間であれ
ば特に限定するものではなく、図7に符号11a,11
b,11c,11dで示した挿入位置のいずれでもよ
い。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光フィルタ
は、第1の光ファイバ、第2の光ファイバ、第3の光フ
ァイバを接続するだけで構成することができるので、光
軸の煩雑な調整や、精密な加工を行わずに作製すること
ができる。また、第2の光ファイバの長さによって損失
ピークの波長間隔を調整することができる。また、接続
部における結合効率を調整することによって、損失ピー
クの大きさを調整することができる。したがって、例え
ば第1の光ファイバ、第2の光ファイバ、第3の光ファ
イバが同じであっても、前記第2の光ファイバの長さや
結合効率を変更することによって、異なる特性を有する
様々な光フィルタを提供することができる。また、例え
ば融着接続後などの組立後においても前記第2の光ファ
イバの長さや接続部における結合効率を調整することが
できるので、特性の制御が容易である。
は、第1の光ファイバ、第2の光ファイバ、第3の光フ
ァイバを接続するだけで構成することができるので、光
軸の煩雑な調整や、精密な加工を行わずに作製すること
ができる。また、第2の光ファイバの長さによって損失
ピークの波長間隔を調整することができる。また、接続
部における結合効率を調整することによって、損失ピー
クの大きさを調整することができる。したがって、例え
ば第1の光ファイバ、第2の光ファイバ、第3の光ファ
イバが同じであっても、前記第2の光ファイバの長さや
結合効率を変更することによって、異なる特性を有する
様々な光フィルタを提供することができる。また、例え
ば融着接続後などの組立後においても前記第2の光ファ
イバの長さや接続部における結合効率を調整することが
できるので、特性の制御が容易である。
【図1】 本発明の光フィルタの構成の一例を示す一部
側断面図である。
側断面図である。
【図2】 本発明の光フィルタの動作の一例を示す説明
図である。
図である。
【図3】 本発明の光フィルタの第1の実施例において
得られる波長−透過損失特性の関係を示すグラフであ
る。
得られる波長−透過損失特性の関係を示すグラフであ
る。
【図4】 図4(a)、図4(b)は、図1に示す光フ
ィルタを、保護ケースに収めた状態の一例を示すもので
あって、図4(a)は平面図、図4(b)は、図4
(a)におけるA−Aで切断した断面図である。
ィルタを、保護ケースに収めた状態の一例を示すもので
あって、図4(a)は平面図、図4(b)は、図4
(a)におけるA−Aで切断した断面図である。
【図5】 図5(a)、図5(b)、図5(c)は、熱
収縮チューブを用いて本発明の光フィルタを保護する場
合の構造の一例を示すものである。図5(a)、図5
(b)は、それぞれ熱収縮チューブを加熱する前の状態
を示した斜視図と断面図で、図5(c)は熱収縮チュー
ブを加熱し、収縮させた状態を示す一部側断面図であ
る。
収縮チューブを用いて本発明の光フィルタを保護する場
合の構造の一例を示すものである。図5(a)、図5
(b)は、それぞれ熱収縮チューブを加熱する前の状態
を示した斜視図と断面図で、図5(c)は熱収縮チュー
ブを加熱し、収縮させた状態を示す一部側断面図であ
る。
【図6】 図6(a)、図6(b)は、第1の光ファイ
バないし第3の光ファイバを、突き合わせて接続した例
を示すものであって、図6(a)は斜視図、図6(b)
は、図6(a)に示すB−Bで切断した断面図である。
バないし第3の光ファイバを、突き合わせて接続した例
を示すものであって、図6(a)は斜視図、図6(b)
は、図6(a)に示すB−Bで切断した断面図である。
【図7】 従来のエルビウムドープ光ファイバ増幅器の
一例を示す概略構成図である。
一例を示す概略構成図である。
【図8】 従来の光フィルタの一例を示す概略構成図で
ある。
ある。
【図9】 従来の光フィルタの他の例を示す斜視図であ
る。
る。
1…第1の光ファイバ、1a…コア、1b…クラッド、
1c…裸光ファイバ、2…第2の光ファイバ、2a…コ
ア、2b…クラッド、2c…裸光ファイバ、3…第3の
光ファイバ、3a…コア、3b…クラッド、3c…裸光
ファイバ、3d…被覆層、4a…接続部、4b…接続
部。
1c…裸光ファイバ、2…第2の光ファイバ、2a…コ
ア、2b…クラッド、2c…裸光ファイバ、3…第3の
光ファイバ、3a…コア、3b…クラッド、3c…裸光
ファイバ、3d…被覆層、4a…接続部、4b…接続
部。
Claims (1)
- 【請求項1】 第2の光ファイバの両側に、第1の光フ
ァイバ1と第3の光ファイバが接続されてなり、 前記第1の光ファイバと前記第3の光ファイバはシング
ルモード光ファイバであり、前記第2の光ファイバはシ
ングルモード光ファイバあるいはマルチモード光ファイ
バであり、 前記第1の光ファイバの基本モードが、前記第2の光フ
ァイバの基本モードに結合するとともに、この第2の光
ファイバの基本モード以外の他のモードに結合し、 前記第1の光ファイバの基本モードが、前記第2の光フ
ァイバを経由して、前記第3の光ファイバの基本モード
に結合する光の強度が、伝搬光の波長によって周期的に
変化するようになっていることを特徴とする光フィル
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10021293A JPH11218616A (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | 光フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10021293A JPH11218616A (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | 光フィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11218616A true JPH11218616A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=12051106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10021293A Pending JPH11218616A (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | 光フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11218616A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008511872A (ja) * | 2004-08-31 | 2008-04-17 | アイゲンライト・コーポレイション | 広帯域光ファイバタップ |
-
1998
- 1998-02-02 JP JP10021293A patent/JPH11218616A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008511872A (ja) * | 2004-08-31 | 2008-04-17 | アイゲンライト・コーポレイション | 広帯域光ファイバタップ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041116 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060410 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060418 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060808 |