JPH11220393A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH11220393A
JPH11220393A JP10017404A JP1740498A JPH11220393A JP H11220393 A JPH11220393 A JP H11220393A JP 10017404 A JP10017404 A JP 10017404A JP 1740498 A JP1740498 A JP 1740498A JP H11220393 A JPH11220393 A JP H11220393A
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voltage
transistor
circuit
clock pulse
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    • GPHYSICS
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    • G11C27/024Sample-and-hold arrangements using a capacitive memory element
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、より低消費電力で動作可能なA/D
コンバータを有する半導体装置を提供することを課題と
する。 【解決手段】サンプルホールド回路10Aと、サンプル
ホールド回路10Aの有するアナログスイッチ10aの
ゲート電圧を昇圧するゲート昇圧回路18Aとを含むA
/Dコンバータ1を有する半導体装置において、ゲート
昇圧回路18Aは、アナログスイッチ10aを制御する
サンプリングクロックパルスを昇圧する昇圧部11と、
電流をグランドに流してサンプリングクロックパルスが
所定以上に昇圧されることを防止するクランプ部13
と、サンプリングクロックパルスがハイレベルになる瞬
間だけクランプ部13を動作させる微分回路17を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に係
り、より詳細には低電圧動作のA/Dコンバータを有す
る半導体装置に関する。より特定すれば、サンプルホー
ルド回路のアナログスイッチのオン抵抗を下げるために
アナログスイッチを構成するトランジスタのゲートに接
続し、アナログスイッチを制御するサンプリングクロッ
クパルスを昇圧するゲート昇圧回路が設けられたA/D
コンバータを有する半導体装置に関する。
【0002】近年、電子機器の低消費電力化、電子機器
を構成する半導体装置の高集積化に伴い、消費電力が低
く、且つ動作信頼性の高い高品質の半導体装置の実現が
望まれている。
【0003】
【従来の技術】半導体装置を構成するA/Dコンバータ
装置は、アナログ信号入力部にアナログスイッチとコン
デンサとで構成されるサンプルホールド回路を有してい
る。A/Dコンバータではアナログスイッチのオンの時
に、アナログ入力信号がサンプルホールド回路のコンデ
ンサに入る。そして、アナログ信号のデジタル信号への
変換処理中、当該コンデンサにアナログ入力電圧が一定
電圧で保持され続けることにより、正確なデジタル信号
への変換が行われる。
【0004】アナログスイッチのオン、オフの制御は、
サンプリングクロックパルスが一定周期でアナログスイ
ッチを構成するトランジスタのゲートに入ることにより
行われるが、パルス電圧が低いとアナログスイッチのオ
ン抵抗が高くなり、A/Dコンバータの正常な動作の障
害になる恐れがある。従って、従来のA/Dコンバータ
には、アナログスイッチを構成するトランジスタのゲー
トに入るサンプリングクロックパルスの電圧を昇圧する
ゲート昇圧回路が設けられている。
【0005】図7は、従来例のゲート昇圧回路18とサ
ンプルホールド回路10の回路構成図である。図7に示
すように、ゲート昇圧回路18は、大きくは昇圧部1
1、レベルコンバータ12、クランプ部13、インバー
タ14、15、16とで構成される。昇圧部11は、コ
ンデンサC1とP−チャネルトランジスタP1とで構成
される。トランジスタP1のソースは電源電圧VDDに
接続されている。サンプリングクロックパルスが入力端
子aから入り、昇圧部11に達すると、コンデンサC1
の働きにより、ほぼ電圧VDD分だけ昇圧される。
【0006】レベルコンバータ12は、N−チャネルト
ランジスタQ2、Q3、Q4とP−チャネルトランジス
タP5、P6、P7とから構成される。レベルコンバー
タ12は、昇圧部11の出力側にあり、昇圧部11で昇
圧されたハイレベルのサンプリングクロックパルスの電
圧はそのまま出力し、また、ロウレベルのサンプリング
クロックパルスの電圧は、0Vに変換して出力する。こ
のレベルコンバータ12の動作により、アナログスイッ
チ10aにハイレベルとロウレベルの信号が明確に入
り、アナログスイッチのオン/オフ動作が正しく行われ
る。
【0007】クランプ部13は、N−チャネルトランジ
スタQ1とP−チャネルトランジスタP2、P3、P4
とから構成される。図7に示すように、トランジスタQ
1のゲートにハイレベル信号が入るとトランジスタQ
1、P2、P3、P4はオンとなり、ノードn3からク
ランプ部13を貫通電流が流れることができる。クラン
プ部13が無いと高電圧のサンプリングクロックパルス
が入力された場合、ノードn3での電圧が昇圧部11で
更に昇圧され、ノードn3に接続されているトランジス
タに耐電圧以上の電圧が加わる恐れがある。しかし、ク
ランプ部13を設けているためにノードn3が所定以上
の電圧になった時は、ノードn3からクランプ部13を
電流が貫通してグランドに流れて、トランジスタの損傷
を防止する。
【0008】インバータ14、15、16は信号を反転
させると同時に信号波形の整形を行う。図7に示すよう
に、サンプルホールド回路10は、アナログスイッチ1
0aとサンプルホールド用コンデンサC2とから構成さ
れる。また、アナログスイッチ10aは、N−チャネル
トランジスタQ5とP−チャネルトランジスタP8とか
らなる。また、ゲート昇圧回路18のノードn6は、ト
ランジスタQ5のゲートに接続され、ノードn5はトラ
ンジスタP8のゲートにそれぞれ接続されている。
【0009】ゲート昇圧回路18において、昇圧される
トランジスタQ5のゲート側は2つのインバータ14、
15を介して接続され、トランジスタP8のゲート側は
インバータ16を介して接続されているので、トランジ
スタQ5、P8は同時にオン又はオフとなる。従って、
サンプリングクロックパルスがハイレベルの電圧時は、
トランジスタQ5、P8共にオンで、アナログスイッチ
10aがオンとなるので、アナログ入力信号がコンデン
サC2に到達する。また、サンプリングクロックパルス
がロウレベルの時は、トランジスタQ5、P8共にオフ
で、アナログスイッチ10aがオフとなるので、先にコ
ンデンサC2に到達した信号電圧が保持される。
【0010】上記のように、アナログスイッチを制御す
るサンプリングクロックパルスをゲート昇圧回路18で
昇圧することで、アナログスイッチのオン抵抗を下げて
いる。また、クランプ部13を設けることで、昇圧部1
1によるサンプリングクロックパルスの昇圧を所定以下
にして耐電圧以上の電圧が回路を構成するトランジスタ
にかからないようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例では、
クランプ部13のスイッチであるトランジスタQ1のゲ
ートに直接サンプリングクロックパルスを入力させるた
め、高電圧のサンプリングクロックパルスがハイレベル
である間は常にクランプ部13に貫通電流が流れ、電力
を消費し続けるという問題があった。
【0012】また、A/Dコンバータを構成するトラン
ジスタの製造バラツキによる特性変動の防止、ノイズ低
減のためにアナログスイッチ10aを構成するトランジ
スタQ5、P8のチャネル幅を太めにするとトランジス
タのしきい電圧が高くなり、より低電圧動作が可能なA
/Dコンバータの実現に不利となるという問題があっ
た。特にゲート昇圧回路18に接続されておらず、昇圧
させない信号がゲートに入るトランジスタP8のチャネ
ル幅を小さくするのが困難であるという問題があった。
【0013】従って、本発明の第一の課題は、サンプリ
ングクロックパルスがハイレベルとなる瞬間だけ貫通電
流をグランドに流すようなゲート昇圧回路の構成とする
ことで、より低消費電力で動作可能なA/Dコンバータ
を有する半導体装置を提供することである。また、本発
明の第二の課題は、アナログスイッチを構成するトラン
ジスタのチャネル幅をより小さくして低消費電力化を達
成できるようなA/Dコンバータを有する半導体装置を
提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴と
する。請求項1記載の発明では、アナログスイッチを有
し、アナログ信号を一定周期でサンプリング及びホール
ドするサンプルホールド回路と、前記アナログスイッチ
のゲート電圧を昇圧するゲート昇圧回路とを含むA/D
コンバータを有する半導体装置において、前記ゲート昇
圧回路は、前記アナログスイッチを制御するサンプリン
グクロックパルスを昇圧する昇圧部と、電流をグランド
に流して前記サンプリングクロックパルスが所定以上に
昇圧されることを防止するクランプ部と、前記サンプリ
ングクロックパルスがハイレベルになる瞬間だけ前記ク
ランプ部を動作させるクランプ部制御回路とを有するこ
とを特徴とするものである。
【0015】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の半導体装置において、前記サンプリングクロック
パルスが入力される前記ゲート昇圧回路の入力端子は、
第1及び第2のインバータを介した前記昇圧部の信号入
力端子と、前記クランプ部制御回路の信号入力端子と、
第3のインバータを介した前記アナログスイッチを構成
する第1のP−チャネルトランジスタのゲートに接続さ
れ、前記昇圧部の信号出力端子は、前記クランプ部の第
1の信号入力端子と、前記アナログスイッチを構成する
第1のN−チャネルトランジスタのゲートに接続され、
前記クランプ部制御回路の信号出力端子は、前記クラン
プ部の第2の信号入力端子に接続され、前記クランプ部
の出力端子は、グランドに接続された構成であることを
特徴とするものである。
【0016】また、請求項3記載の発明では、請求項1
又は2記載の半導体装置において、前記昇圧部は、第1
のコンデンサと、第2のP−チャネルトランジスタと、
電源とからなり、前記第1のコンデンサは、前記ゲート
昇圧回路の入力端子と、前記昇圧部の信号出力端子に接
続され、前記第2のP−チャネルトランジスタのソース
は前記電源に接続され、前記第2のP−チャネルトラン
ジスタのドレインは、前記第2のP−チャネルトランジ
スタのゲートと前記昇圧部の信号出力端子に接続されて
いることを特徴とするものである。
【0017】また、請求項4記載の発明では、請求項1
乃至3何れか1項記載の半導体装置において、前記クラ
ンプ部は、第2のN−チャネルトランジスタを有し、前
記クランプ部制御回路は、第2のコンデンサと第1の抵
抗を有し、前記クランプ部制御回路の信号入力端子は、
前記サンプリングクロックパルスが入力される前記ゲー
ト昇圧回路の入力端子に接続され、前記クランプ部制御
回路の信号出力端子は前記第2のN−チャネルトランジ
スタのゲートに接続され、前記サンプリグクロックパル
スの電圧がハイレベルへ移行する時だけ前記第2のN−
チャネルトランジスタをオンにして前記クランプ部に前
記昇圧部から電流が流れる構成としたことを特徴とする
ものである。
【0018】また、請求項5記載の発明では、請求項4
記載の半導体装置において、前記昇圧部は、更に第3の
P−チャネルトランジスタを有し、前記第3のP−チャ
ネルトランジスタのゲートは、前記クランプ部制御回路
の信号出力端子に接続し、前記第3のP−チャネルトラ
ンジスタのソースは、前記第2のP−チャネルトランジ
スタのドレインに接続し、前記第3のP−チャネルトラ
ンジスタのドレインは、前記昇圧部の信号出力端子に接
続されており、前記昇圧部で前記サンプリグクロックパ
ルスを昇圧する時は、前記クランプ部が動作せず、前記
クランプ部が動作する時は、前記クランプ部に前記電源
から電圧が与えられない構成としたことを特徴とするも
のである。
【0019】また、請求項6記載の発明では、請求項4
又は5記載の半導体装置において、前記サンプルホール
ド回路のアナログ信号入力端子側に第2の抵抗を設けた
ことを特徴とするものである。また、請求項7記載の発
明では、請求項4又は5記載の半導体装置において、前
記サンプルホールド回路のアナログ信号出力端子側に第
3の抵抗を設けたことを特徴とするものである。
【0020】更に、請求項8記載の発明では、アナログ
スイッチを有し、アナログ信号を一定周期でサンプリン
グ及びホールドするサンプルホールド回路と、前記アナ
ログスイッチのゲート電圧を昇圧するゲート昇圧回路と
を有するA/Dコンバータにおいて、前記ゲート昇圧回
路は、前記アナログスイッチを制御するサンプリングク
ロックパルスを昇圧する昇圧部と、電流をグランドに流
して前記サンプリングクロックパルスが所定以上に昇圧
部により昇圧されることを防止するクランプ部と、前記
サンプリングクロックパルスがハイレベルになる瞬間だ
け前記クランプ部を動作させるクランプ部制御回路とを
有することを特徴とするものである。
【0021】上記の各手段は、次のように作用する。請
求項1乃至5記載の発明によれば、ゲート昇圧回路にお
いて、サンプリングクロックパルスがハイレベルになる
瞬間だけクランプ部が貫通電流を流すような構成なの
で、より低消費電力で動作可能なA/Dコンバータを有
する半導体装置を提供することができる。
【0022】また、請求項6又は7記載の発明によれ
ば、アナログ入力信号がサンプルホールド回路の前又は
後で抵抗を通過する構成とすることで、アナログスイッ
チを構成するトランジスタ幅をより小さくして低消費電
力化を達成可能なA/Dコンバータを有する半導体装置
を提供することができる。
【0023】更に、請求項8記載の発明によれば、ゲー
ト昇圧回路において、サンプリングクロックパルスがハ
イレベルになる瞬間だけクランプ部が貫通電流を流すよ
うな構成なので、より低消費電力で動作可能なA/Dコ
ンバータを提供することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。本発明の原理は、A/Dコンバ
ータ内のサンプルホールド回路が有するアナログスイッ
チに対して、微分回路を有するゲート昇圧回路を利用す
ることで低消費電力でアナログスイッチの昇圧を行い、
アナログスイッチのオン抵抗を下げることである。ま
た、アナログスイッチと直列に抵抗を入れることによ
り、製造バラツキの増加やノイズ吸収効果の減少等の問
題を起こすことなくアナログスイッチのトランジスタ長
を最小にし、アナログスイッチのしきい値を最小限まで
下げることで更なるA/Dコンバータの低電圧動作を可
能にする。
【0025】図1は、本発明が適用されたアナログ信号
をデジタル信号に変換(以下「A/D変換」と称す)す
るA/Dコンバータ1が配設された半導体装置であるマ
イクロコンピュータ(以下「マイコン」とする)2の基
本構成図である。図1に示すように、マイコン2はそれ
ぞれ制御バス42、アドレスバス44、データバス46
で接続されるMPU32、RAM34、ROM36、入
力ポート38、出力ポート40とタイマ30とA/Dコ
ンバータ1を有する。
【0026】タイマ32は、MPU32に接続され、一
定周期のパルスをMPU32に送信する。MPU32は
与えられた命令を取り出し、その命令に従って各種の演
算を行ったり、命令の実行に必要な制御信号を発生さ
せ、RAM34、ROM36、入力ポート38、出力ポ
ート40等に指示を与える。また、RAM34、ROM
36は記憶装置(メモリ)であり、プログラムとプログ
ラムで用いられる入力データ、出力データ、処理の途中
結果(演算データ)等のデータを記憶する。
【0027】更に、入力ポート38、出力ポート40
は、データの発生源やデータの出力先と、MPU間で、
スムーズにデータの受け渡しができるようにするための
回路である。外部機器からのアナログの入力データ48
は、A/Dコンバータ1でデジタル信号に変換される。
また、外部機器へは、出力ポート40から出力データ5
0が送られる。
【0028】制御バス42は、MPU32がメモリに対
して読み出し動作と書き込み動作を指示する信号線であ
る。また、アドレスバス44は、MPU32がメモリの
どの番地にアクセスするかを指定する信号線である。更
に、データバス46は、データを読み出したり、書き込
んだりするための信号線である。ここで、A/Dコンバ
ータの一例として逐次比較式A/Dコンバータ1を図2
を用いて説明する。図2はA/Dコンバータ1の全体構
成図である。
【0029】図2に示すように、A/Dコンバータ1
は、サンプルホールド回路10A、ゲートゲート昇圧回
路18A、コンパレータ21、クロックパルス発生器2
2、逐次比較レジスタ23、制御回路24、D/Aコン
バータ25等から構成される。サンプルホールド回路1
0Aは、A/D変換が正確に行われるように、一定の周
期毎にA/Dコンバータ1に入力されるアナログ信号
(アナログ入力電圧Vi)を抽出し、A/Dコンバータ
1のアナログ回路の動作が終了するまで、アナログ入力
電圧Viを一定の値に保持しておく回路である。サンプ
ルホールド回路10Aによるアナログ入力電圧Viの保
持後、電圧Viの信号はコンパレータ21に送信され
る。
【0030】サンプリングホールド回路10内には詳し
くは後述するようにアナログスイッチとサンプル/ホー
ルド用コンデンサがある。このアナログスイッチのオ
ン、オフは、クロックパルス発生器22からのサンプリ
ングクロックパルスで制御され、アナログスイッチがオ
ンの時、アナログ入力信号がアナログスイッチからサン
プル/ホールド用コンデンサに入る。
【0031】ゲートゲート昇圧回路18Aは、アナログ
スイッチを構成するトランジスタのゲートに入るサンプ
リングクロックパルスの電圧を昇圧する。コンパレータ
21は、サンプルホールド回路10Aからのアナログ信
号電圧ViとD/Aコンバータ25からの信号電圧の大
小を比較する。クロックパルス発生器22は、ゲートゲ
ート昇圧回路18Aと逐次比較レジスタ23の動作制御
を行う基準パルス(クロックパルス)の発生器である。
【0032】逐次比較レジスタ23内には、電圧値デー
タをビット列で2進数登録する回路があり、回路状態に
応じたデジタル出力をする。次に逐次比較式A/Dコン
バータ1の動作説明を行う。先ず、サンプルホールド回
路10Aは、サンプリングクロックパルスによりアナロ
グスイッチがオンになった時にアナログ入力信号(電圧
Vi)を取り込み、電圧Viの値を一定に保持してお
く。
【0033】一方、制御回路24から発せられるA/D
変換開始信号により、逐次比較レジスタ23はビット列
の中の最上位ビットを1にセットする。そして、最上位
ビットを1にした2進数データVd1がD/Aコンバー
タ25に送信される。D/Aコンバータ25は、逐次比
較レジスタ23から送られてきたデータVd1を10進
数データVa1にして、コンパレータ21に送信する。
コンパレータ21は、先にサンプホールド回路10Aか
ら受信したアナログ入力電圧ViとD/Aコンバータ2
5から受信したデータVa1とを比較する。比較結果
は、制御回路24に送信される。
【0034】ここで、Vi>Va1の時、制御回路24
は逐次比較レジスタ23の最上位ビットを1に保ったま
ま次の位のビットを1にした2進数データVd2を再び
D/Aコンバータ25に送信する。データVd2はD/
Aコンバータ25で10進数データVa2に変換され、
その後コンパレータ21により再びアナログ入力電圧V
iと比較される。
【0035】一方、Vi<Va1の時、制御回路24は
逐次比較レジスタ23の最上位ビットを0に戻し、次の
位のビットを1にした2進数データVd3をD/Aコン
バータ25に送信する。データVd3はD/Aコンバー
タ25で10進数データVa3に変換され、その後コン
パレータ21によりアナログ入力電圧Viと比較され
る。
【0036】上記動作が繰り返され、逐次比較レジスタ
23の全ての位のビットが0又は1に改めて設定された
時、ビット列で表わされるデジタルデータVoが逐次比
較レジスタ23から出力される。以上より1サイクルの
アナログ信号Viからデジタル信号Voへの変換処理が
完了となる。図3は、本発明の第一実施例を説明するた
めの図であり、図1で示したサンプルホールド回路10
Aとゲート昇圧回路18Aの回路構成図である。
【0037】図3に示すように、サンプルホールド回路
10Aは、N−チャネルトランジスタQ5とP−チャネ
ルトランジスタP8とからなるアナログスイッチ10a
及びサンプルホールド用コンデンサC2から構成され
る。トランジスタQ5のドレイン及びトランジスタP8
のソースには、アナログ入力信号の入力端子bが接続さ
れている。また、トランジスタQ5のソース及びトラン
ジスタP8のドレインには、サンプルホールド用コンデ
ンサC2を介して出力端子cが接続されている。更に、
トランジスタQ5のゲートは、ゲート昇圧回路18Aの
ノードn6に接続され、トランジスタP8のゲートは、
ゲート昇圧回路18Aのノードn5に接続されている。
【0038】アナログスイッチ10aは、アナログ入力
信号のサンプルホールド用コンデンサC2への入力を制
御するスイッチである。また、アナログスイッチ10a
のオン、オフはトランジスタQ5、P8のゲートに入る
ゲート昇圧回路18Aからのサンプリングクロックパル
スにより制御される。アナログスイッチ10aのオン時
にアナログスイッチ10aを通過したアナログ入力信号
(電圧Vi)は、サンプルホールド用コンデンサC2で
電圧保持される。サンプルホールド回路10Aによる電
圧Viのサンプルホールド時間は、アナログスイッチ1
0aのオン抵抗とサンプルホールド用コンデンサC2と
の時定数で決定される。
【0039】ゲート昇圧回路18Aは、N−チャネルト
ランジスタQ1、Q2、Q3、Q4、P−チャネルトラ
ンジスタP1、P2、P3、P4、P5、P6、P7、
コンデンサC1、C3、インバータ14、15、16か
ら構成される。ゲート昇圧回路18Aにおいて、クロッ
クパルス発生器22からのサンプリングクロックパルス
が入力される入力端子aはノードn1に接続されてい
る。ノードn1は、インバータ14、15、コンデンサ
C1を介したノードn3、コンデンサC3を介したノー
ドn7及びノードn4に接続されている。
【0040】ノードn3はトランジスタP1のドレイン
及びゲートと、トランジスタP4、P5、P6、P7そ
れぞれのソースに接続されている。トランジスタP1の
ソースに接続されるVDDは、トランジスタP1のソー
スにかかる電圧とその電源を意味する。ここで、電源電
圧VDDはサンプリングクロックパルスのハイレベル時
の電圧と同様とする。
【0041】ノードn7は、他端をグランド(以下「G
ND」とする)に接続された抵抗R1とトランジスタQ
1のゲートに接続されている。ノードn4は、インバー
タ16を介したノードn5とトランジスタQ3のゲート
に接続されている。ノードn5は、トランジスタQ2の
ゲートと、トランジスタP8のゲートに接続されてい
る。
【0042】トランジスタP4のゲートは、トランジス
タP4のドレインとトランジスタP3のソースに接続さ
れ、トランジスタP3のゲートは、トランジスタP3の
ドレインとトランジスタP2のソースに接続されてい
る。更に、トランジスタP2のゲートは、トランジスタ
P2のドレインとトランジスタQ1のドレインに接続さ
れ、トランジスタQ1のソースは、GNDに接続されて
いる。
【0043】また、トランジスタP5のゲートは、トラ
ンジスタP7のゲートとトランジスタP6のドレインと
トランジスタQ3のドレインとトランジスタQ4のゲー
トに接続されている。また、トランジスタP5のドレイ
ンは、トランジスタP6のゲートとトランジスタQ2の
ドレインに接続されている。また、ノードn6は、トラ
ンジスタP7のドレインとトランジスタQ4のドレイン
とトランジスタQ5のゲートに接続されている。更に、
トランジスタQ2、Q3、Q4のそれぞれのソースは、
GNDに接続されている。
【0044】ここで、ゲート昇圧回路18Aにおいて、
コンデンサC1とトランジスタP1と電源VDDは昇圧
部11を構成する。昇圧部11は、サンプリングクロッ
クパルスの電圧を昇圧する。昇圧部11のコンデンサC
1は、カップリングコンデンサである。このコンデンサ
C1は、入力端子aとノードn3とを直流的に切り離し
てバイアス条件が乱れないようにしている。しかし、コ
ンデンサC1は、入力信号は通すので、コンデンサC1
の出力電圧は、入力電圧とほぼ相似に変化する。
【0045】また、トランジスタQ2、Q3、Q4、P
5、P6、P7は、レベルコンバータ12を構成する。
レベルコンバータ12は、アナログスイッチ10aを正
確にオン/オフ動作させるためにトランジスタQ5、P
8のゲートにハイレベルとロウレベルの信号が正確に入
るように昇圧部11で昇圧されたサンプリングクロック
パルスの電圧を調整する。
【0046】また、トランジスタQ1、P2、P3、P
4は、クランプ部13を構成する。クランプ部13は、
昇圧部11によりノードn3の電圧が所定以上に高くな
り、トランジスタP5、P6、P7、Q5にかかる電圧
がそれぞれの耐圧以上になることを防止するために電流
をGNDに流すことでノードn3の電圧を所定レベルに
抑える。
【0047】また、コンデンサC3と抵抗R1は、微分
回路17を構成する。この微分回路17の動作により、
サンプリングクロックパルスの電圧のハイレベルへの移
行時だけトランジスタQ1のゲートにハイレベル信号が
入る。インバータ14、15、16は信号を反転させる
と同時に信号波形の整形を行う。
【0048】続いて、ゲート昇圧回路18Aとサンプル
ホールド回路10Aの動作説明を行う。図4は、ハイレ
ベル電圧VDD=1.8Vである低電圧のサンプリング
クロックパルスと、ゲート昇圧回路18Aのノードn
2、n3、n6、n7における電圧の変化を示すタイミ
ング図である。
【0049】ここで、トランジスタP1、Q1のしきい
電圧α≒0.7Vとする。最初にサンプリングクロック
パルスの電圧がロウレベル(0V)である期間(1)で
は、ノードn2、ノードn7の電圧は0Vである。ま
た、トランジスタP1はオンであり、ノードn3には、
電源電圧VDD=1.8VよりトランジスタP1のしき
い電圧約0.7Vだけ低い約1.1Vの電圧が与えられ
ている。
【0050】この時、ノードn7の電圧が0Vであり、
トランジスタQ1のゲート電圧は0Vなのでトランジス
タQ1はオフである。従って、トランジスタP2、P
3、P4もオフであり、クランプ部に電流は流れない。
一方、レベルコンバータ12において、サンプリングク
ロックパルスの電圧がロウレベルの時は、トランジスタ
Q3のゲート電圧はロウレベルなのでトランジスタQ3
はオフである。また、入力端子aとインバータ16を介
して接続するノードn5、トランジスタQ2のゲート、
トランジスタP8のゲート電圧はそれぞれハイレベルで
ある。
【0051】トランジスタQ2のゲート電圧がハイレベ
ルなのでトランジスタQ2はオンであり、トランジスタ
P6のゲート電圧はGNDレベルである。従って、トラ
ンジスタP6もオンである。トランジスタP6がオンな
ので、トランジスタQ4、P5、P7のそれぞれのゲー
ト電圧はノードn3の電圧よりもトランジスタP6のし
きい電圧分だけ低いハイレベル電圧値になる。従って、
トランジスタP5、P7はオフ、トランジスタQ4はオ
ンである。トランジスタQ4がオンなのでノードn6の
電圧はGNDレベルとなる。
【0052】以上より、サンプリングクロックパルス電
圧が0Vの時、アナログスイッチ10aを構成するトラ
ンジスタQ5のゲートにはロウレベルの電圧が加わり、
トランジスタP8のゲートにはハイレベルの電圧が加わ
る。従って、トランジスタQ5、P8は共にオフであ
り、アナログ入力信号はサンプルホールド用コンデンサ
C2に到達しない。
【0053】続いて、サンプリングクロックパルスの電
圧がハイレベルであるVDD=1.8Vの期間(2)で
は、インバータ14、15を介してノードn2の電圧は
VDDと等しい1.8Vになる。従って、キックキャパ
シタンスであるコンデンサC1の働きにより、ノードn
3の電圧は約1.1Vから1.8V高い約2.9Vに昇
圧される。
【0054】ノードn3の電圧が約2.9Vに昇圧され
ることにより、トランジスタP1では、ゲート電圧がソ
ース電圧よりも高くなるのでトランジスタP1はオフに
なる。一方、微分回路17にハイレベル信号が入ると、
コンデンサC3の働きによりノードn7の電圧は瞬時に
1.8Vまで引き上げられる。この時、トランジスタQ
1のゲートにハイレベル電圧信号が入るので、トランジ
スタQ1はオンになり、トランジスタQ1のソース電圧
はGNDレベルになる。トランジスタQ1のソース電圧
がGNDレベルになることで、トランジスタP2のゲー
ト電圧がロウレベルとなり、トランジスタP2もオンと
なる。同様に、トランジスタP2がオンとなることで、
トランジスタP3、P4もオンになる。
【0055】ここで、トランジスタQ1、P2、P3、
P4のしきい電圧を加算した値Vthは、2.9Vより
僅かに高い電圧とする。従って、VDD=1.8Vの
時、トランジスタQ1、P2、P3、P4がオンになっ
てもノードn3の電圧は約2.9Vなので、クランプ部
13を電流は流れずノードn3の電圧は維持される。瞬
時にノードn7の電圧が1.8Vまで上がった後は、抵
抗R1を通して電流がGNDに流れてノードn7の電圧
は再び0Vに戻る。また、ノードn7の電圧が0Vにな
ることにより、トランジスタQ1のゲート電圧も0Vに
なり、トランジスタQ1はオフとなる。更に、トランジ
スタP2、P3、P4もオフとなる。
【0056】電圧1.8Vのサンプリングクロックパル
スが入った時、ノードn4の方は電圧がハイレベルであ
るので、トランジスタQ3のゲート電圧はハイレベルで
ある。また、この時、インバータ16を介したトランジ
スタQ2、P8のゲート電圧はロウレベルである。従っ
て、トランジスタQ2はオフとなり、トランジスタQ
3、P8はオンとなる。
【0057】トランジスタQ3がオンとなることによっ
て、トランジスタQ4、P5、P7のゲート電圧がGN
Dレベルになるので、トランジスタQ4はオフ、トラン
ジスタP5、P7はオンとなる。トランジスタP7がオ
ン、トランジスタQ4がオフになるのでノードn6の電
圧は、ノードn3の電圧約2.9Vよりもトランジスタ
P7のしきい電圧分だけ低い値になる。
【0058】上記より、トランジスタQ5のゲート電圧
はハイレベル、トランジスタP8のゲート電圧はロウレ
ベルになり、トランジスタQ5、P8は共にオンとな
る。従って、アナログ入力信号はサンプルホールド用コ
ンデンサC2に到達する。次にサンプリングクロックパ
ルスの電圧が再び0Vに戻った期間(3)では、インバ
ータ14、15を介してノードn2の電圧も0Vとなる
ので、コンデンサC1の働きによりノードn3の電圧も
引き下げられる。この時、トランジスタP1のゲート電
圧も下がり、トランジスタP1がオンとなるので、ノー
ドn3には再び電源VDDから電源電圧1.8Vよりも
トランジスタP1のしきい電圧約0.7Vだけ低い約
1.1Vが与えられる。
【0059】また、期間(3)ではノードn7の電圧
は、抵抗R1を通じてGNDへの放電により既にほぼ0
Vになっている。また、再びノードn4の電圧がロウレ
ベル、ノードn3の電圧が約1.1Vになるので、レベ
ルコンバータ12は期間(1)の時と同様の動作をし、
ノードn6の電圧はロウレベル、ノードn5の電圧はハ
イレベルとなる。この時、トランジスタQ5、P8は共
にオフとなり、アナログスイッチ10aはオフである。
従って、期間(2)でコンデンサC2に到達したアナロ
グ入力信号の電圧Viはサンプルホールド用コンデンサ
C2に保持される。
【0060】図5は、ハイレベル電圧VDD=3.6で
ある高電圧のサンプリングクロックパルスと、ゲート昇
圧回路18Aのノードn2、n3、n6、n7における
電圧の変化を示すタイミング図である。最初にサンプリ
ングクロックパルスの電圧が0Vである期間(1)で
は、ノードn2、ノードn7、ノードn4の電圧は0V
である。また、トランジスタP1はオンであり、ノード
n3の電圧は、電源電圧VDD=3.6Vよりトランジ
スタP1のしきい電圧約0.7Vだけ低い約2.9Vで
ある。
【0061】この時、トランジスタQ1のゲート電圧は
0VなのでトランジスタQ1はオフである。従って、ト
ランジスタP2、P3、P4もオフであり、クランプ部
13に電流は流れない。また、サンプリングクロックパ
ルスの電圧がロウレベルの時は、トランジスタQ3のゲ
ート電圧はロウレベルなのでトランジスタQ3はオフで
ある。また、インバータ16を介したノードn5、トラ
ンジスタQ2のゲート、トランジスタP8のゲート電圧
はそれぞれハイレベルである。
【0062】トランジスタQ2のゲート電圧がハイレベ
ルなのでトランジスタQ2はオンであり、トランジスタ
P6のゲート電圧はGNDレベルである。従って、トラ
ンジスタP6はオンである。トランジスタP6がオンな
ので、トランジスタQ4、P5、P7のそれぞれのゲー
ト電圧はノードn3の電圧よりもトランジスタP6のし
きい電圧分だけ低いハイレベル電圧値になる。従って、
トランジスタP5、P7はオフ、トランジスタQ4はオ
ンである。トランジスタQ4がオンなのでノードn6の
電圧はGNDレベルとなる。
【0063】以上より、サンプリングクロックパルス電
圧が0Vである期間(1)では、アナログスイッチ10
aを構成するトランジスタQ5のゲートにはロウレベル
の電圧が加わり、トランジスタP8のゲートにはハイレ
ベルの電圧が加わる。従って、トランジスタQ5、P8
は共にオフであり、アナログ入力信号はサンプルホール
ド用コンデンサC2に到達しない。
【0064】続いて、サンプリングクロックパルスの電
圧がハイレベルであるVDD=3.6Vの期間(2)で
は、電圧3.6Vのサンプリングクロックパルスが入力
した瞬間、コンデンサC3によりノードn7の電圧も
3.6Vまで上昇し、トランジスタQ1をオンにする。
トランジスタQ1がオンとなることで、連鎖的にトラン
ジスタP2、P3、P4もオンとなる。
【0065】一方、インバータ14、15を介してノー
ドn2の電圧はVDDと等しい3.6Vになる。従っ
て、キックキャパシタンスであるコンデンサC1は、ノ
ードn3の電圧を、約2.9Vから3.6V高い約6.
5Vに引き上げようとする。しかし、この時クランプ部
13を構成するトランジスタが全てオンとなっているの
で、ノードn3からクランプ部13を通ってGNDに貫
通電流が流れる。電流が流れることで、ノードn3の電
圧が2.9Vよりも僅かに大きいトランジスタQ1、P
2、P2、P4のしきい電圧の合計値Vthよりも上昇
することが防止され、トランジスタP5、P6、P7に
は耐電圧以上の電圧が加わらない。
【0066】瞬時にノードn7の電圧が3.6Vまで上
がった後は、抵抗R1を通して電流がGNDに流れてノ
ードn7の電圧は再び0Vに戻る。また、ノードn7の
電圧が0Vになることにより、トランジスタQ1のゲー
ト電圧も0Vになり、トランジスタQ1はオフとなる。
更に、トランジスタP2、P3、P4もオフとなる。ト
ランジスタQ1がオンとなるのは、トランジスタQ1の
ゲート電圧がしきい電圧である約0.7Vに下がるまで
の間である。
【0067】電圧3.6Vのサンプリングクロックパル
スが入った時、ノードn4の方は電圧がハイレベルであ
るので、トランジスタQ3のゲート電圧はハイレベルで
ある。また、この時、インバータ16を介したトランジ
スタQ2、P8のゲート電圧はロウレベルである。従っ
て、トランジスタQ2はオフとなり、トランジスタQ
3、P8はオンとなる。
【0068】トランジスタQ3がオンとなることによっ
て、トランジスタQ4、P5、P7のゲート電圧がGN
Dレベルになるので、トランジスタQ4はオフ、トラン
ジスタP5、P7はオンとなる。トランジスタP7がオ
ンになるのでノードn6の電圧は、ノードn3の電圧よ
りもトランジスタP7のしきい電圧分だけ低い値にな
る。
【0069】上記より、トランジスタQ5のゲート電圧
はハイレベル、トランジスタP8のゲート電圧はロウレ
ベルになり、トランジスタQ5、P8は共にオンとな
る。従って、アナログ入力信号はサンプルホールド用コ
ンデンサC2に到達する。次にサンプリングクロックパ
ルスの電圧が再び0Vに戻った期間(3)では、インバ
ータ14、15を介してノードn2の電圧も0Vとなる
ので、コンデンサC1の働きによりノードn3の電圧も
引き下げられる。この時、トランジスタP1のゲート電
圧も下がり、トランジスタP1が再びオンとなるので、
ノードn3には電源電圧3.6VよりもトランジスタP
1のしきい電圧約0.7Vだけ低い約2.9Vが与えら
れる。
【0070】期間(3)ではノードn7の電圧は、抵抗
R1を通して電流がGNDに流れることにより既にほぼ
0Vになっている。また、再びノードn4の電圧がロウ
レベル、ノードn3の電圧が約2.9Vになるので、レ
ベルコンバータ12は期間(1)の時と同様の動作を
し、ノードn6の電圧はロウレベル、ノードn5の電圧
はハイレベルとなる。この時、トランジスタQ5、P8
は共にオフとなり、アナログスイッチ10aはオフであ
る。従って、期間(2)でコンデンサC2に到達したア
ナログ入力信号の電圧ViはコンデンサC2に保持され
る。
【0071】上記のように、サンプリングクロックパル
スがトランジスタQ1のゲートに入る前に微分回路17
を通過するので、サンプリングクロックパルスの電圧上
昇の瞬間のみトランジスタQ1がオンとなる。従って、
本ゲート昇圧回路18Aは、クランプ部13を貫通する
電流の流れる時間を短くすることで消費電力を抑制しつ
つ、トランジスタの耐圧以上にならない範囲でアナログ
スイッチ10aのゲートに入る信号電圧の昇圧を可能に
している。そして、ゲートに入る信号を昇圧することで
アナログスイッチのオン抵抗を下げ、耐電圧の低いトラ
ンジスタで構成されるA/Dコンバータが低電圧のサン
プリングクロックパルスで正常に作動するようにしてい
る。
【0072】図6は、本発明の第二実施例を説明するた
めの図であり、サンプルホールド回路10Aとゲート昇
圧回路18Bの回路構成図である。ゲートゲート昇圧回
路18Bは、ゲート昇圧回路10Aに更にP−チャネル
トランジスタP9を加えた回路である。図6に示すよう
に、トランジスタP9のゲート、ソース、ドレインは、
それぞれノードn7、トランジスタP1のドレイン、ノ
ードn3に接続されている。他の構成は、ゲート昇圧回
路18Aと同様なので説明を省略する。
【0073】サンプリングクロックパルスが入力端子a
から入力し、ノードn7の電圧がハイレベルになった瞬
間、トランジスタP9はオフになる。また、この時、実
施例1で説明したようにトランジスタQ1はオンであ
る。トランジスタQ1がオンになり、クランプ部13に
貫通電流が流れる時にはトランジスタP9がオフであ
り、電源電圧VDDがノードn3に与えられることを防
止する。
【0074】また、サンプリングクロックパルスの電圧
が0Vになるかノードn7から電流がGNDに流れて、
ノードn7の電圧がロウレベルになると、トランジスタ
P9はオン、トランジスタQ1はオフとなる。トランジ
スタP9がオンとなることで電源電圧VDDがノードn
3に与えられるが、トランジスタQ1がオフなのでクラ
ンプ部13を電流は流れない。
【0075】従って、トランジスタP9は、昇圧部11
のスイッチとして機能しており、昇圧部11とクランプ
部13を同時に動作させないことで電源VDDからクラ
ンプ部13を通して電流がGNDに流れることを防止
し、更なる低消費電力化を実現している。図7は、本発
明の第三実施例を説明するための図であり、サンプルホ
ールド回路10Bとゲート昇圧回路18Bの回路構成図
である。
【0076】サンプルホールド回路10Bは、サンプル
ホールド回路10Aに更に抵抗R2を加えた回路であ
る。図7に示すように、抵抗R2は、アナログスイッチ
10aの入力端子b側にアナログスイッチ10aと直列
に接続されている。他の構成は、サンプルホールド回路
10Aと同様なので説明を省略する。抵抗R2が無いサ
ンプルホールド回路10Aの場合、トランジスタQ5、
P8のチャネル抵抗が、入力端子bから入力される外来
ノイズの高周波成分を除去するフィルタの役目を果た
す。
【0077】一方、サンプルホールド回路10Bでは、
アナログスイッチ10aと直列に設けられた抵抗R2が
フィルタとして機能するので、抵抗R2の追加分だけト
ランジスタQ5、P8のチャネル抵抗を小さくすること
ができる。従って、トランジスタQ5、P8において、
トランジスタの製造バラツキによる特性変動防止とノイ
ズの低減のための太めにされたチャネル幅を減少させる
ことが可能になる。
【0078】アナログスイッチ10aを構成するトラン
ジスタQ5、P8のトランジスタ幅を最小にすることで
トランジスタQ5、P8のしきい電圧を最小限まで下
げ、更なるサンプルホールド回路の低電圧動作が可能に
なる。ここで、抵抗R2をアナログスイッチ10aの出
力端子c側に配置して、サンプルホールド回路10Bを
構成してもよい。また、ゲート昇圧回路とサンプルホー
ルド回路を実施例1で示したゲート昇圧回路18Aとサ
ンプルホールド回路10Bとの組み合わせで構成しても
よい。
【0079】尚、上記実施例において、微分回路17が
クランプ部制御回路に対応し、入力端子aがゲート昇圧
回路の入力端子に対応し、インバータ14、15、16
がそれぞれ第1、第2、第3のインバータに対応する。
また、ノードn2、ノードn3がそれぞれ昇圧部の信号
入力端子及び信号出力端子に対応する。また、トランジ
スタP4のソース、トランジスタQ1のゲート、ソース
がそれぞれクランプ部の第1の信号入力端子、第2の信
号入力端子、信号出力端子に対応する。また、ノードn
1、ノードn7がそれぞれクランプ部制御回路の信号入
力端子及び信号出力端子に対応する。また、C1、C2
がそれぞれ第1及び第2のコンデンサに対応し、R1が
第1の抵抗に対応し、R2が第2及び第3の抵抗に対応
する。また、P8、P1、P9がそれぞれ第1、第2、
第3のP−チャネルトランジスタに対応し、Q5、Q1
がそれぞれ第1及び第2のN−チャネルトランジスタに
対応する。更に、入力端子bがアナログ信号入力端子に
対応し、出力端子cがアナログ信号出力端子に対応す
る。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至5記
載の本発明によれば、サンプリングクロックパルスがハ
イレベルとなる瞬間だけ貫通電流をグランドに流すよう
なゲート昇圧回路の構成とすることで、より低消費電力
で動作可能なA/Dコンバータを有する半導体装置を提
供することができる。
【0081】また、請求項7乃至8記載の本発明によれ
ば、アナログスイッチを構成するトランジスタのチャネ
ル幅をより小さくして低消費電力化を達成できるA/D
コンバータを有する半導体装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】マイクロコンピュータ2の全体構成図である。
【図2】逐次比較式A/Dコンバータ1の全体構成図で
ある。
【図3】第一実施例であるサンプルホールド回路10A
とゲート昇圧回路18Aの回路構成図である。
【図4】VDD=1.8V時のタイミング図である。
【図5】VDD=3.6V時のタイミング図である。
【図6】第二実施例であるサンプルホールド回路10A
とゲート昇圧回路18Bの回路構成図である。
【図7】第三実施例であるサンプルホールド回路10B
とゲート昇圧回路18Bの回路構成図である。
【図8】従来例であるサンプルホールド回路10とゲー
ト昇圧回路18の回路構成図である。
【符号の説明】
1 A/Dコンバータ 2 マイクロコンピュータ 10、10A、10B サンプルホールド回路 10a アナログスイッチ 11 昇圧部 12 レベルコンバータ 13 クランプ部 14、15、16 インバータ 17 微分回路 18、18A、18B ゲート昇圧回路 21 コンパレータ 22 クロックパルス発生器 23 逐次比較レジスタ 24 制御回路 25 D/Aコンバータ 30 タイマ 32 MPU 34 RAM 36 ROM 38 入力ポート 40 出力ポート 42 制御バス 44 アドレスバス 46 データバス Q1、Q2、Q3、Q4、Q5 N−チャネルトランジ
スタ P1、2、P3、P4、P5、P6、P7、P8、P9
P−チャネルトランジスタ C1、C2、C3 コンデンサ R1、R2 抵抗

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログスイッチを有し、アナログ信号
    を一定周期でサンプリング及びホールドするサンプルホ
    ールド回路と、前記アナログスイッチのゲート電圧を昇
    圧するゲート昇圧回路とを含むA/Dコンバータを有す
    る半導体装置において、 前記ゲート昇圧回路は、前記アナログスイッチを制御す
    るサンプリングクロックパルスを昇圧する昇圧部と、 電流をグランドに流して前記サンプリングクロックパル
    スが所定以上に昇圧されることを防止するクランプ部
    と、 前記サンプリングクロックパルスがハイレベルになる瞬
    間だけ前記クランプ部を動作させるクランプ部制御回路
    とを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 前記サンプリングクロックパルスが入力される前記ゲー
    ト昇圧回路の入力端子は、第1及び第2のインバータを
    介した前記昇圧部の信号入力端子と、前記クランプ部制
    御回路の信号入力端子と、第3のインバータを介した前
    記アナログスイッチを構成する第1のP−チャネルトラ
    ンジスタのゲートに接続され、 前記昇圧部の信号出力端子は、前記クランプ部の第1の
    信号入力端子と、前記アナログスイッチを構成する第1
    のN−チャネルトランジスタのゲートに接続され、 前記クランプ部制御回路の信号出力端子は、前記クラン
    プ部の第2の信号入力端子に接続され、 前記クランプ部の出力端子は、グランドに接続された構
    成であることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体装置におい
    て、 前記昇圧部は、第1のコンデンサと、第2のP−チャネ
    ルトランジスタと、電源とからなり、前記第1のコンデ
    ンサは、前記ゲート昇圧回路の入力端子と、前記昇圧部
    の信号出力端子に接続され、前記第2のP−チャネルト
    ランジスタのソースは前記電源に接続され、前記第2の
    P−チャネルトランジスタのドレインは、前記第2のP
    −チャネルトランジスタのゲートと前記昇圧部の信号出
    力端子に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3何れか1項記載の半導体
    装置において、 前記クランプ部は、第2のN−チャネルトランジスタを
    有し、 前記クランプ部制御回路は、第2のコンデンサと第1の
    抵抗を有し、前記クランプ部制御回路の信号入力端子
    は、前記サンプリングクロックパルスが入力される前記
    ゲート昇圧回路の入力端子に接続され、前記クランプ部
    制御回路の信号出力端子は前記第2のN−チャネルトラ
    ンジスタのゲートに接続され、前記サンプリグクロック
    パルスの電圧がハイレベルへ移行する時だけ前記第2の
    N−チャネルトランジスタをオンにして前記クランプ部
    に前記昇圧部から電流が流れる構成としたことを特徴と
    する半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体装置において、 前記昇圧部は、更に第3のP−チャネルトランジスタを
    有し、前記第3のP−チャネルトランジスタのゲート
    は、前記クランプ部制御回路の信号出力端子に接続し、
    前記第3のP−チャネルトランジスタのソースは、前記
    第2のP−チャネルトランジスタのドレインに接続し、
    前記第3のP−チャネルトランジスタのドレインは、前
    記昇圧部の信号出力端子に接続されており、前記昇圧部
    で前記サンプリグクロックパルスを昇圧する時は、前記
    クランプ部が動作せず、前記クランプ部が動作する時
    は、前記クランプ部に前記電源から電圧が与えられない
    構成としたことを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載の半導体装置におい
    て、 前記サンプルホールド回路のアナログ信号入力端子側に
    第2の抵抗を設けたことを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5記載の半導体装置におい
    て、 前記サンプルホールド回路のアナログ信号出力端子側に
    第3の抵抗を設けたことを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 アナログスイッチを有し、アナログ信号
    を一定周期でサンプリング及びホールドするサンプルホ
    ールド回路と、前記アナログスイッチのゲート電圧を昇
    圧するゲート昇圧回路とを有するA/Dコンバータにお
    いて、 前記ゲート昇圧回路は、前記アナログスイッチを制御す
    るサンプリングクロックパルスを昇圧する昇圧部と、 電流をグランドに流して前記サンプリングクロックパル
    スが所定以上に昇圧部により昇圧されることを防止する
    クランプ部と、 前記サンプリングクロックパルスがハイレベルになる瞬
    間だけ前記クランプ部を動作させるクランプ部制御回路
    とを有することを特徴とするA/Dコンバータ。
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