JPH11222037A - サンルーフ付き車両 - Google Patents

サンルーフ付き車両

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JPH11222037A
JPH11222037A JP10022365A JP2236598A JPH11222037A JP H11222037 A JPH11222037 A JP H11222037A JP 10022365 A JP10022365 A JP 10022365A JP 2236598 A JP2236598 A JP 2236598A JP H11222037 A JPH11222037 A JP H11222037A
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JP
Japan
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vehicle
sunroof
wire
roof opening
inflator
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Application number
JP10022365A
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English (en)
Inventor
Etsuhisa Mimura
悦久 三村
Takuya Otsuka
卓也 大塚
Mitsuyoshi Ono
光由 大野
Shuichi Ishimoto
修一 石本
Shuichi Hironaka
修一 弘中
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
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    • B60R21/214Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in roof panels
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロールオーバした場合にルーフ開口部から車
内の荷物等が車外へ放出されるのを防止する。 【解決手段】ロールオーバ検出センサ35により車体の
ロールオーバが検出されると、インフレータ28が作動
する。インフレータ28が作動すると、インフレータ2
8とホース32によって連結されたエアバッグ袋体30
は、インフレータ28から噴出されるガスによって膨張
し、二点鎖線で示される如く、天井内装材18のケース
収納部24の前部34を下方へ押し開き、サンルーフ開
口部12を閉鎖する位置に展開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車室天井部に形成さ
れたルーフ開口部を開閉可能に設けられたサンルーフ付
き車両に関する。
【0002】
【従来の技術】車室天井部に形成される開口部に開閉可
能に設けられたサンルーフ付き車両においては、その一
例が実開平3−47226号に示されている。
【0003】図27に示される如く、このサンルーフ付
き車両においては、自動車の車室天井部の一部に形成さ
れた開口部を開閉するサンルーフガラスの内側にスライ
ド可能にサンシェード(サンルーフシェードともいう)
200が設けられており、このサンシェード200は、
車室天井部を形成する天井パネルと、その天井内装材と
の間に格納可能となっている。また、サンシェード20
0の格納方向先端側には、係合用ブラケット202が設
けられており、この係合用ブラケット202は、サンル
ーフガラスを開放する際に、サンシェード200を連動
して開放作動するようになっている。また、係合用ブラ
ケット202は、格納部への格納方向に開口するクリッ
プ溝を有す弾性変形可能な形状となっている。さらに、
格納部の固定側部材には、ロックピン204が配設され
ており、格納部内にサンシェード200を格納した状態
で、このロックピン204が、係合用ブラケット202
のクリップ溝内に係入してロック保持されるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このサ
ンシェード200では、サンルーフガラス及びサンシェ
ード200が開いた状態で、車両がロールオーバした場
合には、車室天井部に形成された開口部から、車内の荷
物等が車外へ放出されることが考えられる。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、ロールオーバ
した場合にルーフ開口部から車内の荷物等が車外へ放出
されるのを防止することができるサンルーフ付き車両を
得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、車室天井部に形成されたルーフ開口部を開閉可能に
設けられたサンルーフ付き車両であって、車両のロール
オーバを検出するためのロールオーバ検出手段と、該ロ
ールオーバ検出手段の検出値に基づき作動する駆動手段
と、該駆動手段の作動により前記ルーフ開口部を閉鎖す
る閉鎖手段と、を有することを特徴としている。
【0007】従って、ロールオーバ検出手段により車両
のロールオーバが検出されると、駆動手段が作動し、閉
鎖手段によりルーフ開口部が閉鎖されるため、仮にサン
ルーフがルーフ開口部を開く位置にあっても、ルーフ開
口部から車内の荷物等が車外へ放出されるのを防止する
ことができる。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
サンルーフ付き車両において、前記駆動手段はインフレ
ータであり、前記閉鎖手段は前記インフレータにより膨
張展開するエアバッグ袋体であることを特徴としてい
る。
【0009】従って、ロールオーバ検出手段により車両
のロールオーバが検出されると、インフレータが作動
し、エアバッグ袋体によりルーフ開口部が閉鎖される。
このため、請求項1記載の内容に加えて、エアバッグ袋
体による緩衝作用が得られる。また、サンルーフが破損
した場合にも、エアバッグ袋体により、車内の荷物等の
車外への放出を防止することができる。
【0010】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
サンルーフ付き車両において、前記エアバッグ袋体は車
両幅方向両端部から先行して車両前方へ向けて展開する
展開誘導手段を有することを特徴としている。
【0011】従って、請求項2記載の内容に加えて、エ
アバッグ袋体は車両幅方向両端部が先行して膨張展開す
るので、エアバッグ袋体がスムーズに展開し、短時間に
ルーフ開口部全域を閉鎖できる。
【0012】請求項4記載の本発明は、請求項1記載の
サンルーフ付き車両において、前記閉鎖手段は帯状部材
であり、前記駆動手段は前記帯状部材に連結されたワイ
ヤを牽引するワイヤ牽引装置であることを特徴としてい
る。
【0013】従って、ロールオーバ検出手段により車両
のロールオーバが検出されると、ワイヤ牽引装置が作動
し、帯状部材に連結されたワイヤを牽引し、帯状部材に
よりルーフ開口部が閉鎖される。このため、請求項1記
載の内容に加えて、閉鎖手段を帯状部材にしたことで格
納スペースの点で有利である。
【0014】請求項5記載の本発明は、請求項4記載の
サンルーフ付き車両において、前記帯状部材の前方両端
部には、作動前半に前記ワイヤを介して前方へ駆動され
ると共に作動後半に慣性力により前記ワイヤに沿って前
方へ相対移動する牽引力伝達部材が設けられていること
を特徴としている。
【0015】従って、請求項4記載の内容に加えて、作
動前半には、牽引力伝達部材がワイヤを介して前方へ駆
動して帯状部材が車両前方へ駆動される。また、作動後
半には牽引力伝達部材が慣性力によりワイヤに沿って前
方へ相対移動して、帯状部材がルーフ開口部を閉鎖す
る。この結果、ワイヤ牽引装置の作動ストロークを最小
限にすることができ、装置の小型化が可能になる。
【0016】請求項6記載の本発明は、請求項1記載の
サンルーフ付き車両において、全閉状態にて前記閉鎖手
段をその位置にて固定するロック手段を有することを特
徴としている。
【0017】従って、請求項1記載の内容に加えて、ロ
ック手段により閉鎖手段は全閉位置でロックされるた
め、再びルーフ開口部が開くことがなく、車内の荷物等
の車外への放出を確実に防止することができる。
【0018】請求項7記載の本発明は、請求項1記載の
サンルーフ付き車両において、前記閉鎖手段はサンルー
フであることを特徴としている。
【0019】従って、請求項1記載の内容に加えて、サ
ンルーフを利用したので、構造が簡単になる。
【0020】請求項8記載の本発明は、請求項1記載の
サンルーフ付き車両において、前記閉鎖手段はサンルー
フ及びサンルーフに内蔵されたエアバッグ袋体であり、
前記駆動手段は前記エアバッグ袋体にガスを供給すると
共に、サンルーフをルーフ開口部閉鎖位置へ移動するイ
ンフレータであることを特徴としている。
【0021】従って、請求項1記載の内容に加えて、イ
ンフレータからエアバッグ袋体内にガスが供給される
と、サンルーフが車両前方へ移動されてルーフ開口部を
閉鎖し、車内の荷物等の車外への放出を防止する。ま
た、サンルーフ内にはエアバッグ袋体が内蔵されている
ので、エアバッグ袋体による緩衝作用が得られる。さら
に、エアバッグ袋体はサンルーフによってルーフ開口部
へ案内されるため、エアバッグ袋体の案内手段を別に設
ける必要がない。
【0022】請求項9記載の本発明は、車室天井部に形
成されたルーフ開口部を開閉可能に設けられたサンルー
フ付き車両であって、サンルーフの開き方向に所定値以
上の加速度が作用したときのみに、前記サンルーフの移
動を阻止するロック機構を設けたことを特徴としてい
る。
【0023】従って、ロールオーバー時や後突時等にお
いて、サンルーフに開き方向に所定値以上の加速度が作
用すると、サンルーフがその位置でロックされる。この
結果、サンルーフが使用位置から更に開くことを防止で
きる。さらに、サンルーフに開き方向に所定値以上の加
速度が作用した時のみロックするので、開き方向の加速
度が作用しなくなるとロックが解錠され、閉じ方向の慣
性力を利用してサンルーフを閉じることも可能になる。
【0024】請求項10記載の本発明は、車室天井部に
形成されたルーフ開口部を開閉可能に設けられたサンル
ーフ付き車両であって、前記ルーフ開口部前方に収納さ
れた帯状部材と、サンルーフの前端とを結合し、前記サ
ンルーフと連動して前記帯状部材が前記ルーフ開口部を
閉鎖する位置に展開することを特徴としている。
【0025】従って、サンルーフを開くと、帯状部材が
引き出されてルーフ開口部を閉鎖する位置に展開する。
また、サンルーフを閉めると、帯状部材はロール状に巻
き取られる。この結果、何れの状態においても、ルーフ
開口部は常に、帯状部材又はサンルーフによって閉鎖さ
れているため、簡単な構成によって、ロールオーバした
場合に車内の荷物等の車外への放出を防止することがで
きる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明のサンルーフ付き車両の第
1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0027】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
【0028】図1に示される如く、本実施形態の車両の
車室天井部10には、矩形状のサンルーフ開口部12が
形成されており、このサンルーフ開口部12は車両前後
方向にスライドするサンルーフの一部としての透明又は
半透明の材料によって形成されたサン(ムーン)ルーフ
パネル14により開閉可能となっている。このサンルー
フパネル14の車室内側部には、サンルーフの一部とし
てのサンシェード16が車両前後方向にスライド可能に
配設されている。
【0029】図2に示される如く、車室天井部10の内
側には、天井内装材18が配設されており、この天井内
装材18には、サンルーフ開口部12(図1参照)と対
向する部位に開口部20が形成されている。天井内装材
18の下面18Aには、開口部20の両側部に沿って、
左右一対のガイドワイヤ22が配設されており、これら
のガイドワイヤ22の先端部近傍には、互いに近接する
方向へU字状に屈曲したロック手段としての係合部22
Aが形成されている。また、天井内装材18において
は、開口部20の後方の部位が下方へ膨出しケース収納
部24となっている。
【0030】図3に示される如く、天井内装材18のケ
ース収納部24内には、サンルーフケース26が配設さ
れている。
【0031】図4に示される如く、サンルーフケース2
6は、車幅方向両端部26A、26Bが、ボルト等の固
定部材27によって、ルーフサイドレール29のインナ
パネル29Aに取付けられている。また、サンルーフケ
ース26には、左右一対のレール31が取付けられてお
り、これらのレール31間にサンルーフパネル14とサ
ンシェード16がスライド可能に支持されている。
【0032】図3に示される如く、サンルーフケース2
6内の後部には、駆動手段としての円筒形状のインフレ
ータ28が車幅方向に沿って配設されている。インフレ
ータ28は、車体の天井部内等に配設したロールオーバ
検出手段としてのロールオーバ検出センサ35に接続さ
れており、このロールオーバ検出センサ35によりロー
ルオーバが検出された場合に、作動するようになってい
る。また、天井内装材18の開口部20の後方には隣接
して、閉鎖手段としてのエアバッグ袋体30が配設され
ている。このエアバッグ袋体30は車両前後方向に沿っ
て蛇腹状に折り畳んであり、天井内装材18とサンルー
フケース26の前部26Aとの間に収納されている。
【0033】また、エアバッグ袋体30は、インフレー
タ28とホース32によって連結されており、インフレ
ータ28から噴出されるガスによって膨張し、図3に二
点鎖線で示される如く、天井内装材18のケース収納部
24の前部34を下方へ押し開き、サンルーフ開口部1
2を閉鎖する位置に展開するようになっている。
【0034】図5に示される如く、エアバッグ袋体30
の前端両側部及びその後方には、係合部30Aが突出形
成されており、これらの係合部30Aに穿設された貫通
穴38にガイドワイヤ22が挿通されている。
【0035】エアバッグ袋体30に於ける膨張部40
は、展開誘導手段としての展開誘導膨張部40Aを備え
ている。この展開誘導膨張部40Aは、ホース32との
連結部からエアバッグ袋体30の車両幅方向両端部へ向
かって延設され、続いて車両幅方向両端部に沿って前方
へ延設され、続いてエアバッグ袋体30の前端部に沿っ
て車両幅方向内方へ延設されている。また、展開誘導膨
張部40Aにおけるエアバッグ袋体30の前端部に沿っ
た部位からは、エアバッグ袋体30の後方へ向けて延び
る複数の膨張室40B、40Cが形成されている。従っ
て、ホース32から噴出されるガスは、先ず、展開誘導
膨張部40Aを展開膨張させた後、膨張室40B、40
Cを展開膨張させるため、エアバッグ袋体30は、車両
幅方向両端部から先行して車両前方へ向けて展開するよ
うになっている。
【0036】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態のサンルーフ付き車両では、ロールオーバ検出セ
ンサ35により車体のロールオーバが検出されると、イ
ンフレータ28が作動する。インフレータ28が作動す
ると、インフレータ28とホース32によって連結され
たエアバッグ袋体30は、インフレータ28から噴出さ
れるガスによって膨張し、図3に二点鎖線で示される如
く、天井内装材18のケース収納部24の前部34を下
方へ押し開き、サンルーフ開口部12を閉鎖する位置に
展開する。
【0037】この時、エアバッグ袋体30の前端両側部
及びその後方に形成した係合部30Aがガイドワイヤ2
2に沿って前方へ移動し、エアバッグ袋体30の前端両
側部に形成した係合部30Aが、ガイドワイヤ22の係
合部22Aに係合するため、エアバッグ袋体30は展開
状態(図5の状態)に保持される。
【0038】この結果、仮に、サンルーフ開口状態(サ
ンルーフパネル14とサンシェード16とが開いている
状態)にあっても、膨張展開したエアバッグ袋体30に
よって、車内の荷物等がサンルーフ開口部12から車外
へ放出されるのを防止することができる。
【0039】また、本実施形態のサンルーフ付き車両で
は、サンルーフ開口部12にエアバッグ袋体30が膨張
展開するため、エアバッグ袋体30による緩衝作用が得
られるので、乗員保護効果もある。また、サンシェード
16のみが閉鎖位置にあり、且つサンシェード16が破
損した場合にも、エアバッグ袋体30により、車内の荷
物等の車外への放出を確実に防止することができる。
【0040】また、本実施形態のサンルーフ付き車両で
は、図5に示される如く、ホース32から噴出されるガ
スが、先ず、展開誘導膨張部40Aを展開膨張させた
後、膨張室40B、40Cを展開膨張させるため、エア
バッグ袋体30は、車両幅方向両端部から先行して車両
前方へ向けて展開する。この結果、エアバッグ袋体30
がスムーズに展開し、エアバッグ袋体展開完了時間を短
くできる。
【0041】なお、本第1実施形態では、ガイドワイヤ
22に係合部22Aを形成し、この係合部22Aにエア
バッグ袋体30の前端両側部に形成した係合部30A
が、係合することで、エアバッグ袋体30が展開状態
(図5の状態)に保持される構成としたが、この構成に
代えて、図6に示される如く、エアバッグ袋体30の前
端両側部に形成した係合部30Aに、例えば円柱状の移
動部材42を設け、この移動部材42に穿設した貫通孔
44内にガイドワイヤ22を挿通する。また、車室天井
部10のサンルーフ開口部12の前端部に隣接した部位
には、軸46によって、ロック手段としての係止爪48
が揺動可能に取付けられており、この係止爪48は、一
端が車室天井部10に立設されたピン50に連結された
コイルスプリング52によって、略後方(図6の矢印A
方向)へ付勢されている。なお、係止爪48の車幅方向
外側端部の前面48Aは、車室天井部10に立設された
回り止め53に当接しており、係止爪48が係合位置
(図6及び図7(A))より後方へ揺動しないようにな
っている。
【0042】従って、この構成では、エアバッグ袋体3
0が展開膨張すると、図7(A)に示される如く、移動
部材42がガイドワイヤ22に沿って車体前方(矢印B
方向)へ移動し、図7(B)に示される如く、係止爪4
8に後方から当接し、係止爪48をコイルスプリング5
2の付勢力に抗して前方へ揺動しつつ前進して係止爪4
8を通過する。その後、図7(C)に示される如く、イ
ンフレータからのガスの供給が停止すると、移動部材4
2がガイドワイヤ22に沿って車体後方(矢印A方向)
へ移動するが、この場合には、係止爪48がコイルスプ
リング52により後方へ揺動し、係合位置に戻っている
ため、移動部材42が係止爪48に係合する。この結
果、エアバッグ袋体30が展開状態(図7(C)の状
態)に保持される。
【0043】次に、本発明のサンルーフ付き車両の第2
実施形態を図8〜図12に従って説明する。
【0044】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0045】図8に示される如く、本実施形態では、サ
ンルーフ開口部12の後方に閉鎖手段(帯状部材)とし
てのネット54が車両前後方向に沿って蛇腹状に折り畳
んで格納されており、ネット54の後端両側部54A
は、ビス等の固定手段によって、サンルーフケース26
に固定されている。また、ネット54の前端両側部に
は、牽引力伝達部材としてのブロック56が取付けられ
ている。
【0046】図9に示される如く、ブロック56は、後
方へ向けて厚肉となっており、上面56Aは、傾斜面と
なっている。また、ブロック56の下部には、車両前後
方向に向けて貫通孔58が穿設されており、この貫通孔
58にはワイヤ60が挿通されている。ワイヤ60の後
端部に配設されたボール62が、ブロック56の後壁部
56Bに当接しており、ブロック56はワイヤ60に対
して相対移動可能となっている。
【0047】図10に示される如く、ネット54及びワ
イヤ60は、サンルーフパネル14とサンシェード16
との間に配設されており、ブロック56は、サンルーフ
ケース26のサンシェードガイドレール64の上部に形
成された、ロック部材ガイドレール66に沿って車両前
後方向へ移動可能となっている。なお、サンシェードガ
イドレール64の車幅方向外側部には、サンルーフパネ
ルガイドレール68が形成されており、サンルーフパネ
ル14は、サンルーフパネルガイドレール68に沿っ
て、車両前後方向へ移動可能となっている。
【0048】図8に示される如く、サンルーフケース2
6の車幅方向略中央部には、駆動手段としてのワイヤ牽
引装置70が配設されており、このワイヤ牽引装置70
には、複数個のガイドローラ69を経てワイヤ60が接
続されている。また、このワイヤ牽引装置70は、シー
トベルトプリテンショナー等に使用される周知の装置で
あり、ロールオーバ検出センサ35に接続されている。
従って、ロールオーバ検出センサ35によりロールオー
バが検出された場合に作動し、ワイヤ60を牽引するよ
うになっている。
【0049】図11に示される如く、ワイヤ牽引装置7
0が作動すると、ワイヤ60が牽引され、作動前半には
ワイヤ60の後端部に配設されたボール62により、ブ
ロック56が前方(図11の矢印C方向)へ押し出され
る。また、作動後半に、ワイヤ60の牽引が終了する
と、ボール62は例えば図11の二点鎖線の位置に停止
するが、ブロック56は慣性力により、ワイヤ60に沿
って前方へ移動する。この結果、ネット54が完全に展
開し、サンルーフ開口部を閉鎖する。
【0050】図12に示される如く、ロック部材ガイド
レール66の前端上部には、ロック手段としてのストッ
パ72が配設されている。このストッパ72は、平板状
のストッパ部72Aの上端部にヒンジ部72Bが形成さ
れており、ヒンジ部72Bにおいて、ロック部材ガイド
レール66に形成された軸受部66Aに揺動可能に支持
されている。また、ストッパ72は、ストッパ部72A
が鉛直下方となる位置(図12の実線の位置)から前方
においては、図12の時計回転方向(図12の矢印D)
及び図12の反時計回転方向(図12の矢印E)へ揺動
可能になっている。従って、ブロック56が前方へ移動
する場合には、ブロック56の上面56Aに押圧されて
ストッパ部72Aが前方へ揺動して、ブロック56の通
過を可能とするが、ブロック56が通過した後、自重に
よりストッパ部72Aが鉛直下方となる位置(図12の
実線の位置)に戻るため、ブロック56が後方へ移動す
る場合には、ストッパ部72Aがブロック56の後壁部
56Bに当接して、ブロック56の後方への移動を阻止
するようになっている。
【0051】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態のサンルーフ付き車両では、ロールオーバ検出セ
ンサにより車体のロールオーバが検出されると、ワイヤ
牽引装置70が作動し、ワイヤ60が牽引される。この
結果、作動前半ではワイヤ60の後端部に配設されたボ
ール62により、ブロック56が前方(図11の矢印C
方向)へ押し出される。また、ワイヤ60の牽引が終了
する作動後半では、ボール62は例えば図11の二点鎖
線の位置に停止するが、ブロック56は慣性力によりワ
イヤ60に沿って前方へ移動し、ネット54が完全に展
開し、サンルーフ開口部を閉鎖する。
【0052】また、ロック部材ガイドレール66の前端
上部には、ストッパ72が配設されており、このストッ
パ72はブロック56が前方へ移動する場合には、ブロ
ック56の上面56Aに押圧されてストッパ部72Aが
前方へ揺動して、ブロック56を通過させるが、ブロッ
ク56が通過した後、自重によりストッパ部72Aが鉛
直下方となる位置(図12の実線の位置)に戻るため、
ブロック56が後方へ移動する場合には、ストッパ部7
2Aがブロック56の後壁部56Bに当接して、ブロッ
ク56の後方への移動を阻止する。従って、ネット54
は展開状態(図11の状態)に保持される。
【0053】この結果、仮に、サンルーフ開口状態(サ
ンルーフパネル14とサンシェード16とが開いている
状態)にあっても、展開したネット54によって、車内
の荷物等がサンルーフ開口部12から車外へ放出される
のを確実に防止することができる。
【0054】また、本実施形態のサンルーフ付き車両で
は、折り畳み状態で小さくなるネット54を使用したた
め格納スペースの点で有利である。また、作動前半に
は、ワイヤ牽引装置70によってネット54が車両前方
へ駆動され、作動後半には慣性力にてネット54が展開
されるため、ワイヤ牽引装置70の作動ストロークを最
小限にすることができ、装置の小型化が可能になる。
【0055】次に、本発明のサンルーフ付き車両の第3
実施形態を図13〜図15に従って説明する。
【0056】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0057】図13に示される如く、本実施形態のサン
ルーフ付き車両では、帯状部材としてのネット74が、
サンルーフケース26の前部にロール状に巻き取られた
状態で格納されている。
【0058】図14に示される如く、ネット74は、長
手方向の一方の端部が車幅方向に沿って延びる軸76の
外周部に固定されており、長手方向の他方の端部74A
が、サンシェード16の前端部16Aに固定されてい
る。従って、サンシェード16を開放すると、即ち、サ
ンシェード16を車両後方へ移動すると、ネット74の
端部74Aが後方へ移動し、ネット74が展開するよう
になっている。
【0059】また、ネット74の後端両側部には、係合
部74Bが突出形成されており、これらの係合部74B
に穿設された貫通穴78に車両前後方向に沿って配設さ
れたガイドワイヤ80が挿通されている。なお、ガイド
ワイヤ80の前後方向両端部はビス等の固定部材82に
よって、サンルーフケースのサンシェードガイドレール
64(図15参照)内に固定されている。
【0060】軸76の両端部76A、76Bは、それぞ
れベアリング84を介して矩形板状のブラケット86に
支持されており、これらのブラケット86はサンルーフ
ケースに固定されている。また、軸76の端部76Aの
外周部には、コイルスプリング88が配設されており、
このコイルスプリング88の一方の端部88Aは、軸7
6の直径に沿って穿設された貫通孔90に係合されてい
る。コイルスプリング88の他方の端部88Bは、ブラ
ケット86に穿設された貫通孔92に係合されている。
従って、軸76が回転しネット74が展開した場合に
は、コイルスプリング88により、ネット74を軸76
に巻き上げる付勢力が発生するようになっている。この
結果、サンシェード16を開閉した場合に、ネット74
に弛みが発生しないようになっている。
【0061】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態のサンルーフ付き車両では、サンシェード16を
開放すると、ネット74の端部74Aが後方へ移動し、
ネット74が展開し、サンルーフ開口部を閉鎖する。
【0062】また、軸76が回転しネット74が展開し
た場合には、コイルスプリング88により、ネット74
を軸76に巻き上げる付勢力が発生し、ネット74に弛
みが発生しない。この結果、仮に、ルーフ開口状態(サ
ンルーフパネル14とサンシェード16とが開いている
状態)にあっても、展開したネット74によって、車内
の荷物等がサンルーフ開口部12から車外へ放出される
のを確実に防止することができる。
【0063】次に、本発明のサンルーフ付き車両の第4
実施形態を図16及び図17に従って説明する。
【0064】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0065】図16に示される如く、本実施形態のサン
ルーフ付き車両では、閉鎖手段としてのサンシェード1
6の前端両側部に、車両前後方向に沿って配設されたワ
イヤ94の後端部が夫々固定されている。サンルーフケ
ースの前部における車幅方向略中央部には、駆動手段と
してのワイヤ牽引装置96が配設されており、このワイ
ヤ牽引装置96には、複数個のガイドローラ98を経て
ガイドワイヤ94が接続されている。また、このワイヤ
牽引装置96は、シートベルトプリテンショナー等に使
用される周知の装置である。なお、ガイドワイヤ94は
図17に示される如く、サンルーフケース26のサンシ
ェードガイドレール64内に配設されている。
【0066】ワイヤ牽引装置96はロールオーバ検出セ
ンサ35に接続されており、ロールオーバ検出センサ3
5によりロールオーバが検出された場合に作動し、ガイ
ドワイヤ94を牽引するようになっている。また、ガイ
ドワイヤ94の牽引により、サンシェード16がサンル
ーフ開口部を閉鎖する位置へ移動するようになってい
る。
【0067】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態のサンルーフ付き車両では、ロールオーバ検出セ
ンサ35により車体のロールオーバが検出されると、ワ
イヤ牽引装置96が作動し、ワイヤ94が前方へ牽引さ
れる。この結果、ワイヤ94の後端部が固定されたサン
シェード16が前方へ移動され、サンシェード16がサ
ンルーフ開口部を閉鎖する。
【0068】従って、サンシェード16によって車内の
荷物等がサンルーフ開口部12から車外へ放出されるの
を確実に防止することができる。また、サンシェード1
6を利用したので、構造が簡単で格納スペースの点でも
有利になる。
【0069】なお、本実施形態において、サンシェード
16が開く方向(車両後方)へ一定以上の加速度で移動
した場合には、ロック機構が作動して、ワイヤ及びサン
シェード16の移動を禁止する、所謂イナーシャロック
機構をワイヤ牽引装置96に設けても良い。
【0070】次に、本発明のサンルーフ付き車両の第5
実施形態を図18〜図20に従って説明する。
【0071】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0072】図18に示される如く、本実施形態のサン
ルーフ付き車両では、サンシェード16の左右の側部1
6Bに、車両前後に所定の間隔を開けてロック機構を構
成する係合溝100が形成されており、サンルーフケー
ス26の左右両側部の前後方向中間部には、サンシェー
ド16の側部16Bに対向して、ロック機構を構成する
ロック装置102が配置されている。
【0073】図19に示される如く、ロック装置102
は、サンルーフケース26のサンシェードガイドレール
64に配置されており、ロックピン104がサンシェー
ド16の係合溝100に係合可能になっている。
【0074】図20(A)に示される如く、ロックピン
104は、ロック装置102のケース106内に挿入さ
れており、先端部104Aがケース106に形成された
切欠き107を通過可能になっている。また、ロックピ
ン104は、ケース106内に配設されているコイルス
プリング108により車両外方(図20の矢印F方向)
へ付勢されており、通常状態では、先端部104Aがケ
ース106内に入っている。
【0075】ケース106内には重り110が、車両前
後方向へ移動可能に配設されており、この重り110
は、ケース106内に配設されているコイルスプリング
112により車両前方(図20の矢印G方向)へ付勢さ
れている。また、ロックピン104と重り110との互
いに対向する面は、それぞれ傾斜面104B、110A
となっている。
【0076】このため、図20(B)に示される如く、
車両後突、ロールオーバ等によって、重り110に所定
値以上の車両後方への荷重が作用した場合には、重り1
10はコイルスプリング112の付勢力に抗して車両後
方(図の矢印H方向)へ移動する。この際、重り110
の傾斜面110Aと、ロックピン104の傾斜面104
Bとが摺動して、ロックピン104は、コイルスプリン
グ108の付勢力に抗して車幅内方(図の矢印J方向)
へ移動するようになっている。
【0077】この結果、ロックピン104の先端部10
4Aが、サンシェード16の係合溝100の係合壁部1
00Aに係合して、サンシェード16の開方向(車両後
方)への移動を阻止するようになっている。
【0078】係合溝100の係合壁部100Aと対向す
る壁部は、ガイド壁部100Bとなっている。このガイ
ド壁部100B及び、このガイド壁部100Bと対向す
るロックピン104の壁部104Cは、それぞれ傾斜面
となっている。
【0079】なお、図20(C)に示される如く、重り
110に所定値以上の車両後方への荷重が作用しなくな
った場合には、重り110はコイルスプリング112の
付勢力により車両前方(図の矢印G方向)へ移動する。
この際、重り110の傾斜面110Aと、ロックピン1
04の傾斜面104Bとが摺動して、ロックピン104
は、コイルスプリング108の付勢力により車幅外方
(図の矢印F方向)へ移動し、先端部104Aがケース
106内に入るようになっている。
【0080】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態のサンルーフ付き車両では、車両後突、ロールオ
ーバ等によって、ロック装置102の重り110に所定
値以上の車両後方への荷重が作用すると、重り110が
コイルスプリング112の付勢力に抗して車両後方(図
の矢印H方向)へ移動する。この際、重り110の傾斜
面110Aと、ロックピン104の傾斜面104Bとが
摺動して、ロックピン104は、コイルスプリング10
8の付勢力に抗して車幅内方(図の矢印J方向)へ移動
する。この結果、ロックピン104の先端部104A
が、サンシェード16の係合溝100の係合壁部100
Aに係合して、サンシェード16の開方向(車両後方)
への移動を阻止する。従って、車両後突、ロールオーバ
等によって、サンシェード16が閉状態から開状態へ移
動するのを阻止することができるため、車内の荷物等が
サンルーフ開口部12から車外へ放出されるのを防止す
ることができる。また、サンシェード16を利用したの
で、構造が簡単で格納スペースの点でも有利になる。
【0081】また、本実施形態のサンルーフ付き車両で
は、重り110に所定値以上の車両後方への荷重が作用
しなくなった場合には、重り110はコイルスプリング
112の付勢力により車両前方(図の矢印G方向)へ移
動する。この際、重り110の傾斜面110Aと、ロッ
クピン104の傾斜面104Bとが摺動して、ロックピ
ン104は、コイルスプリング108の付勢力により車
幅外方(図の矢印F方向)へ移動し、先端部104Aが
ケース106内に入るため、ロックが解錠され、閉じ方
向の慣性力を利用してサンシェード16を閉じることも
できる。
【0082】次に、本発明のサンルーフ付き車両の第6
実施形態を図21〜図26に従って説明する。
【0083】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0084】図21に示される如く、本実施形態のサン
ルーフ付き車両では、閉鎖手段としてのサンシェード1
6の内部に、非膨張とされた閉鎖手段としてのエアバッ
グ袋体120が略展開した状態で格納されている。サン
ルーフケース26の内側後部には、ロールオーバ検出セ
ンサ35に接続されている駆動手段としてのインフレー
タ122が配設されており、インフレータ122を内蔵
するディフューザ123には、車両前後方向に沿って蛇
腹状に折り畳まれたエアバッグ袋体120のガス導入部
120Aが接続されている。
【0085】図22に示される如く、エアバッグ袋体1
20のガス導入部120Aと本体部120Bとの境界部
には、絞り部120Cが形成されており、エアバッグ袋
体120の本体部120Bには、幅方向に所定の間隔を
開けて、前後方向へ延びる一対の非膨張部124が形成
されている。
【0086】図24に示される如く、エアバッグ袋体1
20の本体部120Bは、左右両側部が若干折り畳まれ
た状態で、サンシェード16の基材126と、サンシェ
ード16の表皮128との間に格納されている。
【0087】この結果、図23に示される如く、インフ
レータ122が作動すると、先ず、エアバッグ袋体12
0のガス導入部120Aが膨張展開し、サンシェード1
6を閉方向(車両前方)へ移動し、サンシェード16を
閉状態とするようになっている。
【0088】図25に示される如く、エアバッグ袋体1
20内にインフレータ122からガスがさらに流れ込む
と、エアバッグ袋体120の本体部120Bが車幅外方
へ膨張展開する。この結果、図26に示される如く、サ
ンシェード16の表皮128の車幅方向両端部128A
が開き、エアバッグ袋体120の本体部120Bの車幅
方向両側部120Cが車室内側に展開するようになって
いる。なお、 サンシェード16の表皮128はエアバ
ッグ袋体120に接着されており、落下しないようにな
っている。
【0089】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態のサンルーフ付き車両では、ロールオーバ検出セ
ンサ35により車体のロールオーバが検出されると、イ
ンフレータ122が作動する。インフレータ122が作
動すると、先ず、エアバッグ袋体120のガス導入部1
20Aが膨張展開し、サンシェード16を閉方向(車両
前方)へ移動し、サンシェード16を閉状態とするた
め、車内の荷物等がサンルーフ開口部12から車外へ放
出されるのを防止することができる。また、サンシェー
ド16内にエアバッグ袋体120が内蔵されているの
で、エアバッグ袋体120による緩衝作用が得られる。
さらに、エアバッグ袋体120はサンシェード16と伴
に車両前方へ移動されるため、エアバッグ袋体120の
案内手段を別に設ける必要がないので、構成が簡単にな
る。
【0090】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、ネットに代えて、透明なシート等の他の
帯状部材を使用しても良い。
【0091】また、上記各実施形態では、サンルーフパ
ネル14とサンシェード16とが独立したサンルーフ付
き車両について説明したが、本発明はサンルーフパネル
が透明でなく、サンルーフパネルとサンシェードとが一
体となった構成のサンルーフ付き車両にも適用可能であ
る。
【0092】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、車室天井部に
形成されたルーフ開口部を開閉可能に設けられたサンル
ーフ付き車両であって、車両のロールオーバを検出する
ためのロールオーバ検出手段と、ロールオーバ検出手段
の検出値に基づき作動する駆動手段と、駆動手段の作動
によりルーフ開口部を閉鎖する閉鎖手段と、を有するた
め、ロールオーバした場合にルーフ開口部から車内の荷
物等が車外へ放出されるのを防止することができるとい
う優れた効果を有する。
【0093】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
サンルーフ付き車両において、駆動手段はインフレータ
であり、閉鎖手段はインフレータにより膨張展開するエ
アバッグ袋体であるため、請求項1記載の効果に加え
て、エアバッグ袋体による緩衝作用が得られるという優
れた効果を有する。また、サンルーフが破損した場合に
も、エアバッグ袋体により、車内の荷物等の車外への放
出を防止することができるという優れた効果を有する。
【0094】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
サンルーフ付き車両において、エアバッグ袋体は車両幅
方向両端部から先行して車両前方へ向けて展開する展開
誘導手段を有するため、請求項2記載の効果に加えて、
エアバッグ袋体がスムーズに展開し、短時間にルーフ開
口部全域を閉鎖できるという優れた効果を有する。
【0095】請求項4記載の本発明は、請求項1記載の
サンルーフ付き車両において、閉鎖手段は帯状部材であ
り、駆動手段は帯状部材に連結されたワイヤを牽引する
ワイヤ牽引装置であるため、請求項1記載の効果に加え
て、格納スペースの点で有利であるという優れた効果を
有する。請求項5記載の本発明は、請求項4記載のサン
ルーフ付き車両において、帯状部材の前方両端部には、
作動前半にワイヤを介して前方へ駆動されると共に作動
後半に慣性力によりワイヤに沿って前方へ相対移動する
牽引力伝達部材が設けられているため、請求項4記載の
効果に加えて、ワイヤ牽引装置の作動ストロークを最小
限にすることができ、装置の小型化が可能になるという
優れた効果を有する。
【0096】請求項6記載の本発明は、請求項1記載の
サンルーフ付き車両において、全閉状態にて閉鎖手段を
その位置にて固定するロック手段を有するため、請求項
1記載の効果に加えて、閉鎖手段が全閉位置から再び開
き方向へ移動するくことがなく、車内の荷物等の車外へ
の放出を確実に防止することができるという優れた効果
を有する。
【0097】請求項7記載の本発明は、請求項1記載の
サンルーフ付き車両において、閉鎖手段はサンルーフで
あるため、請求項1記載の効果に加えて、構造が簡単で
あるという優れた効果を有する。
【0098】請求項8記載の本発明は、請求項1記載の
サンルーフ付き車両において、閉鎖手段はサンルーフ及
びサンルーフに内蔵されたエアバッグ袋体であり、駆動
手段はエアバッグ袋体にガスを供給すると共に、サンル
ーフをルーフ開口部閉鎖位置へ移動するインフレータで
あるため、請求項1記載の効果に加えて、エアバッグ袋
体による緩衝作用が得られるという優れた効果を有す
る。また、エアバッグ袋体の案内手段を別に設ける必要
がないという優れた効果を有する。
【0099】請求項9記載の本発明は、車室天井部に形
成されたルーフ開口部を開閉可能に設けられたサンルー
フ付き車両であって、サンルーフの開き方向に所定値以
上の加速度が作用したときのみに、サンルーフの移動を
阻止するロック機構を設けたため、閉じ方向の慣性力を
利用してサンルーフを閉じることができ、ロールオーバ
した場合にルーフ開口部から車内の荷物等が車外へ放出
されるのを防止することができるという優れた効果を有
する。
【0100】請求項10記載の本発明は、車室天井部に
形成されたルーフ開口部を開閉可能に設けられたサンル
ーフ付き車両であって、ルーフ開口部前方に収納された
帯状部材と、サンルーフの前端とを結合し、サンルーフ
と連動して帯状部材がルーフ開口部を閉鎖する位置に展
開するため、簡単な構成によって、ロールオーバした場
合に車内の荷物等の車外への放出を防止することができ
るという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るサンルーフ付き車
両の車室天井部を示す車両斜め前方から見た一部を断面
とした斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るサンルーフ付き車
両の車室天井部を示す車室内側斜め前方から見た斜視図
である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るサンルーフ付き車
両の車室天井部を示す側断面である。
【図4】図3の4−4線に沿った断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るサンルーフ付き車
両のエアバッグ袋体の展開状態を示す平面図である。
【図6】本発明の第1実施形態の変形例に係るサンルー
フ付き車両のロック手段を示す車両斜め後方から見た斜
視図である。
【図7】(A)〜(C)は本発明の第1実施形態の変形
例に係るサンルーフ付き車両の作用説明図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るサンルーフ付き車
両の車室天井部を示す車両斜め前方から見た一部を断面
とした斜視図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係るサンルーフ付き車
両の牽引力伝達部材を示す側面図である。
【図10】図8の10−10線に沿った断面図である。
【図11】本発明の第2実施形態に係るサンルーフ付き
車両の帯状部材の展開状態を示す車両斜め前方から見た
斜視図である。
【図12】本発明の第2実施形態に係るサンルーフ付き
車両の牽引力伝達部材とロック手段との位置関係を示す
側面図である。
【図13】本発明の第3実施形態に係るサンルーフ付き
車両の車室天井部を示す車両斜め前方から見た斜視図で
ある。
【図14】本発明の第3実施形態に係るサンルーフ付き
車両の要部を示す車両斜め前方から見た分解斜視図であ
る。
【図15】図13の15−15線に沿った断面図であ
る。
【図16】本発明の第4実施形態に係るサンルーフ付き
車両の車室天井部を示す車両斜め前方から見た斜視図で
ある。
【図17】図16の17−17線に沿った断面図であ
る。
【図18】本発明の第5実施形態に係るサンルーフ付き
車両の車室天井部を示す車両斜め前方から見た斜視図で
ある。
【図19】図18の19−19線に沿った断面図であ
る。
【図20】(A)〜(C)は本発明の第5実施形態に係
るサンルーフ付き車両の作用説明図である。
【図21】本発明の第6実施形態に係るサンルーフ付き
車両の車室天井部における要部を示す車両斜め前方から
見た斜視図である。
【図22】本発明の第6実施形態に係るサンルーフ付き
車両のサンルーフ開口状態に於ける要部を示す概略平面
図である。
【図23】本発明の第6実施形態に係るサンルーフ付き
車両のサンルーフ閉鎖状態に於ける要部を一部断面で示
す概略平面図である。
【図24】図21の24−24線に沿った断面図であ
る。
【図25】本発明の第6実施形態に係るサンルーフ付き
車両のエアバッグ袋体膨張完了状態に於ける要部を一部
断面で示す概略平面図である。
【図26】本発明の第6実施形態に係るサンルーフ付き
車両のエアバッグ袋体膨張完了状態に於ける図24に対
応する断面図である。
【図27】従来の実施形態に係るサンルーフ付き車両の
要部を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 車室天井部 12 サンルーフ開口部 14 サンルーフパネル(サンルーフ) 16 サンシェード(サンルーフ) 18 天井内装材 22 ガイドワイヤ 22A ガイドワイヤの係合部(ロック手段) 24 天井内装材のケース収納部 26 サンルーフケース 28 インフレータ(駆動手段) 30 エアバッグ袋体(閉鎖手段) 35 ロールオーバ検出センサ(ロールオーバ検出手
段) 40 エアバッグ袋体の膨張部 40A 展開誘導膨張部(展開誘導手段) 42 移動部材 48 係止爪(ロック手段) 54 ネット(帯状部材、閉鎖手段) 56 ブロック(牽引力伝達部材) 60 ワイヤ 70 ワイヤ牽引装置(駆動手段) 72 ストッパ(ロック手段) 74 ネット(帯状部材) 96 ワイヤ牽引装置(駆動手段) 100 係合溝(ロック機構) 102 ロック装置(ロック機構) 104 ロックピン 108 コイルスプリング 110 重り 112 コイルスプリング 120 エアバッグ袋体(閉鎖手段) 120A エアバッグ袋体のガス導入部 120B エアバッグ袋体の本体部 122 インフレータ(駆動手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石本 修一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 弘中 修一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室天井部に形成されたルーフ開口部を
    開閉可能に設けられたサンルーフ付き車両であって、 車両のロールオーバを検出するためのロールオーバ検出
    手段と、 該ロールオーバ検出手段の検出値に基づき作動する駆動
    手段と、 該駆動手段の作動により前記ルーフ開口部を閉鎖する閉
    鎖手段と、 を有することを特徴とするサンルーフ付き車両。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段はインフレータであり、 前記閉鎖手段は前記インフレータにより膨張展開するエ
    アバッグ袋体であることを特徴とする請求項1記載のサ
    ンルーフ付き車両。
  3. 【請求項3】 前記エアバッグ袋体は車両幅方向両端部
    から先行して車両前方へ向けて展開する展開誘導手段を
    有することを特徴とする請求項2記載のサンルーフ付き
    車両。
  4. 【請求項4】 前記閉鎖手段は帯状部材であり、 前記駆動手段は前記帯状部材に連結されたワイヤを牽引
    するワイヤ牽引装置であることを特徴とする請求項1記
    載のサンルーフ付き車両。
  5. 【請求項5】 前記帯状部材の前方両端部には、作動前
    半に前記ワイヤを介して前方へ駆動されると共に作動後
    半に慣性力により前記ワイヤに沿って前方へ相対移動す
    る牽引力伝達部材が設けられていることを特徴とする請
    求項4記載のサンルーフ付き車両。
  6. 【請求項6】 全閉状態にて前記閉鎖手段をその位置に
    て固定するロック手段を有することを特徴とする請求項
    1記載のサンルーフ付き車両。
  7. 【請求項7】 前記閉鎖手段はサンルーフであることを
    特徴とする請求項1記載のサンルーフ付き車両。
  8. 【請求項8】 前記閉鎖手段はサンルーフ及びサンルー
    フに内蔵されたエアバッグ袋体であり、 前記駆動手段は前記エアバッグ袋体にガスを供給すると
    共に、サンルーフをルーフ開口部閉鎖位置へ移動するイ
    ンフレータであることを特徴とする請求項1記載のサン
    ルーフ付き車両。
  9. 【請求項9】 車室天井部に形成されたルーフ開口部を
    開閉可能に設けられたサンルーフ付き車両であって、 サンルーフの開き方向に所定値以上の加速度が作用した
    ときのみに、前記サンルーフの移動を阻止するロック機
    構を設けたことを特徴とするサンルーフ付き車両。
  10. 【請求項10】 車室天井部に形成されたルーフ開口部
    を開閉可能に設けられたサンルーフ付き車両であって、 前記ルーフ開口部前方に収納された帯状部材と、サンル
    ーフの前端とを結合し、前記サンルーフと連動して前記
    帯状部材が前記ルーフ開口部を閉鎖する位置に展開する
    ことを特徴とするサンルーフ付き車両。
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