JP2780937B2 - 乗物の側面衝撃に対する搭乗者拘束手段及びその拘束方法 - Google Patents
乗物の側面衝撃に対する搭乗者拘束手段及びその拘束方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衝突等のとき、乗物の
搭乗者を保護する方法及び装置、特に、乗物に側面衝撃
が加わったとき、乗物の搭乗者を拘束する方法及び装置
に関する。
搭乗者を保護する方法及び装置、特に、乗物に側面衝撃
が加わったとき、乗物の搭乗者を拘束する方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】乗物に側面衝撃が加わったとき、乗物の
搭乗者を保護する乗物の搭乗者拘束手段は公知である。
典型的に、かかる乗物の搭乗者拘束手段は、膨張可能な
エアバッグと、該エアバッグを膨張させる膨張流体源と
を備えており、その双方が乗物のドアに取り付けられて
いる。乗物に側面衝撃が加わると、該膨張流体源は、エ
アバッグを膨張させる膨張流体を提供する。この膨張し
たエアバッグは、乗物に対して側面衝撃が加わる間に、
搭乗者の動きを拘束して、搭乗者が乗物の部分に強くぶ
つかるのを防止する。
搭乗者を保護する乗物の搭乗者拘束手段は公知である。
典型的に、かかる乗物の搭乗者拘束手段は、膨張可能な
エアバッグと、該エアバッグを膨張させる膨張流体源と
を備えており、その双方が乗物のドアに取り付けられて
いる。乗物に側面衝撃が加わると、該膨張流体源は、エ
アバッグを膨張させる膨張流体を提供する。この膨張し
たエアバッグは、乗物に対して側面衝撃が加わる間に、
搭乗者の動きを拘束して、搭乗者が乗物の部分に強くぶ
つかるのを防止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、乗物に側面
衝撃が加わったとき、搭乗者の上部肋骨領域を拘束する
前に、搭乗者の肩を拘束することにより、その搭乗者の
上部肋骨領域の損傷の可能性を最小とし、更に、搭乗者
の頭部を保護する、乗物の搭乗者用の膨張可能な拘束装
置を提供するものである。
衝撃が加わったとき、搭乗者の上部肋骨領域を拘束する
前に、搭乗者の肩を拘束することにより、その搭乗者の
上部肋骨領域の損傷の可能性を最小とし、更に、搭乗者
の頭部を保護する、乗物の搭乗者用の膨張可能な拘束装
置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、搭乗者
室と、乗物の前面と、後部と、側部とを有する乗物に対
して側面衝撃が加えられた際に、搭乗者を拘束して保持
する搭乗者拘束装置であって、乗物に加えられた上記側
面衝撃を検出する衝撃検出手段と、格納状態から膨張状
態まで乗物の側部と搭乗者との間に膨張可能なエアバッ
ク組立体と、を備え、上記エアバック組立体は、膨張し
た際に搭乗者の肩領域に係合して搭乗者の肩領域を乗物
の側部から保護するべく格納時に搭乗者の肩領域に隣接
して配置されている搭乗者の肩部拘束手段を形成する第
1の膨張可能な部分及び膨張した際に搭乗者の上部肋骨
領域に係合して搭乗者の肋骨領域を乗物の側部から保護
するべく格納時に搭乗者の上部肋骨領域に隣接して配置
されている搭乗者の上部肋骨部拘束手段を形成する第2
の膨張可能な部分を備える単一のエアバッグと、上記衝
撃検出手段により乗物に対する側面衝撃が検出された際
に上記第1の膨張可能な部分及び上記第2の膨張可能な
部分に膨張流体を向けて膨張させる単一のインフレータ
と、を含み、上記第1の膨張可能な部分は、上記乗物の
前方及び後方への走行方向に伸長する第1の仮想垂直面
内に位置する第1の最内方搭乗者接触点まで膨張可能で
あり、上記第2の膨張可能な部分は、上記乗物の前方及
び後方への走行方向に伸長する第2の仮想垂直面内に位
置する第2の最内方搭乗者接触点まで膨張可能であり、
ここで上記第1及び第2の仮想垂直面は、上記乗物の前
方及び後方への走行方向に向けて伸長し且つ該走行方向
に対して該乗物を左右に二等分する仮想中央垂直面に対
して略平行に位置し、上記第1の仮想垂直面は、上記第
2の仮想垂直面に対するよりも上記仮想中央垂直に対し
て、より近い距離に位置している、ことを特徴とする搭
乗者拘束装置が提供される。
室と、乗物の前面と、後部と、側部とを有する乗物に対
して側面衝撃が加えられた際に、搭乗者を拘束して保持
する搭乗者拘束装置であって、乗物に加えられた上記側
面衝撃を検出する衝撃検出手段と、格納状態から膨張状
態まで乗物の側部と搭乗者との間に膨張可能なエアバッ
ク組立体と、を備え、上記エアバック組立体は、膨張し
た際に搭乗者の肩領域に係合して搭乗者の肩領域を乗物
の側部から保護するべく格納時に搭乗者の肩領域に隣接
して配置されている搭乗者の肩部拘束手段を形成する第
1の膨張可能な部分及び膨張した際に搭乗者の上部肋骨
領域に係合して搭乗者の肋骨領域を乗物の側部から保護
するべく格納時に搭乗者の上部肋骨領域に隣接して配置
されている搭乗者の上部肋骨部拘束手段を形成する第2
の膨張可能な部分を備える単一のエアバッグと、上記衝
撃検出手段により乗物に対する側面衝撃が検出された際
に上記第1の膨張可能な部分及び上記第2の膨張可能な
部分に膨張流体を向けて膨張させる単一のインフレータ
と、を含み、上記第1の膨張可能な部分は、上記乗物の
前方及び後方への走行方向に伸長する第1の仮想垂直面
内に位置する第1の最内方搭乗者接触点まで膨張可能で
あり、上記第2の膨張可能な部分は、上記乗物の前方及
び後方への走行方向に伸長する第2の仮想垂直面内に位
置する第2の最内方搭乗者接触点まで膨張可能であり、
ここで上記第1及び第2の仮想垂直面は、上記乗物の前
方及び後方への走行方向に向けて伸長し且つ該走行方向
に対して該乗物を左右に二等分する仮想中央垂直面に対
して略平行に位置し、上記第1の仮想垂直面は、上記第
2の仮想垂直面に対するよりも上記仮想中央垂直に対し
て、より近い距離に位置している、ことを特徴とする搭
乗者拘束装置が提供される。
【0005】本発明の一つの特徴によれば、上記乗物の
搭乗者の肩部拘束手段は、乗物のドアのような乗物の側
面に設けられていて、格納状態から、乗物の側部と乗物
の搭乗者の肩部分との間に膨張した膨張状態まで膨張可
能である。上記肩部拘束手段は、膨張したとき、乗物の
搭乗者の肩に係合してこれを保護する。また、肩部拘束
手段とは別個の乗物の搭乗者の上部肋骨部拘束手段も乗
物の側部に配置されており、格納状態から乗物の側部と
搭乗者の上部肋骨領域との間に膨張した膨張状態まで膨
張可能である。上記上部肋骨部拘束手段は、膨張したと
き、乗物の搭乗者の上部肋骨領域に係合してこれを保護
する。
搭乗者の肩部拘束手段は、乗物のドアのような乗物の側
面に設けられていて、格納状態から、乗物の側部と乗物
の搭乗者の肩部分との間に膨張した膨張状態まで膨張可
能である。上記肩部拘束手段は、膨張したとき、乗物の
搭乗者の肩に係合してこれを保護する。また、肩部拘束
手段とは別個の乗物の搭乗者の上部肋骨部拘束手段も乗
物の側部に配置されており、格納状態から乗物の側部と
搭乗者の上部肋骨領域との間に膨張した膨張状態まで膨
張可能である。上記上部肋骨部拘束手段は、膨張したと
き、乗物の搭乗者の上部肋骨領域に係合してこれを保護
する。
【0006】また、乗物に加わる側面衝撃を検出する衝
撃検出手段が設けられている。乗物の側面衝撃がこの衝
撃検出手段により検出されたとき、膨張流体を乗物の搭
乗者の肩部拘束手段及び乗物の搭乗者の上部肋骨部拘束
手段に導入する膨張流体導通手段が設けられている。
撃検出手段が設けられている。乗物の側面衝撃がこの衝
撃検出手段により検出されたとき、膨張流体を乗物の搭
乗者の肩部拘束手段及び乗物の搭乗者の上部肋骨部拘束
手段に導入する膨張流体導通手段が設けられている。
【0007】搭乗者の肩部拘束手段は、膨張したとき
に、乗物の前方及び後方への走行方向に伸長する第1の
仮想垂直面内に位置する搭乗者室内の第1の最内方搭乗
者接触点を備えている。搭乗者の上部肋骨部拘束手段
は、膨張したときに、乗物の前方及び後方への走行方向
に伸長する第2の仮想垂直面内に位置する搭乗者室内の
第2の最内方搭乗者接触点を備えている。これらの第1
及び第2の仮想垂直面は、乗物の前方及び後方への走行
方向に伸長する仮想中央垂直面に対して平行に位置して
おり、その乗物の前方及び後方への走行方向に該乗物を
左右に二等分する。第1の仮想垂直面は、仮想中央垂直
面に対して第2の仮想垂直面よりも近接した距離にあ
る。このため、搭乗者の肩部拘束手段の第1の最内方搭
乗者接触点は、搭乗者の肩部拘束手段及び搭乗者の上部
肋骨部拘束手段が膨張したとき、搭乗者に対して搭乗者
の上部肋骨部拘束手段の第2の最内方搭乗者接触点より
も近接した距離にある。
に、乗物の前方及び後方への走行方向に伸長する第1の
仮想垂直面内に位置する搭乗者室内の第1の最内方搭乗
者接触点を備えている。搭乗者の上部肋骨部拘束手段
は、膨張したときに、乗物の前方及び後方への走行方向
に伸長する第2の仮想垂直面内に位置する搭乗者室内の
第2の最内方搭乗者接触点を備えている。これらの第1
及び第2の仮想垂直面は、乗物の前方及び後方への走行
方向に伸長する仮想中央垂直面に対して平行に位置して
おり、その乗物の前方及び後方への走行方向に該乗物を
左右に二等分する。第1の仮想垂直面は、仮想中央垂直
面に対して第2の仮想垂直面よりも近接した距離にあ
る。このため、搭乗者の肩部拘束手段の第1の最内方搭
乗者接触点は、搭乗者の肩部拘束手段及び搭乗者の上部
肋骨部拘束手段が膨張したとき、搭乗者に対して搭乗者
の上部肋骨部拘束手段の第2の最内方搭乗者接触点より
も近接した距離にある。
【0008】搭乗者の肩部拘束手段及び搭乗者の上部肋
骨部拘束手段が膨張しているとき、搭乗者の肩部拘束手
段の第1の最内方搭乗者接触点は、搭乗者に対して搭乗
者の上部肋骨部拘束手段の第2の最内方搭乗者接触点よ
りも近接した距離にあるため、搭乗者の上部肋骨領域が
搭乗者の上部肋骨部拘束手段に係合する前に、搭乗者の
肩が搭乗者の上部肋骨部拘束手段に係合する可能性は、
その他の場合よりも大きくなる。このため、搭乗者の上
部肋骨領域が膨張する搭乗者の上部肋骨部拘束手段によ
って拘束される前に、搭乗者の肩が膨張する搭乗者の肩
部拘束手段により拘束される可能性はより大きくなる。
骨部拘束手段が膨張しているとき、搭乗者の肩部拘束手
段の第1の最内方搭乗者接触点は、搭乗者に対して搭乗
者の上部肋骨部拘束手段の第2の最内方搭乗者接触点よ
りも近接した距離にあるため、搭乗者の上部肋骨領域が
搭乗者の上部肋骨部拘束手段に係合する前に、搭乗者の
肩が搭乗者の上部肋骨部拘束手段に係合する可能性は、
その他の場合よりも大きくなる。このため、搭乗者の上
部肋骨領域が膨張する搭乗者の上部肋骨部拘束手段によ
って拘束される前に、搭乗者の肩が膨張する搭乗者の肩
部拘束手段により拘束される可能性はより大きくなる。
【0009】人間の肩構造は、人間の上部肋骨領域より
もより大きい荷重及び撓みに耐え得ることが公知であ
る。また、人間の上部肋骨領域は、その下部肋骨領域
(腹部肋骨)よりも大きい荷重及び撓みに耐え得ること
も公知である。また、最下部肋骨領域は、上部肋骨領域
よりも損傷を受け易く、更に、人間の上部肋骨領域は、
その肩構造よりも損傷を受け易いことも公知である。
もより大きい荷重及び撓みに耐え得ることが公知であ
る。また、人間の上部肋骨領域は、その下部肋骨領域
(腹部肋骨)よりも大きい荷重及び撓みに耐え得ること
も公知である。また、最下部肋骨領域は、上部肋骨領域
よりも損傷を受け易く、更に、人間の上部肋骨領域は、
その肩構造よりも損傷を受け易いことも公知である。
【0010】本発明によれば、搭乗者の上部肋骨領域が
拘束される前に、搭乗者の肩が拘束されるので、その搭
乗者の上部肋骨領域が損傷する可能性は最小となる。更
に、本発明によれば、搭乗者の最下部肋骨領域に著しい
荷重が加わることはない。このため、本発明によれば、
搭乗者の上部肋骨領域よりも搭乗者の肩により大きい拘
束力が加わり、このため、搭乗者の上部肋骨領域が損傷
する可能性が小さくなる。
拘束される前に、搭乗者の肩が拘束されるので、その搭
乗者の上部肋骨領域が損傷する可能性は最小となる。更
に、本発明によれば、搭乗者の最下部肋骨領域に著しい
荷重が加わることはない。このため、本発明によれば、
搭乗者の上部肋骨領域よりも搭乗者の肩により大きい拘
束力が加わり、このため、搭乗者の上部肋骨領域が損傷
する可能性が小さくなる。
【0011】また本発明によれば、搭乗者室と、乗物の
前面と、後部と、側部とを有する乗物に対して側面衝撃
が加えられた際に、搭乗者を拘束して保護する搭乗者拘
束装置であって、乗物に加えられた上記側面衝撃を検出
する衝撃検出手段と、乗物側部と搭乗者との間で格納状
態から膨張状態まで膨張可能なエアバッグ組立体であっ
て、膨張して搭乗者の肩領域に係合して搭乗者の肩部拘
束手段を形成するべく格納時に搭乗者の肩領域に隣接し
た位置に配置されている第1の膨張可能な部分と、膨張
して搭乗者の上部肋骨領域に係合して搭乗者の上部肋骨
部拘束手段を形成するべく格納時に搭乗者の上部肋骨領
域に隣接した位置に配置されている第2の膨張可能な部
分と、を備える単一のエアバッグと、該エアバッグの外
部に設けられており上記衝撃検出手段により乗物に対す
る側面衝撃が検出された際に上記第1の膨張可能な部分
及び第2の膨張可能な部分に膨張流体を向けて膨張させ
る単一のインフレータと、を含むエアバッグ組立体と、
を備え、該エアバッグ組立体がさらに、膨張して搭乗者
の頭領域に係合する搭乗者の頭部拘束手段を形成するべ
く上記第1の膨張可能な部分に連結して設けられている
追加の膨張可能な部分と、上記第1の膨張可能な部分と
上記追加の膨張可能な部分とを相互連結し、上記第1及
び第2の膨張可能な部分が上記インフレータにより膨張
して、上記搭乗者の肩部拘束手段及び前記搭乗者の上部
肋骨部拘束手段が搭乗者の肩及び肋骨に係合した後に、
上記第1及び第2の膨張可能な部分から上記追加の膨張
可能な部分まで、膨張流体を導通させる流体導通手段
と、を備えることを特徴とする搭乗者拘束装置が提供さ
れる。
前面と、後部と、側部とを有する乗物に対して側面衝撃
が加えられた際に、搭乗者を拘束して保護する搭乗者拘
束装置であって、乗物に加えられた上記側面衝撃を検出
する衝撃検出手段と、乗物側部と搭乗者との間で格納状
態から膨張状態まで膨張可能なエアバッグ組立体であっ
て、膨張して搭乗者の肩領域に係合して搭乗者の肩部拘
束手段を形成するべく格納時に搭乗者の肩領域に隣接し
た位置に配置されている第1の膨張可能な部分と、膨張
して搭乗者の上部肋骨領域に係合して搭乗者の上部肋骨
部拘束手段を形成するべく格納時に搭乗者の上部肋骨領
域に隣接した位置に配置されている第2の膨張可能な部
分と、を備える単一のエアバッグと、該エアバッグの外
部に設けられており上記衝撃検出手段により乗物に対す
る側面衝撃が検出された際に上記第1の膨張可能な部分
及び第2の膨張可能な部分に膨張流体を向けて膨張させ
る単一のインフレータと、を含むエアバッグ組立体と、
を備え、該エアバッグ組立体がさらに、膨張して搭乗者
の頭領域に係合する搭乗者の頭部拘束手段を形成するべ
く上記第1の膨張可能な部分に連結して設けられている
追加の膨張可能な部分と、上記第1の膨張可能な部分と
上記追加の膨張可能な部分とを相互連結し、上記第1及
び第2の膨張可能な部分が上記インフレータにより膨張
して、上記搭乗者の肩部拘束手段及び前記搭乗者の上部
肋骨部拘束手段が搭乗者の肩及び肋骨に係合した後に、
上記第1及び第2の膨張可能な部分から上記追加の膨張
可能な部分まで、膨張流体を導通させる流体導通手段
と、を備えることを特徴とする搭乗者拘束装置が提供さ
れる。
【0012】さらに本発明によれば、搭乗者室と、乗物
の前面と、後部と、側部とを有する乗物に対して側面衝
撃が加えられた際に、搭乗者を拘束して保護する搭乗者
拘束装置であって、乗物に加えられた上記側面衝撃を検
出する衝撃検出手段と、乗物の側面と搭乗者の側面との
間で、格納状態から膨張状態まで膨張可能な乗物の搭乗
者を保護する搭乗者拘束手段と、を備え、上記搭乗者拘
束手段は、膨張した際に搭乗者の上半身と係合して上半
身を保護するべく格納時に搭乗者の上半身に隣接した位
置に配置されている膨張可能な上半身拘束部分と、上記
上半身拘束部分に連結されており且つ膨張した際に搭乗
者の頭部と係合して保護するべく上記上半身拘束部分に
隣接した位置に配置されている膨張可能な頭拘束部分
と、上記搭乗者拘束手段の外部に設けられており上記衝
撃検出手段によって側面衝撃が検出された際に上記上半
身拘束部分を膨張させるため膨張流体を開放させる単一
のインフレータと、該膨張流体を上半身拘束部分に向け
るディフューザと、上記インフレータからの膨張流体に
よって上記上半身拘束部分が膨張して搭乗者の上半身に
係合した後で、上記頭拘束部分を搭乗者の頭部に係合す
る位置まで膨張させるべく、上記上半身拘束部分から上
記頭拘束部分まで膨張流体を流動させるため、上半身拘
束部分と頭拘束部分とを相互連結する少なくとも1の通
路を含む流体導通手段と、を備えることを特徴とする搭
乗者拘束装置が提供される。
の前面と、後部と、側部とを有する乗物に対して側面衝
撃が加えられた際に、搭乗者を拘束して保護する搭乗者
拘束装置であって、乗物に加えられた上記側面衝撃を検
出する衝撃検出手段と、乗物の側面と搭乗者の側面との
間で、格納状態から膨張状態まで膨張可能な乗物の搭乗
者を保護する搭乗者拘束手段と、を備え、上記搭乗者拘
束手段は、膨張した際に搭乗者の上半身と係合して上半
身を保護するべく格納時に搭乗者の上半身に隣接した位
置に配置されている膨張可能な上半身拘束部分と、上記
上半身拘束部分に連結されており且つ膨張した際に搭乗
者の頭部と係合して保護するべく上記上半身拘束部分に
隣接した位置に配置されている膨張可能な頭拘束部分
と、上記搭乗者拘束手段の外部に設けられており上記衝
撃検出手段によって側面衝撃が検出された際に上記上半
身拘束部分を膨張させるため膨張流体を開放させる単一
のインフレータと、該膨張流体を上半身拘束部分に向け
るディフューザと、上記インフレータからの膨張流体に
よって上記上半身拘束部分が膨張して搭乗者の上半身に
係合した後で、上記頭拘束部分を搭乗者の頭部に係合す
る位置まで膨張させるべく、上記上半身拘束部分から上
記頭拘束部分まで膨張流体を流動させるため、上半身拘
束部分と頭拘束部分とを相互連結する少なくとも1の通
路を含む流体導通手段と、を備えることを特徴とする搭
乗者拘束装置が提供される。
【0013】上記搭乗者拘束装置は、格納状態から乗物
の側部と乗物の搭乗者の側部との間に膨張した状態まで
膨張可能な乗物の搭乗者拘束手段を備えている。該乗物
の搭乗者拘束手段は、膨張した際に搭乗者の上半身に係
合してこれを保護する膨張可能な上半身拘束部分と、膨
張した際に搭乗者の頭部に係合してこれを保護する膨張
可能な頭拘束部分と、を備えている。また、乗物に加わ
る側面衝撃を検出する衝撃検出手段が設けられている。
また、乗物に側面衝撃が加わったことが該衝撃検出手段
により検出されたとき、膨張流体を上半身拘束部分内に
導入して、該上半身拘束部分を膨張させるディフューザ
が設けられている。該上半身拘束部分が膨張して、搭乗
者の上半身に係合した後に、頭拘束部分を膨張させて、
搭乗者の頭部に係合させるべく膨張させる流体導通手段
が設けられている。このように、頭拘束部分が搭乗者の
頭部に係合する時期が上半身拘束部分が搭乗者の上半身
に係合する時期よりも遅くなる。
の側部と乗物の搭乗者の側部との間に膨張した状態まで
膨張可能な乗物の搭乗者拘束手段を備えている。該乗物
の搭乗者拘束手段は、膨張した際に搭乗者の上半身に係
合してこれを保護する膨張可能な上半身拘束部分と、膨
張した際に搭乗者の頭部に係合してこれを保護する膨張
可能な頭拘束部分と、を備えている。また、乗物に加わ
る側面衝撃を検出する衝撃検出手段が設けられている。
また、乗物に側面衝撃が加わったことが該衝撃検出手段
により検出されたとき、膨張流体を上半身拘束部分内に
導入して、該上半身拘束部分を膨張させるディフューザ
が設けられている。該上半身拘束部分が膨張して、搭乗
者の上半身に係合した後に、頭拘束部分を膨張させて、
搭乗者の頭部に係合させるべく膨張させる流体導通手段
が設けられている。このように、頭拘束部分が搭乗者の
頭部に係合する時期が上半身拘束部分が搭乗者の上半身
に係合する時期よりも遅くなる。
【0014】こうして、搭乗者拘束手段によって搭乗者
の頭部を拘束する時点を搭乗者の上半身を拘束する時点
よりも遅らせることで一つの利点が得られる。具体的に
は、乗物に側面衝撃が加わる間に、上半身は、頭部の下
方の位置から動いて、衝撃を受けた乗物の側部に向けて
その頭部を回転させる。乗物の搭乗者拘束手段の頭拘束
部分が搭乗者の頭部に係合し且つ該頭部を拘束する時点
を乗物の搭乗者拘束手段の上半身拘束部分が搭乗者の上
半身に係合する時点よりも遅くすることによって、搭乗
者は、上半身並びに頭部を損傷しないように最適な状態
にて保護されることになる。
の頭部を拘束する時点を搭乗者の上半身を拘束する時点
よりも遅らせることで一つの利点が得られる。具体的に
は、乗物に側面衝撃が加わる間に、上半身は、頭部の下
方の位置から動いて、衝撃を受けた乗物の側部に向けて
その頭部を回転させる。乗物の搭乗者拘束手段の頭拘束
部分が搭乗者の頭部に係合し且つ該頭部を拘束する時点
を乗物の搭乗者拘束手段の上半身拘束部分が搭乗者の上
半身に係合する時点よりも遅くすることによって、搭乗
者は、上半身並びに頭部を損傷しないように最適な状態
にて保護されることになる。
【0015】
【実施例】本発明の上記及びその他の特徴は、本発明の
当業者が添付図面を参照しつつ、以下の詳細な説明を読
むことにより、明らかになるであろう。
当業者が添付図面を参照しつつ、以下の詳細な説明を読
むことにより、明らかになるであろう。
【0016】本発明は、乗物に側面衝撃が加わったと
き、乗物の搭乗者の動きを拘束する乗物の搭乗者用の膨
張可能な拘束装置に関するものである。この搭乗者拘束
装置の具体的な構造は変更を加えることが可能である。
一例として、乗物の搭乗者用の膨張可能な拘束装置10
が図1に示してある。該乗物の搭乗者拘束装置10は、
矢印Aで示した前方への走行方向と、矢印Bで示した後
方への走行方向とを有する乗物内に取り付けられてい
る。
き、乗物の搭乗者の動きを拘束する乗物の搭乗者用の膨
張可能な拘束装置に関するものである。この搭乗者拘束
装置の具体的な構造は変更を加えることが可能である。
一例として、乗物の搭乗者用の膨張可能な拘束装置10
が図1に示してある。該乗物の搭乗者拘束装置10は、
矢印Aで示した前方への走行方向と、矢印Bで示した後
方への走行方向とを有する乗物内に取り付けられてい
る。
【0017】図1及び図2を参照すると、該乗物は、乗
物の乗客室内に配置され且つシートトラック14上に取
り付けられた乗物座席(シート)12を備えている。乗
物ドア16がシート12の脇にある乗物の側部に取り付
けられている。該ドア16は、搭乗者が乗客室に入り、
また搭乗者が乗客室から出ることを可能にする。
物の乗客室内に配置され且つシートトラック14上に取
り付けられた乗物座席(シート)12を備えている。乗
物ドア16がシート12の脇にある乗物の側部に取り付
けられている。該ドア16は、搭乗者が乗客室に入り、
また搭乗者が乗客室から出ることを可能にする。
【0018】例えば、ドア16、又は乗物のその他の任
意の部分に適当な任意の公知の構造の衝撃検出手段とし
ての衝撃センサ18が取り付けられている。乗物に少な
くとも所定の大きさの側面衝撃が加わったとき、該衝撃
センサ18は、その衝撃を示す信号を発生する。
意の部分に適当な任意の公知の構造の衝撃検出手段とし
ての衝撃センサ18が取り付けられている。乗物に少な
くとも所定の大きさの側面衝撃が加わったとき、該衝撃
センサ18は、その衝撃を示す信号を発生する。
【0019】エアバッグ組立体26は、乗物のドア16
の内側のドアパネル17に取り付けられている。該エア
バッグ組立体26は、膨張可能なエアバッグ50を備
え、該エアバッグは、膨張したときに、シート1に座っ
た搭乗者を保護する。図1乃至図6に示すように、該エ
アバッグ50は、乗り物の側部のエアバッグ区画室36
内に配置されており、特に、エアバッグ50が格納状態
(図1及び図6に実線で図示)にある時、乗物ドア16
の内部にある。該エアバッグ50は、その格納状態から
膨張状態まで膨張可能である。カバーパネル34(図
5)が乗物ドア16の内側区画室パネル19に取り付け
られており、エアバッグ50がその格納状態にあると
き、エアバッグ50を外部から見えないように覆ってい
る。
の内側のドアパネル17に取り付けられている。該エア
バッグ組立体26は、膨張可能なエアバッグ50を備
え、該エアバッグは、膨張したときに、シート1に座っ
た搭乗者を保護する。図1乃至図6に示すように、該エ
アバッグ50は、乗り物の側部のエアバッグ区画室36
内に配置されており、特に、エアバッグ50が格納状態
(図1及び図6に実線で図示)にある時、乗物ドア16
の内部にある。該エアバッグ50は、その格納状態から
膨張状態まで膨張可能である。カバーパネル34(図
5)が乗物ドア16の内側区画室パネル19に取り付け
られており、エアバッグ50がその格納状態にあると
き、エアバッグ50を外部から見えないように覆ってい
る。
【0020】また、エアバッグ組立体26は、平坦な板
29から成るディフューザ32(図5)と、該平坦な板
29に接続された皿状板31とをも備えている。該皿状
板31は、環状突起33を備えており、エアバッグ50
のネック領域35がこの環状突起33に密封可能に係合
している。該平坦な板29及び皿状板31は、突起33
の開口部45を通じてエアバッグ50内部に連通する略
矩形のチャンバ43を形成する。該平坦な板29及び皿
状板31は、環状フランジ39を形成し、該環状フラン
ジ39は、乗物ドア16の内側ドアパネル17に固定さ
れて、ディフューザ32を乗物ドア16の内側ドアパネ
ル17に固定する。
29から成るディフューザ32(図5)と、該平坦な板
29に接続された皿状板31とをも備えている。該皿状
板31は、環状突起33を備えており、エアバッグ50
のネック領域35がこの環状突起33に密封可能に係合
している。該平坦な板29及び皿状板31は、突起33
の開口部45を通じてエアバッグ50内部に連通する略
矩形のチャンバ43を形成する。該平坦な板29及び皿
状板31は、環状フランジ39を形成し、該環状フラン
ジ39は、乗物ドア16の内側ドアパネル17に固定さ
れて、ディフューザ32を乗物ドア16の内側ドアパネ
ル17に固定する。
【0021】エアバッグ組立体26は、乗物10に側面
衝撃が加わったことを示す衝撃センサ18からの着火信
号を受けたことに応答して作動する、作動可能なインフ
レータ30を更に備えている。乗物が該乗物の前方及び
後方への走行方向A,Bに対して直角に作用する顕著な
力又は力成分を受けたときに、乗物に側面衝撃が生ず
る。
衝撃が加わったことを示す衝撃センサ18からの着火信
号を受けたことに応答して作動する、作動可能なインフ
レータ30を更に備えている。乗物が該乗物の前方及び
後方への走行方向A,Bに対して直角に作用する顕著な
力又は力成分を受けたときに、乗物に側面衝撃が生ず
る。
【0022】インフレータ30は、火工品ガス発生材料
又はある量の貯蔵ガス、或は貯蔵ガスとガス発生材料と
の混合物のような不活性ガスであることが望ましい膨張
流体源を収容している。該インフレータ30は、作動時
にディフューザ32のチャンバ43にガスを導入する。
このガスは開口部45を通じてチャンバ43からエアバ
ッグ50の内部に導入されて、エアバッグ50を膨張さ
せる。インフレータ30は、インフレータ30からのガ
スの流れがドア16に沿って案内され、エアバッグ50
がドア16に沿って乗物の後方への走行方向に向けて膨
張するように方向決めされている。エアバッグ区画室3
6は、エアバッグ50が膨張したとき、エアバッグ50
がカバーパネル34を破って、乗物10の乗客室内に膨
張し得るように密閉されている。
又はある量の貯蔵ガス、或は貯蔵ガスとガス発生材料と
の混合物のような不活性ガスであることが望ましい膨張
流体源を収容している。該インフレータ30は、作動時
にディフューザ32のチャンバ43にガスを導入する。
このガスは開口部45を通じてチャンバ43からエアバ
ッグ50の内部に導入されて、エアバッグ50を膨張さ
せる。インフレータ30は、インフレータ30からのガ
スの流れがドア16に沿って案内され、エアバッグ50
がドア16に沿って乗物の後方への走行方向に向けて膨
張するように方向決めされている。エアバッグ区画室3
6は、エアバッグ50が膨張したとき、エアバッグ50
がカバーパネル34を破って、乗物10の乗客室内に膨
張し得るように密閉されている。
【0023】エアバッグ50がその膨張状態に膨張する
と、該エアバッグは、シート12に座った搭乗者の動き
を拘束し、搭乗者がドア16の部分に強くぶつかるのを
防止する。次に、エアバッグ50は急速に収縮し、搭乗
者は乗物から自由に出ることが出来る。エアバッグ50
の収縮を可能にするため、エアバッグ50は多孔性材料
で形成してもよく及び/又はガスがエアバッグ50から
流出するのを可能にする排気口を備え、又は、エアバッ
グ50の収縮を可能にするその他の構造体を備えるよう
にしてもよい。
と、該エアバッグは、シート12に座った搭乗者の動き
を拘束し、搭乗者がドア16の部分に強くぶつかるのを
防止する。次に、エアバッグ50は急速に収縮し、搭乗
者は乗物から自由に出ることが出来る。エアバッグ50
の収縮を可能にするため、エアバッグ50は多孔性材料
で形成してもよく及び/又はガスがエアバッグ50から
流出するのを可能にする排気口を備え、又は、エアバッ
グ50の収縮を可能にするその他の構造体を備えるよう
にしてもよい。
【0024】本発明によれば、エアバッグ50は、図3
にその膨張状態を点線で示した三つの膨張可能な部分、
すなわち第1の膨張可能な部分51(以下「第1のエア
バッグ部分」と称す)、第2の膨張可能な部分52(以
下「第2のエアバッグ部分」と称す)、及び第3のエア
バッグ部分53(以下「第3のエアバッグ部分」と称
す)を備えている。これらのエアバッグ部分51、5
2、53は、図1乃至図5にその収縮状態が実線で示し
てある。これらのエアバッグ部分51、52、53の各
々は、管状の形状であり、その長手方向中心軸線が乗物
の前方及び後方への走行方向A,Bに沿って伸長してい
る。これらのエアバッグ部分51、52、53は、それ
ぞれ第1のチャンバ61、第2のチャンバ62、及び第
4のチャンバ63を形成する。これらの三つのチャンバ
61、62、63は、エアバッグ50のネック領域35
付近で収斂し且つ連通している。該チャンバ61、6
2、63は、図4に最も良く示すように、例えば、エア
バッグ50上の箇所55、56にて縫合して形成するこ
とが可能である。箇所55における縫合は、エアバッグ
50の材料内で行われ第1のエアバッグ部分51及び第
2のエアバッグ部分52を部分的に形成する。箇所56
における縫合は、エアバッグ50の材料内で行われ第2
のエアバッグ部分52及び第3のエアバッグ部分53を
部分的に形成する。これら縫合箇所55、56は、ディ
フューザ32から離間されたエアバッグ50の端部より
も手前で終端となっている。このため、これらの三つの
チャンバ61、62、63はディフューザから離間され
たエアバッグ51、52、53の端部にて連通してい
る。
にその膨張状態を点線で示した三つの膨張可能な部分、
すなわち第1の膨張可能な部分51(以下「第1のエア
バッグ部分」と称す)、第2の膨張可能な部分52(以
下「第2のエアバッグ部分」と称す)、及び第3のエア
バッグ部分53(以下「第3のエアバッグ部分」と称
す)を備えている。これらのエアバッグ部分51、5
2、53は、図1乃至図5にその収縮状態が実線で示し
てある。これらのエアバッグ部分51、52、53の各
々は、管状の形状であり、その長手方向中心軸線が乗物
の前方及び後方への走行方向A,Bに沿って伸長してい
る。これらのエアバッグ部分51、52、53は、それ
ぞれ第1のチャンバ61、第2のチャンバ62、及び第
4のチャンバ63を形成する。これらの三つのチャンバ
61、62、63は、エアバッグ50のネック領域35
付近で収斂し且つ連通している。該チャンバ61、6
2、63は、図4に最も良く示すように、例えば、エア
バッグ50上の箇所55、56にて縫合して形成するこ
とが可能である。箇所55における縫合は、エアバッグ
50の材料内で行われ第1のエアバッグ部分51及び第
2のエアバッグ部分52を部分的に形成する。箇所56
における縫合は、エアバッグ50の材料内で行われ第2
のエアバッグ部分52及び第3のエアバッグ部分53を
部分的に形成する。これら縫合箇所55、56は、ディ
フューザ32から離間されたエアバッグ50の端部より
も手前で終端となっている。このため、これらの三つの
チャンバ61、62、63はディフューザから離間され
たエアバッグ51、52、53の端部にて連通してい
る。
【0025】該エアバッグ50は、多数の異なる方法で
形成することが出来る。例えば、縫合箇所55、56の
各々の位置にてパネルをエアバッグ内部に縫合してもよ
い。かかるパネルは、エアバッグが乗客室内に一層、良
く伸長することを可能にする。
形成することが出来る。例えば、縫合箇所55、56の
各々の位置にてパネルをエアバッグ内部に縫合してもよ
い。かかるパネルは、エアバッグが乗客室内に一層、良
く伸長することを可能にする。
【0026】エアバッグ部分51、52、53の各々
は、乗物のドア16での格納されている状態からドア1
6と乗物の搭乗者と間に膨張した状態まで膨張可能であ
る。より具体的には、第1のエアバッグ部分51は、ド
ア16の上の格納状態からドア16と搭乗者の肩領域と
の間に膨張した状態まで膨張可能である。膨張すると、
第1のエアバッグ部分51は、搭乗者の肩領域に係合す
る。膨張した第1のエアバッグ部分51は、搭乗者の肩
領域に隣接する位置にあり、搭乗者が膨張した第1のエ
アバッグ部分51に係合するとき、搭乗者の肩領域に係
合して、搭乗者の肩領域がドア16に向けて動くことを
阻止する。
は、乗物のドア16での格納されている状態からドア1
6と乗物の搭乗者と間に膨張した状態まで膨張可能であ
る。より具体的には、第1のエアバッグ部分51は、ド
ア16の上の格納状態からドア16と搭乗者の肩領域と
の間に膨張した状態まで膨張可能である。膨張すると、
第1のエアバッグ部分51は、搭乗者の肩領域に係合す
る。膨張した第1のエアバッグ部分51は、搭乗者の肩
領域に隣接する位置にあり、搭乗者が膨張した第1のエ
アバッグ部分51に係合するとき、搭乗者の肩領域に係
合して、搭乗者の肩領域がドア16に向けて動くことを
阻止する。
【0027】第2のエアバッグ部分52は、乗物ドア1
6での格納されている状態からドア16と搭乗者の上部
肋骨領域との間に膨張した状態まで膨張可能である。膨
張すると、第2のエアバッグ部分52は、搭乗者上部肋
骨領域に係合する。膨張した第2のエアバッグ部分52
は、搭乗者の上部肋骨領域に隣接する位置にあり、搭乗
者が膨張した第2のエアバッグ部分52に係合したと
き、搭乗者の上部肋骨領域に係合して、搭乗者の上部肋
骨領域がドア16に向けて動くことを阻止する。
6での格納されている状態からドア16と搭乗者の上部
肋骨領域との間に膨張した状態まで膨張可能である。膨
張すると、第2のエアバッグ部分52は、搭乗者上部肋
骨領域に係合する。膨張した第2のエアバッグ部分52
は、搭乗者の上部肋骨領域に隣接する位置にあり、搭乗
者が膨張した第2のエアバッグ部分52に係合したと
き、搭乗者の上部肋骨領域に係合して、搭乗者の上部肋
骨領域がドア16に向けて動くことを阻止する。
【0028】第3のエアバッグ部分53は、乗物ドア1
6での格納されている状態からドア16と搭乗者の肋骨
領域との間に膨張した状態まで膨張可能である。ただ
し、第3のエアバック部分53が係合する肋骨領域は、
第2のエアバック部分52が係合する肋骨領域よりも下
方である。膨張した第3のエアバッグ部分53は、腹部
肋骨の上方の搭乗者下部肋骨領域に係合し、このため、
腹部肋骨が著しい荷重を受けることはない。膨張した第
3のエアバッグ部分53は、搭乗者の下部肋骨領域に隣
接する位置にあり、搭乗者が膨張した第3のエアバッグ
部分53に係合したとき、搭乗者の下部肋骨領域に係合
して、搭乗者の下部肋骨領域の動きに抵抗する。
6での格納されている状態からドア16と搭乗者の肋骨
領域との間に膨張した状態まで膨張可能である。ただ
し、第3のエアバック部分53が係合する肋骨領域は、
第2のエアバック部分52が係合する肋骨領域よりも下
方である。膨張した第3のエアバッグ部分53は、腹部
肋骨の上方の搭乗者下部肋骨領域に係合し、このため、
腹部肋骨が著しい荷重を受けることはない。膨張した第
3のエアバッグ部分53は、搭乗者の下部肋骨領域に隣
接する位置にあり、搭乗者が膨張した第3のエアバッグ
部分53に係合したとき、搭乗者の下部肋骨領域に係合
して、搭乗者の下部肋骨領域の動きに抵抗する。
【0029】図2を参照すると、膨張した第1のエアバ
ッグ部分51は、乗客室内における第1の最内方搭乗者
接触点Xを備えている。この第1の最内方搭乗者接触点
Xは、乗物の前方及び後方への走行方向A,Bに伸長す
る第1の仮想垂直面R内に位置している。膨張した第2
のエアバッグ部分52は、乗物の前方及び後方への走行
方向A,Bに伸長する第2の仮想垂直面S内に位置する
乗客室内の第2の最内方搭乗者接触点Yを備えている。
同様に、膨張した第3のエアバッグ部分53は、乗物の
前方及び後方への走行方向A,Bに伸長する第3の仮想
垂直面T内に位置する乗客室の第3の最内方搭乗者接触
点Zを備えている。
ッグ部分51は、乗客室内における第1の最内方搭乗者
接触点Xを備えている。この第1の最内方搭乗者接触点
Xは、乗物の前方及び後方への走行方向A,Bに伸長す
る第1の仮想垂直面R内に位置している。膨張した第2
のエアバッグ部分52は、乗物の前方及び後方への走行
方向A,Bに伸長する第2の仮想垂直面S内に位置する
乗客室内の第2の最内方搭乗者接触点Yを備えている。
同様に、膨張した第3のエアバッグ部分53は、乗物の
前方及び後方への走行方向A,Bに伸長する第3の仮想
垂直面T内に位置する乗客室の第3の最内方搭乗者接触
点Zを備えている。
【0030】仮想中央垂直面Pは、乗物の前方及び後方
への走行方向に向けて伸長し、乗物の前方及び後方への
走行方向A,Bに向けてその乗物を左右半分ずつに二分
割する。第1、第2及び第3の仮想垂直面R、S、T
は、仮想中央垂直面Pに対して平行に位置している。第
1の仮想垂直面Rは、仮想中央垂直面Pに対して第2の
仮想垂直面Sよりも近い距離にある。第2の仮想垂直面
Sは、仮想中央垂直面Pに対して第3の仮想垂直面Tよ
りも近い距離にある。このため、仮想中央垂直面Pに対
して第1の最内方搭乗者接触点Xは、第2の最内方搭乗
者接触点Yよりも近い距離にある一方、第2の最内方搭
乗者接触点Yは、仮想中央垂直面Pに対して第3の最内
方搭乗者接触点Zよりも近い距離にある。
への走行方向に向けて伸長し、乗物の前方及び後方への
走行方向A,Bに向けてその乗物を左右半分ずつに二分
割する。第1、第2及び第3の仮想垂直面R、S、T
は、仮想中央垂直面Pに対して平行に位置している。第
1の仮想垂直面Rは、仮想中央垂直面Pに対して第2の
仮想垂直面Sよりも近い距離にある。第2の仮想垂直面
Sは、仮想中央垂直面Pに対して第3の仮想垂直面Tよ
りも近い距離にある。このため、仮想中央垂直面Pに対
して第1の最内方搭乗者接触点Xは、第2の最内方搭乗
者接触点Yよりも近い距離にある一方、第2の最内方搭
乗者接触点Yは、仮想中央垂直面Pに対して第3の最内
方搭乗者接触点Zよりも近い距離にある。
【0031】エアバッグ部分51、52、53が膨張す
るとき、第1の最内方搭乗者接触点Xは、仮想中央垂直
面Pに対して第2及び第3の最内方搭乗者接触点Y、Z
よりも近い距離にあるため、搭乗者の肋骨領域が第2及
び第3の最内方搭乗者接触点Y、Zに係合する前に、搭
乗者の肩が第1の最内方搭乗者接触点Xに接触する可能
性は、その他の場合よりも大きい。人間の肩構造体は、
人間の上部肋骨領域よりも大きい荷重及び撓みに耐え得
ることが公知である。また、上部肋骨領域は、人間の最
下部肋骨領域よりも大きい荷重に耐えることが出来るこ
とも知られている。このため、最下部肋骨領域(腹部肋
骨)が図示した装置によって顕著に荷重が加えられるこ
とはない。搭乗者の肩は、最初にエアバッグ50に係合
し、搭乗者の上部及び下部肋骨領域よりも大きい力に耐
えることが出来るため、エアバッグ50は乗物の搭乗者
を拘束し、搭乗者の肋骨領域の損傷の可能性を最小にす
るという利点がある。
るとき、第1の最内方搭乗者接触点Xは、仮想中央垂直
面Pに対して第2及び第3の最内方搭乗者接触点Y、Z
よりも近い距離にあるため、搭乗者の肋骨領域が第2及
び第3の最内方搭乗者接触点Y、Zに係合する前に、搭
乗者の肩が第1の最内方搭乗者接触点Xに接触する可能
性は、その他の場合よりも大きい。人間の肩構造体は、
人間の上部肋骨領域よりも大きい荷重及び撓みに耐え得
ることが公知である。また、上部肋骨領域は、人間の最
下部肋骨領域よりも大きい荷重に耐えることが出来るこ
とも知られている。このため、最下部肋骨領域(腹部肋
骨)が図示した装置によって顕著に荷重が加えられるこ
とはない。搭乗者の肩は、最初にエアバッグ50に係合
し、搭乗者の上部及び下部肋骨領域よりも大きい力に耐
えることが出来るため、エアバッグ50は乗物の搭乗者
を拘束し、搭乗者の肋骨領域の損傷の可能性を最小にす
るという利点がある。
【0032】エアバッグ50が膨張したとき、上記チャ
ンバ61、62、63内の圧力は均等になる傾向とな
る。しかし、瞬間的に、エアバッグ50の一つの領域内
の圧力が、エアバッグ50の別の領域内の圧力と異なる
こともあり得る。例えば、ある時点にて、第1のチャン
バ61内の圧力が第2のチャンバ62及び第3のチャン
バ63内の圧力よりも高くなる可能性がある。よって、
第1のエアバッグ部分51は、第2のエアバッグ部分5
2及び第3のエアバッグ部分53よりも搭乗者をより強
く拘束する可能性がある。
ンバ61、62、63内の圧力は均等になる傾向とな
る。しかし、瞬間的に、エアバッグ50の一つの領域内
の圧力が、エアバッグ50の別の領域内の圧力と異なる
こともあり得る。例えば、ある時点にて、第1のチャン
バ61内の圧力が第2のチャンバ62及び第3のチャン
バ63内の圧力よりも高くなる可能性がある。よって、
第1のエアバッグ部分51は、第2のエアバッグ部分5
2及び第3のエアバッグ部分53よりも搭乗者をより強
く拘束する可能性がある。
【0033】本発明の第二の実施例が図6に示してあ
る。図6に示した実施例は、図1乃至図5に示した実施
例と概ね同様であるから、混同を避けるため、図6の実
施例の同様の構成要素は、接尾辞「a」を付して同様の
符号で表示する。
る。図6に示した実施例は、図1乃至図5に示した実施
例と概ね同様であるから、混同を避けるため、図6の実
施例の同様の構成要素は、接尾辞「a」を付して同様の
符号で表示する。
【0034】図6に示すように、第1の排気弁101
は、第1のエアバッグ部分51aに結合する。第2の排
気弁102は、第2のエアバッグ部分52aに結合す
る。同様に、第3の排気弁103は、第3のエアバッグ
部分53aに結合する。第1のエアバッグ部分51aの
第1のチャンバ61a内の圧力が所定の圧力に達したと
き、第1の排気弁101が開放する。第2のエアバッグ
部分52aの第2のチャンバ62a内の圧力が第1の所
定の圧力よりも低い第2の所定の圧力に達すると、第2
の排気弁102が開放する。第3のエアバッグ部分53
aの第3のチャンバ63a内の圧力が第1のチャンバ6
1a内の第1の所定の圧力よりも低く且つ第2のチャン
バ62a内の第2の所定の圧力よりも低い第3の所定の
圧力に達すると、第3の排気弁103が開放する。
は、第1のエアバッグ部分51aに結合する。第2の排
気弁102は、第2のエアバッグ部分52aに結合す
る。同様に、第3の排気弁103は、第3のエアバッグ
部分53aに結合する。第1のエアバッグ部分51aの
第1のチャンバ61a内の圧力が所定の圧力に達したと
き、第1の排気弁101が開放する。第2のエアバッグ
部分52aの第2のチャンバ62a内の圧力が第1の所
定の圧力よりも低い第2の所定の圧力に達すると、第2
の排気弁102が開放する。第3のエアバッグ部分53
aの第3のチャンバ63a内の圧力が第1のチャンバ6
1a内の第1の所定の圧力よりも低く且つ第2のチャン
バ62a内の第2の所定の圧力よりも低い第3の所定の
圧力に達すると、第3の排気弁103が開放する。
【0035】一つの排気弁が開放すると、膨張流体は、
それぞれのチャンバから解放され、そのチャンバ内の圧
力を制御する。第1のエアバッグ部分51aの第1のチ
ャンバ61aは、第2のエアバッグ部分52aの第2の
チャンバ62aが排気される圧力よりも高く、第3のエ
アバッグ部分53aの第3のチャンバ63aの圧力が排
気される圧力よりも高い圧力で排気されるため、第1の
チャンバ61aは、第2のチャンバ62a及び第3のチ
ャンバ63aよりも比較的高い圧力となる。このため、
第1のエアバッグ部分51aは、搭乗者の肩部を比較的
大きい力で拘束することが出来る。第2のチャンバ62
a及び第3のチャンバ63aの各々は、第1のチャンバ
61aの圧力よりも比較的低い圧力であるため、第2及
び第3のエアバッグ部分52a、53aは、これらエア
バッグ部分が接触する搭乗者の肋骨領域を比較的小さい
力で拘束することが出来る。あるいは、各エアバッグ部
分に面積が異なる一つの通気口を設けることにより、チ
ャンバ61a、62a、63a内の圧力と異なるものに
することが出来る。このようにして、膨張流体は、各エ
アバッグ部分から異なる流速で流動することが出来る。
それぞれのチャンバから解放され、そのチャンバ内の圧
力を制御する。第1のエアバッグ部分51aの第1のチ
ャンバ61aは、第2のエアバッグ部分52aの第2の
チャンバ62aが排気される圧力よりも高く、第3のエ
アバッグ部分53aの第3のチャンバ63aの圧力が排
気される圧力よりも高い圧力で排気されるため、第1の
チャンバ61aは、第2のチャンバ62a及び第3のチ
ャンバ63aよりも比較的高い圧力となる。このため、
第1のエアバッグ部分51aは、搭乗者の肩部を比較的
大きい力で拘束することが出来る。第2のチャンバ62
a及び第3のチャンバ63aの各々は、第1のチャンバ
61aの圧力よりも比較的低い圧力であるため、第2及
び第3のエアバッグ部分52a、53aは、これらエア
バッグ部分が接触する搭乗者の肋骨領域を比較的小さい
力で拘束することが出来る。あるいは、各エアバッグ部
分に面積が異なる一つの通気口を設けることにより、チ
ャンバ61a、62a、63a内の圧力と異なるものに
することが出来る。このようにして、膨張流体は、各エ
アバッグ部分から異なる流速で流動することが出来る。
【0036】本発明の第三の実施例が図7及び図8に示
してある。図7及び図8に示した本発明の実施例は、図
1乃至図5に示した実施例と概ね同様であるから、混同
を避けるため、図7及び図8の実施例の同様の構成要素
は、接尾辞「b」を付して同様の符号で表示する。
してある。図7及び図8に示した本発明の実施例は、図
1乃至図5に示した実施例と概ね同様であるから、混同
を避けるため、図7及び図8の実施例の同様の構成要素
は、接尾辞「b」を付して同様の符号で表示する。
【0037】図7及び図8に示すように、追加の膨張可
能な部分210(以下「追加のエアバッグ部分」と称
す)は、搭乗者の頭部を拘束し得る位置に膨張可能であ
る。膨張したとき、追加のエアバッグ部分210は、図
7に示すように乗物のBピラー240を横断して伸長す
る。追加のエアバッグ部分210は、複数の通路220
を通じて第1のエアバッグ部分51bの第1のチャンバ
61bに連通する追加のチャンバ212を形成する。第
2のエアバッグ部分51bが膨張し、搭乗者の上半身が
第1のエアバッグ部分51b内に動くと、膨張流体は第
1のチャンバ61bから通路220を通って追加のチャ
ンバ212内に流動する。
能な部分210(以下「追加のエアバッグ部分」と称
す)は、搭乗者の頭部を拘束し得る位置に膨張可能であ
る。膨張したとき、追加のエアバッグ部分210は、図
7に示すように乗物のBピラー240を横断して伸長す
る。追加のエアバッグ部分210は、複数の通路220
を通じて第1のエアバッグ部分51bの第1のチャンバ
61bに連通する追加のチャンバ212を形成する。第
2のエアバッグ部分51bが膨張し、搭乗者の上半身が
第1のエアバッグ部分51b内に動くと、膨張流体は第
1のチャンバ61bから通路220を通って追加のチャ
ンバ212内に流動する。
【0038】通路220の流動面積が第1のチャンバ6
1b内の圧力を制御する。また、追加のチャンバ212
内に流動する膨張流体の一部は、第1のチャンバ61b
から排出される膨張流体とすることが出来る。通路22
0内に適当な弁又は吹き出し口(図示せず)を設け、該
弁又は吹き出し口が、第1のチャンバ61b内の所定の
圧力にて開放して、追加のエアバッグ部分210内にガ
スを導入して、追加のエアバッグ部分210を膨張させ
るようにしてもよい。このように、第1のエアバッグ部
分51bが膨張した後に、追加のエアバッグ部分210
は、搭乗者の頭部を拘束する所定の位置に膨張する。典
型的に、追加のエアバッグ部分210は、第1のエアバ
ッグ51bが膨張した後、約10乃至20ミリ秒にて膨
張する。
1b内の圧力を制御する。また、追加のチャンバ212
内に流動する膨張流体の一部は、第1のチャンバ61b
から排出される膨張流体とすることが出来る。通路22
0内に適当な弁又は吹き出し口(図示せず)を設け、該
弁又は吹き出し口が、第1のチャンバ61b内の所定の
圧力にて開放して、追加のエアバッグ部分210内にガ
スを導入して、追加のエアバッグ部分210を膨張させ
るようにしてもよい。このように、第1のエアバッグ部
分51bが膨張した後に、追加のエアバッグ部分210
は、搭乗者の頭部を拘束する所定の位置に膨張する。典
型的に、追加のエアバッグ部分210は、第1のエアバ
ッグ51bが膨張した後、約10乃至20ミリ秒にて膨
張する。
【0039】膨張したとき、追加のエアバッグ部分21
0は、乗物のドア窓の突起及びBピラー240を含む頭
の動作経路内に突き出た物に搭乗者の頭部がぶつかるの
を防止する。膨張したエアバッグ部分210は、搭乗者
の頭部に隣接しており、搭乗者の頭部が膨張した追加の
エアバッグ部分210に係合したとき、搭乗者の頭部の
動きに抵抗する。
0は、乗物のドア窓の突起及びBピラー240を含む頭
の動作経路内に突き出た物に搭乗者の頭部がぶつかるの
を防止する。膨張したエアバッグ部分210は、搭乗者
の頭部に隣接しており、搭乗者の頭部が膨張した追加の
エアバッグ部分210に係合したとき、搭乗者の頭部の
動きに抵抗する。
【0040】乗物に側面衝撃が加わるとき、搭乗者の上
半身は、最初に、乗物内を横方向に動き、次に、上半身
の動きによって、搭乗者の頭部が、衝撃が加わった乗物
の側部に最も近い肩に向けてその下方に回転する。第1
のエアバッグ部分51bが膨張した後に、追加のエアバ
ッグ部分210を膨張させることによって、搭乗者の上
半身の動きに遅れて、頭部が肩の方向に下方に動く間
に、搭乗者の頭部は追加のエアバッグ部分210によっ
て拘束される。このようにして、搭乗者の頭部は、最適
な状態で損傷から保護される。
半身は、最初に、乗物内を横方向に動き、次に、上半身
の動きによって、搭乗者の頭部が、衝撃が加わった乗物
の側部に最も近い肩に向けてその下方に回転する。第1
のエアバッグ部分51bが膨張した後に、追加のエアバ
ッグ部分210を膨張させることによって、搭乗者の上
半身の動きに遅れて、頭部が肩の方向に下方に動く間
に、搭乗者の頭部は追加のエアバッグ部分210によっ
て拘束される。このようにして、搭乗者の頭部は、最適
な状態で損傷から保護される。
【0041】本発明の第四の実施例が図9に示してあ
る。図9に示した実施例は、図7乃至図8に示した実施
例と概ね同様であるから、混同を避けるため、図9の構
成要素は、接尾辞「c」を付して同様の符号で表示す
る。
る。図9に示した実施例は、図7乃至図8に示した実施
例と概ね同様であるから、混同を避けるため、図9の構
成要素は、接尾辞「c」を付して同様の符号で表示す
る。
【0042】図8に示すように、第1の排気弁301
は、第1のエアバッグ部分51cに結合する。第2の排
気弁302は、第2のエアバッグ部分52cに結合す
る。同様に、第3の排気弁303は、第3のエアバッグ
部分53cに結合する。第1のエアバッグ部分51cの
第1のチャンバ61c内の圧力が第1の所定の圧力に達
すると、第1の排気弁301が開放する。第2の排気弁
52cの第2のチャンバ62c内の圧力が第1の所定圧
力よりも低い第2の所定圧力に達すると、第3の排気弁
302が開放する。第3のエアバッグ部分53cの第3
のチャンバ63c内の圧力が第2のチャンバ62c内の
第2の所定圧力よりも低い第3の所定圧力に達すると、
第3の排気弁303が開放する。
は、第1のエアバッグ部分51cに結合する。第2の排
気弁302は、第2のエアバッグ部分52cに結合す
る。同様に、第3の排気弁303は、第3のエアバッグ
部分53cに結合する。第1のエアバッグ部分51cの
第1のチャンバ61c内の圧力が第1の所定の圧力に達
すると、第1の排気弁301が開放する。第2の排気弁
52cの第2のチャンバ62c内の圧力が第1の所定圧
力よりも低い第2の所定圧力に達すると、第3の排気弁
302が開放する。第3のエアバッグ部分53cの第3
のチャンバ63c内の圧力が第2のチャンバ62c内の
第2の所定圧力よりも低い第3の所定圧力に達すると、
第3の排気弁303が開放する。
【0043】一つの排気弁が開放すると、それぞれのチ
ャンバから膨張流体が解放されて、そのチャンバ内の圧
力を制御する。第1のエアバッグ部分51cの第1のチ
ャンバ61cは、第2のエアバッグ部分52cの第2の
チャンバ62cが排気される圧力、及び第3のエアバッ
グ部分53cの第3のチャンバ63cが排気される圧力
よりも高い圧力にて排気されるため、第1のエアバッグ
チャンバ61cの圧力は、第2及び第3のチャンバ62
c、63cよりも高圧となる。このため、第1のエアバ
ッグ部分51cは、搭乗者の肩部を比較的大きい力で拘
束することが出来る。第2及び第3のチャンバ62c、
63c内の圧力は、共に、第1のチャンバ61c内の圧
力よりも低いため、第2及び第3のエアバッグ部分52
c、53cは、該エアバッグ部分が係合する搭乗者の肋
骨領域に対し比較的低い力を付与することが出来る。あ
るいは、エアバッグ部分の各々に面積の異なる一つの通
気口を設けることにより、チャンバ61c、62c、6
3c内の圧力を異なるものにすることも可能である。
ャンバから膨張流体が解放されて、そのチャンバ内の圧
力を制御する。第1のエアバッグ部分51cの第1のチ
ャンバ61cは、第2のエアバッグ部分52cの第2の
チャンバ62cが排気される圧力、及び第3のエアバッ
グ部分53cの第3のチャンバ63cが排気される圧力
よりも高い圧力にて排気されるため、第1のエアバッグ
チャンバ61cの圧力は、第2及び第3のチャンバ62
c、63cよりも高圧となる。このため、第1のエアバ
ッグ部分51cは、搭乗者の肩部を比較的大きい力で拘
束することが出来る。第2及び第3のチャンバ62c、
63c内の圧力は、共に、第1のチャンバ61c内の圧
力よりも低いため、第2及び第3のエアバッグ部分52
c、53cは、該エアバッグ部分が係合する搭乗者の肋
骨領域に対し比較的低い力を付与することが出来る。あ
るいは、エアバッグ部分の各々に面積の異なる一つの通
気口を設けることにより、チャンバ61c、62c、6
3c内の圧力を異なるものにすることも可能である。
【0044】既に、上述したように、図7及び図8の第
三の実施例と同様に、第1のエアバッグ部分51cが膨
張した後、図9の実施例の膨張流体は、第1のエアバッ
グ部分51cの第1のチャンバ61cから通路220c
を通って、追加のエアバッグ部分210cの追加のチャ
ンバ212cまで流動する。これにより、追加のエアバ
ッグ部分210cは、乗物に側面衝撃が加わったときに
生じる上半身が動いた後の頭部の動きによって搭乗者の
頭部を保護する。
三の実施例と同様に、第1のエアバッグ部分51cが膨
張した後、図9の実施例の膨張流体は、第1のエアバッ
グ部分51cの第1のチャンバ61cから通路220c
を通って、追加のエアバッグ部分210cの追加のチャ
ンバ212cまで流動する。これにより、追加のエアバ
ッグ部分210cは、乗物に側面衝撃が加わったときに
生じる上半身が動いた後の頭部の動きによって搭乗者の
頭部を保護する。
【0045】本発明の第五の実施例が図10及び図11
に示してある。図10及び図11に示した本発明の実施
例は、図1乃至図5に示した実施例と概ね同様であるか
ら、混同を避けるため、図10及び図11の実施例の同
様の構成要素は、接尾辞「d」を付して同様の符号で表
示する。
に示してある。図10及び図11に示した本発明の実施
例は、図1乃至図5に示した実施例と概ね同様であるか
ら、混同を避けるため、図10及び図11の実施例の同
様の構成要素は、接尾辞「d」を付して同様の符号で表
示する。
【0046】図10及び図11に示すように、エアバッ
グ50dのエアバッグ部分51d、52d、53dは、
各々、その長さが極めて長い。エアバッグ部分51d、
52d、53dの極めて長い長さは、エアバッグ部分5
1d、52d、53dから伸長する膨張可能なフラップ
部分400を形成する。エアバッグ50dが格納状態
(図10及び図11に実線で図示)にあるとき、フラッ
プ部分400は、図11に最も良く示す方法で折り畳ま
れている。該フラップ部分400は、該フラップ部分4
00を含むエアバッグ50dが乗物のドア16dのエア
バッグ区画室36d内に嵌まり得るように折り畳まれて
いる。
グ50dのエアバッグ部分51d、52d、53dは、
各々、その長さが極めて長い。エアバッグ部分51d、
52d、53dの極めて長い長さは、エアバッグ部分5
1d、52d、53dから伸長する膨張可能なフラップ
部分400を形成する。エアバッグ50dが格納状態
(図10及び図11に実線で図示)にあるとき、フラッ
プ部分400は、図11に最も良く示す方法で折り畳ま
れている。該フラップ部分400は、該フラップ部分4
00を含むエアバッグ50dが乗物のドア16dのエア
バッグ区画室36d内に嵌まり得るように折り畳まれて
いる。
【0047】エアバッグ50dが膨張すると(図10に
破線で図示)、フラップ部分400は、区画室36dか
ら枢動し、乗物のBピラー領域440(図10)に隣接
する領域内に伸長する。シート12dを図10に示した
後方位置に調節し、乗物に側面衝撃が加わったとき、フ
ラップ部分400がBピラー領域440に隣接する領域
内に伸長すれば、搭乗者及びBピラー領域440は、互
いに急激に接触することが防止される。
破線で図示)、フラップ部分400は、区画室36dか
ら枢動し、乗物のBピラー領域440(図10)に隣接
する領域内に伸長する。シート12dを図10に示した
後方位置に調節し、乗物に側面衝撃が加わったとき、フ
ラップ部分400がBピラー領域440に隣接する領域
内に伸長すれば、搭乗者及びBピラー領域440は、互
いに急激に接触することが防止される。
【0048】本発明の第六の実施例が図12及び図13
に示してある。図12及び図13に示した本発明の実施
例は、図1乃至図5に示した実施例と概ね同様であるか
ら、混同を避けるため、図12及び図13の実施例の同
様の構成要素は、接尾辞「e」を付して同様の符号で表
示する。
に示してある。図12及び図13に示した本発明の実施
例は、図1乃至図5に示した実施例と概ね同様であるか
ら、混同を避けるため、図12及び図13の実施例の同
様の構成要素は、接尾辞「e」を付して同様の符号で表
示する。
【0049】図12に示すように、エアバッグ部分51
e、52e、53eは、例えば、適当な接着剤等を使用
し、位置521、522、523にてそれぞれカバーパ
ネル34eに接続することが出来る。カバーパネル34
eは、乗物の乗客室を形成する。折り畳んだ第1の固縛
ストラップ500が内側ドアパネル17eとカバーパネ
ル34eの上端部分510との間に接続されている。折
り畳んだ第2の固縛ストラップ502がカバーパネル3
4eの下端部分512にて内側ドアパネル17eとカバ
ーパネル34eとの間に接続されている。
e、52e、53eは、例えば、適当な接着剤等を使用
し、位置521、522、523にてそれぞれカバーパ
ネル34eに接続することが出来る。カバーパネル34
eは、乗物の乗客室を形成する。折り畳んだ第1の固縛
ストラップ500が内側ドアパネル17eとカバーパネ
ル34eの上端部分510との間に接続されている。折
り畳んだ第2の固縛ストラップ502がカバーパネル3
4eの下端部分512にて内側ドアパネル17eとカバ
ーパネル34eとの間に接続されている。
【0050】エアバッグ50eが図12に示したその格
納状態から図13に示した膨張状態に膨張すると、エア
バッグ部分51e、52e、53eは、乗物の搭乗者室
内に拡張して、搭乗者を保護する。カバーパネル34e
がエアバッグ部分51e、52e、53eに接続されて
いるから、カバーパネル34eもまた乗物の搭乗者室内
に動く。エアバッグ部分51e、52e、53eが膨張
し、カバーパネル34eが乗物の搭乗者室内に動くと、
第1及び第2の固縛ストラップ500、502が展開す
る。これらの第1及び第2の固縛ストラップ500、5
02は、エアバッグ50e及びカバーパネル34eが乗
物の搭乗者室内に動く距離を制限する。また、エアバッ
グ部分51e、52e、53eが膨張し、カバーパネル
34eが乗物の搭乗者室内に動くと、第1及び第2の固
縛ストラップ500、502は、カバーパネル34eを
エアバッグ部分51e、52e、53eから離れないよ
うに保持する。カバーパネル34eは、エアバッグ部分
51e、52e、53eと搭乗者との間に作用する接触
力を緩衝し且つその接触力を分散させるパッドとして機
能する。また、インフレータ32eは、乗物の後方への
走行方向に対して膨張流体を流動させるから、乗物の正
面に向けたパッド34eの部分は、乗物の後方に向けた
パッド34eよりも急速に加圧される傾向となる。パッ
ド34eの加圧の差の結果、正規の位置にない搭乗者、
例えば、前方に傾いていたり、また乗物のドア16eに
向けて傾いたりしている搭乗者に作用するパッド34e
の展開力が減衰される。
納状態から図13に示した膨張状態に膨張すると、エア
バッグ部分51e、52e、53eは、乗物の搭乗者室
内に拡張して、搭乗者を保護する。カバーパネル34e
がエアバッグ部分51e、52e、53eに接続されて
いるから、カバーパネル34eもまた乗物の搭乗者室内
に動く。エアバッグ部分51e、52e、53eが膨張
し、カバーパネル34eが乗物の搭乗者室内に動くと、
第1及び第2の固縛ストラップ500、502が展開す
る。これらの第1及び第2の固縛ストラップ500、5
02は、エアバッグ50e及びカバーパネル34eが乗
物の搭乗者室内に動く距離を制限する。また、エアバッ
グ部分51e、52e、53eが膨張し、カバーパネル
34eが乗物の搭乗者室内に動くと、第1及び第2の固
縛ストラップ500、502は、カバーパネル34eを
エアバッグ部分51e、52e、53eから離れないよ
うに保持する。カバーパネル34eは、エアバッグ部分
51e、52e、53eと搭乗者との間に作用する接触
力を緩衝し且つその接触力を分散させるパッドとして機
能する。また、インフレータ32eは、乗物の後方への
走行方向に対して膨張流体を流動させるから、乗物の正
面に向けたパッド34eの部分は、乗物の後方に向けた
パッド34eよりも急速に加圧される傾向となる。パッ
ド34eの加圧の差の結果、正規の位置にない搭乗者、
例えば、前方に傾いていたり、また乗物のドア16eに
向けて傾いたりしている搭乗者に作用するパッド34e
の展開力が減衰される。
【0051】上述の各実施例から明らかなように、エア
バッグ50は全体として搭乗者の上半身に係合してこれ
を保護する上半身拘束部分として作用し、追加のエアバ
ッグ210搭乗者の頭部に係合してこれを保護する頭部
拘束部分として作用する。上半身拘束部分50は、衝撃
センサ18によって側面衝撃が検出されると、インフレ
ータ30の作動によりディフューザ32を介して方向付
けられた膨張流体が流入して、上半身拘束部分50を膨
張させる。こうして、上半身拘束部分50は搭乗者の上
半身に係合してこれを保護する。その後、上半身拘束部
分50から通路220を介して頭部拘束部分210まで
膨張流体が流入して、頭部拘束部分210を膨張させ
る。こうして、エアバッグの膨張による衝撃が一度に搭
乗者に与えられないように、エアバッグの膨張による衝
撃に対する耐性が強い上半身、特に肩部に最初に衝撃が
与えられ、衝撃に弱い頭部には緩衝された衝撃が与えら
れるようになる。
バッグ50は全体として搭乗者の上半身に係合してこれ
を保護する上半身拘束部分として作用し、追加のエアバ
ッグ210搭乗者の頭部に係合してこれを保護する頭部
拘束部分として作用する。上半身拘束部分50は、衝撃
センサ18によって側面衝撃が検出されると、インフレ
ータ30の作動によりディフューザ32を介して方向付
けられた膨張流体が流入して、上半身拘束部分50を膨
張させる。こうして、上半身拘束部分50は搭乗者の上
半身に係合してこれを保護する。その後、上半身拘束部
分50から通路220を介して頭部拘束部分210まで
膨張流体が流入して、頭部拘束部分210を膨張させ
る。こうして、エアバッグの膨張による衝撃が一度に搭
乗者に与えられないように、エアバッグの膨張による衝
撃に対する耐性が強い上半身、特に肩部に最初に衝撃が
与えられ、衝撃に弱い頭部には緩衝された衝撃が与えら
れるようになる。
【0052】本発明の上記の説明から、当業者は、その
改良、変更及び応用例が案出されよう。当業者の技術の
範囲に属するかかる改良、変更及び応用例は、特許請求
の範囲に包含することを意図するものである。
改良、変更及び応用例が案出されよう。当業者の技術の
範囲に属するかかる改良、変更及び応用例は、特許請求
の範囲に包含することを意図するものである。
【図1】本発明に従って構成された乗物の搭乗者用の膨
張可能な拘束装置を具備する乗物の概略図である。
張可能な拘束装置を具備する乗物の概略図である。
【図2】図1の線2−2に沿った方向に見た概略図であ
る。
る。
【図3】図2の一部の拡大図である。
【図4】図2の線3−3の方向に見たときの図2の一部
の拡大図である。
の拡大図である。
【図5】図1の線4−4の方向に見たときの図1の一部
の拡大断面図である。
の拡大断面図である。
【図6】本発明の第二の実施例を示す図2と同様の概略
図である。
図である。
【図7】本発明の第三の実施例を示す図1と同様の概略
図である。
図である。
【図8】図7の線7−7の方向に見たときの図である。
【図9】本発明の第四の実施例を示す図8と同様の概略
図である。
図である。
【図10】本発明の第五の実施例を示す図1と同様の概
略図である。
略図である。
【図11】図10の線10−10の方向に見たときの図
10の一部の拡大概略断面図である。
10の一部の拡大概略断面図である。
【図12】本発明の第六の実施例を示すエアバッグ組立
体の概略図的な端面図である。
体の概略図的な端面図である。
【図13】異なる位置にある部品を示す図12と同様の
図である。
図である。
10 乗物の搭乗者用拘束装置 12 シート 14 シートトラック 16 ドア 17 ドアパネル 18 衝撃センサ 19 区画室パネル 26 エアバッグ
組立体 29、31 板 30 インフレー
タ 32 ディフューザ 33 環状突起 34 カバーパネル 35 ネック領域 36 エアバッグ区画室 39 フランジ 43 チャンバ 45 開口部 50 エアバッグ 51 第1のエア
バッグ部分 52 第2のエアバッグ部分 53 第3のエア
バッグ部分 55、56 縫合箇所 61 第1のチャ
ンバ 62 第2のチャンバ 63 第3のチャ
ンバ 101、102、103 排気弁 210 追加のエ
アバッグ部分 212 追加のチャンバ 220 通路 240 Bピラー 301 第1の排
気弁 302 第2の排気弁 303 第3の排
気弁 400 フラップ 440 Bピラー
領域 500 第1の 固縛ストラップ 502 第2の固
縛ストラップ 510、512 端部分 521、522、
523 位置 P 仮想中央垂直面 R 第1の仮想垂
直面 S 第2の仮想垂直面 T 第3の仮想垂
直面 X 第1の最内方搭乗者接触点 Y 第2の最内方
搭乗者接触点 Z 第3の最内方搭乗者接触点
組立体 29、31 板 30 インフレー
タ 32 ディフューザ 33 環状突起 34 カバーパネル 35 ネック領域 36 エアバッグ区画室 39 フランジ 43 チャンバ 45 開口部 50 エアバッグ 51 第1のエア
バッグ部分 52 第2のエアバッグ部分 53 第3のエア
バッグ部分 55、56 縫合箇所 61 第1のチャ
ンバ 62 第2のチャンバ 63 第3のチャ
ンバ 101、102、103 排気弁 210 追加のエ
アバッグ部分 212 追加のチャンバ 220 通路 240 Bピラー 301 第1の排
気弁 302 第2の排気弁 303 第3の排
気弁 400 フラップ 440 Bピラー
領域 500 第1の 固縛ストラップ 502 第2の固
縛ストラップ 510、512 端部分 521、522、
523 位置 P 仮想中央垂直面 R 第1の仮想垂
直面 S 第2の仮想垂直面 T 第3の仮想垂
直面 X 第1の最内方搭乗者接触点 Y 第2の最内方
搭乗者接触点 Z 第3の最内方搭乗者接触点
フロントページの続き (72)発明者 チャールズ・イー・ステフェンズ,ジュ ニアー アメリカ合衆国ミシガン州48095,ワシ ントン,キャンプグランド・ロード 66800 (72)発明者 ルイス・アール・ブラウン アメリカ合衆国ミシガン州48370,オッ クスフォード,リッジモント 307 (56)参考文献 特開 平4−46843(JP,A) 特開 平3−276844(JP,A) 特開 平3−276843(JP,A) 特開 平2−249740(JP,A) 実開 平5−42002(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 21/22
Claims (15)
- 【請求項1】 搭乗者室と、乗物の前面と、後部と、側
部とを有する乗物に対して側面衝撃が加えられた際に、
搭乗者を拘束して保持する搭乗者拘束装置であって、 乗物に加えられた上記側面衝撃を検出する衝撃検出手段
(18)と、 格納状態から膨張状態まで乗物の側部と搭乗者との間に
膨張可能なエアバック組立体(26)と、を備え、 上記エアバック組立体(26)は、膨張した際に搭乗者
の肩領域に係合して搭乗者の肩領域を乗物の側部から保
護するべく格納時に搭乗者の肩領域に隣接して配置され
ている搭乗者の肩部拘束手段を形成する第1の膨張可能
な部分(51、51a、51b、51c、51d、51
e)、及び膨張した際に搭乗者の上部肋骨領域に係合し
て搭乗者の肋骨領域を乗物の側部から保護するべく格納
時に搭乗者の上部肋骨領域に隣接して配置されている搭
乗者の上部肋骨部拘束手段を形成する第2の膨張可能な
部分(52、52a、52b、52c、52d、52
e)を備える単一のエアバッグ(50)と、上記衝撃検
出手段(18)により乗物に対する側面衝撃が検出され
た際に上記第1の膨張可能な部分(51、51a、51
b、51c、51d、51e)及び上記第2の膨張可能
な部分(52、52a、52b、52c、52d、52
e)に膨張流体を向けて膨張させる単一のインフレータ
(30)と、を含み、 上記第1の膨張可能な部分(51、51a、51b、5
1c、51d、51e)は、上記乗物の前方及び後方へ
の走行方向(A,B)に伸長する第1の仮想垂直面
(R)内に位置する第1の最内方搭乗者接触点(X)ま
で膨張可能であり、上記第2の膨張可能な部分(52、
52a、52b、52c、52d、52e)は、上記乗
物の前方及び後方への走行方向(A,B)に伸長する第
2の仮想垂直面(S)内に位置する第2の最内方搭乗者
接触点(Y)まで膨張可能であり、ここで、 上記第1及び第2の仮想垂直面(S、R)は、上記乗物
の前方及び後方への走行方向(A,B)に向けて伸長し
且つ該走行方向(A,B)に対して該乗物を左右に二等
分する仮想中央垂直面(P)に対して略平行に位置し、 上記第1の仮想垂直面(R)は、上記第2の仮想垂直面
(S)に対するよりも上記仮想中央垂直面(P)に対し
て、より近い距離に位置している、 ことを特徴とする搭乗者拘束装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の搭乗者拘束装置であっ
て、 前記第1の膨張可能な部分(51、51a、51b、5
1c、51d、51e)は、前記衝撃検出手段(18)
により乗物に対する側面衝撃が検出された際に、該第1
の膨張可能な部分(51、51a、51b、51c、5
1d、51e)を膨張させるために、前記インフレータ
(30)から膨張流体が流入する第1のチャンバ(6
1、61a、61b、61c、61d、61e)を含
み、 前記第2の膨張可能な部分(52、52a、52b、5
2c、52d、52e)は、前記衝撃検出手段(18)
により乗物に対する側面衝撃が検出された際に、該第2
の膨張可能な部分(52、52a、52b、52c、5
2d、52e)を膨張させるために、前記インフレータ
(30)からの膨張流体が流入する第2のチャンバ(6
2、62a、62b、62c、62d、62e)を含
む、ことを特徴とする搭乗者拘束装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2の搭乗者拘束装置であっ
て、 前記第1及び第2の膨張可能な部分(51、51a、5
1b、51c、51d、51e、52、52a、52
b、52c、52d、52e)の各々は、膨張した際
に、管状の形状となり、その長手方向中心軸線が乗物の
前方及び後方への走行方向(A,B)に沿って伸長する
ように構成されている、 ことを特徴とする搭乗者拘束装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1に記載の搭乗
者拘束装置であって、 前記第1及び第2の膨張可能な部分(51e、52e)
に結合して設けられ、該第1及び第2の膨張可能な部分
(51e、52e)が膨張した際に、該第1及び第2の
膨張可能な部分(51e、52e)と搭乗者との間にて
作用するパッド手段(34e)を更に備える、 ことを特徴とする搭乗者拘束装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の搭乗者拘束装置であっ
て、 前記パッド手段(34e)を前記乗物の側部に接続させ
ると共に、前記第1及び第2の膨張可能な部分(51
e、52e)が膨張した際に、該パッド手段(34e)
及び該第1及び第2の膨張可能な部分(51e、52
e)が乗物の搭乗者室内方に向かって移動する距離を制
限する少なくとも一つの固縛ストラップ(500、50
2)を更に備える、 ことを特徴とする搭乗者拘束装置。 - 【請求項6】 請求項2の搭乗者拘束装置であって、 前記第1の膨張可能な部分(51c)は、上記第1のチ
ャンバ(61c)から膨張流体を解放して、該第1のチ
ャンバ(61c)内の圧力を制御する第1の排気弁手段
(301)を備え、 前記第2の膨張可能な部分(52c)は、前記第2のチ
ャンバ(62c)から膨張流体を解放して、該第2のチ
ャンバ(62c)内の圧力を制御する第2の排気弁手段
(302)を備える、 ことを特徴とする搭乗者拘束装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の搭乗者拘束装置であっ
て、 前記第1のチャンバ(61c)内の圧力が第1の所定圧
力に達したとき、前記第1の排気弁手段(301)が開
放され、 前記第2のチャンバ(62c)内の圧力が上記第1の所
定圧力よりも低い第2の所定圧力に達したとき、前記第
2の排気弁手段(302)が開放される、ことを特徴と
する搭乗者拘束装置。 - 【請求項8】 請求項1又は2の搭乗者拘束装置であっ
て、 格納状態から膨張状態まで前記乗物の側部と搭乗者との
間に膨張可能で且つ膨張した際に搭乗者の頭領域に係合
する搭乗者の頭部拘束手段を形成する追加の膨張可能な
部分(210、210c)を更に備える、 ことを特徴とする搭乗者拘束装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載の搭乗者拘束装置であっ
て、 前記追加の膨張可能な部分(210、210c)は、追
加のチャンバ(212、21c)を備え、該追加のチャ
ンバ(212、212c)には、前記第1及び第2の膨
張可能な部分(51b、51c、52b、52c)が膨
張してしまった後、前記第1及び第2のチャンバ(61
b、61c、62b、62c)からの膨張流体が流入す
る、 ことを特徴とする搭乗者拘束装置。 - 【請求項10】 請求項9に記載の搭乗者拘束装置であ
って、 前記追加の膨張可能な部分(210、210c)は、搭
乗者の頭部に隣接した位置にあり、該追加の膨張可能な
部分(210、210c)が膨張した際に搭乗者の頭部
が物体に強くぶつかるのを防止し得るように構成されて
いる、 ことを特徴とする装置。 - 【請求項11】 搭乗者室と、乗物の前面と、後部と、
側部とを有する乗物に対して側面衝撃が加えられた際
に、搭乗者を拘束して保護する搭乗者拘束装置であっ
て、 乗物に加えられた上記側面衝撃を検出する衝撃検出手段
(18)と、 乗物側部と搭乗者との間で格納状態から膨張状態まで膨
張可能なエアバッグ組立体(26)であって、膨張して
搭乗者の肩領域に係合して搭乗者の肩部拘束手段を形成
するべく格納時に搭乗者の肩領域に隣接した位置に配置
されている第1の膨張可能な部分(51b、51c)
と、膨張して搭乗者の上部肋骨領域に係合して搭乗者の
上部肋骨部拘束手段を形成するべく格納時に搭乗者の上
部肋骨領域に隣接した位置に配置されている第2の膨張
可能な部分(52b、52c)と、を備える単一のエア
バッグ(50)と、該エアバッグ(50)外部に設けら
れており上記衝撃検出手段(18)により乗物に対する
側面衝撃が検出された際に上記第1の膨張可能な部分
(51b、51c)及び第2の膨張可能な部分(52
b、52c)に膨張流体を向けて膨張させる単一のイン
フレータ(30)と、を含むエアバッグ組立体(26)
と、を備え、該エアバッグ組立体(26)がさらに、 膨張して搭乗者の頭領域に係合する搭乗者の頭部拘束手
段を形成するべく第1の膨張可能な部分に連結して設け
られている追加の膨張可能な部分(210、210c)
と、上記第1の膨張可能な部分と上記追加の膨張可能な部分
とを相互連結し 、上記第1及び第2の膨張可能な部分
(51b、51c、52b、52c)が上記インフレー
タ(30)により膨張して、上記搭乗者の肩部拘束手段
及び前記搭乗者の上部肋骨部拘束手段が搭乗者の肩及び
肋骨に係合した後に、上記第1及び第2の膨張可能な部
分(51b、51c、52b、52c)から上記追加の
膨張可能な部分(210、210c)まで、膨張流体を
導通させる流体導通手段(220、220c)と、 を含むことを特徴とする搭乗者拘束装置。 - 【請求項12】 請求項11に記載の搭乗者拘束装置に
して、 前記第1、第2及び追加の膨張可能な部分(51b、5
1c、52b、52c、210、210c)の各々が、
膨張した際に管状の形状となり、その長手方向中心軸線
は乗物の前方及び後方への走行方向(A,B)に沿って
伸長するように構成されていることを特徴とする搭乗者
拘束装置。 - 【請求項13】 請求項11に記載の搭乗者拘束装置に
して、 前記第1の膨張可能な部分(51c)は第1のチャンバ
(61c)を形成し、且つ該第1のチャンバ(61c)
からの膨張流体を解放して該第1のチャンバ(61c)
内の圧力を制御する第1の排気弁手段(301)を備
え、該第1の排気弁手段(301)は、上記第1のチャ
ンバ(61c)内の圧力が所定の圧力に達したときに解
放され、 前記第2の膨張可能な部分(52c)は第2のチャンバ
(62c)を形成し、且つ該第2のチャンバ(62c)
からの膨張流体を解放して該第2のチャンバ(62c)
内の圧力を制御する第2の排気弁手段(302)を備
え、該第2の排気弁手段(302)は、上記第2のチャ
ンバ(62c)内の圧力が所定の圧力に達したときに解
放される、 ことを特徴とする搭乗者拘束装置。 - 【請求項14】 請求項11に記載の搭乗者拘束装置に
して、 前記流体導通手段(220、220c)は、前記第1及
び第2の膨張可能な部分(51b、51c、52b、5
2c)と前記追加の膨張可能な部分(210、210
c)を相互に接続する少なくとも一つの通路(220、
220c)を備え、該通路(220、220c)の開放
により、上記第1及び第2の膨張可能な部分(51b、
51c、52b、52c)が膨張した後で、膨張流体を
上記第1及び第2の膨張可能な部分(51b、51c、
52b、52c)から上記追加の膨張可能な部分(21
0、210c)まで流動させる、 ことを特徴とする搭乗者拘束装置。 - 【請求項15】 搭乗者室と、乗物の前面と、後部
と、側部とを有する乗物に対して側面衝撃が加えられた
際に、搭乗者を拘束して保護する搭乗者拘束装置であっ
て、 乗物に加えられた上記側面衝撃を検出する衝撃検出手段
(18)と、 乗物の側面と搭乗者の側面との間で、格納状態から膨張
状態まで膨張可能な乗物の搭乗者を保護する搭乗者拘束
手段であって、膨張した際に搭乗者の上半身と係合して
上半身を保護するべく、格納時に搭乗者の上半身に隣接
した位置に配置されている膨張可能な上半身拘束部分
(50)と、上記上半身拘束部分(50)に連結されて
おり且つ膨張した際に搭乗者の頭部と係合して頭部を保
護する膨張可能な頭拘束部分(210、210c)と、
を備える搭乗者拘束手段と、上記搭乗者拘束手段の外部に設けられており、 上記衝撃
検出手段(18)によって側面衝撃が検出された際に、
上記上半身拘束部分(50)を膨張させるため、膨張流
体を解放させる単一のインフレータ(30)と、該膨張
流体を上半身拘束部分(50)に向けるディフューザ
(32)と、 上記インフレータ(30)からの膨張流体によって上記
上半身拘束部分(50)が膨張して搭乗者の上半身に係
合した後で、上記頭拘束部分(210、210c)を搭
乗者の頭部に係合する位置まで膨張させるべく、上記上
半身拘束部分(50)から上記頭拘束部分(210,2
10c)まで膨張流体を流動させるため、上記上半身拘
束部分(50)と上記頭拘束部分(210,210c)
とを相互連結する少なくとも1の通路(220,220
c)を含む流体導通手段と、 を備えることを特徴とする搭乗者拘束装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/153,074 US5524924A (en) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | Method and apparatus for restraining an occupant of a vehicle upon a side impact against the vehicle |
| US153074 | 1993-11-15 |
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|---|---|
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6280870A Expired - Lifetime JP2780937B2 (ja) | 1993-11-15 | 1994-11-15 | 乗物の側面衝撃に対する搭乗者拘束手段及びその拘束方法 |
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|---|---|
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| KR (1) | KR0147435B1 (ja) |
| CA (1) | CA2134414C (ja) |
| DE (1) | DE69419230T2 (ja) |
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