JPH11222467A - ジアリールアミン類の製造方法 - Google Patents
ジアリールアミン類の製造方法Info
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- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
加圧液相下にジフェニルアミンを製造するに当たり、ア
ニリンからジフェニルアミンへの転化率を高め、その生
産性を向上させる。 【解決手段】 固体酸触媒としてY型ゼオライトおよび
/またはUSY型ゼオライトを使用する。
Description
料等の原料であるジフェニルアミン等のジアリールアミ
ン類の製造方法に関する。更に詳しくは、アニリン等の
アリールアミンを出発原料にして固体酸触媒の存在下、
加圧液相下にジフェニルアミン等のジアリールアミン類
を製造する方法に関する。
ニルアミンを製造する方法としては、塩酸、P2 O5 、
PCl3 、AlCl3 、BF3 或いはNH4 BF4 等を
触媒とする加圧液相法(例えば、特開昭51−1386
28号公報、特開昭53−40697号公報等)や、ア
ルミナ等、例えば酸処理されたγ−アルミナを使用する
固定床気相法(例えば、特開昭61−103857号公
報、特公平3−16943号公報等)、更には触媒とし
て合成固体酸触媒を使用し、固定床加圧液相下に反応さ
せジフェニルアミンを製造する方法(例えば、特公昭5
2−15585号公報、特開昭54−135728号公
報)等が開示されている。
相法では触媒が腐食性であるため高度の耐食性容器を必
要とすること、更には触媒の分離、回収に難点を有する
との欠点がある。また、固定床気相法では、反応装置が
大型になり設備費が増大するとともに、反応中に生成す
るタール性副生物が触媒表面に付着し触媒の活性が低下
するとの欠点がある。一方、固定床加圧液相法では、従
来上記特許等に開示されている合成固体酸触媒、例えば
反応活性が高いとされているシリカ−アルミナ系触媒を
用いる場合であっても、その転化率は十分ではなく、そ
のため、原料アニリンを大量に回収・循環使用する必要
がある、即ち生産性が低い等の欠点を有していた。
況下に於いて、固体酸触媒を用いる加圧液相法について
鋭意検討を行った結果、固体酸触媒としてY型ゼオライ
トおよび/またはUSY型ゼオライトを用いる場合に
は、反応活性が大幅に向上し、アリールアミンのジアリ
ールアミンへの転化率が著しく改善されることを見出
し、本発明を完成するに至った。
原料とし、固体酸触媒の存在下、加圧液相下にジアリー
ルアミン類を製造するに当たり、固体酸触媒としてY型
ゼオライトおよび/またはUSY型ゼオライトを使用す
ることを特徴とするジアリールアミン類の製造方法を提
供することにある。
に説明する。本発明方法の実施に際しては固体酸触媒と
してY型ゼオライトまたはUSY型ゼオライトを用いる
ことを必須とする。ゼオライトはY型ゼオライトの他に
種々の型態のものが知られている。例えば代表的なもの
としてβ型、L型、MFI型、SAPO型、モルデナイ
ト型等が知られているが、本発明方法に於いては主とし
てY型ゼオライトまたはUSY型ゼオライトを触媒とし
て用いればよく、これらとの併用を除外するものではな
い。
在せしめるが、これら酸点としてはH型、NH4 型が望
ましい。勿論適用するゼオライトが固体酸触媒としての
機能を有する範囲であるならば、Na型、K型等を含有
してもよい。また、固体酸触媒として著しい転化率の低
下を見ない範囲に於いて、ゼオライト構成成分であるA
l或いはSi等の一部が他の各種金属で置換されたゼオ
ライトを使用することは勿論可能である。これらY型ゼ
オライト触媒および/またはUSY型ゼオライト触媒は
通常公知の製法で得られたものであればよく、特にその
製造方法は制限されない。使用に際してのゼオライト触
媒の形状は特に制限されるものではなく、粉末状、粒
状、タブレット状等の各種形状で使用可能であるが、取
り扱いの点より粒状或いはタブレット形状に成形したも
のが推奨される。
ン類は、特に制限されるものではないが、下記一般式
〔1〕および〔2〕〔式中、R1 〜R10はそれぞれ同一
でも異なったものであってもよく、それぞれ水素、炭素
数1〜12のアルキル、炭素数1〜12のアルコキシ、
フェニル、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ又は炭素数1〜
12のアルコキシ,ヒドロキシもしくはフェニルで置換
された炭素数1〜12のアルキルからなる群から選ばれ
る〕で示されるものであり、これら原料アリールアミン
を上記Y型ゼオライトからなる固体酸触媒の存在下で反
応させることにより下記一般式〔3〕〔式中の記号およ
び条件は上記一般式〔1〕および〔2〕と同じ〕で示さ
れるジアリールアミンを得ることができる。
で示されるアリールアミンの具体例としてはアニリン、
トルイジン、エチルアニリン、クミジン、ブチルアニリ
ン、アニシジン、キシリジン、フルオルアニリン、ブロ
ムアニリン、ヨードアニリン、フルオロジメチルアニリ
ン等を例示できるが、就中、アニリン、トルイジン、ク
ミジン、キシリジンが好ましい。反応に際し一般式
〔1〕および〔2〕は勿論同一物、例えばアニリンのみ
であってもよい。
ン類には、そのまま又は水を添加して反応を行うことが
できる。反応時における水の添加については、シリカ−
アルミナ等の複合酸化物触媒使用時に転化率向上効果が
あることが特開昭54−135728号公報で開示され
ているが、その効果の程度は別にして、固体酸触媒とし
てY型ゼオライトおよび/またはUSY型ゼオライトを
使用する本系においても水の存在下、原料アリールアミ
ン類を反応させても良い。この場合の水の添加方法、及
び添加量については、特開昭54−135728号公報
と同様の処方が適応可能である。
望ましくは330〜360℃の温度条件下に実施され
る。300℃以下では反応の進行が遅く、実用上不適で
ある。また、400℃以上では副成物の生成が多く、且
つ原料にアニリンのような低沸原料を使用するような場
合、液体として保持するために高い圧力を要し、好まし
くない。
モニアを放出でき、且つ、反応相を上記反応温度下に液
体の状態を保持させうるものであれば良い。この圧力は
反応温度に比例して高くなり、又、反応の進行と共に反
応相中のアリールアミン類のモル分率が低くなるにつれ
て低くなる。また、この圧力は一般には反応温度でのア
リールアミンの飽和蒸気圧に相当させれば良く、例えば
アニリンの場合、通常上記反応温度では10〜40Kg
/cm2 Gの範囲となる。
から未反応アリールアミン類を分留し、次いで高沸点副
生物を残渣として分離することにより容易に目的とする
ジアリールアミン類を得ることができる。水を反応時に
添加した場合には、上記未反応アリールアミン類の分留
時に水がアリールアミン類と同時に大部分回収されるの
で、分留されたアリールアミン類はその含水率を適宜調
整して再使用することができる。
ても実施できが、工業的には原料アリールアミン類及び
水を連続的に供給し、圧力コントロールを行いながら反
応物を連続的に抜き出す連続法が作業能率上有利であ
る。
ルアミン類を原料とし、加圧液相下にジアリールアミン
類を製造するに当たり、Y型ゼオライトおよび/または
USY型ゼオライトを固体酸触媒として使用すること
で、その生産性を大幅に向上することを可能ならしめた
もので、その産業上の価値は極めて大きいものである。
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
1に示す触媒粉末(市販ゼオライト)、200gのアニ
リンおよび2gの水を入れ、オートクレーブ内の空気を
窒素で置換した後、密封系で350℃で3時間加熱反応
を行った。次いで得られた反応物を冷却後、オートクレ
ーブから取り出し、触媒を濾過した後、ガスクロマトグ
ラフを用いて反応液中のジフェニルアミン(DPAと略
記する)の濃度を分析した。その結果を表1に示す。
尚、使用した市販のゼオライト触媒は以下の商品であ
る。 H−Y ゼオライト(Si/Al=5.6):日揮ユニ
バーサル社製(商品名LZ−15) H−Y ゼオライト(Si/Al=2.8):エヌ・イ
ーケムキャット社製(商品名:HY) H−USYゼオライト(Si/Al=5.2):日揮ユ
ニバーサル社製(商品名:LZY−74) H−USYゼオライト(Si/Al=5.9):日揮ユ
ニバーサル社製(商品名:LZY−84) H−USYゼオライト(Si/Al=6.0):エヌ・
イーケムキャット社製(商品名:USY) H−USYゼオライト(Si/Al=10.0):エヌ
・イーケムキャット社製(商品名:USY)
使用した以外は、実施例1と同様の操作を実施した。そ
の結果を表2に示す。尚、使用したシリカアルミナ触媒
およびゼオライトは以下の商品である。 シリカアルミナ(Si/Al=6.5) : 日揮化学
株式会社製(商品名N633L) シリカアルミナ(Si/Al=2.6) : 日揮化学
株式会社製(商品名N632NH) H−β型ゼオライト(Si/Al=25.0):日揮ユ
ニバーサル株式会社(商品名BETA)
Claims (2)
- 【請求項1】 アリールアミン類を原料とし、固体酸触
媒の存在下、加圧液相下にジアリールアミン類を製造す
るに当たり、固体酸触媒としてY型ゼオライトおよび/
またはUSY型ゼオライトを使用することを特徴とする
ジアリールアミン類の製造方法。 - 【請求項2】 下記一般式〔1〕で示されるアリールア
ミンと下記一般式〔2〕で示されるアリールアミンとを
反応させて下記一般式〔3〕で示されるジアリールアミ
ンを製造することを特徴とする請求項1記載の方法。 〔式中、R1 〜R10はそれぞれ同一でも異なったもので
あってもよく、それぞれ水素、炭素数1〜12のアルキ
ル、炭素数1〜12のアルコキシ、フェニル、ヒドロキ
シ、アミノ、ニトロ又は炭素数1〜12のアルコキシ,
ヒドロキシもしくはフェニルで置換された炭素数1〜1
2のアルキルからなる群から選ばれる〕
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02341898A JP3972444B2 (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | ジアリールアミン類の製造方法 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02341898A JP3972444B2 (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | ジアリールアミン類の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11222467A true JPH11222467A (ja) | 1999-08-17 |
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001172230A (ja) * | 1999-12-20 | 2001-06-26 | Sumitomo Chem Co Ltd | ジアリールアミン類の製造方法 |
-
1998
- 1998-02-04 JP JP02341898A patent/JP3972444B2/ja not_active Expired - Fee Related
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