JPH11222808A - 路面段差計測データ解析方法 - Google Patents

路面段差計測データ解析方法

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JPH11222808A
JPH11222808A JP2477598A JP2477598A JPH11222808A JP H11222808 A JPH11222808 A JP H11222808A JP 2477598 A JP2477598 A JP 2477598A JP 2477598 A JP2477598 A JP 2477598A JP H11222808 A JPH11222808 A JP H11222808A
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point
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JP2477598A
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Haruo Imoto
治男 井本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造物と路面の間の段差に関するデータの解
析と表示を自動的に行う。 【解決手段】 路面性状測定装置の走行距離に対応付け
て取得された、路面性状測定装置のほぼ車幅方向に並ぶ
路面上の点について求められた路面性状測定装置に対す
る路面の相対的変位を示す変位データと、路面性状測定
装置自体のロール方向の傾斜を示す傾斜データと、予め
得られている、路面上の白線6を位置を示す白線位置デ
ータと、予め得られている、路面にある構造物13の位
置を示す構造物位置データと、路面縦断方向の複数の測
量点の位置を示す測量点位置データとを組み合わせて、
構造物と路面の間の段差を示す段差データを算出する算
出ステップと、該段差データを表示する表示ステップと
を含む路面の性状を解析する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面性状に関して
収集した計測データを使用して路面の段差を解析する方
法に関する。
【0002】
【従来技術】従来の技術を図19を参照して説明する。
従来からある伝統的な手法によれば、構造物取付部及び
構造物の伸縮継手部などに発生する段差は、作業員が現
場で水糸及びスケールを用いて測定する。水糸は段差計
測区間の長さによって、規定された長さのものを使用す
る。図19に示すように構造物50の端部(a点)より
段差計測部の終点(b点)まで水糸51をはり、水糸5
1と路面52との鉛直方向距離(dn)をスケール53
を用いて所定の間隔で測定し、記録する。そして、dn
の最大値を最大段差量とする。
【0003】このような従来の段差測定方法は、水糸5
1、スケール53を用いた人力による測定作業を含み、
測定結果の記録及び報告書の作成も人力によるもので、
手間がかかっていた。
【0004】
【解決しようとする課題】本発明は、構造物と路面との
間の段差測定の作業を自動化することを目的とする。
【0005】より具体的には、本発明は、路面の状態を
自動的に測定する路面性状測定装置を用いて、そのよう
な装置により取得されたデータと縦断方向測量点データ
を用いることによって、路面の段差データの解析を行う
方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、路面上を移動
する測定装置により取得された、路面上の複数の点につ
いて求められた測定装置に対する路面の相対的変位を示
す変位データと、路面性状測定装置自体のロール方向の
傾斜を示す傾斜データと、予め得られている、路面上の
白線を位置を示す白線位置データと、予め得られてい
る、路面にある構造物を位置を示す構造物位置データ
と、路面縦断方向の複数の測量点の位置を示す測量点位
置データとを組み合わせて、構造物と路面の間の段差を
示す段差データを算出する算出ステップと、該段差デー
タを出力する出力ステップとを含んでなる路面段差計測
データ解析方法を提供する。本発明方法によれば、路面
性状測定装置により得られたデータの解析とその表示を
自動化することができ作業をより迅速に行うことができ
る。上記変位データは、通常、測定装置の幅方向に並ん
だセンサ等によって収集されるものである。そして、こ
の変位データは、測定装置の移動距離に対応づけて収集
することができる。測定装置は、以下の具体例において
は、路面性状測定装置と呼ばれているもので、必要に応
じて、上述の各種のデータ収集のためのセンサやカメ
ラ、周囲の映像を記録するためのカメラや記憶装置、デ
ータ処理装置などを搭載しているものである。なお、測
定装置は、自走式又は他動式の車両に搭載することがで
きる。各種データはいったん記憶装置に記憶されてお
り、算出装置の必要に応じて、記憶装置から読み出され
る。なお、本発明方法により得られる測量点位置データ
は、物理量を表すものであり、路面の仕上がり状況の検
査の他、道路工事中の検査結果として、後の工事の工程
の進め方を決定するのに利用することができる。本発明
の方法は、以下に記載する実施態様並びに変形例も含め
て、その方法を実施するためのプログラムとして、適切
なコンピューターで読み出し可能な媒体に記憶させて頒
布することが可能である。
【0007】また、本発明の一態様として、上記方法に
おいて、測定装置によるデータ収集の際に得られる路面
周辺の映像および前記構造物位置データを前記段差デー
タと結び付けて表示するステップをさらに含ませること
ができる。これにより、路面周辺状況の映像による確認
が、解析データの表示と併せて、より簡易かつ迅速に行
うことができる。
【0008】さらに、前記の算出ステップは、白線位置
データから白線の位置座標を求めるステップと、傾斜デ
ータと構造物位置データと測量点位置データとを用い
て、変位データに対して構造物の端部の一点を原点とす
る座標変換を行うステップとを含んだものとすることが
できる。
【0009】また、本発明は、上記の方法を実施するた
め、変位データを記憶する変位データ記憶装置と、傾斜
データを記憶する傾斜データ記憶装置と、白線位置デー
タを記憶する白線位置データ記憶装置と、構造物位置デ
ータを記憶する構造物位置データ記憶装置と、測量点位
置データを記憶する位置データ記憶装置と、前記の各記
憶装置に保存されたデータを用いて、構造物と路面の間
の段差を示す段差データを算出するように構成された演
算装置と、段差データを表示する表示装置とを含んでな
る路面段差計測データ解析表示装置を提供する。この装
置は、基本的には、出入力部と、記憶装置と、中央処理
装置と、表示装置とからなるコンピュータを利用して構
成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のある実施の形態につい
て、その構成を説明する。
【0011】先ず、前提条件として段差解析に必要な測
定装置、ここでは「路面性状測定装置」と呼ぶ装置の計
測データ及び路面測量データをコンピュータが読取可能
な形態で記憶媒体に格納しておくことにより、コンピュ
ータがこれらのデータを記憶媒体から読み取って段差解
析を実行する。データは、自走式、他動式の路面性状測
定装置を用いて取得することができる。
【0012】より具体的には、データの収集と格納は、
次のように行うことができる。 (1)路面性状測定装置の路面上の走行により走行距離
に対応付けて収集されるレーザセンサの変位データ、車
両傾斜データ、白線位置データと計測時に操作員が入力
した構造物位置データを走行距離に対応付けて収集し、
ファイルに保管しておく。 (2)同じく路面性状測定装置の路面上走行中に計測対
象路面の前方映像を前方映像用ビデオテープに録画し、
この前方映像を録画しているビデオテープの一定距離ご
とのフレーム番号(タイムコード)と、その時の走行距
離とを対応付けて収集し、ファイルに保管しておく。 (3)段差計測地点での路面横断方向の線上のうち、白
線上1点のみを測量点としてその高さを測量し、収集し
た高さ測量データをファイルに保管しておく。
【0013】そして、本発明による路面段差計測データ
解析プログラムでは、前述の如くデータを収集し、保管
したデータファイルを使用して解析時に、 (a)レーザセンサの変位データ、車両傾斜データ、白
線位置データ(白線認識カメラによって算出)と白線上
の測量点の位置データを用いて、白線認識カメラによっ
て算出された白線位置と白線上の測量点をリンクさせる
ことにより段差データの算出処理を行う。 (b)同時に段差状況と構造物位置を、走行距離に関連
付けて表示処理する。 (c)構造物位置の路面状況及び周辺の状況映像を見る
ために、前方映像用ビデオテープが装填されたビデオデ
ッキの制御処理を行う。
【0014】ここでビデオデッキの制御処置とは、段差
データ解析画面の構造物表示位置に対応した走行距離で
のフレーム番号をファイルから読み込み、その番号から
構造物が撮影されているフレーム番号を算出し、そのフ
レーム番号の映像を表示させるようにビデオデッキにコ
マンドを送信することである。但し、ビデオデッキは計
測時の録画用、解析時の再生用ともにコンピュータから
の制御が可能で、指定フレームのサーチ機能を有したも
のを使用する。
【0015】このように算出及び表示された各解析区間
の段差データとその位置に対応した前方映像及び構造物
位置データとが、走行距離に基づいて関連付けられるた
め、解析区間内の段差データと構造物位置の表示と同時
に、路面及びその周囲の実状況を映像として見ることが
できる。
【0016】次に本発明方法の実施例に係る路面段差計
測データ解析方法を、まず、図1〜図7を参照して説明
する。
【0017】本実施例の路面段差計測データ解析方法で
は、図1〜図10に示す解析プログラムに従って、処理
を行う。その処理の際に図1に示すような構成の計測フ
ァイル100〜500を使用する。そこでまず、各ファ
イル100〜500について説明する。
【0018】図1において、計測環境ファイル100に
は、計測識別番号、測定日時、測定番号、路面の種類、
計測場所、幅員、その他計測前に入力された計測条件等
のデータが保管されている。わだち掘れファイル200
には、レーザセンサの変位データと車両傾斜計データと
が一定距離間隔毎に、その時の走行距離データと共に保
管されている。白線認識ファイル300には、白線認識
用カメラの映像から識別された左又は右の白線位置デー
タが、一定距離間隔毎にその時の走行距離データと共に
保管されている。次に、タイムコードファイル400に
は、一定距離間隔毎に撮影しているビデオ映像のフレー
ム番号(タイムコード)とその時の走行距離データが保
管されている。なお、ビデオカメラは路面性状測定装置
の車両の上部に前向きに設置され、ビデオデッキは路面
性状測定装置の車両内に設置される。
【0019】最後に、構造物ファイル500には、段差
解析の基準ポイントとなる構造物取付部及び構造物の伸
縮継手部等の位置情報として、予め割り当てられた数値
データ(構造物データ)が、その時の走行距離データと
共に保管されている。
【0020】路面段差計測データ解析プログラムの説明
に先だって、路面性状測定装置の一例を図2を参照して
説明する。
【0021】路面5には車線の両脇に白線6が引かれて
おり、車両進行方向に向かって右側の白線上には所定間
隔で測量点7が定められている。このような路面5上の
路線を路面性状測定装置として、所要の機器を搭載した
車両1が走行する。車両1の前端には、路面間距離及び
傾斜を計測する装置2が取り付けられている。同装置2
の両端には白線認識用カメラ3がそれぞれ路面5上の左
右の白線6に向けて取り付けられている。また、走行距
離を計測する装置4とデータ処理装置8が設置されてお
り、取得されたデータは距離と対応付けられてデータ処
理装置にファイルされる。
【0022】ここで更に図3を参照してレーザセンサ変
位データ、車両傾斜計データと白線位置データについて
説明する。路面性状測定装置は車両に搭載されて路面を
走行するので、以下、「計測車」と呼ぶ。
【0023】路面間距離及び傾斜を計測する装置2のき
ょう体10には17個のレーザセンサ11(No.1〜
17)が変位計として車幅方向に設置され、更に傾斜計
12及び左右に白線認識用カメラ3が設置されている。
17個の各レーザセンサNo. 1〜17は、基準面から
の路面の変位d1〜d17を計測するものである。各レ
ーザセンサNo. 1〜17から得られる変位データd1
〜d17が、一定距離間隔毎に、その時の走行距離デー
タと共にファイル保管される。わだち掘れ形状の算出に
必要な各レーザセンサ1〜17の取付位置データと取付
角度データは、既知なので、予めファイルに保管してあ
る。17個の各レーザセンサ1〜17のうち9番目のレ
ーザセンサNo. 9は、計測車1の車幅方向中央に在
り、取付位置データL1〜L16はY軸中心から各レー
ザの基準面を照射する点までの距離を表している。取付
角度データθ1〜θ4は、各レーザセンサが基準面を照
射する角度を表している。なお、座標系としては、X軸
を路面横断方向に、Y軸を路面縦断方向に、Z軸を高さ
方向にとっている。
【0024】傾斜計12は計測車1のロール方向に対す
る傾斜を測定するものである。傾斜計12から得られる
車両傾斜計データφkが、一定距離間隔毎に、その時の
走行距離データと共にファイルに保管される。白線位置
データは、白線認識用カメラ3で捕らえた映像内の、計
測車1に搭載した計算機により算出された白線位置を表
すものであり、これも一定距離間隔毎に、その時の走行
距離データと共にファイルに保管される。白線位置デー
タから白線位置座標を算出するのに必要なカメラの取付
位置、画角データ、画素数データは既知なので、予めフ
ァイルに保管してある。
【0025】次に、図4〜図10に従って、本実施例の
路面段差計測データ解析プログラムによる処理の内容を
説明する。図4〜図5は処理フローの概要を示し、図6
〜図9は段差解析計算処理のフローを示し、図10は前
方映像表示制御処理のフローを示している。
【0026】先ず、図4〜図8を参照して、処理フロー
の概要を説明する。プログラムが起動されると、メイン
タイトル画面がディスプレイに表示される(図4のステ
ップS1)。メインタイトル画面では、さらに、操作員
の指定によりどの処理項目について処理を行うかを選択
することができる。処理項目には「計測ファイル選
択」、「縦断測量点座標入力」、「段差解析」、「プロ
グラム終了」の4つが用意されている。
【0027】処理項目を選択すると(ステップS2)、
プログラムはどの処理項目が選択されたかを、ステップ
S3(「計測ファイル選択」)、ステップS7(「縦断
測量点座標入力」)、図5のステップS12(「段差解
析」)、図5のステップS24(「プログラム終了」)
で判断する。
【0028】処理項目の「計測ファイル選択」を選ぶ
と、ステップS3においてステップ4に進むとの判断が
なされる。ステップ4において、ファイル操作画面が表
示され、ファイル操作画面では操作員の指定により、複
数存在しうる計測ファイルのセットのうちどのセットを
使用するかを選択することができる。各セットのうちの
どの計測ファイルを使用するか選択すると、この選択に
応じてプログラムにより計測環境ファイル(図1の10
0)が読み込まれ、計測条件等のデータがディスプレイ
に表示される(ステップS5)。また、構造物ファイル
(図1の500)により構造物位置の検出が行われる
(ステップS6)。
【0029】また、処理項目として「縦断測量点座標入
力」が選択されたならば(ステップS7)、プログラム
はステップS8に進み、縦断測量点座標入力画面(図1
2(b)参照)を表示する。次に、ステップS9に進
み、縦断測量点座標入力画面では、操作員が段差解析位
置番号、段差解析距離(水糸の長さに相当)、解析方向
を選択し、縦断測量座標(操作員によって測量された図
12(a)に示される各縦断測量点のY座標及びZ座
標)を入力する。この縦断測量点データは操作員が定め
た任意の基準点からの高さを表わすデータである。段差
解析開始点の測量点を解析座標原点(0,0,0)と
し、縦断測量点データは距離に基づいて展開される。な
お、図12(a)に示されるように、計測車の各計測地
点の走行距離と縦断測量点のY座標とが対応付けられ
る。
【0030】そしてプログラムは、ステップS10に
て、入力されたデータ(縦断測量点座標)を、縦断測量
点座標データlny〔i〕と縦断測量点座標データln
z〔i〕にストアし、ステップ11で、縦断測量点デー
タの入力が終了したならば、メインタイトル画面表示
(図4のステップS1)に戻る。但し、ここでは、iは
縦断測量点番号(縦断測量点の番号)、lny〔i〕は
i番目の縦断測量点でのY座標を表し、lnz〔i〕は
i番目の縦断測量点でのZ座標を表す。
【0031】あるいは、処理項目として「段差解析」が
選択された場合には(図5のステップS12)、ステッ
プS13に進み、先ず最初に、段差データ解析画面が表
示される。次に、ステップS14に進み、段差データ解
析画面で操作員が段差解析位置番号、レーザセンサ番
号、解析方向を選択する。
【0032】また、段差データ解析画面は、構造物位置
に対応した前方映像タイムコードの表示、左又は右の白
線からのレーザセンサ位置、縦断測量点座標入力画面に
より設定された解析距離(水糸長さに相当)の表示がで
きる(図13参照)。
【0033】図13において、段差データ解析画面に
は、各レーザセンサ番号に対応した縦断データ画面(上
段)と段差形状画面(下段)が表示され、縦断データ画
面には、縦軸に縦断データの高さ、横軸に距離をとっ
て、それぞれのレーザセンサ番号に対応した縦断方向の
凹凸量がグラフ表示される。ここでいう縦断データ画面
の凹凸量は、横断面形状(後述の図4のステップ114
で計算された結果)の左右の白線位置を結んだ直線と路
面との距離である。更に縦断データ画面には、計測時に
入力した構造物位置(段差位置)が表示される(図13
参照)。段差縦断データ画面の下に表示されている段差
形状画面は、縦軸に段差量、横軸に構造物からの距離を
とり、構造物を基準とした段差形状(後述の図3のステ
ップ127で計算された結果)をグラフ表示する。
【0034】次いで、ステップS15で段差解析計算を
行う。次に、ステップS16で、「段差解析結果一覧
表」という項目を選択すれば、ステップS17で段差解
析結果一覧表画面(図14参照)が表示され、ステップ
S15で計算された段差量と距離が対応付けて表示され
る。
【0035】そして、ステップS18で「段差解析結果
一覧表画面表示終了」が選択されれば、段差データ解析
画面表示(ステップS13)に戻る。段差データ解析画
面が表示されている場合、「段差解析結果一覧表の表
示」、「段差データ解析画面表示終了」、「印刷」のう
ち、どれかの解析モードの画面を操作員が選択すること
ができる。
【0036】なお、処理項目として「プログラム終了」
が選択された場合は、ステップS24で、プログラムを
終了する。そうでない場合にはメインタイトル画面表示
(図1のステップS1)に戻る。
【0037】次に、図6から図9を参照して、ステップ
S15の段差解析計算について説明する。ステップS1
5の段差解析計算が開始すると、先ず、図6のステップ
S101にて縦断測量点番号iをゼロに初期化する。次
いで、ステップS102で縦断測量点番号iをチェック
する。もしiが縦断測量点数よりも小さければ、プログ
ラムはステップS103に進み、iが縦断測量点数と同
じかそれよりも大きければ、プログラムはステップS1
23に進み、段差量の算出処理を行う。
【0038】プログラムは、まず、ステップS103で
白線位置データを白線認識ファイルより読み込み、次い
でステップS104で段差解析に必要な予め設定された
ピッチで、距離に対応付けてデータを書き込む。この
際、設定ピッチのところにデータが存在しない場合は、
その前の距離のデータを使用する。このデータを段差解
析用白線認識ファイルにストアする。
【0039】次に、ステップS105にて、わだち掘れ
ファイルからi番目の縦断測量点での17個の変位デー
タd1(i)〜d17(i)と傾斜計データφ(i)と
を読み込む。そして、ステップS106にて、変位デー
タd1(i)〜d17(i)を、各レーザセンサの取付
位置データL1〜L16及び角度データθ1〜θ4を用
いて、図3に示すレーザセンサ変位点座標系での変位点
データ(x1,z1)〜(x17,z17)に変換す
る。即ち、図3の基準面上で中央のレーザセンサNo.
9の位置を原点にする。図3に従えば、例えば変位点デ
ータ(x1,z1)についてはx1=L1+ d1・co
sθ1、z1=d1・sinθ1となり、変位点データ
(x5,z5)についてはx5=L5、z5=d5とな
る。
【0040】次に、図6のステップS107にて、白線
認識ファイルからi番目の縦断測量点での白線位置デー
タを読み込む。そしてカメラ画角、白線認識データ及び
レーザ変位点座標系での変位点データ(x1,z1)〜
(x17,z17)より、左右のうち一方の白線の位置
座標を後述の手順で算出する(図15参照)。白線位置
の算出は、わだち掘れの断面表示と同一座標系とし、レ
ーザセンサNo. 9の位置を原点とする。
【0041】カメラ取付位置、取付角度、画角は予め分
かっているので、先ずステップS108で、白線認識の
画素データより基準面に投影された白線位置の原点(レ
ーザセンサNo. 9)からの水平距離(MP(x) )を
求める。
【0042】次に、ステップS109で、カメラ取付位
置座標(CP(x, z) )と基準面に投影した白線位置
座標(MP(x,z) )の2点を通る直線の方程式を求
める。そして、ステップS110で、基準面に投影した
白線位置にもっとも近い外側のレーザセンサと内側のレ
ーザセンサを求め、それぞれのレーザセンサから基準面
に直線を引くことにより路面との交点(Pn(x,z)
)と(Pn+ 1(x,z) )を求め、その交点(Pn
(x,z) )、(Pn+ 1(x,z) )2点を通る直線
の方程式を求める。すると、ステップS111でステッ
プS109とステップS110で求めた直線の交点を算
出される。この交点の位置を白線位置MCR(x,z)
とする。
【0043】次に、ステップS112にて、先に算出し
た白線位置座標と幅員データ及びレーザセンサの計測点
座標から、反対側の白線の位置座標を下記の手順で算出
する(図16参照)。
【0044】先に求めた側の白線の位置を中心として、
半径が幅員となる円と、距離が幅員よりも大で最も中心
に近い点(レーザセンサの計測点(レーザNo.(n)
))と、幅員よりも小で最も遠い点(レーザNo.(n
+1) )を結ぶ直線との交点を反対側の白線位置MCL
(x、z) とする。次に、ステップS113にて、車幅
方向に並んだ17個のレーザセンサの計測に基づく前記
変位点データ(x1,z1)〜(x17,z17)のう
ち、白線上及び白線間に存在するN個の変位点データの
みを、新たに(wx1,wz1)〜(wxN,wzN)
にセットする。但し、レーザセンサ番号の小さい順に1
〜Nを割り当てる。
【0045】そして、ステップS114において、右左
の白線が基準面に対し水平になるように座標軸をWx
1、Wz1を中心に角度φW回転させた後、左右の白線
位置が基準面と一致するように、横断面データを垂直移
動させることにより、レーザセンサ座標系基準面を基準
とした横断面データ(Xs1,Zs1)〜(XsN,Z
sN)を求める(図17参照)。
【0046】次に、ステップS115でレーザセンサ変
位計基準面を基準とした横断面データ(Xs1,Zs
1)〜(XsN,ZsN)を白線基準横断面データファ
イルにストアする。
【0047】次に、ステップS116にて、下記の式に
より、基準面によるレーザセンサ変位点座標系から解析
座標系にデータを変換するために座標軸回転角度(φ
c)を求める。
【数1】回転角度(φc)=傾斜計角度(φk)−白線
間角度(φw)
【0048】次にステップS117にて基準面によるレ
ーザ変位点座標系から解析座標系に変換するために、図
11に示すように、最も端の(wx1,wz1)なる変
位点を中心に座標軸を角度φc〔i〕だけ回転したとき
の変位点データ(wx〔1〕,wz〔1〕〜wx
〔N〕,wz〔N〕)を、回転行列を用いて算出する。
【0049】そして、ステップS118にて、回転処理
後の変位点データ(wx〔1〕,wz〔1〕〜wx
〔N〕,wz〔N〕)に、i番目の縦断測量点の高さ1
nz〔i〕をプラスして、新変位点座標(WX〔1〕,
WZ〔1〕〜WX〔N〕,WZ〔N〕)を得る。更に、
ステップS119にて、新変位点座標(WX〔1〕,W
Z〔1〕〜WX〔N〕,WZ〔N〕)を順次、段差解析
用横断面座標データ(0X〔i〕,0Y〔i〕)にセッ
トする。
【0050】次に、ステップS120において、構造物
地点の座標を段差解析の基準点として、構造物地点の座
標を原点0にして換算し、段差解析横断面ファイルの断
面データ(0X〔i〕,0Y〔i〕)を構造物地点から
のX及びY座標の差を算出し、新座標を(WDX1,W
DZ1)〜(WDXN,WDZN)とする。次にステッ
プ121で新座標を(WDX1,WDZ1)〜(WDX
N,WDZN)を段差解析横断面ファイルにストアす
る。
【0051】ここで、段差量の算出について説明する。
まず、ステップS123で縦断測量点番号iをゼロに初
期化する。次にステップS124で縦断測量点番号iを
チェックする。もしiが縦断測量点数Nよりも小さけれ
ば、プログラムはステップS125に進む。ステップS
125において、段差解析を行う指示されたレーザセン
サ番号に対応した縦断方向のデータが、段差解析横断面
ファイルより読み込まれる。次に、ステップS126に
て、段差解析の基準点となる構造物の高さデータを原点
0に換算して(すなわち、構造物の端部を原点にして表
し)、レーザセンサ番号毎に構造物13からの距離に対
応付けて縦断面形状データが算出される(図18参
照)。これにより、構造物地点を基準とした縦断方向の
段差形状データが得られるので、以下の方法で各ポイン
トの段差量を計算する(図18参照)。
【0052】ステップS127で構造物地点(a点)と
解析距離のエンドポイント(b点)を直線で結んだ線を
基準線とし、各解析ポイントから構造物に平行に基準線
まで線を引いた距離(鉛直線)を各ポイントの段差量と
する。プログラムでは構造物地点を基準に構造物からの
距離に対応した段差量d1〜dNを求める。図13に示
す段差形状のグラフでは、この段差量と距離から断面デ
ータを描画する。
【0053】次に、ステップS128で段差量d1〜d
Nの大きさを比較し、最大値Dmとして、その区間にお
ける最大段差とする。そして、ステップS127〜S1
28で求められた最大段差Dmと段差量d1〜dNは、
構造物地点を基準にして、構造物地点からの距離に対応
づけられて段差解析結果一覧表ファイルにファイルされ
る。
【0054】ステップS127〜S128で求められた
最大段差Dmと段差量d1〜dNが距離に対応付けられ
て、段差解析結果一覧表画面(図5のステップS17)
に表示される。これらの解析及び算出された結果データ
は、必要に応じてプリンタに出力できるようになってい
る(図5のステップS21)。
【0055】前方映像表示制御処理では、先ず、現在表
示中の横断面のY座標に対応する走行距離から撮影位置
までの距離を差し引いて、計測地点を撮影しているとき
の走行距離を算出する。そして、走行距離に対応したタ
イムコード(フレーム番号)をタイムコードファイル
(図1の400)から読み取り、通信ケーブルを通じて
ビデオデッキにそのタイムコードに対応したフレームを
サーチするコマンドを送信する。
【0056】これに対応して、フレームサーチ可能なビ
デオデッキが指定されたフレームをサーチして再生し、
モニタにその映像を表示する。この時、ビデオデッキに
は、表示すべき座標位置を撮影した前方映像用ビデオテ
ープが挿入されているものとする。このような再生によ
り、操作員は、その付近の道路状況を見ることが可能で
ある。
【0057】更に、図10を参照して、前方映像表示制
御のフローについて説明する。前方映像表示制御が開始
すると、先ず、図10のステップS201にて、横断面
のY座標が示す距離Lと、計測地点から撮影位置までの
距離GAP(既知)から、計測地点を撮影したときの計
測車の走行距離RをR=L−GAPにより算出する。続
いて、ステップS202にて、該当タイムコードファイ
ルから、走行距離Rでの前方映像用ビデオテープデッキ
のタイムコードを読み込む。そして、ステップS203
にて、読み込んだタイムコードに対応するタイムコード
・サーチ・コマンドを、ビデオテープデッキに送信す
る。
【0058】
【発明の効果】以上において説明した本発明の方法を用
いることにより、段差測定対象区間の路面上で、路面性
状測定装置を1回走行させることにより収集される段差
解析に必要なレーザセンサの変位データ、白線位置デー
タ、車両傾斜データ及び段差解析の基準ポイントになる
構造物位置データ及び路面周辺の映像と、路面縦断方向
の測量点の位置データとを組み合わせることによって、
路面の段差解析を自動的に行い、段差状況を画面に表示
するとともに解析結果が自動的に出力されるので、作業
の迅速化がはかれる。
【0059】また、路面周辺の映像は路面性状測定装置
の走行距離に対応付けて収集されており、段差解析時に
は段差解析路面あるいは周辺の状況をこの映像によって
把握することができるので、写真又はスケッチの作成が
不要になる。
【0060】本発明の路面段差計測データ解析方法を採
用することにより、路面性状測定装置の1回の走行と、
計測時において路面の各計測地点での路面横断方向の線
上のうち1点の高さを測量するだけで、路面段差計測の
解析結果が出力できるので、計測作業及び解析作業の迅
速化がはかれる。また、路面及び周囲状況が路面性状測
定装置で撮影された映像が得られており、計測時の写真
撮影やスケッチの手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る段差計測データ解析
プログラムが使用するファイル構成例を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る段差計測データ解析
プログラムを使用するにあたって路面段差解析に必要な
データを収集する路面性状測定装置の例を示す図であ
る。
【図3】わだち掘れ測定装置の構成を正面前方から見た
ところを表した図である。Y軸の中心から各センサの基
準面照射点までの距離をL1〜L16までで表す。d1
〜d17は、各センサにおける基準面からの変位を示
す。
【図4】本発明の第1実施例に係る段差計測データ解析
プログラム処理フロー概要の内、一部の処理フローを表
した図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る段差計測データ解析
プログラム処理フロー概要の内、一部の処理フローを表
した図である。
【図6】本発明の第1実施例に係る段差計測データ解析
プログラムにおける段差解析計算処理フローを表した4
図のうちの第1番目の図である。
【図7】上記4図のうちの第2番目の図である。
【図8】上記4図のうちの第3番目の図である。
【図9】上記4図のうちの第4番目の図である。
【図10】本発明の第1実施例に係る段差計測データ解
析プログラムにおける前方映像表示制御処理フローを表
した図である。
【図11】車両傾斜データを反映した解析座標への変換
を表した図である。
【図12】縦断測量点座標入力画面の実施例を表した図
である。
【図13】段差データ解析画面(縦断データ画面、段差
形状画面)の実施例を表した図である。
【図14】段差データ解析結果一覧表示の実施例を表し
た図である。
【図15】白線認識カメラによる白線位置座標算出の実
施例を表した図である。
【図16】測定しない側の白線位置算出実施例を表した
図である。
【図17】白線を基準とした横断面データ算出の実施例
を表した図である。わだち掘れデータは白線の位置で整
理するので、左右の白線がレーザセンサ基準面に水平に
なるように、角度φWだけ回転させ、白線の高さが0に
なるように断面データを垂直移動する。
【図18】レーザセンサ番号に対応した縦断面形状デー
タ及び段差量の求め方の実施例を表した図である。
【図19】従来の路面段差計測状況を表した図である。
【符号の説明】
1 車両 2 路面間距離及び傾斜を計測する装置 3 白線認識用カメラ 4 路面 5 白線 7 測量点 8 データ処理装置 10 きょう体 11 レーザセンサ 12 傾斜計 13 構造物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面上を移動する測定装置により取得さ
    れた、路面上の複数の点について求められた該測定装置
    に対する路面の相対的変位を示す変位データと、該測定
    装置自体のロール方向の傾斜を示す傾斜データと、予め
    得られている、路面上の白線を位置を示す白線位置デー
    タと、予め得られている、路面にある構造物の位置を示
    す構造物位置データと、路面縦断方向の複数の測量点の
    位置を示す測量点位置データとを組み合わせて、構造物
    と路面の間の段差を示す段差データを算出する算出ステ
    ップと、該段差データを出力する出力ステップとを含ん
    でなる路面段差計測データ解析方法。
  2. 【請求項2】 前記測定装置によるデータ収集の際に得
    られる路面周辺の映像または前記構造物位置データある
    いはそれらの両方を出力された前記段差データと結び付
    けて表示するステップをさらに含んでなる請求項1記載
    の路面段差解析方法。
  3. 【請求項3】 前記算出ステップが、前記白線位置デー
    タから白線の位置座標を求めるステップと、前記傾斜デ
    ータと前記構造物位置データと前記測量点位置データと
    を用いて、前記変位データに対して構造物の端部の一点
    を原点とする座標変換を行うステップとを含んでなる請
    求項1または2記載の路面段差計測データ解析方法。
  4. 【請求項4】 前記変位データを記憶する変位データ記
    憶装置と、前記傾斜データを記憶する傾斜データ記憶装
    置と、前記白線位置データを記憶する白線位置データ記
    憶装置と、前記構造物位置データを記憶する構造物位置
    データ記憶装置と、測量点位置データを記憶する位置デ
    ータ記憶装置と、前記の各記憶装置に保存されたデータ
    を用いて、構造物と路面の間の段差を示す段差データを
    算出するように構成された演算装置と、該段差データを
    表示する表示装置とを含んでなる、請求項1記載の路面
    段差計測データ解析方法を実施するための路面段差計測
    データ解析表示装置。
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