JPH11223176A - 高温岩体発電方法及びこれを利用する高温岩体発電装置 - Google Patents

高温岩体発電方法及びこれを利用する高温岩体発電装置

Info

Publication number
JPH11223176A
JPH11223176A JP10023166A JP2316698A JPH11223176A JP H11223176 A JPH11223176 A JP H11223176A JP 10023166 A JP10023166 A JP 10023166A JP 2316698 A JP2316698 A JP 2316698A JP H11223176 A JPH11223176 A JP H11223176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
steam
power generation
hot water
permeable layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10023166A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinao Hori
義直 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Research Institute of Electric Power Industry
Original Assignee
Central Research Institute of Electric Power Industry
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Research Institute of Electric Power Industry filed Critical Central Research Institute of Electric Power Industry
Priority to JP10023166A priority Critical patent/JPH11223176A/ja
Publication of JPH11223176A publication Critical patent/JPH11223176A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24TGEOTHERMAL COLLECTORS; GEOTHERMAL SYSTEMS
    • F24T10/00Geothermal collectors
    • F24T10/20Geothermal collectors using underground water as working fluid; using working fluid injected directly into the ground, e.g. using injection wells and recovery wells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/10Geothermal energy

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透水層での流通抵坑が変化したときに透水層
への注水量を容易に調整できると共に生産井で各透水層
の熱水の干渉を防止する。 【解決手段】 外管21と、外管21の内部を長手方向
に仕切る長手方向に垂直な複数の仕切壁22と、隣り合
う仕切壁22の間の仕切空間23と外管21の外部とを
連通する連通孔24と、外管21の仕切壁22が形成さ
れた部分の外周に形成した環形状の遮水突起25と、外
管21に収容されて仕切空間23のそれぞれに下流側端
部が開口すると共に上流側が送水ポンプ9に取り付けら
れる複数の内管26と、内管26から噴出する水量を内
管26ごとに調整する制御手段とを有する注水手段20
を注入井7に設ける。また、上述の注水手段と同様の外
管21と仕切壁22と連通孔24と遮水突起25との他
に、外管21に収容されて仕切空間23のそれぞれに上
流側端部が開口すると共に下流側が発電手段32に接続
される複数の内管26とを有する回収手段31を生産井
30に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温岩体に形成さ
れた注入井で透水層に水を送り込んで加熱し蒸気や熱水
にして生産井で回収し、この蒸気や熱水により発電を行
う高温岩体発電方法及びこれを利用する高温岩体発電装
置に関する。さらに詳述すると、本発明は、透水層に水
を送り込む注入方法及び注水手段の改良と、透水層から
蒸気等を回収する回収方法及び回収手段の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】高温岩体発電を行うために、約200〜
400℃の地熱を有する地下岩盤に向けて注入井と生産
井とを約100〜450m離して掘削して、これら注入
井と生産井との間に水を加熱しながら流通させるための
透水層を多数作成する。そして、注入井で透水層に水を
注入して生産井で透水層から蒸気または熱水を取り出し
て発電に使用する。
【0003】そして、注入井で多数の透水層に水を送り
込むために、図5に示すように注入井101の内部に複
数の噴出孔102を有する鉄管103を設置する。各噴
出孔102は透水層104と同等の深度となる位置に形
成されている。この鉄管103に地上から水を送り込む
ことにより、各噴出孔102から水が噴出してその付近
の透水層104に流し込まれる。ここで、各噴出孔10
2の大きさは、各透水層104に注入した水が高温岩体
105から均等に熱を抽出するために最適な水量となる
よう設定しておく。
【0004】一方、生産井では、内部に例えば鉄管を設
置して各透水層から噴き出される蒸気や熱水をまとめて
回収している。この回収用の鉄管は発電装置に接続され
て蒸気タービンに蒸気を供給している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た高温岩体発電方法では、透水層105を流通する水に
より岩体温度が低下して透水層104での流通抵坑が変
化したときに噴出孔102から透水層104への注入量
が変化してしまうので、生産井で各透水層104ごとに
抽出される熱量が不均等になってしまう。このように抽
出する熱量に不均等が生ずると生産井で得られる蒸気や
熱水の温度にばらつきが生じて発電効率を低下させてし
まうので、これを防止するために透水層104への注入
量が変化したときに鉄管103を引き上げて噴出孔10
2の大きさを調整している。しかし、この調整作業は煩
雑であるため、高温岩体発電の作業性が悪いものとなっ
ている。
【0006】また、生産井では各透水層からの蒸気や熱
水をまとめて回収用鉄管に流通させているので、透水層
ごとの熱水の噴き出し圧力の差により干渉が生じてしま
う。例えば、下方の透水層から噴き出す熱水が上方の透
水層から噴き出す熱水よりも高圧であるときに、これら
の熱水を1本の鉄管で回収すると下方からの熱水が上方
の透水層に流れ込んでしまったり上方の透水層からの熱
水の噴出を妨げたりすることがある。このような熱水の
干渉が生ずると高温岩体からの熱回収の効率が低下して
しまうので、高温岩体発電の発電効率を向上させるのが
困難であった。
【0007】そこで、本発明は、透水層での流通抵坑が
変化したときに透水層への注水量を容易に調整できると
共に生産井で各透水層の熱水の干渉を防止する高温岩体
発電方法及びこれを利用する高温岩体発電装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、高温岩体に形成された注入
井で高温岩体中の複数の透水層に水を送り込む注水工程
と、水が透水層を流通しながら加熱されて蒸気や熱水に
成る加熱工程と、高温岩体に形成された生産井で透水層
からの蒸気や熱水を回収する回収工程と、回収工程で回
収された蒸気や熱水により発電を行う発電工程とを備え
る高温岩体発電方法において、注水工程で透水層ごとに
独立して水を送り込むと共に透水層ごとに注水量を制御
するようにしている。
【0009】したがって、透水層を流通する水により岩
体温度が低下して透水層での流通抵坑が変化したとき
に、各透水層に対して注水量を個別に制御することによ
り透水層への注入量を一定にすることができる。このた
め、生産井で各透水層ごとに抽出される熱量を均等にす
ることができる。
【0010】また、請求項2記載の発明は、高温岩体に
形成された注入井で高温岩体中の複数の透水層に水を送
り込む注水工程と、水が透水層を流通しながら加熱され
て蒸気や熱水に成る加熱工程と、高温岩体に形成された
生産井で透水層からの蒸気や熱水を回収する回収工程
と、回収工程で回収された蒸気や熱水により発電を行う
発電工程とを備える高温岩体発電方法において、回収工
程で透水層ごとに独立して蒸気や熱水を回収するように
している。
【0011】したがって、生産井に開口する透水層同士
の間で熱水の噴き出し圧力の差が生じていても互いに影
響を受けることはないので、蒸気や熱水の回収量を増大
することができる。
【0012】さらに、請求項3記載の発明は、高温岩体
に形成された注入井で高温岩体中の複数の透水層に水を
送り込む注水工程と、水が透水層を流通しながら加熱さ
れて蒸気や熱水に成る加熱工程と、高温岩体に形成され
た生産井で透水層からの蒸気や熱水を回収する回収工程
と、回収工程で回収された蒸気や熱水により発電を行う
発電工程とを備える高温岩体発電方法において、注水工
程で透水層ごとに独立して水を送り込むと共に透水層ご
とに注水量を制御して、尚かつ回収工程で透水層ごとに
独立して蒸気や熱水を回収するようにしている。
【0013】したがって、透水層を流通する水により岩
体温度が低下して透水層での流通抵坑が変化したとき
に、各透水層に対して注水量を個別に制御することによ
り透水層への注入量を一定にすることができる。このた
め、生産井で各透水層ごとに抽出される熱量を均等にす
ることができる。また、生産井に開口する透水層同士の
間で熱水の噴き出し圧力の差が生じていても互いに影響
を受けることはないので、蒸気や熱水の回収量を増大す
ることができる。
【0014】一方、請求項4記載の発明では、高温岩体
に形成された注入井で高温岩体中の複数の透水層に水を
送り込んで加熱して蒸気や熱水にする注水手段と、高温
岩体に形成された生産井で透水層からの蒸気や熱水を回
収する回収手段と、回収手段により回収された蒸気や熱
水により発電を行う発電手段とを備える高温岩体発電装
置において、注水手段は、外管と、外管の内部を長手方
向に仕切る長手方向に垂直な複数の仕切壁と、隣り合う
仕切壁の間の仕切空間と外管の外部とを連通する連通孔
と、外管の仕切壁が形成された部分の外周に形成した環
形状の遮水突起と、外管に収容されて仕切空間のそれぞ
れに下流側端部が開口すると共に上流側が送水ポンプに
取り付けられる複数の内管と、内管から噴出する水量を
内管ごとに調整する制御手段とを有するようにしてい
る。
【0015】したがって、注水井の透水層に注水を行う
ときは、送水ポンプから各内管に水を供給し仕切空間に
噴出させる。水は仕切空間から連通孔を通過して外管の
外部に流出する。この水が、隣接する2つの遮水突起の
間に充填してから透水層に入り込む。そして、透水層を
流通する水により岩体温度が低下して透水層での流通抵
坑が変化したときは、各内管から噴出する水量を制御手
段により個別に調整する。このため、各内管から透水層
に対する注入量を一定にすることができる。これによ
り、生産井で各透水層ごとに抽出される熱量を均等にす
ることができる。
【0016】しかも、連通孔から噴き出された水は外管
と抗壁との間を伝わって漏れ出すことが遮水突起により
防止されるので、各透水層への注水の際の圧力損失を低
減して確実な注水を行うことができる。
【0017】また、請求項5記載の発明は、高温岩体に
形成された注入井で高温岩体中の複数の透水層に水を送
り込んで加熱して蒸気や熱水にする注水手段と、高温岩
体に形成された生産井で透水層からの蒸気や熱水を回収
する回収手段と、回収手段により回収された蒸気や熱水
により発電を行う発電手段とを備える高温岩体発電装置
において、回収手段は、外管と、外管の内部を長手方向
に仕切る長手方向に垂直な複数の仕切壁と、隣り合う仕
切壁の間の仕切空間と外管の外部とを連通する連通孔
と、外管の仕切壁が形成された部分の外周に形成した環
形状の遮水突起と、外管に収容されて仕切空間のそれぞ
れに上流側端部が開口すると共に下流側が発電手段に接
続される複数の内管とを有するようにしている。
【0018】したがって、生産井に開口する透水層から
蒸気等の回収を行うときは、各透水層から噴き出された
蒸気等が隣接する2つの遮水突起の間に充填して連通孔
を経て仕切空間の内部に入り込む。さらに、蒸気等は仕
切空間から内管に入り込んで発電手段に供給される。こ
のため、各透水層ごとに異なる2つの遮水突起の間に充
填して発電手段に直接供給されるので、透水層同士の間
で熱水の噴き出し圧力の差が生じていても互いに影響を
受けることはなく、蒸気や熱水の回収量を増大すること
ができる。
【0019】さらに、請求項6記載の発明は、高温岩体
に形成された注入井で高温岩体中の複数の透水層に水を
送り込んで加熱して蒸気や熱水にする注水手段と、高温
岩体に形成された生産井で透水層からの蒸気や熱水を回
収する回収手段と、回収手段により回収された蒸気や熱
水により発電を行う発電手段とを備える高温岩体発電装
置において、注水手段は、外管と、外管の内部を長手方
向に仕切る長手方向に垂直な複数の仕切壁と、隣り合う
仕切壁の間の仕切空間と外管の外部とを連通する連通孔
と、外管の仕切壁が形成された部分の外周に形成した環
形状の遮水突起と、外管に収容されて仕切空間のそれぞ
れに下流側端部が開口すると共に上流側が送水ポンプに
取り付けられる複数の内管と、内管から噴出する水量を
内管ごとに調整する制御手段とを有すると共に、回収手
段は、外管と、外管の内部を長手方向に仕切る長手方向
に垂直な複数の仕切壁と、隣り合う仕切壁の間の仕切空
間と外管の外部とを連通する連通孔と、外管の仕切壁が
形成された部分の外周に形成した環形状の遮水突起と、
外管に収容されて仕切空間のそれぞれに上流側端部が開
口すると共に下流側が発電手段に接続される複数の内管
とを有するようにしている。
【0020】したがって、注水井の透水層に注水を行う
ときは、送水ポンプから各内管に水を供給し仕切空間に
噴出させる。水は仕切空間から連通孔を通過して外管の
外部に流出する。この水が、隣接する2つの遮水突起の
間に充填してから透水層に入り込む。そして、透水層を
流通する水により岩体温度が低下して透水層での流通抵
坑が変化したときは、各内管から噴出する水量を制御手
段により個別に調整する。このため、各内管から透水層
に対する注入量を一定にすることができる。これによ
り、生産井で各透水層ごとに抽出される熱量を均等にす
ることができる。しかも、連通孔から噴き出された水は
外管と抗壁との間を伝わって漏れ出すことが遮水突起に
より防止されるので、各透水層への注水の際の圧力損失
を低減して確実な注水を行うことができる。
【0021】また、生産井に開口する透水層から蒸気等
の回収を行うときは、各透水層から噴き出された蒸気等
が隣接する2つの遮水突起の間に充填して連通孔を経て
仕切空間の内部に入り込む。さらに、蒸気等は仕切空間
から内管に入り込んで発電手段に供給される。このた
め、各透水層ごとに異なる2つの遮水突起の間に充填し
て発電手段に直接供給されるので、透水層同士の間で熱
水の噴き出し圧力の差が生じていても互いに影響を受け
ることはなく、蒸気や熱水の回収量を増大することがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1に示
すように、本実施形態の高温岩体発電装置34は、高温
岩体5に形成された注入井7で高温岩体5中の複数の透
水層19に水を送り込んで加熱して蒸気や熱水にする注
水手段20と、高温岩体5に形成された生産井30で透
水層19からの蒸気や熱水を回収する回収手段31と、
回収手段31により回収された蒸気や熱水により発電を
行う発電手段32とを備えている。
【0023】そして、注水手段20は、外管21と、外
管21の内部を長手方向に仕切る長手方向に垂直な複数
の仕切壁22と、隣り合う仕切壁22の間の仕切空間2
3と外管21の外部とを連通する連通孔24と、外管2
1の仕切壁22が形成された部分の外周に形成した環形
状の遮水突起25と、外管21に収容されて仕切空間2
3のそれぞれに下流側端部が開口すると共に上流側が送
水ポンプ9に取り付けられる複数の内管26と、内管2
6から噴出する水量を内管26ごとに調整する制御手段
33とを有している。また、注水手段20は、櫓6によ
り地上から注入井7の内部に吊り下げられて支持されて
いる。
【0024】内管26の上流側には送水ポンプ9が取り
付けられている。この送水ポンプ9は地上に設置されて
いる。送水ポンプ9は貯水池8に連結管28で連結され
ている。そして、送水ポンプ9は貯水池8の水を各内管
26に供給する。このとき、制御手段33により内管2
6から噴出する水量を内管26ごとに調整することがで
きる。このため、各透水層19への注入量を対応する内
管26ごとに別個に調整することができる。制御手段3
3としては、例えば流量制御弁を使用したものや、ポン
プ出力を内管26ごとに個別に調整できるポンプを使用
したもの等がある。
【0025】内管26は仕切壁22を貫通して設けられ
ている。この貫通部分は密封されている。このため、各
仕切空間23は連通孔24のみにより外部に連通されて
いる。図1及び図2に示すように、内管26は下流側端
部の深度を異ならせて3本設けられている。このため、
注入井7の深度の異なる3箇所で透水層19に独立して
注水を行うことができる。本実施形態では内管26を3
本としているが、これには限られず2本または4本以上
としても良い。これらの場合でも、注入井7の深度の異
なる複数箇所で透水層19ごとに注水を行うことができ
る。
【0026】また、外管21及び注入井7は断面円形と
している。外管21の下端部は開放されて開口21aが
形成されている。外管21は、短管を繋ぎ合わせて長い
管としている。すなわち、注水手段20を注入井7に設
置する際は、櫓6から最初は短い外管21を吊り下げて
次々に短管を繋ぎ合わせて下方に伸ばすようにする。こ
こでの接続方法としてはねじ止めや溶接等の既存または
新規の接続手段を使用することができるが、組立や取り
外しの容易さを考慮してねじ止めとすることが好まし
い。
【0027】内管26の下流側端部が開口する部分の短
管は、連通孔24を有するものとしている。連通孔24
は外管21の強度を余り弱めない程度の大きさ及び数量
とする。また、連通孔24の配置としては、例えば千鳥
状とすることができる。さらに、仕切壁22は短管の上
下端部に形成している。これにより、仕切壁22の取付
を容易に行うことができる。
【0028】そして、外管21の外径は注入井7の内径
よりも約20mm小さくしている。すなわち、外管21
の外周面と坑壁7aとの間は約10mmの間隔を有す
る。このため、連通孔24から噴き出された水が坑壁7
aと外管21の外周面との間を流通する抵坑が大きいの
で上側に水漏れし難くなる。ここで、上側への水漏れを
防止するために最上位置の連通孔24の形成深度は約1
00m以上とすることが好ましい。また、連通孔24か
ら噴き出された水の漏れが少ないので、坑壁7aを押圧
する水圧の損失を小さくできる。本実施形態では外管2
1の外周面と坑壁7aとの隙間を約10mmとし最上位
置の連通孔24の形成深度を約100m以上としている
が、これには限られず水の圧力,流量,粘性等の大きさ
や外管21及び坑壁7aの間を流通する際の抵坑等に基
づいて上側への水漏れを防止できる範囲で設定すること
ができる。
【0029】内管26及び外管21としては、高温岩体
5の温度条件を考慮すると鉄製のものを用いることが好
ましい。
【0030】さらに、遮水突起25は外管21の外周面
から約5mm突出している。すなわち、遮水突起25と
坑壁7aとは約5mmの隙間を有している。この程度の
隙間で有れば、連通孔24から噴出された水が遮水突起
25と坑壁7aの間からほとんど漏れ出すことはない。
このため、連通孔24から噴き出された水の漏れが少な
いので、坑壁7aを押圧する水圧の損失を小さくでき
る。しかも、注水手段20を注入井7に設置する際に、
遮水突起25を坑壁7aに接触させることなく容易に挿
入することができる。本実施形態では遮水突起25と坑
壁7aとの隙間を約5mmとしているが、これには限ら
れず水の圧力,流量,粘性等の大きさや遮水突起25及
び坑壁7aの間を流通する際の抵坑等に基づいて水漏れ
を防止できる範囲で設定することができる。
【0031】一方、回収手段31は、外管21と、外管
21の内部を長手方向に仕切る長手方向に垂直な複数の
仕切壁22と、隣り合う仕切壁22の間の仕切空間23
と外管21の外部とを連通する連通孔24と、外管21
の仕切壁22が形成された部分の外周に形成した環形状
の遮水突起25と、外管21に収容されて仕切空間23
のそれぞれに上流側端部が開口すると共に下流側が発電
手段32に接続される複数の内管26とを有している。
【0032】ここで、回収手段31に用いる外管21と
仕切壁22と連通孔24と遮水突起25と内管26とは
いずれも注水手段20に用いるものと構成を同様にして
いるので、符号を同じくして詳細な説明は省略する。
【0033】発電手段32は、回収手段31の内管26
から得られた蒸気及び熱水により例えば蒸気タービンを
駆動させて発電を行うものである。そして、使用された
蒸気は復水されて貯水池8に戻される。この発電手段3
2は本発明の特徴的な構成ではないので、蒸気及び熱水
により発電を行うものであれば既知のまたは新規のもの
で良い。
【0034】回収手段31は、櫓6により地上から生産
井30の内部に吊り下げられて支持されている。そし
て、回収手段31の設置深度は、生産井30の内部に開
口する透水層19と連通孔24とが向き合うものとす
る。これにより、各透水層19から噴き出された蒸気や
熱水は、それぞれ別個の遮水突起25,25の間に充填
されて連通孔24から仕切空間23に入り込む。そし
て、この蒸気や熱水は別個の仕切空間23からそれぞれ
の内管26を経て発電手段32に供給される。
【0035】上述した高温岩体発電装置34を設置する
手順を以下に説明する。
【0036】注入井7を作成するために、高温岩体5に
ボーリング坑7’を掘削する。この掘削方法は既存のま
たは新規のいかなる方法でも良いが、例えば以下の手順
により掘削する。
【0037】図3及び図4に示すように、ここでの掘削
装置1は、少なくとも3本の内管2〜4を通した外管1
5をボーリング坑7’の内部に挿入すると共に、第1の
内管2に高圧の液体を第2の内管3に気体をそれぞれ供
給し、第1の内管2の先端に接続した液圧モータから成
るダウンホールモータ12を液体で駆動させてビット1
3を回転させる一方、ダウンホールモータ12を駆動さ
せた液体の圧力と気体の浮力とで第3の内管4を通じて
掘削ズリ14を排出し且つ液体を回収するものである。
第1の内管2の先端はダウンホールモータ12の液圧供
給口12aに接続されており、その後端は貯水池8の水
を圧送する送水ポンプ9に接続されている。第2の内管
3の先端は第3の内管4の先端近傍位置に接続されてお
り、その後端はコンプレッサ10に接続されている。さ
らに、第3の内管4の先端はダウンホールモータ12の
後方に開口しており、その後端は貯水池8に開口してい
る。ダウンホールモータ12の吐水口12bは、ビット
13と坑壁7aとの間に向けて形成されている。
【0038】なお、外管15、第1の内管2、第2の内
管3、第3の内管4としては使用する温度条件を考慮す
ると鉄製のものを用いることが好ましい。ただし、必ず
しも鉄製の管を使用する必要はなく、使用温度が低い場
合にはプラスチック製等の管を用いても良い。また、必
ずしも第2の内管3の先端を第3の内管4の先端近傍に
接続する必要はなく、掘削ズリ14を上昇させてある程
度高圧水の圧力が弱まったところで圧縮空気を供給でき
る位置に第2の内管3の先端を接続しても良い。
【0039】そして、地上に組んだ櫓6を利用して掘削
装置1をボーリング坑7’内に降ろすようにして挿入す
る。次に、貯水池8内の水を送水ポンプ9で加圧して第
1の水管2に供給し、この高圧水によってダウンホール
モータ12を駆動させてビット13を高速回転させる。
高速回転するビット13は岩体5を掘削し、これにより
発生した掘削ズリ14は周囲に溜まる。一方、ダウンホ
ールモータ12を駆動した高圧水は吐水口12bから噴
出してビット13と坑壁7aとの間に流れ込み、坑壁7
aとの摩擦で加熱されるビット13を冷却すると共に掘
削ズリ14をビット13の後方に押し流す。そして、こ
の高圧水と掘削ズリ14の流れは第3の内管4に流入す
る。
【0040】一方、第2の内管3内にはコンプレッサ1
0より圧縮空気が供給される。圧縮空気は第3の内管4
内に流入し、その浮力で第3の内管4内を上昇する掘削
ズリ14及び高圧水に上昇力を与える。この浮力の助け
を借りて掘削ズリ14と高圧水が第3の内管4内を上昇
し、地上の貯水池8内に排出される。即ち、第3の内管
4を通じてボーリング坑7’内から掘削ズリ14が排出
されると共に高圧水が回収される。ビット13が岩体5
を掘削するのに従ってビット13を下降させることで、
ボーリング坑7’を堀り進める。そして、必要な深さだ
け掘り下げたら掘削装置を停止させて、地上に組んだ櫓
6を利用して掘削装置1をボーリング坑7’から取り出
すよう上昇させる。
【0041】この掘削方法では、第3の内管4に第1の
内管2から圧縮空気を供給することで浮力を発生させて
掘削ズリ14と高圧水の上昇を助けているので、高圧水
を多量に使用しなくても掘削ズリ14の排出と高圧水の
回収を容易に行うことができる。また、掘削ズリ14の
排出と高圧水の回収を専用の第3の内管4で行ってお
り、尚かつこの第3の内管4の内面はボーリング坑7’
の坑壁7aに比べて滑らかであり掘削ズリ14及び高圧
水の流れ抵坑は小さいので、掘削ズリ14の排出や高圧
水の回収が容易になる。さらに、岩体5中に断層などの
水の逃げ道となるものが存在していても第3の内管4を
介して掘削ズリ14の排出と高圧水の回収を確実に行う
ことができる。
【0042】次に、形成したボーリング坑7’から岩体
5の内部に透水層19を作成する。この作成は、例えば
注水手段20を兼用した透水層作成装置の利用により以
下の手順で行う。但し、透水層19を作成する透水層作
成装置としては、本実施形態のように注水手段20と兼
用したものに限られず専用の装置を使用しても良い。
【0043】透水層作成装置20を櫓6の利用により下
降させて挿入させる。そして、透水層作成装置20が所
定の深度に達して下降を停止させてから、各内管26の
上流側端部を送水ポンプ9に連結する。連結後、送水ポ
ンプ9を駆動して貯水池8の水を加圧して各内管26に
同時に供給する。
【0044】各内管26の下流側端部では高圧水が仕切
空間23の内部に噴出する。そして、水は仕切空間23
の底部から貯められて連通孔24に達すると連通孔24
から外管21の外部に噴出する。また、外管21の最も
下部では仕切空間23に水が貯まることなく開口21a
から噴出する。
【0045】連通孔24から噴出した高圧水は、その連
通孔24の上下に設けられた遮水突起25,25と坑壁
7aと外管21の外面との間に貯められる。そして、こ
の空間から空気を追い出して完全に充填されると、高圧
水が坑壁7aを押圧する。また、外管21の最も下部で
は、高圧水は最下位置の遮水突起25と坑壁7aとの間
に貯められ空気を追い出して完全に充填されると坑壁7
aを押圧する。
【0046】ここで、坑壁7aに既に多数の幅狭の節理
が形成されている場合は、坑壁7aに高圧水を作用させ
ることにより一部の節理が他の節理を狭めながら広がっ
て水を引き込み透水層19を作成する。また、坑壁7a
に節理が形成されていない場合は、坑壁7aに高圧水を
作用させることにより新たな割れ目が生じて水を引き込
んで透水層19を作成する。このとき、透水層19に流
れ込む水量は、理論上は割れ目の幅の3乗(実際上は2
乗)に比例して増加する。
【0047】そして、この透水層作成装置の内管26の
上流部に制御手段33を取り付けてそのまま注水手段2
0とする。本実施形態では透水層作成装置を高温岩体発
電装置34の注水手段20と兼用しているので、透水層
19の作成後に透水層作成装置を注入井7から取り出す
必要がない。このため、高温岩体発電装置34の設置の
コストを削減することができると共に工期を短縮するこ
とができる。
【0048】一方、透水層19が作成された領域内の数
カ所に透水層19の内部の蒸気や熱水を回収する生産井
30を作成する。生産井30の掘削手順は上述した注入
井7と同様であるので説明を省略する。そして、掘削さ
れた生産井30に回収手段31を設置する。この生産井
30への回収手段31の設置手順は上述した注入井7へ
の注水手段20(透水層作成装置)と同様であるので説
明を省略する。さらに、生産井30に設置した回収手段
31の内管26の下流側を発電手段32に接続する。
【0049】上述した高温岩体発電装置34により発電
を行う手順を以下に説明する。
【0050】この高温岩体発電方法は、高温岩体5に形
成された注入井7で高温岩体5中の複数の透水層19に
水を送り込む注水工程と、水が透水層19を流通しなが
ら加熱されて蒸気や熱水に成る加熱工程と、高温岩体5
に形成された生産井30で透水層19からの蒸気や熱水
を回収する回収工程と、回収工程で回収された蒸気や熱
水により発電を行う発電工程とを備えている。
【0051】注水工程では、送水ポンプ9を駆動して貯
水池8の水を各内管26に同時に供給する。各内管26
の下流側端部では水が仕切空間23の内部に噴出する。
そして、水は仕切空間23の底部から貯められて連通孔
24に達すると連通孔24から外管21の外部に噴出す
る。また、外管21の最も下部では仕切空間23に水が
貯まることなく開口21aから噴出する。
【0052】連通孔24から噴出した水は、その連通孔
24の上下に設けられた遮水突起25,25と坑壁7a
と外管21の外面との間に貯められる。そして、水はこ
の空間から透水層19の中に流れ込む。また、外管21
の最も下部では、水は最下位置の遮水突起25と坑壁7
aとの間に貯められて透水層19の中に流れ込む。この
とき、連通孔24から噴き出された水は外管21と抗壁
7aとの間を伝わって漏れ出すことが遮水突起25,2
5により防止されるので、各透水層19への注水の際の
圧力損失を低減して確実な注水を行うことができる。
【0053】透水層19に注入された水は、加熱工程で
高温岩体5により加熱されて熱水及び蒸気に成りいずれ
かの生産井30に到達する。ここで、透水層19を流通
する水により岩体温度が低下して透水層19での流通抵
坑が変化したときは、各内管26から噴出する水量を制
御手段33により個別に調整して、各内管26から透水
層19に対する注入量を一定にする。これにより、生産
井30で各透水層19ごとに抽出される熱量を均等にす
ることができるので、発電効率を向上させることができ
る。しかも、注水手段20を注水井から取り出すこと無
く各透水層19ごとに注水量を変更できるので、注水量
の変更のための煩雑な作業を要せず発電の作業性を向上
させることができる。
【0054】回収工程では、各生産井30で透水層19
からの蒸気及び熱水が回収手段31の遮水突起25,2
5と坑壁7aと外管21の外面との間に貯められる。そ
して、蒸気及び熱水は、この空間から連通孔24を通過
して仕切空間23に入り込む。さらに、蒸気及び熱水
は、各仕切空間23から内管26を経て発電手段32に
供給される。このため、各透水層19ごとに異なる2つ
の遮水突起25の間に充填して発電手段32に直接供給
されるので、透水層19同士の間で熱水の噴き出し圧力
の差が生じていても互いに影響を受けることはなく、蒸
気や熱水の回収量を増大することができる。これによ
り、高温岩体5からの熱回収の効率を向上させることが
できるので、発電効率を向上させることができる。
【0055】発電工程では、発電手段32が供給された
蒸気を利用して蒸気タービンを作動させて発電を行う。
また、復水した蒸気は貯水池8に戻される。
【0056】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態では透水層作成装置と注水手
段20とを兼用したものを使用しているが、これには限
られずこれらを別個の装置としても良い。この場合も、
各内管26から噴出する水量を制御手段33により個別
に調整することにより生産井30で各透水層19ごとに
抽出される熱量を均等にできると共に、注水手段20を
注水井から取り出すこと無く各透水層19ごとに注水量
を変更できる。
【0057】また、本実施形態では注水手段20と回収
手段31との両方を備えているが、いずれか一方のみを
備えるようにしても良い。この場合、注水手段20のみ
を備えていても、生産井7で各透水層19ごとに抽出さ
れる熱量を均等にできると共に注水量の変更のための煩
雑な作業を不要にでき、また各透水層19への注水の際
の圧力損失を低減して確実な注水を行うことができる。
一方、回収手段31のみを備えていても、蒸気や熱水の
回収量を増大して高温岩体からの熱回収の効率を向上さ
せることができるので、発電効率を向上させることがで
きる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載の高温岩体発電方法によれば、注水工程で透水層
ごとに独立して水を送り込むと共に透水層ごとに注水量
を制御するので、透水層を流通する水により岩体温度が
低下して透水層での流通抵坑が変化したときに、各透水
層に対して注水量を個別に制御することにより透水層へ
の注入量を一定にすることができる。このため、生産井
で各透水層ごとに抽出される熱量を均等にすることがで
きるので、発電効率を向上させることができる。しか
も、注水手段を注水井から取り出すこと無く各透水層ご
とに注水量を変更できるので、注水量の変更のための煩
雑な作業を要せず発電の作業性を向上させることができ
る。
【0059】また、請求項2記載の高温岩体発電方法に
よれば、回収工程で透水層ごとに独立して蒸気や熱水を
回収するので、生産井に開口する透水層同士の間で熱水
の噴き出し圧力の差が生じていても互いに影響を受ける
ことはない。このため、蒸気や熱水の回収量を増大する
ことができる。これにより、高温岩体からの熱回収の効
率を向上させることができるので、発電効率を向上させ
ることができる。
【0060】さらに、請求項3記載の高温岩体発電方法
によれば、透水層を流通する水により岩体温度が低下し
て透水層での流通抵坑が変化したときに、各透水層に対
して注水量を個別に制御することにより透水層への注入
量を一定にすることができる。このため、生産井で各透
水層ごとに抽出される熱量を均等にすることができるの
で、発電効率を向上させることができる。しかも、注水
手段を注水井から取り出すこと無く各透水層ごとに注水
量を変更できるので、注水量の変更のための煩雑な作業
を要せず発電の作業性を向上させることができる。ま
た、生産井に開口する透水層同士の間で熱水の噴き出し
圧力の差が生じていても互いに影響を受けることはな
い。このため、蒸気や熱水の回収量を増大することがで
きる。これにより、高温岩体からの熱回収の効率を向上
させることができるので、発電効率を向上させることが
できる。
【0061】一方、請求項4記載の高温岩体発電装置に
よれば、透水層を流通する水により岩体温度が低下して
透水層での流通抵坑が変化したときに、各内管から噴出
する水量を制御手段で個別に調整することにより各内管
から透水層に対する注入量を一定にすることができる。
このため、生産井で各透水層ごとに抽出される熱量を均
等にすることができるので、発電効率を向上させること
ができる。しかも、注水手段を注水井から取り出すこと
無く各透水層ごとに注水量を変更できるので、注水量の
変更のための煩雑な作業を要せず発電の作業性を向上さ
せることができる。しかも、連通孔から噴き出された水
は外管と抗壁との間を伝わって漏れ出すことが遮水突起
により防止されるので、各透水層への注水の際の圧力損
失を低減して確実な注水を行うことができる。
【0062】また、請求項5記載の高温岩体発電装置に
よれば、各透水層ごとに異なる2つの遮水突起の間に充
填して発電手段に直接供給されることにより、透水層同
士の間で熱水の噴き出し圧力の差が生じていても互いに
影響を受けることは無い。このため、蒸気や熱水の回収
量を増大することができる。これにより、高温岩体から
の熱回収の効率を向上させることができるので、発電効
率を向上させることができる。
【0063】さらに、請求項6記載の高温岩体発電装置
によれば、透水層を流通する水により岩体温度が低下し
て透水層での流通抵坑が変化したときに、各内管から噴
出する水量を制御手段で個別に調整することにより各内
管から透水層に対する注入量を一定にすることができ
る。このため、生産井で各透水層ごとに抽出される熱量
を均等にすることができるので、発電効率を向上させる
ことができる。しかも、注水手段を注水井から取り出す
こと無く各透水層ごとに注水量を変更できるので、注水
量の変更のための煩雑な作業を要せず発電の作業性を向
上させることができる。しかも、連通孔から噴き出され
た水は外管と抗壁との間を伝わって漏れ出すことが遮水
突起により防止されるので、各透水層への注水の際の圧
力損失を低減して確実な注水を行うことができる。
【0064】また、各透水層ごとに異なる2つの遮水突
起の間に充填して発電手段に直接供給されることによ
り、透水層同士の間で熱水の噴き出し圧力の差が生じて
いても互いに影響を受けることは無い。このため、蒸気
や熱水の回収量を増大することができる。これにより、
高温岩体からの熱回収の効率を向上させることができる
ので、発電効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高温岩体発電装置の全体を示す概略の
側面図である。
【図2】図1のII−II線で切断した状態を示す横断
面図である。
【図3】ボーリング坑を掘削する掘削装置の全体を示す
概略の側面図である。
【図4】ボーリング坑を掘削する掘削装置の主要部を示
す側面図である。
【図5】従来の高温岩体発電装置の注水手段を示す側面
図である。
【符号の説明】
5 高温岩体 7 注入井 9 送水ポンプ 19 透水層 20 注水手段 21 外管 22 仕切壁 23 仕切空間 24 連通孔 25 遮水突起 26 内管 30 生産井 31 回収手段 32 発電手段 33 制御手段 34 高温岩体発電装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温岩体に形成された注入井で前記高温
    岩体中の複数の透水層に水を送り込む注水工程と、前記
    水が前記透水層を流通しながら加熱されて蒸気や熱水に
    成る加熱工程と、前記高温岩体に形成された生産井で前
    記透水層からの前記蒸気や熱水を回収する回収工程と、
    前記回収工程で回収された前記蒸気や熱水により発電を
    行う発電工程とを備える高温岩体発電方法において、前
    記注水工程で前記透水層ごとに独立して水を送り込むと
    共に前記透水層ごとに注水量を制御することを特徴とす
    る高温岩体発電方法。
  2. 【請求項2】 高温岩体に形成された注入井で前記高温
    岩体中の複数の透水層に水を送り込む注水工程と、前記
    水が前記透水層を流通しながら加熱されて蒸気や熱水に
    成る加熱工程と、前記高温岩体に形成された生産井で前
    記透水層からの前記蒸気や熱水を回収する回収工程と、
    前記回収工程で回収された前記蒸気や熱水により発電を
    行う発電工程とを備える高温岩体発電方法において、前
    記回収工程で前記透水層ごとに独立して前記蒸気や熱水
    を回収することを特徴とする高温岩体発電方法。
  3. 【請求項3】 高温岩体に形成された注入井で前記高温
    岩体中の複数の透水層に水を送り込む注水工程と、前記
    水が前記透水層を流通しながら加熱されて蒸気や熱水に
    成る加熱工程と、前記高温岩体に形成された生産井で前
    記透水層からの前記蒸気や熱水を回収する回収工程と、
    前記回収工程で回収された前記蒸気や熱水により発電を
    行う発電工程とを備える高温岩体発電方法において、前
    記注水工程で前記透水層ごとに独立して水を送り込むと
    共に前記透水層ごとに注水量を制御して、尚かつ前記回
    収工程で前記透水層ごとに独立して前記蒸気や熱水を回
    収することを特徴とする高温岩体発電方法。
  4. 【請求項4】 高温岩体に形成された注入井で前記高温
    岩体中の複数の透水層に水を送り込んで加熱して蒸気や
    熱水にする注水手段と、前記高温岩体に形成された生産
    井で前記透水層からの前記蒸気や熱水を回収する回収手
    段と、前記回収手段により回収された前記蒸気や熱水に
    より発電を行う発電手段とを備える高温岩体発電装置に
    おいて、前記注水手段は、外管と、前記外管の内部を長
    手方向に仕切る長手方向に垂直な複数の仕切壁と、隣り
    合う前記仕切壁の間の仕切空間と前記外管の外部とを連
    通する連通孔と、前記外管の前記仕切壁が形成された部
    分の外周に形成した環形状の遮水突起と、前記外管に収
    容されて前記仕切空間のそれぞれに下流側端部が開口す
    ると共に上流側が送水ポンプに取り付けられる複数の内
    管と、前記内管から噴出する水量を前記内管ごとに調整
    する制御手段とを有することを特徴とする高温岩体発電
    装置。
  5. 【請求項5】 高温岩体に形成された注入井で前記高温
    岩体中の複数の透水層に水を送り込んで加熱して蒸気や
    熱水にする注水手段と、前記高温岩体に形成された生産
    井で前記透水層からの前記蒸気や熱水を回収する回収手
    段と、前記回収手段により回収された前記蒸気や熱水に
    より発電を行う発電手段とを備える高温岩体発電装置に
    おいて、前記回収手段は、外管と、前記外管の内部を長
    手方向に仕切る長手方向に垂直な複数の仕切壁と、隣り
    合う前記仕切壁の間の仕切空間と前記外管の外部とを連
    通する連通孔と、前記外管の前記仕切壁が形成された部
    分の外周に形成した環形状の遮水突起と、前記外管に収
    容されて前記仕切空間のそれぞれに上流側端部が開口す
    ると共に下流側が前記発電手段に接続される複数の内管
    とを有することを特徴とする高温岩体発電装置。
  6. 【請求項6】 高温岩体に形成された注入井で前記高温
    岩体中の複数の透水層に水を送り込んで加熱して蒸気や
    熱水にする注水手段と、前記高温岩体に形成された生産
    井で前記透水層からの前記蒸気や熱水を回収する回収手
    段と、前記回収手段により回収された前記蒸気や熱水に
    より発電を行う発電手段とを備える高温岩体発電装置に
    おいて、前記注水手段は、外管と、前記外管の内部を長
    手方向に仕切る長手方向に垂直な複数の仕切壁と、隣り
    合う前記仕切壁の間の仕切空間と前記外管の外部とを連
    通する連通孔と、前記外管の前記仕切壁が形成された部
    分の外周に形成した環形状の遮水突起と、前記外管に収
    容されて前記仕切空間のそれぞれに下流側端部が開口す
    ると共に上流側が送水ポンプに取り付けられる複数の内
    管と、前記内管から噴出する水量を前記内管ごとに調整
    する制御手段とを有すると共に、前記回収手段は、外管
    と、前記外管の内部を長手方向に仕切る長手方向に垂直
    な複数の仕切壁と、隣り合う前記仕切壁の間の仕切空間
    と前記外管の外部とを連通する連通孔と、前記外管の前
    記仕切壁が形成された部分の外周に形成した環形状の遮
    水突起と、前記外管に収容されて前記仕切空間のそれぞ
    れに上流側端部が開口すると共に下流側が前記発電手段
    に接続される複数の内管とを有することを特徴とする高
    温岩体発電装置。
JP10023166A 1998-02-04 1998-02-04 高温岩体発電方法及びこれを利用する高温岩体発電装置 Pending JPH11223176A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10023166A JPH11223176A (ja) 1998-02-04 1998-02-04 高温岩体発電方法及びこれを利用する高温岩体発電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10023166A JPH11223176A (ja) 1998-02-04 1998-02-04 高温岩体発電方法及びこれを利用する高温岩体発電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11223176A true JPH11223176A (ja) 1999-08-17

Family

ID=12103049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10023166A Pending JPH11223176A (ja) 1998-02-04 1998-02-04 高温岩体発電方法及びこれを利用する高温岩体発電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11223176A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009105605A1 (en) * 2008-02-21 2009-08-27 William Riley Utilization of geothermal energy
US7952219B2 (en) 2007-09-27 2011-05-31 William Riley Hydroelectric pumped-storage
US8215104B2 (en) 2008-09-29 2012-07-10 William Riley Energy from subterranean reservoir fluid
US8661818B2 (en) 2009-02-23 2014-03-04 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Hot dry rock generation system
EP2652252A4 (en) * 2010-12-14 2015-03-11 Halliburton Energy Serv Inc GAINING GEOTHERMAL ENERGY
JP5989885B1 (ja) * 2015-10-30 2016-09-07 市野 文明 地中熱交換システム及びその水路形成方法
CN119353141A (zh) * 2024-12-24 2025-01-24 岩土科技股份有限公司 一种利用地温热能冷热水密度差的超深井式水力发电方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7952219B2 (en) 2007-09-27 2011-05-31 William Riley Hydroelectric pumped-storage
WO2009105605A1 (en) * 2008-02-21 2009-08-27 William Riley Utilization of geothermal energy
US8215104B2 (en) 2008-09-29 2012-07-10 William Riley Energy from subterranean reservoir fluid
US8661818B2 (en) 2009-02-23 2014-03-04 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Hot dry rock generation system
EP2652252A4 (en) * 2010-12-14 2015-03-11 Halliburton Energy Serv Inc GAINING GEOTHERMAL ENERGY
JP5989885B1 (ja) * 2015-10-30 2016-09-07 市野 文明 地中熱交換システム及びその水路形成方法
CN119353141A (zh) * 2024-12-24 2025-01-24 岩土科技股份有限公司 一种利用地温热能冷热水密度差的超深井式水力发电方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4099570A (en) Oil production processes and apparatus
CN104864177B (zh) 一种非开挖钻顶结合管道穿越方法
CN113738317A (zh) 一种深部煤层气与干热岩型地热联合开采的方法
CN104763368B (zh) 大直径潜孔锤用孔口密封装置及其反循环施工工艺
KR101403041B1 (ko) 개방형 지열 지중 열교환기 장치
NO326050B1 (no) Nedihulls boreinnretning og fremgangsmate for indusering av loft i borefluid ved hjelp av uavhengig stalepumpe
EA017990B1 (ru) Бурение с использованием хвостовика обсадной трубы с пескозащитным фильтром
CN113338802B (zh) 一种地面定向钻井流态化水力采煤系统
CN113464136A (zh) 地面定向钻井与井下巷道联用的流态化采煤系统及方法
NO317126B1 (no) Fremgangsmate til injeksjon av boreavfall i en bronn under boring
CN105822257B (zh) 水平井智能滑套
CN110984130A (zh) 一种破碎带防堵塞、防孔外返浆的止浆系统及止浆方法
CN109630076A (zh) 一种径向水平井与降压注热联合开采天然气水合物的方法
US3439953A (en) Apparatus for and method of mining a subterranean ore deposit
JPH11223176A (ja) 高温岩体発電方法及びこれを利用する高温岩体発電装置
CN113187449B (zh) 一种天然气水合物的开采方法及管柱
CN111101917B (zh) 煤层水力压裂联合共振抽采瓦斯方法及封孔器
WO2013153388A2 (en) Improved underground coal gasification methods, systems and apparatus
CN113236341A (zh) 一种煤矿井下强化瓦斯抽采的装置及使用方法
CN114876375B (zh) 钻孔设备和钻孔施工方法
CN104763338A (zh) 一种扩孔器与回拉扩孔总成及其扩孔钻进方法
CN110344801B (zh) 用于可燃冰开采的压裂作业方法、开采方法和开采系统
CN108301769A (zh) 一种rw型水平井施工方法及其使用的钻具
JP4834569B2 (ja) 地盤改良方法および地盤改良装置
CN115822543A (zh) 一种煤层超声活化分段压裂装置及方法