JPH11223640A - 車輪速検出装置 - Google Patents
車輪速検出装置Info
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- JPH11223640A JPH11223640A JP2609798A JP2609798A JPH11223640A JP H11223640 A JPH11223640 A JP H11223640A JP 2609798 A JP2609798 A JP 2609798A JP 2609798 A JP2609798 A JP 2609798A JP H11223640 A JPH11223640 A JP H11223640A
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- wheel speed
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- sensor
- speed sensor
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の車輪速センサとコントロールユニット
とを接続するハーネスの数を削減させること。 【解決手段】 ロータ1の回転に伴ってトランジスタ2
1b,22bがオン・オフして消費電流が変化する構造
の各車輪速センサ21,22の抵抗R1,R2の抵抗値
を異ならせ、電源BATTに接続された電源側ハーネス
4は各センサ21,22の近傍で分岐させる一方、入力
回路3dに接続された接地側ハーネス5も各センサ2
1,22の近傍で分岐させ、入力回路3dにおいて各車
輪速センサ21,22の電位変化が重畳されるように構
成し、CPU3fは、この重畳された電位変化から各車
輪速センサ21,22のトランジスタのオン・オフに応
じた成分を取り出して各車輪速信号を形成し、この信号
により各車輪速を演算するよう構成した。
とを接続するハーネスの数を削減させること。 【解決手段】 ロータ1の回転に伴ってトランジスタ2
1b,22bがオン・オフして消費電流が変化する構造
の各車輪速センサ21,22の抵抗R1,R2の抵抗値
を異ならせ、電源BATTに接続された電源側ハーネス
4は各センサ21,22の近傍で分岐させる一方、入力
回路3dに接続された接地側ハーネス5も各センサ2
1,22の近傍で分岐させ、入力回路3dにおいて各車
輪速センサ21,22の電位変化が重畳されるように構
成し、CPU3fは、この重畳された電位変化から各車
輪速センサ21,22のトランジスタのオン・オフに応
じた成分を取り出して各車輪速信号を形成し、この信号
により各車輪速を演算するよう構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪速検出装置に
関し、車輪速センサとコントロールユニットとを結ぶハ
ーネスの数を削減する技術に関する。
関し、車輪速センサとコントロールユニットとを結ぶハ
ーネスの数を削減する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車輪速検出装置において車輪速セ
ンサとコントロールユニットとを結ぶハーネスの数を少
なくする技術として、例えば、特開平4−110774
号公報に記載のものが知られている。この従来技術は、
車輪速センサとコントロールユニットとを接続するハー
ネスの数を、3本から2本に削減することができるもの
であり、すなわち、この従来技術では、車輪速センサ
が、ホール素子などの磁感素子と、この磁感素子の出力
に基づいて二値化された信号に基づいてオン・オフする
トランジスタと、このトランジスタと電源ライン(ハー
ネス)との間に設けられた抵抗と、を備え、磁感素子の
出力に応じて車輪速センサの消費電力が変化して電源ラ
インにおける電流値ならびに電位が変化するように構成
されている。したがって、コントロールユニット側で
は、この電流値(電位)の変化を検出して、車輪速を演
算することができるものであり、車輪速センサとコント
ロールユニットとを接続するハーネスを電源ラインの
み、すなわち、電源側に接続された電源側ハーネスと、
接地側に接続された接地側ハーネスとの2本の配線とす
ることができる。
ンサとコントロールユニットとを結ぶハーネスの数を少
なくする技術として、例えば、特開平4−110774
号公報に記載のものが知られている。この従来技術は、
車輪速センサとコントロールユニットとを接続するハー
ネスの数を、3本から2本に削減することができるもの
であり、すなわち、この従来技術では、車輪速センサ
が、ホール素子などの磁感素子と、この磁感素子の出力
に基づいて二値化された信号に基づいてオン・オフする
トランジスタと、このトランジスタと電源ライン(ハー
ネス)との間に設けられた抵抗と、を備え、磁感素子の
出力に応じて車輪速センサの消費電力が変化して電源ラ
インにおける電流値ならびに電位が変化するように構成
されている。したがって、コントロールユニット側で
は、この電流値(電位)の変化を検出して、車輪速を演
算することができるものであり、車輪速センサとコント
ロールユニットとを接続するハーネスを電源ラインの
み、すなわち、電源側に接続された電源側ハーネスと、
接地側に接続された接地側ハーネスとの2本の配線とす
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来技
術では、1つの車輪速センサとコントロールユニットと
を2本のハーネスで接続している。したがって、全車輪
の車輪速を検出する場合には、各車輪にそれぞれ同期し
て回転するロータに車輪速センサとコントロールユニッ
トとを接続するのに、合計8本のハーネスが必要にな
る。ところが、このハーネスは、車室内に設けられたコ
ントロールユニットから、各車輪の近傍に設けられた車
輪速センサまで配索されるため、全長がかなり長くなる
ものであり、コストがかかると共に配索作業にも手間が
かかるため、さらにハーネスの数を削減することが望ま
れていた。特に、コントロールユニットは、車室内のエ
ンジンルーム近傍に設けられるのが一般的であり、後輪
側の車輪速センサとコントロールユニットとの距離が離
れており、これらを接続する配線の長さが長くなる。し
たがって、特に後輪側の車輪速センサとコントロールユ
ニットとを結ぶ配線の数を減らることができれば、削減
される配線の全長も長くなって、コストダウン効果が高
いとともに、配索の手間の削減にも有効である。また、
コントロールユニットにおいて、接続するハーネスの数
が多いと、この接続に必要なコネクタの数も多くなり、
コストアップを招くものであり、しかもコントロールユ
ニットにコネクタを接続するのに必要な面積が広くなっ
て、コントロールユニットの設計上の制約が増えて、設
計自由度が低くなるという問題もあった。そこで、本発
明では、複数の車輪速センサとコントロールユニットと
を接続するハーネスの数を削減させて、上記課題を解決
することを目的としている。
術では、1つの車輪速センサとコントロールユニットと
を2本のハーネスで接続している。したがって、全車輪
の車輪速を検出する場合には、各車輪にそれぞれ同期し
て回転するロータに車輪速センサとコントロールユニッ
トとを接続するのに、合計8本のハーネスが必要にな
る。ところが、このハーネスは、車室内に設けられたコ
ントロールユニットから、各車輪の近傍に設けられた車
輪速センサまで配索されるため、全長がかなり長くなる
ものであり、コストがかかると共に配索作業にも手間が
かかるため、さらにハーネスの数を削減することが望ま
れていた。特に、コントロールユニットは、車室内のエ
ンジンルーム近傍に設けられるのが一般的であり、後輪
側の車輪速センサとコントロールユニットとの距離が離
れており、これらを接続する配線の長さが長くなる。し
たがって、特に後輪側の車輪速センサとコントロールユ
ニットとを結ぶ配線の数を減らることができれば、削減
される配線の全長も長くなって、コストダウン効果が高
いとともに、配索の手間の削減にも有効である。また、
コントロールユニットにおいて、接続するハーネスの数
が多いと、この接続に必要なコネクタの数も多くなり、
コストアップを招くものであり、しかもコントロールユ
ニットにコネクタを接続するのに必要な面積が広くなっ
て、コントロールユニットの設計上の制約が増えて、設
計自由度が低くなるという問題もあった。そこで、本発
明では、複数の車輪速センサとコントロールユニットと
を接続するハーネスの数を削減させて、上記課題を解決
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、車輪と同期回転し、周上にN極とS極と
が交互に着磁されたロータと、このロータの回転に伴う
磁界変化を検出する感磁素子、この感磁素子の検出状態
によりオン・オフされるトランジスタ、このトランジス
タがオンとなった時に通電される回路に設けられた抵抗
を有し、前記トランジスタのオン・オフの切り替わりに
伴って消費電流が変化するよう構成された車輪速センサ
と、この車輪速センサとハーネスで接続され、車輪速セ
ンサの消費電流の変化に伴って電位が変化する入力回
路、および、この入力回路の電位変化に基づいて各車輪
速を演算する演算手段を有したコントロールユニット
と、を備えた車輪速検出装置において、前記車輪速セン
サが複数設けられているとともに、各車輪速センサの抵
抗の抵抗値を異ならせて設定することにより、各車輪速
センサのトランジスタがオンとなった時の消費電流が各
車輪速センサごとに異なるように構成され、前記ハーネ
スは、前記入力回路において各車輪速センサの消費電流
変化に応じた電位変化が重畳されるように各車輪速セン
サに対して接続され、前記コントロールユニットは、各
車輪速センサの電位変化が重畳された電位変化から各車
輪速センサのトランジスタのオン・オフに応じた成分を
取り出して各車輪速信号を形成する信号形成手段が設け
られ、前記演算手段が前記車輪速信号に基づいて各車輪
速を演算するよう構成されていることを特徴とする。請
求項2記載の発明は、請求項1記載の車輪速検出装置に
おいて、前記コントロールユニットの入力回路は、抵抗
を介して接地して構成され、前記ハーネスは、コントロ
ールユニットの電源側の端子に接続された電源側ハーネ
スと、前記入力回路に接続された接地側ハーネスとが設
けられ、各車輪速センサの電源入力側が、共通の電源側
ハーネスを分岐させた電源側ハーネス分岐部に接続さ
れ、一方、各車輪速センサの接地側が共通の接地側ハー
ネスを分岐させたハーネス分岐部に接続されていること
により、各センサの電位変化が重畳されるよう構成され
ていることを特徴とする。請求項3記載の発明は、請求
項1または2記載の車輪速検出装置において、前記コン
トロールユニットの信号形成手段には、全センサのトラ
ンジスタがオフである時の電位と、1つのセンサのみの
トランジスタがオンである時の電位と、この1つのセン
サのみのトランジスタがオンである時の電位を組み合わ
せて足し合わせた全種類の電位と、の各電位の間の値に
設定された判別閾値が設けられ、入力回路における電位
が各閾値よりも大きいか小さいかにより形成したオン・
オフ信号に基づいて前記車輪速信号の形成を行うよう構
成されていることを特徴とする。請求項4記載の発明
は、請求項1ないし3記載の車輪速検出装置において、
前記車輪速センサは、左右後輪の回転速度にそれぞれ応
じた信号を出力する2つの車輪速センサであり、前記信
号形成手段には、全車輪速センサのトランジスタがオフ
である時の第1の電位と、各車輪速センサの一方のみが
オンである時の第2の電位および第3の電位と、これら
第2の電位と第3の電位とを足し合わせた第4の電位
と、の4種類の電位の間の値に設定された3つの判別閾
値が設けられ、入力回路における電位が各閾値よりも大
きいか小さいかに基づいて前記3種類のオン・オフ信号
を形成し、この3種類のオン・オフ信号から2つの車輪
速センサの各車輪速信号を形成するよう構成されている
ことを特徴とする。請求項5記載の発明は、請求項4記
載の車輪速検出装置において、前記2つの車輪速センサ
ならびにロータが、後輪に駆動力を伝達するディファレ
ンシャルのケース内に設けられ、前記ハーネス分岐部
は、前記ケース内で分岐して設けられていることを特徴
とする。
めに本発明は、車輪と同期回転し、周上にN極とS極と
が交互に着磁されたロータと、このロータの回転に伴う
磁界変化を検出する感磁素子、この感磁素子の検出状態
によりオン・オフされるトランジスタ、このトランジス
タがオンとなった時に通電される回路に設けられた抵抗
を有し、前記トランジスタのオン・オフの切り替わりに
伴って消費電流が変化するよう構成された車輪速センサ
と、この車輪速センサとハーネスで接続され、車輪速セ
ンサの消費電流の変化に伴って電位が変化する入力回
路、および、この入力回路の電位変化に基づいて各車輪
速を演算する演算手段を有したコントロールユニット
と、を備えた車輪速検出装置において、前記車輪速セン
サが複数設けられているとともに、各車輪速センサの抵
抗の抵抗値を異ならせて設定することにより、各車輪速
センサのトランジスタがオンとなった時の消費電流が各
車輪速センサごとに異なるように構成され、前記ハーネ
スは、前記入力回路において各車輪速センサの消費電流
変化に応じた電位変化が重畳されるように各車輪速セン
サに対して接続され、前記コントロールユニットは、各
車輪速センサの電位変化が重畳された電位変化から各車
輪速センサのトランジスタのオン・オフに応じた成分を
取り出して各車輪速信号を形成する信号形成手段が設け
られ、前記演算手段が前記車輪速信号に基づいて各車輪
速を演算するよう構成されていることを特徴とする。請
求項2記載の発明は、請求項1記載の車輪速検出装置に
おいて、前記コントロールユニットの入力回路は、抵抗
を介して接地して構成され、前記ハーネスは、コントロ
ールユニットの電源側の端子に接続された電源側ハーネ
スと、前記入力回路に接続された接地側ハーネスとが設
けられ、各車輪速センサの電源入力側が、共通の電源側
ハーネスを分岐させた電源側ハーネス分岐部に接続さ
れ、一方、各車輪速センサの接地側が共通の接地側ハー
ネスを分岐させたハーネス分岐部に接続されていること
により、各センサの電位変化が重畳されるよう構成され
ていることを特徴とする。請求項3記載の発明は、請求
項1または2記載の車輪速検出装置において、前記コン
トロールユニットの信号形成手段には、全センサのトラ
ンジスタがオフである時の電位と、1つのセンサのみの
トランジスタがオンである時の電位と、この1つのセン
サのみのトランジスタがオンである時の電位を組み合わ
せて足し合わせた全種類の電位と、の各電位の間の値に
設定された判別閾値が設けられ、入力回路における電位
が各閾値よりも大きいか小さいかにより形成したオン・
オフ信号に基づいて前記車輪速信号の形成を行うよう構
成されていることを特徴とする。請求項4記載の発明
は、請求項1ないし3記載の車輪速検出装置において、
前記車輪速センサは、左右後輪の回転速度にそれぞれ応
じた信号を出力する2つの車輪速センサであり、前記信
号形成手段には、全車輪速センサのトランジスタがオフ
である時の第1の電位と、各車輪速センサの一方のみが
オンである時の第2の電位および第3の電位と、これら
第2の電位と第3の電位とを足し合わせた第4の電位
と、の4種類の電位の間の値に設定された3つの判別閾
値が設けられ、入力回路における電位が各閾値よりも大
きいか小さいかに基づいて前記3種類のオン・オフ信号
を形成し、この3種類のオン・オフ信号から2つの車輪
速センサの各車輪速信号を形成するよう構成されている
ことを特徴とする。請求項5記載の発明は、請求項4記
載の車輪速検出装置において、前記2つの車輪速センサ
ならびにロータが、後輪に駆動力を伝達するディファレ
ンシャルのケース内に設けられ、前記ハーネス分岐部
は、前記ケース内で分岐して設けられていることを特徴
とする。
【0005】
【作用】本発明では、車輪の回転に伴ってロータが回転
すると、各車輪速センサにあっては、ロータの回転速度
に応じてトランジスタがオン・オフし、各センサにおけ
る消費電流が変化する。したがって、車輪速センサに接
続されているハーネスを流れる電流が変化し、この電流
変化に応じてコントロールユニットの入力回路における
電位が変化する。
すると、各車輪速センサにあっては、ロータの回転速度
に応じてトランジスタがオン・オフし、各センサにおけ
る消費電流が変化する。したがって、車輪速センサに接
続されているハーネスを流れる電流が変化し、この電流
変化に応じてコントロールユニットの入力回路における
電位が変化する。
【0006】入力回路では、各車輪速センサの電位変化
が重畳されて入力されている。各車輪速センサでは、抵
抗の抵抗値が異なるため、トランジスタがオンとなった
時の消費電流が、車輪速センサごとに異なり、したがっ
て、入力回路における電位変化が、車輪速センサごとに
異なる。よって、重畳されている電位の組み合わせに応
じて入力回路における電位が異なるものであり、よっ
て、この電位の大きさに基づいて各車輪速センサのトラ
ンジスタがオンであるかオフであるかを判断することが
できる。
が重畳されて入力されている。各車輪速センサでは、抵
抗の抵抗値が異なるため、トランジスタがオンとなった
時の消費電流が、車輪速センサごとに異なり、したがっ
て、入力回路における電位変化が、車輪速センサごとに
異なる。よって、重畳されている電位の組み合わせに応
じて入力回路における電位が異なるものであり、よっ
て、この電位の大きさに基づいて各車輪速センサのトラ
ンジスタがオンであるかオフであるかを判断することが
できる。
【0007】したがって、信号形成手段では、入力回路
の電位に基づいて、各車輪速センサのトランジスタのオ
ン・オフに応じた、すなわち各車輪速センサが検出する
車輪速に応じた車輪速信号を形成し、この車輪速信号に
基づいて、演算手段が各車輪速を演算する。
の電位に基づいて、各車輪速センサのトランジスタのオ
ン・オフに応じた、すなわち各車輪速センサが検出する
車輪速に応じた車輪速信号を形成し、この車輪速信号に
基づいて、演算手段が各車輪速を演算する。
【0008】上記信号形成手段の作動を、より具体的に
説明すると、請求項3に記載のように、入力回路におけ
る電位の種類としては、全車輪速センサのトランジスタ
がオフとなっている時の電位と、全車輪速センサのいず
れか1つのみのセンサのトランジスタがオンとなってい
る時の電位(この電位は、車輪速センサの数の種類だけ
存在している)、この1つのみのセンサのトランジスタ
がオンとなっている時の電位を組み合わせて足し合わせ
た電位(例えば、車輪速センサの数が3つで1つのセン
サのトランジスタがオンとなった時の電位をそれぞれ
A,B,Cとした場合にはA+B,B+C,A+C,A
+B+Cの4種類となる)の各種類となる(すなわち、
全センサのトランジスタがオフとなっている時の電位を
0とした場合、車輪速センサの数を3とすると、その電
位の種類は、0,A,B,C,A+B,B+C,A+
C,A+B+Cの8種類となる)。したがって、これら
の各電位の間の間に設定した閾値よりも電位が大きいか
小さいかにより、このオンとなっているトランジスタの
数およびその種類を判別でき、この判別に基づいて全て
の車輪速センサのオン・オフ状態を判別して、その状態
に基づく車輪速信号を形成することができる。
説明すると、請求項3に記載のように、入力回路におけ
る電位の種類としては、全車輪速センサのトランジスタ
がオフとなっている時の電位と、全車輪速センサのいず
れか1つのみのセンサのトランジスタがオンとなってい
る時の電位(この電位は、車輪速センサの数の種類だけ
存在している)、この1つのみのセンサのトランジスタ
がオンとなっている時の電位を組み合わせて足し合わせ
た電位(例えば、車輪速センサの数が3つで1つのセン
サのトランジスタがオンとなった時の電位をそれぞれ
A,B,Cとした場合にはA+B,B+C,A+C,A
+B+Cの4種類となる)の各種類となる(すなわち、
全センサのトランジスタがオフとなっている時の電位を
0とした場合、車輪速センサの数を3とすると、その電
位の種類は、0,A,B,C,A+B,B+C,A+
C,A+B+Cの8種類となる)。したがって、これら
の各電位の間の間に設定した閾値よりも電位が大きいか
小さいかにより、このオンとなっているトランジスタの
数およびその種類を判別でき、この判別に基づいて全て
の車輪速センサのオン・オフ状態を判別して、その状態
に基づく車輪速信号を形成することができる。
【0009】また、上述のように、各車輪速センサにお
ける消費電流の変化を入力回路における電位変化として
重畳させるには、各車輪速センサに流れる電流を共通の
ハーネスに流すものであり、したがって、各車輪速セン
サとコントロールユニットとを接続するハーネスを共用
化させて、ハーネスの数をセンサの数よりも少なくする
ことができる。すなわち、請求項2記載のように、コン
トロールユニットに接続された電源側ハーネスと接地側
ハーネスとのそれぞれを全ての車輪速センサの電源側お
よび接地側に向けて分岐させて接続させることができ、
コントロールユニットと全ての車輪速センサとを結ぶハ
ーネスを、分岐の手前までは2本のみとすることができ
る。この場合、例えば、請求項4に記載の発明のよう
に、複数の車輪速センサというのが、左右後輪の車輪速
を検出する2つの車輪速センサである場合、2本のハー
ネスである電源側ハーネスならびに接地側ハーネスを、
コントロールユニットから、両者輪速センサの近傍まで
配索し、両センサの近傍位置でハーネス分岐部によりそ
れぞれ分岐させて両センサと接続させるようにすれば、
ハーネスの主要部分を2本のみとすることができる。請
求項5に記載の発明では、これら電源側ハーネスと接地
側ハーネスのみを、コントロールユニットから後輪のデ
ィファレンシャルのケース内まで配索させ、このケース
内においてハーネス分岐部によりケース内の各車輪速セ
ンサに向けて分岐させるものである。
ける消費電流の変化を入力回路における電位変化として
重畳させるには、各車輪速センサに流れる電流を共通の
ハーネスに流すものであり、したがって、各車輪速セン
サとコントロールユニットとを接続するハーネスを共用
化させて、ハーネスの数をセンサの数よりも少なくする
ことができる。すなわち、請求項2記載のように、コン
トロールユニットに接続された電源側ハーネスと接地側
ハーネスとのそれぞれを全ての車輪速センサの電源側お
よび接地側に向けて分岐させて接続させることができ、
コントロールユニットと全ての車輪速センサとを結ぶハ
ーネスを、分岐の手前までは2本のみとすることができ
る。この場合、例えば、請求項4に記載の発明のよう
に、複数の車輪速センサというのが、左右後輪の車輪速
を検出する2つの車輪速センサである場合、2本のハー
ネスである電源側ハーネスならびに接地側ハーネスを、
コントロールユニットから、両者輪速センサの近傍まで
配索し、両センサの近傍位置でハーネス分岐部によりそ
れぞれ分岐させて両センサと接続させるようにすれば、
ハーネスの主要部分を2本のみとすることができる。請
求項5に記載の発明では、これら電源側ハーネスと接地
側ハーネスのみを、コントロールユニットから後輪のデ
ィファレンシャルのケース内まで配索させ、このケース
内においてハーネス分岐部によりケース内の各車輪速セ
ンサに向けて分岐させるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1は実施の形態1の車輪速検出装置
を示す回路図であって、図において1,1はロータ、2
1,22は車輪速センサ、3はコントロールユニットで
ある。
面に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1は実施の形態1の車輪速検出装置
を示す回路図であって、図において1,1はロータ、2
1,22は車輪速センサ、3はコントロールユニットで
ある。
【0011】前記ロータ1,1は、図示を省略した左右
後輪に駆動力を配分するディファレンシャルのケース内
に、それぞれ左後輪,右後輪と同期して回転するように
設けられている。そして、各ロータ1の外周部は、交互
にN極とS極とが配置されるように着磁されている。
後輪に駆動力を配分するディファレンシャルのケース内
に、それぞれ左後輪,右後輪と同期して回転するように
設けられている。そして、各ロータ1の外周部は、交互
にN極とS極とが配置されるように着磁されている。
【0012】前記車輪速センサ21,22は、それぞれ
前記図外のディファレンシャルのケース内において、各
ロータ1に近接して設けられている。なお、車輪速セン
サとしては、左右の前輪の車輪速度をそれぞれ検出する
センサも設けられているが、本実施の形態では説明を省
略する。また、車輪速センサ21,22の構成について
は後述する。
前記図外のディファレンシャルのケース内において、各
ロータ1に近接して設けられている。なお、車輪速セン
サとしては、左右の前輪の車輪速度をそれぞれ検出する
センサも設けられているが、本実施の形態では説明を省
略する。また、車輪速センサ21,22の構成について
は後述する。
【0013】前記コントロールユニット3は、車両の車
室内に配置され、図外の電源に接続された電源端子BA
TTと、基準電圧Vccを形成するレギュレータ3aと
が電源端子3bに直列に接続され、また、接地端子3c
に、入力回路3dと、波形整形回路3eと、CPU3f
が直列に接続されている。なお、入力回路3dは、抵抗
3gを介して接地されている。また、波形整形回路3e
は、各車輪速センサ21,22から入力される信号を波
形整形するよう構成されている。また、CPU3fは、
から入力される信号に基づいて車輪速を求める車輪速演
算部を構成している。ちなみに、このCPU3fは、例
えば、演算した車輪速に基づいて、制動時に車輪速を車
体速と所定の減圧閾値の間に保って、車輪がロックする
ことなく路面との間で良好な制動力が得られるように、
ブレーキ装置のアクチュエータを制御するいわゆるAB
S制御などを実行する。
室内に配置され、図外の電源に接続された電源端子BA
TTと、基準電圧Vccを形成するレギュレータ3aと
が電源端子3bに直列に接続され、また、接地端子3c
に、入力回路3dと、波形整形回路3eと、CPU3f
が直列に接続されている。なお、入力回路3dは、抵抗
3gを介して接地されている。また、波形整形回路3e
は、各車輪速センサ21,22から入力される信号を波
形整形するよう構成されている。また、CPU3fは、
から入力される信号に基づいて車輪速を求める車輪速演
算部を構成している。ちなみに、このCPU3fは、例
えば、演算した車輪速に基づいて、制動時に車輪速を車
体速と所定の減圧閾値の間に保って、車輪がロックする
ことなく路面との間で良好な制動力が得られるように、
ブレーキ装置のアクチュエータを制御するいわゆるAB
S制御などを実行する。
【0014】前記車輪速センサ21,22は、それぞ
れ、センサ本体21a,22aと、トランジスタ21
b,22bと、抵抗R1,R2と、レギュレータ21
c,22cと、電源入力端子21d,22dと、接地端
子21e,22eとを備えている。前記センサ本体21
a,22aは、ロータ1,1の回転に応じて磁束密度が
変化するホール素子やMR素子などの感磁素子が設けら
れ、この感磁素子の磁束密度変化に応じてハイ・ローの
二値信号を形成するよう構成されている。前記トランジ
スタ21b,22bは、それぞれセンサ本体21a,2
2aから出力されるハイ・ローの二値信号に応じてオン
・オフされるよう構成されている。前記抵抗R1,R2
は、トランジスタ21b,22bがオンとなった時に通
電される回路に設けられ、各抵抗値がRと2Rに設定さ
れている。
れ、センサ本体21a,22aと、トランジスタ21
b,22bと、抵抗R1,R2と、レギュレータ21
c,22cと、電源入力端子21d,22dと、接地端
子21e,22eとを備えている。前記センサ本体21
a,22aは、ロータ1,1の回転に応じて磁束密度が
変化するホール素子やMR素子などの感磁素子が設けら
れ、この感磁素子の磁束密度変化に応じてハイ・ローの
二値信号を形成するよう構成されている。前記トランジ
スタ21b,22bは、それぞれセンサ本体21a,2
2aから出力されるハイ・ローの二値信号に応じてオン
・オフされるよう構成されている。前記抵抗R1,R2
は、トランジスタ21b,22bがオンとなった時に通
電される回路に設けられ、各抵抗値がRと2Rに設定さ
れている。
【0015】したがって、各車輪速センサ21,22
は、前記トランジスタ21b,22bのオン・オフに応
じて消費電力が変化するよう構成されており、すなわ
ち、車輪速センサ21では、トランジスタ21bがオフ
の時のセンサ消費電流がIcc1であり、トランジスタ
21bがオンとなった時のセンサ消費電流がIcc1+
IL1となる。また、車輪速センサ22にあっては、ト
ランジスタ22bがオフの時のセンサ消費電流がIcc
2であり、トランジスタ22bがオンとなった時のセン
サ消費電流がIcc2+IL2となる。
は、前記トランジスタ21b,22bのオン・オフに応
じて消費電力が変化するよう構成されており、すなわ
ち、車輪速センサ21では、トランジスタ21bがオフ
の時のセンサ消費電流がIcc1であり、トランジスタ
21bがオンとなった時のセンサ消費電流がIcc1+
IL1となる。また、車輪速センサ22にあっては、ト
ランジスタ22bがオフの時のセンサ消費電流がIcc
2であり、トランジスタ22bがオンとなった時のセン
サ消費電流がIcc2+IL2となる。
【0016】そして、各車輪速センサ21,22の各電
源入力端子21d,22dは、コントロールユニット3
の電源端子3bおよび接地端子3cと、電源側ハーネス
4および接地側ハーネス5を介して接続されている。さ
らに、各ハーネス4,4は、各センサ21,22の近
傍、すなわち、図外のディファレンシャルの内部に位置
する部分で2つに分岐されてそれぞれハーネス分岐部4
a,4b,5a,5bが設けられている。すなわち、電
源側ハーネス4および接地側ハーネス5は、コントロー
ルユニット3から図外のディファレンシャルに至るまで
はそれぞれ1本で配索され、ディファレンシャル内で2
本に分岐されている。
源入力端子21d,22dは、コントロールユニット3
の電源端子3bおよび接地端子3cと、電源側ハーネス
4および接地側ハーネス5を介して接続されている。さ
らに、各ハーネス4,4は、各センサ21,22の近
傍、すなわち、図外のディファレンシャルの内部に位置
する部分で2つに分岐されてそれぞれハーネス分岐部4
a,4b,5a,5bが設けられている。すなわち、電
源側ハーネス4および接地側ハーネス5は、コントロー
ルユニット3から図外のディファレンシャルに至るまで
はそれぞれ1本で配索され、ディファレンシャル内で2
本に分岐されている。
【0017】以下に、上記実施の形態1の作用を説明す
る。各車輪速センサ21,22のトランジスタ21b,
22bのオン・オフが切り替わった場合、コントロール
ユニット3の入力回路3dの図中A点において電位が変
化する。すなわち、車輪速センサ21のトランジスタ2
1bがオフの時のA点の電位はVcc+Icc1・Rと
なり、一方、トランジスタ21bがオンの時のA点の電
位はVcc+(Icc1+IL1)・Rとなる。また、
車輪速センサ22のトランジスタ22bがオフの時のA
点の電位はVcc+Icc2・2Rとなり、一方、トラ
ンジスタ22bがオンの時のA点の電位はVcc+(I
cc2+IL2)・2Rとなる。
る。各車輪速センサ21,22のトランジスタ21b,
22bのオン・オフが切り替わった場合、コントロール
ユニット3の入力回路3dの図中A点において電位が変
化する。すなわち、車輪速センサ21のトランジスタ2
1bがオフの時のA点の電位はVcc+Icc1・Rと
なり、一方、トランジスタ21bがオンの時のA点の電
位はVcc+(Icc1+IL1)・Rとなる。また、
車輪速センサ22のトランジスタ22bがオフの時のA
点の電位はVcc+Icc2・2Rとなり、一方、トラ
ンジスタ22bがオンの時のA点の電位はVcc+(I
cc2+IL2)・2Rとなる。
【0018】このように各車輪速センサ21,22で
は、トランジスタ21b,22bがそれぞれオン・オフ
したときの入力回路3dのA点における電位が異なるも
ので、これを図2(a)(b)にそれぞれ示す。
は、トランジスタ21b,22bがそれぞれオン・オフ
したときの入力回路3dのA点における電位が異なるも
ので、これを図2(a)(b)にそれぞれ示す。
【0019】次に、コントロールユニット3のCPU3
fの作動を、左右後輪が異なる速度で回転した場合を例
にとって説明する。
fの作動を、左右後輪が異なる速度で回転した場合を例
にとって説明する。
【0020】各車輪速センサ21,22が同時に図2の
(a)(b)に示すようにオン・オフした場合、コント
ロールユニット3の入力回路3dのA点における電位
は、両センサ21,22の電位が重畳されて図2(c)
に示すようになる。すなわち、両センサ21,22のト
ランジスタ21b,22bが同時にオフである時の電位
である第1電位V1と、一方のトランジスタ21bのみ
がオンである時の電位である第2電位V2と、他方のト
ランジスタ22bのみがオンである時の電位である第3
電位V3と、両トランジスタ21b,22bがオンであ
る時の電位である第4電位V4との4種類の電位が発生
する。
(a)(b)に示すようにオン・オフした場合、コント
ロールユニット3の入力回路3dのA点における電位
は、両センサ21,22の電位が重畳されて図2(c)
に示すようになる。すなわち、両センサ21,22のト
ランジスタ21b,22bが同時にオフである時の電位
である第1電位V1と、一方のトランジスタ21bのみ
がオンである時の電位である第2電位V2と、他方のト
ランジスタ22bのみがオンである時の電位である第3
電位V3と、両トランジスタ21b,22bがオンであ
る時の電位である第4電位V4との4種類の電位が発生
する。
【0021】そこでCPU3fは、上述した図2(c)
においてイ,ロ,ハで示すそれぞれ前記4種類の電位の
中間に位置する3種類の閾値が設定されており、CPU
3fは、まず、各閾値イ,ロ,ハについて各閾値以上
(オン)か閾値未満(オフ)かのオン・オフ信号を形成
する。これらの信号が図2の(イ)(ロ)(ハ)に示す
信号である。これらの信号のうち(ロ)の信号は、同図
(a)に示す車輪速センサ21の出力に応答しており、
これが車輪速センサ21が検出している車輪速に相当す
る車輪速信号である。したがって、CPU3fは、図中
(ロ)の車輪速信号に基づいて車輪速を演算する。
においてイ,ロ,ハで示すそれぞれ前記4種類の電位の
中間に位置する3種類の閾値が設定されており、CPU
3fは、まず、各閾値イ,ロ,ハについて各閾値以上
(オン)か閾値未満(オフ)かのオン・オフ信号を形成
する。これらの信号が図2の(イ)(ロ)(ハ)に示す
信号である。これらの信号のうち(ロ)の信号は、同図
(a)に示す車輪速センサ21の出力に応答しており、
これが車輪速センサ21が検出している車輪速に相当す
る車輪速信号である。したがって、CPU3fは、図中
(ロ)の車輪速信号に基づいて車輪速を演算する。
【0022】また、CPU3fでは、図2の各信号
(イ)(ロ)(ハ)に基づいて車輪速センサ22の出力
に応じた車輪速信号を形成する。すなわち、図2の
(c)に示す重畳信号から同図(ロ)の信号の成分を取
り出すと車輪速センサ22の出力に応じた信号となるも
ので、このために、まず、図外の比較器を用いて同図
(ハ)の信号でオンでありかつ同図(ロ)の信号でオフ
である部分のみをオンとして取り出し、さらに、この取
り出した信号を図外の比較器に入力して、この取り出し
た信号でオンでありかつ(イ)の信号でオンである部分
のみをオンとした信号を形成する。こうして取り出した
信号が車輪速センサ22が検出する車輪速信号であり、
図2の(b)の信号に相当する。CPU3fでは、この
(b)の信号からもう一方の車輪速を演算するものであ
る。
(イ)(ロ)(ハ)に基づいて車輪速センサ22の出力
に応じた車輪速信号を形成する。すなわち、図2の
(c)に示す重畳信号から同図(ロ)の信号の成分を取
り出すと車輪速センサ22の出力に応じた信号となるも
ので、このために、まず、図外の比較器を用いて同図
(ハ)の信号でオンでありかつ同図(ロ)の信号でオフ
である部分のみをオンとして取り出し、さらに、この取
り出した信号を図外の比較器に入力して、この取り出し
た信号でオンでありかつ(イ)の信号でオンである部分
のみをオンとした信号を形成する。こうして取り出した
信号が車輪速センサ22が検出する車輪速信号であり、
図2の(b)の信号に相当する。CPU3fでは、この
(b)の信号からもう一方の車輪速を演算するものであ
る。
【0023】上述したようにCPU3fにおいて、図2
(c)に示す信号から同図(ロ)あるいは(a)に示す
信号、ならびに(b)に示す信号として取り出す部分が
請求の範囲の信号形成手段に相当し、これらの信号から
各車輪速を演算する部分が演算手段に相当する。ちなみ
に、車輪速は、各信号の立ち下がりエッジ、あるいは立
ち上がりエッジの数と、そのエッジをカウントするのに
要した時間とに基づいて演算するものであるが、この演
算については周知であるので詳細な説明は省略する。
(c)に示す信号から同図(ロ)あるいは(a)に示す
信号、ならびに(b)に示す信号として取り出す部分が
請求の範囲の信号形成手段に相当し、これらの信号から
各車輪速を演算する部分が演算手段に相当する。ちなみ
に、車輪速は、各信号の立ち下がりエッジ、あるいは立
ち上がりエッジの数と、そのエッジをカウントするのに
要した時間とに基づいて演算するものであるが、この演
算については周知であるので詳細な説明は省略する。
【0024】なお、本実施の形態1では、左右前輪の車
輪速を検出する車輪速センサも、図示は省略するが、図
1に示しているものと同様の構成となっている。前輪で
は、各センサは、それぞれ車輪の近傍に設けられたロー
タに近接されており、各センサは離れて配置されている
が、コントロールユニット3fから、両センサに向かっ
て、エンジンルームまで配索されているハーネスは、後
輪と同様に、2本のみとなっていて、エンジンルーム内
において後輪側と同様に、それぞれ分岐されているもの
とする。
輪速を検出する車輪速センサも、図示は省略するが、図
1に示しているものと同様の構成となっている。前輪で
は、各センサは、それぞれ車輪の近傍に設けられたロー
タに近接されており、各センサは離れて配置されている
が、コントロールユニット3fから、両センサに向かっ
て、エンジンルームまで配索されているハーネスは、後
輪と同様に、2本のみとなっていて、エンジンルーム内
において後輪側と同様に、それぞれ分岐されているもの
とする。
【0025】以上説明したように、本実施の形態1で
は、2つの車輪速センサ21,22とコントロールユニ
ット3とを結ぶ2本のハーネス4,5を、コントロール
ユニット3からディファレンシャルまでは、この2本の
みとし、ディファレンシャルの内部の僅かな部分だけハ
ーネス分岐部4a,4b,5a,5bを設けて分岐させ
た構成としたため、従来と比較して、ハーネスの使用量
を半分近くまで削減でき、コストダウンを図ることがで
きるとともに、配索の手間を大幅に軽減できるという効
果が得られる。そして、このようにハーネスの数を削減
しても、両車輪速センサ21,22の抵抗R1,R2の
抵抗値を異ならせたため、両センサ21,22のオン・
オフに応じて入力回路3dのA点において、両センサ2
1,22の電位が重畳されて入力される構成であって
も、各センサ21,22が検出する車輪速に応じた信号
として取り出すことができ、車輪速の検出精度は従来と
何ら変わることはない。
は、2つの車輪速センサ21,22とコントロールユニ
ット3とを結ぶ2本のハーネス4,5を、コントロール
ユニット3からディファレンシャルまでは、この2本の
みとし、ディファレンシャルの内部の僅かな部分だけハ
ーネス分岐部4a,4b,5a,5bを設けて分岐させ
た構成としたため、従来と比較して、ハーネスの使用量
を半分近くまで削減でき、コストダウンを図ることがで
きるとともに、配索の手間を大幅に軽減できるという効
果が得られる。そして、このようにハーネスの数を削減
しても、両車輪速センサ21,22の抵抗R1,R2の
抵抗値を異ならせたため、両センサ21,22のオン・
オフに応じて入力回路3dのA点において、両センサ2
1,22の電位が重畳されて入力される構成であって
も、各センサ21,22が検出する車輪速に応じた信号
として取り出すことができ、車輪速の検出精度は従来と
何ら変わることはない。
【0026】さらに、コントロールユニット3では、2
つの車輪速センサ21,22を接続するのに必要な端子
が電源端子3bと接地端子3cの2つの端子で済むた
め、コントロールユニット3に接続するコネクタの数を
削減してコストダウンを図ることができるとともに、接
続用のコネクタの接地面積が少なくなり、それだけ設計
自由度が向上する。
つの車輪速センサ21,22を接続するのに必要な端子
が電源端子3bと接地端子3cの2つの端子で済むた
め、コントロールユニット3に接続するコネクタの数を
削減してコストダウンを図ることができるとともに、接
続用のコネクタの接地面積が少なくなり、それだけ設計
自由度が向上する。
【0027】(実施の形態2)次に、実施の形態2につ
いて説明する。この実施の形態は、3つの車輪速センサ
を2本のハーネスでコントロールユニットと接続させた
例である。このような構成は、後2輪が従動輪である前
輪駆動車に採用される。
いて説明する。この実施の形態は、3つの車輪速センサ
を2本のハーネスでコントロールユニットと接続させた
例である。このような構成は、後2輪が従動輪である前
輪駆動車に採用される。
【0028】図3に示すように、コントロールユニット
3から、電源側ハーネス4と、接地側ハーネス5が配索
され、それぞれ、各車輪速センサ21,22,23の近
傍で分岐されてハーネス分岐部4a,4b,4c,5
a,5b,5cが設けられている。各車輪速センサ2
1,22,23は、実施の形態1と同様に構成されてお
り、各センサ21,22,23の抵抗の抵抗値が異なっ
ている。本形態では、図4に示すように、車輪速センサ
23の抵抗値が車輪速センサ21の4倍の4Rに設定さ
れている。したがって、各センサ21,22,23にお
いてトランジスタがオンの時とオフの時における各セン
サ21,22,23の消費電力は、図示のとおりであ
る。これは、車輪速センサ22と車輪速センサ23の両
者がオンの時に両電位が重畳された時のHi電位が、車
輪速センサ21がオンの時のHi電位と同じにならない
ように抵抗値を設定しているためである。
3から、電源側ハーネス4と、接地側ハーネス5が配索
され、それぞれ、各車輪速センサ21,22,23の近
傍で分岐されてハーネス分岐部4a,4b,4c,5
a,5b,5cが設けられている。各車輪速センサ2
1,22,23は、実施の形態1と同様に構成されてお
り、各センサ21,22,23の抵抗の抵抗値が異なっ
ている。本形態では、図4に示すように、車輪速センサ
23の抵抗値が車輪速センサ21の4倍の4Rに設定さ
れている。したがって、各センサ21,22,23にお
いてトランジスタがオンの時とオフの時における各セン
サ21,22,23の消費電力は、図示のとおりであ
る。これは、車輪速センサ22と車輪速センサ23の両
者がオンの時に両電位が重畳された時のHi電位が、車
輪速センサ21がオンの時のHi電位と同じにならない
ように抵抗値を設定しているためである。
【0029】そして、各車輪速センサ21,22,23
がオンかオフか、すなわちハイ・ローの組み合わせは、
図5のように8通りあり、仮に、車輪速センサ21のみ
がオンの時の電位を4V、車輪速センサ22のみがオン
の時の電位を2V、車輪速センサ23のみがオンの時の
電位を1Vとすると、各組み合わせ時に重畳された電位
は、図において右側に示すようにそれぞれ0V,1V,
2V,3V,4V,5V,6V,7Vといように電位が
異なるものであり、各電位の間にそれぞれ全7種類の閾
値を設定することにより、実施の形態1と同様に各セン
サの出力を取り出すことができる。
がオンかオフか、すなわちハイ・ローの組み合わせは、
図5のように8通りあり、仮に、車輪速センサ21のみ
がオンの時の電位を4V、車輪速センサ22のみがオン
の時の電位を2V、車輪速センサ23のみがオンの時の
電位を1Vとすると、各組み合わせ時に重畳された電位
は、図において右側に示すようにそれぞれ0V,1V,
2V,3V,4V,5V,6V,7Vといように電位が
異なるものであり、各電位の間にそれぞれ全7種類の閾
値を設定することにより、実施の形態1と同様に各セン
サの出力を取り出すことができる。
【0030】以上、図面により実施の形態を説明した
が、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、本
発明の要旨を変更しない範囲の変形例を含むものであ
る。例えば、実施の形態では、車輪速センサの数が2つ
の場合と3つの場合を示したが、車輪速センサを4個設
け、2本のハーネスを各センサに向けて分岐させる構成
としてもよい。この場合、信号の組み合わせは16通り
存在するから、閾値は15種類必要である。
が、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、本
発明の要旨を変更しない範囲の変形例を含むものであ
る。例えば、実施の形態では、車輪速センサの数が2つ
の場合と3つの場合を示したが、車輪速センサを4個設
け、2本のハーネスを各センサに向けて分岐させる構成
としてもよい。この場合、信号の組み合わせは16通り
存在するから、閾値は15種類必要である。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明の車輪速
検出装置にあっては、各車輪速センサに設けられている
抵抗の抵抗値を異ならせて、複数の車輪速センサのトラ
ンジスタがオンとなっている時の消費電流を異ならせ、
コントロールユニットの入力回路において、各車輪速セ
ンサの電位変化を重畳させるように構成させ、さらに、
この重畳された電位変化から各車輪速センサのトランジ
スタのオン・オフ状態に応じた成分を取り出して車輪速
信号を形成する信号形成手段を設けた構成としたため、
複数の車輪速センサに接続されるハーネスを共用化する
ことができ、これによりハーネスの数を削減して、コス
トダウンを図ることができると共に配索の手間の削減を
図ることができるという効果が得られる。さらに、ハー
ネスの数を削減できることにより、コントロールユニッ
トに接続するコネクタの数を減らすことができ、これよ
りコストダウンを図ることができるとともに、接続用の
コネクタの接地面積が少なくなって設計自由度が向上す
るという効果が得られる。
検出装置にあっては、各車輪速センサに設けられている
抵抗の抵抗値を異ならせて、複数の車輪速センサのトラ
ンジスタがオンとなっている時の消費電流を異ならせ、
コントロールユニットの入力回路において、各車輪速セ
ンサの電位変化を重畳させるように構成させ、さらに、
この重畳された電位変化から各車輪速センサのトランジ
スタのオン・オフ状態に応じた成分を取り出して車輪速
信号を形成する信号形成手段を設けた構成としたため、
複数の車輪速センサに接続されるハーネスを共用化する
ことができ、これによりハーネスの数を削減して、コス
トダウンを図ることができると共に配索の手間の削減を
図ることができるという効果が得られる。さらに、ハー
ネスの数を削減できることにより、コントロールユニッ
トに接続するコネクタの数を減らすことができ、これよ
りコストダウンを図ることができるとともに、接続用の
コネクタの接地面積が少なくなって設計自由度が向上す
るという効果が得られる。
【0032】さらに、請求項5記載の発明にあっては、
通常、コントロールユニットから離れた位置に配置され
る左右後輪の車輪速を検出する2つの車輪速センサとコ
ントロールユニットとをハーネスにより接続させるにあ
たり、電源側ハーネスおよび接地側ハーネスをコントロ
ールユニットから後輪に駆動力を伝達するディファレン
シャルのケースまで配索させ、このケース内で分岐させ
各車輪速センサに接続させている。したがって、ハーネ
ス分岐部の長さは極めて済むとともに、後輪の車輪速を
検出する2つの車輪速センサに向けて配索されるハーネ
スは、その殆どの部分がハーネスを2本のみ配索させる
ことになり、従来と比較してハーネスの使用量を極めて
少なくなって、コストダウン効果、および配索手間の削
減効果が極めて高いものである。
通常、コントロールユニットから離れた位置に配置され
る左右後輪の車輪速を検出する2つの車輪速センサとコ
ントロールユニットとをハーネスにより接続させるにあ
たり、電源側ハーネスおよび接地側ハーネスをコントロ
ールユニットから後輪に駆動力を伝達するディファレン
シャルのケースまで配索させ、このケース内で分岐させ
各車輪速センサに接続させている。したがって、ハーネ
ス分岐部の長さは極めて済むとともに、後輪の車輪速を
検出する2つの車輪速センサに向けて配索されるハーネ
スは、その殆どの部分がハーネスを2本のみ配索させる
ことになり、従来と比較してハーネスの使用量を極めて
少なくなって、コストダウン効果、および配索手間の削
減効果が極めて高いものである。
【図1】本発明実施の形態1の車輪速検出装置を示す回
路図である。
路図である。
【図2】実施の形態1の作用説明図である。
【図3】実施の形態2の車輪速検出装置を示す回路図で
ある。
ある。
【図4】実施の形態2の説明図である。
【図5】実施の形態2の説明図である。
1 ロータ 3 コントロールユニット 3a レギュレータ 3b 電源端子 3c 接地端子 3d 入力回路 3e 波形整形回路 3f CPU 3g 抵抗 4 電源側ハーネス 4a ハーネス分岐部 4b ハーネス分岐部 4c ハーネス分岐部 5 接地側ハーネス 5a ハーネス分岐部 5b ハーネス分岐部 5c ハーネス分岐部 21 車輪速センサ 21a センサ本体 21b トランジスタ 21c レギュレータ 21d 電源入力端子 21e 接地端子 22 車輪速センサ 22a センサ本体 22b トランジスタ 22c レギュレータ 22d 電源入力端子 22e 接地端子 23 車輪速センサ R1 抵抗 R2 抵抗
Claims (5)
- 【請求項1】 車輪と同期回転し、周上にN極とS極と
が交互に着磁されたロータと、 このロータの回転に伴う磁界変化を検出する感磁素子、
この感磁素子の検出状態によりオン・オフされるトラン
ジスタ、このトランジスタがオンとなった時に通電され
る回路に設けられた抵抗を有し、前記トランジスタのオ
ン・オフの切り替わりに伴って消費電流が変化するよう
構成された車輪速センサと、 この車輪速センサとハーネスで接続され、車輪速センサ
の消費電流の変化に伴って電位が変化する入力回路、お
よび、この入力回路の電位変化に基づいて各車輪速を演
算する演算手段を有したコントロールユニットと、を備
えた車輪速検出装置において、 前記車輪速センサが複数設けられているとともに、各車
輪速センサの抵抗の抵抗値を異ならせて設定することに
より、各車輪速センサのトランジスタがオンとなった時
の消費電流が各車輪速センサごとに異なるように構成さ
れ、 前記ハーネスは、前記入力回路において各車輪速センサ
の消費電流変化に応じた電位変化が重畳されるように各
車輪速センサに対して接続され、 前記コントロールユニットは、各車輪速センサの電位変
化が重畳された電位変化から各車輪速センサのトランジ
スタのオン・オフに応じた成分を取り出して各車輪速信
号を形成する信号形成手段が設けられ、前記演算手段が
前記車輪速信号に基づいて各車輪速を演算するよう構成
されていることを特徴とする車輪速検出装置。 - 【請求項2】 前記コントロールユニットの入力回路
は、抵抗を介して接地して構成され、 前記ハーネスは、コントロールユニットの電源側の端子
に接続された電源側ハーネスと、前記入力回路に接続さ
れた接地側ハーネスとが設けられ、 各車輪速センサの電源入力側が、共通の電源側ハーネス
を分岐させた電源側ハーネス分岐部に接続され、一方、
各車輪速センサの接地側が共通の接地側ハーネスを分岐
させたハーネス分岐部に接続されていることにより、各
センサの電位変化が重畳されるよう構成されていること
を特徴とする請求項1記載の車輪速検出装置。 - 【請求項3】 前記コントロールユニットの信号形成手
段には、全センサのトランジスタがオフである時の電位
と、1つのセンサのみのトランジスタがオンである時の
電位と、この1つのセンサのみのトランジスタがオンで
ある時の電位を組み合わせて足し合わせた全種類の電位
と、の各電位の間の値に設定された判別閾値が設けら
れ、入力回路における電位が各閾値よりも大きいか小さ
いかにより形成したオン・オフ信号に基づいて前記車輪
速信号の形成を行うよう構成されていることを特徴とす
る請求項1または2記載の車輪速検出装置。 - 【請求項4】 前記車輪速センサは、左右後輪の回転速
度にそれぞれ応じた信号を出力する2つの車輪速センサ
であり、 前記信号形成手段には、全車輪速センサのトランジスタ
がオフである時の第1の電位と、各車輪速センサの一方
のみがオンである時の第2の電位および第3の電位と、
これら第2の電位と第3の電位とを足し合わせた第4の
電位と、の4種類の電位の間の値に設定された3つの判
別閾値が設けられ、入力回路における電位が各閾値より
も大きいか小さいかに基づいて前記3種類のオン・オフ
信号を形成し、この3種類のオン・オフ信号から2つの
車輪速センサの各車輪速信号を形成するよう構成されて
いることを特徴とする請求項1ないし3記載の車輪速検
出装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の車輪速検出装置におい
て、前記2つの車輪速センサならびにロータが、後輪に
駆動力を伝達するディファレンシャルのケース内に設け
られ、 前記ハーネス分岐部は、前記ケース内で分岐して設けら
れていることを特徴とする。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2609798A JPH11223640A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 車輪速検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2609798A JPH11223640A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 車輪速検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11223640A true JPH11223640A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12184106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2609798A Pending JPH11223640A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 車輪速検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11223640A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010107222A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Sharp Corp | 光学式エンコーダおよびその光学式エンコーダを含む電子機器 |
-
1998
- 1998-02-06 JP JP2609798A patent/JPH11223640A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010107222A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Sharp Corp | 光学式エンコーダおよびその光学式エンコーダを含む電子機器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Effective date: 20041217 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 |