JPH11223742A - 光ファイバコネクタおよびその製造方法 - Google Patents
光ファイバコネクタおよびその製造方法Info
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- JPH11223742A JPH11223742A JP2701098A JP2701098A JPH11223742A JP H11223742 A JPH11223742 A JP H11223742A JP 2701098 A JP2701098 A JP 2701098A JP 2701098 A JP2701098 A JP 2701098A JP H11223742 A JPH11223742 A JP H11223742A
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Landscapes
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低温時における温度特性が良好な光ファイバ
コネクタの製造方法を提供する。 【解決手段】 光ファイバ先端部の被覆を除去して、裸
光ファイバ3aを露出させて、基板1のV溝内に整列さ
せ、第1の押圧部材2で押圧し、後方に第2の押圧部材
8を配置する(A)。接着剤注入口8aから接着剤4を
流し込む(B)。押圧部材8により、最適の接着剤層が
形成される。接着剤を硬化をさせる(C)過程におい
て、硬化時に発生する収縮により、押圧部材8は容易に
剥がれ、除去することができる。したがって、接着剤4
の収縮時に、剥離やクラックの発生を防止できる。
コネクタの製造方法を提供する。 【解決手段】 光ファイバ先端部の被覆を除去して、裸
光ファイバ3aを露出させて、基板1のV溝内に整列さ
せ、第1の押圧部材2で押圧し、後方に第2の押圧部材
8を配置する(A)。接着剤注入口8aから接着剤4を
流し込む(B)。押圧部材8により、最適の接着剤層が
形成される。接着剤を硬化をさせる(C)過程におい
て、硬化時に発生する収縮により、押圧部材8は容易に
剥がれ、除去することができる。したがって、接着剤4
の収縮時に、剥離やクラックの発生を防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路等の光デ
バイスに光ファイバを接続するために用いられる、光フ
ァイバを固定した光ファイバコネクタおよびその製造方
法に関するものである。
バイスに光ファイバを接続するために用いられる、光フ
ァイバを固定した光ファイバコネクタおよびその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特許第2557164号公報には、前方
にV溝を有し、後方にV溝から段差をもって形成された
被覆載置部が設けられた基板を用いて、被覆光ファイバ
の被覆を除去して露出させた裸光ファイバをV溝に整列
させ、被覆部分を被覆載置部に載置して、裸光ファイバ
を押圧部材によってV溝に押しつけ、接着剤によって光
ファイバを固定した光ファイバコネクタが記載されてい
る。被覆載置部の段差は、光ファイバの被覆部の直径の
約1/2であり、光ファイバを被覆載置部に載置したと
きに、光ファイバがV溝の中心に位置するようになされ
ている。
にV溝を有し、後方にV溝から段差をもって形成された
被覆載置部が設けられた基板を用いて、被覆光ファイバ
の被覆を除去して露出させた裸光ファイバをV溝に整列
させ、被覆部分を被覆載置部に載置して、裸光ファイバ
を押圧部材によってV溝に押しつけ、接着剤によって光
ファイバを固定した光ファイバコネクタが記載されてい
る。被覆載置部の段差は、光ファイバの被覆部の直径の
約1/2であり、光ファイバを被覆載置部に載置したと
きに、光ファイバがV溝の中心に位置するようになされ
ている。
【0003】図5は、このような光ファイバコネクタを
説明するためのもので、図5(A)は光ファイバを配置
する前の斜視図、図5(B)は光ファイバを把持した状
態の斜視図、図5(C)は光ファイバの中心をとおる縦
断面図である。図中、1は基板、1aはV溝、1bは被
覆載置部、2は押圧部材、3は被覆光ファイバ、3aは
裸光ファイバ、3bは被覆部、4は接着剤である。な
お、図5(B)では接着剤の図示を省略した。
説明するためのもので、図5(A)は光ファイバを配置
する前の斜視図、図5(B)は光ファイバを把持した状
態の斜視図、図5(C)は光ファイバの中心をとおる縦
断面図である。図中、1は基板、1aはV溝、1bは被
覆載置部、2は押圧部材、3は被覆光ファイバ、3aは
裸光ファイバ、3bは被覆部、4は接着剤である。な
お、図5(B)では接着剤の図示を省略した。
【0004】図5(A)に示すように、基板1の前方に
は、上面にV溝1aが形成され、後方に段差をもって被
覆載置部1bが形成されている。被覆光ファイバ3の被
覆を除去して露出させた裸光ファイバ3aをV溝1aに
配列させて、図5(B)に示すように、上から押圧部材
2によって押さえつけた状態で、V溝1aと押圧部材2
との間の裸光ファイバ3aの周囲、ならびに、被覆載置
部1bに載置された光ファイバの周囲に、接着剤4を塗
布して、光ファイバ3を固定する。例えば、裸光ファイ
バ3aの外径は125μm、被覆部3bの外径は250
μmである。V溝1aに載置されている裸光ファイバ3
aの中心と被覆載置部1bの上面との段差は125μm
であり、V溝1aに載置された裸光ファイバ3aから被
覆部3bにかけて、光ファイバコネクタ内においては、
図5(C)に示すように、光ファイバの中心はほぼ直線
となるように位置されている。なお、前端の端面は、導
波路等と接続するために研磨される。通常は、反射戻り
光を低減させるため8゜に斜め研磨される。
は、上面にV溝1aが形成され、後方に段差をもって被
覆載置部1bが形成されている。被覆光ファイバ3の被
覆を除去して露出させた裸光ファイバ3aをV溝1aに
配列させて、図5(B)に示すように、上から押圧部材
2によって押さえつけた状態で、V溝1aと押圧部材2
との間の裸光ファイバ3aの周囲、ならびに、被覆載置
部1bに載置された光ファイバの周囲に、接着剤4を塗
布して、光ファイバ3を固定する。例えば、裸光ファイ
バ3aの外径は125μm、被覆部3bの外径は250
μmである。V溝1aに載置されている裸光ファイバ3
aの中心と被覆載置部1bの上面との段差は125μm
であり、V溝1aに載置された裸光ファイバ3aから被
覆部3bにかけて、光ファイバコネクタ内においては、
図5(C)に示すように、光ファイバの中心はほぼ直線
となるように位置されている。なお、前端の端面は、導
波路等と接続するために研磨される。通常は、反射戻り
光を低減させるため8゜に斜め研磨される。
【0005】光ファイバコネクタと、導波路との接続例
について説明しておく。図6は、光ファイバコネクタの
使用状態の一例を説明するためのものであり、図6
(A)は側面図、図6(B)は平面図である。なお、内
部を見易くするために、細線で図示した。図中、11,
11’は光ファイバコネクタ、12,12’は8心のテ
ープ状光ファイバ心線、13は導波路チップ、14は導
波路である。導波路チップ13の両端面は、8゜の傾斜
角度に研磨され、両側から調心されて光ファイバコネク
タ11,11’が接着される。導波路チップ13には、
導波路14で4組のカプラが形成されており、両側の8
つのポートがそれぞれ両側の光ファイバコネクタ11,
11’のテープ状光ファイバ心線12,12’に結合さ
れており、合波・分波を行なう。
について説明しておく。図6は、光ファイバコネクタの
使用状態の一例を説明するためのものであり、図6
(A)は側面図、図6(B)は平面図である。なお、内
部を見易くするために、細線で図示した。図中、11,
11’は光ファイバコネクタ、12,12’は8心のテ
ープ状光ファイバ心線、13は導波路チップ、14は導
波路である。導波路チップ13の両端面は、8゜の傾斜
角度に研磨され、両側から調心されて光ファイバコネク
タ11,11’が接着される。導波路チップ13には、
導波路14で4組のカプラが形成されており、両側の8
つのポートがそれぞれ両側の光ファイバコネクタ11,
11’のテープ状光ファイバ心線12,12’に結合さ
れており、合波・分波を行なう。
【0006】図5に戻って説明する。図5(C)に示す
ように、光ファイバコネクタの各部材と光ファイバが接
着剤で固定された状態においては、光ファイバの中心が
ほぼ直線状であると説明したが、実際は、接着剤を硬化
させるときに接着剤が収縮する。また、使用環境温度が
変化すると接着剤の膨張収縮が生じる。このような接着
剤の体積変化は、光ファイバコネクタの各構成部材の変
形を引き起こし、光ファイバに応力を与え、光ファイバ
コネクタが接続された光導波路などのデバイスの温度特
性を劣化させる。図5(B),(C)に示すように、被
覆載置部の段差部分と押圧部材2の後端面とがほぼ一致
しているから、接着剤4は、押圧部材2の後端面に沿っ
て上方に這いあがり、V溝後部の接着剤の量が多くな
る。
ように、光ファイバコネクタの各部材と光ファイバが接
着剤で固定された状態においては、光ファイバの中心が
ほぼ直線状であると説明したが、実際は、接着剤を硬化
させるときに接着剤が収縮する。また、使用環境温度が
変化すると接着剤の膨張収縮が生じる。このような接着
剤の体積変化は、光ファイバコネクタの各構成部材の変
形を引き起こし、光ファイバに応力を与え、光ファイバ
コネクタが接続された光導波路などのデバイスの温度特
性を劣化させる。図5(B),(C)に示すように、被
覆載置部の段差部分と押圧部材2の後端面とがほぼ一致
しているから、接着剤4は、押圧部材2の後端面に沿っ
て上方に這いあがり、V溝後部の接着剤の量が多くな
る。
【0007】図7に低温時と高温時における光ファイバ
コネクタの変形の様子を模式図で示す。低温時には、接
着剤4が収縮し、図7(A)に示すように、押圧部材2
の後方の角部であるA部において、裸光ファイバ3aに
局所的な応力が加えられる。また、高温時には、図7
(B)に示すように、V溝の角部であるB部において、
裸光ファイバ3aに局所的な応力が加わられる。このよ
うな応力は、V溝後部の接着剤の量が多いと大きくな
る。モデル計算によると、室温から60℃の温度変化が
あるとA部またはB部で約2kg/mm2 の応力が裸光
ファイバ3aに加わることが分かった。実際には、接着
剤の一般的な特性から、低温になるほどヤング率は大き
くなるので、低温時と高温時とでは発生する応力は、ヤ
ング率が大きい低温時の方が、裸光ファイバに加えられ
る応力が大きくなる。さらに、接着剤の硬化による収縮
は常に伴うので、A部に加わる応力を減らすことが重要
となる。
コネクタの変形の様子を模式図で示す。低温時には、接
着剤4が収縮し、図7(A)に示すように、押圧部材2
の後方の角部であるA部において、裸光ファイバ3aに
局所的な応力が加えられる。また、高温時には、図7
(B)に示すように、V溝の角部であるB部において、
裸光ファイバ3aに局所的な応力が加わられる。このよ
うな応力は、V溝後部の接着剤の量が多いと大きくな
る。モデル計算によると、室温から60℃の温度変化が
あるとA部またはB部で約2kg/mm2 の応力が裸光
ファイバ3aに加わることが分かった。実際には、接着
剤の一般的な特性から、低温になるほどヤング率は大き
くなるので、低温時と高温時とでは発生する応力は、ヤ
ング率が大きい低温時の方が、裸光ファイバに加えられ
る応力が大きくなる。さらに、接着剤の硬化による収縮
は常に伴うので、A部に加わる応力を減らすことが重要
となる。
【0008】この問題を解決するために、押圧部材の後
方の接着剤の量を適量にするために、図8に示すよう
に、第2の押圧部材を固定する方法を試みた。図8
(A)は光ファイバを把持した状態の斜視図、図8
(B)は第2の押圧部材の斜視図、図8(C)は光ファ
イバの中心をとおる縦断面図、図8(D)は要部を拡大
した説明図である。図中、図5と同様の部分には同じ符
号を付して説明を省略する。4aは剥離、4bはクラッ
ク、8は押圧部材である。押圧部材2の後方に第2の押
圧部材8を配置した。図8(C)に示すように、押圧部
材8によって、押圧部材2の後面での接着剤の這い上が
りを抑えることができるとともに、押圧部材2の後方で
の接着剤の量を制限することができる。
方の接着剤の量を適量にするために、図8に示すよう
に、第2の押圧部材を固定する方法を試みた。図8
(A)は光ファイバを把持した状態の斜視図、図8
(B)は第2の押圧部材の斜視図、図8(C)は光ファ
イバの中心をとおる縦断面図、図8(D)は要部を拡大
した説明図である。図中、図5と同様の部分には同じ符
号を付して説明を省略する。4aは剥離、4bはクラッ
ク、8は押圧部材である。押圧部材2の後方に第2の押
圧部材8を配置した。図8(C)に示すように、押圧部
材8によって、押圧部材2の後面での接着剤の這い上が
りを抑えることができるとともに、押圧部材2の後方で
の接着剤の量を制限することができる。
【0009】しかしながら、この方法も、問題があるこ
とが分かった。接着剤4が硬化の際に収縮し、収縮応力
が接着剤の界面の接着力を上回ることによって、図8
(D)に示すように、接着剤界面での剥離4aや、接着
剤内部でクラック4bの発生があることが分かった。こ
の接着剤界面での剥離4aや、接着剤内部でクラック4
bの発生は、光ファイバに局部的な応力を及ぼして損失
の増加が生じたり、光ファイバを断線させることがあ
る。したがって、第2の押圧部材を用いて、接着剤の量
を制限する方法にも問題がある。
とが分かった。接着剤4が硬化の際に収縮し、収縮応力
が接着剤の界面の接着力を上回ることによって、図8
(D)に示すように、接着剤界面での剥離4aや、接着
剤内部でクラック4bの発生があることが分かった。こ
の接着剤界面での剥離4aや、接着剤内部でクラック4
bの発生は、光ファイバに局部的な応力を及ぼして損失
の増加が生じたり、光ファイバを断線させることがあ
る。したがって、第2の押圧部材を用いて、接着剤の量
を制限する方法にも問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、温度特性、特に低温時にお
ける温度特性が良好な光ファイバコネクタおよびその製
造方法を提供することを目的とするものである。
情に鑑みてなされたもので、温度特性、特に低温時にお
ける温度特性が良好な光ファイバコネクタおよびその製
造方法を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、光ファイバを前方にV溝を有し後方に被覆載置部を
有する基板に配列させ、前記V溝に配列された光ファイ
バを第1の押圧部材により押圧し、前記光ファイバ、前
記基板、前記第1の押圧部材を接着剤により固定する光
ファイバコネクタの製造方法において、前記第1の押圧
部材の後方に第2の押圧部材を配設して、前記接着剤を
塗布、硬化させ、硬化過程において前記第2の押圧部材
を除去することを特徴とするものである。
は、光ファイバを前方にV溝を有し後方に被覆載置部を
有する基板に配列させ、前記V溝に配列された光ファイ
バを第1の押圧部材により押圧し、前記光ファイバ、前
記基板、前記第1の押圧部材を接着剤により固定する光
ファイバコネクタの製造方法において、前記第1の押圧
部材の後方に第2の押圧部材を配設して、前記接着剤を
塗布、硬化させ、硬化過程において前記第2の押圧部材
を除去することを特徴とするものである。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光ファイバコネクタの製方法において、前記第2の押
圧部材の少なくとも接着剤に接する面がテフロンで構成
されていることを特徴とするものである。
の光ファイバコネクタの製方法において、前記第2の押
圧部材の少なくとも接着剤に接する面がテフロンで構成
されていることを特徴とするものである。
【0013】請求項3に記載の発明は、光ファイバコネ
クタにおいて、請求項1の光ファイバコネクタの製造方
法により製造されたことを特徴とするものである。
クタにおいて、請求項1の光ファイバコネクタの製造方
法により製造されたことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の光ファイバコネ
クタの製造方法に用いられる光ファイバコネクタの主要
な構成部分の組立前の斜視図である。図中、図5,図8
と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。8
aは接着剤注入口である。この実施の形態では、押圧部
材8の一部に接着剤注入口8aを設けた。接着剤注入口
8aは、必ずしも必要とするものではないが、押圧部材
8を所定の位置に配設した状態で接着剤を塗布する場合
には、接着剤注入口8aを設けるのが有効である。な
お、接着剤注入口8aの位置と数は適宜でよい。基板1
は、前方に1本または複数本のV溝1aが形成され、段
差をもって被覆載置部1bが設けられている。押圧部材
2の長さは、V溝1aの長さとほぼ等しくして、V溝1
aの後端面と押圧部材2の後端面とがほぼ同一面となる
ようにしたが、押圧部材2の後端面がV溝1aの後端面
に対して、多少の前後があってもよい。V溝1aのピッ
チは、整列された裸光ファイバ3aのピッチにほぼ等し
くなるように形成される。V溝の形状は、裸光ファイバ
3aがV溝1aの両側面に接して配置されたときに、裸
光ファイバの頂部がV溝形成面より突出するように選定
する。具体例では、突出量は約20μmである。
クタの製造方法に用いられる光ファイバコネクタの主要
な構成部分の組立前の斜視図である。図中、図5,図8
と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。8
aは接着剤注入口である。この実施の形態では、押圧部
材8の一部に接着剤注入口8aを設けた。接着剤注入口
8aは、必ずしも必要とするものではないが、押圧部材
8を所定の位置に配設した状態で接着剤を塗布する場合
には、接着剤注入口8aを設けるのが有効である。な
お、接着剤注入口8aの位置と数は適宜でよい。基板1
は、前方に1本または複数本のV溝1aが形成され、段
差をもって被覆載置部1bが設けられている。押圧部材
2の長さは、V溝1aの長さとほぼ等しくして、V溝1
aの後端面と押圧部材2の後端面とがほぼ同一面となる
ようにしたが、押圧部材2の後端面がV溝1aの後端面
に対して、多少の前後があってもよい。V溝1aのピッ
チは、整列された裸光ファイバ3aのピッチにほぼ等し
くなるように形成される。V溝の形状は、裸光ファイバ
3aがV溝1aの両側面に接して配置されたときに、裸
光ファイバの頂部がV溝形成面より突出するように選定
する。具体例では、突出量は約20μmである。
【0015】製造工程を具体例とともに説明するが、本
発明は、具体例の数値に限定されるものではない。裸光
ファイバの外径が125μm、被覆外径が250μmの
光ファイバを用いた場合を例にして説明する。
発明は、具体例の数値に限定されるものではない。裸光
ファイバの外径が125μm、被覆外径が250μmの
光ファイバを用いた場合を例にして説明する。
【0016】図2は、製造工程を説明するための光ファ
イバの中心をとおる縦断面図である。図中、図1,図
5,図8と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略
する。
イバの中心をとおる縦断面図である。図中、図1,図
5,図8と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略
する。
【0017】図2(A)は、基板1に光ファイバを把持
させた状態である。基板1は、シリコン製基板に1本ま
たは複数本のV溝を形成されたものである。V溝はダイ
サーにより加工すると容易に精度良く作製できる。単心
の被覆光ファイバの1本または複数本の先端部の被覆を
除去して、裸光ファイバ3aを露出させて、V溝内に整
列させ、石英ガラス製の押圧部材2で裸光ファイバ3a
を押圧し、第1の押圧部材2の後方に第2の押圧部材8
を配置する。
させた状態である。基板1は、シリコン製基板に1本ま
たは複数本のV溝を形成されたものである。V溝はダイ
サーにより加工すると容易に精度良く作製できる。単心
の被覆光ファイバの1本または複数本の先端部の被覆を
除去して、裸光ファイバ3aを露出させて、V溝内に整
列させ、石英ガラス製の押圧部材2で裸光ファイバ3a
を押圧し、第1の押圧部材2の後方に第2の押圧部材8
を配置する。
【0018】図2(B)は、接着剤の注入工程である。
接着剤注入口8aから接着剤4を流し込み、基板1、押
圧部材2、裸光ファイバ3aの隙間に塗布するともに、
基板1の後方の段差部として形成された被覆載置部1b
と第2の押圧部材8と裸光ファイバ3aに続く被覆部3
bとの間に塗布する。押圧部材8の内面の高さを、V溝
後端部の応力が大きくならないように、最適の接着剤層
が形成されるようにするのがよい。
接着剤注入口8aから接着剤4を流し込み、基板1、押
圧部材2、裸光ファイバ3aの隙間に塗布するともに、
基板1の後方の段差部として形成された被覆載置部1b
と第2の押圧部材8と裸光ファイバ3aに続く被覆部3
bとの間に塗布する。押圧部材8の内面の高さを、V溝
後端部の応力が大きくならないように、最適の接着剤層
が形成されるようにするのがよい。
【0019】図2(C)は、硬化工程である。塗布され
た接着剤4は、硬化される。接着剤4として、紫外線硬
化型接着剤を用いる場合は、硬化工程において、紫外線
が照射される。
た接着剤4は、硬化される。接着剤4として、紫外線硬
化型接着剤を用いる場合は、硬化工程において、紫外線
が照射される。
【0020】図2(D)は、第2の押圧部材の除去工程
である。押圧部材8の接着剤4が塗布される面は、接着
されにくい材質のものとするのが望ましい。接着剤4の
硬化時に発生する収縮により、押圧部材8は容易に剥が
れ、除去することができる。したがって、接着剤4の収
縮時に、押圧部材8が接着剤4に大きい接着力で接着さ
れることがなく、接着剤4に、図8(D)で説明したよ
うな剥離やクラックの発生はない。硬化がさらに進行し
ても、押圧部材8がすでに除去されているから、問題は
生じない。なお、押圧部材8の除去は、接着剤4の硬化
が進行する過程において、押圧部材8を除去しても、塗
布した接着剤のダレが生じない程度となれば、接着剤か
ら押圧部材8を剥がすようにして除去をしてもよい。
である。押圧部材8の接着剤4が塗布される面は、接着
されにくい材質のものとするのが望ましい。接着剤4の
硬化時に発生する収縮により、押圧部材8は容易に剥が
れ、除去することができる。したがって、接着剤4の収
縮時に、押圧部材8が接着剤4に大きい接着力で接着さ
れることがなく、接着剤4に、図8(D)で説明したよ
うな剥離やクラックの発生はない。硬化がさらに進行し
ても、押圧部材8がすでに除去されているから、問題は
生じない。なお、押圧部材8の除去は、接着剤4の硬化
が進行する過程において、押圧部材8を除去しても、塗
布した接着剤のダレが生じない程度となれば、接着剤か
ら押圧部材8を剥がすようにして除去をしてもよい。
【0021】押圧部材8の材質は、上述したように、少
なくとも、接着剤に接する面に接着されにくい材料の層
を設けてもよく、押圧部材全体を接着されにくい材料と
してもよい。また、グリース等、接着剤に接着されにく
い塗布層を設けてもよい。接着されにくい材料としてテ
フロンは好適である。
なくとも、接着剤に接する面に接着されにくい材料の層
を設けてもよく、押圧部材全体を接着されにくい材料と
してもよい。また、グリース等、接着剤に接着されにく
い塗布層を設けてもよい。接着されにくい材料としてテ
フロンは好適である。
【0022】なお、光ファイバコネクタに把持される光
ファイバは、上述したような単心の光ファイバに限られ
るものではなく、複数本の光ファイバを並行してならべ
て共通被覆を施したテープ状光ファイバを用いることも
できる。
ファイバは、上述したような単心の光ファイバに限られ
るものではなく、複数本の光ファイバを並行してならべ
て共通被覆を施したテープ状光ファイバを用いることも
できる。
【0023】接着剤4により各部材と光ファイバが固定
された基板1の前端は、押圧部材2の前面とともに、導
波路等と接続するために研磨される。通常は、反射戻り
光を低減させるため8゜に斜め研磨される。
された基板1の前端は、押圧部材2の前面とともに、導
波路等と接続するために研磨される。通常は、反射戻り
光を低減させるため8゜に斜め研磨される。
【0024】このようにして製造された光ファイバコネ
クタの使用の態様の一例を図3に示す。図中、5,5’
は光ファイバコネクタ、6,6’はテープ状光ファイ
バ、7は導波路チップである。テープ状光ファイバ6,
6’はこの例では、8心のテープ状光ファイバを用い
た。導波路チップ7は、1×8分岐導波路とした。テー
プ状光ファイバ6の1心の光ファイバから光を入れ、導
波路チップ7の分岐導波路を通った光を8心の光ファイ
バコネクタ5’で受光し、導波路と光ファイバの光軸を
調整して最大パワーが得られるように調心する。調心
後、導波路チップ7と光ファイバコネクタ5,5’の接
続部に屈折率整合の取れた接着剤を流し込み硬化させ固
定して、導波路モジュールが作製できる。
クタの使用の態様の一例を図3に示す。図中、5,5’
は光ファイバコネクタ、6,6’はテープ状光ファイ
バ、7は導波路チップである。テープ状光ファイバ6,
6’はこの例では、8心のテープ状光ファイバを用い
た。導波路チップ7は、1×8分岐導波路とした。テー
プ状光ファイバ6の1心の光ファイバから光を入れ、導
波路チップ7の分岐導波路を通った光を8心の光ファイ
バコネクタ5’で受光し、導波路と光ファイバの光軸を
調整して最大パワーが得られるように調心する。調心
後、導波路チップ7と光ファイバコネクタ5,5’の接
続部に屈折率整合の取れた接着剤を流し込み硬化させ固
定して、導波路モジュールが作製できる。
【0025】上記のように作製された導波路モジュール
の温度特性を図4に示す。図には、比較例として、従来
構造の光ファイバコネクタで作製された導波路モジュー
ルの結果も示してある。従来構造の光ファイバコネクタ
は、第2の押圧部材として、シリコンで製造されもので
あり、接着剤の硬化後も固定したままとしたものであ
る。温度を変化させた場合の損失変動の8心の平均値で
ある。従来構造の光ファイバコネクタによる導波路モジ
ュールでは、特に低温側で接着剤の収縮により応力を受
け、0.3〜0.4dBの損失変動が見られるが、本発
明の光ファイバコネクタによる導波路モジュールでは、
損失変動は約0.1dBに低減されている。なお、高温
の時には、接着剤の量が少ないことと、接着剤のヤング
率が低くなるため、大きな損失増加は起こらない。
の温度特性を図4に示す。図には、比較例として、従来
構造の光ファイバコネクタで作製された導波路モジュー
ルの結果も示してある。従来構造の光ファイバコネクタ
は、第2の押圧部材として、シリコンで製造されもので
あり、接着剤の硬化後も固定したままとしたものであ
る。温度を変化させた場合の損失変動の8心の平均値で
ある。従来構造の光ファイバコネクタによる導波路モジ
ュールでは、特に低温側で接着剤の収縮により応力を受
け、0.3〜0.4dBの損失変動が見られるが、本発
明の光ファイバコネクタによる導波路モジュールでは、
損失変動は約0.1dBに低減されている。なお、高温
の時には、接着剤の量が少ないことと、接着剤のヤング
率が低くなるため、大きな損失増加は起こらない。
【0026】なお、基板の材料としては、上述したシリ
コンの他に、ガラス、成形樹脂体、セラミックなどV溝
が加工できる材料であれば、適当なものを用いることが
できる。シリコンを用いた場合には、KOH等でウェッ
トエッチング加工で基板を作製してもよい。しかし、基
板の材料は、光ファイバの材料であるガラスの膨張係数
に近い膨張係数をもつ材料が望ましい。押圧部材の材料
も同様であるが、紫外線硬化型接着剤を使用する場合に
は、紫外線に対して透明であることが望ましい。導波路
には石英系導波路の他に、高分子導波路、半導体導波路
などを適用してもよい。
コンの他に、ガラス、成形樹脂体、セラミックなどV溝
が加工できる材料であれば、適当なものを用いることが
できる。シリコンを用いた場合には、KOH等でウェッ
トエッチング加工で基板を作製してもよい。しかし、基
板の材料は、光ファイバの材料であるガラスの膨張係数
に近い膨張係数をもつ材料が望ましい。押圧部材の材料
も同様であるが、紫外線硬化型接着剤を使用する場合に
は、紫外線に対して透明であることが望ましい。導波路
には石英系導波路の他に、高分子導波路、半導体導波路
などを適用してもよい。
【0027】基板に対して、光ファイバ、押圧部材等を
固定する接着剤には、すばやく硬化できる紫外線硬化型
接着剤のほか、熱硬化型接着剤やホットメルトなども使
用できる。光ファイバへ応力を与えることを考えると、
ヤング率、膨張係数、硬化収縮率はできるだけ小さい方
が好ましい。導波路との接続に用いる接着剤は、導波路
と光ファイバとで屈折率整合が取れた紫外線硬化型接着
剤が望ましいが、熱硬化型接着剤も使用可能である。
固定する接着剤には、すばやく硬化できる紫外線硬化型
接着剤のほか、熱硬化型接着剤やホットメルトなども使
用できる。光ファイバへ応力を与えることを考えると、
ヤング率、膨張係数、硬化収縮率はできるだけ小さい方
が好ましい。導波路との接続に用いる接着剤は、導波路
と光ファイバとで屈折率整合が取れた紫外線硬化型接着
剤が望ましいが、熱硬化型接着剤も使用可能である。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、V溝上において裸光ファイバを押圧する押圧
部材の後方に第2の押圧部材を配置することにより接着
剤の塗布量を減らして、接着剤の膨張・収縮が引き起こ
す光ファイバへの応力を低減でき、温度特性が良好な光
ファイバコネクタを提供することができる。さらに、接
着剤の硬化過程において第2の押圧部材を除去するの
で、接着剤の剥離やクラックの発生を防止することがで
き、光ファイバの損失増加は断線を防止することができ
る。
によれば、V溝上において裸光ファイバを押圧する押圧
部材の後方に第2の押圧部材を配置することにより接着
剤の塗布量を減らして、接着剤の膨張・収縮が引き起こ
す光ファイバへの応力を低減でき、温度特性が良好な光
ファイバコネクタを提供することができる。さらに、接
着剤の硬化過程において第2の押圧部材を除去するの
で、接着剤の剥離やクラックの発生を防止することがで
き、光ファイバの損失増加は断線を防止することができ
る。
【図1】本発明の光ファイバコネクタの製造方法に用い
られる光ファイバコネクタの主要な構成部分の組立前の
斜視図である。
られる光ファイバコネクタの主要な構成部分の組立前の
斜視図である。
【図2】製造工程を説明するための光ファイバの中心を
とおる縦断面図である。
とおる縦断面図である。
【図3】本発明の光ファイバコネクタの使用の態様の一
例の説明図である。
例の説明図である。
【図4】図3の導波路モジュールの温度特性を示す線図
である。
である。
【図5】従来の光ファイバコネクタを説明するためのも
ので、(A)は光ファイバを配置する前の斜視図、
(B)は光ファイバを把持した状態の斜視図、(C)は
光ファイバの中心をとおる縦断面図である。
ので、(A)は光ファイバを配置する前の斜視図、
(B)は光ファイバを把持した状態の斜視図、(C)は
光ファイバの中心をとおる縦断面図である。
【図6】光ファイバコネクタの使用状態の一例を説明す
るためのものであり、(A)は側面図、(B)は平面図
である。
るためのものであり、(A)は側面図、(B)は平面図
である。
【図7】低温時と高温時における光ファイバコネクタの
変形の様子を示す模式図である。
変形の様子を示す模式図である。
【図8】第2の押圧部材を用いた光ファイバコネクタの
一例を説明するためのもので、図8(A)は光ファイバ
を把持した状態の斜視図、図8(B)は第2の押圧部材
の斜視図、図8(C)は光ファイバの中心をとおる縦断
面図、図8(D)は要部を拡大した説明図である。
一例を説明するためのもので、図8(A)は光ファイバ
を把持した状態の斜視図、図8(B)は第2の押圧部材
の斜視図、図8(C)は光ファイバの中心をとおる縦断
面図、図8(D)は要部を拡大した説明図である。
1…基板、1a…V溝、1b…被覆載置部、2…押圧部
材、3…被覆光ファイバ、3a…裸ファイバ、3b…被
覆部、4…接着剤、4a…剥離、4b…クラック、5,
5’…光ファイバコネクタ、6,6’…テープ状光ファ
イバ、7…導波路チップ、8…押圧部材、8a…接着剤
注入口。
材、3…被覆光ファイバ、3a…裸ファイバ、3b…被
覆部、4…接着剤、4a…剥離、4b…クラック、5,
5’…光ファイバコネクタ、6,6’…テープ状光ファ
イバ、7…導波路チップ、8…押圧部材、8a…接着剤
注入口。
Claims (3)
- 【請求項1】 光ファイバを前方にV溝を有し後方に被
覆載置部を有する基板に配列させ、前記V溝に配列され
た光ファイバを第1の押圧部材により押圧し、前記光フ
ァイバ、前記基板、前記第1の押圧部材を接着剤により
固定する光ファイバコネクタの製造方法において、前記
第1の押圧部材の後方に第2の押圧部材を配設して、前
記接着剤を塗布、硬化させ、硬化過程において前記第2
の押圧部材を除去することを特徴とする光ファイバコネ
クタの製造方法。 - 【請求項2】 前記第2の押圧部材の少なくとも接着剤
に接する面がテフロンで構成されていることを特徴とす
る請求項1に記載の光ファイバコネクタの製方法。 - 【請求項3】 請求項1の光ファイバコネクタの製造方
法により製造されたことを特徴とする光ファイバコネク
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2701098A JPH11223742A (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | 光ファイバコネクタおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2701098A JPH11223742A (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | 光ファイバコネクタおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11223742A true JPH11223742A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12209148
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2701098A Pending JPH11223742A (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | 光ファイバコネクタおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11223742A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7095922B2 (en) | 2002-03-26 | 2006-08-22 | Ngk Insulators, Ltd. | Lensed fiber array and production method thereof |
| JP2007079279A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 光ファイババンドル |
| JP2007241093A (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Tyco Electronics Amp Kk | 光コネクタ |
-
1998
- 1998-02-09 JP JP2701098A patent/JPH11223742A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7095922B2 (en) | 2002-03-26 | 2006-08-22 | Ngk Insulators, Ltd. | Lensed fiber array and production method thereof |
| JP2007079279A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 光ファイババンドル |
| JP2007241093A (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Tyco Electronics Amp Kk | 光コネクタ |
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