JPH11224608A - 陰極線管の高電圧処理方法 - Google Patents
陰極線管の高電圧処理方法Info
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- JPH11224608A JPH11224608A JP10026844A JP2684498A JPH11224608A JP H11224608 A JPH11224608 A JP H11224608A JP 10026844 A JP10026844 A JP 10026844A JP 2684498 A JP2684498 A JP 2684498A JP H11224608 A JPH11224608 A JP H11224608A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ネックのクラックや電子放射能の劣化などを
おこすことなく、十分に耐電圧を高めることができる陰
極線管の高電圧処理方法を得ることを目的とする。 【解決手段】 陽極端子26から高電圧が印加される高電
圧電極以外の電極およひカソードにはステムピンを介し
て上記高電圧よりも低い電圧が印加される電子銃を有す
る陰極線管の高電圧処理方法において、高電圧電極以外
の電極を接地し、高電圧電極と接地間に陰極線管駆動時
に高電圧電極に印加する規定電圧の1.0〜1.5倍の
正の直流電圧を印加するとともに、カソードと接地間に
上記直流電圧よりも低い交流電圧をその直流電圧と重畳
して印加するようにした。
おこすことなく、十分に耐電圧を高めることができる陰
極線管の高電圧処理方法を得ることを目的とする。 【解決手段】 陽極端子26から高電圧が印加される高電
圧電極以外の電極およひカソードにはステムピンを介し
て上記高電圧よりも低い電圧が印加される電子銃を有す
る陰極線管の高電圧処理方法において、高電圧電極以外
の電極を接地し、高電圧電極と接地間に陰極線管駆動時
に高電圧電極に印加する規定電圧の1.0〜1.5倍の
正の直流電圧を印加するとともに、カソードと接地間に
上記直流電圧よりも低い交流電圧をその直流電圧と重畳
して印加するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー受像管な
どの陰極線管の高電圧処理方法に係り、特に陽極端子か
ら高電圧が印加される高電圧電極以外の電極およびカソ
ードにステムピンを介して上記高電圧よりも低い電圧を
印加する陰極線管の高電圧処理方法に関する。
どの陰極線管の高電圧処理方法に係り、特に陽極端子か
ら高電圧が印加される高電圧電極以外の電極およびカソ
ードにステムピンを介して上記高電圧よりも低い電圧を
印加する陰極線管の高電圧処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー受像管などの陰極線管は、パネル
と一端部がネックからなる漏斗状のファンネルからなる
真空外囲器を有し、そのファンネルのネック内に電子銃
が配設されている。そしてこの電子銃から放出される電
子ビームをファンネルの外側に装着された偏向装置によ
り偏向して、パネルの内面に形成された蛍光体スクリー
ンを水平、垂直走査することにより、画像を表示する構
造に形成されている。
と一端部がネックからなる漏斗状のファンネルからなる
真空外囲器を有し、そのファンネルのネック内に電子銃
が配設されている。そしてこの電子銃から放出される電
子ビームをファンネルの外側に装着された偏向装置によ
り偏向して、パネルの内面に形成された蛍光体スクリー
ンを水平、垂直走査することにより、画像を表示する構
造に形成されている。
【0003】一般にその電子銃は、カソードおよびこの
カソードから蛍光体スクリーン方向に配置された複数個
の電極を有し、電子ビームを最終的に蛍光体スクリーン
に向かって加速する主レンズを形成する最終加速電極に
は、ファンネルの径大部に設けられた陽極端子、および
ファンネルの径大部からネックの隣接部内面にかけて塗
布形成された内面導電膜などを介して高電圧が印加さ
れ、その他の電極およびカソードには、ネック端部に設
けられたステムピン(端子)を介して、上記高電圧より
も低い電圧が印加される。
カソードから蛍光体スクリーン方向に配置された複数個
の電極を有し、電子ビームを最終的に蛍光体スクリーン
に向かって加速する主レンズを形成する最終加速電極に
は、ファンネルの径大部に設けられた陽極端子、および
ファンネルの径大部からネックの隣接部内面にかけて塗
布形成された内面導電膜などを介して高電圧が印加さ
れ、その他の電極およびカソードには、ネック端部に設
けられたステムピン(端子)を介して、上記高電圧より
も低い電圧が印加される。
【0004】このような陰極線管では、一般に電子銃の
各電極の間隔が狭いため、上記最終加速電極やこの電極
の近くにバリなどの突起や異物が存在すると、極端に電
位傾度が高くなり、放電をおこす。そのため、このよう
な陰極線管については、排気終了後、耐電圧を高める高
電圧処理がおこなわれている。
各電極の間隔が狭いため、上記最終加速電極やこの電極
の近くにバリなどの突起や異物が存在すると、極端に電
位傾度が高くなり、放電をおこす。そのため、このよう
な陰極線管については、排気終了後、耐電圧を高める高
電圧処理がおこなわれている。
【0005】従来、その高電圧処理方法として、図5に
示すように、高電圧発生回路1の両出力端を主放電ギャ
ップ2を介して短絡するとともに、その出力端を陰極線
管3の陽極端子4とカソード端子5に接続して処理する
方法がある。しかしこの処理方法は、耐電圧の低い部分
に連続して放電が発生し、そのジュール熱により放電部
分からガスが放出したり、放電部分から蒸発した金属が
他の部分に蒸着したり、さらにはガラスからなるネック
2にクラックが生じやすいなどの問題がある。
示すように、高電圧発生回路1の両出力端を主放電ギャ
ップ2を介して短絡するとともに、その出力端を陰極線
管3の陽極端子4とカソード端子5に接続して処理する
方法がある。しかしこの処理方法は、耐電圧の低い部分
に連続して放電が発生し、そのジュール熱により放電部
分からガスが放出したり、放電部分から蒸発した金属が
他の部分に蒸着したり、さらにはガラスからなるネック
2にクラックが生じやすいなどの問題がある。
【0006】このような問題を解決するため、特公昭6
1−38569号公報には、図6に示すように、主放電
ギャップ2を介して短絡された高電圧発生回路1の一方
の出力端に副放電ギャップ8を介挿し,この副放電ギャ
ップ8を介して陽極端子4に接続して処理する方法が示
されている。
1−38569号公報には、図6に示すように、主放電
ギャップ2を介して短絡された高電圧発生回路1の一方
の出力端に副放電ギャップ8を介挿し,この副放電ギャ
ップ8を介して陽極端子4に接続して処理する方法が示
されている。
【0007】また、実公昭57−22684号公報に
は、図7に示すように、電源トランス10の出力端に整
流器11と、交流電源回路12によって放電を発生する
放電ギャップ13とを介挿して、直流的に生ずる放電電
圧と交流的に生ずる放電電圧とを重畳して、電子銃の電
極に印加する処理方法が示されている。
は、図7に示すように、電源トランス10の出力端に整
流器11と、交流電源回路12によって放電を発生する
放電ギャップ13とを介挿して、直流的に生ずる放電電
圧と交流的に生ずる放電電圧とを重畳して、電子銃の電
極に印加する処理方法が示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来、
陰極線管の耐電圧を高める高電圧処理方法として、高電
圧発生回路の両出力端を主放電ギャップを介して短絡す
るとともに、その出力端を陽極端子とカソード端子に接
続して処理する方法があるが、この処理方法は、耐電圧
の低い部分に連続して放電が発生し、放電部分からガス
が放出したり、放電部分から蒸発した金属が他の部分に
蒸着したり、さらにはガラスからなるネックにクラック
が生じやすいなどの問題がある。
陰極線管の耐電圧を高める高電圧処理方法として、高電
圧発生回路の両出力端を主放電ギャップを介して短絡す
るとともに、その出力端を陽極端子とカソード端子に接
続して処理する方法があるが、この処理方法は、耐電圧
の低い部分に連続して放電が発生し、放電部分からガス
が放出したり、放電部分から蒸発した金属が他の部分に
蒸着したり、さらにはガラスからなるネックにクラック
が生じやすいなどの問題がある。
【0009】このような問題を解決するため、主放電ギ
ャップを介して短絡された高電圧発生回路の一方の出力
端に副放電ギャップを介挿し、この副放電ギャップを介
して陽極端子に接続して処理する方法、あるいは電源ト
ランスの出力端に整流器と交流電源回路によって放電を
発生する放電ギャップとを介挿して、直流的に生ずる放
電電圧と交流的に生ずる放電電圧とを重畳して電子銃の
電極に印加する処理方法がある。
ャップを介して短絡された高電圧発生回路の一方の出力
端に副放電ギャップを介挿し、この副放電ギャップを介
して陽極端子に接続して処理する方法、あるいは電源ト
ランスの出力端に整流器と交流電源回路によって放電を
発生する放電ギャップとを介挿して、直流的に生ずる放
電電圧と交流的に生ずる放電電圧とを重畳して電子銃の
電極に印加する処理方法がある。
【0010】しかしこのような方法により処理しても、
十分な高電圧処理をおこなおうとすると、ファンネルの
径大部からネックの隣接部内面にかけて塗布形成された
内面導電膜のネック側端部で絶縁破壊がおこり、ネック
のクラックは解消することはできない。またイオン衝撃
などによりカソードにクレーターが生じ、電子放射能が
劣化するなどの問題がおこる。
十分な高電圧処理をおこなおうとすると、ファンネルの
径大部からネックの隣接部内面にかけて塗布形成された
内面導電膜のネック側端部で絶縁破壊がおこり、ネック
のクラックは解消することはできない。またイオン衝撃
などによりカソードにクレーターが生じ、電子放射能が
劣化するなどの問題がおこる。
【0011】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、ネックのクラックや電子放射能の
劣化などをおこすことなく、十分に耐電圧を高めること
ができる陰極線管の高電圧処理方法を得ることを目的と
する。
なされたものであり、ネックのクラックや電子放射能の
劣化などをおこすことなく、十分に耐電圧を高めること
ができる陰極線管の高電圧処理方法を得ることを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】(1) 電子銃を構成す
る複数個の電極のうち陽極端子から高電圧が印加される
高電圧電極以外の電極およびカソードにはステムピンを
介して上記高電圧よりも低い電圧が印加される陰極線管
の高電圧処理方法において、高電圧電極以外の電極を接
地し、高電圧電極と接地間に陰極線管駆動時に高電圧電
極に印加する規定電圧の1.0〜1.5倍の正の直流電
圧を印加するとともに、カソードと接地間に上記直流電
圧よりも低い交流電圧をその直流電圧と重畳して印加す
るようにした。
る複数個の電極のうち陽極端子から高電圧が印加される
高電圧電極以外の電極およびカソードにはステムピンを
介して上記高電圧よりも低い電圧が印加される陰極線管
の高電圧処理方法において、高電圧電極以外の電極を接
地し、高電圧電極と接地間に陰極線管駆動時に高電圧電
極に印加する規定電圧の1.0〜1.5倍の正の直流電
圧を印加するとともに、カソードと接地間に上記直流電
圧よりも低い交流電圧をその直流電圧と重畳して印加す
るようにした。
【0013】(2) (1)の陰極線管の高電圧処理方
法において、直流電圧の印加と交流電圧の印加のタイミ
ングをずらした。
法において、直流電圧の印加と交流電圧の印加のタイミ
ングをずらした。
【0014】(3) (2)の陰極線管の高電圧処理方
法において、直流電圧を印加したのちに交流電圧を印加
するようにした。
法において、直流電圧を印加したのちに交流電圧を印加
するようにした。
【0015】(4) 電子銃を構成する複数個の電極の
うち陽極端子から高電圧が印加される高電圧電極以外の
電極およびカソードにはステムピンを介して上記高電圧
よりも低い電圧が印加される陰極線管の高電圧処理方法
において、高電圧電極以外の電極を接地し、高電圧電極
と接地間に交流電圧を印加するとともに、カソードと接
地間に負の直流電圧を上記交流電圧と重畳して印加する
ようにした。
うち陽極端子から高電圧が印加される高電圧電極以外の
電極およびカソードにはステムピンを介して上記高電圧
よりも低い電圧が印加される陰極線管の高電圧処理方法
において、高電圧電極以外の電極を接地し、高電圧電極
と接地間に交流電圧を印加するとともに、カソードと接
地間に負の直流電圧を上記交流電圧と重畳して印加する
ようにした。
【0016】(5) (1)乃至(4)の陰極線管の高
電圧処理方法において、直流電圧および交流電圧の印加
を繰返しオン/オフするようにした。
電圧処理方法において、直流電圧および交流電圧の印加
を繰返しオン/オフするようにした。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。
実施の形態について説明する。
【0018】図2に高電圧処理する陰極線管の一例とし
てカラー受像管を示す。このカラー受像管は、パネル2
0と一端部が円筒状のネック21からなる漏斗状のファ
ンネル22からなる真空外囲器を有し、そのパネル20
の内面に3色蛍光体層からなる蛍光体スクリーン23が
設けられ、この蛍光体スクリーン23に対向して、その
内側にシャドウマスク24が配置されている。一方、フ
ァンネル22のネック21内に3電子ビーム23B ,2
3G ,23R を放出する電子銃24が配設されている。
またファンネル22の径大部25に陽極端子26が設け
られている。さらにファンネル22の径大部25からネ
ック21の隣接部内面にかけて、内面導電膜27が塗布
形成されている。なお、28は、ファンネル22の外側
に装着され、上記電子銃24から放出される3電子ビー
ム23B ,23G ,23R を水平、垂直偏向する偏向装
置である。
てカラー受像管を示す。このカラー受像管は、パネル2
0と一端部が円筒状のネック21からなる漏斗状のファ
ンネル22からなる真空外囲器を有し、そのパネル20
の内面に3色蛍光体層からなる蛍光体スクリーン23が
設けられ、この蛍光体スクリーン23に対向して、その
内側にシャドウマスク24が配置されている。一方、フ
ァンネル22のネック21内に3電子ビーム23B ,2
3G ,23R を放出する電子銃24が配設されている。
またファンネル22の径大部25に陽極端子26が設け
られている。さらにファンネル22の径大部25からネ
ック21の隣接部内面にかけて、内面導電膜27が塗布
形成されている。なお、28は、ファンネル22の外側
に装着され、上記電子銃24から放出される3電子ビー
ム23B ,23G ,23R を水平、垂直偏向する偏向装
置である。
【0019】上記電子銃24は、QPF(Quadra
Potential Focus)型電子銃であり、
図3に示すように、紙面に垂直な方向に一列に配置され
た3個のカソードK(1個のみ図示)およびこれらカソ
ードKから順次蛍光体スクリーン方向に配置された第1
乃至第6電極G1 〜G6 を有する。
Potential Focus)型電子銃であり、
図3に示すように、紙面に垂直な方向に一列に配置され
た3個のカソードK(1個のみ図示)およびこれらカソ
ードKから順次蛍光体スクリーン方向に配置された第1
乃至第6電極G1 〜G6 を有する。
【0020】その第2電極G2 と第4電極G4 および第
3電極G3 と第5電極G5 とは、それぞれ管内で接続さ
れている。そして第5電極G5 (フォーカス電極)とと
もに電子ビームを最終的に蛍光体スクリーン上に集束す
る主レンズを形成する第6電極G6 (最終加速電極)に
は、上記陽極端子および内面導電膜などを介して、30
〜35kV程度の高電圧が印加され、その他の第1乃至第
5電極G1 〜G5 およびカソードKには、それぞれネッ
ク端部のステム部30に設けられたステムピン31(端
子)を介して、上記高電圧よりも低い所定の電圧が印加
される(図2参照)。
3電極G3 と第5電極G5 とは、それぞれ管内で接続さ
れている。そして第5電極G5 (フォーカス電極)とと
もに電子ビームを最終的に蛍光体スクリーン上に集束す
る主レンズを形成する第6電極G6 (最終加速電極)に
は、上記陽極端子および内面導電膜などを介して、30
〜35kV程度の高電圧が印加され、その他の第1乃至第
5電極G1 〜G5 およびカソードKには、それぞれネッ
ク端部のステム部30に設けられたステムピン31(端
子)を介して、上記高電圧よりも低い所定の電圧が印加
される(図2参照)。
【0021】このようなカラー受像管の耐電圧を高める
ため、この実施の形態においては、図1に示すように、
直流電源33および交流電源34の一方の出力端を接続
して接地し、第1乃至第5電極をステムピンを介してそ
の一方の出力端を接続して接地し、直流電源33の他方
の出力端を陽極端子26を介して第6電極に接続し、第
6電極と接地間にカラー受像管の駆動時に第6電極に印
加する規定電圧の1.0〜1.5倍の正の直流電圧を繰
返し印加するとともに、交流電源34の他方の出力端を
カソード端子を介してカソードに接続し、カソードと接
地間に上記第6電極に印加する直流電圧よりも低い交流
電圧を直流電圧と重畳して繰返し印加するようにした。
ため、この実施の形態においては、図1に示すように、
直流電源33および交流電源34の一方の出力端を接続
して接地し、第1乃至第5電極をステムピンを介してそ
の一方の出力端を接続して接地し、直流電源33の他方
の出力端を陽極端子26を介して第6電極に接続し、第
6電極と接地間にカラー受像管の駆動時に第6電極に印
加する規定電圧の1.0〜1.5倍の正の直流電圧を繰
返し印加するとともに、交流電源34の他方の出力端を
カソード端子を介してカソードに接続し、カソードと接
地間に上記第6電極に印加する直流電圧よりも低い交流
電圧を直流電圧と重畳して繰返し印加するようにした。
【0022】この場合用いられる交流電圧としては、コ
ンデンサーの充放電によるパルス電圧(半波)、インダ
クションコイルによるパルス電圧(半波または全波)、
テスラーコイルによる高周波(約400kHz )衝撃パル
スおよび通常の高周波(約500kHz )などのいずれで
もよい。
ンデンサーの充放電によるパルス電圧(半波)、インダ
クションコイルによるパルス電圧(半波または全波)、
テスラーコイルによる高周波(約400kHz )衝撃パル
スおよび通常の高周波(約500kHz )などのいずれで
もよい。
【0023】図4(a)に上記第6電極と接地間に印加
する直流電圧35を、同(b)にカソード端子を介して
カソードと接地間に印加する交流電圧36を示す。これ
ら図4(a)および(b)に示すように、その直流電圧
35と交流電圧36とは、印加のタイミングをずらし、
第6電極と接地間に直流電圧35を印加したのち、若干
時間をずらしてカソードと接地間に交流電圧36が印加
される。
する直流電圧35を、同(b)にカソード端子を介して
カソードと接地間に印加する交流電圧36を示す。これ
ら図4(a)および(b)に示すように、その直流電圧
35と交流電圧36とは、印加のタイミングをずらし、
第6電極と接地間に直流電圧35を印加したのち、若干
時間をずらしてカソードと接地間に交流電圧36が印加
される。
【0024】具体的には、たとえば10秒を1サイクル
として、45kVの正の直流電圧35を2秒間隔で4秒
間、第6電極と接地間に印加し、この直流電圧35の印
加開始から1.5〜2秒遅れて、15kVの交流電圧36
をカソードと接地間に印加する。
として、45kVの正の直流電圧35を2秒間隔で4秒
間、第6電極と接地間に印加し、この直流電圧35の印
加開始から1.5〜2秒遅れて、15kVの交流電圧36
をカソードと接地間に印加する。
【0025】上記のように、第1乃至第5電極を接地
し、高電圧の印加される第6電極G6と接地間にカラー
受像管の駆動時に印加する規定電圧の1.0〜1.5倍
の正の直流電圧を印加するとともに、カソードKと接地
間に交流電圧36を印加すると、高い直流電圧35の印
加により高電界が形成される部分に塵埃などの異物があ
る場合にブルーグローが発生し、放電がおきやすい状態
となる。この状態で交流電圧36が重畳して印加される
ため、結果として、低い電圧で耐電圧を高めることがで
きる。それにより従来発生した内面導電膜のネック側端
部でのネックの絶縁破壊や、イオン衝撃などによるカソ
ードの電子放射能の劣化を防止でき、効果的に十分な高
電圧処理をおこなうことができる。
し、高電圧の印加される第6電極G6と接地間にカラー
受像管の駆動時に印加する規定電圧の1.0〜1.5倍
の正の直流電圧を印加するとともに、カソードKと接地
間に交流電圧36を印加すると、高い直流電圧35の印
加により高電界が形成される部分に塵埃などの異物があ
る場合にブルーグローが発生し、放電がおきやすい状態
となる。この状態で交流電圧36が重畳して印加される
ため、結果として、低い電圧で耐電圧を高めることがで
きる。それにより従来発生した内面導電膜のネック側端
部でのネックの絶縁破壊や、イオン衝撃などによるカソ
ードの電子放射能の劣化を防止でき、効果的に十分な高
電圧処理をおこなうことができる。
【0026】なお、上記実施の形態では、第6電極と接
地間に正の直流電圧を印加するとともに、カソードと接
地間に交流電圧を上記直流電圧と重畳して印加するよう
にしたが、第1乃至第5電極をステムピンを介して接地
し、陽極端子に交流電源の出力端に接続して、第6電極
と接地間に交流電圧を繰返し印加するとともに、カソー
ド端子に直流電源の出力端に接続して、カソードと接地
間に負の直流電圧を交流電圧と重畳して繰返し印加する
ようにしてもよい。
地間に正の直流電圧を印加するとともに、カソードと接
地間に交流電圧を上記直流電圧と重畳して印加するよう
にしたが、第1乃至第5電極をステムピンを介して接地
し、陽極端子に交流電源の出力端に接続して、第6電極
と接地間に交流電圧を繰返し印加するとともに、カソー
ド端子に直流電源の出力端に接続して、カソードと接地
間に負の直流電圧を交流電圧と重畳して繰返し印加する
ようにしてもよい。
【0027】この場合、第6電極と接地間に印加する交
流電圧とカソードと接地間に印加する直流電圧とは、特
定の関係にする必要はない。また第6電極と接地間に印
加する負の直流電圧としては、35〜60kV程度が好ま
しい。
流電圧とカソードと接地間に印加する直流電圧とは、特
定の関係にする必要はない。また第6電極と接地間に印
加する負の直流電圧としては、35〜60kV程度が好ま
しい。
【0028】また、上記実施の形態では、QPF型電子
銃を有するカラー受像管の高電圧処理について説明した
が、この発明は、BPF(Bi−Potential
Focus)型電子銃やUPF(Uni−Potent
ial Focus)型電子銃など、QPF型以外の電
子銃を有するカラー受像管の高電圧処理にも適用して同
様の効果が得られる。また、カラー受像管以外の陰極線
管の高電圧処理に適用しても同様の効果が得られる。
銃を有するカラー受像管の高電圧処理について説明した
が、この発明は、BPF(Bi−Potential
Focus)型電子銃やUPF(Uni−Potent
ial Focus)型電子銃など、QPF型以外の電
子銃を有するカラー受像管の高電圧処理にも適用して同
様の効果が得られる。また、カラー受像管以外の陰極線
管の高電圧処理に適用しても同様の効果が得られる。
【0029】
【発明の効果】上述のように、陽極端子を介して高電圧
が印加される電極以外の電極およびカソードに、それぞ
れステムピンを介して上記高電圧よりも低い所定の電圧
が印加される電子銃を有する陰極線管について、直流電
圧と交流電圧を併用して高電圧処理すると、低い電圧で
耐電圧を高めることができ、従来発生した内面導電膜の
ネック側端部でのネックの絶縁破壊や、イオン衝撃など
によるカソードの電子放射能の劣化を防止でき、効果的
に十分な高電圧処理をおこなうことができる。
が印加される電極以外の電極およびカソードに、それぞ
れステムピンを介して上記高電圧よりも低い所定の電圧
が印加される電子銃を有する陰極線管について、直流電
圧と交流電圧を併用して高電圧処理すると、低い電圧で
耐電圧を高めることができ、従来発生した内面導電膜の
ネック側端部でのネックの絶縁破壊や、イオン衝撃など
によるカソードの電子放射能の劣化を防止でき、効果的
に十分な高電圧処理をおこなうことができる。
【図1】この発明の実施の一形態であるカラー受像管の
高電圧処理方法を説明するための図である。
高電圧処理方法を説明するための図である。
【図2】上記カラー受像管の構成を示す図である。
【図3】上記カラー受像管の電子銃の構成を示す図であ
る。
る。
【図4】図4(a)および(b)は上記高電圧処理時に
印加される直流電圧と交流電圧との関係を示す図であ
る。
印加される直流電圧と交流電圧との関係を示す図であ
る。
【図5】従来の陰極線管の高電圧処理方法を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図6】従来の改良された高電圧処理方法を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図7】従来の改良された異なる高電圧処理方法を説明
するための図である。
するための図である。
24…電子銃 26…陽極端子 31…ステムピン G1 …第1電極 G2 …第2電極 G3 …第3電極 G4 …第4電極 G5 …第5電極 G6 …第6電極 K…カソード
Claims (5)
- 【請求項1】 電子銃を構成する複数個の電極のうち陽
極端子から高電圧が印加される高電圧電極以外の電極お
よびカソードにはステムピンを介して上記高電圧よりも
低い電圧が印加される陰極線管の高電圧処理方法におい
て、 上記高電圧電極以外の電極を接地し、上記高電圧電極と
接地間に陰極線管駆動時に上記高電圧電極に印加する規
定電圧の1.0〜1.5倍の正の直流電圧を印加すると
ともに、上記カソードと接地間に上記直流電圧よりも低
い交流電圧を上記直流電圧と重畳して印加することを特
徴とする陰極線管の高電圧処理方法。 - 【請求項2】 直流電圧の印加と交流電圧の印加のタイ
ミングをずらしたことを特徴とする請求項1記載の陰極
線管の高電圧処理方法。 - 【請求項3】 直流電圧を印加したのちに交流電圧を印
加することを特徴とする請求項2記載の陰極線管の高電
圧処理方法。 - 【請求項4】 電子銃を構成する複数個の電極のうち陽
極端子から高電圧が印加される高電圧電極以外の電極お
よびカソードにはステムピンを介して上記高電圧よりも
低い電圧が印加される陰極線管の高電圧処理方法におい
て、 上記高電圧電極以外の電極を接地し、上記高電圧電極と
接地間に交流電圧を印加するとともに、上記カソードと
接地間に負の直流電圧を上記交流電圧と重畳して印加す
ることを特徴とする陰極線管の高電圧処理方法。 - 【請求項5】 直流電圧および交流電圧を印加を繰返し
オン/オフすることを特徴とする請求項1乃至4のいず
れかに記載の陰極線管の高電圧処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10026844A JPH11224608A (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | 陰極線管の高電圧処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10026844A JPH11224608A (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | 陰極線管の高電圧処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11224608A true JPH11224608A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12204593
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10026844A Pending JPH11224608A (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | 陰極線管の高電圧処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11224608A (ja) |
-
1998
- 1998-02-09 JP JP10026844A patent/JPH11224608A/ja active Pending
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