JPH11224675A - 非水系電解液電池 - Google Patents

非水系電解液電池

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JPH11224675A
JPH11224675A JP10340492A JP34049298A JPH11224675A JP H11224675 A JPH11224675 A JP H11224675A JP 10340492 A JP10340492 A JP 10340492A JP 34049298 A JP34049298 A JP 34049298A JP H11224675 A JPH11224675 A JP H11224675A
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JP
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battery
solvent
acid ester
mixed solvent
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JP10340492A
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Masatoshi Takahashi
昌利 高橋
Seiji Yoshimura
精司 吉村
Hiroshi Watanabe
浩志 渡辺
Ryuji Oshita
竜司 大下
Sanehiro Furukawa
修弘 古川
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
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    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/056Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes
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    • H01M10/0569Liquid materials characterised by the solvents
    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リチウム圧延板からなる負極を備えた非水系
電解液電池の初期及び保存後の高率放電特性を改善し、
特に二次電池とした場合には、前記両特性に加え、サイ
クル特性を向上させる。 【解決手段】 リチウム圧延板からなる負極を備えた非
水系電解液電池において、環状炭酸エステルと非環状炭
酸エステルとの混合溶媒を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の対象とする技術分野】本発明は、非水系電解液
電池に係わり、特に溶質及び溶媒からなる非水系電解液
の溶媒の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、リチウム金属又はリチウム合金を
負極活物質とする非水系電解液電池が、エネルギー密度
が大きく、しかも自己放電が少ないなどの理由から、注
目されつつある。
【0003】従来、かかる非水系電解液電池の電解液中
の溶媒としては、DME(1,2−ジメトキシエタ
ン)、1,3−ジオキソラン等の低沸点溶媒が用いられ
ていた。
【0004】しかしながら、これらの低沸点溶媒を単独
で使用した場合、負極材料たるリチウムが溶媒と反応し
て電解液中に溶出するため保存特性が良くない他、反応
により生成した被膜(Li2O)が絶縁性物質でありイ
オン導電性が良くないため、電池の内部抵抗が増大して
高率放電特性が悪化するという問題があった。
【0005】そこで、最近では、PC(プロピレンカー
ボネート)等の環状炭酸エステルと、DMEやTHF
(テトラヒドロフラン)等の低沸点溶媒とからなる混合
溶媒が、非水系電解液における溶媒として一般的に使用
されている。
【0006】この種の混合溶媒は、環状炭酸エステルと
リチウムとを反応させて負極表面にイオン導電性に優れ
た被膜(Li2CO3)を形成させるとともに、低沸点溶
媒との混合溶媒とすることにより、電解液の粘度を低く
抑えて電解液のイオン導電性の低下を防止し、高率放電
特性を改良せんとしたものである。
【0007】しかしながら、DME、THF等の低沸点
溶媒は、総じてその酸化還元電位が低いため、高電位の
正極との接触界面において分解し易く、また高温下にお
いて長期間保存すると、低沸点溶媒が、負極表面に形成
された上記被膜を徐々に分解して、その被膜を絶縁性の
被膜(Li2O)に変えてしまうため、初期の高率放電
特性についてはある程度改良されたものの、保存後の高
率放電特性については充分満足のいく非水系電解液電池
は未だ得られていないのが実情である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の事情
に鑑みなされたものであって、その目的とするところ
は、初期及び保存後の高率放電特性のいずれにも優れた
非水系電解液電池を提供するにある。
【0009】また、本発明は、一次、二次を問わず非水
系電解液電池全般を対象とするものであるが、特に二次
電池に関しては、前記両特性に加えて、さらにサイクル
特性についても優れた非水系電解液電池を提供すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る非水系電解液電池は、正極と、リチウム
圧延板からなる負極と、これら両極間に介装されたセパ
レータと、溶質及び溶媒からなる非水系電解液とを備え
てなる非水系電解液電池において、前記溶媒が、環状炭
酸エステルと非環状炭酸エステルとの混合溶媒であるこ
とを特徴とする。
【0011】本発明における環状炭酸エステルとして
は、EC(エチレンカーボネート)、PC(プロピレン
カーボネート)、BC(1,2−ブチレンカーボネー
ト)、VC(ビニレンカーボネート)が例示される。
【0012】これらの環状炭酸エステルは、一種単独を
用いてもよく、必要に応じて二種以上併用してもよい。
【0013】また、本発明における非環状炭酸エステル
としては、DMC(ジメチルカーボネート)、DEC
(ジエチルカーボネート)、MEC(メチルエチルカー
ボネート)が例示される。
【0014】これらの非環状炭酸エステルも、一種単独
を用いてもよく、必要に応じて二種以上併用してもよ
い。
【0015】更に、前記溶質としては、六フッ化リン酸
リチウム(LiPF6)を使用するのが最適である。
【0016】本発明における混合溶媒のうち、たとえば
環状炭酸エステルとDMCとの混合溶媒は、DMCの導
電性が高いため特に高率放電特性に優れており、環状炭
酸エステルとDECとの混合溶媒は、DECの低温にお
ける粘度が低くイオン導電性に優れるため、特に低温放
電特性に優れている。また、環状炭酸エステルとMEC
との混合溶媒は、高率放電特性及び低温放電特性に関し
て、先の2種の混合溶媒の中間レベルに位置する特性を
示す。
【0017】本発明における好適な混合溶媒としては、
少なくとも一種の環状炭酸エステルとDMC及びDEC
との混合溶媒が挙げられる。驚くべきことに、この種の
混合溶媒は、高率放電特性に関しては上記環状炭酸エス
テルとDMCとの混合溶媒と同レベルの極めて優れた高
率放電特性を発現するとともに、低温放電特性に関して
は上記環状炭酸エステルとDECとの混合溶媒と同レベ
ルの極めて優れた低温放電特性を発現する。
【0018】本発明における正負両極及びセパレータに
ついては、特に制限されず、非水系電解液電池において
従来使用されている種々の材料を使用することができ
る。
【0019】すなわち、本発明における非水系電解液電
池の一例としてリチウム電池を作製する場合の正極材料
としては、LiCoO2、LiMn24、LiNiO2
例示され、その負極材料としては、リチウム圧延板、リ
チウムを吸蔵放出可能な炭素材料が例示され、またその
セパレータとしては、ポリプロピレン製の微孔性薄膜が
例示される。
【0020】本発明に係る非水系電解液電池において
は、環状炭酸エステルと非環状炭酸エステルとの混合溶
媒が電解液の溶媒として使用されており、このうち環状
炭酸エステルは負極活物質と反応してイオン導電性に優
れた被膜を負極表面に形成して負極活物質の電解液中へ
の溶出を防止する。また、他の溶媒成分たる低粘度の非
環状炭酸エステルは電解液の粘度を低下させて、電解液
のイオン導電性を良好にする。ここにおいて、非環状炭
酸エステルは、低沸点溶媒と異なり、上記被膜の生成を
阻止したり、その被膜をイオン導電性の良くない物質に
変えたりすることはない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
さらに詳細に説明するが、本発明は下記実施例により何
ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲
において適宜変更して実施することが可能なものであ
る。
【0022】(実施例1) 〔正極の作製〕350〜430℃の範囲に温度制御しつ
つ熱処理した二酸化マンガンと、導電剤としてのカーボ
ン粉末と、結着剤としてのフッ素樹脂粉末とを、重量比
85:10:5で混合し、次いでこの混合物を加圧成形
した後、250〜350℃で2時間熱処理して正極を作
製した。
【0023】〔負極の作製〕リチウム圧延板を所定寸法
に打ち抜いて負極を作製した。
【0024】〔非水系電解液の調製〕エチレンカーボネ
ートとジメチルカーボネートとの等体積比の混合溶媒
に、溶質としての六フッ化リン酸リチウム(LiP
6)を1モル/リットル溶かして非水系電解液を調製
した。
【0025】〔電池BA1の作製〕以上の正負両極及び
非水系電解液を用いて、本発明に係る扁平型非水系電解
液一次電池BA1を作製した。なお、セパレータとし
て、ポリプロピレン製の微孔性薄膜を用いた。作製した
電池BA1の電池寸法は直径20.0mm、高さ2.5
mmであり、電池容量は130mAhである。
【0026】図1は作製した電池BA1の断面図であ
り、同図に示す電池BA1は、負極1、負極集電体2、
負極缶3、絶縁パッキング4、正極缶5、正極集電体
6、正極7などからなる。
【0027】リチウム金属からなる負極1は、負極集電
体2の内面に圧着されており、負極集電体2はフェライ
ト系ステンレス鋼(SUS430)からなる有底略円筒
状の負極缶3の内底面3aに固着されている。
【0028】負極缶3の周端部3bは、短筒状のポリプ
ロピレン製絶縁パッキング4内に埋設されており、絶縁
パッキング4の外周面には、開口部が負極缶3の開口部
を包摂するように底有円筒状の正極缶5が固定されてい
る。
【0029】正極缶5の内底面5aには、正極集電体6
が固着されており、正極集電体6の内面には正極7が圧
着されて、セパレータ8を隔てて負極1に平行対置され
ている。電池BA1は、以上の如く構成されており、電
池内部で生じた化学エネルギーを電気エネルギーとして
外部へ取り出し得るようになっている。
【0030】(比較例1)エチレンカーボネートとジメ
チルカーボネートとの等体積比の混合溶媒に代えて、エ
チレンカーボネートのみを用いたこと以外は、実施例1
と同様にして、比較電池BC1を作製した。
【0031】(比較例2)エチレンカーボネートとジメ
チルカーボネートとの等体積比の混合溶媒に代えて、エ
チレンカーボネートとジメトキシエタンとの等体積比の
混合溶媒を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、
比較電池BC2を作製した。
【0032】図2は、本発明に係る電池BA1、比較電
池BC1及びBC2の電池組立直後の初期の高率放電特
性を、また図3は、それらの電池の60℃において3ケ
月保存した後の高率放電特性(保存特性)を、いずれも
縦軸に電池電圧(V)を、横軸に放電時間(h)をとっ
て示したグラフである。放電は、いずれも25℃におけ
る定抵抗放電方式(300Ω)で行った。
【0033】図2より、本発明に係る電池BA1及び比
較電池BC1は、初期の高率放電特性に関しては、同等
に優れているが、図3より、保存特性に関しては、比較
電池BC2は、本発明に係る電池BA1に比しかなり劣
っていることが分かる。また、比較電池BC1は本発明
に係る電池BA1と同様に、Li2CO3からなる被膜が
負極表面に形成されてリチウムの電解液への溶出が阻止
されるため、図3に示されるように、保存特性に関して
は電池BA1に比し若干劣る程度であるが、電解液の粘
度が高いため、図2に示されるように、初期の高率放電
特性に関しては本発明に係る電池BA1に比し明らかに
劣っていることが分かる。
【0034】(実施例2)エチレンカーボネートとジメ
チルカーボネートとの体積混合比の異なる7種の混合溶
媒(等体積比のものを含む)を調製し、実施例1と同様
にして、7種の電池(等体積比のものは電池BA1に相
当する)を作製し、それぞれの電池の60℃において3
ケ月保存した後の放電容量を測定し保存特性の良否を調
べた。放電は、いずれも25℃における定抵抗放電方式
(300Ω)で行った。
【0035】図4は、各電池の作製において使用した混
合溶媒の体積混合比を横軸に、放電容量(mAh)を縦
軸にとって示したグラフである。
【0036】同図より、本発明においてエチレンカーボ
ネートとジメチルカーボネートとの混合溶媒を用いる場
合、混合溶媒の総量に対してエチレンカーボネートを3
0〜70体積%含む混合溶媒が最適であることが分か
る。
【0037】(実施例3)非水系電解液として、プロピ
レンカーボネートとジエチルカーボネートとの等体積比
の混合溶媒に、溶質としてのトリフルオロメタンスルホ
ン酸リチウムを1モル/リットル溶かして調製したもの
を用いたこと以外は、実施例1と同様にして本発明に係
る電池BA2を作製した。
【0038】(比較例3)プロピレンカーボネートとジ
エチルカーボネートとの等体積比の混合溶媒に代えて、
プロピレンカーボネートのみからなる溶媒を用いたこと
以外は、実施例3と同様にして比較電池BC3を作製し
た。
【0039】(比較例4)プロピレンカーボネートとジ
エチルカーボネートとの等体積比の混合溶媒に代えて、
プロピレンカーボネートとジオキソランとの等体積比の
混合溶媒を用いたこと以外は、実施例3と同様にして比
較電池BC4を作製した。
【0040】図5は、本発明に係る電池BA2、比較電
池BC3及びBC4の電池組立直後の初期の高率放電特
性を、また図6は、それらの電池の60℃において3ケ
月保存した後の高率放電特性(保存特性)を、いずれも
縦軸に電池電圧(V)を、横軸に放電時間(h)をとっ
て示したグラフである。放電は、いずれも25℃におけ
る定抵抗放電方式(300Ω)で行った。
【0041】図5より、本発明に係る電池BA2及び比
較電池BC4は、初期の高率放電特性に関しては、同等
に優れているが、図6より、保存特性に関しては、比較
電池BC4は、本発明に係る電池BA2に比し明らかに
劣っていることが分かる。また、比較電池BC3は本発
明に係る電池BA2と同様に、Li2CO3からなる被膜
が負極表面に形成されてリチウムの電解液への溶出が阻
止されるため、図6に示されるように、保存特性に関し
ては若干劣る程度であるが、電解液の粘度が高いため、
図5に示されるように、初期の高率放電特性に関しては
本発明に係る電池BA2に比し明らかに劣っていること
が分かる。
【0042】(実施例4)正極活物質として二酸化マン
ガンに代えて充放電可能なコバルト酸化物を、また非水
系電解液の溶媒としてエチレンカーボネートとジメチル
カーボネートとの等体積比の混合溶媒に代えてプロピレ
ンカーボネートとジメチルカーボネートとの等体積比の
混合溶媒を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、
本発明に係る扁平型非水系電解液二次電池BA3を作製
した。
【0043】(比較例5)プロピレンカーボネートとジ
メチルカーボネートとの等体積比の混合溶媒に代えて、
プロピレンカーボネートのみからなる溶媒を用いたこと
以外は、実施例4と同様にして比較電池BC5を作製し
た。
【0044】(比較例6)プロピレンカーボネートとジ
メチルカーボネートとの等体積比の混合溶媒に代えて、
プロピレンカーボネートと1,2−ジメトキシエタンと
の等体積比の混合溶媒を用いたこと以外は、実施例4と
同様にして比較電池BC6を作製した。
【0045】図7は、本発明に係る電池BA3、比較電
池BC5及びBC6の電池組立直後の25℃における初
期のサイクル特性を、また図8は、それらの電池の60
℃において3ケ月保存した後の25℃におけるサイクル
特性を、いずれも縦軸に放電終止電圧(V)を、横軸に
サイクル数(回)をとって示したグラフである。なお、
サイクル試験は、充電及び放電電流を各2mA、充電及
び放電時間を各3時間とし、放電時間内に放電終止電圧
が2.5Vに達した電池を寿命とした。
【0046】同図より、本発明に係る電池BA3は、比
較電池BC5及びBC6に比し、保存特性に優れている
ことの他、初期及び保存後のサイクル特性のいずれの点
でも優れていることが分かる。
【0047】(実施例5)プロピレンカーボネートとジ
メチルカーボネートとの体積混合比の異なる7種の混合
溶媒(等体積比のものを含む)を調製し、実施例4と同
様にして、7種の二次電池(等体積比のものは電池BA
3に相当する)を作製し、それぞれの電池の60℃にお
いて3ケ月保存した後のサイクル特性を調べた。
【0048】図9は、混合溶媒の体積混合比を横軸に、
放電終止電圧2.5Vに至るまでのサイクル数(回)を
縦軸にとって示したグラフである。
【0049】同図より、本発明においてプロピレンカー
ボネートとジメチルカーボネートとの混合溶媒を用いる
場合、混合溶媒の総量に対してプロピレンカーボネート
を30〜70体積%含む混合溶媒が最適であることが分
かる。
【0050】(実施例6)正極活物質として二酸化マン
ガンに代えて充放電可能なLiCoO2を、また負極材
料としてリチウム金属に代えて黒鉛を用いるとともに、
非水系電解液の溶媒としてエチレンカーボネートとジメ
チルカーボネートとの等体積比の混合溶媒に代えてエチ
レンカーボネートとジメチルカーボネートとジエチルカ
ーボネートとの体積混合比2:1:1の混合溶媒を用い
たこと以外は、実施例1と同様にして、本発明に係る扁
平型非水系電解液二次電池BA4を作製した。
【0051】(実施例7)エチレンカーボネートとジメ
チルカーボネートとジエチルカーボネートとの体積混合
比2:1:1の混合溶媒に代えて、エチレンカーボネー
トとジメチルカーボネートとの体積混合比1:1の混合
溶媒を用いたこと以外は、実施例6と同様にして、本発
明に係る二次電池BA5を作製した。
【0052】(実施例8)エチレンカーボネートとジメ
チルカーボネートとジエチルカーボネートとの体積混合
比2:1:1の混合溶媒に代えて、エチレンカーボネー
トとジエチルカーボネートとの体積混合比1:1の混合
溶媒を用いたこと以外は、実施例6と同様にして、本発
明に係る二次電池BA6を作製した。
【0053】図10は、本発明に係る電池BA4〜6の
25℃における定電流放電方式(5mA/cm2)によ
る高率放電特性を、また図11は本発明に係る電池BA
4〜6の−20℃における定電流放電方式(0.5mA
/cm2)による低温放電特性を、いずれも縦軸に電池
電圧(V)を、横軸に放電容量(mAh)をとって示し
たグラフである。
【0054】図10より、本発明に係る電池BA5は、
導電性に優れたジメチルカーボネートを溶媒として含む
ため、本発明に係る電池BA6に比し高率放電特性に優
れるが、図11より、本発明に係る電池BA6は、粘度
の低いジエチルカーボネートを溶媒として含むため、本
発明に係る電池BA5に比し低温放電特性に優れている
ことが分かる。また、両図より、本発明に係る電池BA
4は、高率放電特性及び低温放電特性ともに優れている
ことが分かる。
【0055】(実施例9)混合溶媒中のエチレンカーボ
ネートの体積混合比率が30体積%であり、ジメチルカ
ーボネートとジエチルカーボネートとの体積混合比率の
みが異なる8種の混合溶媒を調製し、実施例6と同様に
して、8種の二次電池を作製し、それぞれの電池の高率
放電特性及び低温放電特性を、上記と同じ条件で調べ
た。
【0056】図12は、混合溶媒中のジメチルカーボネ
ートとジエチルカーボネートとの体積混合比率(%)を
横軸に、放電容量(mAh)を縦軸にとって示したグラ
フである。
【0057】同図より、本発明において、エチレンカー
ボネートを溶媒の総量に対して30体積%用いる場合、
ジメチルカーボネートとジエチルカーボネートとの混合
体積比率は、10:60〜60:10の範囲が最適であ
ることが分かる。
【0058】(実施例10)混合溶媒中のエチレンカー
ボネートの体積混合比率が50体積%であり、ジメチル
カーボネートとジエチルカーボネートとの体積混合比率
のみが異なる7種の混合溶媒を調製し、実施例6と同様
にして、7種の二次電池を作製し、それぞれの電池の高
率放電特性及び低温放電特性を、上記と同じ条件で調べ
た。
【0059】図13は、混合溶媒中のジメチルカーボネ
ートとジエチルカーボネートとの体積混合比率(%)を
横軸に、放電容量(mAh)を縦軸にとって示したグラ
フである。
【0060】同図より、本発明において、エチレンカー
ボネートを溶媒の総量に対して50体積%用いる場合、
ジメチルカーボネートとジエチルカーボネートとの体積
混合比率は、10:40〜40:10の範囲が最適であ
ることが分かる。
【0061】(実施例11)混合溶媒中のエチレンカー
ボネートの体積混合比率が70体積%であり、ジメチル
カーボネートとジエチルカーボネートとの体積混合比率
のみが異なる6種の混合溶媒を調製し、実施例6と同様
にして、6種の二次電池を作製し、それぞれの電池の高
率放電特性及び低温放電特性を、上記と同じ条件で調べ
た。
【0062】図14は、混合溶媒中のジメチルカーボネ
ートとジエチルカーボネートとの体積混合比率を横軸
に、放電容量(mAh)を縦軸にとって示したグラフで
ある。
【0063】同図より、本発明において、エチレンカー
ボネートを溶媒の総量に対して70体積%用いる場合、
ジメチルカーボネートとジエチルカーボネートとの体積
混合比率は、10:20〜20:10の範囲が最適であ
ることが分かる。
【0064】叙上の実施例では本発明を扁平型電池に適
用する場合の具体例について説明したが、電池の形状に
特に制限はなく、本発明は円筒型、角型等、種々の形状
の非水系電解液電池に適用し得るものである。
【0065】
【発明の効果】本発明に係る非水系電解液電池において
は、環状炭酸エステルと非環状炭酸エステルとからなる
電解液溶媒が用いられているので、従来の同系電池に比
し、初期及び保存後の高率放電特性に優れる他、二次電
池においては、サイクル特性にも優れる。
【0066】特に、本発明に係る非水系電解液電池にお
いて、環状炭酸エステルとジメチルカーボネートとジエ
チルカーボネートとからなる混合溶媒を電解液溶媒とし
て用いた電池は、常温下における高率放電特性及び低温
放電特性のいずれにも優れる。以上の如く、本発明は優
れた特有の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る扁平型非水系電解液電池の断面図
である。
【図2】初期の高率放電特性図である。
【図3】保存後の高率放電特性図である。
【図4】溶媒混合比と放電容量との関係図である。
【図5】初期の高率放電特性図である。
【図6】保存後の高率放電特性図である。
【図7】初期のサイクル特性図である。
【図8】保存後のサイクル特性図である。
【図9】溶媒混合比と保存後のサイクル数との関係図で
ある。
【図10】高率放電特性図である。
【図11】低温放電特性図である。
【図12】溶媒混合比と放電容量との関係図である。
【図13】溶媒混合比と放電容量との関係図である。
【図14】溶媒混合比と放電容量との関係図である。
【符号の説明】
BA1 電池 1 負極 2 負極集電体 3 負極缶 4 絶縁パッキング 5 正極缶 6 正極集電体 7 正極 8 セパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大下 竜司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 古川 修弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極と、リチウム圧延板からなる負極
    と、これら両極間に介装されたセパレータと、溶質及び
    溶媒からなる非水系電解液とを備えてなる非水系電解液
    電池において、前記溶媒が、環状炭酸エステルと非環状
    炭酸エステルとの混合溶媒であることを特徴とする非水
    系電解液電池。
  2. 【請求項2】 前記環状炭酸エステルが、エチレンカー
    ボネート、プロピレンカーボネート、1,2−ブチレン
    カーボネート、ビニレンカーボネートよりなる群から選
    ばれた少なくとも1種の炭酸エステルである請求項1記
    載の非水系電解液電池。
  3. 【請求項3】 前記非環状炭酸エステルが、ジメチルカ
    ーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエチルカー
    ボネートよりなる群から選ばれた少なくとも1種の炭酸
    エステルである請求項1または請求項2記載の非水系電
    解液電池。
  4. 【請求項4】 前記非環状炭酸エステルが、ジメチルカ
    ーボネートとジエチルカーボネートとからなる請求項1
    または請求項2記載の非水系電解液電池。
  5. 【請求項5】 前記溶質が、LiPF6からなる請求項1ま
    たは請求項2または請求項3または請求項4記載の非水
    系電解液電池。
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