JPH11225524A - 対向回転円板式の肥料散布機 - Google Patents

対向回転円板式の肥料散布機

Info

Publication number
JPH11225524A
JPH11225524A JP5281698A JP5281698A JPH11225524A JP H11225524 A JPH11225524 A JP H11225524A JP 5281698 A JP5281698 A JP 5281698A JP 5281698 A JP5281698 A JP 5281698A JP H11225524 A JPH11225524 A JP H11225524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fertilizer
spinners
body frame
shaped
bottom plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5281698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3910715B2 (ja
Inventor
Katsuaki Amano
克明 天野
Atsuo Matsumoto
充生 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takakita Co Ltd
Original Assignee
Takakita Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takakita Co Ltd filed Critical Takakita Co Ltd
Priority to JP05281698A priority Critical patent/JP3910715B2/ja
Publication of JPH11225524A publication Critical patent/JPH11225524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3910715B2 publication Critical patent/JP3910715B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fertilizing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 肥料の散布が広範囲に、かつ、均平に散布し
得る対向回転円板式の肥料散布機を、それの肥料の散布
幅が圃場の植栽・定植する部分または長芋の栽培溝等に
対応する狭い巾に変更せしめて使用し得るようにする。 【解決手段】 対向回転円板式の肥料散布機において、
一対のスピンナー4・4の上面に設ける多数の翼板41
…を、それぞれのスピンナー4・4の回転方向に対し所
定の後退角θを具備する状態に組付けて、それらスピン
ナー4・4が、肥料Mを振り出す散布口に、前面側が開
放する上下方向のシュート状乃至漏斗状の集肥部材5を
配位して機体枠1に装脱自在に組付け支架せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、対向回転円板式
の肥料散布機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の対向回転円板式の肥料散布機とし
ては、例えば、図1の斜視図および図2の平面図にある
ように、鎖線で示している横向きのチャンネル状の機体
枠1の上面に、内腔を肥料Mの貯留室に形成する倒立す
る多角円錐状乃至漏斗状に形成した肥料ホッパーHを、
それの円盤状に形成した底板2が、機体枠1の上板部1
0に開設した透孔に嵌合する状態に固定装架し、その底
板2の中心部位には、平箱状に形成した前記機体枠1の
内腔に配位して下板部11に支架したギヤケースGから
突出させたアジテータ軸3を配位して、前記ギヤケース
Gの前面側(図において左面側)に設けた入力軸Sから
入力される回転動力により、ギヤケースG内の伝導機構
を介し駆動回転するようにし、これの上端部にアジテー
タ30を取付けて、肥料ホッパーH内の底部を図におい
て太線の矢印cに示す方向に回転するようにする。
【0003】また、底板2の周縁部位には、前記アジテ
ータ軸3を中心とする仮想円に略揃う円弧状のシャッタ
ー穴20・20を、前述アジテータ軸3を対称軸として
左右に対称するように一対に開設し、それらシャッター
穴20・20の各下面側には、機体枠1の上板部10に
設けた支点ピン21・21中心に底板2の下面に沿い前
後に回動して、前記シャッター穴20・20を塞ぎ残す
開放口により形成する繰出穴22・22の開度を調節す
るシャッター23・23をそれぞれ配設し、それらに、
機体枠1を牽引する牽引車の座席上においてオペレータ
ーが操作し得るよう前方に延出するシャッター開閉用の
ロッド24・24を連結している。
【0004】そして、肥料ホッパーHの底板2の下面と
なる機体枠1の上板部10の下面とギヤケースGの上面
との間の空間には、図2の平面図にあるように、アジテ
ータ軸3を対称軸として左右に一対に対称するよう配位
してギヤケースGに設けたスピンナー軸40・40によ
り回転する円板状のスピンナー4・4を、それらのアジ
テータ軸3側の周縁部が底板2に開設したシャッター穴
20・20の下方に位置するよう配し、それらスピンナ
ー4・4の上面側には、複数枚の翼板41…を、スピン
ナー4・4の上面に対し垂直な姿勢として、スピンナー
軸40を中心として放射状に配位して装設しておき、前
述の入力軸SからギヤケースG内の伝導機構を介してス
ピンナー軸40・40が駆動されることで、この一対の
スピンナー4・4が、図2において矢印aおよび矢印b
に示している如く、それぞれ、アジテータ軸3に近接す
る側が機体枠1の前方(図1において左方)から後方に
向けて回転するようにする。
【0005】そして、これらスピンナー4・4の前面側
から左右の両側部位を囲うようにスピンナーカバー6を
配位して機体枠1に固定装設し、これにより、肥料ホッ
パーH内に投入した肥料Mが、シャッター穴20・20
の開放部で形成される繰出穴22・22から、それぞれ
のスピンナー4・4の上面に落ち、遠心力と翼板41…
の回転力とにより機体枠1の後方に向けて振り出され、
図2に示している如く散布されていくようにしてある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように一対の円板
状のスピンナー4・4を、それらの対向する側が同方向
に回転するようにする従来の対向回転円板式の肥料散布
機は、水田等の比較的広い圃場において、肥料Mを広範
囲にかつ均平に散布することを目的に作られたものであ
り、その肥料Mの散布時における分布状態は、横軸に散
布巾W、縦軸に散布量を取ると、図3の如くの分布とな
り、図中散布中心線eに対し、散布巾W1は、左右に大
きな広がりを示すものとなっている。
【0007】しかしながら、作物によっては図4の肥料
の散布量の分布図の如く、圃場の植栽・定植する部分に
のみ、極めて小さな散布巾W2により、条列状に散布を
したい場合があり、また図5の如く、長芋の栽培におい
ては、予めトレンチャー等により任意の溝巾W3および
溝深さD1に仕上げた圃場内の溝列に元肥として肥料を
投入散布したい場合、対応ができないという問題点があ
った。
【0008】この発明は、この従来の対向回転円板式の
肥料散布機に生じている問題を解決するためになされた
ものであって、この肥料の散布が広範囲に、かつ、均平
に散布し得る対向回転円板式の肥料散布機を、それの肥
料の散布幅が圃場の植栽・定植する部分または長芋の栽
培溝等に対応する狭い巾に変更せしめて使用し得るよう
にする新たな手段を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、機体枠1
に、肥料ホッパーHを装架し、それの内腔の底部にアジ
テータ軸3により回転するアジテータ30を配設し、肥
料ホッパーHの底板2には、各別のシャッター23・2
3により開度が調節される繰出穴22・22を、左右に
一対に対称するように開設し、その底板2の下方には、
それぞれの周縁部が前記繰出穴22・22の一方の下方
を通過して回転する円板状のスピンナー4・4を左右に
一対に対称するよう軸支し、それらの上面に、多数の翼
板41…を回転中心に対し放射状に配設し、かつ、それ
らスピンナー4・4を近接して対向する側が前方から後
方に回転するよう駆動させてなる対向回転円板式の肥料
散布機において、一対のスピンナー4・4の上面に設け
る多数の翼板41…を、それぞれのスピンナー4・4の
回転方向に対し所定の後退角θを具備する状態に組付け
て、それらスピンナー4・4が、肥料Mを振り出す散布
口に、前面側が開放する上下方向のシュート状乃至漏斗
状の集肥部材5を配位して機体枠1に装脱自在に組付け
支架せしめたことを特徴とする対向回転円板式の肥料散
布機を提起するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明による対向回転円板式の肥
料散布機Aは、機体枠1に倒立する多角円錐状乃至漏斗
状に形成した肥料ホッパーHを固定装架し、それの内腔
の底部には、該肥料ホッパーHの底板2の下方に配位し
て機体枠1に固定装架せるギヤケースGから立設したア
ジテータ軸3を、前記底板2の中心部を貫通させて回転
自在に配位し、それの上端部にアジテータ30を取付
け、前記底板2の周縁部には、アジテータ軸3を対称軸
として左右に一対に対称するように、弧状のシャッター
穴20・20を開設し、底板2の下面側には、機体枠1
に設けた支点ピン21・21中心に回動してシャッター
穴20・20との重合割合により形成される繰出穴22
・22の開度を調節するシャッター23・23を設け
て、それにシャッター開閉操作用のロッド24・24を
連繋する。
【0011】そして、ギヤケースGの上面と前記肥料ホ
ッパーHの底板2の下面との間に、アジテータ軸3を対
称軸として左右に一対に対称するよう円板状のスピンナ
ー4・4を配設し、それらのスピンナー軸40・40
が、入力軸SからギヤケースG内の伝導機構を介して駆
動されることで、図6にて矢印aおよび矢印bに示して
いるように対向回転するようにすることについては、従
前手段のものと同様に構成してよい。
【0012】しかし、左右に一対の円板状のスピンナー
4・4の上面に設ける翼板41…は、それの下縁から水
平方向に屈曲してスピンナー4上面に当接する取付座板
41aを、連結ピン42・43により止着して、スピン
ナー軸40を中心とする放射状に配設するに際し、取付
座板41aの内端側に設ける連結ピン42にあってはス
ピンナー4に対し固定連結するが、取付座板41aの外
端側に設ける連結ピン43にあってはスピンナー4に対
し抜き差し自在にしておいて、それの差し替えにより、
取付座板41aが内端側の連結ピン42中心にスピンナ
ー4の周方向に沿い自在に回動して、取付座板41aか
ら立上る翼板41の、スピンナー軸40中心とする放射
方向に対する角度θが所望に変更されるようにする。
【0013】そして、スピンナー4には、取付座板41
aが内端側の連結ピン42中心として回動したときの外
端側の連結ピン43の回動軌跡上において、取付座板4
1aがスピンナー軸40中心に放射方向に沿う姿勢を基
準として、スピンナー4の回転方向に対し後退する位置
に、連結ピン43を挿通する連結穴44…を所望数開設
しておき、それら連結穴44…のうちから選択した所望
の連結穴44に連結ピン43を挿通して締着すること
で、取付座板41aに一体または一体的に連続している
翼板41…が、スピンナー軸40中心の放射方向に対し
所望の角度の後退角θをもってスピンナー4に組付けら
れる状態となるようにしておく。
【0014】また、機体枠1には、前記一対のスピンナ
ー4・4が、肥料ホッパーHから繰出される肥料Mを受
け止めて振り出していく散布口となる部位には、その振
り出されてくる肥料Mを受け止め集合させて流下させる
集肥部材5を、装脱自在に組付けるようにする。
【0015】そして、この集肥部材5には、受入れた肥
料を所望の巾の流れとして流下させる傾斜誘導板50・
50を、それの傾斜角度の調節により流下させる肥料の
流れの巾が所望に調節し得るように装設しておき、これ
により、肥料の散布巾の調節が所望に行なえるようにす
る。
【0016】機体枠1の肥料の散布口側に設ける集肥部
材5は、スピンナー4の上面に設ける翼板41…を、ス
ピンナー軸40・40中心とする放射方向に対して回転
方向の後位側に後退角θを具備する状態としておくこと
で、スピンナー4・4から振り出されて散布される肥料
の散布巾が狭くなってくることから、翼板41…に後退
角θをもたせることによりこの集肥部材5の左右の巾
は、それほど広くする必要はない。
【0017】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【0018】図6は本発明による対向回転円板式の肥料
散布機Aの主体部の斜視図である。
【0019】同図において、1は機体枠で、後方(図に
おいて左方)および左右の両側が開放する横向きのチャ
ンネル状に形成してある。該機体枠1は、トラクタ等の
牽引車の後面側に、三点連結ヒッチ等の連結器により連
結される機体に支架される構成のものであって、その機
体およびそれに該機体枠1を支架する構成部材について
は、図面では省略している。
【0020】Hは倒立する多角錐状に形成してある肥料
ホッパーで、同図において鎖線に示している。
【0021】2は肥料ホッパーHの底板で、円盤状に形
成されて前記機体枠1の上板部10に開設した透孔に嵌
合した状態として固定装架してあり、それの中心部位に
は、アジテータ軸3が回転自在に位置し、また、周縁部
位には、円弧状のシャッター穴20・20がアジテータ
軸3を対称軸として左右に一対に対称するように開設し
てある。
【0022】23・23はシャッター穴20・20と組
み合うシャッターで、機体枠1の上板部10の下面側に
支点ピン21・21中心に前後に回動自在に軸支され
て、その回動によりシャッター穴20・20の下面に沿
いスライドすることで、シャッター穴20・20の開放
部で形成される繰出穴22・22の開度を所望に変更す
る。
【0023】24・24はこのシャッター23・23を
回動操作するようそれらに連繋したロッドで、図面では
省略しているが、前方に延出するそれらの前端側を前述
の連結車の運転席において運転者が操作するようにして
ある。
【0024】Gはギヤケースで、平箱状に形成されて、
横向きのチャンネル状に形成した前述の機体枠1の内腔
に支架してあって、それの内部には、前方に突出する入
力軸Sと伝導する伝導機構が収蔵してあり、それの上面
の中央部に、前述のアジテータ軸3が、伝導機構と伝導
して駆動回転するよう軸支してある。
【0025】また、該ギヤケースGの上面の左右の両側
部位には、図7に示している如く、前記アジテータ軸3
を対称軸として左右に一対に対称するようスピンナー軸
40・40がそれぞれ軸支してあり、これらに、それぞ
れ円板状のスピンナー4・4が取付けてある。
【0026】これらスピンナー軸40・40は、ギヤケ
ースG内の伝導機構と伝導して駆動回転するが、その回
転方向は、図7において太線の矢印aおよび矢印bに示
している如く、取付けたスピンナー4・4の近接して対
向する周縁部が、それぞれ前方から後方に回転するよう
設定してある。また、アジテータ軸3は、同図におい
て、太線の矢印cに示す方向に回転するよう設定してあ
り、これにより、前述の図6にあるよう肥料ホッパーH
の底板2の中心部を貫通して立上る上端部に設けたアジ
テータ30が肥料ホッパーH内の底部を回動するように
なる。
【0027】前記スピンナー4・4の上面に設けられる
翼板41…は、それの下縁に、スピンナー4・4の上面
に沿う平板状の取付座板41aが連続して形成してあっ
て、全体としてアングル状に形成してあり、それの取付
座板41aを、図7に示している如くアジテータ軸40
中心に放射状にスピンナー4の上面に配位し、スピンナ
ー4の中心に寄る内端側と、周縁に寄る外端側とを、連
結ピン42・43によりスピンナー4に連結することで
装着するが、外端側の連結ピン43は、スピンナー4に
開設した連結穴44に対し挿脱自在に組付け、かつ、そ
の外端側の連結ピン43が、内端側の連結ピン42中心
とする取付座板41aの回動により画かれる回動軌跡上
で、スピンナー4の回動方向に対し後方に位置する部位
に開設しておく連結穴44…に嵌挿して連結すること
で、翼板41…がスピンナー軸40中心とする放射方向
に対し所定の後退角θを具備する状態に組付けられるよ
うにしてある。
【0028】集肥部材5は、上述の一対のスピンナー4
・4が、肥料ホッパーHの底板2に開設した繰出穴22
・22から繰出される肥料Mを、対向側の周縁部の上面
に受け止めて遠心力および翼板41…の抗力により機体
枠1の後面側の散布口から振り出したときに、その肥料
M…を所定の巾の流れに集合させるもので、前述のスピ
ンナー4・4の翼板41…に後退角θを具備せしめた状
態時に、ステー7・7をセットボルト70・70により
機体枠1に装脱自在に組付けることで装着する。
【0029】集肥部材5は、機体枠1の後面側に形成さ
れる散布口に対面する前面側が開放する上下方向のシュ
ート状乃至漏斗状に形成してあり、それの下半側には、
支点軸51・51中心に左右に回動して傾斜角度が変更
する傾斜誘導板50・50が、左右に一対に軸支してあ
り、それの後壁部50a・50aの各下端側に左右方向
に一連に設けておく連結穴52…のうちから選択した連
結穴52・52を、集肥部材5の後壁5aの下端側の左
右両側部に設けておく連結穴53・53に重合させて、
それらに連結ピン54…を挿通して固定することで、こ
の一対の傾斜誘導板50・50の下縁の対向間隙で形成
する肥料の散布巾Wが所望に調節し得るようにしてあ
る。
【0030】図12は、左右の傾斜誘導板50・50の
後壁部50a・50aの下縁に左右方向に一連に設けた
連結穴52…のうちの各内端側の連結穴52・52と、
集肥部材5の後壁5aの下端側の左右両側部に設けてお
く連結穴53・53とに、連結ピン54・54を挿通し
て締着することで、散布巾Wを広くした場合の説明図で
ある。
【0031】また、図11は、左右の傾斜誘導板50・
50の下端側に設けた連結穴52…のうちの各外端側に
位置する連結穴52・52と、集肥部材5の後壁5aの
左右の両端部に開設した連結穴53・53とを重合させ
て、それらに連結ピン54・54を挿通して締着するこ
とで、散布巾Wを狭くした場合の説明図である。
【0032】また、図13は、左右の傾斜誘導板50・
50の後壁部50a・50aの各下端縁に一連に設ける
連結穴52…を、支点軸51・51を中心とする仮想円
に沿う長穴55・55に形成しておき、それらに、集肥
部材5の後壁5aの左右の両端部に開設した連結穴53
・53を重合して連結ピン54・54を挿通してねじに
より締結自在としておいて、連結穴52・52に対する
長穴55・55の重合位置を所望に設定して連結ピン5
4・54を締着することで、散布巾が所望に設定し得る
ようにした別の実施例の説明図である。
【0033】次に作用を説明する。一般に対向回転円板
式の肥料散布機においては、図8の如く肥料ホッパーH
内の肥料Mは、アジテータ30の撹拌作用により、繰出
穴22・22を経由し、左右の回転中のスピンナー4・
4上に落下すると、そのスピンナー4・4の遠心力と翼
板41…の抗力により、それぞれ任意の飛散角度θ1・
θ1をもって進行方向の後方へ投てきされる作用を有し
ているが、この同一条件下において図9の如く、翼板4
1…をそれぞれスピンナー4・4の対向する回転方向a
およびbに対して、一定の退向角度θをもってそれぞれ
退向した位置へ固定した状態で肥料Mを散布すると、そ
れぞれのスピンナー4・4からの投てき角度θ2・θ2
は図8における投てき角度θ1・θ1より小さく形成さ
れ、図8における肥料Mの散布巾より図9における肥料
Mの散布巾を小さくできることが、広く知られている。
【0034】この発明は、以上において説明した特性に
着目してなされたものであり、図6および図7で説明し
た構成の対向回転円板式の肥料散布機において、図10
はスピンナー4・4にそれぞれ翼板41…が各々回転方
向a・bに対し、後退角θ・θをつけた位置に固定され
た状態での肥料Mの散布作用を示している。
【0035】肥料ホッパーH内の肥料Mはアジテータ3
0により、撹拌され繰出穴22・22を経由して、それ
ぞれ回転中のスピンナー4・4上へ落下し、その回転に
よる遠心力と翼板41…の抗力により、左右のスピンナ
ー4・4より各々飛散角度θ2・θ2で、中央部の重複
部を差し引くと全体としての飛散角度θ3をなして、後
方へ散布されるが、機体枠1の散布口の後面側に装架し
てある前面側が開放する上下方向のシュート状乃至漏斗
状の集肥部材5内に飛び込んで、それの内壁面に衝突し
て失速し、下方への流れとなって流下して、集肥部材5
の後壁5aおよび左右の傾斜誘導板50・50により構
成される略じょうご状の条散布装置fの内壁面に沿い落
下し、左右の傾斜誘導板50・50の下端縁の間に形成
される最小開口巾W4と略同等の散布巾にて地上に散布
することが可能となる。
【0036】次に、図11および図12において支点軸
51・51をそれぞれ回転中心とし左右の傾斜誘導板5
0・50をそれぞれが形成する下方部の開口巾を図11
におけるW4から図12における最大開口巾W5まで広
げ、左右の傾斜誘導板50・50の後壁部50a・50
aの下縁に一連に設けてある連結穴53…のうちの各内
端側の連結穴53・53を、集肥部材5の後壁5aの左
右の両端側にあけてある連結穴52・52に合わせて、
連結ピン54・54により固定すると、図10において
飛散角度θ3をなして後方へ散布される肥料Mは、集肥
部材5の内壁面に衝突して失速し下方に流下する流れと
なって、条散布装置fの内壁面に沿い落下し、下方の最
大開口巾W5と略同等の散布巾にて地上に散布すること
が可能となる。
【0037】従って、条散布装置fの下方開口部が最小
開口巾W4から最大開口巾W5まで、段階的に調整可能
となり、条散布装置fにおける条散布巾が任意の範囲に
おいて、調整可能となる。
【0038】また、セットボルト70・70をステー7
・7および機体枠1により取り外すことにより、集肥部
材5は容易に肥料散布機Aから取り外せ、さらにスピン
ナー4・4の各翼板41…は、連結ピン43…を外して
連結ピン42中心に回転方向a・bに対して、後退角θ
のない位置に戻し、連結ピン43…で再固定すれば、本
来の肥料Mを広巾散布可能な状態になるから、この変換
が容易に行なえるようになる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による対向
回転円板式の肥料散布機は、左右に並列して対向回転す
ることで、肥料ホッパーHの繰出穴22・22を受け止
めて機体枠1の後方に振り出して散布する左右に一対の
スピンナー4・4のそれぞれの上面に設ける翼板41…
を、スピンナー軸40を中心とする放射方向に対し、ス
ピンナー4の回転方向の後方に後退角θを具備する状態
に組付けて、振り出す肥料Mの飛散角度θを、図9にあ
るように狭めておいて、この機体枠1の散布口に前面側
が開放する上下方向のシュート状乃至漏斗状の集肥部材
5を図10にあるように組付け、一対のスピンナー4・
4から振り出される肥料Mを、この集肥部材5で受け止
め、集合させて下方に流下する流れとして集肥部材5の
下端から圃場に散布していくのであるから、集肥部材5
の下端の開口巾をもって肥料Mを散布していけるように
なる。
【0040】また、集肥部材5の下端の開口巾を調節自
在としておくときは、所望の散布巾で肥料の散布が行な
えるようになる。
【0041】そして、機体枠1に組付けた集肥部材5を
取り外し、スピンナー4・4の上面側に設ける翼板41
…を、スピンナー軸40・40中心とする放射方向に沿
う姿勢に変更して肥料を散布することで散布巾を広げた
状態で散布していけるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の対向回転円板式の肥料散布機の主体部の
斜視図である。
【図2】同上肥料散布機の主体部の平面図である。
【図3】同上肥料散布機の散布する肥料の分布図であ
る。
【図4】圃場に植栽・定植する条件により条列状の散布
が要求される場合の散布する肥料の分布状態の説明図で
ある。
【図5】長いもの栽培において要求される肥料の散布状
態の説明図である。
【図6】本発明による対向回転円板式の肥料散布機の主
体部の斜視図である。
【図7】同上肥料散布機の要部の平面図である。
【図8】本発明の肥料散布機の対向回転する一対のスピ
ンナーの肥料の散布状態の説明図である。
【図9】本発明の肥料散布機の一対のスピンナーの上面
に設ける翼板に後退角を具備せしめた場合の肥料の散布
状態の説明図である。
【図10】同上肥料散布機の同上状態において集肥部材
を組付けた状態時における要部のの一部破断した平面図
である。
【図11】同上肥料散布機の同上要部の散布巾を狭めた
状態時の一部破断した後面図である。
【図12】同上肥料散布機の同上要部の散布巾を拡げた
状態の一部破断した後面図である。
【図13】同上肥料散布機の同上要部の別の実施例の一
部破断した後面図である。
【符号の説明】
A…肥料散布機、G…ギヤケース、M…肥料、H…肥料
ホッパー、D…溝深さ、S…入力軸、W…散布巾、f…
条散布装置、e…中心線、θ…角度、1…機体枠、10
…上板部、11…下板部、2…底板、20…シャッター
穴、21…支点ピン、22…繰出穴、23…シャッタ
ー、24…ロッド、3…アジテータ軸、30…アジテー
タ、4…スピンナー、40…スピンナー軸、41a…取
付座板、42・43…連結ピン、44…連結穴、5…集
肥部材、5a…後壁、50…傾斜誘導板壁、50a…後
壁部、51…支点軸、52・53…連結穴、54…連結
ピン、55…長穴、6…スピンナーカバー、7…ステ
ー、70…セットボルト。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体枠1に、肥料ホッパーHを装架し、
    それの内腔の底部にアジテータ軸3により回転するアジ
    テータ30を配設し、肥料ホッパーHの底板2には、各
    別のシャッター23・23により開度が調節される繰出
    穴22・22を、左右に一対に対称するように開設し、
    その底板2の下方には、それぞれの周縁部が前記繰出穴
    22・22の一方の下方を通過して回転する円板状のス
    ピンナー4・4を左右に一対に対称するよう軸支し、そ
    れらの上面に、多数の翼板41…を回転中心に対し放射
    状に配設し、かつ、それらスピンナー4・4を近接して
    対向する側が前方から後方に回転するよう駆動させてな
    る対向回転円板式の肥料散布機において、一対のスピン
    ナー4・4の上面に設ける多数の翼板41…を、それぞ
    れのスピンナー4・4の回転方向に対し所定の後退角θ
    を具備する状態に組付けて、それらスピンナー4・4
    が、肥料Mを振り出す散布口に、前面側が開放する上下
    方向のシュート状乃至漏斗状の集肥部材5を配位して機
    体枠1に装脱自在に組付け支架せしめたことを特徴とす
    る対向回転円板式の肥料散布機。
  2. 【請求項2】 機体枠1に、肥料ホッパーHを装架し、
    それの内腔の底部にアジテータ軸3により回転するアジ
    テータ30を配設し、肥料ホッパーHの底板2には、各
    別のシャッター23・23により開度が調節される繰出
    穴22・22を、左右に一対に対称するように開設し、
    その底板2の下方には、それぞれの周縁部が前記繰出穴
    22・22の一方の下方を通過して回転する円板状のス
    ピンナー4・4を左右に一対に対称するよう軸支し、そ
    れらの上面に、多数の翼板41…を回転中心に対し放射
    状に配設し、かつ、それらスピンナー4・4を近接して
    対向する側が前方から後方に回転するよう駆動させてな
    る対向回転円板式の肥料散布機において、一対のスピン
    ナー4・4の上面に設ける多数の翼板41…を、それぞ
    れのスピンナー4・4の回転方向に対し所定の後退角θ
    を具備する状態に組付けて、それらスピンナー4・4
    が、肥料Mを振り出す散布口に、前面側が開放する上下
    方向のシュート状乃至漏斗状の集肥部材5を配位して機
    体枠1に装脱自在に組付け支架せしめ、その集肥部材5
    の下部側に、それの後壁5aと左右の傾斜誘導板50・
    50とからなる条散布装置fを装設したことを特徴とす
    る対向回転円板式の肥料散布機。
  3. 【請求項3】 集肥部材5に装備する条散布装置fの左
    右の傾斜誘導板50・50の傾斜角度を調節自在とした
    請求項2記載の対向回転円板式の肥料散布機。
JP05281698A 1998-02-18 1998-02-18 対向回転円板式の肥料散布機 Expired - Fee Related JP3910715B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05281698A JP3910715B2 (ja) 1998-02-18 1998-02-18 対向回転円板式の肥料散布機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05281698A JP3910715B2 (ja) 1998-02-18 1998-02-18 対向回転円板式の肥料散布機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11225524A true JPH11225524A (ja) 1999-08-24
JP3910715B2 JP3910715B2 (ja) 2007-04-25

Family

ID=12925375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05281698A Expired - Fee Related JP3910715B2 (ja) 1998-02-18 1998-02-18 対向回転円板式の肥料散布機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3910715B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1091047A3 (en) * 1999-10-06 2002-01-30 Yugenkaisha Unit Shoji Limited Device and method for excavating deep trenches
CN112136405A (zh) * 2020-10-13 2020-12-29 王敬宇 一种板结土壤的粉碎修复装置
CN115643873A (zh) * 2022-11-07 2023-01-31 东北农业大学 一种幅宽可调式无人机变量撒肥装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1091047A3 (en) * 1999-10-06 2002-01-30 Yugenkaisha Unit Shoji Limited Device and method for excavating deep trenches
CN112136405A (zh) * 2020-10-13 2020-12-29 王敬宇 一种板结土壤的粉碎修复装置
CN115643873A (zh) * 2022-11-07 2023-01-31 东北农业大学 一种幅宽可调式无人机变量撒肥装置
CN115643873B (zh) * 2022-11-07 2023-12-29 东北农业大学 一种幅宽可调式无人机变量撒肥装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3910715B2 (ja) 2007-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4351481A (en) Centrifugal spreader, especially for granulated fertilizers
US11553641B2 (en) Dual-impeller spreader with dual shut-off controls
US4836456A (en) Agricultural spreader having multiple distribution members broadcasting material simultaneously to generally the same area
US6945481B2 (en) Dual mode spreader
KR102003266B1 (ko) 비료를 균형살포할 수 있는 줄뿌림 비료살포기
JPS6312663B2 (ja)
EP0327941B1 (de) Schleuderdüngerstreuer
JP4674350B2 (ja) 畝立て同時局所混合施用機
CN109526288A (zh) 一种棉花免耕深松施肥覆膜精播机
JPH11225524A (ja) 対向回転円板式の肥料散布機
JP2872997B1 (ja) 施肥機または施肥播種機の施肥部における肥料混和装置
CN114531983B (zh) 小麦匀播多功能一体机
PL185203B1 (pl) Rozsiewacz, zwłaszcza do nawozów
JP3705908B2 (ja) 肥料散布機
KR200237398Y1 (ko) 트랙터용 비료살포기
JPH0755864Y2 (ja) 自走式肥料散布機
RU2343678C2 (ru) Навесной разбрасыватель минеральных удобрений
JP3242324U (ja) 散布装置及びトラクター
JP4555993B2 (ja) 肥料散布機
JP3705876B2 (ja) 肥料散布機
GB2582423A (en) Dual-impeller spreader with dual shut-off controls
CN218897524U (zh) 一种可调幅宽式无人机变量撒肥装置
JP2598302Y2 (ja) 肥料散布機
KR200186249Y1 (ko) 비료의 살포방향제어장치
CN216292161U (zh) 一种山药定向播种有机肥施肥装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061003

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070125

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120202

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130202

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140202

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees