JPH11226411A - メタクリル酸製造用触媒及びメタクリル酸の製造方法 - Google Patents

メタクリル酸製造用触媒及びメタクリル酸の製造方法

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JPH11226411A
JPH11226411A JP10031439A JP3143998A JPH11226411A JP H11226411 A JPH11226411 A JP H11226411A JP 10031439 A JP10031439 A JP 10031439A JP 3143998 A JP3143998 A JP 3143998A JP H11226411 A JPH11226411 A JP H11226411A
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 一般式 Moabcdef(NH4)g
h (式中、XはSb、Si、Cu、Co、Bi及び
Asよりなる群から選ばれた一種以上の元素であり、Y
はK、Rb、Cs及びTlよりなる群から選ばれた一種
以上の元素である。)で表される組成物からなる触媒粉
体と、精製デンプン粒子を混合し、該混合物を成型また
は造粒し、焼成することによって、細孔直径200nm
未満の細孔の細孔容積を、0.030ml/g未満、か
つ細孔直径20μm以下の範囲の全細孔容積を30%以
下に制御した、メタクロレインを分子状酸素を用いて気
相接触酸化してメタクリル酸を製造するための触媒強度
に優れた触媒の製造方法。 【効果】 高いメタクリル酸選択率を示す、触媒強度に
優れた触媒を提供できた。この触媒を用いると、高い選
択率でメタクリル酸を製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメタクロレインを分
子状酸素を用いて気相接触酸化してメタクリル酸を製造
する際に用いる触媒の製造方法及びこの触媒の存在下に
メタクロレインを分子状酸素を用いて気相接触酸化して
メタクリル酸を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】メタクロレインを分子状酸素を用いて気
相接触酸化してメタクリル酸を製造する際に用いられる
触媒の性能、特にメタクリル酸選択率は、触媒の細孔構
造の影響を大きく受けることは以前から知られている。
そのため、従来より触媒の平均細孔径、細孔径分布など
を制御した触媒やその製造法が提案されている。例え
ば、特公昭59−27217号明細書中には、触媒の平
均細孔径を制御するために、セルロース、ポリビニルア
ルコール、ポリエチレングリコール及びゼラチンからな
る群から選択された一種以上の有機物質を添加混合し、
成形物の圧壊強度が一定範囲となるように成形すること
によって、特定範囲の平均細孔径を持つ触媒を製造する
方法が開示されている。同明細書中には、触媒の平均細
孔径と密接に関連している成形物の圧壊強度の制御が、
特に重要であることが記載されている。しかし、実施例
をみると得られた触媒の性能は工業的に実施するには不
十分である。
【0003】特公平6−79666号明細書中には、M
o、P及びD(ここで、Dはアルカリ金属、アルカリ土
類金属及びTlから選ばれる少なくとも一種の元素)を
必須成分とした触媒に関して、高い性能を得るための条
件として細孔径の分布範囲が記載されており、さらに遠
心流動コーティング装置を用いた造粒によってそのよう
な細孔径分布を持つ触媒を製造する方法が開示されてい
る。しかし、その実施例をみる限り、工業的に実施する
のに際して満足できる性能は得られていない。また、特
開平3−86242号及び特開平4−90853号明細
書中には、同じ組成を持つ触媒に関して、高い性能の条
件として上とは異なる細孔径分布が提案され、さらにそ
の製造法として「焼付担持法」による方法が開示されて
いる。しかしながら、従来法で製造した触媒と比較して
性能向上の効果が小さい。
【0004】一方、本発明に関わる反応系に用いられる
触媒に関して、触媒粉体または触媒原料粉体に有機化合
物などを添加して熱処理することで触媒の性能を向上さ
せる方法も提案されている。そのうちのいくつかは、有
機化合物などを除去することで最終的に触媒中に形成さ
れる細孔が性能向上に寄与することを期待しているもの
と考えられる。例えば、特開平4−367737号明細
書中には、P、Mo、V及びZ(ここで、ZはK、R
b、Cs及びTlからなる群より選ばれた少なくとも一
種の元素)を必須成分とする触媒に関して、高分子有機
化合物を添加して成型し、熱処理する調製法が開示され
ている。しかし、実施例をみると有機化合物添加による
効果が小さく、満足できる結果が得られていない。同明
細書中にはこの調製法によって10〜1000nm程度
という広い範囲にわたる細孔が増大するとの記載があ
り、性能向上に寄与する大きさの細孔のみではなく、逆
に触媒性能の低下に関与するような大きさの細孔も増大
していることが考えられる。また、特開平6−374号
明細書中には、触媒成分に活性炭粉末を添加して賦型
し、熱処理する調製法が開示されている。しかしなが
ら、実施例をみると添加の有無による性能の違いはほと
んどなく、効果が現れているとは言い難い。このよう
に、本発明に関わる反応系に用いられる触媒に関して、
触媒の製造工程の改良や添加物による性能の向上が従来
から試みられてきたが、工業的に実施するのに十分満足
できる結果は得られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、触媒
の性能、特にメタクリル酸選択率に優れた触媒を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、メタクロ
レインを分子状酸素を用いて気相接触酸化してメタクリ
ル酸を製造する際に用いられる触媒、特にMo、V、
P、S及びY(ここで、YはK、Rb、Cs及びTlよ
りなる群から選ばれた一種以上の元素)を必須成分とす
る触媒粉体を用いて製造する触媒について、その物性、
特に細孔構造の制御によって優れた性能を有する触媒に
ついて鋭意検討を進めた結果、触媒性能の再現性に優
れ、メタクリル酸選択率や触媒強度が向上した触媒の製
造法を見いだし、本発明の方法を完成させるに至った。
【0007】即ち、本発明は、一般式 Moabcdef(NH4)gh (式中、XはSb、Si、Cu、Co、Bi及びAsよ
りなる群から選ばれた一種以上の元素であり、YはK、
Rb、Cs及びTlよりなる群から選ばれた一種以上の
元素であり、a、b、c、d、e、f及びgは各元素の
原子比率を表し、a=12としたときに、b=0.1〜
2、c=1〜3、d=0.01〜1、e=0.01〜
3、f=0.1〜3、f+g=2〜6であり、hは前記
各成分の原子価を満足するに必要な酸素の原子数であ
る。)で表される組成物からなる触媒粉体と、精製デン
プン粒子を混合し、該混合物を成型または造粒し、焼成
することによって、細孔直径200nm未満の細孔の細
孔容積を、0.030ml/g未満、かつ細孔直径20
μm以下の範囲の全細孔容積を30%以下に制御した、
メタクロレインを分子状酸素を用いて気相接触酸化して
メタクリル酸を製造するための触媒強度に優れた触媒の
製造方法である。また、本発明は、上記の製造方法によ
り製造した触媒の存在下に、メタクロレインを分子状酸
素を用いて気相接触酸化するメタクリル酸の製造方法で
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明では、一般式 Moabcdef(NH4)gh (式中、XはSb、Si、Cu、Co、Bi及びAsよ
りなる群から選ばれた一種以上の元素であり、YはK、
Rb、Cs及びTlよりなる群から選ばれた一種以上の
元素であり、a、b、c、d、e、f及びgは各元素の
原子比率を表し、a=12としたときに、b=0.1〜
2、c=1〜3、d=0.01〜1、e=0.01〜
3、f=0.1〜3、f+g=2〜6であり、hは前記
各成分の原子価を満足するに必要な酸素の原子数であ
る。)で表される組成物からなる触媒粉体と、精製デン
プン粒子を混合し、該混合物を成型または造粒し、焼成
することによって、触媒性能の向上に望ましい大きさの
細孔のみを触媒内に大量に発現させることにより、再現
性良くメタクリル酸選択率を高めることができる。精製
デンプン粒子を混合せずに同様の調製を行った場合、望
ましい大きさの細孔を再現性良く大量に発現させること
は難しく、必ずしも優れた触媒性能を得ることができな
い。さらに、本発明による触媒は、均一な大きさの細孔
が触媒内に偏りなく分散しているため、局部的に強度が
低い部分がなく、高い触媒強度を得ることができる。
【0009】精製デンプン粒子は、一般にその粒径が非
常に揃っており、またその形は球状または卵型であると
いう特徴を有している。このことは、触媒性能の向上に
望ましい大きさの細孔のみが触媒内に大量に発現し、ま
た、均一な大きさの細孔が偏りなく分散して、その結果
高い性能を有する触媒強度に優れた触媒を製造するため
に、特に重要である。粒子の大きさに広い分布のある、
いわゆる多分散である粒子をかわりに用いた場合には、
望ましくない大きさの細孔までもが発現してしまい性能
向上の効果が現れないうえ、触媒強度が著しく低くなっ
てしまう。
【0010】精製デンプン粒子の平均粒径は、0.2〜
100μmの範囲にあることが、好ましい。平均粒径が
0.2μm未満では、性能低下の原因となる200nm
以下の細孔量が多くなり、好ましい結果を与えない。ま
た、平均粒径が大きくなると触媒強度が低下する傾向が
あり、平均粒径が100μmより大きい場合、触媒強度
が実用的ではなくなるので避けたほうがよい。
【0011】精製デンプン粒子の触媒粉体に対する割合
は、3〜40重量%であることが好ましい。この割合が
触媒粉体に対して3重量%に満たないと、添加によって
発現する細孔の量が少なく、触媒性能の向上効果が十分
に発揮されない。また、割合が40重量%を越えると、
触媒粉体量が少ないために触媒活性が工業的に実施する
には不十分となると同時に触媒強度が低下し、実用的で
ない。
【0012】精製デンプン粒子は、コーンスターチ、馬
鈴薯、甘藷、コムギ、コメ、タピオカ、サゴ及びトウモ
ロコシからなる群から選ばれたいずれかのデンプン結晶
からなるものから選ぶことができ、いずれの場合におい
ても同様の好ましい結果を与える。これら精製デンプン
粒子は、市販品が容易に入手できる。
【0013】本発明の方法で使用する触媒粉体は、この
分野で通常用いられる方法、例えば、次のような方法で
調製することができる。三酸化モリブデン、五酸化バナ
ジウム及び酸化銅を、硫酸と燐酸の混合水溶液に加え、
還流下加熱溶解した均一溶液にK、Rb、Cs及びTl
よりなる群から選ばれる少なくとも一種の元素の塩、例
えば水酸化物とアンモニアの混合水溶液を加えることに
より合成した触媒前駆体スラリーを、100〜250℃
で乾燥して触媒粉体を得ることができる。
【0014】この触媒粉体と精製デンプン粒子の混合
は、例えば、触媒粉体と精製デンプン粒子の粉体を混合
することで容易に行うことができる。また、混合前の触
媒粉体または触媒粉体と精製デンプン粒子の混合粉をシ
リカ、アルミナ、アルミナシリカ、カーボンまたはシリ
コンカーバイドなどの不活性物質粉体で希釈するか、ま
たはこれら不活性物質に担持することもできる。さらに
必要により、混合前の触媒粉体または触媒粉体と精製デ
ンプン粒子の混合粉に、ガラス繊維、セラミックス繊
維、炭素繊維またはウィスカーなどを強度向上材として
添加してもよい。
【0015】触媒粉体と精製デンプン粒子の混合粉を成
型または造粒する際に用いる装置と方法には特に制限が
なく、従来から知られている装置と方法を用いることが
でき、例えば、打錠成型、押し出し成型、攪拌造粒、パ
ン造粒、転動造粒または流動造粒などに通常用いられる
装置と方法を用いることができる。必要によりシリカゲ
ル、アルミナ粉末またはケイソウ土などを成型あるいは
造粒の際の助剤として用いることができる。成型または
造粒によって製造される触媒は、単に該混合粉を成型ま
たは造粒したものに限られず、成型担体に該混合粉を被
覆した担持触媒であってもよい。また、触媒の形状につ
いても特に制限はなく、従来から知られている球、タブ
レット、リング、スポークリング、コンベックスまたは
コンベックスリングなどを用いることができる。
【0016】触媒の焼成の方法や条件は特に制限はな
い。触媒活性成分の分解や消失がなく、精製デンプン粒
子が焼失すれば良く、例えば、150〜450℃、空気
気流中、1〜48時間の条件で行うことができる。
【0017】本発明はまた前記製造方法により製造した
触媒の存在下に、メタクロレインを分子状酸素を用いて
気相接触酸化するメタクリル酸の製造方法にも係わる。
本発明による気相接触酸化反応は原料ガスとして1〜1
0容量%のメタクロレイン、3〜20容量%の分子状酸
素及び70〜90容量%の希釈ガスからなる混合ガスを
用い、該ガスを前記した触媒上に250〜450℃の温
度範囲及び常圧〜10気圧の圧力下、空間速度300〜
5000/hrで導入することで実施される。分子状酸
素としては通常空気が使用されるが、純酸素を使用して
も良い。希釈ガスとしては、窒素、炭酸ガスなどの不活
性ガスが使用される。また、反応ガスに含まれる非凝縮
性のガスの一部を循環して使用しても良い。希釈ガスと
して水蒸気を併せて使用することが、活性、メタクリル
酸選択率を高める上で、好ましい。その場合、原料ガス
中の水蒸気は通常60容量%まで添加される。しかし、
本発明の触媒を上記以外の方法でメタクリル酸の製造に
用いても本発明は実施できる。
【0018】
【実施例】実施例によって本発明をさらに詳細に説明す
る。なお、本発明は実施例に限定されるものではない。
転化率及びメタクリル酸選択率は次の通り定義される。
【0019】
【数1】転化率(%)=100×(反応したメタクロレ
インのモル数)/(供給したメタクロレインのモル数)
【0020】
【数2】メタクリル酸選択率(%)=100×(生成し
たメタクリル酸のモル数)/(反応したメタクロレイン
のモル数)
【0021】また、触媒強度は次の落下欠損率及び摩損
率で定義される。4mの高さから落下させた触媒50g
のうち、目開き2mmの篩上に残った重量をAgとした
とき、
【0022】
【数3】 落下欠損率(%)=100×(50−A)/50
【0023】また、触媒20gを目開き1mmの篩上で
60分間ロータップ振とうし、篩上に残った重量をBg
としたとき、
【0024】
【数4】摩損率(%)=100×(20−B)/20
【0025】実施例1 水6000mlを加熱攪拌しつつ、85%燐酸80.1
g、三酸化モリブデン1000g、五酸化バナジウム6
3g、酸化銅9.7g及び95%硫酸6.5gを加え7
時間加熱還流し、均一な溶液を得た。これを第一の原料
溶液とした。水420mlに28%アンモニア水135
gと水酸化セシウム47.3gを混ぜ第二の原料溶液と
した。第一の原料溶液を15℃に保ち攪拌しながら、第
二の原料溶液を滴下し、得られたスラリーを噴霧乾燥し
て、酸素を除く組成(原子比)がMo121.21.2
0.1Cu0.2Cs0.5(NH43.8である触媒粉体を得
た。この触媒粉体に、平均粒径2.3μmの精製コムギ
デンプン粒子を触媒粉体に対して10重量%添加し、さ
らにセラミックス繊維を触媒粉体に対して8重量%添加
し、これを10リットルの容器中に入れ10分間振とう
させ、混合粉を得た。混合粉と同重量の直径3mmφの
球状アルミナシリカ担体を回転しているドラム内に流動
させ、ドラム壁温を95〜100℃に加温しながら、担
体上に上記で得た混合粉を、水をスプレーで噴霧しなが
ら徐々に投入し、担持触媒を得た。この触媒を360℃
で10時間空気中で焼成した。
【0026】この触媒の細孔分布を水銀ポロシメーター
で測定したところ、細孔直径200nm未満の細孔の細
孔容積は0.025ml/gであり、その容積の細孔直
径20μm以下の細孔による全細孔容積に対する割合は
21%であった。得られた触媒400mlを1インチの
鋼鉄製反応器に充填し、メタクロレイン3容量%、酸素
9容量%、水蒸気20容量%、窒素68容量%の原料ガ
ス組成、反応器バス温度290℃、空間速度800/h
r、反応器出口圧0.2Kgf/cm2の条件で反応を
行い、触媒の性能を評価した。結果を触媒強度とともに
表1に示す。
【0027】実施例2 実施例1の精製コムギデンプン粒子のかわりに、平均粒
径16μmの精製馬鈴薯デンプン粒子を用いたこと以外
は、実施例1と同様に触媒を調製した。この触媒の細孔
分布を水銀ポロシメーターで測定したところ、細孔直径
200nm未満の細孔の細孔容積は0.027ml/g
であり、全細孔容積の22%であった。この触媒の強
度、性能評価結果を表1に示した。
【0028】比較例1 触媒性能に及ぼす精製デンプン粒子の影響を明らかにす
るため、精製コムギデンプン粒子を添加しなかった以外
は実施例1と同様にして触媒を調製した。即ち、アルミ
ナシリカ担体上に触媒粉体とセラミックス繊維のみの混
合粉を担持させた。この触媒の細孔分布を水銀ポロシメ
ーターで測定したところ、細孔直径200nm未満の細
孔の細孔容積は0.031ml/gであり、全細孔容積
の52%であった。この触媒の物性、性能評価結果を表
1に示した。
【0029】比較例2 実施例1の精製コムギデンプン粒子のかわりに、200
メッシュ パス(meshpass)のメチルセルロース粒子を
用いたこと以外は、実施例1と同様に触媒を調製した。
このメチルセルロース微粒子は、電子顕微鏡を用いて観
察したところ、0.2μm以下から20μm以上の非常
に幅広い範囲にわたって粒径が分布しており、形状も不
規則であった。調製した触媒の細孔分布を水銀ポロシメ
ーターで測定したところ、およそ10〜10000nm
の全測定領域にわたる範囲に不規則に細孔が存在してお
り、細孔の分布範囲が広かった。細孔直径200nm未
満の細孔の細孔容積は0.032ml/gであり、全細
孔容積の26%であった。この触媒の物性、性能評価結
果を表1に示した。
【0030】
【表1】 表1 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 強度 触媒性能 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 落下欠損率 摩損率 転化率 メタクリル酸 (%) (%) (%) 選択率(%) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例1 0.2 3.4 80.3 88.4 実施例2 1.0 2.3 78.7 86.1 比較例1 0.7 1.0 75.3 83.9 比較例2 2.6 26.9 80.3 84.0 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0031】
【発明の効果】本発明によって製造された触媒は、触媒
強度に優れているうえ、メタクロレインの分子状酸素を
用いた気相接触酸化によるメタクリル酸の製造におい
て、高いメタクリル酸選択率を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永山 時男 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 西村 徹 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 Moabcdef(NH4)gh (式中、XはSb、Si、Cu、Co、Bi及びAsよ
    りなる群から選ばれた一種以上の元素であり、YはK、
    Rb、Cs及びTlよりなる群から選ばれた一種以上の
    元素であり、a、b、c、d、e、f及びgは各元素の
    原子比率を表し、a=12としたときに、b=0.1〜
    2、c=1〜3、d=0.01〜1、e=0.01〜
    3、f=0.1〜3、f+g=2〜6であり、hは前記
    各成分の原子価を満足するに必要な酸素の原子数であ
    る。)で表される組成物からなる触媒粉体と、精製デン
    プン粒子を混合し、該混合物を成型または造粒し、焼成
    することによって、細孔直径200nm未満の細孔の細
    孔容積を、0.030ml/g未満、かつ細孔直径20
    μm以下の範囲の全細孔容積を30%以下に制御した、
    メタクロレインを分子状酸素を用いて気相接触酸化して
    メタクリル酸を製造するための触媒強度に優れた触媒の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 精製デンプン粒子の平均粒径が0.2〜
    100μmの範囲にあることを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 精製デンプン粒子の触媒粉体に対する割
    合が、3〜40重量%であることを特徴とする請求項1
    または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 精製デンプン粒子が、コーンスターチ、
    馬鈴薯、甘藷、コムギ、コメ、タピオカ、サゴ及びトウ
    モロコシからなる群から選ばれたいずれかのデンプン結
    晶からなるものであることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の方法
    により製造した触媒の存在下に、メタクロレインを分子
    状酸素を用いて気相接触酸化するメタクリル酸の製造方
    法。
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