JPH11227800A - 易開封性合掌貼り袋およびその製造用の原反シート - Google Patents

易開封性合掌貼り袋およびその製造用の原反シート

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JPH11227800A
JPH11227800A JP3469698A JP3469698A JPH11227800A JP H11227800 A JPH11227800 A JP H11227800A JP 3469698 A JP3469698 A JP 3469698A JP 3469698 A JP3469698 A JP 3469698A JP H11227800 A JPH11227800 A JP H11227800A
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bag
sheet
film layer
base film
band
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JP3469698A
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Tadashi Kinugawa
匡史 衣川
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MEIWA PACKS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 袋の背面に合掌シール帯が設けられた合掌貼
り袋であるにかかわらず、袋の一方のサイドから他方の
サイドに向けて容易に引き裂き開封することができる易
開封性合掌貼り袋を提供すること、およびそのような易
開封性合掌貼り袋を製造するための原反シートを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 シート(1) は、基材フィルム層(11)と熱
融着性樹脂層(12)とを含む多層フィルムからなる。袋の
巾が広いときには、基材フィルム層(11)は巾方向に引き
裂き可能な横配向フィルム層(11a) を含むことが好まし
い。袋の一方のサイドXの適当個所には、巾方向に引き
裂き可能な開裂用シール部(3) を設置する。シート(1)
を構成する各層のうちの少なくとも基材フィルム層(11)
には、合掌シール帯(2) のサイドY側の帯片(2y)の基部
側の領域から袋の背面のサイドY側の半面(By)に若干入
り込む領域にかけて、傷帯域(4) を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、袋の一方のサイド
から他方のサイドに向けて、合掌貼り部を乗り越えて容
易に引き裂き開封することのできる易開封性合掌貼り袋
に関するものである。また、そのような易開封性合掌貼
り袋を製造するための原反シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】合掌貼り袋にあっては、袋の背面に合掌
シール帯が形成される。この合掌貼り袋は、三方シール
袋よりもヒートシール帯域が少なくて済むこと、また両
サイドがシートの折り返しにより形成されているため嵩
の張る被包装物の包装に適していることなどの理由か
ら、極めて多種の商品の包装に汎用されている。
【0003】合掌貼り袋を用いて包装した包装体から被
包装物を取り出すときは、袋の背面に縦方向に合掌シー
ル帯が形成されており、袋の両サイドにはヒートシール
帯が存在しないので、袋のヘッダーあるいは底部に相当
する個所のヒートシール帯にV字形またはU字形のノッ
チを付して、そこから袋の縦方向に引き裂き開封するこ
とがなされる。
【0004】このような縦方向の引き裂き方式のほか、
合掌構造のヒートシール帯にノッチを付して、そこから
袋を横方向に引き裂く方式もある。たとえば、市販の使
い捨てカメラ(レンズ付きフイルム)用の横ピロー包装
体にあっては、合掌構造のヒートシール帯に一線式また
は二線式のノッチを付している。
【0005】主として使い捨てカメラ用の横ピロー包装
用の袋に関し、本出願人の出願にかかる特開平9−48
471号公報には、端辺にヒートシール帯が設けられた
袋であって、該袋を構成する包材が横一軸延伸フィルム
層を有し、さらに前記ヒートシール帯にノッチが設けら
れた構造を有する易開封性袋が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】合掌貼り袋において、
袋のヘッダーあるいは底部のヒートシール帯にノッチを
付して、そこから袋の縦方向に引き裂き開封すること
は、被包装物によっては好ましくない場合があり、また
開封後も被包装物の残部を残しておきたいときには、開
封口の仮シールに窮することになる。
【0007】合掌構造のヒートシール帯に一線式または
二線式のノッチを付する方式の場合には、ノッチに沿っ
て包材を引き裂いていくことになるが、引き裂き線が合
掌構造のヒートシール帯の基部(内部線)にまで至った
ときに引き裂きがとまるので、その引き裂きがとまった
時点で強いひねり力を加えて、引き裂き線を前進方向に
走らせると共に後方側をヒートシール帯の内側線に沿っ
て裂くようにし、ついで胴部を一周して袋を破るように
する。これにより袋は二分される。しかしながら、引き
裂き線がヒートシール帯の内部線にまで至ってから強い
ひねり力を加えて引き裂き線を前進方向に走らせるとき
には、引き裂き線が真直に走らないのが通常である上、
上記のひねり操作はたとえ注意書に記載してあっても看
過しやすいため、顧客が開封を円滑に行うことができな
いことがある。
【0008】この点、特開平9−48471号公報の易
開封性袋は、袋を構成する包材を横一軸延伸フィルム層
を有するようにしているため、これをたとえば背面に合
掌ヒートシール帯を有する横ピロー包装袋としても、合
掌構造のヒートシール帯に設けたノッチから引き裂きを
開始し、ついで袋を一周して包材を比較的容易に引き裂
いていくことができる。しかしながら、この方式も、合
掌貼り部から開封をはじめていくことは顧客にとっては
なじみにくいこと、開封には袋を一周する操作をしなけ
ればならないこと、袋のヘッダーあるいは底部近くから
開封することが一般にはできず、開封後に仮シールして
被包装物の残部を残しておくような使い方をしにくいこ
となどの制約ないし問題点がある。
【0009】本発明は、このような背景下において、袋
の背面に合掌シール帯が設けられた合掌貼り袋であるに
かかわらず、袋の一方のサイドから他方のサイドに向け
て容易に引き裂き開封することができ、また袋のヘッダ
ーあるいは底部近くから開封するようにすることもでき
るので、開封後に仮シールして被包装物の残部を残して
おくような使い方をすることにも配慮を払ってある易開
封性合掌貼り袋を提供すること、およびそのような易開
封性合掌貼り袋を製造するための原反シートを提供する
ことを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の易開封性合掌貼
り袋は、シート(1) で作製された袋の背面に合掌シール
帯(2) が設けられた袋において、その合掌シール帯(2)
の走行方向と平行な両サイドのうちの一方をサイドX、
他方をサイドYとし、袋を構成するシート(1)のうち袋
の表面側になるシート面をA面、背面側になるシート面
をB面とし、袋のB面のうちサイドX側の半面をX側半
面(Bx)、サイドY側の半面をY側半面(By)とし、また合
掌シール帯(2) を構成するシート帯片のうちサイドX側
のシート帯片をX側帯片(2x)、サイドY側のシート帯片
をY側帯片(2y)とするとき、シート(1) が、基材フィル
ム層(11)と熱融着性樹脂層(12)とを含む多層フィルムか
らなること、袋のサイドXの適当個所には、合掌シール
帯(2) の走行方向とは直角方向に引き裂き可能な開裂用
シール部(3) を設置してあること、およびシート(1) を
構成する各層のうちの少なくとも基材フィルム層(11)に
は、合掌シール帯(2) のY側帯片(2y)の基部側の領域か
ら袋のB面のY側半面(By)に若干入り込む領域にかけ
て、傷帯域(4) を設置してあること、を特徴とするもの
である。
【0011】本発明の易開封性合掌貼り袋の製造用の原
反シートは、袋の背面に合掌シール帯(2) が設けられた
合掌貼りの袋を作製するためのシート(1) であって、シ
ート(1) が、基材フィルム層(11)と熱融着性樹脂層(12)
とを含む多層フィルムからなること、シート(1) を構成
する各層のうちの少なくとも基材フィルム層(11)には、
合掌シール帯(2) を構成するシート帯片のうちの一方の
帯片の基部側の領域から袋の背面のうちその一方の帯片
に連なる半面に若干入り込む領域にかけて、傷帯域(4)
を設置してあること、を特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。
【0013】《定義》本発明は、シート(1) で作製され
た袋の背面に合掌シール帯(2) が設けられた合掌貼り
袋、およびその袋を製造するための原反シートにかかる
ものである。
【0014】まず表現および理解を容易にするため、次
に述べるようないくつかの符号を用いることにする。 ・ 合掌シール帯(2) の走行方向と平行な両サイドのう
ち、一方をサイドX、他方をサイドYとする。 ・ 袋を構成するシート(1) のうち、袋の表面側になる
シート面をA面、背面側になるシート面をB面とする。 ・ 袋のB面のうち、サイドX側の半面をX側半面(B
x)、サイドY側の半面をY側半面(By)とする。 ・ 合掌シール帯(2) を構成するシート帯片のうち、サ
イドX側のシート帯片をX側帯片(2x)、サイドY側のシ
ート帯片をY側帯片(2y)とする。
【0015】《易開封性合掌貼り袋》 〈シート(1) 〉本発明においては、シート(1) として、
基材フィルム層(11)と熱融着性樹脂層(12)とを含む多層
フィルムからなるものを用いる。
【0016】袋のサイドX−Y間の巾がたとえば5cm程
度以上と広いときには、基材フィルム層(11)は、袋とし
たときに合掌シール帯(2) の走行方向とは直角方向に引
き裂き可能な横配向フィルム層(11a) を含むことが特に
好ましい。このときには、基材フィルム層(11)は、横配
向フィルム層(11a) 単独で構成されていてもよく、横配
向フィルム層(11a) と他の基材フィルム層(11b) との双
方で構成されていてもよい。
【0017】横配向フィルム層(11a) としては、長尺の
フィルムを長さ方向に延伸した後、溶融樹脂をエクスト
ルージョンコートしてから、巾方向に延伸したものが好
適に用いられる。このようにして製造したフィルムは、
通常「横裂きフィルム」と呼ばれるが、長さ方向には二
軸延伸、巾方向には一軸延伸されているので、必要な強
度を有しながら巾方向に裂くことができる。横配向フィ
ルム層(11a) としては、そのほか、長尺のフィルムを巾
方向に一軸に延伸したフィルム、二軸延伸に際し巾方向
の延伸率を高めたフィルムなどを用いることができる。
【0018】横配向フィルム層(11a) の材質は、ポリプ
ロピレン、高密度ポリエチレン、ポリエステル、ポリア
ミド、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニルをはじめとす
る種々の樹脂があげられるが、コスト、耐湿性、焼却性
などを総合考慮すると、ポリプロピレンが最適である。
【0019】他の基材フィルム層(11b) としては、二軸
延伸ポリエステルフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフ
ィルム層、無延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ポ
リアミドフィルム、無延伸ポリアミドフィルムなどがあ
げられる。
【0020】袋のサイドX−Y間の巾がたとえば5cm程
度以下と狭いときには、基材フィルム層(11)は、上述の
他の基材フィルム層(11b) のみで構成されていてもよい
(上述の横配向フィルム層(11a) を含んでいても差し支
えないが)。
【0021】一方、熱融着性樹脂層(12)としては、低密
度ポリエチレン層、リニア低密度ポリエチレン層、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体層、エチレン−アクリレート
共重合体層、ポリプロピレン層などがあげられ、特に低
密度ポリエチレン層が重要である。
【0022】シート(1) は、上記の基材フィルム層(11)
および熱融着性樹脂層(12)のほか、蒸着層、金属箔、印
刷層などの付加層や、各層間の接着を図ったり各層間の
密着性を向上させる接着剤層やアンカーコート層を含ん
でいてもよい。蒸着層の一例はアルミニウム蒸着層であ
り、金属箔の一例はアルミニウム箔である。
【0023】〈開裂用シール部(3) 、開裂手段〉また本
発明においては、袋のサイドXの適当個所には、合掌シ
ール帯(2) の走行方向とは直角方向に引き裂き可能な開
裂用シール部(3) を設置する。開裂用シール部(3) の設
置位置は、サイドXのいずれの位置であってもよいが、
通常は袋のヘッダーあるいは底部近くに設ける。この開
裂用シール部(3) は、底部シールまたは開口部のシール
時に、L字形のシールバーを用いて同時に形成するのが
実際的であり、またそのようにすると、袋の引き裂き部
が袋の上端近くまたは底部近くになるので、開封後に仮
シールして被包装物の残部を残しておくような使い方を
するときに便利である。
【0024】開裂用シール部(3) を引き裂き可能にする
開裂手段の第1の例は、Iノッチ、Vノッチ、Uノッチ
などのノッチ(5) である。開裂手段の第2の例は、回転
刃による刃傷、ピンによる刺し傷、レーザー光による溶
融傷などであり、これらの傷は点列状や散点状に設ける
のが通常であり、またこれらの傷はシール部を貫通する
傷であっても物理的強度を弱めるような非貫通の傷であ
ってもよい。
【0025】〈傷帯域(4) 〉さらに本発明においては、
シート(1) を構成する各層のうちの少なくとも基材フィ
ルム層(11)に(基材フィルム層(11)が複数層あるときは
そのうちの少なくとも1層に)、合掌シール帯(2) のY
側帯片(2y)の基部側の領域から袋のB面のY側半面(By)
に若干入り込む領域にかけて、傷帯域(4) を設置する。
【0026】この傷帯域(4) とは、先に開裂用シール部
(3) の個所で述べた第2の開裂手段、すなわち、回転刃
による刃傷、ピンによる刺し傷、レーザー光による溶融
傷などにより設けた傷を付した帯域である。これらの傷
は点列状や散点状に設けるのが通常であり、またこれら
の傷はシール部を貫通する傷であっても物理的強度を弱
めるような非貫通の傷であってもよい。
【0027】傷帯域(4) は、シート(1) を構成する各層
のうちの少なくとも基材フィルム層(11)に設ければよ
い。この場合、基材フィルム層(11)が複数層あるとき
は、そのうちの少なくとも1層に傷帯域(4) を設ければ
よい。たとえば横配向フィルム層(11a) と共に他の基材
フィルム層(11b) を有するときは、そのいずれかまたは
双方に傷帯域(4) を設ければよい。高度の密封性が要求
される用途に用いるときは、熱融着性樹脂層(12)には傷
帯域(4) を設けない方が好ましい。
【0028】《原反シート》上記の易開封性合掌貼り袋
を製造するための原反シートは、すでに述べたシート
(1) でできている。
【0029】すなわち、このシート(1) は、基材フィル
ム層(11)と熱融着性樹脂層(12)とを含む多層フィルムか
らなる。このうち基材フィルム層(11)は、先にも述べた
ように、横配向フィルム層(11a) 単独、または横配向フ
ィルム層(11a) と他の基材フィルム層(11b) との双方、
あるいは他の基材フィルム層(11b) で構成される。
【0030】このシート(1) を構成する各層のうちの少
なくとも基材フィルム層(11)には、合掌シール帯(2) を
構成するシート帯片のうちの一方の帯片の基部側の領域
から袋の背面のうちその一方の帯片に連なる半面に若干
入り込む領域にかけて、傷帯域(4) を設置してある。
【0031】《包装体》上記のシート(1) からなる原反
シートの両耳端側を重ね合わせてヒートシールすれば、
合掌シール帯(2) が形成されるので、その合掌シール帯
(2) が袋の背面に来るようにしてから、底部シール部お
よび開裂用シール部(3) の形成と裁断を行って個々の袋
とし、開口部から被包装物を収容してその開口部のヒー
トシールを行えば、包装体を得ることができる。
【0032】包装体の開封は、袋のサイドXに設けてあ
る開裂用シール部(3) から袋のサイドYに向けて引き裂
いていくだけでよい。引き裂き線は、合掌シール帯(2)
を乗り越えて反対側のサイドYまで進む。
【0033】《作用》本発明の易開封性合掌貼り袋にあ
っては、袋のサイドXに設置してある開裂用シール部
(3) から引き裂きを開始すると、引き裂き線がシート
(1) が目的方向に伝播する。特に基材フィルム層(11)が
横配向フィルム層(11a) を含んでいるときは、サイドX
−Y間の巾が広くても引き裂き線が目的方向に円滑に伝
播する。そして引き裂き線は途中合掌シール帯(2) にさ
しかかるが、シート(1) を構成する各層のうちの少なく
とも基材フィルム層(11)には、合掌シール帯(2) のY側
帯片(2y)の基部側の領域から袋のB面のY側半面(By)に
若干入り込む領域にかけて、傷帯域(4) を設置してある
ので、その引き裂き線は容易にその合掌シール帯(2)を
乗り越えて反対側のサイドYまで進んでいく。
【0034】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。
【0035】実施例1 図1は本発明の易開封性合掌貼り袋の一例を示した背面
図である。図2は図1の袋の部分斜視図であり、(イ)
は合掌シール帯(2) をY側半面(By)側に倒したとき、
(ロ)は合掌シール帯(2) をX側半面(Bx)側に倒したと
きを示してある。図3はシート(1) の切断端面図であ
り、層厚は誇張して描いてある。
【0036】基材フィルム層(11)のうちの横配向フィル
ム層(11a) として、ポリプロピレンフィルムでできた厚
み25μm の長尺の横裂きフィルムを準備した。
【0037】他の基材フィルム層(11b) としての厚み1
2μm の長尺の二軸延伸ポリエステルフィルムの片面
に、アンカーコート層(図3には図示せず)を介してア
ルミニウムを真空蒸着することにより、厚み400オン
グストロームの蒸着層(VM)を形成し、アルミニウム蒸着
ポリエステルフィルムを得た。
【0038】上述の横配向フィルム層(11a) と、蒸着層
(VM)付きの他の基材フィルム層(11b) とを、蒸着層(VM)
が横配向フィルム層(11a) 側となるようにして、厚み2
μmのイソシアネート系接着剤層(DL)を介してドライラ
ミネーションした。
【0039】これにより、(11a)/(DL)/(VM)/(11b) の層
構成を有する長尺の第1フィルムが得られたので、この
第1フィルムをロールから繰り出しながら、その一方の
耳端側から7〜11mm離れた4mm巾の領域に、6枚の回
転刃をスペーサーを介して重ね合わせた刃傷付与装置の
刃を押しつけて、第1フィルムの長さ方向に傷帯域(4)
を形成していった。なお、回転刃の受けには受けロール
を用い、刃傷は第1フィルムを貫通するようにした。
【0040】このようにして傷帯域(4) を形成した第1
フィルムの他の基材フィルム層(11b) の側の面に厚み約
0.1μm のイソシアネート系アンカーコート層(AC)を形
成し、その上から低密度ポリエチレンをエクストルージ
ョンコートして、厚み30μm の熱融着性樹脂層(12)を
形成させた。
【0041】これにより、(11a)/(DL)/(VM)/(11b)/(AC)
/(12) の層構成を有する図3のシート(1) が得られたの
で、このシート(1) の両耳端側を合掌するように重ね合
わせてヒートシールすることにより、巾10mmの合掌シ
ール帯(2) を形成させた。ついで、その合掌シール帯
(2) が袋の背面の中央に来るようにしてから、L字形の
カットシールバーを用いて底部シール部(6) および開裂
用シール部(3) の形成を同時に行うと共に、形成した開
裂用シール部(3) のサイドX側にノッチ(5) の一例とし
てのIノッチを付し、さらには底部シール部(6) のすぐ
下で巾方向に裁断を行って、図1に示した個々の袋とし
た。
【0042】このようにして得た合掌貼り袋にあって
は、図1のように袋のサイドXの底部シール部(6) の直
上には、合掌シール帯(2) の走行方向とは直角方向に引
き裂き可能な開裂用シール部(3) が設置されており、ま
た図2の(ロ)のように、合掌シール帯(2) のY側帯片
(2y)の基部側の領域から袋のB面のY側半面(By)に若干
入り込む領域にかけて、シート(1) の第1フィルムの部
分に傷帯域(4) が設置されている。
【0043】この袋の開口部から被包装物を収容してそ
の開口部のヒートシールを行い、包装体を得た。
【0044】この包装体の開裂用シール部(3) のノッチ
(5) から袋の巾方向に引き裂きを開始すると、引き裂き
線が巾方向に円滑に伝播し、途中合掌シール帯(2) にさ
しかかったときにも、引き裂き線は容易にその合掌シー
ル帯(2) を乗り越えて反対側のサイドYまで進んだ。
【0045】実施例2 図4はシート(1) の切断端面図であり、層厚は誇張して
描いてある。
【0046】実施例1においては(11a)/(DL)/(VM)/(11
b)/(AC)/(12) の層構成を有するシート(1) を用いた
が、この実施例2においては、(DL)/(VM)/(11b) の層を
省略して(11a)/(AC)/(12) の層構成とすると共に、傷帯
域(4) を横配向フィルム層(11a)のみに付したほかは実
施例1を繰り返した。この場合も、実施例1と同様に円
滑に開封を行うことができた。
【0047】
【発明の効果】本発明においては、袋の背面に合掌シー
ル帯が設けられた合掌貼り袋であるにかかわらず、袋の
一方のサイドから他方のサイドに向けて容易に引き裂き
開封することができる。また袋のヘッダーあるいは底部
近くから開封するようにすることができるので、開封後
に開封口を仮シールして被包装物の残部を残しておくよ
うな使い方をすることにも配慮が払われている。よって
本発明は、実用的意義が極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の易開封性合掌貼り袋の一例を示した背
面図である。
【図2】図1の袋の部分斜視図であり、(イ)は合掌シ
ール帯(2) をY側半面(By)側に倒したとき、(ロ)は合
掌シール帯(2) をX側半面(Bx)側に倒したときを示して
ある。
【図3】シート(1) の切断端面図である。
【図4】シート(1) の切断端面図である。
【符号の説明】
X,Y…サイド、A…袋の表面側、B…袋の背面側、(B
x)…X側半面、(By)…Y側半面、(1) …シート、(11)…
基材フィルム層、(11a) …横配向フィルム層、(11b) …
他の基材フィルム層、(12)…熱融着性樹脂層、(VM)…蒸
着層、(DL)…接着剤層、(AC)…アンカーコート層、(2)
…合掌シール帯、(2x)…X側帯片、(2y)…Y側帯片、
(3) …開裂用シール部、(4) …傷帯域、(5) …ノッチ、
(6) …底部シール部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート(1) で作製された袋の背面に合掌シ
    ール帯(2) が設けられた袋において、その合掌シール帯
    (2) の走行方向と平行な両サイドのうちの一方をサイド
    X、他方をサイドYとし、袋を構成するシート(1) のう
    ち袋の表面側になるシート面をA面、背面側になるシー
    ト面をB面とし、袋のB面のうちサイドX側の半面をX
    側半面(Bx)、サイドY側の半面をY側半面(By)とし、ま
    た合掌シール帯(2) を構成するシート帯片のうちサイド
    X側のシート帯片をX側帯片(2x)、サイドY側のシート
    帯片をY側帯片(2y)とするとき、 シート(1) が、基材フィルム層(11)と熱融着性樹脂層(1
    2)とを含む多層フィルムからなること、 袋のサイドXの適当個所には、合掌シール帯(2) の走行
    方向とは直角方向に引き裂き可能な開裂用シール部(3)
    を設置してあること、およびシート(1) を構成する各層
    のうちの少なくとも基材フィルム層(11)には、合掌シー
    ル帯(2) のY側帯片(2y)の基部側の領域から袋のB面の
    Y側半面(By)に若干入り込む領域にかけて、傷帯域(4)
    を設置してあること、を特徴とする易開封性合掌貼り
    袋。
  2. 【請求項2】シート(1) の基材フィルム層(11)が、袋と
    したときに合掌シール帯(2) の走行方向とは直角方向に
    引き裂き可能な横配向フィルム層(11a) を含むことを特
    徴とする請求項1記載の易開封性合掌貼り袋。
  3. 【請求項3】袋の背面に合掌シール帯(2) が設けられた
    合掌貼りの袋を作製するためのシート(1) であって、 シート(1) が、基材フィルム層(11)と熱融着性樹脂層(1
    2)とを含む多層フィルムからなること、 シート(1) を構成する各層のうちの少なくとも基材フィ
    ルム層(11)には、合掌シール帯(2) を構成するシート帯
    片のうちの一方の帯片の基部側の領域から袋の背面のう
    ちその一方の帯片に連なる半面に若干入り込む領域にか
    けて、傷帯域(4) を設置してあること、を特徴とする易
    開封性合掌貼り袋の製造用の原反シート。
  4. 【請求項4】シート(1) の基材フィルム層(11)が、袋と
    したときに合掌シール帯(2) の走行方向とは直角方向に
    引き裂き可能な横配向フィルム層(11a) を含むことを特
    徴とする請求項3記載の原反シート。
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