JPH11228256A - 塗装セメント板 - Google Patents
塗装セメント板Info
- Publication number
- JPH11228256A JPH11228256A JP10157643A JP15764398A JPH11228256A JP H11228256 A JPH11228256 A JP H11228256A JP 10157643 A JP10157643 A JP 10157643A JP 15764398 A JP15764398 A JP 15764398A JP H11228256 A JPH11228256 A JP H11228256A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- sealer
- synthetic resin
- cement board
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】外観品質及び耐候性を良好なものとしつつ、基
材の剥離を防止できる塗装セメント板を提供することを
課題としている。 【解決手段】細分化された木質材料12…を含む硬質木
片セメント板13の表面13aに、合成樹脂ラテックス
系シーラー14aを塗布して、剥離防止層14を形成す
ると共に、剥離防止層14の上から塗料15a及び16
aを塗布して形成する下塗り及び上塗り塗膜層15,1
6が設けられている。
材の剥離を防止できる塗装セメント板を提供することを
課題としている。 【解決手段】細分化された木質材料12…を含む硬質木
片セメント板13の表面13aに、合成樹脂ラテックス
系シーラー14aを塗布して、剥離防止層14を形成す
ると共に、剥離防止層14の上から塗料15a及び16
aを塗布して形成する下塗り及び上塗り塗膜層15,1
6が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に、建築物の
外壁等に用いられて、装飾性及び耐候性を兼ね備えた塗
装セメント板に関するものである。
外壁等に用いられて、装飾性及び耐候性を兼ね備えた塗
装セメント板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の塗装セメント板として
は、図3に示すように、硬質セメント板1等の窯業系基
材表面1aを風雨や光、熱による侵食から保護したり、
希望する色彩や光沢を与えて外観を装飾するために、塗
料2aを塗布し塗膜2を形成させるものが知られている
(特開平4−104868号公報等参照)。
は、図3に示すように、硬質セメント板1等の窯業系基
材表面1aを風雨や光、熱による侵食から保護したり、
希望する色彩や光沢を与えて外観を装飾するために、塗
料2aを塗布し塗膜2を形成させるものが知られている
(特開平4−104868号公報等参照)。
【0003】このようなものでは、機能性の異なる塗膜
を複層形成させている。一般的には、基材である硬質セ
メント板1に接する塗膜層を、基材表面1aへの付着性
を強化した性質の塗膜とすると共に、中間層は塗膜に肉
厚を与えて塗膜の平坦性を向上し耐水性を付与し、最上
層は色、光沢を与える装飾効果と日光、風雨、蒸気など
による侵食作用に耐える装飾層としている。更に、前記
硬質セメント板1には、裏面側に配設される鋼鉄製フレ
ーム3に螺着されるネジ4がネジ孔5内に挿入されてい
る。
を複層形成させている。一般的には、基材である硬質セ
メント板1に接する塗膜層を、基材表面1aへの付着性
を強化した性質の塗膜とすると共に、中間層は塗膜に肉
厚を与えて塗膜の平坦性を向上し耐水性を付与し、最上
層は色、光沢を与える装飾効果と日光、風雨、蒸気など
による侵食作用に耐える装飾層としている。更に、前記
硬質セメント板1には、裏面側に配設される鋼鉄製フレ
ーム3に螺着されるネジ4がネジ孔5内に挿入されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものでは、硬質セメント板1が、木粉を含ん
で構成される硬質木片セメント等、基材表面1aがやや
脆弱な窯業系基材に前記方法により塗膜を複層形成した
場合、硬質セメント板1と塗膜2との付着性は確かに向
上するが、基材に木粉が含まれている分、基材表面1a
が脆弱となるため、目地テープを剥離させる等の付着性
試験を実施すると、塗膜2だけではなく、硬質セメント
板1の基材表面1aそのものまでもが剥離してしまうと
いう問題があった。
うな従来のものでは、硬質セメント板1が、木粉を含ん
で構成される硬質木片セメント等、基材表面1aがやや
脆弱な窯業系基材に前記方法により塗膜を複層形成した
場合、硬質セメント板1と塗膜2との付着性は確かに向
上するが、基材に木粉が含まれている分、基材表面1a
が脆弱となるため、目地テープを剥離させる等の付着性
試験を実施すると、塗膜2だけではなく、硬質セメント
板1の基材表面1aそのものまでもが剥離してしまうと
いう問題があった。
【0005】そこで、本発明は、外観品質及び耐候性を
良好なものとしつつ、基材の剥離を防止できる塗装セメ
ント板を提供することを課題としている。
良好なものとしつつ、基材の剥離を防止できる塗装セメ
ント板を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本願発明の請求項1に記載されたものでは、硬質木片セ
メント板の表面に、合成樹脂ラテックス系シーラーを塗
布して、剥離防止層を形成すると共に、該剥離防止層の
上から塗料を塗布して形成する塗膜層が設けられている
塗装セメント板を特徴としている。
本願発明の請求項1に記載されたものでは、硬質木片セ
メント板の表面に、合成樹脂ラテックス系シーラーを塗
布して、剥離防止層を形成すると共に、該剥離防止層の
上から塗料を塗布して形成する塗膜層が設けられている
塗装セメント板を特徴としている。
【0007】このように構成された請求項1記載のもの
では、例えば、塗膜層の表面に貼設された目地シール材
等を、剥離させても、塗膜層が、剥離防止層の表面から
剥離するだけで、剥離防止層は、前記硬質木片セメント
板の表面に留まる。
では、例えば、塗膜層の表面に貼設された目地シール材
等を、剥離させても、塗膜層が、剥離防止層の表面から
剥離するだけで、剥離防止層は、前記硬質木片セメント
板の表面に留まる。
【0008】このため、細分化された木質材料を含む硬
質木片セメント板であっても、該硬質木片セメント板そ
のものが、剥離又は破壊される虞がない。
質木片セメント板であっても、該硬質木片セメント板そ
のものが、剥離又は破壊される虞がない。
【0009】従って、前記塗膜層によって外観品質及び
耐候性を良好なものとしつつ、該剥離防止層によって基
材の剥離が防止される。
耐候性を良好なものとしつつ、該剥離防止層によって基
材の剥離が防止される。
【0010】また、請求項2に記載されたものでは、前
記合成樹脂ラテックス系シーラーの粒子径が0.01〜
0.3μmである請求項1記載の塗装セメント板を特徴
としている。
記合成樹脂ラテックス系シーラーの粒子径が0.01〜
0.3μmである請求項1記載の塗装セメント板を特徴
としている。
【0011】このように構成された請求項2記載のもの
では、塗装セメント板の合成樹脂ラテックス系シーラー
の粒子径が0.01〜0.3μmであるので、緻密度
が、前記硬質木片セメント板の表面層と良好な親和性の
範囲となり、付着性が更に良好である。
では、塗装セメント板の合成樹脂ラテックス系シーラー
の粒子径が0.01〜0.3μmであるので、緻密度
が、前記硬質木片セメント板の表面層と良好な親和性の
範囲となり、付着性が更に良好である。
【0012】
【0013】
【実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の形態1
について、図面を参照しつつ説明する。
について、図面を参照しつつ説明する。
【0014】図1及び図2は、この発明の実施の形態1
を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な
ものについては、同一符号を付して説明する。
を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な
ものについては、同一符号を付して説明する。
【0015】まず、構成から説明すると、この実施の形
態1のものでは、図1に示すように、塗装セメント板1
1,11の裏面側11b,11bには、両部材11,1
1間に跨って鋼鉄製フレーム3が配設されている。
態1のものでは、図1に示すように、塗装セメント板1
1,11の裏面側11b,11bには、両部材11,1
1間に跨って鋼鉄製フレーム3が配設されている。
【0016】この塗装セメント板11は、主に、細分化
された木質材料12…を含む基材としてのセメント板1
3と、このセメント板13の表面13aに塗布される合
成樹脂ラテックス系シーラー14aによって形成される
剥離防止層14と、この剥離防止層14の表面14b上
から塗布されて塗料15a,16aによって形成される
下塗り塗膜層15及び上塗り塗膜層16とを有してい
る。
された木質材料12…を含む基材としてのセメント板1
3と、このセメント板13の表面13aに塗布される合
成樹脂ラテックス系シーラー14aによって形成される
剥離防止層14と、この剥離防止層14の表面14b上
から塗布されて塗料15a,16aによって形成される
下塗り塗膜層15及び上塗り塗膜層16とを有してい
る。
【0017】また、このうち、上塗り塗膜層16,16
の表面16b,16b突き合わせ部分16c,16cに
は、粘着層17aによって貼設される目地テープ17
が、両部材11,11間に、跨って設けられている。
の表面16b,16b突き合わせ部分16c,16cに
は、粘着層17aによって貼設される目地テープ17
が、両部材11,11間に、跨って設けられている。
【0018】セメント板13は、ここでは、ポルトラン
ドセメント50〜96重量部、アルミナセメント2〜2
5重量部、無水石膏と半水石膏とのいずれか一方又は両
方からなる石膏1.5〜15重量部、10重量部以下の
消石灰、及び有機カルボン酸のアルカリ金属塩0.2〜
2.0重量部を混合してなる混合物に、細分化された木
質材料12及び水を混練し、これを加熱プレスすること
によって製造されている。その有機カルボン酸はクエン
酸、りんご酸、グルコン酸、グルタール酸、又はグルコ
ール酸であることが好ましく、アルカリ金属塩はナトリ
ウム塩又はカリウム塩であることが好ましい。
ドセメント50〜96重量部、アルミナセメント2〜2
5重量部、無水石膏と半水石膏とのいずれか一方又は両
方からなる石膏1.5〜15重量部、10重量部以下の
消石灰、及び有機カルボン酸のアルカリ金属塩0.2〜
2.0重量部を混合してなる混合物に、細分化された木
質材料12及び水を混練し、これを加熱プレスすること
によって製造されている。その有機カルボン酸はクエン
酸、りんご酸、グルコン酸、グルタール酸、又はグルコ
ール酸であることが好ましく、アルカリ金属塩はナトリ
ウム塩又はカリウム塩であることが好ましい。
【0019】実施の形態1の合成樹脂ラテックス系シー
ラー14aとしては、ポリアクリル酸エステル、ポリメ
タクリル酸エステル等のアクリル系樹脂及びその共重合
体、アクリル−スチレン共重合体、アクリル−酢酸ビニ
ル共重合体、アクリル−塩化ビニル共重合体、アクリル
−エチレン共重合体、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル−塩
化ビニル共重合体、酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢
酸ビニル−スチレン共重合体等の酢酸ビニル系樹脂、ポ
リ塩化ビニル、塩化ビニル−アクリル共重合体、塩化ビ
ニル−エチレン共重合体、塩化ビニル−スチレン共重合
体等の塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン及びその
共重合体等の塩化ビニリデン系樹脂等が挙げられるが、
基材の緻密性、上層との付着性、基材から溶出する強ア
ルカリへの耐性の面からポリアクリル酸エステル、ポリ
メタクリル酸エステル等のアクリル系樹脂及びその共重
合体を用いることが好ましい。
ラー14aとしては、ポリアクリル酸エステル、ポリメ
タクリル酸エステル等のアクリル系樹脂及びその共重合
体、アクリル−スチレン共重合体、アクリル−酢酸ビニ
ル共重合体、アクリル−塩化ビニル共重合体、アクリル
−エチレン共重合体、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル−塩
化ビニル共重合体、酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢
酸ビニル−スチレン共重合体等の酢酸ビニル系樹脂、ポ
リ塩化ビニル、塩化ビニル−アクリル共重合体、塩化ビ
ニル−エチレン共重合体、塩化ビニル−スチレン共重合
体等の塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン及びその
共重合体等の塩化ビニリデン系樹脂等が挙げられるが、
基材の緻密性、上層との付着性、基材から溶出する強ア
ルカリへの耐性の面からポリアクリル酸エステル、ポリ
メタクリル酸エステル等のアクリル系樹脂及びその共重
合体を用いることが好ましい。
【0020】上記合成樹脂ラテックス系シーラー14a
の粒子径は0.01μm未満だと塗料粘度が増大し塗布
及び取り扱いが困難となり、0.3μm以上だとセメン
ト板13の表面13aへの含浸性が低下し、緻密性、基
材との密着性が低下するので0.01〜0.3μmが好
ましい。
の粒子径は0.01μm未満だと塗料粘度が増大し塗布
及び取り扱いが困難となり、0.3μm以上だとセメン
ト板13の表面13aへの含浸性が低下し、緻密性、基
材との密着性が低下するので0.01〜0.3μmが好
ましい。
【0021】また、前記合成樹脂ラテックス系シーラー
14aは合成樹脂成分が単独で用いられても、顔料及び
その他添加剤が含まれていても構わない。その他添加剤
としては、成膜助剤、可塑剤、増粘剤、変性剤、分散
剤、湿潤剤、消泡剤、防腐剤、防カビ剤、凍結防止剤、
防錆剤等が挙げられる。
14aは合成樹脂成分が単独で用いられても、顔料及び
その他添加剤が含まれていても構わない。その他添加剤
としては、成膜助剤、可塑剤、増粘剤、変性剤、分散
剤、湿潤剤、消泡剤、防腐剤、防カビ剤、凍結防止剤、
防錆剤等が挙げられる。
【0022】前記合成樹脂系ラテックスシーラー14a
をセメント板13の表面13aに塗布する方法として
は、エアスプレー、コールドスプレー、ホットスプレ
ー、エアレススプレー、エアゾルスプレー等の噴霧塗
装、ローラーコーター、タンブリング等の転がし塗り、
フローコート、シャワーコート等の流し塗り、静電塗
装、電着塗装、粉体塗装等の電気的特性を利用した塗
装、ディッピング、真空圧入塗り、しごき塗り、粉体溶
射塗装、刷毛塗り、へら塗り、タンポ塗り等が挙げられ
るが、凹凸のあるセメント基材へ均一な塗膜を形成させ
る塗布方法としては噴霧塗装、静電塗装、フローコー
ト、シャワーコートが好ましい。
をセメント板13の表面13aに塗布する方法として
は、エアスプレー、コールドスプレー、ホットスプレ
ー、エアレススプレー、エアゾルスプレー等の噴霧塗
装、ローラーコーター、タンブリング等の転がし塗り、
フローコート、シャワーコート等の流し塗り、静電塗
装、電着塗装、粉体塗装等の電気的特性を利用した塗
装、ディッピング、真空圧入塗り、しごき塗り、粉体溶
射塗装、刷毛塗り、へら塗り、タンポ塗り等が挙げられ
るが、凹凸のあるセメント基材へ均一な塗膜を形成させ
る塗布方法としては噴霧塗装、静電塗装、フローコー
ト、シャワーコートが好ましい。
【0023】合成樹脂系ラテックスシーラー14aの塗
布後塗膜の乾燥方法としては、塗布された被塗物を大気
中に自然に放置して乾燥する自然乾燥、塗布された被塗
物または被塗面を加熱して乾燥する焼き付け乾燥が挙げ
られ、焼き付け乾燥では加熱に熱風乾燥炉、赤外線乾燥
炉、ジェット乾燥炉、対流乾燥炉等が用いられる。
布後塗膜の乾燥方法としては、塗布された被塗物を大気
中に自然に放置して乾燥する自然乾燥、塗布された被塗
物または被塗面を加熱して乾燥する焼き付け乾燥が挙げ
られ、焼き付け乾燥では加熱に熱風乾燥炉、赤外線乾燥
炉、ジェット乾燥炉、対流乾燥炉等が用いられる。
【0024】前記下塗り塗料15aは、前記合成樹脂ラ
テックス系シーラー14と上塗り塗膜層16との間の中
間層である下塗り塗膜層15を形成するもので、その主
目的は塗膜に肉厚を与えて塗膜の平坦性をよくすること
と前記セメント板13への透水性を防止することであ
る。ここで、下塗り塗料15aと前記合成樹脂ラテック
ス系シーラー14aとの相違は、体質顔料の配合量によ
っても区別でき、体質顔料が少ないと、前記表面13a
への含浸量が増大して、剥離防止層14を形成できる。
体質顔料が多い場合には、通常の下塗り塗料15aと同
様に、前記表面13aへの含浸量が少なく、シーラー及
び剥離防止層を構成することが困難である。なお、着色
顔料の配合量の多少は、体質顔料の配合量のように前記
表面13aへの含浸量に対しての寄与は少ない。
テックス系シーラー14と上塗り塗膜層16との間の中
間層である下塗り塗膜層15を形成するもので、その主
目的は塗膜に肉厚を与えて塗膜の平坦性をよくすること
と前記セメント板13への透水性を防止することであ
る。ここで、下塗り塗料15aと前記合成樹脂ラテック
ス系シーラー14aとの相違は、体質顔料の配合量によ
っても区別でき、体質顔料が少ないと、前記表面13a
への含浸量が増大して、剥離防止層14を形成できる。
体質顔料が多い場合には、通常の下塗り塗料15aと同
様に、前記表面13aへの含浸量が少なく、シーラー及
び剥離防止層を構成することが困難である。なお、着色
顔料の配合量の多少は、体質顔料の配合量のように前記
表面13aへの含浸量に対しての寄与は少ない。
【0025】本実施の形態1で用いられる下塗り塗料1
5aは、乾性油塗料、天然樹脂塗料、合成樹脂塗料、セ
ルロース誘導体等が挙げられるが、均一で機能性に優れ
た塗膜を形成するには合成樹脂塗料を用いることが最も
好ましく、塗装作業性が良好な水系塗料、すなわち、分
散媒が水である塗料を用いることが望ましい。
5aは、乾性油塗料、天然樹脂塗料、合成樹脂塗料、セ
ルロース誘導体等が挙げられるが、均一で機能性に優れ
た塗膜を形成するには合成樹脂塗料を用いることが最も
好ましく、塗装作業性が良好な水系塗料、すなわち、分
散媒が水である塗料を用いることが望ましい。
【0026】合成樹脂塗料の樹脂成分としては、縮合反
応により合成する樹脂と、付加重合により合成する樹脂
が挙げられる。縮合反応により合成する樹脂としては、
エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、尿素メラミ
ン樹脂、アミノ樹脂、アルキド樹脂、フタル酸樹脂、脂
肪酸変性フタル酸樹脂、フェノール変性フタル酸樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アルデヒ
ド樹脂及びケトン樹脂等が挙げられる。
応により合成する樹脂と、付加重合により合成する樹脂
が挙げられる。縮合反応により合成する樹脂としては、
エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、尿素メラミ
ン樹脂、アミノ樹脂、アルキド樹脂、フタル酸樹脂、脂
肪酸変性フタル酸樹脂、フェノール変性フタル酸樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アルデヒ
ド樹脂及びケトン樹脂等が挙げられる。
【0027】また、付加重合により合成する樹脂として
は、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステ
ル等のアクリル系樹脂及びその共重合体、アクリル−ス
チレン共重合体、アクリル−酢酸ビニル共重合体、アク
リル−塩化ビニル共重合体、アクリル−エチレン共重合
体、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合
体、酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢酸ビニル−スチ
レン共重合体等の酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニル、
塩化ビニル−アクリル共重合体、塩化ビニル−エチレン
共重合体、塩化ビニル−スチレン共重合体等の塩化ビニ
ル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン及びその共重合体等の塩
化ビニリデン系樹脂等が挙げられる。
は、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステ
ル等のアクリル系樹脂及びその共重合体、アクリル−ス
チレン共重合体、アクリル−酢酸ビニル共重合体、アク
リル−塩化ビニル共重合体、アクリル−エチレン共重合
体、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合
体、酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢酸ビニル−スチ
レン共重合体等の酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニル、
塩化ビニル−アクリル共重合体、塩化ビニル−エチレン
共重合体、塩化ビニル−スチレン共重合体等の塩化ビニ
ル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン及びその共重合体等の塩
化ビニリデン系樹脂等が挙げられる。
【0028】特に、塗膜の平坦性をよくすることと基材
への透水性を防止するにはエポキシ系樹脂、フェノール
系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル
系樹脂を用いることが好ましい。
への透水性を防止するにはエポキシ系樹脂、フェノール
系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル
系樹脂を用いることが好ましい。
【0029】また、前記下塗り塗料15aは合成樹脂成
分が単独で用いられても、顔料及びその他添加剤が含ま
れていても構わない。その他添加剤としては、成膜助
剤、可塑剤、増粘剤、変性剤、分散剤、湿潤剤、消泡
剤、防腐剤、防カビ剤、凍結防止剤、防錆剤等が挙げら
れる。
分が単独で用いられても、顔料及びその他添加剤が含ま
れていても構わない。その他添加剤としては、成膜助
剤、可塑剤、増粘剤、変性剤、分散剤、湿潤剤、消泡
剤、防腐剤、防カビ剤、凍結防止剤、防錆剤等が挙げら
れる。
【0030】前記上塗り塗料16aは塗膜が外界に接す
る最上層の上塗り塗膜層16を構成し、その主目的は、
硬質木片セメント板11に色、光沢等を与える装飾効果
及び日光、風雨あるいは各種蒸気などによる塗膜の老化
作用あるいは侵食作用に耐える性能が要求される。
る最上層の上塗り塗膜層16を構成し、その主目的は、
硬質木片セメント板11に色、光沢等を与える装飾効果
及び日光、風雨あるいは各種蒸気などによる塗膜の老化
作用あるいは侵食作用に耐える性能が要求される。
【0031】本実施の形態1で用いる上塗り塗料16a
は、乾性油塗料、天然樹脂塗料、合成樹脂塗料、セルロ
ース誘導体等が挙げられるが、装飾効果、耐久性等に優
れた上塗り塗膜層16を形成するには合成樹脂塗料を用
いることが最も好ましく、下塗り塗料15aと同様、塗
装作業性が良好な水系塗料を用いることが望ましい。
は、乾性油塗料、天然樹脂塗料、合成樹脂塗料、セルロ
ース誘導体等が挙げられるが、装飾効果、耐久性等に優
れた上塗り塗膜層16を形成するには合成樹脂塗料を用
いることが最も好ましく、下塗り塗料15aと同様、塗
装作業性が良好な水系塗料を用いることが望ましい。
【0032】合成樹脂塗料の樹脂成分としては、縮合反
応により合成する樹脂と、付加重合により合成される樹
脂が挙げられる。縮合反応により合成する樹脂として
は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、尿素メ
ラミン樹脂、アミノ樹脂、アルキド樹脂、フタル酸樹
脂、脂肪酸変性フタル酸樹脂、フェノール変性フタル酸
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ア
ルデヒド樹脂及びケトン樹脂等が挙げられる。
応により合成する樹脂と、付加重合により合成される樹
脂が挙げられる。縮合反応により合成する樹脂として
は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、尿素メ
ラミン樹脂、アミノ樹脂、アルキド樹脂、フタル酸樹
脂、脂肪酸変性フタル酸樹脂、フェノール変性フタル酸
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ア
ルデヒド樹脂及びケトン樹脂等が挙げられる。
【0033】また、付加重合により合成する樹脂として
は、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステ
ル等のアクリル系樹脂及びその共重合体、アクリル−ス
チレン共重合体、アクリル−酢酸ビニル共重合体、アク
リル−塩化ビニル共重合体、アクリル−エチレン共重合
体、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合
体、酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢酸ビニル−スチ
レン共重合体等の酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニル、
塩化ビニル−アクリル共重合体、塩化ビニル−エチレン
共重合体、塩化ビニル−スチレン共重合体等の塩化ビニ
ル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン及びその共重合体等の塩
化ビニリデン系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、ポリイソブチレン、フッ素樹脂、シリコ
ーン樹脂等の炭化水素系樹脂等が挙げられる。また、セ
ラミック変性フッ素樹脂、セラミック変性ウレタン樹
脂、セラミック変性アクリル樹脂等の無機成分を変性し
た合成樹脂や、ウレタン/アクリル、エポキシ/アクリ
ル、シリコーン/アクリル、ポリエステル/アクリル、
フッ素樹脂/アクリル、コロイダルシリカ/アクリル、
ニトロセルロース/アクリル、メラミン樹脂/アクリル
等の2種以上の異種ポリマーを粒子内に含む複合エマル
ションが挙げられる。
は、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステ
ル等のアクリル系樹脂及びその共重合体、アクリル−ス
チレン共重合体、アクリル−酢酸ビニル共重合体、アク
リル−塩化ビニル共重合体、アクリル−エチレン共重合
体、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合
体、酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢酸ビニル−スチ
レン共重合体等の酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニル、
塩化ビニル−アクリル共重合体、塩化ビニル−エチレン
共重合体、塩化ビニル−スチレン共重合体等の塩化ビニ
ル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン及びその共重合体等の塩
化ビニリデン系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、ポリイソブチレン、フッ素樹脂、シリコ
ーン樹脂等の炭化水素系樹脂等が挙げられる。また、セ
ラミック変性フッ素樹脂、セラミック変性ウレタン樹
脂、セラミック変性アクリル樹脂等の無機成分を変性し
た合成樹脂や、ウレタン/アクリル、エポキシ/アクリ
ル、シリコーン/アクリル、ポリエステル/アクリル、
フッ素樹脂/アクリル、コロイダルシリカ/アクリル、
ニトロセルロース/アクリル、メラミン樹脂/アクリル
等の2種以上の異種ポリマーを粒子内に含む複合エマル
ションが挙げられる。
【0034】また、前記上塗り塗料16aは合成樹脂成
分が単独で用いられても、顔料及びその他添加剤が含ま
れていても構わない。その他添加剤としては、成膜助
剤、可塑剤、増粘剤、変性剤、分散剤、湿潤剤、消泡
剤、防腐剤、防カビ剤、凍結防止剤、防錆剤等が挙げら
れる。
分が単独で用いられても、顔料及びその他添加剤が含ま
れていても構わない。その他添加剤としては、成膜助
剤、可塑剤、増粘剤、変性剤、分散剤、湿潤剤、消泡
剤、防腐剤、防カビ剤、凍結防止剤、防錆剤等が挙げら
れる。
【0035】前記下塗り及び上塗り塗料15a,16a
を合成樹脂系ラテックスシーラー14の表面14bに塗
布する方法としては、エアスプレー、コールドスプレ
ー、ホットスプレー、エアレススプレー、エアゾルスプ
レー等の噴霧塗装、ローラーコーター、タンブリング等
の転がし塗り、フローコート、シャワーコート等の流し
塗り、静電塗装、電着塗装、粉体塗装等の電気的特性を
利用した塗装、ディッピング、真空圧入塗り、しごき塗
り、粉体溶射塗装、刷毛塗り、へら塗り、タンポ塗り等
が挙げられるが、凹凸のあるセメント基材へ均一な塗膜
を形成させる塗布方法としては噴霧塗装、静電塗装、フ
ローコート、シャワーコートが好ましい。
を合成樹脂系ラテックスシーラー14の表面14bに塗
布する方法としては、エアスプレー、コールドスプレ
ー、ホットスプレー、エアレススプレー、エアゾルスプ
レー等の噴霧塗装、ローラーコーター、タンブリング等
の転がし塗り、フローコート、シャワーコート等の流し
塗り、静電塗装、電着塗装、粉体塗装等の電気的特性を
利用した塗装、ディッピング、真空圧入塗り、しごき塗
り、粉体溶射塗装、刷毛塗り、へら塗り、タンポ塗り等
が挙げられるが、凹凸のあるセメント基材へ均一な塗膜
を形成させる塗布方法としては噴霧塗装、静電塗装、フ
ローコート、シャワーコートが好ましい。
【0036】前記下塗り及び上塗り塗料15a,16a
の塗布後塗膜の乾燥方法としては、塗布された被塗物を
大気中に自然に放置して乾燥する自然乾燥、塗布された
被塗物または被塗面を加熱して乾燥する焼き付け乾燥が
挙げられ、焼き付け乾燥では加熱に熱風乾燥炉、赤外線
乾燥炉、ジェット乾燥炉、対流乾燥炉等が用いられる。
の塗布後塗膜の乾燥方法としては、塗布された被塗物を
大気中に自然に放置して乾燥する自然乾燥、塗布された
被塗物または被塗面を加熱して乾燥する焼き付け乾燥が
挙げられ、焼き付け乾燥では加熱に熱風乾燥炉、赤外線
乾燥炉、ジェット乾燥炉、対流乾燥炉等が用いられる。
【0037】次に、この実施の形態1の作用について、
図2を用いて説明する。
図2を用いて説明する。
【0038】この実施の形態1では、予め細分化された
木質材料12及び水を混練して、加熱プレスする事によ
り、前記セメント板13が得られる。
木質材料12及び水を混練して、加熱プレスする事によ
り、前記セメント板13が得られる。
【0039】また、前記合成樹脂ラテックス系シーラー
14aが、主に乳化重合により得られる。
14aが、主に乳化重合により得られる。
【0040】そして、このセメント板13の表面13a
に、このセメント板13への含浸性に優れた合成樹脂ラ
テックス系シーラー14aが塗布されることにより、セ
メント板13に内在する気泡13b…によって形成され
る巣孔13c…が、充填されてセメント板表面13aの
緻密性が増加し、セメント板13そのものが強固化され
る。
に、このセメント板13への含浸性に優れた合成樹脂ラ
テックス系シーラー14aが塗布されることにより、セ
メント板13に内在する気泡13b…によって形成され
る巣孔13c…が、充填されてセメント板表面13aの
緻密性が増加し、セメント板13そのものが強固化され
る。
【0041】この合成樹脂ラテックス系シーラー14a
の表面14bは、平坦性が良好で、薄膜である前記下塗
り及び上塗り塗膜層15,16を形成しても、略平坦に
表面16bを保持することが出来、外観品質を向上させ
ることが出来る。
の表面14bは、平坦性が良好で、薄膜である前記下塗
り及び上塗り塗膜層15,16を形成しても、略平坦に
表面16bを保持することが出来、外観品質を向上させ
ることが出来る。
【0042】また、セメント板13及びこの合成樹脂ラ
テックス系シーラー14a間又は、この合成樹脂ラテッ
クス系シーラー14a及び前記下塗り塗膜層15間との
付着性が良好である。
テックス系シーラー14a間又は、この合成樹脂ラテッ
クス系シーラー14a及び前記下塗り塗膜層15間との
付着性が良好である。
【0043】このため、図2に示すように、上塗り塗膜
層表面16bに貼設された目地シール材17等を、剥離
させても、図2中二点鎖線に示すように、前記下塗り及
び上塗り塗膜層の突き合わせ部分15c,16cが、表
面14bに留まるか、或いは、この突き合わせ部分15
c,16cのみが合成樹脂ラテックス系シーラー14a
の表面14bから剥離するだけで、合成樹脂ラテックス
系シーラー14aは、前記セメント板表面13aに留ま
る。
層表面16bに貼設された目地シール材17等を、剥離
させても、図2中二点鎖線に示すように、前記下塗り及
び上塗り塗膜層の突き合わせ部分15c,16cが、表
面14bに留まるか、或いは、この突き合わせ部分15
c,16cのみが合成樹脂ラテックス系シーラー14a
の表面14bから剥離するだけで、合成樹脂ラテックス
系シーラー14aは、前記セメント板表面13aに留ま
る。
【0044】このため、細分化された木質材料12…を
多数含む塗装セメント板11であっても、この塗装セメ
ント板11のセメント板13そのものが、剥離又は破壊
される虞がない。
多数含む塗装セメント板11であっても、この塗装セメ
ント板11のセメント板13そのものが、剥離又は破壊
される虞がない。
【0045】従って、前記下塗り及び上塗り塗膜層1
5,16によって外観品質及び耐候性を良好なものとし
つつ、この合成樹脂ラテックス系シーラー14aによっ
てセメント板表面13aの剥離又は全体の破壊が防止さ
れる。
5,16によって外観品質及び耐候性を良好なものとし
つつ、この合成樹脂ラテックス系シーラー14aによっ
てセメント板表面13aの剥離又は全体の破壊が防止さ
れる。
【0046】また、この実施の形態1のものでは、塗装
セメント板11に塗布される合成樹脂ラテックス系シー
ラー14aの粒子径が0.01〜0.3μmであるの
で、緻密度が、前記硬質木片セメント板の表面層13a
と良好な親和性の範囲となり、付着性が更に良好であ
る。
セメント板11に塗布される合成樹脂ラテックス系シー
ラー14aの粒子径が0.01〜0.3μmであるの
で、緻密度が、前記硬質木片セメント板の表面層13a
と良好な親和性の範囲となり、付着性が更に良好であ
る。
【0047】本実施の形態1では、シーラー塗装後に水
系塗料を上層に塗布し2層以上の塗膜層15,16を形
成させることを特徴としているが、各層の塗膜は、厚み
形成機能及び外観品質、耐候性向上機能というそれぞれ
異なる機能を分担して有している。
系塗料を上層に塗布し2層以上の塗膜層15,16を形
成させることを特徴としているが、各層の塗膜は、厚み
形成機能及び外観品質、耐候性向上機能というそれぞれ
異なる機能を分担して有している。
【0048】
【0049】
【実験例1】早強ポルトランドセメント:アルミナセメ
ント:焼石膏:消石灰=80:10:6:4(重量比)
で混合した混合物100重量部に0.2重量部のクエン
酸ナトリウムを加えたセメント組成物を用い、セメント
組成物:木質材料:水=10:3.5:6(重量比)で
混練した。この混合物を加飾模様の付いた型板上に均一
に散布しその上に金網を置いた。それを上下90〜97
℃の加熱盤にて30kgf/cm2で加熱加圧成型した
後、脱型し前記セメント板13を得た。
ント:焼石膏:消石灰=80:10:6:4(重量比)
で混合した混合物100重量部に0.2重量部のクエン
酸ナトリウムを加えたセメント組成物を用い、セメント
組成物:木質材料:水=10:3.5:6(重量比)で
混練した。この混合物を加飾模様の付いた型板上に均一
に散布しその上に金網を置いた。それを上下90〜97
℃の加熱盤にて30kgf/cm2で加熱加圧成型した
後、脱型し前記セメント板13を得た。
【0050】このセメント板13を100℃の乾燥機に
10分間放置した後取り出して、セメント板温が60℃
の時に表面13aに粒子径0.1μm、塗料粘度8秒
(フォードカップNo.4法:JIS−K5400 4.
5.4準拠)のアクリル系ラテックスシーラー(アクリ
ル酸ブチル/メタクリル酸メチル共重合体、固形分濃度
30%)をエアガンで100g/m2塗布しシーラー処
理をおこなった。その後、100℃で10分間乾燥した
後に室温で3時間以上冷却した。
10分間放置した後取り出して、セメント板温が60℃
の時に表面13aに粒子径0.1μm、塗料粘度8秒
(フォードカップNo.4法:JIS−K5400 4.
5.4準拠)のアクリル系ラテックスシーラー(アクリ
ル酸ブチル/メタクリル酸メチル共重合体、固形分濃度
30%)をエアガンで100g/m2塗布しシーラー処
理をおこなった。その後、100℃で10分間乾燥した
後に室温で3時間以上冷却した。
【0051】次に、上記同様な方法で基材の保温をおこ
ない、板温60℃の時に下塗り塗膜層15を形成するた
め、エポキシ系ラテックス塗料(固形分濃度40%)を
200g/m2塗布し100℃で10分間乾燥した。
ない、板温60℃の時に下塗り塗膜層15を形成するた
め、エポキシ系ラテックス塗料(固形分濃度40%)を
200g/m2塗布し100℃で10分間乾燥した。
【0052】さらに、同様の操作で上塗りとしてアクリ
ル系ラテックス塗料(アクリル酸ブチル/メタクリル酸
メチル共重合体、固形分濃度40%)を150g/m2
塗布し100℃で10分間乾燥し室温で3時間以上冷却
した。
ル系ラテックス塗料(アクリル酸ブチル/メタクリル酸
メチル共重合体、固形分濃度40%)を150g/m2
塗布し100℃で10分間乾燥し室温で3時間以上冷却
した。
【0053】その後、塗膜の碁盤目密着性試験(JIS
−K5400 8.5.1準拠)、付着強度(JIS−
A69095−5準拠)、透水度試験(JIS−K54
008.16準拠)を実施した。また粒子径はレーザー
回折散乱式粒度分布測定装置(HORIBA社製 LA
−910)にて粒子のメジアン径を測定した。
−K5400 8.5.1準拠)、付着強度(JIS−
A69095−5準拠)、透水度試験(JIS−K54
008.16準拠)を実施した。また粒子径はレーザー
回折散乱式粒度分布測定装置(HORIBA社製 LA
−910)にて粒子のメジアン径を測定した。
【0054】
【実験例2】合成樹脂ラテックス系シーラー14aとし
てラテックス粒子の粒子径0.18μmのアクリル系ラ
テックスシーラーを使用して実験例1と同様の方法で塗
装をおこなった。
てラテックス粒子の粒子径0.18μmのアクリル系ラ
テックスシーラーを使用して実験例1と同様の方法で塗
装をおこなった。
【0055】
【実験例3】実験例3は請求項2,3に対応している。
ラテックス粒子の粒子径0.35μmのアクリル系ラテ
ックスシーラーを使用して、シリケート添加量を15重
量部としている。他は実験例1と同様の方法で塗装をお
こなった。
ラテックス粒子の粒子径0.35μmのアクリル系ラテ
ックスシーラーを使用して、シリケート添加量を15重
量部としている。他は実験例1と同様の方法で塗装をお
こなった。
【0056】
【実験例4】実験例4は請求項1に対する比較例であ
る。上記実験例1〜3にならってセメント板13の保温
をおこない、板温60℃の時に下塗りとしてエポキシ系
ラテックス塗料(固形分40%)を200g/m2塗布
し100℃で10分間乾燥させた。
る。上記実験例1〜3にならってセメント板13の保温
をおこない、板温60℃の時に下塗りとしてエポキシ系
ラテックス塗料(固形分40%)を200g/m2塗布
し100℃で10分間乾燥させた。
【0057】さらに、同様の操作で上塗りとしてアクリ
ル系ラテックス塗料(固形分40%)を150g/m2
塗布し100℃で10分間乾燥し室温で3時間以上冷却
した。
ル系ラテックス塗料(固形分40%)を150g/m2
塗布し100℃で10分間乾燥し室温で3時間以上冷却
した。
【0058】その後、実験例1,2と同様に塗膜の碁盤
目密着性試験、付着強度、透水度試験を実施した。
目密着性試験、付着強度、透水度試験を実施した。
【0059】各実験例1〜4の比較結果を下記表1にま
とめる。
とめる。
【0060】
【表1】 上記表1からも読みとれるように、合成樹脂ラテックス
系シーラー14aを有しない実験例4に係る塗装セメン
ト板と比較して、それを有する実験例1〜3に係る塗装
セメント板の方が碁盤目密着性、付着強度、透水性のい
ずれにも優れ、特にラテックス粒子径が0.01〜0.
3μmの範囲内では、セメント板13と合成樹脂ラテッ
クス系シーラー14aとの間の剥離が認められず、密着
性が良好であることが解る。
系シーラー14aを有しない実験例4に係る塗装セメン
ト板と比較して、それを有する実験例1〜3に係る塗装
セメント板の方が碁盤目密着性、付着強度、透水性のい
ずれにも優れ、特にラテックス粒子径が0.01〜0.
3μmの範囲内では、セメント板13と合成樹脂ラテッ
クス系シーラー14aとの間の剥離が認められず、密着
性が良好であることが解る。
【0061】
【実施の形態2】実施の形態2では、合成樹脂ラテック
ス系シーラー14aとして、アルキルシリケート(参考
文献;特開昭63−168470号公報)を添加したも
のを用いている。
ス系シーラー14aとして、アルキルシリケート(参考
文献;特開昭63−168470号公報)を添加したも
のを用いている。
【0062】アルキルシリケートは、下記化1で表され
る。
る。
【0063】
【化1】 前記アルキルシリケートの添加量は、前記合成樹脂ラテ
ックス系シーラー14aの固形分100重量部に対して
30〜150重量部である。
ックス系シーラー14aの固形分100重量部に対して
30〜150重量部である。
【0064】前記アルキルシリケートは、酸または塩基
の存在下で水と接触すると加水分解しシラノール基(S
i−OH)を生成し、セメント基材中のシラノール基と
縮合してシロキサン鎖を形成する。基材と塗膜とのシロ
キサン結合により脆弱なセメント板13表面13aがよ
り強固となり、かつセメント板13と下塗り塗装膜層1
5との付着性が向上する。
の存在下で水と接触すると加水分解しシラノール基(S
i−OH)を生成し、セメント基材中のシラノール基と
縮合してシロキサン鎖を形成する。基材と塗膜とのシロ
キサン結合により脆弱なセメント板13表面13aがよ
り強固となり、かつセメント板13と下塗り塗装膜層1
5との付着性が向上する。
【0065】前記アルキルシリケートは油溶性であり水
とは相溶しないので分散剤の添加により水中に分散させ
る。分散剤としてはアニオン系、カチオン系、ノニオン
系界面活性剤、ポリビニルアルコール、セルロース等の
高分子分散剤などが挙げられる。
とは相溶しないので分散剤の添加により水中に分散させ
る。分散剤としてはアニオン系、カチオン系、ノニオン
系界面活性剤、ポリビニルアルコール、セルロース等の
高分子分散剤などが挙げられる。
【0066】このアルキルシリケートの添加量は少ない
と脆弱なセメント板表面13aが強化される効果が小さ
く、多すぎると塗膜の成膜性および付着性が低下するの
で合成樹脂100重量部に対し30〜150重量部が好
適である。
と脆弱なセメント板表面13aが強化される効果が小さ
く、多すぎると塗膜の成膜性および付着性が低下するの
で合成樹脂100重量部に対し30〜150重量部が好
適である。
【0067】また、上記合成樹脂ラテックス系シーラー
14aは顔料及びその他添加剤が含まれていても構わな
い。その他添加剤としては、成膜助剤、可塑剤、増粘
剤、変性剤、分散剤、湿潤剤、消泡剤、防腐剤、防カビ
剤、凍結防止剤、防錆剤等が挙げられる。
14aは顔料及びその他添加剤が含まれていても構わな
い。その他添加剤としては、成膜助剤、可塑剤、増粘
剤、変性剤、分散剤、湿潤剤、消泡剤、防腐剤、防カビ
剤、凍結防止剤、防錆剤等が挙げられる。
【0068】
【0069】
【実験例5】実験例5は、請求項3,4に対応してい
る。前記セメント板13を100℃の乾燥機に10分間
放置した後取り出して、セメント板温が60℃の時に表
面に粒子径0.1μmのアクリル樹脂100重量部に対
しアルキルシリケートであるテトラエチルシリケート5
0重量部を含有したアクリル系ラテックスシーラー(ア
クリル酸ブチル/メタクリル酸メチル共重合体)をエア
ガンで塗布した。その後、100℃で10分間乾燥した
後に室温で3時間以上冷却した。
る。前記セメント板13を100℃の乾燥機に10分間
放置した後取り出して、セメント板温が60℃の時に表
面に粒子径0.1μmのアクリル樹脂100重量部に対
しアルキルシリケートであるテトラエチルシリケート5
0重量部を含有したアクリル系ラテックスシーラー(ア
クリル酸ブチル/メタクリル酸メチル共重合体)をエア
ガンで塗布した。その後、100℃で10分間乾燥した
後に室温で3時間以上冷却した。
【0070】次に、上記同様な方法で基材の保温をおこ
ない、板温60℃の時に下塗りとしてエポキシ系ラテッ
クス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥した。
ない、板温60℃の時に下塗りとしてエポキシ系ラテッ
クス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥した。
【0071】さらに、同様の操作で上塗りとしてアクリ
ル系ラテックス塗料(アクリル酸ブチル/メタクリル酸
メチル共重合体)を塗布し100℃で10分間乾燥し室
温で3時間以上冷却した。
ル系ラテックス塗料(アクリル酸ブチル/メタクリル酸
メチル共重合体)を塗布し100℃で10分間乾燥し室
温で3時間以上冷却した。
【0072】その後、塗膜の碁盤目密着性試験(JIS
−K5400 8.5.1準拠)、付着強度(JIS−
A69095−5準拠)、透水度試験(JIS−K54
008.16準拠)を実施した。また粒子径はレーザー
回折散乱式粒度分布測定装置(HORIBA社製 LA
−910)にて粒子のメジアン径を測定した。
−K5400 8.5.1準拠)、付着強度(JIS−
A69095−5準拠)、透水度試験(JIS−K54
008.16準拠)を実施した。また粒子径はレーザー
回折散乱式粒度分布測定装置(HORIBA社製 LA
−910)にて粒子のメジアン径を測定した。
【0073】
【実験例6】粒子径0.1μmのアクリル系ラテックス
シーラーの固形分100重量部に対し、テトラエチルシ
リケート100重量部含有したアクリル系ラテックス塗
料を実験例3と同様の方法で塗装した。
シーラーの固形分100重量部に対し、テトラエチルシ
リケート100重量部含有したアクリル系ラテックス塗
料を実験例3と同様の方法で塗装した。
【0074】
【実験例7】前記実験例にならってセメント板13の保
温をおこない、板温60℃の時に下塗りとしてエポキシ
系ラテックス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥し
た。
温をおこない、板温60℃の時に下塗りとしてエポキシ
系ラテックス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥し
た。
【0075】さらに、同様の操作で上塗りとしてアクリ
ル系ラテックス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥し
室温で3時間以上冷却した。
ル系ラテックス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥し
室温で3時間以上冷却した。
【0076】その後、実験例と同様に塗膜の碁盤目密着
性試験、付着強度、透水度試験を実施した。
性試験、付着強度、透水度試験を実施した。
【0077】
【実験例8】ラテックス粒子の粒子径0.1μmのアク
リル系ラテックスシーラーにテトラエチルシリケート1
0重量部として実験例3と同様の方法で塗装した。
リル系ラテックスシーラーにテトラエチルシリケート1
0重量部として実験例3と同様の方法で塗装した。
【0078】
【実験例9】ラテックス粒子の粒子径0.1μmのアク
リル系ラテックスシーラーにテトラエチルシリケート2
00重量部として実験例3と同様の方法で塗装した。
リル系ラテックスシーラーにテトラエチルシリケート2
00重量部として実験例3と同様の方法で塗装した。
【0079】各実験例5〜9の比較結果を下記表2にま
とめる。
とめる。
【0080】
【表2】 上記表2からも読みとれるように、セメント板13表面
13aにアルキルシリケート含有の合成樹脂ラテックス
系シーラー14aを塗布したものでは、セメント板13
と合成樹脂ラテックス系シーラー14aとの間でシロキ
サン結合が起こり、表面13aがより強固になると共
に、セメント板13そのものが剥離、破壊しにくくな
る。特に合成樹脂ラテックス系シーラー14aの固形分
100重量部に対してアルキルシリケートが30〜15
0重量部含有されている実験例5,6の塗装セメント板
11については、碁盤目密着性、付着強度ともに良好で
あることが解る。
13aにアルキルシリケート含有の合成樹脂ラテックス
系シーラー14aを塗布したものでは、セメント板13
と合成樹脂ラテックス系シーラー14aとの間でシロキ
サン結合が起こり、表面13aがより強固になると共
に、セメント板13そのものが剥離、破壊しにくくな
る。特に合成樹脂ラテックス系シーラー14aの固形分
100重量部に対してアルキルシリケートが30〜15
0重量部含有されている実験例5,6の塗装セメント板
11については、碁盤目密着性、付着強度ともに良好で
あることが解る。
【0081】他の構成及び作用、効果については、前記
実施の形態1と同一乃至均等であるので説明を省略す
る。
実施の形態1と同一乃至均等であるので説明を省略す
る。
【0082】
【実施の形態3】実施の形態3は請求項5,6に対応し
ている。本実施の形態の塗装セメント板では、前記合成
樹脂ラテックス系シーラー14aには、無機シリケート
が添加されることが特徴とされている。この無機シリケ
ートは、下記化2で表される。
ている。本実施の形態の塗装セメント板では、前記合成
樹脂ラテックス系シーラー14aには、無機シリケート
が添加されることが特徴とされている。この無機シリケ
ートは、下記化2で表される。
【0083】
【化2】 前記無機シリケートの添加量は、前記合成樹脂ラテック
ス系シーラーの固形分100重量部に対して10〜15
0重量部である。
ス系シーラーの固形分100重量部に対して10〜15
0重量部である。
【0084】また、前記化学式1中のMで示される金属
酸化物としては、Na2O、K2O、Li2O、MgO、
CaO、PbO、ZnO、SrO、BaO、Al2O3等
が挙げられる。
酸化物としては、Na2O、K2O、Li2O、MgO、
CaO、PbO、ZnO、SrO、BaO、Al2O3等
が挙げられる。
【0085】前記無機シリケートは、水と接触すると化
学反応により水和化合物が生成し、セメント基材中のシ
ラノール基と縮合してシロキサン鎖を形成する。この基
材と塗膜とのシロキサン結合により脆弱な基材表面がよ
り強固となり、かつ、セメント板13と合成樹脂ラテッ
クス系シーラー14aとの付着性が向上する。
学反応により水和化合物が生成し、セメント基材中のシ
ラノール基と縮合してシロキサン鎖を形成する。この基
材と塗膜とのシロキサン結合により脆弱な基材表面がよ
り強固となり、かつ、セメント板13と合成樹脂ラテッ
クス系シーラー14aとの付着性が向上する。
【0086】前記無機シリケートは粒子径が小さいとラ
テックス系シーラー中に均一に分散させることが困難と
なりシーラーの粘度も増加し、大きいと沈殿し易くなり
基材表面への含浸性が低下するので0.01〜10μm
が好適である。
テックス系シーラー中に均一に分散させることが困難と
なりシーラーの粘度も増加し、大きいと沈殿し易くなり
基材表面への含浸性が低下するので0.01〜10μm
が好適である。
【0087】この無機シリケートの添加量は少ないと脆
弱なセメント基材の表面を強化する効果が小さく、多す
ぎると塗膜の成膜性および付着性が低下するので合成樹
脂100重量部に対し30〜150重量部が好適であ
る。
弱なセメント基材の表面を強化する効果が小さく、多す
ぎると塗膜の成膜性および付着性が低下するので合成樹
脂100重量部に対し30〜150重量部が好適であ
る。
【0088】また、上記シーラーは顔料及びその他添加
剤が含まれていても構わない。その他添加剤としては、
成膜助剤、可塑剤、増粘剤、変性剤、分散剤、湿潤剤、
消泡剤、防腐剤、防カビ剤、凍結防止剤、防錆剤等が挙
げられる。
剤が含まれていても構わない。その他添加剤としては、
成膜助剤、可塑剤、増粘剤、変性剤、分散剤、湿潤剤、
消泡剤、防腐剤、防カビ剤、凍結防止剤、防錆剤等が挙
げられる。
【0089】
【0090】
【実験例10】上記基材を100℃の乾燥機に10分間
放置した後取り出して、基材板温が60℃の時に表面に
粒子径0.1μmのアクリル樹脂100重量部に対し粒
子径0.5μmの無機シリケートであるカルシウムシリ
ケート50重量部を含有したアクリル系ラテックスシー
ラー(アクリル酸ブチル/メタクリル酸メチル共重合
体)をエアガンで塗布した。その後、100℃で10分
間乾燥した後に室温で3時間以上冷却した。
放置した後取り出して、基材板温が60℃の時に表面に
粒子径0.1μmのアクリル樹脂100重量部に対し粒
子径0.5μmの無機シリケートであるカルシウムシリ
ケート50重量部を含有したアクリル系ラテックスシー
ラー(アクリル酸ブチル/メタクリル酸メチル共重合
体)をエアガンで塗布した。その後、100℃で10分
間乾燥した後に室温で3時間以上冷却した。
【0091】次に、上記同様な方法で基材の保温をおこ
ない、板温60℃の時に下塗りとしてエポキシ系ラテッ
クス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥した。
ない、板温60℃の時に下塗りとしてエポキシ系ラテッ
クス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥した。
【0092】さらに、同様の操作で上塗りとしてアクリ
ル系ラテックス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥し
室温で3時間以上冷却した。
ル系ラテックス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥し
室温で3時間以上冷却した。
【0093】その後、塗膜の碁盤目密着性試験(JIS
−K5400 8.5.1準拠)、付着強度(JIS−
A69095−5準拠)、透水度試験(JIS−K54
008.16準拠)を実施した。また粒子径はレーザー
回折散乱式粒度分布測定装置(HORIBA社製 LA
−910)にて粒子のメジアン径を測定した。
−K5400 8.5.1準拠)、付着強度(JIS−
A69095−5準拠)、透水度試験(JIS−K54
008.16準拠)を実施した。また粒子径はレーザー
回折散乱式粒度分布測定装置(HORIBA社製 LA
−910)にて粒子のメジアン径を測定した。
【0094】
【実験例11】粒子径0.1μmのアクリル系ラテック
スシーラーの固形分100重量部に対し、粒子径2μm
のアルミニウムシリケート100重量部含有したアクリ
ル系ラテックス塗料を実験例6と同様の方法で塗装し
た。
スシーラーの固形分100重量部に対し、粒子径2μm
のアルミニウムシリケート100重量部含有したアクリ
ル系ラテックス塗料を実験例6と同様の方法で塗装し
た。
【0095】
【実験例12】上記実験例にならってセメント板13の
保温をおこない、板温60℃の時に下塗りとしてエポキ
シ系ラテックス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥し
た。
保温をおこない、板温60℃の時に下塗りとしてエポキ
シ系ラテックス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥し
た。
【0096】さらに、同様の操作で上塗りとしてアクリ
ル系ラテックス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥し
室温で3時間以上冷却した。
ル系ラテックス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥し
室温で3時間以上冷却した。
【0097】その後、上記実験例と同様に塗膜の碁盤目
密着性試験、付着強度、透水度試験を実施した。
密着性試験、付着強度、透水度試験を実施した。
【0098】
【実験例13】アルキルシリケートであるテトラエチル
シリケートを用いて、実験例10と同様の方法で塗装し
た。
シリケートを用いて、実験例10と同様の方法で塗装し
た。
【0099】
【実験例14】無機シリケートであるカルシウム系シリ
ケート(粒子径0.5)を用いて、実験例10と同様の
方法で塗装した。
ケート(粒子径0.5)を用いて、実験例10と同様の
方法で塗装した。
【0100】
【実験例15】ラテックス粒子の粒子径0.1μmのア
クリル系ラテックスシーラーに粒子径0.5μmのカル
シウムシリケート10重量部として実験例10と同様の
方法で塗装した。
クリル系ラテックスシーラーに粒子径0.5μmのカル
シウムシリケート10重量部として実験例10と同様の
方法で塗装した。
【0101】
【実験例16】ラテックス粒子の粒子径0.1μmのア
クリル系ラテックスシーラーに粒子径0.5μmカルシ
ウムシリケート200重量部として実験例10と同様の
方法で塗装した。
クリル系ラテックスシーラーに粒子径0.5μmカルシ
ウムシリケート200重量部として実験例10と同様の
方法で塗装した。
【0102】
【実験例17】ラテックス粒子の粒子径0.1μmのア
クリル系ラテックスシーラーに粒子径20μmのカルシ
ウムシリケート50重量部として実験例10と同様の方
法で塗装した。
クリル系ラテックスシーラーに粒子径20μmのカルシ
ウムシリケート50重量部として実験例10と同様の方
法で塗装した。
【0103】各実験例10〜17の比較結果を下記表3
にまとめる。
にまとめる。
【0104】
【表3】 上記表3からも読みとれるように、セメント板13表面
13aに無機シリケート含有の合成樹脂ラテックス系シ
ーラー14aを塗布したものでは、セメント板13と合
成樹脂ラテックス系シーラー14aとの間でシロキサン
結合が起こり、表面13aがより強固になると共に、セ
メント板13そのものが剥離、破壊しにくくなる。特に
合成樹脂ラテックス系シーラー14aの固形分100重
量部に対して無機シリケートが30〜150重量部含有
されている実験例10,11の塗装セメント板11につ
いては、碁盤目密着性、付着強度ともに良好であること
が解る。なお、実験例17においても無機シリケートは
30〜150重量部の範囲内にあるが、その粒子径が大
きすぎるため実験例10,11のような良好な結果は得
られなかった。
13aに無機シリケート含有の合成樹脂ラテックス系シ
ーラー14aを塗布したものでは、セメント板13と合
成樹脂ラテックス系シーラー14aとの間でシロキサン
結合が起こり、表面13aがより強固になると共に、セ
メント板13そのものが剥離、破壊しにくくなる。特に
合成樹脂ラテックス系シーラー14aの固形分100重
量部に対して無機シリケートが30〜150重量部含有
されている実験例10,11の塗装セメント板11につ
いては、碁盤目密着性、付着強度ともに良好であること
が解る。なお、実験例17においても無機シリケートは
30〜150重量部の範囲内にあるが、その粒子径が大
きすぎるため実験例10,11のような良好な結果は得
られなかった。
【0105】他の構成及び作用、効果については、前記
実施の形態1,2と同一乃至均等であるので説明を省略
する。
実施の形態1,2と同一乃至均等であるので説明を省略
する。
【0106】
【実施の形態4】実施の形態4は請求項7,8に対応し
ている。本実施の形態の塗装セメント板では、前記合成
樹脂ラテックス系シーラー14aが、アクリル酸エステ
ルと、メタクリル酸エステルと、芳香族ビニル化合物と
を共重合して得られる共重合体から構成されている。
ている。本実施の形態の塗装セメント板では、前記合成
樹脂ラテックス系シーラー14aが、アクリル酸エステ
ルと、メタクリル酸エステルと、芳香族ビニル化合物と
を共重合して得られる共重合体から構成されている。
【0107】前記共重合体は、アクリル酸エステル15
〜80重量%と、メタクリル酸エステル10〜75重量
%と、芳香族ビニル化合物10〜75重量%とによって
重量比が構成されている。
〜80重量%と、メタクリル酸エステル10〜75重量
%と、芳香族ビニル化合物10〜75重量%とによって
重量比が構成されている。
【0108】前記アクリル酸エステルとしては、例え
ば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸アミル、アクリル酸イソアミル、アクリ
ル酸ヘキシル、アクリル酸2エチルヘキシル、アクリル
酸ラウリルなどが挙げられこれらの1種もしくは2種以
上が使用される。
ば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸アミル、アクリル酸イソアミル、アクリ
ル酸ヘキシル、アクリル酸2エチルヘキシル、アクリル
酸ラウリルなどが挙げられこれらの1種もしくは2種以
上が使用される。
【0109】アクリル酸エステルの割合は、少ないと塗
膜の成膜温度が高くなり、かつ塗膜の伸びが低下し、多
いと塗膜の機械強度が低下するので15〜80重量%が
好ましい。
膜の成膜温度が高くなり、かつ塗膜の伸びが低下し、多
いと塗膜の機械強度が低下するので15〜80重量%が
好ましい。
【0110】上記メタクリル酸エステルとしては、例え
ば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル
酸イソブチル、メタクリル酸アミル、メタクリル酸イソ
アミル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸2エチル
ヘキシル、メタクリル酸ラウリルなどが挙げられこれら
の1種もしくは2種以上が使用される。
ば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル
酸イソブチル、メタクリル酸アミル、メタクリル酸イソ
アミル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸2エチル
ヘキシル、メタクリル酸ラウリルなどが挙げられこれら
の1種もしくは2種以上が使用される。
【0111】メタクリル酸エステルの割合は、少ないと
塗膜の機械強度が低下し、多いと塗膜の成膜温度が高く
なり、伸びが低下するので10〜75重量%が好まし
い。
塗膜の機械強度が低下し、多いと塗膜の成膜温度が高く
なり、伸びが低下するので10〜75重量%が好まし
い。
【0112】上記芳香族ビニル化合物としては、例え
ば、スチレン、メチルスチレン、α−メチルスチレン、
ジメチルスチレン、メトキシスチレン、イソプロピルス
チレン、ブロモスチレン、シクロヘキシルスチレン、ペ
ンタフルオロスチレン、クロロスチレン、ジクロロスチ
レン、ヨードスチレン等が挙げられこれらの1種もしく
は2種以上が使用される。
ば、スチレン、メチルスチレン、α−メチルスチレン、
ジメチルスチレン、メトキシスチレン、イソプロピルス
チレン、ブロモスチレン、シクロヘキシルスチレン、ペ
ンタフルオロスチレン、クロロスチレン、ジクロロスチ
レン、ヨードスチレン等が挙げられこれらの1種もしく
は2種以上が使用される。
【0113】芳香族ビニル化合物の割合は、少ないと塗
膜の防水性、耐アルカリ性が低下し、多いと塗膜の成膜
温度が高くなり、伸びが低下するので10〜75重量%
が好ましい。
膜の防水性、耐アルカリ性が低下し、多いと塗膜の成膜
温度が高くなり、伸びが低下するので10〜75重量%
が好ましい。
【0114】前記共重合体(合成樹脂ラテックス系シー
ラー)の粒子径は0.01μm未満だと塗料粘度が増大
し塗布及び取り扱いが困難となり、0.3μmより大き
いとセメント基材への含浸性が低下し、緻密性、基材と
の密着性が低下するので0.01〜0.3μmが好まし
い。
ラー)の粒子径は0.01μm未満だと塗料粘度が増大
し塗布及び取り扱いが困難となり、0.3μmより大き
いとセメント基材への含浸性が低下し、緻密性、基材と
の密着性が低下するので0.01〜0.3μmが好まし
い。
【0115】前記共重合体は、乳化重合により得られ
る。
る。
【0116】また、前記シーラーは合成樹脂成分が単独
で用いられても、顔料及びその他添加剤が含まれていて
も構わない。その他添加剤としては、成膜助剤、可塑
剤、増粘剤、変性剤、分散剤、湿潤剤、消泡剤、防腐
剤、防カビ剤、凍結防止剤、防錆剤等が挙げられる。
で用いられても、顔料及びその他添加剤が含まれていて
も構わない。その他添加剤としては、成膜助剤、可塑
剤、増粘剤、変性剤、分散剤、湿潤剤、消泡剤、防腐
剤、防カビ剤、凍結防止剤、防錆剤等が挙げられる。
【0117】
【0118】
【実験例18】前記セメント板13を100℃の乾燥機
に10分間放置した後取り出して、基材板温が60℃の
時に表面に粒子径0.1μm、塗料粘度8秒(フォード
カップNo.4法:JIS−K5400 4.5.4準
拠)のアクリル/スチレン系ラテックスシーラー(アク
リル酸ブチル/メタクリル酸メチル/スチレン共重合体
=40/30/30重量%)をエアガンで塗布しシーラ
ー処理をおこなった。その後、100℃で10分間乾燥
した後に室温で3時間以上冷却した。
に10分間放置した後取り出して、基材板温が60℃の
時に表面に粒子径0.1μm、塗料粘度8秒(フォード
カップNo.4法:JIS−K5400 4.5.4準
拠)のアクリル/スチレン系ラテックスシーラー(アク
リル酸ブチル/メタクリル酸メチル/スチレン共重合体
=40/30/30重量%)をエアガンで塗布しシーラ
ー処理をおこなった。その後、100℃で10分間乾燥
した後に室温で3時間以上冷却した。
【0119】次に、上記同様な方法で基材の保温をおこ
ない、板温60℃の時に下塗りとしてエポキシ系ラテッ
クス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥した。
ない、板温60℃の時に下塗りとしてエポキシ系ラテッ
クス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥した。
【0120】さらに、同様の操作で上塗りとしてアクリ
ル系ラテックス塗料(アクリル酸ブチル/メタクリル酸
メチル共重合体)を塗布し100℃で10分間乾燥し室
温で3時間以上冷却した。
ル系ラテックス塗料(アクリル酸ブチル/メタクリル酸
メチル共重合体)を塗布し100℃で10分間乾燥し室
温で3時間以上冷却した。
【0121】その後、塗膜の碁盤目密着性試験(JIS
−K5400 8.5.1準拠)、付着強度(JIS−
A69095−5準拠)、透水度試験(JIS−K54
008.16準拠)を実施した。また粒子径はレーザー
回折散乱式粒度分布測定装置(HORIBA社製 LA
−910)にて粒子のメジアン径を測定した。
−K5400 8.5.1準拠)、付着強度(JIS−
A69095−5準拠)、透水度試験(JIS−K54
008.16準拠)を実施した。また粒子径はレーザー
回折散乱式粒度分布測定装置(HORIBA社製 LA
−910)にて粒子のメジアン径を測定した。
【0122】
【実験例19】ラテックス粒子の粒子径0.1μmのア
クリル/スチレン系ラテックスシーラー(アクリル酸ブ
チル/メタクリル酸メチル/スチレン共重合体=60/
30/10重量%)を使用して実験例18と同様の方法
で塗装をおこなった。
クリル/スチレン系ラテックスシーラー(アクリル酸ブ
チル/メタクリル酸メチル/スチレン共重合体=60/
30/10重量%)を使用して実験例18と同様の方法
で塗装をおこなった。
【0123】
【実験例20】ラテックス粒子の粒子径0.1μmのア
クリル/スチレン系ラテックスシーラー(アクリル酸2
エチルヘキシル/メタクリル酸メチル/メチルスチレン
共重合体=30/40/30重量%)を使用して実験例
18と同様の方法で塗装をおこなった。
クリル/スチレン系ラテックスシーラー(アクリル酸2
エチルヘキシル/メタクリル酸メチル/メチルスチレン
共重合体=30/40/30重量%)を使用して実験例
18と同様の方法で塗装をおこなった。
【0124】
【実験例21】前記実施例にならって基材の保温をおこ
ない、板温60℃の時に下塗りとしてエポキシ系ラテッ
クス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥した。
ない、板温60℃の時に下塗りとしてエポキシ系ラテッ
クス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥した。
【0125】さらに、同様の操作で上塗りとしてアクリ
ル系ラテックス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥し
室温で3時間以上冷却した。
ル系ラテックス塗料を塗布し100℃で10分間乾燥し
室温で3時間以上冷却した。
【0126】その後、実験例18と同様に塗膜の碁盤目
密着性試験、付着強度、透水度試験を実施した。
密着性試験、付着強度、透水度試験を実施した。
【0127】
【実験例22】ラテックス粒子の粒子径0.1μmのア
クリル系ラテックスシーラー(アクリル酸ブチル/メタ
クリル酸メチル=50/50重量%)を使用して実験例
18と同様の方法で塗装をおこなった。
クリル系ラテックスシーラー(アクリル酸ブチル/メタ
クリル酸メチル=50/50重量%)を使用して実験例
18と同様の方法で塗装をおこなった。
【0128】
【実験例23】ラテックス粒子の粒子径0.1μmのア
クリル/スチレン系ラテックスシーラー(アクリル酸ブ
チル/メタクリル酸メチル/スチレン共重合体=10/
0/90重量%)を使用して実験例18と同様の方法で
塗装をおこなった。
クリル/スチレン系ラテックスシーラー(アクリル酸ブ
チル/メタクリル酸メチル/スチレン共重合体=10/
0/90重量%)を使用して実験例18と同様の方法で
塗装をおこなった。
【0129】
【実験例24】ラテックス粒子の粒子径0.35μmの
アクリル/スチレン系ラテックスシーラーを使用して実
験例18と同様の方法で塗装をおこなった。
アクリル/スチレン系ラテックスシーラーを使用して実
験例18と同様の方法で塗装をおこなった。
【0130】各実験例18〜24の比較結果を下記表4
にまとめる。
にまとめる。
【0131】
【表4】 上記表4からも読みとれるように、実験例18〜20に
係る塗装セメント板11では、セメント板13表面13
aにアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、及び
芳香族ビニル化合物を好適な重量比で共重合して得られ
る合成樹脂ラテックス系シーラーを塗装しているため、
緻密化してセメント板13と合成樹脂ラテックス系シー
ラー14aとの間で付着性が増し、表面13aがより強
固になると共に、セメント板13そのものが剥離、破壊
しにくくなり、かつ、透水性にも優れる。なお、実施例
24においても同様な組成重量比からなる合成樹脂ラテ
ックス系シーラーを塗布しているが、その粒子径が大き
すぎるため実験例18〜20のような良好な結果は得ら
れなかった。
係る塗装セメント板11では、セメント板13表面13
aにアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、及び
芳香族ビニル化合物を好適な重量比で共重合して得られ
る合成樹脂ラテックス系シーラーを塗装しているため、
緻密化してセメント板13と合成樹脂ラテックス系シー
ラー14aとの間で付着性が増し、表面13aがより強
固になると共に、セメント板13そのものが剥離、破壊
しにくくなり、かつ、透水性にも優れる。なお、実施例
24においても同様な組成重量比からなる合成樹脂ラテ
ックス系シーラーを塗布しているが、その粒子径が大き
すぎるため実験例18〜20のような良好な結果は得ら
れなかった。
【0132】他の構成及び作用、効果については、前記
実施の形態1乃至3と同一乃至均等であるので説明を省
略する。
実施の形態1乃至3と同一乃至均等であるので説明を省
略する。
【0133】
【実施の形態5】実施の形態5では、合成樹脂ラテック
ス系シーラー14aが、アクリル系共重合体と、エチレ
ン系不飽和カルボン酸を含む水溶性重合体または水溶性
共重合体とからなる。
ス系シーラー14aが、アクリル系共重合体と、エチレ
ン系不飽和カルボン酸を含む水溶性重合体または水溶性
共重合体とからなる。
【0134】アクリル系共重合体は、ここでは、アルキ
ル基の炭素数が1〜18のアクリル酸アルキルエステル
および/またはアルキル基の炭素数が1〜18のメタク
リル酸アルキルエステルと、これらの単量体と共重合可
能な単量体とを乳化重合して得る。このアクリル系共重
合体は水に不溶である。
ル基の炭素数が1〜18のアクリル酸アルキルエステル
および/またはアルキル基の炭素数が1〜18のメタク
リル酸アルキルエステルと、これらの単量体と共重合可
能な単量体とを乳化重合して得る。このアクリル系共重
合体は水に不溶である。
【0135】アルキル基の炭素数が1〜18のアクリル
酸アルキルエステルとしては、例えば、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル
酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸アミ
ル、アクリル酸イソアミル、アクリル酸ヘキシル、アク
リル酸2エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル等を挙げ
ることができる。特に、アルキル基の炭素数が1〜8の
アクリル酸アルキルエステルが好ましく使用される。
酸アルキルエステルとしては、例えば、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル
酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸アミ
ル、アクリル酸イソアミル、アクリル酸ヘキシル、アク
リル酸2エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル等を挙げ
ることができる。特に、アルキル基の炭素数が1〜8の
アクリル酸アルキルエステルが好ましく使用される。
【0136】また、アルキル基の炭素数が1〜18のメ
タクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロ
ピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチ
ル、メタクリル酸アミル、メタクリル酸イソアミル、メ
タクリル酸ヘキシル、メタクリル酸2エチルヘキシル、
メタクリル酸ラウリル等を挙げることができる。特に、
アルキル基の炭素数が1〜8のメタクリル酸アルキルエ
ステルが好ましく使用される。
タクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロ
ピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチ
ル、メタクリル酸アミル、メタクリル酸イソアミル、メ
タクリル酸ヘキシル、メタクリル酸2エチルヘキシル、
メタクリル酸ラウリル等を挙げることができる。特に、
アルキル基の炭素数が1〜8のメタクリル酸アルキルエ
ステルが好ましく使用される。
【0137】これらのアクリル酸アルキルエステル、メ
タクリル酸アルキルエステルと共重合可能な単量体とし
ては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、無水フマ
ル酸、クロトン酸、アコチニック酸、シトラコン酸等の
不飽和カルボン酸を包含するエチレン系不飽和カルボン
酸、酢酸ビニル、ブタジエン、イソブレン、スチレン、
α−メチルスチレン、ハロゲン化スチレン、ジビニルベ
ンゼン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のビ
ニル化合物、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−
メチルアクリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、
N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタク
リルアミド等のアミド化合物が挙げられる。
タクリル酸アルキルエステルと共重合可能な単量体とし
ては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、無水フマ
ル酸、クロトン酸、アコチニック酸、シトラコン酸等の
不飽和カルボン酸を包含するエチレン系不飽和カルボン
酸、酢酸ビニル、ブタジエン、イソブレン、スチレン、
α−メチルスチレン、ハロゲン化スチレン、ジビニルベ
ンゼン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のビ
ニル化合物、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−
メチルアクリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、
N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタク
リルアミド等のアミド化合物が挙げられる。
【0138】一方、水溶性重合体(単独重合体)または
水溶性共重合体に含まれるエチレン系不飽和カルボン酸
としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコ
ン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、無水フ
マル酸、クロトン酸、アコチニック酸、シトラコン酸等
の不飽和カルボン酸が挙げられる。このエチレン系不飽
和カルボン酸と共重合可能な単量体としては、上記アク
リル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステ
ル、ビニル化合物、アミド化合物等が挙げられる。
水溶性共重合体に含まれるエチレン系不飽和カルボン酸
としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコ
ン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、無水フ
マル酸、クロトン酸、アコチニック酸、シトラコン酸等
の不飽和カルボン酸が挙げられる。このエチレン系不飽
和カルボン酸と共重合可能な単量体としては、上記アク
リル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステ
ル、ビニル化合物、アミド化合物等が挙げられる。
【0139】その水溶性重合体または水溶性共重合体の
合成樹脂ラテックス系シーラー14a中に占める割合
は、少ないと硬質木片セメント板への含浸性、密着性が
低下し、多いと防水性が低下するため、5〜30重量%
が好ましい。
合成樹脂ラテックス系シーラー14a中に占める割合
は、少ないと硬質木片セメント板への含浸性、密着性が
低下し、多いと防水性が低下するため、5〜30重量%
が好ましい。
【0140】なお、実施の形態5における合成樹脂ラテ
ックス系シーラー14aの粒子径、これに含まれうる顔
料及びその他添加剤、下塗り塗料15a、上塗り塗料1
6a、各塗料の塗布方法並びに塗膜の乾燥方法について
は、実施の形態1の場合と同様であるので説明を省略す
る。
ックス系シーラー14aの粒子径、これに含まれうる顔
料及びその他添加剤、下塗り塗料15a、上塗り塗料1
6a、各塗料の塗布方法並びに塗膜の乾燥方法について
は、実施の形態1の場合と同様であるので説明を省略す
る。
【0141】
【0142】
【実験例25】この実験例25及び後述する実験例26
〜30では、実施の形態1と同様な加熱加圧成型により
セメント板13を得た。
〜30では、実施の形態1と同様な加熱加圧成型により
セメント板13を得た。
【0143】このセメント板13を100℃の乾燥機に
10分間放置した後取り出して、セメント板温が60℃
の時に表面13aに粒子径0.1μm、塗料粘度8秒
(フォードカップNo.4法:JIS−K5400 4.
5.4準拠)の水性分散液(アクリル系共重合体(アク
リル酸ブチル/メタクリル酸メチル共重合体)80重量
%、水溶性重合体(アクリル酸重合体)20重量%、固
形分濃度30%)をエアガンで100g/m2塗布しシ
ーラー処理をおこなった。その後、100℃で10分間
乾燥した。
10分間放置した後取り出して、セメント板温が60℃
の時に表面13aに粒子径0.1μm、塗料粘度8秒
(フォードカップNo.4法:JIS−K5400 4.
5.4準拠)の水性分散液(アクリル系共重合体(アク
リル酸ブチル/メタクリル酸メチル共重合体)80重量
%、水溶性重合体(アクリル酸重合体)20重量%、固
形分濃度30%)をエアガンで100g/m2塗布しシ
ーラー処理をおこなった。その後、100℃で10分間
乾燥した。
【0144】次に、上記同様な方法でセメント板13の
保温をおこない、板温60℃の時に下塗り塗料15aと
してエポキシ系ラテックス塗料(固形分濃度40%)を
200g/m2塗布し100℃で10分間乾燥した。
保温をおこない、板温60℃の時に下塗り塗料15aと
してエポキシ系ラテックス塗料(固形分濃度40%)を
200g/m2塗布し100℃で10分間乾燥した。
【0145】さらに、同様の操作で上塗り塗料16aと
してのアクリル系ラテックス塗料(アクリル酸ブチル/
メタクリル酸メチル共重合体、固形分濃度40%)を1
50g/m2塗布し、100℃で10分間乾燥し室温で
3時間以上冷却した。
してのアクリル系ラテックス塗料(アクリル酸ブチル/
メタクリル酸メチル共重合体、固形分濃度40%)を1
50g/m2塗布し、100℃で10分間乾燥し室温で
3時間以上冷却した。
【0146】その後、塗膜の碁盤目密着性試験(JIS
−K5400 8.5.1準拠)、付着強度(JIS−
A69095−5準拠)、透水度試験(JIS−K54
008.16準拠)の各試験を実施した。また粒子径は
レーザー回折散乱式粒度分布測定装置(HORIBA社
製 LA−910)にて粒子のメジアン径を測定した。
−K5400 8.5.1準拠)、付着強度(JIS−
A69095−5準拠)、透水度試験(JIS−K54
008.16準拠)の各試験を実施した。また粒子径は
レーザー回折散乱式粒度分布測定装置(HORIBA社
製 LA−910)にて粒子のメジアン径を測定した。
【0147】
【実験例26】水性分散液中の水溶性重合体を水溶性共
重合体(スチレン/マレイン酸共重合体)として実験例
25と同様の方法で塗装、各試験をおこなった。
重合体(スチレン/マレイン酸共重合体)として実験例
25と同様の方法で塗装、各試験をおこなった。
【0148】
【実験例27】水性分散液中のアクリル系共重合体(ア
クリル酸ブチル/メタクリル酸メチル共重合体)を95
重量%、水溶性重合体(アクリル酸重合体)を5重量%
として実験例25と同様の方法で塗装、各試験をおこな
った。
クリル酸ブチル/メタクリル酸メチル共重合体)を95
重量%、水溶性重合体(アクリル酸重合体)を5重量%
として実験例25と同様の方法で塗装、各試験をおこな
った。
【0149】
【実験例28】水性分散液中のアクリル系共重合体(ア
クリル酸ブチル/メタクリル酸メチル共重合体)を10
0重量%、水溶性重合体及び水溶性共重合体を無添加と
して実験例25と同様の方法で塗装、各試験をおこなっ
た。
クリル酸ブチル/メタクリル酸メチル共重合体)を10
0重量%、水溶性重合体及び水溶性共重合体を無添加と
して実験例25と同様の方法で塗装、各試験をおこなっ
た。
【0150】
【実験例29】水性分散液中のアクリル系共重合体(ア
クリル酸ブチル/メタクリル酸メチル共重合体)を60
重量%、水溶性重合体(アクリル酸重合体)を40重量
%として実験例25と同様の方法で塗装、各試験をおこ
なった。
クリル酸ブチル/メタクリル酸メチル共重合体)を60
重量%、水溶性重合体(アクリル酸重合体)を40重量
%として実験例25と同様の方法で塗装、各試験をおこ
なった。
【0151】
【実験例30】シーラー処理をおこなわなかった(剥離
防止層14を形成しなかった)以外は実験例25と同様
の方法で塗装、各試験をおこなった。
防止層14を形成しなかった)以外は実験例25と同様
の方法で塗装、各試験をおこなった。
【0152】実験例25〜30の比較結果を下記表5に
まとめる。
まとめる。
【0153】
【表5】 上記表5からも読みとれるように、請求項9,10に係
る実験例25〜27の塗装セメント板は、碁盤目密着強
度、付着強度、透水性の各試験においていずれも良好な
結果を得ている。これに対し、水溶性重合体及び水溶性
共重合体をシーラーに含まない実験例28の塗装セメン
ト板では付着強度試験において、シーラー処理がおこな
われなかった実施例30の塗装セメント板では全試験項
目において、それぞれ実験例25〜27のものに及ばな
い結果となった。なお、実験例29に係る塗装セメント
板については、上述した好ましい添加量(5〜30重量
%)を超えて水溶性重合体が含まれているので、防水性
に劣る結果となった。
る実験例25〜27の塗装セメント板は、碁盤目密着強
度、付着強度、透水性の各試験においていずれも良好な
結果を得ている。これに対し、水溶性重合体及び水溶性
共重合体をシーラーに含まない実験例28の塗装セメン
ト板では付着強度試験において、シーラー処理がおこな
われなかった実施例30の塗装セメント板では全試験項
目において、それぞれ実験例25〜27のものに及ばな
い結果となった。なお、実験例29に係る塗装セメント
板については、上述した好ましい添加量(5〜30重量
%)を超えて水溶性重合体が含まれているので、防水性
に劣る結果となった。
【0154】
【実施の形態6】塗装セメント板11は、それが保管さ
れる場合等には一般に積み重ねられる。この積層の際に
塗装セメント板11の塗装面同士が直接接する場合に
は、塗布された合成樹脂ラテックス系シーラー14aの
Tg(ガラス転移温度)が低く、形成された剥離防止層
14が軟らかいと、一の塗装セメント板11の塗膜がそ
の直上に積まれた他の塗装セメント板11の塗膜とくっ
つき剥がれてしまうという、いわゆるブロッキングを生
ずることがある。
れる場合等には一般に積み重ねられる。この積層の際に
塗装セメント板11の塗装面同士が直接接する場合に
は、塗布された合成樹脂ラテックス系シーラー14aの
Tg(ガラス転移温度)が低く、形成された剥離防止層
14が軟らかいと、一の塗装セメント板11の塗膜がそ
の直上に積まれた他の塗装セメント板11の塗膜とくっ
つき剥がれてしまうという、いわゆるブロッキングを生
ずることがある。
【0155】このようなブロッキングの防止策として
は、積み重ねられる塗装セメント板11同士の間に紙を
敷く方法があるが、この方法では工程数、工数、コスト
等が増加するという不利益を伴う。また、Tgの高いシ
ーラーを用いてもそのようなブロッキングを防止するこ
とはできるが、Tgが高いが故に成膜温度が高くなり、
塗装後の乾燥温度、乾燥時間を増さなければならないと
いう不都合が生じる。
は、積み重ねられる塗装セメント板11同士の間に紙を
敷く方法があるが、この方法では工程数、工数、コスト
等が増加するという不利益を伴う。また、Tgの高いシ
ーラーを用いてもそのようなブロッキングを防止するこ
とはできるが、Tgが高いが故に成膜温度が高くなり、
塗装後の乾燥温度、乾燥時間を増さなければならないと
いう不都合が生じる。
【0156】実施の形態6では、かかる問題に鑑み、T
gの高いメタクリル酸アルキルエステル系重合体粒子を
コアとして水性媒体中に分散させ、そのメタクリル酸ア
ルキルエステル系重合体粒子と、Tgの低い重合体を与
えるシェル構成成分としてのアクリル酸アルキルエステ
ルとを乳化重合させることによりコア/シェルタイプの
粒子を生成し、このコア/シェルタイプのラテックス粒
子を主成分とする合成樹脂ラテックス系シーラー14a
をセメント板13に塗布している。そのアクリル酸アル
キルエステルの重合体のTgはメタクリル酸アルキルエ
ステル系重合体粒子のTgよりも低いことが好ましく、
前者は10℃以下であることが、後者は10℃以上であ
ることが望ましい。
gの高いメタクリル酸アルキルエステル系重合体粒子を
コアとして水性媒体中に分散させ、そのメタクリル酸ア
ルキルエステル系重合体粒子と、Tgの低い重合体を与
えるシェル構成成分としてのアクリル酸アルキルエステ
ルとを乳化重合させることによりコア/シェルタイプの
粒子を生成し、このコア/シェルタイプのラテックス粒
子を主成分とする合成樹脂ラテックス系シーラー14a
をセメント板13に塗布している。そのアクリル酸アル
キルエステルの重合体のTgはメタクリル酸アルキルエ
ステル系重合体粒子のTgよりも低いことが好ましく、
前者は10℃以下であることが、後者は10℃以上であ
ることが望ましい。
【0157】合成樹脂ラテックス系シーラー14aのラ
テックス粒子18は、図4に模式的に示すコア18aの
Tgが高く(即ち、硬く)、シェル18bのTgが低い
(即ち、軟らかい)構造となっている。一方、ラテック
ス粒子18の成膜性はシェル18bのTgに大きく依存
し、そのTgが低いほど成膜温度は低くなるため、ラテ
ックス粒子18は乾燥温度が比較的低く、乾燥時間が比
較的短くても容易に成膜する。また、コア18aはTg
が高く硬質なため、ラテックス粒子18を主成分とした
合成樹脂ラテックス系シーラー14aによる塗膜は、従
来のTgの低い塗膜に比べてブロッキングしにくい。
テックス粒子18は、図4に模式的に示すコア18aの
Tgが高く(即ち、硬く)、シェル18bのTgが低い
(即ち、軟らかい)構造となっている。一方、ラテック
ス粒子18の成膜性はシェル18bのTgに大きく依存
し、そのTgが低いほど成膜温度は低くなるため、ラテ
ックス粒子18は乾燥温度が比較的低く、乾燥時間が比
較的短くても容易に成膜する。また、コア18aはTg
が高く硬質なため、ラテックス粒子18を主成分とした
合成樹脂ラテックス系シーラー14aによる塗膜は、従
来のTgの低い塗膜に比べてブロッキングしにくい。
【0158】コア18aとして使用するメタクリル酸ア
ルキルエステル系重合体粒子としては、アルキル基の炭
素数が1〜18のメタクリル酸アルキルエステルを主成
分とする重合体、例えば、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n
−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸アミ
ル、メタクリル酸イソアミル、メタクリル酸ヘキシル、
メタクリル酸2エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル
等の単独重合体及び他の単量体との共重合体の粒子が挙
げられる。
ルキルエステル系重合体粒子としては、アルキル基の炭
素数が1〜18のメタクリル酸アルキルエステルを主成
分とする重合体、例えば、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n
−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸アミ
ル、メタクリル酸イソアミル、メタクリル酸ヘキシル、
メタクリル酸2エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル
等の単独重合体及び他の単量体との共重合体の粒子が挙
げられる。
【0159】また、シェル18bを構成する成分として
使用するアクリル酸アルキルエステルとしては、アルキ
ル基の炭素数が1〜18のもの、例えば、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリ
ル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸ア
ミル、アクリル酸イソアミル、アクリル酸ヘキシル、ア
クリル酸2エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル等を挙
げることができる。特に、アルキル基の炭素数が1〜8
のアクリル酸アルキルエステルが好ましく使用される。
使用するアクリル酸アルキルエステルとしては、アルキ
ル基の炭素数が1〜18のもの、例えば、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリ
ル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸ア
ミル、アクリル酸イソアミル、アクリル酸ヘキシル、ア
クリル酸2エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル等を挙
げることができる。特に、アルキル基の炭素数が1〜8
のアクリル酸アルキルエステルが好ましく使用される。
【0160】上記メタクリル酸アルキルエステル系重合
体又はアクリル酸アルキルエステルは、その単量体と共
重合可能な単量体と共重合していてもよく、かかる共重
合可能な単量体としては、例えば、アクリル酸、メタク
リル酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フ
マル酸、無水フマル酸、クロトン酸、アコチニック酸、
シトラコン酸等の不飽和カルボン酸を包含するエチレン
系不飽和カルボン酸、酢酸ビニル、ブタジエン、イソブ
レン、スチレン、α−メチルスチレン、ハロゲン化スチ
レン、ジビニルベンゼン、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル等のビニル化合物、アクリルアミド、メタク
リルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−メチルメ
タクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−
メチロールメタクリルアミド等のアミド化合物が挙げら
れる。
体又はアクリル酸アルキルエステルは、その単量体と共
重合可能な単量体と共重合していてもよく、かかる共重
合可能な単量体としては、例えば、アクリル酸、メタク
リル酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フ
マル酸、無水フマル酸、クロトン酸、アコチニック酸、
シトラコン酸等の不飽和カルボン酸を包含するエチレン
系不飽和カルボン酸、酢酸ビニル、ブタジエン、イソブ
レン、スチレン、α−メチルスチレン、ハロゲン化スチ
レン、ジビニルベンゼン、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル等のビニル化合物、アクリルアミド、メタク
リルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−メチルメ
タクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−
メチロールメタクリルアミド等のアミド化合物が挙げら
れる。
【0161】メタクリル酸アルキルエステル系重合体に
対するアクリル酸アルキルエステルの添加量は、少ない
と得られる合成樹脂ラテックス系シーラー14aの成膜
温度が高くなり、多いと塗装セメント板11を積み重ね
たときにブロッキングが生じるため、メタクリル酸アル
キルエステル系重合体100重量部に対して10〜15
0重量部であることを要し、さらには20〜120重量
部であることが好ましい。
対するアクリル酸アルキルエステルの添加量は、少ない
と得られる合成樹脂ラテックス系シーラー14aの成膜
温度が高くなり、多いと塗装セメント板11を積み重ね
たときにブロッキングが生じるため、メタクリル酸アル
キルエステル系重合体100重量部に対して10〜15
0重量部であることを要し、さらには20〜120重量
部であることが好ましい。
【0162】上記乳化重合は、通常の乳化重合条件下で
おこなうことができる。例えば、水性媒体中に乳化剤、
重合開始剤、pH調整剤、溶媒等を添加し、温度30〜
100℃程度で1〜30時間程度反応をおこなえばよ
い。
おこなうことができる。例えば、水性媒体中に乳化剤、
重合開始剤、pH調整剤、溶媒等を添加し、温度30〜
100℃程度で1〜30時間程度反応をおこなえばよ
い。
【0163】乳化剤としては、陰イオン性、非イオン
性、陰イオン−非イオン性の組み合わせが用いられる。
陰イオン性乳化剤としては、例えば、高級アルコール硫
酸エステルナトリウム塩、アルキルベンゼンスルホン酸
ナトリウム塩、コハク酸ジアルキルエステルスルホン酸
ナトリウム塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン
酸ナトリウム塩等を挙げることができる。非イオン性乳
化剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル
等を挙げることができる。さらに、上記単量体と共重合
可能な、いわゆる反応性乳化剤、例えば、スチレンスル
ホン酸ナトリウム、アリルアルキルスルホン酸ナトリウ
ム等も使用してよい。
性、陰イオン−非イオン性の組み合わせが用いられる。
陰イオン性乳化剤としては、例えば、高級アルコール硫
酸エステルナトリウム塩、アルキルベンゼンスルホン酸
ナトリウム塩、コハク酸ジアルキルエステルスルホン酸
ナトリウム塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン
酸ナトリウム塩等を挙げることができる。非イオン性乳
化剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル
等を挙げることができる。さらに、上記単量体と共重合
可能な、いわゆる反応性乳化剤、例えば、スチレンスル
ホン酸ナトリウム、アリルアルキルスルホン酸ナトリウ
ム等も使用してよい。
【0164】乳化剤の使用量は、通常、コアであるメタ
クリル酸アルキルエステル系重合体粒子及びこれと乳化
重合する単量体混合物の総体100重量部に対して0.
05〜5重量部程度である。
クリル酸アルキルエステル系重合体粒子及びこれと乳化
重合する単量体混合物の総体100重量部に対して0.
05〜5重量部程度である。
【0165】重合開始剤としては、水溶性重合開始剤が
適しており、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニ
ウム等の過硫酸塩、あるいは、過酸化水素等が挙げられ
る。重合開始剤の添加量は、上記単量体混合物100重
量部に対して0.05〜3重量部程度である。
適しており、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニ
ウム等の過硫酸塩、あるいは、過酸化水素等が挙げられ
る。重合開始剤の添加量は、上記単量体混合物100重
量部に対して0.05〜3重量部程度である。
【0166】上記メタクリル酸アルキルエステル系重合
体粒子をコアとした乳化重合は、公知の方法、例えば、
メタクリル酸アルキルエステル系重合体粒子の存在下に
単量体全量を反応系に一括して仕込む方法、単量体の一
部を仕込んで反応させた後に残りの単量体を連続または
分割して仕込む方法、単量体全量を連続して仕込む方法
等によっておこなうことができる。
体粒子をコアとした乳化重合は、公知の方法、例えば、
メタクリル酸アルキルエステル系重合体粒子の存在下に
単量体全量を反応系に一括して仕込む方法、単量体の一
部を仕込んで反応させた後に残りの単量体を連続または
分割して仕込む方法、単量体全量を連続して仕込む方法
等によっておこなうことができる。
【0167】なお、実施の形態6における合成樹脂ラテ
ックス系シーラー14aの粒子径、これに含まれうる顔
料及びその他添加剤、塗布方法並びに塗膜の乾燥方法に
ついては、実施の形態1の場合と同様であるので説明を
省略する。なお、生産される塗装セメント板11には下
塗り塗膜層15及び上塗り塗膜層16を最終的には形成
するが、後述のブロッキング性評価試験は合成樹脂シー
ラー14aによる塗膜層(剥離防止層)14を形成し終
えた段階でおこなった。
ックス系シーラー14aの粒子径、これに含まれうる顔
料及びその他添加剤、塗布方法並びに塗膜の乾燥方法に
ついては、実施の形態1の場合と同様であるので説明を
省略する。なお、生産される塗装セメント板11には下
塗り塗膜層15及び上塗り塗膜層16を最終的には形成
するが、後述のブロッキング性評価試験は合成樹脂シー
ラー14aによる塗膜層(剥離防止層)14を形成し終
えた段階でおこなった。
【0168】
【0169】
【実験例31】この実験例31及び後述する実験例32
〜36では、実施の形態1と同様な加熱加圧成型により
セメント板13を得た。
〜36では、実施の形態1と同様な加熱加圧成型により
セメント板13を得た。
【0170】一方、合成樹脂ラテックス系シーラー14
aは以下のように製造した。すなわち、まず攪拌器、温
度計及び添加ポンプを備えたステンレス製オートクレー
ブに加温器及び窒素ガス導入装置を取り付け、これにメ
タクリル酸メチル重合体粒子の水性分散液(固形分10
0重量部、粒子径0.1μm)333重量部、重合開始
剤としての過硫酸アンモニウム0.1重量部を投入し、
窒素ガス雰囲気下80℃で攪拌した。次いで、乳化剤と
してのアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.3重
量部、アクリル酸n−ブチル30重量部、イオン水70
重量部を高速攪拌して得た乳化液を添加ポンプにより3
時間かけて連続的に添加した。添加終了後、さらに85
℃で1時間熟成し、冷却してアンモニア水でpH8に調
整した。これを100メッシュ金網で濾過することによ
り水性分散物(固形分濃度30%、粒子径0.12μ
m)を得て、この水性分散物100重量部に対して成膜
助剤としてブチルセロソルブ3重量部、シリコーン系消
泡剤0.5重量部を加え合成樹脂ラテックス系シーラー
14aとした。
aは以下のように製造した。すなわち、まず攪拌器、温
度計及び添加ポンプを備えたステンレス製オートクレー
ブに加温器及び窒素ガス導入装置を取り付け、これにメ
タクリル酸メチル重合体粒子の水性分散液(固形分10
0重量部、粒子径0.1μm)333重量部、重合開始
剤としての過硫酸アンモニウム0.1重量部を投入し、
窒素ガス雰囲気下80℃で攪拌した。次いで、乳化剤と
してのアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.3重
量部、アクリル酸n−ブチル30重量部、イオン水70
重量部を高速攪拌して得た乳化液を添加ポンプにより3
時間かけて連続的に添加した。添加終了後、さらに85
℃で1時間熟成し、冷却してアンモニア水でpH8に調
整した。これを100メッシュ金網で濾過することによ
り水性分散物(固形分濃度30%、粒子径0.12μ
m)を得て、この水性分散物100重量部に対して成膜
助剤としてブチルセロソルブ3重量部、シリコーン系消
泡剤0.5重量部を加え合成樹脂ラテックス系シーラー
14aとした。
【0171】上記セメント板13を100℃の乾燥機に
10分間放置した後取り出して、セメント板温が60℃
の時に表面13aに合成樹脂ラテックス系シーラー14
aをエアガンで100g/m2塗布し、100℃で10
分間乾燥した。また、セメント板13の裏面にも同様の
手順で塗布をおこなった。
10分間放置した後取り出して、セメント板温が60℃
の時に表面13aに合成樹脂ラテックス系シーラー14
aをエアガンで100g/m2塗布し、100℃で10
分間乾燥した。また、セメント板13の裏面にも同様の
手順で塗布をおこなった。
【0172】その後、下記方法によるブロッキング性評
価試験、塗膜の碁盤目密着性試験(JIS−K5400
8.5.1準拠)の各試験を実施した。また粒子径は
レーザー回折散乱式粒度分布測定装置(HORIBA社
製 LA−910)にて粒子のメジアン径を測定した。
価試験、塗膜の碁盤目密着性試験(JIS−K5400
8.5.1準拠)の各試験を実施した。また粒子径は
レーザー回折散乱式粒度分布測定装置(HORIBA社
製 LA−910)にて粒子のメジアン径を測定した。
【0173】[ブロッキング性評価試験方法]45,6
0℃の雰囲気下、上記合成樹脂ラテックス系シーラー1
4aを塗布したセメント板13を2枚積み重ね3kgf
/m2の圧力で2時間プレスした。プレス後の表面13
aの塗膜の剥離(ブロッキング状態)を観察し、以下の
基準で判断した。
0℃の雰囲気下、上記合成樹脂ラテックス系シーラー1
4aを塗布したセメント板13を2枚積み重ね3kgf
/m2の圧力で2時間プレスした。プレス後の表面13
aの塗膜の剥離(ブロッキング状態)を観察し、以下の
基準で判断した。
【0174】○:45,60℃両方の雰囲気下で塗膜が
剥離していない(ブロッキングが発生しにくい)。
剥離していない(ブロッキングが発生しにくい)。
【0175】△:45℃では剥離していないが、60℃
では2枚のセメント板13の塗膜同士がくっついて、塗
膜がセメント板13との界面で剥がれている。
では2枚のセメント板13の塗膜同士がくっついて、塗
膜がセメント板13との界面で剥がれている。
【0176】×:45℃で2枚のセメント板13の塗膜
同士がくっついて、塗膜がセメント板13との界面で剥
がれている(ブロッキングが発生しやすい)。
同士がくっついて、塗膜がセメント板13との界面で剥
がれている(ブロッキングが発生しやすい)。
【0177】
【実験例32】水性分散物中のメタクリル酸アルキルエ
ステル系重合体(重量組成比:メタクリル酸メチル重合
体/アクリル酸ブチル=90/10)を100重量部、
添加した単量体(重量組成比:アクリル酸2エチルヘキ
シル/スチレン=80/20)を100重量部として実
験例31と同様の方法で塗装、各試験をおこなった。
ステル系重合体(重量組成比:メタクリル酸メチル重合
体/アクリル酸ブチル=90/10)を100重量部、
添加した単量体(重量組成比:アクリル酸2エチルヘキ
シル/スチレン=80/20)を100重量部として実
験例31と同様の方法で塗装、各試験をおこなった。
【0178】
【実験例33】水性分散物中のメタクリル酸アルキルエ
ステル系重合体(メタクリル酸メチル重合体)を100
重量部とし、単量体を添加せずに実験例31と同様の方
法で塗装、各試験をおこなった。
ステル系重合体(メタクリル酸メチル重合体)を100
重量部とし、単量体を添加せずに実験例31と同様の方
法で塗装、各試験をおこなった。
【0179】
【実験例34】水性分散物中にメタクリル酸アルキルエ
ステル系重合体が含まれておらず、単量体(アクリル酸
n−ブチル)を30重量部添加して実験例31と同様の
方法で塗装、各試験をおこなった。
ステル系重合体が含まれておらず、単量体(アクリル酸
n−ブチル)を30重量部添加して実験例31と同様の
方法で塗装、各試験をおこなった。
【0180】
【実験例35】水性分散物中のメタクリル酸アルキルエ
ステル系重合体(メタクリル酸メチル重合体)を100
重量部、添加した単量体(アクリル酸n−ブチル)を5
重量部として実験例31と同様の方法で塗装、各試験を
おこなった。
ステル系重合体(メタクリル酸メチル重合体)を100
重量部、添加した単量体(アクリル酸n−ブチル)を5
重量部として実験例31と同様の方法で塗装、各試験を
おこなった。
【0181】
【実験例36】水性分散物中のメタクリル酸アルキルエ
ステル系重合体(メタクリル酸メチル重合体)を100
重量部、添加した単量体(アクリル酸n−ブチル)を1
80重量部として実験例31と同様の方法で塗装、各試
験をおこなった。
ステル系重合体(メタクリル酸メチル重合体)を100
重量部、添加した単量体(アクリル酸n−ブチル)を1
80重量部として実験例31と同様の方法で塗装、各試
験をおこなった。
【0182】実験例32〜36の比較結果を下記表6に
まとめる。
まとめる。
【0183】
【表6】 表6から読みとれるように、本実施の形態に係る実験例
31,32の塗装セメント板は、いずれもブロッキング
が発生しておらず、碁盤目テープによる剥離も生じてい
ない。これら塗装セメント板の塗膜は硬くべたつき感が
なく、積載時にブロッキング発生のおそれがないことが
確認された。また、塗装セメント板の製造に際して乾燥
温度を低く、乾燥時間を短くすることができるので、生
産性の効率化を図ることができる。
31,32の塗装セメント板は、いずれもブロッキング
が発生しておらず、碁盤目テープによる剥離も生じてい
ない。これら塗装セメント板の塗膜は硬くべたつき感が
なく、積載時にブロッキング発生のおそれがないことが
確認された。また、塗装セメント板の製造に際して乾燥
温度を低く、乾燥時間を短くすることができるので、生
産性の効率化を図ることができる。
【0184】一方、メタクリル酸アルキルエステル系重
合体粒子と乳化重合する単量体が含まれていないか、又
は、その量が相対的に少ない実験例33,35の各塗装
セメント板は、ブロッキングは生じにくいものの塗膜が
剥離し易く、コアとなるメタクリル酸アルキルエステル
系重合体が含まれていないか、又は、その量が相対的に
少ない実験例34,36の各塗装セメント板は、塗膜は
剥離しにくいもののブロッキングが生じやすい。
合体粒子と乳化重合する単量体が含まれていないか、又
は、その量が相対的に少ない実験例33,35の各塗装
セメント板は、ブロッキングは生じにくいものの塗膜が
剥離し易く、コアとなるメタクリル酸アルキルエステル
系重合体が含まれていないか、又は、その量が相対的に
少ない実験例34,36の各塗装セメント板は、塗膜は
剥離しにくいもののブロッキングが生じやすい。
【0185】以上、この発明の実施の形態1乃至6を図
面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形
態1乃至6に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲
の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形
態1乃至6に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲
の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0186】例えば、前記実施の形態1乃至5では、表
面の塗膜層を、下塗り塗膜層15及び上塗り塗膜層16
の二層としているが、特にこれに限らず、例えば、単層
や或いは、3層以上の複数層にしても、前記剥離防止層
14の上から塗布されて形成されるものであるならばよ
い。
面の塗膜層を、下塗り塗膜層15及び上塗り塗膜層16
の二層としているが、特にこれに限らず、例えば、単層
や或いは、3層以上の複数層にしても、前記剥離防止層
14の上から塗布されて形成されるものであるならばよ
い。
【0187】
【発明の効果】上述してきたように、この発明の請求項
1記載のものでは、塗膜層の表面に貼設された目地シー
ル材等を、剥離させても、塗膜層が、剥離防止層の表面
から剥離するだけで、剥離防止層は、前記硬質木片セメ
ント板の表面に留まる。
1記載のものでは、塗膜層の表面に貼設された目地シー
ル材等を、剥離させても、塗膜層が、剥離防止層の表面
から剥離するだけで、剥離防止層は、前記硬質木片セメ
ント板の表面に留まる。
【0188】このため、細分化された木質材料を含む硬
質木片セメント板であっても、該硬質木片セメント板そ
のものが、剥離又は破壊される虞がない。
質木片セメント板であっても、該硬質木片セメント板そ
のものが、剥離又は破壊される虞がない。
【0189】従って、前記塗膜層によって外観品質及び
耐候性を良好なものとしつつ、該剥離防止層によって基
材の剥離が防止される。
耐候性を良好なものとしつつ、該剥離防止層によって基
材の剥離が防止される。
【0190】また、請求項2に記載されたものでは、塗
装セメント板の合成樹脂ラテックス系シーラーの粒子径
が0.01〜0.3μmであるので、緻密度が、前記硬
質木片セメント板の表面層と良好な親和性の範囲とな
り、付着性が更に良好である、という実用上有益な効果
を発揮する。
装セメント板の合成樹脂ラテックス系シーラーの粒子径
が0.01〜0.3μmであるので、緻密度が、前記硬
質木片セメント板の表面層と良好な親和性の範囲とな
り、付着性が更に良好である、という実用上有益な効果
を発揮する。
【図1】実施の形態1の塗装セメント板の断面図であ
る。
る。
【図2】実施の形態1の塗装セメント板で、目地シール
材を剥がした様子を説明する断面図である。
材を剥がした様子を説明する断面図である。
【図3】実施の形態6の合成樹脂ラテックス系シーラー
を模式的に示す説明図である。
を模式的に示す説明図である。
【図4】従来例の建築用外壁パネルの断面図である。
12 木質材料 13 セメント板 13a 表面 14 剥離防止層 14a 合成樹脂ラテックス系シーラー 15 下塗り塗膜層 15a 下塗り塗料 16 上塗り塗膜層 16a 上塗り塗料
Claims (14)
- 【請求項1】セメント板の表面に、合成樹脂ラテックス
系シーラーを塗布して、剥離防止層を形成すると共に、
該剥離防止層の上から塗料を塗布して形成する塗膜層が
設けられていることを特徴とする塗装セメント板。 - 【請求項2】前記合成樹脂ラテックス系シーラーの粒子
径が0.01〜0.3μmであることを特徴とする請求
項1記載の塗装セメント板。 - 【請求項3】前記合成樹脂ラテックス系シーラーは、ア
ルキルシリケートを含有することを特徴とする請求項1
又は2記載の塗装セメント板。 - 【請求項4】前記アルキルシリケートは、前記合成樹脂
ラテックス系シーラーの固形分100重量部に対して3
0〜150重量部であることを特徴とする請求項3記載
の塗装セメント板。 - 【請求項5】前記合成樹脂ラテックス系シーラーは、無
機シリケートを含有することを特徴とする請求項1又は
2記載の塗装セメント板。 - 【請求項6】前記無機シリケートは、前記合成樹脂ラテ
ックス系シーラーの固形分100重量部に対して30〜
150重量部であることを特徴とする請求項5記載の塗
装セメント板。 - 【請求項7】前記合成樹脂ラテックス系シーラーは、ア
クリル酸エステルと、メタクリル酸エステルと、芳香族
ビニル化合物とを共重合して得られる共重合体からなる
ことを特徴とする請求項1又は2記載の塗装セメント
板。 - 【請求項8】前記共重合体は、アクリル酸エステル15
〜80重量%と、メタクリル酸エステル10〜75重量
%と、芳香族ビニル化合物10〜75重量%とによって
重量比を構成されていることを特徴とする請求項7記載
の塗装セメント板。 - 【請求項9】前記合成樹脂ラテックス系シーラーは、ア
クリル系共重合体と、エチレン系不飽和カルボン酸を含
む水溶性重合体または水溶性共重合体とからなることを
特徴とする請求項1又は2記載の塗装セメント板。 - 【請求項10】前記アクリル系共重合体は、アルキル基
の炭素数が1〜18のアクリル酸アルキルエステルおよ
び/またはアルキル基の炭素数が1〜18のメタクリル
酸アルキルエステルと、これらと共重合可能な単量体と
を乳化重合して得られるものであることを特徴とする請
求項9記載の塗装セメント板。 - 【請求項11】前記合成樹脂ラテックス系シーラーがコ
ア/シェルタイプの粒子を含み、前記シェルが前記コア
よりも軟らかいことを特徴とする請求項1又は2記載の
塗装セメント板。 - 【請求項12】前記シェルを構成する成分からなる重合
体のTgが前記コアのTgよりも低く、該コアのTgが
10℃以上であるとともに、前記シェルを構成する成分
からなる重合体のTgが10℃以下であることを特徴と
する請求項11記載の塗装セメント板。 - 【請求項13】前記コアはアルキル基の炭素数が1〜1
8のメタクリル酸アルキルエステル系重合体からなり、
前記シェルはアルキル基の炭素数が1〜18のアクリル
酸アルキルエステル系重合体からなることを特徴とする
請求項11又は12記載の塗装セメント板。 - 【請求項14】前記剥離防止層の上に形成される塗膜層
が水系塗料で形成される二層以上の塗膜層であることを
特徴とする請求項1又は2記載の塗装セメント板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10157643A JPH11228256A (ja) | 1997-12-12 | 1998-06-05 | 塗装セメント板 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-342952 | 1997-12-12 | ||
| JP34295297 | 1997-12-12 | ||
| JP10157643A JPH11228256A (ja) | 1997-12-12 | 1998-06-05 | 塗装セメント板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11228256A true JPH11228256A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=26485025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10157643A Withdrawn JPH11228256A (ja) | 1997-12-12 | 1998-06-05 | 塗装セメント板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11228256A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6709710B2 (en) * | 2000-04-14 | 2004-03-23 | Celanese Emulsions Gmbh | Method for producing coated mineral shaped bodies |
| JP2007198097A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd | 建築板 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5552337A (en) * | 1978-10-09 | 1980-04-16 | Kansai Paint Co Ltd | Surface treating agent for porous inorganic building material |
| JPH02311382A (ja) * | 1989-05-25 | 1990-12-26 | Matsushita Electric Works Ltd | 無機質板 |
| JPH07207191A (ja) * | 1993-12-03 | 1995-08-08 | Daicel Chem Ind Ltd | 下塗り剤およびそれを用いた密着方法 |
| JPH08301674A (ja) * | 1995-04-27 | 1996-11-19 | Nichiha Corp | 無機質板の塗装方法 |
| JPH09118574A (ja) * | 1995-10-25 | 1997-05-06 | Asahi Glass Kooto & Resin Kk | セメント系基材 |
-
1998
- 1998-06-05 JP JP10157643A patent/JPH11228256A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5552337A (en) * | 1978-10-09 | 1980-04-16 | Kansai Paint Co Ltd | Surface treating agent for porous inorganic building material |
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| JPH08301674A (ja) * | 1995-04-27 | 1996-11-19 | Nichiha Corp | 無機質板の塗装方法 |
| JPH09118574A (ja) * | 1995-10-25 | 1997-05-06 | Asahi Glass Kooto & Resin Kk | セメント系基材 |
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|---|---|---|---|---|
| US6709710B2 (en) * | 2000-04-14 | 2004-03-23 | Celanese Emulsions Gmbh | Method for producing coated mineral shaped bodies |
| JP2007198097A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd | 建築板 |
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|---|---|---|---|
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|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080507 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
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