JPH0543357A - 無機水硬性板材の製造方法 - Google Patents
無機水硬性板材の製造方法Info
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- JPH0543357A JPH0543357A JP21927391A JP21927391A JPH0543357A JP H0543357 A JPH0543357 A JP H0543357A JP 21927391 A JP21927391 A JP 21927391A JP 21927391 A JP21927391 A JP 21927391A JP H0543357 A JPH0543357 A JP H0543357A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】半硬化状無機水硬性板材の表面に水系塗料を塗
布し、これを積み重ねて養生し硬化する。この塗料はア
ルキッド樹脂単独またはアルキッド樹脂とアクリル樹脂
の混合物をバインダーにし、顔料を含有する。 【効果】生産性が大幅に向上する。
布し、これを積み重ねて養生し硬化する。この塗料はア
ルキッド樹脂単独またはアルキッド樹脂とアクリル樹脂
の混合物をバインダーにし、顔料を含有する。 【効果】生産性が大幅に向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無機水硬性板材の製造
方法に関する。
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ALCに代表される半硬化状無機
水硬性板材(以下ケーキと称する)を養生する場合、こ
れを一つ一つ並べて養生を行うと膨大な床面積を必要と
するため、複数枚重ねて養生することが行われている。
水硬性板材(以下ケーキと称する)を養生する場合、こ
れを一つ一つ並べて養生を行うと膨大な床面積を必要と
するため、複数枚重ねて養生することが行われている。
【0003】この場合、ケーキは半硬化状態であるため
付着性を有しており、無神経に積み重ねると相互に付着
し合ってしまい剥がれにくくなったり、一部が欠落剥離
することがある。そこでこのような付着を防止するた
め、次のような処置が採られていた。
付着性を有しており、無神経に積み重ねると相互に付着
し合ってしまい剥がれにくくなったり、一部が欠落剥離
することがある。そこでこのような付着を防止するた
め、次のような処置が採られていた。
【0004】1)ケーキを複数個積み重ねた後、養生ま
での前置き時間を長くとり、ケーキの硬度が増し、多少
の水蒸気が界面に浸入しても付着しにくくなってから養
生を開始する。 2)ケーキを積み重ねる際、重ね面にポリエステルのフ
ィルムを1枚ずつ敷いて養生を行う。 3)ケーキを積み重ねる際、離型性のある塗料を塗布
し、積み重ねて養生する。
での前置き時間を長くとり、ケーキの硬度が増し、多少
の水蒸気が界面に浸入しても付着しにくくなってから養
生を開始する。 2)ケーキを積み重ねる際、重ね面にポリエステルのフ
ィルムを1枚ずつ敷いて養生を行う。 3)ケーキを積み重ねる際、離型性のある塗料を塗布
し、積み重ねて養生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、1)にあって
は、養生までの前置きにかなりの時間をかけても下段程
付着し易い状態が残る欠点があると共に、前置きを行う
場所を必要とし、設備的にも生産性にも好ましくない欠
点を有している。
は、養生までの前置きにかなりの時間をかけても下段程
付着し易い状態が残る欠点があると共に、前置きを行う
場所を必要とし、設備的にも生産性にも好ましくない欠
点を有している。
【0006】また、2)にあっては、積載時フィルムに
発生したシワが原因となって硬化後のALCに線状の跡
が残ったり、オートクレーブ養生過程でフィルムが溶け
だすことでシミ等の原因となる欠点を有すると共に、フ
ィルムに要する費用やこれを敷く手間等コストアップの
要因となる欠点を有している。
発生したシワが原因となって硬化後のALCに線状の跡
が残ったり、オートクレーブ養生過程でフィルムが溶け
だすことでシミ等の原因となる欠点を有すると共に、フ
ィルムに要する費用やこれを敷く手間等コストアップの
要因となる欠点を有している。
【0007】また、3)にあっては、離型性塗料の乾燥
状態のバラツキやケーキ表面の粗さや平滑性等の影響か
ら、付着を完全に防止し得ない欠点を有すると共に、養
生終了後の製品に上塗を塗布する場合、離型性塗料と上
塗塗膜の間の付着不良の原因となる欠陥も有している。
状態のバラツキやケーキ表面の粗さや平滑性等の影響か
ら、付着を完全に防止し得ない欠点を有すると共に、養
生終了後の製品に上塗を塗布する場合、離型性塗料と上
塗塗膜の間の付着不良の原因となる欠陥も有している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前置きに
著しい時間や場所をかけることなく、また製品への悪影
響やコストアップを招くことなく、また離型性塗料の乾
燥のバラツキやケーキの表面精度に影響を受けることな
く、また製品の塗装に悪影響を及ぼす等の諸欠点を排除
し煩雑な操作を要せず、ケーキの相互付着を防止するこ
とを目的として種々研究、検討した結果、特定の物質を
ケーキに塗布することにより前記目的を達成し得ること
を見いだした。
著しい時間や場所をかけることなく、また製品への悪影
響やコストアップを招くことなく、また離型性塗料の乾
燥のバラツキやケーキの表面精度に影響を受けることな
く、また製品の塗装に悪影響を及ぼす等の諸欠点を排除
し煩雑な操作を要せず、ケーキの相互付着を防止するこ
とを目的として種々研究、検討した結果、特定の物質を
ケーキに塗布することにより前記目的を達成し得ること
を見いだした。
【0009】かくして本発明は、ケーキの表面に、アル
キッド樹脂単独又はアルキッド樹脂及びアクリル樹脂の
混合物と顔料とを含有する水系塗料を塗布し、塗料を塗
布したケーキを積み重ねて養生し硬化する無機水硬性板
材の製造方法を提供することにある。本発明において無
機水硬性板材としては、典型的にはALCであるが、そ
の他各種セメント、石膏、水硬性石灰等の成形体を挙げ
ることができる。以下本発明をALCを用いて説明す
る。
キッド樹脂単独又はアルキッド樹脂及びアクリル樹脂の
混合物と顔料とを含有する水系塗料を塗布し、塗料を塗
布したケーキを積み重ねて養生し硬化する無機水硬性板
材の製造方法を提供することにある。本発明において無
機水硬性板材としては、典型的にはALCであるが、そ
の他各種セメント、石膏、水硬性石灰等の成形体を挙げ
ることができる。以下本発明をALCを用いて説明す
る。
【0010】ALCにおけるケーキとは、40mmφの
鋼球を4.9cmの高さから自由落下せしめ、その凹跡
の直径が15〜25mmになる程度の硬化状態を指す。
養生に先立ち、このような状態にあるALCの表面に、
より具体的にはALC同志の重なり面となる片側の面、
好ましくは上面に、付着防止に有効な水系塗料が塗布さ
れる。かかる付着防止に有効な水系塗料としては、アル
キッド樹脂単独か、またはアルキッド樹脂とアクリル樹
脂の混合物の水稀釈性バインダー(結合剤)、顔料、及
び稀釈剤としての水を必須成分とし、さらに必要に応じ
各種添加剤、改質剤、少量の有機溶剤を配合せしめたも
のである。
鋼球を4.9cmの高さから自由落下せしめ、その凹跡
の直径が15〜25mmになる程度の硬化状態を指す。
養生に先立ち、このような状態にあるALCの表面に、
より具体的にはALC同志の重なり面となる片側の面、
好ましくは上面に、付着防止に有効な水系塗料が塗布さ
れる。かかる付着防止に有効な水系塗料としては、アル
キッド樹脂単独か、またはアルキッド樹脂とアクリル樹
脂の混合物の水稀釈性バインダー(結合剤)、顔料、及
び稀釈剤としての水を必須成分とし、さらに必要に応じ
各種添加剤、改質剤、少量の有機溶剤を配合せしめたも
のである。
【0011】前記アルキッド樹脂としては、多塩基酸と
多価アルコールもしくはこれに変性剤を加え縮合反応に
より得られる樹脂またはこれら縮合反応により得られた
樹脂の二重結合にスチレンモノマー、アクリル酸及びメ
タアクリル酸の炭素数1〜8のアルキルエステルモノマ
ー並びにアクリル酸モノマー並びにメタアクリル酸モノ
マー等をグラフト重合させて得られる樹脂が使用され
る。なかでも、油長0〜80、アルコール過剰率8〜1
3%、酸価8〜70の範囲にある樹脂が好ましい。
多価アルコールもしくはこれに変性剤を加え縮合反応に
より得られる樹脂またはこれら縮合反応により得られた
樹脂の二重結合にスチレンモノマー、アクリル酸及びメ
タアクリル酸の炭素数1〜8のアルキルエステルモノマ
ー並びにアクリル酸モノマー並びにメタアクリル酸モノ
マー等をグラフト重合させて得られる樹脂が使用され
る。なかでも、油長0〜80、アルコール過剰率8〜1
3%、酸価8〜70の範囲にある樹脂が好ましい。
【0012】この多塩基酸としては、無水フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、無水コハク酸、アジピン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、テトラヒドロ無水フタ
ル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、1,4−シクロヘキ
サンジカルボン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコ
ン酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸が挙げ
られる。
ソフタル酸、テレフタル酸、無水コハク酸、アジピン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、テトラヒドロ無水フタ
ル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、1,4−シクロヘキ
サンジカルボン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコ
ン酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸が挙げ
られる。
【0013】多価アルコールとしては、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、トリエチレングリコー
ル、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリトリット、ジペンタエリトリッ
トが挙げられる。変性剤としては、安息香酸、p−ター
シャリブチル安息香酸、脂肪酸が挙げられる。
ール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、トリエチレングリコー
ル、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリトリット、ジペンタエリトリッ
トが挙げられる。変性剤としては、安息香酸、p−ター
シャリブチル安息香酸、脂肪酸が挙げられる。
【0014】この樹脂を、水と親水性溶媒の混合物に溶
解し若しくは分散しまたはアンモニア水やアミン類で中
和することによって、水または水と親水性溶媒の混合物
に分散あるいは溶解したものが使用可能である。
解し若しくは分散しまたはアンモニア水やアミン類で中
和することによって、水または水と親水性溶媒の混合物
に分散あるいは溶解したものが使用可能である。
【0015】特に本発明においては、アルカリ成分の存
在下、加熱蒸気により加水分解するものが好ましい。前
記アクリル樹脂としては、アクリル酸の炭素数1〜8の
アルキルエステルモノマー、メタクリル酸の炭素数1〜
8のアルキルエステルモノマーの単一重合体あるいは共
重合体もしくはこれらのモノマーと共重合可能なモノマ
ーとの共重合体が使用される。
在下、加熱蒸気により加水分解するものが好ましい。前
記アクリル樹脂としては、アクリル酸の炭素数1〜8の
アルキルエステルモノマー、メタクリル酸の炭素数1〜
8のアルキルエステルモノマーの単一重合体あるいは共
重合体もしくはこれらのモノマーと共重合可能なモノマ
ーとの共重合体が使用される。
【0016】中でもアクリル酸、メタアクリル酸、イタ
コン酸、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタアクリ
ル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸グリシジル、メ
タアクリル酸グリシジル、アクリルアミド、メタアクリ
ルアミド、N−メチロールアクリルアミド及びN−メチ
ロールメタアクリルアミド等の官能性モノマー並びにス
チレン、ビニルトルエン、アクリルニトリル、メタアク
リルニトリル、塩化ビニル及びブタジエン等のモノマー
を適宜組み合わせ、乳化剤存在化で常法に従い重合させ
たエマルジョン樹脂が好適である。これらのアクリルエ
マルジョン樹脂の分子量は約5万〜30万好ましくは8
万〜20万であるのが有利である。
コン酸、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタアクリ
ル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸グリシジル、メ
タアクリル酸グリシジル、アクリルアミド、メタアクリ
ルアミド、N−メチロールアクリルアミド及びN−メチ
ロールメタアクリルアミド等の官能性モノマー並びにス
チレン、ビニルトルエン、アクリルニトリル、メタアク
リルニトリル、塩化ビニル及びブタジエン等のモノマー
を適宜組み合わせ、乳化剤存在化で常法に従い重合させ
たエマルジョン樹脂が好適である。これらのアクリルエ
マルジョン樹脂の分子量は約5万〜30万好ましくは8
万〜20万であるのが有利である。
【0017】またアクリル樹脂は最低造膜温度(以下M
FTという)30℃以上のものが使用可能で、好ましく
は45℃以上のものが一体化しにくく有利である。なお
アクリル樹脂は、常乾タイプでも焼付タイプでもよく、
さらに酸化亜鉛、金属錯塩、ヒドラジド化合物などを併
用した自己架橋タイプの樹脂も使用可能である。アクリ
ル樹脂は、板材の一体化防止目的のみでは必ずしも必須
成分ではないが、本樹脂を添加することによって、顔料
分が粉状化するのを防ぎ、着色されたシーラー層として
の機能を発揮することが可能となる。
FTという)30℃以上のものが使用可能で、好ましく
は45℃以上のものが一体化しにくく有利である。なお
アクリル樹脂は、常乾タイプでも焼付タイプでもよく、
さらに酸化亜鉛、金属錯塩、ヒドラジド化合物などを併
用した自己架橋タイプの樹脂も使用可能である。アクリ
ル樹脂は、板材の一体化防止目的のみでは必ずしも必須
成分ではないが、本樹脂を添加することによって、顔料
分が粉状化するのを防ぎ、着色されたシーラー層として
の機能を発揮することが可能となる。
【0018】アルキッド樹脂とアクリル樹脂の混合比
(固形分比)としては100〜66:0〜34部の範囲
が使用可能であるが好ましくは98〜75:2〜25が
有効である。
(固形分比)としては100〜66:0〜34部の範囲
が使用可能であるが好ましくは98〜75:2〜25が
有効である。
【0019】前記顔料としては、無機系顔料、有機系顔
料のいずれでもよいが、耐熱性、耐熱水性、耐アルカリ
性の観点から無機系顔料が望ましい。具体的には、酸化
チタン、酸化鉄黄、酸化鉄錆、カーボンブラック等の着
色顔料や炭酸カルシウム、タルク、カオリン、硫酸バリ
ウム等の体質顔料が、代表的なものとして挙げられる
が、これらに限定されるものでない。顔料は板材間の付
着による一体化防止、ALCのオートクレーブ硬化後の
色斑防止に効果がある。
料のいずれでもよいが、耐熱性、耐熱水性、耐アルカリ
性の観点から無機系顔料が望ましい。具体的には、酸化
チタン、酸化鉄黄、酸化鉄錆、カーボンブラック等の着
色顔料や炭酸カルシウム、タルク、カオリン、硫酸バリ
ウム等の体質顔料が、代表的なものとして挙げられる
が、これらに限定されるものでない。顔料は板材間の付
着による一体化防止、ALCのオートクレーブ硬化後の
色斑防止に効果がある。
【0020】また、これらのアルキッド樹脂とアクリル
樹脂の合計量と顔料と水との配合量は、8〜33:10
〜30(以上固形分):37〜82重量部の範囲が使用
可能であるが好ましくは、11〜28:15〜25:4
7〜74重量部になるよう配合するのが適当である。
樹脂の合計量と顔料と水との配合量は、8〜33:10
〜30(以上固形分):37〜82重量部の範囲が使用
可能であるが好ましくは、11〜28:15〜25:4
7〜74重量部になるよう配合するのが適当である。
【0021】必要に応じて各種分散剤、増粘剤、消泡
剤、防カビ剤、成膜助剤等を添加することができる。こ
のような塗料をケーキに塗布する場合、その塗布量は2
0〜300g/m2 、好ましくは40〜200g/m2
になるように塗布するのが適当である。このような塗料
をケーキに塗布する手段としては、通常の塗装方法が使
用可能であるが、例えばエアースプレー、エアレススプ
レー、シャワーコーター、フローコーター等の非接触型
の塗装手段により塗布するのが好ましい。
剤、防カビ剤、成膜助剤等を添加することができる。こ
のような塗料をケーキに塗布する場合、その塗布量は2
0〜300g/m2 、好ましくは40〜200g/m2
になるように塗布するのが適当である。このような塗料
をケーキに塗布する手段としては、通常の塗装方法が使
用可能であるが、例えばエアースプレー、エアレススプ
レー、シャワーコーター、フローコーター等の非接触型
の塗装手段により塗布するのが好ましい。
【0022】次いで塗料を塗布したケーキを積み重ね
る。ケーキを積み重ねる時期は、塗膜がウェット状態に
ある時、具体的には塗装後4分以内、または、積み重ね
た際に塗膜が損傷しない程度に硬化した時、具体的には
100℃で約3分間以上乾燥させた時が好ましい。な
お、積み重ねた際、塗膜が損傷する程度のケーキを積み
重ねると、隣接する他方のケーキに塗膜が付着し、その
結果ケーキが一体化する危険がある。
る。ケーキを積み重ねる時期は、塗膜がウェット状態に
ある時、具体的には塗装後4分以内、または、積み重ね
た際に塗膜が損傷しない程度に硬化した時、具体的には
100℃で約3分間以上乾燥させた時が好ましい。な
お、積み重ねた際、塗膜が損傷する程度のケーキを積み
重ねると、隣接する他方のケーキに塗膜が付着し、その
結果ケーキが一体化する危険がある。
【0023】次いで積み重ねた未硬化ALCをオートク
レーブ養生し硬化せしめる。かくして得られた硬化状態
のALCは、相互に付着することなくまた製品に対する
悪影響も実質的に生ずることがない。
レーブ養生し硬化せしめる。かくして得られた硬化状態
のALCは、相互に付着することなくまた製品に対する
悪影響も実質的に生ずることがない。
【0024】なお、ケーキを成形する方法としては、原
料となるスラリーを型枠に打設し、硬化して成形する方
法、無端ベルト状にスラリーを供給し連続的に硬化して
成形する方法のいずれでもよい。
料となるスラリーを型枠に打設し、硬化して成形する方
法、無端ベルト状にスラリーを供給し連続的に硬化して
成形する方法のいずれでもよい。
【0025】
[実施例1]セメント27重量%、珪砂30重量%、石
灰3重量%、水39.4重量%に対し、蛋白加水分解系
の起泡剤0.6重量%を含有するものに空気を吹き込み
つつ十分撹拌導入して比重0.8に調整したALCスラ
リーを得た。このスラリーを型枠に打設し、40mmφ
の鉄球を4.9cm高さから自由落下せしめ、投設体表
面に25mmの凹部が生ずる程度まで硬化せしめた。こ
れを幅0.6m、長さ3m、厚さ0.1mの大きさのケ
ーキにし、15枚取り出した。
灰3重量%、水39.4重量%に対し、蛋白加水分解系
の起泡剤0.6重量%を含有するものに空気を吹き込み
つつ十分撹拌導入して比重0.8に調整したALCスラ
リーを得た。このスラリーを型枠に打設し、40mmφ
の鉄球を4.9cm高さから自由落下せしめ、投設体表
面に25mmの凹部が生ずる程度まで硬化せしめた。こ
れを幅0.6m、長さ3m、厚さ0.1mの大きさのケ
ーキにし、15枚取り出した。
【0026】一方グリセリン/アジピン酸=39.8
8:42.2(重量部)の縮合反応させ酸価10のアル
キッド樹脂(収量71.7重量部)を得、これをイソピ
ロピルアルコール/水=17.92/53.78(重量
部)で稀釈した。この樹脂のアルコール過剰率は124
%であった。
8:42.2(重量部)の縮合反応させ酸価10のアル
キッド樹脂(収量71.7重量部)を得、これをイソピ
ロピルアルコール/水=17.92/53.78(重量
部)で稀釈した。この樹脂のアルコール過剰率は124
%であった。
【0027】このようにして得たオイルフリーアルキッ
ドワニス(固形分50%)36部とスチレン/メチルメ
タクリレート/ブチルアクリレート=15/55/30
(重量部)の共重合体(MFT50℃)のエマルジョン
(固形分48%)5部と、チタン白10部、炭酸カルシ
ウム10部、添加剤1.5部、水38.5部からなる塗
料を調合した。この塗料を先の15枚のケーキの片表面
に、塗布量が100g/m2 (ウェット)になるよう
に、エアレススプレーした。これを40秒以内に15枚
重ねてオートクレーブに入れ、180℃で10気圧に7
時間保持し養生せしめた。養生終了後の硬化体の付着状
況を調べたところ、いずれも何らの付着現象もなく、ま
た硬化体表面に色斑等の欠陥は認められなかった。
ドワニス(固形分50%)36部とスチレン/メチルメ
タクリレート/ブチルアクリレート=15/55/30
(重量部)の共重合体(MFT50℃)のエマルジョン
(固形分48%)5部と、チタン白10部、炭酸カルシ
ウム10部、添加剤1.5部、水38.5部からなる塗
料を調合した。この塗料を先の15枚のケーキの片表面
に、塗布量が100g/m2 (ウェット)になるよう
に、エアレススプレーした。これを40秒以内に15枚
重ねてオートクレーブに入れ、180℃で10気圧に7
時間保持し養生せしめた。養生終了後の硬化体の付着状
況を調べたところ、いずれも何らの付着現象もなく、ま
た硬化体表面に色斑等の欠陥は認められなかった。
【0028】[実施例2]セメント25重量%、珪砂3
0重量%、2水石膏2重量%、石灰5重量%、水35.
4重量%を混合してスラリーとし、これに高級アルコー
ル硫酸エステルを成分とする界面活性剤0.1重量%と
水2.5重量%を発泡機で空気と共に発泡させて混合
し、比重0.8に調整したフォームドスラリーを得た。
このスラリーを型枠に打設し、実施例1と同程度迄半硬
化せしめた。これを幅0.9m、長さ3m、厚さ0.1
mの大きさのケーキにし、18枚取り出した。
0重量%、2水石膏2重量%、石灰5重量%、水35.
4重量%を混合してスラリーとし、これに高級アルコー
ル硫酸エステルを成分とする界面活性剤0.1重量%と
水2.5重量%を発泡機で空気と共に発泡させて混合
し、比重0.8に調整したフォームドスラリーを得た。
このスラリーを型枠に打設し、実施例1と同程度迄半硬
化せしめた。これを幅0.9m、長さ3m、厚さ0.1
mの大きさのケーキにし、18枚取り出した。
【0029】一方、大豆油脂肪酸/無水フタル酸/エチ
レングリコール/ペンタエリトリット=14.12/1
7.0/6.04/4.0(重量部)の縮合反応させ酸
価41、油長38、アルコール過剰率9%のアルキッド
樹脂(収量37.6部)を得た。この樹脂をトリエチル
アミン2.9部で中和し、モノブチルグリコールエーテ
ル20部、イソプロピルアルコール10部、水26.4
部で稀釈した。このようにして得たアルキッドワニス
(固形分40%)50部と、チタン白14.5部、酸化
鉄黄0.5部、硫酸バリウム10部、添加剤1.5部、
水23.5部からなる塗料を調合した。
レングリコール/ペンタエリトリット=14.12/1
7.0/6.04/4.0(重量部)の縮合反応させ酸
価41、油長38、アルコール過剰率9%のアルキッド
樹脂(収量37.6部)を得た。この樹脂をトリエチル
アミン2.9部で中和し、モノブチルグリコールエーテ
ル20部、イソプロピルアルコール10部、水26.4
部で稀釈した。このようにして得たアルキッドワニス
(固形分40%)50部と、チタン白14.5部、酸化
鉄黄0.5部、硫酸バリウム10部、添加剤1.5部、
水23.5部からなる塗料を調合した。
【0030】この塗料を先の18枚のケーキ表面に、塗
布量が75g/m2 (ウェット)になるようにエアース
プレーした。これを60秒以内に18枚重ねてオートク
レーブに入れ、180℃で10気圧に7時間保持し養生
せしめた。養生終了後の硬化体の付着状況を調べたとこ
ろ、いずれも何ら付着現象は見られず、また、硬化体表
面に色斑が生ずる等の不都合は認められなかった。
布量が75g/m2 (ウェット)になるようにエアース
プレーした。これを60秒以内に18枚重ねてオートク
レーブに入れ、180℃で10気圧に7時間保持し養生
せしめた。養生終了後の硬化体の付着状況を調べたとこ
ろ、いずれも何ら付着現象は見られず、また、硬化体表
面に色斑が生ずる等の不都合は認められなかった。
【0031】[実施例3]セメント26重量%、珪砂3
0重量%、石灰4重量%、水39.4重量%に対し、蛋
白加水分解系の発泡剤0.6重量%を含有する空気を吹
き込みつつ十分撹拌導入して比重0.8に調整したAL
Cスラリーを得た。かかるスラリーを型枠に打設し、実
施例1と同程度迄半硬化せしめた。これを幅0.6m、
長さ3m、厚さ0.1mの大きさのケーキにし、16枚
取り出した。
0重量%、石灰4重量%、水39.4重量%に対し、蛋
白加水分解系の発泡剤0.6重量%を含有する空気を吹
き込みつつ十分撹拌導入して比重0.8に調整したAL
Cスラリーを得た。かかるスラリーを型枠に打設し、実
施例1と同程度迄半硬化せしめた。これを幅0.6m、
長さ3m、厚さ0.1mの大きさのケーキにし、16枚
取り出した。
【0032】一方、トール油脂肪酸/無水フタル酸/エ
チレングリコール/ペンタエリトリット=25.23/
30.37/10.79/7.15(重量部)の縮合反
応させ酸価45、油長39、アルコール過剰率9%のア
ルキッド樹脂を得た(収量68.2%)。このアルキッ
ド樹脂を、モノブチルグリコールエーテルで稀釈して固
形分70%とした。さらにアルキッド樹脂53部にメチ
ルメタクリレート0.6部、イソブチルメタクリレート
1.2部をグラフト重合させた。
チレングリコール/ペンタエリトリット=25.23/
30.37/10.79/7.15(重量部)の縮合反
応させ酸価45、油長39、アルコール過剰率9%のア
ルキッド樹脂を得た(収量68.2%)。このアルキッ
ド樹脂を、モノブチルグリコールエーテルで稀釈して固
形分70%とした。さらにアルキッド樹脂53部にメチ
ルメタクリレート0.6部、イソブチルメタクリレート
1.2部をグラフト重合させた。
【0033】次いでこれを、トリエチルアミン3.7部
で中和し、モノブチルグリコール5.5部、イソブチル
アルコール10部、水25.5部で稀釈してアクリル化
アルキッドワニス(固形分40%)を得た。このアクリ
ル化アルキッドワニス25部にメチルメタクリレート/
ブチルアクリレート=70/30(重量部)の共重合体
(MFT90℃以上)のエマルジョン(固形分36%)
10部と、チタン白10部、炭酸カルシウム10部、添
加剤1部と水44部からなる塗料を調合した。この塗料
を、先の16枚のケーキ表面に、塗布量が120g/m
2 (ウェット)になるようにエアレススプレーし、40
秒以内に積み重ねてオートクレーブに入れ、180℃で
10気圧7時間保持し養生せしめた。養生終了後の硬化
体の付着状況を調べたところ、いずれも何らの付着現象
もなく、また硬化体表面に色斑等の欠陥は認められなか
った。
で中和し、モノブチルグリコール5.5部、イソブチル
アルコール10部、水25.5部で稀釈してアクリル化
アルキッドワニス(固形分40%)を得た。このアクリ
ル化アルキッドワニス25部にメチルメタクリレート/
ブチルアクリレート=70/30(重量部)の共重合体
(MFT90℃以上)のエマルジョン(固形分36%)
10部と、チタン白10部、炭酸カルシウム10部、添
加剤1部と水44部からなる塗料を調合した。この塗料
を、先の16枚のケーキ表面に、塗布量が120g/m
2 (ウェット)になるようにエアレススプレーし、40
秒以内に積み重ねてオートクレーブに入れ、180℃で
10気圧7時間保持し養生せしめた。養生終了後の硬化
体の付着状況を調べたところ、いずれも何らの付着現象
もなく、また硬化体表面に色斑等の欠陥は認められなか
った。
【0034】[比較例1]実施例と同様にしてケーキ1
5枚をとり出した。一方、スチレン/メチルメタクリレ
ート/ブチルアクリレートの共重合体(MFT50℃)
の固形分48%のエマルジョン38部とチタン白10
部、炭酸カルシウム10部、添加剤1部、水41部から
なる塗料を、先の15枚のケーキ表面に、塗布量が10
0g/m2 (ウェット)になるようにエアレススプレー
し、40秒以内に15枚重ねてオートクレーブにいれ1
80℃で10気圧7時間保持し養生せしめた。養生終了
後の硬化体の付着状況を調べたところ、上部から3枚位
はかろうじて剥がれるが、下部12枚は一体化し剥すこ
とができなかった。
5枚をとり出した。一方、スチレン/メチルメタクリレ
ート/ブチルアクリレートの共重合体(MFT50℃)
の固形分48%のエマルジョン38部とチタン白10
部、炭酸カルシウム10部、添加剤1部、水41部から
なる塗料を、先の15枚のケーキ表面に、塗布量が10
0g/m2 (ウェット)になるようにエアレススプレー
し、40秒以内に15枚重ねてオートクレーブにいれ1
80℃で10気圧7時間保持し養生せしめた。養生終了
後の硬化体の付着状況を調べたところ、上部から3枚位
はかろうじて剥がれるが、下部12枚は一体化し剥すこ
とができなかった。
【0035】
【発明の効果】多数のケーキを重ねて養生することがで
きるので、生産性の大幅な向上が図れると共に、生産現
場におけるスペースを少なくすることができる。
きるので、生産性の大幅な向上が図れると共に、生産現
場におけるスペースを少なくすることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 俊夫 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内 (72)発明者 中野 博司 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内 (72)発明者 三枝 一正 愛知県春日井市石尾台4−8−17 (72)発明者 富沢 彬 神奈川県横浜市戸塚区矢部町860−31
Claims (2)
- 【請求項1】半硬化状無機水硬性板材の表面に、アルキ
ッド樹脂単独又はアルキッド樹脂及びアクリル樹脂の混
合物と顔料とを含有する水系塗料を塗布し、次いで塗料
を塗布した半硬化状無機水硬性板材を積み重ねて養生し
硬化する無機水硬性板材の製造方法。 - 【請求項2】養生がオートクレーブ養生である請求項1
の無機水硬性板材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21927391A JPH0543357A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 無機水硬性板材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21927391A JPH0543357A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 無機水硬性板材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0543357A true JPH0543357A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16732941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21927391A Withdrawn JPH0543357A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 無機水硬性板材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0543357A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012161226A1 (ja) | 2011-05-23 | 2012-11-29 | 積水メディカル株式会社 | Pivka-ii測定試薬における非特異反応の抑制方法 |
| WO2021107105A1 (ja) | 2019-11-29 | 2021-06-03 | 積水メディカル株式会社 | 免疫反応を利用したアナライトの測定方法及び測定試薬 |
-
1991
- 1991-08-06 JP JP21927391A patent/JPH0543357A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012161226A1 (ja) | 2011-05-23 | 2012-11-29 | 積水メディカル株式会社 | Pivka-ii測定試薬における非特異反応の抑制方法 |
| KR20140057495A (ko) | 2011-05-23 | 2014-05-13 | 세키스이 메디칼 가부시키가이샤 | Pivka-ii 측정 시약에서의 비특이 반응의 억제 방법 |
| WO2021107105A1 (ja) | 2019-11-29 | 2021-06-03 | 積水メディカル株式会社 | 免疫反応を利用したアナライトの測定方法及び測定試薬 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |