JPH11228353A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH11228353A
JPH11228353A JP10042916A JP4291698A JPH11228353A JP H11228353 A JPH11228353 A JP H11228353A JP 10042916 A JP10042916 A JP 10042916A JP 4291698 A JP4291698 A JP 4291698A JP H11228353 A JPH11228353 A JP H11228353A
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JP
Japan
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group
hair
amino
ammonium
modified
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Pending
Application number
JP10042916A
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English (en)
Inventor
Takayuki Omura
孝之 大村
Ayumi Kimura
亜由美 木村
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手のべたつきがなく、くし通りが良く、毛髪
にツヤを与え、枝毛修復効果に優れた毛髪化粧料を提供
する。 【解決手段】 カラスムギ(Avena sativa)の種子また
はオートミールから、水および/または水溶性有機溶媒
を用いて抽出した抽出物と、重合度が3000〜200
00である高分子量ポリシロキサンまたはアミノ変性ま
たはアンモニウム変性シリコーン誘導体とを含有させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪に対し、優れ
た光沢を与え、なめらかな感触を付与しながら、かつ枝
毛修復効果も有する毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】化粧
料にオートミールを使用することは、例えば、ヨーロッ
パ特許出願第619950号および同第620979号
に記載され、すでに知られている。これらは、特定量の
タンパク質、ヒドロキシカルボン酸および油脂を組み合
わせて使用するものである。化粧料にオートミールを使
用したものの概要は、D.Patonらの文献 ”Cosm
etic and Toiletries”第110巻(1995年3月)
第63〜64、66、68および70頁に記載されてい
る。
【0003】一方、シリコーン誘導体については、例え
ばシリコーン油は、優れた撥水性、耐熱、耐酸化性を有
することが知られており、種々の工業用材料として多用
されている。特に、化粧料用材料あるいは医薬部外品用
材料としては、のびが軽く、さっぱりとした感触を有す
ることから、メーキャップ化粧料、毛髪化粧料をはじめ
とするさまざまな用途で使用されている。
【0004】特に、毛髪化粧料については、毛髪に光沢
や滑らかさを与える目的で、シリコーン油、高分子量の
ジメチルポリシロキサン、高分子量のメチルフェニルポ
リシロキサン、エステル油、炭化水素油などの油分が、
可溶化、乳化、溶解して用いられている。特にシリコー
ン油は表面張力が低く、毛髪のなじみに優れ、良い光沢
が得られ、近年多用されているものである。しかし、油
分のもつ限界があり、多量に用いたり、消費者が長い間
用いたりすると、頭髪が脂ぎる欠点があった。また、滑
らかさを付与する目的でカチオン活性剤も多用されてい
るが、充分に満足できる光沢を与えるものではなく、多
量に配合すると、安全性上も好ましくないという欠点が
あった。
【0005】また、一般に毛髪は、洗髪、ブラッシン
グ、ドライヤーによる熱、ヘアカラー、ブリーチ剤等に
よる美容処理を頻繁に繰り返し行うと著しく損傷劣化
し、その結果、乾燥してぱさついたり、枝毛、切れ毛、
抜け毛等の増加および強度低下を引き起こすことはよく
知られたことである。そこで、上述のような毛髪損傷に
対し、毛髪の保護修復を目的に、毛髪用組成物には基剤
として、天然物から抽出した各種原料、例えば、タンパ
ク質、多糖、抽出エキス、天然高分子またはこれらを構
成している単体もしくはオリゴ体、例えば、アミノ酸、
ペプチド等が配合される。また、毛髪に光沢と滑らかさ
を与えながら毛髪の損傷を防止する目的で、特開昭63
−183517号公報、特開昭63−243018号公
報、特開昭63−313712号公報、特開平5−85
918号公報に見られるように、高分子量のジメチルポ
リシロキサンや高分子量のメチルフェニルシロキサン、
あるいはアミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリ
コーンを用いる技術が知られている。しかしながら、天
然抽出原料では毛髪損傷防止効果が充分でなく、使用後
の滑らかさなどの感触の点で満足できるものではなく、
高分子量のジメチルポリシロキサンや高分子量のメチル
フェニルポリシロキサンでは毛髪損傷防止効果および使
用後の毛髪への光沢および滑らかさの付与にはある程度
の効果を有するが、ブラッシングやドライヤー処理によ
るその効果の持続性の点では満足できるものではなかっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、このような
従来の欠点を解決し、毛髪に優れた光沢を与え、なめら
かな感触を付与し、頭髪の脂じみがなく、かつ良好な枝
毛修復効果を有する毛髪化粧料を得るべく鋭意研究を行
った結果、カラスムギの種子またはオートミールから水
および/または水溶性有機溶媒を用いて抽出した抽出物
と特定のシリコーン誘導体とを組み合わせて用いたなら
ば上記目的を達成できることを見い出し、この知見に基
づいて本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、カラスムギ(Avena sati
va)の種子またはオートミールから、水および/または
水溶性有機溶媒を用いて抽出した抽出物と、下記一般式
(1)で示される高分子量ポリシロキサンおよび下記一
般式(2)で示されるアミノ変性またはアンモニウム変
性シリコーン誘導体から選ばれる一種または二種以上と
を含有することを特徴とする毛髪化粧料である。
【0008】
【化3】
【0009】[式中、R1はメチル基または一部がフェ
ニル基を表し、R2はメチル基または水酸基を表す。n
は3000〜20000の整数を示す。]
【0010】
【化4】
【0011】[式中、R3はメチル基または一部がフェ
ニル基を表し、R4はR5と同一またはメチル基または水
酸基を表す。R5は式R6Z{R6は3から6の炭素原子
を有する2価のアルキレン基を表し、Zは−NR7 2、−
N+R7 3A-、−NR7(CH2)aNR7 2、−NR7(CH
2)aN+R7 3A-および−NR7(CH2)aN(R7)C=
O(R8)(R7は水素または1から4の炭素原子を有す
るアルキル基を表し、R8は1から4の炭素原子を有す
るアルキル基を表し、Aは塩素原子、臭素原子またはヨ
ウ素原子を表し、aは2から6の整数である。)からな
る群から選ばれる1価の基を表す。}で表されるアミノ
基またはアンモニウム基を有する置換基を表し、xおよ
びyはそれぞれ正の整数で、x+yは3,000〜2
0,000の整数を表し、y/xは1/500〜1/1
0000である。]
【0012】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明で用いる抽出物は、カラスムギの種子またはオート
ミールから、水および/または水溶性有機溶媒を用いて
抽出したものである。このうち特に、オートミールから
得られる抽出物が好ましい。なお、抽出用の原料として
は、粗末または粉末としたものを用いるのが好ましい。
【0013】抽出に用いられる水溶性有機溶媒として
は、アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノール等の一価アルコール;1,3
−プロピレングリコール等のプロピレングリコール、
1,3−ブチレングリコール等のブチレングリコール等
の多価アルコールが挙げられ、特に多価アルコールが好
ましい。これらの水溶性有機溶媒は一種または二種以上
を混合して用いることができ、特に、水と混合して用い
るのが好ましい。最も好ましいのは、ブチレングリコー
ルまたはプロピレングリコールと水との混合物である。
水溶性有機溶媒に対する水の割合は、3:1〜1:5が
好ましく、特に、2:1〜1:2、更に約1:1が好ま
しい。
【0014】抽出は、カラスムギの種子またはオートミ
ールを抽出溶媒に浸漬し、常法により行えばよい。カラ
スムギの種子またはオートミールに対する溶媒の量は1
〜20重量倍とするのが好ましい。得られた抽出物は、
そのまま使用することができるが、必要に応じて濃縮し
たり、更に賦型剤により粉末化してもよい。本発明で用
いるカラスムギの種子またはオートミールの抽出物は、
抽出物中に乾燥固形分を0.5〜20重量%、特に1〜
5重量%、さらには2〜4重量%含有しているのが好ま
しい。
【0015】本発明の毛髪化粧料には、このようにして
得られるカラスムギの種子またはオートミールの抽出物
を全組成中に乾燥固形分として0.001〜10重量%
配合するのが好ましく、特に0.1〜5重量%、更に好
ましくは0.25〜2.5重量%、更には、0.5〜
1.5重量%配合するのが好ましい。
【0016】次に、本発明で用いられる上記一般式
(1)または一般式(2)で示される高分子量ポリシロ
キサン、アミノ変性またはアンモニウム変性シリコーン
について詳述する。
【0017】一般式(1)中のnの値は3,000〜2
0,000である。分子量でいうと、約37万〜150
万程度であり、性状は常温で軟質ゴム状を呈している。
具体的な構造を化学名で示せば、ジメチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン、末端水酸基含有ジ
メチルポリシロキサン、末端水酸基含有メチルフェニル
ポリシロキサンなどが挙げられる。本発明の高分子量ポ
リシロキサンとしては、例えば、ゼネラル・エレクトリ
ック社製の商品名SE30、SE76として市販されて
いるものが挙げられる。
【0018】一般式(2)で表されるアミノ変性または
アンモニウム変性高分子シリコーン誘導体は、一般のア
ミノ変性またはアンモニウム変性シリコーンと同じ製造
法で作ることができる。例えば、γ−アミノプロピルメ
チルジエトキシシランと環状ジメチルポリシロキサンと
ヘキサメチルジシロキサンとをアルカリ触媒下に重縮合
反応させることによって作ることができる。本発明で使
用するアミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコ
ーンもまた、軟質ゴム状である。
【0019】高分子量ポリシロキサン、アミノ変性また
はアンモニウム変性シリコーン誘導体の配合量は、毛髪
化粧料全量中の0.1〜50重量%、好ましくは1〜3
0重量%である。0.1重量%未満では十分な効果が得
られず、50重量%を越えると溶解しにくくなる。
【0020】一般式(1)または一般式(2)で表され
る高分子量ポリシロキサン、アミノ変性またはアンモニ
ウム変性シリコーン誘導体の合計の配合量は、カラスム
ギの種子またはオートミールの配合量に対して3倍量以
上であることが好ましい。
【0021】本発明の高分子量ポリシロキサン、アミノ
変性またはアンモニウム変性シリコーン誘導体を毛髪化
粧料中に配合する場合、揮発性の油に溶解して配合する
ことが好ましい。もちろん、毛髪化粧料中に別々に配合
して系中で溶解させてもよい。
【0022】揮発性油(低沸点油)としては、鎖状シリ
コーンや環状シリコーンまたはイソパラフィン系炭化水
素等を挙げることができる。上記鎖状シリコーンは次の
一般式(3)で示すことができる。
【0023】
【化5】
【0024】(式中、mは0〜650の整数を表す。) このような鎖状シリコーン油としては、例えば、ジメチ
ルポリシロキサン(粘度0.65〜5cst/25℃)
等が挙げられる。また、環状シリコーンは次の一般式
(4)で示される。
【0025】
【化6】
【0026】(式中、pは3〜7の整数を表す。) これらの化合物の具体例としては、次の一般名で称され
ている、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメ
チルシクロペンタシロキサンおよびテトラデカメチルシ
クロヘキサシロキサン等が挙げられる。
【0027】イソパラフィン系炭化水素としては、常圧
における沸点が60〜260℃の範囲にあるイソパラフ
ィン系炭化水素を挙げることができ、例えば、エクソン
社製のアイソパーA(登録商標)、同C、同D、同E、
同G、同H、同K、同L、同M、シェル社製のシェルゾ
ール71(登録商標)、フィリップ社製のソルトール1
00(登録商標)あるいは同130、同220等を挙げ
ることができる。
【0028】上記低沸点油は、任意の一種または二種以
上を用いることができ、合計の配合量が高分子量ポリシ
ロキサン類に対して1〜50倍(重量)が好ましく、毛
髪化粧料全量中の10〜80重量%となるように選ぶこ
とが好ましい。
【0029】本発明の毛髪化粧料には上記の必須構成成
分の他に、目的に応じて本発明の効果を損なわない量
的、質的範囲内で、さらに流動パラフィン,スクワラ
ン,ラノリン誘導体,高級アルコール,各種エステル
油,アボガド油,パーム油,牛脂,ホホバ油,シリコー
ン油,ポリアルキレングリコールポリエーテルおよびそ
のカルボン酸オリゴエステル化合物,テルペン系炭化水
素油などの油分、エチレングリコール,プロピレングリ
コール,1,3−ブチレングリコール,グリセリン,ソ
ルビトール,ポリエチレングリコール等の水溶性多価ア
ルコール、ヒアルロン酸,コンドロイチン硫酸,ピロリ
ドンカルボン酸塩等の保湿剤、紫外線吸収剤、紫外線散
乱剤、アクリル系樹脂,シリコーン樹脂,ポリビニルピ
ロリドン等の樹脂類、大豆蛋白,ゼラチン,コラーゲ
ン,絹フィブロイン,エラスチン等の蛋白または蛋白加
水分解物、エチルパラベン,ブチルパラベン等の防腐
剤、各種アミノ酸,ビオチン,パントテン酸誘導体等の
賦活剤、γ−オリザノール、デキストラン硫酸ナトリウ
ム、ビタミンE誘導体、ニコチン酸誘導体等の血行促進
剤、硫黄,チアントール等の抗脂漏剤、エタノール,イ
ソプロパノール,テトラクロロジフルオロエタン等の希
釈剤、カルボキシビニルポリマー等の増粘剤、薬剤、香
料、色剤等を必要に応じて適宜配合してもよい。
【0030】本発明の剤型は任意であり、可溶化系、乳
化系、粉末分散系、油−水の2層系、油−水−粉末の3
層系等いずれでも構わない。乳化系の場合は、高分子量
ポリシロキサン、アミノ変性またはアンモニウム変性高
分子シリコーンを含む油相を乳化剤、例えばノニオン界
面活性剤、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤ま
たはそれらの混合物で乳化して用いる。またその乳化す
る際、あらかじめ界面活性剤を水溶性多価アルコールと
混合し、次いで高分子量ポリシロキサン等を含んだ油分
を添加して乳化組成物を得る方法が好ましい。
【0031】その場合に用いられる乳化剤としてはポリ
オキシエチレンアルキルエーテル,ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル,ポリオキシエチレンコレス
テリルエーテル,ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル,ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステ
ル,ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油,ポリエチレング
リコール脂肪酸エステル,ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル,ショ糖脂肪酸エステル,ポリエーテル変性シリコー
ン等のノニオン活性剤、塩化ステアリルトリメチルアン
モニウム,塩化ジステアリルジメチルアンモニウム,塩
化セチルトリメチルアンモニウム,塩化ベヘニルトリメ
チルアンモニウム,塩化セチルピリジニウム等のカチオ
ン活性剤、セチル硫酸ナトリウム,ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル硫酸ナトリウム,ラウリル硫酸ナトリ
ウム,ヤシ油脂肪酸カリウム,ヤシ油脂肪酸メチルタウ
リンナトリウム等のアニオン活性剤が挙げられる。
【0032】また、水溶性多価アルコールは分子内に2
個以上の水酸基を有する多価アルコールであり、具体例
を挙げれば、エチレルグリコール,プロピレングリコー
ル,1,3−ブチレングリコール,1,4−ブチレング
リコール,ジプロピレングリコール,グリセリン,ポリ
グリセリン(ジグリセリン,トリグリセリン,テトラグ
リセリン,デカグリセリン等),グルコース,マルトー
ス,マルチトール,蔗糖,フラクトース,キシリトー
ル,ソルビトール,マルトトリオース,スレイトール,
エリスリトール,デンプン,分解糖還元アルコールなど
であり、これらの一種または二種以上が用いられる。
【0033】乳化化粧料の油相を構成する油としては、
本発明に係る高分子量ポリシロキサン、アミノ変性また
はアンモニウム変性シリコーンの他に、次のような油を
挙げることができる。すなわち、オリーブ油、ヤシ油、
サフラワー油、ヒマシ油、綿実油などの油脂類、ラノリ
ン、ホホバ油、カルナバロウなどのロウ類、流動パラフ
ィン、スクワラン、ワセリン、揮発性イソパラフィンな
どの炭化水素油、脂肪酸類、アルコール類、オクタン酸
セチル、ミリスチン酸イソプロピルなどnエステル油、
ジメチルポリシロキサンなどのシリコーン油、シリコー
ン樹脂など、化粧料で一般的に用いられる油である。
【0034】上記成分の一般的な配合量は、界面活性剤
が毛髪化粧料全量中の0.5〜10重量%、高分子量ポ
リシロキサン、アミノ変性またはアンモニウム変性シリ
コーンを含む油相が10〜80重量%であり、あらかじ
め界面活性剤と水溶性多価アルコールとの混合物を調製
して、油相と混合して乳化組成物を得る方法の場合は、
界面活性剤が1〜20重量%、高分子量ポリシロキサ
ン、アミノ変性またはアンモニウム変性シリコーンを含
む油相が10〜70重量%、水溶性多価アルコールが化
粧料全量中の5〜30重量%で、界面活性剤に対して、
50〜99重量%にするのが好ましい。
【0035】なお、乳化化粧料とする時の乳化形式とし
ては、油中水型または水中油型のいずれでも採り得る。
【0036】
【実施例】以下、実施例および比較例により、本発明を
さらに詳細に説明する。本発明は、これによって限定さ
れるものではない。配合量は、全て重量%である。実施
例に先立って本発明で使用した抽出物の調製法について
説明する。
【0037】調製例1(カラスムギの種子抽出物) 乾燥したカラスムギの種子(Avena sativa
Linne(Gramineae))900gを予め等
量に6等分した。第1の部分を1,3−ブチレングリコ
ール200gを用いて、70℃で8時間抽出した。次
に、この抽出物と第2の部分を一緒にして抽出した。こ
のように、先に得られた抽出物を次の段階で溶媒として
用い、6段階の抽出を続けた。最後に得られた抽出物
は、独特の香りを有する黄色の液体であり、次のような
特性を有していた。 比重(20℃): 1.015〜1.045 屈折率(20℃): 1.385〜1.405 pH値: 4.5〜7.0 水分含量: 43〜53% 乾燥固形分: 2.4〜3.4% 強熱残分: 0.5%以下
【0038】調製例2(オートミール抽出物) オーツ麦の殻を取り除いた種子を粗末にしたもの200
gに1,3−ブチレングリコール600gおよび精製水
600gを加え、抽出温度室温で10日間、時々攪拌し
ながら抽出を行い、ろ別して1000gのエキスを得
る。以上のようにして調製したオートミール抽出物は以
下の組成であった。 水分含量: 48% 1,3−ブタンジオール含量: 49% 乾燥固形分: 3% pH値:6.0 強熱残分:0.5%以下
【0039】 実施例1 ヘアブロー 重量% (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (2)ジメチルポリシロキサン 3.0 [一般式(1)で、R1およびR2はメチル基、n=3000] (3)1,3−ブチレングリコール 3.0 (4)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油エステル 2.0 (5)N-メタクリロイルエチル N,N-ジメチルアンモニウム-α-N- メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸エステル共重合体 1.0 [商品名:ユカフォーマーSM、三菱化学(株)製] (6)オートミール抽出物(調製例2) 4.0 (7)エタノール 15.0 (8)イオン交換水 57.0 (9)香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して、(5),(6),(7),(8),(9)と混合する。
【0040】 実施例2 ヘアムース 重量% (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 (2)アミノ変性高分子シリコーン 2.0 [一般式(2)で、R3およびR4はメチル基、R5は−(CH2)3N(CH3)(CH2)2N (CH3)2 、x=10000、y=5] (3)グリセリン 1.0 (4)ポリオキシエチレン(120)硬化ヒマシ油エステル 2.0 (5)ビニルピロリドン/(ジメチルアミノエチル メタクリレートのジエチル硫酸塩)共重合体 3.0 [商品名:H.Cポリマー1、大阪有機(株)製] (6)エタノール 10.0 (7)イオン交換水 45.0 (8)n−ブタン 7.0 (9)香料 適量 (10)オートミール抽出物(調製例2) 20.0 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して、(5),(6),(7),(9),(10)と混合してなる溶液を
エアゾール容器に入れて弁を取り付けたのちに(8)を充
填する。
【0041】 実施例3 ヘアクリーム 重量% (1)デカメチルシクロヘキサシロキサン 25.0 (2)アンモニウム変性高分子シリコーン 6.0 [一般式(2)で、R3の10%がフェニル基で、残りはメチル基、R4は メチル基、R5は−(CH2)3 N+(CH3)3Cl- 、x=10000、y=2] (3)ジグリセリン 3.0 (4)ポリオキシエチレン(120)硬化ヒマシ油エステル 3.0 (5)ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体 3.0 [商品名:PVP/VA・S−630] (6)エタノール 10.0 (7)イオン交換水 39.0 (8)ポリビニルアルコール 1.0 (9)香料 適量 (10)オートミール抽出物(調製例2) 10.0 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して、(5),(6),(7),(8),(9),(10)と混合する。
【0042】 実施例4 ヘアオイル 重量% (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 53.0 (2)ジメチルポリシロキサン(5cps) 20.0 (3)アミノ変性高分子シリコーン 5.0 [一般式(2)で、R3はメチル基、R4は水酸基、R5は−(CH2)3 N(CH3)2 、x=3000、y=6] (4)ジメチルポリシロキサン 5.0 [一般式(1)で、R1およびR2はメチル基、n=7000] (5)アクリル樹脂アルカノールアミン液 3.0 [商品名:プラスサイズL-53P、互応化学(株)製] (6)エタノール 10.0 (7)香料 適量 (8)オートミール抽出物(調製例2) 4.0 (製法)(1)〜(8)を70〜80℃で攪拌溶解、混合す
る。粘度500cpsの粘性のある透明性のよいヘアオ
イルを得た。
【0043】 実施例5 トリートメントムース 重量% (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 (2)ジメチルポリシロキサン 5.0 (R1およびR2はメチル基、n=7000) (3)グリセリン 10.0 (4)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 2.0 (5)オートミール抽出物(調製例2) 20.0 (6)エタノール 5.0 (7)イオン交換水 41.0 (8)n−ブタン 7.0 (9)香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化する。次いで、(5),(6),(7),(9)の混合液に上記乳
化物を添加混合する。次いで、この溶液をエアゾール容
器に入れ、弁を取り付け、(8)の噴射ガスを充填する。
【0044】 比較例1 ヘアブロー 重量% (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (2)ジメチルポリシロキサン 3.0 [一般式(1)で、R1およびR2はメチル基、n=3000] (3)1,3−ブチレングリコール 3.0 (4)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油エステル 2.0 (5)N-メタクリロイルエチルN,N-ジメチルアンモニウム-α-N- メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸エステル共重合体 1.0 [商品名:ユカフォーマーSM、三菱化学(株)製] (6)植物抽出物 2.0 [商品名:タイム抽出液、香栄興業(株)製] (7)エタノール 15.0 (8)イオン交換水 59.0 (9)香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して、(5),(6),(7),(8),(9)と混合する。
【0045】 比較例2 ヘアムース 重量% (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 (2)アミノ変性高分子シリコーン 2.0 [一般式(2)で、R3およびR4はメチル基、R5は−(CH2)3N(CH3)(CH2)2 N(CH3)2 、X=10000、y=5] (3)グリセリン 1.0 (4)ポリオキシエチレン(120)硬化ヒマシ油エステル 2.0 (5)ビニルピロリドン/(ジメチルアミノエチル メタクリレートのジエチル硫酸塩)共重合体 3.0 [商品名:H.Cポリマー1、大阪有機(株)製] (6)エタノール 10.0 (7)イオン交換水 62.0 (8)n−ブタン 7.0 (9)香料 適量 (10)植物抽出物 3.0 [商品名:ゼニアオイ抽出液、香栄興業(株)製] (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して、(5),(6),(7),(9),(10)と混合してなる溶液を
エアゾール容器に入れて弁を取り付けたのちに(8)を充
填する。
【0046】 比較例3 ヘアクリーム 重量% (1)デカメチルシクロヘキサシロキサン 28.0 (2)アンモニウム変性高分子シリコーン 6.0 [一般式(2)で、R3の10%がフェニル基で、残りはメチル基、R4は メチル基、R5は−(CH2)3N+(CH3)3Cl-、x=10000、y=2] (3)ジグリセリン 3.0 (4)ポリオキシエチレン(120)硬化ヒマシ油エステル 3.0 (5)ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体 3.0 [商品名:PVP/VA・S−630] (6)エタノール 10.0 (7)イオン交換水 46.0 (8)ボリビニルアルコール 1.0 (9)香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して、(5),(6),(7),(8),(9),(10)と混合する。
【0047】 比較例4 ヘアオイル 重量% (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 53.0 (2)ジメチルポリシロキサン(5cps) 20.0 (3)イソパラフィン 10.0 (4)アクリル樹脂アルカノールアミン液 3.0 [商品名:プラスサイズL-53P、互応化学(株)社製] (5)エタノール 10.0 (6)香料 適量 (7)オートミール抽出物 (調製例2) 4.0 (製法)(1)〜(7)を70〜80℃で攪拌溶解、混合す
る。粘度500cpsの粘性のある透明性のよいヘアオ
イルを得た。
【0048】 比較例5 トリートメントムース 重量% (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 (2)ジメチルポリシロキサン 5.0 (R1およびR2はメチル基、n=7000) (3)グリセリン 10.0 (4)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 2.0 (5)加水分解ケラチン液 15.0 [商品名:プロモイスWK-H、成和化成(株)製] (6)エタノール 5.0 (7)イオン交換水 46.0 (8)n−ブタン 7.0 (9)香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化する。次いで、(5),(6),(7),(9)の混合液に上記乳
化物を添加混合する。次いで、この溶液をエアゾール容
器に入れ、弁を取り付け、(8)の噴射ガスを充填する。
【0049】以上、実施例1〜5で得られた本発明品と
比較例1〜5で得られた従来品について、次のような評
価基準で、(1)手のべたつき、(2)なめらかさ、
(3)くし通りやすさ、(4)毛髪のツヤおよび(5)
枝毛修復効果について評価した。その結果を表1に示
す。
【0050】(1)手のべたつき 手のひらに試料1gをとり、30秒間手でこすったあと
のべたつきを官能評価した。 ○:全くべたつきがない。 △:ややべたつきがある。 ×:かなりのべたつきがある。
【0051】(2)なめらかさ 毛髪ストランド(4g)に試料2gを塗布し、くしで形
を整え、塗布直後、官能評価により、なめらかさを評価
した。 ○:なめらかである。 △:ややひっかかる。 ×:ひっかかる。
【0052】(3)くし通りやすさ 毛髪ストランド(4g)に試料2gを塗布し、くしで形
を整え、1時間乾燥後、官能評価により、くし通りやす
さを評価した。 ○:くし通りがなめらかである。 △:ややひっかかる。 ×:ひっかかる。
【0053】(4)毛髪のツヤ 試料3gを頭髪の左右に分けて塗布し、くしで形を整え
た後、官能評価した。 ○:ツヤがある。 △:ややツヤがある。 ×:ツヤがない。
【0054】(5)枝毛修復効果 枝毛のある毛髪ストランド(4g)に試料2gを塗布
し、1時間乾燥後、10回ブラシを通した後の枝毛の剥
離程度により評価を行った。 ◎:枝毛は接着していて、はがれない。 ○:枝毛は接着しているが、わずかにはがれる枝毛があ
る。 △:接着していた枝毛のほとんどがはがれる。 ×:接着していた枝毛のすべてがはがれる。
【0055】
【表1】 ────────────────────────────────── (1) (2) (3) (4) (5) 手のべたつき なめらかさ くし通り 毛髪のツヤ 枝毛修復 やすさ 効果 ────────────────────────────────── 実施例1 ○ ○ ○ ○ ◎ 実施例2 ○ ○ ○ ○ ◎ 実施例3 ○ ○ ○ ○ ◎ 実施例4 ○ ○ ○ ○ ◎ 実施例5 ○ ○ ○ ○ ◎ ────────────────────────────────── 比較例1 △ △ ○ × △ 比較例2 ○ ○ △ △ ○ 比較例3 △ × △ ○ × 比較例4 × △ ○ △ × 比較例5 △ △ ○ × ○ ──────────────────────────────────
【0056】 実施例6 ヘアブロー 重量% (1) オクタメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (2) アミノ変性高分子シリコーン 3.0 [一般式(2)で、R3およびR4はメチル基、R5は−(CH2)3N(CH3)(CH2)2 N(CH3)2 、x=12000、y=3] (3) 1,3−ブチレングリコール 2.0 (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2.0 (5) ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体 1.0 [商品名:PVP/VA・S-630、ISP社製] (6) 調製例1のカラスムギの種子抽出物 1.0 (7) エタノール 15.0 (8) イオン交換水 61.0 (9) 香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して、(5),(6),(7),(8)を混合する。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の毛髪化粧
料は、手のべたつきがなく、くし通りを良くし、毛髪に
ツヤを与え、枝毛修復効果に優れたものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラスムギ(Avena sativa)の種子また
    はオートミールから、水および/または水溶性有機溶媒
    を用いて抽出した抽出物と、下記一般式(1)で示され
    る高分子量ポリシロキサンおよび下記一般式(2)で示
    されるアミノ変性またはアンモニウム変性シリコーン誘
    導体から選ばれる一種または二種以上とを含有すること
    を特徴とする毛髪化粧料。 【化1】 [式中、R1はメチル基または一部がフェニル基を表
    し、R2はメチル基または水酸基を表す。nは3000
    〜20000の整数を示す。] 【化2】 [式中、R3はメチル基または一部がフェニル基を表
    し、R4はR5と同一またはメチル基または水酸基を表
    す。R5は式R6Z{R6は3から6の炭素原子を有する
    2価のアルキレン基を表し、Zは−NR7 2、−N+R7 3
    A-、−NR7(CH2)aNR7 2、−NR7(CH2)aN+
    R7 3A-および−NR7(CH2)aN(R7)C=O
    (R8)(R7は水素または1から4の炭素原子を有する
    アルキル基を表し、R8は1から4の炭素原子を有する
    アルキル基を表し、Aは塩素原子、臭素原子またはヨウ
    素原子を表し、aは2から6の整数である。)からなる
    群から選ばれる1価の基を表す。}で表されるアミノ基
    またはアンモニウム基を有する置換基を表し、xおよび
    yはそれぞれ正の整数で、x+yは3,000〜20,
    000の整数を表し、y/xは1/500〜1/100
    00である。]
  2. 【請求項2】 カラスムギの種子またはオートミールの
    抽出物の配合量が全組成中、乾燥固形分として0.00
    1〜10重量%である請求項1記載の毛髪化粧料。
  3. 【請求項3】 高分子量ポリシロキサン、アミノ変性ま
    たはアンモニウム変性シリコーン誘導体の合計の配合量
    が全組成中、0.1〜50重量%である請求項1記載の
    毛髪化粧料。
  4. 【請求項4】 高分子量ポリシロキサン、アミノ変性ま
    たはアンモニウム変性シリコーン誘導体の合計の配合量
    が、カラスムギの種子またはオートミールの配合量に対
    して3倍量以上である請求項1〜3のいずれかに記載の
    毛髪化粧料。
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