JPH1122842A - 遠心ポンプ用逆止め弁 - Google Patents
遠心ポンプ用逆止め弁Info
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- JPH1122842A JPH1122842A JP9179287A JP17928797A JPH1122842A JP H1122842 A JPH1122842 A JP H1122842A JP 9179287 A JP9179287 A JP 9179287A JP 17928797 A JP17928797 A JP 17928797A JP H1122842 A JPH1122842 A JP H1122842A
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 20
- 239000012530 fluid Substances 0.000 abstract description 10
- 238000011010 flushing procedure Methods 0.000 abstract description 10
- 239000007788 liquid Substances 0.000 abstract 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 17
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
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Landscapes
- Check Valves (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポンプの再循環回路側に流体のフラッシング
およびウォータハンマが発生することのない遠心ポンプ
用逆止め弁を提供する。 【解決手段】 逆止め弁1の弁箱入口側6に装着された
バイパス弁21が、バイパス弁出口側にストッパ31を
もったバイパス弁弁箱22と、前部内側に段部42をも
ったバイパス弁弁体38と、管状部47がバイパス弁弁
体38の先端部から突き出ており、バイパス弁弁体38
内に摺動可能に挿入され、第1段部52および第2段部
53をもったパイロット弁弁箱46とを備えており、バ
イパス弁弁体38およびパイロット弁弁体56がそれぞ
れ弁座に接触した状態で、バイパス弁弁体38の段部4
2とパイロット弁弁箱46の第1段部52と間にギャッ
プが生じている。逆止め弁1が閉じる際、バイパス弁2
1は全リフトの数分の1程度急速に開いたのち、徐々に
弁開度を増す。また、逆止め弁1が開く際、バイパス弁
21は全リフトの数分の1程度徐々に閉じたのち、急速
に閉じる。
およびウォータハンマが発生することのない遠心ポンプ
用逆止め弁を提供する。 【解決手段】 逆止め弁1の弁箱入口側6に装着された
バイパス弁21が、バイパス弁出口側にストッパ31を
もったバイパス弁弁箱22と、前部内側に段部42をも
ったバイパス弁弁体38と、管状部47がバイパス弁弁
体38の先端部から突き出ており、バイパス弁弁体38
内に摺動可能に挿入され、第1段部52および第2段部
53をもったパイロット弁弁箱46とを備えており、バ
イパス弁弁体38およびパイロット弁弁体56がそれぞ
れ弁座に接触した状態で、バイパス弁弁体38の段部4
2とパイロット弁弁箱46の第1段部52と間にギャッ
プが生じている。逆止め弁1が閉じる際、バイパス弁2
1は全リフトの数分の1程度急速に開いたのち、徐々に
弁開度を増す。また、逆止め弁1が開く際、バイパス弁
21は全リフトの数分の1程度徐々に閉じたのち、急速
に閉じる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遠心ポンプの吐
出側に設置され、ポンプの過熱、振動などを防止するバ
イパス弁を備えた遠心ポンプ用逆止め弁に関する。
出側に設置され、ポンプの過熱、振動などを防止するバ
イパス弁を備えた遠心ポンプ用逆止め弁に関する。
【0002】
【従来の技術】ボイラの給水ポンプその他ポンプの連続
運転中に、締切り運転またはそれに近い運転状態ではポ
ンプ翼の高速回転によりポンプ内部の水が過熱し、ポン
プ回転部の損傷やキャビテーションの発生によってポン
プ本体に重大な影響を与える。このためポンプ吐出側の
逆止め弁にバイパス弁または過熱防止弁を設けて給水の
過熱を防止している。バイパス弁または過熱防止弁は、
過熱などが生じない最小吐出量の水をポンプ吸込み側に
還流させ、あるいは外部機器に放出する。このような逆
止め弁として、たとえば実開昭58−22474号公報
で開示されたポンプ用逆止め弁がある。
運転中に、締切り運転またはそれに近い運転状態ではポ
ンプ翼の高速回転によりポンプ内部の水が過熱し、ポン
プ回転部の損傷やキャビテーションの発生によってポン
プ本体に重大な影響を与える。このためポンプ吐出側の
逆止め弁にバイパス弁または過熱防止弁を設けて給水の
過熱を防止している。バイパス弁または過熱防止弁は、
過熱などが生じない最小吐出量の水をポンプ吸込み側に
還流させ、あるいは外部機器に放出する。このような逆
止め弁として、たとえば実開昭58−22474号公報
で開示されたポンプ用逆止め弁がある。
【0003】図9は上記ポンプ用逆止め弁を示してい
る。ポンプ用逆止め弁141は、再循環回路に連絡する
筒状の分岐部143が逆止め弁弁箱142に設けられて
いる。レバー149を介して逆止め弁弁体145に作動
連結された再循環弁(以下、流体を放出する場合を含め
てバイパス弁という)147が、分岐部143内に装着
されている。バイパス弁147は、ポンプ吐出量が下限
設定値以下では最小再循環流量に保ち、上限設定値以上
では再循環流量が0となる。また、両設定値の間の領域
では、図10に示すようにポンプ吐出量の増加に応じて
再循環流量が直線的に減少する。
る。ポンプ用逆止め弁141は、再循環回路に連絡する
筒状の分岐部143が逆止め弁弁箱142に設けられて
いる。レバー149を介して逆止め弁弁体145に作動
連結された再循環弁(以下、流体を放出する場合を含め
てバイパス弁という)147が、分岐部143内に装着
されている。バイパス弁147は、ポンプ吐出量が下限
設定値以下では最小再循環流量に保ち、上限設定値以上
では再循環流量が0となる。また、両設定値の間の領域
では、図10に示すようにポンプ吐出量の増加に応じて
再循環流量が直線的に減少する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近、ボイラがコンピ
ュータ制御により起動されるようになり、また新旧ボイ
ラの並列運転で新設ボイラ側に負荷の変動を受け持たせ
るようになっている。このため、バイパス弁は、上限設
定値近傍つまり微少開度で運転されることが多くなって
いる。
ュータ制御により起動されるようになり、また新旧ボイ
ラの並列運転で新設ボイラ側に負荷の変動を受け持たせ
るようになっている。このため、バイパス弁は、上限設
定値近傍つまり微少開度で運転されることが多くなって
いる。
【0005】前記図10に示すような流量特性をもった
従来のバイパス弁は、ボイラ用給水ポンプの場合、バイ
パス弁の開度が微少(たとえば、P点)であると、給水
は高温であるため、フラッシングする。フラッシングに
より、バイパス弁の下流で圧力変動や凝縮励起ウォータ
ハンマが発生し、配管系が振動する。振動はいったん発
生すると、共振により増幅され、ついには給水ポンプを
停止しなければならない。
従来のバイパス弁は、ボイラ用給水ポンプの場合、バイ
パス弁の開度が微少(たとえば、P点)であると、給水
は高温であるため、フラッシングする。フラッシングに
より、バイパス弁の下流で圧力変動や凝縮励起ウォータ
ハンマが発生し、配管系が振動する。振動はいったん発
生すると、共振により増幅され、ついには給水ポンプを
停止しなければならない。
【0006】フラッシングを防ぐには、ON−OFF作
動のバイパス弁を用いて微少開度を避け、瞬間的に全開
するようにすればよい。しかし、バイパス弁のON−O
FF作動によってバイパス弁の下流側でウォータハンマ
が発生し、大きな衝撃で配管系が破損することがある。
動のバイパス弁を用いて微少開度を避け、瞬間的に全開
するようにすればよい。しかし、バイパス弁のON−O
FF作動によってバイパス弁の下流側でウォータハンマ
が発生し、大きな衝撃で配管系が破損することがある。
【0007】この発明は、流体のフラッシングおよびウ
ォータハンマを防止または実害にならない程度に軽減す
る遠心ポンプ用逆止め弁を提供しようとするものであ
る。
ォータハンマを防止または実害にならない程度に軽減す
る遠心ポンプ用逆止め弁を提供しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の遠心ポンプ用
逆止め弁は、リフト形逆止め弁であって遠心ポンプ吐出
側に配置される。逆止め弁弁箱は、球形、アングル形、
またはY形のいずれであってもよい。逆止め弁弁箱の入
口側胴部内にバイパス弁が装着されている。バイパス弁
は、出口が再循環回路または放出回路に通じ、レバーを
介して逆止め弁弁体に作動連結されている。
逆止め弁は、リフト形逆止め弁であって遠心ポンプ吐出
側に配置される。逆止め弁弁箱は、球形、アングル形、
またはY形のいずれであってもよい。逆止め弁弁箱の入
口側胴部内にバイパス弁が装着されている。バイパス弁
は、出口が再循環回路または放出回路に通じ、レバーを
介して逆止め弁弁体に作動連結されている。
【0009】第1発明の遠心ポンプ用逆止め弁のバイパ
ス弁は、バイパス弁弁箱、バイパス弁弁体、パイロット
弁弁箱、パイロット弁弁棒、およびレバーを備えてい
る。バイパス弁弁箱は、円筒状をしており、前部(バイ
パス弁出口側)に逆止め弁弁箱の入口側胴部内に通じる
バイパス弁流入孔、および再循環回路または放出回路に
通じるバイパス弁流出孔を有している。バイパス弁弁箱
は、バイパス弁弁座がバイパス弁流出孔の入口側に、ま
たストッパがバイパス弁流出孔の出口側にそれぞれ設け
られている。バイパス弁弁箱の後部は、蓋で塞がれてい
る。
ス弁は、バイパス弁弁箱、バイパス弁弁体、パイロット
弁弁箱、パイロット弁弁棒、およびレバーを備えてい
る。バイパス弁弁箱は、円筒状をしており、前部(バイ
パス弁出口側)に逆止め弁弁箱の入口側胴部内に通じる
バイパス弁流入孔、および再循環回路または放出回路に
通じるバイパス弁流出孔を有している。バイパス弁弁箱
は、バイパス弁弁座がバイパス弁流出孔の入口側に、ま
たストッパがバイパス弁流出孔の出口側にそれぞれ設け
られている。バイパス弁弁箱の後部は、蓋で塞がれてい
る。
【0010】バイパス弁弁体は円筒状をしており、バイ
パス弁弁室内に摺動可能に挿入されている。バイパス弁
弁体は、先端部がバイパス弁弁座に接触し、前部内側に
段部が設けられている。バイパス弁弁室の内周とバイパ
ス弁弁体の外周との間に、Oリングなどのパッキンを挿
入することが望ましい。
パス弁弁室内に摺動可能に挿入されている。バイパス弁
弁体は、先端部がバイパス弁弁座に接触し、前部内側に
段部が設けられている。バイパス弁弁室の内周とバイパ
ス弁弁体の外周との間に、Oリングなどのパッキンを挿
入することが望ましい。
【0011】パイロット弁弁箱は、バイパス弁出口に開
口するパイロット弁流出孔が貫通する管状部がバイパス
弁弁体の先端部から突き出ており、パイロット弁流出孔
の入口にパイロット弁弁座が設けられている。また、パ
イロット弁箱は、バイパス弁弁体内に摺動可能に挿入さ
れ、バイパス弁弁体の段部に突き当たる第1段部および
前記ストッパに突き当たる第2段部が設けられている。
バイパス弁弁体の内周とパイロット弁弁箱の外周との間
に、Oリングなどのパッキンを挿入することが望まし
い。
口するパイロット弁流出孔が貫通する管状部がバイパス
弁弁体の先端部から突き出ており、パイロット弁流出孔
の入口にパイロット弁弁座が設けられている。また、パ
イロット弁箱は、バイパス弁弁体内に摺動可能に挿入さ
れ、バイパス弁弁体の段部に突き当たる第1段部および
前記ストッパに突き当たる第2段部が設けられている。
バイパス弁弁体の内周とパイロット弁弁箱の外周との間
に、Oリングなどのパッキンを挿入することが望まし
い。
【0012】パイロット弁弁棒は、先端部にパイロット
弁弁座に接触するパイロット弁弁体が設けられており、
後端部に調節ナットが取り付けられている。また、パイ
ロット弁弁棒は、前記蓋を貫通している。
弁弁座に接触するパイロット弁弁体が設けられており、
後端部に調節ナットが取り付けられている。また、パイ
ロット弁弁棒は、前記蓋を貫通している。
【0013】レバーは、前端部が逆止め弁弁体に、後端
部が調節ナットに接触し、前記バイパス弁の蓋に揺動可
能に支持されている。調節ナットの位置により、バイパ
ス弁の作動点を調節する。
部が調節ナットに接触し、前記バイパス弁の蓋に揺動可
能に支持されている。調節ナットの位置により、バイパ
ス弁の作動点を調節する。
【0014】バイパス弁弁体の外径はバイパス弁弁座の
内径より大きく、パイロット弁弁箱の後端部外径はバイ
パス弁弁座の内径よりも小さく形成されている。また、
バイパス弁弁体およびパイロット弁弁体がそれぞれ弁座
に接触した状態で、バイパス弁弁体の段部とパイロット
弁弁箱の第1段部と間にギャップが設けられている。ギ
ャップの大きさは、バイパス弁の全リフトの5〜70%
であり、バイパス弁の作動の条件に応じて決める。
内径より大きく、パイロット弁弁箱の後端部外径はバイ
パス弁弁座の内径よりも小さく形成されている。また、
バイパス弁弁体およびパイロット弁弁体がそれぞれ弁座
に接触した状態で、バイパス弁弁体の段部とパイロット
弁弁箱の第1段部と間にギャップが設けられている。ギ
ャップの大きさは、バイパス弁の全リフトの5〜70%
であり、バイパス弁の作動の条件に応じて決める。
【0015】第1発明において一つの態様は、バイパス
弁が装着される逆止め弁弁箱の入口側胴部が、弁箱側方
に延び、レバーの他端部が逆止め弁弁体に設けられた開
口の上、下端面にそれぞれ接触可能である。
弁が装着される逆止め弁弁箱の入口側胴部が、弁箱側方
に延び、レバーの他端部が逆止め弁弁体に設けられた開
口の上、下端面にそれぞれ接触可能である。
【0016】第2発明の遠心ポンプ用逆止め弁は、第1
発明で、バイパス弁が装着される逆止め弁弁箱の入口側
胴部が逆止め弁開閉方向に沿って延び、レバーの他端部
が逆止め弁弁体の端部に設けられたテーパ面に接触可能
である。バイパス弁中心軸線に対するテーパ面の角度は
10°〜45゜である。
発明で、バイパス弁が装着される逆止め弁弁箱の入口側
胴部が逆止め弁開閉方向に沿って延び、レバーの他端部
が逆止め弁弁体の端部に設けられたテーパ面に接触可能
である。バイパス弁中心軸線に対するテーパ面の角度は
10°〜45゜である。
【0017】第3発明の遠心ポンプ用逆止め弁のバイパ
ス弁は、バイパス弁弁箱、バイパス弁弁体、パイロット
弁弁箱、パイロット弁弁棒、およびレバーを備えてい
る。バイパス弁弁箱は円筒状をしており、前部に逆止め
弁弁箱の入口側胴部に通じるバイパス弁流入孔および再
循環回路または放出回路に通じるバイパス弁流出孔を有
している。バイパス弁弁箱は、バイパス弁弁座がバイパ
ス弁流出孔の入口側に設けられている。また、バイパス
弁弁箱の後部は、蓋で塞がれている。
ス弁は、バイパス弁弁箱、バイパス弁弁体、パイロット
弁弁箱、パイロット弁弁棒、およびレバーを備えてい
る。バイパス弁弁箱は円筒状をしており、前部に逆止め
弁弁箱の入口側胴部に通じるバイパス弁流入孔および再
循環回路または放出回路に通じるバイパス弁流出孔を有
している。バイパス弁弁箱は、バイパス弁弁座がバイパ
ス弁流出孔の入口側に設けられている。また、バイパス
弁弁箱の後部は、蓋で塞がれている。
【0018】バイパス弁弁体は円筒状をしており、バイ
パス弁弁室に摺動可能に挿入されている。また、バイパ
ス弁弁体の先端部は、弁体弁座となっている。
パス弁弁室に摺動可能に挿入されている。また、バイパ
ス弁弁体の先端部は、弁体弁座となっている。
【0019】管状部が、バイパス弁弁体の先端部から突
き出ている。バイパス弁出口に開口するパイロット弁流
出孔が、管状部を貫通している。パイロット弁流出孔の
入口に、パイロット弁弁座が設けられている。また、パ
イロット弁弁箱は、バイパス弁弁室内に固定されてい
る。
き出ている。バイパス弁出口に開口するパイロット弁流
出孔が、管状部を貫通している。パイロット弁流出孔の
入口に、パイロット弁弁座が設けられている。また、パ
イロット弁弁箱は、バイパス弁弁室内に固定されてい
る。
【0020】パイロット弁弁棒は、先端部にパイロット
弁弁座に接触するパイロット弁弁体が設けられており、
後端部に調節ナットが取り付けられている。また、パイ
ロット弁弁棒は、前記蓋を貫通している。
弁弁座に接触するパイロット弁弁体が設けられており、
後端部に調節ナットが取り付けられている。また、パイ
ロット弁弁棒は、前記蓋を貫通している。
【0021】レバーは、前端部が逆止め弁弁体に、後端
部が調節ナットに接触し、前記バイパス弁の蓋に揺動可
能に支持されている。
部が調節ナットに接触し、前記バイパス弁の蓋に揺動可
能に支持されている。
【0022】バイパス弁弁箱の弁室とバイパス弁弁体内
部とを連絡する連絡路がバイパス弁弁体の後部に設けら
れている。前記蓋に逆止め弁弁箱の入口側胴部とバイパ
ス弁弁室内とを連絡する連絡孔とバイパス弁弁体のツバ
部に連絡孔が設けられている。前記連絡路は、バイパス
弁開閉方向に沿って細長く、その長さはバイパス弁弁体
のリフトにほぼ等しく、先端側(バイパス弁出口側)の
開口幅が後端側の開口幅より大きい。すなわち、連絡路
は絞り開口となっておりバイパス弁のリフトに応じて絞
り開口を塞ぐ絞り環がバイパス弁弁体に摺動可能に取り
付けられている。また、蓋には円周溝とOリングを設け
ることが望ましい。
部とを連絡する連絡路がバイパス弁弁体の後部に設けら
れている。前記蓋に逆止め弁弁箱の入口側胴部とバイパ
ス弁弁室内とを連絡する連絡孔とバイパス弁弁体のツバ
部に連絡孔が設けられている。前記連絡路は、バイパス
弁開閉方向に沿って細長く、その長さはバイパス弁弁体
のリフトにほぼ等しく、先端側(バイパス弁出口側)の
開口幅が後端側の開口幅より大きい。すなわち、連絡路
は絞り開口となっておりバイパス弁のリフトに応じて絞
り開口を塞ぐ絞り環がバイパス弁弁体に摺動可能に取り
付けられている。また、蓋には円周溝とOリングを設け
ることが望ましい。
【0023】
(第1発明の実施の形態)図1は、第1発明の遠心ポン
プ用逆止め弁の1例を示す縦断面図である。逆止め弁
は、ボイラ給水ラインの遠心ポンプの出口に取り付けら
れている。逆止め弁のバイパス流は、給水タンクに再循
環される。
プ用逆止め弁の1例を示す縦断面図である。逆止め弁
は、ボイラ給水ラインの遠心ポンプの出口に取り付けら
れている。逆止め弁のバイパス流は、給水タンクに再循
環される。
【0024】図1に示すように、逆止め弁1はリフト形
であって、逆止め弁弁箱2は下部本体3と上部本体4と
からなっている。下部本体3には逆止め弁弁座5が設け
られており、また円筒状の入口側胴部6が側方に延びて
いる。逆止め弁弁体9は、下方に延びる部分に開口10
が設けられており、さらに下端および上端からそれぞれ
案内軸13が上下に突き出ている。案内軸13は下部本
体3および上部本体4にそれぞれ設けられた案内座15
の軸孔16に摺動可能にはめ合っている。
であって、逆止め弁弁箱2は下部本体3と上部本体4と
からなっている。下部本体3には逆止め弁弁座5が設け
られており、また円筒状の入口側胴部6が側方に延びて
いる。逆止め弁弁体9は、下方に延びる部分に開口10
が設けられており、さらに下端および上端からそれぞれ
案内軸13が上下に突き出ている。案内軸13は下部本
体3および上部本体4にそれぞれ設けられた案内座15
の軸孔16に摺動可能にはめ合っている。
【0025】バイパス弁21は、逆止め弁弁箱2の上記
入口側胴部6に装着されている。バイパス弁21は、バ
イパス弁弁箱22、バイパス弁弁体38、パイロット弁
弁箱46、パイロット弁弁棒55、およびレバー59を
備えている。
入口側胴部6に装着されている。バイパス弁21は、バ
イパス弁弁箱22、バイパス弁弁体38、パイロット弁
弁箱46、パイロット弁弁棒55、およびレバー59を
備えている。
【0026】バイパス弁弁箱22は、円胴部23の前部
(図面で右側の部分)にフランジ25が設けられてい
る。バイパス弁弁箱22は、これのフランジ25が逆止
め弁1の入口側胴部6のフランジ7と短管18のフラン
ジ19とに挟まれるようにして、逆止め弁弁箱2に固定
されている。バイパス弁流入孔27がバイパス弁弁箱2
2の円胴部23を貫通しており、バイパス弁弁箱22の
内部はバイパス弁流入孔27を介して逆止め弁弁箱2の
入口側胴部6に通じている。バイパス弁弁箱22のフラ
ンジ25の内側は、バイパス弁流出孔28となってい
る。バイパス弁流出孔28は、短管18およびこれに接
続された再循環配管を介して給水タンク(いずれも図示
しない)に通じるている。バイパス弁弁座30がバイパ
ス弁流出孔28の入口側に、またストッパ31がバイパ
ス弁流出孔28の出口側に、それぞれ設けられている。
バイパス弁弁箱22の後部は、蓋34で塞がれている。
(図面で右側の部分)にフランジ25が設けられてい
る。バイパス弁弁箱22は、これのフランジ25が逆止
め弁1の入口側胴部6のフランジ7と短管18のフラン
ジ19とに挟まれるようにして、逆止め弁弁箱2に固定
されている。バイパス弁流入孔27がバイパス弁弁箱2
2の円胴部23を貫通しており、バイパス弁弁箱22の
内部はバイパス弁流入孔27を介して逆止め弁弁箱2の
入口側胴部6に通じている。バイパス弁弁箱22のフラ
ンジ25の内側は、バイパス弁流出孔28となってい
る。バイパス弁流出孔28は、短管18およびこれに接
続された再循環配管を介して給水タンク(いずれも図示
しない)に通じるている。バイパス弁弁座30がバイパ
ス弁流出孔28の入口側に、またストッパ31がバイパ
ス弁流出孔28の出口側に、それぞれ設けられている。
バイパス弁弁箱22の後部は、蓋34で塞がれている。
【0027】バイパス弁弁体38は円筒状をしており、
バイパス弁弁室24内に摺動可能に挿入されている。バ
イパス弁弁体38の外周側に設けられた円周溝39に、
Oリング40が挿入されている(図2参照)。Oリング
40は、バイパス弁弁室24の流出側と蓋34側との間
をシールする。バイパス弁弁体38は、先端部がバイパ
ス弁弁座30に接触し、また前部内側に段部43が設け
られている。
バイパス弁弁室24内に摺動可能に挿入されている。バ
イパス弁弁体38の外周側に設けられた円周溝39に、
Oリング40が挿入されている(図2参照)。Oリング
40は、バイパス弁弁室24の流出側と蓋34側との間
をシールする。バイパス弁弁体38は、先端部がバイパ
ス弁弁座30に接触し、また前部内側に段部43が設け
られている。
【0028】パイロット弁箱46は、バイパス弁弁体3
8内に摺動可能に挿入されている。バイパス弁弁体38
の内周側に設けられた円周溝41に、Oリング42が挿
入されている。Oリング40は、バイパス弁弁体38の
内側とパイロット弁弁箱46との間をシールする。パイ
ロット弁弁箱46は、管状部47がバイパス弁弁体38
の先端部から突き出ており、さらに前記ストッパ31の
軸孔32に摺動可能にはめ合っている。管状部47に
は、バイパス弁21の出口に開口するパイロット弁流出
孔48が貫通している。パイロット弁流出孔48の入口
にパイロット弁弁座50が設けられている。また、バイ
パス弁弁体38の段部43に突き当たる第1段部52お
よび前記ストッパ31に突き当たる第2段部53が設け
られている。バイパス弁弁体38の外径はバイパス弁弁
座30の内径より大きく、パイロット弁弁箱46の後端
部外径はバイパス弁弁座30の内径よりも小さく形成さ
れている。また、バイパス弁弁体38およびパイロット
弁弁体56がそれぞれ弁座30、50に接触した状態
で、バイパス弁弁体38の段部43とパイロット弁弁箱
46の第1段部52と間にギャップgが生じるようにな
っている。この逆止め弁の例では、ギャップgの大きさ
はバイパス弁全リフトの60%である。
8内に摺動可能に挿入されている。バイパス弁弁体38
の内周側に設けられた円周溝41に、Oリング42が挿
入されている。Oリング40は、バイパス弁弁体38の
内側とパイロット弁弁箱46との間をシールする。パイ
ロット弁弁箱46は、管状部47がバイパス弁弁体38
の先端部から突き出ており、さらに前記ストッパ31の
軸孔32に摺動可能にはめ合っている。管状部47に
は、バイパス弁21の出口に開口するパイロット弁流出
孔48が貫通している。パイロット弁流出孔48の入口
にパイロット弁弁座50が設けられている。また、バイ
パス弁弁体38の段部43に突き当たる第1段部52お
よび前記ストッパ31に突き当たる第2段部53が設け
られている。バイパス弁弁体38の外径はバイパス弁弁
座30の内径より大きく、パイロット弁弁箱46の後端
部外径はバイパス弁弁座30の内径よりも小さく形成さ
れている。また、バイパス弁弁体38およびパイロット
弁弁体56がそれぞれ弁座30、50に接触した状態
で、バイパス弁弁体38の段部43とパイロット弁弁箱
46の第1段部52と間にギャップgが生じるようにな
っている。この逆止め弁の例では、ギャップgの大きさ
はバイパス弁全リフトの60%である。
【0029】パイロット弁弁棒55は、先端部にパイロ
ット弁弁座50に接触するパイロット弁弁体56と羽根
足ガイド57とが設けられており、後端部に調節ナット
58が取り付けられている。また、パイロット弁弁棒5
5は、前記蓋34に設けられた軸孔35を貫通してい
る。また、バイパス弁弁箱22と蓋34とのはめ合部
は、Oリング36でシールされている。
ット弁弁座50に接触するパイロット弁弁体56と羽根
足ガイド57とが設けられており、後端部に調節ナット
58が取り付けられている。また、パイロット弁弁棒5
5は、前記蓋34に設けられた軸孔35を貫通してい
る。また、バイパス弁弁箱22と蓋34とのはめ合部
は、Oリング36でシールされている。
【0030】レバー59は、前記バイパス弁21の蓋3
4に揺動可能に支持されている。レバー59の前端部
は、逆止め弁1の開度に応じて逆止め弁弁体9の開口1
0の上面11あるいは下面12に接触可能する。また、
レバー59の後端部は、調節ナット58に接触してい
る。調節ナット58の位置により、バイパス弁21の開
閉作動点を調節する。
4に揺動可能に支持されている。レバー59の前端部
は、逆止め弁1の開度に応じて逆止め弁弁体9の開口1
0の上面11あるいは下面12に接触可能する。また、
レバー59の後端部は、調節ナット58に接触してい
る。調節ナット58の位置により、バイパス弁21の開
閉作動点を調節する。
【0031】上記のように構成された遠心ポンプ用逆止
め弁の作動を、図1、図2、図3および図4に基づいて
説明する。
め弁の作動を、図1、図2、図3および図4に基づいて
説明する。
【0032】ポンプの定常運転時(図4中の吐出量
QA )には、逆止め弁弁体9は下方より流入する流体の
流動力で押し上げられ、逆止め弁1は全開している。こ
のとき、図1に破線で示すようにレバー59の先端は逆
止め弁弁体9の開口10の下面12に接触しているか、
または浮動状態である。したがって、バイパス弁21は
パイロット弁弁棒55にかかる推力差によるパイロット
弁弁座50の閉止と蓋34のパイロット弁弁棒55の貫
通すきま60よりの入口側胴部6の圧力によってバイパ
ス弁弁室24が加圧されているため、図3(a)に示す
ように全閉している。また、バイパス弁弁体38の段部
43とパイロット弁弁箱46の第1段部52との間に
は、ギャップgが生じている。
QA )には、逆止め弁弁体9は下方より流入する流体の
流動力で押し上げられ、逆止め弁1は全開している。こ
のとき、図1に破線で示すようにレバー59の先端は逆
止め弁弁体9の開口10の下面12に接触しているか、
または浮動状態である。したがって、バイパス弁21は
パイロット弁弁棒55にかかる推力差によるパイロット
弁弁座50の閉止と蓋34のパイロット弁弁棒55の貫
通すきま60よりの入口側胴部6の圧力によってバイパ
ス弁弁室24が加圧されているため、図3(a)に示す
ように全閉している。また、バイパス弁弁体38の段部
43とパイロット弁弁箱46の第1段部52との間に
は、ギャップgが生じている。
【0033】ボイラの運転状態が変化して吐出量Qが減
少すると、逆止め弁弁体9に作用する流動力は小さくな
る。流動力が逆止め弁弁体9の重量より小さくなると、
逆止め弁弁体9は下降する。逆止め弁弁体9が下降して
これの開口10の上面11にレバー59の後端部が接す
ると、レバー59が逆時計方向に回転してパイロット弁
弁体56が開きだす。パイロット弁弁体56が開くと、
貫通すきま60よりの流入圧よりもパイロット弁流出口
48よりの流出圧の方がはるかに大きいため、バイパス
弁弁室24内の圧力が低下する。バイパス弁弁室24内
の圧力低下によってバイパス弁弁体38の後端が受ける
推力より胴部6の圧力によるバイパス弁弁体38の先端
部の受ける推力が大きくなれば、図3(b)に示すよう
に瞬間的にギャップgだけバイパス弁弁体38が開く
(図4中のポンプ吐出量QB 点)。バイパス流量qは、
図4の直線aに沿って瞬間的に増加するが、バイパス弁
全開時の流量qc の1/3程度に制限されているため、
ウォータハンマは防止されるか、または著しく軽減され
る。また、バイパス弁22の微少開度(バイパス弁全開
リフトの1/10〜1/5)も避け得るため、流体のフ
ラッシングも発生しない。
少すると、逆止め弁弁体9に作用する流動力は小さくな
る。流動力が逆止め弁弁体9の重量より小さくなると、
逆止め弁弁体9は下降する。逆止め弁弁体9が下降して
これの開口10の上面11にレバー59の後端部が接す
ると、レバー59が逆時計方向に回転してパイロット弁
弁体56が開きだす。パイロット弁弁体56が開くと、
貫通すきま60よりの流入圧よりもパイロット弁流出口
48よりの流出圧の方がはるかに大きいため、バイパス
弁弁室24内の圧力が低下する。バイパス弁弁室24内
の圧力低下によってバイパス弁弁体38の後端が受ける
推力より胴部6の圧力によるバイパス弁弁体38の先端
部の受ける推力が大きくなれば、図3(b)に示すよう
に瞬間的にギャップgだけバイパス弁弁体38が開く
(図4中のポンプ吐出量QB 点)。バイパス流量qは、
図4の直線aに沿って瞬間的に増加するが、バイパス弁
全開時の流量qc の1/3程度に制限されているため、
ウォータハンマは防止されるか、または著しく軽減され
る。また、バイパス弁22の微少開度(バイパス弁全開
リフトの1/10〜1/5)も避け得るため、流体のフ
ラッシングも発生しない。
【0034】この場合、パイロット弁弁箱46はバイパ
ス弁弁室24の圧力がバイパス出口圧力よりも大きく維
持されているため閉止したままである。
ス弁弁室24の圧力がバイパス出口圧力よりも大きく維
持されているため閉止したままである。
【0035】さらに、ポンプ吐出量Qの減少に従って逆
止め弁弁体9は下降し、レバー59は逆時計方向に回転
し、パイロット弁弁棒55は左方向に移動する。すでに
バイパス弁弁体38の開方向移動によってギャップgは
消失しており、バイパス弁弁室24内の更なる圧力の低
下により、次にはバイパス弁弁体38とパイロット弁弁
箱46とは一体となって開動作を続け、図3(c)に示
すように全開に至り、図4のバイパス流量qc を維持す
る。なお、図4において、曲線abcはポンプサージン
グ領域の外側にあるので、バイパス弁21の作動中はポ
ンプにサージングは発生しない。
止め弁弁体9は下降し、レバー59は逆時計方向に回転
し、パイロット弁弁棒55は左方向に移動する。すでに
バイパス弁弁体38の開方向移動によってギャップgは
消失しており、バイパス弁弁室24内の更なる圧力の低
下により、次にはバイパス弁弁体38とパイロット弁弁
箱46とは一体となって開動作を続け、図3(c)に示
すように全開に至り、図4のバイパス流量qc を維持す
る。なお、図4において、曲線abcはポンプサージン
グ領域の外側にあるので、バイパス弁21の作動中はポ
ンプにサージングは発生しない。
【0036】ポンプ停止時は、図1に示すように逆止め
弁1は全閉し、バイパス弁21は全開している。また、
レバー59が逆止め弁弁体9の開口10の上面11で押
し下げられてパイロット弁45も全開している。ポンプ
を起動すると、バイパス流量qc はバイパス弁21を通
って給水タンクに戻る。ポンプ吐出量Qを徐々に増加す
れば逆止め弁弁体9が上昇し、レバー59はパイロット
弁弁棒55の拘束から解除され、パイロット弁弁棒55
はその断面積にかかる推力差により右方へ移動する。こ
のようにポンプ吐出量が増加すれば、レバー59は時計
方向に回転するとともにパイロット弁弁棒55の右方移
動にともない、パイロット弁45の開度が小さくなる。
この結果、バイパス弁弁室24内の圧力が回復し、バイ
パス弁弁体38とパイロット弁弁箱46は右方向に移動
してバイパス弁21の開度は小さくなる。
弁1は全閉し、バイパス弁21は全開している。また、
レバー59が逆止め弁弁体9の開口10の上面11で押
し下げられてパイロット弁45も全開している。ポンプ
を起動すると、バイパス流量qc はバイパス弁21を通
って給水タンクに戻る。ポンプ吐出量Qを徐々に増加す
れば逆止め弁弁体9が上昇し、レバー59はパイロット
弁弁棒55の拘束から解除され、パイロット弁弁棒55
はその断面積にかかる推力差により右方へ移動する。こ
のようにポンプ吐出量が増加すれば、レバー59は時計
方向に回転するとともにパイロット弁弁棒55の右方移
動にともない、パイロット弁45の開度が小さくなる。
この結果、バイパス弁弁室24内の圧力が回復し、バイ
パス弁弁体38とパイロット弁弁箱46は右方向に移動
してバイパス弁21の開度は小さくなる。
【0037】ポンプ吐出量の増大時と減少時でのバイパ
ス弁21の作動特性は、ほぼ同一であるが、図の4直線
dに示すようにポンプ吐出量増大時はバイパス弁弁体3
8と弁座30との間の流路が狭くなり、バイパス流のベ
ンチュリー効果によりバイパス弁弁体38の閉作動力が
助勢してバイパス弁21が急激に閉じ、結果として開作
動時の図4の直線aよりも大きくなる。
ス弁21の作動特性は、ほぼ同一であるが、図の4直線
dに示すようにポンプ吐出量増大時はバイパス弁弁体3
8と弁座30との間の流路が狭くなり、バイパス流のベ
ンチュリー効果によりバイパス弁弁体38の閉作動力が
助勢してバイパス弁21が急激に閉じ、結果として開作
動時の図4の直線aよりも大きくなる。
【0038】本質的にバイパス弁21の閉止時は、いか
に急激な変化であってもバイパス側放出回路には何等の
影響も生じない。放出回路にウォータハンマその他の障
害を与えるのは、バイパス弁21の開作動時のみの問題
である。
に急激な変化であってもバイパス側放出回路には何等の
影響も生じない。放出回路にウォータハンマその他の障
害を与えるのは、バイパス弁21の開作動時のみの問題
である。
【0039】(第2発明の実施の形態)図5および図6
は、第2発明の逆止め弁の例を示している。図1に示す
逆止め弁の部材と同様の部材には同一の参照符号を付
け、その説明は省略する。
は、第2発明の逆止め弁の例を示している。図1に示す
逆止め弁の部材と同様の部材には同一の参照符号を付
け、その説明は省略する。
【0040】逆止め弁61は、逆止め弁弁箱62の入口
側胴部63が逆止め弁弁体開閉方向に沿って下方に延び
ている。入口側胴部63の下端部に下蓋68が取り付け
られている。入口側胴部63および下蓋68には、これ
らを貫通する流出孔69が設けられている。流出孔69
は、バイパス配管を介して給水タンク(いずれも図示し
ない)に連絡している。逆止め弁弁箱62の出口側胴部
65の上端部に取り付けられた上蓋71には、軸孔73
をもった案内筒72が設けられている。逆止め弁弁体7
5の上面から案内軸76が上方に延びており、案内軸7
6は軸孔73に摺動可能にはめ合っている。下方に向か
って先細りのテーパ面77が、逆止め弁弁体75の下端
部に形成されている。テーパ面77は、次に述べるレバ
ー84の端部の接触面となっている。逆止め弁61の上
蓋71と逆止め弁弁体75との間にコイルばね79が挿
入されている。
側胴部63が逆止め弁弁体開閉方向に沿って下方に延び
ている。入口側胴部63の下端部に下蓋68が取り付け
られている。入口側胴部63および下蓋68には、これ
らを貫通する流出孔69が設けられている。流出孔69
は、バイパス配管を介して給水タンク(いずれも図示し
ない)に連絡している。逆止め弁弁箱62の出口側胴部
65の上端部に取り付けられた上蓋71には、軸孔73
をもった案内筒72が設けられている。逆止め弁弁体7
5の上面から案内軸76が上方に延びており、案内軸7
6は軸孔73に摺動可能にはめ合っている。下方に向か
って先細りのテーパ面77が、逆止め弁弁体75の下端
部に形成されている。テーパ面77は、次に述べるレバ
ー84の端部の接触面となっている。逆止め弁61の上
蓋71と逆止め弁弁体75との間にコイルばね79が挿
入されている。
【0041】バイパス弁81は、コイルばね82および
レバー84を除いて第1発明のバイパス弁21と同じ構
造をしている。逆止め弁弁箱62の入口側胴部63の段
部64と下蓋68とでバイパス弁弁箱22のフランジ2
5を挟み込んで、バイパス弁81を逆止め弁61に固定
している。パイロット弁弁棒55の下部に羽根足状ばね
座57が取り付けられており、バイパス弁蓋34とばね
座57との間にコイルばね82が挿入されている。バイ
パス弁蓋34の上面に、レバー支持片85が設けられて
いる。クランク状のレバー84が、レバー支持片85に
ピン86で回転可能に支持されている。レバー84の先
端部はパイロット弁弁棒55の上端部に取り付けられた
調節ナット58に、また後端部は逆止め弁弁体75のテ
ーパ面77にそれぞれ接触可能である。鉛直線に対する
テーパ面の角度θは10°〜45゜である。
レバー84を除いて第1発明のバイパス弁21と同じ構
造をしている。逆止め弁弁箱62の入口側胴部63の段
部64と下蓋68とでバイパス弁弁箱22のフランジ2
5を挟み込んで、バイパス弁81を逆止め弁61に固定
している。パイロット弁弁棒55の下部に羽根足状ばね
座57が取り付けられており、バイパス弁蓋34とばね
座57との間にコイルばね82が挿入されている。バイ
パス弁蓋34の上面に、レバー支持片85が設けられて
いる。クランク状のレバー84が、レバー支持片85に
ピン86で回転可能に支持されている。レバー84の先
端部はパイロット弁弁棒55の上端部に取り付けられた
調節ナット58に、また後端部は逆止め弁弁体75のテ
ーパ面77にそれぞれ接触可能である。鉛直線に対する
テーパ面の角度θは10°〜45゜である。
【0042】上記のように構成された逆止め弁におい
て、ポンプ定常運転の状態では、逆止め弁61は開いて
いる。ポンプ吐出量が減少して逆止め弁弁体75が下降
すると、図6の想像線で示すようにレバー84が時計方
向に回転する。これにより、パイロット弁弁棒55が上
昇し、バイパス弁弁体38が開く。ついで、パイロット
弁45が開いて流体がバイパス管路を経て給水タンクに
流出する。逆に、ポンプ吐出量が増加すると、バイパス
弁弁体38が閉じ、パイロット弁45も閉じる。これら
バイパス弁81の作動および流量特性は、第1発明の場
合と同じである。図6に示すようにテーパ角をθとする
と、パイロット弁リフトaは、 tanθおよびレバー比L
b /La にほぼ比例する。したがって、これらを適当に
選択すれば、パイロット弁リフトaを任意に決定するこ
とができる。この発明の実施の形態では、逆止め弁弁体
75およびパイロット弁弁体56にそれぞれコイルばね
79、82で弁閉方向の力を加えているので、逆止め弁
61およびバイパス弁81は確実に閉じる。したがっ
て、図5は鉛直姿勢の逆止め弁61を示しているが、水
平姿勢であってもこれら弁61、81はばね力で確実に
締め切られる。
て、ポンプ定常運転の状態では、逆止め弁61は開いて
いる。ポンプ吐出量が減少して逆止め弁弁体75が下降
すると、図6の想像線で示すようにレバー84が時計方
向に回転する。これにより、パイロット弁弁棒55が上
昇し、バイパス弁弁体38が開く。ついで、パイロット
弁45が開いて流体がバイパス管路を経て給水タンクに
流出する。逆に、ポンプ吐出量が増加すると、バイパス
弁弁体38が閉じ、パイロット弁45も閉じる。これら
バイパス弁81の作動および流量特性は、第1発明の場
合と同じである。図6に示すようにテーパ角をθとする
と、パイロット弁リフトaは、 tanθおよびレバー比L
b /La にほぼ比例する。したがって、これらを適当に
選択すれば、パイロット弁リフトaを任意に決定するこ
とができる。この発明の実施の形態では、逆止め弁弁体
75およびパイロット弁弁体56にそれぞれコイルばね
79、82で弁閉方向の力を加えているので、逆止め弁
61およびバイパス弁81は確実に閉じる。したがっ
て、図5は鉛直姿勢の逆止め弁61を示しているが、水
平姿勢であってもこれら弁61、81はばね力で確実に
締め切られる。
【0043】(第3発明の実施の形態)図7は、第3発
明の逆止め弁に装着されたバイパス弁の例を示してい
る。逆止め弁自体は図1に示すものと同じであるので、
以下バイパス弁について説明する。また、図1に示す逆
止め弁の部材と同様の部材には同一の参照符号を付け、
その説明は省略する。
明の逆止め弁に装着されたバイパス弁の例を示してい
る。逆止め弁自体は図1に示すものと同じであるので、
以下バイパス弁について説明する。また、図1に示す逆
止め弁の部材と同様の部材には同一の参照符号を付け、
その説明は省略する。
【0044】バイパス弁91は、バイパス弁弁箱92、
バイパス弁弁体108、パイロット弁弁箱116、パイ
ロット弁弁棒133、およびレバー136を備えてい
る。
バイパス弁弁体108、パイロット弁弁箱116、パイ
ロット弁弁棒133、およびレバー136を備えてい
る。
【0045】バイパス弁弁箱92は、円胴部93の前部
(図面で右側の部分)にフランジ95が設けられてい
る。バイパス弁弁箱92は、これのフランジ95が逆止
め弁1の入口側胴部6のフランジ7と短管18のフラン
ジ19とに挟まれるようにして、逆止め弁弁箱2に固定
されている。逆止め弁弁箱2の入口側胴部6に通じるバ
イパス弁流入孔97が、バイパス弁弁箱92の前部に設
けられている。バイパス弁弁箱92のフランジ部分の内
側は、バイパス弁流出孔98となっている。バイパス弁
弁箱92には、バイパス弁弁座100がバイパス弁流出
孔98の入口側に設けられている。バイパス弁91の出
口側に軸孔102をもった支持座101が設けられてい
る。また、バイパス弁弁箱92の後部は、連絡孔105
をもった蓋103で塞がれている。逆止め弁弁箱1の入
口側胴部6内は、この連絡孔105とパイロット弁弁箱
116のフランジ119に設けられた絞り孔120とを
介して、バイパス弁弁室94内に通じている。
(図面で右側の部分)にフランジ95が設けられてい
る。バイパス弁弁箱92は、これのフランジ95が逆止
め弁1の入口側胴部6のフランジ7と短管18のフラン
ジ19とに挟まれるようにして、逆止め弁弁箱2に固定
されている。逆止め弁弁箱2の入口側胴部6に通じるバ
イパス弁流入孔97が、バイパス弁弁箱92の前部に設
けられている。バイパス弁弁箱92のフランジ部分の内
側は、バイパス弁流出孔98となっている。バイパス弁
弁箱92には、バイパス弁弁座100がバイパス弁流出
孔98の入口側に設けられている。バイパス弁91の出
口側に軸孔102をもった支持座101が設けられてい
る。また、バイパス弁弁箱92の後部は、連絡孔105
をもった蓋103で塞がれている。逆止め弁弁箱1の入
口側胴部6内は、この連絡孔105とパイロット弁弁箱
116のフランジ119に設けられた絞り孔120とを
介して、バイパス弁弁室94内に通じている。
【0046】バイパス弁弁体108は円筒状をしてお
り、バイパス弁弁箱92の弁室94内に摺動可能に挿入
されている。バイパス弁弁体108の外周側に設けられ
た円周溝110に、Oリング111が挿入されている。
Oリング111は、バイパス弁弁室94の蓋側室内をバ
イパス弁弁箱92の流出側から遮断する。また、バイパ
ス弁弁体108の先端部内周側に設けられた円周溝11
2に、Oリング113が挿入されている。Oリング11
3は、バイパス弁弁体108の内部をバイパス弁弁箱9
2の流出側から遮断する。バイパス弁弁体108の先端
部は、バイパス弁弁座100に接触する。バイパス弁弁
箱92の弁室94とバイパス弁弁体108内部とを連絡
する切欠き114が、バイパス弁弁体108の後部に設
けられている。
り、バイパス弁弁箱92の弁室94内に摺動可能に挿入
されている。バイパス弁弁体108の外周側に設けられ
た円周溝110に、Oリング111が挿入されている。
Oリング111は、バイパス弁弁室94の蓋側室内をバ
イパス弁弁箱92の流出側から遮断する。また、バイパ
ス弁弁体108の先端部内周側に設けられた円周溝11
2に、Oリング113が挿入されている。Oリング11
3は、バイパス弁弁体108の内部をバイパス弁弁箱9
2の流出側から遮断する。バイパス弁弁体108の先端
部は、バイパス弁弁座100に接触する。バイパス弁弁
箱92の弁室94とバイパス弁弁体108内部とを連絡
する切欠き114が、バイパス弁弁体108の後部に設
けられている。
【0047】パイロット弁弁箱116は、バイパス弁9
1出口に開口するパイロット弁流出孔118が貫通する
管状部117がバイパス弁弁体108の先端部から突き
出ている。管状部117の中間部には、バイパス弁弁体
108の貫通孔109が摺動可能にはめ合っている。管
状部117の先端部は、上記支持座101の軸孔102
にはめ合って支持されている。パイロット弁流出孔11
8の入口にパイロット弁弁座122が設けられている。
パイロット弁弁箱116は、円胴部93の後部のフラン
ジ119によってバイパス弁弁箱92内に固定されてい
る。絞り開口124が、パイロット弁弁箱116の側壁
を貫通している。絞り開口124は、バイパス弁91の
開閉方向に沿って細長く、先端側(バイパス弁出口側)
から順次、広口部125、遷移部126および狭口部1
27となっている。広口部125の開口幅は、狭口部1
27の開口幅より大きい。広口部125と狭口部127
との間は、狭口部127に向かって次第に幅が狭くなる
遷移部126となっている。絞り開口124の長さは、
バイパス弁弁体108のリフトにほぼ等しく、広口部1
25、遷移部126および狭口部127どうしもそれぞ
れほぼ等しい長さとなっている。また、バイパス弁91
のリフトに応じて絞り開口124を開閉する絞り環12
9が摺動可能にパイロット弁弁箱116に取り付けられ
ている。絞り環129とパイロット弁弁箱116のフラ
ンジ119との間に、コイルばね131が挿入されてい
る。
1出口に開口するパイロット弁流出孔118が貫通する
管状部117がバイパス弁弁体108の先端部から突き
出ている。管状部117の中間部には、バイパス弁弁体
108の貫通孔109が摺動可能にはめ合っている。管
状部117の先端部は、上記支持座101の軸孔102
にはめ合って支持されている。パイロット弁流出孔11
8の入口にパイロット弁弁座122が設けられている。
パイロット弁弁箱116は、円胴部93の後部のフラン
ジ119によってバイパス弁弁箱92内に固定されてい
る。絞り開口124が、パイロット弁弁箱116の側壁
を貫通している。絞り開口124は、バイパス弁91の
開閉方向に沿って細長く、先端側(バイパス弁出口側)
から順次、広口部125、遷移部126および狭口部1
27となっている。広口部125の開口幅は、狭口部1
27の開口幅より大きい。広口部125と狭口部127
との間は、狭口部127に向かって次第に幅が狭くなる
遷移部126となっている。絞り開口124の長さは、
バイパス弁弁体108のリフトにほぼ等しく、広口部1
25、遷移部126および狭口部127どうしもそれぞ
れほぼ等しい長さとなっている。また、バイパス弁91
のリフトに応じて絞り開口124を開閉する絞り環12
9が摺動可能にパイロット弁弁箱116に取り付けられ
ている。絞り環129とパイロット弁弁箱116のフラ
ンジ119との間に、コイルばね131が挿入されてい
る。
【0048】パイロット弁弁棒133は、先端部にパイ
ロット弁弁座122に接触するパイロット弁弁体134
が設けられており、後端部に調節ナット135が取り付
けられている。また、パイロット弁弁棒134は、バイ
パス弁弁箱92の蓋103に設けられた軸孔104を貫
通している。蓋103の円周溝106に挿入されたOリ
ング107が、パイロット弁弁箱116内を逆止め弁1
の入口側胴部6内との間を遮断している。
ロット弁弁座122に接触するパイロット弁弁体134
が設けられており、後端部に調節ナット135が取り付
けられている。また、パイロット弁弁棒134は、バイ
パス弁弁箱92の蓋103に設けられた軸孔104を貫
通している。蓋103の円周溝106に挿入されたOリ
ング107が、パイロット弁弁箱116内を逆止め弁1
の入口側胴部6内との間を遮断している。
【0049】レバー136は、前記バイパス弁弁箱92
の蓋103に揺動可能に支持されている。レバー136
の前端部は、逆止め弁1の開度に応じて逆止め弁弁体9
の開口10の上面11あるいは下面12に接触可能す
る。また、レバー136の後端部は、調節ナット135
に接触している。調節ナット135の位置により、バイ
パス弁91の開閉作動点を調節する。
の蓋103に揺動可能に支持されている。レバー136
の前端部は、逆止め弁1の開度に応じて逆止め弁弁体9
の開口10の上面11あるいは下面12に接触可能す
る。また、レバー136の後端部は、調節ナット135
に接触している。調節ナット135の位置により、バイ
パス弁91の開閉作動点を調節する。
【0050】上記のように構成された遠心ポンプ用逆止
め弁の作動を、図7および図8に基づいて説明する。
め弁の作動を、図7および図8に基づいて説明する。
【0051】ポンプの定常運転時(図8中の吐出量
QA )には、逆止め弁弁体9は下方より流入する流体の
流動力で押し上げられ、逆止め弁1は全開している。こ
のとき、図1に破線で示すようにレバー136の先端は
逆止め弁弁体9の開口10の下面12に接触している。
したがって、バイパス弁91は、図7(a)に示すよう
に全閉している。また、バイパス弁弁体108の底部内
面とパイロット弁弁箱116の底部外面との間にバイパ
ス弁リフト相当のギャップgが生じている。
QA )には、逆止め弁弁体9は下方より流入する流体の
流動力で押し上げられ、逆止め弁1は全開している。こ
のとき、図1に破線で示すようにレバー136の先端は
逆止め弁弁体9の開口10の下面12に接触している。
したがって、バイパス弁91は、図7(a)に示すよう
に全閉している。また、バイパス弁弁体108の底部内
面とパイロット弁弁箱116の底部外面との間にバイパ
ス弁リフト相当のギャップgが生じている。
【0052】ボイラの運転状態が変化して吐出量Qが減
少すると、逆止め弁弁体9に作用する流動力は小さくな
る。流動力が逆止め弁弁体9の重量より小さくなると、
逆止め弁弁体9は下降する。逆止め弁弁体9が下降して
これの開口10の上面11にレバー136の後端部が接
すると、レバー136が逆時計方向に回転してパイロッ
ト弁115が開く。バイパス弁91が閉じた状態では絞
り開口124は全開しているので、パイロット弁91が
開くと、バイパス弁弁室94内の圧力は急速にほぼバイ
パス弁出口側圧力まで下がる。この結果、バイパス弁弁
体108に作用する逆止め弁弁箱2内の圧力とバイパス
弁弁室94内の圧力との差により、図7(b)に示すよ
うに瞬間的にバイパス弁91が開く(図8中の吐出量Q
B 、バイパス流量qc )。この状態で、絞り開口124
の広口部125は、絞り環129で塞がれている。バイ
パス流量qは、図8の直線aに沿って瞬間的に増加する
ため、フラッシングは生じない。また、この時のバイパ
ス流量qa は、バイパス弁全開時流量qc の約1/3程
度であるため、バイパス弁吐出側でのウォータハンマは
発生しないか、または軽微なものとなる。
少すると、逆止め弁弁体9に作用する流動力は小さくな
る。流動力が逆止め弁弁体9の重量より小さくなると、
逆止め弁弁体9は下降する。逆止め弁弁体9が下降して
これの開口10の上面11にレバー136の後端部が接
すると、レバー136が逆時計方向に回転してパイロッ
ト弁115が開く。バイパス弁91が閉じた状態では絞
り開口124は全開しているので、パイロット弁91が
開くと、バイパス弁弁室94内の圧力は急速にほぼバイ
パス弁出口側圧力まで下がる。この結果、バイパス弁弁
体108に作用する逆止め弁弁箱2内の圧力とバイパス
弁弁室94内の圧力との差により、図7(b)に示すよ
うに瞬間的にバイパス弁91が開く(図8中の吐出量Q
B 、バイパス流量qc )。この状態で、絞り開口124
の広口部125は、絞り環129で塞がれている。バイ
パス流量qは、図8の直線aに沿って瞬間的に増加する
ため、フラッシングは生じない。また、この時のバイパ
ス流量qa は、バイパス弁全開時流量qc の約1/3程
度であるため、バイパス弁吐出側でのウォータハンマは
発生しないか、または軽微なものとなる。
【0053】ポンプの吐出量Qの減少に従って逆止め弁
弁体9は更に下降し、レバー136は逆時計方向に回転
を続ける。これにつれてパイロット弁弁棒133は左方
向に移動し、バイパス弁弁体108はバイパス弁弁室9
4の圧力とバイパス弁出口の圧力との均衡を保ちなが
ら、左方向に移動する。このとき、絞り環129は絞り
開口124の遷移部126を徐々に塞ぎ、絞り開口12
4の開度は徐々に小さくなる。このような状態では、バ
イパス流量qは図4の直線bに沿って直線的に増加す
る。ポンプの吐出量QC でバイパス弁91は全開し、吐
出量QC から0までの間では、直線cで示すようにバイ
パス流量qは一定qC となる。
弁体9は更に下降し、レバー136は逆時計方向に回転
を続ける。これにつれてパイロット弁弁棒133は左方
向に移動し、バイパス弁弁体108はバイパス弁弁室9
4の圧力とバイパス弁出口の圧力との均衡を保ちなが
ら、左方向に移動する。このとき、絞り環129は絞り
開口124の遷移部126を徐々に塞ぎ、絞り開口12
4の開度は徐々に小さくなる。このような状態では、バ
イパス流量qは図4の直線bに沿って直線的に増加す
る。ポンプの吐出量QC でバイパス弁91は全開し、吐
出量QC から0までの間では、直線cで示すようにバイ
パス流量qは一定qC となる。
【0054】ポンプ停止時は、図1に示すように逆止め
弁1は全閉し、バイパス弁91は全開している。レバー
136が逆止め弁弁体9の開口10の上面11で押し下
げられてパイロット弁115も全開している。また、絞
り開口124の全体が、絞り環129で塞がれている。
ポンプを起動すると、バイパス流量qc で流体の一部は
バイパス弁91を通って給水タンクに戻る。ポンプ吐出
量Qが徐々に増加して逆止め弁弁体9が上昇すれば、レ
バー136は逆止め弁弁体9の開口10の下面11によ
る拘束が解け、パイロット弁弁棒133が右方に移動す
る。パイロット弁弁棒133の右方移動によってバイパ
ス弁弁室94内の圧力が回復し、バイパス弁出口圧力と
の均衡が破れるまでは(図8ポンプ吐出量QD 点)バイ
パス流量qc は一定である。
弁1は全閉し、バイパス弁91は全開している。レバー
136が逆止め弁弁体9の開口10の上面11で押し下
げられてパイロット弁115も全開している。また、絞
り開口124の全体が、絞り環129で塞がれている。
ポンプを起動すると、バイパス流量qc で流体の一部は
バイパス弁91を通って給水タンクに戻る。ポンプ吐出
量Qが徐々に増加して逆止め弁弁体9が上昇すれば、レ
バー136は逆止め弁弁体9の開口10の下面11によ
る拘束が解け、パイロット弁弁棒133が右方に移動す
る。パイロット弁弁棒133の右方移動によってバイパ
ス弁弁室94内の圧力が回復し、バイパス弁出口圧力と
の均衡が破れるまでは(図8ポンプ吐出量QD 点)バイ
パス流量qc は一定である。
【0055】更にポンプ吐出量が増大すれば、逆止め弁
弁体9の上昇によってレバー136は更に時計方向に回
転する。レバー136の回転によりパイロット弁弁棒1
33が右方向に移動し、パイロット弁115の開度が更
に小さくなる。この結果、バイパス弁弁室94内の圧力
が上昇し、バイパス弁弁体108が右方向に移動してバ
イパス弁91の開度も小さくなる。したがって、絞り開
口124の開口面積は広くなる。バイパス流量qは、直
線dに沿って変化する。ポンプ吐出量QがQEとなる
と、パイロット弁115が閉じて、バイパス弁弁室94
内の圧力は入口側胴部6内の圧力まで上昇する。また、
バイパス弁弁体108と弁座100との間の流路は狭く
なり、バイパス流のベンチュリ効果により、バイパス弁
弁体108に作用する左方向の圧力が低下する。これら
の結果、バイパス弁91が急激に閉じ、バイパス流量の
変化は逆止め弁閉作動時(直線a)よりも大きい。しか
し、このようにバイパス流量の急激な低下が生じても、
放出回路には何等の影響も与えない。また、直線b、直
線dの変化は一般的には作動上のヒステリシスと呼ばれ
ているものである。
弁体9の上昇によってレバー136は更に時計方向に回
転する。レバー136の回転によりパイロット弁弁棒1
33が右方向に移動し、パイロット弁115の開度が更
に小さくなる。この結果、バイパス弁弁室94内の圧力
が上昇し、バイパス弁弁体108が右方向に移動してバ
イパス弁91の開度も小さくなる。したがって、絞り開
口124の開口面積は広くなる。バイパス流量qは、直
線dに沿って変化する。ポンプ吐出量QがQEとなる
と、パイロット弁115が閉じて、バイパス弁弁室94
内の圧力は入口側胴部6内の圧力まで上昇する。また、
バイパス弁弁体108と弁座100との間の流路は狭く
なり、バイパス流のベンチュリ効果により、バイパス弁
弁体108に作用する左方向の圧力が低下する。これら
の結果、バイパス弁91が急激に閉じ、バイパス流量の
変化は逆止め弁閉作動時(直線a)よりも大きい。しか
し、このようにバイパス流量の急激な低下が生じても、
放出回路には何等の影響も与えない。また、直線b、直
線dの変化は一般的には作動上のヒステリシスと呼ばれ
ているものである。
【0056】
【発明の効果】この発明では、逆止め弁が開く際も閉じ
る際もバイパス弁は2段の作用をしている。すなわち、
バイパス弁の開初期ではON−OFF動作で瞬間的に開
度を得ており、開後期では逆止め弁の開度に反比例した
バイパス流量の漸増または漸減動作をしている。これに
よって、ON−OFF動作ではバイパス流のフラッシン
グを防止し、比例制御動作でバイパス流に対するウォ−
タハンマの低減、または防止を可能にしている。この発
明は、遠心ポンプの過熱防止にともなうバイパス弁の副
次的ではあるが重大な上記フラッシングおよびウォ−タ
ハンマの問題を解消するものである。
る際もバイパス弁は2段の作用をしている。すなわち、
バイパス弁の開初期ではON−OFF動作で瞬間的に開
度を得ており、開後期では逆止め弁の開度に反比例した
バイパス流量の漸増または漸減動作をしている。これに
よって、ON−OFF動作ではバイパス流のフラッシン
グを防止し、比例制御動作でバイパス流に対するウォ−
タハンマの低減、または防止を可能にしている。この発
明は、遠心ポンプの過熱防止にともなうバイパス弁の副
次的ではあるが重大な上記フラッシングおよびウォ−タ
ハンマの問題を解消するものである。
【図1】第1発明の遠心ポンプ用逆止め弁の1例を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】図1に示す遠心ポンプ逆止め弁に装着されたバ
イパス弁の主要部の縦断面図である。
イパス弁の主要部の縦断面図である。
【図3】上記バイパス弁の作動説明図である。
【図4】上記バイパス弁の流量特性を示す線図である。
【図5】第2発明の遠心ポンプ用逆止め弁の1例を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図6】図5に示す遠心ポンプ用逆止め弁で、逆止め弁
弁体とバイパス弁とを作動連結するレバー機構の説明図
である。
弁体とバイパス弁とを作動連結するレバー機構の説明図
である。
【図7】第3発明の遠心ポンプ逆止め弁に装着されたバ
イパス弁の1例を示しており、バイパス弁の主要部の縦
断面図である。
イパス弁の1例を示しており、バイパス弁の主要部の縦
断面図である。
【図8】図7に示すバイパス弁の流量特性を示す線図で
ある。
ある。
【図9】従来の遠心ポンプ用逆止め弁の1例を示す縦断
面図である。
面図である。
【図10】図9に示す遠心ポンプ用逆止め弁に設けられ
たバイパス弁の流量特性を示す線図である。
たバイパス弁の流量特性を示す線図である。
1 逆止め弁 2 弁箱 5 弁座 6 入口側胴部 9 弁体 11 開口 21 バイパス弁 22 弁箱 24 弁室 27 流入孔 28 流出孔 30 弁座 31 ストッパ 34 蓋 38 弁体 43 段部 45 パイロット弁 46 弁箱 47 管状部 52 第1段部 53 第2段部 50 弁座 55 弁棒 58 調節ナット 59 レバー 61 逆止め弁 62 弁箱 63 入口側胴部 66 弁座 68 下蓋 69 流出孔 71 上蓋 75 弁体 77 テーパ面 79 コイルばね 81 バイパス弁 82 コイルばね 84 レバー 91 バイパス弁 92 弁箱 97 流入孔 98 流出孔 100 弁座 103 蓋 108 弁体 113 切欠き 115 パイロット弁 122 弁座 124 絞り開口 129 絞り環 131 コイルばね 133 弁棒 134 弁体 135 調節ナット 136 レバー 141 逆止め弁 142 弁箱 143 分岐部 145 弁体 147 バイパス弁 149 レバー
Claims (3)
- 【請求項1】 出口が再循環回路または放出回路に通
じ、レバーを介して逆止め弁弁体に作動連結されたバイ
パス弁が、逆止め弁弁箱の入口側胴部内に装着されてお
り、遠心ポンプ吐出側に配置されるリフト形逆止め弁に
おいて、前記バイパス弁が、 前部に逆止め弁弁箱の入口側胴部内に通じるバイパス弁
流入孔および再循環回路または放出回路に通じるバイパ
ス弁流出孔を有し、バイパス弁弁座がバイパス弁流出孔
の入口側に、またストッパがバイパス弁流出孔の出口側
にそれぞれ設けられており、後部が蓋で塞がれた円筒状
のバイパス弁弁箱と、 バイパス弁弁室内に摺動可能に挿入され、先端部がバイ
パス弁弁座に着座し、前部内側に段部を有する円筒状の
バイパス弁弁体と、 バイパス弁出口に開口するパイロット弁流出孔をもった
管状部がバイパス弁弁体の先端部から突き出ており、パ
イロット弁流出孔の入口にパイロット弁弁座が設けられ
ており、バイパス弁弁体内に摺動可能に挿入され、バイ
パス弁弁体の段部に突き当たる第1段部および前記スト
ッパに突き当たる第2段部を有するパイロット弁弁箱
と、 先端部にパイロット弁弁座に接触するパイロット弁弁体
が設けられており、後端部に調節ナットが取り付けられ
た、前記蓋を貫通するパイロット弁弁棒と、 前端部が逆止め弁弁体に、後端部が調節ナットに接触
し、前記バイパス弁の蓋に揺動可能に支持されたレバー
とを備え、 バイパス弁弁体の外径はバイパス弁弁座内径より大き
く、パイロット弁弁箱の後端部外径はバイパス弁弁座内
径よりも小さく形成され、バイパス弁弁体およびパイロ
ット弁弁体がそれぞれ弁座に接触した状態で、バイパス
弁弁体の段部とパイロット弁弁箱の第1段部との間にギ
ャップが設けられていることを特徴とする遠心ポンプ用
逆止め弁。 - 【請求項2】 前記バイパス弁が装着される、逆止め弁
弁箱の入口側胴部が逆止め弁開閉方向に沿って延び、レ
バーの他端部が逆止め弁弁体の端部に設けられたテーパ
面に接触可能である請求項1記載の遠心ポンプ用逆止め
弁。 - 【請求項3】 出口が再循環回路または放出回路に通
じ、レバーを介して逆止め弁弁体に作動連結されたバイ
パス弁が、逆止め弁弁箱の入口側胴部内に装着されてお
り、遠心ポンプ吐出側に配置されるリフト形逆止め弁に
おいて、前記バイパス弁が、 前部に逆止め弁弁箱の入口側胴部内に通じるバイパス弁
流入孔および再循環回路または放出回路に通じるバイパ
ス弁流出孔を有し、バイパス弁弁座がバイパス弁流出孔
の入口側に設けられており、後部が蓋で塞がれた円筒状
のバイパス弁弁箱と、 バイパス弁弁室内に摺動可能に挿入され、先端部がバイ
パス弁弁座に接触する円筒状のバイパス弁弁体と、 バイパス弁出口に開口するパイロット弁流出孔が貫通す
る管状部がバイパス弁弁体の先端部から突き出ており、
パイロット弁流出孔の入口にパイロット弁弁座が設けら
れており、バイパス弁弁箱内に固定されたパイロット弁
弁箱と、 先端部にパイロット弁弁座に接触するパイロット弁弁体
が設けられており、後端部に調節ナットが取り付けられ
た、前記蓋を貫通するパイロット弁弁棒と、 前端部が逆止め弁弁体に、後端部が調節ナットに接触
し、前記バイパス弁の蓋に揺動可能に支持されたレバー
とを備えており、 バイパス弁弁箱の弁室内とバイパス弁弁体内部とを連絡
する連絡路がバイパス弁弁体の後部に設けられており、
前記蓋およびバイパス弁弁体のフランジ部に逆止め弁弁
箱の入口側胴部内とバイパス弁弁室内とを連絡する連絡
孔が設けられており、バイパス弁開閉方向に沿って細長
く、先端側の開口幅が後端側の開口幅より大きい絞り開
口がパイロット弁弁箱の側壁を貫通し、バイパス弁のリ
フトに応じて絞り開口を塞ぐ絞り環がバイパス弁弁体に
取り付けられていることを特徴とする遠心ポンプ用逆止
め弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9179287A JPH1122842A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 遠心ポンプ用逆止め弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9179287A JPH1122842A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 遠心ポンプ用逆止め弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1122842A true JPH1122842A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16063200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9179287A Pending JPH1122842A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 遠心ポンプ用逆止め弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1122842A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004257521A (ja) * | 2003-02-27 | 2004-09-16 | Miura Co Ltd | バルブ |
| CN103672061A (zh) * | 2012-09-03 | 2014-03-26 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 排气阀 |
| CN106678374A (zh) * | 2017-01-09 | 2017-05-17 | 大禹节水集团股份有限公司 | 一种低水阻液动阀 |
| CN106763933A (zh) * | 2016-12-15 | 2017-05-31 | 安徽海拓志永智能装备股份有限公司 | 一种新型单向气动阀结构 |
| CN113915144A (zh) * | 2021-09-17 | 2022-01-11 | 湖南精工特泵有限公司 | 一种凝结泵 |
| JP2022539391A (ja) * | 2019-06-28 | 2022-09-08 | トゥ クム コーポレーション リミテッド | 組立可能なチェックバルブ |
| KR20230073431A (ko) * | 2021-11-18 | 2023-05-26 | 김익겸 | 수소체크밸브 |
| CN116398658A (zh) * | 2023-04-06 | 2023-07-07 | 宁波方太厨具有限公司 | 旁通阀及燃气热水器 |
| CN116538324A (zh) * | 2023-04-28 | 2023-08-04 | 上海电站阀门厂有限公司 | 一种自动再循环阀 |
| CN118815724A (zh) * | 2023-04-19 | 2024-10-22 | 浙江日井泵业股份有限公司 | 一种微流量导通时避免电动机频繁启动的水泵 |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP9179287A patent/JPH1122842A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN118815724A (zh) * | 2023-04-19 | 2024-10-22 | 浙江日井泵业股份有限公司 | 一种微流量导通时避免电动机频繁启动的水泵 |
| CN116538324A (zh) * | 2023-04-28 | 2023-08-04 | 上海电站阀门厂有限公司 | 一种自动再循环阀 |
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