JPH11228710A - 化粧板用アクリル樹脂フィルム - Google Patents

化粧板用アクリル樹脂フィルム

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JPH11228710A
JPH11228710A JP10046375A JP4637598A JPH11228710A JP H11228710 A JPH11228710 A JP H11228710A JP 10046375 A JP10046375 A JP 10046375A JP 4637598 A JP4637598 A JP 4637598A JP H11228710 A JPH11228710 A JP H11228710A
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JP
Japan
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acrylic resin
film
acrylate
meth
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP10046375A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Hayashida
和明 林田
Junichi Abe
純一 阿部
Hiroki Hatakeyama
宏毅 畠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷抜けのない化粧板用アクリル樹脂フィル
ムを提供する。 【解決手段】 少なくとも一方のフィルム表面に高さ5
μm以上の凹凸のない厚さ500μm以下の化粧板用ア
クリル樹脂フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用内装材およ
び外装材、家電製品、MDF(中密度ファイバーボー
ド)、建材用内装および外装等の印刷を施す表面表皮に
用いられる耐候性、印刷性に優れた化粧板用アクリル樹
脂フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】アクリル樹脂フィルムは、その優れた透
明性、耐候性により、窓枠、壁紙、ポリカーボネート、
塩化ビニル樹脂製品などの表面保護などに使用されてい
る。これらに用いられるアクリル樹脂フィルムとしては
特開昭63−77963号公報等に記載のものが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のアクリル樹脂フィルムは、表面に印刷を施す際に印刷
抜けが発生するという問題があった。本発明者らはこの
現象を解析した結果、異物等によりフィルム表面に5μ
m以上の凹凸があると、そこに印刷抜けが生ずるという
ことを見出し、フィルム表面に5μm以上の凹凸をなく
することにより、印刷抜けが発生せず、印刷性に優れた
化粧板用アクリル樹脂フィルムが得られることを見い出
した。したがって、本発明の目的は、印刷抜けのない化
粧板用アクリル樹脂フィルムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも一
方のフィルム表面に高さ5μm以上の凹凸のないことを
特徴とする厚み500μm以下の化粧板用アクリル樹脂
フィルムにある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の化粧板用アクリル樹脂フ
ィルムを形成するアクリル樹脂としては、メタクリル酸
メチルを主成分とするポリマーからなるものであれば特
に限定されないが、メタクリル酸メチル50重量%以上
と、例えば、アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル
酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アク
リル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、
(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル等の炭素数1〜
8の(メタ)アクリル酸アルキル、スチレンやα−メチ
ルスチレン等のスチレン類、N−フェニルマレイミドや
N−シクロヘキシルマレイミド等のマレイミド類、マレ
イン酸、無水マレイン酸、およびアクリロニトリル等の
共重合可能な二重結合を有する単量体の50重量%未満
からなるアクリル樹脂であればよく、透明性、外観を良
くするためにはメタクリル酸メチルが70重量%以上で
あることがより好ましい。また、目的によっては二種以
上の単量体を用いてもよい。
【0006】また、アクリル樹脂は、フィルムにフレキ
シブルな性質を付与し、取り扱い性、加工性を向上させ
るために、ガラス転移温度(以下、Tgと略す。)が5
0℃以上、150℃以下のメタクリル酸メチルを主成分
とするアクリル樹脂マトリクス(A)と、架橋弾性体
(B)からなるものであることが好ましい。
【0007】メタクリル酸メチルを主成分とするアクリ
ル樹脂マトリクス(A)は、メタクリル酸メチル50重
量%以上と、例えば、アクリル酸メチル、(メタ)アク
リル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)
アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メ
タ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸オ
クチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル等の炭
素数1〜8の(メタ)アクリル酸アルキル、スチレンや
α−メチルスチレン等のスチレン類、N−フェニルマレ
イミドやN−シクロヘキシルマレイミド等のマレイミド
類、マレイン酸、無水マレイン酸、およびアクリロニト
リル等の共重合可能な二重結合を有する単量体の50重
量%未満からなる樹脂であって、Tgが50℃以上、1
50℃以下の範囲になるように単量体を選択する。単量
体は目的によっては二種以上を用いてもよい。
【0008】一方、架橋弾性体(B)としては、アクリ
ル系、ブタジエン系、ポリオレフィン系、シリコーン系
およびフッ素系等の架橋弾性ゴムであればよいが、透明
性等を考慮するとアクリル系の架橋弾性ゴムが最も好ま
しい。
【0009】アクリル系の架橋弾性ゴムとしては、例え
ば、炭素数1〜8のアクリル酸アルキル80〜99.9
重量%、共重合可能な二重結合を1個有する単量体15
重量%以下、共重合可能な二重結合を2個以上有する多
官能性単量体0.1〜5重量%の範囲で、Tgが0℃以
下となるように選択されたものがフィルムの透明性、伸
度等の物性面から好ましい。
【0010】また、この架橋弾性ゴムをゴム層(B−
1)として、その外層に炭素数1〜4のメタクリル酸ア
ルキル20〜80重量%と共重合可能な二重結合を有す
る単量体20〜80重量%からなる一層以上のグラフト
層(B−2)を有するコア−シェル構造をとる架橋弾性
体がフィルムのストレス白化を低減するため特に好まし
い。
【0011】またさらに、透明性、衝撃強度を向上させ
るためには、メタクリル酸メチル50重量%以上と、例
えば、アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチ
ル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸
シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メ
タ)アクリル酸2−エチルヘキシル等の炭素数1〜8の
(メタ)アクリル酸アルキル、スチレンやα−メチルス
チレン等のスチレン類、N−フェニルマレイミドやN−
シクロヘキシルマレイミド等のマレイミド類、マレイン
酸、無水マレイン酸、およびアクリロニトリル等の共重
合可能な二重結合を有する単量体の50重量%未満の範
囲でTgが20℃以上となるように選択された一層以上
からなる内層重合体(B−3)と、該内層重合体の外側
に、Tgが0℃以下の一層以上のゴム層(B−1)と、
さらに外層に一層以上のグラフト層(B−2)を有する
架橋弾性体が好ましい。
【0012】本発明の化粧板用フィルムを形成するアク
リル樹脂は、10〜90重量%のアクリル樹脂マトリク
ス(A)と10〜90重量%の架橋弾性体(B)からな
るものであることがフィルムの伸度、透明性、加工性の
面から好ましい。
【0013】アクリル樹脂には、目的に応じて公知の配
合剤、例えば安定剤、滑剤、加工助剤、可塑剤、耐衝撃
助剤、着色剤、紫外線吸収剤等を添加することができ
る。
【0014】本発明で規定するフィルム表面の凹凸は、
高さ5μm以上のものであり、この高さは例えば表面形
状測定顕微鏡(株式会社キーエンス社製、VF−750
0)で測定した際、走査線距離間で200μm測定した
ときに高低差が5μm以上の凹凸のことである。
【0015】本発明の課題である化粧板用アクリル樹脂
フィルムに印刷抜けをなくすには、フィルムの少なくと
も印刷を施す一方の面に高さ5μm以上の凹凸が存在し
ないことが必要であり、さらに、両面とも5μm以上の
凹凸が存在しない方がフィルムの外観がよく、より好ま
しい。5μm未満の凹凸は存在していてもよい。
【0016】かかる本発明の化粧板用アクリル樹脂フィ
ルムの製法は、特に限定されずいずれの方法を用いても
よいが、主にフィルム表面に発生する凹凸の原因となる
アクリル樹脂中に存在する異物を除去する方法と、製膜
時に少なくとも一方のフィルム表面を平滑化させる方法
が挙げられる。
【0017】まず、凹凸の原因となる異物を除去する方
法としては、溶融押出する際にフィルターにより濾過す
る方法が効果的である。また、原料となるアクリル樹脂
を乳化重合で重合する場合は、得られたラテックスをフ
ィルターで濾過することも有効な手段である。
【0018】次に、フィルム表面を平滑化させる方法と
しては、Tダイ法、インフレーション法等の溶融押出法
や、カレンダー法等を用いてアクリル樹脂をフィルムに
製膜する際に、鏡面ロールの平滑面を転写させる一方の
面の凹凸をなくする方法や、2個の鏡面ロールに挟み込
みフィルムの両面の凹凸をなくする方法が挙げられる。
【0019】本発明の化粧板用アクリル樹脂フィルムの
厚みとしては、500μmを超える場合には剛性が大き
くなり保護フィルムとして好ましくない。表面の意匠性
を考慮するとアクリル樹脂フィルムの厚みは50〜30
0μmの範囲が好ましい。
【0020】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を詳しく説明す
るが、本発明はこれによって何ら限定されるものではな
い。なお、評価に用いた測定法は次の通りである。ま
た、説明中「部」は重量部を表す。
【0021】[印刷抜け数]アクリル樹脂フィルムにグ
ラビア印刷を行い、20m2 のフィルム中の印刷抜けし
た数を測定した。
【0022】[表面凹凸の個数]20m2 のフィルムで
光学歪みがある箇所について表面形状測定顕微鏡(株式
会社キーエンス社製、VF−7500)を用い、走査線
距離間200μmで表面形状を測定し高さ5μm以上の
高低差のあった個数を測定した。
【0023】[アクリル樹脂の製造例」 1.アクリル樹脂マトリクス(M−1〜3)の製法 表1に示すモノマー混合物100部に対し、オクチルメ
ルカプタン0.2部、1,1−ジ−t−ブチルパーオキ
シ−2−メチルシクロヘキサン0.3部、メタクリル酸
とメタクリル酸2−スルホエチルナトリウム塩の共重合
体0.02部、硫酸ナトリウム0.15部、純水200
部を窒素雰囲気下80℃で重合しアクリル樹脂マトリク
ス(M−1〜3)を得た。
【0024】
【表1】
【0025】2.架橋弾性体(K−1)の製法 反応容器に下記に示した割合の原料を仕込み、窒素雰囲
気下50℃で4時間撹拌を行いながら重合を完結させ、
弾性体ラテックスを得た。 ブチルアクリレート(BA) 77部 スチレン 22.7部 アリルメタクリレート 0.3部 ジオクチルスルフォコハク酸ナトリウム 2.0部 脱イオン水 300部 過硫酸カリ 0.3部 燐酸二ナトリウム12水塩 0.5部 燐酸水素ナトリウム2水塩 0.3部
【0026】得られた弾性体ラテックス100部(固形
分として)を反応容器に採り、撹拌しながら窒素置換し
た後、80℃に昇温し、ナトリウムフォルムアルデヒド
スルフォキシレート0.125部、硫酸第二鉄5pp
m、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム15ppm、
純水2部からなる水溶液を添加後、温度を80℃に保ち
ながらメチルメタクリレート60部、n−オクチルメル
カプタン0.05部、t−ブチルハイドロパーオキサイ
ド0.125部からなる混合物を2時間に渡り滴下した
後2時間保持し、架橋弾性体(K−1)を得た。
【0027】3.アクリル樹脂(P−1、2)の製法 冷却器付き重合容器内にイオン交換水250部、スルフ
ォコハク酸のエステルソーダ塩2部、ソジウムフォルム
アルデヒドスルホキシレート0.05部、硫酸第二鉄1
0ppm、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム30p
pmを仕込み窒素下で撹拌後、メチルメタクリレート
1.6部、ブチルアクリレート8部、1,3ブチレンジ
メタクリレート0.4部、アリルメタクリレート0.1
部およびクメンハイドロパーオキサイド0.04部から
なる混合物を仕込んだ。80℃に昇温後60分間反応を
継続させゴム層1の重合を完結した。
【0028】続いてメチルメタクリレート1.5部、ブ
チルアクリレート22.5部、1,3ブチレンジメタク
リレート1.0部、アリルメタクリレート0.25部、
クメンハイドロパーオキサイド0.04部からなる単量
体混合物を60分間で添加し重合して二層のゴム層を得
た。続いてグラフト層1としてメチルメタクリレート5
部、ブチルアクリレート5部およびアリルメタクリレー
ト0.1部、クメンハイドロパーオキサイド0.01部
の混合物を反応させ、最後にアクリル樹脂マトリクスと
グラフト層を同時に形成するため、メチルメタクリレー
ト52.25部、ブチルアクリレート2.75部からな
る単量体混合物を反応させアクリル樹脂(P−4、5)
のラテックスを得た。このラテックスを目開き50μm
のフィルターで濾過した後、塩析したものを(P−
1)、フィルターで濾過を行わないで塩析したものを
(P−2)とした。
【0029】[実施例1〜5]、[比較例1〜2] アクリル樹脂の製造例で示した樹脂を単独、または表2
に示したような組成割合で配合し、40mmφのスクリ
ュー型押出機(L/D=26)を用いてシリンダー温度
200〜260℃、ダイ温度250℃で溶融混練しペレ
ット化した。得られたペレットを80℃で一昼夜乾燥
し、115mmφ押出機に表2に示したフィルターを設
け、T−ダイを用いて得られた0.2mm厚のフィルム
の印刷抜けと凹凸の個数を評価した。
【0030】[実施例6]Tダイから出た直後のフィル
ムを2本の鏡面ロールで挟み込み、鏡面をフィルムに転
写したほかは比較例1と同様の方法で製膜して得られた
0.2mm厚のフィルムの印刷抜けと凹凸の個数を評価
した。以上各例の樹脂組成、使用したフィルターの目開
きおよび評価結果を一括して表2に示した。
【0031】
【表2】
【0032】
【発明の効果】本発明の化粧板用アクリルフィルムは、
透明性、耐候性に優れる上に印刷抜けがなく、建造物、
車両の内、外装材として、また、電化製品等の印刷表面
の表皮として好適である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方のフィルム表面に高さ5
    μm以上の凹凸のないことを特徴とする厚み500μm
    以下の化粧板用アクリル樹脂フィルム。
JP10046375A 1998-02-13 1998-02-13 化粧板用アクリル樹脂フィルム Pending JPH11228710A (ja)

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JP10046375A JPH11228710A (ja) 1998-02-13 1998-02-13 化粧板用アクリル樹脂フィルム

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JP10046375A JPH11228710A (ja) 1998-02-13 1998-02-13 化粧板用アクリル樹脂フィルム

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JPH11228710A true JPH11228710A (ja) 1999-08-24

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001329075A (ja) * 2000-05-23 2001-11-27 Mitsubishi Rayon Co Ltd 印刷用艶消しアクリル樹脂フィルム、及びこれを用いたアクリル積層成形品
WO2011074605A1 (ja) 2009-12-15 2011-06-23 三菱レイヨン株式会社 アクリル樹脂フィルムにエンボス形状を付与する方法
JP2012180422A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Sumitomo Chemical Co Ltd アクリル系樹脂フィルム及びこれを用いた偏光板並びにアクリル系樹脂フィルムの製造方法
JP2015123610A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 株式会社カネカ 光学フィルムの製造方法および光学フィルム

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JP2001329075A (ja) * 2000-05-23 2001-11-27 Mitsubishi Rayon Co Ltd 印刷用艶消しアクリル樹脂フィルム、及びこれを用いたアクリル積層成形品
WO2011074605A1 (ja) 2009-12-15 2011-06-23 三菱レイヨン株式会社 アクリル樹脂フィルムにエンボス形状を付与する方法
JP2012180422A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Sumitomo Chemical Co Ltd アクリル系樹脂フィルム及びこれを用いた偏光板並びにアクリル系樹脂フィルムの製造方法
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