JPH112295A - 動力伝動ベルト - Google Patents
動力伝動ベルトInfo
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- JPH112295A JPH112295A JP15217797A JP15217797A JPH112295A JP H112295 A JPH112295 A JP H112295A JP 15217797 A JP15217797 A JP 15217797A JP 15217797 A JP15217797 A JP 15217797A JP H112295 A JPH112295 A JP H112295A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベルトの作動時における異音の発生をなく
し、また耐摩耗性が向上して長寿命化が図られた動力伝
動ベルトを提供すること。 【解決手段】 ベルトを構成しているゴム部の少なくと
も一部が、イオウ変性クロロプレンゴム100重量部に
対して一般式(I): 【化5】 (式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ独立して水
素原子または炭素数1〜12の炭化水素基を示し、
R1、R2、R3およびR4のうちの少なくとも3種は炭素
数1〜12の炭化水素基を示す)で表わされるチオウレ
ア化合物0.1〜2.5重量部およびカーボンブラック
8〜50重量部を含有したゴム組成物で構成されたこと
を特徴とする動力伝動ベルト。
し、また耐摩耗性が向上して長寿命化が図られた動力伝
動ベルトを提供すること。 【解決手段】 ベルトを構成しているゴム部の少なくと
も一部が、イオウ変性クロロプレンゴム100重量部に
対して一般式(I): 【化5】 (式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ独立して水
素原子または炭素数1〜12の炭化水素基を示し、
R1、R2、R3およびR4のうちの少なくとも3種は炭素
数1〜12の炭化水素基を示す)で表わされるチオウレ
ア化合物0.1〜2.5重量部およびカーボンブラック
8〜50重量部を含有したゴム組成物で構成されたこと
を特徴とする動力伝動ベルト。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力伝動ベルトに
関する。さらに詳しくは、Vリブドベルト、V形ベルト
などの動力伝動ベルトに関する。
関する。さらに詳しくは、Vリブドベルト、V形ベルト
などの動力伝動ベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】動力伝動ベルトは、産業用機械、自動
車、船舶などの動力部に用いられている。
車、船舶などの動力部に用いられている。
【0003】動力伝動ベルトに要求される性能には、耐
油性、耐熱性、耐屈曲性などがあり、これらの性能を発
現せしめるために、そのゴム部にクロロプレンゴムを用
いたばあい、該ゴムは作動中に粘着性を生じ、ベルトと
プーリとのあいだで異音が発生する。
油性、耐熱性、耐屈曲性などがあり、これらの性能を発
現せしめるために、そのゴム部にクロロプレンゴムを用
いたばあい、該ゴムは作動中に粘着性を生じ、ベルトと
プーリとのあいだで異音が発生する。
【0004】異音を発生しないようにするために、クロ
ロプレンゴムに酸化亜鉛、酸化マグネシウムなどの加硫
剤、2−メルカプトイミダゾリンなどの加硫促進剤など
を添加し、架橋密度が高められたゴム組成物を動力伝動
ベルトのゴム部に用いることが提案されている(特開昭
59−110944号公報)。しかしながら、該ゴム組
成物を用いたばあいには、架橋密度の向上により、異音
の発生をある程度は抑制することができるが、該ゴム組
成物が用いられたゴム部に亀裂が発生し、その動力伝動
ベルトの寿命が短くなるという問題がある。
ロプレンゴムに酸化亜鉛、酸化マグネシウムなどの加硫
剤、2−メルカプトイミダゾリンなどの加硫促進剤など
を添加し、架橋密度が高められたゴム組成物を動力伝動
ベルトのゴム部に用いることが提案されている(特開昭
59−110944号公報)。しかしながら、該ゴム組
成物を用いたばあいには、架橋密度の向上により、異音
の発生をある程度は抑制することができるが、該ゴム組
成物が用いられたゴム部に亀裂が発生し、その動力伝動
ベルトの寿命が短くなるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、ベルトの作動時におけ
る異音の発生をより一層抑制し、また耐摩耗性が向上し
てさらにベルトの寿命がより長くなった動力伝動ベルト
を提供することを目的とする。
術に鑑みてなされたものであり、ベルトの作動時におけ
る異音の発生をより一層抑制し、また耐摩耗性が向上し
てさらにベルトの寿命がより長くなった動力伝動ベルト
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベルトを構成
しているゴム部の少なくとも一部が、イオウ変性クロロ
プレンゴム100重量部に対して一般式(I):
しているゴム部の少なくとも一部が、イオウ変性クロロ
プレンゴム100重量部に対して一般式(I):
【0007】
【化2】
【0008】(式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞ
れ独立して水素原子または炭素数1〜12の炭化水素基
を示し、R1、R2、R3およびR4のうちの少なくとも3
種は炭素数1〜12の炭化水素基を示す)で表わされる
チオウレア化合物0.1〜2.5重量部およびカーボン
ブラック8〜50重量部を含有したゴム組成物で構成さ
れたことを特徴とする動力伝動ベルトに関する。
れ独立して水素原子または炭素数1〜12の炭化水素基
を示し、R1、R2、R3およびR4のうちの少なくとも3
種は炭素数1〜12の炭化水素基を示す)で表わされる
チオウレア化合物0.1〜2.5重量部およびカーボン
ブラック8〜50重量部を含有したゴム組成物で構成さ
れたことを特徴とする動力伝動ベルトに関する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の動力伝動ベルトは、前記
したように、ベルトを構成しているゴム部の少なくとも
一部が、イオウ変性クロロプレンゴム100重量部に対
して一般式(I):
したように、ベルトを構成しているゴム部の少なくとも
一部が、イオウ変性クロロプレンゴム100重量部に対
して一般式(I):
【0010】
【化3】
【0011】(式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞ
れ独立して水素原子または炭素数1〜12の炭化水素基
を示し、R1、R2、R3およびR4のうちの少なくとも3
種は炭素数1〜12の炭化水素基を示す)で表わされる
チオウレア化合物0.1〜2.5重量部およびカーボン
ブラック8〜50重量部を含有したゴム組成物で構成さ
れたことを特徴とするものである。
れ独立して水素原子または炭素数1〜12の炭化水素基
を示し、R1、R2、R3およびR4のうちの少なくとも3
種は炭素数1〜12の炭化水素基を示す)で表わされる
チオウレア化合物0.1〜2.5重量部およびカーボン
ブラック8〜50重量部を含有したゴム組成物で構成さ
れたことを特徴とするものである。
【0012】とくに、本発明の動力伝動ベルトは、ゴム
組成物に一般式(I)で表わされるチオウレア化合物と
カーボンブラックとが、それぞれ特定量で同時に用いら
れている点に、大きな特徴がある。このように、前記チ
オウレア化合物とカーボンブラックとをゴム組成物に含
有せしめたばあいには、チオウレア化合物の作用に基づ
いてイオウ変性クロロプレンゴムの架橋度が高められ、
耐熱老化性が向上するとともに、カーボンブラックの作
用に基づいて耐摩耗性が向上し、該ゴム組成物からなる
ゴム部の屈曲疲労がいちじるしく改善される。したがっ
て、本発明の動力伝動ベルトは、作動時における異音の
発生が抑制され、さらにベルトの寿命が長くなるものと
考えられる。
組成物に一般式(I)で表わされるチオウレア化合物と
カーボンブラックとが、それぞれ特定量で同時に用いら
れている点に、大きな特徴がある。このように、前記チ
オウレア化合物とカーボンブラックとをゴム組成物に含
有せしめたばあいには、チオウレア化合物の作用に基づ
いてイオウ変性クロロプレンゴムの架橋度が高められ、
耐熱老化性が向上するとともに、カーボンブラックの作
用に基づいて耐摩耗性が向上し、該ゴム組成物からなる
ゴム部の屈曲疲労がいちじるしく改善される。したがっ
て、本発明の動力伝動ベルトは、作動時における異音の
発生が抑制され、さらにベルトの寿命が長くなるものと
考えられる。
【0013】前記一般式(I)で表わされるチオウレア
化合物は、R1、R2、R3およびR4のうちの3種以上が
炭素数1〜12の炭化水素基ではないばあい、えられる
動力伝動ベルトの作動時に異音が生じ、またベルト寿命
が短くなる。したがって、本発明においては、R1、
R2、R3およびR4のうちの少なくとも3種は炭素数1
〜12の炭化水素基とされる。
化合物は、R1、R2、R3およびR4のうちの3種以上が
炭素数1〜12の炭化水素基ではないばあい、えられる
動力伝動ベルトの作動時に異音が生じ、またベルト寿命
が短くなる。したがって、本発明においては、R1、
R2、R3およびR4のうちの少なくとも3種は炭素数1
〜12の炭化水素基とされる。
【0014】前記チオウレア化合物の代表例としては、
たとえばトリメチルチオウレア、トリエチルチオウレ
ア、トリプロピルチオウレア、トリブチルチオウレア、
テトラメチルチオウレア、テトラエチルチオウレア、テ
トラプロピルチオウレア、テトラブチルチオウレアなど
の炭素数1〜12のアルキル基を有するチオウレア化合
物;フェニルジメチルチオウレア、フェニルトリメチル
チオウレア、フェニルジエチルチオウレアなどの炭素数
1〜12のアリール基を有するチオウレア化合物などが
あげられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用
いることができる。なお、これらのチオウレア化合物の
なかでは、トリメチルチオウレア、トリエチルチオウレ
アおよびテトラメチルチオウレア、とくにトリメチルチ
オウレアおよびテトラメチルチオウレアは、本発明に好
適に使用しうるものである。
たとえばトリメチルチオウレア、トリエチルチオウレ
ア、トリプロピルチオウレア、トリブチルチオウレア、
テトラメチルチオウレア、テトラエチルチオウレア、テ
トラプロピルチオウレア、テトラブチルチオウレアなど
の炭素数1〜12のアルキル基を有するチオウレア化合
物;フェニルジメチルチオウレア、フェニルトリメチル
チオウレア、フェニルジエチルチオウレアなどの炭素数
1〜12のアリール基を有するチオウレア化合物などが
あげられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用
いることができる。なお、これらのチオウレア化合物の
なかでは、トリメチルチオウレア、トリエチルチオウレ
アおよびテトラメチルチオウレア、とくにトリメチルチ
オウレアおよびテトラメチルチオウレアは、本発明に好
適に使用しうるものである。
【0015】前記チオウレア化合物の使用量は、少なす
ぎるばあいには、異音が発生するようになるので、イオ
ウ変性クロロプレンゴム100重量部に対して0.1重
量部以上、好ましくは0.15重量部以上とし、また多
すぎるばあいには、ベルト寿命が短くなるので、イオウ
変性クロロプレンゴム100重量部に対して2.5重量
部以下、好ましくは2重量部以下とする。
ぎるばあいには、異音が発生するようになるので、イオ
ウ変性クロロプレンゴム100重量部に対して0.1重
量部以上、好ましくは0.15重量部以上とし、また多
すぎるばあいには、ベルト寿命が短くなるので、イオウ
変性クロロプレンゴム100重量部に対して2.5重量
部以下、好ましくは2重量部以下とする。
【0016】前記カーボンブラックの代表例としては、
たとえばHAF、MAF、FEF、SRF、GPFなど
のファーネスブラック、FT、MTなどのサーマルブラ
ックなどがあげられる。これらのなかでは、ファーネス
ブラックが本発明においては好適に用いられる。
たとえばHAF、MAF、FEF、SRF、GPFなど
のファーネスブラック、FT、MTなどのサーマルブラ
ックなどがあげられる。これらのなかでは、ファーネス
ブラックが本発明においては好適に用いられる。
【0017】前記カーボンブラックの使用量は、少なす
ぎるばあいには、プーリとの摺擦時のゴム部の摩耗量が
充分に低減されなくなるので、イオウ変性クロロプレン
ゴム100重量部に対して8重量部以上、好ましくは1
0重量部以上、さらに好ましくは12重量部以上とし、
また多すぎるばあいには、かえってベルト寿命の向上お
よび耐屈曲疲労性の向上が望めなくなるので、イオウ変
性クロロプレンゴム100重量部に対して50重量部以
下、好ましくは42重量部以下、さらに好ましくは38
重量部以下とする。
ぎるばあいには、プーリとの摺擦時のゴム部の摩耗量が
充分に低減されなくなるので、イオウ変性クロロプレン
ゴム100重量部に対して8重量部以上、好ましくは1
0重量部以上、さらに好ましくは12重量部以上とし、
また多すぎるばあいには、かえってベルト寿命の向上お
よび耐屈曲疲労性の向上が望めなくなるので、イオウ変
性クロロプレンゴム100重量部に対して50重量部以
下、好ましくは42重量部以下、さらに好ましくは38
重量部以下とする。
【0018】本発明においては、前記イオウ変性クロロ
プレンゴムが用いられている点に、1つの大きな特徴が
ある。本発明においては、前記イオウ変性クロロプレン
ゴムと同時に、前記チオウレア化合物およびカーボンブ
ラックが用いられているので、これらの相乗効果によ
り、ベルトの作動時における異音の発生をより一層抑制
し、さらにベルトの寿命が長くなるという利点がある。
プレンゴムが用いられている点に、1つの大きな特徴が
ある。本発明においては、前記イオウ変性クロロプレン
ゴムと同時に、前記チオウレア化合物およびカーボンブ
ラックが用いられているので、これらの相乗効果によ
り、ベルトの作動時における異音の発生をより一層抑制
し、さらにベルトの寿命が長くなるという利点がある。
【0019】前記イオウ変性クロロプレンゴムの代表例
としては、たとえば一般式(II):
としては、たとえば一般式(II):
【0020】
【化4】
【0021】(式中、xは2〜6の整数、nは80x〜
110x(xは前記と同じ)を示す)で表わされるイオ
ウ変性クロロプレンゴムなどがあげられる。前記イオウ
変性クロロプレンゴムは、一般にG系ネオプレンゴムと
称呼されているものを含む概念のものであり、その代表
的なものとしては、たとえば昭和電工・デュポン(株)
製の、ネオプレンGS、ネオプレンGNA、ネオプレン
GW、ネオプレンGRTなどがあげられる。
110x(xは前記と同じ)を示す)で表わされるイオ
ウ変性クロロプレンゴムなどがあげられる。前記イオウ
変性クロロプレンゴムは、一般にG系ネオプレンゴムと
称呼されているものを含む概念のものであり、その代表
的なものとしては、たとえば昭和電工・デュポン(株)
製の、ネオプレンGS、ネオプレンGNA、ネオプレン
GW、ネオプレンGRTなどがあげられる。
【0022】本発明に用いられるゴム組成物は、イオウ
変性クロロプレンゴムに前記チオウレア化合物およびカ
ーボンブラックを含有せしめたものであるが、必要によ
り、各種添加剤を配合することができる。
変性クロロプレンゴムに前記チオウレア化合物およびカ
ーボンブラックを含有せしめたものであるが、必要によ
り、各種添加剤を配合することができる。
【0023】前記添加剤としては、たとえばステアリン
酸などの滑剤;イオウ、有機イオウ化合物、酸化亜鉛や
酸化マグネシウムなどの金属酸化物、金属過酸物などの
架橋剤;チアゾール類、ジチオカルバメート類、グアニ
ジン類、チウラム類などの加硫促進剤;アミン類、フェ
ノール類などの老化防止剤;炭酸カルシウム、塩基性炭
化マグネシウム、珪藻土、クレーなどの充填剤;ジメチ
ルフタレート、ジエチルフタレート、ジオクチルフタレ
ートなどの可塑剤などがあげられ、これらは単独でまた
は2種以上を混合して用いられる。
酸などの滑剤;イオウ、有機イオウ化合物、酸化亜鉛や
酸化マグネシウムなどの金属酸化物、金属過酸物などの
架橋剤;チアゾール類、ジチオカルバメート類、グアニ
ジン類、チウラム類などの加硫促進剤;アミン類、フェ
ノール類などの老化防止剤;炭酸カルシウム、塩基性炭
化マグネシウム、珪藻土、クレーなどの充填剤;ジメチ
ルフタレート、ジエチルフタレート、ジオクチルフタレ
ートなどの可塑剤などがあげられ、これらは単独でまた
は2種以上を混合して用いられる。
【0024】前記添加剤の配合量にはとくに限定がな
く、該添加剤の種類などに応じて適宜調整することが好
ましい。
く、該添加剤の種類などに応じて適宜調整することが好
ましい。
【0025】本発明の動力伝動ベルトは、該ベルトを構
成しているゴム部の少なくとも一部が前記ゴム組成物で
構成されていることを特徴とするものであり、前記ゴム
組成物が用いられるゴム部は、前記動力伝動ベルトの種
類によって異なる。その例として、たとえばV形ベル
ト、Vリブドベルトなどの底ゴムなどがあげられる。
成しているゴム部の少なくとも一部が前記ゴム組成物で
構成されていることを特徴とするものであり、前記ゴム
組成物が用いられるゴム部は、前記動力伝動ベルトの種
類によって異なる。その例として、たとえばV形ベル
ト、Vリブドベルトなどの底ゴムなどがあげられる。
【0026】なお、本発明の動力伝動ベルトの構成部材
に用いるゴム成分すべてが前記ゴム組成物であってもよ
く、また本発明の目的を阻害しない範囲内で、その他の
通常動力伝動ベルトに用いられているゴムと組合せたも
のであってもよい。
に用いるゴム成分すべてが前記ゴム組成物であってもよ
く、また本発明の目的を阻害しない範囲内で、その他の
通常動力伝動ベルトに用いられているゴムと組合せたも
のであってもよい。
【0027】つぎに、本発明の動力伝動ベルトの実施態
様を以下の図面を参考にして説明する。
様を以下の図面を参考にして説明する。
【0028】図1は、本発明の動力伝動ベルトの1種で
あるVリブドベルトの一実施態様を示す概略断面図であ
る。図1において、底ゴム1は、たとえばポリエステ
ル、アラミドなどからなる心線2が埋設された接着ゴム
層3と積層されており、該接着ゴム層3の上面には、た
とえばゴム引き帆布からなる上布4が接着されいる。
あるVリブドベルトの一実施態様を示す概略断面図であ
る。図1において、底ゴム1は、たとえばポリエステ
ル、アラミドなどからなる心線2が埋設された接着ゴム
層3と積層されており、該接着ゴム層3の上面には、た
とえばゴム引き帆布からなる上布4が接着されいる。
【0029】前記底ゴム1、接着ゴム層3および上布4
には、前記ゴム組成物をゴム成分として用いることがで
きる。とくに、底ゴム1に前記ゴム組成物を用いたばあ
いには、底ゴム1の底面部に設けられたプーリ5と摺擦
した際に、異音の発生を大幅に改善することができる。
には、前記ゴム組成物をゴム成分として用いることがで
きる。とくに、底ゴム1に前記ゴム組成物を用いたばあ
いには、底ゴム1の底面部に設けられたプーリ5と摺擦
した際に、異音の発生を大幅に改善することができる。
【0030】図2は、本発明の動力伝動ベルトの1種で
あるV形ベルトの一実施態様を示す概略断面図である。
図2において、底ゴム6は、たとえばポリエステル、ア
ラミドなどからなる心線2が埋設された接着ゴム層3と
積層されており、該接着ゴム層3の上面には、たとえば
ゴム引き帆布からなる上布4が接着され、また底ゴム6
の下面には、ゴム引き帆布からなる下布7が接着されて
いる。
あるV形ベルトの一実施態様を示す概略断面図である。
図2において、底ゴム6は、たとえばポリエステル、ア
ラミドなどからなる心線2が埋設された接着ゴム層3と
積層されており、該接着ゴム層3の上面には、たとえば
ゴム引き帆布からなる上布4が接着され、また底ゴム6
の下面には、ゴム引き帆布からなる下布7が接着されて
いる。
【0031】前記底ゴム6、接着ゴム層3、上布4およ
び下布7には、前記ゴム組成物をゴム成分として用いる
ことができる。とくに、底ゴム6に前記ゴム組成物を用
いたばあいには、プーリ5と摺擦した際に、異音の発生
を大幅に改善することができる。
び下布7には、前記ゴム組成物をゴム成分として用いる
ことができる。とくに、底ゴム6に前記ゴム組成物を用
いたばあいには、プーリ5と摺擦した際に、異音の発生
を大幅に改善することができる。
【0032】このように、本発明においては、動力伝動
ベルトのプーリと接触する面のゴム部に、前記ゴム組成
物を用いることが、異音の発生を阻止するうえで好まし
い。
ベルトのプーリと接触する面のゴム部に、前記ゴム組成
物を用いることが、異音の発生を阻止するうえで好まし
い。
【0033】本発明の動力伝動ベルトは、該ベルトを構
成しているゴム部の少なくとも一部が、前記ゴム組成物
で構成されているので、該ベルトの作動時にプーリとの
接触による異音の発生が抑制され、さらに該ベルトの長
寿命化が図れる。
成しているゴム部の少なくとも一部が、前記ゴム組成物
で構成されているので、該ベルトの作動時にプーリとの
接触による異音の発生が抑制され、さらに該ベルトの長
寿命化が図れる。
【0034】以上、本発明の動力伝動ベルトを図1〜2
にもとづいて説明したが、本発明はかかる図面に記載の
態様のみに限定されるものではない。
にもとづいて説明したが、本発明はかかる図面に記載の
態様のみに限定されるものではない。
【0035】
【実施例】つぎに、本発明の動力伝動ベルトを実施例に
もとづいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実
施例のみに限定されるものではない。
もとづいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実
施例のみに限定されるものではない。
【0036】実施例1〜3および比較例1〜4 イオウ変性クロロプレンゴム(昭和電工・デュポン
(株)製、商品名:ネオプレンGRT)100重量部に
対して、可塑剤としてジオクチルスルホネート8重量
部、架橋剤として酸化亜鉛5重量部および酸化マグネシ
ウム4.8重量部、滑剤としてステアリン酸1重量部を
配合し、これにトリメチルチオウレアおよびカーボンブ
ラックFEFをそれぞれを表1に示す量(イオウ変性ク
ロロプレンゴム100重量部に対する量)で配合(ただ
し、比較例1〜3ではトリメチルチオウレアを配合せず
に、また比較例4ではカーボンブラックFEFを配合せ
ずに調製)し、バンバリーミキサーで約5分間混練を行
なってゴム組成物をえた。
(株)製、商品名:ネオプレンGRT)100重量部に
対して、可塑剤としてジオクチルスルホネート8重量
部、架橋剤として酸化亜鉛5重量部および酸化マグネシ
ウム4.8重量部、滑剤としてステアリン酸1重量部を
配合し、これにトリメチルチオウレアおよびカーボンブ
ラックFEFをそれぞれを表1に示す量(イオウ変性ク
ロロプレンゴム100重量部に対する量)で配合(ただ
し、比較例1〜3ではトリメチルチオウレアを配合せず
に、また比較例4ではカーボンブラックFEFを配合せ
ずに調製)し、バンバリーミキサーで約5分間混練を行
なってゴム組成物をえた。
【0037】つぎに、図1に示されるように、心線2
(ポリエステル、直径1mm)が埋設された接着ゴム層
3および底ゴム1をえられたゴム組成物で作製し、両者
を積層させ、接着ゴム層3の上面に帆布を接着させて動
力伝動ベルトをえた。
(ポリエステル、直径1mm)が埋設された接着ゴム層
3および底ゴム1をえられたゴム組成物で作製し、両者
を積層させ、接着ゴム層3の上面に帆布を接着させて動
力伝動ベルトをえた。
【0038】えられた動力伝動ベルトの性能としてベル
ト寿命、粘着性、発生音および耐摩耗性を、またゴム部
材の性能として老化後の伸び保持率を以下の方法にした
がって調べた。その結果を表1に示す。
ト寿命、粘着性、発生音および耐摩耗性を、またゴム部
材の性能として老化後の伸び保持率を以下の方法にした
がって調べた。その結果を表1に示す。
【0039】(1)動力伝動ベルトの性能 ベルト寿命 図3に示されるように、直径120mmの駆動プーリ8
および直径120mmの従動プーリ9に動力伝動ベルト
10を巻き掛け、直径70mmのアイドラプーリ11お
よび直径45mmのアイドラプーリ12を適用した状態
で従動プーリ9の負荷を16PS、アイドラプーリ12
へのセットウェイト(張力)を85kgf、駆動プーリ
8の回転数を4900rpmとして、85℃の雰囲気中
で動力伝動ベルト10を矢印A方向に走行させ、亀裂が
発生するまでの時間を測定し、これをベルト寿命とす
る。
および直径120mmの従動プーリ9に動力伝動ベルト
10を巻き掛け、直径70mmのアイドラプーリ11お
よび直径45mmのアイドラプーリ12を適用した状態
で従動プーリ9の負荷を16PS、アイドラプーリ12
へのセットウェイト(張力)を85kgf、駆動プーリ
8の回転数を4900rpmとして、85℃の雰囲気中
で動力伝動ベルト10を矢印A方向に走行させ、亀裂が
発生するまでの時間を測定し、これをベルト寿命とす
る。
【0040】粘着性 前記ベルト寿命の測定方法と同様にして、図3に示さ
れた動力伝動ベルト10を走行させ、3時間経過後に、
動力伝動ベルトの内面の粘着性の有無を調べる。
れた動力伝動ベルト10を走行させ、3時間経過後に、
動力伝動ベルトの内面の粘着性の有無を調べる。
【0041】発生音 前記ベルト寿命の測定方法と同様にして、図3に示さ
れた動力伝動ベルト10を走行させ、1時間経過後に、
プーリから10cm離れた地点にマイクを設置し、騒音
計にて音圧レベルを調べる。
れた動力伝動ベルト10を走行させ、1時間経過後に、
プーリから10cm離れた地点にマイクを設置し、騒音
計にて音圧レベルを調べる。
【0042】耐磨耗性 図4に示されるように、直径120mmの駆動プーリ1
3および直径120mmの従動プーリ14に動力伝動ベ
ルト10を巻き掛け、従動プーリ14の負荷を5PS、
デッドウェイト(DW)を100kgf、駆動プーリ1
3の回転数を5100rpmとして、25℃の雰囲気中
で動力伝動ベルト10を矢印B方向に走行させ、24時
間経過後に、動力伝動ベルトの損失摩耗量(vol%)
を測定し、これを耐摩耗性の指数とする。
3および直径120mmの従動プーリ14に動力伝動ベ
ルト10を巻き掛け、従動プーリ14の負荷を5PS、
デッドウェイト(DW)を100kgf、駆動プーリ1
3の回転数を5100rpmとして、25℃の雰囲気中
で動力伝動ベルト10を矢印B方向に走行させ、24時
間経過後に、動力伝動ベルトの損失摩耗量(vol%)
を測定し、これを耐摩耗性の指数とする。
【0043】(2)ゴム部材の性能 老化後の伸び保持率 老化温度120℃、老化時間144時間の条件下で、J
IS K 6301に規定の「老化試験」に準じて残留
率(%)を調べ、これを保持率(%)とする。
IS K 6301に規定の「老化試験」に準じて残留
率(%)を調べ、これを保持率(%)とする。
【0044】
【表1】
【0045】表1に示された結果から、実施例1〜3で
えられた動力伝動ベルトは、いずれも、作動中に粘着性
を発生しがたく、作動時の発生音(異音)が小さく、か
つ耐摩耗性にもすぐれ、ベルト寿命が長いものであるこ
とがわかる。
えられた動力伝動ベルトは、いずれも、作動中に粘着性
を発生しがたく、作動時の発生音(異音)が小さく、か
つ耐摩耗性にもすぐれ、ベルト寿命が長いものであるこ
とがわかる。
【0046】
【発明の効果】本発明の動力伝動ベルトは、ベルトの作
動時における異音の発生がほとんどなく、また耐摩耗性
が向上してさらに長寿命化が図られたものであるので、
たとえば産業用機械、自動車、船舶などの動力部に好適
に使用しうるものである。
動時における異音の発生がほとんどなく、また耐摩耗性
が向上してさらに長寿命化が図られたものであるので、
たとえば産業用機械、自動車、船舶などの動力部に好適
に使用しうるものである。
【図1】本発明の動力伝動ベルトの1種であるVリブド
ベルトの一実施態様を示す概略断面図である。
ベルトの一実施態様を示す概略断面図である。
【図2】本発明の動力伝動ベルトの1種であるV形ベル
トの一実施態様を示す概略断面図である。
トの一実施態様を示す概略断面図である。
【図3】本発明の実施例および比較例でえられた動力伝
動ベルトの性能を調べる際に用いられた装置の概略説明
図である。
動ベルトの性能を調べる際に用いられた装置の概略説明
図である。
【図4】本発明の実施例および比較例でえられた動力伝
動ベルトの性能を調べる際に用いられた装置の概略説明
図である。
動ベルトの性能を調べる際に用いられた装置の概略説明
図である。
10 動力伝動ベルト
Claims (3)
- 【請求項1】 ベルトを構成しているゴム部の少なくと
も一部が、イオウ変性クロロプレンゴム100重量部に
対して一般式(I): 【化1】 (式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ独立して水
素原子または炭素数1〜12の炭化水素基を示し、
R1、R2、R3およびR4のうちの少なくとも3種は炭素
数1〜12の炭化水素基を示す)で表わされるチオウレ
ア化合物0.1〜2.5重量部およびカーボンブラック
8〜50重量部を含有したゴム組成物で構成されたこと
を特徴とする動力伝動ベルト。 - 【請求項2】 カーボンブラックの量がイオウ変性クロ
ロプレンゴム100重量部に対して10〜42重量部で
ある請求項1記載の動力伝動ベルト。 - 【請求項3】 ベルトを構成しているゴム部が、プーリ
と接触する底ゴムである請求項1または2記載の動力伝
動ベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15217797A JPH112295A (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 動力伝動ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15217797A JPH112295A (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 動力伝動ベルト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH112295A true JPH112295A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15534741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15217797A Pending JPH112295A (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 動力伝動ベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH112295A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006316812A (ja) * | 2005-05-10 | 2006-11-24 | Bando Chem Ind Ltd | 伝動ベルト |
-
1997
- 1997-06-10 JP JP15217797A patent/JPH112295A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006316812A (ja) * | 2005-05-10 | 2006-11-24 | Bando Chem Ind Ltd | 伝動ベルト |
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