JPH11229893A - 遮音板構造及び該遮音板構造を使用したエンジンの遮音構造 - Google Patents

遮音板構造及び該遮音板構造を使用したエンジンの遮音構造

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JPH11229893A
JPH11229893A JP3986898A JP3986898A JPH11229893A JP H11229893 A JPH11229893 A JP H11229893A JP 3986898 A JP3986898 A JP 3986898A JP 3986898 A JP3986898 A JP 3986898A JP H11229893 A JPH11229893 A JP H11229893A
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sound insulation
sound
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JP3986898A
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Hideo Kawamura
英男 河村
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Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B77/00Component parts, details or accessories, not otherwise provided for
    • F02B77/11Thermal or acoustic insulation
    • F02B77/13Acoustic insulation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B63/00Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
    • F02B63/04Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は内部が真空の積層構造体から成る遮
音板構造を提供すると共に,その遮音板構造を使用した
エンジンの遮音構造を提供する。 【解決手段】 この遮音板構造は,一対の金属板1,2
と中間部材3とを積層した積層構造体10から成り,中
間部材3の両面は硬質ラバー材5を介して金属板1,2
に焼き付け接合されている。積層構造体10は,プレス
加工によって所定の形状に成形加工可能であり,金属板
1,2の縁部間の隙間がシール部材で密封され,更に中
間部材3に形成された互いに連通する空隙8が実質的に
真空にされている。中間部材3は,硬質ラバー材5から
成る空隙8を備えた多孔質板から構成されている。中間
部材3の多孔質板を構成する硬質ラバー材5には,強度
と硬度をアップするためカーボン又はセラミックスが混
合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,例えば,軽油,
ガス燃料,重油等を燃料とする車両用エンジン,発電用
エンジン,コージェネレーションシステム等のエンジン
で発生する騒音を防止するための遮音カバーを作製する
ための遮音板構造及び該遮音板構造を適用したエンジン
の遮音構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に,コージェネレーションシステム
や車両用エンジンとしては,軽油等の燃料が使用される
ディーゼルエンジンが使用され,エンジンに発電機を取
り付けたシステムが多い。また,ディーゼルエンジンの
騒音の大きさは,筒内圧力が高く,燃焼室内に発生する
爆発荷重が大きいため,その騒音を小さくすることは容
易ではない。コージェネレーションシステムやハイブリ
ッドエンジン等のエンジンは,都市部や市街地に設置さ
れたり,都市部や市街地を走行することが多く,また,
コージェネレーションシステムがビル等の建造物の所定
の場所に定置された場合には,騒音や振動等の公害の問
題が発生する。
【0003】ところで,コージェネレーションシステム
や発電用エンジンは,定置型エンジンであり,エンジン
から発生する騒音や振動の放散,及び排気ガスの放出が
大きな問題になる。コージェネレーションシステムから
発生する騒音や振動の放散を防止するには,コージェネ
レーションシステムを地下等に設置することが考えられ
るが,コージェネレーションシステムを地下に設置する
には設置費用や場所等の問題から困難であり,コスト高
となり,その実用化が困難である。
【0004】大型エンジンを構造物に取り付けて設置す
ると,エンジンから発生する振動は,構造物全体に伝達
し,その周波数と一致する場所で大きな騒音が発生する
ことになり,振動や騒音の防止が極めて困難である。エ
ンジンから発生する騒音は,空気振動である放射音の騒
音と,エンジンの振動が空気の振動として伝達されてい
る騒音であり,その振動が構造物へ共振して内部から外
部へと騒音が放散される。エンジンで発生する騒音を防
止するために,遮蔽板が用いられているが,騒音防止を
効率良く実施するには,重量の重い材料によって音源を
遮断するか,気体と固体とを組み合わせた隔壁を用いる
ことが知られている。即ち,エンジンが狭い空間に密閉
された場合,騒音の原因である音波の反射が壁面で発生
し,それが共振等で増幅され,複雑な振動を発生させる
恐れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで,エンジンから
発生する騒音を遮断するためには,音波が透過すると思
われる壁面を固体,気体及び固体を順次積層した積層構
造,壁面を鉛等の重量の大きい材料で覆う積層構造,或
いは壁面間の空間を真空にして音波の伝播を遮断する積
層構造が良好に騒音を遮断できる。本発明者は,上記の
観点からエンジンの遮音構造を開発し,特願平8−20
5457号及び特願平8−331443号として,先に
出願した。
【0006】特願平8−205457号に開示したエン
ジンの遮音構造は,給電システムを台車に搭載し,エン
ジンから発生する振動や騒音を抑制するものであり,エ
ンジンと発電機を搭載した取付台とタイヤから成る台車
を設置場所の収容室内に敷設されたベース上に設置した
ものである。収容室を構成する多重壁体は、中空状の金
属製ハウジング,金属製ハウジングの内面に固着された
ラバー被覆層及び金属製ハウジングの内部に組み込まれ
た波形支持体から構成され、中空部内は真空状態に形成
されている。
【0007】また,特願平8−331443号に開示さ
れたエンジンの遮音構造は,多重壁体で構成した収容室
内にエンジンを設置したものであり,多重壁体は真空層
を有する多孔質材や繊維材の多孔質板状体を囲む合成樹
脂や金属板から成る中空構造体,中空構造体を囲む発泡
樹脂材から成る発泡構造体,発泡構造体の収容室内側壁
面に配置された耐熱ガラスウールと芯材から成る鋸状波
板,及び発泡構造体の収容室外側壁面に配置された金属
板から成る凹凸板から構成されている。
【0008】しかしながら,車両用エンジン等のエンジ
ンでは,発生する騒音を遮断するため,エンジンそのも
のを遮音カバーで覆う構造に構成することが最も有効で
あるが,エンジンに付属する機器等の物体が複雑な形状
である場合に,それらを遮蔽するには,それらの物体を
遮音カバーによって効率良く覆うことができるように,
遮音カバーを成形プレス等で成形し,遮音カバーと物体
との隙間ができるだけ発生しないように形成する必要が
ある。
【0009】また,遮音カバーでエンジンを覆う場合
に,例えば,走行風を利用して冷却水を冷却するラジエ
ータを組み込んだエンジンでは,ラジエータはエンジン
の前方に設置されているため,ラジエータがエンジンか
ら突出し,ラジエータが遮音カバーでエンジンを覆う場
合に障害となる。また,排気マニホルドを遮音カバーで
包み込むと,遮音カバー内の温度が上昇し過ぎる問題が
発生する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,上記
のことを考慮して,種々の形状にプレス加工で容易に成
形され且つ内部が真空又は減圧状態に容易にできる積層
構造体を提供すると共に,その積層構造体をエンジンを
覆うことができる遮音カバーに成形加工し,エンジンか
ら発生する騒音を遮音カバー内に閉じ込めるため,ラジ
エータをエンジンの前方に設置する必要のない構造に構
成し,遮音カバーでラジエータを除くエンジン及びその
付属部品を覆ってエンジンや発電機で発生する騒音を遮
断するエンジンの遮音構造を提供することである。
【0011】この発明は,互いに隔置して対向配置され
た金属板と,前記金属板間を予め決められた間隔に支持
し且つ両面が硬質ラバー材を介して前記金属板に焼き付
け接合された中間部材とから成る積層構造体から成り,
前記積層構造体がプレス加工によって所定の形状に成形
加工可能であり,前記金属板の縁部間の隙間がシール部
材で密封され,更に前記中間部材に形成された互いに連
通する空隙が実質的に真空又は減圧にされていることか
ら成る遮音板構造に関する。
【0012】前記中間部材は,硬質ラバー材から成る前
記空隙を備えた多孔質板から構成されている。更に,前
記中間部材の前記多孔質板を構成する前記硬質ラバー材
には,強度と硬度をアップするためカーボン又はセラミ
ックスが混合されている。或いは,前記中間部材は,前
記空隙を形成するように網目が粗い金網から成り,前記
金網の線材の表面には硬質ラバー材がコーティングされ
ている。
【0013】この遮音板構造は,一対の前記金属板と前
記金属板間の前記中間部材とから成る複合材がプレス成
形されると共に切断加工されて予め決められた所定の形
状に成形され,前記金属板の端部間に前記シール部材が
配置されて前記金属板間の中間部がシールされ,前記金
属板間の前記中間部材の前記空隙内が減圧されて実質的
に真空又は減圧にされている。
【0014】この遮音板構造は,エンジンで発生する騒
音を遮断するため,前記エンジンを覆う遮音カバーに適
用される。更に,前記遮音カバーの内側には,スポンジ
ラバーがコーティングされている。
【0015】この遮音板構造は,上記のように構成され
ているので,金属板と硬質ラバー材の中間部材とから成
る積層構造体を容易にプレス成形することができる。金
属板と中間部材との積層構造体を作製する場合には,金
属板又は/及び中間部材に接着剤を塗布しておき,金属
板の間に多孔質の硬質ラバー材を挟んで両者を加熱すれ
ば両者は容易に焼き付いて中空部を備えた積層板が作製
される。そこで,積層板をプレス成形加工し,積層板の
不要な部分を切削加工して,一か所に空気抜き孔を形成
する。金属板の内部を空気抜き孔を通じて真空又は減圧
にし,次いで,空気抜き孔を塞ぐ。積層板のプレス加工
時に,局部的には金属板同士が接触する部分が発生する
場合もあるが,実質的には,金属板間に硬質ラバー材が
介在し,硬質ラバー材の空隙が存在するので,十分に遮
音効果を発揮できる。即ち,騒音の振動は硬質ラバー材
で吸収され,騒音自体は金属板間の真空又は減圧層で遮
断される。
【0016】また,この発明は,請求項1〜7のいずれ
か1項に記載の遮音板構造によって形成された遮音カバ
ーによって,燃焼室を備えたエンジン本体,前記エンジ
ン本体を基台に取り付けるエンジンマウント,及び前記
エンジンの出力軸にクラッチを介して連結されたトラン
スミッションを覆い,前記遮音カバーは前記トランスミ
ッションのトランスミッションケースと前記基台とに取
り付けられ,前記遮音カバーの外側に配置され且つ前記
エンジンを循環する冷却水を冷却するラジエータ,から
成るエンジンの遮音構造に関する。
【0017】更に,このエンジンの遮音構造は,前記遮
音カバーによって,前記エンジン本体に取り付けられ且
つ前記エンジンを冷却する冷却水を循環させる水ポン
プ,前記エンジン本体に取り付けられ且つ前記エンジン
に燃料を供給する燃料噴射ポンプ,及び前記クラッチと
前記エンジンとの間の前記出力軸に取り付けられた電動
・発電機が覆われている。また,前記エンジンと前記ラ
ジエータ及び前記ラジエータと前記水ポンプとは,前記
遮音カバーを貫通する冷却水ホースによって連通されて
いる。
【0018】このエンジンの遮音構造は,前記遮音カバ
ーと,前記エンジンマウント,前記冷却水ホース,前記
エンジンに吸入空気を供給する吸気管,前記エンジンか
らの排気ガスを排出する排気管,前記トランスミッショ
ンケース及び前記エンジンへ燃料を供給する燃料パイプ
との境界部には,遮音ラバーから成る弾性体が介在され
ている。
【0019】この遮音板構造は,上記のように,積層し
た金属板の中間部を真空又は減圧に構成しているので,
騒音を効率良く遮断することができ,金属板間の真空又
は減圧にした内部に多孔質の中間部材を挟み込んで真空
又は減圧状態の内部の形状を保持し,中間部材を硬質ラ
バー材の弾性体で作製して振動の伝達を阻止し,更に,
金属板と中間部材とから成る積層構造体をプレス成形加
工ができるので,エンジンカバー等の所望の形状に成形
加工でき,しかも,中間部材の多孔質をオープンポアに
構成して互いに空隙を連通させているので,中間部材の
内部を容易に真空又は減圧にすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
による遮音板構造の実施例を説明する。図1はこの発明
による遮音板構造を構成する積層構造体の一実施例を示
す斜視図,図2は図1の遮音板構造を構成する積層構造
体の断面構造の一部の一実施例を示す断面図,図3は図
1の遮音板構造を構成する積層構造体の断面構造の一部
の別の実施例を示す断面図,及び図4は図1の遮音板構
造をプレス成形加工した一実施例を示す斜視図である。
【0021】この発明による遮音板構造は,主として,
図1に示すように,互いに隔置して対向配置された少な
くとも一対の金属板1,2と,金属板1と金属板2との
間を予め決められた間隔に支持した中間部材3とから成
る積層板から成る積層構造体10,20に構成され,積
層構造体10,20のプレス成形加工後に金属板1,2
の縁部間の隙間がシール部材4で密封されるものであ
る。金属板1,2は,例えば,鉄板,アルミ板等で構成
することができる。また,シール部材4は,硬質ラバー
材を使用することができる。図1では,シール部材4は
想像線で示されているが,実際には,積層構造体10,
20が遮音カバーとして使用される状態が平板である場
合には,図1の金属板1,2間に端縁にシール部材4が
配置され,縁部が密封されるが,例えば,図4に示すよ
うに,遮音カバーがエンジンカバー11としてプレス成
形加工された場合には,図4に示すように,端縁にシー
ル部材4が配置されることになる。
【0022】この遮音板構造の一実施例は,図2に示す
ように,中間部材3の硬質ラバー材5が金属板1,2に
接触する接合部9が焼き付けによって接合され,しか
も,金属板1と金属板2との間に形成される中空部に配
置された中間部材3の空隙8が実質的に真空又は減圧状
態にされている。中間部材3は,硬質ラバー材5から成
る空隙8を備えた多孔質板から構成されている。また,
中間部材3の多孔質板を構成する硬質ラバー材5には,
強度と硬度をアップするためカーボン又はセラミックス
が混合されている。
【0023】この遮音板構造の別の実施例は,図3に示
すように,中間部材13は,空隙8を形成するように網
目が粗い金網6から成り,金網6の線材の表面には硬質
ラバー材から成るコーティング層7がコーティングされ
ている。
【0024】また,この遮音板構造は,その積層構造体
10又は20がプレス加工によって所定の形状に成形可
能であり,図4には,積層構造体10又は20をプレス
加工によって遮音機能を持つエンジンカバー11に成形
加工した遮音カバーが示されている。エンジンカバー1
1には,同様に成形加工した他のエンジンカバーと取付
穴12を利用して接続し,エンジン自体を覆うことがで
きる形状の遮音カバーに構成できる。この時,エンジン
カバー11と別の形状のエンジンカバーとの境界の隙間
はラバー材でシールし,更に焼き付けることもできる。
【0025】この遮音板構造は,次のような工程によっ
て作製される。この遮音板構造は,一対の金属板1と金
属板2と間に中間部材3を介在させて積層し,互いに金
属板1,2と中間部材3との接触部を焼き付け接合して
複合材の積層構造体10,20を作製する。次いで,積
層構造体10,20をプレスによってプレス成形すると
共に,カッタで所定の形状に切断加工し,予め決められ
た所定の形状に成形加工する。そこで,金属板1,2の
端部間の隙間にシール部材4を配置して金属板1,2間
に位置する中間部材3を密封してシールする。次いで,
金属板1,2間の中間部材3の空隙8内を減圧して実質
的に真空又は減圧状態にし,所望の形状を有する遮音カ
バーを形成することができる。
【0026】この遮音板構造は,積層構造体10,20
を成形加工によって,例えば,エンジンで発生する騒音
を遮断するためのエンジンを覆う遮音カバー11に作製
することができる。また,遮音カバー11の内側には,
遮音カバー11の内部の反射音を減少させるため,スポ
ンジラバー14をコーティングすることもできる。
【0027】次に,図5及び図6を参照して,この発明
による遮音板構造を使用したエンジンの遮音構造の一実
施例について説明する。図5はこの発明による遮音カバ
ーを備えたエンジン構造の一実施例を示す正面図,及び
図6は図5の遮音カバーを備えたエンジン構造の側面図
である。
【0028】この発明による遮音板構造を備えたエンジ
ンの遮音構造は,例えば,軽油,重油,ガス燃料等の燃
料を用いるディーゼルエンジン等のエンジン31に適用
することができ,エンジン31は電力と給湯とを提供で
きる設置型のコージェネレーションシステム,車両用エ
ンジン,発電用エンジン,ハイブリッド車用エンジン等
のエンジンとして適用でき,例えば,エンジン31は吸
入行程,圧縮行程,膨張行程及び排気行程の4つの行程
を順次繰り返すことによって作動されるものである。
【0029】このエンジンの遮音構造は,上記各実施例
で説明した遮音板構造によって形成された遮音カバーを
適用したものである。この遮音カバーを使用したエンジ
ン31は,例えば,シリンダブロックにシリンダヘッド
を固定し,シリンダブロックに形成した孔部に嵌合した
シリンダを形成するシリンダライナ,及びシリンダ内を
往復運動するピストンを有している。エンジン31にお
いて,排気ガスは排気マニホルド49及び排気管32を
通じて排出されるが,排気マニホルドに接続された排気
管32には,例えば,排気ガスエネルギの回収のためタ
ーボチャージャや発電タービン(図示せず)を連結する
ことができる。また,エンジン31の出力軸33には,
電気エネルギを提供する発電を行う電動・発電機34が
連結されている。電動・発電機34は,発電機として駆
動してブレーキ力を電気エネルギへ変換する機能と,電
動機として駆動してスタータの機能とを有する。
【0030】このエンジンの遮音構造は,主として,エ
ンジン31を構成する燃焼室を備えたエンジン本体3
6,エンジン本体36を基台のフレーム37に取り付け
るエンジンマウント38,及びエンジン31の出力軸3
3にクラッチ39を介して連結されたトランスミッショ
ン40を覆っている。遮音カバー35は,トランスミッ
ション40のトランスミッションケース41と基台のフ
レーム37とに取り付けられている。ラジエータ30
は,遮音カバー35の外側に配置され,エンジン31を
循環する冷却水を冷却するものである。
【0031】このエンジンの遮音構造は,更に,エンジ
ン本体36に取り付けられ且つエンジン31を冷却する
冷却水を循環させる水ポンプ42,エンジン本体36に
取り付けられ且つエンジン31に燃料を供給する燃料噴
射ポンプ43,及びエンジン31の出力軸33にクラン
クギヤ47を介して取り付けられた電動・発電機34が
設けられている。遮音カバー35は,水ポンプ42,電
動・発電機34及び燃料噴射ポンプ43を覆うように構
成されている。また,エンジン31とラジエータ30及
びラジエータ30と水ポンプ42とは,遮音カバー35
を所定の位置で貫通する冷却水ホース44,45によっ
て連通されている。
【0032】この遮音カバーを備えたエンジン構造にお
いて,エンジンマウント38,冷却水ホース44,4
5,エンジン31に吸入空気を供給する吸気管46,エ
ンジン31の燃焼室へ吸気マニホルド50を通じて吸入
空気を送り込む吸気管46,エンジン31からの排気ガ
スを排出する排気管32,トランスミッションケース4
1及びエンジン31へ燃料を供給する燃料パイプ(図示
せず)は,遮音カバー35を貫通して延びている。
【0033】このエンジンの遮音構造では,エンジン3
1とラジエータ30及びラジエータ30と冷却水ポンプ
42とは,遮音カバー35を貫通する冷却水ホース4
4,45によって連通されている。また,このエンジン
の遮音構造では,遮音カバー35と,エンジンマウント
38,冷却水ホース44,45,エンジン31に吸入空
気を供給する吸気管46,エンジン31からの排気ガス
を排出する排気管32,トランスミッションケース41
及びエンジン31へ燃料を供給する燃料パイプとの境界
部には,遮音ラバーから成る弾性体48が介在されてい
る。
【0034】このエンジンの遮音構造では,燃焼室から
の排気ガスを排出する排気マニホルド49と排気マニホ
ルド49に接続した排気管32は,遮音カバー35内に
熱を放熱しないように遮熱構造に構成されている。排気
マニホルド49及び排気管32の遮熱構造は,例えば,
内側を耐熱性セラミックス等から成る内壁面やポートを
形成する壁体で作製し,該壁体をセラミック繊維等の遮
熱材で覆って構成することができる。従って,遮音カバ
ー35内の温度が上昇し過ぎることがなく,水ポンプ4
2,燃料噴射ポンプ43,電動・発電機34等の機器に
熱による悪影響を及ぼすことがない。
【0035】
【発明の効果】この発明によるエンジンの遮音構造は,
上記のように,エンジンから発生する騒音を遮音カバー
内に閉じ込め,騒音を外部に放散することを防止でき,
特に,アイドリング状態では,出力がトランスミッショ
ンに伝達されないので,電動・発電機で発電させた電力
を消費して,作業機器を駆動する場合に,エンジンや電
動・発電機で発生する騒音を遮音カバー内に閉じ込める
ことができ,極めて静かな駆動を可能にする。また,こ
のエンジンの遮音構造は,排気ガスの熱は排気マニホル
ドと排気管との遮熱構造によって,遮音カバー内に放熱
しないので,エンジンに設けた各種の機器に熱による悪
影響を及ぼすことがない。しかも,このエンジンの遮音
構造を用いれば,車両に別のエンジンを搭載して電力を
発電することなく,出力軸に連結した電動・発電機で電
力を供給することができる。
【0036】また,ラジエータは,上記のように構成さ
れているので,空気が流れる空気通路の伝熱面積を大幅
に大きく構成することができ,冷却水との熱交換効率を
アップできると共に,従来のフィン付きラジエータの構
造に比較して,伝熱面積を大きく構成できる分だけラジ
エータ自体をコンパクトに構成できる。また,ラジエー
タは,ファンによって冷却空気を送り込むことができる
ので,冷却水通路をエンジン冷却水出口とエンジン冷却
水入口にホース等で連通すると,エンジンに対して所望
の場所に設置することができ,エンジン設計の自由度を
向上させ,上記のように,遮音カバーでラジエータを除
くエンジン及びその付属機器を覆って騒音を閉じ込める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による遮音板構造を構成する積層構造
体の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の遮音板構造を構成する積層構造体の断面
構造の一部の一実施例を示す断面図である。
【図3】図1の遮音板構造を構成する積層構造体の断面
構造の一部の別の実施例を示す断面図である。
【図4】図1の遮音板構造をプレス成形加工した一実施
例を示す斜視図である。
【図5】この発明によるエンジンの遮音構造の一実施例
を示す正面図である。
【図6】図5のエンジンの遮音構造の側面図である。
【符号の説明】
1,2 金属板 3,13 中間部材 4 シール部材 5 硬質ラバー材 6 金網 7 コーティング層 8 空隙(オープンポア) 9 焼き付け接合部 10,20 積層構造体 11 エンジンカバー(遮音カバー) 12 取付穴 14 スポンジラバー 30 ラジエータ 31 エンジン 32 排気管 33 出力軸 34 電動・発電機 35 遮音カバー 36 エンジン本体 37 フレーム 38 エンジンマウント 39 クラッチ 40 トランスミッション 41 トランスミッションケース 42 冷却水ポンプ 43 燃料噴射ポンプ 44,45 冷却水ホース 46 吸気管 47 クランクギヤ 48 弾性体 49 排気マニホルド

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに隔置して対向配置された金属板
    と,前記金属板間を予め決められた間隔に支持し且つ両
    面が硬質ラバー材を介して前記金属板に焼き付け接合さ
    れた中間部材とから成る積層構造体から成り,前記積層
    構造体がプレス加工によって所定の形状に成形加工可能
    であり,前記金属板の縁部間の隙間がシール部材で密封
    され,更に前記中間部材に形成された互いに連通する空
    隙が実質的に真空又は減圧にされていることから成る遮
    音板構造。
  2. 【請求項2】 前記中間部材は,硬質ラバー材から成る
    前記空隙を備えた多孔質板から構成されていることから
    成る請求項1に記載の遮音板構造。
  3. 【請求項3】 前記中間部材の前記多孔質板を構成する
    前記硬質ラバー材には,強度と硬度をアップするためカ
    ーボン又はセラミックスが混合されていることから成る
    請求項2に記載の遮音板構造。
  4. 【請求項4】 前記中間部材は,前記空隙を形成するよ
    うに網目が粗い金網から成り,前記金網の線材の表面に
    は硬質ラバー材がコーティングされていることから成る
    請求項1に記載の遮音板構造。
  5. 【請求項5】 一対の前記金属板と前記金属板間の前記
    中間部材とから成る複合材がプレス成形されると共に切
    断加工されて予め決められた所定の形状に成形され,前
    記金属板の端部間に前記シール部材が配置されて前記金
    属板間の中間部がシールされ,前記金属板間の前記中間
    部材の前記空隙内が減圧されて実質的に真空又は減圧に
    されていることから成る請求項1〜4のいずれか1項に
    記載の遮音板構造。
  6. 【請求項6】 エンジンで発生する騒音を遮断するた
    め,前記エンジンを覆う遮音カバーに適用されることか
    ら成る請求項1〜5のいずれか1項に記載の遮音板構
    造。
  7. 【請求項7】 前記遮音カバーの内側には,スポンジラ
    バーがコーティングされていることから成る請求項6に
    記載の遮音板構造。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の遮
    音板構造によって形成された遮音カバーによって,燃焼
    室を備えたエンジン本体,前記エンジン本体を基台に取
    り付けるエンジンマウント,及び前記エンジンの出力軸
    にクラッチを介して連結されたトランスミッションを覆
    い,前記遮音カバーは前記トランスミッションのトラン
    スミッションケースと前記基台とに取り付けられ,前記
    遮音カバーの外側に配置され且つ前記エンジンを循環す
    る冷却水を冷却するラジエータ,から成るエンジンの遮
    音構造。
  9. 【請求項9】 前記遮音カバーによって,前記エンジン
    本体に取り付けられ且つ前記エンジンを冷却する冷却水
    を循環させる水ポンプ,前記エンジン本体に取り付けら
    れ且つ前記エンジンに燃料を供給する燃料噴射ポンプ,
    及び前記クラッチと前記エンジンとの間の前記出力軸に
    取り付けられた電動・発電機が覆われていることから成
    る請求項8に記載のエンジンの遮音構造。
  10. 【請求項10】 前記エンジンと前記ラジエータ及び前
    記ラジエータと水ポンプとは,前記遮音カバーを貫通す
    る冷却水ホースによって連通されていることから成る請
    求項9に記載のエンジンの遮音構造。
  11. 【請求項11】 前記遮音カバーと,前記エンジンマウ
    ント,前記冷却水ホース,前記エンジンに吸入空気を供
    給する吸気管,前記エンジンからの排気ガスを排出する
    排気管,前記トランスミッションケース及び前記エンジ
    ンへ燃料を供給する燃料パイプとの境界部には,遮音ラ
    バーから成る弾性体が介在されていることから成る請求
    項10に記載のエンジンの遮音構造。
JP3986898A 1998-02-06 1998-02-06 遮音板構造及び該遮音板構造を使用したエンジンの遮音構造 Pending JPH11229893A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003166298A (ja) * 2001-12-03 2003-06-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 遮音パネル
JP2015206276A (ja) * 2014-04-18 2015-11-19 日本ラインツ株式会社 遮熱板
EP4361466A4 (en) * 2021-06-24 2024-09-25 JATCO Ltd Unit

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