JPH11229963A - 液体ロケットエンジンにおけるエキスパンダサイクル構造 - Google Patents

液体ロケットエンジンにおけるエキスパンダサイクル構造

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JPH11229963A
JPH11229963A JP10046269A JP4626998A JPH11229963A JP H11229963 A JPH11229963 A JP H11229963A JP 10046269 A JP10046269 A JP 10046269A JP 4626998 A JP4626998 A JP 4626998A JP H11229963 A JPH11229963 A JP H11229963A
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JP
Japan
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fuel
turbo pump
oxidant
rocket engine
liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP10046269A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Watanabe
裕之 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】燃料ターボポンプの吐出圧の高圧化によって燃
料ターボポンプの重量増大と耐久性の低下を来すことが
なく、大形で高燃焼圧のエンジンにも適用可能な液体ロ
ケットエンジンにおけるエキスパンダサイクル構造を提
供する。 【解決手段】液体ロケットエンジン10は、その燃料供
給ライン20が再生冷却流路21を通過した後、燃料タ
ーボポンプ側ライン20Aと酸化剤ターボポンプ側ライ
ン20Bの分岐して各々燃料ターボポンプ30又は酸化
剤ターボポンプ50のタービン31,51に接続されて
おり、燃料ターボポンプ30又は酸化剤ターボポンプ5
0は燃料供給ライン20内に並列に設けられて構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二液推進剤の液体
ロケットエンジンにおいて、燃焼室・ノズルの再生冷却
によって燃料をガス化させ、その膨張エネルギーでター
ボポンプを駆動して、推進剤を燃焼器に供給するエキス
パンダサイクル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料と酸化剤を用いる二液推進剤の液体
ロケットエンジンにおいて、ポンプによって推進剤(液
体水素及び液体酸素)を燃焼器に圧送するエンジンサイ
クル方式の一つにエキスパンダサイクルと呼ばれる方式
のものがある。
【0003】エキスパンダサイクルは、燃焼室及び又は
ノズルの再生冷却によって燃料である液体水素をガス化
させ、その膨張エネルギーでターボポンプを駆動して、
液体水素及び液体酸素を燃焼室に圧送するものである。
【0004】燃料として液体水素を、酸化剤として液体
酸素を用いる二液推進剤の場合では、図2に概念構成を
示すように、再生冷却流路21によってガス化された作
動ガス(水素ガス)の供給経路20に液体水素用のター
ボポンプ(燃料ターボポンプ30)と液体酸素用のター
ボポンプ(酸化剤ターボポンプ50)のタービン31,
51が直列に配設され、水素ガスによって密度が高く従
って高出力が必要な液体水素用の燃料ターボポンプ30
を先に駆動し、その後に液体酸素用の酸化剤ターボポン
プ50を駆動するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ごとく燃料ターボポンプ30と酸化剤ターボポンプ50
のタービン31,51が直列に配設されて成るエキスパ
ンダサイクル構成は、構造が簡単で上段用の低出力エン
ジンには多く用いられるが、タービンの出力を大きくす
ることが困難であるために大形(高出力)で高燃焼圧の
エンジンには適さないものであった。
【0006】即ち、作動ガスである水素ガスの圧力降下
が燃料ターボポンプ30と酸化剤ターボポンプ50の二
段階で行われるため、燃焼圧を高くするためには燃料タ
ーボポンプ30の吐出圧を非常に高く設定せざるを得
ず、その結果、燃料ターボポンプ30の重量の増大と耐
久性の低下を来すという問題を有するものであった。
【0007】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であって、燃料ターボポンプの吐出圧の高圧化によって
燃料ターボポンプの重量増大と耐久性の低下を来すこと
がなく、大形で高燃焼圧のエンジンにも適用可能な液体
ロケットエンジンにおけるエキスパンダサイクル構造を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の液体ロケットエンジンにおけるエキスパンダサイク
ル構造は、二液推進剤の液体ロケットエンジンにおい
て、再生冷却によって燃料をガス化させ、その膨張エネ
ルギーで燃料及び酸化剤を燃焼室に圧送するターボポン
プを駆動するエキスパンダサイクル構造であって、前記
ガス化した燃料を、分岐経路を介して燃料ターボポンプ
と酸化剤ターボポンプのタービンにそれぞれ供給し、そ
れぞれ独立して駆動するように構成されていることを特
徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本願発
明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る
液体ロケットエンジンにおけるエキスパンダサイクル構
造を適用した液体ロケットエンジンの概念図である。
【0010】図示液体ロケットエンジン10は、燃料と
して液体水素を、酸化剤として液体酸素を用いる二液推
進剤のロケットエンジンであり、燃料供給ライン20を
介して供給される液体水素を燃料ターボポンプ30によ
って燃焼室60に圧送すると共に酸化剤供給ライン40
を介して供給される液体酸素を酸化剤ターボポンプ50
によって燃焼室60に圧送し、燃焼室60内で燃焼させ
て推力を得るように構成されている。
【0011】燃料供給ライン20は、燃料ターボポンプ
30のポンプ32を介して燃焼室60及びノズル70の
周囲に配設された再生冷却流路21に入り、該再生冷却
流路21を経過した後、燃料ターボポンプ側ライン20
Aと、酸化剤ターボポンプ側ライン20Bに分岐する。
【0012】燃料ターボポンプ側ライン20Aは、燃料
ターボポンプ30のタービン31の吸気側に接続され、
排気側から燃焼室60に接続されている。
【0013】酸化剤ターボポンプ側ライン20Bは、酸
化剤ターボポンプ50のタービン51に接続され、排気
側から燃焼室60に接続されている。
【0014】酸化剤供給ライン40は、酸化剤ターボポ
ンプ50のポンプ52を介して燃焼室60に接続されて
いる。
【0015】上記構成では、燃料供給ライン20は再生
冷却流路21を通過した後、燃料ターボポンプ側ライン
20Aと酸化剤ターボポンプ側ライン20Bの分岐して
各々燃料ターボポンプ30又は酸化剤ターボポンプ50
のタービン31,51に接続されており、従って、燃料
ターボポンプ30又は酸化剤ターボポンプ50は燃料供
給ライン20内に並列に設けられているものである。
【0016】ここで、燃料ターボポンプ30と酸化剤タ
ーボポンプ50とでは、燃料(水素)と酸化剤(酸素)
の密度差に起因して所要出力が異なるが、この出力差は
燃料ターボポンプ30及び酸化剤ターボポンプ50のタ
ービンノズルの開口面積を変えることで適宜に設定すれ
ば良い。また、酸化剤ターボポンプ側ライン40内にオ
リフィスを設けて流量を調節するように構成しても良い
ものである。
【0017】而して、上記のごとく構成されたロケット
エンジン10のエキスパンダサイクル構造では、燃料供
給ライン20を介して供給されて燃料ターボポンプ30
によって圧送される液体水素が、燃焼室60及びノズル
70の再生冷却流路21を流れる際の熱交換によってガ
ス化され、その水素ガスが燃料ターボポンプ側ライン2
0A及び酸化剤ターボポンプ側ライン20Bを介して燃
料ターボポンプ30のタービン31及び酸化剤ターボポ
ンプ50のタービン51に供給されてその膨張エネルギ
ーでそれぞれを並列に駆動し、燃料ターボポンプ30で
水素を、酸化剤ターボポンプ50で酸素を、所定の比率
でそれぞれ燃焼器60に圧送するものである。
【0018】これにより、作動ガスである水素ガスのタ
ービン駆動による圧力降下は、燃料ターボポンプ30と
酸化剤ターボポンプ50でそれぞれ独立して生ずるた
め、燃料ターボポンプ30と酸化剤ターボポンプ50と
による二重の圧力降下を考慮して燃料用ターボポンプ3
0の吐出圧を設定する必要がなく、従って、燃料用ター
ボポンプ30の吐出圧を極めて高く設定することなく高
燃焼圧のエンジンにも対応可能となるものである。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、ガス化した燃料を、
分岐経路を介して燃料ターボポンプと酸化剤ターボポン
プのタービンにそれぞれ供給し、それぞれ独立して駆動
するように構成されていることにより、ガス化燃料の圧
力降下は燃料ターボポンプと酸化剤ターボポンプでそれ
ぞれ独立して行われるため、燃料ターボポンプと酸化剤
ターボポンプとによる二重の圧力降下を考慮して燃料用
ターボポンプの吐出圧を設定する必要がなく、その結
果、燃料用ターボポンプの吐出圧の高圧化による燃料用
ターボポンプの重量増大と耐久性の低下を来すことなく
エンジンの大型化・高燃焼圧化が可能となるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体ロケットエンジンにおけるエ
キスパンダサイクル構造を適用した液体ロケットエンジ
ンの概念図である。
【図2】従来例としてのエキスパンダサイクルの液体ロ
ケットエンジンの概念図である。
【符号の説明】
10 液体ロケットエンジン 20 燃料供給ライン 20A 燃料ターボポンプ側ライン(分岐経路) 20B 酸化剤ターボポンプ側ライン(分岐経路) 30 燃料ターボポンプ 31 タービン 50 酸化剤ターボポンプ 51 タービン 60 燃焼室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二液推進剤の液体ロケットエンジンにお
    いて、再生冷却によって燃料をガス化させ、その膨張エ
    ネルギーで燃料及び酸化剤を燃焼室に圧送するターボポ
    ンプを駆動するエキスパンダサイクル構造であって、 前記ガス化した燃料を、分岐経路を介して燃料ターボポ
    ンプと酸化剤ターボポンプのタービンにそれぞれ供給
    し、それぞれ独立して駆動するように構成されているこ
    とを特徴とする液体ロケットエンジンにおけるエキスパ
    ンダサイクル構造。
JP10046269A 1998-02-12 1998-02-12 液体ロケットエンジンにおけるエキスパンダサイクル構造 Pending JPH11229963A (ja)

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Cited By (4)

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