JPH11230537A - 排煙脱硫装置とその運転方法 - Google Patents

排煙脱硫装置とその運転方法

Info

Publication number
JPH11230537A
JPH11230537A JP10034391A JP3439198A JPH11230537A JP H11230537 A JPH11230537 A JP H11230537A JP 10034391 A JP10034391 A JP 10034391A JP 3439198 A JP3439198 A JP 3439198A JP H11230537 A JPH11230537 A JP H11230537A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
reheater
mist
steam
heat transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10034391A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3868093B2 (ja
Inventor
Kensho Taniguchi
憲昭 谷口
Shigeru Nozawa
滋 野澤
Toshio Katsube
利夫 勝部
Kozo Obata
晃三 小幡
Takayuki Saito
隆行 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP03439198A priority Critical patent/JP3868093B2/ja
Publication of JPH11230537A publication Critical patent/JPH11230537A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3868093B2 publication Critical patent/JP3868093B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chimneys And Flues (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排煙脱硫装置の排ガス再加熱器の入口ミスト
濃度を低減することで、ガス再加熱器による吸収塔出口
ガスの効率的な再加熱を維持すること。 【解決手段】 吸収塔出口にあるミストエリミネータ出
口からガス再加熱器までのダクト間に裸管から形成され
るミスト蒸発管群21を設置し、ミスト蒸発管群21が
収められるダクト内のガス流速をガス再加熱管群10が
設置されているダクト内のガス流速よりも高速化するこ
とで、慣性衝突によりガス中のミストは大部分をミスト
蒸発管群10により捕集し、ガス再加熱器8へのミスト
付着による弊害を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラ等の燃焼排
ガス処理を行う排煙処理システムに係わり、特に吸収塔
出口ガスを昇温させるガス再加熱装置の前流側に設置し
たミスト蒸発管群による好適なミスト除去装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ボイラプラントにおける排煙脱硫システ
ムは、そのほとんどが湿式である。湿式法では、吸収塔
内に導入した排ガスは吸収液と接触するため、吸収塔出
口では水分飽和ガスとなる。また、同時に吸収液を何ら
かの方式によって排ガス中に噴霧するため、微小な吸収
液滴は処理後の排ガスに同伴されて吸収塔外に排出され
る。ガスに同伴される液滴には、固形分が存在するた
め、これがドライアップして固形物として堆積する問題
及びSO2吸収により硫酸ミストが生成し、この硫酸ミ
ストにより吸収塔後流機器が腐食するおそれがあるとい
う問題点がある。このため、ミストがガス中へ同伴され
るのを防止するため、なんらかのミスト除去装置を設置
するのが通例である。
【0003】排煙処理システムの系統を図7〜図9に示
す。排煙処理システムは、主にボイラ1、空気予熱器
2、電気集塵器3、吸収塔4、ミストエリミネータ5
(以下M/Eと記す)及び煙突9などからなり、ガスの
再加熱方式としては、蒸気を用いたSGH再加熱器6
(図7)、GGH熱回収器7とGGH再加熱器8による
GGH方式(図8)、及びSGH再加熱器6とGGH熱
回収器7とGGH再加熱器8の組合せ方式(図9)があ
る。
【0004】いずれの方式においても、吸収塔4の出口
にM/E5を設置することにより吸収塔4の後流のガス
中にミストが同伴することを防止しており、吸収塔出口
(M/E5出口)中のミスト濃度は100〜150mg
/m3N以下まで低減することが可能である。
【0005】また、従来技術からなるガス再加熱系統の
概略を図10〜図12に示す。従来のシステムのガス再
加熱系統は主に再加熱器(SGH再加熱器6、GGH熱
回収器7、SGH+GGH再加熱器29)、再加熱器伝
熱管群10、再加熱器伝熱管11、熱回収器伝熱管群1
7、熱回収器伝熱管18、熱媒連絡管(SGH蒸気ライ
ン12、GGH熱媒連絡管高温側19+低温側20)及
び蒸気ドランライン25等からなる。熱媒連絡配管によ
って各再加熱器伝熱管11に熱媒が供給され、熱媒の持
つ熱エネルギーによって排ガスは再加熱される。再加熱
器伝熱管11の構造としては、ガス条件(すなわちボイ
ラ燃料、要求された煙突入口温度等)によっても異なる
が、少ない伝熱管群(再加熱器伝熱管群10、熱回収器
伝熱管群17)の容量で多くの伝熱面積を稼ぐためフィ
ンチューブを設置するのが通例である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、前述のように吸収塔4の出口のミスト濃度は100
〜150mg/ m3Nまで低減される。吸収塔4の出口
ガスは水分飽和ガスであるため、吸収塔4出口からガス
再加熱器6、8までの間でミストが蒸発することはな
く、同様のミスト濃度でガス再加熱器6、8まで到達す
る。しかしながら、一般にボイラプラントが8000時
間以上メンテナンスフリーであることを考慮すると、こ
の値が充分条件であるとは言いがたい。
【0007】すなわち、一見充分と思われる程度のミス
ト濃度まで低減しても、長時間の使用に際してはガス再
加熱器6、8の伝熱管群において、ミストが付着するこ
とで、SO2吸収による伝熱管の腐食、またミストがド
ライアップすることで固形物体積による伝熱性能の低下
及び圧力損失の増大の原因となる。このような問題を回
避するため、高級材料を使用する例もあるが、大幅なコ
ストアップにつながり、有効な手段とは言いがたい。
【0008】また、ガス再加熱器6、8に到達するミス
トを低減するためにM/E5のミスト除去性能を強化す
る方法が考えられる。この方法としては、ガス中に同伴
するミストの慣性力を増加させ、M/E5のエレメント
への衝突を促進させるために、M/E5において、ガス
流速を高速化する方法がある。
【0009】M/E5によるミスト除去機構において
は、複数の折れ板の積層体からなるM/Eエレメントに
ミストを衝突させ、ミストの自重により折れ板に沿って
落下させる方法が用いられているので、ダクト内のガス
流速をあまり高速化させることはできない。また、M/
E5で、一旦捕集したミストがエレメント表面から再飛
散するのを防止するためには、ガス速度を高速化するこ
とはできず、ダクト内ガス流速は6m/s以下とするの
が通例である。また、ミストの再飛散防止のために、M
/Eエレメントを加熱し、衝突したミストを蒸発する方
法もあるが、現状のM/Eエレメントの材質がポリプロ
ピレン製であることから、エレメントを加熱することは
難しい。
【0010】このように、上記従来技術では長時間の使
用に際し、ガス再加熱器の伝熱管群において、ミストが
付着する問題についての良い解決方法は未だなかった。
【0011】本発明の課題は、長時間の使用に際し、ガ
ス再加熱器の伝熱管群においてミストが付着する問題を
解決し、ガス再加熱器による湿式排煙脱硫装置の吸収塔
出口ガスの効率的な再加熱を維持することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題はボイ
ラ等の燃焼装置から排出される排ガス中の硫黄酸化物及
びばい塵を除去する脱硫装置、該脱硫装置の後流側の排
ガス流路に設けられるガス温度上昇用のガス再加熱器と
を備えた排煙脱硫装置において、脱硫装置出口ガス中に
含まれるミストを除去するミスト蒸発管群をガス再加熱
器前流側の排ガス流路に設置した排煙脱硫装置である。
【0013】上記ミスト蒸発管群は1段以上からなる裸
管を設置することが望ましい。裸管はフィン管などと比
較して管内に比較的高温の熱媒を供給することで管壁温
度を高温に維持することが可能であるため、ミストが衝
突して捕集された場合でも容易に蒸発させることが可能
である。
【0014】また、本発明の排煙脱硫装置は(1)ミス
ト蒸発管群が設置される排ガス流路内のガス流速をガス
再加熱器が設置される排ガス流路内のガス流速よりも高
速化する構成、(2)ミスト蒸発管群の各蒸発管の間で
のガス流速をガス再加熱器を構成する伝熱管群の各伝熱
管の間でのガス流速よりも高速化する構成、(3)ミス
ト蒸発管の各蒸発管の径をガス再加熱器の各伝熱管の径
よりも小さくする構成および/または(4)ミスト蒸発
管の各蒸発管の設置間隔を再加熱器の各伝熱管の設置間
隔よりも狭くすることで、次のような作用がある。
【0015】すなわち、同一粒径のミストがガス中に存
在する場合、ガス流速が速い程、またミスト粒径が大き
い程、ミスト粒子の持つ慣性力が大きい。これは、ガス
流速が速い程、またミスト粒径が大きい程、ミスト蒸発
管群に衝突する確率が増加することを意味する。上述の
ように、ミスト蒸発管群が設置されたダクト内ガス流速
をガス再加熱器伝熱管群のあるダクト内ガス流速よりも
高速化した場合、ミスト蒸発管群のあるダクトに存在す
るミストの慣性力の方がガス再加熱器伝熱管群のあるダ
クト内に存在するミストよりも大きくなる。これは、従
来ガス再加熱器伝熱管群に衝突する可能性のあったミス
トを前流に設置したミスト蒸発管群により除去し、ガス
再加熱器伝熱管群へのミスト付着のポテンシャルを大幅
に低減できることを意味する。つまり、ミスト蒸発管群
の設置されたダクト内ガス流速をガス再加熱器伝熱管群
ダクト内ガス流速よりも高速化することで、慣性衝突に
より除去させるガス中のミストは大部分をミスト蒸発管
群により捕集され、ガス再加熱器伝熱管群へのミスト付
着による弊害を防止することが可能となる。
【0016】同時に、ミスト蒸発管群によるガスの再加
熱により、ミスト蒸発管群通過後のガスは昇温され、水
分不飽和状態となるため、ミスト蒸発管群をすり抜けた
微小粒径ミストは蒸発により除去することも可能とな
る。
【0017】また、ミスト蒸発管群用の蒸発管とガス再
加熱器伝熱管群の伝熱管は共に蒸気管から構成しても良
く、また、ガス再加熱器の伝熱管群は伝熱管内に蒸気が
供給される蒸気管と熱回収器とガス再加熱器との間の熱
媒体用の伝熱管から構成され、ミスト蒸発管群の伝熱管
は蒸気管からなる構成でも良い。
【0018】また、脱硫装置前流側の排ガス流路に熱回
収器を設け、該熱回収器と脱硫装置の後流側のガス再加
熱器との間を熱媒体が循環する熱媒体流路を設け、該熱
媒体流路はミスト蒸発管群の伝熱管を経由して熱回収器
とガス再加熱器との間を熱媒体が循環する流路を形成し
ても良い。
【0019】このとき、ガス再加熱器の伝熱管群は伝熱
管内に蒸気が供給される蒸気管と熱回収器とガス再加熱
器との間の熱媒体用の伝熱管から構成され、ガス再加熱
器で蒸気とガスとの熱交換により発生した蒸気ドレンを
ミスト蒸発管群の伝熱管に導く蒸気ドレン流路を設けた
構成でも良い。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面により
説明する。図7〜図9に示す湿式の排煙処理システム系
統のGGH熱回収器7とGGH再加熱器8として用いら
れる本発明の実施の形態のガス再加熱装置を図1〜図5
に示す。
【0021】図1に示すように熱回収器伝熱管18から
なる熱回収器伝熱管群17を備えたGGH熱回収器7の
熱回収伝熱管18と再熱器伝熱管11からなる再熱器伝
熱管群10を備えたGGH再加熱器8の再加熱伝熱管1
1の間には高温側熱媒連絡配管19と低温側熱媒連絡配
管20が設けられている。図1に示す各機器の構成につ
いて、従来のシステムと比較すると、ミスト蒸発管22
からなるミスト蒸発管群21を再加熱伝熱管11の入口
部に設置したことが異なる。
【0022】図示しないボイラよりGGH熱回収器7に
導入された排ガスは熱回収器伝熱管群17で熱回収さ
れ、吸収塔4(図7〜図9)に導かれ、石灰スラリなど
の吸収液と接触することで脱硫された後、M/E5(図
7〜図9)でガス中のミストの大部分を除かれて、GG
H再加熱器8内に入る。このとき吸収塔4内で脱硫処理
により低温化したガスは再熱器器伝熱管群10で再度加
熱されて煙突9(図7〜図9)から大気中に排出され
る。再加熱器伝熱管11は、伝熱面積を多くするために
フィンチューブを設置している場合が多い。
【0023】しかし、再加熱伝熱管11のミスト蒸発管
22の構造は裸管とする。裸管の場合、管内に比較的高
温の熱媒を供給することでフィン管などと比較して管壁
温度を高温に維持することが可能であるためミストが衝
突して捕集された場合でも容易に蒸発させることが可能
である。ミスト蒸発管群21の設置位置としては吸収塔
4の出口からGGH再加熱器8に至るまでのダクト内で
ある。これは、ミスト蒸発管群21によるガスの再加熱
効果もあり、ミスト蒸発管群21をすり抜けた微小粒径
ミストに対しては、蒸発による除去効果を見込むことが
可能となることを意味する。また、ミスト蒸発管群21
を設置するダクト内のガス流速を再加熱器伝熱管群10
を設置するダクト内のガス流速よりも高速化している。
同時に、複数のミスト蒸発管22の各伝熱管の間のガス
流速を再加熱器の複数の伝熱管11の各伝熱管の間のガ
ス流速よりも高速化している。
【0024】以上がミスト蒸発管22の構造であるが、
図1〜図5に上記仕様のミスト蒸発管を設置する各種の
実施の態様を示す。図1はガスの再加熱方式としてGG
H(ガスガスヒータ)を利用した場合である。ミスト蒸
発管22へ供給される熱媒としては、GGHの熱回収器
7とGGH再加熱器8間を循環する熱媒の一部または全
量を利用する。
【0025】図2、図3に示すミスト蒸発管22でのガ
ス再加熱方式としてSGH(スチームガスヒータ)を利
用した場合について、SGH再加熱器6の部分のみ示
す。ミスト蒸発管22へ供給される熱媒として、図2で
はSGH再加熱器6のSGH再加熱器伝熱管群23を構
成するSGH加熱器伝熱管24に供給されるボイラプラ
ントからの蒸気の一部を熱媒として利用し、図3ではS
GH再加器6のSGH再加熱器伝熱管群23を構成する
SGH加熱器伝熱管24においてボイラプラントからの
蒸気の一部をガスの昇温に利用してドレン化したものを
熱媒として利用する例を示す。図3に示す例ではSGH
再加熱器伝熱管24から回収される蒸気ドレンは蒸気ド
レン配管25から一旦ドレンタンク26に貯蔵され、ド
レンポンプ27によりミスト蒸発管22へ供給されて熱
媒として利用された後にポイラプラントに戻される。
【0026】図4、図5にはミスト蒸発管22でのガス
再加熱方式としてSGHとGGHを組み合わせて利用し
た場合を示す。ミスト蒸発管22へ供給される熱媒とし
て図4に示す例ではSGH+GGH再加熱器29の伝熱
管群30を一部を構成するSGH伝熱管24に供給され
るボイラプラントからの蒸気の一部を利用し、図5に示
す例ではSGH+GGH再加熱器29のSGH伝熱管2
4においてボイラプラントからの蒸気をガスの昇温に利
用してドレン化したものを熱媒として利用する。
【0027】図4、図5に示すSGH+GGH再加熱器
29の伝熱管群30にはSGH伝熱管24の他にGGH
再加器伝熱管11が配置されていて、GGH再加器伝熱
管11はGGH熱回収器7の熱回収器伝熱管18と連絡
管19、20を介して熱媒が循環する構成としている。
【0028】本発明の排熱処理システムのM/E5の出
口でのミスト粒径分布測定試験の結果を図6に示す。こ
の傾向は吸収塔4の出口に設置されたM/E5の性能に
よっても異なるが、数種のM/Eエレメントを用いて試
験した結果は、ほぼ同様な傾向が得られた。このときの
ミスト濃度は100〜200mg/ m3Nの範囲であっ
た。つまり、おおよその条件においてガス再加熱管群に
到達するガス中にはこの程度のミストが存在すると考え
られる。しかしながら、ここで注目すべき点は、その粒
径分布のグラフからミストの粒径はほとんどが10μm
以上、平均粒径は20μm程度であり、この程度の粒径
分布範囲であれば慣性集塵が有効的に作用する領域であ
るという点である。
【0029】これに基づき、下記のような条件において
4段からなるミスト蒸発管群21を想定した場合におけ
る解析を実施し、結果を表1に示す。
【表1】
【0030】ベース条件におけるミスト濃度を150m
g/ m3Nとし、ケース1では従来ガス流速Am/s、
蒸発管サイズφ38.1mm、蒸発管ピッチBmm、ケ
ース2ではケース1におけるガス流速を1.5倍まで高
速化した場合、ケース3ではケース2における蒸発管サ
イズをφ25.4mmまで縮小した場合、ケース4では
ケース3における蒸発管ピッチ(複数の蒸発管の設置間
隔)を1/2倍にした場合について解析した。
【0031】ここでケース1のミスト蒸発管22の仕様
は通常のガス再加熱器の伝熱管群10、23とほぼ同様
の仕様に設定したが、そのミスト除去率が60%以上あ
ることよりミスト蒸発管群21を設置しない場合、再加
熱器伝熱管群10、23には多量のミストが付着すると
考えられる。
【0032】表1からミスト蒸発管群21を設置するこ
とでガス再加熱器伝熱管群10、23に到達するミスト
濃度を60〜80%低減できることがわかる。また、そ
の傾向からガス流速が速いほど、蒸発管サイズが小さい
ほど及び蒸発管ピッチが狭いほど、ミストの除去性能が
高いことがわかる。一般に、ガス中に同伴されるミスト
には慣性力と粘性力が作用し、その飛行軌跡は、この2
つの作用力の平衡によって決定される。すなわち、ミス
トをミスト蒸発管に衝突させるためには、ガス流速を高
速化し、ミストの持つ慣性力を強めるか、蒸発管サイズ
を縮小し、ミストに働く粘性作用を弱めることが有効的
な手段であると考えられる。同時に、蒸発管ピッチを狭
くすることで、ガス流れ方向から見たミストの衝突面積
を増加させることができ、ミストの除去性能が高くな
る。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、ガス再加熱器上流側に
ミスト蒸発管群を設置することにより、再加熱器伝熱管
群表面に付着堆積するミスト量が大幅に低減され、長期
間に亘る安定した伝熱性能を維持することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態におけるガス再加熱方式
GGH再加熱器の図である。
【図2】 本発明の実施の形態におけるガス再加熱方式
SGH再加熱器の図である。
【図3】 本発明の実施の形態におけるガス再加熱方式
SGH再加熱器の図である。
【図4】 本発明の実施の形態におけるガス再加熱方式
GGH+SGH再加熱器の図である。
【図5】 本発明の実施の形態におけるガス再加熱方式
GGH+SGH再加熱器の図である。
【図6】 本発明の実施の形態におけるM/E出口ミス
ト濃度測定結果を示した図である。
【図7】 排煙処理システム系統を示した図である。
【図8】 排煙処理システム系統を示した図である。
【図9】 排煙処理システム系統を示した図である。
【図10】 従来技術におけるガス再加熱系統を記した
図である。
【図11】 従来技術におけるガス再加熱系統を記した
図である。
【図12】 従来技術におけるガス再加熱系統を記した
図である。
【符号の説明】
1 ボイラ 2 空気予熱器 3 電気集塵器 4 吸収塔 5 ミストエリミネータ 6 ガス再加熱器 7 GGH熱回収器 8 GGH再加熱器 9 煙突 10 再加熱器伝熱
管群 11 再加熱器伝熱管 12 熱媒連絡管 17 熱回収器伝熱管群 18 熱回収器伝熱
管 19 GGH熱媒連絡管高温側 20 GGH熱媒連
絡管低温側 22 ミスト蒸発管 24 SGH再加熱
器伝熱管 25 蒸気ドレン配管 26 ドレンタンク 27 ドレンポンプ 29 SGH+GGH再加熱器 30 SGH+GGH再加熱器伝熱管群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小幡 晃三 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内 (72)発明者 斉藤 隆行 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラ等の燃焼装置から排出される排ガ
    ス中の硫黄酸化物及びばい塵を除去する脱硫装置と、該
    脱硫装置の後流側の排ガス流路に設けられるガス温度上
    昇用のガス再加熱器とを備えた排煙脱硫装置において、 脱硫装置出口ガス中に含まれるミストを除去するミスト
    蒸発管群をガス再加熱器前流側の排ガス流路に設置した
    ことを特徴とする排煙脱硫装置。
  2. 【請求項2】 ミスト蒸発管群として、1段以上からな
    る裸管を設置したことを特徴とする請求項1記載の排煙
    脱硫装置。
  3. 【請求項3】 ミスト蒸発管群が設置される排ガス流路
    内のガス流速をガス再加熱器が設置される排ガス流路内
    のガス流速よりも高速化する構成としたことを特徴とす
    る請求項1記載の排煙脱硫装置。
  4. 【請求項4】 ミスト蒸発管群の各蒸発管の間でのガス
    流速をガス再加熱器を構成する伝熱管群の各伝熱管の間
    でのガス流速よりも高速化する構成としたことを特徴と
    する請求項1記載の排煙脱硫装置。
  5. 【請求項5】 ミスト蒸発管の各蒸発管の径をガス再加
    熱器の各伝熱管の径よりも小さくすることを特徴とする
    請求項1記載の排煙脱硫装置。
  6. 【請求項6】 ミスト蒸発管の各蒸発管の設置間隔を再
    加熱器の各伝熱管の設置間隔よりも狭くすることを特徴
    とする請求項1記載の排煙脱硫装置。
  7. 【請求項7】 ミスト蒸発管群用の蒸発管とガス再加熱
    器伝熱管群の伝熱管は共に蒸気管から構成されたことを
    特徴とする請求項1記載の排煙脱硫装置。
  8. 【請求項8】 脱硫装置前流側の排ガス流路に熱回収器
    を設け、該熱回収器と脱硫装置の後流側のガス再加熱器
    との間を熱媒体が循環する熱媒体流路を設け、該熱媒体
    流路はミスト蒸発管群の伝熱管を経由して熱回収器とガ
    ス再加熱器との間を熱媒体が循環する流路を形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の排煙脱硫装置。
  9. 【請求項9】 ガス再加熱器の伝熱管群は伝熱管内に蒸
    気が供給される蒸気管と熱回収器とガス再加熱器との間
    の熱媒体用の伝熱管から構成され、ミスト蒸発管群の伝
    熱管は蒸気管からなることを特徴とする請求項8記載の
    排煙脱硫装置。
  10. 【請求項10】 ガス再加熱器の伝熱管群は伝熱管内に
    蒸気が供給される蒸気管と熱回収器とガス再加熱器との
    間の熱媒体用の伝熱管から構成され、ガス再加熱器で蒸
    気とガスとの熱交換により発生した蒸気ドレンをミスト
    蒸発管群の伝熱管に導く蒸気ドレン流路を設けたことを
    特徴とする請求項8記載の排煙脱硫装置。
  11. 【請求項11】 ボイラ等の燃焼装置から排出される排
    ガス中の硫黄酸化物及びばい塵を除去する脱硫装置と、
    該脱硫装置前流の排ガス流路に設置されたガスガスヒー
    タ熱回収器と脱硫装置の後流側の排ガス流路に設けられ
    るガス温度上昇用のガスガスヒータ再加熱器と前記ガス
    ガスヒータ熱回収器と前記ガスガスヒータ再加熱器間を
    循環する熱媒体流路を備えた排煙脱硫装置において、 脱硫装置出口ガス中に含まれるミストを除去するミスト
    蒸発管群をガス再加熱器前流側の排ガス流路に設置し、
    前記ガスガスヒータ熱回収器とガスガスヒータ再加熱器
    間を循環する熱媒体流路内の熱媒体の一部を前記ミスト
    蒸発管群用の熱媒体として利用することを特徴とする排
    煙脱硫装置の運転方法。
  12. 【請求項12】 ボイラ等の燃焼装置から排出される排
    ガス中の硫黄酸化物及びばい塵を除去する脱硫装置と、
    該脱硫装置の後流側の排ガス流路に設けられるガス温度
    上昇用のスチームガスヒータ再加熱器と該スチームガス
    ヒータ再加熱器にスチームを供給するスチーム流路を備
    えた排煙脱硫装置において、 脱硫装置出口ガス中に含まれるミストを除去するミスト
    蒸発管群をガス再加熱器前流側の排ガス流路に設置し、
    前記スチームガスヒータ再加熱器とミスト蒸発管群用の
    熱媒体としてスチームを利用することを特徴とする排煙
    脱硫装置の運転方法。
  13. 【請求項13】 ボイラ等の燃焼装置から排出される排
    ガス中の硫黄酸化物及びばい塵を除去する脱硫装置と、
    該脱硫装置前流の排ガス流路に設置されたガスガスヒー
    タ熱回収器と脱硫装置の後流側の排ガス流路に設けられ
    るガス温度上昇用のガスガスヒータ再加熱器と前記ガス
    ガスヒータ熱回収器と前記ガスガスヒータ再加熱器間を
    循環する熱媒体流路を備え、かつガスガスヒータ再加熱
    器に隣接してガス温度上昇用のスチームガスヒータ再加
    熱器を設けた排煙脱硫装置において、 脱硫装置出口ガス中に含まれるミストを除去するミスト
    蒸発管群をガス再加熱器前流側の排ガス流路に設置し、
    スチームガスヒータ再加熱器とミスト蒸発管群用の熱媒
    体としてスチームを利用することを特徴とする排煙脱硫
    の運転方法。
  14. 【請求項14】 スチームガスヒータ再加熱器で蒸気と
    ガスとの熱交換により生成した蒸気ドレンをミスト蒸発
    管群用の熱媒体として利用することを特徴とする請求項
    13記載の排煙脱硫の運転方法。
JP03439198A 1998-02-17 1998-02-17 排煙脱硫装置とその運転方法 Expired - Lifetime JP3868093B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03439198A JP3868093B2 (ja) 1998-02-17 1998-02-17 排煙脱硫装置とその運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03439198A JP3868093B2 (ja) 1998-02-17 1998-02-17 排煙脱硫装置とその運転方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11230537A true JPH11230537A (ja) 1999-08-27
JP3868093B2 JP3868093B2 (ja) 2007-01-17

Family

ID=12412880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03439198A Expired - Lifetime JP3868093B2 (ja) 1998-02-17 1998-02-17 排煙脱硫装置とその運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3868093B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102121703A (zh) * 2010-12-28 2011-07-13 哈尔滨工业大学 适用于高寒地区湿式烟气净化工艺的混合式烟气再热系统
CN102393024A (zh) * 2011-11-10 2012-03-28 王海波 用于锅炉烟气余热回收的复合相变换热装置
CN102635871A (zh) * 2012-04-18 2012-08-15 东方电气集团东方锅炉股份有限公司 用于解决锅炉对流受热面沾污的方法及装置
CN103557532A (zh) * 2013-11-14 2014-02-05 哈尔滨工业大学 利用相变换热避免空气预热器低温腐蚀的系统及方法
JP2019090559A (ja) * 2017-11-14 2019-06-13 株式会社Ihi ボイラ排ガス用熱交換器の温度制御装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102121703A (zh) * 2010-12-28 2011-07-13 哈尔滨工业大学 适用于高寒地区湿式烟气净化工艺的混合式烟气再热系统
CN102393024A (zh) * 2011-11-10 2012-03-28 王海波 用于锅炉烟气余热回收的复合相变换热装置
CN102635871A (zh) * 2012-04-18 2012-08-15 东方电气集团东方锅炉股份有限公司 用于解决锅炉对流受热面沾污的方法及装置
CN103557532A (zh) * 2013-11-14 2014-02-05 哈尔滨工业大学 利用相变换热避免空气预热器低温腐蚀的系统及方法
JP2019090559A (ja) * 2017-11-14 2019-06-13 株式会社Ihi ボイラ排ガス用熱交換器の温度制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3868093B2 (ja) 2007-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7507381B2 (en) Exhaust gas treating apparatus
US4919696A (en) Supercooling type mist eliminator apparatus
JP4959156B2 (ja) 熱回収設備
JP6025266B2 (ja) 湿分分離器構成
US5843214A (en) Condensable vapor capture and recovery in industrial applications
EP1402937A1 (en) So3 separating and removing equipment for flue gas
CN105477896A (zh) 一种湿法脱硫除雾装置及湿法脱硫装置
US5282429A (en) Method and system for handling exhaust gas in a boiler
JP2000161647A (ja) 排ガス処理装置とガス再加熱器
EP0498020B1 (en) Method and system for handling exhaust gas in a boiler
JP3868093B2 (ja) 排煙脱硫装置とその運転方法
US5676715A (en) Key advanced linear kinetic absorber system particulate arresting device
JP2012088045A (ja) 熱回収設備
WO2021085513A1 (ja) ガスガス熱交換器
JP3572139B2 (ja) 熱交換器及びこれを備えた排煙処理装置
JP2710225B2 (ja) 凝縮器用熱交換器
JP5209952B2 (ja) 高ダスト排ガス熱回収処理装置
JPH07275652A (ja) 一体型排煙浄化装置
JP2002250514A (ja) 排煙処理装置とその運転方法
CN108426263B (zh) 燃煤烟气处理系统
JPH07275647A (ja) 高効率排ガス処理装置と方法
JP2002177732A (ja) 排煙処理装置
JPH10141890A (ja) 熱交換器の洗浄方法および排煙脱硫装置
JPH1199317A (ja) 排煙処理装置とその運転方法
JP2000126646A (ja) 排煙処理装置と熱回収器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061010

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091020

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101020

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111020

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111020

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121020

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121020

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131020

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term