JPH11231132A - 1/4波長板、円偏光板及び液晶表示装置 - Google Patents
1/4波長板、円偏光板及び液晶表示装置Info
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- JPH11231132A JPH11231132A JP10048752A JP4875298A JPH11231132A JP H11231132 A JPH11231132 A JP H11231132A JP 10048752 A JP10048752 A JP 10048752A JP 4875298 A JP4875298 A JP 4875298A JP H11231132 A JPH11231132 A JP H11231132A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 全可視光域等の広い波長域にわたって1/4
波長板として機能し、正面と斜視で位相差特性が相違し
にくい波長板を得て、反射光が正面と斜視で色相違を生
じにくくて視角特性に優れ、反射防止の広帯域性や耐熱
性等に優れる円偏光板の開発。 【解決手段】 単色光に対して1/2波長又は1/4波
長の位相差を与える延伸フィルムをそれらの光軸を交差
させて積層してなり、かつ前記延伸フィルムの少なくと
も1枚が波長633nmの光に対する光弾性係数が50×
1/1013cm2/dyn以下、複屈折率差△n1、△n2の波
長依存性が波長400nm(△n1)と550nm(△n2)
の光に基づいて△n1/△n2<1.05のものである1
/4波長板、並びにその1/4波長板と偏光板との積層
体からなる円偏光板、及びその円偏光板を有する液晶表
示装置。 【効果】 視角特性に優れて広帯域性の円偏光板が得ら
れる。
波長板として機能し、正面と斜視で位相差特性が相違し
にくい波長板を得て、反射光が正面と斜視で色相違を生
じにくくて視角特性に優れ、反射防止の広帯域性や耐熱
性等に優れる円偏光板の開発。 【解決手段】 単色光に対して1/2波長又は1/4波
長の位相差を与える延伸フィルムをそれらの光軸を交差
させて積層してなり、かつ前記延伸フィルムの少なくと
も1枚が波長633nmの光に対する光弾性係数が50×
1/1013cm2/dyn以下、複屈折率差△n1、△n2の波
長依存性が波長400nm(△n1)と550nm(△n2)
の光に基づいて△n1/△n2<1.05のものである1
/4波長板、並びにその1/4波長板と偏光板との積層
体からなる円偏光板、及びその円偏光板を有する液晶表
示装置。 【効果】 視角特性に優れて広帯域性の円偏光板が得ら
れる。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、広い波長域にわたり1/
4波長の位相差を与える1/4波長板、及び広い波長域
にわたり反射を防止して視野角と耐久性に優れる円偏光
板、並びに視認特性に優れる液晶表示装置に関する。
4波長の位相差を与える1/4波長板、及び広い波長域
にわたり反射を防止して視野角と耐久性に優れる円偏光
板、並びに視認特性に優れる液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1枚の延伸フィルムを用いてなる
1/4波長板が知られていた。しかしながら、その位相
差が波長毎に異なり、1/4波長板として機能しうる波
長が特定のものに限られる問題点があった。すなわち例
えば、波長が550nmの光に対して1/4波長板として
機能するものの場合、波長が450nmや650nmの光に
対しては1/4波長板として機能しない。そのため、例
えば偏光板に接着して円偏光板とし、それをディスプレ
イ等の表面反射を抑制するための反射防止フィルターと
して用いた場合、波長が550nmでない光に対しては充
分な反射防止機能を発揮せず、特に青色系の光に対する
反射防止機能に乏しくて、ディスプレイ等が青く見える
問題点があった。
1/4波長板が知られていた。しかしながら、その位相
差が波長毎に異なり、1/4波長板として機能しうる波
長が特定のものに限られる問題点があった。すなわち例
えば、波長が550nmの光に対して1/4波長板として
機能するものの場合、波長が450nmや650nmの光に
対しては1/4波長板として機能しない。そのため、例
えば偏光板に接着して円偏光板とし、それをディスプレ
イ等の表面反射を抑制するための反射防止フィルターと
して用いた場合、波長が550nmでない光に対しては充
分な反射防止機能を発揮せず、特に青色系の光に対する
反射防止機能に乏しくて、ディスプレイ等が青く見える
問題点があった。
【0003】前記に鑑みて本発明者らが属するグループ
は先に、1/4波長と1/2波長の位相差を与える複数
の延伸フィルムを光軸を交差させて積層してなる1/4
波長板を提案した(特開平5−100114号公報)。
これによれば、広い波長域にわたり1/4波長の位相差
を与えることができる。しかしながら、正面(垂直)と
斜め方向ではその位相差特性が相違して、例えばそれを
円偏光板として反射層の上に配置し、その反射防止性を
調べた場合に、正面方向では黒い均一な反射色となる
が、視角を変えて斜視するとやや明るい青色や淡黄色の
反射色となる難点のあることが判明した。
は先に、1/4波長と1/2波長の位相差を与える複数
の延伸フィルムを光軸を交差させて積層してなる1/4
波長板を提案した(特開平5−100114号公報)。
これによれば、広い波長域にわたり1/4波長の位相差
を与えることができる。しかしながら、正面(垂直)と
斜め方向ではその位相差特性が相違して、例えばそれを
円偏光板として反射層の上に配置し、その反射防止性を
調べた場合に、正面方向では黒い均一な反射色となる
が、視角を変えて斜視するとやや明るい青色や淡黄色の
反射色となる難点のあることが判明した。
【0004】
【発明の技術的課題】本発明は、全可視光域等の広い波
長域にわたって1/4波長板として機能しうる特徴を維
持しつつ、正面と斜視で位相差特性が相違しにくい波長
板を得て、反射光が正面と斜視で色相違を生じにくくて
視角特性に優れると共に、反射防止の広帯域性や耐熱性
等に優れる円偏光板の開発を目的とする。
長域にわたって1/4波長板として機能しうる特徴を維
持しつつ、正面と斜視で位相差特性が相違しにくい波長
板を得て、反射光が正面と斜視で色相違を生じにくくて
視角特性に優れると共に、反射防止の広帯域性や耐熱性
等に優れる円偏光板の開発を目的とする。
【0005】
【課題の解決手段】本発明は、単色光に対して1/2波
長の位相差を与える延伸フィルムと1/4波長の位相差
を与える延伸フィルムをそれらの光軸を交差させて積層
してなり、かつ前記延伸フィルムの少なくとも1枚が波
長633nmの光に対する光弾性係数が50×1/1013
cm2/dyn以下、複屈折率差△n1、△n2の波長依存性が
波長400nm(△n1)と550nm(△n2)の光に基づ
いて△n1/△n2<1.05のものであることを特徴と
する1/4波長板、並びにその1/4波長板と偏光板と
の積層体からなることを特徴とする円偏光板、及びその
円偏光板を有することを特徴とする液晶表示装置を提供
するものである。
長の位相差を与える延伸フィルムと1/4波長の位相差
を与える延伸フィルムをそれらの光軸を交差させて積層
してなり、かつ前記延伸フィルムの少なくとも1枚が波
長633nmの光に対する光弾性係数が50×1/1013
cm2/dyn以下、複屈折率差△n1、△n2の波長依存性が
波長400nm(△n1)と550nm(△n2)の光に基づ
いて△n1/△n2<1.05のものであることを特徴と
する1/4波長板、並びにその1/4波長板と偏光板と
の積層体からなることを特徴とする円偏光板、及びその
円偏光板を有することを特徴とする液晶表示装置を提供
するものである。
【0006】
【発明の効果】単色光に対して1/2波長と1/4波長
の位相差を与える延伸フィルムの複数枚をそれらの光軸
を交差させて積層することにより、複屈折率差(△n)
と厚さ(d)の積(△nd)で定義される位相差の波長
分散を重畳ないし加減できて任意に制御でき、全体とし
ての位相差を所定の値に制御しつつ波長分散を抑制し
て、全可視光域等の広い波長域にわたり1/4波長の位
相差を示す波長板を得ることができる。
の位相差を与える延伸フィルムの複数枚をそれらの光軸
を交差させて積層することにより、複屈折率差(△n)
と厚さ(d)の積(△nd)で定義される位相差の波長
分散を重畳ないし加減できて任意に制御でき、全体とし
ての位相差を所定の値に制御しつつ波長分散を抑制し
て、全可視光域等の広い波長域にわたり1/4波長の位
相差を示す波長板を得ることができる。
【0007】また前記の場合に、波長633nmの光に対
する光弾性係数が50×1/1013cm2/dyn以下で、複
屈折率差△n1、△n2の波長依存性が400nm(△
n1)と550nm(△n2)の波長光に基づいて△n1/
△n2<1.05である延伸フィルムを用いることによ
り、耐熱性に優れ、正面と斜視で位相差特性が相違しに
くくて、可視域等の広い波長域で1/4波長板として機
能するものを得ることができる。
する光弾性係数が50×1/1013cm2/dyn以下で、複
屈折率差△n1、△n2の波長依存性が400nm(△
n1)と550nm(△n2)の波長光に基づいて△n1/
△n2<1.05である延伸フィルムを用いることによ
り、耐熱性に優れ、正面と斜視で位相差特性が相違しに
くくて、可視域等の広い波長域で1/4波長板として機
能するものを得ることができる。
【0008】また前記の1/4波長板を用いて、反射光
が正面と斜視で色相違を生じにくくて視角特性に優れ、
反射防止の広帯域性や耐熱性等に優れて可視域等の光の
反射をほぼ防止する広帯域の反射防止フィルターなどと
して有用な円偏光板を得ることができる。
が正面と斜視で色相違を生じにくくて視角特性に優れ、
反射防止の広帯域性や耐熱性等に優れて可視域等の光の
反射をほぼ防止する広帯域の反射防止フィルターなどと
して有用な円偏光板を得ることができる。
【0009】
【発明の実施形態】本発明による1/4波長板は、単色
光に対して1/2波長の位相差を与える延伸フィルムと
1/4波長の位相差を与える延伸フィルムをそれらの光
軸を交差させて積層してなり、かつ前記延伸フィルムの
少なくとも1枚が波長633nmの光に対する光弾性係数
が50×1/1013cm2/dyn以下、複屈折率差△n1、
△n2の波長依存性が波長400nm(△n1)と550nm
(△n2)の光に基づいて△n1/△n2<1.05のも
のからなる。
光に対して1/2波長の位相差を与える延伸フィルムと
1/4波長の位相差を与える延伸フィルムをそれらの光
軸を交差させて積層してなり、かつ前記延伸フィルムの
少なくとも1枚が波長633nmの光に対する光弾性係数
が50×1/1013cm2/dyn以下、複屈折率差△n1、
△n2の波長依存性が波長400nm(△n1)と550nm
(△n2)の光に基づいて△n1/△n2<1.05のも
のからなる。
【0010】本発明による1/4波長板の例を図1に示
した。1,3が1/2波長又は1/4波長の位相差を与
える延伸フィルムであり、2は透明な接着層である。本
発明による1/4波長板を得るための条件は、単色光に
対して1/2波長と1/4波長の位相差を与える少なく
とも2種の延伸フィルムを用いること、その延伸フィル
ムの少なくとも1枚に波長633nmの光に対する光弾性
係数が50×1/1013cm2/dyn以下で、複屈折率差△
n1、△n2の波長依存性が400nm(△n1)と550n
m(△n2)の波長光に基づいて△n1/△n2<1.05
であるものを用いること、及び積層する各延伸フィルム
の光軸を交差させることである。
した。1,3が1/2波長又は1/4波長の位相差を与
える延伸フィルムであり、2は透明な接着層である。本
発明による1/4波長板を得るための条件は、単色光に
対して1/2波長と1/4波長の位相差を与える少なく
とも2種の延伸フィルムを用いること、その延伸フィル
ムの少なくとも1枚に波長633nmの光に対する光弾性
係数が50×1/1013cm2/dyn以下で、複屈折率差△
n1、△n2の波長依存性が400nm(△n1)と550n
m(△n2)の波長光に基づいて△n1/△n2<1.05
であるものを用いること、及び積層する各延伸フィルム
の光軸を交差させることである。
【0011】前記において、延伸フィルムの積層数は任
意である。光の透過率などの点より2〜5枚の積層が一
般的である。また、1/2波長の位相差を与える延伸フ
ィルムと1/4波長の位相差を与える延伸フィルムの配
置位置も任意である。
意である。光の透過率などの点より2〜5枚の積層が一
般的である。また、1/2波長の位相差を与える延伸フ
ィルムと1/4波長の位相差を与える延伸フィルムの配
置位置も任意である。
【0012】1/4波長の位相差を与える延伸フィルム
を1枚用いて、それを1/4波長板の出射側端に配置す
る場合を例として、各延伸フィルムの光軸の交差角度と
各延伸フィルムを出た偏光の方向(θ)の関係は次式で
表される。すなわち、1/2波長の位相差を与える延伸
フィルムの使用数をnとしてそれらをλ/2(1,2,
・・・n)で表し、入射直線偏光方向を基準(0°)に
して各λ/2(1,2,・・・n)の積層角度をθ1、
θ2、・・・θnとすると、 積層角度=2(θ1+θ2+・・・+θn-1)+θn 各λ/2板を出た偏光の方向=2(θ1+θ2+・・・+
θn) で表され、それに1/4波長の位相差を与える延伸フィ
ルムを45度の角度で積層することにより円偏光が得ら
れる。
を1枚用いて、それを1/4波長板の出射側端に配置す
る場合を例として、各延伸フィルムの光軸の交差角度と
各延伸フィルムを出た偏光の方向(θ)の関係は次式で
表される。すなわち、1/2波長の位相差を与える延伸
フィルムの使用数をnとしてそれらをλ/2(1,2,
・・・n)で表し、入射直線偏光方向を基準(0°)に
して各λ/2(1,2,・・・n)の積層角度をθ1、
θ2、・・・θnとすると、 積層角度=2(θ1+θ2+・・・+θn-1)+θn 各λ/2板を出た偏光の方向=2(θ1+θ2+・・・+
θn) で表され、それに1/4波長の位相差を与える延伸フィ
ルムを45度の角度で積層することにより円偏光が得ら
れる。
【0013】前記した関係を、1/2波長の位相差を与
える延伸フィルムを3枚(λ/2(1,2,3))用い
た場合を例に次表に示した。なお、λ/4は1/4波長
の位相差を与える延伸フィルムを表す。
える延伸フィルムを3枚(λ/2(1,2,3))用い
た場合を例に次表に示した。なお、λ/4は1/4波長
の位相差を与える延伸フィルムを表す。
【0014】本発明において用いる、単色光に対して1
/2波長又は1/4波長の位相差を与える延伸フィルム
は、例えば高分子フィルムを一軸や二軸等の適宜な方式
で延伸処理する方法などにより得ることができる。その
高分子の種類については特に限定はなく、透明性に優れ
るものが好ましく用いられる。その例としては、ポリカ
ーボネート系高分子やポリエステル系高分子、ポリスル
ホン系高分子やポリエーテルスルホン系高分子、ポリス
チレン系高分子やポリオレフィン系高分子、ポリビニル
アルコール系高分子や酢酸セルロース系高分子、ポリ塩
化ビニル系高分子やポリメチルメタクリレート系高分
子、ポリアリレート系高分子やポリアミド系高分子など
があげられる。
/2波長又は1/4波長の位相差を与える延伸フィルム
は、例えば高分子フィルムを一軸や二軸等の適宜な方式
で延伸処理する方法などにより得ることができる。その
高分子の種類については特に限定はなく、透明性に優れ
るものが好ましく用いられる。その例としては、ポリカ
ーボネート系高分子やポリエステル系高分子、ポリスル
ホン系高分子やポリエーテルスルホン系高分子、ポリス
チレン系高分子やポリオレフィン系高分子、ポリビニル
アルコール系高分子や酢酸セルロース系高分子、ポリ塩
化ビニル系高分子やポリメチルメタクリレート系高分
子、ポリアリレート系高分子やポリアミド系高分子など
があげられる。
【0015】就中、上記した光弾性係数と複屈折率差の
波長依存性の容易な実現性などの点よりは、ポリオレフ
ィン系高分子、就中、環状オレフィン系高分子や酢酸セ
ルロース系高分子、ポリメチルメタクリレート系高分子
などが好ましく用いうる。またかかる高分子は、1/4
波長の位相差を与える延伸フィルムの形成に特に好まし
く用いうる。
波長依存性の容易な実現性などの点よりは、ポリオレフ
ィン系高分子、就中、環状オレフィン系高分子や酢酸セ
ルロース系高分子、ポリメチルメタクリレート系高分子
などが好ましく用いうる。またかかる高分子は、1/4
波長の位相差を与える延伸フィルムの形成に特に好まし
く用いうる。
【0016】一方、1/2波長の位相差を与える延伸フ
ィルムの形成には、就中、その位相差付与の加工性や、
高い光弾性係数の付与及び400nm(△n1)と550n
m(△n2)の波長光に基づいて複屈折率差△n1、△n2
の波長依存性が△n1/△n2>1.05を満足する特性
の付与による正面と斜視での位相差の相違の抑制、ひい
ては視角特性の向上などの点より、例えばポリカーボネ
ート系高分子やポリスルホン系高分子、ポリエーテルス
ルホン系高分子やポリアリレート系高分子などが特に好
ましく用いうる。
ィルムの形成には、就中、その位相差付与の加工性や、
高い光弾性係数の付与及び400nm(△n1)と550n
m(△n2)の波長光に基づいて複屈折率差△n1、△n2
の波長依存性が△n1/△n2>1.05を満足する特性
の付与による正面と斜視での位相差の相違の抑制、ひい
ては視角特性の向上などの点より、例えばポリカーボネ
ート系高分子やポリスルホン系高分子、ポリエーテルス
ルホン系高分子やポリアリレート系高分子などが特に好
ましく用いうる。
【0017】従って前記した如く、耐熱性や視角特性な
どに優れる1/4波長板を得る点よりは、波長633nm
の光に対する光弾性係数50×1/1013cm2/dyn以下
で、△n1/△n2<1.05を満足する単色光に対して
1/4波長の位相差を与える延伸フィルムと、△n1/
△n2>1.05を満足する単色光に対して1/2波長
の位相差を与える延伸フィルムとの組合せとすることが
好ましい。
どに優れる1/4波長板を得る点よりは、波長633nm
の光に対する光弾性係数50×1/1013cm2/dyn以下
で、△n1/△n2<1.05を満足する単色光に対して
1/4波長の位相差を与える延伸フィルムと、△n1/
△n2>1.05を満足する単色光に対して1/2波長
の位相差を与える延伸フィルムとの組合せとすることが
好ましい。
【0018】なお前記の光弾性係数や△n1/△n2を満
足する延伸フィルムは、形成材料の種類や延伸条件等を
制御することにより得ることができる。耐熱性の向上等
の点より、波長633nmの光に対する光弾性係数が50
×1/1013cm2/dyn以下である場合の好ましい光弾性
係数は、40×1/1013cm2/dyn以下、就中30×1
/1013cm2/dyn以下、特に20×1/1013cm2/dyn
以下である。
足する延伸フィルムは、形成材料の種類や延伸条件等を
制御することにより得ることができる。耐熱性の向上等
の点より、波長633nmの光に対する光弾性係数が50
×1/1013cm2/dyn以下である場合の好ましい光弾性
係数は、40×1/1013cm2/dyn以下、就中30×1
/1013cm2/dyn以下、特に20×1/1013cm2/dyn
以下である。
【0019】また特定の波長域、特に短波長側で異なる
位相差となって1/4波長板の位相差特性を満足しなく
なることを抑制する点などより、前記の△n1/△n2<
1.05を満足する場合の好ましい△n1/△n2(以下
同じ)は、0.95〜1.04、就中0.97〜1.0
3、特に0.98〜1.02である。
位相差となって1/4波長板の位相差特性を満足しなく
なることを抑制する点などより、前記の△n1/△n2<
1.05を満足する場合の好ましい△n1/△n2(以下
同じ)は、0.95〜1.04、就中0.97〜1.0
3、特に0.98〜1.02である。
【0020】一方、視角特性などの点より△n1/△n2
>1.05を満足する場合の好ましい△n1/△n2は、
1.06〜5、就中1.1〜4、特に1.15〜3であ
る。なお上記した1/2波長の位相差を与える延伸フィ
ルムの場合における高い光弾性係数としては、その位相
差付与の加工性などの点より60×1/1013cm2/dyn
以上、就中70×1/1013cm2/dyn以上、特に80×
1/1013cm2/dyn以上であることが好ましい。
>1.05を満足する場合の好ましい△n1/△n2は、
1.06〜5、就中1.1〜4、特に1.15〜3であ
る。なお上記した1/2波長の位相差を与える延伸フィ
ルムの場合における高い光弾性係数としては、その位相
差付与の加工性などの点より60×1/1013cm2/dyn
以上、就中70×1/1013cm2/dyn以上、特に80×
1/1013cm2/dyn以上であることが好ましい。
【0021】さらに前記した複屈折率差の波長依存性の
満足性や特定の波長域での位相差の相違の抑制、視角変
化による着色化の防止などの点よりは、(nx−nz)/
(nx−ny)=Nz(以下同じ)として、式:0≦Nz≦
1を満足する延伸フィルムを用いることが好ましい。な
お式中のnxは面内における最大屈折率、nyはnxに直
交する方向の屈折率、及びnzは厚さ方向の屈折率であ
る。従って前記の式は、ny≦nz≦nxを意味する。延
伸フィルムの厚さ方向における屈折率を制御する必要の
ある場合には、例えば熱収縮性フィルムの接着下に高分
子フィルムを延伸処理する方式などにより行いうる。
満足性や特定の波長域での位相差の相違の抑制、視角変
化による着色化の防止などの点よりは、(nx−nz)/
(nx−ny)=Nz(以下同じ)として、式:0≦Nz≦
1を満足する延伸フィルムを用いることが好ましい。な
お式中のnxは面内における最大屈折率、nyはnxに直
交する方向の屈折率、及びnzは厚さ方向の屈折率であ
る。従って前記の式は、ny≦nz≦nxを意味する。延
伸フィルムの厚さ方向における屈折率を制御する必要の
ある場合には、例えば熱収縮性フィルムの接着下に高分
子フィルムを延伸処理する方式などにより行いうる。
【0022】本発明による円偏光板は、上記した1/4
波長板と偏光板とを積層したものである。その例を図2
に示した。4が偏光板、5が1/4波長板、2は透明な
接着層である。円偏光板の形成は、上記した積層角度で
偏光板(4)と交差させることにより行うことができ、
1/2波長と1/4波長の位相差を示す延伸フィルムの
光軸に対し、偏光板の偏光軸が正面及び斜視の反射防止
特性が最適化される角度で偏光板を積層することが好ま
しい。その際、偏光板の透過軸(偏光軸)を90度変え
ることにより円偏光の方向(左回り、又は右回りの円偏
光)を変換することができる。
波長板と偏光板とを積層したものである。その例を図2
に示した。4が偏光板、5が1/4波長板、2は透明な
接着層である。円偏光板の形成は、上記した積層角度で
偏光板(4)と交差させることにより行うことができ、
1/2波長と1/4波長の位相差を示す延伸フィルムの
光軸に対し、偏光板の偏光軸が正面及び斜視の反射防止
特性が最適化される角度で偏光板を積層することが好ま
しい。その際、偏光板の透過軸(偏光軸)を90度変え
ることにより円偏光の方向(左回り、又は右回りの円偏
光)を変換することができる。
【0023】前記において正面及び斜視の反射防止特性
ないし視角特性などの点より、円偏光板の形成に好まし
く用いうる1/4波長板は、上記で定義したNzに基づ
いて、式:0.3≦Nz≦0.7を満足する延伸フィル
ムを少なくとも1枚含むものである。
ないし視角特性などの点より、円偏光板の形成に好まし
く用いうる1/4波長板は、上記で定義したNzに基づ
いて、式:0.3≦Nz≦0.7を満足する延伸フィル
ムを少なくとも1枚含むものである。
【0024】円偏光板の形成には適宜な偏光板を用いる
ことができ、特に限定はない。一般には、ポリビニルア
ルコール系や部分ホルマール化ポリビニルアルコール
系、エチレン・酢酸ビニル共重合体系部分ケン化物の如
き親水性高分子のフィルムにヨウ素及び/又は二色性染
料を吸着させて延伸したもの、ポリビニルアルコールの
脱水処理物やポリ塩化ビニルの脱塩酸処理物の如きポリ
エン配向フィルムなどからなる偏光フィルムが用いられ
る。
ことができ、特に限定はない。一般には、ポリビニルア
ルコール系や部分ホルマール化ポリビニルアルコール
系、エチレン・酢酸ビニル共重合体系部分ケン化物の如
き親水性高分子のフィルムにヨウ素及び/又は二色性染
料を吸着させて延伸したもの、ポリビニルアルコールの
脱水処理物やポリ塩化ビニルの脱塩酸処理物の如きポリ
エン配向フィルムなどからなる偏光フィルムが用いられ
る。
【0025】偏光フィルムの厚さは通例5〜80μmで
あるが、これに限定されない。偏光板は、偏光フィルム
の片面又は両面を透明保護層等で被覆したものなどであ
ってもよい。かかる透明保護層等は、偏光フィルムの補
強や耐熱性の向上、偏光フィルムを湿度等より保護する
ことなどの種々の目的を有するものであってよい。透明
保護層は、樹脂の塗布層や樹脂フィルムのラミネート層
などとして形成でき、拡散化や粗面化用等の微粒子を含
有していてもよい。
あるが、これに限定されない。偏光板は、偏光フィルム
の片面又は両面を透明保護層等で被覆したものなどであ
ってもよい。かかる透明保護層等は、偏光フィルムの補
強や耐熱性の向上、偏光フィルムを湿度等より保護する
ことなどの種々の目的を有するものであってよい。透明
保護層は、樹脂の塗布層や樹脂フィルムのラミネート層
などとして形成でき、拡散化や粗面化用等の微粒子を含
有していてもよい。
【0026】円偏光板の片面又は両面には、図3に例示
した如く表面反射を防止する点などより反射防止層6又
は防眩処理層の一方又は両方が設けられていることが好
ましく、また表面保護の点などよりハードコート層が設
けられていることが好ましい。かかる反射防止層等は、
偏光板にその反射防止層や防眩処理層やハードコート層
の1層又は2層以上を付設してその偏光板を1/4波長
板と積層する方式などにより設けることもできる。
した如く表面反射を防止する点などより反射防止層6又
は防眩処理層の一方又は両方が設けられていることが好
ましく、また表面保護の点などよりハードコート層が設
けられていることが好ましい。かかる反射防止層等は、
偏光板にその反射防止層や防眩処理層やハードコート層
の1層又は2層以上を付設してその偏光板を1/4波長
板と積層する方式などにより設けることもできる。
【0027】前記の反射防止層は、例えばフッ素系ポリ
マーのコート層や多層金属蒸着膜等の光干渉性の膜など
として適宜に形成することができる。また防眩処理層に
ついても、例えば微粒子を円偏光板表面にバインダ等を
介して散布固着させる方式や、円偏光板の表面をエンボ
ス加工やサンドブラスト加工やエッチング加工する方式
等の適宜な方式で微細凹凸構造を付与する方式、微粒子
を含有させた透明樹脂を塗布して表面に微細凹凸構造を
付与する方式、それらを併用する方式などにより表面反
射光が拡散する適宜な方式にて形成することができる。
さらにハードコート層についても、例えばシリコーン系
樹脂の硬化膜などからなる適宜な硬質膜にて形成するこ
とができる。
マーのコート層や多層金属蒸着膜等の光干渉性の膜など
として適宜に形成することができる。また防眩処理層に
ついても、例えば微粒子を円偏光板表面にバインダ等を
介して散布固着させる方式や、円偏光板の表面をエンボ
ス加工やサンドブラスト加工やエッチング加工する方式
等の適宜な方式で微細凹凸構造を付与する方式、微粒子
を含有させた透明樹脂を塗布して表面に微細凹凸構造を
付与する方式、それらを併用する方式などにより表面反
射光が拡散する適宜な方式にて形成することができる。
さらにハードコート層についても、例えばシリコーン系
樹脂の硬化膜などからなる適宜な硬質膜にて形成するこ
とができる。
【0028】なお前記した防眩処理層用の微粒子には、
例えば平均粒径が0.5〜20μmのシリカや酸化カル
シウム、アルミナやチタニア、ジルコニアや酸化錫、酸
化インジウムや酸化カドミウム、酸化アンチモン等の導
電性のこともある無機系微粒子や、ポリメチルメタクリ
レートやポリウレタの如き適宜なポリマーからなる架橋
又は未架橋の有機系微粒子などの適宜なものを1種又は
2種以上用いうる。
例えば平均粒径が0.5〜20μmのシリカや酸化カル
シウム、アルミナやチタニア、ジルコニアや酸化錫、酸
化インジウムや酸化カドミウム、酸化アンチモン等の導
電性のこともある無機系微粒子や、ポリメチルメタクリ
レートやポリウレタの如き適宜なポリマーからなる架橋
又は未架橋の有機系微粒子などの適宜なものを1種又は
2種以上用いうる。
【0029】本発明による1/4波長板や円偏光板を形
成する延伸フィルムや偏光板等の各層は、分離状態にあ
ってもよいが、層間の屈折率調節による反射の抑制や光
学系のズレ防止、ゴミ等の異物の侵入防止などの点より
その一部、就中、全部が固着処理されていることが好ま
しい。その固着処理には、例えば透明な接着剤などの適
宜なものを用いることができ、接着剤等の種類について
特に限定はない。構成部材の光学特性の変化防止などの
点より、接着処理時の硬化や乾燥の際に高温のプロセス
を要しないものが好ましく、長時間の硬化処理や乾燥時
間を要しないものが望ましい。かかる点よりは、粘着層
が好ましく用いうる。
成する延伸フィルムや偏光板等の各層は、分離状態にあ
ってもよいが、層間の屈折率調節による反射の抑制や光
学系のズレ防止、ゴミ等の異物の侵入防止などの点より
その一部、就中、全部が固着処理されていることが好ま
しい。その固着処理には、例えば透明な接着剤などの適
宜なものを用いることができ、接着剤等の種類について
特に限定はない。構成部材の光学特性の変化防止などの
点より、接着処理時の硬化や乾燥の際に高温のプロセス
を要しないものが好ましく、長時間の硬化処理や乾燥時
間を要しないものが望ましい。かかる点よりは、粘着層
が好ましく用いうる。
【0030】粘着層の形成には、例えばアクリル系重合
体やシリコーン系ポリマー、ポリエステルやポリウレタ
ン、ポリエーテルや合成ゴムなどの適宜なポリマーを用
いてなる透明粘着剤を用いることができる。就中、光学
的透明性や粘着特性、耐候性などの点よりアクリル系粘
着剤が好ましい。
体やシリコーン系ポリマー、ポリエステルやポリウレタ
ン、ポリエーテルや合成ゴムなどの適宜なポリマーを用
いてなる透明粘着剤を用いることができる。就中、光学
的透明性や粘着特性、耐候性などの点よりアクリル系粘
着剤が好ましい。
【0031】また積層界面での反射の抑制などの点より
好ましく用いうる粘着層は、延伸フィルム等の接着対象
との屈折率差が0.1以下、就中0.08以下、特に
0.06以下のものである。粘着層の屈折率の調節は、
ベースポリマーの種類や屈折率調節剤の配合などにより
行うことができる。その屈折率調節剤としては、例えば
ベースポリマーよりも高屈折率又は低屈折率のポリマー
類などの適宜なものを用いうる。
好ましく用いうる粘着層は、延伸フィルム等の接着対象
との屈折率差が0.1以下、就中0.08以下、特に
0.06以下のものである。粘着層の屈折率の調節は、
ベースポリマーの種類や屈折率調節剤の配合などにより
行うことができる。その屈折率調節剤としては、例えば
ベースポリマーよりも高屈折率又は低屈折率のポリマー
類などの適宜なものを用いうる。
【0032】さらに粘着層は、積層体内部に熱により発
生する内部応力をその粘弾性に基づいて緩和し光弾性変
形を防止する機能に優れる点などよりも好ましく用いう
る。光弾性変形の防止等の点より特に好ましく用いうる
粘着層は、応力緩和性に優れるものである。就中、緩和
弾性率が2×105〜1×107dyne/cm2、特に2×1
06〜8×106dyne/cm2の粘着層が好ましい。なお1
/4波長板や円偏光板の片面又は両面に液晶セル等の被
着体に接着することを目的に必要に応じて設ける接着層
も、上記の理由等より粘着層であることが好ましい。
生する内部応力をその粘弾性に基づいて緩和し光弾性変
形を防止する機能に優れる点などよりも好ましく用いう
る。光弾性変形の防止等の点より特に好ましく用いうる
粘着層は、応力緩和性に優れるものである。就中、緩和
弾性率が2×105〜1×107dyne/cm2、特に2×1
06〜8×106dyne/cm2の粘着層が好ましい。なお1
/4波長板や円偏光板の片面又は両面に液晶セル等の被
着体に接着することを目的に必要に応じて設ける接着層
も、上記の理由等より粘着層であることが好ましい。
【0033】本発明による1/4波長板や円偏光板は、
反射防止フィルターや防眩フィルター、液晶プロジェク
ター等の液晶表示装置などの種々の用途に用いうる。液
晶表示装置は一般に、偏光板、液晶セル、及び必要に応
じてのバックライトや反射板、位相差補償板等の構成部
品を適宜に組立てて駆動回路を組込むことなどにより形
成されるが、本発明においては上記した1/4波長板や
円偏光板を用いる点を除いて特に限定はなく、従来に準
じて液晶表示装置を形成しうる。
反射防止フィルターや防眩フィルター、液晶プロジェク
ター等の液晶表示装置などの種々の用途に用いうる。液
晶表示装置は一般に、偏光板、液晶セル、及び必要に応
じてのバックライトや反射板、位相差補償板等の構成部
品を適宜に組立てて駆動回路を組込むことなどにより形
成されるが、本発明においては上記した1/4波長板や
円偏光板を用いる点を除いて特に限定はなく、従来に準
じて液晶表示装置を形成しうる。
【0034】前記において円偏光板は、自然光がその偏
光板側より入射した場合には上記したように1/4波長
板より円偏光を出射して円偏光形成板として機能し、1
/4波長板側より円偏光が入射すると1/4波長板にて
直線偏光化され、それが偏光板に入射して直線偏光形成
板として機能する。従って本発明による円偏光板は、前
記の円偏光形成機能板として液晶表示装置に適用するこ
ともできるし、直線偏光形成機能板として液晶表示装置
に適用することもできる。
光板側より入射した場合には上記したように1/4波長
板より円偏光を出射して円偏光形成板として機能し、1
/4波長板側より円偏光が入射すると1/4波長板にて
直線偏光化され、それが偏光板に入射して直線偏光形成
板として機能する。従って本発明による円偏光板は、前
記の円偏光形成機能板として液晶表示装置に適用するこ
ともできるし、直線偏光形成機能板として液晶表示装置
に適用することもできる。
【0035】前者の円偏光形成板として機能は、液晶デ
ィスプレイ等の表面反射を抑制するための反射防止フィ
ルターなどとして有用である。後者の直線偏光形成板と
しての機能は、コレステリック液晶等からなる円偏光形
成板を設けたバックライトとの組合せで用いて液晶表示
装置の輝度を向上させるシステムの形成などに有用であ
る。本発明による円偏光板を用いることにより、明るく
てコントラストに優れ、視野角が広くて高耐久性の液晶
表示装置を得ることができる。
ィスプレイ等の表面反射を抑制するための反射防止フィ
ルターなどとして有用である。後者の直線偏光形成板と
しての機能は、コレステリック液晶等からなる円偏光形
成板を設けたバックライトとの組合せで用いて液晶表示
装置の輝度を向上させるシステムの形成などに有用であ
る。本発明による円偏光板を用いることにより、明るく
てコントラストに優れ、視野角が広くて高耐久性の液晶
表示装置を得ることができる。
【0036】なお液晶表示装置の形成に際しては、例え
ば視認側の偏光板の上に設ける光拡散板やアンチグレア
層やプリズムシート、反射防止膜や保護層や保護板、あ
るいは液晶セルと視認側又は/及びバックライト側の偏
光板の間に設ける位相差補償板やバックライトに設ける
プリズムシート等の光路制御板などの適宜な光学素子を
適宜に配置することができる。
ば視認側の偏光板の上に設ける光拡散板やアンチグレア
層やプリズムシート、反射防止膜や保護層や保護板、あ
るいは液晶セルと視認側又は/及びバックライト側の偏
光板の間に設ける位相差補償板やバックライトに設ける
プリズムシート等の光路制御板などの適宜な光学素子を
適宜に配置することができる。
【0037】なお本発明による1/4波長板や円偏光
板、液晶表示装置を形成する延伸フィルムや偏光板、あ
るいはその他の粘着層や光拡散板や位相差補償板等の各
部品は、例えばサリチル酸エステル系化合物やベンゾフ
ェノール系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物やシア
ノアクリレート系化合物、ニッケル錯塩系化合物等の紫
外線吸収剤で処理されたものの如く紫外線吸収能をもた
せたものであってもよい。また液晶表示装置もその各構
成部品が粘着層等を介して固着一体化されていることが
好ましい。
板、液晶表示装置を形成する延伸フィルムや偏光板、あ
るいはその他の粘着層や光拡散板や位相差補償板等の各
部品は、例えばサリチル酸エステル系化合物やベンゾフ
ェノール系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物やシア
ノアクリレート系化合物、ニッケル錯塩系化合物等の紫
外線吸収剤で処理されたものの如く紫外線吸収能をもた
せたものであってもよい。また液晶表示装置もその各構
成部品が粘着層等を介して固着一体化されていることが
好ましい。
【0038】
【実施例】参考例1 屈折率1.59、厚さ50μmのポリカーボネートフィ
ルムを150℃で5%延伸処理し、複屈折光に基づいて
波長550nmの光に対して1/2波長の位相差を与える
光弾性係数が90×1/1013cm2/dyn、△n1/△n2
が1.16で、Nzが0.5のλ/2延伸フィルムを得
た。
ルムを150℃で5%延伸処理し、複屈折光に基づいて
波長550nmの光に対して1/2波長の位相差を与える
光弾性係数が90×1/1013cm2/dyn、△n1/△n2
が1.16で、Nzが0.5のλ/2延伸フィルムを得
た。
【0039】参考例2 Nzが1である以外は、参考例1に準じたλ/2延伸フ
ィルムを得た。
ィルムを得た。
【0040】参考例3 参考例1に準じ、2.5%の延伸処理条件として1/4
波長の位相差を与えるNzが1のλ/4延伸フィルムを
得た。
波長の位相差を与えるNzが1のλ/4延伸フィルムを
得た。
【0041】参考例4 屈折率1.51、厚さ100μmの環状ポリオレフィン
フィルム(JSR社製、ARTON、以下同じ)を17
5℃で25%延伸処理し、複屈折光に基づいて波長55
0nmの光に対して1/4波長の位相差を与える光弾性係
数が4.1×1/1013cm2/dyn、△n1/△n2が1.
025で、Nzが1のλ/4延伸フィルムを得た。
フィルム(JSR社製、ARTON、以下同じ)を17
5℃で25%延伸処理し、複屈折光に基づいて波長55
0nmの光に対して1/4波長の位相差を与える光弾性係
数が4.1×1/1013cm2/dyn、△n1/△n2が1.
025で、Nzが1のλ/4延伸フィルムを得た。
【0042】参考例5 屈折率1.51、厚さ100μmの環状ポリオレフィン
フィルムを175℃で50%延伸処理し、複屈折光に基
づいて波長550nmの光に対して1/2波長の位相差を
与える光弾性係数が4.1×1/1013cm2/dyn、△n
1/△n2が1.025で、Nzが1のλ/2延伸フィル
ムを得た。
フィルムを175℃で50%延伸処理し、複屈折光に基
づいて波長550nmの光に対して1/2波長の位相差を
与える光弾性係数が4.1×1/1013cm2/dyn、△n
1/△n2が1.025で、Nzが1のλ/2延伸フィル
ムを得た。
【0043】実施例1 参考例1で得たλ/2延伸フィルムと参考例4で得たλ
/4延伸フィルムをそれらの光軸(延伸軸)を交差させ
て屈折率1.47のアクリル系粘着剤を介し積層し、1
/4波長板を得た後、そのλ/2延伸フィルム側にアク
リル系粘着剤を介し反射防止層付きの防眩偏光板(日東
電工社製、NPF−EG1425DUAG30ARS、
以下同じ)を積層して円偏光板を得た。なお偏光板の偏
光軸に対する光軸の交差角は、λ/2延伸フィルムが1
2度、λ/4延伸フィルムが69度である。
/4延伸フィルムをそれらの光軸(延伸軸)を交差させ
て屈折率1.47のアクリル系粘着剤を介し積層し、1
/4波長板を得た後、そのλ/2延伸フィルム側にアク
リル系粘着剤を介し反射防止層付きの防眩偏光板(日東
電工社製、NPF−EG1425DUAG30ARS、
以下同じ)を積層して円偏光板を得た。なお偏光板の偏
光軸に対する光軸の交差角は、λ/2延伸フィルムが1
2度、λ/4延伸フィルムが69度である。
【0044】比較例1 λ/2延伸フィルムとして参考例1で得たのものに代え
て、参考例2で得たものを用いたほかは実施例1に準じ
て1/4波長板と円偏光板を得た。
て、参考例2で得たものを用いたほかは実施例1に準じ
て1/4波長板と円偏光板を得た。
【0045】比較例2 参考例2で得たλ/2延伸フィルムと参考例3で得たλ
/4延伸フィルムの組合せてとし、偏光板の偏光軸に対
する光軸の交差角をλ/2延伸フィルムが17.5度、
λ/4延伸フィルムが80度となるようにしたほかは実
施例1に準じて1/4波長板と円偏光板を得た。
/4延伸フィルムの組合せてとし、偏光板の偏光軸に対
する光軸の交差角をλ/2延伸フィルムが17.5度、
λ/4延伸フィルムが80度となるようにしたほかは実
施例1に準じて1/4波長板と円偏光板を得た。
【0046】比較例3 参考例5で得たλ/2延伸フィルムと参考例4で得たλ
/4延伸フィルムの組合せとしたほかは実施例1に準じ
て1/4波長板と円偏光板を得た。
/4延伸フィルムの組合せとしたほかは実施例1に準じ
て1/4波長板と円偏光板を得た。
【0047】評価試験 広帯域性 実施例、比較例で得た円偏光板を拡散反射板の上に置
き、正面での反射色を目視観察して、次の基準で評価し
た。 優良:反射色が黒い場合 不良:反射色が青い場合 不適:反射色が明るくて青い場合
き、正面での反射色を目視観察して、次の基準で評価し
た。 優良:反射色が黒い場合 不良:反射色が青い場合 不適:反射色が明るくて青い場合
【0048】視角特性 実施例、比較例で得た円偏光板を拡散反射板の上に置
き、正面と斜め45度での反射色と明るさを目視観察
し、次の基準で評価した。 優良:正面と斜視とで反射色と明るさに変化のない場合 不良:正面と斜視とで反射色が変化した場合 不適:正面と斜視とで反射色と明るさが大きく変化した
場合
き、正面と斜め45度での反射色と明るさを目視観察
し、次の基準で評価した。 優良:正面と斜視とで反射色と明るさに変化のない場合 不良:正面と斜視とで反射色が変化した場合 不適:正面と斜視とで反射色と明るさが大きく変化した
場合
【0049】耐熱性 実施例、比較例で得た円偏光板をアクリル系粘着層を介
してガラス板に接着して70℃に加熱し、その温度を維
持したまま反射板の上に置いて反射光の着色の有無と、
その色ムラ(色の均一性)を調べ、次の基準で評価し
た。 優良:着色と色ムラがない場合 不良:着色して色ムラがある場合
してガラス板に接着して70℃に加熱し、その温度を維
持したまま反射板の上に置いて反射光の着色の有無と、
その色ムラ(色の均一性)を調べ、次の基準で評価し
た。 優良:着色と色ムラがない場合 不良:着色して色ムラがある場合
【0050】前記の結果を次表に示した。
【図1】1/4波長板例の断面図
【図2】円偏光板例の断面図
【図3】他の円偏光板例の断面図
【符号の説明】 5:1/4波長板 1:1/2波長の位相差を与える延伸フィルム 3:1/4波長の位相差を与える延伸フィルム 4:偏光板
Claims (6)
- 【請求項1】 単色光に対して1/2波長の位相差を与
える延伸フィルムと1/4波長の位相差を与える延伸フ
ィルムをそれらの光軸を交差させて積層してなり、かつ
前記延伸フィルムの少なくとも1枚が波長633nmの光
に対する光弾性係数が50×1/1013cm2/dyn以下、
複屈折率差△n1、△n2の波長依存性が波長400nm
(△n1)と550nm(△n2)の光に基づいて△n1/
△n2<1.05のものであることを特徴とする1/4
波長板。 - 【請求項2】 請求項1において、当該光弾性係数と当
該△n1/△n2を示す延伸フィルムが単色光に対して1
/4波長の位相差を与えるものであり、単色光に対して
1/2波長の位相差を与える延伸フィルムの当該△n1
/△n2が1.05を超えるものである1/4波長板。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、面内の最大屈
折率、それに直交する方向の屈折率及び厚さ方向の屈折
率をそれぞれnx、ny及びnzとしたとき、式:0≦
(nx−nz)/(nx−ny)≦1を満足する延伸フィル
ムを少なくとも1枚用いてなる1/4波長板。 - 【請求項4】 請求項1〜3に記載の1/4波長板と、
偏光板又は表面側に反射防止層、防眩処理層若しくはハ
ードコート層の少なくとも1層を有する偏光板との粘着
層を介した積層体からなることを特徴とする円偏光板。 - 【請求項5】 請求項4において、1/4波長板が面内
の最大屈折率、それに直交する方向の屈折率及び厚さ方
向の屈折率をそれぞれnx、ny及びnzとしたとき、
式:0.3≦(nx−nz)/(nx−ny)≦0.7を満
足する延伸フィルムを少なくとも1枚含むものである円
偏光板。 - 【請求項6】 請求項4又は5に記載の円偏光板を有す
ることを特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10048752A JPH11231132A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 1/4波長板、円偏光板及び液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10048752A JPH11231132A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 1/4波長板、円偏光板及び液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11231132A true JPH11231132A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12812025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10048752A Pending JPH11231132A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 1/4波長板、円偏光板及び液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11231132A (ja) |
Cited By (24)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001108981A (ja) * | 1999-10-04 | 2001-04-20 | Nitto Denko Corp | 表面保護フィルム、光学部材及び液晶表示装置 |
| JP2002022942A (ja) * | 2000-07-04 | 2002-01-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光学補償シート、偏光板および液晶表示装置 |
| US6346578B2 (en) * | 2000-01-14 | 2002-02-12 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Norbornene based resin composition and phase difference plate |
| JP2002372623A (ja) * | 2001-06-14 | 2002-12-26 | Nitto Denko Corp | 複合位相差板、円偏光板及び液晶表示装置、有機el表示装置 |
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